JPH09181689A - Fm多重放送受信装置、情報送受信装置、情報送受信システム、情報送受信方法及び記憶媒体 - Google Patents

Fm多重放送受信装置、情報送受信装置、情報送受信システム、情報送受信方法及び記憶媒体

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JPH09181689A
JPH09181689A JP8272159A JP27215996A JPH09181689A JP H09181689 A JPH09181689 A JP H09181689A JP 8272159 A JP8272159 A JP 8272159A JP 27215996 A JP27215996 A JP 27215996A JP H09181689 A JPH09181689 A JP H09181689A
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Application number
JP8272159A
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English (en)
Inventor
Yasukazu Kako
億一 加来
Masaharu Kizaki
雅治 木崎
Takao Sugaya
孝夫 菅家
Shigehiko Nihei
成彦 仁平
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
F M TOKYO KK
Casio Computer Co Ltd
Original Assignee
F M TOKYO KK
Casio Computer Co Ltd
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Publication date
Application filed by F M TOKYO KK, Casio Computer Co Ltd filed Critical F M TOKYO KK
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Abstract

(57)【要約】 【課題】有料の情報サービスを行なう際の不正使用を確
実に阻止する。 【解決手段】スクランブルをかけて送信される情報を受
信するサービス情報受信装置1において、上記スクラン
ブルを解除するための解除キーを構成する半固定キーを
記憶しているICカード2と、FMラジオ部30で受信
された有料放送のサービス情報中に付加されている上記
解除キーを構成する可変キー及び上記ICカード2から
読出した半固定キーにより該解除キーを作成し、作成し
た解除キーで受信した情報のスクランブルを解除する制
御部43とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばFM多重放
送等でスクランブルをかけて送信される情報を受信する
FM多重放送受信装置、このFM多重放送受信装置で使
用される情報受信装置、上記FM多重放送受信装置を含
む情報送受信システム、この情報送受信システムで使用
される情報送受信方法及び上記FM多重放送受信装置で
使用される記憶媒体に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、FM(Frequency Mo
duration)放送電波に文字情報等のサービス情
報を多重させて送信し、そのサービス情報を受信側に設
けた表示手段に表示させるFM放送電波を媒体としたサ
ービスが考えられている。このサービスは、いわゆるF
M文字多重放送とも呼ばれ、見えるラジオ(VISUA
L INFORMASION RADIO)として、す
でに実施されている。
【0003】このFM文字多重放送は、送信側のFM放
送局から通常のFM放送電波に文字や数字などの表示情
報を周波数多重させたFM放送電波を送信すると、この
FM放送電波を受信側端末である液晶ディスプレイなど
のディスプレイ付きFMラジオ受信機で受信し、音声情
報と文字や数字等の表示情報とを分離し、このうちの表
示情報を文字コードに変換してディスプレイ上に表示
し、利用者の視認に供するようにしたものである。これ
により利用者は、FM放送を聞きながら、例えば放送し
ている音楽の曲名やアーチストの名前、解説、リクエス
ト得票など放送に関連した情報、さらには、放送とは直
接関連していないニュースや天気予報、交通情報などを
文字情報として見ることができるようにしている。
【0004】このFM文字多重放送においては、無料の
サービス情報の提供の他に、特定のサービス情報につい
ては有料化することも考えられている。その際、送信側
のFM放送局では、有料のサービス情報にスクランブル
処理を施して送信し、有料放送の受信契約を行なった受
信機にスクランブル解除のための解除キーまたは復号化
キーを記憶もしくは入力する手段を持たせ、受信した有
料サービス情報を復号化して視認できるようにすること
が考えられる。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、有料放
送の受信契約を行なっていない者がスクランブル解除の
ための解除キーを解読してしまうと、有料サービス情報
が不正に視認されてしまうことになる。
【0006】本発明は上記のような実情に鑑みてなされ
たもので、その目的とするところは、有料の情報サービ
スを行なう際の不正利用を確実に阻止することが可能な
FM多重放送受信装置、情報送受信装置、情報受信シス
テム、情報送受信方法及び記憶媒体を提供することにあ
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】請求項1記載の発明は、
FMラジオ放送に多重されて送信されてくる無料情報及
びスクランブルがかけられている有料情報を受信する受
信手段と、この受信手段により受信された上記有料情報
を、スクランブルを解除するための複数の解除キーを用
いてデスクランブルするデスクランブル手段と、このデ
スクランブル手段によりデスクランブルされた有料情報
及び上記受信手段により受信された無料情報を表示する
表示手段とを具備したことを特徴とする。
【0008】このような構成とすれば、複数の解除キー
がなければ受信した情報のスクランブルを解除すること
ができないので、不正なスクランブルの解除による有料
サービス情報の不正視認を確実に阻止することができ
る。
【0009】請求項2記載の発明は、上記請求項1記載
の発明において、上記受信手段は、さらにFMラジオ放
送電波に多重されて送信されてくる解除キーを受信し、
上記複数の解除キーのうち少なくとも1つは、上記受信
手段により受信された解除キーであることを特徴とす
る。
【0010】このような構成とすれば、上記請求項1記
載の発明の作用に加えて、受信側が不正に解除キーを解
読してしまったとしてもこれに対処し、新たに送信側が
暗号化した有料のサービス情報に付加する解除キーを変
更して送信すれば、受信側の解除キーが変更されるの
で、不正利用を阻止することができる。
【0011】請求項3記載の発明は、上記請求項1また
は2記載の発明において、解除キーを記憶してなる記憶
媒体を着脱可能とする受信装置本体を備え、上記複数の
解除キーのうち少くとも1つは、上記記憶媒体に記憶さ
れている解除キーであることを特徴とする。
【0012】このような構成とすれば、上記請求項1ま
たは2記載の発明の作用に加えて、例えばICカードの
ような形で解除キーを記憶した記憶媒体を受信契約を行
なった利用者に対して配布し、該利用者側では配布され
た記憶媒体を受信装置本体に装着するだけで簡易に有料
サービス情報の視認を行なうことができるようになる。
【0013】請求項4記載の発明は、上記請求項1乃至
3いずれか記載の発明において、受信装置本体内に予め
固定的に解除キーを記憶した記憶手段を備え、上記複数
の解除キーのうち少くとも1つは、上記記憶手段に記憶
されている解除キーであることを特徴とする。
【0014】このような構成とすれば、上記請求項1乃
至3いずれか記載の発明の作用に加えて、受信契約を行
なった利用者のみが使用し得る受信装置でなければ、受
信した放送の不正なスクランブル解除を行なうことがで
きず、有料サービス情報の不正視認をより確実に阻止す
ることができる。
【0015】請求項5記載の発明は、スクランブル情報
及び該スクランブル情報を解読するために用いる解除キ
ーを受信する受信手段と、この受信手段により受信され
た解除キーを含む複数の解除キーを用いて受信したスク
ランブル情報をデスクランブルするデスクランブル手段
と、このデスクランブル手段によりデスクランブルされ
た情報を表示する表示手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0016】このような構成とすれば、複数の解除キー
がなければ受信した情報のスクランブルを解除すること
ができないので、不正なスクランブルの解除による有料
サービス情報の不正視認を確実に阻止することができる
と共に、受信側が不正に解除キーを解読してしまったと
してもこれに対処し、新たに送信側が暗号化した有料の
サービス情報に付加する解除キーを変更して送信すれ
ば、受信側の解除キーが変更されるので、不正利用を阻
止することができる。
【0017】請求項6記載の発明は、スクランブル情報
を受信する受信手段と、上記スクランブル情報を解読す
るために用いる解除キーを記憶してなる記憶媒体を着脱
可能とする受信装置本体と、上記記憶媒体に記憶されて
いる解除キーを含む複数の解除キーを用いて上記受信手
段により受信されたスクランブル情報をデスクランブル
するデスクランブル手段と、このデスクランブル手段に
よりデスクランブルされた情報を表示する表示手段とを
具備したことを特徴とする。
【0018】このような構成とすれば、複数の解除キー
がなければ受信した情報のスクランブルを解除すること
ができないため、有料サービス情報の不正視認を確実に
阻止することができると共に、例えばICカードのよう
な形で解除キーを記憶した記憶媒体を受信契約を行なっ
た利用者に対して配布し、該利用者側では配布された記
憶媒体を受信装置本体に装着するだけで簡易に有料サー
ビス情報の視認を行なうことができる。
【0019】請求項7記載の発明は、スクランブル情報
及び該スクランブル情報を解読するために用いる第1の
解除キーを受信する受信手段と、上記スクランブル情報
を解読するために用いる第2の解除キーを記憶してなる
記憶媒体を着脱可能とする受信装置本体と、上記第1及
び第2の解除キーを含む複数の解除キーを用いて上記受
信手段により受信されたスクランブル情報をデスクラン
ブルするデスクランブル手段と、このデスクランブル手
段によりデスクランブルされた情報を表示する表示手段
とを具備したことを特徴とする。
【0020】このような構成とすれば、スクランブル情
報と共に受信した解除キーと例えばICカードのような
形で解除キーを記憶した記憶媒体から読込んだ解除キー
とを含む複数の解除キーがなければ受信した情報のスク
ランブルを解除することができないので、不正なスクラ
ンブルの解除による有料サービス情報の不正視認を確実
に阻止することができると共に、受信側が不正に解除キ
ーを解読してしまったとしてもこれに対処し、新たに送
信側が暗号化した有料のサービス情報に付加する解除キ
ーを変更して送信すれば、受信側の解除キーが変更され
るので、不正利用を阻止することができる。
【0021】請求項8記載の発明は、上記請求項5乃至
7いずれか記載の発明において、受信装置本体内に予め
固定的に解除キーを記憶した記憶手段を備え、上記複数
の解除キーのうち少くとも1つは、上記記憶手段に記憶
されている解除キーであることを特徴とする。
【0022】このような構成とすれば、上記請求項5乃
至7いずれか記載の発明の作用に加えて、受信契約を行
なった利用者のみが使用し得る受信装置でなければ、受
信した放送の不正なスクランブル解除を行なうことがで
きず、有料サービス情報の不正視認をより確実に阻止す
ることができる。
【0023】請求項9記載の発明は、上記請求項5乃至
8いずれか記載の発明において、上記デスクランブル手
段は、上記複数の解除キーのうち2つ以上の解除キーを
用いて所定の処理を行なうことにより新たな解除キーを
作成する解除キー作成手段を備え、この解除キー作成手
段により作成された新たな解除キーを、上記スクランブ
ル情報を解読するために用いることを特徴とする。
【0024】このような構成とすれば、上記請求項5乃
至8いずれか記載の発明の作用に加えて、複数の解除キ
ーのうち2つ以上の解除キーを用いて所定の処理を行な
うことにより新たな解除キーを作成し、作成された新た
な解除キーでスクランブルを解除するため、複数の解除
キーのみならず新たな解除キーを得るための演算アルゴ
リズムをも用意しなければスクランブルを解除すること
ができないので、不正なスクランブルの解除による有料
サービス情報の不正視認をより確実に阻止することがで
きる。
【0025】請求項10記載の発明は、スクランブル情
報を受信する受信手段と、この受信手段により受信され
たスクランブル情報を、スクランブルを解除するための
複数の解除キーを用いてデスクランブルするデスクラン
ブル手段と、このデスクランブル手段によりデスクラン
ブルされた情報を表示する表示手段とを具備し、上記デ
スクランブル手段は、上記複数の解除キーのうち2つ以
上の解除キーを用いて所定の処理を行なうことにより新
たな解除キーを作成する解除キー作成手段を備え、この
解除キー作成手段により作成された新たな解除キーを、
上記スクランブル情報を解読するために用いることを特
徴とする。
【0026】このような構成とすれば、複数の解除キー
のうち2つ以上の解除キーを用いて所定の処理を行なう
ことにより新たな解除キーを作成し、作成された新たな
解除キーでスクランブルを解除するため、複数の解除キ
ーのみならず新たな解除キーを得るための演算アルゴリ
ズムをも用意しなければスクランブルを解除することが
できないので、不正なスクランブルの解除による有料サ
ービス情報の不正視認をより確実に阻止することができ
る。
【0027】請求項11記載の発明は、複数の暗号化キ
ーを用いて情報にスクランブルをかけるスクランブル手
段と、このスクランブル手段によりスクランブルがかけ
られたスクランブル情報を送信すると共に、上記複数の
暗号化キーのうち少くとも1つの暗号化キーを上記スク
ランブルを解除するための解除キーとして送信する送信
手段とを具備したことを特徴とする。
【0028】このような構成とすれば、複数の解除キー
がなければ受信側で情報のスクランブルを解除すること
ができないので、不正なスクランブルの解除による有料
サービス情報の不正視認を確実に阻止させることがで
き、受信側が不正に解除キーを解読してしまったとして
もこれに対処し、新たに送信側が暗号化した有料のサー
ビス情報に付加する解除キーを変更して送信すれば、受
信側の解除キーが変更されるので、不正利用を阻止する
ことができる。
【0029】請求項12記載の発明は、請求項11記載
の発明において、上記スクランブル手段は、上記複数の
暗号化キーのうち2つ以上の暗号化キーを用いて所定の
処理を行なうことにより新たな暗号化キーを作成する暗
号化キー作成手段を備え、この暗号化キー作成手段によ
り作成された新たな暗号化キーを、情報にスクランブル
をかけるために用いることを特徴とする。
【0030】このような構成とすれば、上記請求項11
記載の発明の作用に加えて、複数の暗号化キーのうち2
つ以上の暗号化キーを用いて所定の処理を行なうことに
より新たな暗号化キーを作成し、作成された新たな暗号
化キーでスクランブルをかけるため、受信側において複
数の解除キーのみならず新たな解除キーを得るための演
算アルゴリズムをも用意しなければスクランブルを解除
することができず、不正なスクランブルの解除による有
料サービス情報の不正視認をより確実に阻止させること
ができる。
【0031】請求項13記載の発明は、複数の暗号化キ
ーを用いて情報にスクランブルをかけるスクランブル手
段と、このスクランブル手段によりスクランブルがかけ
られたスクランブル情報を送信する送信手段とを具備
し、上記スクランブル手段は、上記複数の暗号化キーの
うち2つ以上の暗号化キーを用いて所定の処理を行なう
ことにより新たな暗号化キーを作成する暗号化キー作成
手段を備え、この暗号化キー作成手段により作成された
新たな暗号化キーを、情報にスクランブルをかけるため
に用いることを特徴とする。
【0032】このような構成とすれば、複数の暗号化キ
ーのうち2つ以上の暗号化キーを用いて所定の処理を行
なうことにより新たな暗号化キーを作成し、作成された
新たな暗号化キーでスクランブルをかけたサービス情報
を送信するため、受信側において複数の解除キーのみな
らず新たな解除キーを得るための演算アルゴリズムをも
用意しなければスクランブルを解除することができず、
不正なスクランブルの解除による有料サービス情報の不
正視認をより確実に阻止させることができる。
【0033】請求項14記載の発明は、スクランブル情
報及び該スクランブル情報を解読するために用いる第1
の解除キーを送信する情報送信装置と、上記スクランブ
ル情報を解読するために用いる第2の解除キーを記憶し
てなる記憶媒体と、上記情報送信装置から送信された上
記スクランブル情報及び第1の解除キーを受信する、上
記記憶媒体を装着可能とした情報受信装置とからなり、
上記情報受信装置は、上記スクランブル情報を解読する
ために用いる第3の解除キーを固定的に記憶した記憶手
段と、上記第1の解除キー、第2の解除キー及び上記記
憶手段に記憶した第3の解除キーを用いて受信したスク
ランブル情報をデスクランブルするデスクランブル手段
と、このデスクランブル手段によりデスクランブルされ
た情報を表示する表示手段とを具備したことを特徴とす
る。
【0034】このようなシステム構成とすれば、スクラ
ンブル情報と共に送信する第1の解除キー、例えばIC
カード等の記憶媒体に記憶された第2の解除キー、及び
情報受信装置内に固定的に記憶される第3の解除キーの
すべてが揃わなければ、受信した情報にかけられたスク
ランブルを解除することができないので、不正なスクラ
ンブルの解除による有料サービス情報の不正視認をより
確実に阻止させることができる。
【0035】請求項15記載の発明は、上記請求項14
記載の発明において、上記情報送信装置は、上記第1、
第2、及び第3の解除キーを第1、第2及び第3の暗号
化キーとして用いて情報にスクランブルをかけるスクラ
ンブル手段を備えることを特徴とする。
【0036】このようなシステム構成とすれば、上記請
求項14記載の発明の作用に加えて、上記第1、第2、
及び第3の解除キーを第1、第2及び第3の暗号化キー
として用いて情報にスクランブルをかけるので、不正な
スクランブルの解除による有料サービス情報の不正視認
をより確実に阻止させることができる。
【0037】請求項16記載の発明は、スクランブル情
報及び該スクランブル情報を解読するために用いる解除
キーを受信する受信工程と、受信した解除キーを含む複
数の解除キーを用いて受信したスクランブル情報をデス
クランブルするデスクランブル工程と、デスクランブル
された情報を表示する表示工程とを有することを特徴と
する。
【0038】このような方法とすれば、複数の解除キー
がなければ受信した情報のスクランブルを解除すること
ができないので、不正なスクランブルの解除による有料
サービス情報の不正視認を確実に阻止することができる
と共に、受信側が不正に解除キーを解読してしまったと
してもこれに対処し、新たに送信側が暗号化した有料の
サービス情報に付加する解除キーを変更して送信すれ
ば、受信側の解除キーが変更されるので、不正利用を阻
止することができる。
【0039】請求項17記載の発明は、スクランブル情
報を受信する受信工程と、外部の記憶媒体からスクラン
ブル情報を解読するために用いる解除キーを読込む読込
み工程と、外部の記憶媒体から読込んだ解除キーを含む
複数の解除キーを用いて受信したスクランブル情報をデ
スクランブルするデスクランブル工程と、このデスクラ
ンブル工程によりデスクランブルされた情報を表示する
表示工程とを有することを特徴とする。
【0040】このような方法とすれば、複数の解除キー
がなければ受信した情報のスクランブルを解除すること
ができないため、有料サービス情報の不正視認を確実に
阻止することができると共に、例えばICカードのよう
な形で解除キーを記憶した記憶媒体を受信契約を行なっ
た利用者に対して配布し、該利用者側では配布された記
憶媒体を受信装置本体に装着するだけで簡易に有料サー
ビス情報の視認を行なうことができる。
【0041】請求項18記載の発明は、スクランブル情
報及び該スクランブル情報を解読するために用いる第1
の解除キーを受信する受信工程と、外部の記憶媒体から
上記スクランブル情報を解読するために用いる第2の解
除キーを読込む読込工程と、上記第1及び第2の解除キ
ーを含む複数の解除キーを用いて受信したスクランブル
情報をデスクランブルするデスクランブル工程と、この
デスクランブル工程によりデスクランブルされた情報を
表示する表示工程とを有することを特徴とする。
【0042】このような方法とすれば、スクランブル情
報と共に受信した解除キーと例えばICカードのような
形で解除キーを記憶した記憶媒体から読込んだ解除キー
とを含む複数の解除キーがなければ受信した情報のスク
ランブルを解除することができないので、不正なスクラ
ンブルの解除による有料サービス情報の不正視認を確実
に阻止することができると共に、受信側が不正に解除キ
ーを解読してしまったとしてもこれに対処し、新たに送
信側が暗号化した有料のサービス情報に付加する解除キ
ーを変更して送信すれば、受信側の解除キーが変更され
るので、不正利用を阻止することができる。
【0043】請求項19記載の発明は、スクランブル情
報を受信する受信工程と、スクランブルを解除するため
の複数の解除キーのうち2つ以上の解除キーを用いて所
定の処理を行なうことにより新たな解除キーを作成する
解除キー作成工程と、作成された新たな解除キーを含む
複数の解除キーを用いて受信したスクランブル情報をデ
スクランブルするデスクランブル工程と、このデスクラ
ンブル工程によりデスクランブルされた情報を表示する
表示工程とを有することを特徴とする。
【0044】このような方法とすれば、複数の解除キー
のうち2つ以上の解除キーを用いて所定の処理を行なう
ことにより新たな解除キーを作成し、作成された新たな
解除キーでスクランブルを解除するため、複数の解除キ
ーのみならず新たな解除キーを得るための演算アルゴリ
ズムをも用意しなければスクランブルを解除することが
できないので、不正なスクランブルの解除による有料サ
ービス情報の不正視認をより確実に阻止することができ
る。
【0045】請求項20記載の発明は、複数の暗号化キ
ーを用いて情報にスクランブルをかけるスクランブル工
程と、スクランブルがかけられたスクランブル情報を送
信する第1の送信工程と、上記複数の暗号化キーのうち
少くとも1つの暗号化キーを上記スクランブルを解除す
るための解除キーとして送信する第2の送信工程とを有
することを特徴とする。
【0046】このような方法とすれば、複数の解除キー
がなければ受信側で情報のスクランブルを解除すること
ができないので、不正なスクランブルの解除による有料
サービス情報の不正視認を確実に阻止させることがで
き、受信側が不正に解除キーを解読してしまったとして
もこれに対処し、新たに送信側が暗号化した有料のサー
ビス情報に付加する解除キーを変更して送信すれば、受
信側の解除キーが変更されるので、不正利用を阻止する
ことができる。
【0047】請求項21記載の発明は、複数の暗号化キ
ーのうち2つ以上の暗号化キーを用いて所定の処理を行
なうことにより新たな暗号化キーを作成する暗号化キー
作成工程と、作成された新たな暗号化キーを含む複数の
暗号化キーを用いて情報にスクランブルをかけるスクラ
ンブル工程と、スクランブルがかけられたスクランブル
情報を送信する送信工程とを有することを特徴とする。
【0048】上記のような方法とすれば、複数の暗号化
キーのうち2つ以上の暗号化キーを用いて所定の処理を
行なうことにより新たな暗号化キーを作成し、作成され
た新たな暗号化キーでスクランブルをかけたサービス情
報を送信するため、受信側において複数の解除キーのみ
ならず新たな解除キーを得るための演算アルゴリズムを
も用意しなければスクランブルを解除することができ
ず、不正なスクランブルの解除による有料サービス情報
の不正視認をより確実に阻止させることができる。
【0049】請求項22記載の発明は、スクランブル情
報を受信する情報受信装置に着脱可能とされている記憶
媒体であって、上記情報受信装置側で受信したスクラン
ブル情報を解読するために用いられる複数の解除キーの
うち少くとも1つを記憶する記憶手段と、上記情報受信
装置とのインタフェイスを行なって上記記憶手段に記憶
した解除キーを読出し、上記情報受信装置へ伝送するイ
ンタフェイス手段とを具備したことを特徴とする。
【0050】上記のような構成とすれば、例えばICカ
ードのような形で解除キーを記憶させた記憶媒体から読
込んだ解除キーを含む複数の解除キーがなければ情報受
信装置側で受信した情報のスクランブルを解除すること
ができないので、不正視認を確実に阻止することができ
ると共に、この記憶媒体を有料のサービス情報を受信す
るためのものとして例えばコンビニエンスストア等で販
売することにより、該有料のサービス情報の課金システ
ムを容易に構築することができる。
【0051】
【発明の実施の形態】
(第1の実施の形態)以下本発明をFM文字多重放送シ
ステムに適用した場合の第1の実施の形態を図面を参照
して説明する。
【0052】図1はそのシステム全体の構成を示すもの
であり、有料及び無料のサービス情報を多重化したFM
放送電波を送信する事業者であるFM放送局3と、この
FM放送局3からのFM放送電波を受信するサービス情
報受信装置1と、このサービス情報受信装置1に着脱さ
れる、有料のサービス情報を受信する際に用いる情報記
憶媒体であるIC(Integrated Circu
it)カード2、及びこのICカード2の販売を行なう
コンビニエンスストア等の販売店4を有してなり、この
販売店4はサービスセンター5と所定のカード売買契約
等を交わしている。
【0053】すなわち、サービスセンター5は、ICカ
ード2の発行会社であると共に、有料のサービス情報で
ある有料番組の製作会社でもある。そして、このサービ
スセンター5で製作された有料番組は、有料のサービス
情報としてFM放送局3に送られ、FM放送局3等が製
作した無料番組である無料のサービス情報と共に送信さ
れる。
【0054】なお、サービスセンター5からFM放送局
3への有料のサービス情報の移送は、有線、無線、ある
いは磁気テープに記録して搬送する等の種々の方法を採
用し得る。
【0055】次に、上記サービス情報受信装置1及びI
Cカード2の構成について、図2乃至図4を用いて説明
する。
【0056】図2はサービス情報受信装置1及びICカ
ード2の外観構成を例示するものであり、略直方体状の
装置本体1Aの表面に、キー入力部6、サービス情報等
を表示する表示手段としての表示部7が設けられてい
る。
【0057】キー入力部6には、文字削除キー8、機能
選択キー9、ひらがな/カタカナ/漢字を選択する文字
・数字選択キー10、絵文字キー11、“あ”〜“わ”
のかな及び“1”〜“0”の数字を入力するかな・数字
入力キー群12、情報バンク/電話/計算/シークレッ
ト等のモードを選択するモードキー群13その他が設け
られている。
【0058】また、上記装置本体1Aの一方の側面には
情報記憶媒体である上記ICカード2を装着するスロッ
ト14が設けられており、図示しない反対側の側面には
受信チューニングダイヤル、ステレオヘッドホンジャッ
ク、音量調整ダイヤル、電源スイッチ等が設けられる。
【0059】続く図3はICカード2の内部構成を例示
するもので、上記図2でも示したようにICカード2の
外表面の一端面、サービス情報受信装置1への装着の先
端側には複数、例えば9個のコネクタ15,15,…が
配設され、このICカード2がサービス情報受信装置1
に装着された状態でこれらコネクタ15,15,…を介
してサービス情報受信装置1とデータの送受を行なう。
【0060】ICカード2の内部には、不揮発性のメモ
リであるEEPROM(Electric Erasa
ble Program Read Only Mem
ory)16が設けられている。このEEPROM16
には、有料のサービス情報を受信する際にスクランブル
を解除するために用いられる解除キーの1つである後述
する半固定キーが記憶されており、この半固定キーがI
Cカード2をサービス情報受信装置1に装着した状態で
上記コネクタ15,15,…を介してサービス情報受信
装置1側に読出されるものである。
【0061】なお、本実施の形態においては、EEPR
OM16から読出された半固定キーは、直接コネクタ1
5を介してサービス情報受信装置1側に出力される構成
としたが、EEPROM16とコネクタ15との間にC
PUを設け、このCPUに半固定キーの読出処理等の制
御を行わせるようにしてもよい。
【0062】図4は主として上記サービス情報受信装置
1内の電子回路の構成を示すものである。同図でサービ
ス情報受信装置1は、FM放送電波を受信し、対応する
音声を発生するFM放送受信部30と、このFM放送受
信部30より受信した受信したFM放送電波に多重化さ
れている有料、無料のサービス情報の受信に対する各種
の処理を行なうサービス情報受信部40とを有してい
る。
【0063】上記FM放送受信部30は、FM放送電波
を受信するアンテナ31と、FM放送電波のチューニン
グを行なうFMチューナ32と、このFMチューナ32
で得たFM信号の復調を行なうFM復調器33と、復調
されたFM信号をステレオ信号に復調するステレオ復調
器34と、このステレオ復調器34の出力信号を増幅す
る一対のアンプ35a,35bと、これらアンプ35
a,35bで増幅された信号を音声として拡声出力する
一対のスピーカ36a,36bとを具備している。ま
た、上記したステレオヘッドホン用ジャックにステレオ
ヘッドホンを装着してFMステレオ放送を聴取すること
も勿論可能である。
【0064】上記サービス情報受信部40は、上記FM
復調器33に接続され、デジタル変調(上記FMステレ
オ信号のL,R信号の変調度に対して多重信号の大きさ
(レベル)を4〜10%まで変化させる)されてFM放
送電波に多重化されているサービス情報を分離して復調
するL−MSK(Level controlledM
inimam Shift Keying)復調器41
と、誤り訂正復号器42と、復調されたサービス情報に
対するデスクランブルを含む各種の処理を行なう制御部
43とを有している。
【0065】この制御部43に対して、制御部43の処
理プログラムを格納したROM(Read Only
Memory)44と、上記キー入力部6及び表示部7
と、上記ICカード2に対する読出し処理を行なうカー
ド処理部45と、受信データ(受信情報)を記憶する受
信データメモリ47及び上記キー入力部6からの入力デ
ータ(入力情報)を記憶する入力データメモリ48と、
上記制御部43の処理結果に応じて警報を発するブザー
等の報音部49と、上記受信チューニングダイヤルの操
作に応じて上記FMチューナ32の受信チューニングを
行なう受信制御部50とが接続されている。
【0066】制御部43は、CPU(Central
Processing Unit)などで構成され、カ
ード処理部45を介してICカード2から読出した半固
定キーと、L−MSK復調器41、誤り訂正復号器42
を介して受信した有料のサービス情報に付加されている
後述する可変キーとを用いて所定の演算処理を行なうこ
とでスクランブルを解除するための新たな解除キーを作
成し、この作成した解除キーを用いて有料のサービス情
報に対するデスクランブル処理を行ない、得られた有料
のサービス情報を表示部7にて表示する。
【0067】図5は、上記FM放送局3に配置されるサ
ービス情報送信装置70の構成を示すものであり、この
サービス情報送信装置70は送信部71とデータ処理部
72と多重化処理部73とを有している。
【0068】送信部71は、音声情報のステレオ変調を
行なうステレオ変調器74と、変調されたステレオ信号
をFM変調するFM変調器75、変調されたFM信号を
アンテナ77よりFM放送電波として送信する送信器7
6を備えている。
【0069】また、データ処理部72は、入力される有
料、無料のサービス情報に所定のデータを付加したり、
有料のサービス情報のスクランブル処理等を行なう。
【0070】また多重化処理部73は、データ処理部7
2にて処理された有料、無料のサービス情報に誤り訂正
符号を付加する誤り訂正付加器78、この誤り訂正符号
を付加したサービス情報を、デジタル変調(上記ステレ
オ信号のL,R信号の変調度に対して多重信号の大きさ
(レベル)を4〜10%まで変化させる)してステレオ
信号に多重化させるL−MSK変調器79を備えてい
る。
【0071】ここで上記FM放送電波に多重化される有
料のサービス情報の送信信号フォーマットについて図6
により説明する。図6は有料のサービス情報の送信信号
フォーマットを示すものであり、それぞれその先頭に付
加されているパケット番号はサービス情報毎に割当てら
れるパケット番号を示すものである。
【0072】パケット番号「0」のパケットには、デー
タブロック中にそのサービス情報の種別を表わす「番組
番号」、有料のサービス情報であることを表わす「有料
コード」に続いて、スクランブルを解除するために用い
られる解除キーの1つである可変キーが配置される。
【0073】この可変キーは、例えば日付や時刻などに
応じてその内容を可変設定することで、受信側で作成さ
れるスクランブルを解除するための解除キーを変更する
ことができる。そして、このパケット番号「0」のパケ
ットに続くパケット番号「1」以降のパケットには、デ
ータブロック中に実際の有料のサービス情報がスクラン
ブルをかけられた状態で順次に配置設定される。
【0074】また、図7は無料のサービス情報の送信信
号フォーマットを示すものであり、上記図6と同様にそ
れぞれその先頭に付加されるパケット番号はサービス情
報毎に割当てられるパケット番号を示すものである。
【0075】パケット番号「0」のパケットには、デー
タブロック中にそのサービス情報の種別を表わす「番組
番号」、無料のサービス情報であることを表わす「無料
コード」が配置される。そして、このパケット番号
「0」のパケットに続くパケット番号「1」以降のパケ
ットには、データブロック中に実際のサービス情報が上
記図6の場合とは違って全くスクランブルをかけない状
態で順次配置設定されている。
【0076】次に上記第1の実施の形態の動作について
説明する。
【0077】本実施の形態においては、有料のサービス
情報の受信に際して図8に示すようにICカード2から
読出した半固定キーと、上記図6に示したように受信し
た有料のサービス情報の先頭パケット中の可変キーとを
用いて所定の演算処理を行なうことで新たな解除キーを
作成し、この作成した解除キーを用いて、スクランブル
がかけられている有料のサービス情報に対するデスクラ
ンブル処理を行ない、復号化された正常な有料のサービ
ス情報を得るようにするものであり、その処理手順は図
9に示すようになる。
【0078】すなわち図9は上記制御部43がROM4
4に記憶された処理プログラムに基づいて行なうサービ
ス情報の受信に際しての動作を例示するもので、その当
初には有料、無料を問わずサービス情報の受信を待機し
(ステップA1)、サービス情報の受信があったと判断
した時点で、次にそのサービス情報が有料であるか否か
をパケットのデータブロック中に有料コードが配置され
ているか否かにより判断する(ステップA2)。
【0079】ここで、当該位置に有料コードが配置され
ておらず、代わりに無料コードが配置されており、受信
したサービス情報が有料ではなく無料であると判断した
場合には、そのサービス情報にはスクランブルがかけら
れていないため、そのまま受信した無料のサービス情報
を順次表示部7にて表示出力させると共に、受信データ
メモリ47に記憶させる(ステップA7)。
【0080】また、上記ステップA2で当該位置に有料
コードが配置されており、受信したサービス情報が有料
であると判断した場合には、次いでICカード2が装着
されているか否か判断する(ステップA3)。
【0081】ここで、ICカード2が装着されていない
と判断した場合、ICカード2から半固定キーを読出す
ことができず、したがって有料のサービス情報にかけら
れているスクランブルを解除するための解除キーを作成
することができないので、この受信処理を終了する。
【0082】反対に、ICカード2が装着されていると
判断した場合には、カード処理部45を介してICカー
ド2から半固定キーを読出し、この半固定キーと受信し
た有料のサービス情報の先頭パケット中の可変キーとで
所定の演算処理を行なうことによりスクランブルを解除
するための新たな解除キーを作成する(ステップA
4)。
【0083】そして、作成した解除キーを用いてスクラ
ンブルがかけられている有料番組のサービス情報に対す
るデスクランブル処理を行ない、復号化された正常な有
料のサービス情報を得る(ステップA5)。続いて、こ
うして得た有料のサービス情報を順次表示部7にて表示
出力させると共に、受信データメモリ47に記憶させる
(ステップA6)。
【0084】このように、サービス情報受信装置1に装
着されるICカード2から読出した半固定キーと受信し
た有料のサービス情報に付加されている可変キーとによ
る所定の演算処理により新たな解除キーを作成し、この
作成した解除キーでデスクランブル処理を行なうことに
より復号化された正常な有料のサービス情報を得るよう
にするため、不正な有料サービス情報の視認を確実に阻
止することが可能となる。
【0085】(第2の実施の形態)以下本発明をFM文
字多重放送システムに適用した場合の第2の実施の形態
を図面を参照して説明する。
【0086】しかるに、システム全体の構成、サービス
情報受信装置及びこれに装着されるICカードの構成、
FM放送局に配置されるサービス情報送信装置の構成、
及びFM放送電波に多重化されるサービス情報の送信信
号フォーマットについては上記図1乃至図7に示したも
のと基本的に同様であるものとして、同一部分には同一
符号を用いてその説明は省略する。
【0087】なお、サービス情報受信装置1内のROM
44には、ICカード2から読出す半固定キー及び受信
した有料のサービス情報に付加されている可変キーと併
せて、有料のサービス情報のスクランブルを解除するた
めに用いられる解除キーの1つである固定キー44aが
図4中に破線で示す如く予め記憶されているものとす
る。
【0088】次に上記第2の実施の形態の動作について
説明する。
【0089】本実施の形態においては、有料のサービス
情報の受信に際して図10に示すように、ROM44に
記憶されている固定キー、ICカード2から読出した半
固定キー、及び受信した有料のサービス情報の先頭パケ
ット中の可変キーで順次段階的に解読処理を行なうこと
で、スクランブルがかけられている有料番組のサービス
情報に対するデスクランブル処理を行ない、復号化され
た正常な有料のサービス情報を得るようにするものであ
り、その処理手順は図11に示すようになる。
【0090】すなわち図11は上記制御部43がROM
44に記憶された処理プログラムに基づいて行なうサー
ビス情報の受信に際しての動作を例示するもので、その
当初には有料、無料を問わずサービス情報の受信を待機
し(ステップB1)、サービス情報の受信があったと判
断した時点で、次にそのサービス情報が有料であるか否
かをパケットのデータブロック中に有料コードが配置さ
れているか否かにより判断する(ステップB2)。
【0091】ここで、当該位置に有料コードが配置され
ておらず、代わりに無料コードが配置されており、受信
したサービス情報が有料ではなく無料であると判断した
場合には、そのサービス情報にはスクランブルがかけら
れていないため、そのまま受信した無料のサービス情報
を順次表示部7にて表示出力させると共に、受信データ
メモリ47に記憶させる(ステップB8)。
【0092】また、上記ステップB2で当該位置に有料
コードが配置されており、受信したサービス情報が有料
であると判断した場合には、次いでICカード2が装着
されているか否か判断する(ステップB3)。
【0093】ここで、ICカード2が装着されていない
と判断した場合、ICカード2から半固定キーを読出す
ことができず、したがってサービス情報にかけられてい
るスクランブルを解除することができないので、この受
信処理を終了する。
【0094】反対に、ICカード2が装着されていると
判断した場合には、カード処理部45を介してICカー
ド2から半固定キーを読出すと共に、受信した有料のサ
ービス情報の先頭パケット中の上記有料コードに続く可
変キーを取込む(ステップB4)。
【0095】その後、ROM44に記憶されている固定
キーを用いて受信した有料のサービス情報に対する第1
のデスクランブル処理を行ない(ステップB5)、その
処理データに対してICカード2から読出した半固定キ
ーを用いて第2のデスクランブル処理を行なう(ステッ
プB6)。
【0096】さらにこの処理データに対して受信した有
料のサービス情報に付加されている可変キーを用いて第
3のデスクランブル処理を行なうことにより、完全にス
クランブルを解除した復号化された正常な有料のサービ
ス情報を得る(ステップB7)。続いて、こうして得た
有料のサービス情報を順次表示部7にて表示出力させる
と共に、受信データメモリ47に記憶させ(ステップB
8)、以上でこの受信処理を終了する。
【0097】このように、予めROM44に記憶されて
いる固定キー、サービス情報受信装置1に装着されるI
Cカード2から読出した半固定キー、及び受信した有料
のサービス情報に付加されている可変キーによって、順
次段階的にデスクランブル処理を行なうことにより最終
的に復号化された正常な有料のサービス情報を得るよう
にする。そのため、不正な有料サービス情報の視認をよ
り確実に阻止することが可能となる。
【0098】(第3の実施の形態)以下本発明をFM文
字多重放送システムに適用した場合の第3の実施の形態
を図面を参照して説明する。
【0099】しかるに、システム全体の構成、サービス
情報受信装置及びこれに装着されるICカードの構成、
FM放送局に配置されるサービス情報送信装置の構成、
及びFM放送電波に多重化されるサービス情報の送信信
号フォーマットについては上記図1乃至図7に示したも
のと基本的に同様であるものとして、同一部分には同一
符号を用いてその説明は省略する。
【0100】なお、サービス情報受信装置1内のROM
44には、ICカード2から読出す半固定キー及び受信
した有料のサービス情報に付加されている可変キーと併
せて、有料のサービス情報のスクランブルを解除するた
めに用いられる解除キーの1つである固定キー44aが
図4中に破線で示す如く予め記憶されているものとす
る。
【0101】次に上記第3の実施の形態の動作について
説明する。
【0102】本実施の形態においては、有料のサービス
情報の受信に際して図12に示すように、ICカード2
から読出した半固定キーと受信した有料のサービス情報
の先頭パケット中の可変キーとを用いて所定の演算処理
を行なうことで新たな解除キーを作成し、この作成した
解除キーと上記ROM44に記憶されている固定キーと
で順次段階的に解読処理を行なうことで、スクランブル
がかけられている有料のサービス情報に対するデスクラ
ンブル処理を行ない、復号化された正常な有料のサービ
ス情報を得るようにするものであり、その処理手順は図
13に示すようになる。
【0103】すなわち図13は上記制御部43がROM
44に記憶された処理プログラムに基づいて行なうサー
ビス情報の受信に際しての動作を例示するもので、その
当初には有料、無料を問わずサービス情報の受信を待機
し(ステップC1)、サービス情報の受信があったと判
断した時点で、次にそのサービス情報が有料であるか否
かを先頭のパケットのデータブロック中に有料コードが
配置されているか否かにより判断する(ステップC
2)。
【0104】ここで、当該位置に有料コードが配置され
ておらず、代わりに無料コードが配置されており、受信
したサービス情報が有料ではなく無料であると判断した
場合には、そのサービス情報にはスクランブルがかけら
れていないため、そのまま受信した無料のサービス情報
を順次表示部7にて表示出力させると共に、受信データ
メモリ47に記憶させる(ステップC8)。
【0105】また、上記ステップC2で当該位置に有料
コードが配置されており、受信したサービス情報が有料
であると判断した場合には、次いでICカード2が装着
されているか否か判断する(ステップC3)。
【0106】ここで、ICカード2が装着されていない
と判断した場合、ICカード2から半固定キーを読出す
ことができず、したがってサービス情報にかけられてい
るスクランブルを解除するために用いられる新たな解除
キーを作成することができないので、この受信処理を終
了する。
【0107】またICカード2が装着されていると判断
した場合には、カード処理部45を介してICカード2
から半固定キーを読出すと共に、受信した有料のサービ
ス情報の先頭パケット中の上記有料コードに続く可変キ
ーを取込む(ステップC4)。
【0108】その後、上記取得した半固定キーと可変キ
ーとを用いて所定の演算処理を行なうことによりスクラ
ンブルを解除するための新たな解除キーを作成し(ステ
ップC5)、この作成した解除キーを用いて受信した有
料のサービス情報に対する第1のデスクランブル処理を
行なう(ステップC6)。
【0109】さらにこの処理データに対して、ROM4
4に記憶されている固定キーを用いて第2のデスクラン
ブル処理を行なうことにより、完全にスクランブルを解
除した復号化された正常な有料のサービス情報を得る
(ステップC7)。続いて、こうして得た有料のサービ
ス情報を順次表示部7にて表示出力させると共に、受信
データメモリ47に記憶させ(ステップC8)、以上で
この受信処理を終了する。
【0110】このように、サービス情報受信装置1に装
着されるICカード2から読出した半固定キーと受信し
た有料のサービス情報に付加されている可変キーとによ
って新たな解除キーを作成し、この作成した解除キーと
予めROM44に記憶されている固定キーとで順次段階
的にデスクランブル処理を行なうことにより最終的に復
号化された正常な有料のサービス情報を得るようにす
る。そのため、不正な有料のサービス情報の視認をより
確実に阻止することが可能となる。
【0111】(第4の実施の形態)以下本発明をFM文
字多重放送システムに適用した場合の第4の実施の形態
を図面を参照して説明する。
【0112】しかるに、システム全体の構成、サービス
情報受信装置及びこれに装着されるICカードの構成、
FM放送局に配置されるサービス情報送信装置の構成、
及びFM放送電波に多重化されるサービス情報の送信信
号フォーマットについては上記図1乃至図7に示したも
のと基本的に同様であるものとして、同一部分には同一
符号を用いてその説明は省略する。
【0113】なお、サービス情報受信装置1内のROM
44には、ICカード2から読出す半固定キー及び受信
した有料のサービス情報に付加されている可変キーと併
せて、有料のサービス情報のスクランブルを解除するた
めに用いられる解除キーの1つである固定キー44aが
図4中に破線で示す如く予め記憶されているものとす
る。
【0114】次に上記第4の実施の形態の動作について
説明する。
【0115】本実施の形態においては、有料のサービス
情報の受信に際して図14に示すように、上記ROM4
4に記憶されている固定キー、ICカード2から読出し
た半固定キー、及び受信した有料のサービス情報の先頭
パケット中の可変キーを用いて所定の演算処理を行なう
ことで新たな解除キーを作成し、この作成した解除キー
でスクランブルがかけられている有料のサービス情報に
対するデスクランブル処理を行ない、復号化された正常
な有料のサービス情報を得るようにするものであり、そ
の処理手順は図15に示すようになる。
【0116】すなわち図15は上記制御部43がROM
44に記憶された処理プログラムに基づいて行なうサー
ビス情報の受信に際しての動作を例示するもので、その
当初には有料、無料を問わずサービス情報の受信を待機
し(ステップD1)、サービス情報の受信があったと判
断した時点で、次にそのサービス情報が有料であるか否
かを先頭のパケットのデータブロック中に有料コードが
配置されているか否かにより判断する(ステップD
2)。
【0117】ここで、当該位置に有料コードが配置され
ておらず、代わりに無料コードが配置されており、受信
したサービス情報が有料ではなく無料であると判断した
場合には、そのサービス情報にはスクランブルがかけら
れていないため、そのまま受信した無料のサービス情報
を順次表示部7にて表示出力させると共に、受信データ
メモリ47に記憶させる(ステップD7)。
【0118】また、上記ステップD2で当該位置に有料
コードが配置されており、受信したサービス情報が有料
であると判断した場合には、次いでICカード2が装着
されているか否か判断する(ステップD3)。
【0119】ここで、ICカード2が装着されていない
と判断した場合、ICカード2から半固定キーを読出す
ことができず、したがってサービス情報にかけられてい
るスクランブルを解除するために用いられる新たな解除
キーを作成することができないので、この受信処理を終
了する。
【0120】またICカード2が装着されていると判断
した場合には、カード処理部45を介してICカード2
から半固定キーを読出すと共に、受信した有料のサービ
ス情報の先頭パケット中の上記有料コードに続く可変キ
ーを取込む(ステップD4)。
【0121】その後、ROM44に記憶されている固定
キーと、上記取得した半固定キー及び可変キーを用いて
所定の演算処理を行なうことによりスクランブルを解除
するための新たな解除キーを作成し(ステップD5)、
この作成した解除キーを用いて受信した有料のサービス
情報に対するデスクランブル処理を行ない、スクランブ
ルを解除した復号化された正常な有料のサービス情報を
得る(ステップD6)。続いて、こうして得た有料のサ
ービス情報を順次表示部7にて表示出力させると共に、
受信データメモリ47に記憶させ(ステップD7)、以
上でこの受信処理を終了する。
【0122】このように、ROM44に予め記憶されて
いる固定キー、サービス情報受信装置1に装着されるI
Cカード2から読出した半固定キー、及び受信した有料
のサービス情報に付加されている可変キーとによって新
たな解除キーを作成し、この作成した解除キーでデスク
ランブル処理を行なうことにより復号化された正常な有
料のサービス情報を得るようにする。そのため、不正な
有料のサービス情報の視認をより確実に阻止することが
可能となる。
【0123】(第5の実施の形態)以下本発明をFM文
字多重放送システムに適用した場合の第5の実施の形態
を図面を参照して説明する。
【0124】しかるに、システム全体の構成、サービス
情報受信装置、FM放送局に配置されるサービス情報送
信装置の構成、及びFM放送電波に多重化されるサービ
ス情報の送信信号フォーマットについては上記図1乃至
図7に示したものとICカードを用いないことを除いて
基本的に同様であるものとして、同一部分には同一符号
を用いてその説明は省略する。
【0125】なお、サービス情報受信装置1内のROM
44には、受信した有料のサービス情報に付加されてい
る可変キーと併せて、有料のサービス情報のスクランブ
ルを解除するために用いられる解除キーである固定キー
44aが図4中に破線で示す如く予め記憶されており、
固定キー44aは、第1の固定キーと第2の固定キーに
より構成されているものとする。
【0126】次に上記第5の実施の形態の動作について
説明する。
【0127】本実施の形態においては、有料のサービス
情報の受信に際して図16に示すように、上記ROM4
4に記憶されている第1の固定キーと受信した有料のサ
ービス情報の先頭パケット中の可変キーとを用いて所定
の演算処理を行なうことで新たな解除キーを作成し、こ
の作成した解除キーと上記ROM44に記憶されている
第2の固定キーとで順次段階的に解読処理を行なうこと
で、スクランブルがかけられている有料のサービス情報
に対するデスクランブル処理を行ない、復号化された正
常な有料のサービス情報を得るようにするものであり、
その処理手順は図17に示すようになる。
【0128】すなわち図17は上記制御部43がROM
44に記憶された処理プログラムに基づいて行なうサー
ビス情報の受信に際しての動作を例示するもので、その
当初には有料、無料を問わずサービス情報の受信を待機
し(ステップE1)、サービス情報の受信があったと判
断した時点で、次にそのサービス情報が有料であるか否
かを先頭のパケットのデータブロック中に有料コードが
配置されているか否かにより判断する(ステップE
2)。
【0129】ここで、当該位置に有料コードが配置され
ておらず、代わりに無料コードが配置されており、受信
したサービス情報が有料ではなく無料であると判断した
場合には、そのサービス情報にはスクランブルがかけら
れていないため、そのまま受信した無料のサービス情報
を順次表示部7にて表示出力させると共に、受信データ
メモリ47に記憶させる(ステップE7)。
【0130】また、上記ステップE2で当該位置に有料
コードが配置されており、受信したサービス情報が有料
であると判断した場合には、受信した有料のサービス情
報の先頭パケット中の上記有料コードに続く可変キーを
取込む(ステップE3)。
【0131】その後、上記ROM44に記憶されている
第1の固定キーと可変キーとを用いて所定の演算処理を
行なうことによりスクランブルを解除するための新たな
解除キーを作成し(ステップE4)、この作成した解除
キーを用いて受信した有料のサービス情報に対する第1
のデスクランブル処理を行なう(ステップE5)。
【0132】さらにこの処理データに対して、ROM4
4に記憶されている第2の固定キーを用いて第2のデス
クランブル処理を行なうことにより、完全にスクランブ
ルを解除した復号化された正常な有料のサービス情報を
得る(ステップE6)。続いて、こうして得た有料のサ
ービス情報を順次表示部7にて表示出力させると共に、
受信データメモリ47に記憶させ(ステップE7)、以
上でこの受信処理を終了する。
【0133】このように、予めROM44に記憶されて
いる第1の固定キーと受信した有料のサービス情報に付
加されている可変キーとによって新たな解除キーを作成
し、この作成した解除キーと予めROM44に記憶され
ている第2の固定キーとで順次段階的にデスクランブル
処理を行なうことにより最終的に復号化された正常な有
料のサービス情報を得るようにする。そのため、不正な
有料のサービス情報の視認をより確実に阻止することが
可能となる。
【0134】ここで、上記第1乃至第4の実施の形態に
おいては省略したが、第5の実施の形態において図5に
示したサービス情報送信装置70内で行なわれる有料の
サービス情報の送信処理について図面を参照して説明す
る。
【0135】なお、サービス情報送信装置70内のデー
タ処理部72で有料のサービス情報をスクランブル処理
するに際して、上述した可変キー、第1の固定キー及び
第2の固定キーのそれぞれを暗号化(スクランブル)キ
ーとして用いる。
【0136】本実施の形態においては、有料のサービス
情報の送信に際して図18に示すように、第2の固定キ
ーと、第1の固定キー及び可変キーを用いて所定の演算
処理を行なうことにより作成された新たな暗号化キーと
で順次段階的にスクランブル処理を行なうことで、有料
のサービス情報に対するスクランブル処理を行ない、そ
の後、暗号化された有料のサービス情報に可変キー等を
付加して送信するものであり、その処理手順は図19に
示すようになる。
【0137】すなわち図19はサービス情報送信装置7
0が行なう有料のサービス情報の送信処理動作を例示す
るもので、その当初には上記第2の固定キーを用いて、
データ処理部72に入力された有料のサービス情報に対
する第1のスクランブル処理を行なう(ステップF
1)。
【0138】さらに、上記第1の固定キーと可変キーと
を用いて所定の演算処理を行なうことにより第2のスク
ランブルをかけるための新たな暗号化キーを作成し(ス
テップF2)、この作成した暗号化キーを用いて上記第
1のスクランブル処理データに対する第2のスクランブ
ル処理を行なう(ステップF3)。
【0139】そして、上記図6に示したように、スクラ
ンブル処理された有料のサービス情報の先頭に番組番
号、有料コード及び可変キーを、各パケットの先頭にパ
ケット番号を付加した後、多重化処理部73及び送信部
71を介してFM放送電波として有料のサービス情報を
送信し(ステップF4)、以上でこの送信処理を終了す
る。
【0140】このように、第2の固定キーと、第1の固
定キー及び可変キーとによって作成された新たな暗号化
キーとで順次段階的にスクランブル処理を行なった後、
可変キーを付加することにより、送信するための暗号化
された有料のサービス情報を得るようにする。そのた
め、不正な有料のサービス情報の視認をより確実に阻止
することが可能となる。
【0141】なお、上記第1乃至第5の各実施の形態で
は、サービス情報をFM放送電波に多重化したものにつ
いて説明したが、本発明はこれに限ることなく、有線や
無線による各種の通信、放送などに適用することも考え
られる。
【0142】また、受信装置本体に装着する記憶媒体と
しては、ICカード以外にもコイン状のチップ、切手型
のICチップ、バーコード等を印刷したカードなどでも
よい。
【0143】さらに、上記各実施の形態では、複数の解
除キーを用いて新たな解除キーを作成する方法として、
演算処理を用いたが、単純な変換処理等でもよく、要は
複数の解除キーを用いて新たな解除キーを作成できれ
ば、どんな方法でもよい。
【0144】また、送信側から送信する暗号化した有料
のサービス情報に付加する解除キーは、日付や時刻等に
応じて変更するだけでなく、その他種々の条件に応じて
変更させることで、受信側が不正に解除キーを解読して
しまったとしてもこれに対処し、新たに送信側が暗号化
した有料のサービス情報に付加する解除キーを変更して
送信すれば、受信側の解除キーが変更されるので、不正
利用を阻止することができ、送信側ではサービス情報の
種別、内容に応じた解除キーをサービス情報に付して送
信することで、送信側での利用者の特定が容易となる。
【0145】さらに、送信されるサービス情報のパケッ
ト中での解除キーの位置も、先頭位置に限らず、他の位
置とすることも可能である。
【0146】その他、本発明はその要旨を逸脱しない範
囲内で種々変形して実施することが可能である。
【0147】
【発明の効果】請求項1記載の発明によれば、複数の解
除キーがなければ受信した情報のスクランブルを解除す
ることができないので、不正なスクランブルの解除によ
る有料サービス情報の不正視認を確実に阻止することが
できる。
【0148】請求項2記載の発明によれば、上記請求項
1記載の発明の効果に加えて、受信側が不正に解除キー
を解読してしまったとしてもこれに対処し、新たに送信
側が暗号化した有料のサービス情報に付加する解除キー
を変更して送信すれば、受信側の解除キーが変更される
ので、不正利用を阻止することができる。
【0149】請求項3記載の発明によれば、上記請求項
1または2記載の発明の効果に加えて、例えばICカー
ドのような形で解除キーを記憶した記憶媒体を受信契約
を行なった利用者に対して配布し、該利用者側では配布
された記憶媒体を受信装置本体に装着するだけで簡易に
有料サービス情報の視認を行なうことができるようにな
る。
【0150】請求項4記載の発明によれば、上記請求項
1乃至3いずれか記載の発明の効果に加えて、受信契約
を行なった利用者のみが使用し得る受信装置でなけれ
ば、受信した放送の不正なスクランブル解除を行なうこ
とができず、有料サービス情報の不正視認をより確実に
阻止することができる。
【0151】請求項5記載の発明によれば、複数の解除
キーがなければ受信した情報のスクランブルを解除する
ことができないので、不正なスクランブルの解除による
有料サービス情報の不正視認を確実に阻止することがで
きると共に、受信側が不正に解除キーを解読してしまっ
たとしてもこれに対処し、新たに送信側が暗号化した有
料のサービス情報に付加する解除キーを変更して送信す
れば、受信側の解除キーが変更されるので、不正利用を
阻止することができる。
【0152】請求項6記載の発明によれば、複数の解除
キーがなければ受信した情報のスクランブルを解除する
ことができないため、有料サービス情報の不正視認を確
実に阻止することができると共に、例えばICカードの
ような形で解除キーを記憶した記憶媒体を受信契約を行
なった利用者に対して配布し、該利用者側では配布され
た記憶媒体を受信装置本体に装着するだけで簡易に有料
サービス情報の視認を行なうことができる。
【0153】請求項7記載の発明によれば、スクランブ
ル情報と共に受信した解除キーと例えばICカードのよ
うな形で解除キーを記憶した記憶媒体から読込んだ解除
キーとを含む複数の解除キーがなければ受信した情報の
スクランブルを解除することができないので、不正なス
クランブルの解除による有料サービス情報の不正視認を
確実に阻止することができると共に、受信側が不正に解
除キーを解読してしまったとしてもこれに対処し、新た
に送信側が暗号化した有料のサービス情報に付加する解
除キーを変更して送信すれば、受信側の解除キーが変更
されるので、不正利用を阻止することができる。
【0154】請求項8記載の発明によれば、上記請求項
5乃至7いずれか記載の発明の効果に加えて、受信契約
を行なった利用者のみが使用し得る受信装置でなけれ
ば、受信した放送の不正なスクランブル解除を行なうこ
とができず、有料サービス情報の不正視認をより確実に
阻止することができる。
【0155】請求項9記載の発明によれば、上記請求項
5乃至8いずれか記載の発明の効果に加えて、複数の解
除キーのうち2つ以上の解除キーを用いて所定の処理を
行なうことにより新たな解除キーを作成し、作成された
新たな解除キーでスクランブルを解除するため、複数の
解除キーのみならず新たな解除キーを得るための演算ア
ルゴリズムをも用意しなければスクランブルを解除する
ことができないので、不正なスクランブルの解除による
有料サービス情報の不正視認をより確実に阻止すること
ができる。
【0156】請求項10記載の発明によれば、複数の解
除キーのうち2つ以上の解除キーを用いて所定の処理を
行なうことにより新たな解除キーを作成し、作成された
新たな解除キーでスクランブルを解除するため、複数の
解除キーのみならず新たな解除キーを得るための演算ア
ルゴリズムをも用意しなければスクランブルを解除する
ことができないので、不正なスクランブルの解除による
有料サービス情報の不正視認をより確実に阻止すること
ができる。
【0157】請求項11記載の発明によれば、複数の解
除キーがなければ受信側で情報のスクランブルを解除す
ることができないので、不正なスクランブルの解除によ
る有料サービス情報の不正視認を確実に阻止させること
ができ、受信側が不正に解除キーを解読してしまったと
してもこれに対処し、新たに送信側が暗号化した有料の
サービス情報に付加する解除キーを変更して送信すれ
ば、受信側の解除キーが変更されるので、不正利用を阻
止することができる。
【0158】請求項12記載の発明によれば、上記請求
項11記載の発明の効果に加えて、複数の暗号化キーの
うち2つ以上の暗号化キーを用いて所定の処理を行なう
ことにより新たな暗号化キーを作成し、作成された新た
な暗号化キーでスクランブルをかけるため、受信側にお
いて複数の解除キーのみならず新たな解除キーを得るた
めの演算アルゴリズムをも用意しなければスクランブル
を解除することができず、不正なスクランブルの解除に
よる有料サービス情報の不正視認をより確実に阻止させ
ることができる。
【0159】請求項13記載の発明によれば、複数の暗
号化キーのうち2つ以上の暗号化キーを用いて所定の処
理を行なうことにより新たな暗号化キーを作成し、作成
された新たな暗号化キーでスクランブルをかけたサービ
ス情報を送信するため、受信側において複数の解除キー
のみならず新たな解除キーを得るための演算アルゴリズ
ムをも用意しなければスクランブルを解除することがで
きず、不正なスクランブルの解除による有料サービス情
報の不正視認をより確実に阻止させることができる。
【0160】請求項14記載の発明によれば、スクラン
ブル情報と共に送信する第1の解除キー、例えばICカ
ード等の記憶媒体に記憶された第2の解除キー、及び情
報受信装置内に固定的に記憶される第3の解除キーのす
べてが揃わなければ、受信した情報にかけられたスクラ
ンブルを解除することができないので、不正なスクラン
ブルの解除による有料サービス情報の不正視認をより確
実に阻止させることができる。
【0161】請求項15記載の発明によれば、上記請求
項14記載の発明の効果に加えて、上記第1、第2、及
び第3の解除キーを第1、第2及び第3の暗号化キーと
して用いて情報にスクランブルをかけるので、不正なス
クランブルの解除による有料サービス情報の不正視認を
より確実に阻止させることができる。
【0162】請求項16記載の発明によれば、複数の解
除キーがなければ受信した情報のスクランブルを解除す
ることができないので、不正なスクランブルの解除によ
る有料サービス情報の不正視認を確実に阻止することが
できると共に、受信側が不正に解除キーを解読してしま
ったとしてもこれに対処し、新たに送信側が暗号化した
有料のサービス情報に付加する解除キーを変更して送信
すれば、受信側の解除キーが変更されるので、不正利用
を阻止することができる。
【0163】請求項17記載の発明によれば、複数の解
除キーがなければ受信した情報のスクランブルを解除す
ることができないため、有料サービス情報の不正視認を
確実に阻止することができると共に、例えばICカード
のような形で解除キーを記憶した記憶媒体を受信契約を
行なった利用者に対して配布し、該利用者側では配布さ
れた記憶媒体を受信装置本体に装着するだけで簡易に有
料サービス情報の視認を行なうことができる。
【0164】請求項18記載の発明によれば、スクラン
ブル情報と共に受信した解除キーと例えばICカードの
ような形で解除キーを記憶した記憶媒体から読込んだ解
除キーとを含む複数の解除キーがなければ受信した情報
のスクランブルを解除することができないので、不正な
スクランブルの解除による有料サービス情報の不正視認
を確実に阻止することができると共に、受信側が不正に
解除キーを解読してしまったとしてもこれに対処し、新
たに送信側が暗号化した有料のサービス情報に付加する
解除キーを変更して送信すれば、受信側の解除キーが変
更されるので、不正利用を阻止することができる。
【0165】請求項19記載の発明によれば、複数の解
除キーのうち2つ以上の解除キーを用いて所定の処理を
行なうことにより新たな解除キーを作成し、作成された
新たな解除キーでスクランブルを解除するため、複数の
解除キーのみならず新たな解除キーを得るための演算ア
ルゴリズムをも用意しなければスクランブルを解除する
ことができないので、不正なスクランブルの解除による
有料サービス情報の不正視認をより確実に阻止すること
ができる。
【0166】請求項20記載の発明によれば、複数の解
除キーがなければ受信側で情報のスクランブルを解除す
ることができないので、不正なスクランブルの解除によ
る有料サービス情報の不正視認を確実に阻止させること
ができ、受信側が不正に解除キーを解読してしまったと
してもこれに対処し、新たに送信側が暗号化した有料の
サービス情報に付加する解除キーを変更して送信すれ
ば、受信側の解除キーが変更されるので、不正利用を阻
止することができる。
【0167】請求項21記載の発明によれば、複数の暗
号化キーのうち2つ以上の暗号化キーを用いて所定の処
理を行なうことにより新たな暗号化キーを作成し、作成
された新たな暗号化キーでスクランブルをかけたサービ
ス情報を送信するため、受信側において複数の解除キー
のみならず新たな解除キーを得るための演算アルゴリズ
ムをも用意しなければスクランブルを解除することがで
きず、不正なスクランブルの解除による有料サービス情
報の不正視認をより確実に阻止させることができる。
【0168】請求項22記載の発明によれば、例えばI
Cカードのような形で解除キーを記憶させた記憶媒体か
ら読込んだ解除キーを含む複数の解除キーがなければ情
報受信装置側で受信した情報のスクランブルを解除する
ことができないので、不正視認を確実に阻止することが
できると共に、この記憶媒体を有料のサービス情報を受
信するためのものとして例えばコンビニエンスストア等
で販売することにより、該有料のサービス情報の課金シ
ステムを容易に構築することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態に係るFM文字多重
放送システム全体の構成を示す図。
【図2】同実施の形態に係るサービス情報受信装置及び
ICカードの外観構成を示す斜視図。
【図3】同実施の形態に係るICカードの内部構成を示
す図。
【図4】同実施の形態に係る主としてサービス情報受信
装置内の回路構成を示すブロック図。
【図5】同実施の形態に係るFM放送局に配置されるサ
ービス情報送信装置の回路構成を示すブロック図。
【図6】同実施の形態に係るFM放送電波に多重化され
る有料サービス情報の送信信号フォーマットを示す図。
【図7】同実施の形態に係るFM放送電波に多重化され
る無料サービス情報の送信信号フォーマットを示す図。
【図8】同実施の形態に係るデスクランブル処理の動作
概念を示す図。
【図9】同実施の形態に係るサービス情報受信装置の処
理内容を示すフローチャート。
【図10】本発明の第2の実施の形態に係るデスクラン
ブル処理の動作概念を示す図。
【図11】同実施の形態に係るサービス情報受信装置の
処理内容を示すフローチャート。
【図12】本発明の第3の実施の形態に係るデスクラン
ブル処理の動作概念を示す図。
【図13】同実施の形態に係るサービス情報受信装置の
処理内容を示すフローチャート。
【図14】本発明の第4の実施の形態に係るデスクラン
ブル処理の動作概念を示す図。
【図15】同実施の形態に係るサービス情報受信装置の
処理内容を示すフローチャート。
【図16】本発明の第5の実施の形態に係るデスクラン
ブル処理の動作概念を示す図。
【図17】同実施の形態に係るサービス情報受信装置の
処理内容を示すフローチャート。
【図18】同実施の形態に係るスクランブル処理の動作
概念を示す図。
【図19】同実施の形態に係るサービス情報送信装置の
処理内容を示すフローチャート。
【符号の説明】
1…サービス情報受信装置 1A…装置本体 2…ICカード 3…FM放送局 4…販売店 5…サービスセンタ 6…キー入力部 7…表示部 8…文字削除キー 9…機能選択キー 10…文字・数字選択キー 11…絵文字キー 12…かな・数字入力キー群 13…モードキー群 14…スロット 15…コネクタ 16…EEPROM 30…FM放送受信部 31…アンテナ 32…FMチューナ 33…FM復調器 34…ステレオ復調器 35a,35b…アンプ 36a,36b…スピーカ 40…サービス情報受信部 41…L−MSK復調器 42…誤り訂正復号器 43…制御部 44…ROM 44a…固定キー 45…カード処理部 47…受信データメモリ 48…入力データメモリ 49…報音部 50…受信制御部 70…サービス情報送信装置 71…送信部 72…データ処理部 73…多重化処理部 74…ステレオ変調器 75…FM変調器 76…送信器 77…アンテナ 78…誤り訂正付加器 79…L−MSK変調器
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 菅家 孝夫 東京都東大和市桜が丘2丁目229番地 カ シオ計算機株式会社東京事業所内 (72)発明者 仁平 成彦 東京都千代田区麹町一丁目7番地 株式会 社エフエム東京内

Claims (22)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 FMラジオ放送に多重されて送信されて
    くる無料情報及びスクランブルがかけられている有料情
    報を受信する受信手段と、 この受信手段により受信された上記有料情報を、スクラ
    ンブルを解除するための複数の解除キーを用いてデスク
    ランブルするデスクランブル手段と、 このデスクランブル手段によりデスクランブルされた有
    料情報及び上記受信手段により受信された無料情報を表
    示する表示手段とを具備したことを特徴とするFM多重
    放送受信装置。
  2. 【請求項2】 上記受信手段は、さらにFMラジオ放送
    電波に多重されて送信されてくる解除キーを受信し、 上記複数の解除キーのうち少なくとも1つは、上記受信
    手段により受信された解除キーであることを特徴とする
    請求項1記載のFM多重放送受信装置。
  3. 【請求項3】 解除キーを記憶してなる記憶媒体を着脱
    可能とする受信装置本体を備え、 上記複数の解除キーのうち少くとも1つは、上記記憶媒
    体に記憶されている解除キーであることを特徴とする請
    求項1または2記載のFM多重放送受信装置。
  4. 【請求項4】 受信装置本体内に予め固定的に解除キー
    を記憶した記憶手段を備え、 上記複数の解除キーのうち少くとも1つは、上記記憶手
    段に記憶されている解除キーであることを特徴とする請
    求項1乃至3いずれか記載のFM多重放送受信装置。
  5. 【請求項5】 スクランブル情報及び該スクランブル情
    報を解読するために用いる解除キーを受信する受信手段
    と、 この受信手段により受信された解除キーを含む複数の解
    除キーを用いて受信したスクランブル情報をデスクラン
    ブルするデスクランブル手段と、 このデスクランブル手段によりデスクランブルされた情
    報を表示する表示手段とを具備したことを特徴とする情
    報受信装置。
  6. 【請求項6】 スクランブル情報を受信する受信手段
    と、 上記スクランブル情報を解読するために用いる解除キー
    を記憶してなる記憶媒体を着脱可能とする受信装置本体
    と、 上記記憶媒体に記憶されている解除キーを含む複数の解
    除キーを用いて上記受信手段により受信されたスクラン
    ブル情報をデスクランブルするデスクランブル手段と、 このデスクランブル手段によりデスクランブルされた情
    報を表示する表示手段とを具備したことを特徴とする情
    報受信装置。
  7. 【請求項7】 スクランブル情報及び該スクランブル情
    報を解読するために用いる第1の解除キーを受信する受
    信手段と、 上記スクランブル情報を解読するために用いる第2の解
    除キーを記憶してなる記憶媒体を着脱可能とする受信装
    置本体と、 上記第1及び第2の解除キーを含む複数の解除キーを用
    いて上記受信手段により受信されたスクランブル情報を
    デスクランブルするデスクランブル手段と、 このデスクランブル手段によりデスクランブルされた情
    報を表示する表示手段とを具備したことを特徴とする情
    報受信装置。
  8. 【請求項8】 受信装置本体内に予め固定的に解除キー
    を記憶した記憶手段を備え、 上記複数の解除キーのうち少くとも1つは、上記記憶手
    段に記憶されている解除キーであることを特徴とする請
    求項5乃至7いずれか記載の情報受信装置。
  9. 【請求項9】 上記デスクランブル手段は、 上記複数の解除キーのうち2つ以上の解除キーを用いて
    所定の処理を行なうことにより新たな解除キーを作成す
    る解除キー作成手段を備え、 この解除キー作成手段により作成された新たな解除キー
    を、上記スクランブル情報を解読するために用いること
    を特徴とする請求項5乃至8いずれか記載の情報受信装
    置。
  10. 【請求項10】 スクランブル情報を受信する受信手段
    と、 この受信手段により受信されたスクランブル情報を、ス
    クランブルを解除するための複数の解除キーを用いてデ
    スクランブルするデスクランブル手段と、 このデスクランブル手段によりデスクランブルされた情
    報を表示する表示手段とを具備し、 上記デスクランブル手段は、 上記複数の解除キーのうち2つ以上の解除キーを用いて
    所定の処理を行なうことにより新たな解除キーを作成す
    る解除キー作成手段を備え、 この解除キー作成手段により作成された新たな解除キー
    を、上記スクランブル情報を解読するために用いること
    を特徴とする情報受信装置。
  11. 【請求項11】 複数の暗号化キーを用いて情報にスク
    ランブルをかけるスクランブル手段と、 このスクランブル手段によりスクランブルがかけられた
    スクランブル情報を送信すると共に、上記複数の暗号化
    キーのうち少くとも1つの暗号化キーを上記スクランブ
    ルを解除するための解除キーとして送信する送信手段と
    を具備したことを特徴とする情報送信装置。
  12. 【請求項12】 上記スクランブル手段は、 上記複数の暗号化キーのうち2つ以上の暗号化キーを用
    いて所定の処理を行なうことにより新たな暗号化キーを
    作成する暗号化キー作成手段を備え、 この暗号化キー作成手段により作成された新たな暗号化
    キーを、情報にスクランブルをかけるために用いること
    を特徴とする請求項11記載の情報送信装置。
  13. 【請求項13】 複数の暗号化キーを用いて情報にスク
    ランブルをかけるスクランブル手段と、 このスクランブル手段によりスクランブルがかけられた
    スクランブル情報を送信する送信手段とを具備し、 上記スクランブル手段は、 上記複数の暗号化キーのうち2つ以上の暗号化キーを用
    いて所定の処理を行なうことにより新たな暗号化キーを
    作成する暗号化キー作成手段を備え、 この暗号化キー作成手段により作成された新たな暗号化
    キーを、情報にスクランブルをかけるために用いること
    を特徴とする情報送信装置。
  14. 【請求項14】 スクランブル情報及び該スクランブル
    情報を解読するために用いる第1の解除キーを送信する
    情報送信装置と、 上記スクランブル情報を解読するために用いる第2の解
    除キーを記憶してなる記憶媒体と、 上記情報送信装置から送信された上記スクランブル情報
    及び第1の解除キーを受信する、上記記憶媒体を装着可
    能とした情報受信装置とからなり、 上記情報受信装置は、 上記スクランブル情報を解読するために用いる第3の解
    除キーを固定的に記憶した記憶手段と、 上記第1の解除キー、第2の解除キー及び上記記憶手段
    に記憶した第3の解除キーを用いて受信したスクランブ
    ル情報をデスクランブルするデスクランブル手段と、 このデスクランブル手段によりデスクランブルされた情
    報を表示する表示手段とを具備したことを特徴とする情
    報送受信システム。
  15. 【請求項15】 上記情報送信装置は、 上記第1、第2、及び第3の解除キーを第1、第2及び
    第3の暗号化キーとして用いて情報にスクランブルをか
    けるスクランブル手段を備えることを特徴とする請求項
    14記載の情報送受信システム。
  16. 【請求項16】 スクランブル情報及び該スクランブル
    情報を解読するために用いる解除キーを受信する受信工
    程と、 受信した解除キーを含む複数の解除キーを用いて受信し
    たスクランブル情報をデスクランブルするデスクランブ
    ル工程と、 デスクランブルされた情報を表示する表示工程とを有す
    ることを特徴とする情報受信方法。
  17. 【請求項17】 スクランブル情報を受信する受信工程
    と、 外部の記憶媒体からスクランブル情報を解読するために
    用いる解除キーを読込む読込み工程と、 外部の記憶媒体から読込んだ解除キーを含む複数の解除
    キーを用いて受信したスクランブル情報をデスクランブ
    ルするデスクランブル工程と、 このデスクランブル工程によりデスクランブルされた情
    報を表示する表示工程とを有することを特徴とする情報
    受信方法。
  18. 【請求項18】 スクランブル情報及び該スクランブル
    情報を解読するために用いる第1の解除キーを受信する
    受信工程と、 外部の記憶媒体から上記スクランブル情報を解読するた
    めに用いる第2の解除キーを読込む読込工程と、 上記第1及び第2の解除キーを含む複数の解除キーを用
    いて受信したスクランブル情報をデスクランブルするデ
    スクランブル工程と、 このデスクランブル工程によりデスクランブルされた情
    報を表示する表示工程とを有することを特徴とする情報
    受信方法。
  19. 【請求項19】 スクランブル情報を受信する受信工程
    と、 スクランブルを解除するための複数の解除キーのうち2
    つ以上の解除キーを用いて所定の処理を行なうことによ
    り新たな解除キーを作成する解除キー作成工程と、 作成された新たな解除キーを含む複数の解除キーを用い
    て受信したスクランブル情報をデスクランブルするデス
    クランブル工程と、 このデスクランブル工程によりデスクランブルされた情
    報を表示する表示工程とを有することを特徴とする情報
    受信方法。
  20. 【請求項20】 複数の暗号化キーを用いて情報にスク
    ランブルをかけるスクランブル工程と、 スクランブルがかけられたスクランブル情報を送信する
    第1の送信工程と、 上記複数の暗号化キーのうち少くとも1つの暗号化キー
    を上記スクランブルを解除するための解除キーとして送
    信する第2の送信工程とを有することを特徴とする情報
    送信方法。
  21. 【請求項21】 複数の暗号化キーのうち2つ以上の暗
    号化キーを用いて所定の処理を行なうことにより新たな
    暗号化キーを作成する暗号化キー作成工程と、 作成された新たな暗号化キーを含む複数の暗号化キーを
    用いて情報にスクランブルをかけるスクランブル工程
    と、 スクランブルがかけられたスクランブル情報を送信する
    送信工程とを有することを特徴とする情報送信方法。
  22. 【請求項22】 スクランブル情報を受信する情報受信
    装置に着脱可能とされている記憶媒体であって、 上記情報受信装置側で受信したスクランブル情報を解読
    するために用いられる複数の解除キーのうち少くとも1
    つを記憶する記憶手段と、 上記情報受信装置とのインタフェイスを行なって上記記
    憶手段に記憶した解除キーを読出し、上記情報受信装置
    へ伝送するインタフェイス手段とを具備したことを特徴
    とする記憶媒体。
JP8272159A 1995-10-19 1996-10-15 Fm多重放送受信装置、情報送受信装置、情報送受信システム、情報送受信方法及び記憶媒体 Abandoned JPH09181689A (ja)

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002094473A (ja) * 2000-09-11 2002-03-29 Victor Co Of Japan Ltd 番組購入用端末及び復号鍵格納装置並びに番組購入システム
JP2003521824A (ja) * 1997-12-10 2003-07-15 トムソン コンシユーマ エレクトロニクス インコーポレイテツド ディジタル受信機のための条件付きアクセス・システム

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