JPH09180146A - 磁気ヘッドスライダ及びその製法と製造装置 - Google Patents

磁気ヘッドスライダ及びその製法と製造装置

Info

Publication number
JPH09180146A
JPH09180146A JP7339388A JP33938895A JPH09180146A JP H09180146 A JPH09180146 A JP H09180146A JP 7339388 A JP7339388 A JP 7339388A JP 33938895 A JP33938895 A JP 33938895A JP H09180146 A JPH09180146 A JP H09180146A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
magnetic head
head slider
film
resistance
magnetic
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7339388A
Other languages
English (en)
Inventor
Katsuyoshi Kojima
勝義 小島
Hideki Ide
秀樹 井手
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Toshiba Corp
Original Assignee
Toshiba Corp
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Toshiba Corp filed Critical Toshiba Corp
Priority to JP7339388A priority Critical patent/JPH09180146A/ja
Publication of JPH09180146A publication Critical patent/JPH09180146A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Adjustment Of The Magnetic Head Position Track Following On Tapes (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 この発明は研磨加工の終点を高精度に設定す
ることができる時期ヘッドスライダを提供することを目
的とする。 【解決手段】 薄膜磁気ヘッド20および気体膜を介し
て浮上する浮上面12を有し、この浮上面を加工して所
定深さの磁気ギャップが形成される磁気ヘッドスライダ
において、上記薄膜磁気ヘッドが形成された面には、上
記磁気ギャップの深さに応じて電気抵抗値が変化する抵
抗体45が設けられることを特徴とする。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、浮上面を加工し
て磁気ギャップを設定する際、その磁気ギャップを精度
よく設定することができる磁気ヘッドスライダおよびそ
の製法と製造装置に関する。
【0002】
【従来の技術】ハードディスク装置には、ディスクに対
して書込み・読出しを行う磁気ヘッドが組み込まれてい
る。この磁気ヘッドは、ディスクの記録面に対して所定
の距離をとる必要がある。このため、磁気ヘッドはディ
スクの回転に伴って気体膜を介して浮き上がる磁気ヘッ
ドスライダに取り付けられている。
【0003】図10、図11はこのような磁気ヘッドス
ライダを示している。すなわち、図10中10は磁気ヘ
ッドスライダを示しており、この磁気ヘッドスライダ1
0は、矩形状に形成されたスライダ本体11と、このス
ライダ本体11のディスクと対向する側に設けられた浮
上面12と、この浮上面12と直交する端面に設けられ
た薄膜磁気ヘッド20と、磁気ヘッドアーム(不図示)
に取り付けられる取付面13とを備えている。なお、浮
上面12にはヘッド面としてのフラット部12aとテー
パ部12bとが設けられている。テーパ部12bはディ
スクの回転に伴い、気流を受けて図中矢印F方向へスラ
イダ本体11を浮上させ、磁気ヘッド20とディスクの
記録面(不図示)とを一定距離に保持する機能を有して
いる。
【0004】磁気ヘッド20は図10に示すようにコイ
ル等から形成された磁気ヘッド本体21と、この磁気ヘ
ッド本体21の図中上側に設けられた磁極22を備えて
いる。なお、磁気ヘッド20の性能はハードディスク装
置作動時のディスクの記録面と磁気ヘッド本体21まで
の距離で決まるため、所定の性能を得るためには例えば
図11中二点鎖線Pで示す位置(以下、「基準位置」と
称する。)までフラット部12aを研磨する必要があ
る。なお、フラット部12aから磁気ヘッド本体21ま
での距離δをデプス(磁気ギャップ深さ)と称してい
る。
【0005】一方、フラット部12aの研磨は通常、ラ
ップ盤等を用いて研磨材による研磨により行われてい
る。従来、上記フラット部12aの研磨に際しては、上
記磁気ヘッドスライダ10をラップ盤の上面に対向して
配設された保持治具の下面に保持し、上記磁気ヘッドス
ライダのフラット部12aを上記ラップ盤に所定の圧力
で所定時間接触させて研磨することで、所定距離の磁気
ギャップを得るようにしていた。
【0006】しかしながら、上記磁気ヘッドスライダ1
0のフラット部12aを単に所定量研磨したのでは、上
記磁気ギャップが一定距離にならないということがあっ
た。つまり、磁気ヘッドスライダ10の製造工程は、所
定材質の基板に保護膜を形成し、その保護膜にたくさん
の薄膜磁気ヘッドを行列状に成膜する。ついで、上記基
板をブレ−ドによって所定方向にスライスし、そのスラ
イスバ−を所定の長さに分断して上記磁気ヘッドスライ
ダ10を得るようにしている。
【0007】このような工程を経て得られる磁気ヘッド
スライダ10は、基板からスライダバ−を切断加工する
際に、ブレ−ドの経時磨耗などによって切断幅に誤差が
生じてくる。そのため、スライダバ−から分割された磁
気ヘッドスライダ10の高さ寸法にはばらつきがあるか
ら、その磁気ヘッドスライダ10を単に所定量、研磨加
工したのでは所定距離の磁気ギャップが得られないとい
うことがあった。
【0008】また、生産性の向上を計るために、上記保
持治具には複数の磁気ヘッドスライダ10を保持し、こ
れらを一度に研磨加工するということが行われる。しか
しながら、上述したごとくそれぞれの磁気ヘッドスライ
ダ10の高さ寸法が異なると、高さ寸法の高い磁気ヘッ
ドスライダ10がラップ盤に強く当たり過ぎ、その磁気
ヘッドスライダ10によってラップ盤がかじられるとい
うことがある。つまり、ラップ盤を損傷させてしまうこ
とになる。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】このように、所定距離
の磁気ギャップを得るために、磁気ヘッドスライダの浮
上面を単に所定量、研磨加工したのでは、上記磁気ヘッ
ドスライダの高さ寸法にばらつきがあるために、磁気ギ
ャップ深さが一定にならないということがあった。
【0010】また、高さ寸法の異なる複数の磁気ヘッド
スライダを保持治具に保持して一度に研磨加工すると、
高さ寸法の高い磁気ヘッドスライダによってラップ盤が
かじられてしまうということがあった。
【0011】この発明の目的は、磁気ヘッドスライダの
高さ寸法にばらつきがあっても、磁気ギャップヘッドが
一定になるよう加工することができる磁気ヘッドスライ
ドおよびその製法を提供することにある。
【0012】この発明の目的は、複数の磁気ヘッドスラ
イダを一度に研磨加工する際、磁気ヘッドスライダの高
さ寸法にばらつきがあっても、高さの高い磁気ヘッドス
ライダがラップ盤をかじって損傷させることがない磁気
ヘッドスライダの製造装置を提供することにある。
【0013】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、薄膜
磁気ヘッドおよび気体膜を介して浮上する浮上面を有
し、この浮上面を加工して所定深さの磁気ギャップが形
成される磁気ヘッドスライダにおいて、上記薄膜磁気ヘ
ッドが形成された面には、上記磁気ギャップの深さに応
じて電気抵抗値が変化する抵抗体が設けられることを特
徴とする磁気ヘッドスライダ。
【0014】請求項2の発明は、請求項1の発明におい
て、上記抵抗体は、上記磁気ギャップの深さ方向に連続
する長さの連続抵抗膜からなることを特徴とする。請求
項3の発明は、請求項1の発明において、上記抵抗体
は、上記磁気ギャップの深さ方向に沿って所定間隔で間
欠的に設けられた複数の部分抵抗膜からなることを特徴
とする。
【0015】請求項4の発明は、請求項1の発明におい
て、上記抵抗体は、上記磁気ギャップの深さ方向に連続
する長さの連続抵抗膜と、上記磁気ギャップの深さ方向
に沿って所定間隔で間欠的に設けられた複数の部分抵抗
膜からなることを特徴とする。
【0016】請求項5の発明は、薄膜磁気ヘッドおよび
気体膜を介して浮上する浮上面を有し、この浮上面を加
工して所定深さの磁気ギャップを備えた磁気ヘッドスラ
イダの製法において、上記薄膜磁気ヘッドが形成された
面に上記磁気ギャップの深さに応じて電気抵抗値が変化
する抵抗体を設け、この抵抗体の抵抗値の変化を測定し
ながら上記浮上面を加工することを特徴とする。
【0017】請求項6の発明は、請求項5の発明におい
て、上記抵抗体は、上記磁気ギャップの深さ方向に連続
する長さの連続抵抗膜と、上記磁気ギャップの深さ方向
に沿って所定間隔で間欠的に設けられた複数の部分抵抗
膜からなり、この部分抵抗膜の抵抗値の変化によって上
記連続抵抗膜の抵抗値の温度補正を行うことを特徴とす
る。
【0018】請求項7の発明は、薄膜磁気ヘッドおよび
気体膜を介して浮上する浮上面を有し、この浮上面を加
工して所定深さの磁気ギャップが形成される磁気ヘッド
スライダを製造する装置において、上記磁気ヘッドスラ
イダを変位素子を介して変位調節自在に保持した保持治
具と、この保持治具に対向して配置され上記磁気ヘッド
スライダの浮上面を研磨するラップ盤とを具備したこと
を特徴とする。
【0019】請求項8の発明は、請求項7の発明におい
て、上記磁気ヘッドスライダの薄膜磁気ヘッドが形成さ
れた面には、上記磁気ギャップの深さに応じて電気抵抗
値が変化する抵抗体が設けられることを特徴とする。
【0020】請求項9の発明は、請求項8の発明におい
て、上記抵抗体は、上記磁気ギャップの深さ方向に連続
する長さの連続抵抗膜と、上記磁気ギャップの深さ方向
に沿って所定間隔で間欠的に設けられた複数の部分抵抗
膜とからなり、上記連続抵抗膜と上記部分抵抗膜との抵
抗値をそれぞれ測定する測定手段と、この測定手段によ
って測定される部分抵抗膜の抵抗値が所定時間変化しな
くなるときの研磨量から上記連続抵抗膜の所定温度にお
ける抵抗値を求め、その所定温度における抵抗値と実際
に測定される測定値とを比較して上記連続抵抗膜の抵抗
値の温度誤差を補正する制御手段とを具備したことを特
徴とする。
【0021】請求項1乃至請求項3の発明によれば、抵
抗体の抵抗値の変化を測定しながら浮上面を加工するこ
とで、その加工量、つまり磁気ギャップ深さを一定にで
きる磁気ヘッドスライダを提供できる。
【0022】請求項4の発明によれば、請求項1の発明
において、連続抵抗膜と、複数の部分抵抗膜とを設けた
ことで、部分抵抗膜の抵抗値の変化に応じて連続抵抗膜
の温度補正を行い、加工精度を高めることができる。
【0023】請求項5の発明によれば、磁気ヘッドスラ
イダに設けられた抵抗体の抵抗値を測定しながら浮上面
を加工することで、磁気ギャップ深さを一定にできる磁
気ヘッドスライダの製法を提供できる。
【0024】請求項6の発明によれば、浮上面を加工す
る際に、その加工量に応じて変化する抵抗値を測定し、
温度変化による抵抗値の変化を補正しながら加工するこ
とで、加工精度を向上させることができる。
【0025】請求項7の発明によれば、保持治具に保持
される磁気ヘッドスライダの高さ寸法にばらつきがあっ
ても、それぞれの高さを調節できることで、ラップ盤を
かじることなく複数の磁気ヘッドスライダを一度に加工
することができる。
【0026】請求項8の発明によれば、請求項7の発明
において、磁気ギャップ深さに応じて変化する抵抗体の
抵抗値を測定しながら浮上面を加工することで、上記浮
上面の加工を精度よく行うことができる。
【0027】請求項9の発明によれば、抵抗体の抵抗値
が温度によって変化しても、その温度変化による抵抗値
の誤差を補正して磁気ヘッドスライダの研磨量を設定で
きる。
【0028】
【発明の実施形態】以下、この発明の実施形態を図面を
参照して説明する。図1乃至図5はこの発明の第1の実
施形態で、図2は磁気ヘッドスライダ10の製造装置3
0を示している。この製造装置30は円盤状のラップ盤
31を備えている。このラップ盤31の下面中心部には
下部駆動軸32が設けられ、この下部駆動軸32は駆動
ベルト33aを介して下部駆動源33によって回転駆動
されるようになっている。
【0029】上記ラップ盤31の上面には錫などの金属
や他の材料からなる研磨材34が設けられているととも
に、この上面にはノズル体35によって研磨液Lが供給
されるようになっている。
【0030】上記ラップ盤31の上面には保持治具36
が対向して配設されている。この保持治具36の上面に
は上部駆動軸37が設けられている。この上部駆動軸3
7は駆動ベルト38を介して上部駆動源39によって回
転駆動されるようになっている。なお、上記ラップ盤3
1あるいは保持治具36の少なくともどちらか一方は図
示しないZ駆動源によって上下方向に変位駆動させるこ
とができるようになっている。
【0031】上記保持治具36の下面には複数、この実
施例では3つのホルダ41がほぼ同一間隔でねじまたは
ボルトなどによって保持される。このホルダ41は、図
3(a)、(b)に示すように直方体状をなし、下面側
にはその下面および両側面に開放した複数の保持溝42
が隔壁43aを介して形成されている。各保持溝42に
は所定厚さの変位素子、この実施形態では圧電素子43
が一側面を接合させて設けられている。この圧電素子4
3の他側面には受部材44の一側面が接合され、この他
側面には磁気ヘッドスライダ10が浮上面12を下側に
して接合されている。この磁気ヘッドスライダ10は上
記保持溝42から突出して設けられている。
【0032】図1に示すように、上記磁気ヘッドスライ
ダ10の上記浮上面12とほぼ直交する端面には薄膜磁
気ヘッド20およびこの磁気ヘッド20と電気的に接続
された電極パッド21とが形成されている。さらに、複
数の磁気ヘッドスライダ10のうちの少なくとも1つ
の、上記電極パッド21が形成された端面には、上記磁
気ヘッド20を形成するときに、同時に抵抗体45が形
成されている。
【0033】上記抵抗体45は、図4に示すように上記
磁気ヘッドスライダ10の高さ方向に沿って所定長さで
連続して形成された帯状の連続抵抗膜46と、上記磁気
ヘッドスライダ10の厚さ方向に所定間隔で間欠的に形
成された複数、この実施形態では浮上面12側から第1
乃至第3の部分抵抗膜47a〜47cが順次設けられて
いる。
【0034】上記連続抵抗膜46にはこの抵抗値を測定
するための一対の第1のリ−ド線48が一体的に形成さ
れ、上記部分抵抗膜47a〜47cは導通パタ−ン49
によって電気的に一体化され、その導通パタ−ン49に
はこれら部分抵抗膜47a〜47c全体の抵抗値を測定
するための第2のリ−ド線51が一体的に形成されてい
る。
【0035】これらの抵抗膜46、47a〜47cは上
記浮上面12を研磨加工することで同時に研磨される。
連続抵抗膜46がその下端側から研磨加工されて長さ寸
法が短くなることで、一対の第1のリ−ド線48間で測
定される抵抗値が連続的に増大する。このときの抵抗値
の変化を図5に曲線Aで示す。
【0036】部分抵抗膜47a〜47cは、1つの部分
抵抗膜が研磨されている間は抵抗値が連続的に増大する
が、その1つの部分抵抗膜が除去されて次の部分抵抗膜
が研磨されるまでは抵抗値が一定に維持される。このと
きの抵抗値の変化を図5に曲線Bで示す。
【0037】連続抵抗膜46の下端は第1の部分抵抗膜
47aの下端に一致する高さに形成され、上端は第3の
部分抵抗膜47cの上端に一致させて形成されている。
薄膜磁気ヘッド20の設定すべき磁気ギャップの深さ
は、上記連続抵抗膜46の上端と下端との間、この実施
形態では図4にdで示す上記連続抵抗膜46の上端部
で、第3の部分抵抗膜47cの中途部の深さになるよう
設定されている。
【0038】したがって、上記第1のリ−ド線48と第
2のリ−ド線51とで測定する抵抗値が所定の値となっ
たときに、浮上面12の研磨量、つまり磁気ギャップが
所定の深さになったことになる。
【0039】上記連続抵抗膜46と、上記部分抵抗膜4
7a〜47cとの抵抗値はテスタなどの測定部55によ
って測定される。この測定部55によって測定された測
定値は制御部56に入力される。この制御部56には、
磁気ギャップが所定の深さになったときの抵抗値が設定
されていて、この設定値と上記測定値とが比較される。
そして、これらの値が同じになると、そのことを警報し
たり、上記ラップ盤31による研磨加工を停止させるよ
うになっている。
【0040】上記測定部55に入力されて設定値と比較
される測定値は、連続抵抗膜46の抵抗値あるいは部分
抵抗膜47a〜47cの抵抗値のいずれであってもよ
く、あるいは両者の平均値であってもよい。この実施形
態では連続抵抗膜46の抵抗値が設定値と比較されるよ
うになっている。
【0041】上記磁気ヘッドスライダ10に、抵抗体4
5として連続抵抗膜46と部分抵抗膜47a〜47cと
を設けたことで、上記制御部56により、上記連続抵抗
膜46の温度変化による抵抗値の変化を補正できるよう
になっている。
【0042】上記各抵抗膜46、47a〜47cの抵抗
値は、温度に応じて変化する。すなわち、図5おいて曲
線AとBの上側の破線で示す曲線A1 、B1 は、各抵抗
膜が曲線A、Bの抵抗値を示す所定温度からΔt度上昇
したときの抵抗値の変化を示し、下側の破線で示す曲線
A2 、B2 は上記所定温度からΔt度低下したときの抵
抗値の変化を示している。
【0043】図5において、所定温度における連続抵抗
膜46の長さ(研磨量)と抵抗値との変化はあらかじめ
知ることができ、そのデ−タは制御部55に入力されて
いる。部分抵抗膜47a〜47cの抵抗値の変化は各部
分抵抗膜が研磨された終わると、次の抵抗膜が研磨され
るまでの所定時間の間は抵抗値の変化がない。抵抗値が
変化しない時間帯を図5にt2 、t4 で示す。
【0044】第1の部分抵抗膜47aが研磨され終わる
と、部分抵抗膜47a〜47cの抵抗値がt2 時間変化
しなくなるので、その時間帯のb1 点とb2 点における
研磨量を知ることができる。つまり、b1 点とb2 点に
おける研磨量は連続抵抗膜46も同じである。したがっ
て、t2 時間帯のb1 点あるいはb2 点における連続抵
抗膜46の抵抗値を測定し、その抵抗値を上記連続抵抗
膜46の所定温度における抵抗値(この値はあらかじめ
測定しておこくことで求められる。)と比較し、その比
較値に誤差があれば、その誤差から上記連続抵抗膜46
の温度を求めることができる。連続抵抗膜46の温度を
求めることができれば、その温度によって連続抵抗膜4
6の抵抗値を補正できるから、その補正値から研磨量を
逆算することができる。
【0045】つまり、抵抗体45として連続抵抗膜46
と部分抵抗膜47a〜47cとを設けたことで、温度変
化によって各抵抗膜の抵抗値が変化しても、部分抵抗膜
47a〜47cの時間帯t2 のb1 点とb2 点および時
間帯t4 のb3 点とb4 点から知ることができる浮上面
12の研磨量によって連続抵抗膜46の抵抗値を温度補
正できるから、温度補正された上記連続抵抗膜46の抵
抗値から磁気ヘッドスライダ10の研磨量を精度よく求
めることができる。
【0046】また、上記制御部56には上記ホルダ41
に設けられた各圧電素子43が接続されている。制御部
56は各圧電素子43に所定の大きさの電圧を印加でき
るようになっている。それによって、各圧電素子43に
よる磁気ヘッドスライダ10の支持高さを制御できるよ
うになっている。
【0047】つぎに、上記構成の製造装置30によって
磁気ヘッドスライダ10を製造する手順を説明する。ま
ず、磁気ヘッドスライダ10を保持したホルダ41を保
持治具36の下面に接合固定したならば、そのホルダ4
1に保持された磁気ヘッドスライダ10の浮上面12の
高さを、図示しない測定器などで測定する。その測定結
果に応じて各磁気ヘッドスライダ10が取り付けられた
圧電素子43にそれぞれ所定の電圧を印加することで、
各磁気ヘッドスラダ10の浮上面12の高さを一致させ
る。
【0048】ついで、磁気ヘッドスライダ10の抵抗体
45の連続抵抗膜46と部分抵抗膜47a〜47cとの
第1、第2のリ−ド線48、51に測定部55を接続
し、これらの抵抗値を測定しながらラップ盤31と保持
治具36とを図2に矢印で示す所定方向に回転駆動して
上記ラップ盤31に磁気ヘッドスライダ10の浮上面1
2を所定の圧力で当接させる。それによって、磁気ヘッ
ドスライダ10の浮上面12が研磨加工されることにな
る。
【0049】このとき、上記ホルダ41に保持された各
磁気ヘッドスライダ10の高さ寸法にばらつきがあって
も、それぞれの磁気ヘッドスライダ10が保持された圧
電素子43を制御することで、各浮上面12の高さ位置
を一定できる。そのため、従来のように保持治具36に
保持された複数の磁気ヘッドスライダ10の浮上面12
の高さ位置にばらつきが生じて磁気ヘッドスライダ10
がラップ盤31に食い込むということがなくなる。
【0050】上記浮上面12が研磨加工され、その加工
が進むにつれて抵抗体45の抵抗値が変化する。抵抗値
の変化は連続抵抗膜46によって連続して測定されると
ともに、第1の部分抵抗膜47と第2の部分抵抗膜47
bとが順次研磨除去されることで、部分抵抗膜全体の抵
抗値の変化が所定時間一定となるごとに、上記連続抵抗
膜45によって測定される抵抗値の温度補正が上述した
ごとく行われる。
【0051】このように、温度補正されながら測定され
る上記連続抵抗膜45の抵抗値が制御部56に設定され
た設定値と同じ値、つまり磁気ヘッドスライダ10の磁
気ギャップ深さが所定値になると、上記制御部56から
の制御信号によってたとえば保持治具36がZ方向に上
昇駆動されて研磨加工が終了することになる。
【0052】それによって、保持治具36の下面に取着
されたホルダ41に、圧電素子43を介して保持された
各磁気ヘッドスライダ10の磁気ギャップ深さが所定の
値に設定されることになる。
【0053】このように、磁気ヘッドスライダ10に、
浮上面12の研磨加工の進行に応じて抵抗値が変化する
よう抵抗体45を設け、この抵抗体45の抵抗値を測定
することで研磨加工の終了点を判定するようにしたか
ら、磁気ヘッドスライダ10の磁気ギャップ深さを高精
度に設定することが可能となる。
【0054】しかも、上記抵抗体45として連続抵抗膜
46と、複数の部分抵抗膜47a〜47cとを設け、上
記部分抵抗膜47a〜47cの抵抗値が段階的に変化す
る時点で上記連続抵抗膜46の温度変化による抵抗値の
補正を行うようにしているから、そのことによっても研
磨加工の終了点の判定を高精度に行うことができる。
【0055】なお、上記実施形態では抵抗体として連続
抵抗膜46と部分抵抗膜47a〜47cを設けたが、ど
ちらか一方だけであっても、磁気ヘッドスライダ10の
研磨深さを測定することは可能である。部分抵抗膜47
a〜47cだけで測定する場合、各部分抵抗膜47a〜
47cの不連続部分において精密な抵抗値の測定ができ
なくなるが、不連続部分の抵抗値は、あらかじめ測定さ
れている加工終了点からの距離と研磨時間とのデ−タを
処理し、最小二乗法を用いた2次元以上の多項式に近似
することで求めることができる。
【0056】また、部分抵抗膜47a〜47cと同時に
連続抵抗膜46も、あらかじめ測定されている加工終了
点からの距離と研磨時間とのデ−タを処理し、最小二乗
法を用いた2次元以上の多項式に近似すれば、それによ
って連続抵抗膜46の抵抗値の温度変化などによる変化
を補償することができる。
【0057】また、保持治具36にはホルダ41を取り
付け、このホルダ41に圧電素子43を介して磁気ヘッ
ドスライダ10を取着するようにしたが、ホルダ41を
用いず、保持治具36に圧電素子43を介して磁気ヘッ
ドスライダ10を取着するようにしてもよい。
【0058】さらに、温度誤差を補正するためには抵抗
体をつぎのような構成としてもよい。つまり、間欠的に
設けられた各部分抵抗膜47a〜47cのうちの、最下
段の第1の部分抵抗膜47cの近傍(たとえば磁気ヘッ
ドスライダ10の浮上面12と逆側となる1μm上方)
に温度補正用抵抗膜を設ける。上記第1の部分抵抗膜4
7aと温度補正用抵抗膜とは近接しているから同じ温度
であると仮定する。
【0059】一方、測定部55には、既知の抵抗体によ
ってブリッジ回路を組んでおき、このブリッジ回路に上
記温度補正用抵抗膜と第1の部分抵抗膜47aとを接続
する。上記ブリッジ回路の上記各抵抗体の抵抗値は所定
温度において、ブリッジ回路に電流が流れることのな
い、平衡状態に設定される。
【0060】つまり、第1の部分抵抗膜47aと温度補
正用抵抗膜との抵抗値が変化しても、これらはほぼ同じ
温度であるため、温度変化によってブリッジ回路に電流
が流れることはない。
【0061】したがって、上記ブリッジ回路に電流が流
れるのは、研磨加工によって第1の部分抵抗膜47aの
長さが変化する場合であるから、上記ブリッジ回路に流
れる電流値を測定することで、温度変化の影響を受ける
ことのない、磁気ヘッドスライダ10の研磨加工量を測
定することができる。
【0062】この場合、連続抵抗膜46は不要であり、
第1の部分抵抗膜47aの長さを研磨加工量に応じた長
さとすることで、1つの第1の部分抵抗膜47aだけで
加工量を測定することができる。
【0063】また、上記ブリッジ回路において、4つの
抵抗体のうちの3つを抵抗値が既知の抵抗体を用い、残
りの1つを第1乃至第3の部分抵抗膜47a〜47cと
する。所定温度において、このブリッジ回路が平衡にな
るよう3つの抵抗体の抵抗値を設定しておけば、第1乃
至第3の部分抵抗膜47a〜47cの温度が所定温度に
対して変化すると、その変化による抵抗値の変化に応じ
てブリッジ回路に電流が流れる。
【0064】したがって、その電流値から第1の抵抗体
47aの温度が算出できるから、その温度によって以後
に測定される抵抗値を補正すれば、磁気ヘッドスライダ
10の浮上面12の研磨量を精密に測定することが可能
となる。
【0065】図6乃至図8はこの発明の第2の実施形態
を示す。図6(a)、(b)において、61はラップ盤
であり、62が保持治具である。保持治具62の下面に
はスライダバ−10Aが取着されている。このスライダ
バ−10Aは複数の磁気ヘッドスライダ10が分断され
る前の、バ−状に連結された状態になっている。
【0066】上記ラップ盤61の上面周辺部には下部導
電体63が絶縁体64を介してリング状に設けられ、保
持治具62の周辺部には周方向に90度間隔でピン状の
4つの上部導電体65が圧電素子66を介してスライド
自在に垂設されている。この圧電素子66には第1の電
源67が接続されている。また、各導電体63、65と
しては、導電率の高い材料、たとえば銅などが用いられ
ている。
【0067】図6(a)に示すように上記上部導電体6
5の突出長さTは、上記保持治具62に保持された磁気
ヘッドスライダ10(スライダバ−10A)を所定の磁
気ギャップ深さLとなるまで研磨加工したときに、上記
下部導電体63に接触するように設定される。つまり、
圧電素子66に印加する電圧を制御することで、上記突
出長さTを変えることができるようになっている。
【0068】上記下部導電体63には第2の電源68が
接続され、上記上部導電体65には導通検知器69が接
続されている。上記下部導電体63の上部導電体65が
接触すると、上記導通検知器69によってそのことが検
出されるようになっている。
【0069】さらに、保持治具62の上部導電体65の
周辺部には図8に示すように複数の圧縮空気の供給路7
1が保持治具62の下面側に開口して形成されている。
各供給路71は図示しない供給源に連通していて、保持
治具62の下面側へ圧縮空気を噴出させることができ
る。それによって、研磨加工時にラップ盤61上に供給
されたラップ液が各導電体63、65に接触するのが防
止される。
【0070】各供給路71から噴出される圧縮空気の圧
力は研磨加工に影響を与えず、しかも上述したごとく研
磨液を排除できなければならない。研磨加工圧は通常、
1×105 N/m2 であるから、空気圧は1N/m2
度が望ましい。
【0071】このような構成の磁気ヘッドスライダ10
の製造装置によれば、保持治具62を加工させながら磁
気ヘッドスライダ10の研磨加工を行い、その加工量が
所定の磁気キャップ深さに到達すると、図6(b)に示
すように上部導電体65が下部導電体63に接触する。
すると、そのことが導通検知器69によって検知される
から、その時点で研磨加工を終了することで、磁気ギャ
ップ深さを高精度に設定することができる。
【0072】図9(a)、(b)は上記第2の実施形態
の変形例を示す第3の実施形態で、この実施形態形態は
下部導電体63と上部導電体65とに代わり、ラップ盤
61にレ−ザ変位計や静電容量型距離測定器、あるいは
渦電流変位計などの非接触子式変位計71を設けるよう
にした。
【0073】上記非接触子式変位計71はその検出面7
1aと保持治具62の下面との距離を検出する。したが
って、磁気ヘッドスライダ10の研磨量が所定の磁気ギ
ャップ深さとなるよう、上記非接触子式変位計71の検
出面71aと保持治具62の下面との距離を上記非接触
子器変位計71によって管理すれば、磁気ギャップ深さ
を高精度に設定することができる。
【0074】非接触式変位計71を用いた場合、ラップ
液中での測定距離をあらかじめ補正することができるか
ら、供給路71を設けて圧縮空気を噴出させなくても、
測定が可能である。
【0075】
【発明の効果】以上述べたように、請求項1乃至請求項
3の発明によれば、抵抗体の抵抗値の変化を測定しなが
ら磁気ヘッドスライダの浮上面を加工するため、その抵
抗値の変化によってその加工量、つまり磁気ギャップ深
さを高精度に設定することができる。
【0076】請求項4の発明によれば、請求項1の発明
において、抵抗体として連続抵抗膜と、複数の部分抵抗
膜とを設けたことで、部分抵抗膜の抵抗値の変化に応じ
て連続抵抗膜の温度補正を行い、加工精度を高めること
ができる。
【0077】請求項5の発明によれば、磁気ヘッドスラ
イダに設けられた抵抗体の抵抗値を測定しながら磁気ヘ
ッドスライダの浮上面を加工するようにしたから、磁気
ヘッドスライダの磁気ギャップ深さを高精度に設定する
ことができる。
【0078】請求項6の発明によれば、請求項5の発明
において、浮上面を加工する際に、その加工量に応じて
変化する抵抗値を測定し、その抵抗値を温度変化に応じ
て補正するようにしたから、磁気ギャップ深さを温度変
化によって誤差が生じることなく精度よく設定できる。
【0079】請求項7の発明によれば、保持治具に保持
される磁気ヘッドスライダの高さ寸法にばらつきがあっ
ても、それぞれの高さを調節できるから、ラップ盤をか
じることなく複数の磁気ヘッドスライダを一度に加工す
ることができる。
【0080】請求項8の発明によれば、請求項7の発明
において、磁気ギャップ深さに応じて変化する抵抗体の
抵抗値を測定しながら磁気ヘッドスライダの浮上面を加
工することで、上記浮上面の加工、つまり磁気ギャップ
深さを精度よく設定することができる。
【0081】請求項9の発明によれば、請求項8の発明
において、部分抵抗膜と連続抵抗膜との抵抗値を測定す
る測定手段と、温度変化により生じる連続抵抗膜の抵抗
値の誤差を補正するための制御手段とを設けたので、磁
気ヘッドスライダの研磨量を温度変化によらず高精度に
制御できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1の実施形態を示す磁気ヘッドス
ライダの斜視図。
【図2】同じく製造装置の概略的構成を示す斜視図。
【図3】(a)は同じく磁気ヘッドスライダを保持する
ためのホルダの側面図、(b)は同じく底面側の平面
図。
【図4】同じく磁気ヘッドスライダの端面に設けられる
抵抗体の説明図。
【図5】同じく抵抗体の研磨量と抵抗値との関係を示す
グラフ。
【図6】この発明の第2の実施形態を示し、(a)は磁
気ヘッドスライダを研磨加工する前の状態のラップ盤と
保持治具との関係を示す側面図、(b)は同じく磁気ヘ
ッドスライダを所定量研磨加工したときのしたラップ盤
と保持治具との関係を示す側面図。
【図7】同じくラップ盤と保持治具との平面図。
【図8】同じく上部導電体の近傍に設けられた圧縮空気
の供給路を示す断面図。
【図9】この発明の第3の実施形態を示し、(a)は磁
気ヘッドスライダを研磨加工する前の状態のラップ盤と
保持治具との関係を示す側面図、(b)は同じく磁気ヘ
ッドスライダを所定量研磨加工したときのしたラップ盤
と保持治具との関係を示す側面図。
【図10】一般的な構造の磁気ヘッドスライダの斜視
図。
【図11】同じく磁気ヘッドスライダの端面の磁気ヘッ
ドの部分の拡大図。
【符号の説明】
10…磁気ヘッドスライダ、12…浮上面、20…薄膜
磁気ヘッド、31…ラップ盤、36…保持治具、43…
圧電素子、45…抵抗体、46…連続抵抗膜、47a〜
47c…部分抵抗膜。

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 薄膜磁気ヘッドおよび気体膜を介して浮
    上する浮上面を有し、この浮上面を加工して所定深さの
    磁気ギャップが形成される磁気ヘッドスライダにおい
    て、 上記薄膜磁気ヘッドが形成された面には、上記磁気ギャ
    ップの深さに応じて電気抵抗値が変化する抵抗体が設け
    られることを特徴とする磁気ヘッドスライダ。
  2. 【請求項2】 上記抵抗体は、上記磁気ギャップの深さ
    方向に連続する長さの連続抵抗膜からなることを特徴と
    する請求項1記載の磁気ヘッドスライダ。
  3. 【請求項3】 上記抵抗体は、上記磁気ギャップの深さ
    方向に沿って所定間隔で間欠的に設けられた複数の部分
    抵抗膜からなることを特徴とする請求項1記載の磁気ヘ
    ッドスライダ。
  4. 【請求項4】 上記抵抗体は、上記磁気ギャップの深さ
    方向に連続する長さの連続抵抗膜と、上記磁気ギャップ
    の深さ方向に沿って所定間隔で間欠的に設けられた複数
    の部分抵抗膜からなることを特徴とする請求項1記載の
    磁気ヘッドスライダ。
  5. 【請求項5】 薄膜磁気ヘッドおよび気体膜を介して浮
    上する浮上面を有し、この浮上面を加工して所定深さの
    磁気ギャップを備えた磁気ヘッドスライダの製法におい
    て、 上記薄膜磁気ヘッドが形成された面に上記磁気ギャップ
    の深さに応じて電気抵抗値が変化する抵抗体を設け、こ
    の抵抗体の抵抗値の変化を測定しながら上記浮上面を加
    工することを特徴とする磁気ヘッドスライダの製法。
  6. 【請求項6】 上記抵抗体は、上記磁気ギャップの深さ
    方向に連続する長さの連続抵抗膜と、上記磁気ギャップ
    の深さ方向に沿って所定間隔で間欠的に設けられた複数
    の部分抵抗膜からなり、この部分抵抗膜の抵抗値の変化
    によって上記連続抵抗膜の抵抗値の温度補正を行うこと
    を特徴とする請求項5記載の磁気ヘッドスライダの製
    法。
  7. 【請求項7】 薄膜磁気ヘッドおよび気体膜を介して浮
    上する浮上面を有し、この浮上面を加工して所定深さの
    磁気ギャップが形成される磁気ヘッドスライダを製造す
    る装置において、 上記磁気ヘッドスライダを変位素子を介して変位調節自
    在に保持した保持治具と、 この保持治具に対向して配置され上記磁気ヘッドスライ
    ダの浮上面を研磨するラップ盤とを具備したことを特徴
    とする磁気ヘッドスライダの製造装置。
  8. 【請求項8】 上記磁気ヘッドスライダの薄膜磁気ヘッ
    ドが形成された面には、上記磁気ギャップの深さに応じ
    て電気抵抗値が変化する抵抗体が設けられることを特徴
    とする請求項7記載の磁気ヘッドスライダの製造装置。
  9. 【請求項9】 上記抵抗体は、上記磁気ギャップの深さ
    方向に連続する長さの連続抵抗膜と、上記磁気ギャップ
    の深さ方向に沿って所定間隔で間欠的に設けられた複数
    の部分抵抗膜とからなり、 上記連続抵抗膜と上記部分抵抗膜との抵抗値をそれぞれ
    測定する測定手段と、 この測定手段によって測定される部分抵抗膜の抵抗値が
    所定時間変化しなくなるときの研磨量から上記連続抵抗
    膜の所定温度における抵抗値を求め、その所定温度にお
    ける抵抗値と実際に測定される測定値とを比較して上記
    連続抵抗膜の抵抗値の温度誤差を補正する制御手段とを
    具備したことを特徴とする請求項8記載の磁気ヘッドス
    ライダの製造装置。
JP7339388A 1995-12-26 1995-12-26 磁気ヘッドスライダ及びその製法と製造装置 Pending JPH09180146A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7339388A JPH09180146A (ja) 1995-12-26 1995-12-26 磁気ヘッドスライダ及びその製法と製造装置

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7339388A JPH09180146A (ja) 1995-12-26 1995-12-26 磁気ヘッドスライダ及びその製法と製造装置

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09180146A true JPH09180146A (ja) 1997-07-11

Family

ID=18327004

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7339388A Pending JPH09180146A (ja) 1995-12-26 1995-12-26 磁気ヘッドスライダ及びその製法と製造装置

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09180146A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7716811B2 (en) 2005-10-28 2010-05-18 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Method for manufacturing a thin film magnetic head

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
US7716811B2 (en) 2005-10-28 2010-05-18 Hitachi Global Storage Technologies Netherlands B.V. Method for manufacturing a thin film magnetic head

Similar Documents

Publication Publication Date Title
EP0357203B1 (en) Electrical guide for tight tolerance machining
JP3439129B2 (ja) 磁気ヘッドの製造方法
US5175938A (en) Electrical guide for tight tolerance machining
US5597340A (en) Ultimate inductive head integrated lapping system
EP0253460B1 (en) Method and apparatus for controlling the throat height of batch fabricated thin film magnetic transducers
US5494473A (en) Electrical access for electrical lapping guides
US6699102B2 (en) Lapping monitor for monitoring the lapping of transducers
JPH02240813A (ja) 磁気トランスデユーサのラツピング制御装置
JPS5984323A (ja) 薄膜ヘツドの機械加工方法
JPH09293214A (ja) 磁気抵抗効果型磁気ヘッドとその製造方法及び磁気抵抗効果型磁気ヘッドの製造装置
US6238276B1 (en) Sizing lapping apparatus
JPH09180146A (ja) 磁気ヘッドスライダ及びその製法と製造装置
US9308622B2 (en) Lapping head with a sensor device on the rotating lapping head
US7147539B1 (en) Head performance based nano-machining process control for stripe forming of advanced sliders
JP2002025959A (ja) 半導体基板の研磨装置
GB2128747A (en) Gauging the machining of a block using severing of an electrically conducting path
JP2008226408A (ja) 磁気ヘッドスライダーの加工方法および加工装置
JP2949982B2 (ja) 薄膜磁気ヘッドの磁気ギャップ深さの加工方法
KR102677566B1 (ko) 인-시튜 전자기 유도 모니터링에서의 슬러리 조성에 대한 보상
JPS61182618A (ja) 薄膜磁気ヘツドのギヤツプ深さ検出法
KR100234192B1 (ko) 박막자기헤드의 갭 깊이 제어용 전기적 래핑가이드 소자
KR102503655B1 (ko) 베어 웨이퍼의 연마 장치
JP2009223953A (ja) ヘッドスライダの製造方法
JPH11185220A (ja) 磁気ヘッドの製造方法及び研磨装置
KR100256067B1 (ko) 박막 자기헤드의 갭깊이 가공용 저항패턴 및 이를 이용한 갭깊이 가공방법

Legal Events

Date Code Title Description
LAPS Cancellation because of no payment of annual fees