JPH09173102A - 脚低部用支承部材を備えたブーツ - Google Patents

脚低部用支承部材を備えたブーツ

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JPH09173102A
JPH09173102A JP8322462A JP32246296A JPH09173102A JP H09173102 A JPH09173102 A JP H09173102A JP 8322462 A JP8322462 A JP 8322462A JP 32246296 A JP32246296 A JP 32246296A JP H09173102 A JPH09173102 A JP H09173102A
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Japan
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tenon
boot
bearing plate
sports
plate
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JP8322462A
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English (en)
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Jean Gattelet
ガトレ ジャン
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Salomon SAS
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Salomon SAS
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    • AHUMAN NECESSITIES
    • A43FOOTWEAR
    • A43BCHARACTERISTIC FEATURES OF FOOTWEAR; PARTS OF FOOTWEAR
    • A43B5/00Footwear for sporting purposes
    • A43B5/04Ski or like boots
    • A43B5/0427Ski or like boots characterised by type or construction details
    • A43B5/0429Adjustment of the boot to calf or shin, i.e. fibula, tibia
    • A43B5/0433Adjustment of the boot to calf or shin, i.e. fibula, tibia to the width of calf or shin, i.e. fibula, tibia

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  • Health & Medical Sciences (AREA)
  • General Health & Medical Sciences (AREA)
  • Physical Education & Sports Medicine (AREA)
  • Footwear And Its Accessory, Manufacturing Method And Apparatuses (AREA)

Abstract

(57)【要約】 (修正有) 【課題】 靴底7を有するシェル1と、シェル上に載る
胴部2と、固定手段9を用いて角度調節が可能な支承板
8とを有するスポーツ用ブーツであって、この支承板は
装着者の脚低部(臑)を保持する働きを有する。 【解決手段】 この支承板8は柔軟性の異なる2の区域
18、19を含み、また固定手段9はほぞを形成する少
なくとも2の要素10から成り、この要素と空洞部分1
1とが共働する。この固定手段9は、一方では、柔軟性
を有する区域18、19の一方および/または他方を利
用する少なくとも2の角度位置に沿って胴部2に対し支
承板8の調節を可能にし、また他方では、調節後に該支
承板の回転を阻止する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】本発明は、装着者の脚低部(臑部)を取り
卷く胴部を含む、スキーブーツ、スケート靴、インライ
ン型および従来型ローラースケート靴などのスポーツ用
ブーツを目的としており、脚低部において支持を構成す
るため該胴部の入口周囲部分上に設ける調節可能な支承
板に関する。
【0002】この種の公知のスポーツ用ブーツは米国特
許第3,516,180号、第4,282,659号、フランス特許第2506
135号、欧州特許第74531号、またフランス特許出願第26
49594号、欧州特許出願第623294号の各明細書に記載さ
れている。
【0003】これらのブーツにおいて、支承板は、就
中、胴部入口周囲の関係部分と装着者の脚低部に向き合
う区域との間に働く力を支持板の固定箇所で分配するた
めのものである。また、教示されている各種の構造によ
れば、支承板は装着者の脚低部の形状にブーツ胴部を完
全に適合可能にしたり、例えばある方向に優先的に力を
向けるために局部的に胴部を補強したり、あるいはま
た、例えば装着者による応力の知覚を向上させ、それに
より装着者が外力に対してより迅速に、かつより正確に
反応できるようにするために、該支承板によって得られ
る脚低部の支持用高さを増減したりすることをも可能に
する。
【0004】より詳しくは、米国特許第3,516,180号お
よび第4,282,659号におけるブーツの例では、支承板
は、それ自体、ブーツ胴部から独立しており、そのため
装着者の脚低部上で容易に位置調節が可能である。しか
しながら、独立している故に、該支承板は胴部の補強に
はほとんど役立たず、就中、装着者はブーツを履くたび
に、自分の選択する支承板を戻す必要がある。その上、
ある単一取付方向をもつ、画一的なモノブロック構造に
基づいて設計されているこれらの支承板は、特に柔軟性
あるいは剛性において支承板が提供する支承の質および
/または保持の質を加減することができない。
【0005】フランス特許第2649594号、第2506135号あ
るいは欧州特許第74513号のブーツの例において、支承
板は、先に引用したブーツとは逆に、胴部上で位置調節
が可能なように固定される。それ故に、装着者は胴部上
で支承板の相対的位置を(したがって、支承板が装着者
の脚低部上で提供するであろう支承位置を)自由に予め
調節できる。だが、高さ方向か、あるいは横方向に胴部
上の板の位置を変更することで、支承位置を適合させる
か、または胴部の補強位置を適合させるか、あるいはそ
の両者しか得られない。実際、支承板は板が脚低部の区
域に向かい合わせに提供する柔軟性および/または剛性
において支承の質を加減することができない。より詳し
く言うと、欧州特許第74513号の場合、支承板は柔軟で
あるようになってはいるが、この柔軟性は一定であって
加減したり無くしたりすることはできない。
【0006】この欠点は欧州特許第623294号明細書に教
示されているブーツで解決される。すなわち、この特許
明細書に記載されているある特定の構造において、支承
板は柔軟性の異なる2の区域を備えており、装着者は該
支承板を180゜回転させるだけで、これらの区域を自
由選択により使用できるが、胴部に対するこの板の相対
位置を変えることはできない。
【0007】このブーツはシェルの上に胴部を載せたも
ので、該胴部はその入口周囲部分上の内壁に柔軟性の異
なる2の区域を含む支持板を備えている。この支承板
は、その柔軟な区域の内の一区域の利用に各々対応す
る、少なくとも2の相対する位置間(つまり180゜の
角度の2の位置間)で、胴部に対し支承板の固定を確保
する手段を用いて角度調節が可能である。全体的に、こ
の支承板は四角形であり、かつその柔軟な区域の差異
は、該支承板の諸辺の内の一辺において加工された弱化
用切り込みにより得られる。したがって、このようなブ
ーツにおいては、先に引用したブーツとは反対に、これ
らの区域の内の一方あるいは他方を、それが固定される
箇所で胴部の入口周囲の縁部から突き出るように配置す
ることにより、該板によって得られる柔軟性および/ま
たは剛性を加減することができる。
【0008】反対に、支承板は回転取付けがなされてい
るので(より正確には、枢軸形を形成する、胴部上の定
位置にとどまる固定手段上で回転するように取り付けら
れているので)、装着者の自由選択で高さ方向あるいは
側方向に支承板を調節することができない。さらには、
固定手段が支承板の回転取付けを構成しているので、該
板は選択された角度位置内で定常的に、また信頼できる
仕方で維持されない。実際、支承板の回転をブロックす
る手段が一切なく、該板はそれ自体上で自由に枢動す
る。
【0009】本発明は、支持板が、予め調節される各位
置について、柔軟性、剛性および/または緩衝性におい
て少なくとも2の異なる支承の質および/または保持の
質を得ることができるように、高さ方向および/または
側方向において、並びに板自体上で角度的に予め調節可
能で、かつ胴部上の所定位置に固定できるブーツを案出
することにより、上に述べたスポーツ用ブーツのもつ諸
欠点の改善を提案する。
【0010】この目的のために、本発明によるスポーツ
用ブーツはシェル上に胴部が載っており、該胴部は、胴
部の入口周囲部分上の内壁に、柔軟性の異なる少なくと
も2の区域を含む支持板を備えており、該支持板は、少
なくとも1の柔軟な区域を利用するに当たって各々対応
する少なくとも2の角度位置間で、胴部に対し板の固定
を確保する手段を用いて角度調節が可能であり、かつ、
支承板の固定手段がほぞを形成する少なくとも2の要素
から成り、該ほぞの数に等しい数の孔などの空洞部と協
働することを特徴とする。このようにして、支承板は、
胴部に対するその調節位置の各々について、高さ方向お
よび横方向においても回転阻止が可能であり、また、そ
の角度調節は孔からほぞを外し、次に、対をなすように
配置されている孔にほぞを再度嵌合することによって行
われる。
【0011】一実施態様によれば、支承板の固定手段は
ほぞを形成する要素の数を超える或る数の孔を含み、か
つ、それらのほぞを離間させる値aに等しい値aの距離
だけ互いに間隔をあけて設けられる。それにより、該支
承板は該ほぞに余分な孔と同数の位置について、胴部に
対し「孔毎に」位置調節が可能であるとともに、少なく
とも2の異なる支承の質を得させるための角度調節も可
能である。
【0012】別の実施態様によれば、板の固定手段は互
いに平行な長孔で構成される空洞部と、これら長孔の幅
に合った直径の円筒部分で構成されるほぞを含む。それ
により、支承板は長孔の長さに応じて胴部に対し「連続
的に」調節可能である。
【0013】該長孔は、胴部に対していろいろな向きに
応じて任意に設けることができる。このようにして、例
えば、もし支承板の高さ方向における連続調節を意のま
まに行いたいと望むならば、該長孔を垂直方向に向けて
設けることができる。また、胴部の横断方向において所
望の連続調節を行う場合、そのときは、目指す方向に向
けて長孔を設けることができる。
【0014】胴部に対する支承板の完全な保持を確保す
るためには、ねじ、ボルト、止めピンなどの取り外し可
能な組立部品を固定手段に組み付けることができる。好
ましい諸実施態様によれば、組立部品はねじあるいはボ
ルトであり、また、ほぞを形成する要素を構成するもの
はこれらの部品の円筒部である。
【0015】支承板の柔軟性の異なる区域は、弱化用切
り込み区域の内の少なくとも1に加工することにより得
られる。また、これらの区域は、少なくとも別個の材料
を利用することによっても得られる。この場合、その内
の一方の材料は他方より柔軟性および/または圧縮性が
高い。柔軟性の異なる区域は支承板の固定手段の両側に
位置するのが好ましい。
【0016】支承板を備えたブーツ胴部は、相互に重な
り合う横断方向のフラップを有するカラー型であるか、
あるいは前部覆いと後部覆いを含む型式にすることがで
きる。
【0017】添付の概略図を参照して以下に記載する説
明より、例として示す本発明の支承板に関する複数の実
施態様を明らかにする。
【0018】図1に示されるブーツは、足と踵を取りま
くシェル1と、靴底7と、後部覆い3および前部覆い4
を含む型式の胴部2とで構成される。公知の足部閉鎖保
持要素(バックル)5は胴部2とシェル1上に配設され
る。胴部2の前部覆い4と後部覆い3は、装着者の踝に
ほぼ相当する区域内でシェル1の両側上に連結ピボット
6を中心としてヒンジ結合される。この構造例におい
て、支承板8は脚低部(臑部)の前部分に対してサポー
トの役割を果たすため、胴部2の入口周辺部分上に(す
なわち、前部覆い4の内側上に)固定される。前部覆い
4と一体で、かつ値aの距離だけ間隔が設けられる、ほ
ぞを形成する要素10を有する固定手段9が、対応する
窪み部分11と協働する。これらの窪み部分は垂直方向
に向いた長孔により構成され、ほぞ10を分離する距離
と同じ値aの距離だけ間隔が開いている。それにより、
支承板8は、該支承板がほぞ10に取付けられるとき、
回転が止まるが、長孔11の向きによって与えられる垂
直方向の移動が可能である。前部覆い4に対する(した
がって、胴部2に対する)支持板8の側方および/また
は横断方向の調節を可能にするため、1対の補助的長孔
11が第一の長孔11から距離を置いて平行に設けられ
る。それにより、1対のほぞ10上に取り付けられるよ
う選択されるその対の孔11に沿って、支承板8は前部
覆い4の前部分に対し多少なりとも中心に位置すること
になるので、脚低部に対し多少なりとも側方のサポート
を提供する。
【0019】胴部2に対する位置調節のほかに、支承の
質を調節する可能性を得るために、支承板8は柔軟性の
異なる2の領域18および19をもって製作される。こ
の目的のために、弱化用切り込み19′が区域19を画
定する縁部にだけ設けられる。したがって、この区域1
9は区域18よりも柔軟になる。図示の支承板8の取付
例において、最も柔軟な区域19は、前部覆い4の下
で、下方へ向けられ、また柔軟性の最も少ない区域18
は該覆い4の上縁から大幅にはみ出ている。すなわち、
この区域18は胴部2の入口周辺を越えて上方に延在す
る。この場合、脚低部に提供されるサポートは堅固なサ
ポートである。
【0020】図2では、スキーブーツは、図1のブーツ
と同様に、足と踵を取り卷くシェル1と靴底7を有する
が、胴部12は、今度は、重なり合っているフラップ1
4と14′により該胴部の前部上で閉じられカラー型の
ものである。この構造例において、外側フラップ14
は、締付・閉鎖用部材(バックル)5を備えて、該締付
・閉鎖用部材の作用を受ける2の締付用帯部材13と共
に製作される。支承板8は図1のブーツを参照して先に
記載した固定手段に類似の固定手段9により上側締付用
帯部材13に固定されると共に、フラップ14と14′
の間にサンドイッチ状に挟持される。この取付により、
支承板8は、ブーツの着脱に際して足を出し入れできる
ようにするため、フラップ14が鎖線で表されるように
離間すると、胴部12の前部区域から自動的に遠ざか
る。
【0021】しかしながら、外側フラップ14に対向し
ている内側フラップ14′に支承板8を固定することも
可能である。この場合も、該支承板8はフラップ間にサ
ンドイッチ状に挟まれたままであるか、あるいはさらに
胴部2の内側フラップ14′を越えて上に突き出てい
る。
【0022】図3および図4はブーツ胴部12の外側フ
ラップ14に対する支承板8の様々な調節の可能性を示
す。先に説明したように、ほぞ10と窪み部分11から
成る固定手段9は、上側締付用帯部材13上に位置して
いる。ほぞ10は値aの距離だけ間隔を置いて設けら
れ、かつ長孔11は、ほぞ10の値aと同じ値aの距離
だけ、対毎に間隔が設けられている。さらに、支承板8
は、図1を参照して説明したように、固定手段9の両側
に位置し、かつ板を180゜逆転させるだけで自由な選
択により利用し得る異なる柔軟性をもつ2の区域18お
よび19を備えている。
【0023】したがって、支承性のある所定の調節を行
うためには、例えばフラップ14の上縁部を越えている
最も柔軟性の少ない区域18を、図3に示すようにセッ
トすることにより、板8は長孔11の長さのおかげで矢
印15が示すように上下方向に、またほぞ10と協働す
るする対の長孔11を変えることにより、矢印16が示
すように側方に、さらに移動させたり、また連続的に調
節したりすることができる。2対の長孔11を備えてい
るこの構造例では、フラップ14に対して板8の側方の
調節位置が2つあり、また孔11の長さによって決まる
上下方向の調節位置が多数あり、さらには、板8により
提供される支承性調節位置が2つある。もしさらに側方
の調節可能性を望むならば、複数対の長孔11をさらに
設けても良いことは明らかである。
【0024】もちろん、図4に示すように、板8を18
0゜逆さにして、最も柔軟である区域19がフラップ1
4の上縁部を越えるようにセットされる場合、このフラ
ップ14に対する相対位置、したがってブーツの胴部に
対する相対的位置調節が同じく可能である。
【0025】図5および図6に示される支承板28の一
実施態様によれば、柔軟性の異なる区域29、30は弱
化のための切り込みによるのではなく、柔軟性、撓曲性
および/または弾力圧縮性などにおいて異なる特性を持
つ材料を利用することにより決まる。さらに、これら柔
軟性の異なる区域29、30は板28の固定手段59に
対して非対称に配設できる。固定手段59は、先に述べ
たように、図示されないブーツの胴部上に位置するほぞ
を形成する要素50と、これらの要素と協働する、この
場合筒状孔で構成される、空洞部51から成る。この目
的のために、ほぞ50は孔51の値aに対応する値aの
距離だけ水平方向に間隔が置かれる。この実施態様によ
れば、ほぞ50の数は6個で、水平方向に3対配設さ
れ、また、それらの対の中で、ほぞは値bの距離だけ互
いに離れている。中央の対は値b/2の距離だけ他の2
対に対して垂直方向にずれている。孔51はほぞ50に
対応する3対の群毎に配設される。ほぞ50上で支承板
28を180゜逆転できるようにするため、7番目の孔
51が中央にある孔51の対に加えられ、かつ値bの距
離まで垂直方向にずれている。このようにして、柔軟な
区域29、30の調節位置の一方あるいは他方におい
て、支承板28は6つのほぞ50と常に噛み合う。
【0026】その次の図7、8および9は、支承板の固
定手段および/または柔軟性の異なる区域の変形実施態
様を示す。
【0027】図7において、支承板38は、水平方向お
よび垂直方向とも値aだけ互いに間隔を置いて設けられ
る多数の筒状孔50と、対応する値aだけ間隔を置いて
設けられる2のほぞ51から成る固定手段59を備えて
いる。それにより、支承板38は、先に述べたように、
胴部2、12に対して縦横方向に調節可能であるととも
に、支持板自体を180゜逆転させることによって支持
板が得る支承の質を調節する2の位置のために、しかし
また90゜の角度で取り付けられた2の別の位置のため
に、他の垂直方向に調節可能である。この配置構成は、
たとえ支承板38が柔軟性の異なる2の区域48、49
しか備えていなくても、支持板38が提供する支承性を
調節するための2以上の調節位置が望まれる場合に有利
である。実際、板38があまり柔軟でない区域48と柔
軟な区域49を備えている本例によれば、領域48を胴
部2、12の上部周縁から突き出るように配置すること
によって、堅固な支承を得ることができ、また、板38
を180゜逆転させ、区域49を胴部の上部周縁辺りに
配置すれば、より柔軟な支承を得ることができる。また
さらに、先に述べたこれらの位置に対して板38を90
゜に配設すれば、柔軟性が「混じり合った」2の支承を
得ることができる。なぜならば、この場合、各区域4
8、49の一部分が板の初期取付位置に対する該板の回
転方向に沿って一方側あるいは他方側で胴部の上部周縁
から突き出るように配置されるからである。
【0028】図8では、ほぞ10が支承板58上にあ
り、他方空洞部11が胴部2、12の壁内に設けられる
固定手段9の実施態様が示されている。
【0029】図9に示される変形態様によれば、板68
の固定手段は、図示されていないブーツの胴部上に位置
する2のほぞ10と、該ほぞ10を分離している値aと
同じ値aだけ互いに間隔を置いて設けられ、かつ一線整
列している3の空洞部11とに単純に要約される。しか
しながら、この場合、ブーツの胴部に対するほぞ10の
配設方向に応じて、側向あるいは垂直方向の2の調節位
置と、支承板によって提供される支承の質を調節するた
めの2の調節位置が得られる。
【0030】もちろん、支承板の固定手段をほぞ以外の
他の要素、特に、ねじ、ボルト、ピン止めした軸など
(好ましくは、取り外し可能なもの)の公知の組立用部
材である筒状部材で構成してもよい。しかしながら、そ
れにも拘わらずリベットなどのように、壊れたとき、取
替依頼に応じて、取り外しできる部材で構成してもよ
い。
【0031】また、支承板は柔軟性の異なる少なくとも
2の区域を含むことができるだけでなく、弾性圧縮可能
な部分を具備して製作することもできる。
【0032】最後に、支承板はブーツ胴部の前部分上で
の使用に限定されるものではなく、後部分および/また
は側部分を問わず、ブーツ胴部の入口周縁に近いあらゆ
る箇所に固定することができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】胴部が前部覆いと後部覆いを有する型式の、支
承板を備えたスキーブーツなどのスポーツ靴を示す斜視
図である。
【図2】胴部が閉鎖用横断方向フラップを有する環状
の、支承板を備えたスキーブーツなどのスポーツ靴を示
す斜視図である。
【図3】一実施態様に基づいて配設された固定手段を用
いる支承板を備えた図2のブーツの胴部フラップを示す
部分図で、胴部に対する所定位置におけるような調節位
置を細い破線で示す。
【図4】第二の支承用調節位置における図3の支承板を
示し、この箇所では胴部入口周辺近くで使用されるのは
最も柔軟な区域である。
【図5】別個の材料を用いることにより得られる柔軟性
の異なる2の区域を含む支承板を示すとともに、該支承
板の固定手段の別の実施態様を示す図である。
【図6】別個の材料を用いることにより得られる柔軟性
の異なる2の区域を含む支承板を示すとともに、該支承
板の固定手段の別の実施態様を示す図である。
【図7】支承板を固定する手段とその柔軟な区域の一実
施態様を示す図である。
【図8】支承板を固定する手段とその柔軟な区域の一実
施態様を示す図である。
【図9】支承板を固定する手段とその柔軟な区域の一実
施態様を示す図である。
【符号の説明】
1 シェル 2、12 靴胴部 4 前部覆い 5 閉鎖装置 8、38、58 支承板 9、59、68 固定手段 10、50 ほぞ形成要素 11、51 空洞部分 14、14′フラップ 18、19;29、30;48、49 柔軟性(可撓
性)区域

Claims (10)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 シェル低部(1)と、前記シェル低部上
    に載る胴部(2、12)とを有するスポーツ用ブーツで
    あって、前記ブーツはその入り口周囲部に隣接する内壁
    に柔軟性の異なる2の区域(18−19、29−30、
    48−49)を含む支承板(8、28、38、58、6
    8)を備え、前記支承板(8、28、38、58、6
    8)は、前記柔軟性を有する区域(18−19、29−
    30、48−49)のうち少なくとも1の利用に対応し
    て、各々が180゜の角度をもって角度的に相対する少
    なくとも2の位置間で、前記胴部(2、12)に対する
    固定を確実にする手段(9、59)により角度調節が可
    能なものにおいて、 前記支承板(8、28、38、58、68)の固定手段
    (9、59)は、「ほぞ」を形成する少なくとも2の要
    素(10、51)から成り、前記ほぞと同数の孔のよう
    な空洞部分(11、50)が該ほぞと共働し、それによ
    り前記支承板は回転を阻止され、前記角度調節は、前記
    ほぞ(10、51)が孔(11、50)からはずれ、そ
    の後、対応して配置される空洞部分(11、50)に前
    記ほぞ(10、51)が再度嵌合することにより行われ
    ることを特徴とするスポーツ用ブーツ。
  2. 【請求項2】 前記空洞部分(11、50)の数が前記
    ほぞ(10、51)を形成する要素の数より多く、かつ
    前記ほぞを離間させる距離に等しい距離の値aだけ互い
    に間隔を置いて設けられることを特徴とする請求項1に
    よるスポーツ用ブーツ。
  3. 【請求項3】 前記空洞部分(11)が互いに平行な長
    孔と、前記長孔の長さに合わせた直径を有する筒状部分
    による前記ほぞとから成ることを特徴とする請求項1ま
    たは2によるスポーツ用ブーツ。
  4. 【請求項4】 前記ほぞ(10、51)を形成する要素
    が取り外し可能な組立部材の筒状ロッドにより構成され
    ることを特徴とする請求項1、2または3によるスポー
    ツ用ブーツ。
  5. 【請求項5】 前記支承板の異なる柔軟性区域(18、
    19)が該区域(18、19)の少なくとも1内に設け
    られる弱化用切り込み部(19′)により決まることを
    特徴とする請求項1ないし4のいずれか1によるスポー
    ツ用ブーツ。
  6. 【請求項6】 前記支承板(28、48、58、68)
    の異なる柔軟性区域(29−30、48−49)が、少
    なくとも2の別個の材料の使用によって決まり、前記材
    料の一方は他方のものよりも柔軟性が高いことを特徴と
    する請求項1ないし4のいずれか1によるスポーツ用ブ
    ーツ。
  7. 【請求項7】 最も柔軟性のある材料が弾性圧縮可能で
    あることを特徴とする請求項6によるスポーツ用ブー
    ツ。
  8. 【請求項8】 異なる柔軟性を有する区域(18−1
    9、29−30、48−49)の数が2で、かつ前記支
    承板(8、28、38、58)の固定手段(9、59)
    のほぼ両側に位置することを特徴とする請求項5、6ま
    たは7によるスポーツ用ブーツ。
  9. 【請求項9】 ブーツの胴部(12)が互いに重なり合
    う横断方向のフラップ(14、14′)により閉じられ
    る環形状であること、および前記支承板(8)が該フラ
    ップ(14、14′)の内の少なくとも1上に固定され
    ることを特徴とする請求項1ないし8のいずれか1によ
    るスポーツ用ブーツ。
  10. 【請求項10】 前記ブーツの胴部(2)が、閉鎖装置
    (5)により互いに連接可能な前部覆い(4)と後部覆
    い(5)とを有すること、および前記支承板(8)が前
    記覆い(4、5)の少なくとも1上に固定されることを
    特徴とする請求項1ないし8のいずれか1によるスポー
    ツ用ブーツ。
JP8322462A 1995-12-08 1996-12-03 脚低部用支承部材を備えたブーツ Pending JPH09173102A (ja)

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FR9515014 1995-10-08
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JP8322462A Pending JPH09173102A (ja) 1995-12-08 1996-12-03 脚低部用支承部材を備えたブーツ

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US (1) US5867924A (ja)
EP (1) EP0777980B1 (ja)
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DE (1) DE69606269D1 (ja)
FR (1) FR2742026B1 (ja)

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EP0777980B1 (fr) 2000-01-19
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EP0777980A1 (fr) 1997-06-11
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