JPH09180987A - 荷電粒子線転写装置 - Google Patents

荷電粒子線転写装置

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JPH09180987A
JPH09180987A JP7338372A JP33837295A JPH09180987A JP H09180987 A JPH09180987 A JP H09180987A JP 7338372 A JP7338372 A JP 7338372A JP 33837295 A JP33837295 A JP 33837295A JP H09180987 A JPH09180987 A JP H09180987A
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deflector
charged particle
mask
particle beam
deflection
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Mamoru Nakasuji
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    • H01J37/30Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects
    • H01J37/317Electron-beam or ion-beam tubes for localised treatment of objects for changing properties of the objects or for applying thin layers thereon, e.g. for ion implantation
    • H01J37/3174Particle-beam lithography, e.g. electron beam lithography
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
    • B82Y10/00Nanotechnology for information processing, storage or transmission, e.g. quantum computing or single electron logic
    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B82NANOTECHNOLOGY
    • B82YSPECIFIC USES OR APPLICATIONS OF NANOSTRUCTURES; MEASUREMENT OR ANALYSIS OF NANOSTRUCTURES; MANUFACTURE OR TREATMENT OF NANOSTRUCTURES
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    • HELECTRICITY
    • H01ELECTRIC ELEMENTS
    • H01JELECTRIC DISCHARGE TUBES OR DISCHARGE LAMPS
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    • H01J2237/30Electron or ion beam tubes for processing objects
    • H01J2237/317Processing objects on a microscale
    • H01J2237/3175Lithography
    • H01J2237/31761Patterning strategy
    • H01J2237/31764Dividing into sub-patterns

Abstract

(57)【要約】 【課題】 マスク上の境界領域で仕切られた複数の副視
野のパターンを分割転写方式で順次転写対象の基板上に
転写する際に、各視野のパターン像を互いに正確に接続
させる。 【解決手段】 マスクMを通過した電子線EBは、主偏
向器10A及び副偏向器10Bにより偏向され、MTP
偏向器11及び12により偏向されて光軸AXに沿って
進む。更に、投影レンズ13及び対物レンズ14を介し
て反転縮小され、MTP偏向器16及び17を経て光軸
AXから離れた軌道に沿って進む電子線EBは、主偏向
器18A及び副偏向器18Bにより偏向されてウエハW
上の1つの副転写領域に入射する。位置補正用の主偏向
器10A、副偏向器10B、主偏向器18A、副偏向器
18Bによって、マスクM上の境界領域の幅分だけ電子
線EBのウエハWに対する入射位置を横ずれさせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば半導体集積
回路等を製造するためのリソグラフィ工程で、電子線や
イオンビーム等の荷電粒子線の照射によりマスクパター
ンを感光性の基板上に転写する荷電粒子線転写装置に関
し、特にマスクパターンを分割転写方式で感光性の基板
上に転写する電子線縮小転写装置等に適用して好適なも
のである。
【0002】
【従来の技術】近年、転写パターンの解像度の向上とス
ループット(生産性)の向上との両立を可能とした荷電
粒子線転写装置の検討が進められている。このような転
写装置としては、従来より1ダイ(1枚のウエハに形成
される多数の集積回路の1個分に相当する。)又は複数
ダイ分のパターンをマスクから、荷電粒子線に感光する
レジストが塗布されたウエハ等の基板上へ一括して転写
する一括転写方式の装置が検討されていた。ところが、
一括転写方式は、転写の原版となるマスクの製作が困難
で、且つ1ダイ分以上の大きな光学フィールド内で荷電
粒子光学系(以下、単に「光学系」と呼ぶ)の収差を所
定値以下に収めることが難しい。そこで、最近では基板
に転写すべきパターンを1ダイに相当する大きさよりも
小さい複数の副視野に分割し、各副視野毎のパターンを
順次転写する分割転写方式の装置が検討されている。
【0003】このような分割転写方式に使用される光学
系は、できるだけ大きな視野で諸収差の小さいことが望
まれる。そのような従来の光学系としては、MOL
(Moving Objective Lens)方式、SMD(Symmetric
Magnetic Doublet)方式、又はPREVAIL(Proj
ection Lithography with Variable Axis Immersion Le
ns)方式等が知られている。これらの内で、のMOL
方式は、対物レンズの軸を偏向器による偏向磁場を用い
て動かすことによって広い視野にしたときの、収差を小
さくする方式であり、のSMD方式は、対物レンズを
上側のレンズと下側のレンズとより構成し、それら2つ
のレンズで所定の対称条件を満たして収差を除去する方
式である。また、のPREVAIL方式は、MOL方
式と同様の方式であるが、対物レンズとして転写対象の
基板がレンズの内側に収まる所謂インレンズ型のレンズ
を使用する方式である。
【0004】これらの方式に対して、最近、MTP
(Moving Trajectory Projection)方式の光学系が提案
されている。このMTP方式は、偏向器で荷電粒子線の
軌道を光軸に合わせた状態で結像レンズ系による縮小を
行う方式である。図4は、そのMTP方式の光学系を用
いた分割転写方式の電子線縮小転写装置を示し、この図
4において、断面が正方形状に整形された電子線EB
が、不図示の偏向器により光学系の光軸AXから所定距
離だけ偏向せしめられてマスクMに設けられた複数の副
視野の1つの副視野331 に導かれている。ここで、光
軸AXに平行にZ軸を取り、Z軸に垂直な平面内の直交
座標系をX軸及びY軸としている。マスクMのパターン
領域は先ずX方向に境界領域341,342,…を挟んで複
数のY方向に長い主視野に分割され、1番目の主視野は
Y方向に境界領域35 1,352,…,35N-1(Nは2以上
の整数)を挟んで複数の副視野331,332,…,33N
に分割され、他の主視野も同様に複数の副視野に分割さ
れている。これらの副視野331 〜33N にはウエハに
転写すべきパターン形状に対応する電子線の透過部が設
けられ、境界領域351,352,…,35N-1 及び境界領
域341,342,…は、電子線を遮断しあるいは拡散する
非パターン領域である。
【0005】そして、副視野331 を通過した電子線E
Bは、不図示の偏向器によって位置P1及びP2でそれ
ぞれ偏向されて光軸AXに沿って進行するようになる。
このように光軸AXから離れた副視野を通過した電子線
の軌道をほぼ平行移動させて光軸AXに沿って進行させ
るための偏向器の条件、又は光軸AXに沿って進行する
電子線の軌道を光軸AXから所定間隔離れた位置にほぼ
平行にずらすための偏向器の条件は、MTP条件と呼ば
れている。その後、電子線EBは、不図示の投影レンズ
を経て一度クロスオーバ(電子線源の像)COを結んだ
後、不図示の対物レンズを経て所定の縮小倍率(例えば
1/4)で縮小される。その後、電子線EBは不図示の
MTP条件を満たす偏向器によって位置P3及びP4で
それぞれ偏向されて、電子線レジストが塗布されたウエ
ハW上の1つの転写領域36内の副転写領域381 に垂
直に入射し、その副視野331 に形成された電子線の透
過部に対応したパターンの像が、その副転写領域381
にその所定の縮小倍率で投影される。
【0006】転写時には、副視野331 〜33N を単位
として電子線EBの照射が繰り返され、各副視野の電子
線透過部に対応するパターンの縮小像がウエハW上の転
写領域36内の異なる副転写領域381 〜38N に順次
転写される。また、マスクMのパターン領域はX方向に
長い領域であり、X方向の複数の主視野のパターンを順
次ウエハW上に転写するため、マスクMを−X方向(又
は+X方向)に連続的に速度VMで走査するのと同期し
て、ウエハWを+X方向(又は−X方向)に連続的に速
度VWで走査する。そして、ほぼ光軸AXを横切る位置
に達した各主視野について、それぞれY方向に配列され
た複数個の副視野33 1 〜33N のパターンを順次ウエ
ハW上の対応する副転写領域に転写することによって、
1枚のマスクMに形成された全てのパターン像がウエハ
5上の転写領域36に転写される。この際に、ウエハ上
の各副転写領域毎に投影されるパターン像の焦点位置や
投影像の歪み等の諸収差を補正しながら転写が行われ
る。これにより、一括転写方式に比べて光学的に広い領
域に亘って、解像度及び位置精度の良好な転写を行うこ
とができる。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】上記の如き従来の技術
の内、のMOL方式では偏向磁場の精度が重要であ
り、偏向器の駆動電源の安定度として0.25ppm〜
1ppm程度の安定度を必要として、駆動電源が複雑化
するという不都合があった。また、のSMD方式では
電子線の開口角を大きくできないためにビーム電流を大
きくできず、スループット(単位時間当たりのウエハの
処理枚数)を大きくできない不都合があった。また、
のPREVAIL方式ではMOL方式と同じ不都合の他
に、インレンズ型のレンズを使用するために、試料台の
下側にそのレンズのフェライトの板を置く必要があり、
その試料台の厚さを必要な厚さにできにくいという不都
合があった。
【0008】また、上記ののMTP方式では、図4で
示したように、マスクM上の副視野331 〜33N はX
方向、及びY方向にそれぞれ境界領域(非パターン領
域)341,342,…、及び351,352,…によって仕切
られているのに対して、ウエハW上での副転写領域38
1 〜38N はX方向、及びY方向に密着して配列されて
いる。このような転写を正確に行うためには、先ず上述
のMTP条件に従って動作する偏向器によって、マスク
M上の境界領域351 〜35N-1 のY方向の幅の当該副
視野の位置での積算値に相当する分だけ、ウエハW上で
の転写位置をY方向にずらす必要がある。更に、マスク
MとウエハWとの走査速度の比、及びその偏向器の偏向
量を制御することによって、マスクM上の隣接する主視
野をX方向に仕切る境界領域341,342,…のX方向の
幅に相当する分だけウエハW上での転写位置をX方向に
ずらす必要がある。
【0009】しかしながら、このようにMTP条件に基
づいて動作する偏向器による偏向量を補正すると、その
MTP条件が崩れてしまうという不都合があった。この
ようにMTP条件が崩れると、ウエハW上での副転写領
域381 〜38N のつなぎ精度が悪化して、接続部での
継ぎ誤差が許容範囲を超えてしまい、製造されるデバイ
スの歩留りが悪化する。更に、MTP条件が崩れると、
例えば主光線に相当する電子線がウエハ上に垂直に入射
するという垂直ランディング条件も崩れて、ウエハの光
軸方向の位置(高さ)によってマスクパターンの縮小倍
率が変化して、異なる層間での重ね合わせ誤差が悪化す
るという不都合も生ずる。
【0010】本発明は斯かる点に鑑み、マスク上の境界
領域で仕切られた複数の視野(副視野)のパターンを分
割転写方式で順次転写対象の基板上に転写する際に、転
写対象の基板上ではそれら各視野のパターンの像を互い
に正確に接続して転写できる荷電粒子線転写装置を提供
することを第1の目的とする。更に本発明は、そのよう
に分割転写方式で転写を行う際に、転写対象の基板上で
各視野のパターンの像を互いに正確に接続して転写でき
ると共に、荷電粒子線の垂直ランディング条件を保つこ
とができる荷電粒子線転写装置を提供することを第2の
目的とする。
【0011】
【課題を解決するための手段】本発明による荷電粒子線
転写装置は、例えば図1〜図3に示すように、転写用パ
ターンが複数個の視野(331 〜33N)に分割して形成
されたマスク(M)の1つの視野(331)を通過した荷
電粒子線を光軸側に偏向する第1偏向系(11,12)
と、この第1偏向系により偏向された荷電粒子線を集束
する結像レンズ系(13,14)と、この結像レンズ系
により集束された荷電粒子線を偏向して転写対象の基板
(W)上の転写対象領域(381)に導く第2偏向系(1
6,17)と、を有し、マスク(M)上の各視野を転写
単位として順次基板(W)上にパターンを転写する荷電
粒子線転写装置において、マスク(M)と第1偏向系
(11,12)との間、及び第2偏向系(16,17)
と基板(W)との間の少なくとも一方に、マスク(M)
上の1つの視野を通過した荷電粒子線の基板(W)上で
の入射位置を補正する位置補正用偏向系(10A,10
B;18A,18B)を設けたものである。
【0012】斯かる本発明によれば、第1偏向系(1
1,12)及び第2偏向系(16,17)はそれぞれ例
えばMTP方式の偏向器より構成される。そして、マス
ク(M)上の複数個の視野(331 〜33N)が境界領域
(341 〜34J-1,351 〜35N-1)で仕切られている
場合、位置補正用偏向系(10A,10B;18A,1
8B)を動作させることによって、当該視野における境
界領域(341 〜34J- 1,351 〜35N-1)の幅の積算
値に相当する分だけ荷電粒子線の基板(W)に対する入
射位置を補正する。これによって、複数個の視野(33
1 〜33N)の像を基板(W)上に接続して転写すること
ができる。この際に、位置補正用偏向系(10A,10
B;18A,18B)は、第1偏向系(11,12)及
び第2偏向系(16,17)の外側に配置されているた
め、第1偏向系(11,12)、結像レンズ系(13,
14)、及び第2偏向系(16,17)がMTP方式の
光学系であっても、そのMTP条件が崩れることがな
く、低収差特性は維持される。
【0013】この場合、その位置補正用偏向系は複数段
の偏向器(10A,10B;18A,18B)を有する
ことが望ましい。これによって、例えば1段目の偏向器
で偏向した荷電粒子線を2段目以降の偏向器で振り戻す
ことができ、荷電粒子線の主光線の方向をあまり変える
ことなく、基板(W)上での荷電粒子線の入射位置を比
較的大きく横ずれさせることができる。
【0014】更に、その位置補正用偏向系を2段の偏向
器(10A,10B;18A,18B)より構成し、こ
れら2段の偏向器による偏向角を実質的に等しくするこ
とによって、その位置補正用偏向系に対する荷電粒子線
の入射方向とその位置補正用偏向系からの荷電粒子線の
射出方向とを実質的に等しくすることが望ましい。これ
によって、その位置補正用偏向系を動作させない状態で
基板(W)に対する垂直ランディング条件が満たされて
いる場合には、その位置補正用偏向系を動作させた状態
でもその垂直ランディング条件が維持される。
【0015】更に、その位置補正用偏向系は、マスク
(M)と第1偏向系(11,12)との間に配置された
第3偏向系(10A,10B)と、第2偏向系(16,
17)と基板(W)との間に配置された第4偏向系(1
8A,18B)とを有し、マスク(M)から基板(W)
に対する結像レンズ系(13,14)による転写倍率を
1/β(βは実数)倍としたとき、第3偏向系(10
A,10B)による荷電粒子線の偏向量を第4偏向系
(18A,18B)による荷電粒子線の偏向量のβ倍に
設定することが望ましい。これによって、その第3偏向
系と第4偏向系とを対称に動作させるという簡単な制御
で、基板(W)上で所望の量だけ荷電粒子線の入射位置
を補正できる。
【0016】
【発明の実施の形態】以下、本発明による荷電粒子線転
写装置の実施の形態の一例につき図1〜図3を参照して
説明する。本例は分割転写方式の電子線縮小転写装置に
本発明を適用したものである。先ず、図1は本例の電子
線縮小転写装置の概略構成を示し、この図1において、
光学系(電子光学系)の光軸AXに垂直にZ軸を取り、
Z軸に垂直な平面内で図1の紙面に垂直にX軸を、図1
の紙面に平行にY軸を取って説明する。電子銃1から放
出された電子線EBはコンデンサレンズ2で平行ビーム
とされ、視野選択偏向器3によりXY平面(X軸及びY
軸に平行な平面)内で偏向されてマスクMの1つの副視
野に導かれる。視野選択偏向器3における偏向量は、装
置全体の動作を統轄制御する主制御系5が偏向量設定部
4を介して設定する。
【0017】マスクMを通過して光軸AXに平行に進む
電子線EBは、第1の位置補正用の主偏向器10A及び
副偏向器10Bにより偏向され、更に第1のMTP方式
の主偏向器(以下、「MTP主偏向器」と呼ぶ)11及
び第1のMTP方式の副偏向器(MTP副偏向器)12
により偏向されて光軸AXに沿って進む。このMTP方
式では、光軸AXから所定間隔だけ離れて光軸AXに平
行に進む電子線の軌道を、光軸AXを通る軌道に偏向さ
せるための条件であるMTP条件が満たされている。主
偏向器10A、副偏向器10B、MTP主偏向器11、
及びMTP副偏向器12はそれぞれフェライト製のコア
9の内側に装着されたコイルよりなる電磁偏向器である
が、静電偏向器を使用してもよい。その後、電子線EB
は、MTP方式の投影レンズ13により一度光軸AX上
でクロスオーバCOを結んだ後、MTP方式の対物レン
ズ14を介して縮小倍率1/β(βは例えば4)で反転
縮小される。
【0018】その後、電子線EBは、MTP条件を満足
する第2のMTP主偏向器16、及び第2のMTP副偏
向器17により光軸AXから偏向されて、光軸AXから
離れ、且つ光軸AXに平行な軌道に沿って進む。この場
合のMTP条件とは、光軸AXに沿った電子線の軌道を
光軸AXから所定間隔離れて光軸AXに平行な軌道に偏
向させるための条件である。その後、電子線EBは、更
に第2の位置補正用の主偏向器18A及び副偏向器18
Bにより偏向されて電子線レジストが塗布されたウエハ
W上の1つの副転写領域に入射し、この副転写領域にマ
スクMの1つの副視野のパターンを1/β倍した反転縮
小像が転写される。MTP主偏向器16、MTP副偏向
器17、主偏向器18A、及び副偏向器18Bは、それ
ぞれフェライト製のコア15の内側に装着されたコイル
よりなる電磁偏向器であるが、静電偏向器を使用しても
よい。そして、主偏向器10A、副偏向器10B、MT
P主偏向器11、及びMTP副偏向器12における電子
線の偏向量は、主制御系4が偏向量設定部19を介して
それぞれ設定し、MTP主偏向器16、MTP副偏向器
17、主偏向器18A、及び副偏向器18Bにおける電
子線の偏向量も、主制御系4が偏向量設定部20を介し
てそれぞれ設定する。
【0019】このように本例では、第1(上段)のMT
P主偏向器11及びMTP副偏向器12とマスクMとの
間に、第1の位置補正用の主偏向器10A及び副偏向器
10Bが配置され、第2(下段)のMTP主偏向器16
及びMTP副偏向器17とウエハWとの間に、第2の位
置補正用の主偏向器18A及び副偏向器18Bが配置さ
れている。本例では、第1の主偏向器10A及び副偏向
器10Bによる電子線EBの偏向量を、第2の主偏向器
18A及び副偏向器18Bによる電子線EBの偏向量に
対して縮小倍率の逆数倍である−β倍(負の符号は反転
投影に対応する)に設定する。また、主偏向器10Aと
副偏向器10Bとの間隔d1を、主偏向器18Aと副偏
向器18Bとの間隔d2に対して縮小倍率の逆数倍であ
るβ倍に設定する。
【0020】また、他の偏向器等の動作に影響を与えな
いように、主偏向器10A及び副偏向器10Bよりなる
第1の位置補正用偏向系に対する電子線の入射角と射出
角とを等しくし、主偏向器18A及び副偏向器18Bよ
りなる第2の位置補正用偏向系に対する電子線の入射角
と射出角とを等しくする。この結果、主偏向器10A及
び副偏向器10Bによる電子線の偏向角は互いに符号が
逆で大きさが等しくなり、主偏向器18A及び副偏向器
18Bによる電子線の偏向角も互いに符号が逆で大きさ
が等しくなる。更に、主偏向器10A及び主偏向器18
Aによる電子線の偏向角は互いに符号が逆で大きさが等
しくなり、副偏向器10B及び副偏向器18Bによる電
子線の偏向角も互いに符号が逆で大きさが等しくなる。
【0021】次に、マスクMはマスクステージ6内にX
Y平面と平行に取り付けられ、マスクステージ6は、マ
スクベース7上で内部の駆動装置によりX方向に連続移
動し、Y方向にステップ移動できるように構成されてい
る。マスクステージ6のY方向の位置はレーザ干渉計8
Yで検出され主制御系5に出力される。一方、ウエハW
は、可動ステージ22上の試料台21上にXY平面と平
行に保持されている。試料台21は、可動ステージ22
の内部の駆動装置によりX方向に連続移動できると共
に、Y方向にステップ移動できるように構成されてい
る。試料台21のY方向の位置は、レーザ干渉計23Y
で検出されて主制御系5に出力される。
【0022】図2は図1の装置をY方向に見た断面図を
示し、この図2に示すように、マスクステージ6のX方
向の位置は2つのレーザ干渉計8X1,8X2で検出さ
れて、図1の主制御系5に出力される。主制御系5では
それら2つの検出結果の平均値、及び差分をそれぞれマ
スクステージ6のX方向の位置、及び回転量とする。同
様に、試料台21のX方向の位置も2つのレーザ干渉計
23X1,23X2で検出されて、図1の主制御系5に
出力され、主制御系5ではそれら2つの検出結果の平均
値、及び差分をそれぞれ試料台21のX方向の位置、及
び回転量とする。
【0023】図1に戻り、不図示の露光データ記憶装置
より、露光対象のマスクMのパターン構成や、ウエハW
上の複数の転写領域の配列の情報等の露光データが主制
御系5に供給される。この露光データに基づいて、主制
御系5は偏向量設定部4,19,20を介して電子線E
BのX方向、及びY方向への偏向量を制御すると共に、
マスクステージ6及びウエハ側の試料台21の位置及び
移動速度を制御することによって、ウエハW上の各転写
領域にそれぞれ目標とするパターンの縮小像を転写す
る。
【0024】図3(a)は転写対象のマスクMの一例を
示し、この図3(a)において、マスクMのパターン領
域31はX方向(走査方向)に一定幅の主視野321,3
2,…,32J に分割され、各主視野はそれぞれY方向
(非走査方向)に一定幅の副視野331,332,…,33
N(J,Nはそれぞれ2以上の整数)に分割され、各副視
野33n(n=1〜N)内にそれぞれ転写用のパターンが
形成されている。そして、図1の電子銃1からの電子線
EBはそのパターン領域31から選択された1つの副視
野に照射されるようになっている。また、X方向に隣接
する主視野32 1,322,…,32J はそれぞれ電子線を
遮断、又は散乱(拡散)する一定幅の境界領域(非パタ
ーン領域)341,342,…,34J-1 で仕切られてお
り、Y方向に隣接する副視野331,332,…,33
N も、それぞれ電子線を遮断、又は散乱する一定幅の境
界領域(非パターン領域)351,352,…,35N-1
仕切られており、各副視野のパターンを順次ウエハW上
に転写する際に、隣接する副視野のパターンとの間で干
渉が生じないように構成されている。
【0025】電子線用のマスクMとしては、窒化シリコ
ン(SiN)等の薄膜にて電子線の透過部を形成し、そ
の薄膜の表面に設けたタングステン等の薄膜を散乱部と
する所謂散乱マスク、又はタングステン製の散乱基板内
に設けた抜き穴を電子線の透過部とする所謂穴空きステ
ンシルマスク等が存在するが、本例では何れのマスクで
も使用できる。
【0026】図3(b)は、ウエハW上の1ダイ分に相
当する1つの転写領域36を示し、この図3(b)にお
いて、転写領域36はX方向に所定ピッチで主転写領域
37 1,372,…,37J に分割され、各主転写領域はそ
れぞれY方向に所定ピッチで副転写領域381,382,
…,38N に分割されている。そして、本例では、ウエ
ハW上の主転写領域371,372,…,37J にそれぞれ
マスクMの主視野321,322,…,32J のパターンが
縮小転写され、且つ各主転写領域内では副転写領域38
1,382,…,38N にそれぞれマスクMの副視野331,
332,…,33Nのパターンが縮小転写されるようにな
っている。この場合、副視野331,332,…,33N
パターンは、それぞれ光軸AXとの間に介在する境界領
域(非パターン領域)351,352,…,35N-1 の幅の
合計値の縮小倍率分だけウエハW上でY方向に横ずれし
て転写され、ウエハW上の副転写領域381,382,…,
38 N はY方向に密着して接続されるようになってい
る。更に、ウエハW上の主転写領域371,372,…,3
J はX方向に密着して接続されている。
【0027】本例において、分割転写方式でマスクMの
パターンをウエハW上の転写領域36に転写する際に
は、図2に示すように、マスクMを−X方向(又は+X
方向)に速度VMで走査するのと同期して、ウエハWを
+X方向(又は−X方向)に速度VWで走査する。マス
クMの走査方向とウエハWの走査方向とが逆であるの
は、投影レンズ13及び対物レンズ14によりウエハW
上に反転像が投影されるからである。そして、図3
(a)に示すマスクM上の主視野321 〜32J の内
で、ほぼ光軸AXを横切る位置にある主視野内の副視野
331,332,…,33N のパターンが順次ウエハW上の
対応する副転写領域に転写される。
【0028】この場合、マスクMからウエハWへの縮小
倍率は1/βであるため、マスクM上の主視野321
32J のX方向の幅をL1x、境界領域341,342,…
のX方向の幅をL2xとすると、ウエハW上では境界領
域341,342,…の幅分だけパターンが圧縮されて転写
されるため、マスクMの走査速度VMは、ウエハWの走
査速度VWに対してほぼ次のように設定される。
【0029】 VM=β{(L1x+L2x)/L1x}VW 次に、本例の位置補正用の主偏向器10A、副偏向器1
0B及び主偏向器18A、副偏向器18B、並びにMT
P主偏向器11、MTP副偏向器12及びMTP主偏向
器16、MTP副偏向器17の動作につき詳細に説明す
る。この場合、図1において、マスクM上で電子線EB
が照射される副視野(図3(a)の副視野331 〜33
N の何れか)は、光軸AXに対して+Y方向にn個の副
視野、及びn個の境界領域(図3(a)の境界領域35
1 〜35N-1 の内のn個分)だけ離れているものとす
る。そして、1つの副視野のY方向の幅をa、1つの境
界領域のY方向の幅をbとすると、位置補正用の第1の
主偏向器10A及び副偏向器10Bでは、そのn個の境
界領域の幅の積算値nb分だけ電子線EBを−Y方向に
偏向させる。そのため、マスクM上の当該副視野を透過
して光軸AXに平行に進む電子線EBは、主偏向器10
Aによって所定角度θだけ光軸AX側に偏向された後、
副偏向器10Bによって逆の角度(−θ)だけ振り戻さ
れて−Y方向にnbだけずれて光軸AXに平行に進む。
【0030】その後、電子線EBは、第1のMTP主偏
向器11によって光軸AX側に角度φだけ偏向された
後、第1のMTP副偏向器12によって逆の角度(−
φ)だけ振り戻されて、そのn個の副視野の幅の積算値
na分だけ−Y方向に移動して、光軸AX上を進むよう
になる。次に、MTP方式の投影レンズ13、及び対物
レンズ14によって、電子線EBはウエハW上に縮小倍
率1/βで当該副視野のパターンの反転像を形成するよ
うに集束される。この際に、マスクM上のどの副視野を
透過した電子線EBであっても、光軸AX上を通過して
いるため、投影レンズ13、及び対物レンズ14による
像面湾曲は小さい値となる。但し、光軸AXから大きく
離れた副視野では電子線EBの光路長が長いため、投影
レンズ13、及び対物レンズ14の励磁は弱くする必要
がある。
【0031】対物レンズ14から射出された電子線EB
は、第2のMTP主偏向器16によって光軸AXから離
れる方向に、MTP主偏向器11による偏向角と同じ角
度φだけ偏向された後、第2のMTP副偏向器17によ
って逆の角度(−φ)だけ振り戻されて、光軸AXに平
行に進むようになる。この際の電子線EBの位置ずれ量
は、−Y方向に(na+nb)/βとなっている。
【0032】そして、MTP副偏向器17によって光軸
AXに平行にされた電子線EBは、第2の位置補正用の
主偏向器18Aによって主偏向器10Aによる偏向角と
同じ大きさの角度θだけ逆方向(光軸AX方向)に偏向
された後、第2の副偏向器18Bによって逆の角度(−
θ)だけ振り戻されて光軸AXに平行に進み、ウエハW
上の所定の副転写領域に垂直に入射する。この際の第2
の主偏向器18A及び副偏向器18Bによる電子線EB
の偏向量は、上述のように第1の主偏向器10A及び副
偏向器10Bによる偏向量(−Y方向にnb)の(−1
/β)、即ち+Y方向にnb/βとなる。この偏向量
は、マスクM上のn個の境界領域の縮小像の幅の積算値
に相当する。従って、ウエハW上での電子線EBの偏向
量は光軸AXに対して−Y方向にna/βとなり、マス
クM上のn個の境界領域の縮小像の幅分だけウエハW上
での副視野の縮小像の転写位置がずらされている。この
ような転写をマスクM上の各副視野について行うことに
よって、ウエハW上では各副転写領域381 〜38N
Y方向に正確に接続して転写される。
【0033】また、図2に示すように、走査方向(X方
向)についてはマスクM上の転写対象の副視野はほぼ光
軸AXに近い領域に存在するが、特にマスクM上の1つ
の主視野(321 〜32J の何れか)から次の主視野に
移動する際に、図3(a)に示すマスクM上のX方向の
境界領域341 〜34J-1 の何れかを跳び超えて電子線
EBを偏向する必要がある。この際には、本例の位置補
正用の主偏向器10A、副偏向器10B、及び主偏向器
18A、副偏向器18Bを動作させて当該境界領域の分
だけ電子線EBをX方向に位置ずれさせるようにする。
これによって、ウエハW上の隣接する主転写領域の各副
転写領域381 〜38N はX方向にも正確に接続して転
写される。
【0034】また、本例では、MTP主偏向器11〜M
TP副偏向器17までのMTP方式の光学系ではウエハ
Wに対する電子線EBの垂直ランディング条件が満たさ
れている。更に、主偏向器10A及び副偏向器10Bよ
りなる第1の位置補正用偏向系に対する電子線EBの入
射角と射出角とが等しく、主偏向器18A及び副偏向器
18Bよりなる第2の位置補正用偏向系に対する電子線
EBの入射角と射出角とが等しいため、全体としてウエ
ハWに対する電子線EBの垂直ランディング条件が維持
されている。
【0035】更に、それらの第1及び第2の位置補正用
偏向系はMTP主偏向器11〜MTP副偏向器17まで
のMTP方式の光学系の外側に配置されているため、M
TP方式による低収差特性に悪影響を及ぼすことなく電
子線の位置を横ずれさせることができる。なお、上述の
実施の形態では、各境界領域351 〜35N-1 のY方向
の幅が比較的広い場合を想定して、位置補正用の偏向系
による偏向量を大きくできるように、第1の位置補正用
偏向系を2段の主偏向器10A及び副偏向器10Bより
構成し、第2の位置補正用偏向系を2段の主偏向器18
A及び副偏向器18Bより構成している。しかしなが
ら、各境界領域351 〜35N-1 のY方向の幅が比較的
狭く、位置補正用の偏向系による電子線EBの偏向量が
少なくともよい場合には、第1の位置補正用偏向系、及
び第2の位置補正用偏向系をそれぞれ1個の偏向器より
構成し、この1対の偏向器による電子線の偏向角を互い
に符号が逆で大きさが等しい角度としてもよい。これに
よって、電子線の垂直ランディング条件を維持した状態
で、境界領域分だけ転写位置をずらすことができる。
【0036】また、上述の実施の形態では、マスクM側
とウエハW側とにそれぞれ位置補正用偏向系が配置され
ているが、何れか一方のみに位置補正用偏向系を配置す
るようにしてもよい。更に、本発明はイオンビーム等を
用いた荷電粒子線転写装置にも適用できる。このよう
に、本発明は上述の実施の形態に限定されず、本発明の
要旨を逸脱しない範囲で種々の構成を取り得る。
【0037】
【発明の効果】本発明の荷電粒子線転写装置によれば、
マスクと第1偏向系との間、及び第2偏向系と基板との
間の少なくとも一方に、そのマスク上の1つの視野(副
視野)を通過した荷電粒子線のその基板上での入射位置
を補正する位置補正用偏向系を設けたため、マスク上の
境界領域で仕切られた複数の視野のパターンを分割転写
方式で順次その基板上に転写する際に、その基板上では
それら各視野のパターンの像を互いに正確に接続して転
写できる利点がある。
【0038】また、その位置補正用偏向系は、その第1
偏向系から第2偏向系までの光学系の外側に配置されて
いるため、この光学系が例えばMTP方式の光学系であ
る場合には、MTP方式の低収差特性に悪影響を及ぼす
ことがない。この場合、その位置補正用偏向系が複数段
の偏向器を有するときには、荷電粒子線の主光線の方向
をあまり変えることなくその基板上での荷電粒子線の横
ずれ量を大きくでき、マスク上の境界領域の幅が広い場
合に有効である。
【0039】また、その位置補正用偏向系が2段の偏向
器を有し、これら2段の偏向器による偏向角を実質的に
等しくすることによって、その位置補正用偏向系に対す
る荷電粒子線の入射方向と射出方向とを実質的に等しく
したときには、その第1偏向系から第2偏向系までの光
学系が荷電粒子線の垂直ランディング条件を満たしてい
れば、その位置補正用偏向系を動作させた状態でもその
垂直ランディング条件が維持される利点がある。従っ
て、その基板の高さが或る程度変化しても、転写される
パターン像の倍率が変化しない。しかも、この際にもそ
の基板上で各視野のパターン像を互いに正確に接続して
転写できる。
【0040】次に、その位置補正用偏向系が、マスクと
第1偏向系との間に配置された第3偏向系と、第2偏向
系と基板との間に配置された第4偏向系とを有し、その
マスクからその基板に対する結像レンズ系による転写倍
率を1/β(βは実数)倍としたとき、その第3偏向系
による荷電粒子線の偏向量をその第4偏向系による荷電
粒子線の偏向量のβ倍に設定したときには、それら第3
偏向系及び第4偏向系を対称に動作させるという簡単な
制御でそのマスク上での荷電粒子線の入射位置を所望量
だけ移動できる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の形態の一例の電子線縮小転写装
置を示す一部を断面図とした構成図である。
【図2】図1の電子線縮小転写装置をY方向に見たとき
の一部を断面図とした側面図である。
【図3】(a)は図1のマスクM上のパターン配置を示
す平面図、(b)は図1のウエハW上の1つの転写領域
36を示す平面図である。
【図4】MTP方式の電子線縮小転写装置の説明に供す
る斜視図である。
【符号の説明】
M マスク W ウエハ 4,19,20 偏向量設定部 6 マスクステージ 10A 位置補正用の第1の主偏向器 10B 位置補正用の第1の副偏向器 11 第1のMTP主偏向器 12 第1のMTP副偏向器 13 投影レンズ 14 対物レンズ 16 第2のMTP主偏向器 17 第2のMTP副偏向器 18A 位置補正用の第2の主偏向器 18B 位置補正用の第2の副偏向器 21 試料台

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 転写用パターンが複数個の視野に分割し
    て形成されたマスクの1つの視野を通過した荷電粒子線
    を光軸側に偏向する第1偏向系と、 該第1偏向系により偏向された荷電粒子線を集束する結
    像レンズ系と、 該結像レンズ系により集束された荷電粒子線を偏向して
    転写対象の基板上の転写対象領域に導く第2偏向系と、
    を有し、前記マスク上の前記各視野を転写単位として順
    次前記基板上にパターンを転写する荷電粒子線転写装置
    において、 前記マスクと前記第1偏向系との間、及び前記第2偏向
    系と前記基板との間の少なくとも一方に、前記マスク上
    の1つの視野を通過した荷電粒子線の前記基板上での入
    射位置を補正する位置補正用偏向系を設けたことを特徴
    とする荷電粒子線転写装置。
  2. 【請求項2】 請求項1記載の荷電粒子線転写装置であ
    って、 前記位置補正用偏向系は複数段の偏向器を有することを
    特徴とする荷電粒子線転写装置。
  3. 【請求項3】 請求項2記載の荷電粒子線転写装置であ
    って、 前記位置補正用偏向系は2段の偏向器を有し、該2段の
    偏向器による偏向角を実質的に等しくすることによっ
    て、前記位置補正用偏向系に対する荷電粒子線の入射方
    向と前記位置補正用偏向系からの荷電粒子線の射出方向
    とを実質的に等しくしたことを特徴とする荷電粒子線転
    写装置。
  4. 【請求項4】 請求項1、2、又は3記載の荷電粒子線
    転写装置であって、 前記位置補正用偏向系は、前記マスクと前記第1偏向系
    との間に配置された第3偏向系と、前記第2偏向系と前
    記基板との間に配置された第4偏向系とを有し、 前記マスクから前記基板に対する前記結像レンズ系によ
    る転写倍率を1/β(βは実数)倍としたとき、前記第
    3偏向系による荷電粒子線の偏向量を前記第4偏向系に
    よる荷電粒子線の偏向量のβ倍に設定したことを特徴と
    する荷電粒子線転写装置。
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