JPH09175538A - 液体・粘体等の使い捨て可能な収納容器 - Google Patents

液体・粘体等の使い捨て可能な収納容器

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JPH09175538A
JPH09175538A JP34948495A JP34948495A JPH09175538A JP H09175538 A JPH09175538 A JP H09175538A JP 34948495 A JP34948495 A JP 34948495A JP 34948495 A JP34948495 A JP 34948495A JP H09175538 A JPH09175538 A JP H09175538A
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container
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liquid
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JP34948495A
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Inventor
Koichiro Saito
幸一郎 斎藤
Kenji Katsuta
賢二 勝田
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BUSSAN DAIREKUTO MAAKETEINGU KK
BUSSAN DRICT MARKETING KK
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BUSSAN DAIREKUTO MAAKETEINGU KK
BUSSAN DRICT MARKETING KK
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 液体、粘体等の内容物を外気から保護して長
期保存を可能にし、使用時の容易な破断によって内容物
を簡単に取り出し、また使い捨て可能にする。 【課題手段】 内容物Lを収容した内容物容器20を外
部保護容器1内に収納閉塞して成り、外部保護容器1は
内容物容器20を収納保持する空洞状の収納部2と、こ
の収納部2を覆う覆い蓋4と、収納部2内に配した内容
物容器20破断用の平面で+字形を呈する破断突起6
と、内容物Lを外部保護容器1外に導出させるよう分断
可能なシール体8によって閉塞されている導出路7とを
備えている。破断突起6は収納部2底部に収納部2の内
方に突状にして設け、またこの破断突起6を設けた側の
収納部2自体の両側に内容物容器20を傾斜状態で持ち
上げるよう収納部2内にショルダー部3を突出形成す
る。内容物容器20は開口縁にシールフランジ22が突
設されている容器体21と、シールフランジ22に固着
されて容器体21の開口を閉塞する蓋片23とから成
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は例えば接着剤、医療
用消毒液、マニュキュア液、ナフサ燃料、調味料その他
の液体、粘体等が一時的に少量で使用されるときの適当
量を収容しておき、使用後はそのまま廃棄できるように
した携帯性に優れた液体・粘体等の使い捨て可能な収納
容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来から個別使用、少量使用等のために
1回分の使用量に対応して化粧料、調味液、医療用液そ
の他の各種の液体、粘体等を収容封入した使い捨て可能
な小容器いわゆるディスポーザブルケースが各種提案さ
れている。例えば実開昭57−180671号公報に係
る携帯用パック調味液、特開昭58−82849号公報
に係る圧力によって裂開可能なシール容器、特開平3−
85260号公報に係るペースト状、液状物の収納袋、
特開平3−133779号公報に係る塗布可能な材料用
の、スプレッダーを有するパッケージ等である。これら
のものはいずれも、その基本的な構成として液体、粘体
等の各種の内容物を収容する収容袋の開口部分を切裂可
能な封止部として形成すると共にこの封止部に収容袋内
部に連通する導出路を設けたものとし、封止部を切り裂
いて開放した導出路を経て内容物を取り出すようになっ
ているものである。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】ところが上述した従来
のこの種の使い捨てタイプの小容器は封止部を含む収容
袋全体を切裂可能な素材例えば合成樹脂フィルム、アル
ミニウム箔等によって形成しているために、外部からの
衝撃、押圧力等によって極めて簡単に破断され、内容物
が漏出することがあった。
【0004】特に内容物の性質上、容器素材の多くがポ
リプロピレン樹脂によるものとされていることで使い捨
てタイプとして形成したときの容器自体の肉厚が薄くな
り、外気が浸入しやすく内容物に影響を与え、製造、封
入から販売に至るまでの期間の内容物の鮮度の保持が困
難で不良品となってしまうことがある。しかも使い捨て
タイプとしたときの小容器にあっては、内容物の充填封
入に際して容器内からの空気排出(ヌケ)が非常に悪い
ために充填に手間が掛かるものであった。
【0005】そこで、本発明は叙上のような従来存した
諸事情に鑑み創出されたもので、液体、粘体等の収容し
た各種の内容物を湿気、乾燥、熱、水、その他の外気の
影響から保護して長期間の保存を可能にする一方、使用
時の容易な破断によって内容物を簡単に取り出せるよう
にし、また使い捨て容器として簡素化できるようにした
液体・粘体等の使い捨て可能な収納容器を提供すること
を目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上述した目的を達成する
ため、本発明にあっては、液体、粘体等の内容物Lを収
容してある内容物容器20を空洞状の外部保護容器1内
に収納閉塞して成り、外部保護容器1は内容物容器20
を収納保持する空洞状の収納部2と、この収納部2を覆
う覆い蓋4と、収納部2内に配された内容物容器20破
断用の破断突起6と、内容物Lを外部保護容器1外に導
出させる閉塞されている導出路7と、外部保護容器1と
一体状になっていて、導出路7を開口させる分断可能な
シール体8とを備えていることを特徴とする。破断突起
6は収納部2底部に収納部2の内方に突状にして設ける
ことができ、またこの破断突起6が設けられている側の
収納部2自体の両側に内容物容器20を傾斜させて持ち
上げるよう収納部2内に突出しているショルダー部3を
左右で対状に形成でき、更にこのショルダー部3の突出
内側面を導出路7に連続形成することができる。導出路
7幅員は先端に至るに伴ない次第に狭窄される狭幅に、
また収納部2底部と面一状に形成できる。外部保護容器
1の収納部2外方には覆い蓋4保護用の保護突部11を
設けることができる。シール体8はブロック状で、導出
路7の開口端位置にほぼ対応した外側面位置であるシー
ル体8基部にカット溝9を形成することができる。内容
物容器20は断面でほぼU字形を呈し、開口縁にシール
フランジ22が突設されている容器体21と、シールフ
ランジ22に固着されて容器体21の開口を閉塞する蓋
片23とから成り、容器体21、蓋片23の少なくとも
いずれか一方が破断突起6によって突き破られるように
破断可能に形成されることで構成することができる。
【0007】以上のように構成された本発明に係る液体
・粘体等の使い捨て可能な収納容器にあって、内容物容
器20内に収容された内容物Lは内容物容器20自体が
外部保護容器1の収納部2内に収納されていることで外
気の影響等から二重に保護される。このとき収納部2内
に突出している左右のショルダー部3は収納部2内に位
置決め収納された内容物容器20を、破断突起6を回避
して持ち上げさせており、外部保護容器1外部からの押
圧力の付加によらなければ内容物容器20を破断させな
い。保護突部11は収納部2の上方に突出状となる覆い
蓋4であってもそれを外部の衝撃等から回避させ、収納
部2更には内容物容器20を保護させる。外部保護容器
1に一体状のシール体8は、カット溝9部位の折曲等に
よって外部保護容器1から分断されることで導出路7を
開口させ、収納部2と外部とを相互に連通させる。外部
保護容器1外からの覆い蓋4あるいは破断突起6外側か
らの収納部2内への押圧力は内容物容器20を破断突起
6に突き当てさせ、このときの破断突起6は内容物容器
20の容器壁例えば蓋片23を突き破らせて内容物容器
20内の内容物Lを収納部2内に漏出させる。収納部2
内に突出している左右のショルダー部3は導出路7に連
続していることで、内容物容器20から漏出の内容物L
をショルダー部3内側面に沿って案内させて、導出路7
が収納部2底部と面一状であることと相俟ち導出路7開
口先端から円滑に流れ出させ、狭窄された狭幅の導出路
7は内容物Lを所定部位に適確に注出供給させる。
【0008】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明の実
施の形態を説明するに、図において示される符号1は空
洞状の外部保護容器であり、内部に収納した密閉状カプ
セル型の内容物容器20を保護すると共に、外部操作に
よって内容物容器20を破断することで内容物容器20
から漏出される液体、粘体等の内容物Lを分断開口され
た導出路7を経て外部に導出させるようになっている。
【0009】そのためこの外部保護容器1自体は内容物
容器20を収納保持する空洞状の収納部2と、この収納
部2を覆う覆い蓋4と、収納部2内に配された内容物容
器20破断用の破断突起6と、内容物Lを外部保護容器
1外に導出させる閉塞されている導出路7と、外部保護
容器1と一体状になっていて、導出路7を開口させる分
断可能なシール体8とを備えて成り、覆い蓋4以外の外
部保護容器1本体部分は合成樹脂等で一体形成されてい
る。
【0010】収納部2は内容物容器20を収納するもの
で、内容物容器20の平面外形にほぼ対応している平面
内形例えば長円形を呈するようにして外部保護容器1自
体を断面でほぼ凹字形に窪ませることで得られる窪み部
分として形成されている。またこの収納部2は内容物容
器20を収納するに足りる程度の内容積を有し、例えば
図示のように底部に突状にして設けられた破断突起6の
突端には当接していない半ば浮いた状態で収納されると
き覆い蓋4と共に形成されることで得られる内容積を有
する空洞部分に収納されるものとなっている。すなわち
外部保護容器1自体の底部に設けた破断突起6の突端に
内容物容器20の底部が当接しないように破断突起6が
設けられている側の収納部2自体の前方両側に内容物容
器20を傾斜させて持ち上げるよう収納部2内に突出し
ているショルダー部3を左右で対状に形成してあるた
め、このショルダー部3によって持ち上げられた高さ位
置で保持されている内容物容器20の上部を覆うように
したほぼドーム状の覆い蓋4を形成してあるものであ
る。なおショルダー部3は収納部2内壁面から例えば平
面でほぼ三日月形状に突出されることで形成されてお
り、このショルダー部3における突出内側面を導出路7
に連続形成するようにしておいて、内容物容器20から
収納部2に漏出された内容物Lを円滑に導出できるよう
に配慮してある。
【0011】覆い蓋4は内容物容器20を収納した収納
部2を覆うようになっており、図例にあっては収納部2
内で半ば持ち上げられた内容物容器20を覆うように断
面でほぼ逆U字形を呈するように合成樹脂等によって形
成されており、周縁に突状に形成した連結フランジ5を
外部保護容器1における収納部2の外周縁に熱シール加
工等によって当接状態で圧着することで固定されてい
る。この覆い蓋4は例えば透明なものとして収納部2に
収納の内容物容器20及びこれから漏出される内容物L
の漏出状況等を直接に見ることができるようにしておく
とよい。また覆い蓋4表面には内容物Lの種別に対応し
てそれを説明する各種表示、絵柄その他が施されること
もある。なおこの覆い蓋4は収納部2内で内容物容器2
0が収納部2内から突出されることなく収納されるとき
にあっては平板状に形成されることもある。
【0012】破断突起6は収納部2内に収納されたまま
の内容物容器20をその容器壁を突き破ることで開口さ
せて内容物Lを収納部2内に漏出させるものであり、例
えば収納部2の底部に収納部2内方に突状にして設けら
れている。図示にあっての破断突起6は平面でほぼ+状
を呈していて、突端に至るに伴ない次第に窄まるように
収納部2の底部壁を突状に膨出させることで形成されて
おり、収納部2の底部を外方からのあるいは内容物容器
20の上方すなわち覆い蓋4上方からの押圧力によって
内容物容器20の容器壁が突き破られるようにしてあ
る。もとよりこの破断突起6は収納部2の底部に配され
る場合に限らず、内容物容器20の容器壁を突き破るも
のとすれば収納部2の側部、覆い蓋4の裏面等に配する
こともでき、ただ図例にあっては後述のように導出路7
を収納部2の底部に連続させて形成する関係上、この導
出路7の近傍位置に破断突起6を設けて内容物容器20
を破断開口させるものとしてある。
【0013】導出路7は収納部2内部と連通状にして外
部保護容器1外に向けられて外部保護容器1壁自体に設
けられており、シール体8が外部保護容器1と分断され
たときに外部保護容器1外に収納部2内部を連通させる
ものとしてある。図示にあって導出路7はその底面が収
納部2の底部壁面と面一状にして、平面で長円形を呈す
る収納部2における一方の円弧状部に位置させて形成さ
れており、また、前述のように左右のショルダー部3の
突出内側面と導出路7自体の両側面とを連続させておく
と共に導出路7自体の幅員を先端開口に至るに伴ない次
第に狭窄されるように狭幅にしておいて、内容物容器2
0から漏出された内容物Lが導出路7内に円滑に導出さ
れるように配慮してある。
【0014】シール体8は導出路7の開口端側の前方位
置で外部保護容器1と一体状になっていて、外部保護容
器1との分断前では導出路7を確実に閉塞しており、分
断後では導出路7の開口を開放させるものとしてある。
図例にあってのシール体8は外部保護容器1と同素材に
よって丸形ブロック状に形成されており、導出路7の開
口端位置にほぼ対応した外側面位置であるシール体8基
部に例えば断面でほぼV字形のカット溝9を形成してあ
って、このカット溝9によって強制的に折曲する等する
ことでシール体8を外部保護容器1から分断して導出路
7を開口させるものとしてある。
【0015】また外部保護容器1には外部保護容器1上
方にドーム状に膨出している覆い蓋4を保護する保護突
部11を収納部2の外方に位置させて設けてあり、例え
ば外部保護容器1における導出路7の反対側である平面
で長円形を呈する収納部2における他方の円弧状部の外
方の左右に外部保護容器1自体を突出させて形成した突
出部分上で対状にして配置形成してある。この保護突部
11自体は図示にあって、外部保護容器1上に膨出する
覆い蓋4の高さとほぼ同程度の高さを有する球面状頂部
を有する円柱状に形成されている。もとよりこの保護突
部11は、収納部2上方に膨出する覆い蓋4を例えば上
方からの外力による破損力の付加を阻止させるものであ
ればよいから、その形状、高さ、位置、数等は図示例に
限定されるものではないのである。
【0016】そしてこのようにして形成されている外部
保護容器1自体は図5に示すように、相互に連結されて
おり、必要とする数の容器毎に適宜に分離可能なものと
してある。そのための連結形態は例えば図5(A)に示
すように、バー状の長い連結メインバー15に複数の分
岐連繋ピン16を分岐状に突設し、この分岐連繋ピン1
6先端夫々に分断自在にして外部保護容器1を例えば外
部保護容器1の後端縁にて連結することで、複数の外部
保護容器1が連結メインバー15からの分岐形態となる
ぶら下がり状になるものとしたり、図5(B)に示すよ
うに外部保護容器1自体の左右部で突設されている分断
自在な適数例えば対状となる連結連繋ピン17によって
相互に連結されるものとしたりされるのである。このよ
うに相互に分離自在に連結されていることで、外部保護
容器1自体の前後長さが例えば2cm程度の大きさのも
のであってもこれらを纏めて取り扱うことが容易となる
ばかりでなく、必要とする個数での携帯、保管、使用に
も便利なものとなる。
【0017】また内容物容器20は断面でほぼU字形を
呈する容器体21の開口縁にシールフランジ22を突設
し、このシールフランジ22に熱圧着等によって固着さ
れる蓋片23によって内容物Lを収容した状態で容器体
21の開口を密閉状に閉塞すると共に容器体21あるい
は蓋片23自体が前記破断突起6によって突き破られる
ようにして破断可能に形成されたものである。容器体2
1、蓋片23自体は収容される各種の液体、粘体等の内
容物Lによっては侵蝕されず、湿気、乾燥、熱、水、そ
の他の外気の影響から内容物Lを保護して長期間の保存
を可能にするような素材のものとされ、例えばアルミニ
ウム箔、合成樹脂フィルム、それらの積層構造のもの、
アルミニウムを主体にした合成樹脂フィルムとの複合材
料とし容器体21と蓋片23とでそれらの合成比率、肉
厚等を変えたもの等とするものである。この内容物容器
20は外部保護容器1の収納部2内に蓋片23が破断突
起6側に位置した状態で収納されることとなる場合に
は、蓋片23が破断可能な素材によって形成されるもの
となっており、また蓋片23の破断を容易にするため容
器体21自体はある程度の剛性を備えたものとされてい
る。
【0018】次にこれの使用の一例を説明すると、適当
な各種の内容物Lを収容した内容物容器20を用意して
おき、これを外部保護容器1の収納部2内にショルダー
部3によって半ば持ち上げられた状態で位置決めして覆
い蓋4によって覆うことで閉塞収納するのであり、この
とき図5に示すように連結メインバー15、分岐連繋ピ
ン16あるいは連結連繋ピン17等によって適当数で纏
めておくものである。そしてそれらを必要とする適当数
で分離して携帯、使用すればよく、内容物Lの取り出し
時ではカット溝9によって折曲する等してシール体8を
分断して導出路7を開口し、内容物Lを使用する場所、
部位に導出路7の開口端を近付けて手指等で覆い蓋4を
押圧するのである(図4参照)。すると押圧された覆い
蓋4は内容物容器20を破断突起6側に移動させること
で、その蓋片23を破断突起6に突き当てさせ、破断突
起6によって内容物容器20を突き破って内容物容器2
0から内容物Lを漏出させるのである。そして引き続き
手指等で押圧されることで内容物Lはショルダー部3側
面に沿って案内されて導出路7に導かれ、手指等に触れ
ることなく導出路7の先端開口から外部に流れ出るので
ある。
【0019】このようにして内容物Lが注出使用された
後の外部保護容器1、内容物容器20はそのまま廃棄さ
れればよいのである。
【0020】また外部保護容器1内への内容物容器20
の収納閉塞に際し、例えば所定の内容物Lを販売すると
き内容物Lが密閉収容された適数の内容物容器20を内
容物L毎に予め適当数で夫々用意しておき、顧客の注文
等に対応して外部保護容器1内に収納し覆い蓋4によっ
て圧着シールすることもできる。こうすることで覆い蓋
4自体の内容物Lに応じた適宜な化粧・表示等と相俟ち
それらの組合せによって適切な販売促進、在庫調整等の
商品管理その他を促進させることができる。
【0021】なお内容物L自体は液体、粘体であれば各
種のものに適用可能であり、例えば瞬間接着剤、接着
剤、マーキュロ等の医療用消毒液、水虫治療液等の医療
用治療液、マニュキュア液・徐光液等の化粧料、コンジ
水、ベンジン、ナフサ燃料、液状・粘状の調味料その他
であり、特に限定されるものではない。また接着剤であ
れば外部保護容器1の収納部2内と内容物容器20内と
に互いに混合される二液性のものと成るようにそれらの
A液、B液を各別に収容することも可能である。
【0022】
【発明の効果】本発明は以上のように構成されており、
外部保護容器1内に収納された内容物容器20に各種の
内容物Lを収容してあるために二重に覆われた状態とな
って湿気、乾燥、熱、水、その他の外気の影響から内容
物Lを確実に保護でき、長期間の保存を可能にするので
あり、また使用時では外部保護容器1に対する押圧力に
よる内容物容器20の容易な破断によって内容物Lを手
指で触れずに簡単に取り出すことができ、しかも内容物
Lの注出使用後ではそのまま廃棄でき、使い捨て容器と
して極めて簡素化されたものとすることができる。
【0023】すなわちこれは本発明において、内容物L
を収容してある内容物容器20を外部保護容器1内に収
納閉塞して成り、外部保護容器1は内容物容器20を収
納保持する収納部2と、この収納部2を覆う覆い蓋4
と、内容物容器20破断用の破断突起6と、内容物Lを
外部保護容器1外に導出させるよう分断可能なシール体
8によって閉塞されている導出路7とを備えたものとし
たからであり、これによって内容物Lの保護、手指等の
押圧による内容物容器20の破断開放、破断開放された
内容物容器20からの内容物Lの外部保護容器1外への
注出供給を安全かつ容易に行なえ、しかも使用後はその
まま廃棄できるのである。
【0024】外部保護容器1の収納部2内に収納された
内容物容器20は、収納部2の内方に突出している左右
のショルダー部3によって半ば持ち上げらた状態で支持
されていることでショルダー部3相互間の収納部2底部
に配置されている破断突起6から離れられたものとなっ
て、強制的な外部保護容器1外からの押圧力以外によっ
ては突き破られず、内容物容器20内からの内容物Lの
漏出は確実に回避されているのである。また収納部2外
方に保護突部11を設けてあるから、収納部2の上方に
突出状となる覆い蓋4であってもそれを外部の衝撃等か
ら十分に保護し、外部保護容器1外部からの外力、衝撃
等を回避させることができ、例えばハンドバッグ、ポケ
ットその他に収納しておいても不意に収納部2更には内
容物容器20が押圧されないから安心である。
【0025】またシール体8は分断可能にして外部保護
容器1と一体状に設けてあるから、その基部のカット溝
9での折曲等によって外部保護容器1から分断されるこ
とで導出路7を開口できるのであり、分断前では収納部
2を外部に連通させないから誤って内容物容器20が破
断されても内容物Lが外部に流れ出すこともない。そし
てこのシール体8自体はブロック状であるから手指等に
よる外部保護容器1からの分断操作も容易であり、必要
とする使用時に直ちに内容物Lを外部保護容器1外に注
出供給できるものである。
【0026】破断突起6は収納部2底部に収納部2の内
方に突状にして設けてあるので外部保護容器1の上下方
向に沿う手指等による押圧力によって収納部2内に収納
の内容物容器20を例えばその蓋片23側から突き破ら
せることができ、収納部2と面一状となっている導出路
7からの内容物Lの外部への注出供給を容易にすること
ができる。しかも収納部2内にはショルダー部3が突出
状に形成されていて、これが導出路7に連続しているこ
とと相俟ち導出路7へ内容物Lを案内し、導出路7から
の内容物Lの流れ出しを円滑にするばかりでなく、狭窄
された狭幅の導出路7によって内容物Lを必要とする所
定部位に確実にポイント的に注出供給することもでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施の一形態における分解斜視図であ
る。
【図2】同じく一部切欠平面図である。
【図3】同じく断面図である。
【図4】同じく手指等で押圧した内容物の注出供給時の
断面図である。
【図5】(A)、(B)夫々は同じく外部保護容器が相
互に連結された状態の平面図である。
【符号の説明】
L…内容物 1…外部保護容器 2…収納部 3…ショルダー部 4…覆い蓋 5…連結フランジ 6…破断突起 7…導出路 8…シール体 9…カット溝 11…保護突部 15…連結メインバー 16…分岐連繋
ピン 17…連結連繋ピン 20…内容物容器 21…容器体 22…シールフランジ 23…蓋片

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 液体、粘体等の内容物を収容してある内
    容物容器を空洞状の外部保護容器内に収納閉塞して成
    り、外部保護容器は内容物容器を収納保持する空洞状の
    収納部と、この収納部を覆う覆い蓋と、収納部内に配さ
    れた内容物容器破断用の破断突起と、内容物を外部保護
    容器外に導出させる閉塞されている導出路と、外部保護
    容器と一体状になっていて、導出路を開口させる分断可
    能なシール体とを備えていることを特徴とする液体・粘
    体等の使い捨て可能な収納容器。
  2. 【請求項2】 破断突起は収納部底部に収納部の内方に
    突状にして設けてある請求項1記載の液体・粘体等の使
    い捨て可能な収納容器。
  3. 【請求項3】 破断突起が設けられている側の収納部自
    体の両側に内容物容器を傾斜させて持ち上げるよう収納
    部内に突出しているショルダー部を左右で対状に形成し
    てある請求項1または2記載の液体・粘体等の使い捨て
    可能な収納容器。
  4. 【請求項4】 ショルダー部の突出内側面を導出路に連
    続形成してある請求項3記載の液体・粘体等の使い捨て
    可能な収納容器。
  5. 【請求項5】 導出路幅員は先端に至るに伴ない次第に
    狭窄される狭幅に形成してある請求項1乃至4のいずれ
    か記載の液体・粘体等の使い捨て可能な収納容器。
  6. 【請求項6】 導出路は収納部底部と面一状に形成して
    ある請求項1乃至5のいずれか記載の液体・粘体等の使
    い捨て可能な収納容器。
  7. 【請求項7】 外部保護容器の収納部外方には覆い蓋保
    護用の保護突部を設けてある請求項1乃至6のいずれか
    記載の液体・粘体等の使い捨て可能な収納容器。
  8. 【請求項8】 シール体はブロック状で、導出路の開口
    端位置にほぼ対応した外側面位置であるシール体基部に
    カット溝を形成してある請求項1乃至7のいずれか記載
    の液体・粘体等の使い捨て可能な収納容器。
  9. 【請求項9】 内容物容器は断面でほぼU字形を呈し、
    開口縁にシールフランジが突設されている容器体と、シ
    ールフランジに固着されて容器体の開口を閉塞する蓋片
    とから成り、容器体、蓋片の少なくともいずれか一方が
    破断突起によって突き破られるように破断可能に形成さ
    れている請求項1乃至7のいずれか記載の液体・粘体等
    の使い捨て可能な収納容器。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2007197020A (ja) * 2006-01-24 2007-08-09 Osamu Ishitobi 調味料収納具
JP2011524313A (ja) * 2008-06-19 2011-09-01 ベーリンガー インゲルハイム マイクロパーツ ゲゼルシャフト ミット ベシュレンクテル ハフツング 流体計量容器
JP2017197278A (ja) * 2016-04-28 2017-11-02 花王株式会社 液体滴下具
JP6279806B1 (ja) * 2017-11-21 2018-02-14 東邦電子株式会社 携帯用薬剤容器およびその製造方法
WO2023135991A1 (ja) 2022-01-11 2023-07-20 Nok株式会社 容器、マイクロ流体デバイス、及びダイアフラムポンプ

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