JPH09172890A - 付着珪藻の増殖方法および装置 - Google Patents

付着珪藻の増殖方法および装置

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JPH09172890A
JPH09172890A JP35128695A JP35128695A JPH09172890A JP H09172890 A JPH09172890 A JP H09172890A JP 35128695 A JP35128695 A JP 35128695A JP 35128695 A JP35128695 A JP 35128695A JP H09172890 A JPH09172890 A JP H09172890A
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Abstract

(57)【要約】 【課題】ウニやアワビなどの種苗生産を行う際の初期餌
料として使用される付着珪藻の増殖方法および装置を得
ること。 【解決手段】珪藻の付着手段を備える水槽に海水を流入
させながら換水するとともに空気を供給することにより
珪藻を増殖する方法であって、ケイ素、リン、2価の鉄
を一定量以上含む鉄分などからなるガラス状増殖材およ
び窒素肥料を海水の流入位置近傍に配置し、流入する海
水および/または供給される空気によるエアレーション
で生じた水流をこの増殖材および窒素肥料に接触させて
増殖成分を海水中に溶出させる。この方法では水槽に流
入した海水および/もしくは海水中に供給される空気に
よって生じた水流が、容器内に収容した増殖材および窒
素肥料に効果的に接触してケイ素、リン、2価の鉄、窒
素などを持続的に長期間溶出させるので水槽内の付着珪
藻の増殖を効果的に行うことができるものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は、ウニやアワビな
どの種苗生産を行う際の初期餌料として広く使用されて
いる付着珪藻の増殖方法および装置に関するものであ
る。
【0002】
【従来の技術および発明が解決しようとする課題】従来
より、ウニはその成長過程において浮遊幼生期にはキー
トセラス、着底期にはウルベラ(殻状の緑藻)、その後
の幼生期には珪藻を餌料とし、さらに殻径が1cm以上
になるとコンブなどの海藻を摂食することが知られてい
る。
【0003】ところで、餌料としての珪藻が成育する沿
岸海域では、冬季にはケイ素、リン、窒素などの栄養塩
が豊富で珪藻は良く増殖するが、春から夏にかけて栄養
塩の濃度が零になるほどの貧栄養になるため珪藻の量が
少なくなり、ウニの成長にとっては厳しい環境となる。
この原因は定かではないが、沿岸域で発生するプランク
トンブルームのため栄養塩が植物プランクトンに消費さ
れてしまうからだと推測されている。また、ウニなどの
種苗生産を行う場合、春採苗では、付着珪藻を餌料とす
るようになる頃が貧栄養の時期と重なるため餌料不足に
なるなどの問題が生じている。
【0004】そこで、従来では、多数の波板で形成した
珪藻の付着部を設けた水槽に海水を流入させながら換水
するとともにこの海水に送風管を介して空気(酸素)を
供給し、沈着した幼生がウルベラを食べている時期に付
着珪藻を増殖するようにしているが、海水中の栄養塩の
濃度が変わるため付着珪藻の増殖を予定通り行うのが困
難であった。このため、硫安やリン酸水素ナトリウムな
どの肥料を適時散布することにより窒素やリンを補充し
ているが、付着珪藻の生育に必要なシリカ分を補う適当
な手段がなく、また、換水によって肥料が流出してしま
うので長期に亘る効果を保持することが難しく、さらに
は散布作業も面倒であるなど解決すべき種々の課題が指
摘されていた。
【0005】一方、海藻類や植物プランクトンの増殖に
は、海水中に溶存している窒素、リン、マンガン、ケイ
素などの成分だけでなく、鉄が2価のイオンとして溶存
している場合にその増殖効果が高くなるということが判
明している。この事実は、海藻類や植物プランクトンを
増殖するための増殖材の素材として、窒素、リン、マン
ガン、ケイ素などとともに、特に2価の鉄を含む鉄分を
含有させておけば良好な結果が得られることを意味して
いる。
【0006】出願人は、このような知見をもとに研究を
重ねた結果、非結晶構造であるガラス質材料が有してい
る水溶出性に着目し、マンガン、ケイ素、リン、2価の
鉄を一定量以上含む鉄分などを含むガラス質材料をマト
リックス材料とし、これらの成分をイオンの状態で長期
に亘って安定的にしかもゆっくりと溶出させることので
きる増殖材を開発し、平成5年3月30日付けで特許出
願を行った〔特願平5−93894号(特開平6−33
5330号)〕。そしてこの特許出願に係る増殖材は、
実海域においても極めて有効であることが確認されてい
る。
【0007】
【課題を解決するための手段】そこで、この発明では、
珪藻の付着手段〔実施例においては珪藻付着部16)を
備える水槽に海水を流入させながら換水するとともに空
気を供給することにより珪藻を増殖する方法において、
ケイ素、リン、2価の鉄を一定量以上含む鉄分で形成し
たガラス質材料からなる増殖材を海水の流入位置近傍に
配置し、流入する海水および/または供給される空気に
よるエアレーションで生じた水流をこの増殖材に接触さ
せて増殖成分を海水中に持続的に長期間溶出させること
により、付着珪藻の増殖を図ろうとするものである。こ
の場合、増殖材にはマンガンを含ませたり、増殖材とと
もに窒素肥料、好ましくは、緩効性窒素肥料を配置して
海水中に溶解すれば、増殖効果をさらに高めることがで
きる。
【0008】また、この増殖方法を実施する場合、所定
間隔で配置した多数の波板で形成した珪藻の付着部を設
けた水槽に海水を流入させながら換水するとともにこの
海水に送風管を介して空気を供給するようにした増殖装
置において、ケイ素、リン、2価の鉄を一定量以上含む
鉄分などを含むガラス質材料により形成した増殖材を通
水可能な容器に収容し、この容器を海水の流入位置近傍
に配置して流入する海水および/またはエアレーション
によって生じる水流に臨ませる構成を採用するのが好ま
しい。
【0009】この場合、増殖材を収容した容器を水槽の
海水中に配置し、この容器上部に設けた注水管に送風管
を接続したり、容器に設けた吸引管にベンチュリー管型
の海水流入管を接続したり、また増殖材を収容した筒形
容器を水槽の海水中に配置してこの容器の底部開口部に
海水流入管の流入口を臨ませるなどの構成などを採用す
ることができる。さらに、容器内の増殖材にはマンガン
を含ませたり、増殖材とともに緩効性の窒素肥料を配設
するのが好ましいが、窒素肥料の溶出が多く、水流によ
って早期に流出することが予想される場合には、水流の
遅い場所などに別途設置する。
【0010】
【発明の実施の形態】この発明に係る付着珪藻の増殖方
法では、水槽に流入した海水および/もしくは海水中に
供給される空気によって生じた水流が、容器内に収容し
た増殖材に接触し、増殖材の水溶出性によってケイ素、
リン等の微量元素だけでなく顕著な有効成分としての鉄
分をゆっくりと溶出させ、これらの成分が水槽内の海水
中に拡散するので、付着珪藻の安定的な増殖を図ること
ができるものである。
【0011】
【実施例】次に、本発明に係る付着珪藻の増殖方法につ
き、この方法を実施する装置との関係において以下詳細
に説明する。なお、本発明に係る付着珪藻の増殖方法お
よび装置は以下の実施例に限定されるものではなく、本
発明の精神を逸脱しない範囲内において種々の変更をな
し得ることは勿論である。
【0012】図1および図2において、本発明に係る付
着珪藻の増殖装置10は、例えば、容量を4.5トンに
設定した直方体状の水槽12を備えており、この水槽1
2の内部には、多数の合成樹脂製波板14を所定間隔で
配設するとともにこれらの波板14をホルダー15で立
設することにより形成した珪藻付着部16が設けられて
いる。また、水槽12の底部中央にはその長手方向に沿
って多数の細孔を穿設した送風管(エアレーションパイ
プ)18を配設し、この送風管18を外部の空気供給機
構20に接続する。
【0013】一方、水槽12の上部には、前面の海岸か
らポンプ装置により汲み上げた海水を供給するための3
本の海水流入管22を配設して、これらの流入管22の
流入口22aを前記送風管(エアレーションパイプ)1
8の上方(水槽12の中央)に臨ませるとともにこの水
槽12の端部片側にはオーバーフロー管24を配設す
る。また、各海水流入管22の流入口22aの下方には
合成樹脂製の籠体26をそれぞれ配設し、これらの籠体
26に増殖材28および緩効性窒素肥料30をそれぞれ
収容する。この場合、増殖材28および緩効性窒素肥料
30はそれぞれを網体などに入れて籠体26に収容する
のが好ましい。増殖材28は、ケイ素、リン、2価の鉄
を一定量以上含む鉄分などを含むガラス質材料を粒状体
として形成し、マトリックス材料としてのガラス質材料
の組成を適宜調整することによりこれらのケイ素、リン
および2価の鉄イオンなどが海水中に所定の期間に亘っ
てしかも必要量ゆっくりと溶出し得るように構成する。
なお、この場合、ガラス質材料はマンガンも含む粒状体
として形成しても良いことは言うまでもない。
【0014】このように構成することにより、流入管2
2を介して水槽12に流入した海水および送風管18を
介して送給される空気によるエアレーションによって生
じた上昇する流れ(図2において矢印で示す)は、水槽
12上部に配設される籠体26付近で合流し、さらに珪
藻付着部16を構成する合成樹脂製波板14の間隙部を
通って水槽内を循環した後、オーバーフロー管24から
排出される。そして海水が籠体26付近で合流する際な
どに緩効性窒素肥料30や増殖材28に接触すると肥料
分が溶解するとともに増殖材28からケイ素、リン、2
価の鉄、マンガン等も溶出し、これらを海水中に拡散し
て循環するので水槽内における溶出成分の濃度が高ま
り、合成樹脂製波板14(付着部16)に付着した珪藻
の増殖を飛躍的に高めることができるものである。
【0015】また、図3は、水槽12の海水中に配置し
た合成樹脂製容器32に網体入りの増殖材28および緩
効性窒素肥料30を収容するとともに、この容器32の
頂部に設けた注水管34の先端に、水面上で送風管18
を接続した実施例を示している。この場合は、送風管1
8を介して注水管34に送給される空気のポンピング作
用によって水槽12内の海水が容器32に吸引(連行)
されるので増殖材28の成分の溶出および肥料成分の溶
解を都合よく行うことができるものである。
【0016】なお、図4に示すように、容器32に設け
た吸引管36に、ベンチュリー管の原理を利用した海水
流入管22を接続したり、あるいは、図5に示すよう
に、水槽12の海水中に配置した筒形容器32の底部開
口部に海水流入管22の流入口22aを臨ませる構成を
採用しても前記と同様な効果を得ることができることは
言うまでもない。さらにまた、これらの実施例において
は増殖材28および緩効性窒素肥料30を併用した場合
を例示したが、必要に応じて増殖材28のみを使用して
も良いことは言うまでもない。
【0017】実験例1(目視観察およびクロロフィルa
量の測定) 図1に示した水槽と同型の水槽(容量4.5トン)A、
Bを用意して各水槽の海水の換水率を2時間/回に設定
するとともに、12cm×2cmに設定した所定数の測
定用波板をオーバーフロー管近くの水面下5cmの位置
に垂下し、水槽Aには海水1l当たり5gの増殖材(粒
径1mm〜3mm)28と、海水1l当たり0.4gの
緩効性窒素肥料(粒状)30を別々に入れた複数の網体
を籠体26に収容して配設した。そして6月から7月に
かけて波板(付着部16)に付着した珪藻を目視観察す
るとともに、測定用波板を回収して付着珪藻をかき落と
し、そのクロロフィルaの量を測定した。
【0018】海水の流入を開始してから10日後の目視
観察によると、水槽Aは上流側の付着部16で付着珪藻
の色が濃く、下流側(オーバーフロー管24側)ではい
くぶん薄かった。これに対し、水槽Bの付着珪藻の色は
薄く、全体的に生育が悪かった。次に、1ケ月後の目視
観察によると、水槽Aは付着珪藻が多く、水面に浮遊す
るほど増えていたのに対し、水槽Bの付着珪藻は生育が
悪く僅かに色が濃くなる程度にすぎなかった。また、海
水の流入開始後17日後と31日後に測定用波板から採
取した珪藻のクロロフィルaの量を測定したところ次の
ような結果を得た。 水槽A 水槽B 開始後17日 0.29μg/cm2 0.03μg/cm2 開始後31日 0.65μg/cm2 0.43μg/cm2
【0019】この測定結果によれば、17日後における
測定用波板上の水槽Aのクロロフィルaは水槽Bのクロ
ロフィルaの略10倍であり、31日後においても水槽
Aの測定用波板上のクロロフィルaは水槽Bのクロロフ
ィルaよりもはるかに多く、増殖材および窒素肥料によ
る付着珪藻の増殖効果が顕著であることが確認された。
【0020】実験例2(ウニの殻径の測定) また、前述の実験1によって珪藻を増殖した水槽A、B
においてエゾバフンウニの稚ウニの飼育を継続し、約1
ケ月半後に、各水槽A、Bから150個体の稚ウニを無
作為に採取してその殻径を測定したところ図6の結果を
得た。この結果によれば、対照区(水槽B)の平均値は
5.4mm (0.09g)であるのに対し、増殖区
(水槽A)の平均値は6.5mm (0.15g)であ
り、水槽Aでの稚ウニの成長が良好であることが確認さ
れた。
【0021】
【発明の効果】先に述べたように、本発明に係る付着珪
藻の増殖方法および装置によれば、水槽に流入した海水
および/もしくは海水中に供給される空気によって生じ
る水流を、容器内に収容した増殖材に接触させてこの増
殖材からケイ素、リン、鉄分等の微量元素を長期間に亘
ってゆっくりと溶出させ海水中に拡散するので、水槽内
の溶出成分の濃度を長期間に亘って所望の程度に保持す
ることができ、従って、付着珪藻の増殖を効率よく達成
することができる。また、この増殖方法を実施する装置
も構成が簡単でしかも付着珪藻の確実な増殖を図ること
ができるなどの種々の利点を有するものである。以上、
本発明の好適な実施例につき説明したが、本発明装置は
ウニだけでなくアワビやナマコの種苗生産など、付着珪
藻を餌料とする生物の増殖に利用することができるもの
である。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る付着珪藻の増殖方法を実施する
装置の好適な実施例を示す説明図である。
【図2】 図1に示す装置のXーX線断面説明図であ
る。
【図3】 図1に示す装置における流入海水とエアレー
ションで生じた水流と増殖材および窒素肥料との関係を
示す別の実施例の要部説明図である。
【図4】 図1に示す装置における流入海水とエアレー
ションで生じた水流と増殖材および窒素肥料との関係を
示すまた別の実施例の要部説明図である。
【図5】 図1に示す装置における流入海水とエアレー
ションで生じた水流と増殖材および窒素肥料との関係を
示すさらに別の実施例の要部説明図である。
【図6】 図1に示す装置を使用して稚ウニ(エゾバフ
ンウニ)を飼育した場合の約1ケ月半後における殻径の
ヒストグラムであって、aは水槽A、bは水槽Bであ
る。
【符号の説明】
10 増殖装置、 12 水槽、14
合成樹脂製波板、 15 ホルダー、16
珪藻付着部、 18 送風管、20
空気供給機構、 22 海水流入管、24
オーバーフロー管、 26 合成樹脂製籠
体、28 増殖材 30 緩効性
窒素肥料、32 合成樹脂製容器、 34
注水管、36 吸引管、
フロントページの続き (72)発明者 綿貫 啓 茨城県土浦市東中貫町2−7 株式会社テ トラ応用水理研究所内 (72)発明者 廣瀬 紀一 茨城県土浦市東中貫町2−7 株式会社テ トラ応用水理研究所内 (72)発明者 青田 徹 茨城県土浦市東中貫町2−7 株式会社テ トラ応用水理研究所内 (72)発明者 上田 定雄 神奈川県川崎市中原区小杉御殿町2−115 −10 (72)発明者 北尾 修二 神奈川県横浜市瀬谷区下瀬谷2−47−4

Claims (7)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 付着珪藻の付着手段を備える水槽に海水
    を流入させながら換水するとともに空気を供給すること
    により珪藻を増殖する方法であって、ケイ素、リン、2
    価の鉄を含む溶解性ガラス状増殖材を海水の流入位置近
    傍に配置し、流入する海水および/または供給される空
    気によるエアレーションで生じた水流にこの増殖材を接
    触させて増殖成分を海水中に溶出させることを特徴とす
    る付着珪藻の増殖方法。
  2. 【請求項2】 増殖材とともに窒素肥料を配置して海水
    中に肥料成分も溶解することからなる請求項1に記載の
    付着珪藻の増殖方法。
  3. 【請求項3】 所定間隔で配置した多数の波板で形成し
    た珪藻の付着部を設けた水槽に海水を流入させながら換
    水するとともにこの海水に送気管を介して空気を供給す
    るようにした付着珪藻の増殖装置であって、ケイ素、リ
    ン、2価の鉄を含む溶解性ガラス状増殖材を通水可能な
    容器に収容し、この容器を海水の流入位置近傍に配置し
    て流入する海水および/またはエアレーションによって
    生じる水流に臨ませるように構成することを特徴とする
    付着珪藻の増殖装置。
  4. 【請求項4】 増殖材を収容した容器を水槽の海水中に
    配置し、この容器の上部に設けた注水管に送風管を接続
    することを特徴とする請求項3に記載の付着珪藻の増殖
    装置。
  5. 【請求項5】 増殖材を収容した容器を水槽の海水中に
    配置し、この容器に設けた吸引管にベンチュリー管型の
    海水流入管を接続することを特徴とする請求項3に記載
    の付着珪藻の増殖装置。
  6. 【請求項6】 増殖材を収容した筒形容器を水槽の海水
    中に配置し、この容器の底部開口部に海水流入管の流入
    口を臨ませるように構成することを特徴とする請求項3
    に記載の付着珪藻の増殖装置。
  7. 【請求項7】 増殖材とともに窒素肥料を容器内に収容
    することを特徴とする請求項3〜請求項6のいずれかに
    記載の付着珪藻の増殖装置。
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Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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JP2021036778A (ja) * 2019-08-30 2021-03-11 松田産業株式会社 紅藻類アマノリ属の陸上養殖方法

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