JPH09184763A - 半透明物体の色刺激値測定方法およびこの方法を実施するための装置 - Google Patents

半透明物体の色刺激値測定方法およびこの方法を実施するための装置

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JPH09184763A
JPH09184763A JP8316393A JP31639396A JPH09184763A JP H09184763 A JPH09184763 A JP H09184763A JP 8316393 A JP8316393 A JP 8316393A JP 31639396 A JP31639396 A JP 31639396A JP H09184763 A JPH09184763 A JP H09184763A
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measurement
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color stimulus
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Markus Berner
ベルナー マルクス
Carlo Gobbetti
ゴベッティ カルロ
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MHT Optic Res AG
MHT Optic Research AG
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 半透明物体の色刺激値をより一層正確に測定
する。 【解決手段】 半透明物体の色刺激値測定装置は2つの
光源を有し、試験物体の表面上に異なる大きさの2つの
光スポットを形成する。光は光源から試験物体へ光伝導
ファイバ束によって伝送される。試験物体で反射した光
はレンズで受光し光伝導ファイバ束により分光計に導
く。その後、測定信号をデジタル化しマイクロプロセッ
サで算術的に評価する。2つの異なる大きさの光スポッ
トを用いることで、半透明物体の色刺激値を測定する際
の測定誤差を限定し補正することができる。このため、
不透明参照物体を測定して得られかつ本装置のメモリモ
ジュールに記憶されている参照測定値を使用する。邪魔
な周囲光の影響をなくすためには、光スポットを当てな
い測定をさらに行う。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、試験物体の表面を
部分的に照明しその試験物体表面の選択された部分で反
射された光を測定し算術的に評価する半透明物体の色刺
激値測定方法に関する。また、本発明は、試験物体を照
明する光源と、この光源により照明された試験物体で反
射された光を受け入れる受光器と、この受光器で受け入
れた光を測定するセンサと、測定データを評価するマイ
クロプロセッサとからなる半透明物体の色刺激値測定装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】半透明物体の色相(hue) または色合い(t
int)の測定は、歯科学の分野でしばしば行われるもので
ある。実際問題として、いくつものサンプル義歯の中か
ら、取り替える歯の色相または色合いに合った義歯を選
択する必要がある。しばしば、取り替える歯の色を測定
する代わりに、その隣の1本または2本の歯の色相また
は色合いが測定される。
【0003】義歯を作るための基礎材料の製造業者は、
色相または色合いが異なる複数のサンプル義歯を各種取
りそろえることができる。こうして各種取りそろえられ
た義歯はおのおの割当番号を有し、これによって義歯の
色相または色合いが正確に指定される。義歯を作る場
合、今までのところ歯科医は、概略、次のような手順を
とっている。
【0004】歯科医は、取り替える歯の色と各種取りそ
ろえられた義歯の色とを見た目で比較し、取り替える歯
の色に最も近くて合った義歯を各種取りそろえの中から
選択する。そして、選択された義歯の割当番号をもとに
して、歯科医は同じ色相または色合いの義歯を作るのに
必要な材料の正確な明細を知り、要求される個人的義歯
を作ることになる。しかしながら、この手順は、一方で
は非常におおまかであり、他方では最終義歯に関する限
り誤差に至ることがある。
【0005】半透明物体の色刺激値(color stimulus sp
ecification)を測定するいくつかの方法および装置が技
術的に知られている。これらの方法および装置では、試
験する物体またはその一部をそれぞれ光スポットで照明
し、測定スポットと呼ばれる所定の領域で反射された光
を測定しその後評価する。しかし、試験物体の表面上に
投射された測定スポットも光スポットもどちらも無限に
大きいわけではなく理論的にも無限に大きくはなりえな
いので、実際には測定誤差が生じる。この測定誤差の理
由は、一方では、光の一部が半透明物体の内部を通過し
て測定スポットから出てしまうためであり、他方では、
一定量の光が半透明物体を透過してさらに測定スポット
を照明するためである。換言すれば、試験する半透明物
体を去る光束が、内部から測定スポットの中に加わり受
光素子で受け入れられる光束と等しくないため、測定結
果が試験物体の半透明性によりゆがめられるのである。
【0006】上記した測定誤差により、今までに知られ
ているシステムでは未知の半透明物体の色刺激値を十分
な精度で測定できなかった。
【0007】欧州特許公報第0,250,519号に
は、物体、特に義歯の色を測定する方法および装置が開
示されている。この装置は、おおよそ、分光色彩計、マ
イクロプロセッサ、光源、受光器、および光電池アセン
ブリからなっている。装置の内部較正および光電池のた
め2個の発光ダイオード(LED)がそれぞれ設けられ
ている。これら2個のLEDが発する光の波長は互いに
異なっている。受光器は試験物体で反射された光の測定
だけでなく物体の照明にも役立っている。このため、受
光器は、2つの光コンダクタを挿入し互いに隣接して配
置した円筒形のヘッドを備えている。一方の光コンダク
タは試験物体を照明するのに役立ち、他方の光コンダク
タは試験物体で反射された光を測定するのに用いられ
る。反射した光は光コンダクタによって分光色彩計に導
かれ、この分光色彩計によって歯の拡散分光反射が測定
される。義歯の色を定めるため、その後、異なる照明条
件における三刺激色割合を計算する。
【0008】実際問題として、そのような装置を用いて
行われる歯の色測定はヒトの光学的感覚に関する限りそ
れほど正確でないことが明らかにされている。その理由
はたぶん前述した理由と同じである。つまり、人造歯
(義歯)が自然のヒトの歯とまったく同じ半透明性を示
すものでないために、半透明物体の色刺激値を測定する
際に遭遇する問題である。また、発光用光コンダクタお
よび受光用光コンダクタに関する限り、受光器が設計上
非対称であるため、最終測定結果をゆがめる誤差の可能
性がさらに生じる。事実、光が歯の表面に当たる角度に
よって、異なる測定結果が得られる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、半透
明物体の色刺激値をより一層きわめて正確に測定するこ
とができる半透明物体の色刺激値測定方法を提供するこ
とである。
【0010】本発明の他の目的は、半透明物体の色刺激
値をより一層きわめて正確に測定することができ、しか
も容易かつ迅速に操作可能な半透明物体の色刺激値測定
装置を提供することである。
【0011】
【課題を解決するための手段】これらおよび他の目的に
対処するため、本発明は、第1の面によれば、試験物体
の表面を部分的に照明しその試験物体表面の選択された
部分で反射された光を測定し算術的に評価する半透明物
体の色刺激値測定方法を提供する。基本的には本発明に
よる方法は3つの類似したしかしわずかに異なる方法に
よって実施できる。したがって、各場合において、実際
の方法ステップはまったく同じである。すなわち、 (i) 第1の測定で、第1領域を持つ試験物体の表面の第
1部分を照明し、第2領域を持つ試験物体の表面の第2
部分で反射された光を測定する。これにより、第1の一
組の測定値を得る。 (ii)第2の測定で、第3領域を持つ試験物体の表面の第
3部分を照明し、第4領域を持つ試験物体の表面の第4
部分で反射された光を測定する。これにより、第2の一
組の測定値を得る。 (iii) 参照物体の測定から得られた一組の参照測定値に
基づいて、第1および第2の二組の補償された測定値を
計算する。これら第1および第2の二組の補償測定値
は、前記第1および第2の二組の測定値と前記参照測定
値との関数である。 (iv)それから、前記第1および第2の二組の補償測定値
と試験物体の半透明性による光損失に相当する補正値と
の関数として中間反射値を計算する。 (v) 前記中間反射値と前記参照物体の既知の反射値との
関数として最終反射値を計算し、この最終反射値から試
験物体の色刺激値を得る。
【0012】上記した3つの可能性の差異は、第1の可
能性では、第1部分の第1領域と第3部分の第3領域と
は大きさが同じであり、第4部分の第4領域は大きさが
第2部分の第2領域の大きさと異なっている。第2の可
能性では、第3部分の第3領域は大きさが第1部分の第
1領域の大きさと異なり、第2部分の第2領域と第4部
分の第4領域とは大きさが同じである。第3の可能性で
は、第3部分の第3領域は大きさが第1部分の第1領域
の大きさと異なり、第4部分の第4領域は大きさが第2
部分の第2領域の大きさと異なっている。
【0013】この関係で指摘しておくべき点は、「色刺
激値(color stimulus specification)」という表現は観
察者にとっての色の光学的印象の意であるということで
ある。
【0014】異なる照明領域および/または異なる測定
領域を持った少なくとも2つの測定を行い、また、参照
物体で測定した参照値に基づいて補正値を計算し、これ
によって測定値を補正してそれの半透明性を検討中の色
刺激値を決定するという方法を行うことで、試験用半透
明物体の色刺激値を今まで可能だったよりもかなり正確
に測定できる。
【0015】もっと簡単に言えば、本発明による方法の
基本原理は、少なくとも2つの測定を行い、それによっ
て試験物体表面の照明部分の大きさかまたは反射が測定
される部分のどちらか一方または両方の部分を2つの測
定で変えることである。他方で、半透明参照物体と同じ
ような大きさでもよい。これら2つの大きさを適当に組
み合わせることで、正しい色刺激値をきわめて正確に計
算することができる。
【0016】試験物体の色刺激値を測定する際における
さらに他の問題は周囲の光である。実際問題として、周
囲の光は試験物体を透過し、それから測定系の中に入
る。この周囲の光によって測定結果がゆがめられること
がわかっている。本発明の方法の好適な実施態様によれ
ば、周囲の光の影響は、まったく照明なしに試験物体の
測定をさらに行い、これによって得られた測定値を最終
色刺激値の計算時に参酌することで、考慮に入れられ
る。
【0017】第2の面によれば、本発明は半透明物体の
色刺激値測定装置を提供する。再び、基本的には、本装
置として3つのわずかに異なる実施態様が実現可能であ
る。3つの実施態様のおのおのにおいて、本装置は、試
験物体を照明する発光エレメントと、この発光エレメン
トによって照明された試験物体で反射された光を受け入
れる光学的エレメントと、この光学的エレメントで受け
入れた光を測定するセンサと、測定データを評価するマ
イクロプロセッサとからなっている。
【0018】第1の実施態様によれば、発光エレメント
は少なくとも2つの光源からなっている。第1の光源は
試験物体の第1部分を照明し、第2の光源は試験物体の
第2部分を照明する。第1部分の大きさは第2部分の大
きさと異なっている。
【0019】第2の実施態様によれば、光学的エレメン
トは少なくとも2つのレンズからなっている。第1のレ
ンズは試験物体の第3部分で反射された光を受け入れ、
第2のレンズは試験物体の第4部分で反射された光を受
け入れる。そのため、第3部分の大きさは第4部分の大
きさと異なっている。
【0020】第3の実施態様によれば、発光エレメント
は少なくとも2つの光源からなり、光学的エレメントは
少なくとも2つのレンズからなっている。第1の光源は
試験物体の第1部分を照明し、第2の光源は試験物体の
第2部分を照明する。第1部分の大きさは第2部分の大
きさと異なっている。また、第1のレンズは試験物体の
第3部分で反射された光を受け入れ、第2のレンズは試
験物体の第4部分で反射された光を受け入れる。第3部
分の大きさは第4部分の大きさと異なっている。
【0021】
【発明の実施の形態】以下、添付した図面を参照して、
本発明の実施の形態を説明する。図1は半透明物体の色
刺激値測定装置の略図、図2は図1に示す装置の照明お
よび受光系の略図、図3は図2に示す装置の照明系によ
って照明される試験物体の2つの表面部分を示す図、図
4は図2のA−A線に沿うプローブヘッドの断面図であ
る。
【0022】図1を参照して、本発明による半透明物体
の色刺激値測定装置の一般的設計についてさらに説明す
る。要するに、本装置は、照明サブアセンブリ1、光検
出サブアセンブリ2、データ処理ユニット3、キーボー
ド4、ディスプレイ5、直列インタフェース6、および
電源7からなっている。試験物体、つまり色刺激値を測
定しなければならない物体は参照符号Mで示されてい
る。
【0023】試験物体の選択された表面部分を照明する
照明サブアセンブリ1は、大体、2つの光源11,12
と、2つの光伝導ファイバ束15,16と、前記2つの
光源11,12によって放射された光を前記光伝導ファ
イバ束15,16に光学的につなぐ2つのレンズ13,
14とからなっている。光検出サブアセンブリ2は、試
験物体Mの表面で反射した光を受け入れるために設けら
れ、大体、レンズ21、関係する光コンダクタ22、分
光計23、およびA/Dコンバータモジュール24から
なっている。データ処理ユニット3は、マイクロプロセ
ッサ31と、関係するRAM(ラム、Random Access Me
mory)モジュール32およびROM(ロム、Read-Only
Memory)モジュール33からなっている。キーボード4
は本装置を操作するための複数のキーT1 ,T2 ,T3 …
からなっている。ディスプレイ装置5は、好ましくは、
英数字式LCD(液晶ディスプレイ)モジュールからな
っている。インタフェースとして、好ましくは、標準直
列インタフェース6が設けられている。装置の電源に
は、バッテリ7が設けられている。
【0024】図2は、レンズ21および関係する光コン
ダクタ22と共に、照明サブアセンブリ1の主要設計を
概略的に示す拡大図である。試験物体の表面を照明する
ための光伝導ファイバ束は、図4の縦断面図に示されて
いる。
【0025】異なる領域を持った2つの照明された表面
部分を試験物体の表面上に形成するため、次のように設
計された光伝導ファイバのアセンブリ18が設けられて
いる。
【0026】この光伝導ファイバアセンブリ18は、図
2の上方に示す光入力端を有している。この端の部分
で、光伝導ファイバアセンブリ18は光伝導ファイバ束
15,16の2つの別々の足からなっている。第1の光
伝導ファイバ束15は複数のファイバ15aからなり、
第2の光伝導ファイバ束16は複数のファイバ16aか
らなっている。2つの別々の足、つまり光伝導ファイバ
束15,16は、2つの光源11,12のすぐ後ろで結
ばれて共通のストランド17を形成している。このスト
ランド17では、2つの光伝導ファイバ束15,16の
個々のファイバ15a,16aは物理的により合わされ
て異なるファイバ15a,16aがストランド17の断
面上できるだけ一様に分布するように位置している。
【0027】光伝導ファイバアセンブリ18の他端、つ
まり前記光入力端から離れている端部において、個々の
ファイバ15a,16aは互いに分離され、環状に配置
されて光伝導ファイバの環状束19を形成している。個
々のファイバ15a,16aはその束19の環状端面上
一様に分布している。光伝導ファイバアセンブリ18の
この端部で、環状配置されたファイバ15a,16aは
プローブヘッド8に固定されている。さらに、光伝導フ
ァイバ15a,16aは、光伝導ファイバ15a,16
aの中心軸線の延長部がプローブヘッド8の前端面にあ
る平面とほぼ交差するように、プローブヘッド8に整合
されている。換言すれば、光伝導ファイバ15a,16
aによって放射された光は前記平面上に集中する。
【0028】プローブヘッド8における個々の光伝導フ
ァイバ15a,16aの分布をもっと明確に説明するた
め、図2のA−A線に沿うプローブヘッドの拡大断面図
である図4を参照する。この図4はまったくの略図であ
って単にプローブヘッド8での個々のファイバ15a,
16aの分布を示すだけのものであることが理解され
る。実際には、もっと多くの光伝導ファイバ15a,1
6aが使用される。
【0029】光源として、2つの白熱ランプ11,12
が設けられており、それらはおのおの、それぞれレンズ
13,14によって、それぞれ関係する光伝導ファイバ
束15,16に光学的につながれている。第1の光伝導
ファイバ束15の場合、光は約20°の角度α未満で入
射し、他方、第2の光伝導ファイバ束16の場合、光は
約60°の角度β未満で入射する。このように異なった
光入射角を実現するため、特に2つの方法を実際に用い
ることができる。 1.異なる光受入け角度を持った光伝導ファイバ15
a,16aを使用する。 2.光伝導ファイバ束の入射側の前に、本実施例でレン
ズ13,14を提供することで示すように、レンズを配
置する。
【0030】もちろん、もし適切であれば、両方の方法
を組み合わせることもできる。
【0031】図2に示す左のランプ11が点灯され光が
約20°の角度α未満で光伝導ファイバ15aに送られ
ると、試験物体Mの表面上に直径d1 の光スポットL1
が形成される(図3)。また、図2に示す右のランプ1
2を点灯することによって、試験物体Mの表面上に直径
d2 の光スポットL2 が形成される(図3)。はっきり
わかるように、光スポットL1 の直径d1 は光スポット
L2 の直径d2 よりもかなり小さい。したがって、この
ような照明サブアセンブリについて、上記したような光
伝導ファイバ束17を使用すれば、試験物体の表面上に
異なる直径を持った2つの同軸の光スポットL1 ,L2
を形成することができる。
【0032】試験物体M表面の照明領域で反射された光
を捕らえるため、プローブヘッド8には、これの中心位
置にレンズ21が設けられている。このレンズ21は、
分光計23に通じる他の光伝導ファイバ束22と光学的
につながっている(図1)。この光伝導ファイバ束22
は図示されているものの概略的に示されているにすぎな
いことが理解される。
【0033】プローブヘッド8は、これの前端面が光伝
導ファイバ束の環状端部19およびレンズ21を超えて
突き出ているため、ディスタンスピース(スペーサ)と
して機能する。このようにして、光伝導ファイバ束の端
部19およびレンズ21は、プローブヘッド8が試験物
体Mの表面と接触したとき、その表面との間に所定の距
離を有することになる。
【0034】本発明による装置が歯の色刺激値の測定に
使用される場合、それは非常に小さく設計しなければな
らないことが理解される。実際には、プローブヘッド8
は約6〜9mmの直径を持つことになろう。
【0035】次に、図1、図2、および図3を参照し
て、上記した装置の基本的な動作モードをさらに説明す
る。マイクロプロセッサおよびこれに関係する構成部品
の基本的動作モードは当業者にとって周知であるから、
本発明と関係して非常に重要な特徴だけをさらに説明す
る。
【0036】第1のステップで、参照データを集める。
このため、本発明による装置を使用して、試験物体とし
て不透明参照物体を用いて測定を行う。特に、プローブ
ヘッド8を参照物体と接触させた後、キーボード4のス
タートキーT1 を操作して測定を開始させる。測定の
間、2つのランプ11,12を順次点灯させて、参照物
体をまず小さい方の直径d1 の第1スポットL1 で照明
しその後大きい方の直径d2 の第2スポットL2 で照明
する。レンズ21およびこれにつながれた光コンダクタ
22によって、反射した光を拾って分光計23に送り、
ここで、それ自体周知の方法で、その分光成分に分割し
て対応するアナログ信号に変換する。これらアナログ信
号はA/Dコンバータ24でディジタル化された後、デ
ータ処理ユニット3のメモリモジュール32に記憶され
る。このようにして、2つの基準測定値が形成される。
つまり、小さい方のスポットL1 での測定から第1参照
値aを取得し、大きい方のスポットL2 での測定から第
2参照値bを取得する。
【0037】このような参照測定は、色刺激値を測定し
なければならない試験物体の実際の測定と無関係に、特
定の場所で一時的に行うことができることが理解され
る。一方では、このような参照測定は装置の較正に役立
ち、他方では、参照測定を時々実施すれば、装置の一定
の構成部品の避けられない経時変化を補償することがで
きる。
【0038】このような参照測定を行った後、試験する
物体Mの色刺激値の測定を実際に行うことができる。つ
まり、複数の異なる試験物体について何回でも測定を行
うことができる。プローブヘッド8が試験物体Mに接近
するとすぐにキーボード4の測定開始キーT1 を操作し
て測定を開始させる。これにより、3つの測定が連続し
て行われる。第1および第2の測定は参照物体について
なされた測定に対応するものであって、上記したよう
に、2つの異なる大きさの光スポットL1 ,L2で試験
物体を照明しそして測定値を評価し記憶するものであ
る。このようにして、第3測定値cと第4測定値dが得
られる。第3の測定は、試験物体Mを照明しないで行わ
れる。このようにして、周囲の照明に比例した第5測定
値eが得られる。
【0039】すべて分光測定値、つまり波長の関数f
(λ)であるこれら5つの測定値に基づいて、正しい規約
反射率スペクトル(remission spectrum)R(λ)を計算す
ることができる。その規約反射率スペクトルR(λ)は、
試験物体を無限大の光スポットで照明した場合に得られ
るものである。特に、−周囲の光の影響を測定値cとd
から引く。 c1(λ)=c(λ)−e(λ) d1(λ)=d(λ)−e(λ) −照明の変動輝度を、参照値で割って、補正する。 c2(λ)=c1(λ)/a(λ) d2(λ)=d1(λ)/b(λ) −その後、半透明性による光損失に対応する補正を規約
反射率データd2(λ)に加える。 d3(λ)=d2(λ)+f(d2(λ),c2(λ)) −それから、規約反射率データd2(λ) に参照物体の規
約反射率データを掛ける。 R(λ)=d3(λ)・RREF(λ)。
【0040】規約反射率データR(λ)をもとにして、試
験物体の正しい色刺激値を評価することができる。その
ための方法は、当業者に周知である。
【0041】参照物体の規約反射率データは、あらかじ
め、たとえば、較正時に装置の製造業者によって、任意
の規約反射率分光測光器を用いて測定され、装置のメモ
リモジュールに記憶されている。さらに、関数f(d2,
c2) は、あらかじめ、たとえば、装置の製造業者によ
り、多くの異なる参照物体の測定値を変化する規約反射
率データおよび変化する半透明性と共に装置のメモリモ
ジュールに記憶することによって決定されている。実際
には、そうした参照物体について、まず直径d1の光ス
ポットで測定し、次に異なる直径d2 の光スポットで測
定し、最後にできるだけ大きな直径の光スポットで測定
し、そして測定値をメモリモジュールに記憶する。第3
番目の大きな光スポットでの測定の際に得られた測定値
は、関数値f(d2,c2) に対応している。その後、この
関数値は、装置のメモリモジュール内にテーブルの形式
で記憶することができる。
【0042】歯の色を測定しまた義歯の正しい組成を決
定する場合には、それぞれ、前述した基準義歯を本発明
に係る装置で測定して最も合った組成を選択できるよう
にする。これは、装置の製造業者か装置のオペレータ自
身かどちらかによってなされうる。その後、基準義歯の
色刺激値を装置のメモリモジュールに記憶する。自然の
歯の測定を終えた後、本装置は、容易に、測定された自
然歯の色刺激値に最も合った色刺激値を持つ基準義歯を
複数の基準義歯から選択する、つまり自然歯と比較して
最も色差の小さい基準義歯を選択することができる。ま
た、色差の計算は従来技術に開示されており当業者に周
知である。
【0043】本装置の直列インタフェース6によって、
データの読み書きが可能である。たとえば、本装置を直
列インタフェース6を介してパソコン(パーソナルコン
ピュータ)によって操作し、集めた測定値をパソコンに
よってプリンタに送ることができる。もし望めば、補正
値を直列インタフェース6により本装置に入力すること
もできる。
【0044】本発明に係る方法は本発明の範囲内で多く
の変形が可能であることに留意すべきである。同じこと
は先に実施例としてのみ示した装置にも当てはまる。た
とえば、光源をプローブヘッド内に直接配置することも
できる。光伝導ファイバ束の入力端に当たる光線の角度
を制限するための関係する光学エレメントを備えた光源
の代わりに、構成ファイバが異なる光受入け角度を持っ
た光伝導ファイバ束を使用することができる。さらに、
たとえば、3つの異なる光受入れ角度を持ったファイバ
からなるまたは3つの異なる角度で照明される光伝導フ
ァイバ束を使用することもできる。したがって、この場
合には、3つの異なる大きさの光スポットによる3回の
測定を実施しなければならない。
【0045】照明サブアセンブリと検出サブアセンブリ
の全部をそっくり逆にすることができる。この場合に
は、所定の大きさの1つの光スポットのみによって試験
物体を照明するため、試験物体の表面で反射された光を
2以上の異なる受入れ角度で測定しなければならない。
このために、異なる光学特性を持った2つの独立のレン
ズを使用できる。最後に述べた場合においては、測定す
る表面部分の大きさを変えることができる適当な機械的
手段と共にただ1つの光学レンズを使用することも考え
られる。最後に、本方法のさらなる変形として、試験物
体の表面上に異なる大きさの2つの光スポットを形成す
るため2つの光源を使用し、同時に反射光を異なる角度
で測定する2つの光検出手段を使用することもできる。
【0046】個人に用いられる義歯の色を測定するため
本発明に係る装置を歯科の分野で使用する場合には、挿
入する義歯に隣り合う2本の歯の色刺激値を測定し、平
均値を求め、その平均値を本装置のディスプレイに表示
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】半透明物体の色刺激値測定装置の略図である。
【図2】図1に示す装置の照明および受光系の略図であ
る。
【図3】図2に示す装置の照明系によって照明される試
験物体の2つの表面部分を示す図である。
【図4】図2のA−A線に沿うプローブヘッドの断面図
である。
【符号の説明】
1…照明サブアセンブリ 2…光検出サブアセンブリ 3…データ処理ユニット 4…キーボード 5…ディスプレイ 6…直列インタフェース 7…電源 8…プローブヘッド 11,12…光源 13,14…レンズ 15,16…光伝導ファイバ束 17…ストランド 18…光伝導ファイバアセンブリ 21…レンズ 22…光コンダクタ 23…分光計 24…A/Dコンバータモジュール 31…マイクロプロセッサ 32…RAMモジュール 33…ROMモジュール M…試験物体
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (71)出願人 596171074 Mandachstrasse 50,CH −8155 Niederhasli,Swi tzerland (72)発明者 カルロ ゴベッティ イタリア、イ−37128 ベローナ、ストラ デラ・ターグリフェロ 4ビー

Claims (18)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 試験物体の表面を部分的に照明しその試
    験物体表面の選択された部分で反射された光を測定し算
    術的に評価する半透明物体の色刺激値測定方法であっ
    て、 (i) 第1の測定で、試験物体の前記表面の第1部分を照
    明し、当該第1部分は第1領域を持ち、そして試験物体
    の前記表面の第2部分で反射された光を測定し、当該第
    2部分は第2領域を持ち、それによって第1の一組の測
    定値を取得するステップと、 (ii)第2の測定で、試験物体の前記表面の第3部分を照
    明し、当該第3部分は第3領域を持ち、そして試験物体
    の前記表面の第4部分で反射された光を測定し、当該第
    4部分は第4領域を持ち、それによって第2の一組の測
    定値を取得するステップと、 (iii) 参照物体の測定から取得した一組の参照測定値を
    提供して第1および第2の二組の補償測定値を計算し、
    当該第1および第2の二組の補償測定値は前記第1およ
    び第2の二組の測定値と前記参照測定値との関数である
    ステップと、 (iv)前記第1および第2の二組の補償測定値と試験物体
    の半透明性による光損失に対応する補正値との関数とし
    て中間反射値を計算するステップと、 (v) 前記中間反射値と前記参照物体の既知の反射値との
    関数として最終反射値を計算し、当該最終反射値から前
    記試験物体の色刺激値を取得するステップと、からな
    り、 前記第1部分の前記第1領域と前記第3部分の前記第3
    領域は大きさが同じであり、かつ、前記第4部分の前記
    第4領域は大きさが前記第2部分の前記第2領域の大き
    さと異なっており、 または、 前記第3部分の前記第3領域は大きさが前記第1部分の
    前記第1領域の大きさと異なり、かつ、前記第2部分の
    前記第2領域と前記第4部分の前記第4領域は大きさが
    同じであり、 または、 前記第3部分の前記第3領域は大きさが前記第1部分の
    前記第1領域の大きさと異なり、かつ、前記第4部分の
    前記第4領域は大きさが前記第2部分の前記第2領域の
    大きさと異なっている前記方法。
  2. 【請求項2】 第3の測定で、試験物体の前記表面の第
    5部分を照明し、当該第5部分は第5領域を持ち、そし
    て試験物体の前記表面の第6部分で反射された光を測定
    し、当該第6部分は第6領域を持ち、それによって第3
    の一組の測定値を取得するステップをさらに有し、当該
    第3の一組の測定値は前記ステップ(iii),(iv),(v)に
    おいて同様に考慮される請求項1記載の方法。
  3. 【請求項3】 さらに他の測定で、試験物体の前記表面
    を周囲光条件にさらして試験物体の前記表面の一部で反
    射された光を測定し、それによって第4の一組の測定値
    を取得するステップをさらに有し、当該第4の一組の測
    定値は前記ステップ(iii),(iv),(v)において同様に考
    慮される請求項1記載の方法。
  4. 【請求項4】 前記参照測定値は、第1の参照測定で、
    不透明参照物体の表面の第7部分を照明し、当該第7部
    分は第7領域を持ち、そして前記参照物体の前記表面の
    第8部分で反射された光を測定し、当該第8部分は第8
    領域を持ち、また、第2の参照測定で、前記参照物体の
    前記表面の第9部分を照明し、当該第9部分は第9領域
    を持ち、そして参照物体の前記表面の第10部分で反射
    された光を測定し、当該第10部分は第10領域を持
    ち、前記第7、第8、第9、および第10領域の少なく
    とも1つは残りの領域と異なっている請求項1記載の方
    法。
  5. 【請求項5】 試験物体の表面を部分的に照明しその試
    験物体表面の選択された部分で反射された光を測定し算
    術的に評価する半透明物体の色刺激値測定方法であっ
    て、 第1の測定で、不透明参照物体の表面の第1部分を照明
    し、前記参照物体の表面の前記第1部分で反射された光
    の量を測定し、測定結果を第1参照値として記憶するス
    テップと、 第2の測定で、前記不透明参照物体の表面の第2部分を
    照明し、前記参照物体の表面の前記第2部分は前記参照
    物体の表面の前記第1部分よりも大きいかまたは小さ
    く、前記参照物体の表面の前記第2部分で反射された光
    の量を測定し、測定結果を第2参照値として記憶するス
    テップと、 第3の測定で、試験物体の表面の第1部分を照明し、前
    記試験物体の表面の前記第1部分で反射された光の量を
    測定し、測定結果を第1暫定測定値として記憶するステ
    ップと、 第4の測定で、前記試験物体の表面の第2部分を照明
    し、前記試験物体の表面の前記第2部分は前記試験物体
    の表面の前記第1部分よりも大きいかまたは小さく、前
    記試験物体の表面の前記第2部分で反射された光の量を
    測定し、測定結果を第2暫定測定値として記憶するステ
    ップと、 第5の測定で、前記試験物体の前記表面を周囲光条件に
    さらして前記試験物体の前記表面の一部で反射された光
    を測定し、それによって第3測定値を取得するステップ
    と、 前記記憶した第1暫定測定値から前記第3測定値を引き
    算して第1最終測定値を取得し、また、前記記憶した第
    2暫定測定値から前記第3測定値を引き算して第2最終
    測定値を取得するステップと、 前記第1最終測定値を前記記憶した第1参照値で割り算
    して第1補償測定値を取得し、また、前記第2最終測定
    値を前記記憶した第2参照値で割り算して第2補償測定
    値を取得するステップと、 前記第1および第2補償測定値ならびに前記試験物体の
    半透明性による光損失に対応する補正値の関数として中
    間反射値を計算するステップと、 前記中間反射値および前記参照物体の既知の反射値の関
    数として最終反射値を計算し、当該最終反射値から前記
    試験物体の色刺激値を取得するステップと、 からなる前記方法。
  6. 【請求項6】 複数の異なる半透明参照物体を測定して
    得られた複数の色刺激値を含むテーブルを提供するステ
    ップと、 前記試験物体の前記計算した色刺激値を前記テーブルに
    含まれる値と比較するステップと、 前記試験物体の前記計算した色刺激値に最も近い前記テ
    ーブルの色刺激値を決定するステップと、 前記最も近い色刺激値を光学的に表示するステップと、 をさらに有する請求項1または5記載の方法。
  7. 【請求項7】 前記半透明物体はヒトの歯であり前記参
    照物体は義歯である請求項1または5記載の方法。
  8. 【請求項8】 ヒトの歯の色刺激値に合った所望の色刺
    激値を持つ義歯を選択する方法であって、請求項1〜7
    の1つ以上に記載の方法を用いて義歯と取り替える歯に
    最も近い歯の色刺激値を測定するステップと、測定され
    た前記歯の色刺激値を表示するステップと、異なる色刺
    激値を持った義歯のグループから最も近い色刺激値を持
    つ義歯を選択するステップとからなる前記方法。
  9. 【請求項9】 ヒトの歯の色刺激値に合った所望の色刺
    激値を持つ義歯を選択する方法であって、請求項1〜7
    の1つ以上に記載の方法を用いて義歯と取り替える歯に
    隣り合う2本の歯の色刺激値を測定するステップと、測
    定された前記歯の色刺激値を表示するステップと、異な
    る色刺激値を持った義歯のグループから最も近い色刺激
    値を持つ義歯を選択するステップとからなる前記方法。
  10. 【請求項10】 試験物体を照明する発光手段と、当該
    発光手段により照明された試験物体で反射された光を受
    け入れる光学的な受光手段と、当該受光手段で受け入れ
    た光を測定するセンサ手段と、測定データを評価するマ
    イクロプロセッサ手段とからなる半透明物体の色刺激値
    測定装置であって、 前記発光手段は少なくとも2つの光源からなり、当該少
    なくとも2つの光源のうち第1の光源は前記試験物体の
    第1部分を照明し、また、前記少なくとも2つの光源の
    うち第2の光源は前記試験物体の第2部分を照明し、前
    記第1部分は大きさが前記第2部分の大きさと異なって
    おり、 および/または、 前記受光手段は少なくとも2つのレンズからなり、当該
    少なくとも2つのレンズのうち第1のレンズは前記試験
    物体の第3部分で反射された光を受け入れ、また、前記
    少なくとも2つのレンズのうち第2のレンズは前記試験
    物体の第4部分で反射された光を受け入れ、前記第3部
    分は大きさが前記第4部分の大きさと異なっている前記
    装置。
  11. 【請求項11】 前記発光手段および前記受光手段の少
    なくとも一部はプローブヘッド手段の中にあり、また、
    前記発光手段は異なる光受入れ角度を持ったおよび/ま
    たは異なる角度で照明される少なくとも2組の光伝導フ
    ァイバからなる請求項10記載の装置。
  12. 【請求項12】 前記発光手段は2つの光源からなり、
    当該2つの光源はおのおの複数の単一光伝導ファイバを
    結合した光伝導ファイバ束と光学的につながれており、
    当該2つの光伝導ファイバ束は前記2つの光源の後ろの
    位置で結ばれて別々の足となっており、当該足は前記プ
    ローブヘッド手段の内部の位置で環状端部を形成するよ
    うに広げられて均等に分布された環状光源を形成してい
    る請求項11記載の装置。
  13. 【請求項13】 前記受光手段は前記プローブヘッド手
    段の中の中心に位置している請求項11記載の装置。
  14. 【請求項14】 前記2つの光源はおのおのレンズ手段
    を備えており、前記第1光源から発射され前記2つの光
    伝導ファイバ束の一方で受け入れられた光は前記2つの
    レンズの一方で集められて前記2つの光伝導ファイバ束
    の前記一方の端面に第1入射角未満で当たり、また、前
    記第2光源から発射され前記2つの光伝導ファイバ束の
    他方で受け入れられた光は前記2つのレンズの他方で集
    められて前記2つの光伝導ファイバ束の前記他方の端面
    に前記第1入射角と異なる第2入射角未満で当たる請求
    項11〜13のいずれか1つに記載の装置。
  15. 【請求項15】 前記プローブヘッド手段はディスタン
    スピースとして設計され、それの前端部が前記光伝導フ
    ァイバ束の前記環状端部を超えて突き出ている請求項1
    1〜13のいずれか1つに記載の装置。
  16. 【請求項16】 前記均等分布環状光源から発射された
    光は前記プローブヘッド手段の前端面と一致する平面上
    に集められる請求項15記載の装置。
  17. 【請求項17】 参照値および/または補正値を記憶す
    る電子メモリモジュール手段をさらに有する請求項10
    記載の装置。
  18. 【請求項18】 測定結果および/または試験物体の1
    つに最も近い色刺激値を持つ基準義歯の識別を表示する
    英数字式表示手段をさらに有する請求項10記載の装
    置。
JP8316393A 1995-12-01 1996-11-27 半透明物体の色刺激値測定方法およびこの方法を実施するための装置 Withdrawn JPH09184763A (ja)

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