JPH0917589A - 無電極放電ランプ点灯回路及び照明装置 - Google Patents

無電極放電ランプ点灯回路及び照明装置

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JPH0917589A
JPH0917589A JP16494795A JP16494795A JPH0917589A JP H0917589 A JPH0917589 A JP H0917589A JP 16494795 A JP16494795 A JP 16494795A JP 16494795 A JP16494795 A JP 16494795A JP H0917589 A JPH0917589 A JP H0917589A
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JP
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discharge lamp
electrodeless discharge
starting
power supply
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JP16494795A
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English (en)
Inventor
Ichiro Yokozeki
一郎 横関
Keiichi Shimizu
恵一 清水
Kozo Kamimura
幸三 上村
Akihiro Inoue
昭浩 井上
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Toshiba Lighting and Technology Corp
Original Assignee
Toshiba Lighting and Technology Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【目的】 点灯時の回路動作の安定化を図ることができ
且つ無電極放電ランプを確実に点灯するようにするこ
と。 【構成】 電源が投入されると、制御回路9は始動用電
源回路7を動作させて高周波電流を始動用昇圧回路8に
送ることにより電極13に高電圧を印加する。制御回路
9は電圧検出回路10の検出電圧が下がることによりガ
スプローブ16に放電が発生したことを知ると、高周波
電源回路1を動作させて励起コイル5に高周波電流を供
給する。制御回路9は電圧検出回路11の検出電圧が下
がることにより無電極放電ランプ6が点灯したことを知
ると、始動用電源回路7の動作を停止して電極13への
高電圧の印加を停止する。これにより、点灯時の回路動
作を安定化できると共に無電極放電ランプを容易且つ確
実に点灯させることができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は無電極放電ランプに電磁
エネルギーを注入して前記放電ランプを点灯させる無電
極放電ランプ点灯回路及びこの点灯回路を用いた照明装
置に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の無電極放電ランプ点灯回路は例え
ば図4に示すような構成を有している。回路に電源が投
入されると、電源回路101から所定の直流電圧がFE
T103、104に供給される。これに伴ってドライブ
回路102が起動して、ドライブ回路102からFET
103、104のゲートにスイッチング制御信号が入力
されるため、FET103、104がスイッチングして
高周波電流を発生する。
【0003】この高周波電流はコンデンサ2、4により
構成されるマッチング回路を通して励起コイル5側に供
給される。当初、励起コイル5には大きな無効電流が流
れるため、この励起コイル5の自己誘導によって両端に
高電圧が発生するが、この時、スイッチ12がオンにな
っているため、前記励起コイル5に発生した高電圧は始
動回路17を構成するコンデンサC0、C1、コイルL
及び制動抵抗R側に印加される。但し、コンデンサC
0、C1、コイルL及び制動抵抗Rは始動回路17の共
振回路を形成している。
【0004】これにより、始動回路17を形成する共振
回路により更に高い電圧(2KV程度)が発生し、この
高電圧が電極13に印加される。このため、ガスプロー
ブ16にコロナ放電が発生し、このコロナ放電が無電極
放電ランプ6内に侵入して、この無電極放電ランプ6内
の希ガスを電離する。
【0005】このような状態になると、励起コイル5に
も実効高周波電流が流れ始め、この励起コイル5により
発生される静電界によって無電極放電ランプ6内にリン
グ状の放電路が形成される。この時点で、スイッチ12
はオフとなり、電極13への高電圧印加が停止される。
無電極放電ランプ6内に形成されたリング状の放電路は
励起コイル5と磁気結合するため、励起コイル5に流れ
る実効高周波電流は更に大きくなって、この励起コイル
5に発生する電磁エネルギーが前記リング状の放電路を
通して無電極放電ランプ6内に注入され、前記リング状
の放電灯をアーク転移させて、無電極放電ランプ6を全
光で点灯する。
【0006】しかし、上記のような従来の無電極放電ラ
ンプ点灯回路では、スイッチ12がオンになっている無
電極放電ランプ始動時に、ガスプローブ16の電極13
に高電圧を印加するために、FET103、104から
出力された35V程度の電圧を励起コイル5の端子間で
600Vに昇圧した後、始動回路17により、更に2K
Vに昇圧して、ガスプローブ6の電極13に印加しなけ
ればならない。このため、励起コイル5及び始動回路1
7を含む負荷側のQが非常に大きくなって、回路動作が
不安定となり、無電極放電ランプ6がつきにくいばかり
でなく、回路の動作バランスがちょっと崩れても、負荷
電流が大きく変動して、FET103、104側の高周
波電源回路に大電流が流れて、FET103、104を
破壊するなどという事故が発生する恐れもあった。
【0007】また、上記のように始動時に高電圧を発生
しなければならないため、始動回路17の構成部品であ
るコンデンサやコイルのサイズが絶縁上大きくなって高
価になるばかりでなく、主回路側のFET103、10
4やマッチング回路を構成する各部品も大きなものを使
用しなければならず、この分、各部品の浮遊容量などが
大きくなって、回路設計上の精度が落ちてしまい、上記
のような不具合の発生を助長していた。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】従来の無電極放電ラン
プ点灯回路は始動時に無電極放電ランプのガスプローブ
に高電圧を掛けなければならないため、負荷側のQが非
常に大きくなって、回路動作が不安定となり、無電極放
電ランプ6がつきにくいばかりでなく、点灯時の負荷電
流変動が大きいために高周波電源回路に大電流が流れ
て、スイッチング素子を破壊するなどという事故が発生
する恐れもあった。また、始動回路や主回路の構成部品
として絶縁上サイズが大きい部品を使用しなければなら
ず、この分、各部品の浮遊容量などが大きくなって、回
路設計上の精度が落ちてしまい、上記のような不具合の
発生を助長していた。
【0009】そこで本発明は上記の問題点を解決するた
めになされたもので、点灯時の回路の安定化を図ると共
に無電極放電ランプを容易且つ確実に点灯することがで
きる信頼性の高い無電極放電ランプ点灯回路及びこの点
灯回路を用いた照明装置を提供することを目的としてい
る。
【0010】
【課題を解決するための手段】請求項1の発明は、高周
波電流を発生する高周波電源回路と、この高周波電源回
路から発生された高周波電流が流れる励起コイルと、始
動用高周波電流を発生する始動用電源回路と、この始動
用電源回路から発生された高周波電流の電圧を昇圧する
始動用昇圧回路と、この始動用昇圧回路から発生された
高電圧を印加する電極と、前記始動用電源回路を動作さ
せた後、前記高周波電源回路を動作させる制御を行う制
御回路とを具備している。
【0011】請求項2の発明は、高周波電流を発生する
高周波電源回路と、この高周波電源回路から発生された
高周波電流が流れる励起コイルと、始動用高周波電流を
発生する始動用電源回路と、この始動用電源回路から発
生された高周波電流の電圧を昇圧する始動用昇圧回路
と、前記励起コイルから発生された電磁エネルギーが注
入されて発光する補助管付き放電ランプと、前記始動用
昇圧回路から発生された高電圧を印加する前記ランプの
補助管に近接配置された電極と、前記ランプの始動時、
前記始動用電源回路を動作させた後、前記高周波電源回
路を動作させる制御を行う制御回路とを具備している。
【0012】請求項3の発明は、前記制御回路は前記補
助管に放電が発生すると、前記高周波電源回路を動作さ
せ、前記無電極放電ランプが点灯すると、前記始動用電
源回路の動作を停止する構成を具備している。
【0013】請求項4の発明は、前記電極の印加電圧を
検出する第1の電圧検出回路と、前記励起コイルに発生
する電圧を検出する第2の電圧検出回路とを備え、前記
制御回路は前記第1及び第2の電圧検出回路により検出
された電圧の変化により前記補助管の放電の発生及び無
電極放電ランプの点灯を知る構成を具備している。
【0014】請求項5の発明は、前記制御回路は時間計
時手段を備え、この時間計時手段が所定時間を計時する
と前記補助管に放電が発生したと見做し、その後、前記
時間計時手段が所定時間を更に計時すると前記無電極放
電ランプが点灯したと見做す構成を具備している。
【0015】請求項6の発明は、前記請求項1乃至5い
ずれか記載の無電極放電ランプ点灯回路と、この無電極
放電ランプ点灯回路を収納する筐体とを具備している。
【0016】請求項7の発明は、前記請求項1乃至5い
ずれか記載の無電極放電ランプ点灯回路と、この無電極
放電ランプ点灯回路を収納する筐体と、前記無電極放電
ランプ点灯回路により点灯される放電ランプとを具備し
ている。
【0017】
【作用】請求項1の発明において、制御回路は前記始動
用電源回路を動作させて、この回路から発生された始動
用高周波電流を始動用昇圧回路に供給して、この回路に
より昇圧された高周波高電圧を電極に印加する。その
後、制御回路は高周波電源回路を動作させて、この回路
から発生される高周波電流を励起コイルに供給する。
【0018】請求項2の発明において、前記ランプの始
動時、制御回路は前記始動用電源回路を動作させて、こ
の回路から発生された始動用高周波電流を始動用昇圧回
路に供給して、この回路により昇圧された高周波高電圧
を放電ランプの補助管に近接配置された電極に印加す
る。その後、制御回路は高周波電源回路を動作させて、
この回路から発生される高周波電流を励起コイルに供給
することにより、この励起コイルに発生する電磁エネル
ギーを前記放電ランプに注入して点灯させる。
【0019】請求項3の発明において、前記制御回路は
前記補助管に放電が発生すると、前記高周波電源回路を
動作させ、その後、前記無電極放電ランプが点灯する
と、前記始動用電源回路の動作を停止する。
【0020】請求項4の発明において、前記制御回路は
第1の電圧検出回路により検出された前記電極の印加電
圧が変化すると、前記補助管の放電の発生を知り、第2
の電圧検出回路により検出された前記励起コイルに発生
する電圧が変化すると、前記無電極放電ランプの点灯を
知る。
【0021】請求項5の発明において、前記制御回路は
時間計時手段が所定時間を計時すると前記補助管に放電
が発生したと見做し、その後、前記時間計時手段が所定
時間を更に計時すると前記無電極放電ランプが点灯した
と見做す。
【0022】請求項6の発明において、筐体に収納され
た前記請求項1乃至5いずれか記載の無電極放電ランプ
点灯回路は後から取り付けられた放電ランプを点灯す
る。
【0023】請求項7の発明において、筐体に収納され
た前記請求項1乃至5いずれか記載の無電極放電ランプ
点灯回路は放電ランプを点灯する。
【0024】
【実施例】以下、本発明の実施例を図面を参照して説明
する。図1は本発明の一実施例を示す回路図である。図
1において、1は高周波電流を発生する高周波電源回路
で、直流電圧をFET103、104に供給する電源回
路101と、FET103、104をスイッチングする
ドライブ回路102と、直流電流をスイッチングするこ
とにより高周波電流を発生する電界効果トランジスタ
(FET)103、104を有している。2、4は高周
波電源回路1と励起コイル5をマッチングさせて高周波
電流を円滑に励起コイル5に供給するためのマッチング
回路を構成するコンデンサ、5は無電極放電ランプ6に
電磁エネルギーを注入する励起コイル、6は希ガスが封
入された無電極放電ランプ、7は無電極放電ランプ6を
始動するための高周波電流を供給する始動用電源回路
で、ドライブ回路71、FET72、73を有してい
る。8はガスプローブ16を放電させるための高電圧を
発生させる始動用昇圧回路で、コンデンサ81、コイル
82及び抵抗83を有する共振回路を構成している。9
は無電極放電ランプ始動時に電極13に高電圧を印加す
るタイミングと励起コイル5に高周波電源回路1からの
高周波電流を流すタイミングを制御する制御回路、10
は始動用昇圧回路8の出力電圧を検出する電圧検出回路
(第1の電圧検出回路)、11は励起コイル5の出力電
圧を検出する電圧検出回路(第2の電圧検出回路)、1
3はガスプローブ16に高電圧を印加するためにガスプ
ローブ16の先端に近接配置された電極、16は無電極
放電ランプ6のバルブ表面に接続されて、無電極放電ラ
ンプ6内の希ガスを電離するための放電を起こすガスプ
ローブである。
【0025】次に本実施例の動作について説明する。電
源が投入されると、制御回路9は始動用電源回路7のド
ライブ回路71を動作させ且つ、高周波電源回路1のド
ライブ回路102は動作させない制御を行う。これによ
り、ドライブ回路71からFET72、73のゲートに
スイッチング制御信号が入力されるため、これらFET
72、73がスイッチングすることにより、高周波電流
を始動用昇圧回路8に供給する。
【0026】始動用昇圧回路8は入力された高周波電流
をコンデンサ81、コイル82、抵抗83により構成さ
れる共振回路によってほぼ2KVに昇圧し、これを電極
13に印加する。このため、ガスプローブ16内にコロ
ナ放電が発生し、このコロナ放電が無電極放電ランプ6
内に侵入して、この無電極放電ランプ6内の希ガスを電
離する。
【0027】制御回路9は電圧検出回路10により検出
された電極13の印加電圧を読み込み、この電圧が所定
値以下に下がるまで、上記した制御を継続し、前記電圧
が所定値以下に下がると、制御回路9はドライブ回路1
02を動作させて、高周波電源回路1のFET102、
103をスイッチングさせることにより、高周波電流を
コンデンサ2、4により構成されるマッチング回路を通
して励起コイル5に供給する。なお、ガスプローブ16
内に放電が発生すると、電極13の印加電圧が下がるた
め、この電圧を監視することにより制御回路9はガスプ
ローブ16の放電を知ることができる。
【0028】無電極放電ランプ6内が電離している状態
では、当初から励起コイル5に実効高周波電流が流れ始
め、この励起コイル5により発生される静電界によって
無電極放電ランプ6内にリング状の放電路が形成され
る。無電極放電ランプ6内に形成されたリング状の放電
路は励起コイル5と磁気結合するため、励起コイル5に
流れる実効高周波電流は更に大きくなって、この励起コ
イル5に発生する電磁エネルギーが前記リング状の放電
路を通して無電極放電ランプ6内に注入され、前記リン
グ状の放電灯をアーク転移させて、無電極放電ランプ6
を全光で点灯する。
【0029】制御回路9は高周波電源回路1のドライブ
回路102を動作させた後、電圧検出回路11の電圧を
読み込んで、励起コイル5に発生する電圧を監視し、こ
の電圧が所定値以下に下がると、始動用電源回路7のド
ライブ回路71の動作を停止する制御を行って、始動用
昇圧回路8への高周波電流の供給を停止して、電極13
への高電圧の印加を停止する。尚、無電極放電ランプ6
が点灯すると、励起コイル5に発生する電圧が下がるた
め、この電圧を監視することにより制御回路9は無電極
放電ランプ6の点灯を知ることができる。
【0030】図2は上記した制御回路9の制御動作を示
したフローチャートである。制御回路9はステップ20
1で装置への電源投入を知ると、ステップ202にて始
動用電源回路7のスイッチングを開始して、始動用昇圧
回路8により発生された高電圧をガスプローブ16の電
極13に印加する。この間、制御回路9はステップ20
3で電極13の電圧が所定電圧以下になったかどうかを
監視し、以下になると、ガスプローブ16に放電が発生
したと判断して、ステップ204へ進む。
【0031】制御回路9はステップ204で高周波電源
回路1のスイッチングを開始して、この回路から発生さ
れる高周波電流を励起コイル5に供給する。この間、制
御回路9はステップ205で励起コイル5の端子電圧が
所定電圧以下になったかどうかを監視し、所定電圧以下
になると、無電極放電ランプ6が点灯したと判断して、
ステップ206へ進み、ここで始動用電源回路7のスイ
ッチングを停止して、前記電極13への高電圧の印加を
終了する。
【0032】本実施例によれば、上記のように制御回路
9により最初に始動用電源回路7と始動用昇圧回路8を
動作させて電極13に高電圧を印加してガスプローブ1
6内にコロナ放電を起こさせておいてから、ドライブ回
路102を動作させて高周波電源回路1から高周波電流
を励起コイル5に供給する始動手順を採っているため、
励起コイル5に当初から有効電流を流してこの励起コイ
ル5に流れる電流量を抑制でき、しかも励起コイル5は
ガスプローブ16の電極13に印加する高電圧を発生し
ないで済むため、主回路の負荷側のQを低く設計でき
る。このため、始動時の回路の安定性を著しく高めるこ
とができる。
【0033】又、上記効果により、始動時に回路の動作
バランスが崩れてFET103、104等に大きな電流
が流れることがなくなるため、FET103、104の
容量を無電極放電ランプ6を点灯するだけのマージンに
設定しても、FET103、104の保護を十分に行う
ことができる。これにより、励起コイル5に流れる電流
を小さくできるため、高周波電源回路1及びマッチング
回路などを構成する使用部品のサイズを小型にできる
分、回路の設計精度を向上させることができ、上記効果
を容易に得ることができる。
【0034】ここで、励起コイル5が167Hで始動時
の励起コイル5に発生する電圧が600Vくらいの時、
上記順番で無電極放電ランプ6を点灯すると、励起コイ
ル5には最大で40Aくらいの電流が流れ、しかも無電
極放電ランプ6は容易且つ確実に点灯するが、順番を逆
にすると、励起コイル5には最大で70〜80Aくらい
の電流が流れ、且つ無電極ランプがつきにくくなるた
め、本例は著しい効果を有しているといえる。
【0035】又、始動用電源回路7は始動時に電極13
に印加する高電圧を発生するためだけの高周波電流を供
給すればよく、しかも電極13から流れる電流は僅かな
ため、FET71、73は小型小容量のものでよく、装
置のコストアップ要因とはならないと共に、発生する高
周波電流値が小さいため、FET72、73が破壊され
るようなことはなく、安定な動作を行うことができ、装
置にとって不安定要因になることはない。
【0036】尚、制御回路9がガスプローブ16内の放
電の発生や、無電極放電ランプ6の点灯を知るために、
ガスプローブ16及び無電極放電ランプ6に近接して配
置される光電素子等からガスプローブ16内及び無電極
放電ランプ6内の明るさの変化を得るようにしても同様
の効果がある。又、制御回路9は内部に時間計時手段を
備え、電源投入からの時間経過を前記時間計時手段によ
って監視し、ガスプローブ16に放電が開始される十分
な時間が経った時、ガスプローブ16に放電が発生した
と判断し、同様に無電極放電ランプ6が点灯するに十分
な時間が経過した時に無電極放電ランプ6が点灯したと
判断しても同様の効果がある。
【0037】図3は本発明の照明装置の一実施例を示し
た図である。耐熱プラスチックまたは金属で円形状に形
成された板部材としてのベースプレート41の下面中心
には、ソケット46を介して無電極放電ランプ(以下単
にランプと称する)6が設けられている。このランプ6
の頂部には、ガスプローブ16が突設されており、ベー
スプレート41からはガスプローブ16の先端部が突き
出ている。
【0038】又、ベースプレート41の下面には、励起
コイル5の基端がビス止めされており、この励起コイル
5がランプ6の外周部に2回巻き付けられている。又、
ランプ6及び励起コイル5はアクリル樹脂で半球状に形
成されたカバー42で覆われており、カバー42の上端
縁がベースプレート41の外周部に固定されている。こ
のカバー42は、ランプ6の配光を調整すると共に、ラ
ンプ6及び励起コイル5に手が触れるのを防いだり、塵
埃や虫が侵入するのを防いでいる。ベースプレート41
とカバー42等が本照明装置の筐体を構成している。
【0039】一方、ベースプレート41の上面には実装
基板43が立設されており、この実装基板43には図1
に示した本発明の無電極放電ランプ点灯回路を構成する
電子部品が搭載されている。上記した無電極放電ランプ
点灯回路から前記ガスプローブ16の先端部の電極(図
示せず)に高電圧が印加されてガスプローブ16が放電
した後、励起コイル5に高周波電流が供給されて放電ラ
ンプ6が点灯される。尚、44は外部放熱器で、ヒート
パイプ45を通して伝達されてくる放電ランプ6の発熱
を外部に放散する。
【0040】本実施例によれば、図1に示した無電極放
電ランプ点灯回路を搭載しているため、放電ランプ6の
点灯時に安定に動作して、前記点灯回路の電源部が破壊
されることなく、放電ランプ6を容易且つ確実に点灯す
ることができる。
【0041】
【発明の効果】以上記述した請求項1又は2の発明によ
れば、点灯時の回路の安定化を図ると共に無電極放電ラ
ンプを容易且つ確実に点灯することができ、回路の信頼
性を向上させることができる。
【0042】請求項3乃至5いずれかの発明によれば、
無電極放電ランプのガスプローブに放電させてから励起
コイルに高周波電流を流す始動手順を適切なタイミング
で行うことができる。
【0043】請求項6又は7の発明によれば、始動時に
電源が破壊されることなく、放電ランプを容易且つ確実
に点灯できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の無電極放電ランプ点灯回路の一実施例
を示した回路図。
【図2】図1に示した制御回路の制御動作例を示したフ
ローチャート。
【図3】本発明の照明装置の一実施例を示した図。
【図4】従来の無電極放電ランプ点灯回路の一例を示し
た回路図。
【符号の説明】
1…高周波電源回路 2、4…コンデ
ンサ 5…励起コイル 6…無電極放電
ランプ 7…始動用電源回路 8…始動用昇圧
回路 9…制御回路 10、11…電
圧検出回路 13…電極 16…ガスプロ
ーブ
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 井上 昭浩 東京都品川区東品川四丁目3番1号 東芝 ライテック株式会社内

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 高周波電流を発生する高周波電源回路
    と;この高周波電源回路から発生された高周波電流が流
    れる励起コイルと;始動用高周波電流を発生する始動用
    電源回路と;この始動用電源回路から発生された高周波
    電流の電圧を昇圧する始動用昇圧回路と;この始動用昇
    圧回路から発生された高電圧を印加するための電極と;
    前記始動用電源回路を動作させた後、前記高周波電源回
    路を動作させる制御を行う制御回路と;を具備したこと
    を特徴とする無電極放電ランプ点灯回路。
  2. 【請求項2】 高周波電流を発生する高周波電源回路
    と;この高周波電源回路から発生された高周波電流が流
    れる励起コイルと;始動用高周波電流を発生する始動用
    電源回路と;この始動用電源回路から発生された高周波
    電流の電圧を昇圧する始動用昇圧回路と;前記励起コイ
    ルから発生された電磁エネルギーが注入されて発光する
    補助管付き放電ランプと;前記始動用昇圧回路から発生
    された高電圧が印加され、前記ランプの補助管に近接配
    置された電極と;前記ランプの始動時、前記始動用電源
    回路を動作させた後、前記高周波電源回路を動作させる
    制御を行う制御回路と;を具備したことを特徴とする無
    電極放電ランプ点灯回路。
  3. 【請求項3】 前記制御回路は前記補助管に放電が発生
    すると、前記高周波電源回路を動作させ、前記無電極放
    電ランプが点灯すると、前記始動用電源回路の動作を停
    止することを特徴とする請求項2記載の無電極放電ラン
    プ点灯回路。
  4. 【請求項4】 前記電極の印加電圧を検出する第1の電
    圧検出回路と;前記励起コイルに発生する電圧を検出す
    る第2の電圧検出回路と;を備え、 前記制御回路は前記第1及び第2の電圧検出回路により
    検出された電圧の変化により前記補助管の放電の発生及
    び無電極放電ランプの点灯を知ることを特徴とする請求
    項3記載の無電極放電ランプ点灯回路。
  5. 【請求項5】 前記制御回路は時間計時手段を備え、こ
    の時間計時手段が所定時間を計時すると前記補助管に放
    電が発生したと見做し、その後、前記時間計時手段が所
    定時間を更に計時すると前記無電極放電ランプが点灯し
    たと見做すことを特徴とする請求項3記載の無電極放電
    ランプ点灯回路。
  6. 【請求項6】 前記請求項1乃至5いずれか記載の無電
    極放電ランプ点灯回路と;この無電極放電ランプ点灯回
    路を収納する筐体と;を具備したことを特徴とする照明
    装置。
  7. 【請求項7】 前記請求項1乃至5いずれか記載の無電
    極放電ランプ点灯回路と;この無電極放電ランプ点灯回
    路を収納する筐体と;前記無電極放電ランプ点灯回路に
    より点灯される放電ランプと;を具備したことを特徴と
    する照明装置。
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