JPH09185991A - 冷凍食品用容器 - Google Patents
冷凍食品用容器Info
- Publication number
- JPH09185991A JPH09185991A JP7353798A JP35379895A JPH09185991A JP H09185991 A JPH09185991 A JP H09185991A JP 7353798 A JP7353798 A JP 7353798A JP 35379895 A JP35379895 A JP 35379895A JP H09185991 A JPH09185991 A JP H09185991A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- frozen food
- container
- frozen
- shape
- resonates
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Pending
Links
Classifications
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D81/00—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
- B65D81/34—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging foodstuffs or other articles intended to be cooked or heated within the package
- B65D81/3446—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging foodstuffs or other articles intended to be cooked or heated within the package specially adapted to be heated by microwaves
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D2581/00—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
- B65D2581/34—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging foodstuffs or other articles intended to be cooked or heated within
- B65D2581/3401—Cooking or heating method specially adapted to the contents of the package
- B65D2581/3435—Package specially adapted for defrosting the contents by microwave heating
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D2581/00—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
- B65D2581/34—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging foodstuffs or other articles intended to be cooked or heated within
- B65D2581/3437—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging foodstuffs or other articles intended to be cooked or heated within specially adapted to be heated by microwaves
- B65D2581/3439—Means for affecting the heating or cooking properties
- B65D2581/344—Geometry or shape factors influencing the microwave heating properties
- B65D2581/3443—Shape or size of microwave reactive particles in a coating or ink
-
- B—PERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
- B65—CONVEYING; PACKING; STORING; HANDLING THIN OR FILAMENTARY MATERIAL
- B65D—CONTAINERS FOR STORAGE OR TRANSPORT OF ARTICLES OR MATERIALS, e.g. BAGS, BARRELS, BOTTLES, BOXES, CANS, CARTONS, CRATES, DRUMS, JARS, TANKS, HOPPERS, FORWARDING CONTAINERS; ACCESSORIES, CLOSURES, OR FITTINGS THEREFOR; PACKAGING ELEMENTS; PACKAGES
- B65D2581/00—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents
- B65D2581/34—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging foodstuffs or other articles intended to be cooked or heated within
- B65D2581/3437—Containers, packaging elements, or packages, for contents presenting particular transport or storage problems, or adapted to be used for non-packaging purposes after removal of contents for packaging foodstuffs or other articles intended to be cooked or heated within specially adapted to be heated by microwaves
- B65D2581/3486—Dielectric characteristics of microwave reactive packaging
- B65D2581/3487—Reflection, Absorption and Transmission [RAT] properties of the microwave reactive package
Landscapes
- Engineering & Computer Science (AREA)
- Life Sciences & Earth Sciences (AREA)
- Food Science & Technology (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Package Specialized In Special Use (AREA)
- Packging For Living Organisms, Food Or Medicinal Products That Are Sensitive To Environmental Conditiond (AREA)
- Constitution Of High-Frequency Heating (AREA)
- Electric Ovens (AREA)
- Cookers (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 従来の冷凍食品を電子レンジ等のマイクロ波
加熱装置で解凍加熱調理する場合、冷凍食品用容器内の
食品に簡易に、且つ選択的に食材に適した任意の温度差
をつけて解凍加熱調理することは困難であった。 【解決手段】 そこで上記の課題を、冷凍食品に使用さ
れている冷凍食品用容器の外側あるいは内側の一面ある
いは複数面に、電子レンジ等のマイクロ波加熱装置にて
使用される帯域のマイクロ波周波数で共振する、又は共
振しない色々な形状のアンテナを単数あるいは複数個配
置したことにより、又は食品用容器の外側あるいは内側
の一面あるいは複数面の一部あるいは全部を金属箔にて
覆い、電子レンジ等のマイクロ波加熱装置にて使用され
る帯域のマイクロ波周波数で共振する色々な形状の窓を
単数あるいは複数個配置したことにより解決した。
加熱装置で解凍加熱調理する場合、冷凍食品用容器内の
食品に簡易に、且つ選択的に食材に適した任意の温度差
をつけて解凍加熱調理することは困難であった。 【解決手段】 そこで上記の課題を、冷凍食品に使用さ
れている冷凍食品用容器の外側あるいは内側の一面ある
いは複数面に、電子レンジ等のマイクロ波加熱装置にて
使用される帯域のマイクロ波周波数で共振する、又は共
振しない色々な形状のアンテナを単数あるいは複数個配
置したことにより、又は食品用容器の外側あるいは内側
の一面あるいは複数面の一部あるいは全部を金属箔にて
覆い、電子レンジ等のマイクロ波加熱装置にて使用され
る帯域のマイクロ波周波数で共振する色々な形状の窓を
単数あるいは複数個配置したことにより解決した。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、電子レンジ等のマ
イクロ波加熱装置（以下“電子レンジ”と略す）により
解凍加熱調理される冷凍食品を封入する冷凍食品用容器
に関するものである。冷凍食品には多種類の食品がある
ため、各々の冷凍食品用容器内の異なった食材に応じて
適切な加熱の度合を得るためには、照射されるマイクロ
波電力を冷凍食品用容器の内側と外側の一面あるいは複
数面で調節するのが望ましい。そこで本発明は、金属製
のアンテナあるいは金属箔に開けた窓を冷凍食品用容器
の内側と外側の一面あるいは複数面に配置することによ
り、照射されるマイクロ波電力を調節する方法に関する
ものである。
イクロ波加熱装置（以下“電子レンジ”と略す）により
解凍加熱調理される冷凍食品を封入する冷凍食品用容器
に関するものである。冷凍食品には多種類の食品がある
ため、各々の冷凍食品用容器内の異なった食材に応じて
適切な加熱の度合を得るためには、照射されるマイクロ
波電力を冷凍食品用容器の内側と外側の一面あるいは複
数面で調節するのが望ましい。そこで本発明は、金属製
のアンテナあるいは金属箔に開けた窓を冷凍食品用容器
の内側と外側の一面あるいは複数面に配置することによ
り、照射されるマイクロ波電力を調節する方法に関する
ものである。
【０００２】
【従来の技術】従来より、電子レンジにより解凍加熱調
理される冷凍食品を封入する冷凍食品用容器については
種々の構造のものが知られているが、ここでは代表的な
構造を図１７、図１８、図１９、図２０に示し、従来技
術についてその概略を以下に述べる。
理される冷凍食品を封入する冷凍食品用容器については
種々の構造のものが知られているが、ここでは代表的な
構造を図１７、図１８、図１９、図２０に示し、従来技
術についてその概略を以下に述べる。
【０００３】図１７は従来の冷凍食品を封入する冷凍食
品用容器の一種の箱形容器１ａであり、主に冷凍寿司、
ピラフ、カレーライス、弁当、餃子、焼売等の平面状に
詰め合わされた食材に使用されている。又、図１８はど
んぶり形容器１ｂであり、天どん、カツどん、中華どん
等の塊状に調理された食材に使用されている。即ち冷凍
食品は、これらの冷凍食品用容器に食材を封入し、冷凍
処理を行って作られている。そしてこれを食する場合に
は、冷凍食品は冷凍食品用容器に食材が封入されたまま
電子レンジにより直接解凍加熱調理される。このため冷
凍食品用容器の材質としては、まず冷凍食品用容器内の
食材にマイクロ波電力を効率良く照射できるもの、即ち
マイクロ波の損失（減衰）が少なくて透過性の良いもの
（低誘電率のもの）でなければならない。次に加熱調理
されるのであるから、冷凍食品用容器の材質としては、
熱により変形しにくいもの（耐熱性の良いもの）でなけ
ればならず、さらに解凍加熱調理された食品は直接冷凍
食品用容器を手に持って運ばれたり、食されたりするこ
ともあるのであるから、熱が冷凍食品用容器の外側に伝
導しにくいもの（断熱性の良いもの）でなければならな
い。そこで従来より冷凍食品用容器の材質としてはこれ
らの条件を総合的に勘案してＣＰＥＴ、耐高熱性ＰＰ
Ｃ、ＰＰ等が選定され、そして箱形容器１ａやどんぶり
形容器１ｂとして使用されている。
品用容器の一種の箱形容器１ａであり、主に冷凍寿司、
ピラフ、カレーライス、弁当、餃子、焼売等の平面状に
詰め合わされた食材に使用されている。又、図１８はど
んぶり形容器１ｂであり、天どん、カツどん、中華どん
等の塊状に調理された食材に使用されている。即ち冷凍
食品は、これらの冷凍食品用容器に食材を封入し、冷凍
処理を行って作られている。そしてこれを食する場合に
は、冷凍食品は冷凍食品用容器に食材が封入されたまま
電子レンジにより直接解凍加熱調理される。このため冷
凍食品用容器の材質としては、まず冷凍食品用容器内の
食材にマイクロ波電力を効率良く照射できるもの、即ち
マイクロ波の損失（減衰）が少なくて透過性の良いもの
（低誘電率のもの）でなければならない。次に加熱調理
されるのであるから、冷凍食品用容器の材質としては、
熱により変形しにくいもの（耐熱性の良いもの）でなけ
ればならず、さらに解凍加熱調理された食品は直接冷凍
食品用容器を手に持って運ばれたり、食されたりするこ
ともあるのであるから、熱が冷凍食品用容器の外側に伝
導しにくいもの（断熱性の良いもの）でなければならな
い。そこで従来より冷凍食品用容器の材質としてはこれ
らの条件を総合的に勘案してＣＰＥＴ、耐高熱性ＰＰ
Ｃ、ＰＰ等が選定され、そして箱形容器１ａやどんぶり
形容器１ｂとして使用されている。
【０００４】ところが、このようにして作られている従
来の冷凍食品を電子レンジにより解凍加熱調理すると、
図１９、図２０に見られるように箱形容器１ａであれ、
どんぶり形容器１ｂであれ、冷凍食品用容器内の食品は
その上面部分や外縁部分（冷凍食品用容器の側面の内側
に接している部分）ほど温度が高くなり、食品のその下
面部分（冷凍食品用容器の底面の内側に接している部
分）や中心部分へ行くほど温度が低くなる傾向がある。
これは冷凍食品にマイクロ波が照射されると、マイクロ
波電力は食品の表面より順に吸収され減衰して行くた
め、食品の中心部分へはなかなか浸透して行かないから
である。この状態で解凍加熱調理が続くと、その上面部
分や外縁部分（冷凍食品用容器の側面の内側に接してい
る部分）はマイクロ波電力の吸収の積算量がどんどん多
くなり、温度はどんどん高くなって行く。さらに一度解
凍された食材は冷凍されている時よりも一般に誘電率が
高くなるため、照射されるマイクロ波をさらに良く吸収
するようになり、益々温度は高くなって行く。こうして
解凍加熱調理後の冷凍食品用容器内の食品は大略表面部
分と中心部分においてかなりの温度差が生じてしまうこ
とになる。その結果、従来の冷凍食品では程度の差はあ
れ冷凍食品用容器内の食品が場所により不均一に解凍加
熱調理されることが多く、食品によってはほとんど解凍
加熱されない部分や、逆に過加熱による沸騰状態の部分
ができてしまうことさえもあった。食品がこのような不
十分な調理状態のままでは食するに全く適さず、たとえ
食されることがあっても、その食品の本来あるべき味覚
や食感は全く損なわれてしまっていた。
来の冷凍食品を電子レンジにより解凍加熱調理すると、
図１９、図２０に見られるように箱形容器１ａであれ、
どんぶり形容器１ｂであれ、冷凍食品用容器内の食品は
その上面部分や外縁部分（冷凍食品用容器の側面の内側
に接している部分）ほど温度が高くなり、食品のその下
面部分（冷凍食品用容器の底面の内側に接している部
分）や中心部分へ行くほど温度が低くなる傾向がある。
これは冷凍食品にマイクロ波が照射されると、マイクロ
波電力は食品の表面より順に吸収され減衰して行くた
め、食品の中心部分へはなかなか浸透して行かないから
である。この状態で解凍加熱調理が続くと、その上面部
分や外縁部分（冷凍食品用容器の側面の内側に接してい
る部分）はマイクロ波電力の吸収の積算量がどんどん多
くなり、温度はどんどん高くなって行く。さらに一度解
凍された食材は冷凍されている時よりも一般に誘電率が
高くなるため、照射されるマイクロ波をさらに良く吸収
するようになり、益々温度は高くなって行く。こうして
解凍加熱調理後の冷凍食品用容器内の食品は大略表面部
分と中心部分においてかなりの温度差が生じてしまうこ
とになる。その結果、従来の冷凍食品では程度の差はあ
れ冷凍食品用容器内の食品が場所により不均一に解凍加
熱調理されることが多く、食品によってはほとんど解凍
加熱されない部分や、逆に過加熱による沸騰状態の部分
ができてしまうことさえもあった。食品がこのような不
十分な調理状態のままでは食するに全く適さず、たとえ
食されることがあっても、その食品の本来あるべき味覚
や食感は全く損なわれてしまっていた。
【０００５】そこで上記のような不十分な調理状態の部
分ができるのを避けるために、場合によっては冷凍食品
に切れ目を入れる、途中で冷凍食品をかき混ぜる、電子
レンジ内での冷凍食品の位置や置き方を工夫する、ある
いは冷凍食品用容器の一部を変形させる、又は冷凍食品
用容器の一部にマイクロ波の浸透を阻止する性質のある
アルミニウムホイル等の金属箔や、高誘電率の材料でで
きたシート状のものを貼付する、さらにはマイクロ波の
浸透を阻止する性質のある高誘電率の材料でできた外箱
に入れる等の調整をして解凍加熱調理することもある。
さらには冷凍食品用容器を適当な別の容器に移し替えて
解凍加熱調理することもある。しかし、これでは解凍加
熱調理の時間が長くなり手間もかかってしまい、冷凍食
品の持つ利便性（手軽さ）等が損なわれることになり、
これらの方法も決して望ましいものではない。
分ができるのを避けるために、場合によっては冷凍食品
に切れ目を入れる、途中で冷凍食品をかき混ぜる、電子
レンジ内での冷凍食品の位置や置き方を工夫する、ある
いは冷凍食品用容器の一部を変形させる、又は冷凍食品
用容器の一部にマイクロ波の浸透を阻止する性質のある
アルミニウムホイル等の金属箔や、高誘電率の材料でで
きたシート状のものを貼付する、さらにはマイクロ波の
浸透を阻止する性質のある高誘電率の材料でできた外箱
に入れる等の調整をして解凍加熱調理することもある。
さらには冷凍食品用容器を適当な別の容器に移し替えて
解凍加熱調理することもある。しかし、これでは解凍加
熱調理の時間が長くなり手間もかかってしまい、冷凍食
品の持つ利便性（手軽さ）等が損なわれることになり、
これらの方法も決して望ましいものではない。
【０００６】一方上記の場合とは異なって、冷凍食品用
容器内の食材に選択的に任意の温度差をつけて解凍加熱
調理したい場合がある。特に例として箱形容器１ａに入
った冷凍寿司の解凍加熱調理の場合がそれである。この
場合には、冷凍食品用容器内の一個づつの寿司について
下の部分にあるシャリと上の部分にあるネタとでは温度
差をつけて解凍加熱調理されるのが望ましい。即ち下の
部分にあるシャリはある一定温度以上に解凍加熱され、
上の部分にあるネタは一定の温度以下までで解凍される
ことが寿司の味覚上、食感上重要である。しかし、従来
の冷凍食品を電子レンジにより解凍加熱調理する方法で
は、冷凍寿司を選択的に任意の温度で解凍加熱調理する
のは大変困難であった。
容器内の食材に選択的に任意の温度差をつけて解凍加熱
調理したい場合がある。特に例として箱形容器１ａに入
った冷凍寿司の解凍加熱調理の場合がそれである。この
場合には、冷凍食品用容器内の一個づつの寿司について
下の部分にあるシャリと上の部分にあるネタとでは温度
差をつけて解凍加熱調理されるのが望ましい。即ち下の
部分にあるシャリはある一定温度以上に解凍加熱され、
上の部分にあるネタは一定の温度以下までで解凍される
ことが寿司の味覚上、食感上重要である。しかし、従来
の冷凍食品を電子レンジにより解凍加熱調理する方法で
は、冷凍寿司を選択的に任意の温度で解凍加熱調理する
のは大変困難であった。
【０００７】
【発明が解決しようとする課題】このように従来の技術
では冷凍食品を封入する冷凍食品用容器が箱形容器１ａ
であれ、どんぶり形容器１ｂであれ、又、冷凍食品用容
器内の食材が冷凍寿司であれ何であれ、簡易に、且つ選
択的に任意の温度差をつけて食品を解凍加熱調理するこ
とはできなかった。本発明は、この問題を冷凍食品用容
器の外側あるいは内側の一面あるいは複数面に、電子レ
ンジにて使用される帯域のマイクロ波周波数において、
ＴＥ01あるいはＴＥ11の電磁界モードで共振する形状の
アンテナ、又は共振しない形状のアンテナを単数あるい
は複数個配置したことにより、又は冷凍食品用容器の外
側あるいは内側の一面あるいは複数面の一部あるいは全
部を金属箔にて覆い、電子レンジにて使用される帯域の
マイクロ波周波数において、ＴＥ01あるいはＴＥ11の電
磁界モードで共振する形状の窓を単数あるいは複数個配
置したことにより解決する手段を提供することを目的と
する。
では冷凍食品を封入する冷凍食品用容器が箱形容器１ａ
であれ、どんぶり形容器１ｂであれ、又、冷凍食品用容
器内の食材が冷凍寿司であれ何であれ、簡易に、且つ選
択的に任意の温度差をつけて食品を解凍加熱調理するこ
とはできなかった。本発明は、この問題を冷凍食品用容
器の外側あるいは内側の一面あるいは複数面に、電子レ
ンジにて使用される帯域のマイクロ波周波数において、
ＴＥ01あるいはＴＥ11の電磁界モードで共振する形状の
アンテナ、又は共振しない形状のアンテナを単数あるい
は複数個配置したことにより、又は冷凍食品用容器の外
側あるいは内側の一面あるいは複数面の一部あるいは全
部を金属箔にて覆い、電子レンジにて使用される帯域の
マイクロ波周波数において、ＴＥ01あるいはＴＥ11の電
磁界モードで共振する形状の窓を単数あるいは複数個配
置したことにより解決する手段を提供することを目的と
する。
【０００８】
【課題を解決するための手段】そこで本発明は上記課題
を以下に示す第一〜第六迄の手段により解決した。まず
第一に、電子レンジにより解凍加熱調理される冷凍食品
を封入する冷凍食品用容器において、冷凍食品用容器の
外側の一面あるいは複数面に、電子レンジにて使用され
る帯域のマイクロ波周波数において、ＴＥ01あるいはＴ
Ｅ11の電磁界モードで共振する形状のアンテナ、又は共
振しない形状のアンテナを、単数あるいは複数個配置し
たことを特徴とするものである。第二に、上記アンテナ
を、冷凍食品用容器の内側の一面あるいは複数面に、単
数あるいは複数個配置したことを特徴とするものであ
る。第三に、上記アンテナを、冷凍食品用容器の内側と
外側の一面あるいは複数面に、単数あるいは複数個配置
したことを特徴とするものである。
を以下に示す第一〜第六迄の手段により解決した。まず
第一に、電子レンジにより解凍加熱調理される冷凍食品
を封入する冷凍食品用容器において、冷凍食品用容器の
外側の一面あるいは複数面に、電子レンジにて使用され
る帯域のマイクロ波周波数において、ＴＥ01あるいはＴ
Ｅ11の電磁界モードで共振する形状のアンテナ、又は共
振しない形状のアンテナを、単数あるいは複数個配置し
たことを特徴とするものである。第二に、上記アンテナ
を、冷凍食品用容器の内側の一面あるいは複数面に、単
数あるいは複数個配置したことを特徴とするものであ
る。第三に、上記アンテナを、冷凍食品用容器の内側と
外側の一面あるいは複数面に、単数あるいは複数個配置
したことを特徴とするものである。
【０００９】そして第四に、電子レンジにて解凍加熱調
理される冷凍食品を封入する冷凍食品用容器において、
冷凍食品用容器の外側の一面あるいは複数面の、一部あ
るいは全部を金属箔にて覆い、電子レンジにて使用され
る帯域のマイクロ波周波数において、ＴＥ01あるいはＴ
Ｅ11の電磁界モードで共振する形状の窓を、その金属箔
に単数あるいは複数個配置したことを特徴とするもので
ある。第五に、上記窓を、冷凍食品用容器の内側の一面
あるいは複数面の、一部あるいは全部を金属箔にて覆
い、その金属箔に単数あるいは複数個配置したことを特
徴とするものである。第六に、上記窓を、冷凍食品用容
器の内側と外側の一面あるいは複数面の、一部あるいは
全部を金属箔にて覆い、その金属箔に単数あるいは複数
個配置したことを特徴とするものである。
理される冷凍食品を封入する冷凍食品用容器において、
冷凍食品用容器の外側の一面あるいは複数面の、一部あ
るいは全部を金属箔にて覆い、電子レンジにて使用され
る帯域のマイクロ波周波数において、ＴＥ01あるいはＴ
Ｅ11の電磁界モードで共振する形状の窓を、その金属箔
に単数あるいは複数個配置したことを特徴とするもので
ある。第五に、上記窓を、冷凍食品用容器の内側の一面
あるいは複数面の、一部あるいは全部を金属箔にて覆
い、その金属箔に単数あるいは複数個配置したことを特
徴とするものである。第六に、上記窓を、冷凍食品用容
器の内側と外側の一面あるいは複数面の、一部あるいは
全部を金属箔にて覆い、その金属箔に単数あるいは複数
個配置したことを特徴とするものである。
【００１０】
【作用】上記の第一〜第六迄の各手段による冷凍食品用
容器を使用することにより電子レンジにて解凍加熱調理
される冷凍食品は、使用されている冷凍食品用容器が箱
形容器１ａであれ、どんぶり形容器１ｂであれ、又、冷
凍食品用容器内の食材が何であれ、簡易に、且つ選択的
に任意の温度差をつけて冷凍食品を解凍加熱調理するこ
とができるようになった。これにより食品の本来あるべ
き味覚や食感を十分に生かした解凍加熱調理が可能とな
った。
容器を使用することにより電子レンジにて解凍加熱調理
される冷凍食品は、使用されている冷凍食品用容器が箱
形容器１ａであれ、どんぶり形容器１ｂであれ、又、冷
凍食品用容器内の食材が何であれ、簡易に、且つ選択的
に任意の温度差をつけて冷凍食品を解凍加熱調理するこ
とができるようになった。これにより食品の本来あるべ
き味覚や食感を十分に生かした解凍加熱調理が可能とな
った。
【００１１】
【発明の実施の形態】以下に図１、図２、図３、図４、
図５、図６、図７、図８、図９、図１０、図１１、図１
２、図１３、図１４、図１５、図１６、及び図２１、図
２２、図２３により上記の第一〜第六迄の各手段による
実施例を箱形容器１ａとどんぶり形容器１ｂについて各
々示す。
図５、図６、図７、図８、図９、図１０、図１１、図１
２、図１３、図１４、図１５、図１６、及び図２１、図
２２、図２３により上記の第一〜第六迄の各手段による
実施例を箱形容器１ａとどんぶり形容器１ｂについて各
々示す。
【００１２】
【実施例】まず第一〜第三迄の各手段による実施例を示
す。図１、図２は第一の手段による第一の実施例を示す
箱形容器１ａの斜視図である。冷凍食品を封入する冷凍
食品用容器の一種の箱形容器１ａの外側の全面に、電子
レンジにて使用される帯域のマイクロ波周波数におい
て、ＴＥ01あるいはＴＥ11の電磁界モードで共振する形
状のアンテナ、又は共振しない形状のアンテナを、単数
あるいは複数個配置したものである。まずパッチアンテ
ナＡ２は電子レンジにて使用される帯域のマイクロ波周
波数で特に強く共振する形状のアンテナであり、このパ
ッチアンテナＡ２の周囲ではマイクロ波電力の密度が上
昇する。次のパッチアンテナＢ３は中程度で共振する形
状のアンテナであり、このパッチアンテナＢ３の周囲で
もマイクロ波電力の密度がある程度上昇する。一方パッ
チアンテナＣ４はほとんど共振しないような形状のパッ
チアンテナであり、このパッチアンテナＣ４の周囲では
マイクロ波電力の密度がかなり低下する。
す。図１、図２は第一の手段による第一の実施例を示す
箱形容器１ａの斜視図である。冷凍食品を封入する冷凍
食品用容器の一種の箱形容器１ａの外側の全面に、電子
レンジにて使用される帯域のマイクロ波周波数におい
て、ＴＥ01あるいはＴＥ11の電磁界モードで共振する形
状のアンテナ、又は共振しない形状のアンテナを、単数
あるいは複数個配置したものである。まずパッチアンテ
ナＡ２は電子レンジにて使用される帯域のマイクロ波周
波数で特に強く共振する形状のアンテナであり、このパ
ッチアンテナＡ２の周囲ではマイクロ波電力の密度が上
昇する。次のパッチアンテナＢ３は中程度で共振する形
状のアンテナであり、このパッチアンテナＢ３の周囲で
もマイクロ波電力の密度がある程度上昇する。一方パッ
チアンテナＣ４はほとんど共振しないような形状のパッ
チアンテナであり、このパッチアンテナＣ４の周囲では
マイクロ波電力の密度がかなり低下する。
【００１３】各々のパッチアンテナは冷凍食品用容器内
の食材の種類や、その配置の具合いに合わせて上記に示
された各々の特性を生かすように冷凍食品用容器の各々
の箇所に配置されている。第一の実施例では、まずパッ
チアンテナＡ２は加熱効果を高めたい冷凍食品の下面部
分（冷凍食品用容器の底面の内側に接している部分）の
外側に配置され、これによりこの部分の加熱効果は特段
に改善される。次にパッチアンテナＢ３は少し加熱効果
を高めたい側の外縁部分（冷凍食品用容器の側面の内側
に接している部分）の外側に配置され、これによりこの
部分の加熱効果は少し改善される。そしてパッチアンテ
ナＣ４はそれほど加熱効果を必要としない側の外縁部分
（冷凍食品用容器の側面の内側に接している部分）の外
側に配置され、これによりこの部分の加熱効果は抑制さ
れる。こうして箱形容器１ａの中の冷凍食品は簡易に、
且つ選択的に希望する任意の温度差をつけて解凍加熱調
理されるようになった。その結果食品の本来あるべき味
覚や食感を十分に生かしておいしく食することができ
る。
の食材の種類や、その配置の具合いに合わせて上記に示
された各々の特性を生かすように冷凍食品用容器の各々
の箇所に配置されている。第一の実施例では、まずパッ
チアンテナＡ２は加熱効果を高めたい冷凍食品の下面部
分（冷凍食品用容器の底面の内側に接している部分）の
外側に配置され、これによりこの部分の加熱効果は特段
に改善される。次にパッチアンテナＢ３は少し加熱効果
を高めたい側の外縁部分（冷凍食品用容器の側面の内側
に接している部分）の外側に配置され、これによりこの
部分の加熱効果は少し改善される。そしてパッチアンテ
ナＣ４はそれほど加熱効果を必要としない側の外縁部分
（冷凍食品用容器の側面の内側に接している部分）の外
側に配置され、これによりこの部分の加熱効果は抑制さ
れる。こうして箱形容器１ａの中の冷凍食品は簡易に、
且つ選択的に希望する任意の温度差をつけて解凍加熱調
理されるようになった。その結果食品の本来あるべき味
覚や食感を十分に生かしておいしく食することができ
る。
【００１４】パッチアンテナの貼付は全面的ではなく、
必要とする部分に選択的に配置しても良い。又、パッチ
アンテナの形状はマイクロ波周波数で共振する共振の度
合に応じて色々な形状寸法が原則として決定されるが、
さらに冷凍食品の冷凍食品用容器の形状、それを配置す
る冷凍食品用容器の場所、冷凍食品用容器の中の食材の
種類や配置の具合い、食する時の最適の温度分布等も考
慮されて形状寸法が決定される。又、パッチアンテナの
配置の方法は、第一の実施例では各々の形状に作成され
た金属箔を接着により冷凍食品用容器に貼付している
が、その他の方法としては、冷凍食品用容器にメッキを
行ったり、導電性塗料等により冷凍食品用容器に直接印
刷したり、蒸着法により冷凍食品用容器にスパッタリン
グしたりして配置する方法でも良い。使用される材質は
主にアルミニウムである。
必要とする部分に選択的に配置しても良い。又、パッチ
アンテナの形状はマイクロ波周波数で共振する共振の度
合に応じて色々な形状寸法が原則として決定されるが、
さらに冷凍食品の冷凍食品用容器の形状、それを配置す
る冷凍食品用容器の場所、冷凍食品用容器の中の食材の
種類や配置の具合い、食する時の最適の温度分布等も考
慮されて形状寸法が決定される。又、パッチアンテナの
配置の方法は、第一の実施例では各々の形状に作成され
た金属箔を接着により冷凍食品用容器に貼付している
が、その他の方法としては、冷凍食品用容器にメッキを
行ったり、導電性塗料等により冷凍食品用容器に直接印
刷したり、蒸着法により冷凍食品用容器にスパッタリン
グしたりして配置する方法でも良い。使用される材質は
主にアルミニウムである。
【００１５】そしてパッチアンテナの形状寸法は以下の
式により決定されている。まず四角形のパッチアンテナ
を考える。方形導波管において、 λC ：ＴＥ01の電磁界モードの遮断波長 ａ ：方形導波管の長径 とすると、 λC ＝２ａ で表されるから、 ａ ＝λC ／２ となる。ここで、 Ｌ ：四角形のパッチアンテナの一辺の長さ とすると、Ｌ＝ａの寸法の四角形のパッチアンテナであ
れば、方形導波管の場合と同様にＴＥ01の電磁界モード
において最も強く共振するのであるから、 Ｌ ＝λC ／２ と考えれば良い。ここで、冷凍食品用容器の材質を考慮
して、 εS ：冷凍食品用容器の比誘電率 λ ：電子レンジにて使用される帯域のマイクロ波周波
数の波長 とすると、冷凍食品用容器中では、 λC ＝λ／√εS と考えて良いから、 Ｌ ＝λ／２√εS となる。これが比誘電率：εS の材質で製作された冷凍
食品用容器に使用する最も強く共振する四角形のパッチ
アンテナの一辺の長さになる。
式により決定されている。まず四角形のパッチアンテナ
を考える。方形導波管において、 λC ：ＴＥ01の電磁界モードの遮断波長 ａ ：方形導波管の長径 とすると、 λC ＝２ａ で表されるから、 ａ ＝λC ／２ となる。ここで、 Ｌ ：四角形のパッチアンテナの一辺の長さ とすると、Ｌ＝ａの寸法の四角形のパッチアンテナであ
れば、方形導波管の場合と同様にＴＥ01の電磁界モード
において最も強く共振するのであるから、 Ｌ ＝λC ／２ と考えれば良い。ここで、冷凍食品用容器の材質を考慮
して、 εS ：冷凍食品用容器の比誘電率 λ ：電子レンジにて使用される帯域のマイクロ波周波
数の波長 とすると、冷凍食品用容器中では、 λC ＝λ／√εS と考えて良いから、 Ｌ ＝λ／２√εS となる。これが比誘電率：εS の材質で製作された冷凍
食品用容器に使用する最も強く共振する四角形のパッチ
アンテナの一辺の長さになる。
【００１６】上記の式により求められた寸法Ｌの四角形
のパッチアンテナが最も強く共振する場合であり、一般
には、 ｘ ：色々な形状の四角形のパッチアンテナの一辺の長
さ とすると、 Ｌ＞ｘ＞４Ｌ／５ Ｌ＜ｘ＜６Ｌ／５ においては順次共振の強さは弱くなり、 ４Ｌ／５≧ｘ ６Ｌ／５≦ｘ においては共振しなくなる。以上をまとめると、図２１
に示すように、Ｌ＝λ／２√εS を中心に±２０％の範
囲内において共振するパッチアンテナの形状寸法を決定
し、そしてその範囲外においては共振しないパッチアン
テナの形状寸法を決定すれば良い。四角形は正方形でも
長方形でも平行四辺形でもあるいはそれらの任意の組合
せでも良い。
のパッチアンテナが最も強く共振する場合であり、一般
には、 ｘ ：色々な形状の四角形のパッチアンテナの一辺の長
さ とすると、 Ｌ＞ｘ＞４Ｌ／５ Ｌ＜ｘ＜６Ｌ／５ においては順次共振の強さは弱くなり、 ４Ｌ／５≧ｘ ６Ｌ／５≦ｘ においては共振しなくなる。以上をまとめると、図２１
に示すように、Ｌ＝λ／２√εS を中心に±２０％の範
囲内において共振するパッチアンテナの形状寸法を決定
し、そしてその範囲外においては共振しないパッチアン
テナの形状寸法を決定すれば良い。四角形は正方形でも
長方形でも平行四辺形でもあるいはそれらの任意の組合
せでも良い。
【００１７】次に円形のパッチアンテナを考える。円形
導波管において、 λC ：ＴＥ11の電磁界モードの遮断波長 ｂ ：円形導波管の直径 ｋ ：各電磁界モードの遮断波数 とすると、 λC ＝πｂ／ｋ で表されるから、 ｂ ＝λC ｋ／π となる。ここで、 Ｒ ：円形のパッチアンテナの直径 とすると、Ｒ＝ｂの寸法の円形のパッチアンテナであれ
ば、円形導波管の場合と同様にＴＥ11の電磁界モードに
おいて最も強く共振するのであるから、 Ｒ ＝λC ｋ／π と考えれば良い。ここで、冷凍食品用容器の材質を考慮
して、 εS ：冷凍食品用容器の比誘電率 λ ：電子レンジにて使用される帯域のマイクロ波周波
数の波長 とすると、冷凍食品用容器中では、 λC ＝λ／√εS と考えて良いから、 Ｒ ＝λｋ／π√εS となり、 ＴＥ11の電磁界モードのｋの数値：１．８４１１８４ を代入すると、 Ｒ ＝１．８４１λ／３．１４√εS ＝０．５８６λ／√εS となる。これが比誘電率：εS の材質で製作された冷凍
食品用容器に使用する最も強く共振する円形のパッチア
ンテナの直径になる。
導波管において、 λC ：ＴＥ11の電磁界モードの遮断波長 ｂ ：円形導波管の直径 ｋ ：各電磁界モードの遮断波数 とすると、 λC ＝πｂ／ｋ で表されるから、 ｂ ＝λC ｋ／π となる。ここで、 Ｒ ：円形のパッチアンテナの直径 とすると、Ｒ＝ｂの寸法の円形のパッチアンテナであれ
ば、円形導波管の場合と同様にＴＥ11の電磁界モードに
おいて最も強く共振するのであるから、 Ｒ ＝λC ｋ／π と考えれば良い。ここで、冷凍食品用容器の材質を考慮
して、 εS ：冷凍食品用容器の比誘電率 λ ：電子レンジにて使用される帯域のマイクロ波周波
数の波長 とすると、冷凍食品用容器中では、 λC ＝λ／√εS と考えて良いから、 Ｒ ＝λｋ／π√εS となり、 ＴＥ11の電磁界モードのｋの数値：１．８４１１８４ を代入すると、 Ｒ ＝１．８４１λ／３．１４√εS ＝０．５８６λ／√εS となる。これが比誘電率：εS の材質で製作された冷凍
食品用容器に使用する最も強く共振する円形のパッチア
ンテナの直径になる。
【００１８】上記の式により求められた寸法Ｒの円形の
パッチアンテナが最も強く共振する場合であり、一般に
は、 ｙ ：色々な形状の円形のパッチアンテナの直径 とすると、 Ｒ＞ｙ＞４Ｒ／５ Ｒ＜ｙ＜６Ｒ／５ においては順次共振の強さは弱くなり、 ４Ｒ／５≧ｙ ６Ｒ／５≦ｙ においては共振しなくなる。以上をまとめると、図２２
に示すように、Ｒ＝０．５８６λ／√εS を中心に±２
０％の範囲内において共振するパッチアンテナの形状寸
法を決定し、そしてその範囲外においては共振しないパ
ッチアンテナの形状寸法を決定すれば良い。円形は正円
形でも楕円形でもあるいはそれらの任意の組合せでも良
い。以上の例では四角形と円形とを各々個別に考えた
が、図２３に示すように、両形が複合された形状も考え
られる。
パッチアンテナが最も強く共振する場合であり、一般に
は、 ｙ ：色々な形状の円形のパッチアンテナの直径 とすると、 Ｒ＞ｙ＞４Ｒ／５ Ｒ＜ｙ＜６Ｒ／５ においては順次共振の強さは弱くなり、 ４Ｒ／５≧ｙ ６Ｒ／５≦ｙ においては共振しなくなる。以上をまとめると、図２２
に示すように、Ｒ＝０．５８６λ／√εS を中心に±２
０％の範囲内において共振するパッチアンテナの形状寸
法を決定し、そしてその範囲外においては共振しないパ
ッチアンテナの形状寸法を決定すれば良い。円形は正円
形でも楕円形でもあるいはそれらの任意の組合せでも良
い。以上の例では四角形と円形とを各々個別に考えた
が、図２３に示すように、両形が複合された形状も考え
られる。
【００１９】次の図３、図４は第一の実施例をどんぶり
形容器１ｂに適用したものの斜視図である。作用、効果
等は上記の箱形容器１ａの場合と同様で、パッチアンテ
ナＡ２が貼付された箇所では加熱効果が改善され、パッ
チアンテナＣ４が貼付された箇所では加熱効果が抑制さ
れている。これにより、どんぶり形容器１ｂの中の冷凍
食品は簡易に、且つ選択的に希望する任意の温度差をつ
けて解凍加熱調理される。
形容器１ｂに適用したものの斜視図である。作用、効果
等は上記の箱形容器１ａの場合と同様で、パッチアンテ
ナＡ２が貼付された箇所では加熱効果が改善され、パッ
チアンテナＣ４が貼付された箇所では加熱効果が抑制さ
れている。これにより、どんぶり形容器１ｂの中の冷凍
食品は簡易に、且つ選択的に希望する任意の温度差をつ
けて解凍加熱調理される。
【００２０】次の図５は第二の手段による第二の実施例
を示す箱形容器１ａの部分断面の斜視図である。冷凍食
品を封入する冷凍食品用容器の一種の箱形容器１ａの内
側の全面に、第一の実施例と同様の方法にてアンテナは
配置されている。作用、効果等は上記の第一の実施例の
場合と同様で、パッチアンテナＡ２が貼付された箇所で
は加熱効果が改善され、パッチアンテナＢ３が貼付され
た箇所では加熱効果がやや改善され、パッチアンテナＣ
４が貼付された箇所では加熱効果が抑制されている。こ
れにより、箱形容器１ａの中の冷凍食品は簡易に、且つ
選択的に希望する任意の温度差をつけて解凍加熱調理さ
れる。
を示す箱形容器１ａの部分断面の斜視図である。冷凍食
品を封入する冷凍食品用容器の一種の箱形容器１ａの内
側の全面に、第一の実施例と同様の方法にてアンテナは
配置されている。作用、効果等は上記の第一の実施例の
場合と同様で、パッチアンテナＡ２が貼付された箇所で
は加熱効果が改善され、パッチアンテナＢ３が貼付され
た箇所では加熱効果がやや改善され、パッチアンテナＣ
４が貼付された箇所では加熱効果が抑制されている。こ
れにより、箱形容器１ａの中の冷凍食品は簡易に、且つ
選択的に希望する任意の温度差をつけて解凍加熱調理さ
れる。
【００２１】そして図６は第三の手段による第三の実施
例を示す箱形容器１ａの斜視図である。冷凍食品を封入
する冷凍食品用容器の一種の箱形容器１ａの外側と内側
の全面に、第一の実施例と同様の方法にてアンテナは配
置されている。作用、効果等は上記の第一の実施例の場
合と同様で、パッチアンテナＡ２が貼付された箇所では
加熱効果が改善され、パッチアンテナＢ３が貼付された
箇所では加熱効果がやや改善され、パッチアンテナＣ４
が貼付された箇所では加熱効果が抑制されている。特に
冷凍食品用容器の同一面の外側と内側とにおいて互いに
略対向するように同一のアンテナが貼付されているため
に、その作用はさらに一層効果的になっている。これに
より、箱形容器１ａの中の冷凍食品は簡易に、且つ選択
的に希望する任意の温度差をつけて解凍加熱調理され
る。
例を示す箱形容器１ａの斜視図である。冷凍食品を封入
する冷凍食品用容器の一種の箱形容器１ａの外側と内側
の全面に、第一の実施例と同様の方法にてアンテナは配
置されている。作用、効果等は上記の第一の実施例の場
合と同様で、パッチアンテナＡ２が貼付された箇所では
加熱効果が改善され、パッチアンテナＢ３が貼付された
箇所では加熱効果がやや改善され、パッチアンテナＣ４
が貼付された箇所では加熱効果が抑制されている。特に
冷凍食品用容器の同一面の外側と内側とにおいて互いに
略対向するように同一のアンテナが貼付されているため
に、その作用はさらに一層効果的になっている。これに
より、箱形容器１ａの中の冷凍食品は簡易に、且つ選択
的に希望する任意の温度差をつけて解凍加熱調理され
る。
【００２２】次の図７は第二の実施例をどんぶり形容器
１ｂに適用したものの部分断面の斜視図である。作用、
効果等は上記の箱形容器１ａの場合と同様で、パッチア
ンテナＡ２が貼付された箇所では加熱効果が改善され、
パッチアンテナＣ４が貼付された箇所では加熱効果が抑
制されている。これにより、どんぶり形容器１ｂの中の
冷凍食品は簡易に、且つ選択的に希望する任意の温度差
をつけて解凍加熱調理される。
１ｂに適用したものの部分断面の斜視図である。作用、
効果等は上記の箱形容器１ａの場合と同様で、パッチア
ンテナＡ２が貼付された箇所では加熱効果が改善され、
パッチアンテナＣ４が貼付された箇所では加熱効果が抑
制されている。これにより、どんぶり形容器１ｂの中の
冷凍食品は簡易に、且つ選択的に希望する任意の温度差
をつけて解凍加熱調理される。
【００２３】そして図８は第三の実施例をどんぶり形容
器１ｂに適用したものの部分断面の斜視図である。作
用、効果等は上記の箱形容器１ａの場合と同様で、パッ
チアンテナＡ２が貼付された箇所では加熱効果が改善さ
れ、パッチアンテナＣ４が貼付された箇所では加熱効果
が抑制されている。特に冷凍食品用容器の同一面の外側
と内側とにおいて互いに略対向するように同一のアンテ
ナが貼付されているために、その作用はさらに一層効果
的になっている。これにより、どんぶり形容器１ｂの中
の冷凍食品は簡易に、且つ選択的に希望する任意の温度
差をつけて解凍加熱調理される。
器１ｂに適用したものの部分断面の斜視図である。作
用、効果等は上記の箱形容器１ａの場合と同様で、パッ
チアンテナＡ２が貼付された箇所では加熱効果が改善さ
れ、パッチアンテナＣ４が貼付された箇所では加熱効果
が抑制されている。特に冷凍食品用容器の同一面の外側
と内側とにおいて互いに略対向するように同一のアンテ
ナが貼付されているために、その作用はさらに一層効果
的になっている。これにより、どんぶり形容器１ｂの中
の冷凍食品は簡易に、且つ選択的に希望する任意の温度
差をつけて解凍加熱調理される。
【００２４】次に第四〜第六迄の各手段による実施例を
示す。図９、図１０は第四の手段による第四の実施例を
示す箱形容器１ａの斜視図である。冷凍食品を封入する
冷凍食品用容器の一種の箱形容器１ａの外側の全面を金
属箔５にて覆い、電子レンジにて使用される帯域のマイ
クロ波周波数において、ＴＥ01あるいはＴＥ11の電磁界
モードで共振する形状の窓を、単数あるいは複数個配置
したものである。まず窓Ａ６はある程度は共振する形状
の窓であり、この窓Ａ６の周囲ではマイクロ波電力の密
度がある程度低下する。次の窓Ｃ７は電子レンジにて使
用される帯域のマイクロ波周波数で特に強く共振する形
状の窓であり、この窓Ｃ７の周囲ではマイクロ波電力の
密度が上昇する。一方窓が配置されない金属箔５の部分
ではマイクロ波を遮断するためマイクロ波電力の密度が
かなり低下する。
示す。図９、図１０は第四の手段による第四の実施例を
示す箱形容器１ａの斜視図である。冷凍食品を封入する
冷凍食品用容器の一種の箱形容器１ａの外側の全面を金
属箔５にて覆い、電子レンジにて使用される帯域のマイ
クロ波周波数において、ＴＥ01あるいはＴＥ11の電磁界
モードで共振する形状の窓を、単数あるいは複数個配置
したものである。まず窓Ａ６はある程度は共振する形状
の窓であり、この窓Ａ６の周囲ではマイクロ波電力の密
度がある程度低下する。次の窓Ｃ７は電子レンジにて使
用される帯域のマイクロ波周波数で特に強く共振する形
状の窓であり、この窓Ｃ７の周囲ではマイクロ波電力の
密度が上昇する。一方窓が配置されない金属箔５の部分
ではマイクロ波を遮断するためマイクロ波電力の密度が
かなり低下する。
【００２５】各々の窓は冷凍食品用容器内の食材の種類
や、その配置の具合いに合わせて上記に示された各々の
特性を生かすように冷凍食品用容器の各々の箇所に配置
されている。第四の実施例では、まず窓Ａ６はそれほど
加熱効果を必要としない側の外縁部分（冷凍食品用容器
の側面の内側に接している部分）の外側に配置されてい
る。これによりこの部分の加熱効果はある程度抑制され
る。次の窓７Ｂは、加熱効果を高めたい食品の下面部分
（冷凍食品用容器の底面の内側に接している部分）の外
側に配置されている。これによりこの部分の加熱効果は
特段に改善される。一方金属箔５の部分の加熱効果はか
なり強く抑制される。こうして箱形容器１ａの中の冷凍
食品は簡易に、且つ選択的に希望する任意の温度差をつ
けて解凍加熱調理されるようになった。その結果食品の
本来あるべき味覚や食感を十分に生かしておいしく食す
ることができる。
や、その配置の具合いに合わせて上記に示された各々の
特性を生かすように冷凍食品用容器の各々の箇所に配置
されている。第四の実施例では、まず窓Ａ６はそれほど
加熱効果を必要としない側の外縁部分（冷凍食品用容器
の側面の内側に接している部分）の外側に配置されてい
る。これによりこの部分の加熱効果はある程度抑制され
る。次の窓７Ｂは、加熱効果を高めたい食品の下面部分
（冷凍食品用容器の底面の内側に接している部分）の外
側に配置されている。これによりこの部分の加熱効果は
特段に改善される。一方金属箔５の部分の加熱効果はか
なり強く抑制される。こうして箱形容器１ａの中の冷凍
食品は簡易に、且つ選択的に希望する任意の温度差をつ
けて解凍加熱調理されるようになった。その結果食品の
本来あるべき味覚や食感を十分に生かしておいしく食す
ることができる。
【００２６】窓の配置は全面的ではなく、必要とする部
分に選択的に配置しても良い。又、窓の形状はマイクロ
波周波数で共振する共振の度合に応じて色々な形状寸法
が決定されるが、さらに冷凍食品の冷凍食品用容器の形
状、それを配置する冷凍食品用容器の場所、冷凍食品用
容器の中の食材の種類や配置の具合い、食する時の最適
の温度分布等も考慮されて形状寸法が決定される。又、
窓の配置の方法は、第四の実施例では各々の形状に作成
された金属箔を接着により冷凍食品用容器に貼付してい
るが、その他の方法としては、冷凍食品用容器にメッキ
を行ったり、導電性塗料により冷凍食品用容器に直接印
刷したり、蒸着法により冷凍食品用容器にスパッタリン
グしたりして配置する方法でも良い。使用される材質は
主にアルミニウムである。
分に選択的に配置しても良い。又、窓の形状はマイクロ
波周波数で共振する共振の度合に応じて色々な形状寸法
が決定されるが、さらに冷凍食品の冷凍食品用容器の形
状、それを配置する冷凍食品用容器の場所、冷凍食品用
容器の中の食材の種類や配置の具合い、食する時の最適
の温度分布等も考慮されて形状寸法が決定される。又、
窓の配置の方法は、第四の実施例では各々の形状に作成
された金属箔を接着により冷凍食品用容器に貼付してい
るが、その他の方法としては、冷凍食品用容器にメッキ
を行ったり、導電性塗料により冷凍食品用容器に直接印
刷したり、蒸着法により冷凍食品用容器にスパッタリン
グしたりして配置する方法でも良い。使用される材質は
主にアルミニウムである。
【００２７】そして窓の形状寸法は以下のように決定さ
れている。基本的な考え方は上記のパッチアンテナの場
合と同様である。即ち、四角形の窓の場合には、図２１
に示すように、Ｌ＝λ／２√εS を中心に±２０％の範
囲内において共振する窓の形状寸法を決定し、そしてそ
の範囲外においては共振しない窓の形状寸法を決定すれ
ば良い。四角形は正方形でも長方形でも平行四辺形でも
あるいはそれらの任意の組合せでも良い。又、円形の窓
の場合には、図２２に示すように、Ｒ＝０．５８６λ／
√εS を中心に±２０％の範囲内において共振する窓の
形状寸法を決定し、そしてその範囲外においては共振し
ない窓の形状寸法を決定すれば良い。円形は正円形でも
楕円形でもあるいはそれらの任意の組合せでも良い。以
上の例では四角形と円形とを各々個別に考えたが、図２
３に示すように、両形が複合された形状も考えられる。
れている。基本的な考え方は上記のパッチアンテナの場
合と同様である。即ち、四角形の窓の場合には、図２１
に示すように、Ｌ＝λ／２√εS を中心に±２０％の範
囲内において共振する窓の形状寸法を決定し、そしてそ
の範囲外においては共振しない窓の形状寸法を決定すれ
ば良い。四角形は正方形でも長方形でも平行四辺形でも
あるいはそれらの任意の組合せでも良い。又、円形の窓
の場合には、図２２に示すように、Ｒ＝０．５８６λ／
√εS を中心に±２０％の範囲内において共振する窓の
形状寸法を決定し、そしてその範囲外においては共振し
ない窓の形状寸法を決定すれば良い。円形は正円形でも
楕円形でもあるいはそれらの任意の組合せでも良い。以
上の例では四角形と円形とを各々個別に考えたが、図２
３に示すように、両形が複合された形状も考えられる。
【００２８】次の図１１、図１２は第四の実施例をどん
ぶり形容器１ｂに適用したものの斜視図である。作用、
効果等は上記の箱形容器１ａの場合と同様で、まず窓Ａ
６が配置された箇所では加熱効果がある程度抑制され、
次の窓Ｂ７が配置された箇所では加熱効果が改善され、
一方金属箔５の部分の加熱効果はかなり強く抑制され
る。これにより、どんぶり形容器１ｂの中の冷凍食品は
簡易に、且つ選択的に希望する任意の温度差をつけて解
凍加熱調理される。
ぶり形容器１ｂに適用したものの斜視図である。作用、
効果等は上記の箱形容器１ａの場合と同様で、まず窓Ａ
６が配置された箇所では加熱効果がある程度抑制され、
次の窓Ｂ７が配置された箇所では加熱効果が改善され、
一方金属箔５の部分の加熱効果はかなり強く抑制され
る。これにより、どんぶり形容器１ｂの中の冷凍食品は
簡易に、且つ選択的に希望する任意の温度差をつけて解
凍加熱調理される。
【００２９】次の図１３は第五の手段による第五の実施
例を示す箱形容器１ａの部分断面の斜視図である。冷凍
食品を封入する冷凍食品用容器の一種の箱形容器１ａの
内側の全面に、第四の実施例と同様の方法にて窓は配置
されている。作用、効果等は上記の第四の実施例の場合
と同様で、まず窓Ａ６が配置された箇所では加熱効果が
ある程度抑制され、次の窓Ｂ７が配置された箇所では加
熱効果が改善され、一方金属箔５の部分の加熱効果はか
なり強く抑制される。これにより、箱形容器１ａの中の
冷凍食品は簡易に、且つ選択的に希望する任意の温度差
をつけて解凍加熱調理される。
例を示す箱形容器１ａの部分断面の斜視図である。冷凍
食品を封入する冷凍食品用容器の一種の箱形容器１ａの
内側の全面に、第四の実施例と同様の方法にて窓は配置
されている。作用、効果等は上記の第四の実施例の場合
と同様で、まず窓Ａ６が配置された箇所では加熱効果が
ある程度抑制され、次の窓Ｂ７が配置された箇所では加
熱効果が改善され、一方金属箔５の部分の加熱効果はか
なり強く抑制される。これにより、箱形容器１ａの中の
冷凍食品は簡易に、且つ選択的に希望する任意の温度差
をつけて解凍加熱調理される。
【００３０】そして図１４は第六の手段による第六の実
施例を示す箱形容器１ａの斜視図である。冷凍食品を封
入する冷凍食品用容器の一種の箱形容器１ａの外側と内
側の全面に、第四の実施例と同様の方法にて窓は配置さ
れている。作用、効果等は上記の第四の実施例の場合と
同様で、まず窓Ａ６が設置された箇所では加熱効果があ
る程度抑制され、次の窓Ｂ７が配置された箇所では加熱
効果が改善され、一方金属箔５の部分の加熱効果はかな
り強く抑制される。特に冷凍食品用容器の同一面の外側
と内側とにおいて互いに略対向するように同一の窓が配
置されているために、その作用はさらに一層効果的にな
っている。これにより、箱形容器１ａの中の冷凍食品は
簡易に、且つ選択的に希望する任意の温度差をつけて解
凍加熱調理される。
施例を示す箱形容器１ａの斜視図である。冷凍食品を封
入する冷凍食品用容器の一種の箱形容器１ａの外側と内
側の全面に、第四の実施例と同様の方法にて窓は配置さ
れている。作用、効果等は上記の第四の実施例の場合と
同様で、まず窓Ａ６が設置された箇所では加熱効果があ
る程度抑制され、次の窓Ｂ７が配置された箇所では加熱
効果が改善され、一方金属箔５の部分の加熱効果はかな
り強く抑制される。特に冷凍食品用容器の同一面の外側
と内側とにおいて互いに略対向するように同一の窓が配
置されているために、その作用はさらに一層効果的にな
っている。これにより、箱形容器１ａの中の冷凍食品は
簡易に、且つ選択的に希望する任意の温度差をつけて解
凍加熱調理される。
【００３１】次の図１５は第五の実施例をどんぶり形容
器１ｂに適用したものの部分断面の斜視図である。作
用、効果等は上記の箱形容器１ａの場合と同様で、まず
窓Ａ６が配置された箇所ではある程度加熱効果が抑制さ
れ、次の窓Ｂ７が配置された箇所では加熱効果が改善さ
れ、一方金属箔５の部分の加熱効果はかなり強く抑制さ
れる。これにより、どんぶり形容器１ｂの中の冷凍食品
は簡易に、且つ選択的に希望する任意の温度差をつけて
解凍加熱調理される。
器１ｂに適用したものの部分断面の斜視図である。作
用、効果等は上記の箱形容器１ａの場合と同様で、まず
窓Ａ６が配置された箇所ではある程度加熱効果が抑制さ
れ、次の窓Ｂ７が配置された箇所では加熱効果が改善さ
れ、一方金属箔５の部分の加熱効果はかなり強く抑制さ
れる。これにより、どんぶり形容器１ｂの中の冷凍食品
は簡易に、且つ選択的に希望する任意の温度差をつけて
解凍加熱調理される。
【００３２】そして図１６は第六の実施例をどんぶり形
容器１ｂに適用したものの部分断面の斜視図である。作
用、効果等は上記の箱形容器１ａの場合と同様で、まず
窓Ａ６が配置された箇所では加熱効果がある程度抑制さ
れ、次の窓Ｂ７が配置された箇所では加熱効果が改善さ
れ、一方金属箔５の部分の加熱効果はかなり強く抑制さ
れる。特に冷凍食品用容器の同一面の外側と内側とにお
いて互いに略対向するように同一の窓が配置されている
ために、その作用はさらに一層効果的になっている。こ
れにより、どんぶり形容器１ｂの中の冷凍食品は簡易
に、且つ選択的に希望する任意の温度差をつけて解凍加
熱調理される。
容器１ｂに適用したものの部分断面の斜視図である。作
用、効果等は上記の箱形容器１ａの場合と同様で、まず
窓Ａ６が配置された箇所では加熱効果がある程度抑制さ
れ、次の窓Ｂ７が配置された箇所では加熱効果が改善さ
れ、一方金属箔５の部分の加熱効果はかなり強く抑制さ
れる。特に冷凍食品用容器の同一面の外側と内側とにお
いて互いに略対向するように同一の窓が配置されている
ために、その作用はさらに一層効果的になっている。こ
れにより、どんぶり形容器１ｂの中の冷凍食品は簡易
に、且つ選択的に希望する任意の温度差をつけて解凍加
熱調理される。
【００３３】
【発明の効果】以上説明したように、本発明の冷凍食品
用容器を用いることにより簡易に、且つ選択的に希望す
る任意の温度差をつけて冷凍食品を解凍加熱調理するこ
とができるようになった。その作用の効果は冷凍食品用
容器の形状の違いや、冷凍食品用容器内の食材の違い等
を選ぶことなく十分に発揮される。その結果、冷凍食品
の持つ利便性（手軽さ）等を生かしながら、食品の本来
あるべき味覚や食感をも十分に生かしておいしく食する
ことができるようになった。
用容器を用いることにより簡易に、且つ選択的に希望す
る任意の温度差をつけて冷凍食品を解凍加熱調理するこ
とができるようになった。その作用の効果は冷凍食品用
容器の形状の違いや、冷凍食品用容器内の食材の違い等
を選ぶことなく十分に発揮される。その結果、冷凍食品
の持つ利便性（手軽さ）等を生かしながら、食品の本来
あるべき味覚や食感をも十分に生かしておいしく食する
ことができるようになった。
【図１】本発明の第一の手段による第一の実施例である
ところの、箱形容器１ａの外側にパッチアンテナＡ、
Ｂ、Ｃを配置せしめたことを特徴とする冷凍食品用容器
の上方斜視図。
ところの、箱形容器１ａの外側にパッチアンテナＡ、
Ｂ、Ｃを配置せしめたことを特徴とする冷凍食品用容器
の上方斜視図。
【図２】図１の下方斜視図。
【図３】本発明の第一の手段による第一の実施例である
ところの、どんぶり形容器１ｂの外側にパッチアンテナ
Ａ、Ｃを配置せしめたことを特徴とする冷凍食品用容器
の上方斜視図。
ところの、どんぶり形容器１ｂの外側にパッチアンテナ
Ａ、Ｃを配置せしめたことを特徴とする冷凍食品用容器
の上方斜視図。
【図４】図３の下方斜視図。
【図５】本発明の第二の手段による第二の実施例である
ところの、箱形容器１ａの内側にパッチアンテナＡ、
Ｂ、Ｃを配置せしめたことを特徴とする冷凍食品用容器
の部分断面上方斜視図。
ところの、箱形容器１ａの内側にパッチアンテナＡ、
Ｂ、Ｃを配置せしめたことを特徴とする冷凍食品用容器
の部分断面上方斜視図。
【図６】本発明の第三の手段による第三の実施例である
ところの、箱形容器１ａの内側と外側とにパッチアンテ
ナＡ、Ｂ、Ｃを配置せしめたことを特徴とする冷凍食品
用容器の上方斜視図。
ところの、箱形容器１ａの内側と外側とにパッチアンテ
ナＡ、Ｂ、Ｃを配置せしめたことを特徴とする冷凍食品
用容器の上方斜視図。
【図７】本発明の第二の手段による第二の実施例である
ところの、どんぶり形容器１ｂの内側にパッチアンテナ
Ａ、Ｃを配置せしめたことを特徴とする冷凍食品用容器
の部分断面上方斜視図。
ところの、どんぶり形容器１ｂの内側にパッチアンテナ
Ａ、Ｃを配置せしめたことを特徴とする冷凍食品用容器
の部分断面上方斜視図。
【図８】本発明の第三の手段による第三の実施例である
ところの、どんぶり形容器１ｂの内側と外側にパッチア
ンテナＡ、Ｃを配置せしめたことを特徴とする冷凍食品
用容器の部分断面上方斜視図。
ところの、どんぶり形容器１ｂの内側と外側にパッチア
ンテナＡ、Ｃを配置せしめたことを特徴とする冷凍食品
用容器の部分断面上方斜視図。
【図９】本発明の第四の手段による第四の実施例である
ところの、箱形容器１ａの外側に窓Ａ、Ｂの開いた金属
箔を配置せしめたことを特徴とする冷凍食品用容器の上
方斜視図。
ところの、箱形容器１ａの外側に窓Ａ、Ｂの開いた金属
箔を配置せしめたことを特徴とする冷凍食品用容器の上
方斜視図。
【図１０】図９の下方斜視図。
【図１１】本発明の第四の手段による第四の実施例であ
るところの、どんぶり形容器１ｂの外側に窓Ａ、Ｂの開
いた金属箔を配置せしめたことを特徴とする冷凍食品用
容器の上方斜視図。
るところの、どんぶり形容器１ｂの外側に窓Ａ、Ｂの開
いた金属箔を配置せしめたことを特徴とする冷凍食品用
容器の上方斜視図。
【図１２】図１２の下方斜視図。
【図１３】本発明の第五の手段による第五の実施例であ
るところの、箱形容器１ａの内側に窓Ａ、Ｂの開いた金
属箔を配置せしめたことを特徴とする冷凍食品用容器の
部分断面上方斜視図。
るところの、箱形容器１ａの内側に窓Ａ、Ｂの開いた金
属箔を配置せしめたことを特徴とする冷凍食品用容器の
部分断面上方斜視図。
【図１４】本発明の第六の手段による第六の実施例であ
るところの、箱形容器１ａの内側と外側に窓Ａ、Ｂの開
いた金属箔を配置せしめたことを特徴とする冷凍食品用
容器の上方斜視図。
るところの、箱形容器１ａの内側と外側に窓Ａ、Ｂの開
いた金属箔を配置せしめたことを特徴とする冷凍食品用
容器の上方斜視図。
【図１５】本発明の第五の手段による第五の実施例であ
るところの、どんぶり形容器１ｂの内側に窓Ａ、Ｂの開
いた金属箔を配置せしめたことを特徴とする冷凍食品用
容器の部分断面上方斜視図。
るところの、どんぶり形容器１ｂの内側に窓Ａ、Ｂの開
いた金属箔を配置せしめたことを特徴とする冷凍食品用
容器の部分断面上方斜視図。
【図１６】本発明の第六の手段による第六の実施例であ
るところの、どんぶり形容器１ｂの内側と外側に窓Ａ、
Ｂの開いた金属箔を配置せしめたことを特徴とする冷凍
食品用容器の部分断面上方斜視図。
るところの、どんぶり形容器１ｂの内側と外側に窓Ａ、
Ｂの開いた金属箔を配置せしめたことを特徴とする冷凍
食品用容器の部分断面上方斜視図。
【図１７】従来の箱形容器１ａの上方斜視図。
【図１８】従来のどんぶり形容器１ｂの上方斜視図。
【図１９】従来の箱形容器１ａの加熱後の温度分布の断
面図。
面図。
【図２０】従来のどんぶり形容器１ｂの加熱後の温度分
布の断面図。
布の断面図。
【図２１】本発明で使用される四角形のパッチアンテナ
及び窓の正面図。
及び窓の正面図。
【図２２】本発明で使用される円形のパッチアンテナ及
び窓の正面図。
び窓の正面図。
【図２３】本発明で使用される四角形と円形の組み合わ
せた形状のパッチアンテナ及び窓の正面図。
せた形状のパッチアンテナ及び窓の正面図。
１ａ…箱形容器 １ｂ…どんぶり形容器 ２……パッチアンテナＡ ３……パッチアンテナＢ ４……パッチアンテナＣ ５……金属箔 ６……窓Ａ ７……窓Ｂ
Claims (2)
- 【請求項１】 マイクロ波加熱装置により解凍加熱調理
される冷凍食品を封入する冷凍食品用容器において、該
冷凍食品用容器の一面あるいは複数面に、該マイクロ波
加熱装置にて使用される帯域のマイクロ波周波数におい
て、ＴＥ01あるいはＴＥ11の電磁界モードで共振する形
状のアンテナ、又は共振しない形状のアンテナを、単数
あるいは複数個配置したことを特徴とする冷凍食品用容
器。 - 【請求項２】 マイクロ波加熱装置により解凍加熱調理
される冷凍食品を封入する冷凍食品用容器において、該
冷凍食品用容器の一面あるいは複数面の、一部あるいは
全部を金属箔にて覆い、該マイクロ波加熱装置にて使用
される帯域のマイクロ波周波数において、ＴＥ01あるい
はＴＥ11の電磁界モードで共振する形状の窓を、該金属
箔に単数あるいは複数個配置したことを特徴とする冷凍
食品用容器。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7353798A JPH09185991A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 冷凍食品用容器 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7353798A JPH09185991A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 冷凍食品用容器 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09185991A true JPH09185991A (ja) | 1997-07-15 |
Family
ID=18433296
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7353798A Pending JPH09185991A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 冷凍食品用容器 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09185991A (ja) |
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006076657A (ja) * | 2004-08-12 | 2006-03-23 | House Foods Corp | レンジ加熱用容器入り食品及び容器 |
| US8853601B2 (en) | 2006-03-31 | 2014-10-07 | Graphic Packaging International, Inc. | Microwavable construct for heating, browning, and crisping rounded food items |
| US9278795B2 (en) | 2006-07-27 | 2016-03-08 | Graphic Packaging International, Inc. | Microwave heating construct |
| WO2021044826A1 (ja) * | 2019-09-02 | 2021-03-11 | 株式会社村田製作所 | 加熱用電磁波制御体及び加熱用電磁波制御体付き物品 |
| WO2022130915A1 (ja) * | 2020-12-14 | 2022-06-23 | 株式会社村田製作所 | 加熱用電磁波制御体及び加熱用電磁波制御体付き物品 |
| WO2022270221A1 (ja) * | 2021-06-21 | 2022-12-29 | 株式会社村田製作所 | 加熱用電磁波制御体及び加熱用電磁波制御体付き物品 |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP7353798A patent/JPH09185991A/ja active Pending
Cited By (8)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2006076657A (ja) * | 2004-08-12 | 2006-03-23 | House Foods Corp | レンジ加熱用容器入り食品及び容器 |
| JP4505390B2 (ja) * | 2004-08-12 | 2010-07-21 | ハウス食品株式会社 | レンジ加熱用容器入り食品及び容器 |
| US8853601B2 (en) | 2006-03-31 | 2014-10-07 | Graphic Packaging International, Inc. | Microwavable construct for heating, browning, and crisping rounded food items |
| US9278795B2 (en) | 2006-07-27 | 2016-03-08 | Graphic Packaging International, Inc. | Microwave heating construct |
| WO2021044826A1 (ja) * | 2019-09-02 | 2021-03-11 | 株式会社村田製作所 | 加熱用電磁波制御体及び加熱用電磁波制御体付き物品 |
| JP6923109B1 (ja) * | 2019-09-02 | 2021-08-18 | 株式会社村田製作所 | 加熱用電磁波制御体及び加熱用電磁波制御体付き物品 |
| WO2022130915A1 (ja) * | 2020-12-14 | 2022-06-23 | 株式会社村田製作所 | 加熱用電磁波制御体及び加熱用電磁波制御体付き物品 |
| WO2022270221A1 (ja) * | 2021-06-21 | 2022-12-29 | 株式会社村田製作所 | 加熱用電磁波制御体及び加熱用電磁波制御体付き物品 |
Similar Documents
| Publication | Publication Date | Title |
|---|---|---|
| EP0852558B1 (en) | "smart" microwave packaging structure and corresponding method of heating | |
| US4972059A (en) | Method and apparatus for adjusting the temperature profile of food products during microwave heating | |
| US20210289594A1 (en) | Food preparation | |
| EP0897369B1 (en) | Patterned microwave oven susceptor | |
| US3271169A (en) | Food package for microwave heating | |
| US3845266A (en) | Microwave cooking utensil | |
| US5593610A (en) | Container for active microwave heating | |
| EP2055146B1 (en) | Food preparation | |
| JP2608082B2 (ja) | 食料品を収容した包装容器、この包装容器の製造方法、およびこの包装容器のアーク放電を排除する方法 | |
| EP0486221A1 (en) | Method and apparatus for use in microwave heating | |
| US3934106A (en) | Microwave browning means | |
| EP2528415B1 (en) | Method and system for heating with multi-frequency microwaves | |
| US3271552A (en) | Microwave heating apparatus | |
| EP0661005B1 (en) | Microwaveable food product composite | |
| JPH09185991A (ja) | 冷凍食品用容器 | |
| EP0161739A2 (en) | Microwave heating package | |
| CA2262146C (en) | Thawing-heating tray and thawing-heating method | |
| JPH0759651A (ja) | マイクロ波加熱用治具及び容器 | |
| CA1228126A (en) | Microwave heating package and method | |
| JP2002209564A (ja) | 容器入り冷凍／冷蔵食品 |
Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A131 | Notification of reasons for refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131 Effective date: 20040614 |
|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 20050106 |