JPH09173696A - 全自動洗濯乾燥機 - Google Patents

全自動洗濯乾燥機

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JPH09173696A
JPH09173696A JP9002710A JP271097A JPH09173696A JP H09173696 A JPH09173696 A JP H09173696A JP 9002710 A JP9002710 A JP 9002710A JP 271097 A JP271097 A JP 271097A JP H09173696 A JPH09173696 A JP H09173696A
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JP
Japan
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drying
drum
laundry
washing
water
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Application number
JP9002710A
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English (en)
Inventor
Tatsuo Akaha
達夫 赤羽
Masafumi Susami
將文 須佐見
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Sharp Corp
Original Assignee
Sharp Corp
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Publication date
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  • Detail Structures Of Washing Machines And Dryers (AREA)
  • Control Of Washing Machine And Dryer (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 衣類を痛めることなく汚れを落とし、衣類を
痛めることなく乾燥ムラのない所望の乾燥状態(乾燥
度)を確保することができなかった。 【解決手段】 制御手段が、洗濯工程におけるドラム7
内の洗濯物の量をモータ12の通電電流を検知して測定
する測定手段と、測定手段により測定された洗濯物の量
を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された量に対応
して少なくとも乾燥工程における乾燥時間を設定する乾
燥時間設定手段とで構成される。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明はドラム式の全自動
洗濯乾燥機に関するもので、さらに詳しくは洗濯物(洗
濯し乾燥すべき衣類)をドラム内に収容したままでつけ
置き工程、洗濯工程、すすぎ工程、脱水工程及び乾燥工
程を行う全自動洗濯乾燥機に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、生活の合理化の面より一般家庭に
おいても衣類の洗濯から乾燥までを1台の装置で行う方
法が要求され、その1つの解決策としてドラム式洗濯乾
燥機が普及し始めている。ドラム式洗濯乾燥機はタンブ
リングによる洗浄であるため、洗浄工程における洗濯物
のからみつきが少なく、また布傷みも少ない利点があり
使用水量も少ない。一方衣類乾燥機にあっては衣類をタ
ンブリングすることなく、乾燥する静止乾燥方式もある
が、ドラムによるタンブリング乾燥が効率も良く、布傷
みの損傷が少ない等の利点があげられている。上記事情
から洗濯ドラムと乾燥ドラムを兼用した一体型ドラム式
洗濯乾燥機が、社会の生活合理化のニーズと一致して脚
光を浴びている。
【0003】ドラム式洗濯乾燥機の洗浄は、タンブリン
グによる自然落下衝撃である為に洗濯物の量により同じ
時間洗濯しても洗浄度が異なるのはやむをえないし、洗
濯物の量が多いときには洗浄度偏差も大きく、また洗濯
に要する時間も現行パルセータ式全自動洗濯機に比し、
約2倍を要するが、衣類の傷みはパルセータ式のものの
約1/2で極めて衣類にやさしい洗濯方式であると言え
る。洗濯に長い時間を要したり洗浄度偏差の大きいのは
洗浄に寄与するアクテイブな機械力がなく、衣類の状態
が変化しにくい(負荷が多い時は顕著)のが要因であ
る。乾燥工程においてはタンブリング乾燥方式でドラム
内へ導入・排出される乾燥温風・排風を湿度センサーで
感知したり、又はドラムへの導入温風温度とドラムから
の排風温度の差温を検出して乾燥度を検出し、乾燥運転
を行っている。乾燥終了は、2つの温度センサーがドラ
ムへの入出温風温度差により乾燥の終了を検出している
が、洗濯物の含水分が蒸発してからの温度変化の差であ
る為に衣類の高温化は避けられない。また、乾燥ムラを
なくして良好な乾燥を得る為に、衣類全体を過乾燥状態
にすることで乾燥目的を達成するようになっているから
衣類の高温化により熱に弱い衣類の熱損傷は避けがたい
面がある。洗浄性能を向上させる為や乾燥性能を向上さ
せるために、ドラムの回転を時々逆回転して運転を行い
前記の性能の向上につなげている。
【0004】また、洗濯機にファジィ推論を利用したも
のとして特開平1−274797号がある。この構成
は、洗濯予定時間はメンバーシップ関数の形で表され、
各時間で洗濯が終了する可能性の高さを示している。洗
濯中の洗濯終了の判断は過予定洗濯時間のメンバーシッ
プ関数を積分して、グレードの最大値が1となるように
正規化する。一定時間経過したときに洗濯が終了してい
る可能性がどの程度あるかということを示している。洗
浄度の値は光センサーの出力の一定時間内での変化度合
により求められる。洗浄度と前記予定洗濯時間の積分と
の比較を行い、洗浄度の値が洗濯予定時間の積分の値を
下回った時に洗濯の終了としている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】生活の合理化ニーズに
答える商品として、洗濯から乾燥まで自動的に運転でき
るドラム式洗濯乾燥機が普及し始めている。このドラム
式洗濯乾燥機は、洗濯機から洗濯物をユーザーが乾燥機
へ移す工程が省略される機器であって、洗濯に必要なド
ラム、乾燥に必要なドラム、すなわち両機に不可欠な必
需部品(それぞれのドラム)の目的統合により省力化ニ
ーズにマッチしたもので、装置が一歩人間に近付いたと
言える。
【0006】しかしながら、装置と人間との距離はいま
だ大きい。装置と人間のインターフェイスは装置の操作
パネルにのみゆだねている現状である。洗濯から乾燥ま
での各工程での要求を満足させるため、操作パネルの操
作手順が複雑化していたり、表示のまぎらわしさを招い
たりしている。一方では操作性や表示の単純化によっ
て、充分な性能発揮に至らずユーザーの不満を招いてい
ることも少なくない。
【0007】即ち、装置と人間とのインターフェイスの
改善により、装置が人間に近付いていることが望まれて
いる。現行のランドリー機器においては、洗濯と乾燥に
関しても、ユーザーが望むような洗濯から乾燥が自動制
御によって達成されているとは言いがたく、ユーザーの
装置の使い方の工夫によるところが大きい。言い換えれ
ば、洗濯・乾燥機に期待される本質は衣類を痛めること
なく汚れを落とし、衣類を痛めることなく乾燥ムラのな
い所望の乾燥状態(乾燥度)を確保することを目的とす
る。
【0008】これらの問題点は以下の通りである。1)
洗濯工程と脱水工程と乾燥工程の制御機能が、それぞれ
独立したものであって有機的に結合したものになってい
ないことにより、前工程で得られた情報や実施した結果
のデータなどが後工程に反映されないために、後工程が
未熟になり洗濯〜乾燥の本質(衣類を痛めることなく汚
れを落とし、衣類を痛めることなく乾燥ムラのない所望
の乾燥状態(乾燥度)を確保すること)の達成が不充分
となっている。例えば、洗濯工程で得られた洗濯物の量
や質・洗濯水温などが、すすぎ、脱水、乾燥の各工程の
制御情報として充分に活用されていない。2)洗剤酵素
の働きは、水温と浸漬時間とに依存し、最適水温・環境
であれば汚れの分解も早く、従って洗濯時間を短縮し洗
いの強さを弱くして、布傷みの軽減が可能であるにもか
かわらず、現行装置においては条件(水温、浸漬時間、
汚れの程度、洗濯物の質、量等)の変化に対応したきめ
細かな洗いが行われていない。また、すすぎ工程におい
ても、水温や洗濯物の質・量に応じてすすぎ水量、すす
ぎ時間、すすぎ強さなどがきめ細かく対応されていな
い。3)乾燥に関しては、精度の高い乾燥度合の検出が
困難であるため、乾燥工程を過乾燥状態で終了すること
により乾燥ムラを防止しているし、アイロンコースの様
に所望する乾燥度で、乾燥工程を終了することが極めて
困難な現状にある。
【0009】さらに、デリケートな衣類の乾燥方式に至
っては好ましい乾燥手段がないために、手洗い・日陰干
しなどのマニアルにゆだねている。4)洗濯・乾燥機
は、ドラムを共用化して洗濯機能と乾燥機能を一体化す
ることにより、省スペース性において先進性を有してい
るが、制御機能においては必ずしも洗濯から乾燥までの
一連の工程を統合制御してないので一体型であることの
良さが発揮し切れていない。洗濯物の量や質の検出(洗
濯負荷検出)及び乾燥負荷検出機能は装備されていない
し、前工程(洗濯工程)で得られたデータの後工程(乾
燥工程)への活用もされていない。洗濯・脱水・乾燥の
各工程におけるセンサー機能は目的別に介在するが為に
統合的制御のデータベースとして活用するのが困難であ
る。同一ドラム内で、洗濯又は乾燥ができる量は大巾に
カイ離しており洗濯・乾燥一体化の期待機能を充分に発
揮し得ていない。
【0010】現状レベルは洗濯の容積比(負荷kg/ドラ
ム容積l)=9.5〜10、乾燥の容積比=18〜23
で、乾燥負荷kg/洗濯用量kg≒0.5である。すなわち
6kgの洗濯物を洗濯可能な洗濯乾燥機においては、3kg
の乾燥が上限であるという課題を有している。本発明は
上記の事情を考慮してなされたもので、洗濯工程におい
て測定した洗濯物の量についての情報を有効に利用して
洗濯物を乾燥し得る全自動洗濯乾燥機を提供しようとす
るものである。
【0011】
【課題を解決するための手段】この発明は、水槽内で回
転可能に支持され周壁に通水及び通風のための多数の通
孔を有するドラムと、ドラムを回転させるモータと、洗
濯、脱水及び乾燥の各工程におけるドラムの回転を制御
する制御手段とを備えてなる全自動洗濯乾燥機におい
て、制御手段が、洗濯工程におけるドラム内の洗濯物の
量をモータの通電電流を検知して測定する測定手段と、
測定手段により測定された洗濯物の量を記憶する記憶手
段と、記憶手段に記憶された量に対応して少なくとも乾
燥工程における乾燥時間を設定する乾燥時間設定手段と
を備え洗濯物の量に対応して乾燥時間を可変し得る全自
動洗濯乾燥機である。
【0012】以上の構成において、測定手段が、洗濯工
程においてドラムを回転させるモータの通電電流から洗
濯物の量を測定し、それを記憶手段に記憶させる。乾燥
工程において、乾燥時間設定手段は記憶手段に記憶され
た前記量に対応して乾燥時間を設定する。この設定され
た乾燥時間で乾燥工程がおこなわれることで、洗濯物の
過乾燥が防止される。
【0013】
【発明の実施の形態】以下本発明を図示した一実施の形
態に基づいて詳細に説明する。なお、本実施の形態によ
ってこの発明が限定されるものではない。図1及び2は
本発明の一実施の形態のドラム式全自動洗濯乾燥機を示
す概略機構図である。図1、図2に示すように、ドラム
式全自動洗濯乾燥機1は、その外装である外箱2内に、
スプリング3で吊り下げられ、アブソーバー4で支えら
れた水槽5と、水槽5の内部にあって、水平軸6、6′
の回りに回転可能に支持され、洗濯物Wを収容するドラ
ム7を備えている。ドラム7の水平軸6′はドラム7内
の一側壁面に正・逆回転自在、かつ正回転、逆回転が個
別に回転阻止されるように、水槽5に固定することが可
能な双方向固定方式ベアリング機構9によって、水槽5
に回動可能に設けられており、双方向固定ベアリング制
御装置8によって回転・固定の制御が行われるように構
成されている。ドラム7はベアリング1010′によっ
て軸支され、水平軸6′は、ドラム側壁に隣接して設け
られた揺動ディスク11を、回転自在かつ、ドラム7の
正逆回転固定可能に支持している。そして該揺動ディス
ク11には洗濯工程や乾燥工程において洗濯物を攪拌す
る為の突起11a,11aが複数個設けられ、また乾燥
工程において乾燥用循環風が通過する揺動ディスク循環
風孔H1,H2……Hnが多数設けられている。
【0014】双方向回転ベアリング制御装置8及び双方
向固定方式ベアリング機構9は、図3、図4、図5に示
す原理機構を有するもので、図3は機構全体を示す概略
構成図である。図4、図5は、棒状ベアリング9a,9
b,9cがベアリング機構9のベアリングケース52内
で、制御ピン52a,52b,52cによって位置制御
されている状態図を示すものである。すなわち、図4は
ベアリングケース52内へ制御ピン52a,52b,5
2cが挿入されたときの状態断面略図であり、図5はベ
アリングケース52内に制御ピン52a,52b,52
cが存在しないときの状態断面略図である。マグネット
54は、図12に示す制御装置MCからの信号を受けて
制御ピン52a,52b,52cを固設したピン固定板
53をプランジャ55によって出し入れ自在に制御す
る。棒状ベアリング9a,9b,9cのそれぞれのベア
リング間にはスペーサ56a,56b,56cを配設し
て、ベアリングの動きを良好にしている。水平軸6′が
正逆いずれかの方向に回転する状態にあることを示す図
5においては、正逆共に2つのベアリング9a,9b,
9cの一方側(それぞれ時計回転側又は反時計回転側)
がロック状態になり、ドラム7が洗濯物Wを正逆どちら
にタンブリングしても揺動ディスク11はドラム7の洗
濯物Wに連れて回転することなく、その位置を保持し続
ける。また、図4において、制御ピン52a,52b,
52cに挟まれた棒状ベアリング9a,9b,9cは水
平軸6′の回転を妨げることがない。
【0015】ドラム7は円筒形状をしており、水槽5に
取り付けられた直流モータ12によって制御装置MC
(図14)からの信号で回転し、回転センサー43によ
り回転数を検出しながら指定された回転数で正転又は逆
転制御される。また、洗濯工程においてはドラム7の回
転数が洗濯物Wをタンブリングする臨界回転数ωoより
少ない回転数ωsで洗濯(タンブリング洗濯)運転制御
されたり、臨界回転数ωoより大きい回転数ωhで洗濯
(ドラム壁に貼りつかせたまま洗濯液を通過させる軽い
洗浄洗濯)運転制御されたり、揺動ディスク11を固定
して洗濯物Wに外力(機械力)を加えながらドラム7に
よるタンブリングによって洗浄力を高めた高洗浄方式と
して運転制御される。なお、臨界回転数ωoは次式によ
って求められ、即ち、 mg=mrωo2・・・(1)
【0016】
【数1】
【0017】但し、mは洗濯物の質量、rはドラムの半
径、gは重力加速度である。従って臨界回転数ωoやタ
ンブリングに必要な回転数はドラム7の振動(洗濯物W
のドラム内の分布が一様でなく、質量の分布状態が一様
にならないと、洗濯物Wの合成質量重心が水平軸6,
6′上に存在しなくなり振動の原因となる)に起因して
発生する力Fは次式によって求められ、 即ち、 F=M+mArω2sinωt・・・(3) で表される。但しmAはアンバランス質量を示す。
【0018】スプリング3やアブソーバ4で支えられた
水槽7、ドラム5、直流モータ12などの懸吊された質
量の総和がMであるから、防振用重りとしてコンクリー
トブロックや鉄塊などを水槽にとりつけて振動体の総質
量を大きくして(M≫mArω2sinωt)振動を緩和
することも可能であるが、機体の重量が重くなり好まし
くない。
【0019】本発明においては、直流モータ12の回転
数が自由に設定可能であるから、ドラム7内の洗濯物W
の分布質量を均一なものとする(ドラム内に分布した洗
濯物Wの合成重心の位置が水平軸6,6′と一致する位
置にくる)ことにより、ドラム7の回転(ω>>ω0)
時の振動を無負荷時の振動に近づけることが可能であ
る。ドラム7内の洗濯物Wがドラム7の回転増速に連れ
てドラム7の周壁に次第に貼り付きやがてドーナツ状に
すべての洗濯物Wが分布するまでの模様とその際の制御
のフローチャートは図6に示した通りである。
【0020】脱水工程においては、図6のごとく、ドラ
ム7内でタンブリングしていた洗濯物Wがドラム回転の
増速に伴ってドラム周壁に徐々に貼り付き固定されるの
で見かけのドラム径(貼り付いた衣類の内輪径)は小径
化し、やがてドラム7の周壁内面に全洗濯物が貼り付
く。洗濯物Wの質量分布が良好であれば、ドラム7の周
壁内に分布した洗濯物の重心は、ドラム7を回転軸支す
る水平軸6,6′の軸上に一致し、遠心脱水(800〜
1000RPM)時においても極めて低い振動しか発生
しない状態となる。脱水工程においては、揺動ディスク
11を固定している水平軸6′は正逆回転自在の状態に
制御されている(図4の状態)から揺動ディスク11は
ドラム7と洗濯物Wに連れて同期回転する。
【0021】図6において、洗濯工程(ステップS
1)、すすぎ工程(ステップS2)、排水工程(ステッ
プS3)を順次おこなった後、ドラム7は例えば50
r.p.mの低速で回転される(ステップS4)。この低
速回転において洗濯物Wはタンブリングによりほぐさ
れ、同図の(a)に示すようになる。この後ドラムの回
転が例えば60〜120r.p.m.の回転数となるよう
に、直流モータ12を制御しバランス回転制御をおこな
う(ステップS5)。そしてドラム7の縦方向と横方向
との振動を振動センサー42にて検知し(ステップS
6)、その振動が大ならばステップS4を再度実行し、
小ならば高速脱水工程(ステップS7)を実行する。こ
の後乾燥工程(ステップS8)に移る。
【0022】乾燥工程においては、揺動ディスク11は
ドラム7の正逆回転に対して回転自在(図4)になった
り固定状態(図5)になるように制御されていて、ドラ
ム7の回転数ωは、制御装置MCからの信号によりω≦
ωoの条件やω>ωoの条件で所定の回転速度で運転さ
れる。上記のごとく直流モータ12によりドラム7は駆
動されることになるが、その正転・逆転の駆動力は下プ
ーリ13,ベルト14、上プーリ15によって水平軸6
に伝達され、ドラム7が正逆いずれにも回転駆動され
る。なお、水平軸6はベアリング10′によって支持さ
れている。ドラム7の周壁には温風供給手段の一部とし
て、また洗濯水の流入や排出口としてドラム壁孔16,
17が設けられている。そして外箱2内の水槽5の外部
の温風循環経路18には送風循環手段の一部として送風
用のファンモータ19が配設されている。
【0023】送風用ファンモータ19を含む送風ダクト
20,21は、水槽5の側壁の一方から他の側壁へ、除
湿水用給水弁22から供給された除湿水を散水する散水
器23を内蔵する除湿器24を介して閉プール状に接続
され、循環風Lは矢印方向に流れてドラム7の側壁孔2
5a,25b及び揺動ディスク循環温風孔H1,H2……
nを通して温風循環し洗濯物Wを除湿・乾燥する。
【0024】外装蓋26とドラム蓋27を開いてドラム
7内へ投入された洗濯物Wと洗剤は、給水弁28,給水
ホース29から水槽5内へ供給された水と混合され水位
センサー32によって規定量が規制されたドラム7の下
部を水没し洗濯物Wを浸漬して洗濯工程がスタートす
る。洗濯工程においては、ドラム7の回転によるタンブ
リングによって、洗濯物Wは洗濯水に含浸され洗濯物W
に吸水された水量だけ水槽5内の水位が下がり水位セン
サー32によって減水量が検出される。洗濯物Wに吸水
される水の量は木綿>混紡>化繊の順である。
【0025】洗濯工程を更に続けると衣類の中の気泡が
追い出されて、見かけ水位は更に減少し水位センサー3
2によって再び水位の検出が行われる。減水分だけ補給
水が給水弁28から補給され、補給された給水量は制御
装置MCによって演算され洗濯物Wの質や量を制御基板
内のファジイ推論部でファジイ推論するときのデータと
して用いられる。
【0026】水槽5に取り付けられている直流モータ1
2は、制御回路MCを通してPMW制御装置12′によ
ってPWM方式で制御されているので、ドラム7の回転
駆動トルクが大きくなると自動的に電流値が増加し、所
定の回転数を維持しながら回転制御される。即ち、ドラ
ム7内のバッフル44によって洗濯物Wがドラム7の上
部へ持ち上げられるドラム半回転時と、洗濯物Wが落下
するドラム半回転時の必要回転トルクの差は大きいがP
WM制御により安定したドラム回転数が得られる。
【0027】綿類の洗濯物は含水量が多く、比較的密度
が高いので少量の負荷であっても大きな回転トルクを要
するが、化繊類は含水量も少なく含水後も木綿類よりも
かさばりが大きいために、木綿と同じ質量であっても小
さな回転トルクで足りることになる。これは洗濯物Wの
合成重心がドラム7の軸心に近付くためである。ドラム
7の洗濯物収容量限界に近い洗濯物Wがドラム7内にあ
る時は、常にドラム7の水平軸6,6′により上方まで
かさばるので、含水した洗濯物であっても回転トルクは
比較的小さく、洗濯物Wの少ない時の回転トルクと同じ
値を示すこともあるが給水時の水の減水量は多い。減水
量データと回転トルクに要する電流値データの2種類の
データによって、洗濯物Wの量を判別している。
【0028】上記直流モータ12への供給電流値は、制
御装置MCにより記憶され、かつ制御装置MCによって
演算され洗濯物Wの質や量を制御基板内のファジイ推論
部でファジイ推論する時のデータとして用いられる。水
槽5の下部には貯水部WTKが設けられ、貯水部WTK
内にヒータ30が各洗濯コースやスチームリフレッシュ
コースの何れを選んだ時でも水没するように設けられて
いる。但し、スチームリフレッシュコースをセレクトし
た場合には、ドラム7の回転により水面がドラム7の外
周壁に接触しない水位に制御している。乾燥工程におい
ては、ヒータ30は空気中で加熱運転されるが、耐熱的
配慮がされている。乾燥終了時には洗濯物Wが高温にな
って、洗濯物Wを熱損傷したり、過乾燥になって洗濯終
了後の冷却工程が長時間化しないように、送風循環系路
内に設けたサーミスタ37によって検出された温度変化
△tのデータを基本に制御装置MCが演算して供給電流
値が制御される。この制御のステップについては後述す
る。
【0029】洗濯物Wのツケ置き工程や、洗濯工程では
水位センサー32によって所定の水位に設定された後
に、ヒータ30に通電されて洗濯水の加温が開始される
が、給水温が高い夏などは、水温センサー31が水温を
感知して洗濯に充分な温度と判断した場合は、ヒータ3
0による加温はしない場合もある。洗濯水の温度は、水
温センサー31によって検出、制御され、ツケ置き時間
の長さを決めたり、洗濯工程の洗いの強さや、洗濯時間
の長さをファジイ推論しファジイ制御する時のデータと
して使われる。
【0030】ツケ置き工程中はドラム7が間欠的に回転
(約半回転)して洗濯液と洗濯物Wとの接触を良好に保
ち、酵素の活性化を図る様に、ファジイ推論しファジイ
洗濯制御により洗浄を高めるように工夫されている。洗
剤酵素は約10°Cから活性化されて30〜40°Cで活
性化がピークになり50°C以上になると徐々に失活す
るものが一般的である。
【0031】ツケ置き洗い中においては、比較的水温が
低い時は間欠運転を多くし、水温が高い35〜40°C
では間欠運転数を減らして、機械力による活性化と温度
による活性化の総和をほぼ同じにしたり、水温が低い時
はつけ置時間を長く間欠運転数を増やし酵素効果を引き
出すようにファジイ推論・ファジイ制御される。洗濯が
終了すると排水弁33を開弁して、排水ホース33Aか
ら排水した後に脱水工程に移行する。
【0032】上述したように、ドラム7は直流モータ1
2によってほぐし回転約50rpmで回転された洗濯物
Wの片寄りや、からみつきによる布の塊をほぐしてから
ドラム7の周壁に一様に分布させるために、60rpm
〜120rpmまで所定回転数で所定時間回転しながら
増速回転されて運転され、上記ほぐし回転から約120
rpmまでの各工程での発生振動値vを水槽5に固設さ
れた縦方向と横方向との振動を検知する振動センサー4
2によって検出し、制御装置MC内に予め記憶された振
動レベルと比較して、ドラム7内の洗濯物Wの分布状態
の良否をファジイ推論し、遠心脱水工程の高速回転(ω
>>ω0)へ移行するか、初期ほぐし回転からやり直し
て衣類の分布を均一にして高速回転時の低振動化を図る
必要があるかを制御装置MCが判断する。
【0033】制御装置MCの判断はドラム7のバランス
回転制御(約60rpm→約70rpm→約80rpm
・・・約120rpm)中のデータが制御装置MCに入
力され規定値と比較演算された後に行われ、ファジイ推
論・ファジイ脱水運転される。そして制御装置MCは乾
燥工程を自動運転開始する信号を出力する。すなわち直
流モータ12が運転され、ヒータ30に通電されドラム
7の回転によってドラム7のドラム外周壁と水槽5の水
槽内周壁との間Sに、ドラム7の回転による回転流風3
5が発生し、ヒータ30により加熱された空気をドラム
壁孔17を通してドラム7内へ導入風36として導入す
る。
【0034】所定の時間(洗濯物の量により異なる)が
経過して洗濯物が充分に加熱されると、水槽5内に設け
られたドラム風温センサー40が規定値温度を検出し
て、送風ファンモーター19が駆動され、循環送風が開
始され循環風34a、34b、34cが発生し、ドラム
7内へ導入された温風36と混合され、蒸発をうながし
た後に除湿機23からの散水24Aによって除湿され
る。
【0035】そして湿った混合気体34cは散水24A
によって除湿が進行し、洗濯物Wが、図7に示すよう
に、サーミスタ37、38の温度特性に一致して乾燥さ
れると、乾燥工程は恒率乾燥期を経て乾燥終了期に到達
する。すると洗濯物Wの温度は上昇し始め、そのまま放
置すると洗濯物Wは乾燥が終了(100%乾燥)を経過
したのち、高温となり過乾燥状態(104〜107%乾
燥)になる。この不必要な洗濯物Wの高温化を壁ける為
に、サーミスタ37の温度変化を検出して、温度上昇に
相当するヒータ30の入力電流を減ずる様に制御して制
御装置MCに記憶された恒率乾燥期温度とほぼ同じ温度
で、ドラム内の洗濯物温度を維持して乾燥を終了させ
る。洗濯物が高温になったり、過乾燥になったりするの
は乾燥ムラをなくす為、従来は意図的に実施したもので
あるが、本発明においてはドラム7の回転に抗して揺動
ディスク11を固定したりサーミスタ37の信号を演算
してヒータ30の電流値を制御するので洗濯物の乾燥が
良く過乾燥や高温化の必要がない。乾燥が終了した後ヒ
ーター30への通電がストップされ、洗濯物は送風ファ
ンモーター19によって、クールダウンされて所定の温
度に達し乾燥が完了する。上記ヒーター30への電流制
御と恒率乾燥期後のサーミスタ37の温度変化の経過
や、恒率乾燥期中にヒーター30の熱出力を変えた時の
温度変化について、図7に基づき以下に説明する。サー
ミスタ37により計測される温度tを図示したもので、
従来は2つのサーミスタにより計測された温度乾燥終了
後、その温度差が設定値△Tに達すると乾燥が終了する
ように制御されていた。
【0036】本発明においては、乾燥が進行しサーミス
タ37の温度変化△tがほぼ零となったら、恒率乾燥温
度CTを制御装置MCが記憶する。その後にサーミスタ
37の温度変化△tを検出した時には、制御装置MCが
温度上昇にほぼ見合うヒータ30の熱出力を演算し、ヒ
ータ制御装置31のヒータ電流値を減少して制御する。
もし洗濯物Wの乾燥が完了していれば、洗濯物Wの温度
はしばらくの時間経過後に再び上昇し、更に温度が上が
らないようにヒータ電流値が減少制御される。この温度
変化検出と電流制御が繰り返されて、送風経路や水槽か
らの放熱ロスに相当する放熱ロス熱量とヒータ30から
の熱供給がバランスして、洗濯物が必要以上に高温にな
ったり過乾燥になったりすることなく、ほぼ恒率乾燥温
度CTで洗濯物Wの温度が維持される。したがって乾燥
仕上がりに無駄な電力を消費することなくまた乾燥終了
後のクールダウンにも無駄な時間を要さない。恒率期乾
燥期間中に意図的にヒータ30への電流値を低下させた
場合には、洗濯物Wの蒸発熱の影響によりサーミスタ3
7の温度tは急速に低下するが、乾燥終了期に近付くと
洗濯物Wに含まれる水分が少ないから温度低下がゆるや
かになる。そしてヒータ30の出力を元に戻したときに
は、含水量の多い乾燥初期・中期においてサーミスタ3
7の温度tの回復は緩やかであり乾燥終了期に近いほど
回復は急となる。例えばアイロンコースのように、完全
乾燥する前に約80〜90%のお好みの乾燥度で終了し
たい場合、ヒータ30の熱出力を変化させてサーミスタ
37の温度tの変化速度を予めROMに記憶された温度
変化速度と比較演算して、洗濯物Wの乾燥度合を検出す
ることができる。
【0037】洗濯時に検出した洗濯物Wの容量は制御装
置MCに記憶してあるから、洗濯から乾燥までの連続工
程では乾燥終了期をおおまかに予測することが可能で、
ヒータ30への熱出力変更を度々行ってサーミスタ37
の温度tの温度変化をその都度検出する必要がない。そ
してファジイ推論・ファジイ制御により乾燥を進行さ
せ、乾燥終了期に近くなってからヒータ30の熱出力を
意図的に変化させて、循環温風温度t温度の変化率△T
uから乾燥進行状況を推論して、所望の乾燥度で乾燥を
終了することができる。
【0038】図8及び9に示したフローチャートによっ
てさらに詳細に説明する。まずヒータ30に通電され
(ステップs301)、サーミスタ37の温度上昇が始
まると温度上昇率△Tuが検出され、制御装置MC(マ
イコン)に記憶(ステップs302)される。乾燥が恒
率乾燥期に到達するとサーミスタ37の温度変化がなく
なり(△t>2<≒0)恒率乾燥温度がCTとしてマイコ
ンに記憶(ステップs303)される。そして一定温度
でしばらく恒率乾燥期が推移し温度変化△tが検出され
る(ステップs304)と、マイコンがヒータ30への
電流を制御(低下)させ(ステップs305)。そして
サーミスタ37の温度tの状態をステップs306,s
307,s308でチェックし、その温度の変化状況に
より乾燥終了工程へ進行制御(ステップs309)させ
たり、或いは予め設定された時間を継続運転して乾燥を
進行(ステップs310)させた後に乾燥終了工程(ス
テップs309)へ移行させる。
【0039】恒率乾燥期中に外乱(ドラム内の洗濯物W
が一時的に片寄ってタンブリングした時)などによって
一時的に温度が上昇した場合、ヒータ30の熱出力のダ
ウンによりサーミスタ37の温度tは急速に低下しマイ
コンに記憶されたCTより低温となる。それゆえヒータ
30の熱出力を増(元に戻す)して(ステップs31
1)、検出温度tがマイコンに記憶されたCTに回復し
たかをチェック(ステップs312)した後に、ステッ
プs304を実行し、かつコントロールしながら乾燥を
進行をさせる。したがって未乾燥状態であったり過乾燥
状態になったりすることがない。
【0040】一方アイロンコースなどにおいては、図9
に示すようにユーザーが所望する乾燥度で乾燥を終了し
たい場合(ステップs313a,s313b,s313
c,s313d)などがある。この場合は、意図的にヒ
ータ30の熱出力を変える様に制御(ステップs31
4)し、温度の降下率△TDをマイコンに記憶(ステッ
プs315)させた後にヒータ30への供給電流を復元
(ステップs316)させる。
【0041】温度の復元の上昇率△Tuと、マイコンに
記憶された△Tmとを比較して乾燥度をファジイ推論・
ファジイ制御しながら工程を終了する(ステップs31
3a,s313b,s313c,s313d)。ここで
F1,F2,F3,F4は係数で、本実施の形態の装置
の固有係数で実験的に求められるものである。本実施の
形態において、上記ノンタンブリング乾燥(ドラムを臨
界回転数以上で回転させ乾燥)コースを選択した場合
に、特に負荷が少ない場合には乾燥ムラが生じ易く、恒
率乾燥期が短く短時間でサーミスタ37の温度tが変化
する。この場合温度上昇△tを検出するとドラム7の回
転数はω<ωo(臨界回転数)に回転ダウンして、ドラ
ム7により衣類をタンブリングさせ衣類分布の状態を変
化させて再びノンタンブリング回転数(ω>ωo)で運
転し乾燥を進行させる。そして乾燥が完了するまで自動
的に回転数の変化が繰り返される。負荷の種類や量によ
ってもヒータ30の出力を強・中・弱等選択して上記乾
燥運転を行うことが可能なヒータ30制御機能を有して
いる。
【0042】以下にノンタンブリング(ω>ωo)乾燥
について図10及び11のフローチャートに基づいて詳
細に説明すると、ヒータ30がON(ステップs44
0)され、ドラム7がノンタンブリング(ω>ωo)で
回転し(ステップs441)、ノンタンブリング乾燥工
程がスタートする。洗濯工程での負荷データ(負荷容
量,布質,すすぎ水量,脱水度等)やマニュアルインプ
ットデータに基づいてマイコンが演算し概略の乾燥時間
がファジイ推論され、またヒータ30の出力強・中・弱
の選択が行われる(ステップs442)。洗濯物Wの温
度上昇が検出(ステップs443)され、温度上昇率△
Tuがマイコンに記憶(ステップs444)される。そ
の後の温度変化を検出(ステップs445)し、ほぼ一
定になったら恒率乾燥温度CTをマイコンに記憶させる
(ステップs446)。その後温度変化が観察(ステッ
プs447)され、温度上昇が認められると、ドラム回
転数をタンブリング回転数に制御して数回運転(ステッ
プs448)した後に再びノンタンブリング回転数に戻
される(ステップs449)。以降ステップs447〜
s449が繰り返されることもある。
【0043】そして、その後の工程は上記したステップ
s304〜s312により運転制御されて乾燥が完了す
る。図12には、通常の乾燥における洗濯物の温度変化
と電流値の様子を示したものである。乾燥完了期の温度
変化が検出されヒータ30への電流値が低下すると図8
のステップs306,s307,s308,s309,
s310により乾燥終了となる。
【0044】図13には乾燥度をチェックするためにヒ
ータ30の電流値を低下させたときの電流変化と温度の
変化を示したもので(図9のステップs314〜s31
6)、一回目の電流変化後は自動的に乾燥終了期に至り
乾燥するプロセスを図示している。所望の乾燥度を予測
するために複数回意図的に電流変化を自動的に行う場合
もある。
【0045】図14は、制御装置のブロック図であり、
操作パネル34からユーザーの選択する全自動洗濯乾燥
機の各種工程がマイコン,ROM及びRAMを含む制御
回路MCにインプットされており、各種センサー(サー
ミスタ37,水位センサー32,ドラム風温センサー4
0,振動センサー42,回転センサー43,水温センサ
ー31)からインプットされる情報によって、制御回路
32がヒータ30やモータ(直流モータ12,送風ファ
ンモータ19)等を制御する。
【0046】図15〜22は、本発明の一実施の形態の
全自動洗濯乾燥機のシステム制御フローチャートを示す
もので、図14の制御装置構成に基づき制御されてお
り、以下に詳細に説明する。図15〜16において第1
の工程である「つけ置工程」について説明すると、操作
パネル34のスタートスイッチをON(ステップs50
1)する。給水弁28から給水され(ステップs50
2)、水位センサー32によって規定水位に制御された
後にドラムが回転し、布のタンブリング(ステップs5
03)が開始され、衣類に水が含水されて水位センサー
32より初期減水量が検出(ステップs504)され、
更に一定時間運転された後に、再び水位センサー32に
よって後期減水量が検出される(ステップs505)。
図23において、17aは曲線は綿類の減水カーブを示
し、17bが化繊類の減水カーブを示すもので、一般に
綿系統の衣類は初期減水量(17a1)が多く、衣類に
充分な水が含水された後に衣類や衣類内の繊維部に含ま
れた空気(気泡)が追い出されて後期減水量(17
2)が検出される。化繊類が多い場合には初期減水量
(17b1)が少なく後期減水量(17b2)は綿類のも
のよりもやや少ない。そして全体の減水量が検出され
て、初期値/全体が演算され全体の減水量より、ファジ
イ推論(ステップs506)されて衣類の量(ステップ
s507)と質(ステップs508)が推定される。そ
して減水した水が給水弁28から補給され洗剤が投入さ
れる(ステップs509)。そして洗濯工程が開始さ
れ、水温センサー31によって水温が検知される(ステ
ップs510)。衣類の量と質及び水温のデータにより
ファジイ推論(ステップs511)により洗い時間(ス
テップs512)と洗い強さ(ステップs513)(タ
ンブリングのみか、攪拌盤とタンブリングによる組み合
わせか)がファジイ制御される。洗剤酵素の洗浄性は水
温により大きく作用されるから、水温データよりつけ置
時間(ステップs514)が決定され、つけ置き時間中
はドラム7が回転(ステップs515)して酵素作用の
活性化を助ける。
【0047】一方ステップs510で水温が低いために
温水コースが選定された場合、指定温度(ステップs5
16)に合わせてつけ置き時間(ステップs517)が
決まり、つけ置き時間経過後につけ置き工程が終了す
る。次に、図17〜18により洗い工程について説明す
ると、洗い工程はつけ置き工程から入る場合と直接洗い
工程から始まる場合とがある。つけ置き工程から連続し
ているかを判定(ステップs518)し、直接洗いから
始まる場合には、上記ステップs502〜s509と同
じ検出チェックが行われる。ファジイ洗濯時間(ステッ
プs512)、ファジイ洗濯強さ(ステップs513)
により、洗い(ステップs519)が進行する洗い工程
で泡が異常発生していないか(ステップs520)など
の安全チェックを行って水温、衣類の質・量などから決
められたファジイ洗濯時間が終了(ステップs521)
すると洗い工程が完了する。
【0048】図19〜20によりすすぎ脱水工程につい
て説明すると、洗いが完了し、排水(ステップs52
2)が終了した後に衣類の片寄りやからみつきなどをほ
ぐすために、ドラム7が約50rpmで規定された時間
運転される(ステップs523)。この時揺動ディスク
11は洗濯物に連れてドラム7と同期回転する。上記ス
テップs506で指定した衣類の量(ステップs50
7)、質(ステップs508)からまたステップs50
4〜s506の減水量(初期値/全体)からドラム7の
周壁に洗濯物を均一に分布させるためのドラム7の適切
な回転数のチャートを、ファジイ推論(ステップs52
4)し、チャートが決定され(ステップs525)、決
定されたドラム回転数ωで決められた時間、直流モータ
12によって駆動される。例えば綿のシャツ1kg、化
繊の下着1kgの計2kgの洗濯物の場合には、ドラム
回転数と時間との間計は60rpm=10秒、70rp
m=15秒、80rpm=10秒、90rpm=5秒、
100rpm=2秒、120rpm=5秒であり、ドラ
ム7の周壁に衣類がドラム回転数の増速につれて張り付
く。そしてその張り付きの進行する段階(ステップs5
26)で、ドラムの振幅や振幅の偏差(ステップs52
7,s528)が検出され、このデータにより、ドラム
7を遠心高速回転(約800〜1000rpm)に移行
するか否かがファジイ推論(ステップs529)されG
O or NOTの信号が出される(ステップs53
0)。規定された値より大きい場合はドラム回転数を低
下させほぐし工程(ステップs523)から再度ドラム
を120rpmまで増速回転し、ドラム振動の状態をチ
ェックする。
【0049】Fuzzy3のステップs524にあっ
て、既に読み込み済みの衣類の質と量に加えて、質と量
の判定に寄与するデータ、即ちモータ電流値によりファ
ジイ推論を行わせ質と量の精度をアップする。脱水時の
水温は乾燥時間に影響するので水温も検出される。ここ
では洗剤を流す、すすぎ工程を省略したが、排水後にす
すぎ給水→排水→中間脱水が行われる。この中間脱水工
程における振動振幅のデータ(s531)もステップ5
29で活用される。
【0050】遠心高速回転への移行GOの判定の場合、
ドラム回転数を更に増速し、装置の共振振動回転数より
少し少ないドラム回転数、例えば180rpm(ステッ
プs532)で振幅をチェック(ステップs533)し
てFuzzy4によって決定された高速回転数(ステッ
プs534)で決定された時間(ステップs535)運
転制御(ステップs536)される。高速脱水中アンバ
ランスによる振動異常のチェックが行われ(ステップs
537)脱水完了に至る。異常に振動が高い場合は安全
装置が動作して脱水工程が中止となる。
【0051】図21〜22に基づいて、乾燥工程につい
て詳細に説明すると、乾燥運転がスタートすると、Fu
zzy1,3の衣類の量の出力データにより、乾燥基本
回転数が設定(ステップs538)される。洗濯物の加
熱運動が開始(ステップs539)され、初期温度、初
期温度上昇率、脱水終了時の水温やFuzzy1,3,
4からの入力によりファジイ推論され(ステップs54
0)乾燥終了までの乾燥時間がファジイ制御され残時間
が表示され残時間は初期温度上昇率(洗濯物の量や含水
量、即ち脱水度により異なる)の状況によって修正され
る。
【0052】洗濯物の温度は初期の加温期が終わると、
乾燥が始まりほぼ一定温度(恒率乾燥期温度)によって
推移する。この一定温度になるまでの時間がカウントさ
れ、負荷の熱容量が演算される。即ち、衣類の量による
熱容量と含水に対する熱容量に分解され、マイコンによ
り演算分析され蒸発に必要な熱量が算出された後に、乾
燥終了までの時間が演算され、残時間表示が修正され
る。
【0053】洗濯物の温度が設定値になる(ステップs
541)と、除湿のための水が給水弁22から給水開始
されて、散水24Aが開始されファンモータ19は運転
されて除湿乾燥が行われる(ステップs542)。Fu
zzy1,3で決定された設定時間を経過(ステップs
543)すると、ドラム7は回転増速される(ステップ
s544)。そしてドラム回転の組み合わせ(低速,高
速,逆回転等)のファジイ乾燥運転(ステップs54
5)が行われ、サーミスタ37,38による温度の変化
やドラム内温度やヒータ30の入力などのデータに基づ
いてファジイ推論(ステップs546)されて、ドラム
内の洗濯物の状態が推定される(ステップs547)。
乾燥が進行し乾燥度が約80%になると、アイロンコー
スの選択が行われる(ステップs548)が、これは予
めコースのアニュアル指示がされていて所望の乾燥度
(約80%〜95%)に制御運転制御により行われる
(ステップs549)。
【0054】標準コースの場合には、乾燥度が約100
%になったことを検出(ステップs550)した後に、
所定の温度までクールダウンされて(ステップs55
1)乾燥が完了する。各計測手段を構成するサーミスタ
37,水位センサー32,ドラム風温センサー40,振
動センサー42,回転センサー43,水温センサー31
等からの計測値は制御回路MC内の入出力装置101を
介して演算装置102に入力される。
【0055】本実施の形態においては、6つのファジイ
制御装置80(ファジイ推論機能Fuzzy1〜6)で
構成され、各ブロックは必要データの出力・入力が自在
に取り出すことができる。Fuzzy1〜6に入力され
るデータは、サーミスタ37,水位センサー32,ドラ
ム風温センサー40,振動センサー42,回転センサー
43,水温センサー31及びモータ制御装置の電流値な
どである。
【0056】Fuzzy1においては水位センサー31
の入力によりファジイ推論されて布量,布質としてファ
ジイ推論値が出力される。Fuzzy2においてはFu
zzy1の布質,布量の出力と水センサーの水温を入力
しつけ置き時間、洗い時間、洗い強さをファジイ推論し
て出力する。Fuzzy3においてはFuzzy1の布
量,布質の出力と水温センサー31の水温とモータの供
給電流値とを入力して、ファジイ推論してバランス脱水
チャートと乾燥に要する時間を出力する。Fuzzy4
においては振動センサー42からの振動値を入力してフ
ァジイ推論し、規定振動値よりも大きいか小さいかを比
較演算し、高速回転の意志決定と回転数運転チャート、
運転時間を出力する。Fuzzy5においては、Fuz
zy1,3,4の出力とサーミスタ37と水温センサー
31からの入力でファジイ推論し、乾燥時間の残時間を
出力する。Fuzzy6においては、サーミスタ37,
ドラム温風センサー40,ヒータ供給電流値を入力して
ファジイ推論することによりドラム7内のタンブリング
の状況を推論してドラム7の回転をファジイ制御する。
そして給水時の初期減水量と後期減水量の変化の様子及
び減水量の総和、モータの電流値(変化値)とサーミス
タ37の温度変化がなくなるまでの時間(△t≒0とな
るまでの所有時間)の入力をファジイ推論することによ
り乾燥が終了するまでの所有時間を精度高推論してマイ
コンの信号により、操作部に表示する。
【0057】図25に示すファジイ制御装置80(Fu
zzy1〜6)には、それぞれ前処理装置81において
ファジイ集合評価のための制御指標値を作成し、ファジ
イ推論装置82はこの前処理装置81からの制御指標値
を入力してファジイ推論を行い、ファジイ推論装置82
からの出力はファジイ出力決定装置83に与えられ、出
力は直流モータ12,ヒータ30,送風ファンモータ1
9に与えられて各工程の運転が行われる。
【0058】ここでファジイ制御によって運転が行われ
ながら、各検出器からの検出データが入力されて指定値
と比較されその差から再びファジイ推論されて指定値が
修正され運転が継続される。ファジイ推論装置82によ
るファジイ推論の方法は、一般に行われている条件部の
メンバーシップ関数、結論部のメンバーシップ関数及び
入力値を用いて制御規制に沿ってファジイ演算を行い、
合成あいまい集合を演算し、このあいまい集合の最大値
(Max)を出力合成関数として、この出力合成関数の
重心をファジイ推論の出力とする方法を用いる。
【0059】以上のように各工程においてファジイ制御
されるので、洗濯の条件、即ち洗濯物の量と質、水温な
どが変わっても最適な洗い強さ、洗い時間で運転するこ
とができるし、水温と酵素の作用による汚れ落ち効果を
洗い強さや洗い時間に反映することが可能である。ま
た、脱水工程においては、洗濯物の質や量に適した洗い
強さ、洗い時間をファジイ選択することができる。洗濯
工程で得られたデータ(減水量による洗濯物の量と質の
推定データやモータ電流値による洗濯物の推定データ)
により予め予測される低振動脱水チャートを選んで低速
〜中速脱水を実施し、ドラム内の洗濯物の均一分布状態
をその振動値より推定して低振動化下で高速遠心脱水を
行うこともできる。
【0060】乾燥工程においては、サーミスタの温度上
昇率が零となるまでの所有時間から洗濯物に含まれてい
る含水量を推定したり、衣類の量と質の推定と含水量の
推定により乾燥終了時間を予測することができる。そし
てその結果効率良く乾燥終了期に乾燥度の状態をチェッ
クすることも可能である。さらに衣類の熱損傷を避け所
望の乾燥度の乾燥を終了することができる。
【0061】
【発明の効果】以上のようになされた本発明は、以下の
ような効果を達成し得るものである。 (1)洗濯物の量を洗濯工程において測定し、その測定
データをもって乾燥時間を設定するので、測定データを
有効に利用でき、かつ洗濯物の過乾燥が防止できる。
【0062】(2)衣類を低損傷下で洗濯を行わせるこ
とができ、低振動条件下で脱水を行わしめることができ
るばかりか低損傷下で所望乾燥度の乾燥を行わしめるこ
とができる。 (3)洗濯水の加温により、洗剤酵素の作用を高めて、
洗濯機による洗い(機械力)を少なく(洗濯時間、洗濯
強さ)することが可能である。すなわち水温を高めるこ
とにより、汚垢の酸素分解を促進し、できるだけ少ない
機械力で汚れた衣類から離脱させ、酸素作用による洗浄
効果分だけ、洗濯時間を短くしたり、洗濯強さを弱くす
ることが可能である。水温が高いときは、そのままつけ
置きし、水温との兼合いでつけ置き時間の長さを決めた
り、洗い強さ(タンブリング洗いや揺動ディスクの作用
を組み合わせた混合洗い)や洗い時間(ドラムの運転時
間)を決めて、汚れの度合に適合した洗濯や洗濯物の種
類にあわせた温水洗濯を簡単に実施することができる。
【0063】(4)ドラムの回転をタンブリング臨界回
転数を越えて増速する過程で、ドラム周壁に洗濯物を均
一分布させることにより、洗濯物全体の重心を、ドラム
軸心上にほぼ一致させることが可能である。振動センサ
ーを設けて規定値以上の場合には、タンブリング運転を
戻し、再び増速運転し振動が規定値以下である(ドラム
内の洗濯物の分布が均一である)ことを検出して遠心・
脱水のための高速回転(800〜1000rpm)に移
行させれば、低振動を簡単に確保することができる。従
って振動防止用の重りを必要とせず軽量化を図ることが
できる。
【0064】(5)PMW制御による直流モータの採用
により、ドラム内の洗濯物の変動(タンブリングによる
瞬時的な変動、即ちバッフルによって持ち上げるときの
高トルク落下のとき低トルクの変化)下においてドラム
回転は58〜63rpm、脱水工程においては、初期に
60,70,80,90,100,120rpmで一定
時間回転した後800〜1000rpmの高速回転し脱
水を完了することができるし乾燥工程においては58〜
63rpmの基本回転数の外65〜80rpmの回転設
定も自在である。
【0065】また、乾燥工程においては、タンブリング
回転を可能な限り少なくして乾燥を行えば、衣類に加わ
る外力(機械力)が少なくなり、損傷を軽減することが
可能である。即ち乾燥工程においてノンタンブリング工
程を加えることにより衣類の乾燥を進行させ、時々タン
ブリング工程を加えることにより衣類の乾燥ムラを避け
ながら乾燥終了に導くことが可能でデリケートな衣類の
乾燥に適する。また、直流モータによる回転数変化と正
転・逆転の運転を組み合わせすることにより、乾きムラ
のない乾燥仕上げが可能となる。
【0066】以上のように本発明の制御対象である洗い
時間,洗い強さ,ドラムの回転速度,回転モード,高速
回転時の振動の予測とその工程への「GO or NO
T」の判断や、NOTの場合にはNOTの振動分析結果
も含めて再脱水工程の脱水チャートをファジイ推論・制
御したり、各工程の終了までの時間の予測などの各出力
をファジイ集合として評価しファジイ推論によって制御
出力を決定しているため、多くの外的要素(水温,布
量,布質,汚れ度合,衣類のドラム内分布状態等々)の
異なる条件下で安定した洗濯・脱水・乾燥が衣類を痛め
ることなく達成できるという付加価値の高いものを提供
する。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一実施の形態として示すドラム式乾燥
洗濯機の概略構成図である。
【図2】図1のドラム壁面を正面とした場合の概略構成
図である。
【図3】本発明の一実施の形態の正逆両方向回転自在
で、両方向回転ロック可能なベアリングの概略構成図で
ある。
【図4】図3のベアリングがベアリングケース内で位置
制御している状態を示す状態説明図である。
【図5】図3のベアリングがベアリングケース内で位置
制御している状態を示す状態説明図である。
【図6】実施の形態の脱水工程におけるドラムの回転制
御のフローチャート及び各回転数におけるドラム周壁へ
の貼り付き状態の模様を示す状態図である。
【図7】実施の形態のサーミスタの温度特性を示す状態
図である。
【図8】実施の形態の乾燥工程における乾燥度の検出方
法を示すフローチャートである。
【図9】実施の形態の乾燥工程における乾燥度の検出方
法を示すフローチャートである。
【図10】実施の形態のヒータの制御方法のフローチャ
ートである。
【図11】実施の形態のヒータの制御方法のフローチャ
ートである。
【図12】実施の形態の乾燥工程における洗濯物の温度
変化と電流値を示す特性図である。
【図13】実施の形態の乾燥温度の推移と、ヒータ電流
の関係とヒータ電流変化させた時の乾燥温度を示す特性
図である。
【図14】実施の形態における制御装置のブロック図で
ある。
【図15】実施の形態におけるツケ置き工程の動作状態
を示すフローチャート図である。
【図16】実施の形態におけるツケ置き工程の動作状態
を示すフローチャート図である。
【図17】実施の形態における洗い工程の動作状態を示
すフローチャート図である。
【図18】実施の形態における洗い工程の動作状態を示
すフローチャート図である。
【図19】実施の形態におけるすすぎ/脱水工程の動作
状態を示すフローチャート図である。
【図20】実施の形態におけるすすぎ/脱水工程の動作
状態を示すフローチャート図である。
【図21】実施の形態における乾燥工程の動作状態を示
すフローチャート図である。
【図22】実施の形態における乾燥工程の動作状態を示
すフローチャート図である。
【図23】実施の形態のドラム内に洗濯物を入れ給水し
タンブリング運転が行われる過程の減水変化を示す特性
図である。
【図24】実施の形態のドラム内に洗濯物を入れたバラ
ンス時の振幅状態を示す特性図である。
【図25】実施の形態のファジイ推論装置のブロック図
である。
【符号の説明】
1 全自動洗濯乾燥機の本体 5 水槽 6 水平軸 7 ドラム 8 双方向固定ベアリング制御装置 11 揺動ディスク 12 直流モータ 19 送風用ファンモータ 20,21 送風ダクト 30 ヒータ 31 水温センサー 32 水位センサー 34a,b,c 循環風 35 回転流風 36 導入風 37 サーミスタ 40 ドラム温風センサー 42 振動センサー 43 回転センサー 80 ファジイ制御装置 81 前処理装置 82 ファジイ推論装置

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水槽内で回転可能に支持され周壁に通水
    及び通風のための多数の通孔を有するドラムと、ドラム
    を回転させるモータと、洗濯、脱水及び乾燥の各工程に
    おけるドラムの回転を制御する制御手段とを備えてなる
    全自動洗濯乾燥機において、制御手段が、洗濯工程にお
    けるドラム内の洗濯物の量をモータの通電電流を検知し
    て測定する測定手段と、測定手段により測定された洗濯
    物の量を記憶する記憶手段と、記憶手段に記憶された量
    に対応して少なくとも乾燥工程における乾燥時間を設定
    する乾燥時間設定手段とを備え洗濯物の量に対応して乾
    燥時間を可変し得る全自動洗濯乾燥機。
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