JPH09189496A - 熱交換器チューブの振動防止装置 - Google Patents

熱交換器チューブの振動防止装置

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JPH09189496A
JPH09189496A JP145796A JP145796A JPH09189496A JP H09189496 A JPH09189496 A JP H09189496A JP 145796 A JP145796 A JP 145796A JP 145796 A JP145796 A JP 145796A JP H09189496 A JPH09189496 A JP H09189496A
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heat exchanger
heat
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exchanger tubes
tube
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JP145796A
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Hiroshi Yonekawa
寛 米川
Yuzo Fukada
雄造 深田
Masami Nakamura
正巳 中村
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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Mitsubishi Heavy Industries Ltd
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    • FMECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
    • F28HEAT EXCHANGE IN GENERAL
    • F28FDETAILS OF HEAT-EXCHANGE AND HEAT-TRANSFER APPARATUS, OF GENERAL APPLICATION
    • F28F2265/00Safety or protection arrangements; Arrangements for preventing malfunction
    • F28F2265/30Safety or protection arrangements; Arrangements for preventing malfunction for preventing vibrations

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  • Heat-Exchange Devices With Radiators And Conduit Assemblies (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 全ての熱交換器チューブの振動を防止し、
経年劣化したバッフルプレートのチューブ穴を熱交換
器チューブの取替えを必要とせずに補修する熱交換器チ
ューブの振動防止装置を提供する点にある。 【解決手段】 2本の螺旋状ワイヤ1を各列毎の一列に
並ぶ各熱交換器チューブ2に同各熱交換器チューブ2を
両側から締め付けるように掛け廻して、一連の状態に連
結しており、全ての熱交換器チューブ2の振動が防止さ
れる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱交換器チューブ
の振動防止装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】火力、原子力発電ユニットの多管式熱交
換器のチューブの一端部は、銅板または鍛鋼により作ら
れた管板に拡管により或いは拡管とシール溶接とを併用
することにより固定され、他端部は、自由に伸縮可能に
なっている。また胴内のバッフルプレート及びドレンク
ーラーは、切欠部を有し、熱交換チューブを貫通して、
蒸気及びドレンが熱交換器チューブの表面に最も良く接
触するような位置に配置され、バッフルプレートの間隔
が熱交換器チューブの振動防止を考慮して決められてい
る。
【0003】図3(a)(b)は、正三角形ピッチの熱
交換器チューブの振動防止装置の従来例を示し、図4
は、正方形ピッチの熱交換器チューブの振動防止装置の
従来例を示している。これらの熱交換器チューブの振動
防止装置は、各熱交換器チューブ11の間にフラットバ
ー12(厚さ1.5mm×幅25mm程度のフラットバ
ー12)を各熱交換器チューブ11のピッチ形状(例え
ば図3の正三角形ピッチ、図4の正方形ピッチ)に応じ
て格子状に挿入して、同各フラットバー12を各熱交換
器チューブ11の長手方向複数箇所に取付けた複数のバ
ッフルプレート13の側面に溶接により固定している。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記図3、図4に示す
従来の熱交換器チューブの振動防止装置では、フラット
バー12を各熱交換器チューブ11のピッチ形状に応じ
て格子状に挿入しているが、バッフルプレート13及び
ドレンクーラーの形状によっては、流体通路になる部分
に挿入できない。
【0005】また10年以上の長期間にわたり運転した
原子力発電ユニット、特に沸騰水型(BWR)の低圧ヒ
ータでは、バッフルプレート13に設けたチューブ穴が
腐食により拡大する経年劣化が発生しているが、各フラ
ットバー12を各熱交換器チューブ11の長手方向複数
箇所に取付けた複数のバッフルプレート13の側面に溶
接により固定しており、径年劣化したバッフルプレート
13のチューブ穴を補修する際には、各熱交換器チュー
ブ11を取り替える必要があった。
【0006】本発明は前記の問題点に鑑み提案するもの
であり、その目的とする処は、全ての熱交換器チュー
ブの振動を防止でき、経年劣化したバッフルプレート
のチューブ穴を熱交換器チューブの取替えを必要とせず
に補修できる熱交換器チューブの振動防止装置を提供し
ようとする点にある。
【0007】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
めに、本発明の熱交換器チューブの振動防止装置は、螺
旋状ワイヤにより各熱交換器チューブを一連の状態に連
結している(請求項1)。前記請求項1記載の熱交換器
チューブの振動防止装置において、2本の螺旋状ワイヤ
を各列毎の一列に並ぶ各熱交換器チューブに同各熱交換
器チューブを両側から締め付けるように掛け廻して一連
の状態に連結してもよい(請求項2)。
【0008】
【発明の実施の形態】次に本発明の熱交換器チューブの
振動防止装置を図1、図2に示す実施形態により説明す
る。図1(a)(b)は、正三角形ピッチの熱交換器チ
ューブの振動防止装置の実施形態を示している。1が螺
旋状ワイヤ、2が多数の熱交換器チューブ、3がバッフ
ルプレートで、2本の螺旋状ワイヤを各列毎の一列に並
ぶ各熱交換器チューブ2に同各熱交換器チューブ2を両
側から締め付けるように掛け廻し、一連の状態に連結し
て、同各螺旋状ワイヤ1の両端部をバッフルプレート3
または追加支持板(図示せず)に固定する。
【0009】その際、各熱交換器チューブ2を抜かず
に、1本の螺旋状ワイヤ1を各列毎の一列に並ぶ各熱交
換器チューブ2のうち、最端部の熱交換器チューブ2の
一側面からそれに隣接する熱交換器チューブ2の他側面
とそれに隣接する熱交換器チューブ2の一側面というよ
うに順次掛け廻す一方、他の1本の螺旋状ワイヤ1を最
端部の熱交換器チューブ2の他側面からそれに隣接する
熱交換器チューブ2の一側面とそれに隣接する熱交換器
チューブ2の他側面というように順次掛け廻して、各熱
交換器チューブ2を両側から締め付け、一連の状態に連
結して、各螺旋状ワイヤ1の両端部をバッフルプレート
3または追加支持板に固定する。
【0010】このように2本の螺旋状ワイヤ1を各列毎
の一列に並ぶ各熱交換器チューブ2に同各熱交換器チュ
ーブ2を両側から締め付けるように掛け廻して、一連の
状態に連結しており、ある熱交換器チューブ2がある一
方向に振動しようとしても、各熱交換器チューブ2を両
側から締め付けるように掛け廻した2本の螺旋状ワイヤ
1がこの熱交換器チューブ2を含めた一列に並ぶ全ての
熱交換器チューブ2の動きを抑制することになり、この
作用が他の列の一列に並ぶ各熱交換器チューブ2でも同
様に行われるので、全ての螺旋状ワイヤ1の締付力に抗
する振動力が全ての熱交換器チューブ2に加わらない限
り、全ての熱交換器チューブ2が振動しない。
【0011】図2は、正方形ピッチの熱交換器チューブ
の振動防止装置の実施形態を示している。この場合に
も、図1の正三角形ピッチの振動防止装置と同様に、2
本の螺旋状ワイヤ1を各列毎の一列に並ぶ各熱交換器チ
ューブ2に同各熱交換器チューブ2を両側から締め付け
るように掛け廻し、一連の状態に連結して、同各螺旋状
ワイヤ1の両端部をバッフルプレート3または追加支持
板に固定する。
【0012】以上の振動防止装置によれば、前記従来の
振動防止装置では装着不可能であった箇所にも取付ける
ことが可能である。
【0013】
【発明の効果】本発明の熱交換器チューブの振動防止装
置は前記のように2本の螺旋状ワイヤを各列毎の一列に
並ぶ各熱交換器チューブに同各熱交換器チューブを両側
から締め付けるように掛け廻して、一連の状態に連結し
ており、ある熱交換器チューブがある一方向に振動しよ
うとしても、各熱交換器チューブを両側から締め付ける
ように掛け廻した2本の螺旋状ワイヤがこの熱交換器チ
ューブを含めた一列に並ぶ全ての熱交換器チューブの動
きを抑制することになり、この作用が他の列の一列に並
ぶ各熱交換器チューブでも同様に行われるので、全ての
熱交換器チューブの振動を防止できる。
【0014】また10年以上の長期間にわたり運転した
原子力発電ユニット、特に沸騰水型(BWR)の低圧ヒ
ータでは、バッフルプレートに設けたチューブ穴が腐食
により拡大する経年劣化が発生しているが、熱交換器チ
ューブは、比較的健全である。本発明は、前記従来のよ
うに各フラットバーを各熱交換器チューブの長手方向複
数箇所に取付けた複数のバッフルプレートの側面に溶接
により固定しておらず、螺旋状ワイヤにより一連の状態
に連結しているだけであり、経年劣化したバッフルプレ
ートのチューブ穴を熱交換器チューブの取替えを必要と
せずに補修できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】(a)は本発明に係わる正三角形ピッチの熱交
換器チューブの振動防止装置を示す側面図、(b)は螺
旋状ワイヤの斜視図である。
【図2】本発明に係わる正方形ピッチの熱交換器チュー
ブの振動防止装置を示す側面図である。
【図3】(a)は従来の正三角形ピッチの熱交換器チュ
ーブの振動防止装置を示す側面図、(b)はフラットバ
ーを示す斜視図である。
【図4】従来の正方形ピッチの熱交換器チューブの振動
防止装置を示す側面図である。
【符号の説明】
1 螺旋状ワイヤ 2 熱交換器チューブ 3 バッフルプレート

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 螺旋状ワイヤにより各熱交換器チューブ
    を一連の状態に連結したことを特徴とする熱交換器チュ
    ーブの振動防止装置。
  2. 【請求項2】 2本の螺旋状ワイヤを各列毎の一列に並
    ぶ各熱交換器チューブに同各熱交換器チューブを両側か
    ら締め付けるように掛け廻して一連の状態に連結した請
    求項1記載の熱交換器チューブの振動防止装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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