JPH09184663A - 蓄熱式空気調和装置 - Google Patents

蓄熱式空気調和装置

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JPH09184663A
JPH09184663A JP20603196A JP20603196A JPH09184663A JP H09184663 A JPH09184663 A JP H09184663A JP 20603196 A JP20603196 A JP 20603196A JP 20603196 A JP20603196 A JP 20603196A JP H09184663 A JPH09184663 A JP H09184663A
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heat exchanger
expansion device
heat storage
compressor
cooling circuit
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Midori Tsuji
みどり 辻
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守也 宮本
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Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 安定した冷房能力又は暖房能力を発揮するこ
とのできる蓄熱式空気調和装置を提供すること。 【解決手段】 一般冷房用回路と放冷用回路とを併用す
る蓄冷併用冷房運転を行なう際に一般冷房用回路と放冷
用回路との合流部Mと第2の絞り装置15との間の冷媒
過冷却度を検出する冷媒過冷却度検出手段201と、冷
媒過冷却度検出手段201の検出値に基づいて第1の絞
り装置6の開度を制御する第1の開度制御手段202と
を設けた。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、蓄熱式空気調和装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来、この種の蓄熱式空気調和装置に
は、たとえば特願平5−30727号に提案された、図
45に示すようなものがあった。同図において、1はた
とえば5馬力の圧縮機、2は圧縮機用四方切換弁で、こ
れらは冷媒配管101にて接続されている。3は圧縮機
用四方切換弁2と冷媒配管102にて接続され、冷房時
は凝縮器として、暖房時は蒸発器として動作する室外側
熱交換器である。
【0003】6は冷媒配管103で室外側熱交換器3と
接続された第1の絞り装置である。また、7は第3のバ
ルブ、8は第4のバルブであり、これらは第1の絞り装
置6からの冷媒配管108を分岐してなる冷媒配管10
9と110とに、それぞれ接続されている。9は蓄熱槽
で、内部に多数本の伝熱管を縦に並べ、これを相互に連
結して形成した蓄熱用熱交換器10を有し、槽内に貯留
したたとえば水などの蓄熱媒体21を、冷房時は凍結、
暖房時は加熱できるように構成されている。この蓄熱槽
9は冷媒配管111で第4のバルブ8と接続されてい
る。
【0004】12はガス状冷媒を搬送する冷媒ポンプ
で、ポンプ容量は所定の運転条件にて圧縮機1の運転に
よる冷媒循環量と同量の循環量が得られるものが選定さ
れる。11は冷媒配管114で冷媒ポンプ12と接続さ
れた冷媒ポンプ用四方切換弁、13は冷媒配管115で
冷媒ポンプ12と接続されるとともに冷媒配管116で
冷媒ポンプ用四方切換弁11と接続された冷媒ポンプ用
アキュムレータ、14は第1のバルブであり、蓄熱用熱
交換器10からの冷媒配管112は冷媒配管113と1
18とに分岐し、冷媒配管113は冷媒ポンプ用四方切
換弁11に、冷媒配管118は第1のバルブ14に、そ
れぞれ接続されている。
【0005】20は第5のバルブ、120は冷媒配管1
17で冷媒ポンプ用四方切換弁11と接続された冷媒配
管、125は冷媒配管119で第1のバルブ14と接続
された冷媒配管である。冷媒配管125は一端が第5の
バルブ20を介して冷媒配管120に接続されるととも
に、他端が前述の圧縮機用四方切換弁2に接続されてい
る。
【0006】121は前述の第3のバルブ7に接続され
た冷媒配管で、この冷媒配管121と上記冷媒配管12
0との間には、複数の室内ユニット用冷媒回路系a,
b,cが並列に設けられている。室内ユニット用冷媒回
路系a,b,cはそれぞれ冷媒配管121側から順次、
冷媒配管122,第2の絞り装置15,冷媒配管12
3,室内側熱交換器16,及び冷媒配管124を接続し
て構成されている。なお、図中、符号末尾の英小文字は
前述の複数の各室内ユニット用冷媒回路系a,b,cの
区別を示す。
【0007】さらに、圧縮機用四方切換弁2と圧縮機用
アキュムレータ17との間と、圧縮機用アキュムレータ
17と圧縮機1との間とは、それぞれ冷媒配管126,
127にて接続されている。
【0008】次いで、上記蓄熱式空気調和装置の動作に
ついて、図46〜61に基づいて説明する。たとえば夜
間、蓄冷運転(すなわち製氷運転)を行なう場合は、図
46に示すように第3のバルブ7及び第5のバルブ20
を閉じ、第1のバルブ14及び第4のバルブ8を開い
て、圧縮機1を運転する。このとき、圧縮機1より吐出
された冷媒は室外側熱交換器3で放熱凝縮し、第1の絞
り装置6で断熱膨張したのち、蓄熱用熱交換器10で吸
熱蒸発する際に蓄熱媒体21(水)から熱を奪い、蓄熱
用熱交換器10の表面に近い蓄熱媒体21から順次凍結
させる。また、気化した冷媒は圧縮機用アキュムレータ
17を経由して圧縮機に戻る。
【0009】この蓄冷運転時の運転状態を図47に示
す。同図に数字にて示す運転点は、図46の同一符号に
係る冷媒配管内の冷媒の状態を示しており、凝縮温度は
約40℃、蒸発温度は−3℃程度である。本システムは
かかる運転にて、たとえば蓄熱槽9内の残水がないこと
を前提に、22:00より製氷を開始し、翌朝8:00
に製氷を終了する。
【0010】次いで、昼間の冷房運転について述べる。
蓄熱槽9内の蓄冷を利用しない一般冷房運転を行なう場
合は、図48に示すように第3のバルブ7及び第5のバ
ルブ20を開き、第1のバルブ14及び第4のバルブ8
を閉じて圧縮機1を運転する。室外側熱交換器3にて凝
縮液化した高圧冷媒は、各室内ユニット用冷媒回路系
a,b,cに送られ、各々の第2の絞り装置15で冷媒
流量を調節されつつ減圧され、約6kg/cm2 G程度
の圧力で室内側熱交換器16内に流入し蒸発する。この
とき周囲の室内空気より吸熱し、ガス化した冷媒は、圧
縮機用アキュムレータ17を経由し、圧縮機1に戻る。
なお、圧縮機1の運転容量は、各室内ユニット用冷媒回
路系a,b,cに係る室内機の運転容量の総和に応じて
決定される。
【0011】この一般冷房運転時の運転状態を図49に
示す。図中の数字は図47の場合と同様であり、凝縮温
度は約45℃、蒸発温度は約10℃である。本システム
はかかる運転にて、たとえば蓄冷消費後の冷房を行う。
【0012】 また、蓄熱槽9内の蓄冷のみを利用する
冷房運転、すなわち放冷運転を行なう場合は、図50に
示すように第1の絞り装置6,第1のバルブ14,及び
第5のバルブ20を閉じ、第3のバルブ7及び第4のバ
ルブ8を開いて、冷媒ポンプ12を運転する。このとき
冷媒ポンプ12により送出されたガス冷媒は蓄熱槽9内
の蓄熱媒体21(氷)で冷却され20〜25℃で凝縮
し、液化した約9kg/cm2 Gの冷媒が各室内ユニッ
ト用冷媒回路系a,b,cに送られ、図48の場合と同
様に冷房する。このとき冷媒ポンプ12の冷媒循環量
は、図48の場合の圧縮機1による冷媒循環量と同等の
ため、室内側熱交換器16には同温同圧の冷媒が同量流
れることになり、動力としては差圧が約3kg/cm2
程度の小容量にもかかわらず、冷房能力は圧縮機1の単
独運転による一般冷房運転と同等となる。なお、冷媒ポ
ンプ12の運転容量は、各室内ユニット用冷媒回路系
a,b,cに係る室内機の運転容量の総和に応じて決定
される。
【0013】この放冷運転時の運転状態を図51に示
す。図中の数字は図47の場合と同様であり、凝縮温度
は23℃程度、蒸発温度は約10℃である。本システム
はかかる運転にて、たとえば軽負荷時の冷房を行なう。
【0014】さらに、蓄熱槽9内の蓄冷を利用する放冷
運転と圧縮機1による一般冷房運転とを併用する蓄冷併
用冷房運転を行なう場合は、図52に示すように第1の
バルブ14を閉じ、第3のバルブ7,第4のバルブ8,
及び第5のバルブ20を開いて、圧縮機1及び冷媒ポン
プ12を運転する。このとき冷媒ポンプ12側の蓄熱用
熱交換器10で凝縮した液冷媒は、圧縮機1側の第1の
絞り装置6で減圧された冷媒と合流部Mで合流し、室内
ユニット用冷媒回路系a,b,cへは、図48の一般冷
房運転時あるいは図50の放冷運転時の約2倍の量の冷
媒が循環して、冷房能力も2倍となる。このときの第1
の絞り装置6の開度は一定であり、上記合流部Mの冷媒
圧力は8〜10kg/cm2 程度となる。なお、冷媒ポ
ンプ12の運転容量は常時100%であり、圧縮機1の
運転容量を変化させることにより調節される全体での運
転容量は、各室内ユニット用冷媒回路系a,b,cに係
る室内機の運転容量の総和に応じて決定される。
【0015】この蓄冷併用冷房運転時の運転状態を図5
3に示す。図中の数字は図47の場合と同様であり、蒸
発温度は他の冷房運転と同様約10℃であるが、凝縮温
度は、室外側熱交換器3では約45℃、蓄熱用熱交換器
10では20〜25℃程度である。本システムはかかる
運転にて、通常の冷房負荷時の冷房を行なう。
【0016】以上では冷房に係る動作についての説明で
あるが、以下は暖房に係る動作についての説明であり、
したがって、特に断らない限り圧縮機用四方切換弁2及
び冷媒ポンプ用四方切換弁11は暖房モードに設定され
ている。たとえば夜間、蓄熱運転(すなわち貯湯運転)
を行なう場合は、図54に示すように第3のバルブ7及
び第5のバルブ20を閉じ、第1のバルブ14及び第4
のバルブ8を開いて圧縮機1を運転する。このとき圧縮
機1より吐出された高温ガス冷媒は図中の矢印の方向に
流れ、蓄熱槽9の蓄熱用熱交換器10で凝縮し、蓄熱媒
体21を昇温する。凝縮冷媒は第1の絞り装置6で断熱
膨張し、室外側熱交換器3で外気より吸熱して蒸発し、
気化冷媒がアキュムレータ17を経由して圧縮機1に戻
る。
【0017】この蓄熱運転時の運転状態を図55に示
す。図中の数字は図47の場合と同様であり、蓄熱槽9
内の蓄熱媒体21の沸き上がり温度は約50℃、このと
きの凝縮温度は約55℃、蒸発温度は約0℃である。本
システムはかかる運転にて、夜間電力時間帯内に貯湯
し、蓄熱槽9内の蓄熱媒体21が所定温度に到達次第運
転を終了する。
【0018】次いで、昼間の暖房運転について述べる。
蓄熱槽9内の蓄熱を利用しない一般暖房運転を行なう場
合は、図56に示すように第3のバルブ7及び第5のバ
ルブ20を開き、第1のバルブ14及び第4のバルブ8
を閉じて、圧縮機1を運転する。圧縮機1より17kg
/cm2 G前後の圧力で吐出された高温高圧ガスは各室
内ユニット用冷媒回路系a,b,cに送られ、各々の室
内側熱交換器16で凝縮し、室内空気を加熱する。凝縮
した液冷媒は第2の絞り装置15で若干減圧され、さら
に第1の絞り装置6で減圧されて約4kg/cm2 Gの
圧力となって室外側熱交換器3内で蒸発したのち、図5
4の場合と同様に圧縮機1に戻る。なお、圧縮機1の運
転容量は、各室内ユニット用冷媒回路系a,b,cに係
る室内機の運転容量の総和に応じて決定される。
【0019】この一般暖房運転時の運転状態を図57に
示す。図中の数字は図47の場合と同様であり、凝縮温
度は42〜43℃程度、蒸発温度は約0℃である。本シ
ステムはかかる運転にて、蓄熱消費後の日中の軽負荷時
の暖房を行う。
【0020】また、蓄熱槽9内の蓄熱のみを利用する暖
房運転、すなわち放熱運転を行なう場合は、図58に示
すように第1の絞り装置6,第1のバルブ14,及び第
5のバルブ20を閉じ、第3のバルブ7及び第4のバル
ブ8を開いて、冷媒ポンプ12を運転する。このとき冷
媒ポンプ12は蓄熱槽9内で蒸発圧力約13kg/cm
2 Gで加熱気化されたガス冷媒を冷媒ポンプ用アキュム
レータ13を経由して吸引する。したがって、約4kg
/cm2 G程度昇圧して17kg/cm2 G前後となっ
た高温・高圧のガス冷媒が各室内ユニット用冷媒回路系
a,b,cに送られたのち、図56の場合と同様に室内
空気の加熱を行なう。凝縮した冷媒は第2の絞り装置1
5にて減圧され、約13kg/cm2 Gの気液二相冷媒
となって蓄熱槽9に戻る。なお、冷媒ポンプ12の運転
容量は、各室内ユニット用冷媒回路系a,b,cに係る
室内機の運転容量の総和に応じて決定される。
【0021】この放熱運転時の運転状態を図59に示
す。図中の数字は図47の場合と同様であり、凝縮温度
は42〜43℃程度、蒸発温度は約35℃前後である。
本システムはかかる運転にて、たとえば軽負荷時の暖房
を行なう。
【0022】さらに、蓄熱槽9内の蓄熱を利用する放熱
運転と圧縮機1による一般冷房運転とを併用する蓄熱併
用冷房運転を行なう場合は、図60に示すように第1の
バルブ14を閉じ、第3のバルブ7,第4のバルブ8,
及び第5のバルブ20を開いて、圧縮機1及び冷媒ポン
プ12を運転する。このとき冷媒ポンプ12より送出さ
れたガス冷媒は圧縮機1より吐出されたガス冷媒と合流
し、室内ユニット用冷媒回路系a,b,cへは、図56
の一般暖房運転時あるいは図58の放熱運転時の約2倍
の量の、圧力17kg/cm2 G前後の高温・高圧冷媒
が循環して、暖房能力も約2倍となる。第2の絞り装置
15で減圧された約13kg/cm2 G程度の冷媒は、
約1/2が蓄熱用熱交換器10に流入して図58の放熱
運転と同様の作用をなすとともに、他の1/2の冷媒は
第1の絞り装置6にて更に減圧され、約4kg/cm2
Gの圧力となって室外側熱交換器3に流入し、図56の
一般暖房運転と同様の作用をなす。なお、冷媒ポンプ1
2の運転容量は常時100%であり、圧縮機1の運転容
量を変化させることにより調節される全体での運転容量
は、各室内ユニット用冷媒回路系a,b,cに係る室内
機の運転容量の総和に応じて決定される。
【0023】この蓄熱併用暖房運転時の運転状態を図6
1に示す。図中の数字は図47の場合と同様であり、凝
縮温度は他の暖房運転と同じく42〜43℃程度である
が、蒸発温度は、蓄熱用熱交換器10では35℃前後、
室外側熱交換器3では0℃前後である。本システムはか
かる運転にて、暖房負荷の集中するたとえば朝の立上が
り時の暖房を行なう。
【0024】
【発明が解決しようとする課題】上記のような各々の運
転を行なう従来の蓄熱式空気調和装置では、蓄冷併用冷
房時に、冷媒の合流部Mにおける冷媒過冷却度を制御し
ていないために、合流部Mにおける冷媒過冷却度が充分
に取れないことがあり、第2の絞り装置15に気液二相
状態の冷媒が供給されることがあった。また、合流部M
で冷媒過冷却度が取れていても、合流部Mの位置と室内
側熱交換器16の位置との高低差が大きい場合には、合
流部Mから第2の絞り装置15に至るまでの冷媒配管内
において冷媒が気液二相状態となることがあった。そし
て、以上のような理由で気液二相冷媒が第2の絞り装置
15に供給された場合には、第2の絞り装置15の開度
によって決められる冷媒循環量が不安定になって、冷房
能力も不安定になっていた。また、第2の絞り装置15
a〜cによる冷媒の分配が精度よく行なわれず、各室内
側熱交換器16a〜cに、それぞれの冷房負荷に応じた
量の冷媒を供給できずに、各室内側熱交換器16a〜c
が所望の冷房能力を発揮できないことになっていた。
【0025】また、1日の蓄冷併用冷房時間の長さに応
じて蓄冷使用量を調節していなかったので、蓄冷併用冷
房時間が長い場合に蓄冷量が不足したり、蓄冷併用冷房
時間が短い場合に蓄冷量が余ったりすることがあった。
【0026】また、実際の蓄冷消費量と蓄冷併用冷房運
転開始からの経過時間における蓄冷消費予測量との比較
に基づいて蓄冷使用量を調節していなかったので、実際
の蓄冷消費量が予想以上に多くて蓄冷が不足したり、実
際の蓄冷消費量が予想以上に少なくて蓄冷が残ったりす
ることがあった。
【0027】また、蓄熱媒体21の蓄冷量が少なくなっ
てきた場合には、充分な蓄冷量がある場合に比べて冷房
能力が低下することがあった。
【0028】また、蓄熱媒体21の温度がある程度以上
に上昇した場合には、蓄熱媒体21から冷熱を取り出す
ことができなくなり、蓄熱媒体21の温度が低い場合に
比べて冷房能力が低下することがあった。
【0029】また、圧縮機1の吸入側配管と冷媒ポンプ
12の吸入側配管とが遠く離れた位置にあるため、冷媒
とともに回路内を流動する潤滑油が圧縮機1又は冷媒ポ
ンプ12のいずれかに偏って吸入されることがあり、こ
れを防止する特別な策を講じなければ、長時間の連続運
転時に圧縮機1又は冷媒ポンプ12が潤滑油枯渇に起因
する故障を起こす危険性があった。
【0030】また、蓄熱運転時には、室外側熱交換器3
への着霜のために蓄熱能力が低下したり、頻繁な除霜運
転によって蓄熱効率が低下したりする問題があった。
【0031】また、蓄熱運転時に全ての室内機が停止し
ている場合、室内機及びその近傍の冷媒配管に圧縮機1
から吐出された高圧高温のガス冷媒が少量ずつ流入して
液化・滞留し、その結果、蓄熱回路内の冷媒が不足し
て、圧縮機1の吐出圧力及び吸入圧力が低下し、蓄熱能
力が低下する恐れがあった。因みに、蓄熱式でない通常
の空気調和装置では、複数の室内機の全てが停止してい
るような運転状態はあり得ず、室外機と室内機とを接続
する冷媒配管のうち、室外機から各室内機に分岐するま
での配管には常にある程度の冷媒が流れているため、こ
こに液冷媒が滞留することはなく、分岐した後の、停止
している室内機に係る配管に滞留するのみであった。こ
れに対し、蓄熱式空気調和装置においては、複数の室内
機の全てが停止している状態で室外機が運転されること
は通常のことであり、室外機と室内機を接続する配管の
全体に液冷媒が滞留するため、冷媒不足になる危険性が
大きかった。
【0032】本発明は以上のような問題点を解消するた
めになされたものであって、安定した冷房能力又は暖房
能力を発揮することのできる蓄熱式空気調和装置を提供
することを目的とするものである。
【0033】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するた
め、本発明は、圧縮機,室外側熱交換器,第1の絞り装
置,第2の絞り装置,及び室内側熱交換器を順次配管接
続してなる一般冷房用回路と、一般冷房用回路の第1の
絞り装置と第2の絞り装置との間と室内側熱交換器と圧
縮機との間とを第3の絞り装置,蓄熱用熱交換器,及び
第1のバルブを介して接続し圧縮機,室外側熱交換器,
及び第1の絞り装置とともに蓄冷用回路を構成する第1
の接続配管と、圧縮機の吸入側配管と第1の接続配管の
第1のバルブと蓄熱用熱交換器との間とを冷媒ポンプを
介して接続し蓄熱用熱交換器,第3の絞り装置,第2の
絞り装置,及び室内側熱交換器とともに放冷用回路を構
成する第2の接続配管と、蓄熱用熱交換器及び蓄熱媒体
を収容した蓄熱槽とを備えた蓄熱式空気調和装置におい
て、一般冷房用回路と放冷用回路とを併用する蓄冷併用
冷房運転を行なう際に一般冷房用回路と放冷用回路との
合流部と第2の絞り装置との間の冷媒過冷却度を検出す
る冷媒過冷却度検出手段と、冷媒過冷却度検出手段の検
出値に基づいて第1の絞り装置の開度を制御する第1の
開度制御手段とを設けたものである。
【0034】また、一般冷房用回路と放冷用回路とを併
用する蓄冷併用冷房運転を行なう際に一般冷房用回路と
放冷用回路との合流部と第2の絞り装置との間の冷媒過
冷却度を検出する冷媒過冷却度検出手段と、冷媒過冷却
度検出手段の検出値に基づいて冷媒ポンプの最大運転容
量を設定する第1の最大運転容量設定手段とを設けたも
のである。
【0035】また、一般冷房用回路と放冷用回路とを併
用する蓄冷併用冷房運転を行なう際に一般冷房用回路と
放冷用回路との合流部の冷媒圧力を検出する冷媒圧力検
出手段と、合流部の位置と室内側熱交換器の位置との高
低差を予め設定する高低差設定手段と、高低差設定手段
の設定値に基づいて合流部の冷媒圧力制御目標値を設定
するとともに冷媒圧力検出手段の検出値を冷媒圧力制御
目標値に近付けるように第1の絞り装置の開度を制御す
る第2の開度制御手段とを設けたものである。
【0036】また、合流部の位置と室内側熱交換器の位
置との高低差を予め設定する高低差設定手段と、一般冷
房用回路と放冷用回路とを併用する蓄冷併用冷房運転を
行なう際に高低差設定手段の設定値に基づいて冷媒ポン
プの最大運転容量を設定する第2の最大運転容量設定手
段とを設けたものである。
【0037】また、一般冷房用回路と放冷用回路とを併
用する蓄冷併用冷房運転を行なう際に一般冷房用回路と
放冷用回路との合流部の冷媒圧力を検出する冷媒圧力検
出手段と、1日の蓄冷併用冷房時間を設定するとともに
この蓄冷併用冷房時間と予め設定された基準時間との時
間差を演算する蓄冷併用冷房時間管理手段と、蓄冷併用
冷房時間管理手段が演算した時間差に基づいて合流部の
冷媒圧力制御目標値を設定するとともに冷媒圧力検出手
段の検出値を冷媒圧力制御目標値に近付けるように第1
の絞り装置の開度を制御する第3の開度制御手段とを設
けたものである。
【0038】また、一般冷房用回路と放冷用回路とを併
用する蓄冷併用冷房運転を行なう際に1日の蓄冷併用冷
房時間を設定するとともにこの蓄冷併用冷房時間と予め
設定された基準時間との時間差を演算する蓄冷併用冷房
時間管理手段と、蓄冷併用冷房時間管理手段が演算した
時間差に基づいて冷媒ポンプの最大運転容量を設定する
第3の最大運転容量設定手段とを設けたものである。
【0039】また、一般冷房用回路と放冷用回路とを併
用する蓄冷併用冷房運転を行なう際に一般冷房用回路と
放冷用回路との合流部の冷媒圧力を検出する冷媒圧力検
出手段と、蓄冷併用冷房運転開始からの経過時間におけ
る蓄冷消費量の予測値を演算する蓄冷消費量予測値演算
手段と、蓄冷併用冷房運転開始からの経過時間及びこの
経過時間における冷媒ポンプの積算運転容量によって実
際の蓄冷消費量を演算する蓄冷消費量演算手段と、蓄冷
消費量の予測値と実際の蓄冷消費量との消費量差に基づ
いて合流部の冷媒圧力制御目標値を設定するとともに冷
媒圧力検出手段の検出値を冷媒圧力制御目標値に近付け
るように第1の絞り装置の開度を制御する第4の開度制
御手段とを設けたものである。
【0040】また、一般冷房用回路と放冷用回路とを併
用する蓄冷併用冷房運転の開始からの経過時間における
蓄冷消費量の予測値を演算する蓄冷消費量予測値演算手
段と、蓄冷併用冷房運転開始からの経過時間及びこの経
過時間における冷媒ポンプの積算運転容量によって実際
の蓄冷消費量を演算する蓄冷消費量演算手段と、蓄冷消
費量の予測値と実際の蓄冷消費量との消費量差に基づい
て冷媒ポンプの最大運転容量を設定する第4の最大運転
容量設定手段とを設けたものである。
【0041】また、一般冷房用回路と放冷用回路とを併
用する蓄冷併用冷房運転の開始からの経過時間における
蓄冷消費量の予測値を演算する蓄冷消費量予測値演算手
段と、蓄冷併用冷房運転開始からの経過時間及びこの経
過時間における冷媒ポンプの積算運転容量によって実際
の蓄冷消費量を演算する蓄冷消費量演算手段と、冷房負
荷全体をベース負荷とこのベース負荷より負荷の小さい
変動負荷とに区分するとともに蓄冷消費量の予測値と実
際の蓄冷消費量との消費量差に基づいて運転モードをベ
ース負荷が放冷用回路でまかなわれる放冷ベースモード
とベース負荷が一般冷房用回路でまかなわれる一般冷房
ベースモードとのいずれかに切り換える運転モード切換
手段とを設けたものである。
【0042】また、蓄熱媒体の蓄冷量を検出する蓄冷量
検出手段と、蓄冷量検出手段の検出値が予め設定された
所定値を下回った時に圧縮機の最大運転容量を大きな容
量に設定変更する第5の最大運転容量設定手段とを設け
たものである。
【0043】また、一般冷房用回路と放冷用回路とを併
用する蓄冷併用冷房運転を行なう際に一般冷房用回路と
放冷用回路との合流部の冷媒圧力を検出する冷媒圧力検
出手段と、蓄熱媒体の温度を検出する蓄熱媒体温度検出
手段と、蓄熱媒体温度検出手段の検出値が予め設定され
た所定値を上回った時に合流部の冷媒圧力制御目標値を
高い圧力に設定変更するとともに冷媒圧力検出手段の検
出値を設定変更された冷媒圧力制御目標値に近付けるよ
うに第1の絞り装置の開度を制御する第5の開度制御手
段とを設けたものである。
【0044】また、一般冷房用回路と放冷用回路とを併
用する蓄冷併用冷房運転を行なう際に蓄熱媒体の温度を
検出する蓄熱媒体温度検出手段と、蓄熱媒体温度検出手
段の検出値が予め設定された所定値を上回った時に冷媒
ポンプの最大運転容量を大きな容量に設定変更する第6
の最大運転容量設定手段とを設けたものである。
【0045】また、上記構成に加えて、圧縮機の吸入側
配管と吐出側配管との間に設けられて一般冷房用回路の
冷媒循環方向を反転させる四方切換弁と、圧縮機の吸入
側配管と第1の接続配管の第1のバルブと蓄熱用熱交換
器との間とを第2のバルブを介して接続する第3の接続
配管とを備えたものである。
【0046】また、圧縮機,室外側熱交換器,第1の絞
り装置,第2の絞り装置,及び室内側熱交換器を順次配
管接続してなる一般冷房用回路と、一般冷房用回路の第
1の絞り装置と第2の絞り装置との間と室内側熱交換器
と圧縮機との間とを第3の絞り装置,蓄熱用熱交換器,
及び第1のバルブを介して接続し圧縮機,室外側熱交換
器,及び第1の絞り装置とともに蓄冷用回路を構成する
第1の接続配管と、圧縮機の吸入側配管と第1の接続配
管の第1のバルブと蓄熱用熱交換器との間とを冷媒ポン
プを介して接続し蓄熱用熱交換器,第3の絞り装置,第
2の絞り装置,及び室内側熱交換器とともに放冷用回路
を構成する第2の接続配管と、蓄熱用熱交換器及び蓄熱
媒体を収容した蓄熱槽と、圧縮機の吸入側配管と吐出側
配管との間に設けられて一般冷房用回路の冷媒循環方向
を反転させる四方切換弁と、圧縮機の吸入側配管と第1
の接続配管の第1のバルブと蓄熱用熱交換器との間とを
第2のバルブを介して接続する第3の接続配管とを備え
た蓄熱式空気調和装置において、蓄熱媒体の温度を検出
する蓄熱媒体温度検出手段と、圧縮機から吐出された冷
媒が室内側熱交換器に向かうように四方切換弁を切り換
えて蓄熱併用暖房運転を行なう際に蓄熱媒体温度検出手
段の検出値に基づいて第1の絞り装置の開度を制御する
第6の開度制御手段とを設けたものである。
【0047】また、外気の温度を検出する外気温度検出
手段と、圧縮機から吐出された冷媒が室内側熱交換器に
向かうように四方切換弁を切り換えて蓄熱併用暖房運転
を行なう際に外気温度検出手段の検出値に基づいて第1
の絞り装置の開度を制御する第7の開度制御手段とを設
けたものである。
【0048】また、蓄熱媒体の温度を検出する蓄熱媒体
温度検出手段と、外気の温度を検出する外気温度検出手
段と、圧縮機から吐出された冷媒が室内側熱交換器に向
かうように四方切換弁を切り換えて蓄熱併用暖房運転を
行なう際に蓄熱媒体温度検出手段の検出値と外気温度検
出手段の検出値との差に基づいて第1の絞り装置の開度
を制御する第8の開度制御手段とを設けたものである。
【0049】また、圧縮機から吐出された冷媒が室内側
熱交換器に向かうように四方切換弁を切り換えて行なう
蓄熱併用暖房運転の開始からの蓄熱消費量予測値と実際
の蓄熱消費量との差を演算する蓄熱消費量差演算手段
と、蓄熱消費量差演算手段の演算値に基づいて第1の絞
り装置の開度を制御する第9の開度制御手段とを設けた
ものである。
【0050】また、外気の温度を検出する外気温度検出
手段と、室外側熱交換器と第1の絞り装置との間の配管
の温度を検出する配管温度検出手段と、圧縮機から吐出
された冷媒が第1の接続配管に向かうように四方切換弁
を切り換えて蓄熱運転を行なう際に外気温度検出手段の
検出値と配管温度検出手段の検出値とに基づいて圧縮機
と冷媒ポンプとの少なくともいずれか一方の運転容量を
制御する運転容量制御手段とを設けたものである。
【0051】また、蓄熱用熱交換器への冷媒の循環量を
検出する冷媒循環量検出手段と、圧縮機から吐出された
冷媒が第1の接続配管に向かうように四方切換弁を切り
換えて蓄熱運転を行なう際に冷媒循環量検出手段の検出
値に基づいて第2の絞り装置の開度を制御する第10の
開度制御手段とを設けたものである。
【0052】
【発明の実施の形態】
実施の形態1.以下、本発明の実施の形態1に係る蓄熱
式空気調和装置を図面に基づき説明する。図1は蓄熱式
空気調和装置の概略構成を示しており、同図において、
従来例における図45と同一もしくは相当する構成要素
については同一の符号を付し、説明を省略する。図45
と異なるのは以下の点である。
【0053】すなわち、冷媒配管120と119とを合
流してなる冷媒配管128は、その一端側が冷媒配管1
29と130とに分岐しており、冷媒配管129は圧縮
機1の吸入側に、冷媒配管130は冷媒ポンプ12の吸
入側に、それぞれ接続されている。圧縮機1の吐出側と
室外側熱交換器3とは冷媒配管104により直接接続さ
れている。冷媒ポンプ12の吐出側と冷媒配管112及
び118とは冷媒配管131により直接接続されてい
る。蓄熱用熱交換器10の、冷媒配管112と反対側に
は、冷媒配管106,第3の絞り装置22,冷媒配管1
05が順次接続されている。冷媒配管105は合流部M
において冷媒配管108と合流し、この合流部Mには冷
媒配管121が接続されている。また、合流部Mにおけ
る冷媒の過冷却度を検出する冷媒過冷却度検出手段20
1と、この冷媒過冷却度検出手段201の検出値に基づ
いて第1の絞り装置6の開度を制御する第1の開度制御
手段202とが設けられている。
【0054】なお、冷媒配管105,106,112,
118,及び119からなり、途中に第3の絞り装置2
2,蓄熱用熱交換器10,及び第1のバルブ14を有す
る一連の配管が本発明にいう第1の接続配管の一例であ
り、また、冷媒配管130及び131からなり、途中に
冷媒ポンプ12を有する一連の配管が本発明にいう第2
の接続配管の一例である。
【0055】次いで、動作について説明する。基本的な
冷媒の流れ、及び運転状態は従来例における蓄冷運転,
一般冷房運転,放冷運転,及び蓄冷併用冷房運転と同様
なのでここでは省略し、蓄冷併用冷房運転における冷媒
過冷却度検出手段201及び第1の開度制御手段202
の動作を説明する。
【0056】図2は蓄冷併用冷房運転時の運転状態図で
あり、第1の絞り装置6が所定開度の場合の運転状態は
図中に実線で示す通りである。そして、冷媒過冷却度検
出手段201の検出値に基づいて第1の開度制御手段2
02が第1の絞り装置6の開度をより大きくすると、圧
縮機1からの高圧の冷媒があまり減圧されずに合流部M
に達することになって、図中に一点鎖線で示すように合
流部Mの圧力がM’で示す圧力まで上昇し、冷媒過冷却
度も高められる。
【0057】図3は、冷媒過冷却度検出手段201によ
る冷媒過冷却度の検出値と、予め設定されている合流部
Mにおける冷媒過冷却度の目標値とに基づく、第1の開
度制御手段202による第1の絞り装置6の開度制御の
方法を示している。このように、(冷媒過冷却度目標
値)−(冷媒過冷却度検出値)の値がマイナスの場合に
は第1の絞り装置6の開度を現状より減少させ、値がプ
ラスの場合は第1の絞り装置6の開度を現状より増加さ
せることにより、所定の冷媒過冷却度にすることができ
る。
【0058】なお、冷媒過冷却度検出手段201により
冷媒過冷却度を検出する位置は合流部Mに限定されず、
合流部Mと第2の絞り装置15との間であれば、どこで
冷媒過冷却度を検出してもよい。
【0059】実施の形態2.以下、本発明の実施の形態
2に係る蓄熱式空気調和装置を図面に基づき説明する。
図4は蓄熱式空気調和装置の概略構成を示しており、発
明の実施の形態1の図1と異なるのは以下の点のみであ
る。すなわち、第1の開度制御手段202に代えて、冷
媒過冷却度検出手段201の検出値に基づいて冷媒ポン
プ12の最大運転容量を設定する第1の最大運転容量設
定手段203が設けられている。
【0060】図5は蓄冷併用冷房運転時の運転状態図で
あり、冷媒ポンプ12を所定の最大運転容量で運転して
いる場合の運転状態は図中に実線で示す通りである。そ
して、冷媒過冷却度検出手段201の検出値に基づいて
第1の最大運転容量設定手段203が冷媒ポンプ12の
最大運転容量をより大きく設定すると、図中に一点鎖線
で示すように合流部Mにおける冷媒のエンタルピーがM
´まで減少し、合流部Mにおける冷媒過冷却度は大きく
なる。
【0061】図6は、冷媒過冷却度検出手段201によ
る冷媒過冷却度の検出値と、予め設定されている合流部
Mにおける冷媒過冷却度の目標値とに基づく、第1の最
大運転容量設定手段203による冷媒ポンプ12の最大
運転容量の設定方法を示している。このように、(冷媒
過冷却度目標値)−(冷媒過冷却度検出値)の値がマイ
ナスの場合には冷媒ポンプ12の最大運転容量設定値を
現状より減少させ、値がプラスの場合には冷媒ポンプ1
2の最大運転容量設定値を現状より増加させることによ
り、所定の冷媒過冷却度にすることができる。
【0062】実施の形態3.以下、本発明の実施の形態
3に係る蓄熱式空気調和装置を図面に基づき説明する。
図7は蓄熱式空気調和装置の概略構成を示しており、発
明の実施の形態1の図1と異なるのは以下の点のみであ
る。すなわち、冷媒過冷却度検出手段201及び第1の
開度制御手段202に代えて、合流部Mの冷媒圧力を検
出する冷媒圧力検出手段204と、合流部Mの位置と室
内側熱交換器16の位置との高低差を予め設定する高低
差設定手段205と、この高低差設定手段205の設定
値に基づいて合流部Mの冷媒圧力制御目標値を設定する
とともに冷媒圧力検出手段204の検出値を上記冷媒圧
力制御目標値に近付けるように第1の絞り装置6の開度
を制御する第2の開度制御手段206とが設けられてい
る。
【0063】図8は蓄冷併用冷房運転時の運転状態図で
あり、合流部Mの冷媒圧力制御目標値が所定値に設定さ
れている場合の運転状態は図中に実線で示す通りであ
る。そして、第2の開度制御手段206が、高低差設定
手段205の設定値に基づいて合流部Mの冷媒圧力制御
目標値をより大きく設定するとともに冷媒圧力検出手段
204の検出値を上記冷媒圧力制御目標値に近付けるよ
うに第1の絞り装置6の開度を大きくした場合には、図
中に一点鎖線で示すように合流部Mにおける冷媒圧力が
M´まで上昇し、第2の絞り装置15の入口もしくは各
室内側熱交換器16a〜cへの分岐部における冷媒の圧
力はPからP´へと上昇し、冷媒過冷却度も増加する。
【0064】図9は、高低差設定手段205の設定値に
基づく、第2の開度制御手段206による合流部Mの冷
媒圧力制御目標値の設定方法を示している。このよう
に、(室内側熱交換器16の高さ)−(冷媒合流部Mの
高さ)の値(高低差設定値)が所定高低差たとえば10
m以上の場合は、合流部Mの圧力制御目標値を所定圧力
たとえば9.0kg/cm2 Gよりも増加させることに
より、合流部Mから第2の絞り装置15に至るまでの冷
媒配管内において冷媒が気液二相状態となるのを防止す
ることができる。
【0065】実施の形態4.以下、本発明の実施の形態
4に係る蓄熱式空気調和装置を図面に基づき説明する。
図10は蓄熱式空気調和装置の概略構成を示しており、
発明の実施の形態3の図7と異なるのは以下の点のみで
ある。すなわち、冷媒圧力検出手段204及び第2の開
度制御手段206に代えて、高低差設定手段205の設
定値に基づいて冷媒ポンプ12の最大運転容量を設定す
る第2の最大運転容量設定手段207が設けられてい
る。
【0066】図11は蓄冷併用冷房運転時の運転状態図
であり、冷媒ポンプ12の運転容量が所定の最大運転容
量に設定されている場合の運転状態は図中に実線で示す
通りである。そして、第2の最大運転容量設定手段20
7が、高低差設定手段205の設定値に基づいて冷媒ポ
ンプ12の最大運転容量をより大きく設定した場合に
は、図中に一点鎖線で示すように合流部Mにおける冷媒
のエンタルピーがM´まで減少し、これにより、第2の
絞り装置15の入口もしくは各室内側熱交換器16a〜
cへの分岐部における冷媒の圧力はPからP´へと上昇
し、冷媒過冷却度も増加する。
【0067】図12は、高低差設定手段205の設定値
に基づく、第2の最大運転容量設定手段207による冷
媒ポンプ12の最大運転容量の設定方法を示している。
このように、(室内側熱交換器16の高さ)−(冷媒
合流部Mの高さ)の値(高低差設定値)が所定高低差た
とえば10m以上の場合は、冷媒ポンプ12の最大運転
容量を所定容量たとえば70%よりも増加させることに
より、合流部Mから第2の絞り装置15に至るまでの冷
媒配管内において冷媒が気液二相状態となるのを防止す
ることができる。
【0068】実施の形態5.以下、本発明の実施の形態
5に係る蓄熱式空気調和装置を図面に基づき説明する。
図13は蓄熱式空気調和装置の概略構成を示しており、
発明の実施の形態3の図7と異なるのは以下の点のみで
ある。すなわち、高低差設定手段205及び第2の開度
制御手段206に代えて、1日の蓄冷併用冷房時間を設
定するとともにこの蓄冷併用冷房時間と予め設定された
基準時間との時間差を演算する蓄冷併用冷房時間管理手
段208と、この蓄冷併用冷房時間管理手段208が演
算した時間差に基づいて合流部Mの冷媒圧力制御目標値
を設定するとともに冷媒圧力検出手段204の検出値を
上記冷媒圧力制御目標値に近付けるように第1の絞り装
置6の開度を制御する第3の開度制御手段209とが設
けられている。
【0069】蓄冷併用冷房時間管理手段208は、夜間
蓄えられる蓄冷量に見合った蓄冷併用冷房時間の基準値
たとえば10時間と、その日1日の蓄冷併用冷房時間と
の時間差を演算する機能を有しており、この演算された
時間差に基づいて、合流部Mの冷媒圧力制御目標値を設
定する。
【0070】図14は、蓄冷併用冷房時間管理手段20
8が演算する時間差に基づく、第3の開度制御手段20
9による合流部Mの冷媒圧力制御目標値の設定方法を示
している。このように、(1日の蓄冷併用冷房時間)−
(予め設定された基準時間)の値がプラスの場合には、
合流部Mの圧力制御目標値を増加させ、値がマイナスの
場合には、合流部Mの圧力制御目標値を減少させる。
【0071】図15は、冷媒圧力検出手段204による
合流部Mにおける冷媒圧力の検出値と放冷用回路に係る
運転負荷との関係を示している。合流部Mの圧力制御目
標値を増加させると、第1の絞り装置6の開度をより大
きくする制御がなされる。第1の絞り装置6の開度が大
きくなると、圧縮機1,室外側熱交換器3,第1の絞り
装置6,第2の絞り装置15,及び室内側熱交換器16
からなる一般冷房用回路に係る運転負荷が大きくなり、
合流部Mにおける冷媒圧力の検出値が高くなるととも
に、冷媒ポンプ12,蓄熱用熱交換器10,第3の絞り
装置22,第2の絞り装置15,及び室内側熱交換器1
6からなる放冷用回路に係る運転負荷は小さくなる。よ
って、1日の蓄冷併用冷房時間が予め設定された基準時
間よりも長い場合に蓄冷量が不足するのを防止できる。
また、1日の蓄冷併用冷房時間が予め設定された基準時
間よりも短い場合には、合流部Mの圧力制御目標値を減
少させるので、上記とは反対に放冷用回路に係る運転負
荷が大きくなって、蓄冷量が余るのを防止できる。
【0072】実施の形態6.以下、本発明の実施の形態
6に係る蓄熱式空気調和装置を図面に基づき説明する。
図16は蓄熱式空気調和装置の概略構成を示しており、
発明の実施の形態5の図13と異なるのは以下の点のみ
である。すなわち、冷媒圧力検出手段204及び第3の
開度制御手段209に代えて、蓄冷併用冷房時間管理手
段208が演算した時間差に基づいて冷媒ポンプ12の
最大運転容量を設定する第3の最大運転容量設定手段2
10が設けられている。
【0073】図17は、蓄冷併用冷房時間管理手段20
8が演算する時間差に基づく、第3の最大運転容量設定
手段210による冷媒ポンプ12の最大運転容量の設定
方法を示している。このように、(1日の蓄冷併用冷房
時間)−(予め設定された基準時間)の値がプラスの場
合には、冷媒ポンプ12の最大運転容量設定値を減少さ
せる。これにより放冷用回路に係る運転負荷が小さくな
り、蓄冷量が不足するのを防止できる。また、(1日の
蓄冷併用冷房時間)−(予め設定された基準時間)の値
がマイナスの場合には、冷媒ポンプ12の最大運転容量
設定値を増加させる。これにより放冷用回路に係る運転
負荷が大きくなり、蓄冷量が余るのを防止できる。
【0074】実施の形態7.以下、本発明の実施の形態
7に係る蓄熱式空気調和装置を図面に基づき説明する。
図18は蓄熱式空気調和装置の概略構成を示しており、
発明の実施の形態3の図7と異なるのは以下の点のみで
ある。すなわち、高低差設定手段205及び第2の開度
制御手段206に代えて、蓄冷併用冷房運転開始からの
経過時間における蓄冷消費量の予測値を演算する蓄冷消
費量予測値演算手段211と、蓄冷併用冷房運転開始か
らの経過時間及びこの経過時間における冷媒ポンプ12
の積算運転容量によって実際の蓄冷消費量を演算する蓄
冷消費量演算手段212と、蓄冷消費量予測値演算手段
211が演算した蓄冷消費量の予測値と蓄冷消費量演算
手段212が演算した実際の蓄冷消費量との消費量差に
基づいて合流部Mの冷媒圧力制御目標値を設定するとと
もに冷媒圧力検出手段204の検出値を上記冷媒圧力制
御目標値に近付けるように第1の絞り装置6の開度を制
御する第4の開度制御手段213とが設けられている。
【0075】蓄冷消費量予測値演算手段211は、たと
えば蓄冷併用冷房を開始する時点の外気温度に基づき、
蓄冷併用冷房運転開始からの経過時間における蓄冷消費
量の予測値を演算する。また、第4の開度制御手段21
3は、蓄冷消費量予測値演算手段211が演算した蓄冷
消費量の予測値と、蓄冷消費量演算手段212が演算し
た実際の蓄冷消費量をリアルタイムに比較し、これらの
消費量の差の積算値によって合流部Mの冷媒圧力制御目
標値を設定する。
【0076】図19は、第4の開度制御手段213によ
る合流部Mの冷媒圧力制御目標値の設定方法を示してい
る。このように、(蓄冷消費量の予測値)−(実際の蓄
冷消費量)の積算値がプラスの場合には、合流部Mの冷
媒圧力制御目標値を減少させ、積算値がマイナスの場合
には、合流部Mの冷媒圧力制御目標値を増加させる。
【0077】図20は、図19のような制御を行なった
場合の、蓄冷消費量の予測値と実際の蓄冷消費量との差
の積算値の変化を示している。図中点線は積算値がゼロ
の線である。区間Aでは積算値がプラスの状態が続いて
いるため、a点で合流部Mの冷媒圧力制御目標値を下げ
ており、この結果、区間Bでは第1の絞り装置6の開度
が小さくなり、放冷用回路に係る運転負荷が大きくなっ
て、積算値は次第に減少している。
【0078】そして、b点で一旦ゼロとなった積算値
は、区間Cでは区間Aとは逆にマイナスに転じているた
め、c点では合流部Mの冷媒圧力制御目標値を上げてお
り、この結果、区間Dでは第1の絞り装置6の開度が大
きくなり、放冷用回路に係る運転負荷が小さくなって、
積算値は次第に増加し、d点では再び積算値がゼロとな
っている。上記a点、c点におけるような合流部Mの冷
媒圧力制御目標値の変更をたとえば周期的に行うことに
より、所定の蓄冷併用冷房時間内に蓄冷量を過不足なく
使い切ることが可能となる。
【0079】実施の形態8.以下、本発明の実施の形態
8に係る蓄熱式空気調和装置を図面に基づき説明する。
図21は蓄熱式空気調和装置の概略構成を示しており、
発明の実施の形態7の図18と異なるのは以下の点のみ
である。すなわち、冷媒圧力検出手段204及び第4の
開度制御手段213に代えて、蓄冷消費量予測値演算手
段211が演算した蓄冷消費量の予測値と蓄冷消費量演
算手段212が演算した実際の蓄冷消費量との消費量差
に基づいて冷媒ポンプ12の最大運転容量を設定する第
4の最大運転容量設定手段214が設けられている。
【0080】第4の最大運転容量設定手段214は、蓄
冷消費量予測値演算手段211が演算した蓄冷消費量の
予測値と、蓄冷消費量演算手段212が演算した実際の
蓄冷消費量をリアルタイムに比較し、これらの消費量の
差の積算値によって冷媒ポンプ12の最大運転容量を設
定する。
【0081】図22は、第4の最大運転容量設定手段2
14による冷媒ポンプ12の最大運転容量の設定方法を
示している。このように、(蓄冷消費量の予測値)−
(実際の蓄冷消費量)の積算値がプラスの場合には、冷
媒ポンプ12の最大運転容量を増加させ、積算値がマイ
ナスの場合には、冷媒ポンプ12の最大運転容量を減少
させる。
【0082】冷媒ポンプ12の最大運転容量を増加させ
た場合には、放冷用回路に係る運転負荷が大きくなっ
て、積算値は次第に減少してゆき、反対に、冷媒ポンプ
12の最大運転容量を減少させた場合には、放冷用回路
に係る運転負荷が小さくなって、積算値は次第に増加し
てゆく。なお、このような制御を行なった場合の、蓄冷
消費量の予測値と実際の蓄冷消費量との差の積算値の変
化は発明の実施の形態7における図20と同様であるの
で、重複する図示を省略する。
【0083】実施の形態9.以下、本発明の実施の形態
9に係る蓄熱式空気調和装置を図面に基づき説明する。
図23は蓄熱式空気調和装置の概略構成を示しており、
発明の実施の形態7の図18と異なるのは以下の点のみ
である。すなわち、冷媒圧力検出手段204及び第4の
開度制御手段213に代えて、運転モード切換手段21
5が設けられている。運転モード切換手段215は、冷
房負荷全体を所定のベース負荷とこのベース負荷より負
荷の小さい変動負荷とに区分するとともに、蓄冷消費量
予測値演算手段211が演算した蓄冷消費量の予測値と
蓄冷消費量演算手段212が演算した実際の蓄冷消費量
との消費量差をリアルタイムに比較し、その消費量差の
積算値に基づいて、運転モードを上記ベース負荷が放冷
用回路でまかなわれる放冷ベースモードと上記ベース負
荷が一般冷房用回路でまかなわれる一般冷房ベースモー
ドとのいずれかに切り換えるものである。
【0084】図24は、運転モード切換手段215によ
る運転モードの切り換え方法を示している。このよう
に、(蓄冷消費量の予測値)−(実際の蓄冷消費量)の
積算値がプラスの場合には、ベース負荷が放冷用回路で
まかなわれる放冷ベースモードに切り換え、積算値がマ
イナスの場合には、ベース負荷が一般冷房用回路でまか
なわれる一般冷房ベースモードに切り換える。
【0085】放冷ベースモードに切り換えた場合には、
変動負荷より負荷の大きいベース負荷が放冷用回路でま
かなわれるために、放冷用回路に係る運転負荷が大きく
なって、積算値は次第に減少してゆく。また、これとは
反対に、一般冷房ベースモードに切り換えた場合には、
ベース負荷は一般冷房用回路でまかなわれ、ベース負荷
より負荷の小さい変動負荷が放冷用回路でまかなわれる
ため、放冷用回路に係る運転負荷が小さくなって、積算
値は次第に増加してゆく。なお、このような制御を行な
った場合の、蓄冷消費量の予測値と実際の蓄冷消費量と
の差の積算値の変化は発明の実施の形態7における図2
0と同様であるので、重複する図示を省略する。
【0086】実施の形態10.以下、本発明の実施の形
態10に係る蓄熱式空気調和装置を図面に基づき説明す
る。図25は蓄熱式空気調和装置の概略構成を示してお
り、発明の実施の形態1の図1と異なるのは以下の点の
みである。すなわち、冷媒過冷却度検出手段201及び
第1の開度制御手段202に代えて、蓄熱媒体21の蓄
冷量を検出する蓄冷量検出手段216と、蓄冷量検出手
段216の検出値が予め設定された所定値を下回った時
に圧縮機1の最大運転容量を大きな容量に設定変更する
第5の最大運転容量設定手段217とが設けられてい
る。 なお、蓄冷量検出手段216は、たとえば蓄熱媒
体21の温度に基づいて蓄冷量を検出する。
【0087】したがって、蓄熱媒体21の蓄冷量が減少
して蓄熱用熱交換器10の熱交換能力が低下した場合
に、圧縮機1の最大運転容量が大きな容量に設定変更さ
れて室外側熱交換器3の熱交換能力が増強され、これに
より、蓄熱用熱交換器10の熱交換能力低下分が補われ
るので、蓄熱式空気調和装置全体としての冷房能力は低
下することがない。
【0088】実施の形態11.以下、本発明の実施の形
態11に係る蓄熱式空気調和装置を図面に基づき説明す
る。図26は蓄熱式空気調和装置の概略構成を示してお
り、発明の実施の形態3の図7と異なるのは以下の点の
みである。すなわち、高低差設定手段205及び第2の
開度制御手段206に代えて、蓄熱媒体21の温度を検
出する蓄熱媒体温度検出手段218と、蓄熱媒体温度検
出手段218の検出値が予め設定された所定値を上回っ
た時に合流部Mの冷媒圧力制御目標値を高い圧力に設定
変更するとともに冷媒圧力検出手段204の検出値を上
記設定変更された冷媒圧力制御目標値に近付けるように
第1の絞り装置6の開度を制御する第5の開度制御手段
219とが設けられている。
【0089】したがって、蓄熱媒体温度検出手段218
の検出値が予め設定された所定値を上回り、蓄熱媒体2
1から冷熱を取り出すのが不可能となったような場合に
は、第5の開度制御手段219が合流部Mの冷媒圧力制
御目標値を高い圧力に設定変更するとともに冷媒圧力検
出手段204の検出値を上記設定変更された冷媒圧力制
御目標値に近付けるように第1の絞り装置6の開度を大
きくするので、合流部Mの冷媒圧力が高められ、蓄熱用
熱交換器10内の冷媒圧力も高くなって、蓄熱用熱交換
器10内の冷媒の飽和温度が上昇する。これにより、蓄
熱媒体21からさらに冷熱を取り出すことが可能とな
る。
【0090】実施の形態12.以下、本発明の実施の形
態12に係る蓄熱式空気調和装置を図面に基づき説明す
る。図27は蓄熱式空気調和装置の概略構成を示してお
り、発明の実施の形態11の図26と異なるのは以下の
点のみである。すなわち、冷媒圧力検出手段204及び
第5の開度制御手段219に代えて、蓄熱媒体温度検出
手段218の検出値が予め設定された所定値を上回った
時に冷媒ポンプ12の最大運転容量を大きな容量に設定
変更する第6の最大運転容量設定手段220が設けられ
ている。
【0091】したがって、蓄熱媒体温度検出手段218
の検出値が予め設定された所定値を上回り、蓄熱媒体2
1から冷熱を取り出すのが不可能となったような場合に
は、第6の最大運転容量設定手段220が冷媒ポンプ1
2の最大運転容量を大きな容量に設定変更するので、蓄
熱用熱交換器10内の冷媒圧力が高くなって、蓄熱用熱
交換器10内の冷媒の飽和温度が上昇する。これによ
り、蓄熱媒体21からさらに冷熱を取り出すことが可能
となる。
【0092】実施の形態13.以下、本発明の実施の形
態13に係る蓄熱式空気調和装置を図面に基づき説明す
る。図28は蓄熱式空気調和装置の概略構成を示してお
り、発明の実施の形態1の図1と以下の点が異なってい
る。すなわち、圧縮機1の吸入側配管である冷媒配管1
29と、圧縮機1の吐出側配管である冷媒配管104と
の間に、四方切換弁23が設けられている。四方切換弁
23は、冷媒配管133を介して冷媒配管129に、冷
媒配管134を介して室外側熱交換器3に、それぞれ接
続されている。そして、発明の実施の形態1では圧縮機
1から室外側熱交換器3に向かって流れるのみであった
一般冷房用回路の冷媒循環方向を、四方切換弁23の切
り換えによって、圧縮機1から室内側熱交換器16に向
かって流れる方向に反転できるように構成されている。
【0093】また、冷媒配管133には冷媒配管13
5,第2のバルブ18,及び冷媒配管136が順次接続
され、冷媒配管136は冷媒配管112に接続されてい
る。なお、冷媒配管135及び136からなり、途中に
第2のバルブ18を有する一連の配管が本発明にいう第
3の接続配管の一例である。
【0094】次いで、動作について説明する。冷媒配管
104からの冷媒が冷媒配管134に向かうように四方
切換弁23を切り換えるとともに第2のバルブ18を閉
じて行なわれる蓄冷運転,一般冷房運転,放冷運転,及
び蓄冷併用冷房運転における基本的な冷媒の流れや運転
状態と、蓄冷併用冷房運転における冷媒過冷却度検出手
段201及び第1の開度制御手段202の動作は発明の
実施の形態1と同様であるので、説明を省略する。
【0095】図29に示すように、冷媒配管104から
の冷媒が冷媒配管128に向かうように四方切換弁23
を切り換えるとともに、第1のバルブ14を開き、第2
のバルブ18を閉じて圧縮機1を運転すると、圧縮機1
から吐出された冷媒は四方切換弁23,第1のバルブ1
4,蓄熱用熱交換器10,第3の絞り装置22,第1の
絞り装置6,室外側熱交換器3,四方切換弁23を順次
経て圧縮機1に戻り、これにより蓄熱媒体21を加熱す
る蓄熱運転が行なわれる。
【0096】また、図30に示すように、冷媒配管10
4からの冷媒が冷媒配管128に向かうように四方切換
弁23を切り換えるとともに、第1のバルブ14及び第
2のバルブ18を閉じて圧縮機1を運転すると、圧縮機
1から吐出された冷媒は四方切換弁23,室内側熱交換
器16,第2の絞り装置15,第1の絞り装置6,室外
側熱交換器3,四方切換弁23を順次経て圧縮機1に戻
り、これにより一般暖房運転が行なわれる。
【0097】また、図31に示すように、冷媒配管10
4からの冷媒が冷媒配管128に向かうように四方切換
弁23を切り換えるとともに、第1のバルブ14を閉
じ、第2のバルブ18を開いて圧縮機1を運転すると、
圧縮機1から吐出された冷媒は四方切換弁23,室内側
熱交換器16,第2の絞り装置15,第3の絞り装置2
2,蓄熱用熱交換器10,第2のバルブ18を順次経て
圧縮機1に戻り、これにより蓄熱媒体21の蓄熱を使用
した暖房運転すなわち放熱運転が行なわれる。
【0098】さらに、図32に示すように、冷媒配管1
04からの冷媒が冷媒配管128に向かうように四方切
換弁23を切り換えるとともに、第1のバルブ14を閉
じ、第2のバルブ18を開き、第1の絞り装置6の開度
を調整するようにして、圧縮機1を運転すると、圧縮機
1から吐出された冷媒は、四方切換弁23,室内側熱交
換器16,第2の絞り装置15を経た後、第3の絞り装
置22,蓄熱用熱交換器10,第2のバルブ18を順次
経て圧縮機1に戻る放熱回路と、第1の絞り装置6,室
外側熱交換器3,四方切換弁23を順次経て圧縮機1に
戻る一般暖房回路とに分岐し、蓄熱媒体21の蓄熱を使
用した暖房運転すなわち放熱運転と室外側熱交換器3か
ら採熱する一般暖房運転とを併用する蓄熱併用暖房運転
が行われる。
【0099】以上説明したように、この実施の形態13
では、従来例に係る図45の蓄熱式空気調和装置よりも
簡単な構成でありながら、蓄冷運転,一般冷房運転,放
冷運転,及び蓄冷併用冷房運転に加えて、蓄熱運転,一
般暖房運転,放熱運転,及び蓄熱併用暖房運転が可能な
冷暖房兼用の蓄熱式空気調和装置となっており、冷房
時,暖房時とも、昼間の電力消費を抑制でき、年間を通
じて電力のピークシフトを達成することが可能となって
いる。
【0100】また、従来の蓄熱式空気調和装置と異な
り、圧縮機1の吸入側配管である冷媒配管129に、冷
媒ポンプ12の吸入側配管である冷媒配管130が接続
されているので、冷媒とともに回路内を流れる潤滑油が
圧縮機1又は冷媒ポンプ12に偏って吸入されることが
なくなり、長時間の連続運転時にも圧縮機1及び冷媒ポ
ンプ12の潤滑油枯渇に起因する故障を防止できる。
【0101】実施の形態14.以下、本発明の実施の形
態14に係る蓄熱式空気調和装置を図面に基づき説明す
る。図33は蓄熱式空気調和装置の概略構成を示してお
り、発明の実施の形態13の図28と異なるのは以下の
点である。すなわち、蓄熱媒体21の温度を検出する蓄
熱媒体温度検出手段218と、この蓄熱媒体温度検出手
段218の検出値に基づいて第1の絞り装置6の開度を
制御する第6の開度制御手段223とを設けたことであ
る。
【0102】図34は、図32と同様な蓄熱併用暖房運
転時の、蓄熱媒体温度検出手段218にて検出された蓄
熱媒体21の温度に基づく、第6の開度制御手段223
による第1の絞り装置6の開度制御方法を示している。
このように、蓄熱媒体21の温度が高い場合には、第1
の絞り装置6の開度を小さく設定し、蓄熱用熱交換器1
0に係る放熱回路の冷媒流量を増加させ、蓄熱媒体21
の放熱による暖房の高能力及び高効率を最大限に発揮
し、蓄熱媒体21の温度が低い場合には、第1の絞り装
置6の開度を大きく設定し、蓄熱用熱交換器10に流れ
る冷媒流量を減少させ、暖房運転の能力及び効率が低下
するのを防止する。
【0103】実施の形態15.以下、本発明の実施の形
態15に係る蓄熱式空気調和装置を図面に基づき説明す
る。図35は蓄熱式空気調和装置の概略構成を示してお
り、発明の実施の形態13の図28と異なるのは以下の
点である。すなわち、外気の温度を検出する外気温度検
出手段221と、この外気温度検出手段221の検出値
に基づいて第1の絞り装置6の開度を制御する第7の開
度制御手段224とを設けたことである。
【0104】図36は、図32と同様な蓄熱併用暖房運
転時の、外気温度検出手段221にて検出された外気温
度に基づく、第7の開度制御手段224による第1の絞
り装置6の開度制御方法を示している。このように、外
気温度が高い場合には、第1の絞り装置6の開度を大き
く設定し、室外側熱交換器3への冷媒流量を増加させ、
高温の外気からの採熱を主体とする高能力及び高効率を
最大限に発揮する。一方、外気温度が低い場合には、第
1の絞り装置6の開度を小さく設定し、室外側熱交換器
3への冷媒流量を減少させることにより、蓄熱媒体21
からの採熱を主体とする運転を行ない、暖房運転の能力
及び効率が低下するのを防止する。
【0105】実施の形態16.以下、本発明の実施の形
態16に係る蓄熱式空気調和装置を図面に基づき説明す
る。図37は蓄熱式空気調和装置の概略構成を示してお
り、発明の実施の形態13の図28と異なるのは以下の
点である。すなわち、蓄熱媒体21の温度を検出する蓄
熱媒体温度検出手段218と、外気温度を検出する外気
温度検出手段221と、蓄熱媒体温度検出手段218の
検出値と外気温度検出手段221の検出値と差に基づい
て第1の絞り装置6の開度を制御する第8の開度制御手
段225とを設けたことである。
【0106】図38は、図32と同様な蓄熱併用暖房運
転時の、蓄熱媒体温度検出手段218にて検出された蓄
熱媒体21の温度と外気温度検出手段221にて検出さ
れた外気温度との差に基づく、第8の開度制御手段22
5による第1の絞り装置6の開度設定方法を示してい
る。このように、蓄熱媒体21の温度が外気温度よりも
高い場合であって、かつ、蓄熱媒体21と外気との温度
差が大きい場合には、第1の絞り装置6の開度を小さく
設定し、蓄熱用熱交換器10への冷媒流量を増加させ、
蓄熱媒体21と外気との温度差が小さいか又はマイナス
の場合には、第1の絞り装置6の開度を大きく設定し、
蓄熱用熱交換器10への冷媒流量を減少させることによ
り、暖房運転の高能力及び高効率化が図れる。
【0107】なお、蓄熱媒体21の温度と外気温度検出
手段221にて検出された外気温度との差の代わりに、
各々の温度に対する冷媒飽和圧力の差に基づいて第1の
絞り装置6の開度を制御する、すなわち、圧力差が大き
い場合には、第1の絞り装置6の開度を小さく設定し、
圧力差が小さいか又はマイナスの場合には、第1の絞り
装置6の開度を大きく設定するような制御を行なって
も、この実施の形態16とほぼ同様の効果が得られる。
【0108】実施の形態17.以下、本発明の実施の形
態17に係る蓄熱式空気調和装置を図面に基づき説明す
る。図39は蓄熱式空気調和装置の概略構成を示してお
り、発明の実施の形態13の図28と異なるのは以下の
点である。すなわち、蓄熱併用暖房運転の開始からの蓄
熱消費量予測値と実際の蓄熱消費量との差を演算する蓄
熱消費量差演算手段222と、この蓄熱消費量差演算手
段222の演算値に基づいて第1の絞り装置6の開度を
制御する第9の開度制御手段226とを設けたことであ
る。
【0109】蓄熱消費量差演算手段222は、たとえ
ば、室内側熱交換器16が設置されている室内の暖房負
荷と、蓄熱併用暖房運転開始からの経過時間とから、そ
の時点における蓄熱消費量予測値と実際の蓄熱消費量と
の差を演算する。
【0110】図40は、図32と同様な蓄熱併用暖房運
転時の、蓄熱消費量差演算手段222の演算値に基づ
く、第9の開度制御手段226による第1の絞り装置6
の開度設定方法を示している。このように、(蓄熱消費
量予測値)−(実際の蓄熱消費量)の差(演算値)が大
きい場合には、第1の絞り装置6の開度を小さく設定
し、蓄熱用熱交換器10への冷媒流量を増加させ、上記
の差が小さいか又はマイナスの場合には、第1の絞り装
置6の開度を大きく設定し、蓄熱用熱交換器10への冷
媒流量を減少させる。これにより、蓄熱消費量を最適に
制御し、蓄熱を過不足なく使い切ることができる。
【0111】なお、蓄熱消費量差演算手段222が、圧
縮機1の吐出圧力、圧縮機1の運転周波数、室内側熱交
換器16の運転容量、室内側熱交換器16の吸込み温度
と設定温度との差、等のいずれかに基づいて、蓄熱消費
量予測値と実際の蓄熱消費量との差を演算するようにし
てもよい。すなわち、第9の開度制御手段226が、圧
縮機1の吐出圧力が高い、あるいは圧縮機1の運転周波
数が高い、あるいは室内側熱交換器16の運転容量が大
きい、あるいは室内側熱交換器16の吸込み温度と設定
温度との差が大きい場合には、第1の絞り装置6の開度
を大きく設定し、圧縮機1の吐出圧力が低い、あるいは
圧縮機1の運転周波数が低い、あるいは室内側熱交換器
16の運転容量が小さい、あるいは室内側熱交換器16
の吸込み温度と設定温度の差が小さい場合には、第1の
絞り装置6の開度を小さく設定するように構成しても、
上記とほぼ同様の効果が得られる。
【0112】実施の形態18.以下、本発明の実施の形
態18に係る蓄熱式空気調和装置を図面に基づき説明す
る。図41は蓄熱式空気調和装置の概略構成を示してお
り、発明の実施の形態13の図28と異なるのは以下の
点である。すなわち、外気温度を検出する外気温度検出
手段221と、室外側熱交換器3と第1の絞り装置6と
の間の冷媒配管103の温度を検出する配管温度検出手
段227と、外気温度検出手段221の検出値と配管温
度検出手段227の検出値とに基づいて圧縮機1及び冷
媒ポンプ12の運転容量を制御する運転容量制御手段2
28とを設けたことである。
【0113】図42は、図29と同様に、圧縮機1から
吐出された冷媒が冷媒配管104から冷媒配管128に
向かう(すなわち、本発明にいう第1の接続配管に向か
う)ように四方切換弁23を切り換えるとともに、第1
のバルブ14を開き、第2のバルブ18を閉じて行なわ
れる蓄熱運転時における、外気温度検出手段221にて
検出された外気温度と配管温度検出手段227にて検出
された配管温度とに基づく、運転容量制御手段228に
よる圧縮機1及び冷媒ポンプ12の容量制御方法を示し
ている。
【0114】このように、配管温度が充分に高く、室外
側熱交換器3に着霜する恐れのない場合は、圧縮機1及
び冷媒ポンプ12の運転容量を大きくして(運転周波数
を上昇させて)蓄熱能力をアップさせる。また、外気温
度と配管温度とが、室外側熱交換器3に着霜する恐れの
ある一定範囲内にある場合は、圧縮機1及び冷媒ポンプ
12の運転容量に制限を設け、吸入圧力を上げることに
より室外側熱交換器3への着霜を防ぎ、着霜による室外
側熱交換器3の能力低下を抑えるとともに、除霜運転の
頻度を抑制し、蓄熱運転の積算能力をアップさせる。さ
らに、外気温度が低く、圧縮機1及び冷媒ポンプ12の
運転容量に制限を設けても室外側熱交換器3に着霜する
恐れのある場合は、圧縮機1及び冷媒ポンプ12の運転
容量すなわち蓄熱能力を最大にして蓄熱運転を行なうこ
とにより、除霜時間を含めた蓄熱運転時間内の、蓄熱量
の積算値が最大になるようにする。以上のような制御を
行うことにより、夜間の限られた時間内に蓄熱量を効率
的に確保することができる。
【0115】なお、室外側熱交換器3と第1の絞り装置
6との間の冷媒配管103の温度を検出する代わりに、
圧縮機1の吸入圧力を検出し、圧縮機1の吸入圧力が高
く室外側熱交換器3に着霜する恐れのない場合には運転
容量を大きくし、また、外気温度及び圧縮機1の吸入圧
力が、室外側熱交換器3に着霜する恐れのある一定範囲
内にある場合には運転容量に制限を設け、さらに、外気
温度が低く、運転容量に制限を設けても室外側熱交換器
3に着霜する恐れのある場合には運転容量を最大にする
ように制御しても、上記とほぼ同様の効果が得られる。
また、上記では圧縮機1及び冷媒ポンプ12の運転容量
を制御したが、運転容量制御手段228によって圧縮機
1の運転容量のみを制御するようにしても、冷媒ポンプ
12の運転容量のみを制御するようにしても、上記とほ
ぼ同様の効果が得られる。
【0116】実施の形態19.以下、本発明の実施の形
態19に係る蓄熱式空気調和装置を図面に基づき説明す
る。図43は蓄熱式空気調和装置の概略構成を示してお
り、発明の実施の形態13の図28と異なるのは以下の
点である。すなわち、蓄熱用熱交換器10への冷媒の循
環量を検出する冷媒循環量検出手段229と、この冷媒
循環量検出手段229の検出値に基づいて第2の絞り装
置15の開度を制御する第10の開度制御手段230と
を設けたことである。
【0117】図44は、図29と同様に、圧縮機1から
吐出された冷媒が冷媒配管104から冷媒配管128に
向かう(すなわち、本発明にいう第1の接続配管に向か
う)ように四方切換弁23を切り換えるとともに、第1
のバルブ14を開き、第2のバルブ18を閉じて行なわ
れる蓄熱運転時における、冷媒循環量検出手段229の
検出値に基づく、第10の開度制御手段230による第
2の絞り装置15の開度制御方法を示している。このよ
うに、蓄熱用熱交換器10への冷媒循環量が少ない場合
(すなわち第1の接続配管等から構成されている蓄熱回
路内の冷媒が不足している場合)には、第2の絞り装置
15の開度を大きく設定し、室内側熱交換器16への冷
媒流量を増加させ、室内機もしくはその近傍の配管内で
液化・滞留している冷媒を室外機側に戻し、蓄熱用熱交
換器10への冷媒循環量を増加させることにより、所定
の蓄熱能力を確保することができる。
【0118】なお、蓄熱用熱交換器10への冷媒循環量
を検出する代わりに、圧縮機1の吐出圧力、圧縮機1の
吐出温度、圧縮機1の吸入圧力、圧縮機1の運転周波
数、蓄熱槽9の冷媒配管内の液冷媒の過冷却度のいずれ
かを検出するようにし、圧縮機1の吐出圧力が高い、あ
るいは圧縮機1の吐出温度が高い、あるいは圧縮機1の
吸入圧力が低い、あるいは圧縮機1の運転容量が小さ
い、あるいは蓄熱槽9内の冷媒過冷却度が小さい場合に
は、第2の絞り装置15の開度を大きく設定する制御を
行なっても、上記とほぼ同様の効果が得られる。
【0119】
【発明の効果】以上説明したように、この発明に係る蓄
熱式空気調和装置にあっては、蓄冷併用冷房運転時に、
一般冷房用回路と放冷用回路との合流部と第2の絞り装
置との間の冷媒過冷却度が検出され、この検出値に基づ
いて第1の絞り装置の開度が制御されるので、所定の冷
媒過冷却度にすることにより第2の絞り装置に液冷媒の
みを供給するようにでき、冷媒循環量を安定させること
ができて、冷房能力の安定化が図れる。また、蓄熱式空
気調和装置が第2の絞り装置と室内側熱交換器とを複数
組備えたものである場合には、各室内側熱交換器に、そ
れぞれの冷房負荷に応じた量の冷媒を供給することがで
き、各室内側熱交換器に所要の冷房能力を発揮させるこ
とができる。
【0120】また、蓄冷併用冷房運転時に、一般冷房用
回路と放冷用回路との合流部と第2の絞り装置との間の
冷媒過冷却度が検出され、この検出値に基づいて冷媒ポ
ンプの最大運転容量が設定されるので、所定の冷媒過冷
却度にすることにより第2の絞り装置に液冷媒のみを供
給するようにでき、冷媒循環量を安定させることができ
て、冷房能力の安定化が図れる。また、蓄熱式空気調和
装置が第2の絞り装置と室内側熱交換器とを複数組備え
たものである場合には、各室内側熱交換器に、それぞれ
の冷房負荷に応じた量の冷媒を供給することができ、各
室内側熱交換器に所要の冷房能力を発揮させることがで
きる。
【0121】また、蓄冷併用冷房運転時に、一般冷房用
回路と放冷用回路との合流部の位置と室内側熱交換器の
位置との高低差とに基づいて合流部の冷媒圧力制御目標
値が設定されるとともに、合流部の冷媒圧力が検出さ
れ、この検出値を冷媒圧力制御目標値に近付けるように
第1の絞り装置の開度が制御されるので、合流部から第
2の絞り装置に至るまでの冷媒配管内において冷媒が気
液二相状態になるのを防止して第2の絞り装置に液冷媒
のみを供給するようにでき、冷媒循環量を安定させるこ
とができて、冷房能力の安定化が図れる。また、蓄熱式
空気調和装置が第2の絞り装置と室内側熱交換器とを複
数組備えたものである場合には、各室内側熱交換器に、
それぞれの冷房負荷に応じた量の冷媒を供給することが
でき、各室内側熱交換器に所要の冷房能力を発揮させる
ことができる。
【0122】また、蓄冷併用冷房運転時に、一般冷房用
回路と放冷用回路との合流部の位置と室内側熱交換器の
位置との高低差とに基づいて冷媒ポンプの最大運転容量
が設定されるので、冷媒ポンプの最大運転容量を大きく
して合流部の冷媒圧力を高めることにより、合流部から
第2の絞り装置に至るまでの冷媒配管内において冷媒が
気液二相状態になるのを防止して第2の絞り装置に液冷
媒のみを供給するようにでき、冷媒循環量を安定させる
ことができて、冷房能力の安定化が図れる。また、蓄熱
式空気調和装置が第2の絞り装置と室内側熱交換器とを
複数組備えたものである場合には、各室内側熱交換器
に、それぞれの冷房負荷に応じた量の冷媒を供給するこ
とができ、各室内側熱交換器に所要の冷房能力を発揮さ
せることができる。
【0123】また、蓄冷併用冷房運転時に、1日の蓄冷
併用冷房時間と予め設定された基準時間との時間差が演
算され、この時間差に基づいて一般冷房用回路と放冷用
回路との合流部の冷媒圧力制御目標値が設定されるとと
もに、合流部の冷媒圧力が検出され、この検出値を冷媒
圧力制御目標値に近付けるように第1の絞り装置の開度
が制御されるので、放冷用回路の運転負荷を蓄冷併用冷
房時間の長さに応じたものにすることができて、蓄冷併
用冷房時間が基準時間より長い場合に蓄冷量が不足した
り、基準時間より短い場合に蓄冷量が余ったりすること
を防止でき、蓄冷量の有効利用と冷房能力の安定化が図
れる。
【0124】また、蓄冷併用冷房運転時に、1日の蓄冷
併用冷房時間と予め設定された基準時間との時間差が演
算され、この時間差に基づいて冷媒ポンプの最大運転容
量が設定されるので、放冷用回路の運転負荷を蓄冷併用
冷房時間の長さに応じたものにすることができて、蓄冷
併用冷房時間が基準時間より長い場合に蓄冷量が不足し
たり、基準時間より短い場合に蓄冷量が余ったりするこ
とを防止でき、蓄冷量の有効利用と冷房能力の安定化が
図れる。
【0125】また、蓄冷併用冷房運転時に、蓄冷併用冷
房運転開始からの経過時間における蓄冷消費量の予測値
と実際の蓄冷消費量とが演算され、この蓄冷消費量の予
測値と実際の蓄冷消費量との消費量差に基づいて一般冷
房用回路と放冷用回路との合流部の冷媒圧力制御目標値
が設定されるとともに、合流部の冷媒圧力が検出され、
この検出値を冷媒圧力制御目標値に近付けるように第1
の絞り装置の開度が制御されるので、実際の蓄冷消費量
を蓄冷消費量の予測値に近付けることができ、蓄冷併用
冷房時間内に蓄冷量を過不足なく使い切ることができ
て、蓄冷量の有効利用と冷房能力の安定化が図れる。
【0126】また、蓄冷併用冷房運転時に、蓄冷併用冷
房運転開始からの経過時間における蓄冷消費量の予測値
と実際の蓄冷消費量とが演算され、この蓄冷消費量の予
測値と実際の蓄冷消費量との消費量差に基づいて冷媒ポ
ンプの最大運転容量が設定されるので、実際の蓄冷消費
量を蓄冷消費量の予測値に近付けることができ、蓄冷併
用冷房時間内に蓄冷量を過不足なく使い切ることができ
て、蓄冷量の有効利用と冷房能力の安定化が図れる。
【0127】 また、蓄冷併用冷房運転時に、蓄冷併用
冷房運転開始からの経過時間における蓄冷消費量の予測
値と実際の蓄冷消費量とが演算され、この蓄冷消費量の
予測値と実際の蓄冷消費量との消費量差に基づいてベー
ス負荷が放冷用回路でまかなわれる放冷ベースモードと
一般冷房用回路でまかなわれる一般冷房ベースモードと
のいずれかに運転モードが切り換えられるので、実際の
蓄冷消費量を蓄冷消費量の予測値に近付けることがで
き、蓄冷併用冷房時間内に蓄冷量を過不足なく使い切る
ことができて、蓄冷量の有効利用と冷房能力の安定化が
図れる。
【0128】また、蓄冷併用冷房運転時に、蓄熱媒体の
蓄熱量が検出され、この検出値が予め設定された所定値
を下回った時に圧縮機の最大運転容量が大きな容量に設
定変更されるので、蓄熱量が少なくなって蓄熱用熱交換
器の熱交換能力が低下した場合の冷房能力不足を解消す
ることが可能となる。
【0129】また、蓄冷併用冷房運転時に、蓄熱媒体の
温度が検出され、この検出値が予め設定された所定値を
上回った時に一般冷房用回路と放冷用回路との合流部の
冷媒圧力制御目標値が高い圧力に設定変更されるととも
に、合流部の冷媒圧力が検出され、この検出値を設定変
更された冷媒圧力制御目標値に近付けるように第1の絞
り装置の開度が制御されるので、蓄熱用熱交換器内の冷
媒圧力を高めてその飽和温度を上昇させることにより、
温度がある程度上昇した蓄熱媒体からも冷熱を取り出す
ことが可能となり、蓄熱媒体からの採熱量を増やせると
ともに蓄熱媒体の温度上昇に伴う冷房能力不足を解消す
ることが可能となる。
【0130】また、蓄冷併用冷房運転時に、蓄熱媒体の
温度が検出され、この検出値が予め設定された所定値を
上回った時に冷媒ポンプの最大運転容量が大きな容量に
設定変更されるので、蓄熱用熱交換器内の冷媒圧力を高
めてその飽和温度を上昇させることにより、温度がある
程度上昇した蓄熱媒体からも冷熱を取り出すことが可能
となり、蓄熱媒体からの採熱量を増やせるとともに蓄熱
媒体の温度上昇に伴う冷房能力不足を解消することが可
能となる。
【0131】また、従来例の蓄熱式空気調和装置よりも
簡単な構成でありながら、蓄冷運転,一般冷房運転,放
冷運転,及び蓄冷併用冷房運転に加えて、蓄熱運転,一
般暖房運転,放熱運転,及び蓄熱併用暖房運転が可能な
冷暖房兼用の蓄熱式空気調和装置が得られる。また、圧
縮機の吸入側配管に冷媒ポンプの吸入側配管が接続され
ているので、潤滑油が圧縮機又は冷媒ポンプに偏って吸
入されることがなくなり、特別な対策なしに、長時間の
連続運転時にも圧縮機及び冷媒ポンプの潤滑油枯渇に起
因する故障を防止できる。
【0132】また、蓄熱併用暖房運転時に、蓄熱媒体の
温度が検出され、この検出値に基づいて第1の絞り装置
の開度が制御されるので、蓄熱媒体の温度が高い場合に
は、第1の絞り装置の開度を小さくし蓄熱用熱交換器に
流れる冷媒流量を増加させて、蓄熱媒体からの採熱を主
とした高能力かつ高効率の暖房を行なうとともに、蓄熱
媒体の温度が低い場合には、第1の絞り装置の開度を大
きくして蓄熱用熱交換器に流れる冷媒流量を減少させ、
暖房運転の能力及び効率の低下を防止することが可能と
なる。
【0133】また、蓄熱併用暖房運転時に、外気の温度
が検出され、この検出値に基づいて第1の絞り装置の開
度が制御されるので、外気の温度が高い場合には、第1
の絞り装置の開度を大きくし室外側熱交換器に流れる冷
媒流量を増加させて、外気からの採熱を主とした高能力
かつ高効率の暖房を行なうとともに、外気の温度が低い
場合には、第1の絞り装置の開度を小さくして室外側熱
交換器に流れる冷媒流量を減少させ、蓄熱媒体からの採
熱を主体とする運転を行なうことにより、暖房運転の能
力及び効率の低下を防止することが可能となる。
【0134】また、蓄熱併用暖房運転時に、蓄熱媒体の
温度と外気の温度とが検出され、これらの検出値の差に
基づいて第1の絞り装置の開度が制御されるので、蓄熱
媒体温度が外気温度よりも高い場合であって、かつ、蓄
熱媒体と外気との温度差が大きい場合には、第1の絞り
装置の開度を小さくし蓄熱用熱交換器に流れる冷媒流量
を増加させて、蓄熱媒体からの採熱を主とした高能力か
つ高効率の暖房を行なうとともに、蓄熱媒体と外気との
温度差が小さい場合や蓄熱媒体が外気よりも低温である
場合には、第1の絞り装置の開度を大きくし蓄熱用熱交
換器に流れる冷媒流量を減少させて、暖房運転の高能力
化及び高効率化を図ることが可能となる。
【0135】また、蓄熱併用暖房運転の開始からの蓄熱
消費量予測値と実際の蓄熱消費量との差が演算され、こ
の演算値に基づいて第1の絞り装置の開度が制御される
ので、演算値が大きい場合には、第1の絞り装置の開度
を小さくして蓄熱用熱交換器に流れる冷媒流量を増加さ
せ、演算値が小さい場合には、第1の絞り装置の開度を
大きくして蓄熱用熱交換器に流れる冷媒流量を減少させ
ることにより、蓄熱消費量を最適に制御することが可能
となる。
【0136】また、蓄熱運転時に、外気の温度と、室外
側熱交換器と第1の絞り装置との間の配管温度とが検出
され、これらの検出値に基づいて圧縮機と冷媒ポンプと
の少なくとのいずれか一方の運転容量が制御されるの
で、配管温度が高くて室外側熱交換器に着霜する恐れが
ない場合には、運転容量を大きくして蓄熱能力を上昇さ
せ、外気温度と配管温度とが室外側熱交換器に着霜する
恐れのある一定範囲内にある場合には、運転容量を小さ
くし圧縮機及び冷媒ポンプ吸入側の圧力を上昇させて室
外側熱交換器への着霜を防ぎ、これにより除霜運転の頻
度を下げて蓄熱運転時間全体としての蓄熱能力を上昇さ
せ、さらに、外気温度が低くて運転容量を小さくしても
室外側熱交換器に着霜する恐れのある場合には、運転容
量すなわち蓄熱能力を最大にして蓄熱運転を行なうこと
により、除霜時間を含めた蓄熱時間内の積算蓄熱量を最
大限にするようにでき、いずれの場合にも、夜間の限ら
れた時間内に効率的に蓄熱量を確保することが可能とな
る。
【0137】また、蓄熱運転時に、蓄熱用熱交換器への
冷媒の循環量が検出され、この検出値に基づいて第2の
絞り装置の開度が制御されるので、冷媒循環量が少ない
場合、すなわち蓄熱用熱交換器及び第1の接続配管等か
ら構成されている蓄熱回路内の冷媒が不足している場合
には、第2の絞り装置の開度を大きくし室内側熱交換器
に流れる冷媒流量を増加させて、室内機及びその近傍の
配管内で液化・滞留している冷媒を室外機側に戻し、こ
れにより蓄熱用熱交換器への冷媒の循環量を増加させ
て、所定の蓄熱能力を確保することが可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施の形態1に係る空気調和装置の
概略構成図である。
【図2】 本発明の実施の形態1に係る蓄冷併用冷房運
転時の運転状態図である。
【図3】 第1の開度制御手段による第1の絞り装置の
開度制御を示す説明図である。
【図4】 本発明の実施の形態2に係る空気調和装置の
概略構成図である。
【図5】 本発明の実施の形態2に係る蓄冷併用冷房運
転時の運転状態図である。
【図6】 第1の最大運転容量設定手段による冷媒ポン
プの最大運転容量の設定を示す説明図である。
【図7】 本発明の実施の形態3に係る空気調和装置の
概略構成図である。
【図8】 本発明の実施の形態3に係る蓄冷併用冷房運
転時の運転状態図である。
【図9】 第2の開度制御手段による合流部の冷媒圧力
制御目標値の設定を示す説明図である。
【図10】 本発明の実施の形態4に係る空気調和装置
の概略構成図である。
【図11】 本発明の実施の形態4に係る蓄冷併用冷房
運転時の運転状態図である。
【図12】 第2の最大運転容量設定手段による冷媒ポ
ンプの最大運転容量の設定を示す説明図である。
【図13】 本発明の実施の形態5に係る空気調和装置
の概略構成図である。
【図14】 第3の開度制御手段による合流部の冷媒圧
力制御目標値の設定を示す説明図である。
【図15】 合流部における冷媒圧力と放冷用回路に係
る運転負荷との関係を示す説明図である。
【図16】 本発明の実施の形態6に係る空気調和装置
の概略構成図である。
【図17】 第3の最大運転容量設定手段による冷媒ポ
ンプの最大運転容量の設定を示す説明図である。
【図18】 本発明の実施の形態7に係る空気調和装置
の概略構成図である。
【図19】 第4の開度制御手段による合流部の冷媒圧
力制御目標値の設定を示す説明図である。
【図20】 蓄冷消費量の予測値と実際の蓄冷消費量と
の関係を示す説明図である。
【図21】 本発明の実施の形態8に係る空気調和装置
の概略構成図である。
【図22】 第4の最大運転容量設定手段による冷媒ポ
ンプの最大運転容量の設定を示す説明図である。
【図23】 本発明の実施の形態9に係る空気調和装置
の概略構成図である。
【図24】 運転モード切換手段による運転モードの切
り換えを示す説明図である。
【図25】 本発明の実施の形態10に係る空気調和装
置の概略構成図である。
【図26】 本発明の実施の形態11に係る空気調和装
置の概略構成図である。
【図27】 本発明の実施の形態12に係る空気調和装
置の概略構成図である。
【図28】 本発明の実施の形態13に係る空気調和装
置の概略構成図である。
【図29】 本発明の実施の形態13に係る空気調和装
置の蓄熱運転を示す説明図である。
【図30】 本発明の実施の形態13に係る空気調和装
置の一般暖房運転を示す説明図である。
【図31】 本発明の実施の形態13に係る空気調和装
置の放熱運転を示す説明図である。
【図32】 本発明の実施の形態13に係る空気調和装
置の蓄熱併用暖房運転を示す説明図である。
【図33】 本発明の実施の形態14に係る空気調和装
置の概略構成図である。
【図34】 第6の開度制御手段による第1の絞り装置
の開度制御を示す説明図である。
【図35】 本発明の実施の形態15に係る空気調和装
置の概略構成図である。
【図36】 第7の開度制御手段による第1の絞り装置
の開度制御を示す説明図である。
【図37】 本発明の実施の形態16に係る空気調和装
置の概略構成図である。
【図38】 第8の開度制御手段による第1の絞り装置
の開度制御を示す説明図である。
【図39】 本発明の実施の形態17に係る空気調和装
置の概略構成図である。
【図40】 第9の開度制御手段による第1の絞り装置
の開度制御を示す説明図である。
【図41】 本発明の実施の形態18に係る空気調和装
置の概略構成図である。
【図42】 運転容量制御手段による圧縮機及び冷媒ポ
ンプの運転容量制御を示す説明図である。
【図43】 本発明の実施の形態19に係る空気調和装
置の概略構成図である。
【図44】 第10の開度制御手段による第2の絞り装
置の開度制御を示す説明図である。
【図45】 従来の空気調和装置の概略構成図である。
【図46】 従来の空気調和装置の蓄冷運転を示す説明
図である。
【図47】 従来の空気調和装置の蓄冷運転時の運転状
態図である。
【図48】 従来の空気調和装置の一般冷房運転を示す
説明図である。
【図49】 従来の空気調和装置の一般冷房運転時の運
転状態図である。
【図50】 従来の空気調和装置の放冷運転を示す説明
図である。
【図51】 従来の空気調和装置の放冷運転時の運転状
態図である。
【図52】 従来の空気調和装置の蓄冷併用冷房運転を
示す説明図である。
【図53】 従来の空気調和装置の蓄冷併用冷房運転時
の運転状態図である。
【図54】 従来の空気調和装置の蓄熱運転を示す説明
図である。
【図55】 従来の空気調和装置の蓄熱運転時の運転状
態図である。
【図56】 従来の空気調和装置の一般暖房運転を示す
説明図である。
【図57】 従来の空気調和装置の一般暖房運転時の運
転状態図である。
【図58】 従来の空気調和装置の放熱運転を示す説明
図である。
【図59】 従来の空気調和装置の放熱運転時の運転状
態図である。
【図60】 従来の空気調和装置の蓄熱併用暖房運転を
示す説明図である。
【図61】 従来の空気調和装置の蓄熱併用暖房運転時
の運転状態図である。
【符号の説明】
1 圧縮機、3 室外側熱交換器、6 第1の絞り装
置、9 蓄熱槽、10蓄熱用熱交換器、12 冷媒ポン
プ、14 第1のバルブ、15a 第2の絞り装置、1
5b 第2の絞り装置、15c 第2の絞り装置、16
a 室内側熱交換器、16b 室内側熱交換器、16c
室内側熱交換器、18 第2のバルブ、21 蓄熱媒
体、22 第3の絞り装置、23 四方切換弁、201
冷媒過冷却度検出手段、202 第1の開度制御手
段、203 第1の最大運転容量設定手段、204 冷
媒圧力検出手段、205 高低差設定手段、206 第
2の開度制御手段、207 第2の最大運転容量設定手
段、208 蓄冷併用冷房時間管理手段、209 第3
の開度制御手段、210 第3の最大運転容量設定手
段、211 蓄冷消費量予測値演算手段、212 蓄冷
消費量演算手段、213第4の開度制御手段、214
第4の最大運転容量設定手段、215 運転モード切換
手段、216 蓄冷量検出手段、217 第5の最大運
転容量設定手段、218 蓄熱媒体温度検出手段、21
9 第5の開度制御手段、220 第6の最大運転容量
設定手段、221 外気温度検出手段、222 蓄熱消
費量差演算手段、223 第6の開度制御手段、224
第7の開度制御手段、225第8の開度制御手段、2
26 第9の開度制御手段、227 配管温度検出手
段、228 運転容量制御手段、229 冷媒循環量検
出手段、230 第10の開度制御手段、M 合流部

Claims (19)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧縮機,室外側熱交換器,第1の絞り装
    置,第2の絞り装置,及び室内側熱交換器を順次配管接
    続してなる一般冷房用回路と、上記一般冷房用回路の上
    記第1の絞り装置と上記第2の絞り装置との間と上記室
    内側熱交換器と上記圧縮機との間とを第3の絞り装置,
    蓄熱用熱交換器,及び第1のバルブを介して接続し上記
    圧縮機,上記室外側熱交換器,及び上記第1の絞り装置
    とともに蓄冷用回路を構成する第1の接続配管と、上記
    圧縮機の吸入側配管と上記第1の接続配管の上記第1の
    バルブと上記蓄熱用熱交換器との間とを冷媒ポンプを介
    して接続し上記蓄熱用熱交換器,上記第3の絞り装置,
    上記第2の絞り装置,及び上記室内側熱交換器とともに
    放冷用回路を構成する第2の接続配管と、上記蓄熱用熱
    交換器及び蓄熱媒体を収容した蓄熱槽とを備えた蓄熱式
    空気調和装置において、 上記一般冷房用回路と上記放冷用回路とを併用する蓄冷
    併用冷房運転を行なう際に上記一般冷房用回路と上記放
    冷用回路との合流部と上記第2の絞り装置との間の冷媒
    過冷却度を検出する冷媒過冷却度検出手段と、上記冷媒
    過冷却度検出手段の検出値に基づいて上記第1の絞り装
    置の開度を制御する第1の開度制御手段とを設けたこと
    を特徴とする蓄熱式空気調和装置。
  2. 【請求項2】 圧縮機,室外側熱交換器,第1の絞り装
    置,第2の絞り装置,及び室内側熱交換器を順次配管接
    続してなる一般冷房用回路と、上記一般冷房用回路の上
    記第1の絞り装置と上記第2の絞り装置との間と上記室
    内側熱交換器と上記圧縮機との間とを第3の絞り装置,
    蓄熱用熱交換器,及び第1のバルブを介して接続し上記
    圧縮機,上記室外側熱交換器,及び上記第1の絞り装置
    とともに蓄冷用回路を構成する第1の接続配管と、上記
    圧縮機の吸入側配管と上記第1の接続配管の上記第1の
    バルブと上記蓄熱用熱交換器との間とを冷媒ポンプを介
    して接続し上記蓄熱用熱交換器,上記第3の絞り装置,
    上記第2の絞り装置,及び上記室内側熱交換器とともに
    放冷用回路を構成する第2の接続配管と、上記蓄熱用熱
    交換器及び蓄熱媒体を収容した蓄熱槽とを備えた蓄熱式
    空気調和装置において、 上記一般冷房用回路と上記放冷用回路とを併用する蓄冷
    併用冷房運転を行なう際に上記一般冷房用回路と上記放
    冷用回路との合流部と上記第2の絞り装置との間の冷媒
    過冷却度を検出する冷媒過冷却度検出手段と、上記冷媒
    過冷却度検出手段の検出値に基づいて上記冷媒ポンプの
    最大運転容量を設定する第1の最大運転容量設定手段と
    を設けたことを特徴とする蓄熱式空気調和装置。
  3. 【請求項3】 圧縮機,室外側熱交換器,第1の絞り装
    置,第2の絞り装置,及び室内側熱交換器を順次配管接
    続してなる一般冷房用回路と、上記一般冷房用回路の上
    記第1の絞り装置と上記第2の絞り装置との間と上記室
    内側熱交換器と上記圧縮機との間とを第3の絞り装置,
    蓄熱用熱交換器,及び第1のバルブを介して接続し上記
    圧縮機,上記室外側熱交換器,及び上記第1の絞り装置
    とともに蓄冷用回路を構成する第1の接続配管と、上記
    圧縮機の吸入側配管と上記第1の接続配管の上記第1の
    バルブと上記蓄熱用熱交換器との間とを冷媒ポンプを介
    して接続し上記蓄熱用熱交換器,上記第3の絞り装置,
    上記第2の絞り装置,及び上記室内側熱交換器とともに
    放冷用回路を構成する第2の接続配管と、上記蓄熱用熱
    交換器及び蓄熱媒体を収容した蓄熱槽とを備えた蓄熱式
    空気調和装置において、 上記一般冷房用回路と上記放冷用回路とを併用する蓄冷
    併用冷房運転を行なう際に上記一般冷房用回路と上記放
    冷用回路との合流部の冷媒圧力を検出する冷媒圧力検出
    手段と、上記合流部の位置と上記室内側熱交換器の位置
    との高低差を予め設定する高低差設定手段と、上記高低
    差設定手段の設定値に基づいて上記合流部の冷媒圧力制
    御目標値を設定するとともに上記冷媒圧力検出手段の検
    出値を上記冷媒圧力制御目標値に近付けるように上記第
    1の絞り装置の開度を制御する第2の開度制御手段とを
    設けたことを特徴とする蓄熱式空気調和装置。
  4. 【請求項4】 圧縮機,室外側熱交換器,第1の絞り装
    置,第2の絞り装置,及び室内側熱交換器を順次配管接
    続してなる一般冷房用回路と、上記一般冷房用回路の上
    記第1の絞り装置と上記第2の絞り装置との間と上記室
    内側熱交換器と上記圧縮機との間とを第3の絞り装置,
    蓄熱用熱交換器,及び第1のバルブを介して接続し上記
    圧縮機,上記室外側熱交換器,及び上記第1の絞り装置
    とともに蓄冷用回路を構成する第1の接続配管と、上記
    圧縮機の吸入側配管と上記第1の接続配管の上記第1の
    バルブと上記蓄熱用熱交換器との間とを冷媒ポンプを介
    して接続し上記蓄熱用熱交換器,上記第3の絞り装置,
    上記第2の絞り装置,及び上記室内側熱交換器とともに
    放冷用回路を構成する第2の接続配管と、上記蓄熱用熱
    交換器及び蓄熱媒体を収容した蓄熱槽とを備えた蓄熱式
    空気調和装置において、 上記合流部の位置と上記室内側熱交換器の位置との高低
    差を予め設定する高低差設定手段と、上記一般冷房用回
    路と上記放冷用回路とを併用する蓄冷併用冷房運転を行
    なう際に上記高低差設定手段の設定値に基づいて上記冷
    媒ポンプの最大運転容量を設定する第2の最大運転容量
    設定手段とを設けたことを特徴とする蓄熱式空気調和装
    置。
  5. 【請求項5】 圧縮機,室外側熱交換器,第1の絞り装
    置,第2の絞り装置,及び室内側熱交換器を順次配管接
    続してなる一般冷房用回路と、上記一般冷房用回路の上
    記第1の絞り装置と上記第2の絞り装置との間と上記室
    内側熱交換器と上記圧縮機との間とを第3の絞り装置,
    蓄熱用熱交換器,及び第1のバルブを介して接続し上記
    圧縮機,上記室外側熱交換器,及び上記第1の絞り装置
    とともに蓄冷用回路を構成する第1の接続配管と、上記
    圧縮機の吸入側配管と上記第1の接続配管の上記第1の
    バルブと上記蓄熱用熱交換器との間とを冷媒ポンプを介
    して接続し上記蓄熱用熱交換器,上記第3の絞り装置,
    上記第2の絞り装置,及び上記室内側熱交換器とともに
    放冷用回路を構成する第2の接続配管と、上記蓄熱用熱
    交換器及び蓄熱媒体を収容した蓄熱槽とを備えた蓄熱式
    空気調和装置において、 上記一般冷房用回路と上記放冷用回路とを併用する蓄冷
    併用冷房運転を行なう際に上記一般冷房用回路と上記放
    冷用回路との合流部の冷媒圧力を検出する冷媒圧力検出
    手段と、1日の蓄冷併用冷房時間を設定するとともにこ
    の蓄冷併用冷房時間と予め設定された基準時間との時間
    差を演算する蓄冷併用冷房時間管理手段と、上記蓄冷併
    用冷房時間管理手段が演算した時間差に基づいて上記合
    流部の冷媒圧力制御目標値を設定するとともに上記冷媒
    圧力検出手段の検出値を上記冷媒圧力制御目標値に近付
    けるように上記第1の絞り装置の開度を制御する第3の
    開度制御手段とを設けたことを特徴とする蓄熱式空気調
    和装置。
  6. 【請求項6】 圧縮機,室外側熱交換器,第1の絞り装
    置,第2の絞り装置,及び室内側熱交換器を順次配管接
    続してなる一般冷房用回路と、上記一般冷房用回路の上
    記第1の絞り装置と上記第2の絞り装置との間と上記室
    内側熱交換器と上記圧縮機との間とを第3の絞り装置,
    蓄熱用熱交換器,及び第1のバルブを介して接続し上記
    圧縮機,上記室外側熱交換器,及び上記第1の絞り装置
    とともに蓄冷用回路を構成する第1の接続配管と、上記
    圧縮機の吸入側配管と上記第1の接続配管の上記第1の
    バルブと上記蓄熱用熱交換器との間とを冷媒ポンプを介
    して接続し上記蓄熱用熱交換器,上記第3の絞り装置,
    上記第2の絞り装置,及び上記室内側熱交換器とともに
    放冷用回路を構成する第2の接続配管と、上記蓄熱用熱
    交換器及び蓄熱媒体を収容した蓄熱槽とを備えた蓄熱式
    空気調和装置において、 上記一般冷房用回路と上記放冷用回路とを併用する蓄冷
    併用冷房運転を行なう際に1日の蓄冷併用冷房時間を設
    定するとともにこの蓄冷併用冷房時間と予め設定された
    基準時間との時間差を演算する蓄冷併用冷房時間管理手
    段と、上記蓄冷併用冷房時間管理手段が演算した時間差
    に基づいて上記冷媒ポンプの最大運転容量を設定する第
    3の最大運転容量設定手段とを設けたことを特徴とする
    蓄熱式空気調和装置。
  7. 【請求項7】 圧縮機,室外側熱交換器,第1の絞り装
    置,第2の絞り装置,及び室内側熱交換器を順次配管接
    続してなる一般冷房用回路と、上記一般冷房用回路の上
    記第1の絞り装置と上記第2の絞り装置との間と上記室
    内側熱交換器と上記圧縮機との間とを第3の絞り装置,
    蓄熱用熱交換器,及び第1のバルブを介して接続し上記
    圧縮機,上記室外側熱交換器,及び上記第1の絞り装置
    とともに蓄冷用回路を構成する第1の接続配管と、上記
    圧縮機の吸入側配管と上記第1の接続配管の上記第1の
    バルブと上記蓄熱用熱交換器との間とを冷媒ポンプを介
    して接続し上記蓄熱用熱交換器,上記第3の絞り装置,
    上記第2の絞り装置,及び上記室内側熱交換器とともに
    放冷用回路を構成する第2の接続配管と、上記蓄熱用熱
    交換器及び蓄熱媒体を収容した蓄熱槽とを備えた蓄熱式
    空気調和装置において、 上記一般冷房用回路と上記放冷用回路とを併用する蓄冷
    併用冷房運転を行なう際に上記一般冷房用回路と上記放
    冷用回路との合流部の冷媒圧力を検出する冷媒圧力検出
    手段と、蓄冷併用冷房運転開始からの経過時間における
    蓄冷消費量の予測値を演算する蓄冷消費量予測値演算手
    段と、蓄冷併用冷房運転開始からの経過時間及びこの経
    過時間における上記冷媒ポンプの積算運転容量によって
    実際の蓄冷消費量を演算する蓄冷消費量演算手段と、上
    記蓄冷消費量の予測値と上記実際の蓄冷消費量との消費
    量差に基づいて上記合流部の冷媒圧力制御目標値を設定
    するとともに上記冷媒圧力検出手段の検出値を上記冷媒
    圧力制御目標値に近付けるように上記第1の絞り装置の
    開度を制御する第4の開度制御手段とを設けたことを特
    徴とする蓄熱式空気調和装置。
  8. 【請求項8】 圧縮機,室外側熱交換器,第1の絞り装
    置,第2の絞り装置,及び室内側熱交換器を順次配管接
    続してなる一般冷房用回路と、上記一般冷房用回路の上
    記第1の絞り装置と上記第2の絞り装置との間と上記室
    内側熱交換器と上記圧縮機との間とを第3の絞り装置,
    蓄熱用熱交換器,及び第1のバルブを介して接続し上記
    圧縮機,上記室外側熱交換器,及び上記第1の絞り装置
    とともに蓄冷用回路を構成する第1の接続配管と、上記
    圧縮機の吸入側配管と上記第1の接続配管の上記第1の
    バルブと上記蓄熱用熱交換器との間とを冷媒ポンプを介
    して接続し上記蓄熱用熱交換器,上記第3の絞り装置,
    上記第2の絞り装置,及び上記室内側熱交換器とともに
    放冷用回路を構成する第2の接続配管と、上記蓄熱用熱
    交換器及び蓄熱媒体を収容した蓄熱槽とを備えた蓄熱式
    空気調和装置において、 上記一般冷房用回路と上記放冷用回路とを併用する蓄冷
    併用冷房運転の開始からの経過時間における蓄冷消費量
    の予測値を演算する蓄冷消費量予測値演算手段と、蓄冷
    併用冷房運転開始からの経過時間及びこの経過時間にお
    ける上記冷媒ポンプの積算運転容量によって実際の蓄冷
    消費量を演算する蓄冷消費量演算手段と、上記蓄冷消費
    量の予測値と上記実際の蓄冷消費量との消費量差に基づ
    いて上記冷媒ポンプの最大運転容量を設定する第4の最
    大運転容量設定手段とを設けたことを特徴とする蓄熱式
    空気調和装置。
  9. 【請求項9】 圧縮機,室外側熱交換器,第1の絞り装
    置,第2の絞り装置,及び室内側熱交換器を順次配管接
    続してなる一般冷房用回路と、上記一般冷房用回路の上
    記第1の絞り装置と上記第2の絞り装置との間と上記室
    内側熱交換器と上記圧縮機との間とを第3の絞り装置,
    蓄熱用熱交換器,及び第1のバルブを介して接続し上記
    圧縮機,上記室外側熱交換器,及び上記第1の絞り装置
    とともに蓄冷用回路を構成する第1の接続配管と、上記
    圧縮機の吸入側配管と上記第1の接続配管の上記第1の
    バルブと上記蓄熱用熱交換器との間とを冷媒ポンプを介
    して接続し上記蓄熱用熱交換器,上記第3の絞り装置,
    上記第2の絞り装置,及び上記室内側熱交換器とともに
    放冷用回路を構成する第2の接続配管と、上記蓄熱用熱
    交換器及び蓄熱媒体を収容した蓄熱槽とを備えた蓄熱式
    空気調和装置において、 上記一般冷房用回路と上記放冷用回路とを併用する蓄冷
    併用冷房運転の開始からの経過時間における蓄冷消費量
    の予測値を演算する蓄冷消費量予測値演算手段と、蓄冷
    併用冷房運転開始からの経過時間及びこの経過時間にお
    ける上記冷媒ポンプの積算運転容量によって実際の蓄冷
    消費量を演算する蓄冷消費量演算手段と、冷房負荷全体
    をベース負荷とこのベース負荷より負荷の小さい変動負
    荷とに区分するとともに上記蓄冷消費量の予測値と上記
    実際の蓄冷消費量との消費量差に基づいて運転モードを
    上記ベース負荷が上記放冷用回路でまかなわれる放冷ベ
    ースモードと上記ベース負荷が上記一般冷房用回路でま
    かなわれる一般冷房ベースモードとのいずれかに切り換
    える運転モード切換手段とを設けたことを特徴とする蓄
    熱式空気調和装置。
  10. 【請求項10】 圧縮機,室外側熱交換器,第1の絞り
    装置,第2の絞り装置,及び室内側熱交換器を順次配管
    接続してなる一般冷房用回路と、上記一般冷房用回路の
    上記第1の絞り装置と上記第2の絞り装置との間と上記
    室内側熱交換器と上記圧縮機との間とを第3の絞り装
    置,蓄熱用熱交換器,及び第1のバルブを介して接続し
    上記圧縮機,上記室外側熱交換器,及び上記第1の絞り
    装置とともに蓄冷用回路を構成する第1の接続配管と、
    上記圧縮機の吸入側配管と上記第1の接続配管の上記第
    1のバルブと上記蓄熱用熱交換器との間とを冷媒ポンプ
    を介して接続し上記蓄熱用熱交換器,上記第3の絞り装
    置,上記第2の絞り装置,及び上記室内側熱交換器とと
    もに放冷用回路を構成する第2の接続配管と、上記蓄熱
    用熱交換器及び蓄熱媒体を収容した蓄熱槽とを備えた蓄
    熱式空気調和装置において、 上記蓄熱媒体の蓄冷量を検出する蓄冷量検出手段と、上
    記蓄冷量検出手段の検出値が予め設定された所定値を下
    回った時に上記圧縮機の最大運転容量を大きな容量に設
    定変更する第5の最大運転容量設定手段とを設けたこと
    を特徴とする蓄熱式空気調和装置。
  11. 【請求項11】 圧縮機,室外側熱交換器,第1の絞り
    装置,第2の絞り装置,及び室内側熱交換器を順次配管
    接続してなる一般冷房用回路と、上記一般冷房用回路の
    上記第1の絞り装置と上記第2の絞り装置との間と上記
    室内側熱交換器と上記圧縮機との間とを第3の絞り装
    置,蓄熱用熱交換器,及び第1のバルブを介して接続し
    上記圧縮機,上記室外側熱交換器,及び上記第1の絞り
    装置とともに蓄冷用回路を構成する第1の接続配管と、
    上記圧縮機の吸入側配管と上記第1の接続配管の上記第
    1のバルブと上記蓄熱用熱交換器との間とを冷媒ポンプ
    を介して接続し上記蓄熱用熱交換器,上記第3の絞り装
    置,上記第2の絞り装置,及び上記室内側熱交換器とと
    もに放冷用回路を構成する第2の接続配管と、上記蓄熱
    用熱交換器及び蓄熱媒体を収容した蓄熱槽とを備えた蓄
    熱式空気調和装置において、 上記一般冷房用回路と上記放冷用回路とを併用する蓄冷
    併用冷房運転を行なう際に上記一般冷房用回路と上記放
    冷用回路との合流部の冷媒圧力を検出する冷媒圧力検出
    手段と、上記蓄熱媒体の温度を検出する蓄熱媒体温度検
    出手段と、上記蓄熱媒体温度検出手段の検出値が予め設
    定された所定値を上回った時に上記合流部の冷媒圧力制
    御目標値を高い圧力に設定変更するとともに上記冷媒圧
    力検出手段の検出値を上記設定変更された冷媒圧力制御
    目標値に近付けるように上記第1の絞り装置の開度を制
    御する第5の開度制御手段とを設けたことを特徴とする
    蓄熱式空気調和装置。
  12. 【請求項12】 圧縮機,室外側熱交換器,第1の絞り
    装置,第2の絞り装置,及び室内側熱交換器を順次配管
    接続してなる一般冷房用回路と、上記一般冷房用回路の
    上記第1の絞り装置と上記第2の絞り装置との間と上記
    室内側熱交換器と上記圧縮機との間とを第3の絞り装
    置,蓄熱用熱交換器,及び第1のバルブを介して接続し
    上記圧縮機,上記室外側熱交換器,及び上記第1の絞り
    装置とともに蓄冷用回路を構成する第1の接続配管と、
    上記圧縮機の吸入側配管と上記第1の接続配管の上記第
    1のバルブと上記蓄熱用熱交換器との間とを冷媒ポンプ
    を介して接続し上記蓄熱用熱交換器,上記第3の絞り装
    置,上記第2の絞り装置,及び上記室内側熱交換器とと
    もに放冷用回路を構成する第2の接続配管と、上記蓄熱
    用熱交換器及び蓄熱媒体を収容した蓄熱槽とを備えた蓄
    熱式空気調和装置において、 上記一般冷房用回路と上記放冷用回路とを併用する蓄冷
    併用冷房運転を行なう際に上記蓄熱媒体の温度を検出す
    る蓄熱媒体温度検出手段と、上記蓄熱媒体温度検出手段
    の検出値が予め設定された所定値を上回った時に上記冷
    媒ポンプの最大運転容量を大きな容量に設定変更する第
    6の最大運転容量設定手段とを設けたことを特徴とする
    蓄熱式空気調和装置。
  13. 【請求項13】 圧縮機の吸入側配管と吐出側配管との
    間に設けられて一般冷房用回路の冷媒循環方向を反転さ
    せる四方切換弁と、上記圧縮機の吸入側配管と第1の接
    続配管の第1のバルブと蓄熱用熱交換器との間とを第2
    のバルブを介して接続する第3の接続配管とを備えたこ
    とを特徴とする請求項第1項〜第12項のいずれかに記
    載の蓄熱式空気調和装置。
  14. 【請求項14】 圧縮機,室外側熱交換器,第1の絞り
    装置,第2の絞り装置,及び室内側熱交換器を順次配管
    接続してなる一般冷房用回路と、上記一般冷房用回路の
    上記第1の絞り装置と上記第2の絞り装置との間と上記
    室内側熱交換器と上記圧縮機との間とを第3の絞り装
    置,蓄熱用熱交換器,及び第1のバルブを介して接続し
    上記圧縮機,上記室外側熱交換器,及び上記第1の絞り
    装置とともに蓄冷用回路を構成する第1の接続配管と、
    上記圧縮機の吸入側配管と上記第1の接続配管の上記第
    1のバルブと上記蓄熱用熱交換器との間とを冷媒ポンプ
    を介して接続し上記蓄熱用熱交換器,上記第3の絞り装
    置,上記第2の絞り装置,及び上記室内側熱交換器とと
    もに放冷用回路を構成する第2の接続配管と、上記蓄熱
    用熱交換器及び蓄熱媒体を収容した蓄熱槽と、上記圧縮
    機の吸入側配管と吐出側配管との間に設けられて上記一
    般冷房用回路の冷媒循環方向を反転させる四方切換弁
    と、上記圧縮機の吸入側配管と上記第1の接続配管の上
    記第1のバルブと上記蓄熱用熱交換器との間とを第2の
    バルブを介して接続する第3の接続配管とを備えた蓄熱
    式空気調和装置において、 上記蓄熱媒体の温度を検出する蓄熱媒体温度検出手段
    と、上記圧縮機から吐出された冷媒が上記室内側熱交換
    器に向かうように上記四方切換弁を切り換えて蓄熱併用
    暖房運転を行なう際に上記蓄熱媒体温度検出手段の検出
    値に基づいて上記第1の絞り装置の開度を制御する第6
    の開度制御手段とを設けたことを特徴とする蓄熱式空気
    調和装置。
  15. 【請求項15】 圧縮機,室外側熱交換器,第1の絞り
    装置,第2の絞り装置,及び室内側熱交換器を順次配管
    接続してなる一般冷房用回路と、上記一般冷房用回路の
    上記第1の絞り装置と上記第2の絞り装置との間と上記
    室内側熱交換器と上記圧縮機との間とを第3の絞り装
    置,蓄熱用熱交換器,及び第1のバルブを介して接続し
    上記圧縮機,上記室外側熱交換器,及び上記第1の絞り
    装置とともに蓄冷用回路を構成する第1の接続配管と、
    上記圧縮機の吸入側配管と上記第1の接続配管の上記第
    1のバルブと上記蓄熱用熱交換器との間とを冷媒ポンプ
    を介して接続し上記蓄熱用熱交換器,上記第3の絞り装
    置,上記第2の絞り装置,及び上記室内側熱交換器とと
    もに放冷用回路を構成する第2の接続配管と、上記蓄熱
    用熱交換器及び蓄熱媒体を収容した蓄熱槽と、上記圧縮
    機の吸入側配管と吐出側配管との間に設けられて上記一
    般冷房用回路の冷媒循環方向を反転させる四方切換弁
    と、上記圧縮機の吸入側配管と上記第1の接続配管の上
    記第1のバルブと上記蓄熱用熱交換器との間とを第2の
    バルブを介して接続する第3の接続配管とを備えた蓄熱
    式空気調和装置において、 外気の温度を検出する外気温度検出手段と、上記圧縮機
    から吐出された冷媒が上記室内側熱交換器に向かうよう
    に上記四方切換弁を切り換えて蓄熱併用暖房運転を行な
    う際に上記外気温度検出手段の検出値に基づいて上記第
    1の絞り装置の開度を制御する第7の開度制御手段とを
    設けたことを特徴とする蓄熱式空気調和装置。
  16. 【請求項16】 圧縮機,室外側熱交換器,第1の絞り
    装置,第2の絞り装置,及び室内側熱交換器を順次配管
    接続してなる一般冷房用回路と、上記一般冷房用回路の
    上記第1の絞り装置と上記第2の絞り装置との間と上記
    室内側熱交換器と上記圧縮機との間とを第3の絞り装
    置,蓄熱用熱交換器,及び第1のバルブを介して接続し
    上記圧縮機,上記室外側熱交換器,及び上記第1の絞り
    装置とともに蓄冷用回路を構成する第1の接続配管と、
    上記圧縮機の吸入側配管と上記第1の接続配管の上記第
    1のバルブと上記蓄熱用熱交換器との間とを冷媒ポンプ
    を介して接続し上記蓄熱用熱交換器,上記第3の絞り装
    置,上記第2の絞り装置,及び上記室内側熱交換器とと
    もに放冷用回路を構成する第2の接続配管と、上記蓄熱
    用熱交換器及び蓄熱媒体を収容した蓄熱槽と、上記圧縮
    機の吸入側配管と吐出側配管との間に設けられて上記一
    般冷房用回路の冷媒循環方向を反転させる四方切換弁
    と、上記圧縮機の吸入側配管と上記第1の接続配管の上
    記第1のバルブと上記蓄熱用熱交換器との間とを第2の
    バルブを介して接続する第3の接続配管とを備えた蓄熱
    式空気調和装置において、 上記蓄熱媒体の温度を検出する蓄熱媒体温度検出手段
    と、外気の温度を検出する外気温度検出手段と、上記圧
    縮機から吐出された冷媒が上記室内側熱交換器に向かう
    ように上記四方切換弁を切り換えて蓄熱併用暖房運転を
    行なう際に上記蓄熱媒体温度検出手段の検出値と上記外
    気温度検出手段の検出値との差に基づいて上記第1の絞
    り装置の開度を制御する第8の開度制御手段とを設けた
    ことを特徴とする蓄熱式空気調和装置。
  17. 【請求項17】 圧縮機,室外側熱交換器,第1の絞り
    装置,第2の絞り装置,及び室内側熱交換器を順次配管
    接続してなる一般冷房用回路と、上記一般冷房用回路の
    上記第1の絞り装置と上記第2の絞り装置との間と上記
    室内側熱交換器と上記圧縮機との間とを第3の絞り装
    置,蓄熱用熱交換器,及び第1のバルブを介して接続し
    上記圧縮機,上記室外側熱交換器,及び上記第1の絞り
    装置とともに蓄冷用回路を構成する第1の接続配管と、
    上記圧縮機の吸入側配管と上記第1の接続配管の上記第
    1のバルブと上記蓄熱用熱交換器との間とを冷媒ポンプ
    を介して接続し上記蓄熱用熱交換器,上記第3の絞り装
    置,上記第2の絞り装置,及び上記室内側熱交換器とと
    もに放冷用回路を構成する第2の接続配管と、上記蓄熱
    用熱交換器及び蓄熱媒体を収容した蓄熱槽と、上記圧縮
    機の吸入側配管と吐出側配管との間に設けられて上記一
    般冷房用回路の冷媒循環方向を反転させる四方切換弁
    と、上記圧縮機の吸入側配管と上記第1の接続配管の上
    記第1のバルブと上記蓄熱用熱交換器との間とを第2の
    バルブを介して接続する第3の接続配管とを備えた蓄熱
    式空気調和装置において、 上記圧縮機から吐出された冷媒が上記室内側熱交換器に
    向かうように上記四方切換弁を切り換えて行なう蓄熱併
    用暖房運転の開始からの蓄熱消費量予測値と実際の蓄熱
    消費量との差を演算する蓄熱消費量差演算手段と、上記
    蓄熱消費量差演算手段の演算値に基づいて上記第1の絞
    り装置の開度を制御する第9の開度制御手段とを設けた
    ことを特徴とする蓄熱式空気調和装置。
  18. 【請求項18】 圧縮機,室外側熱交換器,第1の絞り
    装置,第2の絞り装置,及び室内側熱交換器を順次配管
    接続してなる一般冷房用回路と、上記一般冷房用回路の
    上記第1の絞り装置と上記第2の絞り装置との間と上記
    室内側熱交換器と上記圧縮機との間とを第3の絞り装
    置,蓄熱用熱交換器,及び第1のバルブを介して接続し
    上記圧縮機,上記室外側熱交換器,及び上記第1の絞り
    装置とともに蓄冷用回路を構成する第1の接続配管と、
    上記圧縮機の吸入側配管と上記第1の接続配管の上記第
    1のバルブと上記蓄熱用熱交換器との間とを冷媒ポンプ
    を介して接続し上記蓄熱用熱交換器,上記第3の絞り装
    置,上記第2の絞り装置,及び上記室内側熱交換器とと
    もに放冷用回路を構成する第2の接続配管と、上記蓄熱
    用熱交換器及び蓄熱媒体を収容した蓄熱槽と、上記圧縮
    機の吸入側配管と吐出側配管との間に設けられて上記一
    般冷房用回路の冷媒循環方向を反転させる四方切換弁
    と、上記圧縮機の吸入側配管と上記第1の接続配管の上
    記第1のバルブと上記蓄熱用熱交換器との間とを第2の
    バルブを介して接続する第3の接続配管とを備えた蓄熱
    式空気調和装置において、 外気の温度を検出する外気温度検出手段と、上記室外側
    熱交換器と上記第1の絞り装置との間の配管の温度を検
    出する配管温度検出手段と、上記圧縮機から吐出された
    冷媒が上記第1の接続配管に向かうように上記四方切換
    弁を切り換えて蓄熱運転を行なう際に上記外気温度検出
    手段の検出値と上記配管温度検出手段の検出値とに基づ
    いて上記圧縮機と上記冷媒ポンプとの少なくともいずれ
    か一方の運転容量を制御する運転容量制御手段とを設け
    たことを特徴とする蓄熱式空気調和装置。
  19. 【請求項19】 圧縮機,室外側熱交換器,第1の絞り
    装置,第2の絞り装置,及び室内側熱交換器を順次配管
    接続してなる一般冷房用回路と、上記一般冷房用回路の
    上記第1の絞り装置と上記第2の絞り装置との間と上記
    室内側熱交換器と上記圧縮機との間とを第3の絞り装
    置,蓄熱用熱交換器,及び第1のバルブを介して接続し
    上記圧縮機,上記室外側熱交換器,及び上記第1の絞り
    装置とともに蓄冷用回路を構成する第1の接続配管と、
    上記圧縮機の吸入側配管と上記第1の接続配管の上記第
    1のバルブと上記蓄熱用熱交換器との間とを冷媒ポンプ
    を介して接続し上記蓄熱用熱交換器,上記第3の絞り装
    置,上記第2の絞り装置,及び上記室内側熱交換器とと
    もに放冷用回路を構成する第2の接続配管と、上記蓄熱
    用熱交換器及び蓄熱媒体を収容した蓄熱槽と、上記圧縮
    機の吸入側配管と吐出側配管との間に設けられて上記一
    般冷房用回路の冷媒循環方向を反転させる四方切換弁
    と、上記圧縮機の吸入側配管と上記第1の接続配管の上
    記第1のバルブと上記蓄熱用熱交換器との間とを第2の
    バルブを介して接続する第3の接続配管とを備えた蓄熱
    式空気調和装置において、 上記蓄熱用熱交換器への冷媒の循環量を検出する冷媒循
    環量検出手段と、上記圧縮機から吐出された冷媒が上記
    第1の接続配管に向かうように上記四方切換弁を切り換
    えて蓄熱運転を行なう際に上記冷媒循環量検出手段の検
    出値に基づいて上記第2の絞り装置の開度を制御する第
    10の開度制御手段とを設けたことを特徴とする蓄熱式
    空気調和装置。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2009264633A (ja) * 2008-04-23 2009-11-12 Calsonic Kansei Corp 空気調和システム
WO2023119590A1 (ja) * 2021-12-23 2023-06-29 三菱電機株式会社 ヒートポンプ装置

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