JPH09173561A - パチンコ機における移送樋の球止装置 - Google Patents

パチンコ機における移送樋の球止装置

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JPH09173561A
JPH09173561A JP35051795A JP35051795A JPH09173561A JP H09173561 A JPH09173561 A JP H09173561A JP 35051795 A JP35051795 A JP 35051795A JP 35051795 A JP35051795 A JP 35051795A JP H09173561 A JPH09173561 A JP H09173561A
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満 大山
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隆文 加藤
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 球タンクに貯留されるパチンコ球の球圧を受
けてもパチンコ球払出装置に接続する移送樋の球止め作
用を確実に達成し得るようにする。 【解決手段】 球タンク4のパチンコ球をパチンコ球払
出装置に導く移送樋5上に球止め位置と球止め解除位置
とに回動自在な球止板34を設けてなるパチンコ機にお
いて、前記移送樋5に被係止部36を設けると共に、球
止板34に係止部40を設け、該球止め位置で係止部4
0を被係止部36に係止させると共に、ばね作用によっ
てその係止状態を維持させるようにしたことを特徴とす
る。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は球タンクのパチンコ
球をパチンコ球払出装置に導く移送樋の球止装置に関す
るものである。
【0002】
【従来の技術】従来、パチンコ機の遊技盤裏面には周知
のように合成樹脂製の機構板が装着されており、該機構
板の上部に球タンクが固着されている。また、球タンク
の下方には該球タンク内に貯留されるパチンコ球をパチ
ンコ球払出装置に導く移送樋が設けられており、該移送
樋上に球止板を設けている。
【0003】前記球止板は移送樋上に差し渡した横軸に
回動自在に軸支されており、通常は球止め解除位置に置
かれている。そして、例えばパチンコ球払出装置に球噛
み等の故障が発生して修理を行う際には球止板を球止め
位置に回動すると共に、該球止板と一体の球止片を移送
樋の球通路に突入させることによってパチンコ球の流下
を阻止するようになっている。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかし、従来の球止板
にあっては、単に移送樋上に差し渡した横軸に回動自在
に軸支されているだけであるため、球止板が球止め位置
に置かれている場合に移送樋の球通路に突入する球止片
が球タンクに貯留されているパチンコ球の球圧を受ける
とその球圧によって球止板が上方へ持ち上げられてしま
うようなことがあり、確実な球止め作用が望めないとい
う問題ががあった。
【0005】本発明は上記した問題に鑑みてなされたも
ので、その目的とするところは、簡単な構造で球圧を受
けても確実に球止め作用がなし得るようなパチンコ機に
おける移送樋の球止装置を提供することにある。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記目的を達成するため
に、本発明に係る移送樋の球止装置は、球タンクのパチ
ンコ球をパチンコ球払出装置に導く移送樋上に球止め位
置と球止め解除位置とに回動自在な球止板を設けてなる
パチンコ機において、前記移送樋に被係止部を設けると
共に、球止板に係止部を設け、該球止め位置で係止部を
被係止部に係止させると共に、ばね作用によってその係
止状態を維持させるようにしたものである。
【0007】前記移送樋は球タンクのパチンコ球を整列
して導き出すタンクレール部と該タンクレール部の球圧
を減少しながらパチンコ球払出装置に導くカーブレール
部との二部材によって構成し、該カーブレール部に球止
板を設けるのが好ましい。
【0008】そして、前記移送樋のカーブレール部上面
に球止板の球止片が突入可能な透溝を形成し、該透溝の
縁部を係止部とするのがよい。
【0009】また、前記球止板はカーブレール部の透溝
から球通路に突入する球止片の側縁に切欠部を設け、該
切欠部を被係止部に係止する係止部とするとよい。
【0010】上記のように構成されたパチンコ機におけ
る移送樋の球止装置は、球止板の係止部を移送樋の被係
止部に係止させることによって球タンクに貯留されてい
るパチンコ球の球圧が球止板に掛けられても上方へもち
あげられるようなことがなくなり、確実に球止め状態を
維持することが可能となる。
【0011】
【発明の実施の形態】次に、本発明に係るパチンコ機に
おける移送樋の球止装置の一実施の形態を図面を参照し
て説明する。図1は本発明が適用されるパチンコ機の裏
面図である。図1において、1はパチンコ機の前面枠、
2は前面枠1の裏面に着脱自在に取付けられる遊技盤、
3は遊技盤2の裏面に開閉自在に装着された合成樹脂製
の機構板である。
【0012】前記機構板3の裏面上部には球タンク4が
固着されている。また、球タンク4の下方には移送樋5
が設けてある。この移送樋5は球タンク4内に貯留され
るパチンコ球を整列して導き出すタンクレール部5aと
下流端がパチンコ球払出装置6に接続するカーブレール
部5bとの二部材で構成されている。このため、球タン
ク4のパチンコ球はタンクレール部5a,カーブレール
部5bにより整列されながらパチンコ球払出装置6に連
続して供給される。
【0013】前記タンクレール部5aは、図2に示すよ
うに機構板3に当接する後側壁7と底部8及び前側壁9
とにより上面が開口した樋状に形成されると共に、底部
8の内底面には長手方向に仕切壁10を設けて2条の球
通路11,11が形成されている。一方、前記カーブレ
ール部5bはタンクレール部5aの球通路11,11を
流下するパチンコ球の球圧を弱めるためのもので、外板
12と裏板13との間に仕切壁14を設けてタンクレー
ル部5aの球通路11,11に連通する2条の球通路1
5,15が形成されている。
【0014】前記カーブレール部5bの各球通路15,
15には図3及び図4に示すように球切れ検知用レバー
16,16及び該レバー16,16の押圧により作動す
るマイクロスイッチ17,17が設けてある。また、各
球通路15,15には共通した球抜口18が設けてあ
り、該球抜口18の下方に球抜通路19が設けられてい
る。また、球抜口18には可動底板20、係合レバー2
1及びレバー部材22からなる球抜装置23が設けられ
ている。
【0015】前記可動底板20はその上面に乗る球重量
により図4鎖線のように下向きに回動して球抜口18を
開放すると共に、重錘部24の作用力で同図実線の球抜
口18を閉じる位置に回動復帰するようになっている。
また、係合レバー21は一端が軸25により上下方向へ
回動自在に枢着されており、上面に形成した係止突部2
6を可動底板20の係合片部27に係合して該可動底板
20を球抜口18を閉じる位置に拘束するようになつて
いる。
【0016】前記レバー部材22は軸28によつて前後
方向へ回動可能に枢着されており、これと一体の連係ピ
ン29を係合レバー21の長孔30に臨ませている。そ
して、弾性片31により常には図4実線位置に回動付勢
されており、前方からの押圧による回動によって、連係
ピン29により係合レバー21を図4鎖線のように下動
して係止突部26と係合片部27との係合を外すもの
で、これによつて可動底板20をフリー状態として球抜
きすることができるようになっている。32は球抜装置
23部分をカバーするカバー部材であって、これの内部
にはレバー部材22に当接させて該レバー部材22のガ
タつきを抑制するための押圧片33,33が一体に設け
てある。
【0017】しかして本発明では、前記カーブレール部
5bの上方に位置するように球止板34を設けると共
に、該カーブレール部5bの上面壁35に各球通路1
5,15に対応する透溝36,36を設けている。な
お、透溝36の側縁部分は後述する球止板34の係止部
が係止する被係止部となる個所である。
【0018】前記球止部34は図5に示すようにカーブ
レール部5bの透溝36,36に突入する2本の爪状の
球止片37a,37bと摘み片38とを一体に有し、端
部には筒部39が設けてある。また、球止板34の一方
の球止片37a側縁には前記透溝36の側縁に係止する
係止部としての切欠部40が設けてある。
【0019】一方、カーブレール部5bの上方には球通
路15,15と直交状に支持軸41が設けてあり、該支
持軸41に球止板34の筒部39を挿通して該球止板3
4を図6(イ)に示す球止め位置と図6(ロ)に示す球
止め解除位置とに回動可能なように軸支している。ま
た、球止板34は支持軸41に嵌挿したコイルばね42
によつて常に図6(イ)に示す球止め位置に付勢される
ようになっている。なお、43は球止板34が支持軸4
1から外れないようにする座付きねじ、44は球止板3
4が無用に上方へ回動するのを阻止するストッパーであ
る。
【0020】本発明は上記のように構成されており、図
6(ロ)に示すように球止板34が球止め解除位置に置
かれているとき、移送樋5のパチンコ球の流下を阻止す
る場合には、先ず、球止板34を図6(ロ)鎖線のよう
にコイルばね42の付勢に抗して押圧して軸方向へスラ
イドさせる。そして、球止片37a,37bと透溝3
6,36とを一致させた状態で下方へ回動した後球止板
34の押圧を解除する。これによって、球止板34はコ
イルばね42の付勢によって図6(イ)の状態に復帰す
ると共に、これの切欠部40が透溝36の側縁下面に係
止して球止め位置に確実に維持されることになる。な
お、球止めを解除する場合には球止板34を図6(イ)
鎖線のようにコイルばね42の付勢に抗して押圧して軸
方向へスライドさせた後上方へ回動することによつて達
せられる。
【0021】
【発明の効果】以上、説明したところから明らかなよう
に、本発明に係るパチンコ機における移送樋の球止装置
は、球止板の球止片に係止部を設け、該係止部を球止め
位置において移送樋の被係止部に係止させるようにした
ものであるから、球タンクに貯留されているパチンコ球
の球圧が球止板の球止片に掛けられても該球止板が上方
へ持ち上げられるような事態を確実に防止することがで
きるため、球止め状態を確実に維持することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明が適用されるパチンコ機の裏面図であ
る。
【図2】カーブレール部部分の斜視図である。
【図3】カバー部材を外した状態のカーブレール部部分
の斜視図である。
【図4】図2の断面正面図である。
【図5】球止装置部分の分解斜視図である。
【図6】(イ),(ロ)は作用を説明する断面図であ
る。
【符号の説明】
4 球タンク 5 移送樋 34 球止板 36 透溝(被係止部) 40 切欠部(係止部) 42 コイルばね

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 球タンクのパチンコ球をパチンコ球払出
    装置に導く移送樋上に球止め位置と球止め解除位置とに
    回動自在な球止板を設けてなるパチンコ機において、 前記移送樋に被係止部を設けると共に、球止板に係止部
    を設け、該球止め位置で係止部を被係止部に係止させる
    と共に、ばね作用によってその係止状態を維持させるよ
    うにしたことを特徴とするパチンコ機における移送樋の
    球止装置。
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