JPH09184916A - 偏光ビームスプリッター及び多層膜の成膜方法 - Google Patents

偏光ビームスプリッター及び多層膜の成膜方法

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JPH09184916A
JPH09184916A JP7342994A JP34299495A JPH09184916A JP H09184916 A JPH09184916 A JP H09184916A JP 7342994 A JP7342994 A JP 7342994A JP 34299495 A JP34299495 A JP 34299495A JP H09184916 A JPH09184916 A JP H09184916A
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film
layer
thickness
substrate
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JP7342994A
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Kazunari Tokuda
一成 徳田
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Olympus Optical Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 入射光の発散角が±5°以上の広い角度領域
に対しても所定の偏光特性を有する偏光ビームスプリッ
ターをする。 【解決手段】 分岐する光の中心波長をλ、高屈折率材
料からなる膜の光学的膜厚H及び低屈折率材料からなる
膜の光学的膜厚Lとしたとき、0.8×λ/4≦H≦1
×λ/4且つ0.7×λ/4≦L≦1×λ/4となる第
1のスタックと、1.3×λ/4≦H≦1.5×λ/4
且つ1.2×λ/4≦L≦1.5×λ/4となる第2の
スタックとによって偏光ビームスプリッターを構成す
る。第1及び第2のスタックを備えることにより、広い
角度領域に対応する偏光特性を具備する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は所定の波長の光線が
入射した場合に、その偏光状態により分岐する方向が所
定の割合で異なるような偏光ビームスプリッターおよび
その多層膜の成膜方法に関する。
【0002】
【従来の技術】光ディスク装置、レーザプリンター、レ
ーザー加工機、測定装置などのレーザー応用機器では、
光源からの光路と検出器にいたる光路の分割を行うため
偏光ビームスプリッターが使用されている。
【0003】特に、光学ヘッドにおいてビームスプリッ
ターは半導体レーザーからの直線偏光を光磁気記録媒体
に導くと共に、光磁気記録媒体からの戻り光を光検出器
に導くため、S偏光反射率が80%、S偏光透過率が2
0%で、P偏光については光磁気記録媒体からの戻り光
を効率良く光検出器に導くために、その透過率がほぼ1
00%になるように構成されている。
【0004】この偏光ビームスプリッターは通常、光学
的膜厚が設計波長の1/4倍の厚さを有する高屈折率層
及び低屈折率層を基板上に積層することによって構成さ
れている。またビームスプリッターとして機能する波長
領域を広げるために、積層した膜にさまざまな調整層を
付与したり、あるいは特開平5−35403号公報に記
載されるように、設計波長の1/4の整数倍、あるいは
整数の逆数倍の光学的膜厚を基準膜厚として用いてい
る。
【0005】以上のような偏光ビームスプリッターの多
層膜を成膜する際の膜厚制御方法は、屈折率が1.52
程度の同材質の高屈折率層用及び低屈折率層用の複数枚
のモニタグラスをそれぞれ用意し、高屈折率層を高屈折
率層用のモニタグラスに、低屈折率層を低屈折率層用の
モニタグラスに対して専用に積層している。そしてモニ
タグラスの屈折率と異なる屈折率の膜が成膜された時
は、その膜厚によってモニタグラス表面での反射率が変
化するという原理を利用して、モニタグラスからの反射
光の光量変化を検出しながら膜厚制御している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】従来の偏光ビームスプ
リッターは光線の入射角の制限が厳しく、多くは45°
のみか、或いは他の単一の角度、すなわち中心角度に対
して、±1°程度の角度領域でのみしか所望の偏光特性
を得ることができない。このため、光学系を構成する要
素の配置がある程度、固定され、これにより光学設計の
範囲が狭くなっている。このため装置の小型化/簡素化
あるいは部品点数の減少を図る場合の制限となってい
た。
【0007】また、ビームスプリッターを透過した戻り
光のP偏光とS偏光との間に位相差が生じると、戻り光
が楕円偏光化して再生信号のC/Nが低下するため、少
なくとも光磁気記録媒体からビームスプリッターを透過
するまでの戻り光学系においては、位相差が生じないよ
うに構成する必要があった。
【0008】ところで、光ヘッドを小型化するため最近
では、図29に示すように偏光ビームスプリッター10
0を発散光束110中に配置している。このような構成
では、光ビームスプリッター100に入射する光の入射
角は幅を有しており、上述したS偏光とP偏光との間の
透過による位相差(透過位相差)は入射角の全てにおい
て生じないことが求められる。しかしながら、従来で
は、S偏光とP偏光の透過位相差は入射角依存性が著し
く、全入射光に対して位相差を抑えることができない。
従って、ある入射角において位相差を生じないようにし
ても、他の入射角では位相差が大きく生じることにな
る。
【0009】一方、従来の成膜方法に用いるモニタグラ
スは通常屈折率が1.52程度のガラスであり、これと
屈折率が大きく異なる高屈折率の材料を成膜する際は、
膜厚に対するモニタグラスの反射率の変化の振幅が大き
く、信号のS/N比が充分大きくなるので精度の良い膜
厚制御が可能となる。これに対して、モニタグラスの屈
折率よりも小さな屈折率の膜、例えば屈折率が1.46
のSiO2 膜を成膜する際に、モニタグラスの反射光量
の変化を検出して膜厚を制御する際、モニタグラスとの
屈折率差が小さいため、モニタグラスの反射光量の変化
の振幅が小さく、これにより信号のS/N比が悪くなっ
て、精度の良い膜厚制御が難しくなる。これにより、屈
折率の小さな材料、例えばSiO2 の膜厚誤差が大きく
なって、設計性能からずれた多層膜が成膜される問題点
を有していた。
【0010】本発明はかかる問題点に鑑みてなされたも
のであり、請求項1の目的は入射ビームの発散角が±5
°以上の広い角度領域においても、所定の偏光特性を有
し、これにより光学系の設計自由度を向上させることが
可能な偏光ビームスプリッターを提供する点にある。
【0011】請求項2の目的は、S偏光とP偏光の透過
又は反射による位相差の入射角依存性が小さい偏光ビー
ムスプリッターを提供する点にある。
【0012】請求項3の目的は、屈折率が1.52程度
の一般的なガラスをモニタグラスとして用いても、基板
に成膜する多層膜の膜厚制御が良好で、設計性能を簡単
に得ることができる偏光ビームスプリッターを提供する
点にある。
【0013】請求項4の目的は、屈折率が1.52程度
の一般的なガラスからなるモニタグラスを用いて基板へ
の多層膜の制御を行う際に、低屈折率材料の成膜を良好
に制御でき、これにより基板への多層膜の形成を良好に
行うことが可能な成膜方法を提供する点にある。
【0014】上記目的を達成するため、請求項1の発明
は、高屈折率材料からなる膜と低屈折率材料からなる膜
とを基板上に交互に積層してなるビームスプリッターに
おいて、分岐する光の中心波長をλ、高屈折率材料から
なる膜の光学的膜厚H及び低屈折率材料からなる膜の光
学的膜厚Lとしたとき、0.8×λ/4≦H≦1×λ/
4且つ0.7×λ/4≦L≦1×λ/4となる第1のス
タックと、1.3×λ/4≦H≦1.5×λ/4且つ
1.2×λ/4≦L≦1.5×λ/4となる第2のスタ
ックとを有することを特徴とする。ここでスタックとは
同じ膜厚の繰り返しを指す。
【0015】基板に第1のスタックだけの膜を形成した
場合には、この膜が分岐光の中心波長λより短い波長の
P偏光及びS偏光を反射すると共に、λ付近及びλより
もある程度長い波長の光をも反射する。そして、S偏光
の光の方がP偏光の光よりも長い波長の光を反射する。
【0016】一方、基板に第2のスタックだけの膜を形
成した場合、この膜は逆にλより長い波長のP偏光及び
S偏光を反射すると共に、λ付近及びλよりもある程度
短い波長の光をも反射する。そして、S偏光の光の方が
P偏光の光よりも短い波長の光を反射する。
【0017】これらの第1及び第2のスタックを同時に
備える多層膜では、双方の膜の特性を合成した特性とな
り、λ付近の波長域でP偏光は透過し、S偏光は反射す
るビームスプリッターとなる。そして、上述した膜厚を
有する場合においては、特に特性の角度依存性と波長依
存性の面でも非常に良好な膜となることが実験的にも見
いだされた。
【0018】これにより、±5°或いはそれ以上の広い
角度域で所望の偏光特性を有する偏光ビームスプリッタ
ーとすることができる。さらに、この偏光ビームスプリ
ッターを用いることによって、光学系の設計自由度が増
加する。例えば、発散光源からコリメーターレンズを介
することなく偏光分離素子を配置できるなど、光学系を
小型化できるばかりでなく、部品点数が少なくなって構
成を簡素化することができる。
【0019】請求項2の発明は、請求項1において、分
岐する光の中心波長をλ、膜総数をNとしたとき、光学
的膜厚が(N/10)×(λ/4)以上となっている位
相調整層を1層以上有するものである。
【0020】偏光ビームスプリッタートータルでのS偏
光とP偏光とに生じる位相差は、各層で生じる位相差の
足し合わされたものである。各層で生じる位相差は各層
の膜厚に比例する。従って、ほぼ同じ膜厚の層の繰り返
しであれば、偏光ビームスプリッタートータルでの位相
差は、膜総数に比例して大きくなる傾向にある。位相調
整層はこのような層の繰り返しによって生じた位相差を
キャンセルさせる特性を有し、これにより偏光ビームス
プリッタートータルでの位相差をコントロールできる。
上述のように膜総数が多いほど層の繰り返しによる位相
差が大きいところから、この位相差をキャンセルするた
めの位相調整層の膜厚は膜総数に比例する。本発明にお
いて、広い入射角範囲にわたって位相差をコントロール
できる位相調整層としては、分岐する光の中心波長を
λ、膜総数をNとしたとき、光学的膜厚が(N/10)
×(λ/4)以上である層を1層以上有することが良好
である。
【0021】請求項3の発明は、屈折率が1.8以上の
基板に施される多層膜において、基板の屈折率に対して
3.5%以下の屈折率差を有する高屈折率の材料の層を
基板側から第1層目に設けた多層膜とするものである。
【0022】屈折率が1.8以上の基板は高屈折率の基
板である。この高屈折率の基板と3.5%以下の屈折率
差という数値は基板の屈折率と近い屈折率であり、この
高屈折率の材料の層を設けることにより、第1層目は光
学的な作用がほとんどない膜となる。すなわちその層に
限っては、いかなる膜厚であろうと多層膜全体としての
光学特性にほとんど影響を及ぼすことがなくなる。言い
換えれば、第1層目の膜厚は光学特性に影響を与えない
ので、都合の良い任意の厚さに設定することができる。
【0023】請求項4の発明は、モニタグラスの反射光
の光量を検出することによって基板への多層膜の膜厚制
御を行う方法において、基板の屈折率に対して3.5%
以下の屈折率差を有する高屈折率の材料を用い、前記多
層膜の第1層目の膜厚の全ての厚さ分または一部の厚さ
分の膜をモニタ波長に対して1/4波長の光学的膜厚と
なるようにモニタグラス上に成膜し、その後、このモニ
タグラスの膜上に低屈折率材料のスタックを成膜しなが
らモニタグラスからの反射光の光量を検出して基板への
多層膜の膜厚制御するものである。ここでモニタ波長と
は、モニタグラスに光を照射してモニタグラス上に成膜
された膜厚を観察するための波長である。
【0024】この成膜方法は、低屈折率層制御用のモニ
タグラスの第1層目に対して行うものである。すなわ
ち、基板の屈折率に対して3.5%以下の屈折率差を有
する高屈折率の材料の膜をモニタグラス上に成膜する
が、多層膜の第1層目の膜厚の全部又は一部の厚さ分の
膜をモニタグラスのモニタ波長に対して、1/4波長の
光学的膜厚となるように成膜するものである。そして、
この膜上に低屈折率材料のスタックを成膜する。
【0025】一方、高屈折率層制御用のモニタグラス上
に対しては、上述した多層膜の第1層目の厚さの残りが
ある場合、高屈折率材料をその残りの厚さで成膜する
か、多層膜の第3層目の材料によって成膜する。そし
て、この膜上に高屈折率材料のスタックを成膜する。こ
れらの各モニタグラスからの反射光を検出することで、
基板への高屈折率層と低屈折率層の膜厚を制御するもの
である。
【0026】屈折率が1.52程度の一般的なガラスを
モニタガラスとしたとき、初層としてモニタグラスより
も屈折率が充分に高い材料(1.65以上、特に好まし
くは1.8以上の屈折率)の層を光学的膜厚でモニタ波
長の1/4だけ成膜すると、モニタグラスの反射率が高
くなり、その上にモニタガラスと屈折率の近い低屈折率
の材料、例えばSiO2 を成膜すると、その膜厚に対し
てモニタガラスの反射率の変化の振幅が大きいため、モ
ニタ信号のS/N比が良くなって、精度良く膜厚制御す
ることができる。
【0027】そこで、膜厚制御したい低屈折率材料、例
えばSiO2 の層を制御する際のモニタ波長に対し、モ
ニタグラス上にモニタ波長の1/4波長に相当する光学
的膜厚の高屈折率材料の層を第1層として設け、それを
モニタグラスの初層として成膜する。低屈折率制御用の
モニタグラスのモニタ波長をλ1 とすると、λ1 /4に
相当する高屈折率層を第1層として設けた場合は、偏光
ビームスプリッターの第1層の全部を低屈折率制御用の
モニタグラスに設けることに相当する。
【0028】又,低屈折率制御用のモニタグラスのモニ
タ波長をλ1 、高屈折率制御用のモニタグラスのモニタ
波長をλ2 とした場合、各モニタグラス上で(λ1 /4
+λ 2 /4)に相当する高屈折率層を第1層として設け
た場合は、λ1 /4側を低屈折率制御用のモニタグラス
に設け、λ2 /4側を高屈折率制御用のモニタグラスに
設ける。
【0029】さらに、3枚よりも多い数のモニタグラス
を用いる場合は、各モニタグラスに照射するモニタ波長
をそれぞれ異ならせると共に、第1層として成膜する膜
厚を(λ1 /4、λ2 /4、λ3 /4、……)として成
膜し、基板上には各モニタグラス上の(λ1 /4、λ2
/4、λ3 /4、……)を合計した高屈折率の膜厚に対
応する膜厚の第1層目が成膜される。これによって、多
層膜全体としての光学特性には制限を与えることなく、
低屈折率材料層の膜厚制御性を向上させることができ
る。
【0030】
【発明の実施の形態】
(実施の形態1)この実施の形態では、屈折率2.24
のニオブ酸リチウム(LiNbO3 )からなる基板上に
45±9°の角度域でλ=680nmの波長光のS偏光
の反射率の目標値が80%であり、P偏光の反射率の目
標値が0%となる膜を設けたビームスプリッターを示
す。
【0031】まず、LiNbO3 からなる基板を真空槽
中にセットした後、基板を300℃まで加熱し、真空度
が5×10-4Paに到達した後に光学的膜厚が図1に示
す27層の膜を真空蒸着法によって成膜した。膜材料は
高屈折率材料としてTiO2、低屈折率材料としてSi
2 を使用した。第1のスタックのTiO2 は0.90
2×λ/4、SiO2 は0.84×λ/4、第2のスタ
ックのTiO2 は1.371×λ/4、SiO2 1.2
71×λ/4である。ただし、λ=680nmである。
このビームスプリッターの680nmでの透過率特性を
測定した結果を図2に示す。同図において、Sは各角度
におけるS偏光の反射率を、Pは各角度におけるP偏光
の反射率をそれぞれ示す。図2に示すように、45±9
°の角度域でS偏光の反射率が60〜80%、P偏光の
反射率が15%以下となり、目的とする偏光分離の機能
を充分に果たす良好な特性となった。
【0032】(実施の形態2)この実施の形態では、屈
折率2.24のLiNbO3 からなる基板上に36〜5
4°の角度域でλ=680nmの波長光のS偏光の反射
率の目標値が80%、P偏光の反射率の目標値が0%と
なるような膜を設けたビームスプリッターを示す。
【0033】まず、LiNbO3 からなる基板を真空槽
中にセットした後、基板を300℃まで加熱し、真空度
が5×10-4Paに到達した後に光学的膜厚が図3のよ
うな27層の膜を真空蒸着法によって成膜した。膜材料
は高屈折率材料としてTiO 2 、低屈折率材料としてS
iO2 を使用した。第1のスタックは、TiO2 が0.
953×λ/4、SiO2 は0.837×λ/4であ
り、第2のスタックは、TiO2 が1.388×λ/
4、SiO2 が1.265×λ/4である。波長λは6
80nmである。このビームスプリッターの680nm
での透過率特性を測定したところ、図4のように36〜
54°の角度域でS偏光の反射率が65〜80%、P偏
光の反射率が11%以下となり、目的の偏光分離の機能
を充分に果たす良好な特性となった。
【0034】(実施の形態3)この実施の形態では、屈
折率2.24のLiNbO3 からなる基板上に45±9
°の角度域でλ=685nmの波長光のS偏光の反射率
の目標値が80%、P偏光の反射率の目標値が0%とな
るような膜を設けたビームスプリッターを示す。
【0035】まず、LiNbO3 からなる基板を真空槽
中にセットした後、基板を300℃まで加熱し、真空度
が5×10-4Paに到達した後に光学的膜厚が図5のよ
うな27層の膜を真空蒸着法によって成膜した。膜材料
は高屈折率材料としてTiO 2 、低屈折率材料としてS
iO2 を使用した。第1のスタックは、TiO2 が0.
975×λ/4、SiO2 は0.776×λ/4、第2
のスタックは、TiO 2 が1.357×λ/4、SiO
2 が1.279×λ/4である。波長λは685nmで
ある。このビームスプリッターの685nmでの透過率
特性を測定したところ、図6のように45±9°の角度
域でS偏光の反射率が65〜80%、P偏光の反射率が
15%以下となり、目的の偏光分離の機能を充分に果た
す良好な特性となった。
【0036】(実施の形態4)図7は屈折率2.24の
ニオブ酸リチウム(LiNbO3 )基板上に45±9°
の入射角度域でλ=785nmの波長のS偏光の反射率
の目標値が70%、P偏光の反射率の目標値が0%、S
偏光とP偏光の透過位相差δの入射角による変化が±7
°以下となるような偏光ビームスプリッターの膜構成を
示す。この実施の形態の膜構成においては、膜総数を2
1層とし、基板側から1層目のSiO2層の光学的膜厚
を2.81×λ/4(λ=785nm)とした。
【0037】この膜構成とした場合の反射率特性を図8
に示す。また、透過光の位相飛びを図9に示す。反射率
特性は785nmの波長の光のS偏光の反射率が70
%、P偏光の反射率が5%以下となり、良好な特性を示
している。また、S偏光とP偏光の透過位相差も入射角
45±9°の範囲で変化量が±7°に収まっており、良
好な特性である。本実施の形態では比較的少なく且つ単
純な膜構成で比較的良好な特性が得られた。
【0038】(実施の形態5)図10は屈折率1.52
のガラス基板上に45±9°の入射角度域でλ=785
nmの波長光のS偏光の反射率の目標値が70%、P偏
光の反射率の目標値が0%、S偏光とP偏光の透過位相
差δの入射角による変化が±7°以下となるような偏光
ビームスプリッターの膜構成を示す。この膜構成におい
ては、膜総数を21層とし、基板側から21層目のSi
2 層の光学的膜厚を2.69×λ/4(λ=785n
m)とした。
【0039】この膜構成とした場合の反射率特性を図1
1に示す。また、透過光の位相飛びを図12に示す。反
射率特性は実施の形態4と同様に良好な特性を示してい
る。また、S偏光とP偏光の透過位相差も入射角45±
9°の範囲で変化量が±5°に収まっており、良好な特
性である。この実施の形態では、比較的少ない膜総数で
且つ単純な膜構成で比較的良好な特性が得られた。
【0040】(実施の形態6)この実施の形態の多層膜
は、屈折率2.24のニオブ酸リチウム基板上での使用
波長λ=680nmであり、空気側からの入射角が45
°に対してS偏光の反射率が80%、P偏光の反射率が
0%となるように設計したものである。
【0041】図13は膜構成を示す。屈折率2.24の
ニオブ酸リチウム基板に対して第一層目に屈折率2.2
5のTiO2 層を設けた。基板のニオブ酸リチウムと一
層目のTiO2 の屈折率差は0.4%である。
【0042】この実施の形態の多層膜において、第一層
目のTiO2 の膜厚を111nmとした場合と、226
nmとした場合の光学特性をそれぞれ図14及び図15
に示す。両者の光学特性はほとんど変わらないことがわ
かる。従って、第一層目のTiO2 の膜厚を任意に設定
できる。
【0043】(実施の形態7)この実施の形態の多層膜
は、屈折率1.52のBK−7と、屈折率2.24のニ
オブ酸リチウムの接合面に用いるものであり、使用波長
λ=680nmでBK−7側からの入射角が45°で、
S偏光の反射率が80%、P偏光の反射率が0%となる
ように設計したものである。
【0044】図16はこの実施の形態の膜構成を示す。
屈折率2.24のニオブ酸リチウム基板に対して第一層
目に屈折率2.25のTiO2 層を設けた。基板のニオ
ブ酸リチウムと一層目のTiO2 の屈折率差は0.4%
である。
【0045】この実施の形態の多層膜において、第一層
目のTiO2 の膜厚を245nmとした場合と、165
nmにした場合の光学特性をそれぞれ図17と図18に
示す。両者の光学特性はほとんど変わらないことがわか
る。従って、第一層目のTiO2 の膜厚を任意に設定で
きる。
【0046】(実施の形態8)この実施の形態の多層膜
は、屈折率2.38のチタン酸バリウム基板上での使用
波長λ=680nmであり、空気からの入射角が45°
で、S偏光の反射率が80%、P偏光の反射率が0%と
なるように設計したものである。
【0047】図19はこの実施の形態の膜構成を示す。
屈折率2.38のチタン酸バリウム基板に対して第一層
目に屈折率2.3のTiO2 層を設けた。基板のチタン
酸バリウムと一層目のTiO2 の屈折率差は3.4%で
ある。
【0048】この実施の形態の多層膜において、第一層
目のTiO2 の膜厚を127nmとした場合と、224
nmにした場合の光学特性をそれぞれ図20と図21に
示す。両者の光学特性はほとんど変わらないことがわか
る。従って、第一層目のTiO2 の膜厚を任意に設定で
きる。
【0049】(実施の形態9)この実施の形態の多層膜
は、屈折率1.95のジルコン基板上での使用波長λ=
680nmであり、空気からの入射角が45°で、S偏
光の反射率が80%、P偏光の反射率が0%となるよう
に設計したものである。
【0050】図22はこの実施の形態の膜構成を示す。
屈折率1.95のジルコン基板に対して第一層目に屈折
率2.0のTa2 5 層を設けた。基板のジルコンと一
層目のTa2 5 の屈折率差は2.5%である。
【0051】この実施の形態の多層膜において、第一層
目のTa2 5 の膜厚を145nmにした場合と、25
8nmにした場合の光学特性をそれぞれ図23と図24
に示す。両者の光学特性はほとんど変わらないことがわ
かる。従って、第一層目のTa2 iO5 の膜厚を任意に
設定できる。
【0052】(実施の形態10)図25は光学式膜厚計
1を有した成膜装置2の概略図を示す。光学式膜厚計1
は光源電源11によって発光する光源5と、光源5から
のモニタ光6を成膜装置2の成膜室3内に導くと共に、
成膜室3内のモニタグラス4から反射するモニタ光6を
受光部7方向に反射する反射部材13と、モニタ光6の
中からモニタ波長の光だけを透過するフィルター8と、
フィルター8を透過した光を受光する受光部7と、受光
部7で受光された信号が入力される測定器12とを備え
ている。この光学式膜厚計1は成膜に伴ってモニタグラ
ス4からの反射光の強度が変化することを受光部7でモ
ニタし、この反射光の強度から測定器12が膜厚を計測
するものである。
【0053】一方、成膜装置2は蒸発源10と、モニタ
グラス4と、成膜が施される基板9とを有し、これらが
成膜室3内に配置されている。この場合、モニタグラス
4は成膜室3の上方におけるモニタ光6の入射部分との
対応位置に配置されている。又、一方の蒸発源10には
高屈折率材料が載置され、他方の蒸発源10には低屈折
率材料が載置される。
【0054】このような成膜装置2において、成膜され
る基板9上とモニタグラス4上では蒸発源10からの距
離等、装置のレイアウトの関係で同じ膜厚にはならず、
2種の蒸着材料ではそれぞれ異なる比率をもった関係と
なるのが一般的である。すなわち、モニタグラス4上で
の膜厚に対し、基板9上では一方の材料はa倍(例え
ば、0.7〜0.8倍)、他方の材料はb倍(例えば、
0.7〜0.8倍)の膜厚が付着する。しかるに膜厚は
あくまでモニタグラス4上でモニタするのであるから、
膜厚制御はモニタグラス4上での膜厚との相関関係で決
定される。
【0055】上記構成の装置を用いて、高屈折率材料で
あるTiO2 と、低屈折率材料であるSiO2 との繰り
返しであり、第3、第5、第7、……の奇数層が光学的
膜厚160nmのTiO2 からなり、第2、第4、第
6、……に偶数層が光学的膜厚150nmのSiO2
らなると共に、第 1層目が光学的膜厚150nmのTi
2 である多層膜における光学的膜厚150nmのSi
2 層の膜厚制御を行う。
【0056】この場合、この光学的膜厚がちょうどλ/
4となるような波長(λ)600nmをモニタ波長とし
た。モニタグラス4には屈折率が1.52のガラスを用
いた。まず、膜が付着していない状態でのモニタグラス
の反射光の強度の相対値を10とする。このモニタグラ
スに多層膜の第1層目のTiO2 を光学的膜厚で150
nm成膜した。これによりモニタグラスの反射光は増加
して極大値となり、その相対値が約38.5となる。
【0057】このTiO2 に続いて、SiO2 を成膜す
ると、モニタグラス4の反射光は減少して極小値が1
0.5となり、偶数層のSiO2 をλ/4づつ繰り返し
て成膜すると、モニタグラスの反射光の強度は光学的膜
厚が150nm毎に、周期的に極大値約38.5と極小
値約10.5を示す。図26はこの状態を示す。
【0058】一方、TiO2 に関しては、SiO2 用の
モニタグラスとは別個のTiO2 用のモニタグラスを用
意する。そして、このモニタグラスが何も付着していな
い状態での160nmの光学的膜厚が丁度、λ/4にな
るようにモニタ波長を選択して奇数層の膜を成膜する。
この場合には、λ/4毎に反射光強度が極大値と極小値
を示すため、この値によって膜厚を制御する。従って反
射光強度が極値をとる毎に成膜を止めることにより、所
望の膜厚のSiO2 及びTiO2 を制御できる。このよ
うな方法では、光量変化の振幅が大きくなるので膜厚制
御を精度良く行うことが可能となる。
【0059】(実施の形態11)この実施の形態では、
第1層目が光学的膜厚400nmのTiO2 である多層
膜における膜中、光学的膜厚が250nmのSiO2
と、150nmのSiO 2 層の膜厚制御を行う。膜厚が
異なるので2枚のモニタグラスを用い、それぞれの光学
的膜厚がちょうどλ/4となるように第1のモニタグラ
スのモニタ波長を1000nm、第2のモニタグラスの
モニタ波長を600nmとした。モニタグラスには屈折
率が1.52のガラスを用いた。
【0060】まず、膜を何も着けない状態でのモニタグ
ラスの反射光の強度の相対値を10とする。第1のモニ
タグラスに対して、多層膜の第1層目であるTiO2
光学的膜厚で250nm成膜した。これにより第1のモ
ニタグラスの反射光が増加して極大値となりその相対値
は約38.5となる。次に、第2のモニタグラスに多層
膜の第1層目であるTiO2 を光学的膜厚で150nm
成膜した。これにより第2のモニタグラスの反射光が増
加して極大値となり、その相対値は約38.5となる。
【0061】これに続いて第1のモニタグラスにSiO
2 を成膜すると、モニタグラスの反射光の強度は、図2
7で示すように、光学的膜厚が250nmとなる毎に周
期的に極大値約38.5と極小約10.5を示す。一
方、第2のモニタグラスにSiO2 を成膜すると、モニ
タグラスの反射光の強度は図28に示すように、光学的
膜厚が150nmとなる毎に周期的に極大値約38.5
と極小値約10.5を示す。以上によりそれぞれ反射光
強度が極値となる毎に、成膜を止めることにより所望の
膜厚のSiO2 を成膜でき、その膜厚制御が可能とな
る。
【0062】
【発明の効果】請求項1の発明は、入射光の発散角が±
5°以上の広い角度領域においても所定の偏光特性を有
している。このためこの偏光ビームスプリッターを用い
ることにより小型で、部品点数が少なく、簡潔な光学系
とすることができる。
【0063】請求項2の発明は、S偏光とP偏光の透過
又は反射による位相差の入射角依存性が小さい偏光ビー
ムスプリッターとすることができる。
【0064】請求項3の発明は、屈折率が1.52程度
の一般的なガラスをモニタグラスとして用いても、基板
に成膜する多層膜の膜厚制御が良好で、設計性能を簡単
に得ることができる。
【0065】請求項4の発明は、屈折率が1.52程度
の一般的なガラスをモニタグラスとして用いた場合に
も、基板への低屈折率材料の成膜を良好に制御すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】実施の形態1の多層膜を示す構成図である。
【図2】実施の形態1の多層膜の反射率特性図である。
【図3】実施の形態2の多層膜の構成図である。
【図4】実施の形態2の多層膜の反射率特性図である。
【図5】実施の形態3の多層膜の構成図である。
【図6】実施の形態3の多層膜の反射率特性図である。
【図7】実施の形態4の多層膜の構成図である。
【図8】実施の形態4の多層膜の反射率特性図である。
【図9】実施の形態4の多層膜の位相飛びを示す特性図
である。
【図10】実施の形態5の多層膜の構成図である。
【図11】実施の形態5の多層膜の反射率特性図であ
る。
【図12】実施の形態5の多層膜の位相飛びを示す特性
図である。
【図13】実施の形態6の多層膜の構成図である。
【図14】実施の形態6の第1層目の光学特性図であ
る。
【図15】実施の形態6の第1層目の光学特性図であ
る。
【図16】実施の形態7の多層膜の構成図である。
【図17】実施の形態7の第1層目の光学特性図であ
る。
【図18】実施の形態7の第1層目の光学特性図であ
る。
【図19】実施の形態8の多層膜の構成図である。
【図20】実施の形態8の第1層目の光学特性図であ
る。
【図21】実施の形態8の第1層目の光学特性図であ
る。
【図22】実施の形態9の多層膜の構成図である。
【図23】実施の形態9の第1層目の光学特性図であ
る。
【図24】実施の形態9の第1層目の光学特性図であ
る。
【図25】成膜装置の断面図である。
【図26】実施の形態10のモニタグラスによる膜厚制
御を示す特性図である。
【図27】実施の形態11の第1のモニタグラスによる
膜厚制御を示す特性図である。
【図28】実施の形態11の第2のモニタグラスによる
膜厚制御を示す特性図である。
【図29】偏光ビームスプリッターの使用例を示す正面
図である。
【符号の説明】
2 成膜装置 4 モニタグラス 9 基板

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高屈折率材料からなる膜と低屈折率材料
    からなる膜とを基板上に交互に積層してなるビームスプ
    リッターにおいて、 分岐する光の中心波長をλ、高屈折率材料からなる膜の
    光学的膜厚H及び低屈折率材料からなる膜の光学的膜厚
    Lとしたとき、0.8×λ/4≦H≦1×λ/4且つ
    0.7×λ/4≦L≦1×λ/4となる第1のスタック
    と、1.3×λ/4≦H≦1.5×λ/4且つ1.2×
    λ/4≦L≦1.5×λ/4となる第2のスタックとを
    有することを特徴とする偏光ビームスプリッター。
  2. 【請求項2】 膜総数をN、分岐する光の中心波長をλ
    としたとき、光学的膜厚が(N/10)×(λ/4)以
    上となっている位相調整膜を1層以上有することを特徴
    とする請求項1記載の偏光ビームスプリッター。
  3. 【請求項3】 基板の屈折率が1.8以上であり、この
    基板の屈折率に対して3.5%以下の屈折率差を有する
    高屈折率材料の膜を基板側の第1層目に設けたことを特
    徴とする請求項1記載の偏光ビームスプリッター。
  4. 【請求項4】 モニタグラスの反射光の光量を検出する
    ことによって基板への多層膜の膜厚制御を行う方法にお
    いて、基板の屈折率に対して3.5%以下の屈折率差を
    有する高屈折率材料を用い、前記多層膜の第1層目の膜
    厚の全ての厚さ分または一部の厚さ分の膜をモニタ波長
    に対して1/4波長の光学的膜厚となるようにモニタグ
    ラス上に成膜し、その後、このモニタグラスの膜上に低
    屈折率材料のスタックを成膜しながらモニタグラスから
    の反射光の光量を検出して基板への多層膜の膜厚制御す
    ることを特徴とする多層膜の成膜方法。
JP7342994A 1995-12-28 1995-12-28 偏光ビームスプリッター及び多層膜の成膜方法 Withdrawn JPH09184916A (ja)

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