JPH0918260A - 自動利得制御回路 - Google Patents

自動利得制御回路

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JPH0918260A
JPH0918260A JP16556595A JP16556595A JPH0918260A JP H0918260 A JPH0918260 A JP H0918260A JP 16556595 A JP16556595 A JP 16556595A JP 16556595 A JP16556595 A JP 16556595A JP H0918260 A JPH0918260 A JP H0918260A
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JP
Japan
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gain control
signal
level
value
control value
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Application number
JP16556595A
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English (en)
Inventor
Toshimichi Naoi
利道 直井
Haruhiro Shiino
玄博 椎野
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Oki Electric Industry Co Ltd
Original Assignee
Oki Electric Industry Co Ltd
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Publication date
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  • Tone Control, Compression And Expansion, Limiting Amplitude (AREA)
  • Control Of Amplification And Gain Control (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【目的】 受信立ち上げ時の急激な受信レベル変動があ
ったり、安定時に急激なレベル変動が起きた場合での、
最適な利得への追従を速くする。 【構成】 レベル変動推定部141は、測定受信強度信
号と予想受信強度信号とからレベル変動を推定して求
め、受信強度誤差を利得制御値計算部144で加算しな
いように指示するための指示信号を生成して、利得制御
値計算部144の加算器1442に与える。予測受信強
度計算部145は、現在の利得制御値から次に測定する
受信信号の強度を予測し、次の利得制御時の予測受信強
度を求めてレベル変動推定部141に与える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は自動利得制御回路に関
し、例えば、携帯電話装置における受信回路に適用し得
るものである。
【0002】
【従来の技術】近年、携帯電話機が普及しつつある。こ
れに伴い携帯電話機に対する高性能化が要求されつつあ
る。例えば、携帯電話機の受信回路には入力受信信号を
安定化して出力するための自動利得制御回路が一般的に
備えられている。この自動利得制御回路の制御性能の優
劣によって受信性能を左右し、重要な回路として種々の
構成が提案されている。
【0003】図2は一般的なデジタル処理型の自動利得
制御回路の構成図である。この図2において、入力され
たアナログ信号を増幅器1で増幅し、A/D変換器2で
デジタル信号に変換し、レベル計算回路3で増幅器1の
出力の平均パワーを計算する。次に差分器4で上記平均
パワーと、予め設定している基準レベルとの差を求め、
この差を積分回路5で積分した後、D/A変換器6でア
ナログ信号に変換する。このアナログ信号をレスポンス
関数7を通して増幅器1に供給し、入力信号のレベルが
変動しても出力信号のレベルが一定になるように増幅器
1の利得を制御していた。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、従来の
技術の自動利得制御回路では、携帯電話機のを電力投入
を行って、自動利得制御回路を制御開始したときに伝送
路のフェージングの影響を受けるなどして受信信号強度
の変動が大きい場合に、制御値が振動したりして十分に
適切な値にすることができないという問題があった。
【0005】更に、安定時に急激なレベル変動(ビルの
影に侵入したり、交差点への侵入などによる急激な受信
レベル変動)が起きた場合、追従性がないために、利得
が適切な値になるまでの時間が長くなり、その間に受信
信号の有効精度が落ちてしまう避けられなかった。
【0006】以上のようなことから、受信立ち上げ時の
急激な受信レベル変動があったり、安定時に急激なレベ
ル変動が起きた場合での、最適な利得への追従を速くす
る自動利得制御回路の提供が要請されている。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、第1の発明は、
入力信号に対して自動利得制御を行い、自動利得制御さ
れた信号を出力する信号制御手段と、この出力信号のレ
ベルを測定する信号レベル測定手段と、測定された信号
レベルから上記信号制御手段に対する利得制御値の更新
を行う利得制御手段とを備えた自動利得制御回路におい
て、以下の特徴的な構成で上述の課題を解決するもので
ある。
【0008】つまり、第1の発明は、現時点の上記信号
制御手段に対する利得制御値から、次の時点の上記信号
制御手段からの出力信号のレベルを推定する信号推定手
段と、上記推定レベルと上記信号制御手段の出力信号の
測定レベルとのレベル差を求め、このレベル差の大小に
よって、上記利得制御手段の利得制御値の更新の可否を
制御する利得制御値更新可否制御手段とを備えたもので
ある。
【0009】また、第2の発明は、入力信号に対して自
動利得制御を行い、自動利得制御された信号を出力する
信号制御手段と、この出力信号のレベルを測定する信号
レベル測定手段と、測定された信号レベルから上記信号
制御手段に対する利得制御値の更新を行う利得制御手段
とを備えた自動利得制御回路において、以下の特徴的な
構成で上述の課題を解決するものである。
【0010】即ち、測定された信号レベルと、予め設定
されている目標レベルとの比較を行って、信号レベル誤
差信号を求める信号レベル誤差算出手段と、この信号レ
ベル誤差信号の変動幅が所定の範囲内にあるか否かによ
って、予め用意している、入力信号に対する安定時制御
用の平滑化係数、又は入力信号に対するレベル変動時用
の平滑化係数のいずれかを使用して、上記信号レベル誤
差信号を平滑化するレベル変動平滑化手段とを備えると
共に、平滑化された信号から上記利得制御値の更新を行
うものである。
【0011】
【作用】上述の第1の発明によれば、信号推定手段によ
って現時点t1の利得制御値から次の時点t2の信号制
御手段からの出力信号のレベルを推定し、この推定レベ
ルと信号制御手段の出力信号の測定レベルとのレベル差
の大小によって、利得制御手段の利得制御値の更新の可
否を制御することで、受信立ち上げ時の急激な受信レベ
ル変動があっても、最適な利得への追従を速くすること
ができる。
【0012】また、上述の第2の発明によれば、信号レ
ベル誤差を求める共に、この信号レベル誤差信号の変動
幅を監視し、この変動幅が所定の範囲内にあるか否かに
よって、予め用意している、安定時制御用の平滑化係
数、又はレベル変動時用の平滑化係数のいずれかを使用
して、信号レベル誤差信号を平滑化し、平滑化された信
号から上記利得制御値の更新を行うことで、安定時に急
激なレベル変動が起きた場合でも、最適な利得への追従
を速くすることができる。
【0013】
【実施例】一般に自動利得制御回路は、(1)ある一定
の観測時間中の受信信号を観測してその間の測定受信強
度を計算する。(2)次に測定受信強度から利得制御値
を計算する。(3)最後に利得制御値に従って制御アン
プの利得を変化させる。以上の(1)〜(3)の動作を
繰り返して行うことによって受信信号の利得を制御す
る。
【0014】このような利得の制御で重要なことは、素
早く目標とする利得を得ること、即ち、追従性を良くす
ることと、測定受信強度の細かい変動につられて値が振
動することを防ぐこと、即ち、安定性を維持することを
両立することである。追従性を高めるためには、観測時
間を短くして平滑化係数を小さくすればよい。そのた
め、追従性と安定性とはトレードオフの関係にある。
【0015】実際の利得の制御においては、立ち上げ時
には追従性が要求され、一旦制御値が落ち着いた後には
安定性が要求される。そのため実際の制御には、立ち上
げ時と安定時というようにモードを2段階に分けて、そ
れぞれのモードで最適な観測時間と平滑化係数を使用す
る2段階制御を行う。このときのモードの切り替えの判
断は受信強度誤差の絶対値で行う。
【0016】そこで、本発明の好適な実施例を図面を用
いて詳細に説明する。 『第1実施例』:即ち、本第1実施例では観測時間中に
受信した受信信号から受信強度を計算する手段(a)
と、その受信強度から利得制御値を計算する手段(b)
を備える自動利得制御回路において、現在の制御時の利
得制御値から次回の制御時の予測受信強度を計算する手
段(c)と、その値と測定受信強度とを比較して制御値
の更新を行うか否かの判断を行う手段(d)とを備える
構成を採るものである。
【0017】図3は本発明の自動利得制御回路の一例の
機能構成図である。この図3において、自動利得制御回
路は、主に制御アンプ11と、A/D(アナログ/デジ
タル)変換器12と、受信強度計算部13と、制御値計
算部14と、制御部15とから構成されている。
【0018】制御アンプ11は受信入力信号を制御値計
算部14からの最適利得で増幅するための制御値を受
け、この制御値に従って受信入力信号を増幅してA/D
変換器12に与える。A/D変換器12は増幅された受
信信号に対してアナログ信号からデジタル信号に変換す
るための、サンプリング命令へクロックなどを制御部1
5から受け、1サンプルに対して例えば、10ビット程
度以上の語長に変換してデジタル受信出力信号として出
力すると共に、受信入力信号のレベル変動に応じて最適
利得制御を行うために受信強度計算部13に与える。
【0019】受信強度計算部13は、デジタル受信出力
信号を受け、制御部15からの命令やクロックなどを受
けて受信強度を計算し、受信強度信号を制御値計算部1
4に与える。制御値計算部14は、自動利得制御回路に
特に重要な回路であって、制御部15からの命令やクロ
ックなどを受け、受信強度信号から受信入力信号の変動
に応じた制御アンプ11に対する最適な利得制御値を求
めて制御アンプ11に与える。即ち、立ち上がり時と安
定時期におけるレベル変動に対する制御の追従性と、安
定性とを両立させるような制御を行うものである。制御
部15は、A/D変換器12、受信強度計算部13、制
御値計算部14などに対して、それぞれ命令やクロック
などを与えて、各処理機能を実現させるものである。
【0020】(ハードウエア構成): 図7は自動利
得制御回路の一例のハードウエア構成図である。この図
7において、自動利得制御回路のハードウエアは、制御
アンプ11と、A/D変換器12と、DSP(デジタル
シグナルプロセッサ)16とから構成される。DSP1
6は、具体的には、マイクロプロセッサ部、プログラム
ROM部、ワーキングRAM部などを基本として構成さ
れ、必要なプログラムを搭載して上述の図3の制御部1
5、受信強度計算部13、制御値計算部14などの機能
を実現するものである。
【0021】(受信強度計算部13): 図4は受信
強度計算部13の一例の機能構成図である。この図4に
おいて、受信出力信号はスイッチ131へ与えられ、観
測時間を測定するタイマ132からの観測開始の制御に
よってデジタルの受信出力信号は取り込まれ、観測を終
了すると、信号の取り込みを停止し、取り込んだ受信信
号は受信バッファ133に与えられる。受信バッファ1
33は、タイマ132から命令にによってスイッチ13
1からの受信出力信号を取り込んで蓄積する。
【0022】そして、タイマ132からの命令によって
蓄積されている受信出力信号は読み出されて測定受信強
度計算部134に与えられる。測定受信強度計算部13
4は、タイマからの命令によって、与えられるデジタル
の受信出力信号からその信号の測定受信強度を求めてこ
の測定受信強度信号を制御値計算部14に与えるもので
ある。
【0023】(第1実施例の制御値計算部14):
図1は本実施例において特徴的な第1実施例の制御値計
算部14の機能構成図である。この図1において、制御
値計算部14は、主にレベル変動推定部141と、受信
強度誤差推定部142と、平滑フィルタ143と、利得
制御値計算部144と、予測受信強度計算部145とか
ら構成されている。
【0024】レベル変動推定部141は、測定受信強度
信号と予想受信強度信号とからレベル変動を推定して求
め、受信強度誤差を利得制御値計算部144で加算しな
いように指示するための指示信号を生成して、利得制御
値計算部144の加算器1442に与える。
【0025】受信強度誤差推定部142は、上述の測定
受信強度信号と、内部で予め設定している目標受信強度
との差分を減算器1421で求め、この差分を受信強度
誤差信号として平滑フィルタ143の乗算器1434に
与える。
【0026】平滑フィルタ143は、バッファ1431
回路、乗算器1432、1434、加算器1433など
から構成される。そして、受信強度誤差信号を平滑化す
るために先ず乗算器1434で、平滑化係数β1(例え
ば、β1≦1)で乗算し、この乗算結果を加算器143
3に与える。一方、バッファ回路1431は、平滑化さ
れた過去の信号を蓄積していて、この蓄積されていた過
去の平滑化信号を乗算器1432に与える。すると乗算
器1432は、過去の平滑化信号に対して平滑化係数
(1−β2)を乗算して乗算結果を上述の加算器143
3に与える。尚、β2も、例えば、β2≦1であるもの
とする。
【0027】加算器1433は、乗算器1432からの
乗算結果信号と、乗算器1434からの乗算結果信号と
の和を求め、この加算結果信号を平滑化信号として利得
制御値計算部144の加算器1442に与える。即ち、
受信強度誤差信号に対して平滑化係数β1で固定的に増
幅させ、所定の平滑化信号を得るための変化の割合の係
数(傾斜)を平滑化係数(1−β2)で与えているので
ある。
【0028】利得制御値計算部144は、利得制御値計
算回路1441と、加算器1442とから構成される。
平滑化信号は加算器1442において利得値計算回路1
441で求められた利得制御値と加算され、新たな利得
制御値として出力される。利得値計算回路1441で求
められた利得制御値は、予測受信強度計算部145にも
与えられる。
【0029】予測受信強度計算部145は、現在の利得
制御値から次に測定する受信信号の強度を予測し、次の
利得制御時の予測受信強度を求めてレベル変動推定部1
41に与えるものである。
【0030】具体的には、制御アンプ11の直前での受
信強度が今回の観測時と同じ値であったと仮定して次回
の観測時の制御アンプ11の利得で受信信号を増幅した
場合の受信信号強度を予測値として計算する。今回の制
御アンプ11の直前の受信強度をB、次回の制御アン
プ11の直前の利得をBn+1、今回の測定受信強度を
、予測受信強度をA´n+1、今回の制御アンプ1
1の利得をC、次回の制御アンプ11の利得をC
n+1とする。
【0031】以上の仮定によって、次のような式の関係
を成立することができる。即ち、 B=Bn+1 …(1) 今回の測定受信強度は次の式で表すことができる。即
ち、 A=C*B …(2) 上記式(1)、(2)から次の式を成立することができ
る。即ち、 Bn+1=B=A/C …(3) 予測受信強度は次の式から求めることができる。即ち、 A´n+1=Cn+1*Bn+1 =Cn+1*A/C …(4)。
【0032】予想受信強度と測定受信強度との差は上述
の式(1)の仮定が間違っていたことを示すもので、こ
の二つを比較することによって制御アンプ11の直前で
の受信強度の変動を推定することができる。
【0033】(第1実施例の自動利得制御回路の動
作): 次に上述の自動利得制御回路の詳細な動作を
説明する。そこで、図5は第1実施例の自動利得制御回
路の動作フローチャートである。この図5において、先
ず、初期状態設定として、立ち上げ時観測時間t1をタ
イムエンド時間として制御部15に設定すると共に、デ
ータサンプリング回数i=−1を設定し、立ち上げ時平
滑化係数β1、β2を制御値計算部14に設定し、制御
終了判定値を立ち上げ時終了判定値として制御部15に
設定する(ステップS1)。
【0034】次にデータサンプリング回数iをカウント
する制御部15内のカウンタをインクリメント(i+
+)とし(ステップS2)、これによってi=0になる
と(ステップS3)、受信信号を受信強度計算部13に
取り込み(ステップS4)、i=タイムエンド時間にな
ると(ステップS5)、受信強度計算部13は測定受信
強度を求める(ステップS6)。次に制御値計算部14
は測定受信強度信号から立ち上げ時のレベル変動に応じ
た追従性と安定性を得る最適な利得制御値を求める(ス
テップS7)。
【0035】次に求められた最適な利得制御値を制御ア
ンプ11に出力し(ステップS8)、次にiを制御アン
プ11の安定時間−t2を制御部15のカウンタに設定
する(ステップS9)。次に利得制御値変動分の絶対値
が制御終了判定値以上の間は上記iのインクリメント
(ステップS2)〜iを制御アンプ11の安定時間−t
2を制御部15のカウンタに設定する(ステップS9)
処理を繰り返し行い(ステップS10)、利得制御値変
動分の絶対値が制御終了判定値未満になると(ステップ
S10)、立ち上げ時の最適な利得制御の処理を終了す
るものである(ステップS11)。
【0036】(第1実施例の利得制御値の計算):
次に上述の図5の利得制御値の計算方法について詳細に
説明する。そこで、図6は第1実施例の利得制御値の計
算のための処理フローチャートである。この図6におい
て、先ず、制御値計算部14における利得制御値の計算
開始(ステップS71)によって、測定受信強度と予想
受信強度との差の絶対値を求める(ステップS72)。
次に求めた差の絶対値と閾値(レベル変動の許容範囲)
との比較を行う(ステップS73)。
【0037】この比較で上述の差の絶対値が閾値未満の
場合は、通常の利得値計算を行うために、測定受信強度
と目標受信強度との差を求める(ステップS74)。次
に求められた受信強度誤差を平滑化フィルタ143で平
滑化する(ステップS75)。利得制御値計算部144
で累積和をとることによって利得制御値を求め(ステッ
プS76)、要求利得値を制御アンプ11に与えて計算
を終了する(ステップS77)。
【0038】しかしながら、上述の測定受信強度と予想
受信強度との差の絶対値が閾値(レベル変動の許容範
囲)以上の場合は(ステップS73)、制御部15は利
得制御値の更新をしないように利得制御値計算部144
を制御し、要求利得値の計算を終了するものである(ス
テップS77)。即ち、上述のステップS73からステ
ップ77へのパスがあることで追従性を損なうことなく
適切な制御を行うことができるのである。
【0039】以上のようにして、利得制御値の更新が行
われると、新しい利得制御値は制御アンプ11に出力さ
れる。また、この新しい利得制御値は予測受信強度計算
部145にも与えられる。
【0040】(第1実施例の効果): 立ち上げ時の
自動利得制御は短時間で制御値を最適なレベルに近づけ
るために追従性を高めることが一般的である。結果とし
て観測時間を短くとり、平滑化係数を大きく設定するこ
とになる。観測時間が短い場合、従来は一時的なレベル
変動があった場合にその値に制御値が追従してしまいう
まく制御ができなかたが、以上の第1実施例の自動利得
制御回路によれば、一時的なレベル変動があった時点で
の観測結果をスキップすることによって追従性を損なう
ことなく適切な制御を行うことができる。
【0041】つまり、上記スキップとは、特に図6のフ
ローチャートにおいて、測定受信強度と予想受信強度と
の差の絶対値が閾値以上であれば(ステップS73)、
ステップS74〜ステップS76までを行わず、要求利
得値の計算処理を終了する(ステップS77)処理の流
れの部分である。
【0042】『第2実施例』:本第2実施例では、一時
的でない急激なレベル変動があった場合や、設定した許
容差を越えた細かい変動が続く場合に、いつまでも制御
が終了しないということが起きないように構成するもの
である。
【0043】そこで、第2実施例では、上述の第1実施
例の自動利得制御回路において、過去の制御値の更新を
行うか否かの判断の履歴を記憶しておく手段(e)と、
その履歴に基づき利得の制御を行う手段(f)とを備え
る構成を採るものである。
【0044】具体的には、本第2実施例では制御値計算
部14を更に再構成する。図8は第2実施例の制御値計
算部14の機能構成図である。この図8において、特徴
的なことは判定履歴記憶部146を、レベル変動推定部
141と利得制御値計算部144との間に備えたことで
ある。
【0045】この判定履歴記憶部146は、レベル変動
推定部141からの利得制御値を更新させるか否かの指
示信号を受ける。そして、レベル変動推定部141が利
得制御値を更新するか否かの指示信号をどのようなレベ
ル変動条件化で出したかを記憶する。このようにして記
憶された情報に基づき高度の制御指示信号を利得制御値
計算部144に与えるものである。
【0046】具体的には、レベル変動推定部141が利
得制御値を更新するか否かの判定を行った場合に判定の
履歴を記憶する。その履歴が定められた条件を満たさな
い場合は、そのまま上述の第1実施例と同様にレベル変
動推定部141の推定に従い処理を行う。その履歴が定
められた条件を満たした場合は、満たした条件に従い決
められた処理を行う。
【0047】上記定められた条件とそのときの処理の具
体例は、例えば、利得制御値を更新しないという判定が
断続して数回起こった場合は、レベル変動の振幅が想定
していたよりも大きいため利得制御値が振動してしまっ
たと判断して立ち上げ時の制御をそこで終了するように
利得制御値計算部144に指示するものである。
【0048】また、利得制御値を更新しないという判定
が連続して発生した場合は、急激なレベル変動が一時的
なものでないとして利得制御値を更新するように指示を
出すのである。
【0049】(第2実施例の利得制御値の計算):
そこで、具体的に利得制御値の計算方法について説明す
る。図9は第2実施例の利得制御値の計算方法の処理フ
ローチャートである。この図9において、先ず、利得制
御値の計算開始によって(ステップS81)、平均受信
パワーと受信パワーの予想値の差の絶対値を計算する
(ステップS82)。次にこの差の絶対値と閾値との比
較を行う(ステップS83)。
【0050】この比較によって、上記差の絶対値が、閾
値未満であれば、次に平均受信パワーと目標パワーの差
を計算する(ステップS84)。次に受信強度誤差を平
滑化フィルタ143で平滑化を行う(ステップS8
5)。次に利得制御値を求める(ステップS86)。一
方、上記差の絶対値と閾値との比較(ステップS83)
で、上記差の絶対値が閾値以上であると判断されると、
カウンタをインクリメントし(ステップS89)、次に
更新しないという判定の回数をカウンタでカウントし、
このカウント値と終了条件とを比較する(ステップS8
7)。上記カウント値が終了条件未満の場合は、利得制
御値の計算を終了する(ステップS88)。また、上記
カウント値が終了条件以上の場合は、立ち上げ時の制御
を終了するものである(ステップS90)。
【0051】(第2実施例の効果): 従って、一時
的でない急激なレベル変動があった場合や設定した許容
差を越えた細かい変動が続く場合に、いつまでも制御が
終わらないということが起きる可能性があったが、以上
の第2実施例の自動利得制御回路によれば、制御の履歴
を記憶し、それに基づいて判断を行うようにすることに
よって、それらの問題を回避することができる。
【0052】また、実際に携帯電話装置などを使用する
伝送路の特徴に合わせて必要な条件の情報を追加するこ
とで、どのような伝送路での受信にも対応できる柔軟性
を有することができる。
【0053】『第3実施例』:本第3実施例は安定時に
急激なレベル変動が起きる場合の安定性の改善に関する
構成を示すものである。即ち、二段階制御の第2段階で
ある安定時の制御に使用される。
【0054】そこで、第3実施例では、現在の制御が通
常時か変動時かを示す第1カウンタ(g)と、制御が通
常時に受信強度誤差が正と負の閾値を超えていないかを
調べる手段(h)と、正の閾値を連続して超えた回数を
数える第2カウンタ(i)と、負の閾値を連続して超え
た回数を数える第3カウンタ(j)と、第2・第3カウ
ンタがそれぞれの閾値を超えているか否かを調べる手段
(k)と、第2・第3カウンタのいずれかが閾値を超え
ていた場合に制御を変動時のものに設定する手段(l)
と備えて、伝送路の状態を解析し、最適な平滑化係数を
判定するように構成する。更に、上述の判定に基づき平
滑化係数の値を変更する手段(m)を備えるように構成
する。
【0055】次に具体的な構成を説明する。図10は第
3実施例の制御値計算部14の機能構成図である。この
図10において、制御値計算部は、受信強度誤差計算部
142と、レベル変動推定部147と、平滑フィルタ1
43Aと、利得制御値計算部144Aとから構成されて
いる。
【0056】受信強度誤差計算部142は、上述の第1
実施例と同様な機能を果たすものである。レベル変動推
定部147は、レベル変動推定器1471を備え、受信
強度誤差計算部142からの受信強度誤差信号を取り込
み、平滑フィルタ143Aに与えると共に、レベル変動
推定器1471に取り込み、通常時平滑化係数β1a
(β2a)又はレベル変動時平滑化係数β1b(β2
b)のいずれを使用するべきかを判断し、その判断結果
に基づき、平滑化フィルタ143Aの平滑化係数を更新
制御するものである。
【0057】平滑化フィルタ143Aは、基本的な構成
は上述の第1実施例と同様に受信強度誤差信号を取り込
み平滑化係数で平滑化するわけであるが、ここで特にレ
ベル変動推定部147からの指示によって、平滑化係数
を通常時平滑化係数β1a(β2a)又はレベル変動時
平滑化係数β1b(β2b)のいずれかに設定されて平
滑化を行うものである。利得制御値計算部144Aは、
利得制御値計算回路1441Aと加算器1442Aとを
備え、平滑化された受信強度誤差信号から利得制御値を
求めるものである。
【0058】(第3実施例の自動利得制御回路の安定時
の動作): 第3実施例の自動利得制御回路の安定時
の動作を説明する。レベル変動判定部147は以下に述
べるよなアルゴリズムで受信レベルの変動幅が通常の範
囲内にあるか否かを判断し、この判断によって平滑フィ
ルタ143Aにいずれの平滑化係数を使用するかを指示
する。
【0059】初めに現在制御が通常時か、変動時かを示
す制御部15内の第1カウンタを調べる。この第1カウ
ンタは0が通常時を示し、正の値であるときは変動時を
示す。負の値をとることはない。第1カウンタが変動時
を示した場合は平滑フィルタ143Aに変動時用の平滑
化係数を使用するように指示した第1カウンタをデクリ
メントする。つまり、一旦レベルの変動時であると判断
された場合は、以下毎回判断せずに定められた回数連続
して変動時の平滑化係数を使用してその後平常に戻る。
【0060】第1カウンタが平常時を示した場合は、受
信強度誤差計算部142で計算された受信強度誤差が正
と負の閾値を超えていないかを調べる。
【0061】受信強度誤差が正の閾値を超えていた場合
は、制御部15内の第2カウンタをインクリメントし、
第3カウンタに0をセットする。受信強度誤差が負の閾
値を越えていた場合は、第3カウンタをインクリメント
し、第2カウンタに0をセットする。これによって連続
して同じ方向に閾値を超えなければ第2及び第3カウン
タのカウントが上がっていかないようにしている。どち
らの閾値も超えないときはどちらのカウンタもそのまま
の値を保持する。
【0062】次に第2及び第3カウンタが定められた値
を超えていないかを調べる。第2及び第3カウンタのい
ずれかが定められた値を超えていた場合、第2及び第3
カウンタはカウントを0にセットし、第1カウンタに初
期値(予め決められた正の値)をセットし、平滑フィル
タ143Aに変動時用の平滑化係数を使用するように指
示する。
【0063】第2及び第3カウンタが定められた値を超
えてない場合は、平常時の平滑化係数を使用するように
指示を出すのである。
【0064】(動作フロー): そこで、図11は、
第3実施例の自動利得制御回路の安定時の詳細な動作フ
ローチャートである。この図11において、先ず安定時
観測時間をタイムエンド時間として設定し、サンプリン
グ回数iを−1に設定する(ステップS21)。次にi
をカウントしている制御部15内のカウンタをインクリ
メントし(ステップS22)、i=0になると(ステッ
プS23)、受信信号を取り込み(ステップS24)、
i=タイムエンドとなると(ステップS25)、次に測
定受信強度を計算し(ステップS26)、次に最適な利
得制御値の計算を行う(ステップS27)。得られた利
得制御値を制御アンプ11に出力し(ステップS2
8)、iを制御アンプ11の−安定時間に設定して(ス
テップS29)、再びiをインクリメント(ステップS
22)して次の受信信号を取り込む。
【0065】(第3実施例の利得制御値の計算):
図12は第3実施例の利得制御値の計算方法の処理フロ
ーチャートである。この図12において、利得制御値の
計算開始によって(ステップS120)、受信強度誤差
計算を行う(ステップS121)。制御部15内の第1
カウンタの値が0であるか否かを確認する(ステップS
122)。ここで、0でないと確認されると、レベル変
動時であると判断し、レベル変動時の平滑化係数β1b
(β2b)を設定指示し、第1カウンタをデクリメント
し(ステップS133)、次に受信強度誤差を平滑フィ
ルタ143Aで平滑化し(ステップS130)、次に利
得制御値を計算し(ステップS131)、利得制御値の
計算を終了する(ステップS134)。
【0066】一方、上述の第1カウンタの値が0である
か否かの確認で(ステップS122)、0であると確認
されると、平常時であると判断して、次に受信強度誤差
と正方向閾値とを比較する(ステップS123)。正方
向(>)と判断されると、次に第2カウンタをインクリ
メントし、第3カウンタを0に設定する(ステップS1
24)。次に受信強度誤差と負方向閾値との比較を行い
(ステップS125)、受信強度誤差が負方向閾値を超
えていた場合は、第2カウンタを0にし、第3カウンタ
をインクリメントする(ステップS126)。一方、上
記受信強度誤差と正方向閾値との比較で(ステップS1
23)、負方向(≦)と判断されると、そのまま上記受
信強度誤差と負方向閾値との比較(ステップS125)
に処理を進める。
【0067】次に第2カウンタの値と、閾値1との比較
を行い(ステップS127)、閾値1未満であれば、次
に第3カウンタの値と閾値2との比較を行い(ステップ
S128)、閾値2未満であると判断されると、通常時
平滑化係数β1a(β2a)を設定するように指示する
(ステップS129)。次に受信強度誤差を平滑フィル
タ143Aで平滑化し(ステップS130)、次に利得
制御値を計算し(ステップS131)、利得制御値の計
算を終了する(ステップS134)。
【0068】尚、上述の受信強度誤差と負方向閾値との
比較で(ステップS125)、負方向閾値以下(≦)で
あると判断されると、そのまま第2カウンタの値と、閾
値1との比較(ステップS127)の処理に進む。ま
た、第2カウンタの値と閾値1との比較で(ステップS
127)、閾値1以上であると判断されると、第1カウ
ンタの値を初期値に設定し、第2カウンタと第3カウン
タの値を0に設定し(ステップS132)、レベル変動
時の平滑化係数β1b(β2b)を設定指示し、第1カ
ウンタをデクリメントする(ステップS133)。
【0069】更に、第3カウンタの値と閾値2との比較
で(ステップS128)、閾値2以上であると判断され
た場合も、第1カウンタの値を初期値に設定し、第2カ
ウンタと第3カウンタの値を0に設定し(ステップS1
32)、レベル変動時の平滑化係数β1b(β2b)を
設定指示し、第1カウンタをデクリメントするのである
(ステップS133)。
【0070】(第3実施例の効果): 従来は安定性
を高めるために観測時間を長くとり、平滑化係数を小さ
な値にする場合が多い。そのために追従性が犠牲になっ
てしまっていたので、急激なレベル変動があった場合に
適切な利得を得るまでに時間がかかってしまうことが多
かった。そこで、以上の第3実施例の自動利得制御回路
によれば、一時的ではない急激なレベル変動があった場
合に平滑化係数の値を一時的に大きくすることによって
追従性を一時的に高めることによって、大きな回路構成
を追加することなく急激なレベル変動にも対応できる。
【0071】(他の実施例): (1)尚、上述の第
1実施例においては、レベル変動推定部141の受信強
度誤差を加算しないように指示する指示信号に関して、
この指示信号は利得制御値を更新しないと判断された場
合に更新をしないように指示できれば良いのであって、
推定の結果を受信強度誤差計算部142に出力して、要
求利得を更新しないと判断された場合に受信強度誤差を
0とするように指示しても良い。
【0072】または、受信強度誤差計算部142に測定
受信強度を送る代わりに目標受信強度を送るようにして
も上述と同じような作用を得ることができる。
【0073】(2)また、上述の自動利得制御回路は、
携帯電話装置の他、有線伝送路で使用する通信装置の受
信回路や、音響を捕捉して電気信号に変換するような装
置などに適用した場合に、受信信号の自動利得制御に効
果的である。
【0074】(3)更に、上述の平滑フィルタ143
は、複数次数のループフィルタや、デジタルフィルタを
使用することも効果的である。例えば、特開平6−35
0364号公報に開示されているループフィルタを平滑
フィルタに使用することも好ましい。
【0075】
【発明の効果】以上述べた様に第1の発明によれば、現
時点の上記信号制御手段に対する利得制御値から、次の
時点の上記信号制御手段からの出力信号のレベルを推定
する信号推定手段と、上記推定レベルと上記信号制御手
段の出力信号の測定レベルとのレベル差を求め、このレ
ベル差の大小によって、上記利得制御手段の利得制御値
の更新の可否を制御する利得制御値更新可否制御手段と
を備えたことで、動作開始時(立ち上げ時)の急激な受
信レベル変動がある場合でも最適な利得への追従を速く
する自動利得回路を実現することができる。
【0076】また、第2の発明によれば、測定された信
号レベルと、予め設定されている目標レベルとの比較を
行って、信号レベル誤差を求める信号レベル誤差算出手
段と、この信号レベル誤差の変動幅が所定の範囲内にあ
るか否かによって、予め用意している、入力信号に対す
る安定時制御用の平滑化係数、又は入力信号に対するレ
ベル変動時用の平滑化係数のいずれかを使用して、上記
信号レベル誤差信号を平滑化するレベル変動平滑化手段
とを備え、平滑化された信号から上記利得制御値の更新
を行うことで、安定時に急激なレベル変動が起きた場合
での最適な利得への追従を速くする自動利得回路を実現
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例の制御値計算部の機能構成
図である。
【図2】従来技術の自動利得制御回路の一例の機能構成
図である。
【図3】第1実施例の自動利得制御回路の一例の機能構
成図である。
【図4】第1実施例の受信強度計算部の機能構成図であ
る。
【図5】第1実施例の自動利得制御回路の動作立ち上げ
時の動作フローチャートである。
【図6】第1実施例の自動利得制御回路の利得制御値の
計算の処理フローチャートである。
【図7】第1実施例の自動利得制御回路の一例のハード
ウエア構成図である。
【図8】第2実施例の自動利得制御回路の制御値計算部
の機能構成図である。
【図9】第2実施例の自動利得制御回路の利得制御値の
計算の処理フローチャートである。
【図10】第3実施例の自動利得制御回路の制御値計算
部の機能構成図である。
【図11】第3実施例の自動利得制御回路の安定時の動
作フローチャートである。
【図12】第3実施例の自動利得制御回路の利得制御値
の計算の処理フローチャートである。
【符号の説明】
11…制御アンプ、12…A/D変換器、13…受信強
度計算部、14…制御値計算部、15…制御部、16…
DSP(デジタルシグナルプロセッサ)、141…レベ
ル変動推定部、142…受信強度誤差計算部、143…
平滑フィルタ、144…利得制御値計算部、145…予
想受信強度計算部。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 入力信号に対して自動利得制御を行い、
    自動利得制御された信号を出力する信号制御手段と、こ
    の出力信号のレベルを測定する信号レベル測定手段と、
    測定された信号レベルから上記信号制御手段に対する利
    得制御値の更新を行う利得制御手段とを備えた自動利得
    制御回路において、 現時点の上記信号制御手段に対する利得制御値から、次
    の時点の上記信号制御手段からの出力信号のレベルを推
    定する信号推定手段と、 この推定レベルと上記信号制御手段の出力信号の測定レ
    ベルとのレベル差を求め、このレベル差の大小によっ
    て、上記利得制御手段の利得制御値の更新の可否を制御
    する利得制御値更新可否制御手段とを備えたことを特徴
    とする自動利得制御回路。
  2. 【請求項2】 上記利得制御値更新可否制御手段は、上
    記レベル差が、レベル変動として許容し得る所定閾値以
    上の場合は、上記利得制御値の更新を行わないように上
    記利得制御手段を制御する構成であることを特徴とする
    請求項1記載の自動利得制御回路。
  3. 【請求項3】 更に、上記利得制御値更新可否制御手段
    が、上記利得制御手段に対して制御した更新可否の制御
    情報を履歴として記憶する履歴記憶手段を備えると共
    に、 記憶された上記制御情報の履歴が、所定の条件を満たす
    場合に、上記利得制御値更新可否制御手段は予め定めら
    れた利得制御値の更新可否の制御を行う構成であること
    を特徴とする請求項1又は2記載の自動利得制御回路。
  4. 【請求項4】 上記利得制御値を更新しないという判定
    が連続して上記履歴記憶手段に記憶された場合に、上記
    利得制御値更新可否制御手段は、上記利得制御値を更新
    しないように上記利得制御手段を制御する構成であるこ
    とを特徴とする請求項3記載の自動利得制御回路。
  5. 【請求項5】 入力信号に対して自動利得制御を行い、
    自動利得制御された信号を出力する信号制御手段と、こ
    の出力信号のレベルを測定する信号レベル測定手段と、
    測定された信号レベルから上記信号制御手段に対する利
    得制御値の更新を行う利得制御手段とを備えた自動利得
    制御回路において、 測定された信号レベルと、予め設定されている目標レベ
    ルとの比較を行って、信号レベル誤差信号を求める信号
    レベル誤差算出手段と、 この信号レベル誤差信号の変動幅が所定の範囲内にある
    か否かによって、予め用意している、入力信号に対する
    安定時制御用の平滑化係数、又は入力信号に対するレベ
    ル変動時用の平滑化係数のいずれかを使用して、上記信
    号レベル誤差信号を平滑化するレベル変動平滑化手段と
    を備えると共に、 平滑化された信号から上記利得制御値の更新を行うこと
    を特徴とする自動利得制御回路。
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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2003032057A (ja) * 2001-07-12 2003-01-31 Sanyo Electric Co Ltd 利得制御方法、利得制御回路、およびその利得制御回路を利用可能な移動通信端末
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