JPH09178053A - 挿口に突部を有する管およびその製造方法 - Google Patents

挿口に突部を有する管およびその製造方法

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JPH09178053A
JPH09178053A JP34204895A JP34204895A JPH09178053A JP H09178053 A JPH09178053 A JP H09178053A JP 34204895 A JP34204895 A JP 34204895A JP 34204895 A JP34204895 A JP 34204895A JP H09178053 A JPH09178053 A JP H09178053A
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thin
ring
piece
coupling
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JP34204895A
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Toshio Toshima
敏雄 戸島
Takahiro Ishihara
孝浩 石原
Atsuichi Namariyama
敦一 鉛山
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Original Assignee
Kubota Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 管の挿口の外周の突部を簡便に設ける。 【解決手段】 挿口7の外周の環状溝8に、周方向に距
離をおいた分割部11を有する周方向一つ割りのリング
9をはめ込み、周方向におけるリングの両端の薄肉部1
2、13どうしの間に結合ピース14を架設する。結合
ピース14の一端部の結合用孔17と一方の薄肉部12
の連結用孔15とに、これら結合ピース14の一端部と
一方の薄肉部12とを締結するブラインドリベットを挿
通する。他方の薄肉部13において、結合ピース14の
他端部の結合用孔19に対応した位置から内周側の溝部
21にいたる貫通孔を形成する。結合用孔19と貫通孔
とに、溝部21に係り合って結合ピース14の他端部と
他方の薄肉部13とを締結すブラインドリベットを挿通
する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、挿口に突部を有す
る管およびその製造方法に関する。
【0002】
【従来の技術】管継手の一種として、離脱防止機能を有
した離脱防止管継手がある。この離脱防止管継手では、
管の端部の挿口の先端外周に環状溝を形成し、この環状
溝に離脱防止用のリングを固定することで、外周突部を
形成している。この突部を工場で設ける場合は、環状溝
にリングをはめ込んだうえで管体に溶接し、その後にこ
のリングの先端を含む挿口の先端にテーパ加工を行なっ
ている。そして、この挿口の突部が、この挿口が挿入さ
れる受口の内周に収容されたロックリングに係り合うこ
とで、所期の離脱防止機能が発揮されている。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな挿口へのリングの溶接作業は、たとえ上述のような
工場内での作業であっても多大な手間を要するという問
題点がある。しかも、工場以外のたとえば管の敷設現場
において切管したような場合には、その敷設現場での溶
接作業が必要となるため、きわめて作業性が悪いという
問題点がある。
【0004】本発明は上記問題を解決するもので、挿口
の外周の突部を簡便に設けることができようにすること
を目的とするものである。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記問題を解決するため
に本発明の挿口に突部を有する管は、挿口の外周に環状
溝を形成し、この環状溝に、周方向に距離をおいた分割
部を有する周方向一つ割りのリングをはめ込み、このリ
ングにおける前記分割部を形成するための周方向の両端
に薄肉部を形成し、これら薄肉部どうしの間に結合ピー
スを架設し、一方の薄肉部に連結用孔を形成し、前記結
合ピースの一端部に前記連結用孔に対応する第1の結合
用孔を形成し、これら連結用孔と第1の結合用孔とに、
前記結合ピースの一端部と一方の薄肉部とを締結する第
1の締結具を挿通し、前記結合ピースの他端部に第2の
結合用孔を形成し、他方の薄肉部における結合ピースの
架設側とは反対側の面に周方向の溝部を形成し、他方の
薄肉部における第2の結合用孔に対応する位置に、結合
ピースの架設側から前記溝部にいたる貫通孔を形成し、
これら第2の結合用孔と貫通孔とに、前記溝部に係り合
って前記結合ピースの他端部と他方の薄肉部とを締結す
る第2の締結具を挿通したものである。
【0006】また本発明の挿口に突部を有する管の製造
方法は、挿口の外周に環状溝を形成し、この環状溝に、
周方向に距離をおいた分割部を有する周方向一つ割りの
リングをはめ込み、このリングにおける前記分割部を形
成するための周方向の両端に薄肉部を形成し、これら薄
肉部どうしの間に結合ピースを架設し、結合ピースの一
端部に形成された第1の結合用孔と一方の薄肉部に形成
された連結用孔とに第1の締結具を挿通して、これら一
方の薄肉部と結合ピースの一端側とを相互に締結し、第
2の結合用孔が形成された結合ピースの他端部を他方の
薄肉部に重ねたうえで、この第2の結合用孔をガイドと
して、他方の薄肉部に、この他方の薄肉部における結合
ピースの重なり部からこの重なり部とは反対側に形成さ
れた周方向の溝部にいたる貫通孔を形成し、これら第2
の結合用孔と貫通孔とに、前記溝部に係り合って前記結
合ピースの他端部と他方の薄肉部とを締結する第2の締
結具を挿通するものである。
【0007】したがって本発明によると、両端に薄肉部
が形成された周方向一つ割りのリングと、この薄肉部ど
うしの間に架設される結合ピースと、これら薄肉部と結
合ピースとを締結する締結具とを用いることで、挿口の
突部を簡単に形成することができる。その際に、挿口の
外径が寸法公差を有する場合は、それに対応する位置に
貫通孔を形成するとともに、周方向の溝部におけるこの
貫通孔に対応する位置に第2の締結具を係り合わせるこ
とで、その挿口の外径の公差に応じてリングの内径を調
節したうえで、このリングを挿口の環状溝に確実に取り
付けることができる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、本発明の第1の実施の形態
を、図1〜図12にもとづいて説明する。図12は、本
発明にもとづく挿口に突部を有する管を用いたスリップ
オンタイプの離脱防止管継手の一例を示す。この図12
において、1は互いに接合される一方の鋳鉄管の端部に
形成された受口で、その先端内周に形成されたシール材
収容溝2にゴム製のシール材3がはめ込まれている。さ
らに、シール材収容溝2よりも奥側の受口1の内周には
ロックリング収容溝4が形成され、このロックリング収
容溝4にロックリング5がはめ込まれている。ロックリ
ング5の外周面とロックリング収容溝4の内周面との間
には、ロックリング5の軸芯を受口1の軸芯に合わすた
めのゴム製の芯出用リング6が介装されている。
【0009】7は互いに接合される他方の鋳鉄管の端部
に形成された挿口で、受口1の内部に挿入されている。
挿口7の先端部の外周には環状溝8が形成され、この環
状溝8には、挿口突部を形成するための金属製のリング
9がはめ込まれている。
【0010】図1および図2に示すように、リング9は
周方向一つ割りに形成され、その分割部11は周方向に一
定の距離を有するように構成されている。リング9にお
ける分割部11を形成するための周方向の両端には、その
外周側部分が欠き取られた構成の薄肉部12、13が形成さ
れている。
【0011】薄肉部12,13どうしの間には、これら薄肉
部12,13に外周面側から重なることで、これら薄肉部1
2、13どうしを周方向に結合する金属製の結合ピース14
が架設されている。この結合ピース14は、弓形の板材に
て構成されている。
【0012】一方の薄肉部12の一箇所には、径方向に貫
通する連結用孔15が形成され、この連結用孔15には、リ
ング9の内周側において、テーパ状の拡径部16が形成さ
れている。結合ピース14の一端部の一箇所には、連結用
孔15と同軸上に配列される第1の結合用孔17が径方向に
貫通して形成されている。この第1の結合用孔17には、
結合ピース14の外周面側において大径部18が形成されて
いる。結合ピース14の他端部の一箇所には、同様の第2
の結合用孔19が貫通状態で形成されており、この第2の
結合用孔19にも大径部20が形成されている。他方の薄肉
部13の内周面には、周方向に伸びる溝部21が形成されて
いる。図2に示すように、溝部21の幅は、第2の結合用
孔19の内径よりも大きく形成されている。
【0013】図3に示すように、薄肉部12と結合ピース
14とは、連結用孔15と第1の結合用孔17とに挿通される
ブラインドリベット22によって互いに締結される。また
薄肉部13には貫通孔23が形成され、この薄肉部13と結合
ピース14とは、第2の結合用孔17と貫通孔23と溝部21と
に挿通される同様のブラインドリベット22によって互い
に締結される。
【0014】図4に示すように、リング9の外周には、
挿口7の先端に形成された先すぼまりのテーパ面25に連
続する傾斜面26が形成されている。また図5に示すよう
に、結合ピース14にも同様の傾斜面27が形成されてい
る。
【0015】ブラインドリベット22は、図6に示すよう
に、円筒状のリベット本体28と、このリベット本体28の
内部に挿通された引抜き棒29とを有し、リベット本体28
の一端にはフランジ30が形成されている。引抜き棒29の
先端にはリベット本体の他端部31に係り合う玉部32が形
成されており、また玉部32に隣接して切り欠き部33が形
成されている。
【0016】したがって、たとえば図5に示すようにリ
ング9の連結用孔15と結合ピース14の第1の結合用孔17
とを揃え、これらの孔15、17に外周側からブラインドリ
ベット22を挿入すれば、そのフランジ30は第1の結合用
孔17の大径部18にはまり込み、その他端部31と玉部32と
は連結用孔15の拡径部16にはまり込む。そこで、リベッ
ト本体28のフランジ30を外周側から押さえた状態で引抜
き棒29を径方向の外向きに引っ張ると、玉部32がリベッ
ト本体の他端部31に係り合ってこの他端部31を拡径方向
に塑性変形させることで、この玉部32と拡径した他端部
31とが拡径部16に対してかしめられることになる。そし
て、なおも引抜き棒29を引っ張ると、図5に示すように
この引抜き棒29は切り欠き部33で切断し、かしめられた
状態の玉部32を残して外部へ引き抜かれることになる。
その結果、結合ピース14の外面に突出物が残らない状態
で、この結合ピース14とリング9の薄肉部12とが互いに
締結されることになる。
【0017】次に挿口突部の形成方法、すなわち受口1
内へ挿入する前の段階における挿口7の環状溝8へのリ
ング9の装着方法について説明する。この挿口7の環状
溝8は、管の製造工場において機械加工によって形成さ
れるのが一般的である。特別な場合として、図7に示す
ように管路の敷設現場で切管が行われた場合には、その
現場で、環状溝8とテーパ面25も機械加工される。
【0018】まず、リング9を挿口7のテーパ面25に沿
って拡径させながら、この挿口7の先端部に被せるよう
にして、図4に示すようにこのリング9を環状溝8には
め込む。このとき、図示のように環状溝8に対してリン
グ9を挿口7の先端側に寄せるようにする。
【0019】次に図8および図9に示すように、複数の
Cクランプ34を用いて、リング9を周方向における分割
部11とは反対側から順次環状溝8に締め付けていく。こ
のとき、傾斜面26の先端においてリング9が挿口7の外
周面から浮き上がらないようにする。
【0020】このようにリング9を環状溝8に固定した
状態で、図1に示すように分割部11に結合ピース14をセ
ットし、図10に示すようにブラインドリベット22を第
1の結合用孔17と連結用孔15とに挿通させたうえで、こ
の結合ピース14を同様にCクランプで固定する。
【0021】そして、図11に示すように、第2の結合
用孔19よりもやや小径のドリル35をこの孔19に挿入し
て、このドリル35の先端によって、リング9の薄肉部13
の外面に、孔19と同心状のけがきマークを印す。
【0022】次に、すべてのCクランプ34をゆるめて、
リング9を環状溝8から一度取り外し、けがきマークの
位置に、溝部21に到達する貫通孔23を加工する。この貫
通孔23は、上述のけがき用のドリル35よりもやや大径
の、規定の孔径を加工できるサイズのドリルによって加
工する。そして加工後のリング9を再度環状溝8にはめ
込み、Cクランプ34によって固定する。なお、環状溝8
を傷つけるおそれがなく、かつ切粉を適切に排出できる
のであれば、リング9を環状溝8に固定したまま、結合
ピース14のみを取り外しただけの状態で貫通孔23を加工
してもよい。
【0023】また結合ピース14をセットして第1の結合
用孔17とリング9の連結用孔15とにブラインドリベット
22を差し込むとともに、第2の結合用孔19と貫通孔23と
溝部21とにもブラインドリベット22を差し込んで、この
結合ピース14をCクランプ34で固定する。
【0024】そして、上述のように引抜き棒29を引き抜
くことで、図3に示すように、各リベット22によって、
結合ピース14と薄肉部12および結合ピース14と薄肉部13
を相互に締結する。このとき、薄肉部13では、リベット
本体28の他端部31と玉部32とは、溝部21に対してかしめ
られる。この締結作業には、リベット本体28のフランジ
30を押さえることと、引抜き棒29を引き抜くこととを同
時に行える手持ち式のハンドリベッタを利用すると便利
である。
【0025】このとき、挿口7の外径が寸法公差を有す
る場合であっても、それに対応して第2の結合用孔19と
揃う位置に貫通孔23を形成することができ、しかも溝部
21は周方向に伸びるように形成されているため、この寸
法公差の範囲内のどの位置に貫通孔23を形成しても、こ
の溝部21を貫通孔23に対応させることができる。
【0026】このように、製造工場内のみならず、特に
管路の敷設現場で切管した場合においては、簡単な加工
とリベット作業だけでリング9を環状溝8に装着させる
ことができる。したがって、このように現場で切管した
場合であっても、その現場で溶接などを行う必要はな
い。またリング9のはめ込みや溶接のためにわざわざ管
を工場に移送し、溶接後に再び敷設現場まで搬送するな
どの手間のかかる作業も一切不要である。しかも、この
リング9は分割部11が結合ピース14によって連結されて
いるため、環状溝8への装着後に拡径してこの環状溝8
から脱落するような事故の発生は確実に防止される。
【0027】なお、上記においては、本発明にもとづく
挿口に突部を有する管が、図12に示すスリップオンタ
イプの離脱防止管継手に適用されたものを例示したが、
これに限定されるものではない。たとえば、メカニカル
継手や耐震継手などの、受口に締結される押輪によって
シール材を圧縮するようにした管継手などにも同様に適
用することができる。
【0028】図13は、本発明にもとづく挿口に突部を
有する管を、耐震継手に適用したものを示す。この耐震
継手では、受口1の開口端に形成されたテーパ面36と
挿口7の外周面との間にシール材3が配置され、受口1
の端面から突出するボルト・ナット37により締結され
る押輪38と割輪39とによってこのシール材3が圧縮
される。シール材3と、このシール材3よりも受口の奥
側に配置されたロックリング5との間には、バックアッ
プリング40が設けられる。
【0029】図14〜図18は、本発明の第2の実施形
態を示す。図1〜図12および図13は、比較的小径の
管の挿口7の外周に突部を形成するのに適した例を示し
たが、この図14〜図18のものは、比較的大径の管へ
の適用が好ましい例を示す。
【0030】図示のように、結合ピース14における第1
および第2の結合用孔17、19は、それぞれ一対が設けら
れており、また薄肉部12の連結用孔15も一対が設けられ
ている。薄肉部13の溝部21は、これら一対の第2の結合
用孔19に対応した長さとなるように形成されている。ま
たリング9における薄肉部12、13よりも分割部11から遠
い位置には、それぞれ有底の絞り用孔41が形成されてい
る。
【0031】リング9を環状溝8に固定する際には、上
述のようなCクランプに代えて、図15および図16に
示すような絞り器具42が使用される。この絞り器具42
は、一対のブラケット43、43を有し、各ブラケット43、
43には、絞り用孔41にはめ込まれる突起44、44が設けら
れている。この突起44、44は、たとえは小ねじなどによ
って構成することができる。ブラケット43、43どうしの
間には調節ねじ45がわたされており、この調節ねじ45の
一端および他端はそれぞれブラケット43、43を貫通し、
ブラケット43、43からの突出部分にはそれそれナット4
6、46がねじ合わされている。したがって、ナット46、4
6を操作してブラケット43、43どうしを接近させること
で、リング9を絞ることができる。
【0032】このような構成において、挿口突部を形成
する際には、同様にリング9を環状溝8にはめ込み、図
15および図16に示すように絞り器具42の突起44、44
を絞り用孔41、41にはめ込み、ナット46、46の操作によ
ってリング9が動かなくなるまで絞って、このリング9
を環状溝8に固定する。
【0033】次に、図17に示すように結合ピース14を
セットし、第1の結合用孔17と連結用孔15とにブライン
ドリベット22を挿通させたうえで、この結合ピース14を
Cクランプ34で固定する。そして、その状態で、第2の
結合用孔19を利用して、ドリル35によってけがきマーク
を印す。
【0034】その後は、前述の場合と同様にリング9を
環状溝8から取り外し、薄肉部13に溝部21に達する貫通
孔23を形成し、再度リング9を環状溝8にはめ込み、結
合ピース14をセットして、図18に示すようにリベット
止めを行う。図18には、ブラインドリベット22の締結
を行うためのハンドリベッタ47が図示されている。
【0035】なお、本発明は上記おいて説明したものに
限定されるものではなく、たとえば第1の結合用孔17お
よび連結用孔15の数は任意に設定できる。同様に第2の
結合用孔19および貫通孔23についても、その数は任意に
設定できる。
【0036】
【発明の効果】以上のように本発明によれば、両端に薄
肉部が形成された周方向一つ割りのリングと、この薄肉
部どうしの間に架設される結合ピースと、これら薄肉部
と結合ピースとを締結する締結具とを用いることで、挿
口の突部を簡単に形成することができ、その際に、挿口
の外径が寸法公差を有する場合は、それに対応する位置
に貫通孔を形成するとともに、周方向の溝部におけるこ
の貫通孔に対応する位置に第2の締結具を係り合わせる
ことで、その挿口の外径の公差に応じてリングの内径を
調節したうえで、このリングを挿口の環状溝に確実に取
り付けることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1の実施の形態にもとづくリングお
よび結合ピースが挿口の環状溝に装着される様子を示す
図である。
【図2】図1に示される部分の要部の平面図である。
【図3】図1に示される部分の締結完了状態を示す図で
ある。
【図4】図1に示される部分におけるリングの装着状態
を示す図である。
【図5】図1に示される部分における薄肉部と結合ピー
スとの装着状態を示す図である。
【図6】図3に示されるブラインドリベットの断面構造
を示す図である。
【図7】挿口の切管について説明するための図である。
【図8】環状溝へのリングの固定状態を示す図である。
【図9】図8における要部を詳細に説明するための図で
ある。
【図10】結合ピースを仮に固定した状態を示す図であ
る。
【図11】貫通孔の形成方法を説明するための図であ
る。
【図12】本発明にもとづきリングが取り付けられた挿
口を用いた離脱防止管継手の断面図である。
【図13】本発明にもとづきリングが取り付けられた挿
口を用いた離脱防止管継手の別の例の断面図である。
【図14】本発明の第2の実施の形態にもとづくリング
の要部と結合ピースとを示す図である。
【図15】図14のリングを絞るための絞り器具を示す
図である。
【図16】図15の絞り器具における要部の断面図であ
る。
【図17】図14の結合ピースを仮に固定した状態を示
す図である。
【図18】ブラインドリベットを用いた締結作業を説明
するための図である。
【符号の説明】
7 挿口 8 環状溝 9 リング 11 分割部 12 薄肉部 13 薄肉部 14 結合ピース 15 連結用孔 17 第1の結合用孔 19 第2の結合用孔 21 溝部 22 ブラインドリベット 23 貫通孔

Claims (2)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 挿口の外周に環状溝を形成し、この環状
    溝に、周方向に距離をおいた分割部を有する周方向一つ
    割りのリングをはめ込み、このリングにおける前記分割
    部を形成するための周方向の両端に薄肉部を形成し、こ
    れら薄肉部どうしの間に結合ピースを架設し、一方の薄
    肉部に連結用孔を形成し、前記結合ピースの一端部に前
    記連結用孔に対応する第1の結合用孔を形成し、これら
    連結用孔と第1の結合用孔とに、前記結合ピースの一端
    部と一方の薄肉部とを締結する第1の締結具を挿通し、
    前記結合ピースの他端部に第2の結合用孔を形成し、他
    方の薄肉部における結合ピースの架設側とは反対側の面
    に周方向の溝部を形成し、他方の薄肉部における第2の
    結合用孔に対応する位置に、結合ピースの架設側から前
    記溝部にいたる貫通孔を形成し、これら第2の結合用孔
    と貫通孔とに、前記溝部に係り合って前記結合ピースの
    他端部と他方の薄肉部とを締結する第2の締結具を挿通
    したことを特徴とする挿口に突部を有する管。
  2. 【請求項2】 挿口の外周に環状溝を形成し、この環状
    溝に、周方向に距離をおいた分割部を有する周方向一つ
    割りのリングをはめ込み、このリングにおける前記分割
    部を形成するための周方向の両端に薄肉部を形成し、こ
    れら薄肉部どうしの間に結合ピースを架設し、結合ピー
    スの一端部に形成された第1の結合用孔と一方の薄肉部
    に形成された連結用孔とに第1の締結具を挿通して、こ
    れら一方の薄肉部と結合ピースの一端側とを相互に締結
    し、第2の結合用孔が形成された結合ピースの他端部を
    他方の薄肉部に重ねたうえで、この第2の結合用孔をガ
    イドとして、他方の薄肉部に、この他方の薄肉部におけ
    る結合ピースの重なり部からこの重なり部とは反対側に
    形成された周方向の溝部にいたる貫通孔を形成し、これ
    ら第2の結合用孔と貫通孔とに、前記溝部に係り合って
    前記結合ピースの他端部と他方の薄肉部とを締結する第
    2の締結具を挿通することを特徴とする挿口に突部を有
    する管の製造方法。
JP34204895A 1994-08-29 1995-12-28 挿口に突部を有する管およびその製造方法 Pending JPH09178053A (ja)

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