JPH09181234A - 冷却フィン構造体 - Google Patents

冷却フィン構造体

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JPH09181234A
JPH09181234A JP35010595A JP35010595A JPH09181234A JP H09181234 A JPH09181234 A JP H09181234A JP 35010595 A JP35010595 A JP 35010595A JP 35010595 A JP35010595 A JP 35010595A JP H09181234 A JPH09181234 A JP H09181234A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
cooling
cooling fins
fin structure
cooling fin
metal substrates
Prior art date
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Pending
Application number
JP35010595A
Other languages
English (en)
Inventor
Kunio Yomo
邦夫 四方
Masao Katooka
正男 加藤岡
Hidema Akechi
秀磨 明地
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
Original Assignee
Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
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Publication date
Application filed by Sansha Electric Manufacturing Co Ltd filed Critical Sansha Electric Manufacturing Co Ltd
Priority to JP35010595A priority Critical patent/JPH09181234A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 一方の面に冷却フィンを設けた2つの金属基
板の冷却フィン同士を間隙を保つように対応させて放熱
効率を向上させる。 【解決手段】 一方の面に所定間隔に形成した複数の凹
状溝部3、5に冷却フィン3、5を取り付けた2つの金
属基板2、4を、上記冷却フィン3、5同士が間隙11
を保つように対応させつつ、上記2つの金属基板2、4
の両外側部7、9で係合した。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、半導体装置や充
電器などの大容量の電力用電源機器に用いられる冷却フ
ィン構造体に関するものである。
【0002】
【従来の技術】半導体装置や充電器などの電力用電源機
器が大容量の場合、使用される半導体を冷却するに用い
る冷却フィンは、充分な放熱が行えるように考慮して設
計することが必要である。このため、従来の冷却フィン
は冷却効率を高めるべく内部に多数の羽根が設けられて
いる。
【0003】即ち、このような冷却フィンとしては、図
3に示すように、上下のアルミニウム押出基板21、2
3のそれぞれ一方の面に等間隔に形成した溝22、24
にアルミニウム板からなる冷却フィン25をセットし、
機械的な力で締めつけて一体とした構造のものが知られ
ている。
【0004】そして、この冷却フィン構造体のアルミニ
ウム押出基板21、23のそれぞれの表面21a、23
aに電力用半導体素子や電力用半導体モジュールなどの
電力用半導体装置(図示せず)が取り付けられる。
【0005】例えば、図3の冷却フィン構造体におい
て、アルミニウム押出基板表面21a上に電力用半導体
装置を取付けて使用した場合、半導体素子等の発熱体の
熱がアルミニウム押出基板21から多数の冷却フィン2
5に伝わり、これらの冷却フィンを介して放出される。
【0006】なお、電力用半導体装置にはその内部にセ
ラミックのような絶縁板が設けられており、取付け面で
あるアルミニウム押出基板表面と半導体チップとはこの
絶縁板で絶縁されている。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、図3のよう
なアルミニウム押出基板21、23の間に冷却フィンを
一体に取り付けた構造では、アルミニウム押出基板21
上に取り付けた電力用半導体装置の熱が、冷却フィンを
介して下面のアルミニウム押出基板23にも伝わり、最
終的には同じ温度となってしまう。
【0008】また、電力用半導体装置を上下のアルミニ
ウム押出基板21、23の夫々に取り付けた場合、基板
21、23の温度は発熱の大きい電力用半導体装置の熱
の影響を受ける。従って、電力用半導体装置を上下のア
ルミニウム押出基板21、23の夫々に取り付けた場合
に、もしこれら電力用半導体装置の許容される温度が異
なる場合には、許容値の低い電力用半導体装置は損傷を
受けるという問題がある。
【0009】この発明は、従来の冷却フィン構造体にお
ける上記の問題点を解消することを目的として検討の結
果、一方の面にそれぞれ冷却フィンを取り付けた2つの
金属基板を、冷却フィンが互いに対応するように固定脚
で固定する時に、対応する冷却フィン同士の間に間隙を
設けるようにしたことによって、両面に許容量の異なる
電力用半導体装置を取り付けた場合でも損傷のおそれが
なく、冷却効率のよい冷却フィン構造体を提供するもの
である。
【0010】
【課題を解決するための手段】即ち、この発明のうち請
求項1記載の発明は、一方の面に所定間隔に複数の凹状
溝部を形成し、この凹状各溝部に冷却フィンを取り付け
た2つの金属基板を、それぞれの冷却フィンを対応せし
めるようにして、上記2つの金属基板間で上記冷却フィ
ンの長さより長い少なくとも2つの固定脚にて係止して
なる冷却フィン構造体を特徴とする。
【0011】請求項2は、請求項1記載の発明におい
て、上記固定脚が上記2つの金属基板に連接する外側部
よりなり、該外側部の互いに対応する先端部位に形成し
た係合凸部にて係止されることを特徴とし、また請求項
3は、請求項1記載の発明において、上記2つの金属基
板が同一形状からなることを特徴とする。
【0012】さらに、請求項4記載の発明は、一方の面
に所定間隔に複数の凹状溝部を形成し、この凹状各溝部
に異なる長さの冷却フィンを同数取り付けた2つの金属
基板を、それぞれの冷却フィンを対応せしめるようにし
て、上記2つの金属基板間に懸架した上記冷却フィンの
長さより長い少なくとも2つの固定脚にて係止してなる
冷却フィン構造体を特徴とする。
【0013】請求項5は、請求項4記載の発明におい
て、上記固定脚が上記2つの金属基板にカシメ又はろう
付けにて接合されることを特徴とし、請求項6は、上記
異なる長さの冷却フィンを取り付けた2つの金属基板に
おける上記冷却フィンの数が互いに異なることを特徴と
するのである。
【0014】
【発明の実施の形態】この発明の冷却フィン構造体は、
2つの金属基板に有する冷却フィンの間に間隙を設けた
ことによって、2つの金属基板上に電力用半導体装置を
実装したとき、2つの金属基板を夫々異なる温度にする
ことができ、他の金属基板の温度の影響を受けることな
く、実装した電力用半導体装置の放熱を効率よく行うこ
とができる。
【0015】図1はこの発明の冷却フィン構造体の一実
施例を示す斜視図である。図において、2、4は凹状を
呈する上側、下側のアルミニウム押出基板であり、それ
ぞれ一方の面に複数の溝3、5が等間隔に刻まれてい
る。そして、この溝3、5にそれぞれアルミニウム板か
らなる冷却フィン6、8が嵌め込まれ、機械的な力で締
め付けてアルミニウム押出基板2、4と一体化されてい
る。
【0016】アルミニウム押出基板2、4の両外側部
7、9は、両者が互いに係合するように、その一方の先
端部は外方に向かって係合凸部2cが形成され、他方の
先端部は内側に向かって係合凸部2dが形成されてい
る。そして、このようなアルミニウム押出基板2、4を
当接させると、両外側部7、9は係合凸部2c、2dが
係合して固定脚10となって冷却フィン構造体1が得ら
れる。
【0017】図において、冷却フィン6、8の長さを両
外側部7、9の長さより短くすることによって、冷却フ
ィン6、8の間には間隙11が形成される。
【0018】このように構成された冷却フィン構造体1
のアルミニウム押出基板2、4の表面2a、4aに図示
省略したが電力用半導体装置を取り付けて使用した場
合、電力用半導体装置から発生した熱は、アルミニウム
押出基板2、4を介して冷却フィン6、8に伝わり放出
される。
【0019】即ち、アルミニウム押出基板2上に取り付
けた電力用半導体装置の熱は冷却フィン6により放出さ
れ、アルミニウム押出基板4上に取り付けた電力用半導
体装置の熱は冷却フィン8により放出される。
【0020】なお、アルミニウム押出基板2と4が固定
される固定脚10の数は、2脚の場合を示したが、他の
冷却フィンより少ない2〜4脚にすることで固定脚を介
して他方のアルミニウム押出基板に熱が移動することは
なく、それぞれの基板に形成された冷却フィンから放出
させることができる。
【0021】図1に示す冷却フィン構造体においては、
アルミニウム押出基板2に冷却フィン6を取り付けたブ
ロックとアルミニウム押出基板2に冷却フィン6を取り
付けたブロックとは同一であるから、1つの金型でこの
ブロックを形成させることが可能である。
【0022】図2は他の実施形態を示す斜視図であっ
て、図1と異なる点は、固定脚10がアルミニウム押出
基板2、4の両外側部で構成されるのではなく、冷却フ
ィン6、8と同じようにアルミニウム押出基板2、4の
溝3、5にアルミニウム板を差し込み機械的な力で締め
つけて形成したことである。
【0023】また、図2においては、固定脚10が冷却
フィンの外側でなく、冷却フィンと冷却フィンの間に設
けられているが、固定脚10の位置としてこれに限定さ
れるものではない。
【0024】さらに、図2では冷却フィン6、8の長さ
が異なっている。このような冷却フィン構造体では、長
い冷却フィン6が設けられている基板上に熱容量の大き
い電力用半導体装置を取付け、短い冷却フィン8が設け
られている基板上には熱容量の小さい電力用半導体装置
を取付けるという用い方ができる。この場合でも熱の放
出は図1の場合と同様である。
【0025】なお、図2では、アルミニウム押出基板
2、4の冷却フィン6、8は同数で長さの異なるものを
示したが、冷却フィン6、8の数を異ならせるようにし
てもよい。
【0026】上記図1、2を参照した実施例において
は、押出基板および冷却フィンとしてアルミニウム材を
用いたが、このほかアルミニウム合金、銅、銅合金、鉄
などの材料を用いることもできる。この場合、結合部分
は蝋付けによることも可能である。
【0027】
【発明の効果】以上説明したように、この発明によれ
ば、2つの金属基板に有する冷却フィンの間に間隙を設
けたことによって、2つの金属基板上に実装される電力
用半導体装置の発熱に相違があっても、高い温度の基板
から低い温度の基板に熱が伝わるこがなく、放熱を効率
よく行うことができる。また、固定脚によって構造体を
形成するので小型化、軽量化を達成することが可能であ
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の冷却フィン構造体の一例を示す斜視
図である。
【図2】この発明の冷却フィン構造体の他の例を示す斜
視図である。
【図3】従来の冷却フィン構造体を示す斜視図である。
【符号の説明】
1 冷却フィン構造体 2、4 金属基板 3、5 溝部 6、8 冷却フィン 10 固定脚 11 間隙部

Claims (6)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一方の面に所定間隔に複数の凹状溝部を
    形成し、この凹状各溝部に冷却フィンを取り付けた2つ
    の金属基板を、それぞれの冷却フィンを対応せしめるよ
    うにして、上記2つの金属基板間で上記冷却フィンの長
    さより長い少なくとも2つの固定脚にて係止してなる冷
    却フィン構造体。
  2. 【請求項2】 上記固定脚が上記2つの金属基板に連接
    する外側部よりなり、該外側部の互いに対応する先端部
    位に形成した係合凸部にて係止される請求項1記載の冷
    却フィン構造体。
  3. 【請求項3】 上記2つの金属基板が同一形状からなる
    請求項1または2記載の冷却フィン構造体。
  4. 【請求項4】 一方の面に所定間隔に複数の凹状溝部を
    形成し、この凹状各溝部に異なる長さの冷却フィンを同
    数取り付けた2つの金属基板を、それぞれの冷却フィン
    を対応せしめるようにして、上記2つの金属基板間に懸
    架した上記冷却フィンの長さより長い少なくとも2つの
    固定脚にて係止してなる冷却フィン構造体。
  5. 【請求項5】 上記固定脚が上記2つの金属基板にカシ
    メ又はろう付けにて接合される請求項4記載の冷却フィ
    ン構造体。
  6. 【請求項6】 上記異なる長さの冷却フィンを取り付け
    た2つの金属基板における上記冷却フィンの数が互いに
    異なる請求項4または5記載の冷却フィン構造体。
JP35010595A 1995-12-22 1995-12-22 冷却フィン構造体 Pending JPH09181234A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
KR200445887Y1 (ko) * 2009-01-20 2009-09-10 주식회사 한미르테크 데이터 프로세싱 장치의 방열판 구조체
JP2014025609A (ja) * 2012-07-25 2014-02-06 Heat-Sink & Os Co Ltd 熱交換器およびその製造方法

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KR200445887Y1 (ko) * 2009-01-20 2009-09-10 주식회사 한미르테크 데이터 프로세싱 장치의 방열판 구조체
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Date Code Title Description
A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 19990525