JPH09177113A - 建設機械の軸受装置 - Google Patents
建設機械の軸受装置Info
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- JPH09177113A JPH09177113A JP7354617A JP35461795A JPH09177113A JP H09177113 A JPH09177113 A JP H09177113A JP 7354617 A JP7354617 A JP 7354617A JP 35461795 A JP35461795 A JP 35461795A JP H09177113 A JPH09177113 A JP H09177113A
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- JP
- Japan
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- pin
- collar
- sleeve bearing
- spacer
- bearing
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Classifications
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C11/00—Pivots; Pivotal connections
- F16C11/04—Pivotal connections
- F16C11/045—Pivotal connections with at least a pair of arms pivoting relatively to at least one other arm, all arms being mounted on one pin
-
- F—MECHANICAL ENGINEERING; LIGHTING; HEATING; WEAPONS; BLASTING
- F16—ENGINEERING ELEMENTS AND UNITS; GENERAL MEASURES FOR PRODUCING AND MAINTAINING EFFECTIVE FUNCTIONING OF MACHINES OR INSTALLATIONS; THERMAL INSULATION IN GENERAL
- F16C—SHAFTS; FLEXIBLE SHAFTS; ELEMENTS OR CRANKSHAFT MECHANISMS; ROTARY BODIES OTHER THAN GEARING ELEMENTS; BEARINGS
- F16C2350/00—Machines or articles related to building
- F16C2350/26—Excavators
Landscapes
- Pivots And Pivotal Connections (AREA)
- Component Parts Of Construction Machinery (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】従来から、建設機械のピンジョイントの軸受装
置には、ラジアル方向とスラスト方向の双方からの荷重
がかかるので、その軸受装置の研究がなされてきた。一
方からの力は、順々に伝達され、その力によるスラスト
方向の負荷を伝達するので、過大な負荷で圧入部が抜け
出したり、スラストリングの断面積を大きくしにくくか
った。そこで、その問題を解決することを本発明の課題
である。 【解決手段】本発明は、ピン結合したピンの軸受となる
スリーブベアリングとその両側のエンドカラとにより前
記ピンの周面を支持し潤滑材をシール材によりシールし
得るとともにスリーブベアリングおよび/またはエンド
カラにつば部を設け、使用中に摩耗したら、適度の厚さ
のスペーサーに取り換え得るようにした建設機械の軸受
装置である。
置には、ラジアル方向とスラスト方向の双方からの荷重
がかかるので、その軸受装置の研究がなされてきた。一
方からの力は、順々に伝達され、その力によるスラスト
方向の負荷を伝達するので、過大な負荷で圧入部が抜け
出したり、スラストリングの断面積を大きくしにくくか
った。そこで、その問題を解決することを本発明の課題
である。 【解決手段】本発明は、ピン結合したピンの軸受となる
スリーブベアリングとその両側のエンドカラとにより前
記ピンの周面を支持し潤滑材をシール材によりシールし
得るとともにスリーブベアリングおよび/またはエンド
カラにつば部を設け、使用中に摩耗したら、適度の厚さ
のスペーサーに取り換え得るようにした建設機械の軸受
装置である。
Description
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設機械の軸受装置に
関し、特に、油圧ショベルやホイールローダなどのフロ
ントリンケージのピンジョイントなどに適用するラジア
ル方向とスラスト方向の双方からの荷重を受けることに
適した軸受装置に関する。
関し、特に、油圧ショベルやホイールローダなどのフロ
ントリンケージのピンジョイントなどに適用するラジア
ル方向とスラスト方向の双方からの荷重を受けることに
適した軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、油圧ショベルやホイールロー
ダなどの建設機械のリンク機構に使用するピボットジョ
イントなどの軸受装置には、ラジアル方向とスラスト方
向の双方からの荷重がかかり、その荷重を受けるために
適した軸受装置の構成には、特別の工夫と配慮が必要で
ある。そこで、技術開発された発明が特表平4−502
805号公報に記載されている。その特許公報に記載さ
れた発明には、ラジアル方向とスラスト方向の双方から
荷重がかかっても、その荷重を受けるために適した軸受
装置であって、その構造部材間のスラスト方向の荷重の
伝達、例えば、従来技術の特表平4−502805号公
報においては、その構造部材間のピンジョイントにおい
て、その構造部材間のスラスト方向の荷重の伝達は、複
数の構造部材の一方のピン受け部に対するピンの圧入に
よりピンの装着とピンの固定を行い、そのピンの周囲に
設けて、そのピンを支持するスリーブベアリングとその
スリーブベアリングの両側部分に設けられたスラストリ
ングを介してブラケット部に圧入されたエンドカラーで
受け、そのエンドカラーと前記スリーブベアリングとの
両者によりピンの軸受として働かせるようにし、前記エ
ンドカラーで受けたスラストを、そのエンドカラーから
ブラケット部のところで、その一端をなす他方の構造物
の構造部材に伝え、そのスラスト方向の負荷が伝えら
れ、それとは逆に、他方の構造物の構造部材にルーズフ
ィットしたエンドカラーからそのエンドカラーに圧入さ
れたピンに伝え、そのピンからそのピンにボルトで固定
された保持板の順に力の伝達をするのであるが、その圧
入部の締め付け力に関係する摩擦力によってスラスト方
向の負荷を伝達しているので、下記の問題が生じるおそ
れがある。上記の圧入部の締め付け力に関係する摩擦力
を越すような過大な負荷が作用すると圧入部が抜け出す
おそれがある。そして、構成上、スラストリングの断面
積を大きくとるのが難しく、スラストリングとスリーブ
ベアリングとエンドカラーの接触面のスラスト面が過大
となるおそれがある。
ダなどの建設機械のリンク機構に使用するピボットジョ
イントなどの軸受装置には、ラジアル方向とスラスト方
向の双方からの荷重がかかり、その荷重を受けるために
適した軸受装置の構成には、特別の工夫と配慮が必要で
ある。そこで、技術開発された発明が特表平4−502
805号公報に記載されている。その特許公報に記載さ
れた発明には、ラジアル方向とスラスト方向の双方から
荷重がかかっても、その荷重を受けるために適した軸受
装置であって、その構造部材間のスラスト方向の荷重の
伝達、例えば、従来技術の特表平4−502805号公
報においては、その構造部材間のピンジョイントにおい
て、その構造部材間のスラスト方向の荷重の伝達は、複
数の構造部材の一方のピン受け部に対するピンの圧入に
よりピンの装着とピンの固定を行い、そのピンの周囲に
設けて、そのピンを支持するスリーブベアリングとその
スリーブベアリングの両側部分に設けられたスラストリ
ングを介してブラケット部に圧入されたエンドカラーで
受け、そのエンドカラーと前記スリーブベアリングとの
両者によりピンの軸受として働かせるようにし、前記エ
ンドカラーで受けたスラストを、そのエンドカラーから
ブラケット部のところで、その一端をなす他方の構造物
の構造部材に伝え、そのスラスト方向の負荷が伝えら
れ、それとは逆に、他方の構造物の構造部材にルーズフ
ィットしたエンドカラーからそのエンドカラーに圧入さ
れたピンに伝え、そのピンからそのピンにボルトで固定
された保持板の順に力の伝達をするのであるが、その圧
入部の締め付け力に関係する摩擦力によってスラスト方
向の負荷を伝達しているので、下記の問題が生じるおそ
れがある。上記の圧入部の締め付け力に関係する摩擦力
を越すような過大な負荷が作用すると圧入部が抜け出す
おそれがある。そして、構成上、スラストリングの断面
積を大きくとるのが難しく、スラストリングとスリーブ
ベアリングとエンドカラーの接触面のスラスト面が過大
となるおそれがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、上記の問題が
生じることを防止するとともにそれらの問題が生じる旋
回、衝撃などの大きなスラスト負荷を受ける油圧ショベ
ルのピンジョイントで、それらの問題点の改善をはかる
ことが本発明が解決しようとする課題である。
生じることを防止するとともにそれらの問題が生じる旋
回、衝撃などの大きなスラスト負荷を受ける油圧ショベ
ルのピンジョイントで、それらの問題点の改善をはかる
ことが本発明が解決しようとする課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、第一の部材1
の端部と第二の部材2の端部とを結合して、その一方の
部材に対して他方の部材を旋回し得るようにピン結合
し、そのピン結合したピン6の軸受となるスリーブベア
リング5とその両側のエンドカラー4とにより前記ピン
6の周面を支持し、前記スリーブベアリング5とエンド
カラー4から漏れる油又はグリースなどの潤滑材を環状
シール材12によりシールし得るとともにブラケット3
と前記エンドカラー4に設けたつば部との間にスペーサ
17を設け、前記エンドカラー4の間に位置する前記ス
リーブベアリング5と前記エンドカラー環状シール材1
2とその環状シール材12の背面を支持した環状シール
材支持部材13を配置させてなる建設機械の軸受装置で
ある。
の端部と第二の部材2の端部とを結合して、その一方の
部材に対して他方の部材を旋回し得るようにピン結合
し、そのピン結合したピン6の軸受となるスリーブベア
リング5とその両側のエンドカラー4とにより前記ピン
6の周面を支持し、前記スリーブベアリング5とエンド
カラー4から漏れる油又はグリースなどの潤滑材を環状
シール材12によりシールし得るとともにブラケット3
と前記エンドカラー4に設けたつば部との間にスペーサ
17を設け、前記エンドカラー4の間に位置する前記ス
リーブベアリング5と前記エンドカラー環状シール材1
2とその環状シール材12の背面を支持した環状シール
材支持部材13を配置させてなる建設機械の軸受装置で
ある。
【0005】
【作用】本発明は、第一の部材1の端部と第二の部材2
の端部とを結合して、その一方の部材に対して他方の部
材を旋回し得るようにピン結合し、そのピン結合したピ
ン6の軸受となるスリーブベアリング5とその両側のエ
ンドカラ4とにより前記ピン6の周面を支持し得るよう
にし、前記スリーブベアリング5とエンドカラー4から
漏れた油又はグリースなどの潤滑材を環状シール材12
により確実にシールし得る。そして、前記スリーブベア
リング5および/または前記エンドカラ4につば部を設
けたので、従来のスリーブベアリングとエンドカラーを
構造物への圧入によりスラスト荷重を伝達していたもの
を改良してつば部を介して伝達することにより負担し得
るスラスト荷重の値が増大し得る。また、本発明の構成
上において、スリーブベアリングとエンドカラーの間の
スラスト負荷伝達面積が、従来の技術のよりも広げ易
く、それ故に、広がったスラスト負荷伝達面積のために
面圧を低下させることができて、摩擦を少なくし得る。
そして、摺動シールが摩耗した際に、保持板と押棒15
との間にスペーサを入れることにより摺動シールの部分
のシール性を復元し得る。そして、前記エンドカラー4
の側に環状窪部11を形成し、その環状窪部11の内部
に前記環状シール材12とその環状シール材12の背面
を支持した環状シール材支持部材13とを位置させ、ブ
ラケット3と前記エンドカラー4に設けたつば部との間
にスペーサ17を介在させ、そのスぺーサ17を割りリ
ングにして押圧し、シール状態を確保し得る。また、組
立作業に際して、前記エンドカラー4と摺動シールは、
一旦、正式組み立て状態にする前に、その正式組み立て
状態の位置よりも、構造物側即ちブラケット側に引き込
んだ状態で組み付けて、スリーブベアリングとピンの組
付後、分割式エンドカラーを挿入して正規組み付け状態
とする。そこで、この正規組み付け状態では、スリーブ
ベアリングとエンドカラーのスラスト方向の遊びは、わ
ずかであり、システム全体では、0.1乃至1.0mm
であって、摺動シールが所与のシール機能を発揮し得る
ようなスラスト方向の圧力を与えている。また、スペー
サ17の枚数または板厚を調節することにより、前記ス
リーブベアリングとエンドカラーのスラスト方向の遊び
を適正となるように調節することができる。そして、ス
ぺーサ17は、基準厚さのスペーサ17を複数枚用意し
て、必要に応じて、所望の枚数のスペーサ17を使用し
て、面圧を低下させながら摩耗を減少させることができ
る。特に、使用を重ねて、摩耗などにより隙間が大きく
なると、その隙間を所望枚数のスペーサ17を使用する
ことにより、適正な状態に調整をなし得る。そこで、比
較的簡単な調整作業で摩耗を減少させることができる。
また、スペーサ17を割りリングにして、その割りリン
グにボルト位置調整用の長い孔21を形成し、その長い
孔21にボルト15の先端部分が挿通されて、その先端
をナット締めして、スペーサ17の割りリングの脱落を
防止して、スペーサ17を離脱させないようにし得る。
次に、本発明の建設機械の軸受装置の組み立て順序を具
体的に説明すると、まず、腕部材などの第一の部材1
に、フランジ部分7を有するスリーブベアリング5を、
あらかじめ、組み込んでおき、他方で、旋回可能な部材
でなる第二の部材2の端部に設けたブラケット3にエン
ドカラー4、環状シール材12、環状シール材保持部材
13を、あらかじめ、組み込んでおくのである。そし
て、その状態で、第一の部材1と第二の部材2とをピン
6が通るように近接させ、ピン6、Oリング18、端板
10を組み付け始め、雄螺子20によって締め込んでい
くのである。そうすると、エンドカラー4と環状シール
材12と環状シール材保持部材13は、ピン6の軸方向
にスリーブベアリング5のフランジ部分7に接近し、環
状シール材12は、前記スリーブベアリング5のフラン
ジ部分7に接触されて、シールとしての有効性を発揮す
るように前記雄螺子20の締め込みとともに圧縮させて
いくのである。そうすると、この段階で、エンドカラー
4と第二の部材2の端部に設けたブラケット3との間に
ピン6の軸方向の隙間が出来て、そのピン6の軸方向の
隙間にスペーサ17を挿入するのである。
の端部とを結合して、その一方の部材に対して他方の部
材を旋回し得るようにピン結合し、そのピン結合したピ
ン6の軸受となるスリーブベアリング5とその両側のエ
ンドカラ4とにより前記ピン6の周面を支持し得るよう
にし、前記スリーブベアリング5とエンドカラー4から
漏れた油又はグリースなどの潤滑材を環状シール材12
により確実にシールし得る。そして、前記スリーブベア
リング5および/または前記エンドカラ4につば部を設
けたので、従来のスリーブベアリングとエンドカラーを
構造物への圧入によりスラスト荷重を伝達していたもの
を改良してつば部を介して伝達することにより負担し得
るスラスト荷重の値が増大し得る。また、本発明の構成
上において、スリーブベアリングとエンドカラーの間の
スラスト負荷伝達面積が、従来の技術のよりも広げ易
く、それ故に、広がったスラスト負荷伝達面積のために
面圧を低下させることができて、摩擦を少なくし得る。
そして、摺動シールが摩耗した際に、保持板と押棒15
との間にスペーサを入れることにより摺動シールの部分
のシール性を復元し得る。そして、前記エンドカラー4
の側に環状窪部11を形成し、その環状窪部11の内部
に前記環状シール材12とその環状シール材12の背面
を支持した環状シール材支持部材13とを位置させ、ブ
ラケット3と前記エンドカラー4に設けたつば部との間
にスペーサ17を介在させ、そのスぺーサ17を割りリ
ングにして押圧し、シール状態を確保し得る。また、組
立作業に際して、前記エンドカラー4と摺動シールは、
一旦、正式組み立て状態にする前に、その正式組み立て
状態の位置よりも、構造物側即ちブラケット側に引き込
んだ状態で組み付けて、スリーブベアリングとピンの組
付後、分割式エンドカラーを挿入して正規組み付け状態
とする。そこで、この正規組み付け状態では、スリーブ
ベアリングとエンドカラーのスラスト方向の遊びは、わ
ずかであり、システム全体では、0.1乃至1.0mm
であって、摺動シールが所与のシール機能を発揮し得る
ようなスラスト方向の圧力を与えている。また、スペー
サ17の枚数または板厚を調節することにより、前記ス
リーブベアリングとエンドカラーのスラスト方向の遊び
を適正となるように調節することができる。そして、ス
ぺーサ17は、基準厚さのスペーサ17を複数枚用意し
て、必要に応じて、所望の枚数のスペーサ17を使用し
て、面圧を低下させながら摩耗を減少させることができ
る。特に、使用を重ねて、摩耗などにより隙間が大きく
なると、その隙間を所望枚数のスペーサ17を使用する
ことにより、適正な状態に調整をなし得る。そこで、比
較的簡単な調整作業で摩耗を減少させることができる。
また、スペーサ17を割りリングにして、その割りリン
グにボルト位置調整用の長い孔21を形成し、その長い
孔21にボルト15の先端部分が挿通されて、その先端
をナット締めして、スペーサ17の割りリングの脱落を
防止して、スペーサ17を離脱させないようにし得る。
次に、本発明の建設機械の軸受装置の組み立て順序を具
体的に説明すると、まず、腕部材などの第一の部材1
に、フランジ部分7を有するスリーブベアリング5を、
あらかじめ、組み込んでおき、他方で、旋回可能な部材
でなる第二の部材2の端部に設けたブラケット3にエン
ドカラー4、環状シール材12、環状シール材保持部材
13を、あらかじめ、組み込んでおくのである。そし
て、その状態で、第一の部材1と第二の部材2とをピン
6が通るように近接させ、ピン6、Oリング18、端板
10を組み付け始め、雄螺子20によって締め込んでい
くのである。そうすると、エンドカラー4と環状シール
材12と環状シール材保持部材13は、ピン6の軸方向
にスリーブベアリング5のフランジ部分7に接近し、環
状シール材12は、前記スリーブベアリング5のフラン
ジ部分7に接触されて、シールとしての有効性を発揮す
るように前記雄螺子20の締め込みとともに圧縮させて
いくのである。そうすると、この段階で、エンドカラー
4と第二の部材2の端部に設けたブラケット3との間に
ピン6の軸方向の隙間が出来て、そのピン6の軸方向の
隙間にスペーサ17を挿入するのである。
【0006】
【実施例1】本発明は、腕部材などの第一の部材1の端
部にピン6を挿入する開口部を設け、その開口部にピン
6を挿入し、そのピン6を回動中心にして旋回可能な部
材でなる第二の部材2を旋回し得るようにし、その第二
の部材2の端部に設けたブラケット3に設けた両端開口
部のそれぞれにエンドカラー4を嵌め込み、それらのエ
ンドカラ4の間にスリーブベアリング5を位置させて、
そのスリーブベアリング5の両側のエンドカラー4とに
より形成した通孔に前記ピン6を挿入して、そのピン6
を回動中心にし、第二の部材2を軸支し得るようにし、
前記スリーブベアリング5の両側の端部にフランジ部分
7を設け、そのフランジ部分7に挟ませて前記腕部材な
どの第一の部材1の端部に設けた目玉構造部分8を形成
し、その目玉構造部分8に外部から内部に向けて通孔9
を形成し、その通孔9に注がれた油又はグリースなどの
潤滑材が、前記腕部材などの第一の部材1の端部に設け
られた開口部に挿入されたピンの周面部分に流れ込み、
潤滑を可能とし、前記スリーブベアリング5の両側のエ
ンドカラー4が外側に抜け出さないように、前記ピン6
の両端部にそれぞれ固定された端板10により前記スリ
ーブベアリング5の両側のエンドカラ4の外側端面を保
持し、前記スリーブベアリング5の両側に向き合って位
置させられたエンドカラー4の側に環状窪部11を形成
し、その環状窪部11の内部に環状シール材12とその
環状シール材12の背面を支持した環状シール材支持部
材13を形成し、前記第二の部材2の端部に設けたブラ
ケット3に設けた内側表面部分と前記エンドカラー4の
中間突出部の外側表面部分との間にスペーサ17を差し
込み、そのスペーサ17を割りリングにし、その割りリ
ングのスペーサ17に設けた長い孔21にボルト15の
先端部分を挿入するための長い孔21をそれぞれの割り
リングに形成し、前記ボルト15の先端部分を挿入する
ための長い孔21にボルト15の先端部分を挿入するの
であるが、前記第二の部材2の端部に設けたブラケット
3に設けた複数のねじ孔14に複数のボルト15をねじ
込み、そのボルト15の先端部分を割りリング状スペー
サ17の長い孔21に挿入してスペーサ17の脱落を防
止し、前記ねじ孔14の奥の部分をばか孔16にし、前
記スペーサ17をブラケット3とエンドカラー4の間に
介在させて、ブラケット3とエンドカラー4の間を所望
間隔にし、前記第二の部材2の端部に設けたブラケット
3の外側の表面部分と前記エンドカラー4の外側表面部
分と前記ピン6の両端部に固定された端板10との間に
Oリング18、19を介在させたことを特徴にした建設
機械の軸受装置である。
部にピン6を挿入する開口部を設け、その開口部にピン
6を挿入し、そのピン6を回動中心にして旋回可能な部
材でなる第二の部材2を旋回し得るようにし、その第二
の部材2の端部に設けたブラケット3に設けた両端開口
部のそれぞれにエンドカラー4を嵌め込み、それらのエ
ンドカラ4の間にスリーブベアリング5を位置させて、
そのスリーブベアリング5の両側のエンドカラー4とに
より形成した通孔に前記ピン6を挿入して、そのピン6
を回動中心にし、第二の部材2を軸支し得るようにし、
前記スリーブベアリング5の両側の端部にフランジ部分
7を設け、そのフランジ部分7に挟ませて前記腕部材な
どの第一の部材1の端部に設けた目玉構造部分8を形成
し、その目玉構造部分8に外部から内部に向けて通孔9
を形成し、その通孔9に注がれた油又はグリースなどの
潤滑材が、前記腕部材などの第一の部材1の端部に設け
られた開口部に挿入されたピンの周面部分に流れ込み、
潤滑を可能とし、前記スリーブベアリング5の両側のエ
ンドカラー4が外側に抜け出さないように、前記ピン6
の両端部にそれぞれ固定された端板10により前記スリ
ーブベアリング5の両側のエンドカラ4の外側端面を保
持し、前記スリーブベアリング5の両側に向き合って位
置させられたエンドカラー4の側に環状窪部11を形成
し、その環状窪部11の内部に環状シール材12とその
環状シール材12の背面を支持した環状シール材支持部
材13を形成し、前記第二の部材2の端部に設けたブラ
ケット3に設けた内側表面部分と前記エンドカラー4の
中間突出部の外側表面部分との間にスペーサ17を差し
込み、そのスペーサ17を割りリングにし、その割りリ
ングのスペーサ17に設けた長い孔21にボルト15の
先端部分を挿入するための長い孔21をそれぞれの割り
リングに形成し、前記ボルト15の先端部分を挿入する
ための長い孔21にボルト15の先端部分を挿入するの
であるが、前記第二の部材2の端部に設けたブラケット
3に設けた複数のねじ孔14に複数のボルト15をねじ
込み、そのボルト15の先端部分を割りリング状スペー
サ17の長い孔21に挿入してスペーサ17の脱落を防
止し、前記ねじ孔14の奥の部分をばか孔16にし、前
記スペーサ17をブラケット3とエンドカラー4の間に
介在させて、ブラケット3とエンドカラー4の間を所望
間隔にし、前記第二の部材2の端部に設けたブラケット
3の外側の表面部分と前記エンドカラー4の外側表面部
分と前記ピン6の両端部に固定された端板10との間に
Oリング18、19を介在させたことを特徴にした建設
機械の軸受装置である。
【0007】
【効果】本発明は、第一の部材1の端部と第二の部材2
の端部とを結合して、その一方の部材に対して他方の部
材を旋回し得るようにピン結合し、そのピン結合したピ
ン6の軸受となるスリーブベアリング5とその両側のエ
ンドカラー4とにより前記ピン6の周面を支持し、前記
スリーブベアリング5とエンドカラー4から漏れる油又
はグリースなどの潤滑材を環状シール材12によりシー
ルし得るとともにブラケット3と前記エンドカラー4に
設けたつば部との間にスペーサ17を介在させ、前記エ
ンドカラー4の間に位置する前記スリーブベアリング5
と前記エンドカラー環状シール材12とその環状シール
材12の背面を支持した環状シール材支持部材13を配
置させてなる建設機械の軸受装置であり、第一の部材1
の端部と第二の部材2の端部とを結合して、その一方の
部材に対して他方の部材を旋回し得るようにピン結合
し、そのピン結合したピン6の軸受となるスリーブベア
リング5とその両側のエンドカラー4とにより前記ピン
6の周面を支持し得るようにし、前記スリーブベアリン
グ5とエンドカラ4から漏れた油又はグリースなどの潤
滑材を環状シール材12により確実にシールし得る効果
がある。そして、前記スリーブベアリング5および/ま
たは前記エンドカラー4につば部を設けたので、従来の
スリーブベアリングとエンドカラーを構造物への圧入に
よりスラスト荷重を伝達していたものを改良してつば部
を介して伝達することにより負担し得るスラスト荷重の
値が増大し得る効果がある。また、本発明の構成上にお
いて、スリーブベアリングとエンドカラーの間のスラス
ト負荷伝達面積が、従来の技術のよりも広げ易く、それ
故に、広がったスラスト負荷伝達面積のために面圧を低
下させることができて、摩擦を少なくし得る効果があ
る。そして、摺動シールが摩耗した際に、スペーサ17
を入れることにより摺動シールの部分のシール性を復元
し得る効果がある。そして、本発明の建設機械の軸受装
置は、油圧ショベルやホイールローダなどの建設機械の
リンク機構に使用するピボットジョイントなどの軸受装
置に使用することに適しており、シール材の摺動シール
とその摺動シールの支持体を適度に押圧して、所望のシ
ール状態を確保し得る効果がある。
の端部とを結合して、その一方の部材に対して他方の部
材を旋回し得るようにピン結合し、そのピン結合したピ
ン6の軸受となるスリーブベアリング5とその両側のエ
ンドカラー4とにより前記ピン6の周面を支持し、前記
スリーブベアリング5とエンドカラー4から漏れる油又
はグリースなどの潤滑材を環状シール材12によりシー
ルし得るとともにブラケット3と前記エンドカラー4に
設けたつば部との間にスペーサ17を介在させ、前記エ
ンドカラー4の間に位置する前記スリーブベアリング5
と前記エンドカラー環状シール材12とその環状シール
材12の背面を支持した環状シール材支持部材13を配
置させてなる建設機械の軸受装置であり、第一の部材1
の端部と第二の部材2の端部とを結合して、その一方の
部材に対して他方の部材を旋回し得るようにピン結合
し、そのピン結合したピン6の軸受となるスリーブベア
リング5とその両側のエンドカラー4とにより前記ピン
6の周面を支持し得るようにし、前記スリーブベアリン
グ5とエンドカラ4から漏れた油又はグリースなどの潤
滑材を環状シール材12により確実にシールし得る効果
がある。そして、前記スリーブベアリング5および/ま
たは前記エンドカラー4につば部を設けたので、従来の
スリーブベアリングとエンドカラーを構造物への圧入に
よりスラスト荷重を伝達していたものを改良してつば部
を介して伝達することにより負担し得るスラスト荷重の
値が増大し得る効果がある。また、本発明の構成上にお
いて、スリーブベアリングとエンドカラーの間のスラス
ト負荷伝達面積が、従来の技術のよりも広げ易く、それ
故に、広がったスラスト負荷伝達面積のために面圧を低
下させることができて、摩擦を少なくし得る効果があ
る。そして、摺動シールが摩耗した際に、スペーサ17
を入れることにより摺動シールの部分のシール性を復元
し得る効果がある。そして、本発明の建設機械の軸受装
置は、油圧ショベルやホイールローダなどの建設機械の
リンク機構に使用するピボットジョイントなどの軸受装
置に使用することに適しており、シール材の摺動シール
とその摺動シールの支持体を適度に押圧して、所望のシ
ール状態を確保し得る効果がある。
【図1】本発明を施した建設機械の軸受装置の縦断面図
である。
である。
【図2】図1に示した本発明を施した建設機械の軸受装
置の要部のエンドカラーの部分の縦断面図である。
置の要部のエンドカラーの部分の縦断面図である。
【図3】図1に示した本発明を施した建設機械の軸受装
置の要部のスペーサーの割りリングの斜面図である。
置の要部のスペーサーの割りリングの斜面図である。
【図4】図1に示した本発明を施した建設機械の軸受装
置の要部のエンドカラーの部分とブラケットの部分の結
合部分の縦断面図である。
置の要部のエンドカラーの部分とブラケットの部分の結
合部分の縦断面図である。
【図5】図3に示した本発明を施した建設機械の軸受装
置の要部のスペーサーの割りリングに長い通孔を設けた
状態を示した斜面図である。
置の要部のスペーサーの割りリングに長い通孔を設けた
状態を示した斜面図である。
1 第一の部材 2 第二の部
材 3 ブラケット 4 エンドカ
ラー 5 スリーブベアリング 6 ピン 7 フランジ部分 8 目玉構造
部分 9 目玉構造部分に設けた通孔 10 端板 11 エンドカラの側の環状窪部 12 環状シ
ール材 13 環状シール材支持部材 14 ブラケ
ットに設けたねじ孔 15 ボルト 16 ばか孔 17 スペーサ 18 Oリン
グ 19 Oリング 20 雄螺子 21 スペーサに設けた長い通孔
材 3 ブラケット 4 エンドカ
ラー 5 スリーブベアリング 6 ピン 7 フランジ部分 8 目玉構造
部分 9 目玉構造部分に設けた通孔 10 端板 11 エンドカラの側の環状窪部 12 環状シ
ール材 13 環状シール材支持部材 14 ブラケ
ットに設けたねじ孔 15 ボルト 16 ばか孔 17 スペーサ 18 Oリン
グ 19 Oリング 20 雄螺子 21 スペーサに設けた長い通孔
【手続補正書】
【提出日】平成8年1月9日
【手続補正1】
【補正対象書類名】明細書
【補正対象項目名】全文
【補正方法】変更
【補正内容】
【書類名】 明細書
【発明の名称】建設機械の軸受装置
【特許請求の範囲】
【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、建設機械の軸受装置に
関し、特に、油圧ショベルやホイールローダなどのフロ
ントリンケージのピンジョイントなどに適用するラジア
ル方向とスラスト方向の双方からの荷重を受けることに
適した軸受装置に関する。
関し、特に、油圧ショベルやホイールローダなどのフロ
ントリンケージのピンジョイントなどに適用するラジア
ル方向とスラスト方向の双方からの荷重を受けることに
適した軸受装置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から、油圧ショベルやホイールロー
ダなどの建設機械のリンク機構に使用するピボットジョ
イントなどの軸受装置には、ラジアル方向とスラスト方
向の双方からの荷重がかかり、その荷重を受けるために
適した軸受装置の構成には、特別の工夫と配慮が必要で
ある。そこで、技術開発された発明が特表平4−502
805号公報に記載されている。その特許公報に記載さ
れた発明には、ラジアル方向とスラスト方向の双方から
荷重がかかっても、その荷重を受けるために適した軸受
装置であって、その構造部材間のスラスト方向の荷重の
伝達、例えば、従来技術の特表平4−502805号公
報においては、その構造部材間のピンジョイントにおい
て、その構造部材間のスラスト方向の荷重の伝達は、複
数の構造部材の一方のピン受け部に対するピンの圧入に
よりピンの装着とピンの固定を行い、そのピンの周囲に
設けて、そのピンを支持するスリーブベアリングとその
スリーブベアリングの両側部分に設けられたスラストリ
ングを介してブラケット部に圧入されたエンドカラーで
受け、そのエンドカラーと前記スリーブベアリングとの
両者によりピンの軸受として働かせるようにし、前記エ
ンドカラーで受けたスラストを、そのエンドカラーから
ブラケット部のところで、その一端をなす他方の構造物
の構造部材に伝え、そのスラスト方向の負荷が伝えら
れ、それとは逆に、他方の構造物の構造部材にルーズフ
ィットしたエンドカラーからそのエンドカラーに圧入さ
れたピンに伝え、そのピンからそのピンにボルトで固定
された保持板の順に力の伝達をするのであるが、その圧
入部の締め付け力に関係する摩擦力によってスラスト方
向の負荷を伝達しているので、下記の問題が生じるおそ
れがある。上記の圧入部の締め付け力に関係する摩擦力
を越すような過大な負荷が作用すると圧入部が抜け出す
おそれがある。そして、構成上、スラストリングの断面
積を大きくとるのが難しく、スラストリングとスリーブ
ベアリングとエンドカラーの接触面のスラスト面が過大
となるおそれがある。
ダなどの建設機械のリンク機構に使用するピボットジョ
イントなどの軸受装置には、ラジアル方向とスラスト方
向の双方からの荷重がかかり、その荷重を受けるために
適した軸受装置の構成には、特別の工夫と配慮が必要で
ある。そこで、技術開発された発明が特表平4−502
805号公報に記載されている。その特許公報に記載さ
れた発明には、ラジアル方向とスラスト方向の双方から
荷重がかかっても、その荷重を受けるために適した軸受
装置であって、その構造部材間のスラスト方向の荷重の
伝達、例えば、従来技術の特表平4−502805号公
報においては、その構造部材間のピンジョイントにおい
て、その構造部材間のスラスト方向の荷重の伝達は、複
数の構造部材の一方のピン受け部に対するピンの圧入に
よりピンの装着とピンの固定を行い、そのピンの周囲に
設けて、そのピンを支持するスリーブベアリングとその
スリーブベアリングの両側部分に設けられたスラストリ
ングを介してブラケット部に圧入されたエンドカラーで
受け、そのエンドカラーと前記スリーブベアリングとの
両者によりピンの軸受として働かせるようにし、前記エ
ンドカラーで受けたスラストを、そのエンドカラーから
ブラケット部のところで、その一端をなす他方の構造物
の構造部材に伝え、そのスラスト方向の負荷が伝えら
れ、それとは逆に、他方の構造物の構造部材にルーズフ
ィットしたエンドカラーからそのエンドカラーに圧入さ
れたピンに伝え、そのピンからそのピンにボルトで固定
された保持板の順に力の伝達をするのであるが、その圧
入部の締め付け力に関係する摩擦力によってスラスト方
向の負荷を伝達しているので、下記の問題が生じるおそ
れがある。上記の圧入部の締め付け力に関係する摩擦力
を越すような過大な負荷が作用すると圧入部が抜け出す
おそれがある。そして、構成上、スラストリングの断面
積を大きくとるのが難しく、スラストリングとスリーブ
ベアリングとエンドカラーの接触面のスラスト面が過大
となるおそれがある。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】そこで、上記の問題が
生じることを防止するとともにそれらの問題が生じる旋
回、衝撃などの大きなスラスト負荷を受ける油圧ショベ
ルのピンジョイントで、それらの問題点の改善をはかる
ことが本発明が解決しようとする課題である。
生じることを防止するとともにそれらの問題が生じる旋
回、衝撃などの大きなスラスト負荷を受ける油圧ショベ
ルのピンジョイントで、それらの問題点の改善をはかる
ことが本発明が解決しようとする課題である。
【0004】
【課題を解決するための手段】本発明は、第一の部材1
の端部と第二の部材2の端部とを結合して、その一方の
部材に対して他方の部材を旋回し得るようにピン結合
し、そのピン結合したピン6の軸受となるスリーブベア
リング5とその両側のエンドカラー4とにより前記ピン
6の周面を支持し、前記スリーブベアリング5とエンド
カラー4から漏れる油又はグリースなどの潤滑材を環状
シール材12によりシールし得るとともにブラケット3
と前記エンドカラー4に設けたつば部との間にスペーサ
17を設け、前記エンドカラー4の間に位置する前記ス
リーブベアリング5と前記エンドカラー環状シール材1
2とその環状シール材12の背面を支持した環状シール
材保持部材13を配置させてなる建設機械の軸受装置で
ある。
の端部と第二の部材2の端部とを結合して、その一方の
部材に対して他方の部材を旋回し得るようにピン結合
し、そのピン結合したピン6の軸受となるスリーブベア
リング5とその両側のエンドカラー4とにより前記ピン
6の周面を支持し、前記スリーブベアリング5とエンド
カラー4から漏れる油又はグリースなどの潤滑材を環状
シール材12によりシールし得るとともにブラケット3
と前記エンドカラー4に設けたつば部との間にスペーサ
17を設け、前記エンドカラー4の間に位置する前記ス
リーブベアリング5と前記エンドカラー環状シール材1
2とその環状シール材12の背面を支持した環状シール
材保持部材13を配置させてなる建設機械の軸受装置で
ある。
【0005】
【作用】本発明は、第一の部材1の端部と第二の部材2
の端部とを結合して、その一方の部材に対して他方の部
材を旋回し得るようにピン結合し、そのピン結合したピ
ン6の軸受となるスリーブベアリング5とその両側のエ
ンドカラ4とにより前記ピン6の周面を支持し得るよう
にし、前記スリーブベアリング5とエンドカラー4から
漏れた油又はグリースなどの潤滑材を環状シール材12
により確実にシールし得る。そして、前記スリーブベア
リング5および/または前記エンドカラ4につば部を設
けたので、従来のスリーブベアリングとエンドカラーを
構造物への圧入によりスラスト荷重を伝達していたもの
を改良してつば部を介して伝達することにより負担し得
るスラスト荷重の値が増大し得る。また、本発明の構成
上において、スリーブベアリングとエンドカラーの間の
スラスト負荷伝達面積が、従来の技術のよりも広げ易
く、それ故に、広がったスラスト負荷伝達面積のために
面圧を低下させることができて、摩擦を少なくし得る。
そして、摺動シールが摩耗した際に、保持板と押棒15
との間にスペーサを入れることにより摺動シールの部分
のシール性を復元し得る。そして、前記エンドカラー4
の側に環状窪部11を形成し、その環状窪部11の内部
に前記環状シール材12とその環状シール材12の背面
を支持した環状シール材保持部材13とを位置させ、ブ
ラケット3と前記エンドカラー4に設けたつば部との間
にスペーサ17を介在させ、そのスペーサ17を割りリ
ングにして押圧し、シール状態を確保し得る。また、組
立作業に際して、前記エンドカラー4と摺動シールは、
一旦、正式組み立て状態にする前に、その正式組み立て
状態の位置よりも、構造物側即ちブラケット側に引き込
んだ状態で組み付けて、スリーブベアリングとピンの組
付後、分割式エンドカラーを挿入して正規組み付け状態
とする。そこで、この正規組み付け状態では、スリーブ
ベアリングとエンドカラーのスラスト方向の遊びは、わ
ずかであり、システム全体では、0.1乃至1.0mm
であって、摺動シールが所与のシール機能を発揮し得る
ようなスラスト方向の圧力を与えている。また、スペー
サ17の枚数または板厚を調節することにより、前記ス
リーブベアリングとエンドカラーのスラスト方向の遊び
を適正となるように調節することができる。そして、ス
ぺーサ17は、基準厚さのスペーサ17を複数枚用意し
て、必要に応じて、所望の枚数のスペーサ17を使用し
て、面圧を低下させながら摩耗を減少させることができ
る。特に、使用を重ねて、摩耗などにより隙間が大きく
なると、その隙間を所望枚数のスペーサ17を使用する
ことにより、適正な状態に調整をなし得る。そこで、比
較的簡単な調整作業で摩耗を減少させることができる。
また、スペーサ17を割りリングにして、その割りリン
グにボルト先端挿入用の長い孔21を形成し、その長い
孔21にボルト15の先端部分が挿通されて、スペーサ
17の割りリングの脱落を防止して、スペーサ17を離
脱させないようにし得る。次に、本発明の建設機械の軸
受装置の組み立て順序を具体的に説明すると、まず、腕
部材などの第一の部材1に、フランジ部分7を有するス
リーブベアリング5を、あらかじめ、組み込んでおき、
他方で、旋回可能な部材でなる第二の部材2の端部に設
けたブラケット3にエンドカラー4、環状シール材1
2、環状シール材保持部材13を、あらかじめ、組み込
んでおくのである。そして、その状態で、第一の部材1
と第二の部材2とをピン6が通るように近接させ、ピン
6、Oリング18、端板10を組み付け始め、雄螺子2
0によって締め込んでいくのである。そうすると、エン
ドカラー4と環状シール材12と環状シール材保持部材
13は、ピン6の軸方向にスリーブベアリング5のフラ
ンジ部分7に接近し、環状シール材12は、前記スリー
ブベアリング5のフランジ部分7に接触されて、シール
としての有効性を発揮するように前記雄螺子20の締め
込みとともに圧縮させていくのである。そうすると、こ
の段階で、エンドカラー4と第二の部材2の端部に設け
たブラケット3との間にピン6の軸方向の隙間が出来
て、そのピン6の軸方向の隙間にスペーサ17を挿入す
るのである。
の端部とを結合して、その一方の部材に対して他方の部
材を旋回し得るようにピン結合し、そのピン結合したピ
ン6の軸受となるスリーブベアリング5とその両側のエ
ンドカラ4とにより前記ピン6の周面を支持し得るよう
にし、前記スリーブベアリング5とエンドカラー4から
漏れた油又はグリースなどの潤滑材を環状シール材12
により確実にシールし得る。そして、前記スリーブベア
リング5および/または前記エンドカラ4につば部を設
けたので、従来のスリーブベアリングとエンドカラーを
構造物への圧入によりスラスト荷重を伝達していたもの
を改良してつば部を介して伝達することにより負担し得
るスラスト荷重の値が増大し得る。また、本発明の構成
上において、スリーブベアリングとエンドカラーの間の
スラスト負荷伝達面積が、従来の技術のよりも広げ易
く、それ故に、広がったスラスト負荷伝達面積のために
面圧を低下させることができて、摩擦を少なくし得る。
そして、摺動シールが摩耗した際に、保持板と押棒15
との間にスペーサを入れることにより摺動シールの部分
のシール性を復元し得る。そして、前記エンドカラー4
の側に環状窪部11を形成し、その環状窪部11の内部
に前記環状シール材12とその環状シール材12の背面
を支持した環状シール材保持部材13とを位置させ、ブ
ラケット3と前記エンドカラー4に設けたつば部との間
にスペーサ17を介在させ、そのスペーサ17を割りリ
ングにして押圧し、シール状態を確保し得る。また、組
立作業に際して、前記エンドカラー4と摺動シールは、
一旦、正式組み立て状態にする前に、その正式組み立て
状態の位置よりも、構造物側即ちブラケット側に引き込
んだ状態で組み付けて、スリーブベアリングとピンの組
付後、分割式エンドカラーを挿入して正規組み付け状態
とする。そこで、この正規組み付け状態では、スリーブ
ベアリングとエンドカラーのスラスト方向の遊びは、わ
ずかであり、システム全体では、0.1乃至1.0mm
であって、摺動シールが所与のシール機能を発揮し得る
ようなスラスト方向の圧力を与えている。また、スペー
サ17の枚数または板厚を調節することにより、前記ス
リーブベアリングとエンドカラーのスラスト方向の遊び
を適正となるように調節することができる。そして、ス
ぺーサ17は、基準厚さのスペーサ17を複数枚用意し
て、必要に応じて、所望の枚数のスペーサ17を使用し
て、面圧を低下させながら摩耗を減少させることができ
る。特に、使用を重ねて、摩耗などにより隙間が大きく
なると、その隙間を所望枚数のスペーサ17を使用する
ことにより、適正な状態に調整をなし得る。そこで、比
較的簡単な調整作業で摩耗を減少させることができる。
また、スペーサ17を割りリングにして、その割りリン
グにボルト先端挿入用の長い孔21を形成し、その長い
孔21にボルト15の先端部分が挿通されて、スペーサ
17の割りリングの脱落を防止して、スペーサ17を離
脱させないようにし得る。次に、本発明の建設機械の軸
受装置の組み立て順序を具体的に説明すると、まず、腕
部材などの第一の部材1に、フランジ部分7を有するス
リーブベアリング5を、あらかじめ、組み込んでおき、
他方で、旋回可能な部材でなる第二の部材2の端部に設
けたブラケット3にエンドカラー4、環状シール材1
2、環状シール材保持部材13を、あらかじめ、組み込
んでおくのである。そして、その状態で、第一の部材1
と第二の部材2とをピン6が通るように近接させ、ピン
6、Oリング18、端板10を組み付け始め、雄螺子2
0によって締め込んでいくのである。そうすると、エン
ドカラー4と環状シール材12と環状シール材保持部材
13は、ピン6の軸方向にスリーブベアリング5のフラ
ンジ部分7に接近し、環状シール材12は、前記スリー
ブベアリング5のフランジ部分7に接触されて、シール
としての有効性を発揮するように前記雄螺子20の締め
込みとともに圧縮させていくのである。そうすると、こ
の段階で、エンドカラー4と第二の部材2の端部に設け
たブラケット3との間にピン6の軸方向の隙間が出来
て、そのピン6の軸方向の隙間にスペーサ17を挿入す
るのである。
【0006】
【実施例1】本発明は、腕部材などの第一の部材1の端
部にピン6を挿入する開口部を設け、その開口部にピン
6を挿入し、そのピン6を回動中心にして旋回可能な部
材でなる第二の部材2を旋回し得るようにし、その第二
の部材2の端部に設けたブラケット3に設けた両端開口
部のそれぞれにエンドカラー4を嵌め込み、それらのエ
ンドカラ4の間にスリーブベアリング5を位置させて、
そのスリーブベアリング5の両側のエンドカラー4とに
より形成した通孔に前記ピン6を挿入して、そのピン6
を回動中心にし、第二の部材2を軸支し得るようにし、
前記スリーブベアリング5の両側の端部にフランジ部分
7を設け、そのフランジ部分7に挟ませて前記腕部材な
どの第一の部材1の端部に設けた目玉構造部分8を形成
し、その目玉構造部分8に外部から内部に向けて通孔9
を形成し、その通孔9に注がれた油又はグリースなどの
潤滑材が、前記腕部材などの第一の部材1の端部に設け
られた開口部に挿入されたピンの周面部分に流れ込み、
潤滑を可能とし、前記スリーブベアリング5の両側のエ
ンドカラー4が外側に抜け出さないように、前記ピン6
の両端部にそれぞれ固定された端板10により前記スリ
ーブベアリング5の両側のエンドカラ4の外側端面を保
持し、前記スリーブベアリング5の両側に向き合って位
置させられたエンドカラー4の側に環状窪部11を形成
し、その環状窪部11の内部に環状シール材12とその
環状シール材12の背面を支持した環状シール材保持部
材13を形成し、前記第二の部材2の端部に設けたブラ
ケット3に設けた内側表面部分と前記エンドカラー4の
中間突出部の外側表面部分との間にスペーサ17を差し
込み、そのスペーサ17を割りリングにし、その割りリ
ングのスペーサ17に設けた長い孔21にボルト15の
先端部分を挿入するための長い孔21をそれぞれの割り
リングに形成し、前記ボルト15の先端部分を挿入する
ための長い孔21にボルト15の先端部分を挿入するの
であるが、前記第二の部材2の端部に設けたブラケット
3に設けた複数のねじ孔14に複数のボルト15をねじ
込み、そのボルト15の先端部分を割りリング状スペー
サ17の長い孔21に挿入してスペーサ17の脱落を防
止し、前記ねじ孔14の奥の部分をばか孔16にし、前
記スペーサ17をブラケット3とエンドカラー4の間に
介在させて、ブラケット3とエンドカラー4の間を所望
間隔にし、前記第二の部材2の端部に設けたブラケット
3の外側の表面部分と前記エンドカラー4の外側表面部
分と前記ピン6の両端部に固定された端板10との間に
Oリング18、19を介在させたことを特徴にした建設
機械の軸受装置である。
部にピン6を挿入する開口部を設け、その開口部にピン
6を挿入し、そのピン6を回動中心にして旋回可能な部
材でなる第二の部材2を旋回し得るようにし、その第二
の部材2の端部に設けたブラケット3に設けた両端開口
部のそれぞれにエンドカラー4を嵌め込み、それらのエ
ンドカラ4の間にスリーブベアリング5を位置させて、
そのスリーブベアリング5の両側のエンドカラー4とに
より形成した通孔に前記ピン6を挿入して、そのピン6
を回動中心にし、第二の部材2を軸支し得るようにし、
前記スリーブベアリング5の両側の端部にフランジ部分
7を設け、そのフランジ部分7に挟ませて前記腕部材な
どの第一の部材1の端部に設けた目玉構造部分8を形成
し、その目玉構造部分8に外部から内部に向けて通孔9
を形成し、その通孔9に注がれた油又はグリースなどの
潤滑材が、前記腕部材などの第一の部材1の端部に設け
られた開口部に挿入されたピンの周面部分に流れ込み、
潤滑を可能とし、前記スリーブベアリング5の両側のエ
ンドカラー4が外側に抜け出さないように、前記ピン6
の両端部にそれぞれ固定された端板10により前記スリ
ーブベアリング5の両側のエンドカラ4の外側端面を保
持し、前記スリーブベアリング5の両側に向き合って位
置させられたエンドカラー4の側に環状窪部11を形成
し、その環状窪部11の内部に環状シール材12とその
環状シール材12の背面を支持した環状シール材保持部
材13を形成し、前記第二の部材2の端部に設けたブラ
ケット3に設けた内側表面部分と前記エンドカラー4の
中間突出部の外側表面部分との間にスペーサ17を差し
込み、そのスペーサ17を割りリングにし、その割りリ
ングのスペーサ17に設けた長い孔21にボルト15の
先端部分を挿入するための長い孔21をそれぞれの割り
リングに形成し、前記ボルト15の先端部分を挿入する
ための長い孔21にボルト15の先端部分を挿入するの
であるが、前記第二の部材2の端部に設けたブラケット
3に設けた複数のねじ孔14に複数のボルト15をねじ
込み、そのボルト15の先端部分を割りリング状スペー
サ17の長い孔21に挿入してスペーサ17の脱落を防
止し、前記ねじ孔14の奥の部分をばか孔16にし、前
記スペーサ17をブラケット3とエンドカラー4の間に
介在させて、ブラケット3とエンドカラー4の間を所望
間隔にし、前記第二の部材2の端部に設けたブラケット
3の外側の表面部分と前記エンドカラー4の外側表面部
分と前記ピン6の両端部に固定された端板10との間に
Oリング18、19を介在させたことを特徴にした建設
機械の軸受装置である。
【0007】
【効果】本発明は、第一の部材1の端部と第二の部材2
の端部とを結合して、その一方の部材に対して他方の部
材を旋回し得るようにピン結合し、そのピン結合したピ
ン6の軸受となるスリーブベアリング5とその両側のエ
ンドカラー4とにより前記ピン6の周面を支持し、前記
スリーブベアリング5とエンドカラー4から漏れる油又
はグリースなどの潤滑材を環状シール材12によりシー
ルし得るとともにブラケット3と前記エンドカラー4に
設けたつば部との間にスペーサ17を介在させ、前記エ
ンドカラー4の間に位置する前記スリーブベアリング5
と前記エンドカラー環状シール材12とその環状シール
材12の背面を支持した環状シール材保持部材13を配
置させてなる建設機械の軸受装置であり、第一の部材1
の端部と第二の部材2の端部とを結合して、その一方の
部材に対して他方の部材を旋回し得るようにピン結合
し、そのピン結合したピン6の軸受となるスリーブベア
リング5とその両側のエンドカラー4とにより前記ピン
6の周面を支持し得るようにし、前記スリーブベアリン
グ5とエンドカラ4から漏れた油又はグリースなどの潤
滑材を環状シール材12により確実にシールし得る効果
がある。そして、前記スリーブベアリング5および/ま
たは前記エンドカラー4につば部を設けたので、従来の
スリーブベアリングとエンドカラーを構造物への圧入に
よりスラスト荷重を伝達していたものを改良してつば部
を介して伝達することにより負担し得るスラスト荷重の
値が増大し得る効果がある。また、本発明の構成上にお
いて、スリーブベアリングとエンドカラーの間のスラス
ト負荷伝達面積が、従来の技術のよりも広げ易く、それ
故に、広がったスラスト負荷伝達面積のために面圧を低
下させることができて、摩擦を少なくし得る効果があ
る。そして、摺動シールが摩耗した際に、スペーサ17
を入れることにより摺動シールの部分のシール性を復元
し得る効果がある。そして、本発明の建設機械の軸受装
置は、油圧ショベルやホイールローダなどの建設機械の
リンク機構に使用するピボットジョイントなどの軸受装
置に使用することに適しており、シール材の摺動シール
とその摺動シールの支持体を適度に押圧して、所望のシ
ール状態を確保し得る効果がある。
の端部とを結合して、その一方の部材に対して他方の部
材を旋回し得るようにピン結合し、そのピン結合したピ
ン6の軸受となるスリーブベアリング5とその両側のエ
ンドカラー4とにより前記ピン6の周面を支持し、前記
スリーブベアリング5とエンドカラー4から漏れる油又
はグリースなどの潤滑材を環状シール材12によりシー
ルし得るとともにブラケット3と前記エンドカラー4に
設けたつば部との間にスペーサ17を介在させ、前記エ
ンドカラー4の間に位置する前記スリーブベアリング5
と前記エンドカラー環状シール材12とその環状シール
材12の背面を支持した環状シール材保持部材13を配
置させてなる建設機械の軸受装置であり、第一の部材1
の端部と第二の部材2の端部とを結合して、その一方の
部材に対して他方の部材を旋回し得るようにピン結合
し、そのピン結合したピン6の軸受となるスリーブベア
リング5とその両側のエンドカラー4とにより前記ピン
6の周面を支持し得るようにし、前記スリーブベアリン
グ5とエンドカラ4から漏れた油又はグリースなどの潤
滑材を環状シール材12により確実にシールし得る効果
がある。そして、前記スリーブベアリング5および/ま
たは前記エンドカラー4につば部を設けたので、従来の
スリーブベアリングとエンドカラーを構造物への圧入に
よりスラスト荷重を伝達していたものを改良してつば部
を介して伝達することにより負担し得るスラスト荷重の
値が増大し得る効果がある。また、本発明の構成上にお
いて、スリーブベアリングとエンドカラーの間のスラス
ト負荷伝達面積が、従来の技術のよりも広げ易く、それ
故に、広がったスラスト負荷伝達面積のために面圧を低
下させることができて、摩擦を少なくし得る効果があ
る。そして、摺動シールが摩耗した際に、スペーサ17
を入れることにより摺動シールの部分のシール性を復元
し得る効果がある。そして、本発明の建設機械の軸受装
置は、油圧ショベルやホイールローダなどの建設機械の
リンク機構に使用するピボットジョイントなどの軸受装
置に使用することに適しており、シール材の摺動シール
とその摺動シールの支持体を適度に押圧して、所望のシ
ール状態を確保し得る効果がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明を施した建設機械の軸受装置の縦断面図
である。
である。
【図2】図1に示した本発明を施した建設機械の軸受装
置の要部のエンドカラーの部分の縦断面図である。
置の要部のエンドカラーの部分の縦断面図である。
【図3】図1に示した本発明を施した建設機械の軸受装
置の要部のスペーサーの割りリングの斜面図である。
置の要部のスペーサーの割りリングの斜面図である。
【図4】図1に示した本発明を施した建設機械の軸受装
置の要部のエンドカラーの部分とブラケットの部分の結
合部分の縦断面図である。
置の要部のエンドカラーの部分とブラケットの部分の結
合部分の縦断面図である。
【図5】図3に示した本発明を施した建設機械の軸受装
置の要部のスペーサーの割りリングに長い通孔を設けた
状態を示した斜面図である。
置の要部のスペーサーの割りリングに長い通孔を設けた
状態を示した斜面図である。
【符号の説明】 1 第一の部材 2 第二の
部材 3 ブラケット 4 エンド
カラー 5 スリーブベアリング 6 ピン 7 フランジ部分 8 目玉構
造部分 9 目玉構造部分に設けた通孔 10 端板 11 エンドカラの側の環状窪部 12 環状シ
ール材 13 環状シール材保持部材 14 ブラケ
ットに設けたねじ孔 15 ボルト 16 ばか孔 17 スペーサ 18 Oリン
グ 19 Oリング 20 雄螺子 21 スペーサに設けた長い通孔
部材 3 ブラケット 4 エンド
カラー 5 スリーブベアリング 6 ピン 7 フランジ部分 8 目玉構
造部分 9 目玉構造部分に設けた通孔 10 端板 11 エンドカラの側の環状窪部 12 環状シ
ール材 13 環状シール材保持部材 14 ブラケ
ットに設けたねじ孔 15 ボルト 16 ばか孔 17 スペーサ 18 Oリン
グ 19 Oリング 20 雄螺子 21 スペーサに設けた長い通孔
Claims (3)
- 【請求項1】第一の部材1の端部と第二の部材2の端部
とを結合して、その一方の部材に対して他方の部材を旋
回し得るようにピン結合し、そのピン結合したピン6の
軸受となるスリーブベアリング5とその両側のエンドカ
ラー4とにより前記ピン6の周面を支持し、前記スリー
ブベアリング5とエンドカラー4から漏れる油又はグリ
ースなどの潤滑材を環状シール材12によりシールし得
るとともにブラケット3と前記エンドカラー4に設けた
つば部との間にスペーサ17を介在し、前記エンドカラ
ー4の間に位置する前記スリーブベアリング5と前記エ
ンドカラー環状シール材12とその環状シール材12の
背面を支持した環状シール材支持部材13を配置させて
なる建設機械の軸受装置。 - 【請求項2】第一の部材1の端部と第二の部材2の端部
とを結合して、その一方の部材に対して他方の部材を旋
回し得るようにピン結合し、そのピン結合したピン6の
軸受となるスリーブベアリング5とその両側のエンドカ
ラー4とにより前記ピン6の周面を支持し得るように
し、前記スリーブベアリング5とエンドカラー4から漏
れた油又はグリースなどの潤滑材を環状シール材12に
よりシールし得るとともに前記エンドカラー4の側に環
状窪部11を形成し、その環状窪部11の内部に前記環
状シール材12とその環状シール材12の背面を支持し
た環状シール材支持部材13とを位置させ、ブラケット
3と前記エンドカラー4に設けたつば部との間にスペー
サ17を設け、そのスペーサ17を割りリングにしてな
る建設機械の軸受装置。 - 【請求項3】第一の部材1の端部にピン6を挿入する開
口部を設け、その開口部にピン6を挿入し、そのピン6
を回動中心にして旋回可能な部材でなる第二の部材2を
旋回し得るようにし、その第二の部材2の端部に設けた
ブラケット3に設けた両端開口部のそれぞれにエンドカ
ラ4を嵌め込み、それらのエンドカラー4の間にスリー
ブベアリング5を位置させて、そのスリーブベアリング
5の両側のエンドカラー4とにより形成した通孔に前記
ピン6を挿入して、そのピン6を回動中心にし、第二の
部材2を軸支し、前記第一の部材1の端部に設けた目玉
構造部分8を形成し、その目玉構造部分8に外部から内
部に向けて通孔9を形成し、その通孔9に注がれた油又
はグリースなどの潤滑材が、前記腕部材などの第一の部
材1の端部に設けられた開口部に挿入されたピンの周面
部分に流れ込み、潤滑を可能とし、前記スリーブベアリ
ング5の両側のエンドカラー4が外側に抜け出さないよ
うに、前記ピン6の両端部にそれぞれ固定された端板1
0により前記スリーブベアリング5の両側のエンドカラ
ー4の外側端面を保持し、前記スリーブベアリング5の
両側に向き合って位置させられたエンドカラー4の側に
環状窪部11を形成し、その環状窪部11の内部に環状
シール材12とその環状シール材12の背面を支持した
環状シール材支持部材13を形成し、前記第二の部材2
の端部に設けたブラケット3に設けた内側表面部分と前
記エンドカラー4の中間突出部の外側表面部分との間に
スペーサ17を差し込み、そのスペーサ17を割りリン
グにし、その割りリングにボルトの先端を挿入するため
の長い孔21を形成し、前記第二の部材2の端部に設け
たブラケット3に設けた複数のねじ孔14に複数のボル
ト15をねじ込み、そのボルト15の先端部分を割りリ
ング状スペーサ17の長い孔21に挿入することにより
スペーサ17の脱落を防止し、前記第二の部材2の端部
に設けたブラケット3の外側の表面部分と前記エンドカ
ラー4の外側表面部分と前記ピン6の両端部に固定され
た端板10との間にOリング18を介在させるとともに
前記ピン6と前記エンドカラー4と前記ピン6の両端部
に固定された端板10との間にOリング18を介在させ
たことを特徴にした建設機械の軸受装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7354617A JP3072590B2 (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 建設機械の軸受装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7354617A JP3072590B2 (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 建設機械の軸受装置 |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09177113A true JPH09177113A (ja) | 1997-07-08 |
JP3072590B2 JP3072590B2 (ja) | 2000-07-31 |
Family
ID=18438776
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7354617A Expired - Fee Related JP3072590B2 (ja) | 1995-12-25 | 1995-12-25 | 建設機械の軸受装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3072590B2 (ja) |
-
1995
- 1995-12-25 JP JP7354617A patent/JP3072590B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3072590B2 (ja) | 2000-07-31 |
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