JPH09185623A - 言語処理装置及び方法 - Google Patents

言語処理装置及び方法

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Publication number
JPH09185623A
JPH09185623A JP7342864A JP34286495A JPH09185623A JP H09185623 A JPH09185623 A JP H09185623A JP 7342864 A JP7342864 A JP 7342864A JP 34286495 A JP34286495 A JP 34286495A JP H09185623 A JPH09185623 A JP H09185623A
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JP
Japan
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language
patterns
result
expression
analysis
Prior art date
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JP7342864A
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English (en)
Inventor
Hideo Ito
秀夫 伊東
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Ricoh Co Ltd
Original Assignee
Ricoh Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 言語表現を形態素解析する場合に、その解析
結果に複数の言語パターンが発生しても、これを一つに
特定できるようにする。 【解決手段】 二つの言語パターンの優先順位を各種の
組み合わせで設定しておき、言語表現の形態素解析の結
果に複数の言語パターンが発生すると、これを優先順位
により一つに特定する。言語パターンを組み合わせに対
応して選定するので、言語パターンの各々に優先度を設
定した場合より良好な結果を得ることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、言語表現を形態素
解析や構文解析により解析する言語処理装置及び方法に
関する。
【0002】
【従来の技術】現在、自動翻訳装置、テキスト検索装
置、音声認識装置、文字認識装置、等の実用化が要望さ
れている。このような装置が有効に機能するためには、
例えば、言語表現を形態素解析することが必要となる
が、これを正確に実現することは困難である。
【0003】つまり、形態素解析は、言語表現を連続す
る複数の形態素に分割し、その形態素の各々の語形と言
語カテゴリとを定義することにより実現されるが、以下
に例示するように、言語カテゴリが一つに特定できない
ことがある。
【0004】 例文1:彼は学生である 候補1:彼(名詞)+は(助詞)+学生(名詞)+で(助動詞)
+ある(動詞) 候補2:彼(名詞)+は(助詞)+学生(名詞)+で(助動詞)
+ある(助動詞) ここでは形態素を“語形(言語カテゴリ)”と表現し、
分割を“+”と表現している。
【0005】上述した例文1を内容的に解析すると候補
2が正解であるが、これを装置により判定することは困
難である。この解決を目的とした言語処理装置が、特開
平2-50261 号公報に開示されている。その言語処理装置
では、以下に例示するように、二つの言語カテゴリを連
設させて多数の言語パターンを作成し、この多数の言語
パターンの各々に優先度の数値をコストとして設定して
いる。そして、このコストが最小の言語パターンを選択
することにより解析結果を特定する。
【0006】 言語パターン1:助動詞+動詞 ← コスト10 言語パターン2:助動詞+助動詞 ← コスト9 言語パターン3:格助詞+動詞 ← コスト8 この他にも各種の言語パターンを設定しておく。
【0007】例えば、上記した例文1の“である”は、
候補1,2で“助動詞+動詞”“助動詞+助動詞”なる
言語パターンに解析されるので、そのコストを比較する
と候補2を特定することができる。以下の例文2の場合
は候補1が正解であるが、これもコストの比較により特
定することが可能である。
【0008】 例文2:会議が大阪である 候補1: … +で(格助詞)+ある(動詞) ←コスト8 候補2: … +で(助動詞)+ある(助動詞) ←コスト9
【0009】
【発明が解決しようとする課題】上述した言語処理装置
では、形態素解析の結果に複数の言語パターンが発生し
た場合に、これの複数の言語パターンを各々のコストに
より一つに特定する。
【0010】しかし、このような言語パターンのコスト
推移率を日本語の全部の言語表現に整合させることはで
きず、以下に例示するように、このようなコストの推移
率に整合しない言語表現が存在することが判明してい
る。
【0011】 例文3:彼は堅物で困る 候補1: … +で(格助詞)+困る(動詞) ←コスト8 候補2: … +で(助動詞)+困る(動詞) ←コスト10 この場合、内容的には候補2が正解であるが、コストに
よると候補1が選択されてしまう。この言語表現で候補
2が選択されるように言語パターンのコストを修正する
ことは可能であるが、その場合は前述した例文1,2の
少なくとも一方の結果が間違うことになる。なお、ここ
では形態素解析を例示して説明したが、上述のような課
題は構文解析でも発生している。
【0012】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の言語処理
装置は、二つの言語パターンの優先順位が各種の組み合
わせで設定された順位記憶手段と、解析対象の言語表現
が入力される言語入力手段と、入力された言語表現を複
数の形態素に解析する形態素解析手段と、解析結果に言
語パターンが複数となる部分が発生した場合に、この複
数の言語パターンを優先順位により一つに特定する結果
特定手段とを有する。従って、言語入力手段に入力され
た解析対象の言語表現を、形態素解析手段により複数の
形態素に解析する際、この解析結果に言語パターンが複
数に判定される部分が発生しても、この言語パターンの
優先順位が組み合わせに対応して順位記憶手段に設定さ
れているので、結果特定手段により形態素解析の結果が
一つに特定される。なお、ここで云う言語パターンは、
形態素解析の結果に相当する言語のパターンであり、具
体的には複数の品詞の連設パターンである。
【0013】請求項2記載の言語処理装置は、二つの言
語カテゴリの優先順位が各種の組み合わせで設定された
順位記憶手段と、解析対象の言語表現が入力される言語
入力手段と、入力された言語表現を複数の形態素に解析
する形態素解析手段と、解析結果に言語カテゴリが複数
となる形態素が発生した場合に、この複数の形態素の言
語カテゴリを優先順位により一つに特定する結果特定手
段とを有する。従って、言語入力手段に入力された解析
対象の言語表現を、形態素解析手段により複数の形態素
に解析する際、この解析結果に言語カテゴリが複数に判
定される形態素が発生しても、この言語カテゴリの優先
順位が組み合わせに対応して順位記憶手段に設定されて
いるので、結果特定手段により形態素解析の結果が一つ
に特定される。
【0014】請求項3記載の言語処理装置は、二つの修
飾パターンの優先順位が各種の組み合わせで設定された
順位記憶手段と、解析対象の言語表現が入力される言語
入力手段と、入力された言語表現の構文構造を解析する
構文解析手段と、解析結果に修飾パターンが複数となる
部分が発生した場合に、この複数の修飾パターンを優先
順位により一つに特定する結果特定手段とを有する。従
って、言語入力手段に入力された解析対象の言語表現
を、構文解析手段により構文構造に解析する際、この解
析結果に修飾パターンが複数に判定される部分が発生し
ても、この修飾パターンの優先順位が組み合わせに対応
して順位記憶手段に設定されているので、結果特定手段
により構文解析の結果が一つに特定される。なお、ここ
で云う修飾パターンは、構文解析の結果に相当する言語
のパターンであり、具体的には複数の品詞に修飾関係を
定義した構文構造である。
【0015】請求項4記載の言語処理方法は、二つの言
語パターンの優先順位を各種の組み合わせで設定してお
き、解析対象の言語表現が入力されると、この入力され
た言語表現を複数の形態素に解析し、この解析結果に言
語パターンが複数となる部分が発生した場合に、この複
数の言語パターンを優先順位により一つに特定するよう
にした。従って、入力された解析対象の言語表現を複数
の形態素に解析する際、この解析結果に言語パターンが
複数に判定される部分が発生しても、この言語パターン
の優先順位が組み合わせに対応して検出されるので、形
態素解析の結果が一つに特定される。なお、ここで云う
言語パターンは、形態素解析の結果に相当する言語のパ
ターンであり、具体的には複数の品詞の連設パターンで
ある。
【0016】請求項5記載の言語処理方法は、二つの言
語カテゴリの優先順位を各種の組み合わせで設定してお
き、解析対象の言語表現が入力されると、この入力され
た言語表現を複数の形態素に解析し、この解析結果に言
語カテゴリが複数となる形態素が発生した場合に、この
複数の形態素の言語カテゴリを優先順位により一つに特
定するようにした。従って、入力された解析対象の言語
表現を複数の形態素に解析する際、この解析結果に言語
カテゴリが複数に判定される形態素が発生しても、この
言語カテゴリの優先順位が組み合わせに対応して検出さ
れるので、形態素解析の結果が一つに特定される。
【0017】請求項6記載の言語処理方法は、二つの修
飾パターンの優先順位を各種の組み合わせで設定してお
き、解析対象の言語表現が入力されると、この入力され
た言語表現の構文構造を解析し、この解析結果に修飾パ
ターンが複数となる部分が発生した場合に、この複数の
修飾パターンを優先順位により一つに特定するようにし
た。従って、入力された解析対象の言語表現を構文構造
に解析する際、この解析結果に修飾パターンが複数に判
定される部分が発生しても、この修飾パターンの優先順
位が組み合わせに対応して検出されるので、構文解析の
結果が一つに特定される。なお、ここで云う修飾パター
ンは、構文解析の結果に相当する言語のパターンであ
り、具体的には複数の品詞に修飾関係を定義した構文構
造である。
【0018】
【発明の実施の形態】本発明の実施の第一の形態を図1
ないし図3に基づいて以下に説明する。まず、本実施の
形態の言語処理装置1は、適正なハードウェアとソフト
ウェアとを具備したマイクロコンピュータからなり、図
1に示すように、言語入力手段2、形態素解析手段3、
結果出力手段4、結果特定手段5、順位記憶手段である
言語パターン優先テーブル6、を有している。
【0019】この言語パターン優先テーブル6は、例え
ば、各種データを記憶するメモリを有しており、図2に
示すように、二つの言語パターンの優先順位が各種の組
み合わせで設定されている。なお、ここで云う言語パタ
ーンは、形態素解析の結果に相当し、複数の品詞の連設
パターンである。
【0020】前記言語入力手段2は、各種データを受信
するインターフェイスを有しており、解析対象の言語表
現が入力される。前記形態素解析手段3は、語形と言語
カテゴリからなる多数の形態素が設定された単語辞書を
有しており、図3に示すように、パターンマッチングに
より言語表現を複数の形態素に解析する。前記結果出力
手段4は、各種データを送信するインターフェイスを有
しており、形態素解析の結果を出力する。
【0021】前記形態素解析手段3の解析結果が一つに
特定された場合、これは前記結果出力手段4により直接
に出力されるが、解析結果が一つに特定されない場合、
これは前記結果特定手段5に伝送される。この結果特定
手段5は、解析結果に言語パターンが複数となる部分が
発生した場合に、この言語パターンの組み合わせを前記
言語パターン優先テーブル6から検出し、その組み合わ
せに設定されている優先順位により複数の言語パターン
を一つに特定する。
【0022】このような構成において、本実施の形態の
言語処理装置1は、解析対象の言語表現が入力される
と、この言語表現を形態素解析し、この解析結果を出力
する。このとき、形態素解析の結果が一つに特定されな
い場合も発生するが、これを言語パターンの組み合わせ
に設定された優先順位により一つに特定するので、解析
結果を一つだけ出力することができる。
【0023】このような言語処理装置1の言語処理方法
を以下に順次説明する。まず、図3に示すように、解析
対象の言語表現が外部から言語入力手段2に入力される
と(ステップS1)、形態素解析手段3は、入力された
言語表現の文字列を単語辞書の形態素とパターンマッチ
ングさせ、言語表現を複数の形態素に解析する(ステッ
プS2)。この解析結果が一つに特定された場合、これ
は結果出力手段4により外部に出力され(ステップS
3,S7)、処理動作を終了する。
【0024】しかし、形態素解析において特定の単語の
言語カテゴリが複数に判定できる場合、これは解析結果
に言語パターンが複数となる部分が発生したことにな
り、この複数の解析結果は外部に出力されることなく結
果特定手段5に伝送される。この結果特定手段5は、解
析結果の複数の言語パターンに対応する言語パターンの
組み合わせを言語パターン優先テーブル6から検出し
(ステップS4)、その組み合わせに設定されている優
先順位により一つの言語パターンを排除する(ステップ
S5,S6)。この結果選定された言語パターンが一つ
か複数かを判定し(ステップS3)、言語パターンが一
つに特定されるまで上述の処理動作を繰り返す(ステッ
プS3〜S6)。このように言語パターンが一つに特定
されると、これが一つの解析結果として結果出力手段4
により外部に出力される。
【0025】例えば、前述した例文1の場合、 例文1:彼は学生である 候補1: … +で(助動詞)+ある(動詞) 候補2: … +で(助動詞)+ある(助動詞) となるので、図2に示すように、これらの言語パターン
の優先順位を組み合わせにより検出すると“ 助動詞+
助動詞 < 助動詞+動詞 ”となり、候補2を正解と特
定することができる。
【0026】同様に、前述した例文2の場合も、 例文2:会議が大阪である 候補1: … +で(格助詞)+ある(動詞) 候補2: … +で(助動詞)+ある(助動詞) なので、この言語パターンの組み合わせの優先順位によ
り候補1を正解と特定することができる。そして、例文
3の場合も、 例文3:彼は堅物で困る 候補1: … +で(格助詞)+困る(動詞) 候補2: … +で(助動詞)+困る(動詞) なので、この言語パターンの組み合わせの優先順位によ
り候補2を正解と特定することができる。
【0027】つまり、本実施の形態の言語処理装置1の
言語処理方法では、言語パターンの組み合わせに優先順
位を設定し、言語パターンに個々に優先度を設定するこ
とはしないので、解析結果に発生した複数の言語パター
ンから一つを適正に選定することができ、言語表現を良
好に形態素解析することができる。
【0028】なお、本実施の形態の言語処理装置1の言
語処理方法では、言語表現の形態素解析の結果が一つに
特定されない場合に、これを複数の言語パターンの組み
合わせとして所定の優先順位により一つに特定すること
を例示したが、これを言語カテゴリの組み合わせとして
所定の優先順位により一つに特定することも可能であ
る。
【0029】その場合、図4に示すように、順位記憶手
段として言語カテゴリ優先テーブル7を設け、ここに二
つの言語カテゴリの優先順位を各種の組み合わせで設定
しておく。前述のように言語表現の解析結果に言語カテ
ゴリが複数となる形態素が発生した場合、結果特定手段
5により、複数の形態素の言語カテゴリを優先順位によ
り一つに特定する。例えば、前述した例文1“彼は学生
である”の場合、候補1の“ある(動詞)”と候補2の
“ある(助動詞)”では、“助動詞>動詞”なる言語カテ
ゴリの組み合わせの優先順位により、候補2を正解と特
定することができる。
【0030】このような言語処理装置の言語処理方法で
も、言語カテゴリの組み合わせに優先順位を設定し、言
語カテゴリに個々に優先度を設定することはしないの
で、解析結果に発生した複数の言語カテゴリから一つを
適正に選定することができ、言語表現を良好に形態素解
析することができる。
【0031】つぎに、本発明の実施の第二の形態を図5
ないし図8に基づいて以下に説明する。なお、本実施の
形態の言語処理装置11に関し、前述した言語処理装置
1と同一の部分は、同一の名詞と符号とを利用して詳細
な説明は省略する。まず、本実施の形態の言語処理装置
11には、図5に示すように、構文解析手段12、結果
特定手段13、順位記憶手段である修飾パターン優先テ
ーブル14、が設けられている。
【0032】この修飾パターン優先テーブル14には、
図6に示すように、二つの修飾パターンの優先順位が各
種の組み合わせで設定されている。なお、ここで云う修
飾パターンは、構文解析の結果に相当し、複数の品詞に
修飾関係を定義した構文構造である。前記構文解析手段
12は、語形と言語カテゴリからなる多数の単語が設定
された単語辞書を有しており、図7に示すように、単語
のパターンマッチングと文法の条件とにより言語表現の
構文構造を解析する。前記結果特定手段13は、構文解
析の結果に修飾パターンが複数となる部分が発生した場
合に、この修飾パターンの組み合わせを前記修飾パター
ン優先テーブル14から検出し、その組み合わせに設定
されている優先順位により複数の修飾パターンを一つに
特定する。
【0033】このような構成において、本実施の形態の
言語処理装置11は、入力される解析対象の言語表現を
構文解析し、この解析結果が一つに特定されない場合で
も、これを一つに特定してから出力する。
【0034】このような言語処理装置11の言語処理方
法を以下に順次説明する。まず、図7に示すように、解
析対象の言語表現が外部から言語入力手段2に入力され
ると(ステップT1)、構文解析手段12は、入力され
た言語表現の文字列をパターンマッチングにより単語辞
書の単語に解析し、その修飾関係を文法の条件に対応し
て解析する(ステップT2)。この解析結果が一つに特
定された場合、これは結果出力手段4により外部に出力
され(ステップT3,T7)、処理動作を終了する。
【0035】しかし、構文解析の結果に修飾パターンが
複数となる部分が発生した場合、この複数の解析結果は
外部に出力されることなく結果特定手段13に伝送され
る。この結果特定手段13は、解析結果の複数の修飾パ
ターンに対応する修飾パターンの組み合わせを修飾パタ
ーン優先テーブル14から検出し(ステップT4)、そ
の組み合わせに設定されている優先順位により一つの修
飾パターンを排除する(ステップT5,T6)。この結
果選定された修飾パターンが一つか複数かを判定し(ス
テップT3)、修飾パターンが一つに特定されるまで上
述の処理動作を繰り返す(ステップT3〜T6)。この
ように修飾パターンが一つに特定されると、これが一つ
の解析結果として結果出力手段4により外部に出力され
る。
【0036】例えば、“とてもびっくりした”なる例文
4を想定した場合、図8に示すように、“とても(程度
副詞)”の修飾先は、候補1の“びっくり(副詞)”と候
補2の“した(動詞)”となる。これらの修飾パターンの
優先順位を組み合わせにより検出すると“ 程度副詞→
副詞 > 程度副詞→動詞 ”となり、候補2を正解と特
定することができる。
【0037】つまり、本実施の形態の言語処理装置11
の言語処理方法では、修飾パターンの組み合わせに優先
順位を設定し、修飾パターンに個々に優先度を設定する
ことはしないので、解析結果に発生した複数の修飾パタ
ーンから一つを適正に選定することができ、言語表現を
良好に構文解析することができる。
【0038】
【発明の効果】請求項1記載の言語処理装置は、二つの
言語パターンの優先順位が各種の組み合わせで設定され
た順位記憶手段と、解析対象の言語表現が入力される言
語入力手段と、入力された言語表現を複数の形態素に解
析する形態素解析手段と、解析結果に言語パターンが複
数となる部分が発生した場合に、この複数の言語パター
ンを優先順位により一つに特定する結果特定手段と、を
有することにより、形態素解析の結果に言語パターンが
複数に判定される部分が発生しても、この言語パターン
の優先順位が組み合わせに対応して検出されるので、形
態素解析の結果を一つに特定して出力することができ
る。
【0039】請求項2記載の言語処理装置は、二つの言
語カテゴリの優先順位が各種の組み合わせで設定された
順位記憶手段と、解析対象の言語表現が入力される言語
入力手段と、入力された言語表現を複数の形態素に解析
する形態素解析手段と、解析結果に言語カテゴリが複数
となる形態素が発生した場合に、この複数の形態素の言
語カテゴリを優先順位により一つに特定する結果特定手
段と、を有することにより、形態素解析の結果に言語カ
テゴリが複数に判定される形態素が発生しても、この言
語カテゴリの優先順位が組み合わせに対応して検出され
るので、形態素解析の結果を一つに特定して出力するこ
とができる。
【0040】請求項3記載の言語処理装置は、二つの修
飾パターンの優先順位が各種の組み合わせで設定された
順位記憶手段と、解析対象の言語表現が入力される言語
入力手段と、入力された言語表現の構文構造を解析する
構文解析手段と、解析結果に修飾パターンが複数となる
部分が発生した場合に、この複数の修飾パターンを優先
順位により一つに特定する結果特定手段と、を有するこ
とにより、構文解析の結果に修飾パターンが複数に判定
される部分が発生しても、この修飾パターンの優先順位
が組み合わせに対応して検出されるので、構文解析の結
果を一つに特定して出力することができる。
【0041】請求項4記載の言語処理方法は、二つの言
語パターンの優先順位を各種の組み合わせで設定してお
き、解析対象の言語表現が入力されると、この入力され
た言語表現を複数の形態素に解析し、この解析結果に言
語パターンが複数となる部分が発生した場合に、この複
数の言語パターンを優先順位により一つに特定するよう
にしたことにより、形態素解析の結果に言語パターンが
複数に判定される部分が発生しても、この言語パターン
の優先順位が組み合わせに対応して検出されるので、形
態素解析の結果を一つに特定して出力することができ
る。
【0042】請求項5記載の言語処理方法は、二つの言
語カテゴリの優先順位を各種の組み合わせで設定してお
き、解析対象の言語表現が入力されると、この入力され
た言語表現を複数の形態素に解析し、この解析結果に言
語カテゴリが複数となる形態素が発生した場合に、この
複数の形態素の言語カテゴリを優先順位により一つに特
定するようにしたことにより、形態素解析の結果に言語
カテゴリが複数に判定される形態素が発生しても、この
言語カテゴリの優先順位が組み合わせに対応して検出さ
れるので、形態素解析の結果を一つに特定して出力する
ことができる。
【0043】請求項6記載の言語処理方法は、二つの修
飾パターンの優先順位を各種の組み合わせで設定してお
き、解析対象の言語表現が入力されると、この入力され
た言語表現の構文構造を解析し、この解析結果に修飾パ
ターンが複数となる部分が発生した場合に、この複数の
修飾パターンを優先順位により一つに特定するようにし
たことにより、構文解析の結果に修飾パターンが複数に
判定される部分が発生しても、この修飾パターンの優先
順位が組み合わせに対応して検出されるので、構文解析
の結果を一つに特定して出力することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の第一の形態の言語処理装置を示
す模式図である。
【図2】順位記憶手段である言語パターン優先テーブル
を示す模式図である。
【図3】言語処理方法を示すフローチャートである。
【図4】一変形例の言語処理装置の順位記憶手段である
言語カテゴリ優先テーブルを示す模式図である。
【図5】本発明の実施の第二の形態の言語処理装置を示
す模式図である。
【図6】順位記憶手段である修飾パターン優先テーブル
を示す模式図である。
【図7】言語処理方法を示すフローチャートである。
【図8】構文解析の結果を示す模式図である。
【符号の説明】
1,11 言語処理装置 2 言語入力手段 3 形態素解析手段 4 結果出力手段 5,13 結果特定手段 6,7,14 順位記憶手段 12 構文解析手段

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 二つの言語パターンの優先順位が各種の
    組み合わせで設定された順位記憶手段と、解析対象の言
    語表現が入力される言語入力手段と、入力された言語表
    現を複数の形態素に解析する形態素解析手段と、解析結
    果に言語パターンが複数となる部分が発生した場合に、
    この複数の言語パターンを優先順位により一つに特定す
    る結果特定手段と、を有することを特徴とする言語処理
    装置。
  2. 【請求項2】 二つの言語カテゴリの優先順位が各種の
    組み合わせで設定された順位記憶手段と、解析対象の言
    語表現が入力される言語入力手段と、入力された言語表
    現を複数の形態素に解析する形態素解析手段と、解析結
    果に言語カテゴリが複数となる形態素が発生した場合
    に、この複数の形態素の言語カテゴリを優先順位により
    一つに特定する結果特定手段と、を有することを特徴と
    する言語処理装置。
  3. 【請求項3】 二つの修飾パターンの優先順位が各種の
    組み合わせで設定された順位記憶手段と、解析対象の言
    語表現が入力される言語入力手段と、入力された言語表
    現の構文構造を解析する構文解析手段と、解析結果に修
    飾パターンが複数となる部分が発生した場合に、この複
    数の修飾パターンを優先順位により一つに特定する結果
    特定手段と、を有することを特徴とする言語処理装置。
  4. 【請求項4】 二つの言語パターンの優先順位を各種の
    組み合わせで設定しておき、解析対象の言語表現が入力
    されると、この入力された言語表現を複数の形態素に解
    析し、この解析結果に言語パターンが複数となる部分が
    発生した場合に、この複数の言語パターンを優先順位に
    より一つに特定するようにしたことを特徴とする言語処
    理方法。
  5. 【請求項5】 二つの言語カテゴリの優先順位を各種の
    組み合わせで設定しておき、解析対象の言語表現が入力
    されると、この入力された言語表現を複数の形態素に解
    析し、この解析結果に言語カテゴリが複数となる形態素
    が発生した場合に、この複数の形態素の言語カテゴリを
    優先順位により一つに特定するようにしたことを特徴と
    する言語処理方法。
  6. 【請求項6】 二つの修飾パターンの優先順位を各種の
    組み合わせで設定しておき、解析対象の言語表現が入力
    されると、この入力された言語表現の構文構造を解析
    し、この解析結果に修飾パターンが複数となる部分が発
    生した場合に、この複数の修飾パターンを優先順位によ
    り一つに特定するようにしたことを特徴とする言語処理
    方法。
JP7342864A 1995-12-28 1995-12-28 言語処理装置及び方法 Pending JPH09185623A (ja)

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JP7342864A JPH09185623A (ja) 1995-12-28 1995-12-28 言語処理装置及び方法

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ID=18357092

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JP7342864A Pending JPH09185623A (ja) 1995-12-28 1995-12-28 言語処理装置及び方法

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JP (1) JPH09185623A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002082923A (ja) * 2000-09-08 2002-03-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 情報収集方法、情報収集装置、情報収集プログラムを記録した記録媒体

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JP2002082923A (ja) * 2000-09-08 2002-03-22 Nippon Telegr & Teleph Corp <Ntt> 情報収集方法、情報収集装置、情報収集プログラムを記録した記録媒体

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