JPH09182298A - 太陽光発電システム - Google Patents
太陽光発電システムInfo
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- JPH09182298A JPH09182298A JP7343549A JP34354995A JPH09182298A JP H09182298 A JPH09182298 A JP H09182298A JP 7343549 A JP7343549 A JP 7343549A JP 34354995 A JP34354995 A JP 34354995A JP H09182298 A JPH09182298 A JP H09182298A
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- Y02E—REDUCTION OF GREENHOUSE GAS [GHG] EMISSIONS, RELATED TO ENERGY GENERATION, TRANSMISSION OR DISTRIBUTION
- Y02E10/00—Energy generation through renewable energy sources
- Y02E10/50—Photovoltaic [PV] energy
- Y02E10/56—Power conversion systems, e.g. maximum power point trackers
Landscapes
- Inverter Devices (AREA)
- Supply And Distribution Of Alternating Current (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 メンテナンスが容易で、且つ系統連系を効果
的に行い停電時に非常用負荷の使用をし易くした分電盤
部を有する太陽光発電システムを提供すること。 【解決手段】 太陽電池１１から入力される直流電圧を
交流に変換して出力するインバータ装置１２と、商用電
源を入力し主幹漏電ブレーカ４の下位側にて分岐ブレー
カ５を経て分岐出力する分電盤２と、商用電源と太陽電
池１１との電力の系統連系を制御するための系統連系保
護装置７と、系統連系保護装置７により制御される解列
開閉装置８とを有する太陽光発電システム１において、
前記分電盤２は、前記系統連系保護装置７と解列開閉装
置８とを有し、解列開閉装置８を主幹漏電ブレーカ４の
下位側に分岐ブレーカ５と並列に接続する。
的に行い停電時に非常用負荷の使用をし易くした分電盤
部を有する太陽光発電システムを提供すること。 【解決手段】 太陽電池１１から入力される直流電圧を
交流に変換して出力するインバータ装置１２と、商用電
源を入力し主幹漏電ブレーカ４の下位側にて分岐ブレー
カ５を経て分岐出力する分電盤２と、商用電源と太陽電
池１１との電力の系統連系を制御するための系統連系保
護装置７と、系統連系保護装置７により制御される解列
開閉装置８とを有する太陽光発電システム１において、
前記分電盤２は、前記系統連系保護装置７と解列開閉装
置８とを有し、解列開閉装置８を主幹漏電ブレーカ４の
下位側に分岐ブレーカ５と並列に接続する。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、太陽光発電システ
ムであり特に商用電源と連系する分電盤部を有する太陽
光発電システムに関する。
ムであり特に商用電源と連系する分電盤部を有する太陽
光発電システムに関する。
【０００２】
【従来の技術】二酸化炭素による地球温暖化の防止対策
の一つとして、住宅における太陽電池による発電システ
ムの開発が進みつつある。このシステムは、太陽電池の
直流出力を電源として交流電圧を出力し、商用交流電源
と連系しながら電力を使用するもので、社団法人日本電
気協会より発行されている、分散型電源系統連系技術指
針（以下、指針と称する）などにその技術的な指針が示
されている。この指針は、連系する太陽光発電システム
などの自家発電装置が原因で、商用電源による供給電力
が、品質、保護協調、保安、信頼性の面で低下すること
なく、円滑な連系を行なうための技術指針である。
の一つとして、住宅における太陽電池による発電システ
ムの開発が進みつつある。このシステムは、太陽電池の
直流出力を電源として交流電圧を出力し、商用交流電源
と連系しながら電力を使用するもので、社団法人日本電
気協会より発行されている、分散型電源系統連系技術指
針（以下、指針と称する）などにその技術的な指針が示
されている。この指針は、連系する太陽光発電システム
などの自家発電装置が原因で、商用電源による供給電力
が、品質、保護協調、保安、信頼性の面で低下すること
なく、円滑な連系を行なうための技術指針である。
【０００３】そして、例えば図２に示す、太陽電池１１
と、インバータ回路１２を有する系統連系型インバータ
装置１３と、分電盤２とによる構成のものが知られてい
る。このものは、商用電源からの電力は、まず、分電盤
２に入り、使用電力を電力会社との契約電流以下に制限
するための電流制用ブレーカ３を通過し、主幹漏電ブレ
ーカ４を通過した後分配され、各負荷分岐ブレーカ５を
通過して各負荷コンセント６などに供給される。一方、
太陽電池１１で発電した直流電力は、インバータ回路１
２により交流に変換され、異常時及び商用系統停電時に
解列する（開閉器を開放すること）解列開閉器８を通過
して商用電源に接続される。（この接続された状態を連
系と呼ぶ。）また、太陽電池１１は、直流の最大出力電
圧は大略３００Ｖ程度であり、その系統連系型インバー
タ装置１３に至る配線を電気的な安全面への配慮も含め
て出来るだけ短くするため、一般に、系統連系型インバ
ータ装置１３は住宅の屋側などに設置される。また、系
統連系型インバータ装置１３は、停電時における電源供
給のため、自立運転用コンセント１４を有している
と、インバータ回路１２を有する系統連系型インバータ
装置１３と、分電盤２とによる構成のものが知られてい
る。このものは、商用電源からの電力は、まず、分電盤
２に入り、使用電力を電力会社との契約電流以下に制限
するための電流制用ブレーカ３を通過し、主幹漏電ブレ
ーカ４を通過した後分配され、各負荷分岐ブレーカ５を
通過して各負荷コンセント６などに供給される。一方、
太陽電池１１で発電した直流電力は、インバータ回路１
２により交流に変換され、異常時及び商用系統停電時に
解列する（開閉器を開放すること）解列開閉器８を通過
して商用電源に接続される。（この接続された状態を連
系と呼ぶ。）また、太陽電池１１は、直流の最大出力電
圧は大略３００Ｖ程度であり、その系統連系型インバー
タ装置１３に至る配線を電気的な安全面への配慮も含め
て出来るだけ短くするため、一般に、系統連系型インバ
ータ装置１３は住宅の屋側などに設置される。また、系
統連系型インバータ装置１３は、停電時における電源供
給のため、自立運転用コンセント１４を有している
【０００４】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上述の分電
盤２を有する太陽光発電システム１は、太陽光発電シス
テムのメンテナンスや宅内の負荷系統の点検などにおい
て、太陽光発電システムの配線を商用電源の配線と切り
放す必要のある場合、系統連系型インバータ装置１３は
分電盤２の設置された場所とは離れて設置されており、
一度に行えないものであった。また、商用電源系統（Ａ
Ｃ）が、地震などの災害により停電した場合において、
例えば通信機器等の電源を必要とする負荷への電源供給
は、系統連系型インバータ装置１３に接続された自立運
転用コンセント１４に配線のつなぎ換えをして行うとい
う不便なものであった。
盤２を有する太陽光発電システム１は、太陽光発電シス
テムのメンテナンスや宅内の負荷系統の点検などにおい
て、太陽光発電システムの配線を商用電源の配線と切り
放す必要のある場合、系統連系型インバータ装置１３は
分電盤２の設置された場所とは離れて設置されており、
一度に行えないものであった。また、商用電源系統（Ａ
Ｃ）が、地震などの災害により停電した場合において、
例えば通信機器等の電源を必要とする負荷への電源供給
は、系統連系型インバータ装置１３に接続された自立運
転用コンセント１４に配線のつなぎ換えをして行うとい
う不便なものであった。
【０００５】本発明は、上記事由に鑑みてなしたもの
で、その目的とするところは、メンテナンスが容易で、
且つ系統連系を効果的に行い停電時に非常用負荷の使用
をし易くした分電盤部を有する太陽光発電システムを提
供することにある。
で、その目的とするところは、メンテナンスが容易で、
且つ系統連系を効果的に行い停電時に非常用負荷の使用
をし易くした分電盤部を有する太陽光発電システムを提
供することにある。
【０００６】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、請求項１記載の太陽光発電システムは、太陽電池か
ら入力される直流電圧を交流に変換して出力するインバ
ータ装置と、商用電源を入力し主幹漏電ブレーカの下位
側にて分岐ブレーカを経て分岐出力する分電盤と、商用
電源と太陽電池との電力の系統連系を制御するための系
統連系保護装置と、系統連系保護装置により制御される
解列開閉装置と、を有する太陽光発電システムにおい
て、前記分電盤は、前記系統連系保護装置と解列開閉装
置とを一体に有し、解列開閉装置を主幹漏電ブレーカの
下位側に分岐ブレーカと並列に接続し成ることとしてい
る。これにより、インバータ装置の出力は、分電盤の内
部にて解列開閉装置を介して分岐ブレーカと直接接続さ
れる。
に、請求項１記載の太陽光発電システムは、太陽電池か
ら入力される直流電圧を交流に変換して出力するインバ
ータ装置と、商用電源を入力し主幹漏電ブレーカの下位
側にて分岐ブレーカを経て分岐出力する分電盤と、商用
電源と太陽電池との電力の系統連系を制御するための系
統連系保護装置と、系統連系保護装置により制御される
解列開閉装置と、を有する太陽光発電システムにおい
て、前記分電盤は、前記系統連系保護装置と解列開閉装
置とを一体に有し、解列開閉装置を主幹漏電ブレーカの
下位側に分岐ブレーカと並列に接続し成ることとしてい
る。これにより、インバータ装置の出力は、分電盤の内
部にて解列開閉装置を介して分岐ブレーカと直接接続さ
れる。
【０００７】また、請求項２記載の太陽光発電システム
は、請求項１記載の解列開閉装置の上位側に、前記系統
連系保護装置により制御される第２解列開閉装置と、第
２解列開閉装置にて開閉される分岐出力と、を有するこ
ととしている。これにより、インバータ装置の出力は、
第２解列開閉装置にて開閉される分岐出力の分岐ブレー
カと接続される。
は、請求項１記載の解列開閉装置の上位側に、前記系統
連系保護装置により制御される第２解列開閉装置と、第
２解列開閉装置にて開閉される分岐出力と、を有するこ
ととしている。これにより、インバータ装置の出力は、
第２解列開閉装置にて開閉される分岐出力の分岐ブレー
カと接続される。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明の太陽光発電システ
ムの実施形態を図１に基づいて説明する。図１は、シス
テム構成図である。この太陽光発電システム１は、分電
盤２と、太陽電池１１と、インバータ装置１２と、によ
り構成される。そして、分電盤２は、電流制限用ブレー
カ３と、主幹漏電ブレーカ４と、負荷分岐ブレーカ５及
び非常用負荷分岐ブレーカ５ａと、負荷６及び非常用負
荷６ａと、系統連系保護装置７と、解列開閉装置８及び
第２解列開閉装置８ａと、電流センサ９と、電圧センサ
１０とを有している。
ムの実施形態を図１に基づいて説明する。図１は、シス
テム構成図である。この太陽光発電システム１は、分電
盤２と、太陽電池１１と、インバータ装置１２と、によ
り構成される。そして、分電盤２は、電流制限用ブレー
カ３と、主幹漏電ブレーカ４と、負荷分岐ブレーカ５及
び非常用負荷分岐ブレーカ５ａと、負荷６及び非常用負
荷６ａと、系統連系保護装置７と、解列開閉装置８及び
第２解列開閉装置８ａと、電流センサ９と、電圧センサ
１０とを有している。
【０００９】電流制限用ブレーカ３は、負荷６及び非常
用負荷６ａにおける使用電力を、電力会社との契約電流
以下に制限するためのものである。漏電ブレーカ４は、
負荷回路を含む分岐回路の漏電を検出してを遮断する。
負荷分岐ブレーカ５及び非常用負荷分岐ブレーカ５ａ
は、負荷回路に所定値を越えて電流が流れたのを検知し
て分岐回路を遮断する。そして、各負荷６及び非常用負
荷６ａは、照明器具あるいは電気配線用コンセントで、
負荷分岐ブレーカ５及び非常用負荷分岐ブレーカ５ａを
介して電源が供給される。
用負荷６ａにおける使用電力を、電力会社との契約電流
以下に制限するためのものである。漏電ブレーカ４は、
負荷回路を含む分岐回路の漏電を検出してを遮断する。
負荷分岐ブレーカ５及び非常用負荷分岐ブレーカ５ａ
は、負荷回路に所定値を越えて電流が流れたのを検知し
て分岐回路を遮断する。そして、各負荷６及び非常用負
荷６ａは、照明器具あるいは電気配線用コンセントで、
負荷分岐ブレーカ５及び非常用負荷分岐ブレーカ５ａを
介して電源が供給される。
【００１０】系統連系保護装置７は、太陽電池１１によ
り発電し出力された直流電力がインバータ装置１２にて
交流電力に変換され、商用電源系統に接続された状態す
なわち連系された状態おいて、異常時及び商用系統停電
時に、解列（開閉器を開放すること）するための操作出
力を解列開閉装置８に出力するものである。この系統連
系保護装置７は、インバータ１２による交流電源と商用
電源系統との接続点近傍７ａに配設された電流センサ９
及び電圧センサ１０からの出力を入力し、連系した状態
における異常若しくは商用電源系統停電の発生を判定す
るものである。この、異常とは、連系時においての電圧
上昇と、電圧低下と、周波数上昇と、周波数低下とがこ
れにあたる。前述の指針においては、異常時若しくは商
用電源系統に停電がある場合にこれらを検出し、商用電
源系統から自家発電装置を切り離す旨を規定している。
系統連系保護装置７は、通常、太陽光発電システムの設
置時に、正常であると判定する条件の値を入力する入力
手段を具備している。また、系統連系保護装置７は、電
流センサ９及び電圧センサ１０の出力から、例えば電流
及び電圧の大きな変化を検出し、商用電源系統の停電の
発生を検出する機能も具備している。
り発電し出力された直流電力がインバータ装置１２にて
交流電力に変換され、商用電源系統に接続された状態す
なわち連系された状態おいて、異常時及び商用系統停電
時に、解列（開閉器を開放すること）するための操作出
力を解列開閉装置８に出力するものである。この系統連
系保護装置７は、インバータ１２による交流電源と商用
電源系統との接続点近傍７ａに配設された電流センサ９
及び電圧センサ１０からの出力を入力し、連系した状態
における異常若しくは商用電源系統停電の発生を判定す
るものである。この、異常とは、連系時においての電圧
上昇と、電圧低下と、周波数上昇と、周波数低下とがこ
れにあたる。前述の指針においては、異常時若しくは商
用電源系統に停電がある場合にこれらを検出し、商用電
源系統から自家発電装置を切り離す旨を規定している。
系統連系保護装置７は、通常、太陽光発電システムの設
置時に、正常であると判定する条件の値を入力する入力
手段を具備している。また、系統連系保護装置７は、電
流センサ９及び電圧センサ１０の出力から、例えば電流
及び電圧の大きな変化を検出し、商用電源系統の停電の
発生を検出する機能も具備している。
【００１１】解列開閉装置８は、系統連系保護装置７に
より制御されて開閉するスイッチで、主幹漏電ブレーカ
４の下位側に分岐ブレーカと並列に接続されて、インバ
ータ装置１２からの出力と商用電源系統との接続の開閉
を行う。
より制御されて開閉するスイッチで、主幹漏電ブレーカ
４の下位側に分岐ブレーカと並列に接続されて、インバ
ータ装置１２からの出力と商用電源系統との接続の開閉
を行う。
【００１２】第２解列開閉装置８ａは、解列開閉装置８
と同様に系統連系保護装置７により制御されて開閉する
スイッチで、前記解列開閉装置８の上位側に、この第２
解列開閉装置８ａにて開閉される非常用負荷分岐ブレー
カ５ａを具備する分岐出力を有し、この分岐出力との接
続の開閉を行う。
と同様に系統連系保護装置７により制御されて開閉する
スイッチで、前記解列開閉装置８の上位側に、この第２
解列開閉装置８ａにて開閉される非常用負荷分岐ブレー
カ５ａを具備する分岐出力を有し、この分岐出力との接
続の開閉を行う。
【００１３】電流センサ９及び電圧センサ１０は、その
出力は系統連系保護装置７に入力されて、連系した状態
において、インバータ装置１２による交流電源の異常若
しくは商用電源系統の停電などが検知される。
出力は系統連系保護装置７に入力されて、連系した状態
において、インバータ装置１２による交流電源の異常若
しくは商用電源系統の停電などが検知される。
【００１４】次に、上記の構成による太陽光発電システ
ムの動作について説明する。太陽電池１１から直流電力
が出力されると、まず、インバータ装置１２にて交流電
力に変換され、商用電源系統に接続された状態すなわち
連系された状態おいて、負荷分岐ブレーカ５及び非常用
負荷分岐ブレーカ５ａを介して負荷６及び非常用負荷６
ａに、商用電源からの電力とともに太陽電池１１の出力
した電力が給電される。そして、系統連系保護装置７に
より、接続点近傍７ａにおいて、所定の電圧範囲及び所
定の電圧周波数範囲を基準に異常（電圧上昇、電圧低
下、周波数上昇及び周波数低下）か否かが判定される。
そして、異常と判定された場合に解列開閉器８が開放さ
れる。また、系統連系保護装置７により、商用電源の停
電の発生が検出された場合、系統連系保護装置７は第２
解列開閉装置８ａのみを開放する。その結果、太陽電池
１１の出力した電力のみが、非常用負荷分岐ブレーカ５
ａを介し非常用負荷６ａとしての照明器具あるいは電気
配線用コンセントに給電される。
ムの動作について説明する。太陽電池１１から直流電力
が出力されると、まず、インバータ装置１２にて交流電
力に変換され、商用電源系統に接続された状態すなわち
連系された状態おいて、負荷分岐ブレーカ５及び非常用
負荷分岐ブレーカ５ａを介して負荷６及び非常用負荷６
ａに、商用電源からの電力とともに太陽電池１１の出力
した電力が給電される。そして、系統連系保護装置７に
より、接続点近傍７ａにおいて、所定の電圧範囲及び所
定の電圧周波数範囲を基準に異常（電圧上昇、電圧低
下、周波数上昇及び周波数低下）か否かが判定される。
そして、異常と判定された場合に解列開閉器８が開放さ
れる。また、系統連系保護装置７により、商用電源の停
電の発生が検出された場合、系統連系保護装置７は第２
解列開閉装置８ａのみを開放する。その結果、太陽電池
１１の出力した電力のみが、非常用負荷分岐ブレーカ５
ａを介し非常用負荷６ａとしての照明器具あるいは電気
配線用コンセントに給電される。
【００１５】以上の動作において、この太陽光発電シス
テム１の分電盤２は、系統連系保護装置７と解列開閉装
置８とを一体に有し、解列開閉装置８を主幹漏電ブレー
カの下位側に分岐ブレーカ５と並列に接続して成ること
により、インバータ装置１２の出力は、分電盤２の内部
にて解列開閉装置８を介して分岐ブレーカ５と直接接続
されるものとなる。従って、インバータ装置１２の出力
の開閉は、離れた位置に設置されたインバータ装置１２
まで行くことなく、分岐ブレーカ５の開閉とともに分電
盤２の設置場所にて同時に行うことが出来る。従って、
太陽光発電システム１の全体のメンテナンスは極めて容
易なものとなる。また、系統連系保護装置７に対し、電
流信号と電圧信号を出力する電流センサ９と電圧センサ
１０の配設位置である接続点近傍７ａは、電気事業法で
定められている所定の位置即ち電流制限用ブレーカ３の
近傍と大略同等と見なすことができる。従って、異常
（電圧上昇、電圧低下、周波数上昇及び周波数低下）か
否かを判定するための、所定の電圧範囲及び所定の電圧
周波数範囲の設定条件は、従来の技術の項で示した系統
連系型インバータ装置１３に内蔵する場合のように、イ
ンバータ装置１２の設置される位置が、系統連系保護装
置７から遠いか近いかによる電圧変動を加味して設定を
するという煩わしさはなくなる。すなわち、この太陽光
発電システム１は、系統連系保護装置７に対して設置時
における位置にの変化による電圧変動の補正のための条
件の値を入力することは不要となり、如何なる場合にお
いても同一の条件を設定すれば良いものとなる。そし
て、その入力手段も不要なものとなり、コスト低減の効
果も奏するものとなる。
テム１の分電盤２は、系統連系保護装置７と解列開閉装
置８とを一体に有し、解列開閉装置８を主幹漏電ブレー
カの下位側に分岐ブレーカ５と並列に接続して成ること
により、インバータ装置１２の出力は、分電盤２の内部
にて解列開閉装置８を介して分岐ブレーカ５と直接接続
されるものとなる。従って、インバータ装置１２の出力
の開閉は、離れた位置に設置されたインバータ装置１２
まで行くことなく、分岐ブレーカ５の開閉とともに分電
盤２の設置場所にて同時に行うことが出来る。従って、
太陽光発電システム１の全体のメンテナンスは極めて容
易なものとなる。また、系統連系保護装置７に対し、電
流信号と電圧信号を出力する電流センサ９と電圧センサ
１０の配設位置である接続点近傍７ａは、電気事業法で
定められている所定の位置即ち電流制限用ブレーカ３の
近傍と大略同等と見なすことができる。従って、異常
（電圧上昇、電圧低下、周波数上昇及び周波数低下）か
否かを判定するための、所定の電圧範囲及び所定の電圧
周波数範囲の設定条件は、従来の技術の項で示した系統
連系型インバータ装置１３に内蔵する場合のように、イ
ンバータ装置１２の設置される位置が、系統連系保護装
置７から遠いか近いかによる電圧変動を加味して設定を
するという煩わしさはなくなる。すなわち、この太陽光
発電システム１は、系統連系保護装置７に対して設置時
における位置にの変化による電圧変動の補正のための条
件の値を入力することは不要となり、如何なる場合にお
いても同一の条件を設定すれば良いものとなる。そし
て、その入力手段も不要なものとなり、コスト低減の効
果も奏するものとなる。
【００１６】また、解列開閉装置８の上位側に、系統連
系保護装置７により制御される第２解列開閉装置８ａ
と、第２解列開閉装置８ａにて開閉される分岐出力と、
を有することにより、インバータ装置１２の出力は、解
列開閉装置８を介して、第２解列開閉装置８ａにて開閉
される分岐出力の分岐ブレーカ５ａと接続されることと
なる。その結果、商用電源の停電においては、太陽電池
１１の出力が非常用負荷分岐ブレーカ５ａを介し非常用
負荷６ａとしての照明器具あるいは電気配線用コンセン
トに給電される。そして家庭などにおいて、地震などの
災害により商用電源が停電した場合においても、例えば
電話、ファックス等通信機器など電源を必要とする負荷
への電源供給は、従来から非常用負荷分岐ブレーカ５ａ
の回路に接続することにより、つなぎ換えをすることな
く使用することが可能となる。また、本発明の実施の形
態の説明における非常用負荷分岐ブレーカ５ａの回路
は、停電時の動作においては漏電ブレーカによる保護は
無いものであるが、一般に、太陽電池１１及びインバー
タ装置１２は接地工事はされず、商用電源の停電時にお
いて漏電事故は発生しないこととなる。
系保護装置７により制御される第２解列開閉装置８ａ
と、第２解列開閉装置８ａにて開閉される分岐出力と、
を有することにより、インバータ装置１２の出力は、解
列開閉装置８を介して、第２解列開閉装置８ａにて開閉
される分岐出力の分岐ブレーカ５ａと接続されることと
なる。その結果、商用電源の停電においては、太陽電池
１１の出力が非常用負荷分岐ブレーカ５ａを介し非常用
負荷６ａとしての照明器具あるいは電気配線用コンセン
トに給電される。そして家庭などにおいて、地震などの
災害により商用電源が停電した場合においても、例えば
電話、ファックス等通信機器など電源を必要とする負荷
への電源供給は、従来から非常用負荷分岐ブレーカ５ａ
の回路に接続することにより、つなぎ換えをすることな
く使用することが可能となる。また、本発明の実施の形
態の説明における非常用負荷分岐ブレーカ５ａの回路
は、停電時の動作においては漏電ブレーカによる保護は
無いものであるが、一般に、太陽電池１１及びインバー
タ装置１２は接地工事はされず、商用電源の停電時にお
いて漏電事故は発生しないこととなる。
【００１７】なお、系統連系保護装置７とインバータ装
置１２を接続線７ｂにより接続し、電流センサ９及び電
圧センサ１０の出力をインバータ装置１２にも入力する
ことにより、インバータ装置１２は、電流センサ９と電
圧センサ１０の配設位置である接続点近傍７ａの電圧及
び電流の状態に基づくフィードバック制御を行うものと
しても良い。また、実施の形態の説明において、第２解
列開閉装置と第２解列開閉装置にて開閉される分岐出力
を有することとして説明したが、本発明においては、こ
れらは無いものとしても良い。
置１２を接続線７ｂにより接続し、電流センサ９及び電
圧センサ１０の出力をインバータ装置１２にも入力する
ことにより、インバータ装置１２は、電流センサ９と電
圧センサ１０の配設位置である接続点近傍７ａの電圧及
び電流の状態に基づくフィードバック制御を行うものと
しても良い。また、実施の形態の説明において、第２解
列開閉装置と第２解列開閉装置にて開閉される分岐出力
を有することとして説明したが、本発明においては、こ
れらは無いものとしても良い。
【００１８】
【発明の効果】請求項１記載の太陽光発電システムは、
インバータ装置の出力は、分電盤の内部にて解列開閉装
置を介して分岐ブレーカと直接接続されるので、インバ
ータ装置の出力の解列開閉装置による開閉及び分岐ブレ
ーカの開閉は、分電盤の設置場所にて行うことが出来
る。
インバータ装置の出力は、分電盤の内部にて解列開閉装
置を介して分岐ブレーカと直接接続されるので、インバ
ータ装置の出力の解列開閉装置による開閉及び分岐ブレ
ーカの開閉は、分電盤の設置場所にて行うことが出来
る。
【００１９】また、請求項２記載の太陽光発電システム
は、請求項１記載のものの効果に加え、インバータ装置
の出力は、第２解列開閉装置にて開閉される分岐出力の
分岐ブレーカと接続されるので、商用電源の停電におい
ては、太陽電池の出力が非常用負荷分岐ブレーカを介し
非常用負荷に給電される。
は、請求項１記載のものの効果に加え、インバータ装置
の出力は、第２解列開閉装置にて開閉される分岐出力の
分岐ブレーカと接続されるので、商用電源の停電におい
ては、太陽電池の出力が非常用負荷分岐ブレーカを介し
非常用負荷に給電される。
【図１】本発明の実施形態を示すシステム構成図であ
る。
る。
【図２】従来例のシステム構成図である。
１ 太陽光発電システム ２ 分電盤 ３ 電流制限用ブレーカ ４ 主幹漏電ブレーカ ５、 負荷分岐ブレーカ ５ａ 非常用負荷分岐ブレーカ ６ 負荷 ６ａ 非常用負荷 ７ 系統連系保護装置 ８ 解列開閉装置 ８ａ 第２解列開閉装置 ９ 電流センサ １０ 電圧センサ １１ 太陽電池 １２ インバータ装置 １３ 系統連系型インバータ装置
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 小新 博昭 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 塩川 明実 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内 (72)発明者 矢野 学 大阪府門真市大字門真1048番地松下電工株 式会社内
Claims (2)
- 【請求項１】 太陽電池から入力される直流電圧を交流
に変換して出力するインバータ装置と、商用電源を入力
し主幹漏電ブレーカの下位側にて分岐ブレーカを経て分
岐出力する分電盤と、商用電源と太陽電池との電力の系
統連系を制御するための系統連系保護装置と、系統連系
保護装置により制御される解列開閉装置と、を有する太
陽光発電システムにおいて、 前記分電盤は、前記系統連系保護装置と解列開閉装置と
を有し、解列開閉装置を主幹漏電ブレーカの下位側に分
岐ブレーカと並列に接続し成ることを特徴とする太陽光
発電システム。 - 【請求項２】 前記解列開閉装置の上位側に、前記系統
連系保護装置により制御される第２解列開閉装置と、第
２解列開閉装置にて開閉される分岐出力と、を有するこ
とを特徴とする請求項１記載の太陽光発電システム。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7343549A JPH09182298A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 太陽光発電システム |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7343549A JPH09182298A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 太陽光発電システム |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09182298A true JPH09182298A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18362386
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7343549A Withdrawn JPH09182298A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 太陽光発電システム |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09182298A (ja) |
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1169632A (ja) * | 1997-08-13 | 1999-03-09 | Matsushita Electric Works Ltd | 太陽光発電システム |
| JP2012235595A (ja) * | 2011-04-28 | 2012-11-29 | Taiyo Construction Co Ltd | 配線システム及び建物 |
| CN102843072A (zh) * | 2012-10-09 | 2012-12-26 | 南通天地通网络工程有限公司 | 使用太阳能光伏发电系统供电的集线器 |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP7343549A patent/JPH09182298A/ja not_active Withdrawn
Cited By (3)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPH1169632A (ja) * | 1997-08-13 | 1999-03-09 | Matsushita Electric Works Ltd | 太陽光発電システム |
| JP2012235595A (ja) * | 2011-04-28 | 2012-11-29 | Taiyo Construction Co Ltd | 配線システム及び建物 |
| CN102843072A (zh) * | 2012-10-09 | 2012-12-26 | 南通天地通网络工程有限公司 | 使用太阳能光伏发电系统供电的集线器 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A300 | Withdrawal of application because of no request for examination |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A300 Effective date: 20030304 |