JPH09180147A - 負圧利用型磁気ヘッドスライダ - Google Patents
負圧利用型磁気ヘッドスライダInfo
- Publication number
- JPH09180147A JPH09180147A JP34221395A JP34221395A JPH09180147A JP H09180147 A JPH09180147 A JP H09180147A JP 34221395 A JP34221395 A JP 34221395A JP 34221395 A JP34221395 A JP 34221395A JP H09180147 A JPH09180147 A JP H09180147A
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- JP
- Japan
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- magnetic head
- head slider
- rail
- negative pressure
- slider
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- Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】磁気ディスク装置において、磁気ヘッドスライ
ダの浮上中に起こる潤滑剤等の油分の磁気ヘッドスライ
ダへの付着を防止(スライダレール面および溝面に留ま
りにくく)し、磁気ディスク装置停止後磁気ディスクと
の粘着を防止する。 【解決手段】記録媒体に対して相対移動する磁気ヘッド
用のスライダにおいて、3つ以上の正圧を発生する浮上
面レール部を持ち、その全てを、空気流入側端部から空
気流出側端部まで伸ばすことによって解決される。
ダの浮上中に起こる潤滑剤等の油分の磁気ヘッドスライ
ダへの付着を防止(スライダレール面および溝面に留ま
りにくく)し、磁気ディスク装置停止後磁気ディスクと
の粘着を防止する。 【解決手段】記録媒体に対して相対移動する磁気ヘッド
用のスライダにおいて、3つ以上の正圧を発生する浮上
面レール部を持ち、その全てを、空気流入側端部から空
気流出側端部まで伸ばすことによって解決される。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は磁気ディスク装置に
関し、特に磁気ヘッドスライダと磁気ディスクとの粘着
を防止するための磁気ヘッドスライダとそのスライダを
搭載した記憶装置に関する。
関し、特に磁気ヘッドスライダと磁気ディスクとの粘着
を防止するための磁気ヘッドスライダとそのスライダを
搭載した記憶装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の磁気ディスク装置においては、特
公昭57−569号公報に開示されているような、正圧
のみを利用した、少なくとも2本のまっすぐなレール表
面が空気ベアリング表面を形成する磁気ヘッドスライダ
が広く使われてきた。また特開平2−101688号公
報に開示されているような、スライダ後端から、離され
た1対のサイドレールと、その間に1本のセンタレール
を持ち、このセンタレール後端に磁気ヘッドを搭載する
形の磁気ヘッドスライダも実用に供されてきた。また、
高記録密度達成のため、磁気抵抗型ヘッドや磁気ディス
クの内周から外周にわたってほぼ同じ記録密度とする記
録方式が使われ始め、これらの性能を生かすために磁気
ディスクの内周側から外周側まで浮上量をほぼ一定に保
ちたいという要求がでてきた。このため負圧力を利用し
て、内周側から外周側まで浮上量を一定に保つ方式のス
ライダが特開平6−124562号公報や特開平6−2
15516号公報に開示されている。そして、記録密度
をさらに上げるために、浮上量をより小さくするため、
磁気ディスク表面も非常に平滑になっており、そのため
に、磁気ディスク装置の停止時に粘着を起こしやすい状
態になっている。また、浮上中あるいは、磁気ヘッドス
ライダと磁気ディスクとの接触により磁気ディスクの潤
滑剤等の油分が磁気ヘッドスライダに付着し、磁気ディ
スク装置の停止時に磁気ヘッドスライダと磁気ディスク
が粘着を引き起こすことが問題になってきた。
公昭57−569号公報に開示されているような、正圧
のみを利用した、少なくとも2本のまっすぐなレール表
面が空気ベアリング表面を形成する磁気ヘッドスライダ
が広く使われてきた。また特開平2−101688号公
報に開示されているような、スライダ後端から、離され
た1対のサイドレールと、その間に1本のセンタレール
を持ち、このセンタレール後端に磁気ヘッドを搭載する
形の磁気ヘッドスライダも実用に供されてきた。また、
高記録密度達成のため、磁気抵抗型ヘッドや磁気ディス
クの内周から外周にわたってほぼ同じ記録密度とする記
録方式が使われ始め、これらの性能を生かすために磁気
ディスクの内周側から外周側まで浮上量をほぼ一定に保
ちたいという要求がでてきた。このため負圧力を利用し
て、内周側から外周側まで浮上量を一定に保つ方式のス
ライダが特開平6−124562号公報や特開平6−2
15516号公報に開示されている。そして、記録密度
をさらに上げるために、浮上量をより小さくするため、
磁気ディスク表面も非常に平滑になっており、そのため
に、磁気ディスク装置の停止時に粘着を起こしやすい状
態になっている。また、浮上中あるいは、磁気ヘッドス
ライダと磁気ディスクとの接触により磁気ディスクの潤
滑剤等の油分が磁気ヘッドスライダに付着し、磁気ディ
スク装置の停止時に磁気ヘッドスライダと磁気ディスク
が粘着を引き起こすことが問題になってきた。
【0003】特にレールがスライダ後端まで達していな
い場合、レール面に付着した潤滑剤等の油分はレール面
上を流れてレール後縁まで達し、溝部および溝部とレー
ル後縁の境界に付着する。磁気ディスク装置の稼動停止
後、磁気ヘッドスライダと磁気ディスクは接触し、溝部
および溝部とレール後縁の境界に付着した油分は磁気ヘ
ッドスライダのレール面と磁気ディスクの間に入り込み
粘着の原因になる。
い場合、レール面に付着した潤滑剤等の油分はレール面
上を流れてレール後縁まで達し、溝部および溝部とレー
ル後縁の境界に付着する。磁気ディスク装置の稼動停止
後、磁気ヘッドスライダと磁気ディスクは接触し、溝部
および溝部とレール後縁の境界に付着した油分は磁気ヘ
ッドスライダのレール面と磁気ディスクの間に入り込み
粘着の原因になる。
【0004】「特開昭58−64670に示される負圧
利用型磁気ヘッドスライダの場合は、三方をレールで囲
まれた溝部を有している。この場合、サイドレール前方
からの流れにのった潤滑剤等の油分はレール面に付着
し、レールは、スライダ流出端まで達しているためレー
ルに沿って流出端まで流れる。しかし、両サイドレール
の間のクロスレールの後方に関しては、それが、囲まれ
ているために潤滑剤等の油分が空気流入方向に対してレ
ールに沿って流れにくく溜める部分をつくってしま
う。」また、スライダ後端まで達していないサイドレー
ルがある場合には、サイドレールの後縁のスライダ後端
に一番近い箇所付近に潤滑剤等の油分が付着しやすい。
長時間稼動させた場合、付着した油分は脱落し、スライ
ダ前方から進入し、クロスレールに付着、更に前記溝部
に付着する。溝部に付着した油分は浮上中は脱落せず付
着したままである。磁気ディスク装置の稼動停止後磁気
ヘッドスライダと磁気ディスクは接触し、溝部に付着し
た油分は磁気ヘッドスライダのレール面と磁気ディスク
の間に入り込み、やはり粘着の原因になる。
利用型磁気ヘッドスライダの場合は、三方をレールで囲
まれた溝部を有している。この場合、サイドレール前方
からの流れにのった潤滑剤等の油分はレール面に付着
し、レールは、スライダ流出端まで達しているためレー
ルに沿って流出端まで流れる。しかし、両サイドレール
の間のクロスレールの後方に関しては、それが、囲まれ
ているために潤滑剤等の油分が空気流入方向に対してレ
ールに沿って流れにくく溜める部分をつくってしま
う。」また、スライダ後端まで達していないサイドレー
ルがある場合には、サイドレールの後縁のスライダ後端
に一番近い箇所付近に潤滑剤等の油分が付着しやすい。
長時間稼動させた場合、付着した油分は脱落し、スライ
ダ前方から進入し、クロスレールに付着、更に前記溝部
に付着する。溝部に付着した油分は浮上中は脱落せず付
着したままである。磁気ディスク装置の稼動停止後磁気
ヘッドスライダと磁気ディスクは接触し、溝部に付着し
た油分は磁気ヘッドスライダのレール面と磁気ディスク
の間に入り込み、やはり粘着の原因になる。
【0005】磁気ヘッドスライダ側の粘着防止対策とし
て、特公昭58−21329号公報に開示されているよ
うな空気ベアリング面をわん曲させ、磁気ディスクとの
接触面積を減らす方法が効果的である。しかしこの方法
でも潤滑剤等の油分が介在した粘着現象の解決は困難で
ある。
て、特公昭58−21329号公報に開示されているよ
うな空気ベアリング面をわん曲させ、磁気ディスクとの
接触面積を減らす方法が効果的である。しかしこの方法
でも潤滑剤等の油分が介在した粘着現象の解決は困難で
ある。
【0006】また、この他の対策として特開昭63−2
82912号公報に開示されているように、潤滑剤の付
着を防止するような薄膜を磁気ヘッドスライダ表面に製
膜する方法や、特開平4−34782号公報に開示され
ているように、浮上特性を規定する面以外の磁気ディス
クとの対向面に、表面を粗くした磁気ディスクとの接触
領域を設け、この領域で磁気ディスクに接触させること
により、粘着を防止する方法などが試みられてきた。し
かし、これらの方法は磁気ヘッドスライダ製作の工数が
増える上に、やはり潤滑剤等の油分が介在した粘着現象
の解決は困難である。
82912号公報に開示されているように、潤滑剤の付
着を防止するような薄膜を磁気ヘッドスライダ表面に製
膜する方法や、特開平4−34782号公報に開示され
ているように、浮上特性を規定する面以外の磁気ディス
クとの対向面に、表面を粗くした磁気ディスクとの接触
領域を設け、この領域で磁気ディスクに接触させること
により、粘着を防止する方法などが試みられてきた。し
かし、これらの方法は磁気ヘッドスライダ製作の工数が
増える上に、やはり潤滑剤等の油分が介在した粘着現象
の解決は困難である。
【0007】以上のように従来技術においては、磁気ヘ
ッドスライダ及び磁気ディスク相互の平面度にのみ着目
した粘着解決手段であったので、潤滑剤等の油分が介在
した粘着現象を効果的に解決することは困難であった。
ッドスライダ及び磁気ディスク相互の平面度にのみ着目
した粘着解決手段であったので、潤滑剤等の油分が介在
した粘着現象を効果的に解決することは困難であった。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は潤滑剤等の油
分が磁気ヘッドスライダに付着することによって起きる
粘着問題をスライダに付着しにくい形状をつくることに
よって防止する、すなわち、磁気ヘッドスライダと磁気
ディスクの粘着を効果的に防止することを、負圧を利用
し、浮上量を装置使用範囲内で一定に保つことと同時に
達成することにより、記録密度の高い磁気ディスク装置
を提供することを目的とする。
分が磁気ヘッドスライダに付着することによって起きる
粘着問題をスライダに付着しにくい形状をつくることに
よって防止する、すなわち、磁気ヘッドスライダと磁気
ディスクの粘着を効果的に防止することを、負圧を利用
し、浮上量を装置使用範囲内で一定に保つことと同時に
達成することにより、記録密度の高い磁気ディスク装置
を提供することを目的とする。
【0009】
【課題を解決するための手段】上記課題は、記録媒体に
対して相対移動する磁気ヘッド用の負圧利用型スライダ
において、(負圧利用のための3方を囲まれた形のレー
ル部を持たず)3つ以上の正圧を発生する浮上面レール
部を持ち、その全てを、空気流入側端部から空気流出側
端部まで伸ばすことによって解決される。
対して相対移動する磁気ヘッド用の負圧利用型スライダ
において、(負圧利用のための3方を囲まれた形のレー
ル部を持たず)3つ以上の正圧を発生する浮上面レール
部を持ち、その全てを、空気流入側端部から空気流出側
端部まで伸ばすことによって解決される。
【0010】
【発明の実施の形態】以下、本発明の実施例を図面を用
いて詳細に説明する。
いて詳細に説明する。
【0011】図1は、本発明の第1の実施例であり、磁
気ヘッドスライダの斜視図である。「正圧発生レールは
3つのレール部に分かれており、それぞれは、空気流入
方向側において比較的狭い間隔(スライダ全幅の1/8
以下)で配置され、その全ては、空気流入側端部から空
気流出側端部まで伸びている。」矢印1は、空気流入方
向を示す。ヘッドスライダ2の空気流出端側に磁気変換
器2は搭載されている。ヘッドスライダ2にはクロスレ
ール5が設けられており、空気流入端側には、テーパ部
4を有する。正圧発生レール6,7,8全ては、空気流
出側端部まで伸びている。クロスレール5の後方は、負
圧エリアを確保するため一度狭いレール部7につなが
り、空気流出端に搭載される3の磁気変換器の手前で再
び広いレール部11のようになる。レール部11の幅
は、磁気変換器3が搭載出来る幅があればよく、出来る
だけ狭い方が望ましい。また、クロスレール5の後方浮
上面レール7の両サイドは、約10μm以下の負圧発生
溝部9,10を示す。図の左右に描かれたサイドレール
6および8は、縦方向のスライダ中心軸に対して非対称
形状であるが、これは、磁気ディスク装置の使用条件に
合わせて、浮上バランスが取れるように決めたものであ
り、使用条件に合わせて選択すればよい。
気ヘッドスライダの斜視図である。「正圧発生レールは
3つのレール部に分かれており、それぞれは、空気流入
方向側において比較的狭い間隔(スライダ全幅の1/8
以下)で配置され、その全ては、空気流入側端部から空
気流出側端部まで伸びている。」矢印1は、空気流入方
向を示す。ヘッドスライダ2の空気流出端側に磁気変換
器2は搭載されている。ヘッドスライダ2にはクロスレ
ール5が設けられており、空気流入端側には、テーパ部
4を有する。正圧発生レール6,7,8全ては、空気流
出側端部まで伸びている。クロスレール5の後方は、負
圧エリアを確保するため一度狭いレール部7につなが
り、空気流出端に搭載される3の磁気変換器の手前で再
び広いレール部11のようになる。レール部11の幅
は、磁気変換器3が搭載出来る幅があればよく、出来る
だけ狭い方が望ましい。また、クロスレール5の後方浮
上面レール7の両サイドは、約10μm以下の負圧発生
溝部9,10を示す。図の左右に描かれたサイドレール
6および8は、縦方向のスライダ中心軸に対して非対称
形状であるが、これは、磁気ディスク装置の使用条件に
合わせて、浮上バランスが取れるように決めたものであ
り、使用条件に合わせて選択すればよい。
【0012】図2は、第1の実施例のスライダの平面図
を示す。図3および図4は、図2のスライダの変形であ
り、クロスレール5の後方の比較的狭いレール部7を変
えたものである。これは、磁気ディスク装置の使用条
件、すなわち、記録エリアの半径位置、磁気ヘッドスラ
イダの動作範囲のヨー角条件などから、磁気ヘッドスラ
イダの浮上量を装置使用範囲内で一定に保つため、負圧
発生領域である溝部9および10の大きさをコントロー
ルするためである。特に、ロータリーアクチュエータ方
式を採用する磁気ディスク装置においては、半径位置に
よってヨー角が変化することから、磁気ヘッドスライダ
の浮上バランスをコントロールするためにレール部7の
位置を装置条件にあわせて設計すればよい。また、3つ
のレールは、それぞれ流出端まで伸びているが、浮上量
は、磁気変換器3を搭載した部分が最も低くなることが
望ましく、この場合は、スライダの空気流入方向1と直
行する向きにスライダをわん曲させる等の処理により、
磁気変換器3の搭載位置を最も浮上量の低い位置とすれ
ば良い。
を示す。図3および図4は、図2のスライダの変形であ
り、クロスレール5の後方の比較的狭いレール部7を変
えたものである。これは、磁気ディスク装置の使用条
件、すなわち、記録エリアの半径位置、磁気ヘッドスラ
イダの動作範囲のヨー角条件などから、磁気ヘッドスラ
イダの浮上量を装置使用範囲内で一定に保つため、負圧
発生領域である溝部9および10の大きさをコントロー
ルするためである。特に、ロータリーアクチュエータ方
式を採用する磁気ディスク装置においては、半径位置に
よってヨー角が変化することから、磁気ヘッドスライダ
の浮上バランスをコントロールするためにレール部7の
位置を装置条件にあわせて設計すればよい。また、3つ
のレールは、それぞれ流出端まで伸びているが、浮上量
は、磁気変換器3を搭載した部分が最も低くなることが
望ましく、この場合は、スライダの空気流入方向1と直
行する向きにスライダをわん曲させる等の処理により、
磁気変換器3の搭載位置を最も浮上量の低い位置とすれ
ば良い。
【0013】図5および図6も、やはり図1の応用例で
あり、磁気ディスク装置のヨー角があまり大きくない場
合等においては、3つの正圧発生レール6,7,8をで
きるだけストレートに近い形状とすることで、潤滑剤等
の油分を流れやすくし、より磁気ヘッドスライダ浮上面
に付着しにくくしている。磁気ディスク装置のヨー角
は、通常0°±20°程度であることが一般的であり、
空気流入方向1のラインがそれぞれの正圧を発生する浮
上面レールとクロスする各部分との間でつくる角度が、
30°以下であれば、その効果は非常に大きい。
あり、磁気ディスク装置のヨー角があまり大きくない場
合等においては、3つの正圧発生レール6,7,8をで
きるだけストレートに近い形状とすることで、潤滑剤等
の油分を流れやすくし、より磁気ヘッドスライダ浮上面
に付着しにくくしている。磁気ディスク装置のヨー角
は、通常0°±20°程度であることが一般的であり、
空気流入方向1のラインがそれぞれの正圧を発生する浮
上面レールとクロスする各部分との間でつくる角度が、
30°以下であれば、その効果は非常に大きい。
【0014】図7は、やはり図1の応用例であり、5の
クロスレールを3つの正圧発生レール部のうち中央のレ
ール7でなく、サイドのレール6および8で形成したも
のである。
クロスレールを3つの正圧発生レール部のうち中央のレ
ール7でなく、サイドのレール6および8で形成したも
のである。
【0015】
【発明の効果】本発明によれば、内周から外周まで浮上
量を一定にするために、「3つ以上に分かれた正圧発生
レール部を持ち、そのそれぞれが、空気流入方向側部分
において比較的狭い間隔で配置された、負圧利用型スラ
イダとし、レールの全てを空気流入側端部から空気流出
側端部まで伸ばすことによって、」潤滑剤等の油分が磁
気ヘッドスライダに付着しにくく(スライダレール面お
よび溝面に留まりにくく)し、磁気ヘッドスライダと磁
気ディスクの粘着を効果的に防止する。
量を一定にするために、「3つ以上に分かれた正圧発生
レール部を持ち、そのそれぞれが、空気流入方向側部分
において比較的狭い間隔で配置された、負圧利用型スラ
イダとし、レールの全てを空気流入側端部から空気流出
側端部まで伸ばすことによって、」潤滑剤等の油分が磁
気ヘッドスライダに付着しにくく(スライダレール面お
よび溝面に留まりにくく)し、磁気ヘッドスライダと磁
気ディスクの粘着を効果的に防止する。
【図1】本発明の第1の実施例を示す斜視図。
【図2】第1の実施例のスライダを浮上面側からみた平
面図。
面図。
【図3】第1の実施例の応用例その1。
【図4】第1の実施例の応用例その2。
【図5】第1の実施例の応用例その3。
【図6】第1の実施例の応用例その4。
【図7】第1の実施例の応用例その5。
1…空気流入方向、2…ヘッドスライダ、3…磁気変換
器、4…テーパ部、5…クロスレール部、6,7,8…
正圧発生浮上面レール部、9,10…負圧発生溝部、
11…(広がった)正圧発生浮上面レール部。
器、4…テーパ部、5…クロスレール部、6,7,8…
正圧発生浮上面レール部、9,10…負圧発生溝部、
11…(広がった)正圧発生浮上面レール部。
Claims (3)
- 【請求項1】記録媒体に対して相対移動する磁気ヘッド
用のスライダにおいて、3つ以上の正圧を発生する浮上
面レール部を持ち、「そのそれぞれは、空気流入方向側
部分において、比較的狭い間隔(スライダ全幅の1/8
以下)で配置され、その後方で溝部が広がる形で、適度
な負圧力を発生させ、」その全てが空気流入側端部から
空気流出側端部まで伸びていることを特徴とする負圧利
用型磁気ヘッドスライダ。 - 【請求項2】空気流入方向のラインがそれぞれの正圧を
発生する浮上面レールとクロスする各部分との間でつく
る角度が、30°以下であることを特徴とする請求項1
の負圧利用型磁気ヘッドスライダ。 - 【請求項3】請求項1および請求項2に記載の磁気ヘッ
ドスライダが装着された磁気ディスク装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34221395A JPH09180147A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 負圧利用型磁気ヘッドスライダ |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34221395A JPH09180147A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 負圧利用型磁気ヘッドスライダ |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09180147A true JPH09180147A (ja) | 1997-07-11 |
Family
ID=18351998
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34221395A Pending JPH09180147A (ja) | 1995-12-28 | 1995-12-28 | 負圧利用型磁気ヘッドスライダ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09180147A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6134083A (en) * | 1998-02-24 | 2000-10-17 | Seagate Technology Llc | Self-loading head slider having angled leading rails and non-divergent notched cavity dam |
-
1995
- 1995-12-28 JP JP34221395A patent/JPH09180147A/ja active Pending
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
US6134083A (en) * | 1998-02-24 | 2000-10-17 | Seagate Technology Llc | Self-loading head slider having angled leading rails and non-divergent notched cavity dam |
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