JPH09184467A - 電磁石コイルで操作される噴射弁の配線の検査方法及び装置 - Google Patents
電磁石コイルで操作される噴射弁の配線の検査方法及び装置Info
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- JPH09184467A JPH09184467A JP8353829A JP35382996A JPH09184467A JP H09184467 A JPH09184467 A JP H09184467A JP 8353829 A JP8353829 A JP 8353829A JP 35382996 A JP35382996 A JP 35382996A JP H09184467 A JPH09184467 A JP H09184467A
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- F02M65/00—Testing fuel-injection apparatus, e.g. testing injection timing ; Cleaning of fuel-injection apparatus
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- General Engineering & Computer Science (AREA)
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Abstract
(57)【要約】
【目的】 配線を介して制御装置に接続されかつ電磁石
コイルで操作される噴射弁の配線を検査する際、噴射弁
の各々が配線を介して機能を果し得るように対応する制
御装置の電気接続部に接続されているか否かを、無接触
でかつ比較的少ない費用で検査できるようにする。 【構成】 それぞれの噴射弁２ａ，２ｂの漏れ磁界周辺
区域内でそれぞれの噴射弁の近くに磁界センサ６ａ，６
ｂを位置せしめ、それぞれの噴射弁２ａ，２ｂに割当て
ようと思つた電気接続部５ａ，５ｂへ電圧を印加し、続
いて印加される電圧に属する漏れ磁界が対応する噴射弁
の周辺区域において磁界センサにより検出されるか否か
を確認する。
コイルで操作される噴射弁の配線を検査する際、噴射弁
の各々が配線を介して機能を果し得るように対応する制
御装置の電気接続部に接続されているか否かを、無接触
でかつ比較的少ない費用で検査できるようにする。 【構成】 それぞれの噴射弁２ａ，２ｂの漏れ磁界周辺
区域内でそれぞれの噴射弁の近くに磁界センサ６ａ，６
ｂを位置せしめ、それぞれの噴射弁２ａ，２ｂに割当て
ようと思つた電気接続部５ａ，５ｂへ電圧を印加し、続
いて印加される電圧に属する漏れ磁界が対応する噴射弁
の周辺区域において磁界センサにより検出されるか否か
を確認する。
Description
【０００１】
【産業上の利用分野】本発明は、内燃機関へ挿入されか
つ配線を介して制御装置に接続されかつ電磁石コイルで
操作される噴射弁の配線の検査方法及び装置に関する。
電気的に駆動可能なこのような噴射弁は電磁石コイルを
含み、電流を印加されると電磁石コイルが磁界を発生
し、この磁界が、例えばばねにより生ずる閉鎖力に抗し
て、弁操作素子を開放位置へ動かす。噴射弁は、機関ブ
ロツクへの取付け後、適当な差込み接続部及び配線を介
して、機関制御装置へ電気接続される。
つ配線を介して制御装置に接続されかつ電磁石コイルで
操作される噴射弁の配線の検査方法及び装置に関する。
電気的に駆動可能なこのような噴射弁は電磁石コイルを
含み、電流を印加されると電磁石コイルが磁界を発生
し、この磁界が、例えばばねにより生ずる閉鎖力に抗し
て、弁操作素子を開放位置へ動かす。噴射弁は、機関ブ
ロツクへの取付け後、適当な差込み接続部及び配線を介
して、機関制御装置へ電気接続される。
【０００２】
【従来の技術】従来のやり方では、内燃機関の噴射弁
は、その配線と共に、検査台での検査中に操作の際圧力
降下を介して空気圧によるか、又は電気抵抗測定を介し
て検査される。しかしこれらの方法では、噴射弁が正し
い接続プラグに属しているか否かを決定することはでき
ない。しかし噴射弁の取り違え接続は問題である。なぜ
ならば、これは故障の原因とはならないが、冷間始動特
性、暖機運転特性、実際運転及び燃料消費に関して機関
の機能を低下させるからである。それぞれの噴射弁に属
する個々のケーブルの符号化はそれに応じた配線費用を
必要とする。従つて噴射弁の機能を無接触で検査する種
々の方法が既に提案されている。
は、その配線と共に、検査台での検査中に操作の際圧力
降下を介して空気圧によるか、又は電気抵抗測定を介し
て検査される。しかしこれらの方法では、噴射弁が正し
い接続プラグに属しているか否かを決定することはでき
ない。しかし噴射弁の取り違え接続は問題である。なぜ
ならば、これは故障の原因とはならないが、冷間始動特
性、暖機運転特性、実際運転及び燃料消費に関して機関
の機能を低下させるからである。それぞれの噴射弁に属
する個々のケーブルの符号化はそれに応じた配線費用を
必要とする。従つて噴射弁の機能を無接触で検査する種
々の方法が既に提案されている。
【０００３】ドイツ民主共和国特許出願公開第２７２６
８２号明細書には、デイーゼル機関における燃料噴射過
程の自動検査が開示され、機関の各シリンダに付属しか
つ対応するシリンダヘツドに取付けられる複数の超音波
変換器から成る測定装置が設けられている。超音波変換
器は、燃料噴射過程待に弁ノズルニードルの運動又は噴
射される燃料により発生される音を検出する。音の電気
信号の評価により、燃料噴射装置の規則正しい動作が検
査される。特に各シリンダの放出音を記録する測定区間
の構成が各シリンダに対して同じである場合、すべての
シリンダの燃料噴射過程を検査するために、燃料噴射ポ
ンプの確実に検出される静的吐出開始のクランク角間隔
から最大シリンダ充填の際まだ燃料を噴射できるクラン
ク角間隔までのクランク角範囲を含む監視範囲におい
て、パルス割合がクランク角に関係して分析される。
８２号明細書には、デイーゼル機関における燃料噴射過
程の自動検査が開示され、機関の各シリンダに付属しか
つ対応するシリンダヘツドに取付けられる複数の超音波
変換器から成る測定装置が設けられている。超音波変換
器は、燃料噴射過程待に弁ノズルニードルの運動又は噴
射される燃料により発生される音を検出する。音の電気
信号の評価により、燃料噴射装置の規則正しい動作が検
査される。特に各シリンダの放出音を記録する測定区間
の構成が各シリンダに対して同じである場合、すべての
シリンダの燃料噴射過程を検査するために、燃料噴射ポ
ンプの確実に検出される静的吐出開始のクランク角間隔
から最大シリンダ充填の際まだ燃料を噴射できるクラン
ク角間隔までのクランク角範囲を含む監視範囲におい
て、パルス割合がクランク角に関係して分析される。
【０００４】特開昭６３−２４８９６９号公報に記載さ
れている方法では、それぞれ電磁石コイルで操作される
噴射弁の電磁石コイルにより誘導される遮断電圧が、電
磁石コイルを通る電流の遮断の際検出され、基準値と比
較される。誘導される遮断電圧が基準値を超過しない場
合、噴射弁の規則正しくない状態を示す情報信号が発生
される。
れている方法では、それぞれ電磁石コイルで操作される
噴射弁の電磁石コイルにより誘導される遮断電圧が、電
磁石コイルを通る電流の遮断の際検出され、基準値と比
較される。誘導される遮断電圧が基準値を超過しない場
合、噴射弁の規則正しくない状態を示す情報信号が発生
される。
【０００５】特開昭６１−１２９４６０号公報から、誤
りをもつて整合せしめられる噴射弁をこの目的のために
設けられる検出回路により検出することが公知で、その
ためこの回路はそれぞれ固有の電気誘導を介して噴射弁
に接続されている。誤りをもつて整合せしめられる噴射
弁が検出されると、付属の警報灯が点灯する。
りをもつて整合せしめられる噴射弁をこの目的のために
設けられる検出回路により検出することが公知で、その
ためこの回路はそれぞれ固有の電気誘導を介して噴射弁
に接続されている。誤りをもつて整合せしめられる噴射
弁が検出されると、付属の警報灯が点灯する。
【０００６】
【発明が解決しようとする課題】本発明の基礎になつて
いる課題は、最初にあげた種類の方法及び装置におい
て、噴射弁の各々が配線を介して機能を果し得るように
対応する制御装置の電気接続部に接続されているか否か
を、無接触でかつ比較的少ない費用で検査できるように
することである。
いる課題は、最初にあげた種類の方法及び装置におい
て、噴射弁の各々が配線を介して機能を果し得るように
対応する制御装置の電気接続部に接続されているか否か
を、無接触でかつ比較的少ない費用で検査できるように
することである。
【０００７】
【課題を解決するための手段】この課題を解決するため
方法に関して本発明によれば、それぞれの噴射弁の漏れ
磁界周辺区域内でそれぞれの噴射弁の近くに磁界センサ
を位置せしめ、それぞれの噴射弁に割当てようと思つた
電気接続部へ電圧を印加し、続いて印加される電圧に属
する漏れ磁界が対応する噴射弁の周辺区域において磁界
センサにより検出されるか否かを確認する。この方法を
実施するための装置では、１つ又は複数の磁界センサが
設けられ、その各々がそれぞれの噴射弁の漏れ磁界周辺
区域内でそれぞれの噴射弁の近くに位置せしめられ、そ
れぞれの噴射弁に割当てようと思つた電気接続部へ電圧
を印加し、かつ電圧の印加に基いてそれにより生ずる漏
れ磁界が対応する噴射弁の周辺区域に存在するか否かの
趣旨に沿つて磁界センサの出力信号を評価する手段が設
けられている。
方法に関して本発明によれば、それぞれの噴射弁の漏れ
磁界周辺区域内でそれぞれの噴射弁の近くに磁界センサ
を位置せしめ、それぞれの噴射弁に割当てようと思つた
電気接続部へ電圧を印加し、続いて印加される電圧に属
する漏れ磁界が対応する噴射弁の周辺区域において磁界
センサにより検出されるか否かを確認する。この方法を
実施するための装置では、１つ又は複数の磁界センサが
設けられ、その各々がそれぞれの噴射弁の漏れ磁界周辺
区域内でそれぞれの噴射弁の近くに位置せしめられ、そ
れぞれの噴射弁に割当てようと思つた電気接続部へ電圧
を印加し、かつ電圧の印加に基いてそれにより生ずる漏
れ磁界が対応する噴射弁の周辺区域に存在するか否かの
趣旨に沿つて磁界センサの出力信号を評価する手段が設
けられている。
【０００８】噴射弁が正しく即ち取り違えなしに電気接
続されているか否かの検査を含む噴射弁の配線の検査
は、それぞれの噴射弁の駆動の際その電磁石コイルによ
り発生される漏れ磁界の検出により無接触で行われる。
このため各噴射弁の近くに磁界センサが位置せしめら
れ、電磁石コイルに電流が印加されると、磁界センサが
噴射弁の電磁石コイルにより発生される漏れ磁界を検出
する。従つて噴射弁用のそれぞれの電気接続部へ電圧を
印加した後、この電気接続部に割当てようと思つた噴射
弁の電磁石コイルが実際にも電流を通されているか否
か、又は噴射弁の取り違え接続のため他方の噴射弁の電
磁石コイルが電流を通されているか否かを、確認するこ
とができる。更に電気接続部への電圧の印加後に噴射弁
の電磁石コイルのどれも漏れ磁界を発生しない場合、断
線が検出される。更にこのやり方は、すべての噴射弁が
存在するか否か、又は１つ又は複数の噴射弁が取付けら
れていないか否かを、検出するのを可能にする。
続されているか否かの検査を含む噴射弁の配線の検査
は、それぞれの噴射弁の駆動の際その電磁石コイルによ
り発生される漏れ磁界の検出により無接触で行われる。
このため各噴射弁の近くに磁界センサが位置せしめら
れ、電磁石コイルに電流が印加されると、磁界センサが
噴射弁の電磁石コイルにより発生される漏れ磁界を検出
する。従つて噴射弁用のそれぞれの電気接続部へ電圧を
印加した後、この電気接続部に割当てようと思つた噴射
弁の電磁石コイルが実際にも電流を通されているか否
か、又は噴射弁の取り違え接続のため他方の噴射弁の電
磁石コイルが電流を通されているか否かを、確認するこ
とができる。更に電気接続部への電圧の印加後に噴射弁
の電磁石コイルのどれも漏れ磁界を発生しない場合、断
線が検出される。更にこのやり方は、すべての噴射弁が
存在するか否か、又は１つ又は複数の噴射弁が取付けら
れていないか否かを、検出するのを可能にする。
【０００９】検査過程中にそれぞれの噴射弁の電磁石コ
イルを通る電流は、検出可能な漏れ磁界を発生できる大
きさであればよい。この電流は、特に噴射弁が開く程度
の大きさである必要はなく、噴射弁が閉じたままである
ように小さく保つことができる。納入状態では保護液で
満たされている噴射弁に対してこれは、配線検査中にこ
の保護が維持され、空気圧噴射弁検査におけるように保
護液が機関へ吹込まれない、という利点を持つている。
本発明による方法は、空気圧による噴射弁検査に比較し
て、設備及び時間を節約する。なぜならば、噴射弁が取
付けられている燃料分配管へ圧縮空気を接続する必要が
なく、空気圧による噴射弁検査の場合必要な充填及び鎮
静化の時間がなくなるからである。本発明による方法及
び装置は、特に機関検査台装置内での使用に適してい
る。
イルを通る電流は、検出可能な漏れ磁界を発生できる大
きさであればよい。この電流は、特に噴射弁が開く程度
の大きさである必要はなく、噴射弁が閉じたままである
ように小さく保つことができる。納入状態では保護液で
満たされている噴射弁に対してこれは、配線検査中にこ
の保護が維持され、空気圧噴射弁検査におけるように保
護液が機関へ吹込まれない、という利点を持つている。
本発明による方法は、空気圧による噴射弁検査に比較し
て、設備及び時間を節約する。なぜならば、噴射弁が取
付けられている燃料分配管へ圧縮空気を接続する必要が
なく、空気圧による噴射弁検査の場合必要な充填及び鎮
静化の時間がなくなるからである。本発明による方法及
び装置は、特に機関検査台装置内での使用に適してい
る。
【００１０】請求項２により展開される方法では、電気
接続部へ異なる周波数の交流電圧を印加し、その結果そ
れに応じて異なる漏れ磁界を噴射弁の電磁石コイルに生
ずることによつて、複数の噴射弁をその規則正しい配線
に関して検査することができる。従つて磁界センサ信号
の適当な評価によつて、電気接続部と電磁石コイル従つ
て噴射弁との対応の正しさを短い検査時間で確認するこ
とができる。
接続部へ異なる周波数の交流電圧を印加し、その結果そ
れに応じて異なる漏れ磁界を噴射弁の電磁石コイルに生
ずることによつて、複数の噴射弁をその規則正しい配線
に関して検査することができる。従つて磁界センサ信号
の適当な評価によつて、電気接続部と電磁石コイル従つ
て噴射弁との対応の正しさを短い検査時間で確認するこ
とができる。
【００１１】
【実施例】本発明の好ましい実施例が図面に示されてお
り、以下これについて説明する。
り、以下これについて説明する。
【００１２】図は、適当に装備される検査台装置により
行われる内燃機関１の常温検査の一部としての噴射弁配
線の検査シリンダを示し、見易くするため本発明に関係
する部品のみが示されている。常温検査中に検査すべき
機関１は、そのうち２つの噴射弁２ａ，２ｂのみを示さ
れているが、図示しない燃料分配管により機関ブロツク
に取付けられ、かつ電気的に制御されかつ電磁石により
操作される従来の構造を持ち、その弁操作素子はばねに
より閉鎖位置へ押され、かつ電磁石コイルが設けられ、
電流の印加の際生ずる磁界が弁閉鎖体を開放位置へ動か
す。電気的駆動のため、各電磁石コイル従つて電磁石コ
イルで操作される噴射弁２ａ，２ｂの電磁石コイルの各
々に、駆動導線４ａ，４ｂが付属し、機関１への噴射弁
２ａ，２ｂの取付け後にこれらの駆動導線４ａ，４ｂ
が、差込み接続片３ａ，３ｂを介して、それぞれ割当て
ようと思つた噴射弁２ａ，２ｂへ差込まれる。駆動導線
４ａ，４ｂは、この弁側端部区域で、これらの駆動導線
４ａ，４ｂ及びここでは関係のない別の導線をまとめる
ケーブルハーネス索４から分けられている。ケーブルハ
ーネス索４を介して噴射弁駆動導線４ａ，４ｂは、噴射
弁とは反対側の端部で、各駆動導線４ａ，４ｂ用の電気
接続部５ａ，５ｂを含む接続装置５へ通じている。
行われる内燃機関１の常温検査の一部としての噴射弁配
線の検査シリンダを示し、見易くするため本発明に関係
する部品のみが示されている。常温検査中に検査すべき
機関１は、そのうち２つの噴射弁２ａ，２ｂのみを示さ
れているが、図示しない燃料分配管により機関ブロツク
に取付けられ、かつ電気的に制御されかつ電磁石により
操作される従来の構造を持ち、その弁操作素子はばねに
より閉鎖位置へ押され、かつ電磁石コイルが設けられ、
電流の印加の際生ずる磁界が弁閉鎖体を開放位置へ動か
す。電気的駆動のため、各電磁石コイル従つて電磁石コ
イルで操作される噴射弁２ａ，２ｂの電磁石コイルの各
々に、駆動導線４ａ，４ｂが付属し、機関１への噴射弁
２ａ，２ｂの取付け後にこれらの駆動導線４ａ，４ｂ
が、差込み接続片３ａ，３ｂを介して、それぞれ割当て
ようと思つた噴射弁２ａ，２ｂへ差込まれる。駆動導線
４ａ，４ｂは、この弁側端部区域で、これらの駆動導線
４ａ，４ｂ及びここでは関係のない別の導線をまとめる
ケーブルハーネス索４から分けられている。ケーブルハ
ーネス索４を介して噴射弁駆動導線４ａ，４ｂは、噴射
弁とは反対側の端部で、各駆動導線４ａ，４ｂ用の電気
接続部５ａ，５ｂを含む接続装置５へ通じている。
【００１３】通常の機関運転では、機関１に属する図示
しない機関制御装置がこの接続装置５に接続されて、噴
射弁２ａ，２ｂ用の駆動信号を発生し、対応する駆動導
線４ａ，４ｂへ与える。図示した機関常温検査では、こ
の接続装置５は、噴射弁２ａ，２ｂの配線即ち接続装置
５及び噴射弁駆動導線４ａ，４ｂの規則正しい導電率、
及び差込み接続片３ａ，３ｂを介する駆動導線４ａ，４
ｂと個々の噴射弁２ａ，２ｂとの正しい対応を検査する
ための電気的介入場所を形成している。このため検査台
装置は、交差矢印８により示すように固定枠に三次元的
に可動に設けられているリンク機構７を持つている。こ
のリンク機構７には、噴射弁２ａ，２ｂの数に相当する
数の磁界センサ６ａ，６ｂが取付けられ、これらの磁界
センサ６ａ，６ｂは噴射弁２ａ，２ｂの位置に応じて機
関１に設けられている。従つてリンク機構７の適当な位
置ぎめ運動により、図示したようにすべての磁界センサ
６ａ，６ｂを同時にそれぞれ対応する噴射弁２ａ，２ｂ
のすぐ近くへもたらすことができる。典型的な接近距離
は６ないし１０ｃｍである。従つて磁界センサ６ａ，６
ｂは噴射弁２ａ，２ｂのそれぞれの漏れ磁界周辺区域
内、即ち噴射弁２ａ，２ｂを開くのに必要な電磁石コイ
ル電流より小さいコイル電流でも接続部５ａ，５ｂによ
り測定可能な漏れ磁界を噴射弁２ａ，２ｂの電磁石コイ
ルが発生する空間範囲内にある。これにより、検査のた
め噴射弁２ａ，２ｂを開放方向へ操作する必要なしに、
噴射弁２ａ，２ｂの検査が可能になる。
しない機関制御装置がこの接続装置５に接続されて、噴
射弁２ａ，２ｂ用の駆動信号を発生し、対応する駆動導
線４ａ，４ｂへ与える。図示した機関常温検査では、こ
の接続装置５は、噴射弁２ａ，２ｂの配線即ち接続装置
５及び噴射弁駆動導線４ａ，４ｂの規則正しい導電率、
及び差込み接続片３ａ，３ｂを介する駆動導線４ａ，４
ｂと個々の噴射弁２ａ，２ｂとの正しい対応を検査する
ための電気的介入場所を形成している。このため検査台
装置は、交差矢印８により示すように固定枠に三次元的
に可動に設けられているリンク機構７を持つている。こ
のリンク機構７には、噴射弁２ａ，２ｂの数に相当する
数の磁界センサ６ａ，６ｂが取付けられ、これらの磁界
センサ６ａ，６ｂは噴射弁２ａ，２ｂの位置に応じて機
関１に設けられている。従つてリンク機構７の適当な位
置ぎめ運動により、図示したようにすべての磁界センサ
６ａ，６ｂを同時にそれぞれ対応する噴射弁２ａ，２ｂ
のすぐ近くへもたらすことができる。典型的な接近距離
は６ないし１０ｃｍである。従つて磁界センサ６ａ，６
ｂは噴射弁２ａ，２ｂのそれぞれの漏れ磁界周辺区域
内、即ち噴射弁２ａ，２ｂを開くのに必要な電磁石コイ
ル電流より小さいコイル電流でも接続部５ａ，５ｂによ
り測定可能な漏れ磁界を噴射弁２ａ，２ｂの電磁石コイ
ルが発生する空間範囲内にある。これにより、検査のた
め噴射弁２ａ，２ｂを開放方向へ操作する必要なしに、
噴射弁２ａ，２ｂの検査が可能になる。
【００１４】配線検査過程は検査制御装置９により制御
されかつ評価される。このため検査制御装置９は、弁を
駆動する異なる周波数の交流電圧信号を発生し、これら
の交流電圧信号の各々が弁に固有の出力制御導線１０
ａ，１０ｂへ与えられる。これらの出力制御導線１０
ａ，１０ｂは、検査制御装置９に付属しかつ別々の接続
部１１ａ，１１ｂを持つ接続装回１１へ導かれている。
この接続装置１１は、噴射弁の検査過程中に、後で設け
られる機関制御装置側接続装置の代りに、図示するよう
に噴射弁駆動導線４ａ，４ｂの入力側接続装置５に接続
される。こうして検査制御装置９は、噴射弁駆動導線４
ａ，４ｂの接続装置５の個々の接続部５ａ，５ｂへ、特
有の周波数の交流電圧を印加することができ、規則正し
い配線の場合この周波数が、それぞれ割当てようと思つ
た噴射弁２ａ，２ｂの電磁石コイルの適当な電流印加を
行い、従つてそれぞれ割当てようと思つた噴射弁２ａ，
２ｂの周辺区域に特別の漏れ磁界を生ずる。生ずる漏れ
磁界は、各噴射弁２ａ，２ｂに対して個々に、それぞれ
対応する磁界センサ６ａ，６ｂにより検出される。適当
な信号導線１２ａ，１２ｂを介して、各磁界センサ６
ａ，６ｂの出力信号が評価を行う検査制御装置９へ供給
される。得られる漏れ磁界情報と噴射弁２ａ，２ｂへ割
当てようと思つた交流電圧信号との比較により、各噴射
弁２ａ，２ｂについて検査制御装置９は、噴射弁の配線
即ち入力接続部としての接続部５ａ，５ｂからケーブル
ハーネス索４及びそれから分れる駆動導線４ａ，４ｂの
端部区域を介して噴射弁２ａ，２ｂの電磁石コイルへの
通電路が異常ないか否かを確認する。特にこれは、噴射
弁２ａ，２ｂが完全にそれぞれの差込み接続片３ａ，３
ｂに接続されているか否か、及び差込み接続片３ａ，３
ｂが異なる噴射弁２ａ，２ｂに正しく接続されているか
又は誤つて取り違えて接続されたかの確認を含んでい
る。異なる周波数の交流電圧信号の使用によつて、上述
した検査過程をすべての噴射弁２ａ，２ｂに対して同時
に行うことができ、これにより検査時間が節約される。
その代りに、検査制御装置９が直流電圧信号を順次に異
なる噴射弁２ａ，２ｂへ送ることによつて、個々の噴射
弁２ａ，２ｂの配線を順次に検査することができる。
されかつ評価される。このため検査制御装置９は、弁を
駆動する異なる周波数の交流電圧信号を発生し、これら
の交流電圧信号の各々が弁に固有の出力制御導線１０
ａ，１０ｂへ与えられる。これらの出力制御導線１０
ａ，１０ｂは、検査制御装置９に付属しかつ別々の接続
部１１ａ，１１ｂを持つ接続装回１１へ導かれている。
この接続装置１１は、噴射弁の検査過程中に、後で設け
られる機関制御装置側接続装置の代りに、図示するよう
に噴射弁駆動導線４ａ，４ｂの入力側接続装置５に接続
される。こうして検査制御装置９は、噴射弁駆動導線４
ａ，４ｂの接続装置５の個々の接続部５ａ，５ｂへ、特
有の周波数の交流電圧を印加することができ、規則正し
い配線の場合この周波数が、それぞれ割当てようと思つ
た噴射弁２ａ，２ｂの電磁石コイルの適当な電流印加を
行い、従つてそれぞれ割当てようと思つた噴射弁２ａ，
２ｂの周辺区域に特別の漏れ磁界を生ずる。生ずる漏れ
磁界は、各噴射弁２ａ，２ｂに対して個々に、それぞれ
対応する磁界センサ６ａ，６ｂにより検出される。適当
な信号導線１２ａ，１２ｂを介して、各磁界センサ６
ａ，６ｂの出力信号が評価を行う検査制御装置９へ供給
される。得られる漏れ磁界情報と噴射弁２ａ，２ｂへ割
当てようと思つた交流電圧信号との比較により、各噴射
弁２ａ，２ｂについて検査制御装置９は、噴射弁の配線
即ち入力接続部としての接続部５ａ，５ｂからケーブル
ハーネス索４及びそれから分れる駆動導線４ａ，４ｂの
端部区域を介して噴射弁２ａ，２ｂの電磁石コイルへの
通電路が異常ないか否かを確認する。特にこれは、噴射
弁２ａ，２ｂが完全にそれぞれの差込み接続片３ａ，３
ｂに接続されているか否か、及び差込み接続片３ａ，３
ｂが異なる噴射弁２ａ，２ｂに正しく接続されているか
又は誤つて取り違えて接続されたかの確認を含んでい
る。異なる周波数の交流電圧信号の使用によつて、上述
した検査過程をすべての噴射弁２ａ，２ｂに対して同時
に行うことができ、これにより検査時間が節約される。
その代りに、検査制御装置９が直流電圧信号を順次に異
なる噴射弁２ａ，２ｂへ送ることによつて、個々の噴射
弁２ａ，２ｂの配線を順次に検査することができる。
【００１５】検査制御装置９により発生される検査電圧
はなるべく小さく選ばれて、電流を印加される噴射弁２
ａ，２ｂのこのような電磁石コイルによつて発生される
磁界が、弁操作素子を開放位置へ動かすのに充分でな
く、従つて配線検査中に噴射弁２ａ，２ｂが閉じたまま
であるようにする。新しい状態ではしばしばおこるよう
に、噴射弁２ａ，２ｂに場合によつては含まれる保護液
体は、それにより検査過程中噴射弁２ａ，２ｂに残つて
いる。こうして噴射弁２ａ，２ｂの保護は、機関１の長
い保管期間の間又は長時間の輸送の間にも維持される。
はなるべく小さく選ばれて、電流を印加される噴射弁２
ａ，２ｂのこのような電磁石コイルによつて発生される
磁界が、弁操作素子を開放位置へ動かすのに充分でな
く、従つて配線検査中に噴射弁２ａ，２ｂが閉じたまま
であるようにする。新しい状態ではしばしばおこるよう
に、噴射弁２ａ，２ｂに場合によつては含まれる保護液
体は、それにより検査過程中噴射弁２ａ，２ｂに残つて
いる。こうして噴射弁２ａ，２ｂの保護は、機関１の長
い保管期間の間又は長時間の輸送の間にも維持される。
【００１６】従つて上述した検査過程は、僅かな検査時
間で内燃機関１の電磁石コイルで操作される噴射弁２
ａ，２ｂの配線の確実かつ便利で無接触の検査を可能に
し、その際特に噴射弁２ａ，２ｂに特別に割当てようと
思つた駆動導線４ａ，４ｂへの噴射弁２ａ，２ｂの正し
い接続も検査可能にされる。
間で内燃機関１の電磁石コイルで操作される噴射弁２
ａ，２ｂの配線の確実かつ便利で無接触の検査を可能に
し、その際特に噴射弁２ａ，２ｂに特別に割当てようと
思つた駆動導線４ａ，４ｂへの噴射弁２ａ，２ｂの正し
い接続も検査可能にされる。
【図１】内燃機関の電磁石コイルで操作される噴射弁の
検査中における機関検査台装置の本発明にとつて重要な
部分の接続図である。
検査中における機関検査台装置の本発明にとつて重要な
部分の接続図である。
１ 内燃機関 ２ａ，２ｂ 噴射弁 ５ 接続装置 ５ａ，５ｂ 電気接続部 ６ａ，６ｂ 磁界センサ ９ 検査制御装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 マルテイン・バイエル ドイツ連邦共和国レオンベルク・シユバル トシユトラーセ55
Claims (3)
- 【請求項１】 内燃機関（１）へ挿入されかつ配線を介
して制御装置に接続されかつ電磁石コイルで操作される
噴射弁（２ａ，２ｂ）の配線を検査する方法において、 それぞれの噴射弁（２ａ，２ｂ）の漏れ磁界周辺区域円
でそれぞれの噴射弁の近くに磁界センサ（６ａ，６ｂ）
を位置せしめ、 それぞれの噴射弁（２ａ，２ｂ）に割当てようと思つた
電気接続部（５ａ，５ｂ）へ電圧を印加し、続いて印加
される電圧に属する漏れ磁界が対応する噴射弁の周辺区
域において磁界センサにより検出されるか否かを確認す
ることを特徴とする、電磁石コイルで操作される噴射弁
の配線の検査方法。 - 【請求項２】 異なる噴射弁（２ａ，２ｂ）に割当てよ
うと思つた電気接続部（５ａ，５ｂ）に、互いに異なる
周波数の交流電圧を印加することを特徴とする、請求項
１に記載の方法。 - 【請求項３】 内燃機関（１）へ挿入されかつ配線を介
して制御装置に接続されかつ電磁石コイルで操作される
噴射弁（２ａ，２ｂ）の配線を検査する装置において、 １つ又は複数の磁界センサ（６ａ，６ｂ）が設けられ、
その各々がそれぞれの噴射弁（２ａ，２ｂ）の漏れ磁界
周辺区域内でそれぞれの噴射弁の近くに位置せしめら
れ、 それぞれの噴射弁に割当てようと思つた電気接続部（５
ａ，５ｂ）へ電圧を印加し、かつ電圧の印加に基いてそ
れにより生ずる漏れ磁界が対応する噴射弁の周辺区域に
存在するか否かの趣旨に沿つて磁界センサの出力信号を
評価する手段（９）が設けられていることを特徴とす
る、電磁石コイルで操作される噴射弁の配線の検査装
置。
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|---|---|---|---|
| DE19544845.6 | 1995-12-01 | ||
| DE19544845A DE19544845C1 (de) | 1995-12-01 | 1995-12-01 | Verfahren und Vorrichtung zur Überprüfung der Verkabelung magnetspulenbetätigter Einspritzventile |
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| JPH09184467A true JPH09184467A (ja) | 1997-07-15 |
| JP2767237B2 JP2767237B2 (ja) | 1998-06-18 |
Family
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Country Status (5)
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| EP (1) | EP0777047B1 (ja) |
| JP (1) | JP2767237B2 (ja) |
| DE (1) | DE19544845C1 (ja) |
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Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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| DE3242317A1 (de) * | 1982-11-16 | 1984-05-17 | Robert Bosch Gmbh, 7000 Stuttgart | Messeinrichtung an einer brennkraftmaschine zur staendigen erfassung von betriebsparametern |
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| JPH0746163A (ja) * | 1993-07-30 | 1995-02-14 | Furukawa Electric Co Ltd:The | 漏洩磁界検知システム |
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- 1995-12-01 DE DE19544845A patent/DE19544845C1/de not_active Expired - Fee Related
-
1996
- 1996-10-19 EP EP96116826A patent/EP0777047B1/de not_active Expired - Lifetime
- 1996-10-19 ES ES96116826T patent/ES2138281T3/es not_active Expired - Lifetime
- 1996-11-29 JP JP8353829A patent/JP2767237B2/ja not_active Expired - Lifetime
- 1996-12-02 US US08/759,104 patent/US5811671A/en not_active Expired - Fee Related
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| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2016217336A (ja) * | 2015-05-26 | 2016-12-22 | 株式会社デンソー | 燃料噴射制御装置 |
Also Published As
| Publication number | Publication date |
|---|---|
| ES2138281T3 (es) | 2000-01-01 |
| EP0777047B1 (de) | 1999-09-15 |
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| JP2767237B2 (ja) | 1998-06-18 |
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| US5811671A (en) | 1998-09-22 |
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