JPH09177158A - 玉鎖の取付構造 - Google Patents

玉鎖の取付構造

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JPH09177158A
JPH09177158A JP35481695A JP35481695A JPH09177158A JP H09177158 A JPH09177158 A JP H09177158A JP 35481695 A JP35481695 A JP 35481695A JP 35481695 A JP35481695 A JP 35481695A JP H09177158 A JPH09177158 A JP H09177158A
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JP
Japan
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ball chain
lever
insertion hole
diameter
tip
Prior art date
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Pending
Application number
JP35481695A
Other languages
English (en)
Inventor
Keisuke Hiraide
啓介 平出
Manabu Tanno
学 淡野
Hirosuke Teranishi
弘裕 寺西
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Inax Corp
Original Assignee
Inax Corp
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Publication date
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  • Sanitary Device For Flush Toilet (AREA)
  • Hooks, Suction Cups, And Attachment By Adhesive Means (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】ロータンクの排水操作機構を構成するレバーの
先端へ、取付金具を用いずに玉鎖を取り付け得る構造を
提供する。 【解決手段】レバー10の先端に玉鎖2の球体部2aの
直径よりも大きい挿通孔11を形成し、その周囲にテー
パ面状の抜止め部12を設ける。抜止め部12は先端側
の口径が球体部2aの直径よりも小さく設定され、切込
13を形成して拡開可能とされる。玉鎖2の一端をレバ
ー10の挿通孔11内へ挿入して押し込むと、抜止め部
12は切込13により拡開して玉鎖2を通過させる。し
かし抜止め部12はテーパ状であり且つ先端側の口径が
球体部2aの直径よりも小さく設定されているから、玉
鎖2は逆方向へ移動することは出来ない。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えばロータンク
の排水操作機構において、操作ハンドルと連結されるレ
バーの先端へ、該レバーとフロート弁とを接続する玉鎖
を取り付けるための構造に関する。
【0002】
【従来の技術】図6は、水洗便器Uに備えつけられるロ
ータンクTを示すものである。ロータンクTの壁tに
は、普通、洗浄水の排水操作をするための操作機構Sが
設けられる。この排水操作機構Sは、タンクT底部のフ
ロート弁1と鎖2で接続されるスピンドルレバー5、こ
のスピンドルレバー5の一端に連結されるハンドル3、
及び、スピンドルレバー5をロータンク壁tへ回動自在
に保持するスピンドルガイド4から成っている。また、
スピンドルレバー5は、ハンドルが連結されるスピンド
ルと鎖が取り付けられるレバーの2部材で構成する場合
もある。
【0003】前記スピンドルレバー5と鎖2との取り付
けは、従来、図7に示す如く鎖2を球体部2aと連結部
2bとより成る玉鎖とし、スピンドルレバー5の先端に
例えばS字状の取り付け金具6を装着して、該取り付け
金具6の下端側に形成した屈曲部6aに玉鎖2の連結部
2bを挿入させるという構造が採用されている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】前記従来の玉鎖2の取
付構造は、玉鎖2をレバー5へ取り付けるために図示の
如き形状の取付金具6を要しており、玉鎖2の長さ調節
をしようとするには、玉鎖2を取付金具6から一旦取り
外したのち、異なる連結部2bを再び取り付け直さなく
てはならず、調節作業が煩雑である。
【0005】
【課題を解決するための手段】本発明は、排水操作機構
等をレバーの先端に玉鎖を取り付けるための構造に関
し、次の2つの構造を提案する。本発明に係る第1構造
の特徴とするところは、レバーの先端に玉鎖の球体部の
直径よりも大きい挿通孔を形成し、該挿通孔の周囲に玉
鎖の逆戻りを防止する抜止め部を形成したことにある。
【0006】本発明に係る第2構造の特徴とするところ
は、レバーの先端に、一方側の開口が玉鎖の球体部の直
径よりも大きく他方側の開口が玉鎖の球体部の直径より
も小さく設定されたテーパ状の挿通孔を形成したことに
ある。
【0007】なお前記第1構造及び第2構造について、
操作ハンドル等と連結されるレバーの先端に、玉鎖の球
体部どうしをつなぐ連結部を通過させることが可能なス
リットを形成するという構成を付加することができる。
【0008】
【発明の実施の形態】
〔第1構造の実施形態〕レバーの先端を平板状とし、こ
こに玉鎖の球体部の直径よりも大きい挿通孔を形成す
る。そしてレバーの一方側の面において、挿通孔の周囲
に例えば円錐台の側周面の如き先すぼみのテーパ面状の
抜止め部を設ける。抜止め部は、先端の開口が玉鎖の球
体部の直径よりも小さくなるように設定する。また拡開
可能なように切込を適所に形成してもよい。なお抜止め
部は、先端に向かって孔内方へ傾斜する爪状のものを挿
通孔の周囲に適数個(望ましくは3個以上)配設したも
のであってもよい。
【0009】レバーへ玉鎖を取り付けるには、レバーに
おける抜止め部の無い側から玉鎖の一端を挿通孔へ挿入
して押し込む。抜止め部をテーパ面状とした場合、切込
等により拡開可能となっているので、球体部の直径より
も口径が大きい抜止め部基部側から先端側への玉鎖の通
過は可能であるが、抜止め部は先すぼみであり且つ先端
開口の口径が球体部の直径よりも小さく設定されている
ため、玉鎖が逆方向へ移動することは出来なくなってい
る。従って、玉鎖を一方向へ引っ張るだけで、レバー先
端とフロート弁との接続長さを適切に調節することがで
きる。
【0010】但し、玉鎖はレバーに対し接続長さを短縮
する方向のみの移動が可能であるから、誤って接続長さ
を短くし過ぎたときには再調節が必要となる。そこで、
レバーの先端に貫通孔と連通するスリットを形成し、こ
のスリットを玉鎖の連結部が通過可能としておけば、玉
鎖をレバーから容易に取り外すことができる。
【0011】〔第2構造の実施形態〕レバーの先端にあ
る程度の厚みを持たせると共に形成する挿通孔をテーパ
状とし、レバーの一面側においては挿通孔の口径が玉鎖
の球体部の直径よりも大きくく、他面側においては挿通
孔の口径が球体部の直径よりも小さくなるように設定す
る。かかる構成によれば、球体部よりも口径が大きい方
の開口から玉鎖を挿通孔へ挿入し、球体部よりも口径が
小さい方の開口を強制的に通過させることにより、玉鎖
をレバーへ取り付けることができる。
【0012】レバーの挿通孔はテーパ状であるから、玉
鎖は一方向にのみ通過可能であり、逆方向の移動は阻止
される。
【0013】なおレバーの材質は金属,合成樹脂等が挙
げられるが、金属製とする場合、玉鎖通過時に挿通孔の
拡開を容易にするため、挿通孔の周囲に切込を形成して
もよい。
【0014】
【実施例】
〔第1実施例〕図1及び図2に、本発明の第1構造に係
る実施例を示す。レバー10の先端部を平板状とし、こ
こに孔径が玉鎖2の球体部2aの直径よりも大きい挿通
孔11を形成する。レバー10における一方側の面にお
いて、挿通孔11の周囲に円錐台の側周面の如きテーパ
面状の抜止め部12を設ける。この抜止め部12は先す
ぼみであり、先端側の口径は球体部2aの直径よりも小
さく設定される。また、抜止め部12には適宜間隔で切
込13が形成され、当該抜止め部12が拡開可能となさ
れている。さらにレバー10には、先端面から挿通孔1
1まで連通するスリット14が形成されている。このス
リット14の幅寸法は、玉鎖2における連結部2bが通
過可能であって且つ容易には脱落しないものであれば、
連結部2bより広くても狭くてもよい。
【0015】前記の如く構成したレバー10へ玉鎖2を
取り付けるには、玉鎖2の一端をレバー10における抜
止め部12とは反対側の面から挿通孔11内へ挿入して
押し込む。抜止め部12は切込13により拡開が可能で
あるから、玉鎖2は抜止め部12の基部側から先端側へ
向かう方向に通過することができる。しかしながら、図
2の(C)に示す通り、抜止め部12はテーパ状であり
且つ先端側の口径が球体部2aの直径よりも小さく設定
されているから、玉鎖2は逆方向へ移動することは出来
ない。すなわち玉鎖2は、レバー10の挿通孔11の通
過方向が一方向に制限されている。従って、玉鎖2を適
当量引っ張るという簡単な作業だけで、レバー10とフ
ロート弁との接続長さを適切に調節することができる。
【0016】なお、一度取り付けた玉鎖2をレバー10
から取り外すことが必要になる場合がある。本実施例で
はレバー10の先端に玉鎖2の連結部2bが通過可能な
スリット14を形成してあるので、このスリット14を
通じて玉鎖2をレバー10から容易に取り外すことがで
きる。
【0017】〔第2実施例〕図3に示すように、レバー
10の挿通孔11の周囲に設ける抜止め部15を、適数
個の爪状の構造とすることもできる。この実施例の抜止
め部15は、先端に向かって挿通孔11の内方へ傾斜
し、先端に逆戻り防止用の突起15aが形成されてい
る。
【0018】かかる構成により、玉鎖2を通過させると
きには抜止め部15が外方へ撓んで拡開するが、玉鎖2
が逆方向へ移動しようとすると球体部2aが抜止め部1
5先端の突起15aに当接するため通過することが出来
ない。このように、本実施例にあっても、玉鎖2は、レ
バー10の挿通孔11を一方向にのみ通過可能であっ
て、逆方向への移動は阻止されるものである。
【0019】〔第3実施例〕図4に示す実施例は、レバ
ー10に形成した挿通孔11の内周面11aに、適宜間
隔をおいて抜止め部16を設けたものである。当該抜止
め部16は、挿通孔内周面11aから内方へ向かって突
出させた三角状の突起であって、適宜間隔を置いて配設
されている。
【0020】なお本実施例では、玉鎖2が挿通孔11を
通過する際に、前記実施例とは異なり抜止め部16が変
形することはない。そこで玉鎖2の通過を容易にするた
め、レバー10における挿通孔11の周囲に切込17を
形成し、挿通孔11自体が拡開するように構成した。
【0021】〔第4実施例〕図5は、本発明の第2構造
に係る実施例を示すものである。同図に示す如く、レバ
ー10に内周面11aがテーパ面状である挿通孔11を
形成し、一方の口径は玉鎖2の球体部2aの直径より大
きく、他方の口径は球体部2aの直径よりも小さくなる
ように設定する。
【0022】この実施例では、挿通孔11のテーパ面状
の内周面11a自体が、玉鎖2に対する抜止め機能を発
揮して、玉鎖2を一方向にのみ通過可能としている。
【0023】なお、本実施例及び前記第3実施例にあっ
ては、玉鎖2の通過を容易にするため、レバー10にお
ける挿通孔11の周囲に切込17を設けたが、レバー1
0が合成樹脂等で製作され、ある程度の可撓性を有して
いるならば、切込17は省略しても差し支えない。
【0024】〔その他の実施例〕本発明の実施態様は、
前記に限定されるのではなく、様々に応用することがで
きる。例えば、レバーの材質は、金属,合成樹脂等、適
宜のものを条件に応じて任意に選択することができる。
また複合材料であってもよい。
【0025】抜止め部の形状は、例示する以外に、例え
ば平面形状を多角形状にするなどの適当な変更が可能で
ある。その他、本発明は、実施の状況に応じて適宜変更
することを妨げない。
【0026】
【発明の効果】本発明によれば、レバーの先端へ玉鎖を
取り付けるにあたり、従来の如き取付金具が不要である
から、部材点数が減少する。依って、コストの低減がも
たらされると共に、部材の管理の手間も軽減される。
【0027】また本発明は、玉鎖のレバーへの取付作業
が1工程で済むから、非常に作業性がよい。このため、
ロータンクの生産性の向上がもたらされる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1実施例を示す斜視図である。
【図2】本発明の第1実施例に係るものであって、図
(A)は本実施例に利用するレバーの側面図、図(B)
は同レバーの平面図、図(C)は図(B)のX−X線に
おける同レバーの正面断面図である。
【図3】本発明の第2実施例を示す斜視図である。
【図4】本発明の第3実施例を示すものであって、図
(A)は本実施例に利用するレバーの斜視図、図(B)
は同レバーの正面断面図である。
【図5】本発明の第4実施例を示すものであって、図
(A)は本実施例に利用するレバーの斜視図、図(B)
は同レバーの正面断面図である。
【図6】従来のロータンクを示す部分切欠正面図であ
る。
【図7】従来のレバーと玉鎖との取付構造を示す斜視図
である。
【符号の説明】
2 玉鎖 2a 球体部 2b 連結部 10 レバー 11 挿通孔 12 抜止め部 13 切込 14 スリット

Claims (3)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 操作ハンドル等と連結されるレバーの先
    端に玉鎖を取り付けるための構造であって、レバーの先
    端に玉鎖の球体部の直径よりも大きい挿通孔を形成し、
    該挿通孔の周囲に玉鎖の逆戻りを防止する抜止め部を形
    成したことを特徴とする玉鎖の取付構造。
  2. 【請求項2】 操作ハンドル等と連結されるレバーの先
    端に玉鎖を取り付けるための構造であって、レバーの先
    端に、一方側の開口が玉鎖の球体部の直径よりも大きく
    他方側の開口が玉鎖の球体部の直径よりも小さく設定さ
    れたテーパ状の挿通孔を形成したことを特徴とする玉鎖
    の取付構造。
  3. 【請求項3】 操作ハンドル等と連結されるレバーの先
    端に、玉鎖の球体部どうしをつなぐ連結部を通過させる
    ことが可能なスリットが形成されている請求項1又は2
    に記載の玉鎖の取付構造。
JP35481695A 1995-12-27 1995-12-27 玉鎖の取付構造 Pending JPH09177158A (ja)

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Cited By (3)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007046349A (ja) * 2005-08-10 2007-02-22 Toto Ltd 玉鎖引張り用レバー
KR20160058537A (ko) * 2014-11-17 2016-05-25 주식회사 텔콘 볼체인 연결장치
US11439117B2 (en) 2018-11-07 2022-09-13 Gea Farm Technologies, Inc. Milking cluster support arm with automatic hose support drop

Cited By (4)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP4756457B2 (ja) * 2005-08-10 2011-08-24 Toto株式会社 玉鎖引張り用レバー
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