JPH09173421A - 乳児用飲料容器 - Google Patents

乳児用飲料容器

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JPH09173421A
JPH09173421A JP33631295A JP33631295A JPH09173421A JP H09173421 A JPH09173421 A JP H09173421A JP 33631295 A JP33631295 A JP 33631295A JP 33631295 A JP33631295 A JP 33631295A JP H09173421 A JPH09173421 A JP H09173421A
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JP
Japan
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chamber
container
baby
cap
liquid
Prior art date
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Application number
JP33631295A
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English (en)
Inventor
Minoru Sano
實 佐野
Ryohei Nanba
良平 難波
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Nissho Corp
Original Assignee
Nissho Corp
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 予め容器本体に収容した液体と固形乳剤とを
必要時に衛生的に混合する簡単な操作で乳児に授乳でき
る容器を提供するものである。 【解決手段】 固形乳剤3を収容する第1の室1と液体
4を収容する第2の室2とが仕切部によって区分され、
該仕切部の少なくとも1部が剥離されることによって前
記2つの室が連通され、かつ容器首部5の外壁に乳首体
の内壁が装着される口部7が設けられてなる乳児用飲料
容器。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は乳児用飲料容器に関
し、詳しくは固形乳剤を収容する室と液体を収容する室
を有する容器中に予め保存された固形乳剤を必要時に液
体と混合して乳児に授乳する乳児用飲料容器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、脱脂粉乳、調整粉乳等の乳児用粉
乳は水との溶解度が高く、混和性もよく、蛋白質は加熱
によってソフト化されているので、牛乳より消化性がよ
いといわれており乳児用の栄養剤として一般に広く使用
されている。そして、この使用方法はまず哺乳瓶に必要
量の粉乳を測っていれた後、温湯または水を哺乳瓶に注
入し、次いでキャップ付乳首で哺乳瓶の開口を密閉して
温湯中または空気中で哺乳瓶を震盪させることによって
粉乳は水に溶解する。その後乳首のキャップを外して乳
児に乳児用飲料を飲ませている。しかしながら、かかる
乳児への授乳方法は大気中で粉乳を水に溶解して飲料す
るために、大気中の種々の細菌が調合中に粉乳の中へ混
入する危険があり非衛生である。また、授乳のたびごと
に粉乳を測定して水に溶解しなければならないので、調
合が間違う危険もある。しかも使用前の乳首は使用時に
熱湯で消毒しなけれはならないので操作が面倒であり、
乳児に授乳するまでに時間を要するなど種々の問題点を
有する。
【0003】
【発明が解決しょうとする課題】本発明者の1人はこれ
らの問題を解決した乳児用飲料容器として既に粉ミルク
を予め液体に溶解させた乳児用飲料を密閉状態で保管し
て乳児に授乳する乳児用飲料容器を開発し特願平7−4
3702号として特許出願したが、予め液体に溶解させ
た乳児用飲料は保存期間が約1ケ月しかなく、保存期間
を過ぎると乳児用飲料が変性する欠点を有している。そ
こで、粉ミルクを粉末状態で保管し、必要時に液体に溶
解させて乳児に授乳する乳児用飲料容器を考案したが、
粉ミルクが容器内壁に密着し、容器の内部状態が見えに
くいだけでなく、容器を構成する二つのシ−トの内部接
合部に粉ミルクが堆積して容易に溶解しない欠点があっ
た。本発明はこれらの問題を解決するためになされたも
のであって、その目的は予め容器本体に収容した液体と
固形乳剤とを必要時に衛生的に混合する簡単な操作で乳
児に授乳できる容器を提供するものである。
【0004】
【課題を解決するための手段】すなわち、本発明は固形
乳剤を収容する室と液体を収容する室とが仕切部によっ
て区分され、該仕切部の少なくとも1部が剥離されるこ
とによって前記2つの室が連通され、かつ首部外壁に乳
首体の内壁が装着される口部が設けられてなる乳児用飲
料容器である。また、本発明は前記乳児用飲料容器にお
いて、固形乳剤が粉乳を打錠することによって固形化さ
れた粉乳固形化物である乳児用飲料容器である。更に、
本発明は前記乳児用飲料容器において、仕切部が外圧に
よって容易に剥離可能な仕切帯部からなる乳児用飲料容
器である。更にまた、本発明は前記乳児用飲料容器にお
いて、仕切部が剥離可能部と剥離非可能部とからなり、
該剥離可能部がキャップを回転させることによって連通
孔が形成される乳児用飲料容器である。
【0005】
【発明の実施の形態】以下発明の実施の形態で本発明の
一例を説明する。図1は本発明の一例を示す乳児用飲料
容器の平面図であり、図2は図1の横断面図であり、図
3は乳首を取りつけた乳首体の説明図であり、図4は本
発明の他の実施例を示す断面図である。図中、1および
21は第1の室、2および22は第2の室、3および23は固
形乳剤、4および24は液体、5および25は容器首部、6
および26は雄ねじ、7および27は口部、8、16および28
はカバ−シ−ト部、9は仕切帯部、10は可撓性樹脂層、
11はアルミニウム箔層、12は内側キャップ、13は外側キ
ャップ、14は乳首、15は雌ねじ、17はOリング、29は剥
離非可能部、30は剥離可能部、31はキャップ、32は連結
治具を示す。
【0006】図1は本発明の一例を示す乳児用飲料容器
の平面図であり、乳児用飲料容器は液体4を収容する第
2の室2と、固形乳剤3を収容する第1の室1と、第1
の室1と第2の室2とを区分する仕切帯部9と、図3の
キャップの雌ねじ15と螺合する雄ねじ6が設けられた容
器首部5と、剥離可能なカバ−シ−ト8が設けられた口
部7とからなっている。第2の室2には固形乳剤3と混
合するための液体4が収容されている。液体としては水
または温湯、あるいはこれらの中にアミノ酸、オリゴ糖
等の栄養成分を含有させたもの等が挙げられる。容器は
ポリエチレン、ポリプロピレン、ポリエステル、ポリア
ミド、ポリ塩化ビニルなどの可撓性樹脂からなるブロ−
成形、射出成形あるいは2枚のシ−トの外縁をヒ−トシ
−ルする等の方法によって製造される。容器の外壁には
目盛が付されていてもよい。
【0007】図2は図1の横断面図であって第1の室1
と第2の室2とは、可撓性樹脂シ−ト層10からなり、外
縁は可撓性樹脂10同士が熱溶着して形成された強シ−ル
層18とからなる。仕切帯部9は可撓性樹脂のシ−ト10同
士が溶着しない温度で帯状に外部から加圧されて弱シ−
ルされている。ここでいう弱シ−ルとは外圧、たとえば
第2の室2を外側から加圧することによって第2の室2
に収容されている液体4の圧力で容易に内部シ−ルが剥
離されることをいう。内部シ−ルが剥離されることによ
って、第2の室2と第1の室1とが連通し、第2の室2
と第1の室1とは1つの室になり、固形乳剤3と液体4
とが混合する。
【0008】第1の室1は収容されている固形乳剤3が
外気の湿気を吸収しないように、外層がアルミニウム箔
11あるいは耐湿性のプラスチックシ−トによってラミネ
−トされているのが好ましい。アルミニウム箔11は第1
の室1の片面または両面にラミネ−トされる。また、可
撓性樹脂層10の外面にアルミニウム蒸着されていてもよ
い。図2では弱シ−ルを容器を構成する2枚の可撓性樹
脂のシ−ト10同士が溶着しない温度で帯状に外部から加
圧して形成されたが、2枚の可撓性樹脂のシ−ト10との
間に該シ−ト材料と他の樹脂との混合樹脂からなるシ−
トをインサ−トして形成されてもよい。
【0009】固形乳剤3は、粉乳が1〜数個の塊に固形
化された形状をしており、粉乳を打錠機で打錠すること
によって成形される。塊の大きさは、固形乳剤3を収容
する第1の室1の大きさによって適宜選択される。塊の
密度は、 0.5〜1.5g/cm3であるのが好ましい。密度が高
すぎると、脂肪と乳化剤のミセル構造が破壊される危険
があり、密度が低すぎると塊が容易に崩壊する傾向があ
る。
【0010】図3は乳首14を取りつけたキャップの説明
図であって、内側キャップ12の開口付近の内壁には雌ね
じ15が設けられており、容器首部5の雄ねじ6と螺合す
るようになっている。そして、外側キャップ13は乳首14
と内側キャップ12を覆っている。内側キャップ12の雌ね
じ15の上部に隣接してO−リング17等のシ−ル部材が設
けられており内側キャップ12と容器首部5との隙間から
乳児用飲料が洩れるのを防止している。図1および図2
で固形乳剤3を液体4と混合し終わると、カバ−シ−ト
8を容器口部7から取り除いた後、図3の内側キャップ
12のカバ−シ−ト16を取り外し、外側キャップ13で覆わ
れた内側キャップ12の雌ねじ15と容器首部5の雄ねじ6
とを螺合する。次に外側キャップ13を取り外して、容器
に収容されている乳児用飲料を乳児に授乳させる。
【0011】本発明容器の使用方法の一例を図1〜図3
に従って説明する。第2の室2の外側から手で加圧する
と、第2の室2に収容されている液体の圧力によって、
仕切帯部9が剥離されて第2の室2と第1の室1とが連
通し、1つの室となり固形乳剤3と液体4とが混合され
る。容器を十分震盪して固形乳剤3を液体4で溶解させ
た後、内側キャップ12と外側キャップ13の開口部を閉鎖
しているカバ−シ−ト16を剥離して、内側キャップ12の
雌ねじ15と容器首部5の雄ねじ6とを螺合する。次い
で、外側キャップ13を取り外して容器中の乳児用飲料を
乳児に授乳する。
【0012】図4は、本発明の他の実施例を示す乳児用
飲料容器の断面図であり、乳児用飲料容器は液体24を収
容する第2の室22と、固形乳剤23を収容する第1の室21
と、第1の室21と第2の室22とを区分する剥離非可能部
29と剥離可能部30とからなる仕切部と、図3のキャップ
の雌ねじ15と螺合する雄ねじ26が設けられた容器首部25
と、剥離可能なカバ−シ−ト28が設けられた口部27とか
らなっている。第2の室22には固形乳剤23と混合するた
めの液体24が収容され、容器本体33はボトル形状をして
おり、底部には容器首部25が設けられている。第1の室
21には固形乳剤23が収容され、底部蓋部にキャップ31が
設けられている。そして、キャップ31と剥離可能部30と
を連結する連結治具32が第1の室21内部に形成されてお
り、キャップ31を回転することによって、連結治具32も
一緒に回転し剥離可能部30を仕切部から剥離して第1の
室21と第2の室22と連通させる連通孔を形成する。
【0013】容器本体33はポリエチレン、ポリプロピレ
ン、ポリ塩化ビニル、ポリエステル、ポリアミド等から
なるのが好ましい。剥離非可能部29は容器本体33と同じ
材料が使用されるのが好ましい。剥離可能部30は中空の
形状が好ましく、剥離可能部30より脆弱であり、剥離非
可能部29との接合部分で切断されて、第1の室21と第2
の室22とが連通する。例えば、剥離非可能部29の材料が
ポリエチレンまたはポリプロピレンからなる場合には、
剥離可能部30の材料はポリエチレンとポリプロピレンと
の混合物が使用される。キャップ31は連結治具32を回転
させて剥離可能部30を仕切部から切断する作用の他に、
その底部外面は使用前は底面になって不倒立で保管され
る。
【0014】キャップ31を回転することによって、連結
治具32も回転し、剥離可能部30を剥離非可能部29との接
合部分で切断されその隙間から液体24が第1の室21へ流
入する。容器本体33の外壁には目盛が付されていてもよ
い。容器本体33の上部には、容器首部25が設けられてい
る。容器首部25は、その口部27の外壁に図3の内側キャ
ップ12の雌ねじ15と螺合する雄ねじ26が形成されてお
り、口部27はカバ−シ−ト28によってシ−ルされて第2
の室22に収容されている液体24を封鎖している。
【0015】図4の乳児用飲料容器の使用方法を説明す
ると、キャップ31を回転させることによって、剥離可能
部30が仕切部から剥離して第2の室22と第1の室21とが
連通し、液体24が第1の室21へ流入し、固形乳剤23と液
体24とが混合して固形乳剤23が液体24に溶解される。容
器を十分震盪して固形乳剤23と液体24とを混合した後、
容器口部27のカバ−シ−ト28を剥離する。一方、図3の
内側キャップ12と外側キャップ13の開口部を閉鎖してい
るカバ−シ−ト16を剥離して、内側キャッフ12の雌ねじ
15と容器首部25の雄ねじ26とを螺合する。次いで、外側
キャップ13を取り外して容器中の乳児用飲料を乳児に授
乳する。
【0016】
【発明の効果】予め容器に収容されている固形乳剤と液
体とを夫々の室で分離して保管し、使用時に密閉状態で
混合する簡単な操作で衛生的に乳児に乳児用飲料を授乳
することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一例を示す乳児用飲料容器の平面図
【図2】図1の横断面図
【図3】乳首を取りつけた乳首体の説明図
【図4】本発明の他の実施例を示す断面図
【符号の説明】
1、21 第1の室 2、22 第2の室 3、23 固形乳剤 4、24 液体 5、25 容器首部 6、26 雄ねじ 7、27 口部 8、16、28 カバ−シ−ト部 9 仕切帯部 10 可撓性樹脂層 11 アルミニウム箔層 12 内側キャップ 13 外側キャップ 14 乳首 15 雌ねじ 17 Oリング 29 剥離非可能部 30 剥離可能部 31 キャップ 32 連結治具

Claims (4)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 固形乳剤を収容する室と液体を収容する
    室とが仕切部によって区分され、該仕切部の少なくとも
    1部が剥離されることによって前記2つの室が連通さ
    れ、かつ首部外壁に乳首体の内壁が装着される口部が設
    けられてなる乳児用飲料容器。
  2. 【請求項2】 固形乳剤が粉乳を打錠することによって
    固形化された粉乳固形化物である請求項1記載の乳児用
    飲料容器。
  3. 【請求項3】 仕切部が外圧によって容易に剥離可能な
    仕切帯部からなる請求項1または2記載の乳児用飲料容
    器。
  4. 【請求項4】 仕切部が剥離可能部と剥離非可能部とか
    らなり、該剥離可能部がキャップを回転させることによ
    って連通孔が形成される請求項1または2記載の乳児用
    飲料容器。
JP33631295A 1995-12-25 1995-12-25 乳児用飲料容器 Pending JPH09173421A (ja)

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