JPH09177271A - 太陽電池モジュール及び該太陽電池モジュールの屋根への取付方法 - Google Patents

太陽電池モジュール及び該太陽電池モジュールの屋根への取付方法

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JPH09177271A
JPH09177271A JP7342271A JP34227195A JPH09177271A JP H09177271 A JPH09177271 A JP H09177271A JP 7342271 A JP7342271 A JP 7342271A JP 34227195 A JP34227195 A JP 34227195A JP H09177271 A JPH09177271 A JP H09177271A
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cell module
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Sota Moriuchi
荘太 森内
Satoshi Tanaka
聡 田中
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 専用の架台を廃することができ、耐火性能を
持つ屋根葺材としても機能し得る太陽電池モジュールを
提供する。 【解決手段】 上面開口をガラス等の透明板で覆い内部
を密封した金属製又はセラミックス製の中空ケース8の
内底面に、受光面を上記上面開口に向けて複数の結晶系
シリコン太陽電池セルを接着剤によって固着してなるモ
ジュール本体6aに一対の取付部材11,11が一体的
に設けられている。取付部材11,11には取付孔1
9,19,…が穿設されていて、太陽電池モジュール6
を傾斜屋根面10aに載置しながら、予め傾斜屋根面1
0aに取着されたボルト等の取付固定具20,20,…
に、取付孔19,19,…を嵌め込むことにより、取付
部材11,11を直接傾斜屋根面10aに固定する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、太陽電池モジュ
ールに係り、特に、耐火性能が要求される住宅等の建物
の屋根に配設するのに適した太陽電池モジュール及び該
太陽電池モジュールの屋根への取付方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、化石燃料の消費増大等に起因する
地球環境問題・エネルギ枯渇問題の深刻化に伴い、住宅
等の屋根の上に、パネル状の太陽電池モジュールを設置
し、クリーンな太陽エネルギから直接電力を取り出して
住宅に供給する住宅用太陽光発電システムが注目されて
いる。この種の太陽電池モジュールは、セルと呼ばれる
最小単位の太陽電池を多数集めてパネル状に構成された
ものであり、太陽電池を大別すると、シリコン太陽電
池、化合物半導体太陽電池、有機半導体太陽電池等があ
る。これらの3種類の太陽電池の内、有機半導体太陽電
池は、現状では太陽光から電気エネルギへの変換効率が
1%以下であり、実用への道のりは遠く、また、化合物
半導体太陽電池も、現状では生産コストが高く、特殊用
途に僅かに生産されているに過ぎない。つまり、太陽電
池全生産量のほとんどはシリコン太陽電池が占めてい
る。シリコン太陽電池には、単結晶シリコン太陽電池、
多結晶シリコン太陽電池、アモルファスシリコン太陽電
池等がある。これら3種類のシリコン太陽電池はそれぞ
れに特徴があるが、変換効率の最も高いものが、単結晶
シリコン太陽電池であり、次いで多結晶シリコン太陽電
池である。このようなことから、一般に、住宅向けの電
力用には結晶系(単結晶・多結晶)シリコン太陽電池が
用いられている。
【0003】しかしながら、これら結晶系シリコン太陽
電池は、アモルファスシリコン太陽電池や化合物半導体
太陽電池等のように、支持板としてのガラス基板の裏面
に直接には形成できないため(例えば、特開平5−29
9686号公報参照)、従来では、図13に示すよう
に、多数の結晶系シリコン太陽電池セル1,1,…と充
填接着剤であるEVA(エチレンビニルアセテート)2
とをガラス基板3と裏面カバーケース4とで挟み、EV
A2とガラス基板3、裏面カバーケース4間を熱圧着し
て積層構造とすることで、結晶系シリコン太陽電池セル
1,1,…をEVA2とガラス基板3と裏面カバーケー
ス4とで封入して耐湿性と高絶縁性とを持たせ、さら
に、モジュール全体の強度を持たせるために、アルミニ
ウム等のメタル枠5を積層体の周縁部に填めて、太陽電
池モジュールを製造していた(同公報参照)。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】ところで、上記EVA
2は、耐湿性に優れる上、紫外線による光透過性の劣化
も少ない点で、太陽電池モジュール用の充填接着剤(封
入剤)として、必須の資質を持ち合わせていると言える
が、残念ながら、大変燃え易いという欠点があった。こ
のため、上記従来の太陽電池モジュールを屋根の上に多
数並べて配設することは、多量の可燃物を屋根の上に並
べるに等しく、したがって、耐火構造になっていない屋
根に太陽電池モジュールを設置する場合には、防災上、
問題があるとの指摘もあった。また、太陽電池は太陽光
により発電するものであるが、太陽電池自身が過度に熱
せられると、変換効率が著しく低下するので、従来で
は、太陽電池モジュールを屋根等に設置するに際して
は、放熱対策の施された専用の架台を必要とし、この専
用の架台が、太陽光発電システムの全体コストを引き上
げていた。
【0005】この発明は、上述の事情に鑑みてなされた
もので、専用の架台を廃することができ、耐火性能を持
つ屋根葺材としても機能し得る、結晶系シリコン太陽電
池セル搭載の太陽電池モジュール及び該太陽電池モジュ
ールの屋根への取付方法を提供することを目的としてい
る。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するため
に、請求項1記載の発明は、上面開口を透明板で覆い内
部を密封した耐火材からなる中空ケースの内底面に、受
光面を上記上面開口に向けて複数の結晶系シリコン太陽
電池セルを接着剤によって固着してなる太陽電池モジュ
ール本体と、該太陽電池モジュール本体を傾斜屋根面に
取付固定するための耐火材からなる取付部材とを一体的
に備えてなることを特徴としている。
【0007】また、請求項2記載の発明は、上面開口を
透明板で覆い内部を密封した耐火材からなる中空ケース
の内底面に、受光面を上記上面開口に向けて複数の結晶
系シリコン太陽電池セルを接着剤によって固着してなる
太陽電池モジュール本体と、該太陽電池モジュール本体
を傾斜屋根面から所定量浮かせた状態で該傾斜屋根面に
取付固定するための耐火材からなる取付部材とを一体的
に備えてなることを特徴としている。
【0008】また、請求項3記載の発明は、請求項1又
は2記載の太陽電池モジュールに係り、上記中空ケース
及び上記取付部材の材質となる耐火材は、金属、セラミ
ックス又は石綿セメントのいずれか一又はこれらの組み
合わせであることを特徴としている。
【0009】また、請求項4記載の発明は、請求項1又
は2記載の太陽電池モジュールに係り、耐火材として金
属が選択された上記中空ケースの外底面が、放熱用のフ
ィン構造となっていることを特徴としている。
【0010】また、請求項5記載の発明は、請求項1,
2,3又は4記載の太陽電池モジュールに係り、上記中
空ケース内には不活性気体が封入されていることを特徴
としている。
【0011】また、請求項6記載の発明は、請求項1又
は2記載の太陽電池モジュールに係り、方形の上記中空
ケースの相対向する任意の2つの側端部には一対の上記
取付部材が延設されていて、各取付部材は、上記傾斜屋
根面に当接された状態で固定される固定片と、該固定片
の太陽電池モジュール本体側に面する端縁から起立する
起立片とからなり、該起立片の上端縁が、上記中空ケー
スの一方の上記側端部上縁に連設され、各固定片には、
取付固定具を挿通する取付孔が穿設されていることを特
徴としている。
【0012】また、請求項7記載の発明は、請求項6記
載の太陽電池モジュールに係り、上記固定片は、断面折
板形又は波板形に形成されていることを特徴としてい
る。
【0013】また、請求項8記載の発明は、請求項6又
は7記載の太陽電池モジュールに係り、上記一対の取付
部材において、一方の取付部材の固定片と、他方の取付
部材の固定片とには、互いに所定の重合幅で、かつ、向
きを変えないで上下方向に嵌合し合う起伏形状を有する
重合部がそれぞれ設けられていることを特徴としてい
る。
【0014】また、請求項9記載の発明は、請求項6,
7又は8記載の太陽電池モジュールの屋根への取付方法
に係り、上記傾斜屋根面の所定の箇所に予め軸部を上方
に向けた状態にして上記固定具を取り付けておき、この
後、上記傾斜屋根面に上記太陽電池モジュールを載置し
ながら、上記固定具の軸部に上記取付部材の固定片の対
応する上記取付孔を嵌め込むことで、上記太陽電池モジ
ュールを上記傾斜屋根面に取り付けることを特徴として
いる。
【0015】また、請求項10記載の発明は、請求項7
記載の太陽電池モジュールの屋根への取付方法に係り、
折板葺き又は波板葺きの上記傾斜屋根面に、上記太陽電
池モジュールを取り付けるに際して、断面折板形又は波
板形に形成された上記固定片を屋根葺材である上記折板
又は波板に嵌合状態に当接して、上記太陽電池モジュー
ルを上記折板又は波板に載置した後、上記太陽電池モジ
ュールを上記傾斜屋根面に固定することを特徴としてい
る。
【0016】また、請求項11記載の発明は、請求項8
記載の太陽電池モジュールの屋根への取付方法に係り、
複数の太陽電池モジュールを傾斜屋根面に並べて取り付
けるに際して、任意の一の上記太陽電池モジュールの一
方の取付部材の固定片に設けられた上記重合部と、隣の
上記太陽電池モジュールの対応する取付部材の固定片に
設けられた上記重合部とを、互いに嵌合状態に上下に重
ね合わせた状態で、複数の上記太陽電池モジュールを傾
斜屋根面に固定することを特徴としている。
【0017】
【作用】この発明の構成では、ガラス等の透明板を透過
した太陽光が、中空ケースの内底面に固着された結晶系
シリコン太陽電池セルの受光面に入射し、太陽光が電気
エネルギに変換される。接着剤やシール材は、結晶系シ
リコン太陽電池セルを中空ケースの内底面に固着するた
めや、透明板と中空ケースの上面開口周縁部との間を塞
ぐため等、限られた部位で接合や封止等のために用いら
れるに過ぎず、接着剤によって中空ケース内が埋め尽く
されている訳ではないから、火災にあっても、太陽電池
モジュール全体が激しく燃える虞はない。また、太陽電
池モジュール本体は、取付部材によって、傾斜屋根面に
直接取付固定し得るから、専用の架台が不要である。加
えて、中空ケースは、耐火性に優れる金属やセラミック
スや石綿セメントから成形されたものなので、耐火性能
を有する屋根葺材としても機能し得る。また、結晶系シ
リコン太陽電池セルの受光面は接着剤で覆われることは
ないから、接着剤として光透過率の優れたものをあえて
用いる必要はなく、広い範囲の中から耐熱性の高い接着
剤を選択して利用することができる。
【0018】また、太陽電池セル自身の過熱を防止する
ために、金属製の中空ケースを用いる場合には、その外
底面に、放熱用のフィンを設けても良く、セラミックス
製の中空ケースの場合には、素材自体が熱不良導体なの
で、過熱を抑制できる。また、太陽電池モジュール本体
を傾斜屋根面から所定量浮き上がらせる構造とすれば、
中空ケースの外底面と傾斜屋根面との間に通気層(熱の
逃げ道)ができて好ましい。また、この発明の太陽電池
モジュールを住宅等の傾斜屋根面に設置する場合には、
この太陽電池モジュール自体が耐火性能を持っているの
で、設置領域内の屋根葺材や耐火被覆材を省略できる。
また、取付部材を折板形状や波板形状等にすれば、複数
の太陽電池モジュールを折板や波板等の傾斜屋根面に並
べて設置する際、隣接する太陽電池モジュール同士、あ
るいは、太陽電池モジュールと折板等とを嵌合状態で重
ね置くことができ、防火上、防水上、外観上好ましい。
また、中空ケース内におけるセル電極部の酸化や腐食を
防止するために、例えば窒素等の不活性気体で中空ケー
ス内を充填しても良い。
【0019】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して、この発明
の実施の形態について説明する。説明は、実施例を用い
て具体的に行う。 ◇第1実施例 図1は、この発明の第1実施例である太陽電池モジュー
ルを住宅等の傾斜屋根に設置する情景を示す概略情景
図、図2は、太陽電池モジュールの構成を示す概略平面
図、図3は、図2のI−I矢視断面図、また、図4は、
複数の同太陽電池モジュールをコネクタで接続する様子
を示す接続説明図である。この例の太陽電池モジュール
6は、図2及び図3に示すように、表面カバー材として
のガラス板7で覆われ密封にされた中空金属ケース8内
に複数の結晶系シリコン太陽電池セル(以下、単に太陽
電池セルという)9,9,…が収容された構造の太陽電
池モジュール本体(以下、モジュール本体という)6a
と、このモジュール本体6aを住宅10等の傾斜屋根面
10a(図1)に直接取付固定するための一対の取付部
材11,11とを一体的に備えてなっている。
【0020】上記モジュール本体6aは、上記したよう
に、太陽電池セル9,9,…を支持する支持部材とし
て、所定強度を有する長方形箱型の中空金属ケース8を
有している。この箱形の中空金属ケース8は、例えばア
ルミニウムやペンタイト鋼やポリ塩化ビニル被覆鋼板
(塩ビ鋼板)等を素材として、上面開口12で底浅とさ
れ、この上面開口12の周縁にはフランジ13が設けら
れている。中空金属ケース8の内底面14には、高絶縁
性を有する、例えばエポキシ系やウレタン系等の接着剤
15によって、太陽電池セル9,9,…が、受光面を上
面開口12に向けた姿勢で固着されている。なお、接着
剤15は、太陽電池セル9,9,…の裏面(受光面と反
対側の面)と中空金属ケース8の内底面14との間での
み接着に必要な量が用いられるに過ぎないので、光透過
性を有する必要はなく、単に絶縁性と耐熱性とに優れた
ものの中から選択して使用すれば良い。太陽電池セル
9,9,…は、例えば、縦4個ずつ横2列に配列され、
配線16,16,…によって直並列に相互に接続されて
いる。中空金属ケース8の上面開口12は、太陽電池セ
ル9,9,…を中空金属ケース8の内底面14に固着し
た後、ガラス板7で覆われ、さらに、ガラス板7とフラ
ンジ13の隙間は、例えばブチルゴム等の樹脂シール1
7で塞がれることにより、中空金属ケース8の内部は密
封状態とされている。また、中空金属ケース8の上面に
張られたガラス板7には、複数の太陽電池モジュール
6,6を住宅10等の傾斜屋根面10aに並べて設置す
る際に、隣接する2つの太陽電池モジュール6,6相互
を電気接続するための複数の雌型コネクタ18,18,
…が設けられている。各雌型コネクタ18の周辺は密封
構造になっており、端子のみが外部に露出している。
【0021】上記取付部材11,11は、同一の金属素
材を用いて、中空金属ケース8と一体的に成形され、中
空金属ケース8のフランジ13の相対向する2つの長辺
側終端縁からそれぞれの外方に折曲延設されている。各
取付部材11は、住宅10等の傾斜屋根面10aに当接
されて固定される細長矩形の固定片11aと、この固定
片11aのモジュール本体6a側に面する長辺側縁端縁
から起立する起立片11bとからなり、この起立片11
bの上端縁が、中空金属ケース8のフランジ13の長辺
側終端縁に折曲連設されている。各固定片11aには、
複数の取付孔19,19が形成されており、これらの取
付孔19,19にボルト等の取付固定具20,20を挿
通することによって、住宅10等の傾斜屋根面10aに
太陽電池モジュール6を固定できるようになっている。
【0022】このように構成された複数の太陽電池モジ
ュール6,6を住宅10等の傾斜屋根面10aに設置す
るに際しては、図1に示すように、傾斜屋根面10aの
設置箇所に予め取付固定具20,20,…を設けてお
く。そして、傾斜屋根面10aに太陽電池モジュール
6,6を載置しながら、取付固定具20,20,…に太
陽電池モジュール6の対応する取付孔19,19,…を
嵌め込む。この後、取付固定具20,20,…としてボ
ルトが使用されている場合には、取付固定具20,2
0,…に図示せぬナット部材を螺合することで、太陽電
池モジュール6,6の取付部材11,11…を締め付け
て固定する。これにより、太陽電池モジュール6,6の
設置が完了する。この場合、モジュール本体6a,6a
を直接、傾斜屋根面10aに固定することになるから、
特別な架台を、太陽電池モジュールと傾斜屋根面との間
に設ける必要がなく、取付施工を簡単に行うことができ
る。
【0023】そして、太陽電池モジュール6,6の設置
が終了したら、図4に示すように、図中右側の太陽電池
モジュール6の雌型コネクタ18にモジュール間接続用
コネクタ21の図中右側の雄型端子21aを嵌合すると
共に、図中左側の太陽電池モジュール6の雌型コネクタ
18にモジュール間接続用コネクタ21の図中左側の雄
型端子21aを嵌合して、隣接して並置された2つの太
陽電池モジュール6,6を相互に電気接続する。この場
合、モジュール間接続コネクタ21は、セラミックスや
樹脂等の絶縁材料22で接続導体23を覆った形のコ字
形に形成されており、上から雌型コネクタ18,18に
差し込むだけで、防水性を維持した状態で、太陽電池モ
ジュール6,6間を電気接続できるようになっている。
このように、傾斜屋根面10aに設置された太陽電池モ
ジュール6では、ガラス板7を透過した太陽光が、中空
金属ケース8の内底面に固着された太陽電池セル9,
9,…の受光面に入射し、太陽光が電気エネルギに変換
される。そして、全部の太陽電池モジュール6,6で発
電された電力が集められて、図示せぬインバータにより
直流から交流に変換され、屋内配線に供給される。
【0024】このように、この第1実施例の構成によれ
ば、接着剤15は、太陽電池セル9,9,…を中空金属
ケース8の内底面14に固着するために用いられるに過
ぎず、接着剤15によって中空金属ケース8内が埋め尽
くされている訳ではないから、火災にあっても、太陽電
池モジュール6全体が激しく燃える虞はない。加えて、
中空金属ケース8は、耐火性に優れる金属から成形され
たものなので、耐火性能を有する屋根葺材(建材)とし
ても機能し得る。したがって、上記構成の太陽電池モジ
ュール6を住宅等10の傾斜屋根面10aに設置する場
合には、この太陽電池モジュール6自体が充分な耐火性
能を持っているので、その下の屋根葺材又は耐火被覆材
を省略できる。また、中空金属ケース8が強度の大半を
担うので、ガラス板7の強度を高くする必要がなく、ガ
ラス板7のコストを下げることができる。また、モジュ
ール本体6aは、取付部材11,11によって、住宅1
0等の傾斜屋根面10aに直接取付固定されるから、専
用の架台が不要となる。それゆえ、住宅用太陽光発電シ
ステムの全体としてのコストを下げることもできる。
【0025】◇第2実施例 図5は、この発明の第2実施例である太陽電池モジュー
ルの構成を示す概略断面図、図6は同概略斜視図、図7
は、傾斜屋根面の流れと直交する方向に隣接する同太陽
電池モジュール間の重合部の構造を示す概略断面図、図
8は同概略斜視図、図9は、傾斜屋根面の流れ方向に隣
接する同太陽電池モジュール間の重合部の構造を示す概
略斜視図、また、図10は、同太陽電池モジュールと屋
根葺材としての折板との重合部の構造を示す概略断面図
である。この例の太陽電池モジュール24が、上述の第
1実施例のそれ(図3)と大きく異なるところは、取付
部材25,25を山折り谷折りして全体として折板形状
とすることにより、平らな頂部と両斜面とからなる重合
片11c,11cを設けた点である。すなわち、この例
の一対の取付部材25,25には、任意の一方側(例え
ば右側)の取付部材25を、向きを変えずに、他方側
(例えば左側)の取付部材25に所定の重合幅で上下に
重ねることができたら、互いに嵌合状態で重合できるよ
うに、互いに略同寸で略同一折曲形状の重合片11c,
11cがそれぞれ設けられている。左右一対の重合片1
1c,11cは、固定片11a,11aの長辺側終端縁
からそれぞれの外方に折曲延設されている。なお、任意
の一方側(例えば右側)の重合片11cを、他方側(例
えば左側)の重合片11cよりも、例えば、平らな頂部
が重合片11cの厚み分だけ高く設定すれば、一段と確
実に嵌着できる。また、重合片11c,11cを取付部
材25,25に付設した点以外は、上記第1実施例の構
成と略同様であるので、図5乃至図10において、図3
に示す構成各部と同一の構成部分には、同一の符号を付
してその説明を省略する。
【0026】上記構成の太陽電池モジュール24,24
を住宅10等の傾斜屋根面10aの流れ方向と直交する
方向に並べて設置するには、図7に示すように、野地板
26とアスファルトルーフィング材27等からなる屋根
下地に、予めボルト等の取付固定具20,20,…を取
着しておく。そして、まず、図中右側の太陽電池モジュ
ール24を傾斜屋根面10aの設置箇所に載置しなが
ら、取付固定具20,20,…に右側の太陽電池モジュ
ール24の対応する取付孔19,19,…を嵌め込む。
次に、図中左側の太陽電池モジュール24を右側の太陽
電池モジュール24に隣接する設置箇所に載置しなが
ら、取付固定具20,20,…に左側の太陽電池モジュ
ール24の対応する取付孔19,19,…を嵌め込む。
このとき、左側の太陽電池モジュール取付用の取付固定
具20,20,…は重合部の位置合わせ機構としても働
くので、左側の太陽電池モジュール24の嵌め込みが完
了すると、左側の太陽電池モジュール24の重合片11
cが、右側の太陽電池モジュール24の重合片11cの
上に自然と嵌着重合されることとなる。この後、取付固
定具20,20,…としてボルトが使用されている場合
には、取付固定具20,20,…にナット部材を螺合す
ることで、太陽電池モジュール24,24の取付部材2
5,25…を締め付けて固定する。これにより、太陽電
池モジュール24,24の設置が完了する。
【0027】なお、太陽電池モジュール24,24を住
宅10等の傾斜屋根面10aの流れ方向に並べて設置す
る場合には、図9に示すように、まず、下流側の太陽電
池モジュール24から載置して行き、このとき、上流側
の太陽電池モジュール24を下流側の太陽電池モジュー
ル24の上に、屋根瓦葺きと同様に、所定の重合幅で重
ね置くようにして、設置する。
【0028】このように、この第2実施例の構成によれ
ば、取付部材25,25に重合片11c,11cが設け
られているので、隣接する太陽電池モジュール24,2
4同士を、図8及び図9に示すように、所定の重合幅で
美麗に重ね置くことができ、防火上、防水上も好まし
い。同様に、取付部材25,25が折板形状となってい
るので、図10に示すように、屋根葺材としての折板2
8と太陽電池モジュール24とをも、所定の重合幅で美
麗に重ね置くことができ、防火上、防水上も好ましい。
【0029】◇第3実施例 図11は、この発明の第3実施例である太陽電池モジュ
ールの構成を示す概略断面図である。この第3実施例の
太陽電池モジュール29では、モジュール本体6aが傾
斜屋根面10aから所定量浮いた状態で設置される構造
となっている点で、上述の第1実施例と相違している。
すなわち、この例の太陽電池モジュール29では、取付
部材30,30の起立片30b,30bを第1実施例
(図3)の起立片11b,11bよりも幾分長めに設定
している。このように、この第3実施例の構成によれ
ば、中空金属ケース8の外底面31と傾斜屋根面10a
との間に通気層(熱の逃げ道)32ができるので、太陽
電池セル自身の過熱を緩和できる。
【0030】◇第4実施例 図12は、この発明の第4実施例である太陽電池モジュ
ールの構成を示す概略断面図である。この第4実施例の
太陽電池モジュール33では、モジュール本体33aの
中空金属ケース34の外底面35と傾斜屋根面10aと
の間に通気層(熱の逃げ道)36が形成される構成とな
っている点で、上述の第3実施例の構成(図11)と同
様であるが、この通気層36内への放熱を促進するため
に、中空金属ケース34の外底面35に多数のフィン3
7,37,…が設けられている点で、第3実施例の構成
と相違している。この第4実施例の構成によれば、太陽
電池セル自身の過熱を一段と緩和できる。
【0031】◇実施例の変形例 以上、この発明の実施例を図面により詳述してきたが、
具体的な構成はこの実施例に限られるものではなく、こ
の発明の要旨を逸脱しない範囲の設計の変更等があって
もこの発明に含まれる。例えば、上述の中空金属ケース
8や取付部材11の形状は、上述の実施例の形状に限定
されない。また、取付部材11の個数も任意である。ま
た、上述の実施例では、中空金属ケース8と取付部材1
1との一体成形加工品を用いたが、これらを別個に成形
した後、固定具を用いて相互に結合するようにしても良
い。また、上述の実施例では、一対の取付部材11,1
1を傾斜屋根面10aの流れと直交する方向に沿って、
相対向配置する場合について述べたが、必要なら、傾斜
屋根面10aの流れ方向に沿って、一対の取付部材1
1,11を相対向配置するようにしても良い。
【0032】また、上述の実施例では、太陽電池セル
9,9,…の支持部材としての中空ケースと、この中空
ケースを住宅10等の傾斜屋根面10aに取付固定する
ための取付部材11,11とを同種の金属素材で一体成
形した場合について述べたが、これらを、金属素材に代
えて、例えば、セラミックスや石綿セメント等で構成し
ても良い。セラミックスや石綿セメントなら、粘土瓦や
スレート瓦と類似の材料となるから、従来の粘土瓦やス
レート瓦の施工方法を太陽電池モジュールの施工方法に
そのまま採用することも可能であり、屋根葺材との違和
感もなくなり、屋根の美観を高めることができる。セラ
ミックス構成の太陽電池モジュールの場合も、その下の
屋根葺材又は防火被覆材を省略できる。また、中空セラ
ミックスケースや中空石綿セメントケースなら、素材自
体が熱不良導体なので、太陽電池セルの過熱を抑制する
こともできる。
【0033】また、この発明の太陽電池モジュールは、
予め、ボルト等の取付固定具20,20,…を住宅等の
傾斜屋根面に取着して置く必要があるため、屋根パネル
や屋根ユニットを予め工場生産するユニット建物に用い
て特に好適である。この場合、この発明の太陽電池モジ
ュールを予め工場にて屋根パネルや屋根ユニットに設置
するようにすれば、現地施工が簡単となる。
【0034】また、上述の第2実施例では、取付部材2
5,25を折板(折曲)形状としたが、波板形状でも良
い。また、太陽電池セル9,9,…の支持部材としての
中空ケース内に、窒素等の不活性気体を封入して置け
ば、中空ケース内におけるセル電極部の酸化や腐食を防
止でき、耐久性の向上を図ることができる。
【0035】
【発明の効果】以上説明したように、この発明の構成に
よれば、接着剤は、結晶系シリコン太陽電池セルを中空
ケースの内底面に固着するために用いられるに過ぎず、
接着剤によって中空ケース内が埋め尽くされている訳で
はないから、火災にあっても、太陽電池モジュール全体
が激しく燃える虞はない。加えて、中空ケースは、耐火
性に優れる金属やセラミックスや石綿セメントから成形
されたものなので、耐火性能を有する屋根葺材(建材)
としても機能し得る。したがって、上記構成の太陽電池
モジュールを住宅等の傾斜屋根面に設置する場合には、
この太陽電池モジュール自体が充分な耐火性能を持って
いるので、その下の屋根葺材又は耐火被覆材を省略でき
る。また、金属やセラミックス等の耐火材からなる中空
ケースが強度の大半を担うので、透明板の強度を高くす
る必要がなく、透明板のコストを下げることができる。
また、太陽電池モジュール本体は、取付部材によって、
住宅等の傾斜屋根面に直接取付固定されるから、専用の
架台が不要となる。それゆえ、住宅用太陽光発電システ
ムの全体としてのコストを下げることもできる。
【0036】また、請求項2記載の構成によれば、耐火
材からなる中空ケースの外底面と傾斜屋根面10aとの
間に通気層(熱の逃げ道)ができるので、結晶系シリコ
ン太陽電池セル自身の過熱を緩和できる。また、請求項
3記載の構成によれば、上述の通気層(熱の逃げ道)内
に放熱用のフィンが設けられるので、結晶系シリコン太
陽電池セル自身の過熱を一段と緩和できる。
【0037】また、請求項5記載の構成によれば、取付
部材に重合部が設けられているので、隣接する太陽電池
モジュール同士を、所定の重合幅で美麗に重ね置くこと
ができ、防火上、防水上も好ましい。同様に、請求項4
及び5記載の構成によれば、取付部材が折板形状あるい
は波板形状となっているので、屋根葺材としての折板又
は波板と太陽電池モジュールとを、所定の重合幅で美麗
に重ね置くことができ、防火上、防水上も好ましい。ま
た、請求項6記載の構成によれば、結晶系シリコン太陽
電池セルの支持部材としての中空ケース内に、窒素等の
不活性気体が封入されてあるので、中空ケース内におけ
るセル電極部の酸化や腐食を防止でき、耐久性の向上を
図ることができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の第1実施例である太陽電池モジュー
ルを住宅等の傾斜屋根に設置する情景を示す概略情景図
である。
【図2】同太陽電池モジュールの構成を示す概略平面図
である。
【図3】同太陽電池モジュールの構成を示す概略平面図
(図2のI−I矢視断面図)である。
【図4】複数の同太陽電池モジュールをコネクタで接続
する様子を示す接続説明図である。
【図5】この発明の第2実施例である太陽電池モジュー
ルの構成を示す概略断面図である。
【図6】同太陽電池モジュールの構成を示す概略斜視図
である。
【図7】傾斜屋根面の流れと直交する方向に隣接する同
太陽電池モジュール間の重合部の構造を示す概略断面図
である。
【図8】同傾斜屋根面の流れと直交する方向に隣接する
同太陽電池モジュール間の重合部の構造を示す概略斜視
図である
【図9】傾斜屋根面の流れ方向に隣接する同太陽電池モ
ジュール間の重合部の構造を示す概略斜視図である。
【図10】同太陽電池モジュールと屋根葺材としての折
板との重合部の構造を示す概略断面図である。
【図11】この発明の第3実施例である太陽電池モジュ
ールの構成を示す概略断面図である。
【図12】この発明の第4実施例である太陽電池モジュ
ールの構成を示す概略断面図である。
【図13】従来の太陽電池モジュールの一例を示す断面
図である。
【符号の説明】
6,24,29,33 太陽電池モジュール 6a,33a モジュール本体(太陽電池モジュー
ル本体) 7 ガラス板(透明板) 8,34 中空金属ケース(耐火材からなる中空ケ
ース) 9 太陽電池セル(結晶系シリコン太陽電池セル) 10a 傾斜屋根面 11,25,30 取付部材 11a 固定片(取付部材の固定片) 11b,30b 起立片(取付部材の起立片) 11c 重合片(取付部材の重合部) 12 上面開口(中空ケースの上面開口) 14 内底面(中空ケースの内底面) 15 接着剤 19 取付孔 31,35 外底面(中空ケースの外底面) 32,36 通気層(熱の逃げ道) 37 フィン
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 近藤 俊裕 茨城県つくば市和台32 積水化学工業株式 会社内 (72)発明者 井上 康美 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 森内 荘太 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内 (72)発明者 田中 聡 大阪府大阪市阿倍野区長池町22番22号 シ ャープ株式会社内

Claims (11)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 上面開口を透明板で覆い内部を密封した
    耐火材からなる中空ケースの内底面に、受光面を前記上
    面開口に向けて複数の結晶系シリコン太陽電池セルを接
    着剤によって固着してなる太陽電池モジュール本体と、
    該太陽電池モジュール本体を傾斜屋根面に取付固定する
    ための耐火材からなる取付部材とを一体的に備えてなる
    ことを特徴とする太陽電池モジュール。
  2. 【請求項2】 上面開口を透明板で覆い内部を密封した
    耐火材からなる中空ケースの内底面に、受光面を前記上
    面開口に向けて複数の結晶系シリコン太陽電池セルを接
    着剤によって固着してなる太陽電池モジュール本体と、
    該太陽電池モジュール本体を傾斜屋根面から所定量浮か
    せた状態で該傾斜屋根面に取付固定するための耐火材か
    らなる取付部材とを一体的に備えてなることを特徴とす
    る太陽電池モジュール。
  3. 【請求項3】 前記中空ケース及び前記取付部材の材質
    となる耐火材は、金属、セラミックス又は石綿セメント
    のいずれか一又はこれらの組み合わせであることを特徴
    とする請求項1又は2記載の太陽電池モジュール。
  4. 【請求項4】 耐火材として金属が選択された前記中空
    ケースの外底面が、放熱用のフィン構造となっているこ
    とを特徴とする請求項1又は2記載の太陽電池モジュー
    ル。
  5. 【請求項5】 前記中空ケース内には不活性気体が封入
    されていることを特徴とする請求項1,2,3又は4記
    載の太陽電池モジュール。
  6. 【請求項6】 方形の前記中空ケースの相対向する任意
    の2つの側端部に延設された一対の前記取付部材を有
    し、各取付部材は、前記傾斜屋根面に当接された状態で
    固定される固定片と、該固定片の太陽電池モジュール本
    体側に面する端縁から起立する起立片とからなり、該起
    立片の上端縁が、前記中空ケースの一方の前記側端部上
    縁に連設され、各固定片には、取付固定具を挿通する取
    付孔が穿設されていることを特徴とする請求項1又は2
    記載の太陽電池モジュール。
  7. 【請求項7】 前記固定片は、断面折板形又は波板形に
    形成されていることを特徴とする請求項6記載の太陽電
    池モジュール。
  8. 【請求項8】 前記一対の取付部材において、一方の取
    付部材の固定片と、他方の取付部材の固定片とには、互
    いに所定の重合幅で、かつ、向きを変えないで上下方向
    に嵌合し合う起伏形状を有する重合部がそれぞれ設けら
    れていることを特徴とする請求項6又は7記載の太陽電
    池モジュール。
  9. 【請求項9】 前記傾斜屋根面の所定の箇所に予め軸部
    を上方に向けた状態にして前記固定具を取り付けてお
    き、この後、前記傾斜屋根面に前記太陽電池モジュール
    を載置しながら、前記固定具の軸部に前記取付部材の固
    定片の対応する前記取付孔を嵌め込むことで、前記太陽
    電池モジュールを前記傾斜屋根面に取り付けることを特
    徴とする請求項6,7又は8記載の太陽電池モジュール
    の屋根への取付方法。
  10. 【請求項10】 折板葺き又は波板葺きの前記傾斜屋根
    面に、前記太陽電池モジュールを取り付ける方法であっ
    て、断面折板形又は波板形に形成された前記固定片を屋
    根葺材である前記折板又は波板に嵌合状態に当接して、
    前記太陽電池モジュールを前記折板又は波板に載置した
    後、前記太陽電池モジュールを前記傾斜屋根面に固定す
    ることを特徴とする請求項7記載の太陽電池モジュール
    の屋根への取付方法。
  11. 【請求項11】 複数の太陽電池モジュールを傾斜屋根
    面に並べて取り付ける方法であって、任意の一の前記太
    陽電池モジュールの一方の取付部材の固定片に設けられ
    た前記重合部と、隣の前記太陽電池モジュールの対応す
    る取付部材の固定片に設けられた前記重合部とを、互い
    に嵌合状態に上下に重ね合わせた状態で、複数の前記太
    陽電池モジュールを前記傾斜屋根面に固定することを特
    徴とする請求項8記載の太陽電池モジュールの屋根への
    取付方法。
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* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2000291216A (ja) * 1999-04-08 2000-10-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 太陽電池の据え付け構造および据え付け方法
FR2929301A1 (fr) * 2008-03-31 2009-10-02 Fabien Chervet Panneau photovoltaique comprenant un module de cellules photovoltaiques et une structure de support

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JP2000291216A (ja) * 1999-04-08 2000-10-17 Mitsubishi Heavy Ind Ltd 太陽電池の据え付け構造および据え付け方法
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