JPH0917504A - エジェクタユニット - Google Patents
エジェクタユニットInfo
- Publication number
- JPH0917504A JPH0917504A JP7275307A JP27530795A JPH0917504A JP H0917504 A JPH0917504 A JP H0917504A JP 7275307 A JP7275307 A JP 7275307A JP 27530795 A JP27530795 A JP 27530795A JP H0917504 A JPH0917504 A JP H0917504A
- Authority
- JP
- Japan
- Prior art keywords
- insertion direction
- frame
- rotating portion
- rotating
- operation member
- Prior art date
- Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
- Granted
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Landscapes
- Coupling Device And Connection With Printed Circuit (AREA)
- Details Of Connecting Devices For Male And Female Coupling (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】PCカード専用端末機の実装密度の低下や操作
部材の誤操作を防止するとともに、操作部材の破損を防
止するエジェクタユニットを提供する。 【解決手段】回動部34の回動軸36を、回動部34が
第1の位置に位置した状態において、フレーム22から
回動部34の左右方向の幅の中心線38よりも遠い位置
に位置した。また、回動部34に、操作杆24が挿入方
向(矢印12方向)に押圧される際に押圧される押圧面
34aを形成し、この押圧面34aを、回動部34が第
1の位置に位置した状態で、フレーム20から遠ざかる
にしたがって挿入方向に傾斜させた。
部材の誤操作を防止するとともに、操作部材の破損を防
止するエジェクタユニットを提供する。 【解決手段】回動部34の回動軸36を、回動部34が
第1の位置に位置した状態において、フレーム22から
回動部34の左右方向の幅の中心線38よりも遠い位置
に位置した。また、回動部34に、操作杆24が挿入方
向(矢印12方向)に押圧される際に押圧される押圧面
34aを形成し、この押圧面34aを、回動部34が第
1の位置に位置した状態で、フレーム20から遠ざかる
にしたがって挿入方向に傾斜させた。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、PCカード等のカ
ードが挿入されるエジェクタユニットに関する。
ードが挿入されるエジェクタユニットに関する。
【0002】
【従来の技術】IC等を内蔵したPCカードが、例えば
パーソナルコンピュータ等の分野で使用されている。こ
のPCカードにはメモリが内蔵されており、その情報集
積量は従来の磁気利用のカードに比べ100倍以上にな
っている。また、PCカードには、メモリだけでなくハ
ードディスクやモデムも内蔵されたタイプもある。PC
カードを利用する際にはPCカード専用端末機が使用さ
れ、このPCカード専用端末機には、PCカードが挿入
されるフレームを有するエジェクタユニットが装着され
ている。さらに、エジェクタユニットには、一般に、カ
ードの挿入方向に摺動自在に保持された操作部材と、こ
の操作部材の挿入方向の動きに応じて、フレームに挿入
されたカードを押し出す押し出し部材が備えられてい
る。
パーソナルコンピュータ等の分野で使用されている。こ
のPCカードにはメモリが内蔵されており、その情報集
積量は従来の磁気利用のカードに比べ100倍以上にな
っている。また、PCカードには、メモリだけでなくハ
ードディスクやモデムも内蔵されたタイプもある。PC
カードを利用する際にはPCカード専用端末機が使用さ
れ、このPCカード専用端末機には、PCカードが挿入
されるフレームを有するエジェクタユニットが装着され
ている。さらに、エジェクタユニットには、一般に、カ
ードの挿入方向に摺動自在に保持された操作部材と、こ
の操作部材の挿入方向の動きに応じて、フレームに挿入
されたカードを押し出す押し出し部材が備えられてい
る。
【0003】このような操作部材や押し出し部材を備え
たエジェクタユニットとしては、例えば、特開平6−1
51004号公報や実開平6−56992号公報に開示
されたものが知られている。これらの公報に開示された
エジェクタユニットは、フレームの両端部のうちのいず
れか一方に操作部材を備えている。操作部材は、金属板
を折り曲げて形成した操作杆とこの操作杆の挿入方向後
端部に固定された、一般的には樹脂性の操作ボタンから
なり、フレームに挿入されたカードを押し出すには、操
作ボタンを挿入方向に押圧する。また、上記のエジェク
タユニットは、エジェクタユニットが装着されたPCカ
ード専用端末機から操作ボタンが過度に突出しないよう
に、PCカード専用端末機の奥側に配置されており、こ
のため、エジェクタユニットが奥側に配置されている分
だけPCカード専用端末機の実装密度が低い。
たエジェクタユニットとしては、例えば、特開平6−1
51004号公報や実開平6−56992号公報に開示
されたものが知られている。これらの公報に開示された
エジェクタユニットは、フレームの両端部のうちのいず
れか一方に操作部材を備えている。操作部材は、金属板
を折り曲げて形成した操作杆とこの操作杆の挿入方向後
端部に固定された、一般的には樹脂性の操作ボタンから
なり、フレームに挿入されたカードを押し出すには、操
作ボタンを挿入方向に押圧する。また、上記のエジェク
タユニットは、エジェクタユニットが装着されたPCカ
ード専用端末機から操作ボタンが過度に突出しないよう
に、PCカード専用端末機の奥側に配置されており、こ
のため、エジェクタユニットが奥側に配置されている分
だけPCカード専用端末機の実装密度が低い。
【0004】また、実開平6−56992号公報には、
2つのフレームを互いに積み重ねた、所謂、2階建てエ
ジェクタユニットも開示されている。この2階建てエジ
ェクタユニットでは、2つのフレームの両端部の同一の
側に操作部材が取り付けられており、一方の操作部材を
押圧する際に誤って他方の操作部材を押圧し、使用中の
カードを押し出してしまうおそれがある。
2つのフレームを互いに積み重ねた、所謂、2階建てエ
ジェクタユニットも開示されている。この2階建てエジ
ェクタユニットでは、2つのフレームの両端部の同一の
側に操作部材が取り付けられており、一方の操作部材を
押圧する際に誤って他方の操作部材を押圧し、使用中の
カードを押し出してしまうおそれがある。
【0005】上記したPCカード専用端末機の実装密度
の低下や操作部材の誤操作を防止するエジェクタユニッ
トとして、操作部材の挿入方向後端部に回動自在な操作
ボタンを備えたタイプのものが知られている。このタイ
プのエジェクタユニットの操作ボタンは、挿入方向先端
に凸部が形成された略直方体の回動部と、この凸部を受
容する凹部が挿入方向後端に形成された略直方体の固定
部とで構成されており、回動部の凸部に回動部の回転軸
が位置している。フレームにカードが挿入されている状
態では操作ボタンの回動部をフレームから遠ざける位置
に回動しておき、これにより、エジェクタユニットが装
着されたPCカード専用端末機から操作ボタンが過度に
突出することが防止される。この結果、操作ボタンを回
動させる分、PCカード専用端末機の実装密度の低下を
防止できる。一方、フレームに挿入されたカードを取り
出すには、操作ボタンの回動部を回動してフレームに近
付ける位置にし、操作ボタンを挿入方向に押圧して回動
部の凸部を固定部の凹部に受容させると同時に挿入方向
に回動軸を移動して凹部に位置させ、その状態でさらに
操作ボタンを挿入方向に押圧する。カードをフレームに
再び挿入した後、回動部をフレームから遠ざける位置に
回動するには、操作ボタンを挿入方向とは反対の方向に
少し移動させて回動部の凸部を固定部の凹部から抜き出
すと同時に凹部に位置している回動軸を凹部から出し、
この状態で、回動部をフレームから遠ざける位置に回動
する。
の低下や操作部材の誤操作を防止するエジェクタユニッ
トとして、操作部材の挿入方向後端部に回動自在な操作
ボタンを備えたタイプのものが知られている。このタイ
プのエジェクタユニットの操作ボタンは、挿入方向先端
に凸部が形成された略直方体の回動部と、この凸部を受
容する凹部が挿入方向後端に形成された略直方体の固定
部とで構成されており、回動部の凸部に回動部の回転軸
が位置している。フレームにカードが挿入されている状
態では操作ボタンの回動部をフレームから遠ざける位置
に回動しておき、これにより、エジェクタユニットが装
着されたPCカード専用端末機から操作ボタンが過度に
突出することが防止される。この結果、操作ボタンを回
動させる分、PCカード専用端末機の実装密度の低下を
防止できる。一方、フレームに挿入されたカードを取り
出すには、操作ボタンの回動部を回動してフレームに近
付ける位置にし、操作ボタンを挿入方向に押圧して回動
部の凸部を固定部の凹部に受容させると同時に挿入方向
に回動軸を移動して凹部に位置させ、その状態でさらに
操作ボタンを挿入方向に押圧する。カードをフレームに
再び挿入した後、回動部をフレームから遠ざける位置に
回動するには、操作ボタンを挿入方向とは反対の方向に
少し移動させて回動部の凸部を固定部の凹部から抜き出
すと同時に凹部に位置している回動軸を凹部から出し、
この状態で、回動部をフレームから遠ざける位置に回動
する。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】上記した回動自在な操
作ボタンを備えたタイプのエジェクタユニットでは、上
述したように、フレームにカードを挿入した後に操作ボ
タンの回動部をフレームから遠ざける位置に回動するに
は、回動部の凸部を固定部の凹部から抜き出す第1の動
作と、この第1の動作の終了後に回動部を回動する第2
の動作が必要である。ところが、エジェクタユニットの
操作者が第1の動作を忘れて第2の動作を行うことがあ
り、この場合、操作ボタンが破損することがある。
作ボタンを備えたタイプのエジェクタユニットでは、上
述したように、フレームにカードを挿入した後に操作ボ
タンの回動部をフレームから遠ざける位置に回動するに
は、回動部の凸部を固定部の凹部から抜き出す第1の動
作と、この第1の動作の終了後に回動部を回動する第2
の動作が必要である。ところが、エジェクタユニットの
操作者が第1の動作を忘れて第2の動作を行うことがあ
り、この場合、操作ボタンが破損することがある。
【0007】本発明は、上記事情に鑑み、PCカード専
用端末機の実装密度の低下や操作部材の誤操作を防止す
るとともに、操作部材の破損を防止するエジェクタユニ
ットを提供することを目的とする。
用端末機の実装密度の低下や操作部材の誤操作を防止す
るとともに、操作部材の破損を防止するエジェクタユニ
ットを提供することを目的とする。
【0008】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
の本発明の第1のエジェクタユニットは、板状のカード
が挿入されるフレームと、このフレームの左右両端部の
うちのいずれか一方に、挿入方向に摺動自在にこの挿入
方向に延びて保持された操作部材と、この操作部材の上
記挿入方向の動きに応じて、上記フレームに挿入された
カードを押し出す押し出し部材とを備えたエジェクタユ
ニットにおいて、 (1)上記操作部材が、操作部材の挿入方向後端部に、
この操作部材を上記挿入方向に押圧する第1の位置とこ
の第1位置と略直交する第2の位置との間を回動する回
動部を有するものであり (2)上記回動部が、この回動部が上記第1の位置に位
置した状態で、この回動部の左右方向の幅の中心線より
も、上記第2の位置における上記回動部の自由端側の位
置に回動軸を有するものである ことを特徴とするものである。
の本発明の第1のエジェクタユニットは、板状のカード
が挿入されるフレームと、このフレームの左右両端部の
うちのいずれか一方に、挿入方向に摺動自在にこの挿入
方向に延びて保持された操作部材と、この操作部材の上
記挿入方向の動きに応じて、上記フレームに挿入された
カードを押し出す押し出し部材とを備えたエジェクタユ
ニットにおいて、 (1)上記操作部材が、操作部材の挿入方向後端部に、
この操作部材を上記挿入方向に押圧する第1の位置とこ
の第1位置と略直交する第2の位置との間を回動する回
動部を有するものであり (2)上記回動部が、この回動部が上記第1の位置に位
置した状態で、この回動部の左右方向の幅の中心線より
も、上記第2の位置における上記回動部の自由端側の位
置に回動軸を有するものである ことを特徴とするものである。
【0009】また、上記目的を達成するための本発明の
第2のエジェクタユニットは、板状のカードが挿入され
るフレームと、このフレームの左右両端部のうちのいず
れか一方に、挿入方向に摺動自在にこの挿入方向に延び
て保持された操作部材と、この操作部材の上記挿入方向
の動きに応じて、上記フレームに挿入されたカードを押
し出す押し出し部材とを備えたエジェクタユニットにお
いて、 (3)上記操作部材が、操作部材の挿入方向後端部に、
この操作部材を上記挿入方向に押圧する第1の位置とこ
の第1位置と略直交する第2の位置との間を回動する回
動部を有するものであり (4)上記回動部が、この回動部が上記第1の位置に位
置した状態で、上記操作部材が上記挿入方向に押圧され
る際に押圧される、上記回動部の回動方向に沿って傾斜
する押圧面を有するものである ことを特徴とするものである。
第2のエジェクタユニットは、板状のカードが挿入され
るフレームと、このフレームの左右両端部のうちのいず
れか一方に、挿入方向に摺動自在にこの挿入方向に延び
て保持された操作部材と、この操作部材の上記挿入方向
の動きに応じて、上記フレームに挿入されたカードを押
し出す押し出し部材とを備えたエジェクタユニットにお
いて、 (3)上記操作部材が、操作部材の挿入方向後端部に、
この操作部材を上記挿入方向に押圧する第1の位置とこ
の第1位置と略直交する第2の位置との間を回動する回
動部を有するものであり (4)上記回動部が、この回動部が上記第1の位置に位
置した状態で、上記操作部材が上記挿入方向に押圧され
る際に押圧される、上記回動部の回動方向に沿って傾斜
する押圧面を有するものである ことを特徴とするものである。
【0010】また、上記目的を達成するための本発明の
第3のエジェクタユニットは、板状のカードが挿入され
るフレームと、このフレームの左右両端部のうちのいず
れか一方に、挿入方向に摺動自在にこの挿入方向に延び
て保持された操作部材と、この操作部材の上記挿入方向
の動きに応じて、上記フレームに挿入されたカードを押
し出す押し出し部材とを備えたエジェクタユニットにお
いて、上記操作部材が、 (5)上記挿入方向に延び、挿入方向前端部に上記押し
出し部材が連結された操作杆 (6)この操作杆の挿入方向後端部に固定された第1の
固定部 (7)この第1の固定部を上記操作杆に固定する、この
第1の固定部と一体成型された第2の固定部 (8)上記操作杆を上記挿入方向に押圧する第1の位置
とこの第1の位置に略直交する第2の位置との間を回動
する、上記第1の固定部の挿入方向後端部に連結された
回動部 を有するものであることを特徴とするものである。
第3のエジェクタユニットは、板状のカードが挿入され
るフレームと、このフレームの左右両端部のうちのいず
れか一方に、挿入方向に摺動自在にこの挿入方向に延び
て保持された操作部材と、この操作部材の上記挿入方向
の動きに応じて、上記フレームに挿入されたカードを押
し出す押し出し部材とを備えたエジェクタユニットにお
いて、上記操作部材が、 (5)上記挿入方向に延び、挿入方向前端部に上記押し
出し部材が連結された操作杆 (6)この操作杆の挿入方向後端部に固定された第1の
固定部 (7)この第1の固定部を上記操作杆に固定する、この
第1の固定部と一体成型された第2の固定部 (8)上記操作杆を上記挿入方向に押圧する第1の位置
とこの第1の位置に略直交する第2の位置との間を回動
する、上記第1の固定部の挿入方向後端部に連結された
回動部 を有するものであることを特徴とするものである。
【0011】ここで、上記第1の固定部が、挿入方向後
端部に形成された凸部を有するものであり、上記回動部
が、上記回動部が上記第1の位置に位置した状態で上記
凸部と係合する凹部と、上記回動部が回動するときに上
記凸部に当接することにより上記回動部を回動方向に案
内する、上記凹部に連続する案内面とを有するものであ
ることが好ましい。
端部に形成された凸部を有するものであり、上記回動部
が、上記回動部が上記第1の位置に位置した状態で上記
凸部と係合する凹部と、上記回動部が回動するときに上
記凸部に当接することにより上記回動部を回動方向に案
内する、上記凹部に連続する案内面とを有するものであ
ることが好ましい。
【0012】
【発明の実施の形態】以下、図面を参照して本発明のエ
ジェクタユニットの実施形態を説明する。図1は、2階
建てのエジェクタユニットを示す斜視図である。2階建
てのエジェクタユニット10は、それぞれにコネクタ
(図示せず)が装着されたフレーム20,40を積み重
ねることにより形成される。フレーム20,40は金属
板を打ち抜いて形成されている。フレーム20,40の
左右両端部は折り曲げられ、PCカードの挿抜を案内す
るガイド部22,42がこの左右両端部に形成されてい
る。また、ガイド部22,42の外側には、後述する操
作杆24,44を保持する複数の爪26,46が、フレ
ーム20,40の金属板を折り曲げて形成されている。
ジェクタユニットの実施形態を説明する。図1は、2階
建てのエジェクタユニットを示す斜視図である。2階建
てのエジェクタユニット10は、それぞれにコネクタ
(図示せず)が装着されたフレーム20,40を積み重
ねることにより形成される。フレーム20,40は金属
板を打ち抜いて形成されている。フレーム20,40の
左右両端部は折り曲げられ、PCカードの挿抜を案内す
るガイド部22,42がこの左右両端部に形成されてい
る。また、ガイド部22,42の外側には、後述する操
作杆24,44を保持する複数の爪26,46が、フレ
ーム20,40の金属板を折り曲げて形成されている。
【0013】フレーム20,40には、矢印12で示す
挿入方向に挿入されたPCカード14を抜き出すための
操作杆24,44とカムバー(図示せず)が保持されて
いる。操作杆24,44は金属面を打ち抜いて形成さ
れ、図1に示すように、フレーム20,40の複数の爪
26,46に摺動自在に保持される。また、操作杆2
4,44の挿入方向前方の端部には、図示しないカムバ
ー(本発明にいう取り出し部材の一例)が連結されてお
り、このカムバーの中間部はフレーム20,40に軸支
されている。また、挿入方向後方の端部には、操作ボタ
ン30,50が装着されており、フレーム20,40に
挿入されたPCカードを押し出す際には、操作ボタン3
0,50を挿入方向(矢印12方向)に押す。本発明に
いう操作部材は、操作杆24(44)と操作ボタン30
(50)とから構成される。
挿入方向に挿入されたPCカード14を抜き出すための
操作杆24,44とカムバー(図示せず)が保持されて
いる。操作杆24,44は金属面を打ち抜いて形成さ
れ、図1に示すように、フレーム20,40の複数の爪
26,46に摺動自在に保持される。また、操作杆2
4,44の挿入方向前方の端部には、図示しないカムバ
ー(本発明にいう取り出し部材の一例)が連結されてお
り、このカムバーの中間部はフレーム20,40に軸支
されている。また、挿入方向後方の端部には、操作ボタ
ン30,50が装着されており、フレーム20,40に
挿入されたPCカードを押し出す際には、操作ボタン3
0,50を挿入方向(矢印12方向)に押す。本発明に
いう操作部材は、操作杆24(44)と操作ボタン30
(50)とから構成される。
【0014】図2を参照して、操作ボタンの詳細な構造
を説明する。ここでは、操作ボタン30について説明す
る。操作ボタン30は、操作杆24の挿入方向後端部が
圧入された固定部32、及び、操作杆24を挿入方向
(矢印12方向)に押圧する第1の位置とフレーム20
(図1参照)から遠ざかると共に第1の位置と略直交す
る第2の位置との間を回動する回動部34から構成され
ている。図2(a)では、第1の位置に位置するときの
回動部34を二点鎖線で示し、第2の位置に位置すると
きの回動部34を実線で示す。回動部34を、フレーム
20(図1参照)にPCカードが挿入されている状態
で、第2の位置に回動させておくことにより、エジェク
タユニット10が実装されたPCカード専用端末機の実
装密度の低下や操作杆24の誤操作を防止することがで
きる。また、回動部34が第2の位置に位置し、操作ボ
タン50(図1参照)の回動部54が第1の位置に位置
するときに、操作ボタン50を挿入方向に押圧しようと
して誤操作しても操作ボタン30は押圧されないので、
フレーム20に挿入されているカードを誤って押し出す
ことがない。
を説明する。ここでは、操作ボタン30について説明す
る。操作ボタン30は、操作杆24の挿入方向後端部が
圧入された固定部32、及び、操作杆24を挿入方向
(矢印12方向)に押圧する第1の位置とフレーム20
(図1参照)から遠ざかると共に第1の位置と略直交す
る第2の位置との間を回動する回動部34から構成され
ている。図2(a)では、第1の位置に位置するときの
回動部34を二点鎖線で示し、第2の位置に位置すると
きの回動部34を実線で示す。回動部34を、フレーム
20(図1参照)にPCカードが挿入されている状態
で、第2の位置に回動させておくことにより、エジェク
タユニット10が実装されたPCカード専用端末機の実
装密度の低下や操作杆24の誤操作を防止することがで
きる。また、回動部34が第2の位置に位置し、操作ボ
タン50(図1参照)の回動部54が第1の位置に位置
するときに、操作ボタン50を挿入方向に押圧しようと
して誤操作しても操作ボタン30は押圧されないので、
フレーム20に挿入されているカードを誤って押し出す
ことがない。
【0015】回動部34の回動軸36は、回動部34が
第1の位置に位置した状態において、フレーム22から
回動部34の左右方向の幅の中心線38よりも遠い位置
に位置し、この位置は、回動部34が第1の位置と第2
の位置との間を回動しても変わらない。このため、回動
部34を1つの動作で回動させることができ、上述した
従来のエジェクタユニットのように2つの動作が必要と
されず、誤操作により操作ボタン30が破損することを
防止できる。また、回動部34の回動軸36が上記した
位置に位置するので、第2の位置に位置する回動部34
を挿入方向に押圧する際に、回動部34を不用意に第1
の位置に回動させることがない。
第1の位置に位置した状態において、フレーム22から
回動部34の左右方向の幅の中心線38よりも遠い位置
に位置し、この位置は、回動部34が第1の位置と第2
の位置との間を回動しても変わらない。このため、回動
部34を1つの動作で回動させることができ、上述した
従来のエジェクタユニットのように2つの動作が必要と
されず、誤操作により操作ボタン30が破損することを
防止できる。また、回動部34の回動軸36が上記した
位置に位置するので、第2の位置に位置する回動部34
を挿入方向に押圧する際に、回動部34を不用意に第1
の位置に回動させることがない。
【0016】また、回動部34には、操作杆24が挿入
方向(矢印12方向)に押圧される際に押圧される押圧
面34aが形成されている。押圧面34aは、回動部3
4が第1の位置に位置した状態で、フレーム20から遠
ざかるにしたがって挿入方向に傾斜しており、このた
め、第1の位置に位置する回動部34を挿入方向に押圧
する際に、回動部34を不用意に第2の位置に回動させ
ることがない。
方向(矢印12方向)に押圧される際に押圧される押圧
面34aが形成されている。押圧面34aは、回動部3
4が第1の位置に位置した状態で、フレーム20から遠
ざかるにしたがって挿入方向に傾斜しており、このた
め、第1の位置に位置する回動部34を挿入方向に押圧
する際に、回動部34を不用意に第2の位置に回動させ
ることがない。
【0017】回動部34が第1の位置に位置するとき
に、回動部34と固定部32とが対向する面32a,3
4bは約2°の角度θをなしている。このため、第1の
位置に位置する回動部34を挿入方向に押圧すると、面
32a,34bが当接し、回動部34が第2の位置から
離れる方向に若干傾くので、回動部34が不用意に第2
の位置に回動することがない。この結果、フレーム20
に挿入されているカードをスムーズに取り出すことがで
きる。また、回動部34にはラッチアーム34cが形成
され、固定部32にはラッチアーム34cと弱い力で係
合する係合部32bが形成されている。このため、操作
ボタン30が振動しても、回動部34は第1の位置また
は第2の位置から容易に回動せず、そのままの状態を維
持する。
に、回動部34と固定部32とが対向する面32a,3
4bは約2°の角度θをなしている。このため、第1の
位置に位置する回動部34を挿入方向に押圧すると、面
32a,34bが当接し、回動部34が第2の位置から
離れる方向に若干傾くので、回動部34が不用意に第2
の位置に回動することがない。この結果、フレーム20
に挿入されているカードをスムーズに取り出すことがで
きる。また、回動部34にはラッチアーム34cが形成
され、固定部32にはラッチアーム34cと弱い力で係
合する係合部32bが形成されている。このため、操作
ボタン30が振動しても、回動部34は第1の位置また
は第2の位置から容易に回動せず、そのままの状態を維
持する。
【0018】図3を参照して操作杆24及び操作ボタン
30の操作手順を説明する。フレーム20(図1参照)
にカードが挿入されている状態では、操作ボタン30の
回動部34は上記した第2の位置に位置しており(図3
(a))、この位置では操作杆24を挿入方向(矢印1
2方向)に押圧することがほとんどできない。このた
め、操作杆24が不用意に挿入方向に押圧されて、フレ
ーム20に挿入されたカードが押し出されることが防止
される。フレーム20に挿入されたカードを押し出すに
は、図3(a)の矢印A方向に回動部34を回動する。
これにより、回動部34は、図3(b)に示す状態を経
由し、上記した第1の位置に位置する(図3(c))。
第1の位置に回動部34が位置している状態で、押圧面
34aを挿入方向(矢印12方向)に押圧すると、操作
杆24が挿入方向に移動し、カードがフレーム20(図
1参照)から押し出される。空のフレーム20にカード
を挿入した後は、図3(d)の矢印B方向に回動部34
を回動し、回動部34を上記した第2の位置に位置させ
る(図3(e))。これにより、操作杆24が不用意に
挿入方向に押圧されて、フレーム20に挿入されたカー
ドが押し出されることが防止される。
30の操作手順を説明する。フレーム20(図1参照)
にカードが挿入されている状態では、操作ボタン30の
回動部34は上記した第2の位置に位置しており(図3
(a))、この位置では操作杆24を挿入方向(矢印1
2方向)に押圧することがほとんどできない。このた
め、操作杆24が不用意に挿入方向に押圧されて、フレ
ーム20に挿入されたカードが押し出されることが防止
される。フレーム20に挿入されたカードを押し出すに
は、図3(a)の矢印A方向に回動部34を回動する。
これにより、回動部34は、図3(b)に示す状態を経
由し、上記した第1の位置に位置する(図3(c))。
第1の位置に回動部34が位置している状態で、押圧面
34aを挿入方向(矢印12方向)に押圧すると、操作
杆24が挿入方向に移動し、カードがフレーム20(図
1参照)から押し出される。空のフレーム20にカード
を挿入した後は、図3(d)の矢印B方向に回動部34
を回動し、回動部34を上記した第2の位置に位置させ
る(図3(e))。これにより、操作杆24が不用意に
挿入方向に押圧されて、フレーム20に挿入されたカー
ドが押し出されることが防止される。
【0019】上記実施例では、操作杆24の挿入方向後
端部を操作ボタン30の固定部32に圧入して、本発明
にいう操作部材を形成したが、操作杆24に回動部34
を回動自在に取り付けて操作部材を形成してもよい。ま
た、操作ボタンを用いずに、操作杆の後端部を上記のよ
うに回動自在に形成してもよい。さらに、回動部34を
フレーム20に接近する方向、即ち上記実施例の逆方向
に回動させてもよい。この場合、回動軸の36の位置及
び押圧面34aの傾斜は上記実施例の逆になる。この構
成によれば、矢印12から見た第2の位置の回動部34
及びフレーム20の投影面積が小さくなり、エジェクタ
ユニットを収容するパーソナルコンピュータ等の筐体に
第2の位置の回動部34を収容する空間を必要としない
ので、筐体内の有効容積を大きくとれる。
端部を操作ボタン30の固定部32に圧入して、本発明
にいう操作部材を形成したが、操作杆24に回動部34
を回動自在に取り付けて操作部材を形成してもよい。ま
た、操作ボタンを用いずに、操作杆の後端部を上記のよ
うに回動自在に形成してもよい。さらに、回動部34を
フレーム20に接近する方向、即ち上記実施例の逆方向
に回動させてもよい。この場合、回動軸の36の位置及
び押圧面34aの傾斜は上記実施例の逆になる。この構
成によれば、矢印12から見た第2の位置の回動部34
及びフレーム20の投影面積が小さくなり、エジェクタ
ユニットを収容するパーソナルコンピュータ等の筐体に
第2の位置の回動部34を収容する空間を必要としない
ので、筐体内の有効容積を大きくとれる。
【0020】次に、図4から図8までを参照して操作ボ
タンの他の例について説明する。図4は操作部材を挿入
方向に押圧する第1の位置に位置する操作ボタンを示
す、(a)は側面図、(b)は平面図である。図5は上
記した第1の位置と略直交する第2の位置に位置する操
作ボタンを示す、(a)は側面図、(b)は平面図であ
る。図6は操作ボタンの第1及び第2の固定部を示す、
(a)は平面図、(b)は側面図、(c)背面図であ
る。図7(a)は挿入方向(矢印A方向)とは反対の方
向から操作ボタンを見た図、(b)は図6(a)のB−
B断面図である。図8は操作ボタンの回動部を示す、
(a)は平面図、(b)は側面図、(c)背面図であ
る。
タンの他の例について説明する。図4は操作部材を挿入
方向に押圧する第1の位置に位置する操作ボタンを示
す、(a)は側面図、(b)は平面図である。図5は上
記した第1の位置と略直交する第2の位置に位置する操
作ボタンを示す、(a)は側面図、(b)は平面図であ
る。図6は操作ボタンの第1及び第2の固定部を示す、
(a)は平面図、(b)は側面図、(c)背面図であ
る。図7(a)は挿入方向(矢印A方向)とは反対の方
向から操作ボタンを見た図、(b)は図6(a)のB−
B断面図である。図8は操作ボタンの回動部を示す、
(a)は平面図、(b)は側面図、(c)背面図であ
る。
【0021】操作ボタン60は、操作杆24の挿入方向
後端部が圧入された第1の固定部70、及び、この第1
の固定部70を操作杆24に係止して固定する第2の固
定部80を備えており、第1の固定部70と第2の固定
部80とは一体成型された樹脂製である。第2の固定部
80の係止を解除することにより、操作杆24を第1の
固定部70から引き抜くことができる。また、第1の固
定部70の挿入方向後端部には、回動自在に回動部90
が連結されている。この回動部90は、操作杆24を挿
入方向(矢印A方向)に押圧する第1の位置とフレーム
20(図1参照)から遠ざかると共に第1の位置と略直
交する第2の位置との間を回動する。図4では、第1の
位置に位置するときの回動部90を示し、図5では、第
2の位置に位置するときの回動部90を示す。回動部9
0を、フレーム20(図1参照)にPCカードが挿入さ
れている状態で、第2の位置に回動させておくことによ
り、エジェクタユニット10が実装されたPCカード専
用端末機の実装密度の低下や操作杆24の誤操作を防止
することができる。また、上述したように、第1の固定
部70と第2の固定部80とが一体成型されているの
で、これらを別体で製造する場合に比べ低コストとな
る。
後端部が圧入された第1の固定部70、及び、この第1
の固定部70を操作杆24に係止して固定する第2の固
定部80を備えており、第1の固定部70と第2の固定
部80とは一体成型された樹脂製である。第2の固定部
80の係止を解除することにより、操作杆24を第1の
固定部70から引き抜くことができる。また、第1の固
定部70の挿入方向後端部には、回動自在に回動部90
が連結されている。この回動部90は、操作杆24を挿
入方向(矢印A方向)に押圧する第1の位置とフレーム
20(図1参照)から遠ざかると共に第1の位置と略直
交する第2の位置との間を回動する。図4では、第1の
位置に位置するときの回動部90を示し、図5では、第
2の位置に位置するときの回動部90を示す。回動部9
0を、フレーム20(図1参照)にPCカードが挿入さ
れている状態で、第2の位置に回動させておくことによ
り、エジェクタユニット10が実装されたPCカード専
用端末機の実装密度の低下や操作杆24の誤操作を防止
することができる。また、上述したように、第1の固定
部70と第2の固定部80とが一体成型されているの
で、これらを別体で製造する場合に比べ低コストとな
る。
【0022】図6に明確に示されるように、第1の固定
部70の挿入方向(矢印A方向)後端部には長孔72が
形成されており、また、挿入方向後端部からは、挿入方
向とは反対の方向に凸部74が突出している。一方、回
動部90には、長孔72に挿入される回動軸92が形成
されており、この回動軸92が長孔72内で自在に回動
することにより、回動部90が、上記した第1の位置と
第2の位置との間を回動する。さらに、回動部90に
は、固定部70の凸部74と係合する凹部94と、この
凹部94に連続する案内面96が形成されている。回動
部90が、上記した第1の位置に位置した状態で、凹部
94と凸部74とが係合し、これにより、回動部90が
不用意に回動せずに確実に挿入方向へ押圧される。回動
部90を回動させるときは案内面96に凸部74が当接
して回動部90が回動方向に案内され、回動部90が円
滑に回動されることとなる。尚、第1の固定部70には
突起76が形成され、回動部90にはこの突起76が入
り込む切欠98が形成されており、回動部90が第1の
位置に位置した状態で突起76が切欠98に入り込み、
回動部90がフレーム20(図1参照)に衝突すること
が防止される。
部70の挿入方向(矢印A方向)後端部には長孔72が
形成されており、また、挿入方向後端部からは、挿入方
向とは反対の方向に凸部74が突出している。一方、回
動部90には、長孔72に挿入される回動軸92が形成
されており、この回動軸92が長孔72内で自在に回動
することにより、回動部90が、上記した第1の位置と
第2の位置との間を回動する。さらに、回動部90に
は、固定部70の凸部74と係合する凹部94と、この
凹部94に連続する案内面96が形成されている。回動
部90が、上記した第1の位置に位置した状態で、凹部
94と凸部74とが係合し、これにより、回動部90が
不用意に回動せずに確実に挿入方向へ押圧される。回動
部90を回動させるときは案内面96に凸部74が当接
して回動部90が回動方向に案内され、回動部90が円
滑に回動されることとなる。尚、第1の固定部70には
突起76が形成され、回動部90にはこの突起76が入
り込む切欠98が形成されており、回動部90が第1の
位置に位置した状態で突起76が切欠98に入り込み、
回動部90がフレーム20(図1参照)に衝突すること
が防止される。
【0023】
【発明の効果】以上説明したように本発明の第1のエジ
ェクタユニットによれば、操作部材がその挿入方向後端
部に第1の位置と第2の位置との間を回動する回動部を
有しているため、フレームにカードが挿入されている状
態で、回動部を第2の位置に回動させておくことによ
り、エジェクタユニットが実装されたPCカード専用端
末機の実装密度の低下や操作部材の誤操作を防止するこ
とができる。また、回動部の回動軸が上記した位置に位
置するので、第1の位置に位置する回動部を挿入方向に
押圧する際に、回動部を不用意に第2の位置に回動させ
ることはない。しかも、回動軸の位置を変えずに回動部
を第1の位置と第2の位置との間で1つの動作で回動で
きるので、操作部材を破損することを防止できる。
ェクタユニットによれば、操作部材がその挿入方向後端
部に第1の位置と第2の位置との間を回動する回動部を
有しているため、フレームにカードが挿入されている状
態で、回動部を第2の位置に回動させておくことによ
り、エジェクタユニットが実装されたPCカード専用端
末機の実装密度の低下や操作部材の誤操作を防止するこ
とができる。また、回動部の回動軸が上記した位置に位
置するので、第1の位置に位置する回動部を挿入方向に
押圧する際に、回動部を不用意に第2の位置に回動させ
ることはない。しかも、回動軸の位置を変えずに回動部
を第1の位置と第2の位置との間で1つの動作で回動で
きるので、操作部材を破損することを防止できる。
【0024】また、本発明の第2のエジェクタユニット
によれば、操作部材がその挿入方向後端部に第1の位置
と第2の位置との間を回動する回動部を有しているた
め、フレームにカードが挿入されている状態で、回動部
を第2の位置に回動させておくことにより、エジェクタ
ユニットが実装されたPCカード専用端末機の実装密度
の低下や操作部材の誤操作を防止することができる。ま
た、回動部は上記の傾斜面を有するので、第1の位置に
位置する回動部を挿入方向に押圧する際に、回動部を不
用意に第2の位置に回動させることはない。しかも、回
動軸の位置を変えずに回動部を第1の位置と第2の位置
との間で1つの動作で回動できるので、操作部材が破損
することを防止できる。
によれば、操作部材がその挿入方向後端部に第1の位置
と第2の位置との間を回動する回動部を有しているた
め、フレームにカードが挿入されている状態で、回動部
を第2の位置に回動させておくことにより、エジェクタ
ユニットが実装されたPCカード専用端末機の実装密度
の低下や操作部材の誤操作を防止することができる。ま
た、回動部は上記の傾斜面を有するので、第1の位置に
位置する回動部を挿入方向に押圧する際に、回動部を不
用意に第2の位置に回動させることはない。しかも、回
動軸の位置を変えずに回動部を第1の位置と第2の位置
との間で1つの動作で回動できるので、操作部材が破損
することを防止できる。
【0025】また、本発明の第3のエジェクタユニット
によれば、第1の固定部70と第2の固定部80とが一
体成型されているので、これらを別体で製造する場合に
比べ低コストとなる。ここで、第1の固定部が、挿入方
向後端部に形成された凸部を有するものであり、回動部
が、回動部が第1の位置に位置した状態で凸部と係合す
る凹部と、回動部が回動するときに凸部に当接すること
により回動部を回動方向に案内する、凹部に連続する案
内面とを有するものである場合は、回動部が第1の位置
に位置した状態で凹部と凸部とが係合し、これにより、
回動部が不用意に回動せずに確実に挿入方向へ押圧され
る。また、回動部を回動させるときは案内面に凸部が当
接して回動部が回動方向に案内され、回動部が円滑に回
動される。
によれば、第1の固定部70と第2の固定部80とが一
体成型されているので、これらを別体で製造する場合に
比べ低コストとなる。ここで、第1の固定部が、挿入方
向後端部に形成された凸部を有するものであり、回動部
が、回動部が第1の位置に位置した状態で凸部と係合す
る凹部と、回動部が回動するときに凸部に当接すること
により回動部を回動方向に案内する、凹部に連続する案
内面とを有するものである場合は、回動部が第1の位置
に位置した状態で凹部と凸部とが係合し、これにより、
回動部が不用意に回動せずに確実に挿入方向へ押圧され
る。また、回動部を回動させるときは案内面に凸部が当
接して回動部が回動方向に案内され、回動部が円滑に回
動される。
【図1】本発明のエジェクタユニットの一実施例を示す
斜視図である。
斜視図である。
【図2】図1に示すエジェクタユニットの操作ボタンの
詳細な構造を示す、(a)は平面図、(b)は側面図、
(c)は正面図である。
詳細な構造を示す、(a)は平面図、(b)は側面図、
(c)は正面図である。
【図3】操作杆及び操作ボタンの操作手順を示す平面図
である。
である。
【図4】操作部材を挿入方向に押圧する第1の位置に位
置する他の例の操作ボタンを示す、(a)は側面図、
(b)は平面図である。
置する他の例の操作ボタンを示す、(a)は側面図、
(b)は平面図である。
【図5】上記した第1の位置と略直交する第2の位置に
位置する図4の操作ボタンを示す、(a)は側面図、
(b)は平面図である。
位置する図4の操作ボタンを示す、(a)は側面図、
(b)は平面図である。
【図6】図4の操作ボタンの第1及び第2の固定部を示
す、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)背面図で
ある。
す、(a)は平面図、(b)は側面図、(c)背面図で
ある。
【図7】(a)は挿入方向(矢印A方向)とは反対の方
向から操作ボタンを見た図、(b)は図6(a)のB−
B断面図である。
向から操作ボタンを見た図、(b)は図6(a)のB−
B断面図である。
【図8】図4の操作ボタンの回動部を示す、(a)は平
面図、(b)は側面図、(c)背面図である。
面図、(b)は側面図、(c)背面図である。
10 エジェクタユニット 20,40 フレーム 24,44 操作杆 30,50,60 操作ボタン 32 固定部 34 回動部 34a 押圧面 38 中心線 70 第1の固定部 72 長孔 74 凸部 80 第2の固定部 90 回動部 94 凹部 96 案内面
Claims (4)
- 【請求項1】 板状のカードが挿入されるフレームと、
該フレームの左右両端部のうちのいずれか一方に、挿入
方向に摺動自在に該挿入方向に延びて保持された操作部
材と、該操作部材の前記挿入方向の動きに応じて、前記
フレームに挿入されたカードを押し出す押し出し部材と
を備えたエジェクタユニットにおいて、 前記操作部材が、 該操作部材の挿入方向後端部に、該操作部材を前記挿入
方向に押圧する第1の位置と該第1位置と略直交する第
2の位置との間を回動する回動部を有するものであり、 前記回動部が、 該回動部が前記第1の位置に位置した状態で、該回動部
の左右方向の幅の中心線よりも、前記第2の位置におけ
る前記回動部の自由端側の位置に回動軸を有するもので
あることを特徴とするエジェクタユニット。 - 【請求項2】 板状のカードが挿入されるフレームと、
該フレームの左右両端部のうちのいずれか一方に、挿入
方向に摺動自在に該挿入方向に延びて保持された操作部
材と、該操作部材の前記挿入方向の動きに応じて、前記
フレームに挿入されたカードを押し出す押し出し部材と
を備えたエジェクタユニットにおいて、 前記操作部材が、 該操作部材の挿入方向後端部に、該操作部材を前記挿入
方向に押圧する第1の位置と該第1位置と略直交する第
2の位置との間を回動する回動部を有するものであり、 前記回動部が、 該回動部が前記第1の位置に位置した状態で、前記操作
部材が前記挿入方向に押圧される際に押圧される、前記
回動部の回動方向に沿って傾斜する押圧面を有するもの
であることを特徴とするエジェクタユニット。 - 【請求項3】 板状のカードが挿入されるフレームと、
該フレームの左右両端部のうちのいずれか一方に、挿入
方向に摺動自在に該挿入方向に延びて保持された操作部
材と、該操作部材の前記挿入方向の動きに応じて、前記
フレームに挿入されたカードを押し出す押し出し部材と
を備えたエジェクタユニットにおいて、 前記操作部材が、 前記挿入方向に延び、挿入方向前端部に前記押し出し部
材が連結された操作杆と、 該操作杆の挿入方向後端部に固定された第1の固定部
と、 該第1の固定部を前記操作杆に固定する、該第1の固定
部と一体成型された第2の固定部と、 前記操作杆を前記挿入方向に押圧する第1の位置と該第
1の位置に略直交する第2の位置との間を回動する、前
記第1の固定部の挿入方向後端部に連結された回動部と
を有するものであることを特徴とするエジェクタユニッ
ト。 - 【請求項4】 前記第1の固定部が、挿入方向後端部に
形成された凸部を有するものであり、 前記回動部が、 前記回動部が前記第1の位置に位置した状態で前記凸部
と係合する凹部と、 前記回動部が回動するときに前記凸部に当接することに
より前記回動部を回動方向に案内する、前記凹部に連続
する案内面とを有するものであることを特徴とする請求
項3記載のエジェクタユニット。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7275307A JP3069032B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-10-24 | エジェクタユニットおよびカードコネクタ |
Applications Claiming Priority (3)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7-105768 | 1995-04-28 | ||
JP10576895 | 1995-04-28 | ||
JP7275307A JP3069032B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-10-24 | エジェクタユニットおよびカードコネクタ |
Publications (2)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH0917504A true JPH0917504A (ja) | 1997-01-17 |
JP3069032B2 JP3069032B2 (ja) | 2000-07-24 |
Family
ID=26446006
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7275307A Expired - Fee Related JP3069032B2 (ja) | 1995-04-28 | 1995-10-24 | エジェクタユニットおよびカードコネクタ |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JP3069032B2 (ja) |
-
1995
- 1995-10-24 JP JP7275307A patent/JP3069032B2/ja not_active Expired - Fee Related
Also Published As
Publication number | Publication date |
---|---|
JP3069032B2 (ja) | 2000-07-24 |
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Legal Events
Date | Code | Title | Description |
---|---|---|---|
A01 | Written decision to grant a patent or to grant a registration (utility model) |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A01 Effective date: 20000509 |
|
LAPS | Cancellation because of no payment of annual fees |