JPH09180605A - 傾斜スイッチ - Google Patents

傾斜スイッチ

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JPH09180605A
JPH09180605A JP35003695A JP35003695A JPH09180605A JP H09180605 A JPH09180605 A JP H09180605A JP 35003695 A JP35003695 A JP 35003695A JP 35003695 A JP35003695 A JP 35003695A JP H09180605 A JPH09180605 A JP H09180605A
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JP
Japan
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switch
movable contact
contact piece
moving contact
contact
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Pending
Application number
JP35003695A
Other languages
English (en)
Inventor
Sadasuke Nukada
禎介 額田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Nihon Kaiheiki Industry Co Ltd
Original Assignee
Nihon Kaiheiki Industry Co Ltd
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Publication date
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Priority to JP35003695A priority Critical patent/JPH09180605A/ja
Publication of JPH09180605A publication Critical patent/JPH09180605A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 球状おもりを利用して傾きを検知する傾斜ス
イッチにおいて、環境に安全で、振動にも強く、小型化
を図っても高い接触信頼性を維持し、なおかつ安価なも
のを提供する。 【解決手段】 少なくとも一端を自由端とした弾性を有
する可動接片8と、この可動接片8の自由端に対向した
固定接点5をスイッチ基体1に配設し、しかも可動接片
上に配設した球状おもり12の移動により、可動接片8
が上下動して固定接点5と接離するものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、電子機器やスポーツ器
具及び玩具、更には、ストーブや便座などの安全装置に
使用される傾斜スイッチに関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の傾斜スイッチは図7に示すよう
に、振り子状に傾動するおもり62に連動した可動接点
63と該可動接点63に対向して配置された固定接点6
4が、スイッチが傾斜した方向に接触する構造のもの
や、密閉容器内に封止された水銀の動きを利用したも
の、あるいは受発光素子と球状可動子を利用して傾斜を
検出する方法のものなどがあった。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】従来の傾斜スイッチは
何れも次のような欠点があった。振り子状に傾動するお
もりに連動して可動接点と固定接点が接触する構造のも
のにあっては、機器の小型化に伴い、必然的に傾斜スイ
ッチも小型化を図らなければならず、接触部品や傾動お
もりを小型化することによって接触力の低下を招き、安
定した信頼性の高い接触を確保することが困難になって
きた。また、水銀を利用したものは容器がガラスで覆わ
れていることから、衝撃等で破壊し易く、それにより、
水銀が外部に流出すると思いがけない事故を起こしかね
ない。また、その製造に当たっては、水銀による毒性に
より生産設備が著しく高価になったり、使用済み水銀の
回収費用がかさみ、現在では環境問題の視点からも水銀
の使用は困難になった。また、受発光素子と球状可動子
を利用して傾斜を感知する構造のものは、受発光素子が
電力を消費する問題や、検出用の回路が必要になること
などから、装置が高価になる欠点があった。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は上記の問題点を
解決するために、スイッチ本体を小型化しても、接触が
安定し、しかも安価で環境に安全な傾斜スイッチを提供
するために、スイッチ本体内に回転遊動自在な球状おも
りを配設し、該球状おもりの移動により可動接片が固定
接点と接離して電路の開閉を行うスイッチにおいて、前
記可動接片を弾性部材で形成し、しかも少なくともその
一端を自由端として前記スイッチ基体の上面に配設する
とともに前記可動接片の自由端に対向した前記固定接点
を前記スイッチ基体に配設したものである。また、前記
可動接片と前記固定接点のどちらか一方をクリップ状に
形成したことで、更に接触の安定性を確保できるように
した。
【0005】
【発明の実施の形態】本発明は、スイッチ基体とカバー
を凹凸の関係により嵌合してなるスイッチ本体内に回転
自在な球状おもりを配設し、該球状おもりの移動により
可動接片が固定接点と接離して電路の開閉を行うスイッ
チにおいて、前記可動接片を弾性部材で形成し、しかも
少なくともその一端を自由端として前記スイッチ基体の
上面に配設するとともに前記可動接片の自由端に対向し
た前記固定接点を前記スイッチ基体に配設したことを特
徴とする傾斜スイッチである。このように構成した傾斜
スイッチは構造が簡単で、安価である反面、安定した接
触を得ることができる。
【0006】また、前記可動接片と前記固定接点のいず
れか一方をクリップ状に形成することで、更に接触の安
定性を高めることができた。
【0007】また、更に前記スイッチ基体の上面に前記
可動接片の上下動を案内する溝を設けたことで、球状お
もりの傾動時の動きを規制すること無くスムーズな動き
が確保できるため、傾斜の検知精度を向上することが可
能となった。
【0008】
【実施例】以下、本実施例について図面を参照しながら
説明する。図1は本発明の傾斜スイッチの第1実施例を
示す透視図、図2は、その分解斜視図である。これらの
図において、角形の上面の断面を円弧上に形成した隆起
部3を有するスイッチ基体1の左右いずれか一方に端子
部7と一体に形成した固定接点5を配設する。そしてこ
の固定接点5はスイッチ基体1の下面に突出した端子部
7の根元部分をスイッチ基体に加締めて固定する。ま
た、この固定接点5の反対側のスイッチ基体上には端子
9に組み込まれた可動接片8が配設される。
【0009】本実施例においては、端子9の上面に欠所
10を形成し、また平面部に孔11を設けており、この
孔11に線材をコの字状に折曲した可動接片8の一端が
挿入され、他端を延長した自由端の根元部分が端子9の
欠所10に載置される。そして固定接点5の端子部7と
同様に端子根元部をスイッチ基体1に加締めて固定され
る。よって、可動接片8の自由端は固定接点5と対向し
て配置され、後述する球状おもり12の移動により上下
動して固定接点5と接触し、ON、OFFとなる。
【0010】本発明の実施例の固定接点5は上面をV溝
6に形成しており、可動接片8と2点で接触させる構成
としている。端子9と可動接片8は凹凸関係等による嵌
合だけでなく、スポット溶接や一体的に形成する等、種
々の方法があり、電気的に導通されれば良い。また、ス
イッチ基体1の隆起部3の上面に可動接片8の自由端と
対向して溝4を設けることにより、可動接片8の上下動
を案内し、スムーズな動きを確保できる。そして、円弧
状の隆起部3には球状おもり12を配設した後、カバー
13で覆い、スイッチ基体1の側面に設けた突起2とカ
バー13に設けた矩形孔14を嵌合させて傾斜スイッチ
を構成する。
【0011】このように構成された傾斜スイッチはスイ
ッチ本体が図1の可動接片8の自由端側に傾斜した場
合、球状おもり12が前記可動接片8の自由端側に転が
り、可動接片8の曲げ部分を押し下げることで、可動接
片8と固定接点5が接触導通する。また、スイッチ本体
が可動接片8の固定端側に傾斜した場合、球状おもり1
2は前記可動接片8の固定端側に転がり、可動接片8の
自由端は弾性復元力によって固定接点5から外れて開離
し遮断する。この際、可動接片8は、スイッチ基体1の
隆起部間の溝4に案内されるため、球状おもり12の回
転遊動の動作が、可動接片8によって妨げられることが
なく滑らかに動くことが可能である。
【0012】図3は本発明の傾斜スイッチの第2実施例
を示す透視図、図4は第2実施例の一部分を示す分解斜
視図である。固定接点26をクリップ状に形成したもの
で、端子部27の上方にスポット溶接等により配設した
ものである。この実施例においては、固定接点26をク
リップ形状としたので、接触の際、可動接片28を両方
から挟み込み、開閉の度に接点表面が活性化されること
によって低い接触抵抗を確保することができる。また、
取付けた機器や外部装置が発生する振動などに対しても
接点がチャタリングを起こし難くく、安定した接触を確
保することができる。
【0013】図5は本発明の傾斜スイッチの第3実施例
の一部分を示す斜視図である。第1実施例及び第2実施
例と比較して、可動接片40に弾性を有した板材を使用
したもので、クリップ部41を可動接片40と一緒に構
成することができ、合わせて端子部42も一体にて構成
した事例である。このように構成することで、部品点数
を削減し、組立工数の低減が図られるので、大幅な製造
原価の低減を行うことができる。
【0014】また、固定接点43を丸ピン形状で構成す
ることで、可動接片との摺動が著しく滑らかになるので
傾斜検出精度を向上することが可能となった。
【0015】図6は本発明の応用例の一部分を示す斜視
図である。可動接片50と固定接点52を両側に配設す
ることによって、左右の傾斜を検知することができるよ
うにした傾斜スイッチの一例である。
【0016】
【発明の効果】以上、詳細に説明したように、本発明に
よれば、次のような効果を奏することができる。 (1)可動接片をを弾性部材で形成し、しかも少なくと
もその一端を自由端としてスイッチ基体の上面に配設
し、この可動接片上を球状おもりが移動することによ
り、可動接片の自由端に対向して設けた固定接点と接離
する構成としたので、その切換感度がすこぶる高く、し
たがってスイッチ切換時に生じるバウンスも極めて少な
く、接触信頼性の高い傾斜スイッチを得ることができる
という顕著な効果がある。 (2)可動接片を弾性部材で形成しその一端を自由端と
して可動接片の復帰用バネとして兼用したので最小限の
部品点数で傾斜スイッチが得られることから、極めて生
産性の良い傾斜スイッチを提供できる。 (3)自由端を設けた可動接片上を球状おもりが回転遊
動して該可動接片と固定接点とが接離するようにしたの
で、球状おもりの自重により、可動接片の弾性を利用し
て固定接点と接触するために、接触部に負荷がかかるこ
とがなく安定した接触が得られ、よって長寿命の傾斜ス
イッチが得られる。 (4)可動接片と固定接点のいずれか一方をクリップ状
に形成したので、開閉の都度、接点表面が擦れて常に活
性化され、しかも2点で接触するので、その相乗効果に
より極めて接触が安定する。また、取付けた機器や外部
装置が発生する微振動などに対しても接点がチャタリン
グを起こし難く安定した接触を確保することができる。 (5)スイッチ基体の上面に可動接片の上下動を案内す
る溝を設けたので球状おもりの自重が常に可動接片上に
加わるため、固定接点との接触力が極めて効果的に作用
して接触を安定させることができる。 (6)部品点数を少なくし、構造が簡単なので、その組
立も極めて容易なので、安価な傾斜スイッチを提供する
ことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の傾斜スイッチの第1実施例を示す透視
図である。
【図2】本発明の傾斜スイッチの第1実施例を示す分解
斜視図である。
【図3】本発明の傾斜スイッチの第2実施例を示す透視
図である。
【図4】本発明の傾斜スイッチの第2実施例の一部分を
示す斜視図である。
【図5】本発明の傾斜スイッチの第3実施例の一部分を
示す斜視図である。
【図6】本発明の傾斜スイッチの応用例の一部分を示す
斜視図である。
【図7】従来の傾斜スイッチの断面図である。
【符号の説明】
1,21 スイッチ基体 2,22 突起 3,23 隆起部 4,24 溝 5,44,64 固定接点 6 V溝 7,27,42 端子部 8,28,40,50 可動接片 9,29 端子 10 欠所 11,31 孔 12,32,51 球状おもり 13,33 カバー 14 矩形孔 26 クリップ状固定接点 41 クリップ部 43,52 丸ピン状固定接点 61 ケース 62 傾動おもり 63 可動接点

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 スイッチ本体内に回転遊動自在な球状お
    もりを配設し、該球状おもりの移動により可動接片が固
    定接点と接離して電路の開閉を行うスイッチにおいて、
    前記可動接片を弾性部材で形成し、しかも少なくともそ
    の一端を自由端として前記スイッチ基体の上面に配設す
    るとともに前記可動接片の自由端に対向した前記固定接
    点を前記スイッチ基体に配設したことを特徴とする傾斜
    スイッチ。
  2. 【請求項2】 前記可動接片と前記固定接点のいずれか
    一方をクリップ状に形成したことを特徴とする請求項1
    記載の傾斜スイッチ。
  3. 【請求項3】 前記スイッチ基体の上面に前記可動接片
    の上下動を案内する溝を設けたことを特徴とする請求項
    1記載の傾斜スイッチ。
JP35003695A 1995-12-25 1995-12-25 傾斜スイッチ Pending JPH09180605A (ja)

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JP35003695A JPH09180605A (ja) 1995-12-25 1995-12-25 傾斜スイッチ

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JPH09180605A true JPH09180605A (ja) 1997-07-11

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ID=18407803

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103021731A (zh) * 2012-12-31 2013-04-03 上海海连电动工具有限公司 一种角度开关
KR20200079780A (ko) * 2018-12-26 2020-07-06 여병동 가설 분전반

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* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN103021731A (zh) * 2012-12-31 2013-04-03 上海海连电动工具有限公司 一种角度开关
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