JPH09176684A - 濃縮型液体洗浄剤組成物 - Google Patents

濃縮型液体洗浄剤組成物

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JPH09176684A
JPH09176684A JP35030395A JP35030395A JPH09176684A JP H09176684 A JPH09176684 A JP H09176684A JP 35030395 A JP35030395 A JP 35030395A JP 35030395 A JP35030395 A JP 35030395A JP H09176684 A JPH09176684 A JP H09176684A
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 洗浄性に優れた濃縮型液体洗浄剤組成物を提
供する。 【構成】 ポリオキシアルキレンアルキル(アルケニ
ル)エーテルを必須成分とする液体洗浄剤組成物におい
て、ポリオキシアルキレンアルキル(アルケニル)エー
テル中のポリオキシアルキレンデシルエーテルは60重
量%以上であり、且つ炭素数14〜22のアルキル基又
はアルキレン基を有するポリオキシアルキレンアルキル
(アルキレン)エーテルは10重量%以下である。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、良好な流動性を有
し、且つ洗浄力が良好な濃縮型液体洗浄剤組成物に関す
る。
【0002】
【従来の技術】衣料用液体洗剤の特徴は、水への溶解性
が良好であること、ひいては洗剤の溶け残りから生じる
衣服の白化がないこと及び排水溝にゼオライト等の汚泥
が蓄積しないこと等が挙げられる。又、液体であること
から、スポット洗い、つけ置き洗い等、多目的な利用が
可能である。
【0003】液体洗剤に使用される界面活性剤として
は、陰イオン界面活性剤ではアルキルベンゼンスルホン
酸塩、アルキル(エーテル)硫酸塩、α−スルホメチル
エステル塩、α−オレフィンスルホン酸塩等が、又、非
イオン界面活性剤ではポリオキシエチレンアルキルエー
テル、ポリオキシエチレン脂肪酸エステル等が一般的で
ある。
【0004】特に、近年ではよりコンパクトであること
が重要視されており、この理由より、高濃度化が容易な
アルキルベンゼンスルホン酸塩、α−オレフィンスルホ
ン酸塩、又、CMCが低いことから低濃度においても良
好な洗浄力が得られるポリオキシエチレンアルキルエー
テルが主基剤として用いられることが多い。
【0005】しかしながら、液体洗剤は水を溶媒として
いることから粉末品ほどの濃縮化は困難であり、又、粉
末ビルダーを使用していないことから洗浄性に関しても
粉末洗剤より劣ったものとなっている。現在の濃縮型液
体洗剤は、絹、毛繊維向けの中性洗剤、柔軟効果を付与
した洗剤、部分洗い専用洗剤等、特別な用途を対象とし
たものが多く、一般用途の衣料洗剤は、我が国ではコン
パクト粉末洗剤が市場の大半を占めているのが現状であ
る。
【0006】このように、濃縮型液体洗剤は、洗浄性及
びその濃縮化の面で問題があり、粉末品ほど受け入れら
れていない。しかし、洗浄力の強化並びにコンパクト化
が進めば、濃縮型液体洗剤の特性を十分生かした、高性
能な洗剤が生み出されることは必然である。
【0007】このような背景から、濃縮化が容易で、且
つ洗浄性が良好な濃縮型液体洗浄剤の開発が熱望され
た。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明は、洗浄性に優
れた濃縮型液体洗浄剤組成物を提供することを目的とす
る。
【0009】
【課題を解決するための手段】本発明者らは、このよう
な事情に鑑み、洗浄力の強化、コンパクト化に関する配
合について鋭意研究の結果、特定の非イオン界面活性剤
を必須の洗浄成分とすることにより、濃縮タイプで且つ
洗浄性が良好な洗浄剤組成物が得られることを見いだ
し、かかる知見に基づいて本発明を完成するに至った。
【0010】即ち、本発明に係る濃縮型液体洗浄剤組成
物は、一般式(1)で表される1種若しくは2種以上の
ポリオキシアルキレンアルキル(アルケニル)エーテル
(成分A)を必須成分とする液体洗浄剤組成物におい
て、ポリオキシアルキレンアルキル(アルケニル)エー
テル中のポリオキシアルキレンデシルエーテルが60重
量%、好ましくは90重量%以上であり、且つ炭素数1
4〜22のアルキル基又はアルキレン基を有するポリオ
キシアルキレンアルキル(アルキレン)エーテルが10
重量%以下であることを特徴とする。但し、成分(A)
の含有率は5〜100重量%であり、水は50重量%以
下である。
【0011】(A) 一般式(1)で表される1種若し
くは2種以上のポリオキシアルキレンアルキル(アルケ
ニル)エーテル R1−O−(PO)a−(EO)b−H (1) [式中、R1は炭素数8〜22のアルキル基又はアルケ
ニル基を表す。POはオキシプロピレン基を表し、EO
はオキシエチレン基を表す。a(プロピレンオキシドの
平均付加モル数)は0.5〜3.5を示し、b(エチレ
ンオキシドの平均付加モル数)は4〜10を示す。]
【0012】本発明に用いられる成分(A)は、所定の
脂肪族アルコールにプロピレンオキシドを常法に従って
付加した後、更にエチレンオキシドを常法に従って付加
することによって調製される。
【0013】当該脂肪族アルコールとしては、炭素数8
〜22を有する直鎖状若しくは分枝鎖状の飽和又は不飽
和の脂肪族アルコールが挙げられ、天然アルコール、合
成アルコールの何れも使用できる。その具体例として、
オクタノール、ノニルアルコール、デカノール、ウンデ
カノール、ドデカノール、テトラデカノール、ヘキサデ
カノール、オレイルアルコール、2−エチルヘキサノー
ル等が挙げられる。
【0014】尚、成分(A)に関し、本発明以外の組成
では洗浄性が低下したり、濃縮化が困難となる等の問題
が生じ、好ましくない。
【0015】脂肪族アルコールに付加するプロピレンオ
キシドの平均付加モル数(a)は0.5〜3.5モルで
あり、好ましくは0.5〜2である。エチレンオキシド
の平均付加モル数(b)は4〜10モル、好ましくは5
〜8モルである。これらの範囲外で使用する場合は、洗
浄性及び起泡性の面で好ましくない。
【0016】成分(A)は、ポリオキシエチレン型非イ
オン界面活性剤の特性である油に対する優れた洗浄性に
加え、ポリプロピレンオキシドを付加することにより、
破泡性が増強される。又、水分含有率が少ない場合にお
いてもゲルを生成せず、良好な流動性を示す。
【0017】推奨される具体的な化合物としては、デシ
ルアルコールのプロピレンオキシド1〜2モル及びエチ
レンオキシド5〜8モル付加物が挙げられる。
【0018】本発明に係る洗浄剤組成物中における成分
(A)の含有量は、5〜100重量%であり、特に10
〜60重量%が推奨される。5重量%未満では満足でき
る洗浄性が得られない。
【0019】水の含有量は50重量%以下であって、特
に10〜40重量%が推奨される。50重量%を越える
と濃縮化が困難となる。
【0020】本発明に係る洗浄剤組成物においては、上
記必須成分の他に、以下の成分(B)の1種若しくは2
種以上を0.1〜30重量%配合することがより好まし
い。
【0021】成分(B)は、(B−1)と(B−2)に
分類される。
【0022】(B−1):一般式(2)で表されるポリ
オキシエチレンアルキル(アルケニル)エーテル R2−O−(EO)c−H (2) [式中、R2は、炭素数12〜36のアルキル基、アル
ケニル基、又はアルキル置換基を有する芳香環を、EO
はオキシエチレン基を表す。c(エチレンオキシドの平
均付加モル数)は8〜60を表す。]
【0023】(B−2):一般式(3)で表されるポリ
オキシエチレンアルキル(アルケニル)エステル。 R3−CO−O−(EO)d−H (3) [式中、R3は炭素数7〜35のアルキル基又はアルケ
ニル基を表し、EOはオキシエチレン基を表す。d(エ
チレンオキシドの平均付加モル数)は10〜100を表
す。]
【0024】成分(B)の非イオン界面活性剤として
は、1重量%水容液において、60℃以上の曇点を有す
る化合物が推奨される。
【0025】更に、成分(A)と成分(B)との配合重
量比(成分A/成分B)は2〜50が例示され、好まし
くは3〜10である。
【0026】一般式(2)で表される非イオン界面活性
剤(B−1)は、所定の脂肪族アルコール又は芳香族ア
ルコールに対し、常法に基づいて所定量の酸化エチレン
を付加することにより調製される化合物である。
【0027】脂肪族アルコールとしては、直鎖状若しく
は分岐鎖状の飽和又は不飽和の脂肪族アルコールが挙げ
られ、天然アルコール、合成アルコールの何れも使用可
能である。
【0028】上記アルコール成分のアルキル(アルケニ
ル又はアルキルフェニル)基の炭素数は12〜36であ
り、好ましくは12〜18である。又、アルコールに付
加するエチレンオキシドの平均付加モル数は8〜60で
あり、好ましくは8〜18である。これらの範囲外で使
用する場合は、洗浄性及び起泡性の面で好ましくない。
【0029】具体的には、ドデカノール、テトラデカノ
ール、ヘキサデカノール、ステアリルアルコール、オレ
イルアルコール、ソフタノール(商品名、日本触媒社
製)、(還元)ラノリンアルコールや、2−オクチルド
デカノール、2−デシルテトラデカノール、2−ヘキシ
ルデカノール等のガーベットアルコールが例示される。
【0030】芳香族アルコールとしては、オクチルフェ
ノール、ノニルフェノール、ドデシルフェノール等が例
示される。
【0031】推奨される非イオン界面活性剤(B−1)
としては、ポリ(重合度10)オキシエチレンドデシル
エーテル、ポリ(重合度9)オキシエチレンノニルフェ
ニルエーテル、ポリ(重合度14)オキシエチレンオレ
イルエーテルが例示される。
【0032】一般式(3)で表される非イオン界面活性
剤(B−2)は、所定の脂肪酸に対し、常法に基づいて
所定量の酸化エチレンを付加することにより調製される
化合物である。
【0033】当該脂肪酸は、直鎖状若しくは分岐鎖状
の、飽和又は不飽和の脂肪酸であり、天然カルボン酸で
も合成カルボン酸でも差し支えない。具体的には、カプ
リル酸、カプリン酸、ウンデカン酸、ラウリン酸、トリ
デカン酸、ミリスチン酸、パルミチン酸、ステアリン
酸、イソステアリン酸、ダイマー酸、オレイン酸、ベヘ
ニン酸、リノール酸、リノレン酸等が例示される。
【0034】当該脂肪酸のアルキル(アルケニル)基の
炭素数は7〜35であり、好ましくは11〜17であ
る。又、脂肪酸に付加するエチレンオキシドの平均付加
モル数は10〜100であり、好ましくは10〜30で
ある。これらの範囲外で使用する場合は、洗浄性及び起
泡性の面で好ましくない。
【0035】推奨される非イオン界面活性剤(B−2)
としては、ポリ(重合度30)オキシエチレンオレイン
酸エステル、ポリ(重合度10)オキシエチレンラウリ
ン酸エステルが挙げられる。
【0036】更に、本発明に係る濃縮型液体洗浄剤組成
物中には、1種若しくは2種以上の脂肪族多価アルコー
ルエチレンオキシド付加物、即ち、成分(C)を配合す
ることが可能である。
【0037】成分(C):炭素数3〜6を有する、3〜
6価の脂肪族多価アルコールのエチレンオキシド付加
物。更に、エチレンオキシドは1水酸基当たり平均0.
3〜2モル付加している。
【0038】成分(C)は、脂肪族多価アルコールに対
し、常法に基づいて所定量のエチレンオキシドを付加す
ることにより調製される化合物である。
【0039】当該脂肪族多価アルコールとしては、グリ
セリン、メソエリスリトール、ペンタエリスリトール、
ソルビトール等が例示され、特にグリセリン、ソルビト
ールが推奨される。
【0040】脂肪族多価アルコールの水酸基1当量当た
りに付加する酸化エチレンの平均付加モル数は0.3〜
2モルであり、特に0.5〜1.5モルが推奨される。
この範囲外では洗浄力が低下する。
【0041】推奨される具体的な化合物としては、グリ
セリンのエチレンオキシド1.5〜4.5モル付加物
(1水酸基当たり0.5〜1.5モル付加)、ソルビト
ールのエチレンオキシド3〜6モル付加物(1水酸基当
たり0.5〜1.0モル付加)が挙げられる。
【0042】成分(C)の含有量は、0.1〜50重量
%、好ましくは5〜20重量%である。これらは、単独
で或いは2種以上を併用して使用しても良い。
【0043】更に、本発明に係る濃縮型液体洗浄剤組成
物中には陰イオン界面活性剤成分(D)を配合すること
が可能である。
【0044】陰イオン界面活性剤(D)の含有量として
は1〜20重量%が例示され、好ましくは2〜10重量
%である。
【0045】具体的な陰イオン界面活性剤(成分D)と
しては、脂肪酸石鹸、アルキル(炭素数8〜18)硫酸
塩、ポリ(重合度1〜6)オキシエチレンアルキル(炭
素数8〜18)エーテル硫酸塩、アルキル(炭素数11
〜13)ベンゼンスルホン酸塩、アルキル(炭素数8〜
22)エーテルカルボン酸塩、アルキル(炭素数8〜2
2)エーテルスルホコハク酸エステル塩、アルキル(炭
素数8〜22)リン酸塩、炭素数13〜20のα−オレ
フィンスルホン酸塩、炭素数10〜18のパラフィンス
ルホン酸塩、α−スルホ脂肪酸(炭素数8〜22)メチ
ルエステル塩等が例示され、これらは単独で或いは2種
以上を併用して使用できる。特にアルキル(炭素数11
〜14)硫酸塩(例えば、トリエタノールアミン塩)、
ポリ(重合度2〜3)オキシエチレンアルキル(炭素数
11〜14)硫酸塩が推奨される。
【0046】本発明に係る洗浄剤組成物には、成分
(A)、(B)及び(C)以外の非イオン界面活性剤、
両性界面活性剤又は陽イオン界面活性剤を適宜併用する
ことができる。これらは、洗浄性及び柔軟性の向上等を
目的としており、0.5〜20重量%程度添加すること
が可能である。
【0047】成分(A)、(B)及び(C)以外の非イ
オン界面活性剤としては、ポリオキシプロピレン−ポリ
オキシエチレン重合物、アルキルグリコシド、蔗糖脂肪
酸エステル、ソルビタン脂肪酸エステル、ポリグリセリ
ン脂肪酸エステル、ポリオキシエチレン高級脂肪酸アル
カノールアミド、高級脂肪酸アルカノールアミド、モノ
(ジ)アルキルジ(モノ)メチルアミンオキシド、ポリ
オキシエチレンモノ(ジ)アルキルジ(モノ)メチルア
ミンオキシド等が例示される。
【0048】両性界面活性剤としては、ベタイン型(カ
ルボキシベタイン、スルホベタイン)、アミノカルボン
酸型、イミダゾリン誘導体型及びこれらのポリオキシエ
チレンアミンからの誘導体等が例示される。
【0049】陽イオン界面活性剤としては、アルキルト
リメチルアンモニウム塩、アルキルジメチルベンザルコ
ニウム塩、ジアルキルジメチルアンモニウム塩、アルキ
ルピリジニウム塩、アルキルアミドアルキルアンモニウ
ム塩等が例示される。
【0050】更に、本発明に係る洗浄剤組成物は、他の
任意成分、例えば、酵素、低温安定化剤、ビルダー、酵
素安定化剤及び、その他の添加剤の配合を拒むものでは
なく、従来から使用されている以下の成分も使用するこ
とができる。
【0051】低温安定化剤としては、エチレングリコー
ル、ポリエチレングリコール、プロピレングリコール、
グリセリン、トリメチロールプロパン、エタノール、メ
タノール、ブタジオール、ヘキシレングリコール等が例
示される。通常0.5〜10重量%添加することが可能
である。
【0052】酵素としては、アミラーゼ、プロテアー
ゼ、リパーゼ、セルラーゼ等が例示される。通常0.0
1〜2重量%添加することが可能である。
【0053】洗浄性を向上させるためのビルダーとして
は、グリコール酸、クエン酸、リンゴ酸、グルコン酸、
トリエタノールアミン、ジエタノールアミン、モノエタ
ノールアミン、ゼオライト又はそれらの塩類等が例示さ
れる。通常0.1〜30重量%添加することが可能であ
る。
【0054】その他の添加剤としては、香料、色素、漂
白剤、殺菌剤、ハイドロトロープ剤、キレート剤、手荒
れ防止剤等が例示される。
【0055】
【発明の実施の形態】本発明の液体洗浄剤組成物の調製
方法としては、通常の液体洗剤の製造方法と同様であ
り、特に限定されるものではない。具体的には、所定の
界面活性剤をまず混合均一化し、最終段階で酵素、香料
を添加することが好ましい。
【0056】本発明に係る濃縮型液体洗浄剤組成物は、
自動食器洗い機用洗剤、台所用液体洗剤、ガスレンジ
用、家具用等の住居用洗剤、ドライクリーニングを含む
衣料用洗剤、工業用の機械洗浄剤、自動車、鉄道等の車
両用の洗浄剤、金属部品等の洗浄剤、硬質表面洗浄剤等
の用途に利用できるが、これに限定されるものではな
い。
【0057】
【実施例】以下に実施例及び比較例を掲げて本発明を具
体的に説明する。但し、本発明は、これに限定されるも
のではない。尚、実施例中の試験法は次の如くして行っ
た。
【0058】(A)洗浄試験 (1)衣類洗浄試験
【0059】・洗浄力 (財)洗濯協会製の湿式汚染布を試験布として、ターゴ
ートメーターを用いて洗浄力試験を行った。洗浄条件は
温度25℃とし、15分間洗浄、2×2分すすぎとし
た。試験の際の洗剤は洗浄剤組成物を水道水で1000
倍に希釈したものを用いた。洗浄後は軽くタオルで水分
を取り除いた後、アイロンにて乾燥させこれを洗浄布と
した。白布、汚染布、洗浄布の表面反射率(%)を、表
面反射率計にて測定し、次式により洗浄率(%)を求め
た。 洗浄率(%)=(Rw−Rs)/(Ro−Rs)・10
0 ここで、Rwは洗浄布の反射率(%)、Rsは汚染布の
反射率(%)、Roは白布の反射率(%)を夫々表す。
【0060】・すすぎ性 ターゴートメーターで試験中、すすぎ工程における泡立
ちを下記の基準により評価した。 ○:一回目のすすぎ工程において1分以内に泡が消失す
る。 △:一回目のすすぎでは泡は残存しているが、二回目に
消失する。 ×:一、二回目のすすぎ工程を通じて泡が残存してい
る。
【0061】(2)ガラス洗浄試験 60cm四方の市販の窓用板ガラスを屋外に1カ月以上放
置し、汚れを付着させたものを試料とし、これをスポン
ジ製テープを用いて各々15cmに4つに区切った。各区
画を市販の皿洗い用スポンジを用いて洗浄したのち、水
ですすぎ、風乾した。試験の際の洗剤は、洗剤組成物を
1000倍に希釈したものを用いた。評価項目は、洗浄
性、すすぎ性とし、○、△、×の3段階で評価した。
【0062】(B)外観安定性 組成物の外観を25℃および−5℃にて観察し、ゲル化
により流動性を消失しているものを「ゲル」、白濁して
いるものを「白濁」、分離しているものを「分離」、透
明均一であり、且つ流動性のあるものを「透明」と表し
た。
【0063】実施例1〜5、比較例1〜5 表−1に記載の所定量の成分からなる洗浄剤組成物を用
いて衣類洗浄試験を行い、洗浄性、泡切れを評価すると
共に、外観安定性を調べた。得られた結果を表−1に示
す。
【0064】
【表1】
【0065】実施例6〜9、比較例6〜9 表−2に記載の所定量の成分からなる洗浄剤組成物を用
いてガラス洗浄試験を行い、洗浄性、泡切れを評価する
と共に、外観安定性を調べた。得られた結果を表−2に
示す。
【0066】
【表2】
【0067】
【発明の効果】本発明の濃縮型液体洗浄剤組成物は、濃
縮タイプであるにも拘らず、優れた流動性を示し、高
温、低温のいずれにおいても安定である。濃縮化が実現
したことにより、一回当たりの洗剤使用量の低減が可能
となった。又、洗浄力は従来の液体洗剤よりも優れてお
り、粉末洗剤と比較しても遜色がない。この他、泡切れ
が良好であることから、すすぎ時間の短縮が図られ、経
済効率、仕事効率の面でも評価できる。

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 一般式(1)で表される1種若しくは2
    種以上のポリオキシアルキレンアルキル(アルケニル)
    エーテル(成分A)を必須成分とする液体洗浄剤組成物
    において、ポリオキシアルキレンアルキル(アルケニ
    ル)エーテル中のポリオキシアルキレンデシルエーテル
    が60重量%以上であり、且つ炭素数14〜22のアル
    キル基又はアルキレン基を有するポリオキシアルキレン
    アルキル(アルキレン)エーテルが10重量%以下であ
    ることを特徴とする濃縮型液体洗浄剤組成物。但し、成
    分(A)の含有率は5〜100重量%であり、水は50
    重量%以下である。 (A) 一般式(1)で表される1種若しくは2種以上
    のポリオキシアルキレンアルキル(アルケニル)エーテ
    ル R1−O−(PO)a−(EO)b−H (1) [式中、R1は炭素数8〜22のアルキル基又はアルケ
    ニル基を表す。POはオキシプロピレン基を表し、EO
    はオキシエチレン基を表す。a(プロピレンオキシドの
    平均付加モル数)は0.5〜3.5を示し、b(エチレ
    ンオキシドの平均付加モル数)は4〜10を示す。]
  2. 【請求項2】 下記の成分(B)の1種若しくは2種以
    上を0.1〜30重量%含有し、且つ成分(A)と成分
    (B)との配合重量比(成分A/成分B)が2から50
    である請求項1に記載の濃縮型液体洗浄剤組成物。 (B−1) 一般式(2)で表されるポリオキシエチレ
    ンアルキル(アルケニル)エーテル R2−O−(EO)c−H (2) [式中,R2は炭素数12〜36のアルキル基、アルケニ
    ル基又はアルキル置換基を有する芳香環を示す。EOは
    オキシエチレン基を示す。cは8〜60を示す。 (B−2) 一般式(3)で表されるポリオキシエチレ
    ンアルキル(アルケニル)エステル R3−CO−O−(EO)d−H (2) [式中、R3は炭素数7〜35のアルキル基又はアルケ
    ニル基を表し、EOはオキシエチレン基を表す。d(エ
    チレンオキシドの平均付加モル数)は10〜100を表
    す。]
  3. 【請求項3】 脂肪族多価アルコールエチレンオキシド
    付加物(成分C)の1種若しくは2種以上を0.1〜5
    0重量%含有する請求項1又は2に記載の濃縮型液体洗
    浄剤組成物。但し、成分Cを構成する脂肪族多価アルコ
    ールは炭素数3〜6を有し、3〜6価のアルコールであ
    る。エチレンオキシドの付加モル数は、1水酸基当たり
    平均0.3〜2モルである。
  4. 【請求項4】 陰イオン界面活性剤(成分D)の1種若
    しくは2種以上を1〜20重量%含有する請求項1〜3
    のいずれかの請求項に記載の濃縮型液体洗浄剤組成物。
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