JPH09183328A - 成形シート部分を備えた子供用シート - Google Patents
成形シート部分を備えた子供用シートInfo
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- JPH09183328A JPH09183328A JP8179741A JP17974196A JPH09183328A JP H09183328 A JPH09183328 A JP H09183328A JP 8179741 A JP8179741 A JP 8179741A JP 17974196 A JP17974196 A JP 17974196A JP H09183328 A JPH09183328 A JP H09183328A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】 本発明の目的は、自動車シート上に取り付け
られるように設計された子供用シートであって、従来形
式のシートに比べ非常に簡単に製造できる構造を有し、
自動車シート上に容易に配置でき、且つ自動車に設けら
れた安全ベルトにより自動車シートに取り付けられる子
供用シートを提供することにある。 【解決手段】 座部２および背部３を有し、且つ膝部７
および胸部９を備えた３点式安全ベルト６が設けられた
自動車シート５上に置き且つ固定できる子供用シートに
おいて、座部２は、自動車シート５上に直接置くことが
できる底面１４と、座部２のリムを形成する側面１５と
を有し、底面１４は、第１位置にある安全ベルト６の膝
部７のための、前記側面１５の開放スロット１９と連通
する第１通路１８と、子供用シートの背部３に固定され
た安全ハーネス２３の肩ストラップ２２のための開口２
１と連通する第２通路２０とを有することを特徴とする
子供用シート。
られるように設計された子供用シートであって、従来形
式のシートに比べ非常に簡単に製造できる構造を有し、
自動車シート上に容易に配置でき、且つ自動車に設けら
れた安全ベルトにより自動車シートに取り付けられる子
供用シートを提供することにある。 【解決手段】 座部２および背部３を有し、且つ膝部７
および胸部９を備えた３点式安全ベルト６が設けられた
自動車シート５上に置き且つ固定できる子供用シートに
おいて、座部２は、自動車シート５上に直接置くことが
できる底面１４と、座部２のリムを形成する側面１５と
を有し、底面１４は、第１位置にある安全ベルト６の膝
部７のための、前記側面１５の開放スロット１９と連通
する第１通路１８と、子供用シートの背部３に固定され
た安全ハーネス２３の肩ストラップ２２のための開口２
１と連通する第２通路２０とを有することを特徴とする
子供用シート。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、３点式安全ベルト
が設けられた自動車シート上に置かれ且つ固定されるよ
うに設計された、座部および背部を備えた子供用シート
に関する。
が設けられた自動車シート上に置かれ且つ固定されるよ
うに設計された、座部および背部を備えた子供用シート
に関する。
【０００２】
【従来の技術】この形式の子供用シートは、種々の方法
で自動車シートに固定される。或る場合には、これらの
子供用シートは、自動車の安全ベルトのアンカー点に取
り付けられる特殊なストラップにより固定される。この
種の固定方法は、子供用シートに特別な固定手段を要す
るという欠点がある。自動車に使用するように設計され
た従来技術による他の子供用シートは、安全ベルト（標
準形のものは、通常、自動車シートに取り付けられた膝
部と胸部とを備えた３点式安全ベルト）により自動車シ
ートに固定される。子供用シートは、通常、安全ベルト
の膝部を、自動車シート上に置かれる支持体（該支持体
に、子供用シートの座部が固定される）に設けられた開
口に通すことにより、場合によっては調節可能な仕方
で、所定位置に保持される。自動車シートの安全ベルト
の胸部は、例えば欧州特許出願第４４７ ０９７号（Br
itax) に記載されているように、膝部と同じ場所に通さ
れる。例えば、欧州特許出願第３５３ ３７７号（Conc
ord)に記載されたような他の態様では、自動車の安全ベ
ルトの胸部が、子供用シートの背部の後ろで、該子供用
シートに設けられた案内手段に通される。案内手段に
は、例えばドイツ国特許出願第４１ ０８ ６６０号に
記載されているような安全ベルトの胸部を不動化する手
段を設けることができる。
で自動車シートに固定される。或る場合には、これらの
子供用シートは、自動車の安全ベルトのアンカー点に取
り付けられる特殊なストラップにより固定される。この
種の固定方法は、子供用シートに特別な固定手段を要す
るという欠点がある。自動車に使用するように設計され
た従来技術による他の子供用シートは、安全ベルト（標
準形のものは、通常、自動車シートに取り付けられた膝
部と胸部とを備えた３点式安全ベルト）により自動車シ
ートに固定される。子供用シートは、通常、安全ベルト
の膝部を、自動車シート上に置かれる支持体（該支持体
に、子供用シートの座部が固定される）に設けられた開
口に通すことにより、場合によっては調節可能な仕方
で、所定位置に保持される。自動車シートの安全ベルト
の胸部は、例えば欧州特許出願第４４７ ０９７号（Br
itax) に記載されているように、膝部と同じ場所に通さ
れる。例えば、欧州特許出願第３５３ ３７７号（Conc
ord)に記載されたような他の態様では、自動車の安全ベ
ルトの胸部が、子供用シートの背部の後ろで、該子供用
シートに設けられた案内手段に通される。案内手段に
は、例えばドイツ国特許出願第４１ ０８ ６６０号に
記載されているような安全ベルトの胸部を不動化する手
段を設けることができる。
【０００３】従来技術によるこれらの子供用シートの一
般的構造は、自動車シート上に置かれて子供用シートの
座部を受け入れるように設計されているため幾分複雑で
ある。自動車シートに取り付けられる支持体に対して子
供用シートを傾斜させる手段を設けることができる。他
の子供用シートは自動車シート上に直接置かれ、且つ充
分な身長をもつ子供は自動車の安全ベルトにより拘束さ
れる（安全ベルトは、同時に子供用シートをも拘束す
る）。しかしながら、この構造形式は、通常９〜１８ｋ
ｇの体重をもつ１〜２才以下の年齢の子供には適してい
ない。これらの子供は、特別なハーネスで拘束するのが
好ましい。この場合には、子供用シートを自動車シート
に固定するための他の手段を設けなくてはならない。
般的構造は、自動車シート上に置かれて子供用シートの
座部を受け入れるように設計されているため幾分複雑で
ある。自動車シートに取り付けられる支持体に対して子
供用シートを傾斜させる手段を設けることができる。他
の子供用シートは自動車シート上に直接置かれ、且つ充
分な身長をもつ子供は自動車の安全ベルトにより拘束さ
れる（安全ベルトは、同時に子供用シートをも拘束す
る）。しかしながら、この構造形式は、通常９〜１８ｋ
ｇの体重をもつ１〜２才以下の年齢の子供には適してい
ない。これらの子供は、特別なハーネスで拘束するのが
好ましい。この場合には、子供用シートを自動車シート
に固定するための他の手段を設けなくてはならない。
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、自動
車シート上に取り付けられるように設計された子供用シ
ートであって、従来形式のシートに比べ非常に簡単に製
造できる構造を有し、自動車シート上に容易に配置で
き、且つ自動車に設けられた安全ベルトにより自動車シ
ートに取り付けられる子供用シートを提供することにあ
る。本発明の他の目的は、特に有効且つ安全な方法で自
動車シートに固定できる上記形式の子供用シートを提供
することにある。本発明の他の目的は、通常、約９〜１
８ｋｇの体重の小さな子供に使用できる上記種類の子供
用シートであって、子供を、シートに設けられる安全ハ
ーネス（適当な手段により子供用シートの背部および座
部に固定される）によりシートに拘束し、子供の体重が
約１８ｋｇ以上であるときには、子供用シートから安全
ハーネスを取り外して、自動車の安全ベルトにより子供
を子供用シートに完全に固定するように、自動車シート
への子供用シートの固定方法を変えることができる子供
用シートを提供することにある。
車シート上に取り付けられるように設計された子供用シ
ートであって、従来形式のシートに比べ非常に簡単に製
造できる構造を有し、自動車シート上に容易に配置で
き、且つ自動車に設けられた安全ベルトにより自動車シ
ートに取り付けられる子供用シートを提供することにあ
る。本発明の他の目的は、特に有効且つ安全な方法で自
動車シートに固定できる上記形式の子供用シートを提供
することにある。本発明の他の目的は、通常、約９〜１
８ｋｇの体重の小さな子供に使用できる上記種類の子供
用シートであって、子供を、シートに設けられる安全ハ
ーネス（適当な手段により子供用シートの背部および座
部に固定される）によりシートに拘束し、子供の体重が
約１８ｋｇ以上であるときには、子供用シートから安全
ハーネスを取り外して、自動車の安全ベルトにより子供
を子供用シートに完全に固定するように、自動車シート
への子供用シートの固定方法を変えることができる子供
用シートを提供することにある。
【０００５】
【課題を解決するための手段】本発明の子供用シート
は、座部および背部を有し、且つ膝部および胸部を備え
た３点式安全ベルトが設けられた自動車シート上に置き
且つ固定することができる。本発明によれば、座部は、
自動車シート上に直接置くことができる底面と、座部の
リムを形成する側面とを有し、底面は、第１位置にある
安全ベルトの膝部のための、前記側面の開放スロットと
連通する第１通路と、子供用シートの背部に固定された
安全ハーネスの肩ストラップのための開口と連通する第
２通路とを有している。第１通路は、第２通路よりも背
部から離れているのが好ましい。第１通路および第２通
路は、座部の底面の同じ部分に配置され、壁により分離
されている。この壁は、安全ハーネスの肩ストラップの
ための開口の境界を形成し、これらの開口は、前記両通
路を分離する壁により閉鎖することができる。前記側面
は、好ましくは、第２位置にある安全ベルトの膝部を受
け入れる前記開放スロットの一方の側面の境界を形成す
るフック状部分を有している。
は、座部および背部を有し、且つ膝部および胸部を備え
た３点式安全ベルトが設けられた自動車シート上に置き
且つ固定することができる。本発明によれば、座部は、
自動車シート上に直接置くことができる底面と、座部の
リムを形成する側面とを有し、底面は、第１位置にある
安全ベルトの膝部のための、前記側面の開放スロットと
連通する第１通路と、子供用シートの背部に固定された
安全ハーネスの肩ストラップのための開口と連通する第
２通路とを有している。第１通路は、第２通路よりも背
部から離れているのが好ましい。第１通路および第２通
路は、座部の底面の同じ部分に配置され、壁により分離
されている。この壁は、安全ハーネスの肩ストラップの
ための開口の境界を形成し、これらの開口は、前記両通
路を分離する壁により閉鎖することができる。前記側面
は、好ましくは、第２位置にある安全ベルトの膝部を受
け入れる前記開放スロットの一方の側面の境界を形成す
るフック状部分を有している。
【０００６】従って、子供の体重が約９〜１８ｋｇの間
にあり且つ子供用シートに取り付けられる安全ハーネス
で子供をシートに固定するのが適当である場合には、安
全ベルトの膝部を子供用シートの座部の下に配置する。
この目的のため、座部は、最初に、適当な位置において
自動車シート上に直接置かれる。自動車の３点式安全ベ
ルトは、膝部がシートの座部のリム上を通り且つ胸部が
シートの背部の後ろを通るように配置される。ベルトは
自動車のアンカー装置にロックされ、次に、この位置か
ら、安全ベルトの膝部をシートの座部の側方リム上で横
滑りさせて座部の下に入れる。側部は、フック状部分に
通す前に開放スロットを通して上に上げる。これによ
り、座部、従って子供用シートの全体が完全に所定位置
に保持され、且つ座部の下を通る安全ベルトの膝部およ
び背部の後ろを通る安全ベルトの胸部の両者により自動
車シートに固定される。年齢の大きい子供、より詳しく
は、身長の高い子供の一般的な体重である約１８ｋｇ以
上の体重の子供の場合には、自動車の安全ベルトにより
子供を直接シートに拘束するのが好ましい。この場合に
は、安全ハーネスは子供用シートから取外し、自動車の
安全ベルトの胸部は、子供用シートの背部の後ろを通す
のではなく、子供用シート上に座っている子供の前を通
す。安全ベルトの膝部は、子供用シートの座部の下に通
されるのではなく、座部の上に通され、座部の側面に設
けられた２つのフック状部分により保持される。
にあり且つ子供用シートに取り付けられる安全ハーネス
で子供をシートに固定するのが適当である場合には、安
全ベルトの膝部を子供用シートの座部の下に配置する。
この目的のため、座部は、最初に、適当な位置において
自動車シート上に直接置かれる。自動車の３点式安全ベ
ルトは、膝部がシートの座部のリム上を通り且つ胸部が
シートの背部の後ろを通るように配置される。ベルトは
自動車のアンカー装置にロックされ、次に、この位置か
ら、安全ベルトの膝部をシートの座部の側方リム上で横
滑りさせて座部の下に入れる。側部は、フック状部分に
通す前に開放スロットを通して上に上げる。これによ
り、座部、従って子供用シートの全体が完全に所定位置
に保持され、且つ座部の下を通る安全ベルトの膝部およ
び背部の後ろを通る安全ベルトの胸部の両者により自動
車シートに固定される。年齢の大きい子供、より詳しく
は、身長の高い子供の一般的な体重である約１８ｋｇ以
上の体重の子供の場合には、自動車の安全ベルトにより
子供を直接シートに拘束するのが好ましい。この場合に
は、安全ハーネスは子供用シートから取外し、自動車の
安全ベルトの胸部は、子供用シートの背部の後ろを通す
のではなく、子供用シート上に座っている子供の前を通
す。安全ベルトの膝部は、子供用シートの座部の下に通
されるのではなく、座部の上に通され、座部の側面に設
けられた２つのフック状部分により保持される。
【０００７】このようにして、子供用シートおよび子供
は、自動車の安全ベルトによって自動車に完全に拘束さ
れる。好ましくは、各フックは、第２位置にある安全ベ
ルトの膝部のための支持縁部を備えている。好ましく
は、背部は、その後面に、安全ベルトの胸部のための通
路手段を有する。該通路手段は、安全ベルトの胸部を不
動化する手段を備えていてもよい。好ましい一実施例で
は、背部を異なる傾斜位置に配置でき且つ非使用時に背
部と座部とを分離して子供用シートの嵩を減少できるよ
うに、背部は座部にヒンジ連結されている。座部は、合
成材料から成形されるシェルの形態であるのが好まし
い。座部は、金属シートから形成することもできる。
は、自動車の安全ベルトによって自動車に完全に拘束さ
れる。好ましくは、各フックは、第２位置にある安全ベ
ルトの膝部のための支持縁部を備えている。好ましく
は、背部は、その後面に、安全ベルトの胸部のための通
路手段を有する。該通路手段は、安全ベルトの胸部を不
動化する手段を備えていてもよい。好ましい一実施例で
は、背部を異なる傾斜位置に配置でき且つ非使用時に背
部と座部とを分離して子供用シートの嵩を減少できるよ
うに、背部は座部にヒンジ連結されている。座部は、合
成材料から成形されるシェルの形態であるのが好まし
い。座部は、金属シートから形成することもできる。
【０００８】
【発明の実施の形態】本発明は、非制限的な例として与
えられる一実施例の詳細な説明からおよび添付図面を参
照してより良く理解されよう。添付図面に示すように、
本発明の子供用シート１は、座部２と、該座部２に水平
ヒンジピン４の回りで関節連結された背部３とを有す
る。シート１は３点式安全ベルト６が設けられた自動車
シート５上に置かれ、安全ベルト６は、自動車のボディ
シェルの低位置のアンカー点８に固定された膝部７と、
ボディシェルの高位置に取り付けられたアンカー点１０
に固定された胸部９とを有する。通常、膝部７および胸
部９はバックル１１に自由に通された単一且つ同一ベル
トの各部であり、バックル１１は、通常、自動車シート
５の座部クッションと背部クッションとの間から突出す
るストラップ１３を介して自動車のボディシェルに取り
付けられたロッキング装置１２内に挿入される。図示の
例では、シート１の座部２は、図２の断面図および図３
の底面図に最も明瞭に示す成形合成材料シェルである。
座部２の底面１４は、図１に示すように自動車シート５
上に直接置かれ、子供用シート１と自動車シート５との
間にいかなる種類の支持体をも設ける必要はない。座部
２は、該座部２のリム１６を形成する同一で且つ対称的
な側面１５を有する。好ましくは、これらのリム１６は
丸められており且つ背部から離れた傾斜前部１７を有す
る。
えられる一実施例の詳細な説明からおよび添付図面を参
照してより良く理解されよう。添付図面に示すように、
本発明の子供用シート１は、座部２と、該座部２に水平
ヒンジピン４の回りで関節連結された背部３とを有す
る。シート１は３点式安全ベルト６が設けられた自動車
シート５上に置かれ、安全ベルト６は、自動車のボディ
シェルの低位置のアンカー点８に固定された膝部７と、
ボディシェルの高位置に取り付けられたアンカー点１０
に固定された胸部９とを有する。通常、膝部７および胸
部９はバックル１１に自由に通された単一且つ同一ベル
トの各部であり、バックル１１は、通常、自動車シート
５の座部クッションと背部クッションとの間から突出す
るストラップ１３を介して自動車のボディシェルに取り
付けられたロッキング装置１２内に挿入される。図示の
例では、シート１の座部２は、図２の断面図および図３
の底面図に最も明瞭に示す成形合成材料シェルである。
座部２の底面１４は、図１に示すように自動車シート５
上に直接置かれ、子供用シート１と自動車シート５との
間にいかなる種類の支持体をも設ける必要はない。座部
２は、該座部２のリム１６を形成する同一で且つ対称的
な側面１５を有する。好ましくは、これらのリム１６は
丸められており且つ背部から離れた傾斜前部１７を有す
る。
【０００９】底面１４には第１溝状通路１８が設けられ
ており、該第１溝状通路１８は、側面１５においてリム
１６から該通路１８まで延びている２つの開放スロット
１９と連通している。通路１８の幅は安全ベルト６の幅
に適合し、従って膝部７を受け入れることができる。底
面１４は更に、開口２１と連通する第２溝状通路２０を
有している。通路２０は、安全ハーネス２３の肩ストラ
ップ２２を受け入れるようになっている（図１）。肩ス
トラップ２２の自由端は、固定手段２４により、シート
１の背部３に固定される（図１および図２）。好ましく
は、通路１８、２０は、開口２１の前端部を閉鎖する隔
壁２０ａにより分離される。通路１８は通路２０の前方
にある（すなわち通路２０よりも背部３から離れた位置
にある）。別の構成として隔壁２０ａを省略することが
でき、その場合には、両通路１８、２０を底面１４の単
一領域（例えば単一溝）で形成できる。この場合には、
開口２１は開放スロット１９の後部により構成される。
側面１５は更に、開放スロット１９の一方の側部の境界
を定めるフック状部分２５を有している。各フック状部
分２５は、その下部に支持リム２６を有しており、該支
持リム２６上に安全ベルト６の膝部７が通され且つ支持
される。
ており、該第１溝状通路１８は、側面１５においてリム
１６から該通路１８まで延びている２つの開放スロット
１９と連通している。通路１８の幅は安全ベルト６の幅
に適合し、従って膝部７を受け入れることができる。底
面１４は更に、開口２１と連通する第２溝状通路２０を
有している。通路２０は、安全ハーネス２３の肩ストラ
ップ２２を受け入れるようになっている（図１）。肩ス
トラップ２２の自由端は、固定手段２４により、シート
１の背部３に固定される（図１および図２）。好ましく
は、通路１８、２０は、開口２１の前端部を閉鎖する隔
壁２０ａにより分離される。通路１８は通路２０の前方
にある（すなわち通路２０よりも背部３から離れた位置
にある）。別の構成として隔壁２０ａを省略することが
でき、その場合には、両通路１８、２０を底面１４の単
一領域（例えば単一溝）で形成できる。この場合には、
開口２１は開放スロット１９の後部により構成される。
側面１５は更に、開放スロット１９の一方の側部の境界
を定めるフック状部分２５を有している。各フック状部
分２５は、その下部に支持リム２６を有しており、該支
持リム２６上に安全ベルト６の膝部７が通され且つ支持
される。
【００１０】背部３の後面２７には通路手段２８が設け
られており、該通路手段２８は、安全ベルト６の胸部９
を案内するようになっている。別の実施例では、通路手
段２８には、安全ベルト６の胸部９を不動化する装置を
設けることもできる。股ストラップ２９が、アンカー手
段３０により座部２に着脱可能に固定される。股ストラ
ップ２９はロッキング装置３１を支持しており、該ロッ
キング装置は、ハーネス２３の肩ストラップ２２の分枝
部に沿って摺動するバックル３２を受け入れることもで
きる。子供がシート１上に置かれたならば、バックル３
２をロッキング装置３１に固定することによりハーネス
２３が固定される。本発明の子供用シートは、子供の身
長に基づいて、種々の方法で使用できる。通常、体重１
８ｋｇ以下の小さな子供は、安全ハーネス２３によりシ
ート１に固定しなければならない。この場合、シート１
は、図１に示すようにして自動車シート５上に置かれ
る。自動車の安全ベルト６が引き出されて、胸部９が背
部３の後ろの案内手段２８に通される。膝部７は座部２
の側方リム１６上に置かれる。ロッキング装置１２を用
いて安全ベルト６がロックされる。次に、子供用シート
１は、膝部７を、側方リム１６に沿っておよび該リムの
傾斜前方部１７を下降するように単に滑らせて、膝部７
が座部２の底面１４の下を通って通路１８内に入ること
ができるようにし、膝部７の両側部が、図１に示すよう
に２つの支持縁２６上に通されるまで、開放スロット１
９を通って座部２の両側で持ち上げることにより自動車
シート５に固定される。子供用シート１は自動車の安全
ベルト６により確実且つ安全に固定される。子供は、安
全ハーネス２３によりシート１に固定される。安全ハー
ネス２３がシート１に取り付けられ且つ肩ストラップ２
２が座部２の下の第２通路２０内に通されるため、子供
は確実に保持される。
られており、該通路手段２８は、安全ベルト６の胸部９
を案内するようになっている。別の実施例では、通路手
段２８には、安全ベルト６の胸部９を不動化する装置を
設けることもできる。股ストラップ２９が、アンカー手
段３０により座部２に着脱可能に固定される。股ストラ
ップ２９はロッキング装置３１を支持しており、該ロッ
キング装置は、ハーネス２３の肩ストラップ２２の分枝
部に沿って摺動するバックル３２を受け入れることもで
きる。子供がシート１上に置かれたならば、バックル３
２をロッキング装置３１に固定することによりハーネス
２３が固定される。本発明の子供用シートは、子供の身
長に基づいて、種々の方法で使用できる。通常、体重１
８ｋｇ以下の小さな子供は、安全ハーネス２３によりシ
ート１に固定しなければならない。この場合、シート１
は、図１に示すようにして自動車シート５上に置かれ
る。自動車の安全ベルト６が引き出されて、胸部９が背
部３の後ろの案内手段２８に通される。膝部７は座部２
の側方リム１６上に置かれる。ロッキング装置１２を用
いて安全ベルト６がロックされる。次に、子供用シート
１は、膝部７を、側方リム１６に沿っておよび該リムの
傾斜前方部１７を下降するように単に滑らせて、膝部７
が座部２の底面１４の下を通って通路１８内に入ること
ができるようにし、膝部７の両側部が、図１に示すよう
に２つの支持縁２６上に通されるまで、開放スロット１
９を通って座部２の両側で持ち上げることにより自動車
シート５に固定される。子供用シート１は自動車の安全
ベルト６により確実且つ安全に固定される。子供は、安
全ハーネス２３によりシート１に固定される。安全ハー
ネス２３がシート１に取り付けられ且つ肩ストラップ２
２が座部２の下の第２通路２０内に通されるため、子供
は確実に保持される。
【００１１】身長の高い子供（特に、約１８ｋｇ以上の
体重をもつ子供）の場合には、安全ハーネス２３を取り
外すのが好ましい。固定手段２４およびアンカー手段３
０はハーネスストラップの取外しを可能にするため、安
全ハーネス２３の取外しは簡単な作業である。この場合
には、シート１は図４に示すように自動車シート５上に
取り付けられる。前の場合と同様に、座部２は自動車シ
ート５上に直接置かれる。子供はシート１内に置かれ
る。この場合、安全ベルト６はロッキング装置１２に取
り付けられ、胸部９は子供の前、従って背部３の前に通
される。膝部７は、子供の大腿部上に通され、次に、リ
ム１６の上部から支持リム２６へと移動され、フック２
５のレベルで開放スロット１９の上部から出る。この場
合、子供は、自動車の安全ベルト６の膝部７および胸部
９により直接シート１に固定される。事故の場合には、
子供およびシート１はフック２５により自動車シート５
に確実に固定される。図示の好ましい実施例では、背部
３は、ヒンジピン４により座部２に対して種々の位置に
傾斜でき、背部３を適当な位置に固定するのに、図示し
ない手段が使用される。
体重をもつ子供）の場合には、安全ハーネス２３を取り
外すのが好ましい。固定手段２４およびアンカー手段３
０はハーネスストラップの取外しを可能にするため、安
全ハーネス２３の取外しは簡単な作業である。この場合
には、シート１は図４に示すように自動車シート５上に
取り付けられる。前の場合と同様に、座部２は自動車シ
ート５上に直接置かれる。子供はシート１内に置かれ
る。この場合、安全ベルト６はロッキング装置１２に取
り付けられ、胸部９は子供の前、従って背部３の前に通
される。膝部７は、子供の大腿部上に通され、次に、リ
ム１６の上部から支持リム２６へと移動され、フック２
５のレベルで開放スロット１９の上部から出る。この場
合、子供は、自動車の安全ベルト６の膝部７および胸部
９により直接シート１に固定される。事故の場合には、
子供およびシート１はフック２５により自動車シート５
に確実に固定される。図示の好ましい実施例では、背部
３は、ヒンジピン４により座部２に対して種々の位置に
傾斜でき、背部３を適当な位置に固定するのに、図示し
ない手段が使用される。
【００１２】従って本発明は、装着および使用が容易で
あり、且つ子供の身長の如何に係わらず、特に有効な方
法で自動車シートに固定されるシートを提供する。
あり、且つ子供の身長の如何に係わらず、特に有効な方
法で自動車シートに固定されるシートを提供する。
【図１】通常、９〜１８ｋｇの体重をもつ小さな子供が
使用するように自動車シート上に装着された本発明の子
供用シートを示す斜視図であり、図面を簡単化するため
子供用シートのパッドは省略されている。
使用するように自動車シート上に装着された本発明の子
供用シートを示す斜視図であり、図面を簡単化するため
子供用シートのパッドは省略されている。
【図２】本発明の子供用シートを構成する成形合成材料
シェルを示す断面図である。
シェルを示す断面図である。
【図３】子供用シートの座部の底面図である。
【図４】通常、体重１８ｋｇ以上の身長の高い子供に適
合させる方法を示す図１と同様な斜視図である。
合させる方法を示す図１と同様な斜視図である。
１ 子供用シート ２ 座部 ３ 背部 ５ 自動車シート ６ 自動車の安全ベルト ７ 安全ベルトの膝部 ９ 安全ベルトの胸部 １６ リム １８ 第１溝状通路 ２０ 第２溝状通路 ２０ａ 隔壁 ２２ 肩ストラップ ２３ 安全ハーネス ２４ 固定手段 ２５ フック状部分（フック） ２６ 支持リム ２８ 通路手段 ２９ 股ストラップ
Claims (12)
- 【請求項１】 座部（２）および背部（３）を有し、且
つ膝部（７）および胸部（９）を備えた３点式安全ベル
ト（６）が設けられた自動車シート（５）上に置き且つ
固定できる子供用シートにおいて、座部（２）は、自動
車シート（５）上に直接置くことができる底面（１４）
と、座部（２）のリムを形成する側面（１５）とを有
し、底面（１４）は、第１位置にある安全ベルト（６）
の膝部（７）のための、前記側面（１５）の開放スロッ
ト（１９）と連通する第１通路（１８）と、子供用シー
トの背部（３）に固定された安全ハーネス（２３）の肩
ストラップ（２２）のための開口（２１）と連通する第
２通路（２０）とを有することを特徴とする子供用シー
ト。 - 【請求項２】 前記第１通路（１８）は、第２通路（２
０）よりも背部（３）から離れていることを特徴とする
請求項１に記載の子供用シート。 - 【請求項３】 前記第１通路（１８）および第２通路
（２０）は、壁（２０ａ）により分離されていることを
特徴とする請求項１又は２に記載の子供用シート。 - 【請求項４】 前記第１通路と第２通路とを分離する壁
（２０ａ）は、肩ストラップ（２２）のための開口（２
１）の境界を形成し、これらの開口（２１）の一端が壁
（２０ａ）により閉鎖されていることを特徴とする請求
項３に記載の子供用シート。 - 【請求項５】 前記側面（１５）は、第２位置にある安
全ベルト（６）の膝部（７）を受け入れる前記開放スロ
ット（１９）の一方の側面の境界を形成する部分（２
５）を有していることを特徴とする請求項１〜４のいず
れか１項に記載の子供用シート。 - 【請求項６】 前記部分（２５）はフック状をなしてお
り、各フック（２５）は、第２位置にある安全ベルト
（６）の膝部（７）のための支持縁部（２６）を備えて
いることを特徴とする請求項５に記載の子供用シート。 - 【請求項７】 前記背部（３）は、その後面に、安全ベ
ルト（６）の胸部（９）のための通路手段（２８）を有
していることを特徴とする請求項１〜６のいずれか１項
に記載の子供用シート。 - 【請求項８】 前記通路手段（２８）は、安全ベルト
（６）の胸部（９）を不動化する手段を備えていること
を特徴とする請求項７に記載の子供用シート。 - 【請求項９】 前記背部（３）は、座部（２）に関節連
結されていて、背部（３）を異なる傾斜位置に配置でき
ることを特徴とする請求項１〜８のいずれか１項に記載
の子供用シート。 - 【請求項１０】 前記座部（２）は、安全ハーネス（２
３）の股ストラップ（２９）のアンカー手段（３０）を
備えていることを特徴とする請求項１〜９のいずれか１
項に記載の子供用シート。 - 【請求項１１】 前記安全ハーネス（２３）の固定手段
（２４）およびアンカー手段（３０）は、安全ハーネス
（２３）を子供用シートから分離可能にすることを特徴
とする請求項１〜１０のいずれか１項に記載の子供用シ
ート。 - 【請求項１２】 前記座部（２）は成形合成材料シェル
の形態をなすことを特徴とする請求項１〜１１のいずれ
か１項に記載の子供用シート。
Applications Claiming Priority (2)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| FR9506706A FR2735002B1 (fr) | 1995-06-07 | 1995-06-07 | Siege pour enfant a assise moulee |
| FR9506706 | 1995-06-07 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09183328A true JPH09183328A (ja) | 1997-07-15 |
Family
ID=9479703
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8179741A Pending JPH09183328A (ja) | 1995-06-07 | 1996-06-05 | 成形シート部分を備えた子供用シート |
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|---|---|
| US (1) | US5842740A (ja) |
| EP (1) | EP0747258B1 (ja) |
| JP (1) | JPH09183328A (ja) |
| KR (1) | KR970000812A (ja) |
| AT (1) | ATE206673T1 (ja) |
| DE (1) | DE69615749T2 (ja) |
| DK (1) | DK0747258T3 (ja) |
| ES (1) | ES2161993T3 (ja) |
| FR (1) | FR2735002B1 (ja) |
| PT (1) | PT747258E (ja) |
Cited By (1)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JP2003226172A (ja) * | 2002-02-05 | 2003-08-12 | Kazuo Yuki | 乗物用幼児拘束装置 |
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- 1996-06-04 AT AT96401183T patent/ATE206673T1/de not_active IP Right Cessation
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- 1996-06-04 EP EP96401183A patent/EP0747258B1/fr not_active Expired - Lifetime
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