JPH09188367A - 即席食品用断熱容器および段付外装紙 - Google Patents

即席食品用断熱容器および段付外装紙

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JPH09188367A
JPH09188367A JP424296A JP424296A JPH09188367A JP H09188367 A JPH09188367 A JP H09188367A JP 424296 A JP424296 A JP 424296A JP 424296 A JP424296 A JP 424296A JP H09188367 A JPH09188367 A JP H09188367A
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JP
Japan
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flat plate
container body
stepped
exterior paper
stepped exterior
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JP424296A
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English (en)
Inventor
Yuichi Hirai
井 裕 一 平
Kyosuke Suzuki
木 恭 介 鈴
Noboru Kawasaki
崎 昇 川
Katsuhiro Yamagata
縣 勝 弘 山
Hideki Shimizu
水 秀 貴 清
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Dai Nippon Printing Co Ltd
Original Assignee
Dai Nippon Printing Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 断熱効果の高い段付外装紙を有する即席食品
用断熱容器を提供する。 【解決手段】 段付外装紙10は縦方向に延びる複数の
平板状突条11と、この平板状突条11間に配置され内
方に向う曲面状の溝部12とからなっている。各平板状
突条11は上端側から下端側に向って、その高さが徐々
に大きくなっている。容器本体2の外周に段付外装紙1
0が嵌込まれ、段付外装紙10の平板状突条11は上端
部および下端部において大気開放されている。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、インスタントラー
メン等の包装に使用される即席食品用断熱容器および段
付外装紙に関する。
【0002】
【従来の技術】インスタントラーメン等の包装に使用さ
れる即席食品用断熱容器として紙製の断熱容器が用いら
れている。このような即席食品用断熱容器は、紙製の容
器本体の外側に、平板状突条を有する段付外装紙を貼着
したものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところで即席食品用断
熱容器の容器本体および段付外装紙は、いずれも切頭円
すい状をなしている。このうち段付外装紙は突条空間内
に空気層を形成するため、断熱効果を有している。また
現在、この断熱効果を更に高める工夫がされているが、
未だ断熱効果の優れた即席食品用断熱容器は開発されて
いない。
【0004】本発明はこのような点を考慮してなされた
ものであり、断熱効果をより向上させることができる即
席食品用断熱容器および段付外装紙を提供することを目
的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
縦方向に延びる複数の平板状突条と、この平板状突条間
に配置され内方に向かう曲面状の溝部とからなり、各平
板状突条は上端側から下端側に向って、その高さが徐々
に大きくなる、略切頭円すい形の段付外装紙である。
【0006】請求項2記載の発明は、上端にフランジを
有する胴部と、底部とからなる、略切頭円すい形の容器
本体と、この容器本体の外周に嵌込まれた請求項1記載
の段付外装紙とを備え、段付外装紙の平板状突条内は上
端部および下端部において大気開放されていることを特
徴とする即席食品用断熱容器である。
【0007】本発明によれば、段付外装紙の各平板突条
と容器本体との間に断熱空間が形成され、平板状突条の
高さが上端部から下端部に向って徐々に大きくなってい
る。また各平板状突条内に上端部と下端部において大気
開放されている。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、本発明の
実施の形態について説明する。図1乃至図10は本発明
の実施の形態を示す図である。
【0009】まず、図1乃至図6により、即席食品用断
熱容器について説明する。図1乃至図6に示すように即
席食品用断熱容器1は、耐水加工された容器本体2と、
この容器本体2の外周に嵌込まれて貼着された段付外装
紙10とを備えている。このうち容器本体2は上端にフ
ランジ3を有する胴部4と、底部5とからなり、内部に
即席食品を収納するとともに熱湯が注がれるようになっ
ている。また段付外装紙10は、縦方向に延びる複数の
平板状突条11を有し、各平板状突条11間には曲面状
の溝部12が形成されている。
【0010】容器本体2および段付外装紙10は、いず
れも下端から上端に向って内径が徐々に大きくなる切頭
円すい形となっており、段付外装紙10の断面形状は外
方へ突出する平板状突条11と、内方へ向う曲面状の溝
部12とが交互に配置されて構成されている。このうち
溝部12は、容器本体2の外周に貼着される部分であ
り、平板状突条11は容器本体2の外周との間に断熱空
間13を形成する部分である。
【0011】図1乃至図3に示すように段付外装紙10
の平板状突条11は、上端部および下端部において容器
本体2から浮上がっており、このため断熱空間13は上
端部および下端部において大気開放となっている。また
平板状突条11の高さは、上端部から下端部に向って徐
々に高くなっている。このため上端部の高さa1 <下端
部の高さb1 となっている。
【0012】なお、図4乃至図6に、容器本体2の外周
に嵌込む前の段付外装紙10を示す。この場合も平板状
突条11は、上端部の高さa2 <下端部の高さb2 とな
っている。
【0013】図4乃至図6において、嵌込み前の段付外
装紙10の平板状突条11は、上端部の高さa2 =1.
76mm、下端部の高さb2 =2.05mmとなってい
るが、容器本体2の外周に嵌込んだ後は上端部の高さa
1 =1.15mm、下端部の高さb1 =1.76mmと
なる(図1乃至図3参照)。
【0014】このように段付外装紙10の平板状突条1
1の上端部および下端部の高さが、嵌込み前後で各々a
2 (1.76mm)→a1 (1.15mm)、b
2 (2.05mm)→b1 (1.76mm)へと小さく
なるのは、容器本体2の外周に段付外装紙10を嵌込ん
で即席食品用断熱容器1を得る際、外装紙10が円周方
向に延びるからである。
【0015】なお、上述した容器本体2としては、表側
からカップ厚紙/PEのような材料が用いられ、また段
付外装紙10としてはカード紙、コートボール紙、片つ
やクラフト紙のような材料が用いられる。
【0016】次に図7乃至図10により即席食品用断熱
容器の製造方法および製造装置について述べる。図7に
示すように、即席食品用断熱容器の製造装置20は素材
シート(図示せず)に印刷を施す印刷手段22と、印刷
済の素材シートを打抜いて扇形ブランク21を形成する
打抜手段23と、扇形ブランク21に対して複数の平板
状突条11を成形する雄型31および雌型32とを備
え、打抜手段23により打抜かれた扇形ブランク21は
搬送コンベア25により雄型31および雌型32側へ搬
送されるようになっている。
【0017】また搬送コンベア25の途中には、扇形ブ
ランク21の一対の直線状端部21a,21bのうち、
一方の直線状端部21aにのり付けするのり付手段24
が配設されている。
【0018】雄型31および雌型32は、図8乃至図1
0に示すように、各々切頭円すい形となっており、雄型
31の凸部31aと雌型32の凹部32aとが係合し、
この凸部31aと凹部32aとによって段付外装紙10
の溝部12が成形されるようになっている。また雄型3
1の平坦部31bと雌型32の平坦部32bとの間で、
段付外装紙10の平板状突条11が成形される。
【0019】なお、雄型31の凸部31aの高さおよび
雌型32の凹部32aの深さは、容器本体2に嵌込む前
の段付外装紙10の溝部12の断面形状に対応して、各
々図8の左側から右側へ向って、すなわち段付外装紙1
0の下端部から上端部に向って徐々に小さくなってい
る。
【0020】雄型31および雌型32には、扇形ブラン
ク21の成形加工を容易に行うことができるよう各々ヒ
ータ33,34が内蔵されている。雄型31は、略軸線
方向に延びる3本のヒータ33を有し、雌型32も同様
に略軸線方向に延びる3本のヒータ34を有している。
また雌型32には、扇形ブランク21を表面に吸着する
ための吸着口41が形成されている。この吸着口41は
雌型32の表面に軸線方向と略平行して複数設けられて
いる。吸着口41は扇形ブランク21から段付外装紙1
0を作製した後に空気吹出口に切換わって、段付外装紙
10を雌型32の表面から浮き上がらせるようになって
いる。
【0021】また雄型31は回転軸42により支持され
ており、回転軸42は支点36を中心に揺動するように
なっている。すなわち、回転軸42は油圧シリンダ40
により駆動されるレバー43に連結され、油圧シリンダ
40によりレバー43を介して、回転軸42を揺動させ
ることにより、雌型32から雄型31を離接できるよう
になっている。
【0022】他方、雌型32は回転軸43により支持さ
れており、この回転軸43は図示しないベルトからの駆
動によりプーリ37を介して回転するようになってい
る。また雄型31側の回転軸42と雌型32側の回転軸
42には、互いに連結して駆動力を伝達する連結歯車3
8,39が各々取付けられている。
【0023】また雌型32の回転軸43側には、雌型3
2上で作製された段付外装紙10に対して空気を吹付け
て段付外装紙10を雌型32から外方へ排出する排出口
35が設けられている。
【0024】次に即席食品用断熱容器の製造方法につい
て述べる。まず段付外装紙10と同一の材質の素材シー
トに対して印刷手段22により印刷が施され、次に打抜
手段23において印刷済素材シートが打抜かれて扇形ブ
ランク21が形成される。この扇形ブランク21は次に
搬送コンベア25により雄型31および雌型32側へ搬
送される。この間、のり付手段24において扇形ブラン
ク21の一方の直線状端部21aにのり付けが行われ
る。この場合、扇形ブランク21の裏面の直線状端部2
1aにエマルジョン系ののりが塗布される。
【0025】次に、扇形ブランク21は雄型31および
雌型32側へ達し、扇形ブランク21は他方の直線状端
部21b側から雄型31と雌型32との間に挿入され
る。この場合、雄型31と雌型32は互いに密接してい
る。扇形ブランク21の他方の直線状端部21bは、そ
の後直ちに雌型32の吸着口41により吸着される。こ
のため、雄型31と雌型32の回転中、扇形ブランク2
1は他方の直線状端部21bを先頭にして雌型32表面
に巻付けられることになる。
【0026】雄型31と雌型32の回転により、扇形ブ
ランク21に平板状突条11と溝部12とが成形され
る。この場合、雄型31の凸部31aと雌型32の凹部
32aとによって溝部12が成形され、雄型31の平坦
部31bと雌型32の平坦部32bとによって平板状突
条11が成形される。
【0027】雄型31と雌型32の回転が進行し、扇形
ブランク21の一方の直線状端部21aが他方の直線状
端部21bに重なり合った時点で、一対の直線状端部2
1a,21bが互いに接着し、このようにして段付外装
紙10が作製される。
【0028】その後油圧シリンダ40が駆動し、レバー
43を介して回転軸42が支点36を中心に揺動し、雄
型31が雌型32から離れる。次に吸着口41が吹出口
に切換わり、この吹出口(吸着口)41から空気が吹出
されて雌型32上で段付外装紙10が浮き上がる。その
後排出口35から更に空気が段付外装紙10内に送ら
れ、段付外装紙10が外方へ排出される。
【0029】このようにして、図4乃至図6に示すよう
に、容器本体2へ嵌込む前の段付外装紙10が得られ
る。
【0030】次に図7に示すように、段付外装紙10は
嵌込手段29に送られ、予め外周面にのりが塗布された
容器本体2の外周に段付外装紙10が嵌込まれて貼着さ
れ、このようにして即席食品用断熱容器1が得られる
(図4参照)。すなわち、別工程で予め作製された容器
本体2は、図7に示すのり塗布手段28に送られ、ここ
で容器本体2の外周面にエマルジョン系ののりが塗布さ
れる。次に容器本体2および段付外装紙10が各々嵌込
手段29まで移送され、容器本体2の外周に段付外装紙
10が嵌込まれて貼着されるようになっている。
【0031】嵌込手段29において作製された即席食品
用断熱容器1は、嵌込手段29からその後、排出され
る。
【0032】以上のように、本実施例によれば、段付外
装紙10の平板状突条11の高さが上端部から下端部に
向って徐々に大きくなっているので、上端部において平
板状突条11の高さを小さくすることができる。このた
め容器本体2のフランジ3に、図示しない蓋をヒートシ
ールする際、平板状突条11が邪魔になることはない。
また平板状突条11内は上端部および下端部において大
気開放されているので、平板状突条11内の断熱効果を
更に向上させることができる。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように本発明によれば、段
付外装紙の平板状突条の高さを上端部において小さくす
ることができるので、容器本体のフランジに蓋をヒート
シールする際、平板状突条が邪魔になることはない。ま
た各平板状突条内は上端部と下端部において大気開放さ
れているので、平板状突条内の断熱効果を高めることが
できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】即席食品用断熱容器を示す部分断面図。
【図2】図1のII線方向断面図。
【図3】図1のIII 線方向断面図。
【図4】容器本体と段付外装紙を示す部分断面図。
【図5】図4のV線方向断面図。
【図6】図4のVI線方向断面図。
【図7】本発明による段付外装紙の製造装置を示す概略
図。
【図8】雄型と雌型を示す詳細図。
【図9】雌型の断面図。
【図10】雄型の断面図。
【符号の説明】
1 即席食品用断熱容器 2 容器本体 10 段付外装紙 11 平板状突条 12 溝部 20 即席食品用断熱容器の製造装置 21 扇形ブランク 21a 一方の直線状端部 22 印刷手段 23 打抜手段 24 のり付手段 25 搬送コンベア 31 雄型 32 雌型 35 排出口 41 吸着口
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 山 縣 勝 弘 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内 (72)発明者 清 水 秀 貴 東京都新宿区市谷加賀町一丁目1番1号 大日本印刷株式会社内

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】縦方向に延びる複数の平板状突条と、この
    平板状突条間に配置され内方に向かう曲面状の溝部とか
    らなり、 各平板状突条は上端側から下端側に向って、その高さが
    徐々に大きくなる、略切頭円すい形の段付外装紙。
  2. 【請求項2】上端にフランジを有する胴部と、底部とか
    らなる、略切頭円すい形の容器本体と、 この容器本体の外周に嵌込まれた請求項1記載の段付外
    装紙とを備え、段付外装紙の平板状突条内は上端部およ
    び下端部において大気開放されていることを特徴とする
    即席食品用断熱容器。
JP424296A 1996-01-12 1996-01-12 即席食品用断熱容器および段付外装紙 Pending JPH09188367A (ja)

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