JPH09184430A - 空気圧縮機の空気吸入装置 - Google Patents

空気圧縮機の空気吸入装置

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JPH09184430A
JPH09184430A JP32991996A JP32991996A JPH09184430A JP H09184430 A JPH09184430 A JP H09184430A JP 32991996 A JP32991996 A JP 32991996A JP 32991996 A JP32991996 A JP 32991996A JP H09184430 A JPH09184430 A JP H09184430A
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air
cooler
air compressor
compressor
gas turbine
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Shoichiro Fujioka
昭一郎 藤岡
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Tokyo Electric Power Co Holdings Inc
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Toshiba Corp
Tokyo Electric Power Co Inc
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Abstract

(57)【要約】 【課題】気温の高いときでもガスタービンのパワーダウ
ンを防止する。 【解決手段】空気圧縮機2の入口側に、空気導入部8を
備え、この空気導入部8に第1流路10a、第2流路1
0bをそれぞれ画成する区画壁10cを設け、第1流路
10aにダンパ11を、第2流路10bに冷却器7を設
ける。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、空気圧縮機の空
気吸入装置にかかり、とりわけ吸入空気の高低温度変化
によって影響を受けるガスタービン出力を、その出力が
空気温度変化を受けないように冷却器を設けて吸入空気
温度を常に規準値に保持できるようにした空気圧縮機の
空気吸入装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、発電用として使用されているガス
タービンプラントは、図6に示されているように、空気
圧縮機2で大気を吸込み、吸込んだ空気を圧縮して高圧
化し、燃焼器3に送り出し、ここで燃料を加えて、燃焼
ガスを生成し、生成された燃焼ガスをガスタービン4に
送って膨張仕事をさせ、膨張仕事から得た回転トルクを
発電機6に与えて空気出力を得る一方、膨張仕事後の排
気を大気5に放出している。
【0003】ところが、ガスタービンプラントは、大気
の高低温度変化を受けると、ガスタービン4の回転トル
クも高低変化し、この変化は発電機6の電気出力変化に
も大きな影響を与える。
【0004】通常、ガスタービン4の回転トルク(出
力)を定めるにあたり、大気の吸込量と大気の温度15
℃を基準に設計要項を決めているが、何分にも大気の温
度は夏季と冬季とでは15℃以上の差があり、このため
その温度換算の比重量も大きな差が出てくる。比重量の
差は、吸込重量流量の大小にはねかえり、このため夏季
のガスタービン運転の出力低下は宿命的なものとなって
いる。
【0005】かかる問題に対拠するため、最近、図6に
示すように空気圧縮機2の入口側に冷却器7を配し、空
気導入部8を通過する大気を冷し、夏季でも吸入大気が
設計温度条件下、ガスタービンプラントを効率よく運転
できるようにする研究が進められている。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】空気圧縮機2の入口側
に冷却器7を配する場合、理論上、夏季でもガスタービ
ンプラントは効率の高い運転ができるけれども、反面、
冷却器7を配することによる不具合も実用上出ている。
例えば、空気圧縮機2の入口側に冷却器7を配すると、
大気の流れに抵抗が出、空気圧縮機2に至るときにはそ
の流れの乱れによる損失が従来よりも倍加し、冷却器7
がない場合にくらべガスタービンから発電機に与えられ
る回転トルク(出力)は約3%前後パワーダウンするこ
とが確認されている。
【0007】したがって、空気圧縮機の入口側に冷却器
を配して夏季、高い効率の下、ガスタービンプラントの
運転を求める場合、圧力損失の低減を考慮する必要があ
る。
【0008】この発明は、かかる点に鑑み、運転事情に
応じて冷却器を空気導入部に適正配置し、高い効率運転
を求めた空気圧縮機の空気吸入装置を公表することを目
的としている。
【0009】
【課題を解決するための手段】この目的を達成するため
に、請求項1に記載した発明は、空気圧縮機の入口側
に、空気導入部を設け、この空気導入部は空気の流れに
沿って第1流路、第2流路に画する区画壁を設け、第1
流路にはダンパを、また第2流路には冷却器を備えたこ
とを特徴とする。
【0010】この構成において、第1流路のダンパは、
冷却器運転信号、空気圧縮機運転信号のうち、いずれか
一つの信号を検知したとき、閉口することが望ましい。
【0011】請求項3に記載した発明は、空気圧縮機の
入口側に、空気導入部を設け、この空気導入部から進退
自在に移動する冷却器を設けたことを特徴とする。
【0012】この構成において、空気導入部を進退する
冷却器は、冷却器運転信号、空気圧縮機運転信号のう
ち、いずれか一つの信号を検知したとき、空気導入部の
流路位置に移動させる。
【0013】
【作用】請求項1に記載した発明において、ガスタービ
ンプラント運転中、冷却器運転信号、空気圧縮機運転信
号のいずれか一つの信号でダンパは閉口するので大気は
第2流路を通過中、冷却器で好ましく冷され、また何ら
かの事情で冷却器運転不能の場合、ダンパが開口し、第
1流路に大気が流れる。したがって、運転事情に応じて
第1、第2流路を使い分けることができるので圧力損失
の低減につながる。
【0014】請求項3に記載した発明において、冷却機
運転信号、空気圧縮機運転信号のいずれか一つの信号で
冷却器は空気導入部から進退するので、ガスタービンプ
ラントの運転上、必要なときに冷却器を使用することが
できる。したがって、冷却器の空気導入部に常時、配し
ておくよりは圧力損失の低減につながり好都合である。
【0015】
【実施例】この発明にかかる空気圧縮機の吸入装置を実
施例毎に分けて説明する。
【0016】図1はこの発明にかかる第1実施例の概略
図である。
【0017】全体をGTで示すガスタービンプラント
は、串形に配置された空気圧縮機2、ガスタービン4、
発電機6を有し、燃焼器3からガスタービン4に与えら
れる燃焼ガスで回転トルクを得、この回転トルクを発電
機6に伝え、電気出力を得ている。
【0018】一方、空気圧縮機2の入口側は、管路1を
経て空気導入部8に結ばれている。この空気導入部8
は、入口にフィルタ9を備えるとともに大気(空気)の
流れに沿って第1流路10a、第2流路10bに画成す
る区画壁10cが設けられており、第1流路10aにダ
ンパ11を、また第2流路10bに冷却器7をそれぞれ
備える構成になっている。
【0019】ダンパ11を開閉するシーケンスは、図2
に示すように、中央操作室には冷却器運転指令信号、空
気圧縮機運転信号、冷却器の冷却可能状態信号、冷却器
運転停止指令信号が表示されており、これらの信号のう
ち、空気圧縮機運転信号または冷却器の冷却可能状態信
号のいずれかの一つをキャッチすると、ダンパ11は閉
口し、また、冷却器運転停止指令信号をキャッチする
と、ダンパ11は開口するようになっている。
【0020】したがって、冷却器7の運転中、大気は第
2流路10bの冷却器7を通過し、ここで好ましく冷却
されて空気圧縮機2に送り出されるので、夏季の気温の
高いときでもガスタービンプラントGTは、圧力損失に
よるパワーダウンすることなく高い効率の下、運転をす
ることができる。なお、冷却器7に事故等何らかの事情
が発生した場合、運転停止指令信号が入ると、ダンパ1
1は開口し、第1流路10aから空気圧縮機2に大気が
与えられて運転が続行される。
【0021】図3は、この発明にかかる第2実施例の概
略図である。この実施例は、空気導入部8の冷却器12
を流路14を横断して進退させたものであり、冷却器1
2の進退は、図4のシーケンスに示すように、冷却器運
転指令信号、空気圧縮機運転信号、冷却器の冷却可能状
態信号のいずれか一つの信号で収納部13から流路8に
進み、また冷却器運転停止指令信号により流路14から
収納部13に戻されるようになっている。
【0022】したがって、ガスタービンプラントGTの
運転上、必要なときに大気は冷却器12により冷却する
ことができ、冷却器12を流路14に常時設置しておく
場合にくらべて圧力損失低減につながる。
【0023】
【発明の効果】以上の説明のとおり、この発明にかかる
空気圧縮機の吸入装置において、空気圧縮機の入口側に
設けた空気導入部は、流路を区分けし、一の流路にダン
パを、他の一の流路に冷却器を配することにより、また
空気導入部の冷却器を進退させることにより、運転事情
に応じて冷却器を使い分けることができるので、流路を
通る大気の圧力損失を比較的少なくして空気圧縮機に送
り出すことができる。したがって、夏季の気温の高いと
きでもガスタービンプラントは高い効率で運転すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例を示す概略図。
【図2】第1実施例の制御ブロック図。
【図3】この発明の第2実施例を示す概略図。
【図4】第2実施例の制御ブロック図。
【図5】従来の実施例を示す概略図。
【符号の説明】
2 空気圧縮機 3 燃焼器 4 ガスタービン 6 発電機 7,12 冷却器 8 空気導入部 10a 第1流路 10b 第2流路 10c 区画壁 11 ダンパ GT ガスタービンプラント

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 空気圧縮機の入口側に、空気導入部を設
    け、この空気導入部に空気の流れに沿って第1流路、第
    2流路を画成する区画壁を設け、第1流路にはダンパ
    を、また第2流路には冷却器をそれぞれ備えたことを特
    徴とする空気圧縮機の空気吸入装置。
  2. 【請求項2】 第1流路のダンパは、冷却器運転信号、
    空気圧縮機運転信号のうち、いずれか一つの信号を検知
    したときに閉口することを特徴とする請求項1記載の空
    気圧縮機の空気吸入装置。
  3. 【請求項3】 空気圧縮機の入口側に、空気導入部を設
    け、この空気導入部から進退自在に移動する冷却器を設
    けたことを特徴とする空気圧縮機の空気吸入装置。
  4. 【請求項4】 空気導入部を進退する冷却器は、冷却器
    運転信号、空気圧縮機運転信号のうち、いずれか一つの
    信号を検知したとき、空気導入部の流路位置に移動する
    ことを特徴とする請求項1記載の空気圧縮機の空気吸入
    装置。
JP32991996A 1996-12-10 1996-12-10 空気圧縮機の空気吸入装置 Expired - Lifetime JP2914928B2 (ja)

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Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2014227945A (ja) * 2013-05-23 2014-12-08 東京電力株式会社 吸気冷却装置、ガスタービンプラント、及び吸気冷却方法

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2014227945A (ja) * 2013-05-23 2014-12-08 東京電力株式会社 吸気冷却装置、ガスタービンプラント、及び吸気冷却方法

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