JPH09182494A - 誘導電動機の制御装置、および誘導電動機の制御装置における電流検出手段の異常検出方法、並びに異常検出時の誘導電動機の制御方法 - Google Patents

誘導電動機の制御装置、および誘導電動機の制御装置における電流検出手段の異常検出方法、並びに異常検出時の誘導電動機の制御方法

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JPH09182494A
JPH09182494A JP7333011A JP33301195A JPH09182494A JP H09182494 A JPH09182494 A JP H09182494A JP 7333011 A JP7333011 A JP 7333011A JP 33301195 A JP33301195 A JP 33301195A JP H09182494 A JPH09182494 A JP H09182494A
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JP7333011A
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Hiroyuki Yamada
博之 山田
Atsushi Kunimi
篤史 國見
Hiroshi Katada
寛 片田
Hidekazu Otsu
英一 大津
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Hitachi Ltd
Hitachi Automotive Systems Engineering Co Ltd
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Hitachi Ltd
Hitachi Car Engineering Co Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】誘導電動機の制御装置における電流検出手段の
異常を正しく検知し、また異常時には誘導電動機として
必要十分な性能を確保する。 【解決手段】電流検出手段8の検出結果はマイクロプロ
セッサ2と電流制御回路7の双方に入力され、マイクロ
プロセッサ2にて異常を検知する。異常時には切替手段
12により電流制御回路7を切り離し、マイクロプロセ
ッサ2からの半導体駆動補助信号22にて通電を行い、
電流検出手段8の故障診断を行う。故障診断終了後、マ
イクロプロセッサ2により直接電流制御を行い、電動機
5を駆動する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、誘導電動機の制御
装置に係り、制御装置の電流検出手段の異常を検出する
方法、および電流検出手段の異常時における誘導電動機
の制御方法に関する。
【0002】
【従来の技術】誘導電動機の制御装置において、電流検
出手段の異常を検出する方法としては、3相の電流検出
手段のいずれかの出力値が所定の時間零となることを検
出する方法が特開平4−45078号公報に掲載されている。
【0003】電流検出手段の異常時における誘導電動機
の駆動方法については、電流検出手段が正常である場合
には誘導電動機をベクトル制御で駆動し、電流検出手段
が異常となった場合には電流検出手段の信号を用いない
滑り周波数制御により電動機を駆動するという方法が、
特開平2−266884 号公報に開示されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】特開平4−45078号公報
に記載されている方法では、電流検出手段が正常であっ
ても異常と判断する場合がある。
【0005】たとえば電流検出手段に供給される電源ラ
インやアースラインなどに異常が発生した場合などは、
オフセットのみが重畳した場合など、電流検出手段の出
力が零とならない可能性がある。また、電流制御回路の
異常により電流制御回路の出力が零となった場合でも、
電流検出手段の出力は零となる。
【0006】すなわち、電流検出手段の出力が所定の時
間零であることは、必ずしも電流検出回路の故障を示唆
するものではない。よってこの方法は、電流検出手段の
異常を誤って検出する可能性がある。
【0007】また特願平2−266884 号公報に記載されて
いる制御方法は、電流検出手段の故障時に誘導電動機の
性能を十分に発揮することができない。
【0008】この方法は、電流検出手段の異常時におい
て、誘導電動機の滑り周波数制御を行うものである。し
かしこの滑り周波数制御は過渡状態において必要とされ
る加減速能力がベクトル制御に比べ非常に劣っている。
【0009】電動機内においてトルクを発生するための
磁束が確立するには、電動機の電気的定数によって決ま
る一定の時間が必要である。ベクトル制御においては、
電流のフィードバックによって電動機電流の位相を操作
し、電動機電流の磁束成分を制御できることから、電動
機内の磁束確立までの時間を短縮することができる。一
方、上記公報に記載の滑り周波数制御は、電流のフィー
ドバックを使用しない制御方法であることから、電流機
電流の磁束成分を制御することができず、トルク発生ま
での時間を短縮することができない。
【0010】すなわち、電流検出手段の異常時にあって
は、加減速能力を十分確保できず、誘導電動機として必
要十分な性能を持続できないという問題を生ずるもので
ある。
【0011】上記の問題に鑑み、本発明は電流検出手段
の異常を正しく検知する異常検出方法、また電流検出手
段の異常時には、誘導電動機の性能を必要十分に確保で
きる誘導電動機の制御装置、および制御方法を提供する
ことを目的とする。
【0012】
【課題を解決するための手段】上記目的は、誘導電動機
に供給される電流の値を検出する電流検出手段の異常検
出方法において、前記電流検出手段によって検出した3
相の電流値の和が所定の値を超えたことを以て前記電流
検出手段が異常であると判断することを特徴とする電流
検出手段の異常検出方法によって達成される。
【0013】電流検出手段の異常時における上記目的
は、電流検出手段により検出された電流値により電力変
換手段を制御する手段を前記電力変換手段から切り放す
第1のステップと、中央演算手段が前記電力変換手段を
直接制御することによって前記誘導電動機を制御する第
2のステップから構成されることを特徴とする電流検出
手段の異常時における誘導電動機の制御方法によって達
成される。
【0014】また、電力半導体によって駆動電源の電力
を変換して誘導電動機に供給する電力変換手段と、前記
電力変換手段から前記誘導電動機へ供給される電流の値
を検出する電流検出手段と、前記電流検出手段により検
出された電流値により前記電力変換手段を制御する電流
制御手段と、前記電流制御手段を制御する制御手段とを
備えた誘導電動機の制御装置において、前記制御手段
は、前記電流検出手段の異常時に前記電流制御手段を前
記電力変換手段より切り離し、前記電力変換手段を直接
制御する手段を備えたことを特徴とする誘導電動機の制
御装置によって達成される。
【0015】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例として、本発明
を採用した電気車の駆動装置を図を用いて説明する。
【0016】図1は本発明の電気車の制御装置の基本構
成を示す図である。基本的には、電源16の電力が電力
変換手段14によって3相電流に変換され、電動機5を
駆動する構成である。その際制御手段1は、アクセル装
置3とシフト選択装置4からの信号に基づいて電力変換
手段14の出力を調節,制御する。
【0017】制御手段1にはマイクロプロセッサ2が内
蔵されており、アクセル装置3とシフト選択装置4から
の信号、および電源16の電圧検出信号19と電動機5
に取り付けられた回転検出手段20からの回転数信号2
1を突き合わせながら、電動機5を駆動するための駆動
指令値6を電流制御回路7に対して演算出力する。
【0018】電流制御回路7には、上記の駆動指令値6
と、電流検出手段8によって検出された電動機5の3相
の電流を検出した電流検出信号9が入力される。これら
2つの値の比較突き合わせにより、駆動回路13に対し
て駆動信号10を出力する。駆動回路13は、駆動信号
10に基づいて電力変換手段14の内部の電力半導体1
5を動作させるための半導体駆動信号18を生成し、切
替手段12を通じて電力半導体15に伝達する。切替手
段12は、マイクロプロセッサ2から出力される駆動信
号出力許可信号11によって図中のa側,b側に切り替
わるが、通常の状態ではa側に切り替えられており、半
導体駆動信号18はそのまま電力半導体15に伝達され
るものである。
【0019】電力半導体15には電源16の電源をコン
デンサ17で平滑した電力が供給されており、半導体駆
動信号18に基づいて電源16の電源が3相電流に変換
され、電動機5に供給される。
【0020】通常の状態においては、以上のようにして
電動機5が駆動されるものである。次に電流検出手段8
の異常発生時において動作する構成要素について説明す
る。
【0021】マイクロプロセッサ2は、電流制御回路7
と同様に電動機5に供給される3相の電流検出信号9が
入力される。また駆動回路13から出力される半導体駆
動信号18と同じ内容の信号、すなわち図における半導
体駆動補助信号22を電力半導体15に出力する。
【0022】半導体駆動補助信号22は、電力半導体1
5に入力される前に切替手段12を通過するが、通常の
状態では前述のようにa側に接続されており、電力半導
体15とは切り離されている。
【0023】電流検出手段8の異常時には、マイクロプ
ロセッサ2が駆動信号出力許可信号11を操作し、切替
手段12をb側に接続する。このことによって電流制御
回路7と駆動回路13が切り離され、マイクロプロセッ
サ2からの半導体駆動補助信号22が電力半導体15に
伝達される。
【0024】伝達された半導体駆動補助信号22によ
り、電流検出手段8の故障判定、および正常な電流検出
手段8の選択が行われる。
【0025】正常な電流検出手段8が選択されれば、通
常は電流制御回路7で行っている駆動指令値6と電流検
出信号9との比較突き合わせを、今度はマイクロプロセ
ッサ2の内部で行う。
【0026】さらにマイクロプロセッサ2は、通常は駆
動回路13が発生する半導体駆動信号18に代替する半
導体駆動補助信号22を発生し、電力半導体15に伝達
することにより、電動機5に駆動力を発生させるもので
ある。
【0027】次にマイクロプロセッサ2による電流検出
手段8の異常発生検出方法を図2を用いて説明する。
【0028】電流検出手段8がすべて正常な場合、電動
機5に通電されている3相の電流は、図2のように一様
の振幅の正弦波状の電流が120度ずつずれた位相で電
動機5に通電されている。
【0029】マイクロプロセッサ2は、この3相の電流
を所定の時間ごとに取り込む。
【0030】この3相の電流は、断面a−a′の任意の
タイミングで電流を取り込んだ時、 Iu+Iv+Iw<X …(1) の関係が成立する。このときの値Xは、電流検出手段8
の精度や、マイクロプロセッサ2で電流検出信号9を取
り込んだ時の精度により決まる値である。この(1)の
関係式は、正弦波の位相0〜360゜のどの位置でも成
立する関係式である。
【0031】ここで、電流検出手段8のいずれかが異常
となった場合には、 Iu+Iv+Iw>X …(2) となり、通常の検出精度から決まる加算値の上限Xより
も値が大きくなる。
【0032】このことにより、マイクロプロセッサ2に
よって3相の電流の検出値である電流検出信号9を取り
込み、3相の電流の和の計算を行うことによって、電流
検出手段8のいずれかが異常であることを検知できるも
のである。
【0033】図3は、図2で述べた電流検出手段8の異
常判定処理を示すフローチャートである。図中のIu,
Iv,Iwは3相の電流、Xは前述のしきい値であり、
t1はIu,Iv,Iwの合計値がしきい値Xを越える
回数の限度を設定した定数である。
【0034】まず23aで3相分の電流Iu,Iv,I
wの取り込みを行う。続いて23bではIu,Iv,I
wの加算値を変数IADDにセットする。
【0035】23cで、3相電流の合計値である変数I
ADDとしきい値Xとの比較を行う。ここでIADD>
Xが成立した場合には3相電流の合計値が規定値を越え
たということであり、23gにおいて時間カウンタを加
算する。
【0036】また、3相電流の合計値が規定値を超えな
ければ、23fで時間カウンタをリセットする。
【0037】次に23hにおいて、時間カウンタが定数
t1に達しているかどうか判定する。定数t1に達して
いる場合には、何らかの誤差によるものではなく、継続
的に3相電流の合計値が規定値を超えているということ
であり、電流検出手段8のいずれかが異常であるとみな
し、23dにおいて電流検出手段異常フラグをセットす
る。
【0038】以上のように、3相電流の合計値が規定値
を超えている時間を計測し、所定の時間に達したら、電
流検出手段8が異常であるとみなすものである。
【0039】なお、以上の演算及び処理内容はマイクロ
プロセッサ2により行っているが、ハードウェアによる
回路で実現しても同様の結果を得ることができる。
【0040】次に、以上の方法によって電流検出手段8
の異常が検出された場合のマイクロプロセッサ2内の故
障診断動作およびその構成を図4を用いて説明する。
【0041】マイクロプロセッサ2には、前述のように
シフト位置信号26,電源16の電圧検出信号19,電
動機5の回転数検出信号21、および電流検出手段8の
電流検出信号9が入力されている。
【0042】図2と図3で述べたような方法により電流
検出手段8の異常を検知した際、マイクロプロセッサ2
は駆動信号出力許可信号11を操作して、電流制御回路
7および駆動回路13を電力半導体15より切り離す動
作を行う。
【0043】切り離した後は、電圧指令算出手段27に
おいて、故障診断用の電圧指令値25が電圧検出信号1
9に基づいて演算される。
【0044】また回転数演算手段23においては、回転
数検出信号21に基づいて電動機回転数24が演算さ
れ、周波数指令算出手段29に入力される。
【0045】周波数指令算出手段29では、前記の電動
機回転数24とシフト位置信号26に基づいて、周波数
指令値28が演算される。このシフト位置信号26は、
通電する電流の周波数の方向をシフト位置により切り替
えるために使用される。
【0046】この周波数指令値28は、電動機回転数2
4と同期した周波数を出力しても良いし、電動機回転数
24よりも充分大きい周波数を発生しても良い。
【0047】上記のように演算された電圧指令値25と
周波数指令値28は、波形演算手段30に入力される。
波形演算手段30はそれら2つの値に基づいて、電力半
導体15を駆動するための半導体駆動補助信号22を演
算出力する。
【0048】先に述べた通り、この半導体駆動補助信号
22は、電流検出手段8が正常な場合においては、駆動
信号出力許可信号11により駆動信号伝達スイッチ10
1が開いており、電力半導体15には出力されない。電
流検出手段8の異常時においては、駆動信号出力許可信
号11を操作することにより、半導体駆動補助信号22
が電力半導体15に出力され、電流検出手段8に故障診
断用の電流が通電される。
【0049】通電された電流は電流検出手段8により検
出され、電流検出信号9としてマイクロプロセッサ2に
帰還する。この時はすでに駆動信号出力許可信号11に
より電流制御回路7と駆動回路13が切り離されている
ので、ここでは先に出力した半導体駆動補助信号22に
よる電流検出信号9が入力される。
【0050】この場合、電流制御は行われていないた
め、電流検出手段8の故障診断のための電流の通電方法
は、電動機5に印加する電圧と周波数のみを調節する、
いわゆるV/F制御である。
【0051】マイクロプロセッサ2に帰還してきた電流
検出信号9は、電流取り込み手段31においてゼロ点位
置の補正やフィルタ処理等が行われ、検出処理信号32
として判断対象切替手段100に入力される。
【0052】このように処理された電流検出信号9、す
なわち検出処理信号32は、ピーク値選別手段33とオ
フセット算出手段34により、ピーク値およびオフセッ
ト値について異常が判別される。具体的には、判断対象
切替手段100および時間計測タイマ35によって、検
出処理信号32が所定の時間ごとにピーク値選別手段3
3とオフセット算出手段34に振り分けられるものであ
る。
【0053】なお、ピーク値の異常判定は、電動機5に
電流が通電されているときの電流検出手段8の異常を判
定するものであり、オフセット値の異常判定は、電流検
出手段8からの信号が無い状態、すなわち電動機5に電
流が通電されていない状態での出力オフセットの異常を
判定するものである。
【0054】時間計測タイマ35は、電流検出手段異常
フラグ44をトリガとして時間計測を開始するととも
に、判断対象切替手段100を図4中のcへ切り替え、
はじめにピーク値の判定を行うように回路を構成する。
【0055】判断対象切替手段100がcに切り替わる
と、先に述べた半導体駆動補助信号22がマイクロプロ
セッサ2より出力される。その出力による電流検出信号
9は電流取り込み手段31を経た後、判断対象切替手段
100によりピーク値選別手段33に伝達される。
【0056】ピーク値選別手段33では、検出処理信号
32のピーク値を選出し、結果をIup36a,Ivp36b,Iwp3
6cとして出力信号判定手段37へ入力する。
【0057】出力信号判定手段37では、入力されたピ
ーク値より異常なものを判別し、出力異常検出手段判定
フラグ38をセットして正常検出手段選択手段39へ伝
達する。
【0058】これらの処理は時間計測タイマ35により
所定の時間行われ、次に切替手段の切り替えを図1中に
dの方向に切り替えることで検出処理信号32をオフセ
ット算出手段34に伝達する。これにより半導体駆動補
助信号22の出力が遮断され、電動機5に電流が通電さ
れなくなる。
【0059】オフセット算出手段34で演算されたオフ
セット演算値40は、オフセット判定手段41に伝達さ
れる。ここでは伝達されたオフセット演算値40の値に
基づいて、電流検出手段8の電流検出信号9の出力にオ
フセットが無いかどうかの判定を行う。
【0060】このようにしてオフセットが異常な電流検
出手段8について立てられたオフセット異常検出判定フ
ラグ42を正常検出器選択手段39へ伝達する。
【0061】なお、この処理も時間計測タイマ35によ
って所定の時間行われる。
【0062】この処理は、電流検出手段の出力がオフセ
ットをもっている場合、電流通電時の検出信号だけでは
判別できないことがあるために必要である。
【0063】以上の処理を経て、出力異常検出手段判定
フラグ38とオフセット異常検出判定フラグ42をもと
に、正常検出手段選択手段39で正常な電流検出手段8
を選択し、正常検出手段判別フラグ43として出力する
ものである。
【0064】図5に図4で述べた故障診断のタイムチャ
ートを示す。
【0065】通常の走行状態において、Kで示すタイミ
ングで電流検出手段8の異常が発生したものとする。
【0066】マイクロプロセッサ2の内部では図2,図
3で述べたようにIADD(Iu+Iv+Iw)の計算
を行い、しきい値Xとの比較を行っている。
【0067】IADDは電流検出手段8のいずれかが異
常となった場合には3相電流のバランスが崩れるため、
しきい値Xを越える値が発生する。しきい値Xを越える
値が時間t1経過すると、電流検出手段8のいずれかが
異常であると判断し、電流検出手段異常フラグ44をセ
ットする。
【0068】電流検出手段異常フラグ44がセットされ
ると同時に時間タイマ45aがカウントアップを開始す
る。これは図4で述べた時間計測タイマ35に内蔵され
ているタイマである。
【0069】時間タイマ45aのカウントアップが時間
t2に達したら、電流検出器8の故障診断のために駆動
信号出力許可信号11をONにして電圧指令値25と周
波数指令値28を発生させる。このことにより電動機5
には電圧指令値25と周波数指令値28によって決まる
電流が通電される。
【0070】この通電処理を時間t3の期間行い、時間
t3が経過したら電圧指令値25と周波数指令値28を
ゼロとし、電流通電時の電流検出手段8の信号出力の判
定を行って、出力異常検出手段判定フラグ38をセット
し、次に駆動信号出力許可信号11をOFFとする。こ
の操作により電動機5には電流は通電されない状態とな
る。
【0071】この無通電期間を時間t4の間行い、時間
t4が経過したらオフセットの判定を行い、オフセット
異常検出判定フラグ42をセットする。
【0072】この出力異常検出手段判定フラグ38とオ
フセット異常検出判定フラグ42の値をもとに正常検出
手段選択手段39によって正常な電流検出手段8を選択
し、正常検出手段判別フラグ43を出力する。
【0073】図4における電流検出器8の故障診断のた
めの電流通電処理の方法について図6と図7により説明
する。
【0074】図6は誘導電動機の等価回路を示す図であ
る。電動機5には端子電圧V1が印加され、2次抵抗r
2は滑りSにより変化するパラメータであることを表し
ている。
【0075】いまここで電動機5の回転数よりも端子電
圧V1の周波数を充分高くして印加した場合、滑りはS
=1と表せる。この時のr2のパラメータは r2/S =r2/1 =r2 …(3) (3)式で示すように固定した抵抗値と考えることが出
来る。
【0076】このようにすると、図6における等価回路
は図7のように変形できる。
【0077】図7に示すように、電動機5はr1とr2
で決まる抵抗回路であると考えることが出来る。つま
り、電動機回転数よりも充分に高い周波数で端子電圧V
1を印加すれば、合成抵抗で値が決まる一定の一次電流
を通電することが出来るようになる。
【0078】このことを利用して電流検出手段8の故障
診断時にオープンループでも一定電流を通電して電流検
出手段8の故障診断を行うことが出来る。
【0079】電動機5に印加する端子電圧V1の値は、
電圧指令値25が一定である場合にはオープンループに
よる通電のため、電源16の電圧により電動機5に印加
される端子電圧V1が変化する。このために電源16の
電圧によって電動機5に印加する端子電圧V1を発生さ
せるための電圧指令値25は電源電圧によって調整が必
要である。
【0080】その特性を図8に示す。図8に示すよう
に、電源16の電圧VBが高くなるほど電圧指令値25
であるV1*を低下させて、電動機5に通電する電流を
一定に保つように調整を行う動作をする。
【0081】この特性は、55kw/3000rpm の性
能の誘導電動機について言えば、電源16の電圧VBが
100V〜500Vまで変化した時に、電圧指令値25
の振幅は20V〜10V程度の範囲で変化させている。
【0082】次に、本発明の制御装置における電流検出
器8の故障診断処理内容を図9のフローチャートを用い
て説明する。
【0083】まず最初に46aで電流検出手段異常フラ
グ44の判定を行う。電流検出手段異常フラグ44がク
リアであるならば、電流検出手段8には異常が無いの
で、46bのルートで処理を終了する。
【0084】電流検出手段異常フラグ44がセットされ
ている場合には電流検出手段8に異常が発生したことを
示しているので、46cにおいて時間計測タイマ35の
内部の時間タイマ45aを起動して時間計測を開始す
る。時間t2の経過を46dにてチェックし、時間t2
が経過したら46iを通って、通電故障診断を行うため
に46eへ分岐する。
【0085】46eにて、通電故障診断用の電圧指令値
25と周波数指令値28の計算を行う。次に46fにて
駆動信号出力許可信号11をオンにするとともに46g
にて46eの結果、生成される半導体駆動補助信号22
を出力し、通電故障診断用の電流を電動機5に通電す
る。
【0086】通電された電流は46hで取り込まれピー
ク値判定を行う。この間も時間タイマ45aはカウント
を継続しており、46dの判定で時間t2が経過済み
で、46iの判定で時間t3が経過していない場合に
は、この46eから46hの処理を行う。
【0087】この46eから46hの処理を時間t3の
間行い、46iにて時間t3が経過したと判定された場
合には、通電故障診断を終了するべく46jに進み、駆
動信号出力許可信号11をオフにして電動機5への通電
処理を終了する。
【0088】次に46kにおいて、先に46hで取り込
みを行った通電電流のピーク判別値より、出力が正常で
ない電流検出手段8の判定を行い出力異常検出手段判定
フラグ38をセットする。
【0089】その後46lに進み、時間t4が経過しな
い間は46mへ分岐する。46mでは、駆動信号出力許
可信号11をオフの状態に保持する。46nでは電圧指
令値25と周波数指令値28の値をともにゼロにセット
する。これによって電動機5には電流が流れなくなり、
電流検出を行わないときにおける電流検出手段8の信号
レベルを検出できるようになる。
【0090】46oにて、その電流検出を行わない時の
電流検出手段8の信号レベルを取り込み、オフセットの
検出を行う。
【0091】この46mから46oまでの処理を時間t
4の間行う。処理46lにて時間t4が経過したと判断
されたら、処理46mから46oの処理を終了して処理
46pに進む。
【0092】処理46pでは処理46oにて検出した電
流検出手段8のオフセット値をもとに、信号オフセット
が正常でない電流検出手段8を選別し、オフセット異常
検出判定フラグ42をセットする。
【0093】次に処理46qに進んで、先にセットされ
た出力異常検出手段判定フラグ38とオフセット異常検
出判定フラグ42の両方の値をもとに、正常でない電流
検出手段8の選定を行う。選定の結果は電流検出手段異
常フラグ44にセットされる。
【0094】そして処理46rでは、処理46qでセッ
トされた電流検出手段異常フラグ44の値をもとに、今
度は使用可能である正常な電流検出手段8を選定する。
選定の結果は正常検出手段判別フラグ43にセットされ
る。
【0095】以上の手続きで電流検出器8の故障診断を
行うことができるものである。
【0096】また、時間t2,t3,t4を電動機5の
誘起電圧特性等の特性に合わせることによって、通常制
御時電流の残留磁束による誘起電圧の影響を避けて、故
障診断用の電流を安定に通電させることができる。
【0097】また、時間t4の間に駆動信号出力許可信
号11をオフとすることにより、電動機5には確実に電
流通電が遮断され、電流検出手段8の信号出力オフセッ
トについてのみ判別が出来る。
【0098】次に本発明の一実施例をなすマイクロプロ
セッサ2の電流制御による電動機5の駆動方法を図10
を用いて説明する。
【0099】ベクトル制御ブロック60の回転数演算手
段23においては、回転数検出信号21をもとに電動機
5の回転数が演算され、電動機回転数24が出力され
る。
【0100】またアクセル装置3のアクセル開度信号8
1,シフト選択装置4のシフト位置信号26、および電
動機回転数24の信号はトルク指令演算手段47に入力
され、トルク指令48が演算出力される。
【0101】演算された電動機回転数24はトルク指令
48とともに磁束指令演算手段50に入力され、電動機
5が発生すべき磁束量を演算し、磁束指令51が出力さ
れる。
【0102】出力された磁束指令51は励磁リアクタン
ス演算手段52に入力され、磁束指令51と見合った励
磁リアクタンス指令53が演算出力される。励磁リアク
タンス指令53と磁束指令51は励磁電流指令演算手段
54に入力され、励磁電流指令55を算出する。
【0103】磁束指令51は、トルク指令48とともに
トルク電流演算手段49にも入力され、トルク電流指令
56が算出される。
【0104】演算されたトルク電流指令56および磁束
指令51はすべり算出手段57に入力され、電動機5に
与えるべきすべり量を指令するためのすべり指令58が
算出される。
【0105】このすべり指令58は、先に述べた電動機
回転数24と加え合わされて電動機5に与えるべき周波
数である一次周波数指令値59として算出される。
【0106】次に電流制御ブロック61においては、電
流選択手段62に、電流検出手段8のどれが正常である
かを判別するための正常検出手段判別フラグ43が入力
され、また電流検出手段8からの信号である電流検出信
号9も3相分入力されている。電流検出手段8に異常が
発生している場合にはこの3相分の信号の内少なくとも
1つは正常でない信号である。
【0107】これらの信号をもとに、電流選択手段では
以下の処理により必要な電流値を求める。
【0108】まず、先に述べた関係式 Iu+Iv+Iw<X …(1) において、3相の電流は一様の振幅で通電されるので Iu+Iv+Iw=0 …(4) とおくことができる。
【0109】この(4)の関係式から、以下の式が導出
できる。
【0110】 Iu=−Iv−Iw …(5) Iv=−Iu−Iw …(6) このように(5)(6)式をもとにして、3相の内2相
の電流値を検出することにより、3相分の電流を求める
ことが出来る。
【0111】電流制御ブロック61では、検出された電
動機5の電流は座標変換が行われ、交流電流から直流電
流へ変換される。この場合に必要な電流値はU相とV相
の2相分あれば良いので、U相の電流検出手段8が正常
で無い場合には(5)の式,V相の電流検出手段8が正
常で無い場合には(6)の式を用いて電流制御のための
電流を検出し、マイクロプロセッサ2によって電流制御
を行うことができる。まず、3相の電流の検出信号であ
る電流検出信号9と正常検出手段判別フラグ43を電流
選択手段62に入力する。電流選択手段62では、正常
検出手段判別フラグ43の値をもとに(5)式または
(6)式の計算を行い、電流演算値63を出力する。
【0112】この電流演算値63を位相演算値75とと
もに電流変換手段64に入力し、座標変換を行って交流
成分から直流成分への変換を行い、変換結果を電流変換
値65として出力する。
【0113】一方、ベクトル制御ブロック60からはト
ルク電流指令56,励磁電流指令55、および一次周波
数指令値59が電流制御ブロック61へ入力されてい
る。このトルク電流指令56と励磁電流指令55は、電
流変換値65との突き合わせによって偏差が算出され、
補償手段66へ入力される。補償手段66では、偏差を
例えば比例積分補償などで補償し、電流補償値69を出
力する。
【0114】トルク電流指令56と励磁電流指令55
は、同時に干渉補償手段67と負荷角算出手段73へ入
力される。干渉補償手段67では、電流演算値63を電
流変換値65に座標変換したときの各成分干渉の補償値
を演算するものであり、結果は干渉補償値68として出
力される。
【0115】負荷角算出手段73では、トルク電流指令
56と直交する励磁電流指令55とのベクトルの成す角
度を演算する。演算された結果は負荷角74として出力
される。
【0116】一次周波数指令値59は、電流制御ブロッ
ク61に入力された後、積分手段79に入力されて積分
処理を行われ、位相演算値75が出力される。
【0117】次に、電流補償値69と干渉補償値68は
各々が加え合わされて、電圧指令値70が生成される。
生成された電圧指令値70と位相演算値75は逆変換手
段71に入力され、電動機5に印加する交流の電圧指令
を発生するために、直流成分の指令を交流成分の指令に
逆変換する。逆変換を行われた結果は、3相電圧指令値
72として出力される。
【0118】先に述べた位相演算値75と負荷角74は
デッドタイム演算手段76に入力される。デッドタイム
演算手段76では、電力半導体15を駆動するときに必
要な、スイッチングの非重なり時間(あるいは、非ラッ
プ時間)の影響による電動機5への電流の変動を補正す
るためのデッドタイム補償値80が演算される。入力さ
れた位相演算値75と負荷角74より、電流位相に対す
るデッドタイム補償値を演算し、デッドタイム補償値8
0を算出する。
【0119】このデッドタイム補償値80は3相電圧指
令値72に加算され、結果がPWM発生手段77に伝達
される。
【0120】PWM発生手段77は、伝達されてきた指
令値をもとに、電力半導体15を駆動するための駆動信
号である半導体駆動補助信号22を発生させる。このP
WM発生手段77でPWM指令値78が生成され、電力
半導体15を通じて電動機5に電流が通電され、電動機
5が駆動力を発生する。
【0121】このような構成をとることにより、マイク
ロプロセッサ2が直接電動機5の電流を制御できるよう
になり、電流制御回路の異常時にも電流制御が行えるよ
うになる。電流検出手段8の異常時にも正常な2個の電
流検出手段8を選択し、そこから必要な電流演算値63
を演算することにより、電動機5に通電すべき電流が制
御できる。すなわち電流検出手段8の異常時にも電流制
御を行って電動機5を駆動できるものである。
【0122】また、通常の電流制御回路7で電流制御を
行い電動機5をベクトル制御する時のベクトル制御ブロ
ック60と、マイクロプロセッサ2によって電流制御を
行う時のベクトル制御ブロック60は共用化が可能であ
るため、電流検出手段8が正常,異常に関わらずベクト
ル制御にて電動機5を駆動でき、異常発生時においても
違和感の無い走行性能を確保することができる。
【0123】
【発明の効果】本発明によれば、電流検出手段により検
出した3相の電流値の和が所定の値を超えたことを以て
電流検出手段の故障を判断するので,電流検出手段の故
障を正しく判別できる。
【0124】電流検出手段の故障時には、正常な電流検
出手段を選択し制御手段により直接電流制御を行うの
で、異常発生前と遜色ない誘導電動機の性能を確保する
事が可能となる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施例をなす電気車の制御装置の概
略図。
【図2】本発明の一実施例をなす電気車の制御装置にお
ける正常時の電流検出結果を示す図。
【図3】本発明の一実施例をなす電流検出手段の異常判
定フローチャート。
【図4】本発明の一実施例をなす電気車の制御装置にお
ける機能ブロック図。
【図5】本発明の一実施例をなす故障診断処理のタイム
チャート。
【図6】本発明の一実施例をなす電気車の制御装置にお
ける誘導電動機の等価回路図。
【図7】本発明の一実施例をなす電気車の制御装置にお
ける誘導電動機のすべり1の時の等価回路を示す図であ
る。
【図8】本発明の一実施例をなす電気車の制御装置にお
ける電源電圧に対する故障診断通電電圧の特性図。
【図9】本発明の一実施例をなす電気車の制御装置にお
ける電流検出手段の故障診断処理フローチャート。
【図10】本発明の一実施例をなす電気車の制御装置に
おける電流制御の機能ブロック図。
【符号の説明】
1…制御手段、2…マイクロプロセッサ、5…電動機、
7…電流制御回路、8…電流検出手段、12…切替手
段、14…電力変換手段、15…電力半導体、16…電
源、22…半導体駆動補助信号。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 H02P 5/41 302 H02P 5/408 H (72)発明者 片田 寛 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内 (72)発明者 大津 英一 茨城県ひたちなか市大字高場2520番地 株 式会社日立製作所自動車機器事業部内

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】誘導電動機に供給される電流の値を検出す
    る電流検出手段の異常検出方法において、 前記電流検出手段によって検出した3相の電流値の和が
    所定の値を超えたことを以て前記電流検出手段が異常で
    あると判断することを特徴とする電流検出手段の異常検
    出方法。
  2. 【請求項2】誘導電動機に供給される電流の値を検出す
    る電流検出手段の異常検出方法において、 誘導電動機に供給される3相の電流値を電流検出手段に
    よって検出する第1のステップと、前記第1のステップ
    で検出した3相の電流値の和を求める第2のステップ
    と、前記第2のステップで求めた電流値の和が所定の値
    を超えたことを以て前記電流検出手段が異常であると判
    断する第3のステップとから構成されることを特徴とす
    る電流検出手段の異常検出方法。
  3. 【請求項3】前記第3のステップは、前記第2のステッ
    プで求めた電流値の和が所定の値を超えたとき時間カウ
    ンタを加算し、前記時間カウンタが所定の時間に達した
    ことを以て前記電流検出手段が異常であると判断するこ
    とを特徴とする請求項2に記載の誘導電動機の異常検出
    方法。
  4. 【請求項4】誘導電動機の制御装置における電流検出手
    段の異常検出方法において、 誘導電動機に供給される3相の電流値を前記電流検出手
    段により検出する第1のステップと、前記第1のステッ
    プで求めた3相の電流値の和を求める第2のステップ
    と、前記第2のステップで求めた電流値の和が所定の値
    を超えたとき、前記誘導電動機に所定の電流を所定の時
    間通過する第3のステップと、前記第3のステップによ
    って誘導電動機に入力された電流の値を前記電流検出手
    段によって検出する第4のステップと、前記第4のステ
    ップで検出した電流値を似て前記電流検出手段が異常か
    どうかを判定する第5のステップから構成されることを
    特徴とする電流検出手段の異常検出方法。
  5. 【請求項5】前記第5のステップは、前記第4のステッ
    プで検出した電流値のピーク値とオフセット値を以て電
    流検出手段が異常かどうかを判定することを特徴とする
    請求項4に記載の電流検出手段の異常検出方法。
  6. 【請求項6】電力半導体により駆動電源の電力を変換し
    て誘導電動機に供給する電力変換手段と、前記電力変換
    手段を制御する制御手段と、前記電力変換手段から前記
    誘導電動機へ供給される電流の値を検出して前記制御手
    段へ入力する電流検出手段とを備えた誘導電動機の制御
    装置において、 前記制御手段は、前記電流検出手段によって検出された
    3相の電流値の和が所定の値を超えたことを以て前記電
    流検出手段が異常であると判断する異常検出手段を備え
    ていることを特徴とする誘導電動機の制御装置。
  7. 【請求項7】電流検出手段の異常時における誘導電動機
    の制御方法において、 電流検出手段により検出された電流値により電力変換手
    段を制御する手段を前記電力変換手段から切り放す第1
    のステップと、中央演算手段が前記電力変換手段を直接
    制御することによって前記誘導電動機を制御する第2の
    ステップから構成されることを特徴とする電流検出手段
    の異常時における誘導電動機の制御方法。
  8. 【請求項8】前記第2のステップは正常な2相の電流値
    を用いた電力変換手段を制御することを特徴とする請求
    項7に記載の電流検出手段の異常時における誘導電動機
    の制御方法。
  9. 【請求項9】電力半導体によって駆動電源の電力を変換
    して誘導電動機に供給する電力変換手段と、前記電力変
    換手段から前記誘導電動機へ供給される電流の値を検出
    する電流検出手段と、前記電流検出手段により検出され
    た電流値により前記電力変換手段を制御する電流制御手
    段と、前記電流制御手段を制御する制御手段とを備えた
    誘導電動機の制御装置において、 前記制御手段は、前記電流検出手段の異常時に前記電流
    制御手段を前記電力変換手段より切り離し、前記電力変
    換手段を直接制御する手段を備えたことを特徴とする誘
    導電動機の制御装置。
  10. 【請求項10】電力半導体によって駆動電源の電力を変
    換して誘導電動機に供給する電力変換手段と、前記電力
    変換手段から前記誘導電動機へ供給される電流の値を検
    出する電流検出手段と、前記電流検出手段により検出さ
    れた電流値により前記電力変換手段を制御するための駆
    動信号を生成する電流制御手段と、前記電流制御手段に
    より生成された該駆動信号を前記電力変換手段に伝達す
    る駆動信号伝達手段と、前記電流制御手段を制御する制
    御手段とを備えた誘導電動機の制御装置において、 前記制御手段は、前記電力変換手段を直接制御するため
    の補助駆動信号を生成する補助信号生成手段と、前記電
    流検出手段の異常時に前記電力変換手段に入力する信号
    を前記駆動信号から前記補助駆動信号に切り替える信号
    を発生する手段を備えることを特徴とする誘導電動機の
    制御装置。
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