JPH09185767A - 複数限度額クレジットカード管理システム - Google Patents

複数限度額クレジットカード管理システム

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JPH09185767A
JPH09185767A JP35130395A JP35130395A JPH09185767A JP H09185767 A JPH09185767 A JP H09185767A JP 35130395 A JP35130395 A JP 35130395A JP 35130395 A JP35130395 A JP 35130395A JP H09185767 A JPH09185767 A JP H09185767A
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秀博 増田
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Abstract

(57)【要約】 【課題】「汎用カード」と「専用カード」の利点を合わ
せ持った「提携カード」に於いて、その利用限度額を1
枚のカードに対して複数持つことが出来るようにし、
「汎用カード」としての一般の利用限度額のほかに「専
用カード」として高額の商品の購入が可能であり、しか
も安全性の高いカードを提供することを課題とする。 【解決手段】あらかじめ利用先毎に決定した複数のクレ
ジット限度額と対応する複数の番号を記録した1枚のカ
ードと、少なくとも番号毎にそれぞれのクレジット限度
額と事故情報を登録するマスターファイルと、特定の番
号によるアクセスを受けたとき当該番号のマスターファ
イルに登録された他の複数の番号から事故情報を検索す
る手段と、当該番号のクレジット限度額情報と該検索手
段により他の番号の事故情報の検索結果からクレジット
の利用可否を判断する手段を備えた複数限度額クレジッ
トカード管理システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品販売や、サー
ビスの提供を行う際にクレジットカードで決済を行う際
のクレジット情報の管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】クレジットカードにはカード会社がカー
ド会社のブランドで発行する「汎用カード」と呼ばれる
ものと、小売店やチェーン店等の個別のブランドで発行
する「専用カード」と呼ばれるものがある。「汎用カー
ド」は、カード会社と契約した全国の加盟店で幅広く利
用が出来て、顧客にとって便利であるが、どの小売店等
で利用しても原則として統一された一律の機能が顧客に
提供されるため、小売店等独自のサービスを提供するこ
とによる顧客の固定化などを望む場合には不便である。
【0003】他方「専用カード」は、カードのデザイン
や機能(支払回数、各種特典等)を小売店独自のものと
して提供することによって、顧客の固定化が図れる反
面、利用出来る小売店が、同一ブランドの小売店に限定
されるなど、顧客にとって利便性に欠ける点がある。
【0004】これらの「汎用カード」と「専用カード」
のそれぞれの特徴を生かし、どこでも利用が出来て利便
性が高くかつカードのデザインや機能を小売店独自なも
のとすることが出来るようにする「提携カード」と呼ば
れるものも広く普及している。
【0005】このような「汎用カード」「専用カード」
「提携カード」は、カードの発行を管理する会社、例え
ばカード会社によってカード会員1名につき同種類のカ
ード1枚に限り発行される。カード会社は、それぞれの
カード1枚毎に利用限度額を設定し、限度額以上の利用
を制限する。さらに、延滞情報等の事故情報について
は、個々のカード1枚毎の情報を他のカードと交換ある
いは共有することによって、リスクを低減するようにし
ている。
【0006】しかしながら、このような「提携カード」
では、例えば、呉服店との「提携カード」に於いて、
「専用カード」としての扱い商品が高額商品であるため
高い限度額の設定を必要とし、換金性の低い特殊商品と
言う点からも希望する顧客には比較的容易に高額な限度
額を設定することが本来可能である反面、不特定多数の
加盟店に於いて利用出来る「汎用カード」の機能も有す
るため、高額な限度額を設定することは、カード会社に
とってリスクが高く、呉服店や顧客の要求に応じて直ち
に高額の限度額を容易に設定することは出来ないという
問題がある。
【0007】即ち限度額を低くして「提携カード」を発
行するすると、「汎用カード」として中低価格商品を購
入する場合については問題がないとしても、呉服店等に
於いて、高額商品の購入が出来なくなり、呉服店にとっ
ての本来の目的である顧客の固定化には役立たないカー
ドとなってしまう。
【0008】また、カード会社がリスクを負担して高額
な限度額を無理に設定しても、顧客の消費活動は呉服に
限られる訳ではないために、「汎用カード」として様々
な利用がなされ、限度額の大半が使用されてしまう可能
性が高く、呉服店に於いて利用するにあたって利用限度
額が残されているとは限らない。
【0009】このような問題点は、前述の呉服店に限ら
ず、自動車ディーラー、旅行代理店ピアノ等を扱う高額
楽器店など、様々な高額商品を扱う専門店に於いて、発
生しこれらの業種に於ける「提携カード」の普及にブレ
ーキがかけられている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
背景を踏まえ、「汎用カード」と「専用カード」の利点
を合わせ持った「提携カード」に於いて、その利用限度
額を1枚のカードに対して複数持つことが出来るように
し、「汎用カード」としての一般の利用限度額のほかに
「専用カード」として高額の商品の購入が可能であり、
しかも安全性の高いカードを提供することを課題とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段は、特許請求の範囲に記載したとおり、複数の会
員番号を記録したカードと、少なくともそれぞれの会員
番号に対応したクレジット限度額と事故情報を登録する
マスターファイルと、特定の会員番号によるアクセスを
受けたとき他の会員番号と対応するマスターファイルの
事故情報を検索する手段を有する複数限度額クレジット
カード管理システム、複数の会員番号を記録したカード
と、少なくともそれぞれの会員番号に対応したクレジッ
ト限度額を登録するマスターファイルと、それぞれの会
員番号に対応した事故情報を登録するファイルと、特定
の会員番号によるアクセスを受けたとき、事故情報を登
録するファイルを検索する手段を有する複数限度額クレ
ジットカード管理システム、会員番号を記録したカード
と、該会員番号が利用先毎に設定されたクレジット限度
額と該会員番号の事故情報を登録するマスターファイル
と、カードが特定の利用先で利用された場合に利用先に
対応するマスターファイルのクレジット限度額と該会員
番号の全ての利用に関する事故情報を検索する手段を有
する複数限度額クレジットカード管理システム、および
検索ファイルにより事故情報を検索する場合、検索すべ
きマスターファイルの会員番号を登録しておく場合、カ
ードに利用先識別番号を記録する場合なども含む。
【0012】従来、クレジットカードは、カードを発行
するカード会社が顧客固有に付与した会員番号をカード
上に印刷、刻印、エンボスまたは記録して発行される。
この会員番号各々に対応するマスターファイルをカード
会社は保有し、限度額情報や延滞情報を管理する方法が
とられている。本発明の一つの方式では、呉服店などの
高額商品を取り扱う小売店との「提携カード」を発行す
る場合「汎用カード」として様々な加盟店で使用するた
めの会員番号と、提携する呉服店などで「専用カード」
のための会員番号を各々1枚のカードに印刷、刻印、エ
ンボスまたは記録して発行する。
【0013】このようにして発行されるカードには、
「汎用カード」としてのマスターファイルと「専用カー
ド」としてのマスターファイルを別々にカード会社は保
有し、各々のマスターファイルにクレジット限度額が設
定されている。「汎用カード」として不特定多数の加盟
店で利用する場合は、「汎用カード」として登録されて
いるマスターファイルが利用される。「専用カード」と
して呉服店で利用する場合はそのクレジット限度額は
「専用カード」として登録されたマスターファイルが利
用される。リスクが低く高額な限度額を必要とする呉服
店で利用する「専用カード」部分の限度額は大きく、リ
スクが高く限度額を低く抑えなければならない「汎用カ
ード」部分の限度額は小さくして1枚のカードで「提携
カード」を発行する。
【0014】このようにして、使用目的に合わせたカー
ドの利用が保証され、不特定多数の加盟店で利用出来る
利便性を持ちながら、呉服店で高額商品を購入出来るカ
ードをカード会社が低いリスクで発行する「提携カー
ド」を実施出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】
【0016】
【実施例1】図1〜図3、図7は本発明のシステムを実
現する実施例を示す図であり、図1は本発明に用いるカ
ードに登録する情報の記載欄の例を示す図、図2は本発
明のシステムの図、図3は記憶装置に登録されたマスタ
ーファイルを示す図、図7はこの実施例の処理の流れを
示す図である。
【0017】図中1はカード、2はカードの第1の会員
番号記載欄、3は第2の会員番号記載欄、10が処理装
置、11がキーボード、12が表示装置、13が記憶装
置、20が第1の会員番号に対応するマスターファイ
ル、21が第1の会員番号記載欄、22がその利用限度
額記載欄、23がその延滞情報記載欄、24が第2の会
員番号記載欄、30が第2の会員番号に対応するマスタ
ーファイル、31が第2の会員番号記載欄、32がその
利用限度額記載欄、33がその延滞情報記載欄、34が
第1の会員番号記載欄である。
【0018】提携カード1を発行する場合、カード会社
は顧客の利用限度額、延滞情報、住所、氏名、生年月日
等の属性を管理するため、会員を特定するコード(会員
番号等)を採番し、対応するマスターファイルに登録す
る。本発明では、汎用カードとしての会員番号を第1の
会員番号に対応するマスターファイル20の第1の会員
番号記載欄21に登録し、従来のカードの番号としてカ
ードに記録して発行すると同時に、専用カードとしての
会員番号も別途同一カード顧客に付与し、第2の会員番
号に対応するマスターファイル30の第2の会員番号記
載欄31に登録し、該会員番号も同一のカードに記録し
て発行する。
【0019】また、第1の会員番号に対応するマスター
ファイル20には、汎用カードとしての利用限度額を欄
22に登録し、第2の会員番号に対応するマスターファ
イル30に専用カードとしての利用限度額を欄32に登
録する。通常は専用カードとしての利用限度額は、汎用
カードの利用限度額より高額にしておく。しかし、特別
な事情がある場合はこの限りではない。このようにする
ことによって、1枚のカードでありながら、2つ以上の
マスターファイルを保有する事が出来るため、利用限度
額の管理も別々に独立したものとして管理することが可
能となる。
【0020】また、カードを発行するときカード会社は
同一の顧客に付与した、複数の会員番号に対応する全て
のマスターファイルに、他の会員番号またはマスターフ
ァイルの会員番号を知るためのコードを登録してある。
この実施例では、第1の会員番号に対応するマスターフ
ァイルには、第2の会員番号を欄24に登録し、第2の
会員番号に対応するマスターファイルには、第1の会員
番号を欄34に登録してある。このようにして、いずれ
の会員番号を利用した場合であっても延滞情報や紛失情
報などを共有または交換することを可能とし、リスクの
軽減を図ることが出来る。
【0021】カード会社の加盟店で前記提携カード1を
汎用カードとして使用する場合は、CAT(クレジット
カードオーソリゼーションターミナル)端末15やPO
S(ポイントオブセールス)端末のカードリーダ16に
カード1を挿入すると、該端末はカード1の第1の会員
番号2を読み取り、本システムに信用情報を問い合わせ
る。
【0022】処理装置10は、会員番号から記憶装置1
3に登録されている第1の会員番号に対応するマスター
ファイル20の当該会員の情報を検索し、クレジットの
利用限度額欄22や延滞情報欄23を調べ、更に第2の
会員番号記載欄24に記載されている第2の会員番号を
読み取り、該番号によって第2の会員番号に対応するマ
スターファイル30の延滞情報欄33に記載されている
延滞情報を検索し、事故がないかどうかを調べ、複数の
マスターファイルのいずれかに事故情報が登録されてい
るときには、当該カード1の利用を拒否すべきことを通
知する。
【0023】専用カードとして使用する場合について
は、提携する呉服店や楽器店や自動車ディーラー等の小
売店とカード発行会社の間で取り決めた位置に記録され
ている第2の会員番号により、利用限度額、延滞情報、
紛失情報等をカード会社に問い合わせる。問い合わせを
受けたカード会社のシステムでは、処理装置10が受付
けた第2の会員番号から関連するマスターファイル30
の利用限度額欄32や延滞情報、紛失情報などを検索
し、さらに第1の会員番号記載欄の情報により第1の会
員番号に対応するマスターファイルの事故情報(延滞情
報、紛失情報等)について調べ、販売可否や利用限度額
を提携小売店に回答する。この場合の利用限度額は、第
1の会員番号に対応するマスターファイルに記載された
限度額に拘束されず、第2の会員番号に対応するマスタ
ーファイルに記載された独自の利用限度額を基準として
回答を行うので、第1のマスターファイルに登録された
利用限度額より高額のクレジット金額を利用出来る。
【0024】提携する小売店とカード会社との販売可否
連絡のやりとりは、CAT等による外、電話・ファクシ
ミリ等を利用したオフラインでも利用可能である。
【0025】
【実施例2】図4は、他の実施例に用いるマスターファ
イルの例を示す図で40が第1の会員番号に対応するマ
スターファイル、41が第1の会員番号記載欄、42が
その利用限度額情報記載欄、43がその延滞情報記載
欄、44が第1と第2の会員番号に共通に設定された検
索キー記載欄、50が第1の会員番号と第2の会員番号
とを関係づけた検索ファイル、51が第1と第2の会員
番号に共通に設定された検索ファイルを検索するための
検索キー記載欄、52が第1の会員番号記載欄、53が
第2の会員番号記載欄、60が第2の会員番号に対応す
るマスターファイル、61が第2の会員番号記載欄、6
2がその利用限度額記載欄、63がその延滞情報記載
欄、64が第1の会員番号と共通する検索キー記載欄で
ある。
【0026】本実施例は、提携カード1に記載された第
1の会員番号と第2の会員番号のそれぞれに対応するマ
スターファイルを検索するための他の方法を示すもの
で、汎用カードとして第1の会員番号が利用された場合
に、第1の会員番号に対応するマスターファイルと第2
の会員番号に対応するマスターファイルを関係づけるた
め、第1の会員番号に対応するマスターファイル40の
検索キー欄44と、第2の会員番号に対応するマスター
ファイル60の検索キー欄64には共通のコードが検索
キーとして登録してあり、当該コードと一致する検索フ
ァイル50を読み取ることによって第2の会員番号を容
易に入手することが出来、第2の会員番号に対応するマ
スターファイル60に記載されている延滞情報や紛失情
報を調べることが出来る。
【0027】この方法によれば3つ以上の会員番号を用
いて提携カードを発行する場合に、それぞれの会員番号
に対応するマスターファイルに他の2つ以上の会員番号
を記載する必要がないため、実施例1の場合に比べ記憶
装置13の記憶領域を有効に使用することが可能であ
る。
【0028】
【実施例3】図5および図8更に他の実施例を示す図
で、図5は、本実施例に用いるマスターファイルの例を
示す図で、図8はこの例の処理の流れを示す図である。
70が第1の会員番号に対応するマスターファイル、7
1が第1の会員番号記載欄、72がその利用限度額情報
記載欄、73が延滞情報ファイルの検索キー記載欄、8
0が第1の会員番号に対応する延滞情報と第2の会員番
号に対応する延滞情報が登録された延滞情報ファイル
で、81がその検索キー記載欄、82が第1の会員番号
に対応する延滞情報記載欄、83が第2の会員番号に対
応する延滞情報記載欄、90が第2の会員番号に対応す
るマスターファイル、91が第2の会員番号記載欄、9
2がその利用限度額欄、93がその検索キー記載欄であ
る。
【0029】第1の会員番号による利用があった場合、
第1の会員番号に対応するマスターファイル70から利
用限度額欄に記載された利用限度額情報を読み取り、当
該利用の結果が利用限度額に達していないことを確認す
ると同時に、延滞情報ファイル検索キー欄73に記載さ
れている検索キーから、延滞情報ファイルを検索し第1
の会員番号ならびに第2の会員番号に対応する延滞情報
・紛失情報等の事故情報を読み取ることによって、販売
可否等を判断することが出来る。
【0030】提携カードなどの利用では、カード会社で
は紛失カードが使用されたり延滞がないことを確認して
いる。つまり本発明の利用限度額の確認は利用会員番号
についてのみ確認すればよいが、紛失情報や延滞情報は
提携カード1に記載されたどの会員番号が利用されても
確認する必要があるので、少なくともカードに記載され
ている全ての会員番号の延滞情報を延滞ファイルとして
所有することにより、延滞情報の検索時間を削減するこ
とが可能である。
【0031】
【実施例4】図6および図9は他の実施例を示す図であ
り、本実施例は、請求項4および請求項8、請求項12
に関するもので、図6は本実施例で用いるカード1に記
載された会員番号に対応するマスターファイルを示す図
で、図9は本実施例の処理の流れを示す図である。10
0がカードに記載された会員番号に対応するマスターフ
ァイルで、101がカードに記載された会員番号記載
欄、102が利用先1の識別コード記載欄、105が利
用先2の識別コード記載欄、103が利用先1に対応す
る利用限度額記載欄、106が利用先2に対応する利用
限度額欄、104が利用先1に対応する延滞情報記載
欄、107が利用先2に対応する延滞情報記載欄であ
る。利用限度額はカードが使用される場所・店によって
あらかじめ決定されており、また普通カード会社ではカ
ードの使用出来る場所・店を特定するために番号または
コードを付与して管理する方法がとられている。
【0032】前記カード1が利用先1で使用されると、
カード会社にはカード1に記載された会員番号と利用先
1の識別コードおよび利用金額等が報告され、該会員番
号に対応するマスターファイル100の利用先1の識別
コード記載欄102を参照し一致していれば利用限度額
1欄103と延滞情報1欄104に記載された情報を用
いてカードの利用可否を判断し、利用場所・店に連絡す
る。
【0033】マスターファイルの利用先欄は2つに限っ
たものではなく、利用限度額を別管理すべき利用先の数
を記載すればよいことはもちろんのことである。この方
法によれば、必ずしも複数の会員番号を設ける必要がな
いので、 従来のカードに記載する情報を変更する必要が
なくかつカードに記載された会員番号に対応するマスタ
ーファイルをアクセスするだけで顧客に与えた全ての利
用限度額および延滞情報を参照することが可能であり、
信頼性の高い複数限度額クレジットカード管理システム
を提供することが出来る。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、汎用カードとしての機
能はそのまま利用できるうえ、専用カードとして独自の
利用限度を設けることができ、汎用カードとしての利用
によって専用カードとしての利用限度額を使ってしまっ
たり、またはその逆に専用カードとしての利用によって
汎用カードとしての利用限度額を使ってしまうという問
題点を回避することが出来るため、 従来の提携カードで
は得られない独自のサービスが提供でき、しかも事故情
報を共有することにより、クレジットカード発行者や販
売店にとって安全性の高いクレジットカードシステムを
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のシステムに用いるクレジット
カードの図である。
【図2】本発明の実施例に用いるシステムの図である。
【図3】本発明の実施例に用いるマスターファイルの図
である。
【図4】本発明の実施例に用いるマスターファイルの図
である。
【図5】本発明の実施例に用いるマスターファイルの図
である。
【図5】本発明の実施例に用いるマスターファイルの図
である。
【図6】本発明の実施例に用いるマスターファイルの図
である。
【図7】本発明の実施例の処理の流れを示す図である。
【図8】本発明の実施例の処理の流れを示す図である。
【図9】本発明の実施例の処理の流れを示す図である。
【符号の説明】
1 カード 2 第1の会員番号記載欄 3 第2の会員番号記載欄 10 処理装置 11 キーボード 12 表示装置 13 記憶装置 20 第1の会員番号に対応するマスターファイ
ル 21 第1の会員番号記載欄 22 利用限度額記載欄 23 延滞情報(事故情報)記載欄 24 第2の会員番号記載欄 30 第2の会員番号に対応するマスターファイ
ル 31 第2の会員番号記載欄 32 利用限度額記載欄 33 延滞情報(事故情報)記載欄 34 第1の会員番号記載欄 40 第1の会員番号に対応するマスターファイ
ル 41 第1の会員番号記載欄 42 利用限度額記載欄 43 延滞情報(事故情報)記載欄 44 検索キー記載欄 50 検索キーファイル 51 検索キー記載欄 52 第1の会員番号記載欄 53 第2の会員番号記載欄 60 第2の会員番号に対応するマスターファイ
ル 61 第2の会員番号記載欄 62 利用限度額記載欄 63 延滞情報(事故情報)記載欄 64 検索キー記載欄 70 第1の会員番号に対応するマスターファイ
ル 71 第1の会員番号記載欄 72 利用限度額記載欄 73 延滞情報検索キー記載欄 80 延滞情報ファイル 81 延滞情報検索キー記載欄 82 第1の会員番号に対応する延滞情報 83 第2の会員番号に対応する延滞情報 90 第2の会員番号に対応するマスターファイ
ル 91 第2の会員番号記載欄 92 利用限度額記載欄 93 延滞情報検索キー記載欄 100 カードの会員番号に対応するマスターファ
イル 101 会員番号記載欄 102 利用先1の識別コード 103 利用先1に対応する利用限度額記載欄 104 利用先1に対応する延滞情報記載欄 105 利用先2の識別コード 106 利用先2に対応する利用限度額記載欄 107 利用先2に対応する延滞情報記載欄
─────────────────────────────────────────────────────
【手続補正書】
【提出日】平成8年4月3日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】明細書
【発明の名称】複数限度額クレジットカード管理システ
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、商品販売や、サー
ビスの提供を行う際にクレジットカードで決済を行う際
のクレジット情報の管理システムに関する。
【0002】
【従来の技術】クレジットカードにはカード会社がカー
ド会社のブランドで発行する「汎用カード」と呼ばれる
ものと、小売店やチェーン店等の個別のブランドで発行
する「専用カード」と呼ばれるものがある。「汎用カー
ド」は、カード会社と契約した全国の加盟店で幅広く利
用が出来て、顧客にとって便利であるが、どの小売店等
で利用しても原則として統一された一律の機能が顧客に
提供されるため、小売店等独自のサービスを提供するこ
とによる顧客の固定化などを望む場合には不便である。
【0003】他方「専用カード」は、カードのデザイン
や機能(支払回数、各種特典等)を小売店独自のものと
して提供することによって、顧客の固定化が図れる反
面、利用出来る小売店が、同一ブランドの小売店に限定
されるなど、顧客にとって利便性に欠ける点がある。
【0004】これらの「汎用カード」と「専用カード」
のそれぞれの特徴を生かし、どこでも利用が出来て利便
性が高くかつカードのデザインや機能を小売店独自なも
のとすることが出来るようにする「提携カード」と呼ば
れるものも広く普及している。
【0005】このような「汎用カード」「専用カード」
「提携カード」は、カードの発行を管理する会社、例え
ばカード会社によってカード会員1名につき同種類のカ
ード1枚に限り発行される。カード会社は、それぞれの
カード1枚毎に利用限度額を設定し、限度額以上の利用
を制限する。さらに、延滞情報等の事故情報について
は、個々のカード1枚毎の情報を他のカードと交換ある
いは共有することによって、リスクを低減するようにし
ている。
【0006】しかしながら、このような「提携カード」
では、例えば、呉服店との「提携カード」に於いて、
「専用カード」としての扱い商品が高額商品であるため
高い限度額の設定を必要とし、換金性の低い特殊商品と
言う点からも希望する顧客には比較的容易に高額な限度
額を設定することが本来可能である反面、不特定多数の
加盟店に於いて利用出来る「汎用カード」の機能も有す
るため、高額な限度額を設定することは、カード会社に
とってリスクが高く、呉服店や顧客の要求に応じて直ち
に高額の限度額を容易に設定することは出来ないという
問題がある。
【0007】即ち限度額を低くして「提携カード」を発
行すると、「汎用カード」として中低価格商品を購入す
る場合については問題がないとしても、呉服店等に於い
て、高額商品の購入が出来なくなり、呉服店にとっての
本来の目的である顧客の固定化には役立たないカードと
なってしまう。
【0008】また、カード会社がリスクを負担して高額
な限度額を無理に設定しても、顧客の消費活動は呉服に
限られる訳ではないために、「汎用カード」として様々
な利用がなされ、限度額の大半が使用されてしまう可能
性が高く、呉服店に於いて利用するにあたって利用限度
額が残されているとは限らない。
【0009】このような問題点は、前述の呉服店に限ら
ず、自動車ディーラー、旅行代理店ピアノ等を扱う高額
楽器店など、様々な高額商品を扱う専門店に於いて、発
生しこれらの業種に於ける「提携カード」の普及にブレ
ーキがかけられている。
【0010】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、このような
背景を踏まえ、「汎用カード」と「専用カード」の利点
を合わせ持った「提携カード」に於いて、その利用限度
額を1枚のカードに対して複数持つことが出来るように
し、「汎用カード」としての一般の利用限度額のほかに
「専用カード」として高額の商品の購入が可能であり、
しかも安全性の高いカードを提供することを課題とす
る。
【0011】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
の手段は、特許請求の範囲に記載したとおり、複数の会
員番号を記録したカードと、少なくともそれぞれの会員
番号に対応したクレジット限度額と事故情報を登録する
マスターファイルと、特定の会員番号によるアクセスを
受けたとき他の会員番号と対応するマスターファイルの
事故情報を検索する手段を有する複数限度額クレジット
カード管理システム、複数の会員番号を記録したカード
と、少なくともそれぞれの会員番号に対応したクレジッ
ト限度額を登録するマスターファイルと、それぞれの会
員番号に対応した事故情報を登録するファイルと、特定
の会員番号によるアクセスを受けたとき、事故情報を登
録するファイルを検索する手段を有する複数限度額クレ
ジットカード管理システム、会員番号を記録したカード
と、該会員番号が利用先毎に設定されたクレジット限度
額と該会員番号の事故情報を登録するマスターファイル
と、カードが特定の利用先で利用された場合に利用先に
対応するマスターファイルのクレジット限度額と該会員
番号の全ての利用に関する事故情報を検索する手段を有
する複数限度額クレジットカード管理システム、および
検索ファイルにより事故情報を検索する場合、検索すべ
きマスターファイルの会員番号を登録しておく場合、カ
ードに利用先識別番号を記録する場合なども含む。
【0012】従来、クレジットカードは、カードを発行
するカード会社が顧客固有に付与した会員番号をカード
上に印刷、刻印、エンボスまたは記録して発行される。
この会員番号各々に対応するマスターファイルをカード
会社は保有し、限度額情報や延滞情報を管理する方法が
とられている。本発明の一つの方式では、呉服店などの
高額商品を取り扱う小売店との「提携カード」を発行す
る場合「汎用カード」として様々な加盟店で使用するた
めの会員番号と、提携する呉服店などで「専用カード」
のための会員番号を各々1枚のカードに印刷、刻印、エ
ンボスまたは記録して発行する。
【0013】このようにして発行されるカードには、
「汎用カード」としてのマスターファイルと「専用カー
ド」としてのマスターファイルを別々にカード会社は保
有し、各々のマスターファイルにクレジット限度額が設
定されている。「汎用カード」として不特定多数の加盟
店で利用する場合は、「汎用カード」として登録されて
いるマスターファイルが利用される。「専用カード」と
して呉服店で利用する場合はそのクレジット限度額は
「専用カード」として登録されたマスターファイルが利
用される。リスクが低く高額な限度額を必要とする呉服
店で利用する「専用カード」部分の限度額は大きく、リ
スクが高く限度額を低く抑えなければならない「汎用カ
ード」部分の限度額は小さくして1枚のカードで「提携
カード」を発行する。
【0014】このようにして、使用目的に合わせたカー
ドの利用が保証され、不特定多数の加盟店で利用出来る
利便性を持ちながら、呉服店で高額商品を購入出来るカ
ードをカード会社が低いリスクで発行する「提携カー
ド」を実施出来る。
【0015】
【発明の実施の形態】
【0016】
【実施例1】図1〜図3、図7は本発明のシステムを実
現する実施例を示す図であり、図1は本発明に用いるカ
ードに登録する情報の記載欄の例を示す図、図2は本発
明のシステムの図、図3は記憶装置に登録されたマスタ
ーファイルを示す図、図7はこの実施例の処理の流れを
示す図である。
【0017】図中1はカード、2はカードの第1の会員
番号記載欄、3は第2の会員番号記載欄、10が処理装
置、11がキーボード、12が表示装置、13が記憶装
置、20が第1の会員番号に対応するマスターファイ
ル、21が第1の会員番号記載欄、22がその利用限度
額記載欄、23がその延滞情報記載欄、24が第2の会
員番号記載欄、30が第2の会員番号に対応するマスタ
ーファイル、31が第2の会員番号記載欄、32がその
利用限度額記載欄、33がその延滞情報記載欄、34が
第1の会員番号記載欄である。
【0018】提携カード1を発行する場合、カード会社
は顧客の利用限度額、延滞情報、住所、氏名、生年月日
等の属性を管理するため、会員を特定するコード(会員
番号等)を採番し、対応するマスターファイルに登録す
る。本発明では、汎用カードとしての会員番号を第1の
会員番号に対応するマスターファイル20の第1の会員
番号記載欄21に登録し、従来のカードの番号としてカ
ードに記録して発行すると同時に、専用カードとしての
会員番号も別途同一カード顧客に付与し、第2の会員番
号に対応するマスターファイル30の第2の会員番号記
載欄31に登録し、該会員番号も同一のカードに記録し
て発行する。
【0019】また、第1の会員番号に対応するマスター
ファイル20には、汎用カードとしての利用限度額を欄
22に登録し、第2の会員番号に対応するマスターファ
イル30に専用カードとしての利用限度額を欄32に登
録する。通常は専用カードとしての利用限度額は、汎用
カードの利用限度額より高額にしておく。しかし、特別
な事情がある場合はこの限りではない。このようにする
ことによって、1枚のカードでありながら、2つ以上の
マスターファイルを保有する事が出来るため、利用限度
額の管理も別々に独立したものとして管理することが可
能となる。
【0020】また、カードを発行するときカード会社は
同一の顧客に付与した、複数の会員番号に対応する全て
のマスターファイルに、他の会員番号またはマスターフ
ァイルの会員番号を知るためのコードを登録してある。
この実施例では、第1の会員番号に対応するマスターフ
ァイルには、第2の会員番号を欄24に登録し、第2の
会員番号に対応するマスターファイルには、第1の会員
番号を欄34に登録してある。このようにして、いずれ
の会員番号を利用した場合であっても延滞情報や紛失情
報などを共有または交換することを可能とし、リスクの
軽減を図ることが出来る。
【0021】カード会社の加盟店で前記提携カード1を
汎用カードとして使用する場合は、CAT(クレジット
カードオーソリゼーションターミナル)端末15やPO
S(ポイントオブセールス)端末のカードリーダ16に
カード1を挿入すると、該端末はカード1の第1の会員
番号2を読み取り、本システムに信用情報を問い合わせ
る。
【0022】処理装置10は、会員番号から記憶装置1
3に登録されている第1の会員番号に対応するマスター
ファイル20の当該会員の情報を検索し、クレジットの
利用限度額欄22や延滞情報欄23を調べ、更に第2の
会員番号記載欄24に記載されている第2の会員番号を
読み取り、該番号によって第2の会員番号に対応するマ
スターファイル30の延滞情報欄33に記載されている
延滞情報を検索し、事故がないかどうかを調べ、複数の
マスターファイルのいずれかに事故情報が登録されてい
るときには、当該カード1の利用を拒否すべきことを通
知する。
【0023】専用カードとして使用する場合について
は、提携する呉服店や楽器店や自動車ディーラー等の小
売店とカード発行会社の間で取り決めた位置に記録され
ている第2の会員番号により、利用限度額、延滞情報、
紛失情報等をカード会社に問い合わせる。問い合わせを
受けたカード会社のシステムでは、処理装置10が受付
けた第2の会員番号から関連するマスターファイル30
の利用限度額欄32や延滞情報、紛失情報などを検索
し、さらに第1の会員番号記載欄の情報により第1の会
員番号に対応するマスターファイルの事故情報(延滞情
報、紛失情報等)について調べ、販売可否や利用限度額
を提携小売店に回答する。この場合の利用限度額は、第
1の会員番号に対応するマスターファイルに記載された
限度額に拘束されず、第2の会員番号に対応するマスタ
ーファイルに記載された独自の利用限度額を基準として
回答を行うので、第1のマスターファイルに登録された
利用限度額より高額のクレジット金額を利用出来る。
【0024】提携する小売店とカード会社との販売可否
連絡のやりとりは、CAT等による外、電話・ファクシ
ミリ等を利用したオフラインでも利用可能である。
【0025】
【実施例2】図4は、他の実施例に用いるマスターファ
イルの例を示す図で40が第1の会員番号に対応するマ
スターファイル、41が第1の会員番号記載欄、42が
その利用限度額情報記載欄、43がその延滞情報記載
欄、44が第1と第2の会員番号に共通に設定された検
索キー記載欄、50が第1の会員番号と第2の会員番号
とを関係づけた検索ファイル、51が第1と第2の会員
番号に共通に設定された検索ファイルを検索するための
検索キー記載欄、52が第1の会員番号記載欄、53が
第2の会員番号記載欄、60が第2の会員番号に対応す
るマスターファイル、61が第2の会員番号記載欄、6
2がその利用限度額記載欄、63がその延滞情報記載
欄、64が第1の会員番号と共通する検索キー記載欄で
ある。
【0026】本実施例は、提携カード1に記載された第
1の会員番号と第2の会員番号のそれぞれに対応するマ
スターファイルを検索するための他の方法を示すもの
で、汎用カードとして第1の会員番号が利用された場合
に、第1の会員番号に対応するマスターファイルと第2
の会員番号に対応するマスターファイルを関係づけるた
め、第1の会員番号に対応するマスターファイル40の
検索キー欄44と、第2の会員番号に対応するマスター
ファイル60の検索キー欄64には共通のコードが検索
キーとして登録してあり、当該コードと一致する検索フ
ァイル50を読み取ることによって第2の会員番号を容
易に入手することが出来、第2の会員番号に対応するマ
スターファイル60に記載されている延滞情報や紛失情
報を調べることが出来る。
【0027】この方法によれば3つ以上の会員番号を用
いて提携カードを発行する場合に、それぞれの会員番号
に対応するマスターファイルに他の2つ以上の会員番号
を記載する必要がないため、実施例1の場合に比べ記憶
装置13の記憶領域を有効に使用することが可能であ
る。
【0028】
【実施例3】図5および図8は、他の実施例を示す図
で、図5は、本実施例に用いるマスターファイルの例を
示す図で、図8はこの例の処理の流れを示す図である。
70が第1の会員番号に対応するマスターファイル、7
1が第1の会員番号記載欄、72がその利用限度額情報
記載欄、73が延滞情報ファイルの検索キー記載欄、8
0が第1の会員番号に対応する延滞情報と第2の会員番
号に対応する延滞情報が登録された延滞情報ファイル
で、81がその検索キー記載欄、82が第1の会員番号
に対応する延滞情報記載欄、83が第2の会員番号に対
応する延滞情報記載欄、90が第2の会員番号に対応す
るマスターファイル、91が第2の会員番号記載欄、9
2がその利用限度額欄、93がその検索キー記載欄であ
る。
【0029】第1の会員番号による利用があった場合、
第1の会員番号に対応するマスターファイル70から利
用限度額欄に記載された利用限度額情報を読み取り、当
該利用の結果が利用限度額に達していないことを確認す
ると同時に、延滞情報ファイル検索キー欄73に記載さ
れている検索キーから、延滞情報ファイルを検索し第1
の会員番号ならびに第2の会員番号に対応する延滞情報
・紛失情報等の事故情報を読み取ることによって、販売
可否等を判断することが出来る。
【0030】提携カードなどの利用では、カード会社で
は紛失カードが使用されたり延滞がないことを確認して
いる。つまり本発明の利用限度額の確認は利用会員番号
についてのみ確認すればよいが、紛失情報や延滞情報は
提携カード1に記載されたどの会員番号が利用されても
確認する必要があるので、少なくともカードに記載され
ている全ての会員番号の延滞情報を延滞ファイルとして
所有することにより、延滞情報の検索時間を削減するこ
とが可能である。
【0031】
【実施例4】図6および図9は他の実施例を示す図であ
り、本実施例は、請求項4および請求項8、請求項12
に関するもので、図6は本実施例で用いるカード1に記
載された会員番号に対応するマスターファイルを示す図
で、図9は本実施例の処理の流れを示す図である。10
0がカードに記載された会員番号に対応するマスターフ
ァイルで、101がカードに記載された会員番号記載
欄、102が利用先1の識別コード記載欄、105が利
用先2の識別コード記載欄、103が利用先1に対応す
る利用限度額記載欄、106が利用先2に対応する利用
限度額欄、104が利用先1に対応する延滞情報記載
欄、107が利用先2に対応する延滞情報記載欄であ
る。利用限度額はカードが使用される場所・店によって
あらかじめ決定されており、また普通カード会社ではカ
ードの使用出来る場所・店を特定するために番号または
コードを付与して管理する方法がとられている。
【0032】前記カード1が利用先1で使用されると、
カード会社にはカード1に記載された会員番号と利用先
1の識別コードおよび利用金額等が報告され、該会員番
号に対応するマスターファイル100の利用先1の識別
コード記載欄102を参照し一致していれば利用限度額
1欄103と延滞情報1欄104および延滞情報2欄1
07に記載された情報を用いてカードの利用可否を判断
し、利用場所・店に連絡する。
【0033】マスターファイルの利用先欄は2つに限っ
たものではなく、利用限度額を別管理すべき利用先の数
を記載すればよいことはもちろんのことである。この方
法によれば、必ずしも複数の会員番号を設ける必要がな
いので、従来のカードに記載する情報を変更する必要が
なくかつカードに記載された会員番号に対応するマスタ
ーファイルをアクセスするだけで顧客に与えた全ての利
用限度額および延滞情報を参照することが可能であり、
信頼性の高い複数限度額クレジットカード管理システム
を提供することが出来る。
【0034】
【発明の効果】本発明によれば、汎用カードとしての機
能はそのまま利用できるうえ、専用カードとして独自の
利用限度を設けることができ、汎用カードとしての利用
によって専用カードとしての利用限度額を使ってしまっ
たり、またはその逆に専用カードとしての利用によって
汎用カードとしての利用限度額を使ってしまうという問
題点を回避することが出来るため、従来の提携カードで
は得られない独自のサービスが提供でき、しかも事故情
報を共有することにより、クレジットカード発行者や販
売店にとって安全性の高いクレジットカードシステムを
得られる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例のシステムに用いるクレジット
カードの図である。
【図2】本発明の実施例に用いるシステムの図である。
【図3】本発明の実施例に用いるマスターファイルの図
である。
【図4】本発明の実施例に用いるマスターファイルの図
である。
【図5】本発明の実施例に用いるマスターファイルの図
である。
【図6】本発明の実施例に用いるマスターファイルの図
である。
【図7】本発明の実施例の処理の流れを示す図である。
【図8】本発明の実施例の処理の流れを示す図である。
【図9】本発明の実施例の処理の流れを示す図である。
【符号の説明】 1 カード 2 第1の会員番号記載欄 3 第2の会員番号記載欄 10 処理装置 11 キーボード 12 表示装置 13 記憶装置 20 第1の会員番号に対応するマスターファイ
ル 21 第1の会員番号記載欄 22 利用限度額記載欄 23 延滞情報(事故情報)記載欄 24 第2の会員番号記載欄 30 第2の会員番号に対応するマスターファイ
ル 31 第2の会員番号記載欄 32 利用限度額記載欄 33 延滞情報(事故情報)記載欄 34 第1の会員番号記載欄 40 第1の会員番号に対応するマスターファイ
ル 41 第1の会員番号記載欄 42 利用限度額記載欄 43 延滞情報(事故情報)記載欄 44 検索キー記載欄 50 検索キーファイル 51 検索キー記載欄 52 第1の会員番号記載欄 53 第2の会員番号記載欄 60 第2の会員番号に対応するマスターファイ
ル 61 第2の会員番号記載欄 62 利用限度額記載欄 63 延滞情報(事故情報)記載欄 64 検索キー記載欄 70 第1の会員番号に対応するマスターファイ
ル 71 第1の会員番号記載欄 72 利用限度額記載欄 73 延滞情報検索キー記載欄 80 延滞情報ファイル 81 延滞情報検索キー記載欄 82 第1の会員番号に対応する延滞情報 83 第2の会員番号に対応する延滞情報 90 第2の会員番号に対応するマスターファイ
ル 91 第2の会員番号記載欄 92 利用限度額記載欄 93 延滞情報検索キー記載欄 100 カードの会員番号に対応するマスターファ
イル 101 会員番号記載欄 102 利用先1の識別コード 103 利用先1に対応する利用限度額記載欄 104 利用先1に対応する延滞情報記載欄 105 利用先2の識別コード 106 利用先2に対応する利用限度額記載欄 107 利用先2に対応する延滞情報記載欄
【手続補正2】
【補正対象書類名】図面
【補正対象項目名】全図
【補正方法】変更
【補正内容】
【図1】
【図2】
【図6】
【図3】
【図4】
【図5】
【図9】
【図7】
【図8】

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】あらかじめ利用先毎に決定した複数のクレ
    ジット限度額と対応する複数の番号を記録した1枚のカ
    ードと、少なくとも番号毎にそれぞれのクレジット限度
    額と事故情報を登録するマスターファイルと、特定の番
    号によるアクセスを受けたとき当該番号のマスターファ
    イルに登録された他の複数の番号から事故情報を検索す
    る手段と、当該番号のクレジット限度額情報と該検索手
    段により他の番号の事故情報の検索結果からクレジット
    の利用可否を判断する手段を備えた複数限度額クレジッ
    トカード管理システム。
  2. 【請求項2】あらかじめ利用先毎に決定した複数のクレ
    ジット限度額と対応する複数の番号を記録した1枚のカ
    ードと、少なくとも番号毎にそれぞれのクレジット限度
    額と事故情報を登録するマスターファイルと、それぞれ
    の番号のマスターファイルとを関連づける索引ファイル
    と、特定の番号によるアクセスを受けたとき索引ファイ
    ルに登録された他の番号のマスターファイルの事故情報
    を検索する手段と、当該番号のクレジット限度額情報と
    該事故情報の検索結果からクレジットの利用可否を判断
    する手段を備えた複数限度額クレジットカード管理シス
    テム。
  3. 【請求項3】あらかじめ利用先毎に決定した複数のクレ
    ジット限度額と対応する複数の番号を記録した1枚のカ
    ードと、少なくとも番号毎のクレジット限度額情報を登
    録したマスターファイルと、当該カードに記録された全
    ての番号の事故情報を登録した事故情報ファイルと、特
    定の番号によるアクセスを受けたとき当該番号から事故
    情報ファイルを検索する手段と、当該番号のクレジット
    限度額情報と該事故情報の検索結果からクレジットの利
    用可否を判断する手段を備えた複数限度額クレジットカ
    ード管理システム。
  4. 【請求項4】少なくとも1つの番号が記録されたカード
    と、該カード番号に対応した少なくとも利用先毎に決定
    した複数のクレジット限度額情報と全ての利用先の事故
    情報を登録したマスターファイルと、カードが利用され
    たとき該カード番号と利用先からクレジット限度額情報
    と事故情報を検索しクレジットの利用可否を判断する手
    段を備えた複数限度額クレジットカード管理システム。
  5. 【請求項5】クレジット限度額と対応する番号に異なっ
    た会員番号を利用する請求項1の複数限度額クレジット
    カード管理システム。
  6. 【請求項6】クレジット限度額と対応する番号に異なっ
    た会員番号を利用する請求項2の複数限度額クレジット
    カード管理システム。
  7. 【請求項7】クレジット限度額と対応する番号に異なっ
    た会員番号を利用する請求項3の複数限度額クレジット
    カード管理システム。
  8. 【請求項8】クレジット限度額と対応する番号に異なっ
    た会員番号を利用する請求項4の複数限度額クレジット
    カード管理システム。
  9. 【請求項9】クレジット限度額と対応する番号に異なっ
    た加盟店番号を利用する請求項1または請求項5の複数
    限度額クレジットカード管理システム。
  10. 【請求項10】クレジット限度額と対応する番号に異な
    った加盟店番号を利用する請求項2または請求項6の複
    数限度額クレジットカード管理システム。
  11. 【請求項11】クレジット限度額と対応する番号に異な
    った加盟店番号を利用する請求項3または請求項7の複
    数限度額クレジットカード管理システム。
  12. 【請求項12】クレジット限度額と対応する番号に異な
    った加盟店番号を利用する請求項4または請求項8の複
    数限度額クレジットカード管理システム。
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Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2002215896A (ja) * 2001-01-12 2002-08-02 Jcb:Kk クレジットカード処理方法およびクレジットカード処理システム
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