JPH09184593A - 樹脂被覆鋼管及び該鋼管用接着剤組成物 - Google Patents
樹脂被覆鋼管及び該鋼管用接着剤組成物Info
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- JPH09184593A JPH09184593A JP35431095A JP35431095A JPH09184593A JP H09184593 A JPH09184593 A JP H09184593A JP 35431095 A JP35431095 A JP 35431095A JP 35431095 A JP35431095 A JP 35431095A JP H09184593 A JPH09184593 A JP H09184593A
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- steel pipe
- adhesive
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- polyester resin
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- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L—PIPES; JOINTS OR FITTINGS FOR PIPES; SUPPORTS FOR PIPES, CABLES OR PROTECTIVE TUBING; MEANS FOR THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16L58/00—Protection of pipes or pipe fittings against corrosion or incrustation
- F16L58/02—Protection of pipes or pipe fittings against corrosion or incrustation by means of internal or external coatings
- F16L58/04—Coatings characterised by the materials used
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
- Mechanical Engineering (AREA)
- Protection Of Pipes Against Damage, Friction, And Corrosion (AREA)
- Adhesives Or Adhesive Processes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明は、樹脂被覆鋼管および該鋼管用
接着剤組成物に関わるものであり、被覆樹脂と鋼管の密
着性が著しく向上した樹脂被覆鋼管を提供し、且つ、製
造時に発生する、溶剤に起因した危険性・有害性を著し
く低下せしめることを課題とする。 【解決手段】 飽和ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹
脂及び有機アルコキシシランからなる接着剤を用いる。
接着剤組成物に関わるものであり、被覆樹脂と鋼管の密
着性が著しく向上した樹脂被覆鋼管を提供し、且つ、製
造時に発生する、溶剤に起因した危険性・有害性を著し
く低下せしめることを課題とする。 【解決手段】 飽和ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹
脂及び有機アルコキシシランからなる接着剤を用いる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、樹脂被覆鋼管及び
該鋼管用接着剤組成物に関するものであり、特に、ポリ
塩化ビニル(以下PVCと称する)被覆鋼管及び該鋼管用
接着剤組成物に関わるものである。即ち、管の内面及び
/又は外面に樹脂、特にPVCの被覆された鋼管で、樹
脂と鋼管の密着性が著しく向上した樹脂被覆鋼管及び鋼
管に樹脂を被覆する際に該管の製造工程の一部である樹
脂と鋼管の接着時に、溶剤に起因して発生する危険性・
有害性を低くし且つ優れた塗工性を有する接着剤組成物
に関するものであり、本発明組成物からなる接着剤を用
いて作られた樹脂被覆鋼管はガス管、水用配管及び薬品
・化学工場などの腐食環境下での配管等に広く使用され
得るものである。即ち、本発明は鋼管製造技術に属する
ものである。
該鋼管用接着剤組成物に関するものであり、特に、ポリ
塩化ビニル(以下PVCと称する)被覆鋼管及び該鋼管用
接着剤組成物に関わるものである。即ち、管の内面及び
/又は外面に樹脂、特にPVCの被覆された鋼管で、樹
脂と鋼管の密着性が著しく向上した樹脂被覆鋼管及び鋼
管に樹脂を被覆する際に該管の製造工程の一部である樹
脂と鋼管の接着時に、溶剤に起因して発生する危険性・
有害性を低くし且つ優れた塗工性を有する接着剤組成物
に関するものであり、本発明組成物からなる接着剤を用
いて作られた樹脂被覆鋼管はガス管、水用配管及び薬品
・化学工場などの腐食環境下での配管等に広く使用され
得るものである。即ち、本発明は鋼管製造技術に属する
ものである。
【0002】
【従来の技術】従来、樹脂被覆鋼管を製造する場合で接
着剤を塗工使用する場合には、有機溶剤に溶解した接着
剤樹脂を鋼管又は樹脂管に塗布し乾燥する方法や、押出
機、ホットメルトアプリケーター等を用いて鋼管又は樹
脂管に溶融塗布する方法等が採用されている。かかる方
法等で接着剤を鋼管の外面に塗工した場合は、樹脂を溶
融押出したり、予め成形した収縮性樹脂管に該鋼管を挿
入して加熱接着したりして、外面樹脂被覆鋼管を製造し
ている。又、樹脂管の外面に接着剤を塗工した場合は、
鋼管に該樹脂管を挿入して加熱・加圧接着し、内面樹脂
被覆鋼管を製造している。樹脂被覆鋼管、特に、PVC
被覆鋼管を製造する場合に用いられる接着剤として、既
に種々の組成物が提案されている。その中でも、熱溶融
塗工可能な接着剤は、無溶剤であるが故に環境面と引火
危険性の対策を施したものとして重用されている。それ
らの例としては、例えば特公平2−37378号には、
スチレンーブタジエン系ブロックコポリマー等のゴム成
分に粘着付与剤を配合したゴム系の接着剤が提案されて
いる。さらに耐熱性の優れた反応型の熱溶融型接着剤と
して、特開平5−295354号、特開平5−2474
28号、特開平6−73360号等には、平均分子量1
000〜6,000のカルボキシル基含有飽和ポリエス
テルとエポキシ基含有化合物を主成分とする熱反応型の
接着剤が開示されている。
着剤を塗工使用する場合には、有機溶剤に溶解した接着
剤樹脂を鋼管又は樹脂管に塗布し乾燥する方法や、押出
機、ホットメルトアプリケーター等を用いて鋼管又は樹
脂管に溶融塗布する方法等が採用されている。かかる方
法等で接着剤を鋼管の外面に塗工した場合は、樹脂を溶
融押出したり、予め成形した収縮性樹脂管に該鋼管を挿
入して加熱接着したりして、外面樹脂被覆鋼管を製造し
ている。又、樹脂管の外面に接着剤を塗工した場合は、
鋼管に該樹脂管を挿入して加熱・加圧接着し、内面樹脂
被覆鋼管を製造している。樹脂被覆鋼管、特に、PVC
被覆鋼管を製造する場合に用いられる接着剤として、既
に種々の組成物が提案されている。その中でも、熱溶融
塗工可能な接着剤は、無溶剤であるが故に環境面と引火
危険性の対策を施したものとして重用されている。それ
らの例としては、例えば特公平2−37378号には、
スチレンーブタジエン系ブロックコポリマー等のゴム成
分に粘着付与剤を配合したゴム系の接着剤が提案されて
いる。さらに耐熱性の優れた反応型の熱溶融型接着剤と
して、特開平5−295354号、特開平5−2474
28号、特開平6−73360号等には、平均分子量1
000〜6,000のカルボキシル基含有飽和ポリエス
テルとエポキシ基含有化合物を主成分とする熱反応型の
接着剤が開示されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】上記のゴム系の接着剤
はPVCとの密着力が低く、又、樹脂の凝集力も低いた
め、強度的に不足したり、耐熱性が低かったりする場合
があった。又、反応型の接着剤は飽和ポリエステルの分
子量が低いため、溶融塗工性の作業は容易であるが、い
ずれも、硬化に必要な温度が高いうえ、硬化に長時間か
かり、脱塩酸などのPVCの劣化を生じさせやすく、
又、接着後の硬化反応が不十分な場合、ポリエステル樹
脂の分子量が小さいために軟化温度が低く、耐熱性が著
しく低下する恐れがあった。又、鋼管もしくはPVC管
に接着剤を塗工し、冷却し、別工程で他方の管と一体化
させて加熱接着する際には、ポリエステル樹脂の分子量
が小さいために、軟化温度が低く、塗工した管同士が固
着する恐れがあった。即ち、熱溶融型接着剤の問題点で
ある溶融塗工安定性、塗工管の耐ブロッキング性、PV
Cが熱劣化しない低温接着性及び接着耐久性や耐熱強度
に優れた接着剤の開発が強く望まれている。
はPVCとの密着力が低く、又、樹脂の凝集力も低いた
め、強度的に不足したり、耐熱性が低かったりする場合
があった。又、反応型の接着剤は飽和ポリエステルの分
子量が低いため、溶融塗工性の作業は容易であるが、い
ずれも、硬化に必要な温度が高いうえ、硬化に長時間か
かり、脱塩酸などのPVCの劣化を生じさせやすく、
又、接着後の硬化反応が不十分な場合、ポリエステル樹
脂の分子量が小さいために軟化温度が低く、耐熱性が著
しく低下する恐れがあった。又、鋼管もしくはPVC管
に接着剤を塗工し、冷却し、別工程で他方の管と一体化
させて加熱接着する際には、ポリエステル樹脂の分子量
が小さいために、軟化温度が低く、塗工した管同士が固
着する恐れがあった。即ち、熱溶融型接着剤の問題点で
ある溶融塗工安定性、塗工管の耐ブロッキング性、PV
Cが熱劣化しない低温接着性及び接着耐久性や耐熱強度
に優れた接着剤の開発が強く望まれている。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、かかる問
題点を解決するために鋭意検討した結果、飽和ポリエス
テル樹脂に、ポリエチレン樹脂及び有機アルコキシシラ
ンを配合した接着剤を用いることにより、上記の問題点
を解決でき、優れた接着剤を提供できること見い出し本
発明を完成した。すなわち、本発明は飽和ポリエステル
樹脂、ポリエチレン樹脂及び有機アルコキシシランから
なる接着剤を介して樹脂が被覆されていることを特徴と
する樹脂被覆鋼管に関するものと飽和ポリエステル樹
脂、ポリエチレン樹脂及び有機アルコキシシランからな
ることを特徴とする樹脂被覆鋼管用接着剤組成物に関す
るものである。本発明の組成物による接着剤は、環境面
・安全性に優れた接着剤であり、該接着剤を用いて作ら
れた樹脂被覆鋼管は、高い接着強度と長期にわたる耐久
性を発揮し、かつ、実用的なねじ切り強度を発現するも
のである。
題点を解決するために鋭意検討した結果、飽和ポリエス
テル樹脂に、ポリエチレン樹脂及び有機アルコキシシラ
ンを配合した接着剤を用いることにより、上記の問題点
を解決でき、優れた接着剤を提供できること見い出し本
発明を完成した。すなわち、本発明は飽和ポリエステル
樹脂、ポリエチレン樹脂及び有機アルコキシシランから
なる接着剤を介して樹脂が被覆されていることを特徴と
する樹脂被覆鋼管に関するものと飽和ポリエステル樹
脂、ポリエチレン樹脂及び有機アルコキシシランからな
ることを特徴とする樹脂被覆鋼管用接着剤組成物に関す
るものである。本発明の組成物による接着剤は、環境面
・安全性に優れた接着剤であり、該接着剤を用いて作ら
れた樹脂被覆鋼管は、高い接着強度と長期にわたる耐久
性を発揮し、かつ、実用的なねじ切り強度を発現するも
のである。
【0005】
○ポリエステル樹脂 本発明で使用されるポリエステル樹脂としては、重量平
均分子量(GPC、ポリスチレン換算)が8,000以上
100,000以下の飽和ポリエステル樹脂が好まし
い。重量平均分子量が8,000より小さいときは凝集
力に欠け、接着強度、特に高温での接着強度が低下した
り、軟化温度も小さくなり、塗工した管同士が固着した
りする恐れがある。又、重量平均分子量が100,00
0より大きいときは、塗工時の溶融粘度が高くなり、塗
工できなかったり、生産速度が著しく低下したりするな
どの問題が発生する恐れがある。さらに本発明にとり好
ましいものは、重量平均分子量10,000以上80,0
00以下のポリエステル樹脂である。本発明のポリエス
テル樹脂を構成する共重合モノマー成分としては格別に
限定されるものはなく、以下のモノマーが使用できる。
具体例を挙げれば、テレフタル酸、イソフタル酸、無水
フタル酸、α-ナフタレンジカルボン酸、β-ナフタレン
ジカルボン酸及びそのエステル形成体等の芳香族二塩基
性酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン
酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバチン酸、ウンデシ
レン酸、ドデカン二酸及びそのエステル形成体等の脂肪
族二塩基性酸、1,4-シクロヘキサンジカルボン酸、テト
ラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸等の
脂環式二塩基性酸等である。かかる化合物のうち、テレ
フタル酸及びそのエステル形成体が接着強度の点で本発
明にとり好ましい。テレフタル酸の含有割合は、全酸成
分に対して30モル%以上が好ましく、テレフタル酸成
分が30モル%に満たないときは、樹脂の凝集力や硬さ
が不足し、接着強度やねじ切り強度を高くすることがで
きない恐れがある。又、トリメリット酸、ピロメリット
酸などの多価カルボン酸もポリエステル合成時のゲル化
や接着強度を損なわない範囲内で併用することが可能で
あり、全酸成分に対して5モル%以下の範囲で使用する
ことが好ましい。
均分子量(GPC、ポリスチレン換算)が8,000以上
100,000以下の飽和ポリエステル樹脂が好まし
い。重量平均分子量が8,000より小さいときは凝集
力に欠け、接着強度、特に高温での接着強度が低下した
り、軟化温度も小さくなり、塗工した管同士が固着した
りする恐れがある。又、重量平均分子量が100,00
0より大きいときは、塗工時の溶融粘度が高くなり、塗
工できなかったり、生産速度が著しく低下したりするな
どの問題が発生する恐れがある。さらに本発明にとり好
ましいものは、重量平均分子量10,000以上80,0
00以下のポリエステル樹脂である。本発明のポリエス
テル樹脂を構成する共重合モノマー成分としては格別に
限定されるものはなく、以下のモノマーが使用できる。
具体例を挙げれば、テレフタル酸、イソフタル酸、無水
フタル酸、α-ナフタレンジカルボン酸、β-ナフタレン
ジカルボン酸及びそのエステル形成体等の芳香族二塩基
性酸、コハク酸、グルタル酸、アジピン酸、ピメリン
酸、スベリン酸、アゼライン酸、セバチン酸、ウンデシ
レン酸、ドデカン二酸及びそのエステル形成体等の脂肪
族二塩基性酸、1,4-シクロヘキサンジカルボン酸、テト
ラヒドロ無水フタル酸、ヘキサヒドロ無水フタル酸等の
脂環式二塩基性酸等である。かかる化合物のうち、テレ
フタル酸及びそのエステル形成体が接着強度の点で本発
明にとり好ましい。テレフタル酸の含有割合は、全酸成
分に対して30モル%以上が好ましく、テレフタル酸成
分が30モル%に満たないときは、樹脂の凝集力や硬さ
が不足し、接着強度やねじ切り強度を高くすることがで
きない恐れがある。又、トリメリット酸、ピロメリット
酸などの多価カルボン酸もポリエステル合成時のゲル化
や接着強度を損なわない範囲内で併用することが可能で
あり、全酸成分に対して5モル%以下の範囲で使用する
ことが好ましい。
【0006】本発明のポリエステル樹脂を構成する共重
合モノマー成分としての二価アルコール成分としては、
エチレングリコール、1,2-プロピレングリコール、1,3-
プロピレングリコール、1,3-ブタンジオール、1,4-ブタ
ンジオール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオ
ール、1,8- オクタンジオール、1,9-ノナンジオール、ネ
オペンチルグリコール、3-メチルペンタンジオール、2,
2,3-トリメチルペンタンジオール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール
等の脂肪族グリコール、1,4-シクロヘキサンジメタノー
ル、水添ビスフェノールA等の脂環式グリコール等が挙
げられる。又、グリセリン、トリメチロールエタン、ト
リメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の多価
アルコールも全アルコール成分に対し5モル%以下の範
囲で使用するのが好ましい。これらの二価アルコールの
うち本発明にとり好ましいものは、エチレングリコール
及び1,4-ブタンジオールであり、さらに好ましいもの
は、エチレングリコール又は1,4-ブタンジオールが全ア
ルコール成分中30モル%以上のものである。この範囲
をはずれるときは、得られたポリエステル樹脂は、凝集
力に欠け易く、接着強度が低くなり、耐熱性の向上も期
待しにくくなる。本発明のポリエステル樹脂としては、
結晶性を有するものが好ましい。ポリエステル樹脂の結
晶性は、示差走査型熱量計の測定による主たる吸熱ピー
クである融解熱により判定され、本発明のポリエステル
樹脂として好ましいものはその融解熱が1J/g以上のも
のであり、より好ましくは10J/g以上のものである。
融解熱が1J/gより小さいときは結晶性に起因する樹脂
の凝集力に欠け、接着強度が低下する恐れがある。又、
その融解熱ピーク温度で示される融点は50〜200℃
のものが好ましく、より好ましいものは70〜150℃
のものである。この範囲より小さいときは、樹脂の耐熱
性が不足したり、塗工後のポリエステル樹脂の結晶化が
遅くタック感が残り、後工程のハンドリングに支障をき
たしたりする恐れがあり、この範囲より大きいときは、
塗工温度や接着温度が高過ぎ、基材の熱劣化が起こった
り、接着不良の原因となる恐れがある。
合モノマー成分としての二価アルコール成分としては、
エチレングリコール、1,2-プロピレングリコール、1,3-
プロピレングリコール、1,3-ブタンジオール、1,4-ブタ
ンジオール、1,5-ペンタンジオール、1,6-ヘキサンジオ
ール、1,8- オクタンジオール、1,9-ノナンジオール、ネ
オペンチルグリコール、3-メチルペンタンジオール、2,
2,3-トリメチルペンタンジオール、ジエチレングリコー
ル、トリエチレングリコール、ジプロピレングリコール
等の脂肪族グリコール、1,4-シクロヘキサンジメタノー
ル、水添ビスフェノールA等の脂環式グリコール等が挙
げられる。又、グリセリン、トリメチロールエタン、ト
リメチロールプロパン、ペンタエリスリトール等の多価
アルコールも全アルコール成分に対し5モル%以下の範
囲で使用するのが好ましい。これらの二価アルコールの
うち本発明にとり好ましいものは、エチレングリコール
及び1,4-ブタンジオールであり、さらに好ましいもの
は、エチレングリコール又は1,4-ブタンジオールが全ア
ルコール成分中30モル%以上のものである。この範囲
をはずれるときは、得られたポリエステル樹脂は、凝集
力に欠け易く、接着強度が低くなり、耐熱性の向上も期
待しにくくなる。本発明のポリエステル樹脂としては、
結晶性を有するものが好ましい。ポリエステル樹脂の結
晶性は、示差走査型熱量計の測定による主たる吸熱ピー
クである融解熱により判定され、本発明のポリエステル
樹脂として好ましいものはその融解熱が1J/g以上のも
のであり、より好ましくは10J/g以上のものである。
融解熱が1J/gより小さいときは結晶性に起因する樹脂
の凝集力に欠け、接着強度が低下する恐れがある。又、
その融解熱ピーク温度で示される融点は50〜200℃
のものが好ましく、より好ましいものは70〜150℃
のものである。この範囲より小さいときは、樹脂の耐熱
性が不足したり、塗工後のポリエステル樹脂の結晶化が
遅くタック感が残り、後工程のハンドリングに支障をき
たしたりする恐れがあり、この範囲より大きいときは、
塗工温度や接着温度が高過ぎ、基材の熱劣化が起こった
り、接着不良の原因となる恐れがある。
【0007】本発明で用いられるポリエステル樹脂は、
通常の方法により製造される。例えば、原料及び触媒を
生成物の融点以上の温度で加熱する溶融重合法、生成物
の融点以下で重合する固相重合法、溶媒を使用する溶液
重合法などの製造法のいずれを採用しても良いが、本発
明の目的に沿う適度な重合度のポリエステルを得るため
及び経済性の面から溶融重合法が好ましく、公知のエス
テル交換法や直接エステル化法により製造される。
通常の方法により製造される。例えば、原料及び触媒を
生成物の融点以上の温度で加熱する溶融重合法、生成物
の融点以下で重合する固相重合法、溶媒を使用する溶液
重合法などの製造法のいずれを採用しても良いが、本発
明の目的に沿う適度な重合度のポリエステルを得るため
及び経済性の面から溶融重合法が好ましく、公知のエス
テル交換法や直接エステル化法により製造される。
【0008】○ポリエチレン樹脂 本発明で用いられるポリエチレン樹脂は任意であり、例
えば、エチレンモノマーをラジカル重合してなる通常の
ポリエチレン樹脂がいずれも使用可能であり、高圧法で
製造される低密度ポリエチレン、中圧法・低圧法で製造
される高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン
等が挙げられ、いずれを使用しても良いが、このうち、
特に好ましいのは、低密度ポリエチレン及び直鎖状低密
度ポリエチレンである。本発明で用いられるポリエチレ
ン樹脂として、プロピレン、スチレン等のα-オレフィ
ンを共重合させたものや、無水マレイン酸、酢酸ビニ
ル、アクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸、
メタクリル酸エステルなどを共重合したものを用いるこ
ともできる。ただし、本発明の特長を損なわないために
は、エチレンと共重合させるモノマーの割合は10重量
%未満であることが好ましい。これらポリエチレン樹脂
としては、そのメルトフローレート(試験温度190
℃、試験荷重2.16kgf、JIS-K7660-1981に準じる)の
値が、0.5g/10min.以上100g/10min.以下のものが
好ましい。0.5g/10min.未満であるとポリエステル樹
脂との混合性が十分でなく、接着性能が低下する傾向に
ある。また、100g/10min.を越えると、接着強度や接
着耐久性が低下する傾向にある。更に好ましくは、メル
トフローレートが1g/10min.以上50g/min.以下のポリ
エチレン樹脂である。本発明において、ポリエチレン樹
脂の好ましい配合量は上記ポリエステル樹脂100重量
部に対して、5重量部以上100重量部以下である。5
重量部未満では、接着耐久性に問題を生じ、100重量
部を越えると接着強度が低下する傾向がある。さらに好
ましいポリエチレン樹脂の配合量は10重量部以上50
重量部以下である。
えば、エチレンモノマーをラジカル重合してなる通常の
ポリエチレン樹脂がいずれも使用可能であり、高圧法で
製造される低密度ポリエチレン、中圧法・低圧法で製造
される高密度ポリエチレン、直鎖状低密度ポリエチレン
等が挙げられ、いずれを使用しても良いが、このうち、
特に好ましいのは、低密度ポリエチレン及び直鎖状低密
度ポリエチレンである。本発明で用いられるポリエチレ
ン樹脂として、プロピレン、スチレン等のα-オレフィ
ンを共重合させたものや、無水マレイン酸、酢酸ビニ
ル、アクリル酸、アクリル酸エステル、メタクリル酸、
メタクリル酸エステルなどを共重合したものを用いるこ
ともできる。ただし、本発明の特長を損なわないために
は、エチレンと共重合させるモノマーの割合は10重量
%未満であることが好ましい。これらポリエチレン樹脂
としては、そのメルトフローレート(試験温度190
℃、試験荷重2.16kgf、JIS-K7660-1981に準じる)の
値が、0.5g/10min.以上100g/10min.以下のものが
好ましい。0.5g/10min.未満であるとポリエステル樹
脂との混合性が十分でなく、接着性能が低下する傾向に
ある。また、100g/10min.を越えると、接着強度や接
着耐久性が低下する傾向にある。更に好ましくは、メル
トフローレートが1g/10min.以上50g/min.以下のポリ
エチレン樹脂である。本発明において、ポリエチレン樹
脂の好ましい配合量は上記ポリエステル樹脂100重量
部に対して、5重量部以上100重量部以下である。5
重量部未満では、接着耐久性に問題を生じ、100重量
部を越えると接着強度が低下する傾向がある。さらに好
ましいポリエチレン樹脂の配合量は10重量部以上50
重量部以下である。
【0009】○有機アルコキシシラン 本発明で用いる有機アルコキシシランとしては、通常、
シランカップリング剤と称されているものが使用でき、
例えば、γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ-グリシドキシトリエトキシシラン、β-(3,4-エ
ポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ
-アミノプロピルトリエトキシシラン、N-β-(アミノエ
チル)-γ-アミノプロピルトリメトキシシラン、γ-メル
カプトプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキ
シシラン、ビニルトリメトキシシラン、γ-メタクリロ
キシプロピルトリメトキシシラン、γ-メタクリロキシ
プロピル-トリ(β-メトキシエトキシ)シラン等を挙げる
ことができる。この中で好ましいものはエポキシ基を有
する有機アルコキシシランである。本発明に用いられる
有機アルコキシシランの好ましい配合量はポリエステル
樹脂100重量部に対して、0.1重量部以上5重量部
以下である。0.1重量部未満であると、接着耐久性、
特に耐水性が低下する恐れがあり、逆に5重量部を越え
るときは、混合後の安定性に問題が生じる場合がある。
さらに好ましい有機アルコキシシランの配合量は0.3
重量部以上3重量部以下である。
シランカップリング剤と称されているものが使用でき、
例えば、γ-グリシドキシプロピルトリメトキシシラ
ン、γ-グリシドキシトリエトキシシラン、β-(3,4-エ
ポキシシクロヘキシル)エチルトリメトキシシラン、γ
-アミノプロピルトリエトキシシラン、N-β-(アミノエ
チル)-γ-アミノプロピルトリメトキシシラン、γ-メル
カプトプロピルトリメトキシシラン、ビニルトリエトキ
シシラン、ビニルトリメトキシシラン、γ-メタクリロ
キシプロピルトリメトキシシラン、γ-メタクリロキシ
プロピル-トリ(β-メトキシエトキシ)シラン等を挙げる
ことができる。この中で好ましいものはエポキシ基を有
する有機アルコキシシランである。本発明に用いられる
有機アルコキシシランの好ましい配合量はポリエステル
樹脂100重量部に対して、0.1重量部以上5重量部
以下である。0.1重量部未満であると、接着耐久性、
特に耐水性が低下する恐れがあり、逆に5重量部を越え
るときは、混合後の安定性に問題が生じる場合がある。
さらに好ましい有機アルコキシシランの配合量は0.3
重量部以上3重量部以下である。
【0010】○添加剤 本発明の接着剤組成物には、種々の目的で、各種の樹
脂、無機充填剤、各種安定剤等を本発明の特長を損なわ
ない範囲内で配合することが可能である。併用される樹
脂としては、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、
ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、フ
ェノール樹脂、石油樹脂、ロジン樹脂等が挙げられる。
上記の樹脂のうち有用なものはエポキシ樹脂であって、
さらに好ましいものは融点40℃以上で1分子中に2個
以上のグリシジル基を含有するエポキシ樹脂、特にビス
フェノールA型エポキシ樹脂及びクレゾールノボラック
型エポキシ樹脂が好ましい。ビスフェノールA型エポキ
シ樹脂とは、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンを
反応させて得られるものであって、例えば、エピコート
1004、エピコート1007、エピコート1009
(以上、油化シェルエポキシ(株)製)等の市販品が挙げら
れる。又、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂とは、
クレゾールとホルムアルデヒドを出発原料とし、エピク
ロルヒドリンを反応させて得られるものであって、アラ
ルダイトECN1273、ECN1280、ECN12
99(以上、チバ・ガイギー(株)製)等の市販品が挙げら
れる。かかるエポキシ樹脂の配合量はポリエステル樹脂
100重量部に対して50重量部以下が好ましく、より
好ましくは25重量部以下である。無機充填剤としては
粒径10μm以下の炭酸カルシウム、酸化亜鉛、酸化チ
タン、タルク、クレー、フュームドシリカ等の粉末を用
いることができ、その配合量はポリエステル樹脂100
重量部に対して30重量部以下が好ましい。安定剤とし
ては、ヒンダードフェノール等の酸化防止剤の添加が可
能である。これらの添加剤は本発明の特長をよりよく発
揮させる場合があり、用途に応じて適宜使用することが
好ましい。
脂、無機充填剤、各種安定剤等を本発明の特長を損なわ
ない範囲内で配合することが可能である。併用される樹
脂としては、ポリプロピレン樹脂、ポリスチレン樹脂、
ポリウレタン樹脂、エポキシ樹脂、フェノキシ樹脂、フ
ェノール樹脂、石油樹脂、ロジン樹脂等が挙げられる。
上記の樹脂のうち有用なものはエポキシ樹脂であって、
さらに好ましいものは融点40℃以上で1分子中に2個
以上のグリシジル基を含有するエポキシ樹脂、特にビス
フェノールA型エポキシ樹脂及びクレゾールノボラック
型エポキシ樹脂が好ましい。ビスフェノールA型エポキ
シ樹脂とは、ビスフェノールAとエピクロルヒドリンを
反応させて得られるものであって、例えば、エピコート
1004、エピコート1007、エピコート1009
(以上、油化シェルエポキシ(株)製)等の市販品が挙げら
れる。又、クレゾールノボラック型エポキシ樹脂とは、
クレゾールとホルムアルデヒドを出発原料とし、エピク
ロルヒドリンを反応させて得られるものであって、アラ
ルダイトECN1273、ECN1280、ECN12
99(以上、チバ・ガイギー(株)製)等の市販品が挙げら
れる。かかるエポキシ樹脂の配合量はポリエステル樹脂
100重量部に対して50重量部以下が好ましく、より
好ましくは25重量部以下である。無機充填剤としては
粒径10μm以下の炭酸カルシウム、酸化亜鉛、酸化チ
タン、タルク、クレー、フュームドシリカ等の粉末を用
いることができ、その配合量はポリエステル樹脂100
重量部に対して30重量部以下が好ましい。安定剤とし
ては、ヒンダードフェノール等の酸化防止剤の添加が可
能である。これらの添加剤は本発明の特長をよりよく発
揮させる場合があり、用途に応じて適宜使用することが
好ましい。
【0011】○接着剤の製造方法 本発明の接着剤は、使用するポリエステル樹脂もしくは
ポリエチレン樹脂の軟化温度以上の温度で溶融混合して
調製することが好ましく、混合装置は、単軸もしくは二
軸のスクリュー方式の溶融混練機又はニーダー式加熱混
合機に代表される通常の熱可塑性樹脂の混合機を用いて
製造することができる。混練に引き続いて、造粒工程に
よりペレット化してペレット状接着剤とするが、直接被
着材上に塗工することも可能である。これらの混合機の
うち、最も好ましい装置は二軸スクリュー方式による押
出機であり、混練加工時のシリンダー最高温度はポリエ
ステル樹脂の軟化温度より10℃以上で100℃以下の
高い温度が好ましい。
ポリエチレン樹脂の軟化温度以上の温度で溶融混合して
調製することが好ましく、混合装置は、単軸もしくは二
軸のスクリュー方式の溶融混練機又はニーダー式加熱混
合機に代表される通常の熱可塑性樹脂の混合機を用いて
製造することができる。混練に引き続いて、造粒工程に
よりペレット化してペレット状接着剤とするが、直接被
着材上に塗工することも可能である。これらの混合機の
うち、最も好ましい装置は二軸スクリュー方式による押
出機であり、混練加工時のシリンダー最高温度はポリエ
ステル樹脂の軟化温度より10℃以上で100℃以下の
高い温度が好ましい。
【0012】○鋼管 本発明に用いられる鋼管としては、炭素鋼鋼管、亜鉛め
っき鋼管、ステンレス鋼管等などが使用できる。又、必
要に応じて研磨、脱脂等の処理や、クロム酸処理、リン
酸塩処理等の化成処理を行った後に接着剤を塗工するの
が望ましい。 ○被覆用樹脂 本発明に用いられる被覆用樹脂としてはPVC、ポリエ
チレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレー
ト樹脂、ナイロン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピ
レン樹脂等の熱可塑性樹脂を用いることが可能であり、
特にPVCを適用した場合に優れた接着性を発揮するこ
とができる。かかる被覆用樹脂は予め管状に成形された
後に鋼管と一体化されて加熱接着される場合や、接着剤
が塗工された鋼管に溶融押し出しされる場合等、製造方
法に応じて、適宜、適用形態を変えることができる。
っき鋼管、ステンレス鋼管等などが使用できる。又、必
要に応じて研磨、脱脂等の処理や、クロム酸処理、リン
酸塩処理等の化成処理を行った後に接着剤を塗工するの
が望ましい。 ○被覆用樹脂 本発明に用いられる被覆用樹脂としてはPVC、ポリエ
チレンテレフタレート樹脂、ポリブチレンテレフタレー
ト樹脂、ナイロン樹脂、ポリエチレン樹脂、ポリプロピ
レン樹脂等の熱可塑性樹脂を用いることが可能であり、
特にPVCを適用した場合に優れた接着性を発揮するこ
とができる。かかる被覆用樹脂は予め管状に成形された
後に鋼管と一体化されて加熱接着される場合や、接着剤
が塗工された鋼管に溶融押し出しされる場合等、製造方
法に応じて、適宜、適用形態を変えることができる。
【0013】○塗工方法 本発明による接着剤を塗工するにあたっては、前記の製
造方法により造粒されたペレット状接着剤を溶融押出機
により、円形ダイスより鋼管またはPVC管の外面に塗
工する方法、ペレット状接着剤を溶融押出機にてTダイ
よりフィルムを作成し、鋼管又は樹脂管、PVC管に巻
き付ける方法、造粒されたペレット状接着剤を粉砕し、
粉末状にして流動浸漬、静電塗装等で塗工する方法等が
挙げられる。塗工後の接着剤の膜厚は一般的に5μm〜
1μmであり、好ましくは10〜400μmである。 ○被覆方法 本発明の接着剤を用いて鋼管を樹脂で接着被覆する方法
を以下に述べる。接着剤が塗工された鋼管の場合には、
予め成形された熱収縮性樹脂特にPVC管に、接着剤が
塗工された鋼管を差し込み加熱する方法、接着剤が塗工
された鋼管に樹脂を溶融押出被覆する方法が挙げられ
る。又、予め成形された樹脂管に接着剤が塗工されてい
る場合には、鋼管に樹脂管を差し込み、加熱あるいは加
熱・加圧する方法が挙げられる。後加熱により接着被覆
する場合には、炉温100〜300℃の加熱炉に5〜6
0分間通すことにより、収縮もしくは膨張する樹脂管の
圧力により溶融した接着剤層を介して樹脂管と鋼管が接
着被覆される。 ○用途 本発明の接着剤を用いて製造される樹脂被覆鋼管は、排
水管、配水管、ガス管、埋設電線管等の用途に広く提供
されるものである。
造方法により造粒されたペレット状接着剤を溶融押出機
により、円形ダイスより鋼管またはPVC管の外面に塗
工する方法、ペレット状接着剤を溶融押出機にてTダイ
よりフィルムを作成し、鋼管又は樹脂管、PVC管に巻
き付ける方法、造粒されたペレット状接着剤を粉砕し、
粉末状にして流動浸漬、静電塗装等で塗工する方法等が
挙げられる。塗工後の接着剤の膜厚は一般的に5μm〜
1μmであり、好ましくは10〜400μmである。 ○被覆方法 本発明の接着剤を用いて鋼管を樹脂で接着被覆する方法
を以下に述べる。接着剤が塗工された鋼管の場合には、
予め成形された熱収縮性樹脂特にPVC管に、接着剤が
塗工された鋼管を差し込み加熱する方法、接着剤が塗工
された鋼管に樹脂を溶融押出被覆する方法が挙げられ
る。又、予め成形された樹脂管に接着剤が塗工されてい
る場合には、鋼管に樹脂管を差し込み、加熱あるいは加
熱・加圧する方法が挙げられる。後加熱により接着被覆
する場合には、炉温100〜300℃の加熱炉に5〜6
0分間通すことにより、収縮もしくは膨張する樹脂管の
圧力により溶融した接着剤層を介して樹脂管と鋼管が接
着被覆される。 ○用途 本発明の接着剤を用いて製造される樹脂被覆鋼管は、排
水管、配水管、ガス管、埋設電線管等の用途に広く提供
されるものである。
【0014】
【作用】本発明の接着剤を、樹脂被覆鋼管に適用した場
合に高い接着強度と長期にわたる耐久性を発揮し、か
つ、樹脂被覆鋼管に実用的なねじ切り強度を発現させる
理由は明確ではないが、次のように推定される。ポリエ
ステル樹脂が鋼管及び樹脂管に強固に接着する。ポリエ
チレン樹脂を配合することにより、ポリエステル樹脂の
結晶化による収縮が抑えられ、接着剤層の内部応力の緩
和に寄与し、接着強度が経時的に変化しない。有機アル
コキシシランの配合により、鋼管表面への接着性が増
し、かつ、有機基とポリエステル樹脂との相溶性が向上
し、高い接着強度を発現する。比較的高い分子量の結晶
性のあるポリエステル樹を使用することにより、樹脂自
体の凝集力を高くすることができ、高度の耐熱性が付与
できる。
合に高い接着強度と長期にわたる耐久性を発揮し、か
つ、樹脂被覆鋼管に実用的なねじ切り強度を発現させる
理由は明確ではないが、次のように推定される。ポリエ
ステル樹脂が鋼管及び樹脂管に強固に接着する。ポリエ
チレン樹脂を配合することにより、ポリエステル樹脂の
結晶化による収縮が抑えられ、接着剤層の内部応力の緩
和に寄与し、接着強度が経時的に変化しない。有機アル
コキシシランの配合により、鋼管表面への接着性が増
し、かつ、有機基とポリエステル樹脂との相溶性が向上
し、高い接着強度を発現する。比較的高い分子量の結晶
性のあるポリエステル樹を使用することにより、樹脂自
体の凝集力を高くすることができ、高度の耐熱性が付与
できる。
【0015】
【実施例】以下本発明の実施例について、比較例ととも
に述べる。なお、実施例等の説明に先立ち、以下の記載
における物性値の測定方法及び評価方法について述べ
る。 ○物性の測定方法 重量平均分子量:GPCにより測定し、ポリスチレン換
算値で表した。 融点及び結晶融解熱:示差走査型熱量計により、主たる
吸熱ピークの面積から結晶融解熱を求め、又、そのピー
ク温度を融点とした。 軟化温度:JIS−K−2531に準じ、環球式軟化温
度測定装置にて、鋼球の落下温度を測定した。 ○接着方法 接着方法:接着剤組成物のフィルムをサンドブラスト研
磨した25mm径の亜鉛メッキ鋼管に巻き付けた後、熱収
縮PVC管に挿入し、220℃で20分間加熱し、PV C被覆鋼管を作成した。 ○接着性能 ねじ切り試験:接着したPVC被覆鋼管を80〜220
mmの長さで10mm間隔で切断し、50℃の恒温槽に2時
間投入した。この切断されたPVC被覆鋼管を恒温槽か
ら取り出してすぐにねじ切り機にて端部のねじ切りを行
い、両端がねじ切れる鋼管の長さを求めた。即ち、長さ
の短いものほど接着強度が高い。 押し抜き試験:接着したPVC被覆鋼管を幅25mmに輪
切りにして、23℃中、押し抜き速度5mm/分で鋼管部
分を押し抜く強度を測定した。測定したPVC被覆鋼管
は、初期(接着直後)、50℃温水浸漬10日間及び80
℃加熱放置10日間の状態に置いたもの使用した。
に述べる。なお、実施例等の説明に先立ち、以下の記載
における物性値の測定方法及び評価方法について述べ
る。 ○物性の測定方法 重量平均分子量:GPCにより測定し、ポリスチレン換
算値で表した。 融点及び結晶融解熱:示差走査型熱量計により、主たる
吸熱ピークの面積から結晶融解熱を求め、又、そのピー
ク温度を融点とした。 軟化温度:JIS−K−2531に準じ、環球式軟化温
度測定装置にて、鋼球の落下温度を測定した。 ○接着方法 接着方法:接着剤組成物のフィルムをサンドブラスト研
磨した25mm径の亜鉛メッキ鋼管に巻き付けた後、熱収
縮PVC管に挿入し、220℃で20分間加熱し、PV C被覆鋼管を作成した。 ○接着性能 ねじ切り試験:接着したPVC被覆鋼管を80〜220
mmの長さで10mm間隔で切断し、50℃の恒温槽に2時
間投入した。この切断されたPVC被覆鋼管を恒温槽か
ら取り出してすぐにねじ切り機にて端部のねじ切りを行
い、両端がねじ切れる鋼管の長さを求めた。即ち、長さ
の短いものほど接着強度が高い。 押し抜き試験:接着したPVC被覆鋼管を幅25mmに輪
切りにして、23℃中、押し抜き速度5mm/分で鋼管部
分を押し抜く強度を測定した。測定したPVC被覆鋼管
は、初期(接着直後)、50℃温水浸漬10日間及び80
℃加熱放置10日間の状態に置いたもの使用した。
【0016】実施例1 ○ポリエステル樹脂の合成 撹拌装置、窒素導入管、留出管、温度計を備えた四ツ口
フラスコに、テレフタル酸ジメチル0.45モル、1,4-
ブタンジオール2.00モル及び触媒としてテトラ-n-ブ
チルチタネート0.2×10-2モルを仕込み、窒素を導
入しながら昇温し、130〜200℃でメタノールを留
出させた後、イソフタル酸0.55モルを加えて、20
0〜240℃で水を留出させた。引き続き、徐々に減圧
にしながら、260℃で1mmHgの減圧下で3時間反応を
続けた。得られたポリエステル樹脂は、融点120℃、
結晶融解熱18J/g、重量平均分子量18,000であ
った。NMR分析によるモノマー組成は、モル比でテレ
フタル酸/イソフタル酸/1,4-ブタンジオール=45/
55/100であった。これをポリエステル樹脂Aとす
る。 ○接着剤調製 ポリエステル樹脂A100重量部に対し、低密度ポリエ
チレン樹脂ミラソン100L(メルトフローレート9.5
g/10min.、三井石油化学(株)製、以下これをポリエチレ
ン樹脂Aとする)30重量部、γ-グリシドキシプロピル
トリメトキシシラン(以下有機アルコキシシランAとす
る)2重量部を二軸スクリュー押出機で混合し40μmの
フィルム状接着剤を作成した。 ○接着性能 このフィルム状接着剤を用いて、前記の接着方法により
PVC被覆鋼管を作成し、ねじ切り強度及び鋼管打ち抜
き試験を実施し、その結果を表1に示した。
フラスコに、テレフタル酸ジメチル0.45モル、1,4-
ブタンジオール2.00モル及び触媒としてテトラ-n-ブ
チルチタネート0.2×10-2モルを仕込み、窒素を導
入しながら昇温し、130〜200℃でメタノールを留
出させた後、イソフタル酸0.55モルを加えて、20
0〜240℃で水を留出させた。引き続き、徐々に減圧
にしながら、260℃で1mmHgの減圧下で3時間反応を
続けた。得られたポリエステル樹脂は、融点120℃、
結晶融解熱18J/g、重量平均分子量18,000であ
った。NMR分析によるモノマー組成は、モル比でテレ
フタル酸/イソフタル酸/1,4-ブタンジオール=45/
55/100であった。これをポリエステル樹脂Aとす
る。 ○接着剤調製 ポリエステル樹脂A100重量部に対し、低密度ポリエ
チレン樹脂ミラソン100L(メルトフローレート9.5
g/10min.、三井石油化学(株)製、以下これをポリエチレ
ン樹脂Aとする)30重量部、γ-グリシドキシプロピル
トリメトキシシラン(以下有機アルコキシシランAとす
る)2重量部を二軸スクリュー押出機で混合し40μmの
フィルム状接着剤を作成した。 ○接着性能 このフィルム状接着剤を用いて、前記の接着方法により
PVC被覆鋼管を作成し、ねじ切り強度及び鋼管打ち抜
き試験を実施し、その結果を表1に示した。
【0017】実施例2〜5 実施例1と同様にして、ポリエステル樹脂A、ポリエチ
レン樹脂A、低密度ポリエチレン樹脂ミラソンFL60
(メルトフローレート70g/10min.、三井石油化学(株)
製、以下これをポリエチレン樹脂Bとする)及び低密度
ポリエチレン樹脂エクセレンVLCN5002(メルト
フローレート150g/10min.、住友化学(株)製、以下こ
れをポリエチレン樹脂Cとする)を用い、さらに、有機
アルコキシシランA及びβ-(3,4-エポキシシクロヘキシ
ル)エチルトリメトキシシラン(以下これを有機アルコキ
シシランBとする)を用い、又、その他の添加剤として
室温で固体状のビスフェノールA型エポキシ樹脂である
エピコート1007(融点122〜132℃、油化シェ
ルエポキシ(株)製、以下エポキシ樹脂Aとする)及びタ
ルクを用いて、表1に示した割合で配合してフイルム状
接着剤を調製、そのフィルム状接着剤を用いてPVC被
覆鋼管を製造し、ねじ切り試験及び鋼管打ち抜き試験を
実施した結果を表1に示した。
レン樹脂A、低密度ポリエチレン樹脂ミラソンFL60
(メルトフローレート70g/10min.、三井石油化学(株)
製、以下これをポリエチレン樹脂Bとする)及び低密度
ポリエチレン樹脂エクセレンVLCN5002(メルト
フローレート150g/10min.、住友化学(株)製、以下こ
れをポリエチレン樹脂Cとする)を用い、さらに、有機
アルコキシシランA及びβ-(3,4-エポキシシクロヘキシ
ル)エチルトリメトキシシラン(以下これを有機アルコキ
シシランBとする)を用い、又、その他の添加剤として
室温で固体状のビスフェノールA型エポキシ樹脂である
エピコート1007(融点122〜132℃、油化シェ
ルエポキシ(株)製、以下エポキシ樹脂Aとする)及びタ
ルクを用いて、表1に示した割合で配合してフイルム状
接着剤を調製、そのフィルム状接着剤を用いてPVC被
覆鋼管を製造し、ねじ切り試験及び鋼管打ち抜き試験を
実施した結果を表1に示した。
【0018】
【表1】
【0019】比較例1〜5 実施例1〜5で使用した原料及びエチレン−酢酸ビニル
樹脂であるエバフレックスEV−150(メルトフロー
レート30g/10min.、酢酸ビニル含有率33重量%、三
井石油化学(株)製、以下これをEVA−Aとする)を用
いて、本発明の構成以外の組成よりなるフイルム状接着
剤を作成した。さらにPVC被覆鋼管を製造し、接着性
能を評価した。その結果を表2に示す。
樹脂であるエバフレックスEV−150(メルトフロー
レート30g/10min.、酢酸ビニル含有率33重量%、三
井石油化学(株)製、以下これをEVA−Aとする)を用
いて、本発明の構成以外の組成よりなるフイルム状接着
剤を作成した。さらにPVC被覆鋼管を製造し、接着性
能を評価した。その結果を表2に示す。
【0020】
【表2】
【0021】実施例6〜9 実施例1と同様にして、表3の重合組成でポリエステル
樹脂を合成した。表中には、生成したポリエステル樹脂
中のモノマー組成比をモル比で表示し、その樹脂特性も
表した。これらポリエステル樹脂100重量部に対し
て、前記ポリエチレン樹脂Aを30重量部、有機アルコ
キシシランAを2重量部配合してなるフイルム状接着剤
を作成した。さらに、PVC被覆鋼管を製造し、接着性
能を評価した。その結果を表3に示す。
樹脂を合成した。表中には、生成したポリエステル樹脂
中のモノマー組成比をモル比で表示し、その樹脂特性も
表した。これらポリエステル樹脂100重量部に対し
て、前記ポリエチレン樹脂Aを30重量部、有機アルコ
キシシランAを2重量部配合してなるフイルム状接着剤
を作成した。さらに、PVC被覆鋼管を製造し、接着性
能を評価した。その結果を表3に示す。
【0022】
【表3】
【0023】実施例10 実施例6で用いた接着剤組成物のフィルム状接着剤を板
厚1mmの鉄板上に載せ、200℃のオーブンに20分間
投入した後、取り出してすぐに水道水にて鋼板温度が5
0℃になるまで冷却し、接着剤面同士を重ね合わせた
が、固着しなかった。実施例6で用いた接着剤組成物の
軟化温度は135℃であった。
厚1mmの鉄板上に載せ、200℃のオーブンに20分間
投入した後、取り出してすぐに水道水にて鋼板温度が5
0℃になるまで冷却し、接着剤面同士を重ね合わせた
が、固着しなかった。実施例6で用いた接着剤組成物の
軟化温度は135℃であった。
【0024】
【発明の効果】本発明の接着剤は、揮発成分のない熱溶
融型接着剤のため、引火の危険性や臭気が少なく安全性
に優れ、適度な溶融塗工性を有しており、樹脂被覆鋼
管、特に、PVC被覆鋼管に適用した際に、PVC被覆
層と鋼管とを強固に接着し、かつ、高度の耐熱性と耐久
性を付与し、多様な過酷な条件下でも高い接着性を保持
することが可能であり、当該樹脂被覆鋼管はガス管、配
水管、給湯管、排水管、埋設電線管等に広く使用できる
ものである。
融型接着剤のため、引火の危険性や臭気が少なく安全性
に優れ、適度な溶融塗工性を有しており、樹脂被覆鋼
管、特に、PVC被覆鋼管に適用した際に、PVC被覆
層と鋼管とを強固に接着し、かつ、高度の耐熱性と耐久
性を付与し、多様な過酷な条件下でも高い接着性を保持
することが可能であり、当該樹脂被覆鋼管はガス管、配
水管、給湯管、排水管、埋設電線管等に広く使用できる
ものである。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 中川 修太 愛知県名古屋市港区船見町1番地の1 東 亞合成株式会社名古屋総合研究所内 (72)発明者 奥山 登志夫 東京都港区西新橋一丁目14番1号 東亞合 成株式会社内
Claims (2)
- 【請求項1】 飽和ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹
脂及び有機アルコキシシランからなる接着剤を介して樹
脂が被覆されていることを特徴とする樹脂被覆鋼管。 - 【請求項2】 飽和ポリエステル樹脂、ポリエチレン樹
脂及び有機アルコキシシランからなることを特徴とする
樹脂被覆鋼管用接着剤組成物。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35431095A JPH09184593A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 樹脂被覆鋼管及び該鋼管用接着剤組成物 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP35431095A JPH09184593A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 樹脂被覆鋼管及び該鋼管用接着剤組成物 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09184593A true JPH09184593A (ja) | 1997-07-15 |
Family
ID=18436689
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP35431095A Pending JPH09184593A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 樹脂被覆鋼管及び該鋼管用接着剤組成物 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09184593A (ja) |
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999029797A1 (fr) * | 1997-12-09 | 1999-06-17 | Toagosei Co., Ltd. | Composition adhesive thermofusible et cartes a circuit integre stratifiees par la resine |
CN114412328A (zh) * | 2022-01-21 | 2022-04-29 | 广州市盛艺门业有限公司 | 一种复合实木门 |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP35431095A patent/JPH09184593A/ja active Pending
Cited By (2)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
WO1999029797A1 (fr) * | 1997-12-09 | 1999-06-17 | Toagosei Co., Ltd. | Composition adhesive thermofusible et cartes a circuit integre stratifiees par la resine |
CN114412328A (zh) * | 2022-01-21 | 2022-04-29 | 广州市盛艺门业有限公司 | 一种复合实木门 |
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