JPH09172346A - 圧電共振部品およびその製造方法 - Google Patents

圧電共振部品およびその製造方法

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JPH09172346A
JPH09172346A JP33317195A JP33317195A JPH09172346A JP H09172346 A JPH09172346 A JP H09172346A JP 33317195 A JP33317195 A JP 33317195A JP 33317195 A JP33317195 A JP 33317195A JP H09172346 A JPH09172346 A JP H09172346A
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electrode
piezoelectric
substrate
metal member
package
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JP33317195A
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English (en)
Inventor
Katsunori Moritoki
克典 守時
Masahito Sugimoto
雅人 杉本
Katsu Takeda
克 武田
Osamu Kawasaki
修 川崎
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Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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  • Piezo-Electric Or Mechanical Vibrators, Or Delay Or Filter Circuits (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 圧電共振子の共振特性の劣化が小さく、良好
な共振特性が得られる圧電共振部品を提供する。 【解決手段】 圧電共振子11を構成する取り出し電極
のうちの圧電基板の一方の主面側に形成されているもの
(22bと22d)に、突起状金属部材12aを形成
し、突起状金属部材12aの表面に導電性樹脂13を塗
着し、これら突起状金属部材12aと導電性樹脂13と
により、圧電共振子11の取り出し電極22bと22d
とパッケージ底板14に形成された接続電極15とを電
気的かつ機械的に接続する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、発振回路やフィル
タ回路等を構成する際に用いられる圧電共振部品及びそ
の製造方法に関し、特に共振特性の劣化が抑制された圧
電共振部品及びその製造方法に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、圧電部品は移動体通信機器やOA
機器の普及により飛躍的に用途が拡大している。例え
ば、圧電セラミックを用いた発振子は、従来、一般機器
や家電製品などに用いられてきたが、近年の移動体通信
分野やOA機器分野の機器にも多く使用されるようにな
ってきている。これは、これらの分野の機器において従
来から使用されてきた水晶などの単結晶を用いた発振子
は、高度な研磨技術を要し、また、周波数安定性を追求
することから非常に高価になるため、低価格のセラミッ
ク発振子が使用されるようになってきたものである。特
に、近年需要が拡大している携帯電話においては、フィ
ルタとしての圧電部品は必須の部品になっている。
【0003】図6は従来の圧電共振子により発振子を構
成してなる圧電共振部品の構成をす断面図である。ま
た、図7(a)は図6に示した圧電共振子の上面図、図7
(b)は図7(a) 中のA−A′線における断面図である。
これらの図において、60は圧電共振部品であり、これ
は圧電共振子11と、これをその内部空間に収容する9
6%アルミナを含有するセラミック製パッケージ(1
4,17)とから構成されている。圧電共振子11にお
いて、例えばPZT等の圧電セラミックス材料からなる
圧電基板20の上面と下面の中央部には圧電基板20を
介して対向するように励振電極21a,21bが形成さ
れ、圧電基板20の上面にはその長手方向の対辺に沿っ
て帯状の取り出し電極22a,22cが形成され、圧電
基板20の下面にはその長手方向の対辺に沿って帯状の
取り出し電極22b,22dが形成され、圧電基板20
の長手方向において対向する一対の側面の一方には前記
取り出し電極22aと22bを電気的に接続するための
側面電極24aが形成され、他方には前記取り出し電極
22cと22dを電気的に接続するための側面電極24
bが形成され、更に、圧電基板20の上面と下面には、
励振電極21aと取り出し電極22aを接続するための
引き出し電極23a、励振電極21bと取り出し電極2
2dを接続するための引き出し電極23bが形成されて
いる。この圧電共振子11は、取り出し電極22a〜2
2dに交流電圧を印加すれば、励振電極21aと21b
の間で圧電基板20の厚み方向に強い電界がかかり、か
かる圧電効果により基板20の機械的歪が励振されるも
のである。一方、セラミック製パッケージの底板14の
上面には圧電共振子11を構成する電極に電気的に接続
されるべき接続電極15が形成されており、この接続電
極15と圧電共振子11の電極(取り出し電極、側面電
極9)が、絶縁性樹脂からなるスペーサ19により所定
距離引き離された状態で、導電性樹脂13により電気的
かつ機械的に接続されている。ここで、スペーサ19は
圧電共振子11をセラミック製パッケージの底板14か
ら浮かせて配置させるためのものであり、接続電極15
の端部に設けられている。セラミック製パッケージの底
板14の側面及び下面には接続電極15につながる外部
電極16が形成されている。セラミック製パッケージの
封止キャップ17はその周囲縁部が絶縁性接着剤18を
介して底板14の接続電極15に接続されている。
【0004】以上のように構成された圧電共振部品60
の動作について説明する。
【0005】圧電共振子11はセラミック製パッケージ
の底板14に電気的かつ機械的に接続され、セラミック
製パッケージの底板14に形成された外部電極16を通
して、電気的に外部に引き出されている。図8はこの圧
電共振部品60を用いた発振回路の等価回路図である。
図において、80は発振回路、81は圧電共振部品(6
0)、82はアンプで、83はフィードバック抵抗、8
4、85は容量素子、86は出力端子である。この発振
回路80はコルピッツ型の回路構成からなるもので、汎
用されているものである。かかる発振回路80におい
て、アンプ82の出力は、発振子である圧電共振部品8
1の伝達関数に従ってアンプ入力にフィードバックされ
る。ここで、その外部電極(16)がアンプ82の入力
と出力に電気的に接続された圧電共振部品81は、アン
プ82の入力と出力の間の位相差に相当する電圧差によ
って静電−歪のカップリングを起こしている。つまり、
圧電共振部品81内の圧電共振子11が、その内部電極
(励振電極21a,21b)に挟まれた領域にかかる電
場による圧電効果により、機械振動を励振している。従
って、圧電共振部品81においては、圧電共振子11の
機械振動が阻害されないように、圧電共振子11がセラ
ミック製パッケージ内に保持実装されていなければなら
なず、このため、圧電共振子11の振動空間を確保する
ために、前記説明したように、圧電振動子11をスペー
サ19を介してセラミック製パッケージの底板14から
浮くように実装している。
【0006】
【発明が解決しようとする課題】圧電共振子の機械振動
の大きな変位を有する部分での振動阻害は共振特性の大
きな劣化につながる。前記圧電共振子11のようなエネ
ルギー閉じ込め型圧電共振子では、機械振動は励振電極
(21a,21b)付近で最大の変位を示し、励振電極
(21a,21b)から離れるにつれて急激に小さくな
るので、共振特性の劣化を防止するためには特に励振電
極(21a,21b)付近での振動を阻害しないように
しなければならない。従来の圧電共振部品では、前述し
たように、圧電共振子11のセラミック製パッケージの
底板14への実装は、セラミック製パッケージの底板1
4の接続電極15の端部に絶縁性樹脂からなるスペーサ
19を設け、これにより両者間に一定の間隔を空けた状
態で、導電性樹脂13で両者を接着することにより行っ
ている。従って、圧電共振子の共振特性の劣化を防止す
るためには、かかる圧電共振子11のセラミック製パッ
ケージの底板14への実装時に、導電性樹脂13が励振
電極21a,21b付近に達しないようにしなければな
らない。ところが、導電性樹脂13の塗布は通常印刷法
により行われ、その位置精度は0.3mm程度であり、
圧電共振子11のサイズは1.5mm程度、取り出し電
極22a〜22dの幅は0.2mm程度、取り出し電極
22a〜22dから励振電極21a,21bまでの距離
は0.5mm程度であるので、圧電共振子11の載置時
に載置位置が若干ずれるだけで、励振電極21b付近に
導電性樹脂13が存在することになり、圧電共振子11
の共振特性を劣化させてしまうという問題点があった。
また、導電性樹脂13はこれの熱硬化時に一旦粘度が極
度に低下するため、毛細管現象により圧電共振子11と
スペーサと19との間隙、または圧電共振子11とセラ
ミック製パッケージの底板14との間隙に浸透すること
があり、圧電共振子11の載置時に位置ずれがない場
合、または位置ずれが極めて小さい場合であっても、結
果的に、励振電極21b付近に導電性樹脂13が存在す
ることとなり、圧電共振子11の共振特性を劣化させて
しまうという問題点があった。特に、近年部品(圧電共
振子)の小型化が一層進んでおり、前記問題点の発生頻
度が大きくなってきている。
【0007】本発明は、前記従来の問題を解決するた
め、圧電共振子の共振特性の劣化が小さく、良好な共振
特性が得られる圧電共振部品、及びこれを再現性よく製
造することができる圧電共振部品の製造方法を提供する
ことを目的とするものである。
【0008】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、本発明にかかる圧電共振部品は、圧電共振子と、前
記圧電共振子をその内部空間に収容するパッケージとを
有してなる圧電共振部品であって、前記圧電共振子の圧
電基板表面に形成されている電極と前記パッケージの内
部に形成されている電極とを、これらの少なくとも一方
の表面に形成した突起状金属部材と、この突起状金属部
材の表面に塗着した導電性樹脂とにより、電気的に接続
するとともに固着させたことを特徴とする。このような
構成としたことにより、導電性樹脂が圧電共振子の励振
電極付近に存在することがなく、圧電共振子の共振特性
の劣化が小さくなり、良好な共振特性が得られる。
【0009】前記構成においては、圧電共振子が、圧電
基板と、前記基板の上面の中央部に形成された第1の励
振電極と、前記基板の第1の側面に形成された第1の側
面電極と、前記基板の上面及び下面にその前記第1の側
面側の一辺に沿って帯状に形成された第1及び第2の取
り出し電極と、前記基板の上面に形成され、前記第1の
励振電極と前記第1の取り出し電極とを接続する第1の
引き出し電極と、前記基板の下面の中央部に形成された
第2の励振電極と、前記基板の前記第1の側面に対向す
る第2の側面に形成された第2の側面電極と、前記基板
の上面及び下面にその前記第2の側面側の一辺に沿って
帯状に形成された第3及び第4の取り出し電極、及び前
記基板の下面に形成され、前記第2の励振電極と前記第
4の取り出し電極とを接続する第2の引き出し電極とか
ら構成され、パッケージの底板の上面に前記圧電共振子
を構成する電極と電気的に接続されるべき接続電極が形
成され、前記圧電共振子の第2及び第4の取り出し電極
表面に突起状金属部材が形成され、前記突起状金属部材
と、これの表面に塗着された導電性樹脂とにより、前記
第2及び第4の取り出し電極が前記パッケージの底板に
形成された前記接続電極に電気的かつ機械的に接続され
ていることが好ましい。このような構成としたことによ
り、圧電共振子とパッケージ底板との接続部が、圧電共
振子の取り出し電極とパッケージ底板の接続電極との間
にのみ形成されて、励振電極付近に大きな振動空間が形
成されることとなり、その結果、圧電共振子の共振特性
の劣化が小さい圧電共振部品となる。
【0010】また前記構成においては、圧電共振子が、
圧電基板と、前記基板の上面の中央部に形成された第1
の励振電極と、前記基板の第1の側面に形成された第1
の側面電極と、前記基板の上面及び下面にその前記第1
の側面側の一辺に沿って帯状に形成された第1及び第2
の取り出し電極と、前記基板の上面に形成され、前記第
1の励振電極と前記第1の取り出し電極とを接続する第
1の引き出し電極と、前記基板の下面の中央部に形成さ
れた第2の励振電極と、前記基板の前記第1の側面に対
向する第2の側面に形成された第2の側面電極と、前記
基板の上面及び下面にその前記第2の側面側の一辺に沿
って帯状に形成された第3及び第4の取り出し電極、及
び前記基板の下面に形成され、前記第2の励振電極と前
記第4の取り出し電極とを接続する第2の引き出し電極
とから構成され、パッケージの底板の上面には前記圧電
共振子を構成する電極と電気的に接続されるべき接続電
極が形成され、前記接続電極に突起状金属部材が形成さ
れ、前記突起状金属部材と、これの表面に塗着された導
電性樹脂とにより、前記接続電極が前記圧電共振子の前
記第2及び第4の取り出し電極に電気的かつ機械的に接
続されていることが好ましい。このような構成としたこ
とにより、圧電共振子とパッケージとの接続部が、圧電
共振子の基板下面に形成された取り出し電極とパッケー
ジ底板の接続電極との間にのみ形成されて、励振電極付
近に大きな振動空間が形成されることとなり、その結
果、圧電共振子の共振特性の劣化が小さい圧電共振部品
となる。
【0011】また前記構成においては、パッケージの蓋
材の内側面に圧電共振子を構成する電極と電気的に接続
されるべき接続電極が形成され、圧電共振子の第1及び
第3の取り出し電極表面に突起状金属部材が形成され、
前記突起状金属部材と、これの表面に塗着された導電性
樹脂とにより、前記第1及び第3の取り出し電極が前記
パッケージの蓋材に形成された接続電極に電気的かつ機
械的に接続されていることが好ましい。このような構成
としたことにより、圧電共振子とパッケージとの接続部
が、圧電共振子の基板下面に形成された取り出し電極と
パッケージ底板の接続電極との間だけでなく、圧電共振
子の基板上面に形成された取り出し電極とパッケージ蓋
材の接続電極との間にも形成されることとなり、圧電共
振子とパッケージとの接続強度を高めることができる。
【0012】また前記構成においては、パッケージの蓋
材の内側面に圧電共振子を構成する電極と電気的に接続
されるべき接続電極が形成され、この接続電極の表面に
突起状金属部材が形成され、前記突起状金属部材と、こ
れの表面に塗着された導電性樹脂とにより、前記パッケ
ージの蓋材の内側面に形成された接続電極が前記圧電共
振子の第1及び第3の取り出し電極に電気的かつ機械的
に接続されていることが好ましい。このような構成とし
たことにより、圧電共振子とパッケージとの接続部が、
圧電共振子の基板下面に形成された取り出し電極とパッ
ケージ底板の接続電極との間だけでなく、圧電共振子の
基板上面に形成された取り出し電極とパッケージ蓋材の
接続電極との間にも形成されることとなり、圧電共振子
とパッケージとの接続強度を高めることができる。
【0013】本発明にかかる圧電共振部品の第1番目の
製造方法は、圧電基板、前記基板の上面の中央部に形成
された第1の励振電極、前記基板の第1の側面に形成さ
れた第1の側面電極、前記基板の上面及び下面にその前
記第1の側面側の一辺に沿って帯状に形成された第1及
び第2の取り出し電極、前記基板の上面に形成され、前
記第1の励振電極と前記第1の取り出し電極とを接続す
る第1の引き出し電極、前記基板の下面の中央部に形成
された第2の励振電極、前記基板の前記第1の側面に対
向する第2の側面に形成された第2の側面電極、前記基
板の上面及び下面にその前記第2の側面側の一辺に沿っ
て帯状に形成された第3及び第4の取り出し電極、及び
前記基板の下面に形成され、前記第2の励振電極と前記
第4の取り出し電極とを接続する第2の引き出し電極を
有してなる圧電共振子を用意し、この圧電共振子の前記
圧電基板の下面に形成されている前記取り出し電極のそ
れぞれの表面に突起状金属部材を形成し、この突起状金
属部材上に導電性樹脂を塗布した後、その上面に前記圧
電共振子を構成する電極と電気的に接続されるべき接続
電極を形成したパッケージ底板の前記上面に前記圧電共
振子を前記突起状金属部材の先端部が前記接続電極の表
面に当接するように載置し、続いて前記導電性樹脂を硬
化し、しかる後、前記圧電共振子をパッケージ蓋材で覆
い、このパッケージ蓋材の周縁部を前記パッケージ底板
の上面に絶縁性樹脂により接着するようにしたものであ
る。このような構成としたことにより、前記の励振電極
付近に大きな振動空間が形成されて、圧電共振子の共振
特性の劣化の小さい圧電共振部品を、合理的に製造する
ことができる。
【0014】また、本発明にかかる圧電共振部品の第2
番目の製造方法は、圧電基板、前記基板の上面の中央部
に形成された第1の励振電極、前記基板の第1の側面に
形成された第1の側面電極、前記基板の上面及び下面に
その前記第1の側面側の一辺に沿って帯状に形成された
第1及び第2の取り出し電極、前記基板の上面に形成さ
れ、前記第1の励振電極と前記第1の取り出し電極とを
接続する第1の引き出し電極、前記基板の下面の中央部
に形成された第2の励振電極、前記基板の前記第1の側
面に対向する第2の側面に形成された第2の側面電極、
前記基板の上面及び下面にその前記第2の側面側の一辺
に沿って帯状に形成された第3及び第4の取り出し電
極、及び前記基板の下面に形成され、前記第2の励振電
極と前記第4の取り出し電極とを接続する第2の引き出
し電極を有してなる圧電共振子と、その上面に前記圧電
共振子を構成する電極と電気的に接続されるべき接続電
極を形成したパッケージ底板、及びパッケージ蓋材を用
意し、前記パッケージ底板の前記接続電極に突起状金属
部材を形成し、前記突起状金属部材の先端部を加圧によ
りし平坦化し、この先端部が平坦化された突起状金属部
材上に導電性樹脂を塗布した後、前記パッケージ底板の
前記上面に前記圧電共振子を前記突起状金属部材の先端
部が前記圧電基板の第1及び第2の主面のいずれか一方
に形成されている前記取り出し電極の表面に当接するよ
うに載置し、続いて前記導電性樹脂を硬化し、しかる
後、前記圧電共振子を前記パッケージ蓋材で覆い、この
パッケージ蓋材の周縁部を前記パッケージ底板の上面に
絶縁性樹脂により接着することにより封止するようにし
たものである。このような構成としたことにより、圧電
共振子とパッケージとの接続強度が高められた圧電共振
部品を、合理的に製造することができる。
【0015】前記した本発明の第1〜2番目の製造方法
においては、パッケージ蓋材として、その内側面に圧電
共振子を構成する電極と電気的に接続されるべき接続電
極を形成したものを用い、突起状金属部材の形成、及び
これへの導電性樹脂の塗布を、圧電基板の上面に形成さ
れている取り出し電極に対しても行うようにし、パッケ
ージ蓋材のパッケージ底板への接着時に、パッケージ蓋
材に設けたの接続電極と前記圧電基板の上面に形成され
ている取り出し電極とが、突起状金属部材と導電性樹脂
とにより、電気的かつ機械的に接続されるようにするの
が好ましい。このような構成としたことにより、前記の
圧電共振子の共振特性の劣化が小さく、かつ、圧電共振
子とパッケージとの接続部が圧電共振子の基板下面側だ
けでなく基板上面側にもに形成されて、圧電共振子とパ
ッケージとの接続強度が高められた圧電共振部品を、合
理的に製造することができる。
【0016】前記した本発明の第1〜2番目の製造方法
においては、パッケージ蓋材として、その内側面に圧電
共振子を構成する電極と電気的に接続されるべき接続電
極を形成したものを用い、突起状金属部材の形成、及び
これへの導電性樹脂の塗布を、パッケージ蓋材に設けた
接続電極に対しても行うようにし、パッケージ蓋材のパ
ッケージ底板への接着時に、パッケージ蓋材に設けた接
続電極と圧電基板の上面に形成されている取り出し電極
とが、突起状金属部材と導電性樹脂とにより、電気的か
つ機械的に接続されるようにするのが好ましい。このよ
うな構成としたことにより、前記の圧電共振子の共振特
性の劣化が小さく、かつ、圧電共振子とパッケージとの
接続部が圧電共振子の基板下面側だけでなく基板上面側
にもに形成されて、圧電共振子とパッケージとの接続強
度が高められた圧電共振部品を、合理的に製造すること
ができる。
【0017】また前記方法においては、突起状金属部材
へ導電性樹脂を塗布する前、または前記突起状金属部材
の先端部を前記取り出し電極または接続電極に当接させ
る際に、当該突起状金属部材の先端部を加圧により平坦
化するのが好ましい。このような構成としたことによ
り、突起状金属部材の先端部の電極への接合面積が大き
くなり、突起状金属部材と電極とをより高い接続強度で
もって接続することができ、より信頼性の高い圧電共振
部品を製造することができる。
【0018】また前記方法においては、突起状金属部材
の形成を金属ワイヤを用いたワイヤボンディング法によ
り行うのが好ましい。このような構成としたことによ
り、形状安定性に優れ、かつ、高強度を有する突起状金
属部材を、電極の所望の位置に精度良く形成することが
でき、その結果、信頼性の高い圧電共振部品を再現性良
く形成することができる。
【0019】また前記方法においては、突起状金属部材
の形成をメッキ法により行うことが好ましい。このよう
な構成としたことにより、複数の圧電共振部品を一括し
て製造する際、複数の圧電共振部品のそれぞれにおける
突起状金属部材を同時に形成することができ、製造時間
を短縮することができる。
【0020】
【発明の実施の形態】本発明の圧電共振部品において
は、突起状金属部材を、台座部と、前記台座部の上面の
中央に立設した角部とからなるものにするのが好まし
い。これにより、突起状金属部材上に導電性樹脂が保持
されて、圧電共振子の振動空間がより拡大したものとな
り、圧電共振子の共振特性の劣化がより小さい圧電共振
部品を得ることがきる。
【0021】また本発明の圧電共振部品においては、突
起状金属部材を、四角板状圧電基板の4つの角部に各1
個ずつ対応させて形成するのが好ましい。これにより、
突起状金属部材上に導電性樹脂が保持されて、圧電共振
子の振動空間がより拡大したものとなり、圧電共振子の
共振特性の劣化がより小さい圧電共振部品を得ることが
きる。
【0022】また本発明の圧電共振部品においては、突
起状金属部材を、金属ワイヤを用いたワイヤボンディン
グ法により形成したワイヤバンプにするのが好ましい。
これにより、突起状金属部材が、形状安定性に優れ、か
つ、高強度を有するものになり、接続電極と取り出し電
極間の接続状態が安定に維持され、圧電共振部品の信頼
性が向上する。
【0023】また本発明の圧電共振部品においては、突
起状金属部材の高さを、50〜200μmの範囲にする
のが好ましい。これにより、圧電共振子とパッケージと
の熱膨脹差による熱歪が緩和され、しかも、外力を受け
ても接続電極と取り出し電極間の接続状態が安定に維持
されることとなる。
【0024】また本発明の圧電共振部品においては、突
起状金属部材1個当たりの被接続電極への接合面積を
0.012mm2 以上にするのが好ましい。これによ
り、突起状金属部材が接続電極または取り出し電極に安
定に接合したものとなり、圧電共振部品の信頼性が向上
する。
【0025】また本発明の圧電共振部品においては、導
電性樹脂による接続強度を300kg/cm2 以上にす
るのが好ましい。これにより、突起状金属部材と接続電
極または取り出し電極が強固に接続され、圧電共振部品
の信頼性が向上する。
【0026】また本発明の圧電共振部品においては、導
電性樹脂としてヤング率が3×10 4 kg/cm2 以下
のものを使用するのが好ましい。これにより、導電性樹
脂に可撓姓を付与することができ、熱的ストレスに対し
て高い信頼姓が得られる。
【0027】また本発明の圧電共振部品の製造方法にお
いては、金属ワイヤとして、直径が35μm以上のもの
使用するのが好ましい。これにより、突起状金属部材を
台座部と前記台座部の上面の中央に立設した角部とから
なる形状のものに容易に形成することができる。
【0028】
【実施例】以下、本発明の実施例について説明する。
【0029】(実施例1)図1は本発明の実施例1によ
る圧電共振部品の構造を示す断面図であり、図におい
て、図6、7と同一符号は同一または相当する部分を示
している。本実施例の発圧電共振部品10は、圧電共振
子11を構成する取り出し電極のうちの圧電基板の一方
の主面側に形成されているもの(22bと22d)に突
起状金属部材12aを形成し、突起状金属部材12aの
表面に導電性樹脂13を塗着し、これら突起状金属部材
12aと導電性樹脂13とにより、圧電共振子11の取
り出し電極22bと22dとパッケージ底板14に形成
された接続電極15とを電気的かつ機械的に接続してな
るものである。ここで、導電性樹脂13は突起状金属部
材12に塗着されており、導電性樹脂13は突起状金属
部材12aを離れて拡がることはない。従って、励振電
極21b付近には、大きな振動空間が形成され、圧電共
振子11の共振特性は劣化することなく、安定に維持さ
れている。
【0030】以下、かかる圧電共振部品10の動作を説
明する。パッケージ底板14に形成された外部電極16
及び接続電極15を通して、圧電共振子11の取り出し
電極22a〜22dに交流電圧を印加すれば、励振電極
21aと21b間で圧電基板20の厚み方向に強い電界
がかかり圧電効果により機械的歪が励振される。圧電共
振子11は厚み縦3倍波を利用したエネルギー閉じ込め
形圧電共振子を構成しており、圧電共振子11の圧電基
板20の主面に平行な方向での各位置で振動変位が異な
る。図2がこれを示しており、閉じ込め電極となってい
る励振電極21a(21b)の直下領域では振動変位が
大きく機械的振動が強く励振され、励振電極21a(2
1b)から離れた位置では振動変位が急激に小さくな
る。従って、励振電極21a(21b)から離れた位置
にある取り出し電極22a(22b)の直下領域(図中
a)では振動変位は十分に減衰されており、この取り出
し電極22a(22b)をパッケージ底板14に形成さ
れた接続電極15に電気的かつ機械的に接続すれば、振
動特性を阻害することなく、圧電共振子11をパッケー
ジ内に保持実装することが可能になる。これに対し、励
振電極21aに比較的近い位置にある引き出し電極23
aの直下領域(図中b)では振動変位は十分に減衰して
おらず、この引き出し電極23aをパッケージ底板14
に形成された接続電極15に電気的かつ機械的に接続し
た場合は、導電性樹脂13の質量負荷等により振動が阻
害されることになり良好な共振特性が得られなくなる。
そこで、本実施例では圧電共振子11の圧電基板20の
一方の主面に形成されている取り出し電極22b、22
d上に突起状金属部材12aを形成し、取り出し電極2
2b、22dをパッケージ底板14に形成された接続電
極15に突起状金属部材12と導電性樹脂13とにより
電気的かつ機械的に接続している。ここで、突起状金属
部材12aは、圧電共振子11がパッケージ底板14に
安定に実装されるように、取り出し電極22b、22d
のそれぞれの両端、すなわち、4箇所に配置した。ま
た、突起状金属部材12aは、台座部と、前記台座部の
上面の中央に立設した角部とからなる形状になってい
る。これにより、突起状金属部材12aの周辺に導電性
樹脂が拡がることを抑制し、圧電共振子の振動空間がよ
り拡大するようにしている。また、突起状金属部材12
aは、金を主成分とする金属ワイヤを用い、ワイヤボン
ディング法により形成したもので、その先端部を必要に
応じて加圧により平坦化している。かかる先端部を平坦
化するのは、突起状金属部材12aの電極面への接合面
積を大きくするためである。ワイヤボンディング法に使
用した金属ワイヤは直径(φ)が50μmのものであ
り、通常の半導体で用いられているもの(直径20〜2
5μm)に比べて大きな直径を有するものである。この
ような大直径の金属ワイヤを用いるのは、突起状金属部
材12aが接続電極15に対して安定に接合する形状及
び強度を有するものとなるようにするためである。な
お、ここでは直径(φ)50μmのワイヤを用いている
が、直径(φ)が35μm以上の時に圧電共振子11に
対して安定に接合する形状及び強度を有する突起状金属
部材12aを形成できることを確認した。特に、直径
(φ)が50μm以上の時により好ましい結果が得られ
ることを確認した。また突起状金属部材12aの先端部
の面積が0.012mm2 以上の時に、突起状金属部材
12aと接続電極15との間で安定した接続強度が得ら
れた。特に、0.02mm 2 以上の時がより高い接続強
度を得ることができた。また、突起状金属部材12aの
高さは50μm〜200μmの範囲にした。これは、突
起状金属部材12aの高さが50μmより低い場合は、
圧電共振子11とパッケージ底板14との熱膨張差によ
る熱歪を緩和できなくなり、200μmを高くなると突
起状金属部材12a自体がたわみ外力に対してその形状
及び強度を維持することができなくなるためである。ま
た、前記導電性樹脂13としては例えばエポキシ系やシ
リコン系の導電性樹脂が使用され、導電性樹脂13によ
り得られる接続強度が300kg/cm2 以上となるよ
うにしている。また、導電性樹脂13のヤング率は3×
104 kg/cm2 以下にあるのが好ましい。これは、
樹脂に可撓性を付与することにより、熱に対する高い信
頼性を得るのためである。
【0031】パッケージ底板14はアルミナを主成分と
する絶縁基板からなり、その表面に銀−パラジウムペー
ストを印刷工法により塗布し、これを800℃近傍で焼
付けて接続電極15および外部電極16を形成したもの
である。外部電極16と接続電極15との電気的接続
は、予めアルミナ基板に設けておいたスルーホールに銀
−パラジウムペーストを充填する、またはスルーホール
の内壁に銀−パラジウムペースト塗布しておくことによ
り行われる。なお、ここでは銀−パラジウムペーストを
用いているが、銀ペースト等の他の金属粉を含有した他
の金属ペーストを用いてもよい。また、接続電極15、
外部電極16及びスルーホールの各表面にニッケル及び
金をメッキ法により析出させて、表面の酸化や耐半田性
を向上させるようにしてもよい。
【0032】パッケージの封止キャップ17はアルミナ
を用い、粉体成形によって箱状の蓋部形状を実現したも
のである。この封止キャップ17は、これの周囲縁部に
絶縁性樹脂を塗布した後、この周囲縁部をパッケージ底
板14に圧着し、絶縁性樹脂を熱硬化することにより、
パッケージ底板14に接着されている。この封止キャッ
プ17により圧電共振子11が外部から機械的及び化学
的に保護されている。
【0033】以下、本実施例の圧電共振部品の製造工程
について説明する。
【0034】図3(a)〜図3(f)は本実施による圧
電共振部品の製造工程を示す工程別断面図であり、図に
おいて、図1、図7と同一符号は同一または相当する部
分を示している。
【0035】パッケージ底板となる領域が複数規定され
ているアルミナ基板14の各パッケージ底板となる領域
毎にスルーホール41aを形成し、次に、アルミナ基板
14の各パッケージ底板となる領域毎に印刷法を用いて
銀−パラジウムペーストを印刷し、焼成して接続電極1
5を形成する(図3(a))。
【0036】一方、所望の周波数特性が得られるように
厚みを研磨したPZTからなる圧電基板20を準備し、
この圧電基板20の圧電共振子が形成される複数領域の
それぞれの両主面にマスクを配置した後、各領域毎に、
蒸着により励振電極(21a、21b)、引出し電極
(23a、23b)及び取り出し電極(22a〜22
d)を含むその表面そうが銀からなる内部電極42を形
成する(図3(b))。次に、図3(c)に示すよう
に、前記内部電極42を形成した圧電基板20の一方の
主面にある取り出し電極(22b、22d)上に、金ワ
イヤを用いて、熱超音波併用型ボールボンダーによりワ
イヤバンプ12aを形成し、必要あればこれの先端部を
加圧により平坦化した後、圧電基板20をダイシングソ
ーを用いて圧電共振子となるべき領域毎に分割し、各個
片の端面に端面電極(図示せず)を形成して圧電共振子
を完成させる。
【0037】次に、各圧電共振子11の取り出し電極上
に形成されたワイヤバンプ12a上に、導電性樹脂とし
ての銀フィラーを分散させた熱硬化型のエポキシ樹導電
樹脂を塗布し、各圧電共振子11を、前記アルミナ基板
14のパッケージ底板となる複数領域の対応する領域に
形成されている接続電極15に、ワイヤバンプ12aお
よび導電性樹脂が当接するように載置した後、導電性樹
脂を150℃で1時間程度熱硬化することにより、各圧
電共振子11をアルミナ基板14の対応するパッケージ
底板となる領域に固着させる(図3(d))。
【0038】次に、パッケージの封止キャップ17を用
意し、その周囲縁部にエポキシ系絶縁樹脂を塗布し、こ
れをパッケージ底板14の所定の位置に固着し(図3
(e))、そして最後に、ダイシングソーによる切断ま
たは分割を行って、圧電共振部品10を得る(図3
(f))。
【0039】このような本実施例の圧電共振部品の製造
方法によれば、突起状金属部材12aの周囲に導電性樹
脂13が保持された状態で、圧電共振子11の取り出し
電極22b、22dとパッケージ底板14の接続電極1
5とが電気的かつ機械的に接続することとなり、その結
果、圧電共振子11の励振電極21b付近に大きな振動
空間を有し、圧電共振子11の共振特性が劣化すること
なく安定に得られ、しかも、圧電共振子11とパッケー
ジ底板14の高い接続強度で接続された、高性能かつ高
信頼性の圧電共振部品を再現性良く製造することができ
る。
【0040】なお、本実施例では、ワイヤバンプ12a
を、圧電共振子の取り出し電極22b、22dのそれぞ
れの両端、すなわち、4箇所に形成したが、本発明にお
いては、圧電共振子とパッケージ底板とがより高い接続
強度で接続されるように、圧電共振子の取り出し電極
に、より多くの個数のワイヤバンプを形成するようにし
てもよい。
【0041】(実施例2)前記実施例1ではワイヤバン
プを圧電共振子の取り出し電極に形成したが、本実施例
は、ワイヤバンプをパッケージ底板の接続電極に形成
し、これに導電性樹脂を塗布した後、パッケージ底板上
に、圧電共振子を、突起状金属部材及び導電性樹脂が圧
電共振子の取り出し電極に当接するように載置して圧電
共振部品を得るようにしたものである。図4はかかる圧
電共振部品の構造を示す断面図であり、図において、図
1と同一符号は同一または相当する部分を示し、12b
がワイヤバンプである。
【0042】一般にワイヤボンディング法ではワイヤバ
ンプの被形成面の温度を高くし、超音波強度を強くする
と、ワイヤバンプと被形成面との合金化が十分に進み、
接続強度の高いワイヤバンプを形成できることが知られ
ている。。
【0043】従って、圧電共振子よりもパッケージ底板
の方が耐熱性と強度に関して有利であるので、ワイヤバ
ンプ12bをパッケージ底板14の接続電極15に形成
する本実施例方法の方が、ワイヤバンプ12aを圧電共
振子の取り出し電極22b、22dに形成する前記実施
例1の方法に比して、ワイヤバンプと電極との接続強度
を高くすることが可能になる。
【0044】(実施例3)図5は本発明の実施例3によ
る圧電共振部品の構造を示す断面図であり、図におい
て、図1と同一符号は同一または相当する部分を示し、
12cはワイヤバンプ、15aはパッケージの封止キャ
ップの内側面に形成された接続電極である。
【0045】本実施例の圧電共振部品と、前記実施例1
の圧電共振部品との異なる点は、圧電共振子11の一方
の主面に形成された取り出し電極22b、22dだけで
なく、他方の主面に形成された取り出し電極22a、2
2cのそれぞれにもワイヤバンプ12cを形成し、この
ワイヤバンプ12cと導電性樹脂13により、取り出し
電極22a、22cをパッケージの封止キャップ17の
内側面に形成した接続電極15aに電気的かつ機械的に
接続した点である。ここで、パッケージの封止キャップ
17の高さ方向の内寸は、圧電共振子11の両主面に形
成されたワイヤバンプの先端部間の寸法よりも若干小さ
くしている。
【0046】以下、本実施例の圧電共振部品の製造工程
について説明する。
【0047】先ず、前記実施例1と同様にして、接続電
極及び外部電極が形成されたパッケージ底板を得る。
【0048】次に、前記実施例1と同様にして圧電基板
の両主面に内部電極を形成し、圧電基板の両主面の取り
出し電極上にワイヤボンディング法にてワイヤバンプを
形成した後、ダイシングソーを用いて圧電基板を個片に
切断して圧電共振子を得る。
【0049】次に、圧電共振子の一方の主面にあるワイ
ヤバンプの先端に導電性樹脂を塗布し、圧電共振子をパ
ッケージ底板の所定位置に配置し、導電性樹脂を熱硬化
し、この後、他方の主面にあるワイヤバンプの先端に導
電性樹脂を塗布し、パッケージ封止キャップの周囲縁部
に絶縁性樹脂を塗布し、パッケージ封止キャップを、こ
れの接続電極にワイヤバンプの先端が当接するように、
パッケージ底板上に載置する。この時、パッケージ封止
キャップの高さ方向の内寸は、圧電共振子11の両主面
に形成されたワイヤバンプの先端部間の寸法よりも若干
小さくしてあるので、パッケージ封止キャップはワイヤ
バンプ上に置かれた状態になる。そして、パッケージ封
止キャップを加圧してワイヤバンプの先端部を変形さ
せ、加熱により前記導電性樹脂及び絶縁性樹脂を硬化さ
せた後、ダイシングソーによるパッケージ底板の切断或
は分割を行うことにより、圧電共振部品が得られる。
【0050】このような本実施例の圧電共振部品では、
圧電共振子11がパッケージ底板14だけでなくパッケ
ージ封止キャップ17からも支持されるものとなるの
で、縦方向の衝撃や、パッケージの歪に対しても、圧電
共振子11が安定に保持されたものとなり、信頼性がよ
り一層向上した圧電共振部品50となる。
【0051】なお、前記実施例のいずれにおいても、パ
ッケージ封止キャップの熱膨張係数は、圧電共振子(圧
電基板)の熱膨張係数と、導電性樹脂の熱膨張係数との
間に位置するのが望ましい。これは、圧電共振部品の厚
み方向の熱歪を緩和し、圧電共振子や突起状金属部材に
かかる応力を抑制できるためである。
【0052】また、前記実施例のいずれにおいても、突
起状金属部材をワイヤバンプにしたが、本発明において
は、突起状金属部材をメッキ法で形成した金属柱にする
ことも可能である。この場合、複数箇所にそれぞれ形成
する複数の突起状金属部材(金属柱)を一括して一度に
形成することができるので、ワイヤボンディング法によ
りワイヤバンプを形成する場合に比して、製造時間を短
縮することができる。
【0053】また、前記実施例3では、突起状金属部材
(ワイヤバンプ)を圧電共振子の両主面に形成したが、
本発明においては、突起状金属部材(ワイヤバンプ)を
パッケージの底板及びパッケージの封止キャップに形成
しても、また、突起状金属部材(ワイヤバンプ)を圧電
共振子の一方の主面と、パッケージの底板またはパッケ
ージの封止キャップに形成しても同様の効果を得ること
ができる。
【0054】また、前記実施例のいずれにおいても、パ
ッケージの底板が平坦な板状で、パッケージの封止キャ
ップが箱状であるが、これらの形状は限定されるもので
はなく、本発明においては、パッケージの底板が箱状
で、パッケージの封止キャップが板状であっても、また
パッケージの底板及び封止キャップの両方が箱状であっ
てもよい。
【0055】
【発明の効果】以上説明したように、本発明によれば、
圧電共振子とパッケージ底板との接続部が圧電共振子の
取り出し電極とパッケージ底板の接続電極との間にのみ
形成され、圧電共振子の励振電極付近に大きな振動空間
が形成された、圧電共振子の共振特性の劣化が小さく、
良好な共振特性が得られる圧電共振部品を提供すること
ができる。また、かかる高性能の圧電共振部品を再現性
良く製造できる圧電共振部品の製造方法を提供すること
ができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明の実施例1による圧電共振部品の構造
を示す断面図である。
【図2】 圧電共振子の圧電基板の主面に平行な方向で
の位置と振動変位との関係を示した図である。
【図3】 本発明の実施例1による圧電共振部品の製造
工程を示す工程別断面図である。
【図4】 本発明の実施例2による圧電共振部品の構造
を示す断面図である。
【図5】 本発明の実施例3による圧電共振部品の構造
を示す断面図である。
【図6】 従来の圧電共振部品の構造を示す断面図であ
る。
【図7】 圧電共振子の構成を示す上面図(図7
(a))と断面図(図7(b))である。
【図8】 従来の圧電共振部品を用いた発振回路の等価
回路図である。
【符号の説明】
10,40,50,60 圧電共振部品 11 圧電共振子 12a,12b,12c 突起状金属部材 13 導電性樹脂 14 パッケージの底板 15,15a 接続電極 16 外部電極 17 パッケージの封止キャップ 18 絶縁性樹脂 20 圧電基板 21a,21b 励振電極 22a〜22d 取り出し電極 23a,23b 引出し電極 24a,24b 側面電極
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 川崎 修 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (20)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 圧電共振子と、前記圧電共振子をその内
    部空間に収容するパッケージとを有してなる圧電共振部
    品であって、前記圧電共振子の圧電基板表面に形成され
    ている電極と前記パッケージの内部に形成されている電
    極とを、これらの少なくとも一方の表面に形成した突起
    状金属部材と、この突起状金属部材の表面に塗着した導
    電性樹脂とにより、電気的に接続するとともに固着させ
    たことを特徴とする圧電共振部品。
  2. 【請求項2】 圧電共振子が、圧電基板と、前記基板の
    上面の中央部に形成された第1の励振電極と、前記基板
    の第1の側面に形成された第1の側面電極と、前記基板
    の上面及び下面にその前記第1の側面側の一辺に沿って
    帯状に形成された第1及び第2の取り出し電極と、前記
    基板の上面に形成され、前記第1の励振電極と前記第1
    の取り出し電極とを接続する第1の引き出し電極と、前
    記基板の下面の中央部に形成された第2の励振電極と、
    前記基板の前記第1の側面に対向する第2の側面に形成
    された第2の側面電極と、前記基板の上面及び下面にそ
    の前記第2の側面側の一辺に沿って帯状に形成された第
    3及び第4の取り出し電極、及び前記基板の下面に形成
    され、前記第2の励振電極と前記第4の取り出し電極と
    を接続する第2の引き出し電極とから構成され、パッケ
    ージの底板の上面に前記圧電共振子を構成する電極と電
    気的に接続されるべき接続電極が形成され、前記圧電共
    振子の第2及び第4の取り出し電極表面に突起状金属部
    材が形成され、前記突起状金属部材と、これの表面に塗
    着された導電性樹脂とにより、前記第2及び第4の取り
    出し電極が前記パッケージの底板に形成された前記接続
    電極に電気的かつ機械的に接続されている請求項1に記
    載の圧電共振部品。
  3. 【請求項3】 圧電共振子が、圧電基板と、前記基板の
    上面の中央部に形成された第1の励振電極と、前記基板
    の第1の側面に形成された第1の側面電極と、前記基板
    の上面及び下面にその前記第1の側面側の一辺に沿って
    帯状に形成された第1及び第2の取り出し電極と、前記
    基板の上面に形成され、前記第1の励振電極と前記第1
    の取り出し電極とを接続する第1の引き出し電極と、前
    記基板の下面の中央部に形成された第2の励振電極と、
    前記基板の前記第1の側面に対向する第2の側面に形成
    された第2の側面電極と、前記基板の上面及び下面にそ
    の前記第2の側面側の一辺に沿って帯状に形成された第
    3及び第4の取り出し電極、及び前記基板の下面に形成
    され、前記第2の励振電極と前記第4の取り出し電極と
    を接続する第2の引き出し電極とから構成され、パッケ
    ージの底板の上面には前記圧電共振子を構成する電極と
    電気的に接続されるべき接続電極が形成され、前記接続
    電極に突起状金属部材が形成され、前記突起状金属部材
    と、これの表面に塗着された導電性樹脂とにより、前記
    接続電極が前記圧電共振子の前記第2及び第4の取り出
    し電極に電気的かつ機械的に接続されている請求項1に
    記載の圧電共振部品。
  4. 【請求項4】 パッケージの蓋材の内側面に圧電共振子
    を構成する電極と電気的に接続されるべき接続電極が形
    成され、圧電共振子の第1及び第3の取り出し電極表面
    に突起状金属部材が形成され、前記突起状金属部材と、
    これの表面に塗着された導電性樹脂とにより、前記第1
    及び第3の取り出し電極が前記パッケージの蓋材に形成
    された接続電極に電気的かつ機械的に接続されている請
    求項2または3に記載の圧電共振部品。
  5. 【請求項5】 パッケージの蓋材の内側面に圧電共振子
    を構成する電極と電気的に接続されるべき接続電極が形
    成され、この接続電極の表面に突起状金属部材が形成さ
    れ、前記突起状金属部材と、これの表面に塗着された導
    電性樹脂とにより、前記パッケージの蓋材の内側面に形
    成された接続電極が前記圧電共振子の第1及び第3の取
    り出し電極に電気的かつ機械的に接続されている請求項
    2または3に記載の圧電共振部品。
  6. 【請求項6】 突起状金属部材が、台座部とその上面の
    中央に立設した角部とからなる請求項1〜5のいずれか
    に記載の圧電共振部品。
  7. 【請求項7】 突起状金属部材が四角板状圧電基板の4
    つの角部に各1個ずつ対応させて形成されている請求項
    1〜5のいずれかに記載の圧電共振部品。
  8. 【請求項8】 突起状金属部材が金属ワイヤを用いたワ
    イヤボンディング法により形成されたワイヤバンプであ
    る請求項1〜5のいずれかに記載の圧電共振部品。
  9. 【請求項9】 突起状金属部材の高さが50〜200μ
    mの範囲にある請求項1〜5のいずれかに記載の圧電共
    振部品。
  10. 【請求項10】 突起状金属部材1個当たりの被接続電
    極への接合面積が0.012mm2 以上である請求項1
    〜5のいずれかに記載の圧電共振部品。
  11. 【請求項11】 導電性樹脂による接続強度が300k
    g/cm2 以上である請求項1〜5のいずれかに記載の
    圧電共振部品。
  12. 【請求項12】 導電性樹脂のヤング率が3×104
    g/cm2 以下である請求項1〜5のいずれかに記載の
    圧電共振部品。
  13. 【請求項13】 圧電基板、前記基板の上面の中央部に
    形成された第1の励振電極、前記基板の第1の側面に形
    成された第1の側面電極、前記基板の上面及び下面にそ
    の前記第1の側面側の一辺に沿って帯状に形成された第
    1及び第2の取り出し電極、前記基板の上面に形成さ
    れ、前記第1の励振電極と前記第1の取り出し電極とを
    接続する第1の引き出し電極、前記基板の下面の中央部
    に形成された第2の励振電極、前記基板の前記第1の側
    面に対向する第2の側面に形成された第2の側面電極、
    前記基板の上面及び下面にその前記第2の側面側の一辺
    に沿って帯状に形成された第3及び第4の取り出し電
    極、及び前記基板の下面に形成され、前記第2の励振電
    極と前記第4の取り出し電極とを接続する第2の引き出
    し電極を有してなる圧電共振子を用意し、この圧電共振
    子の前記圧電基板の下面に形成されている前記取り出し
    電極のそれぞれの表面に突起状金属部材を形成し、この
    突起状金属部材上に導電性樹脂を塗布した後、その上面
    に前記圧電共振子を構成する電極と電気的に接続される
    べき接続電極を形成したパッケージ底板の前記上面に前
    記圧電共振子を前記突起状金属部材の先端部が前記接続
    電極の表面に当接するように載置し、続いて前記導電性
    樹脂を硬化し、しかる後、前記圧電共振子をパッケージ
    蓋材で覆い、このパッケージ蓋材の周縁部を前記パッケ
    ージ底板の上面に絶縁性樹脂により接着する圧電共振部
    品の製造方法。
  14. 【請求項14】 圧電基板、前記基板の上面の中央部に
    形成された第1の励振電極、前記基板の第1の側面に形
    成された第1の側面電極、前記基板の上面及び下面にそ
    の前記第1の側面側の一辺に沿って帯状に形成された第
    1及び第2の取り出し電極、前記基板の上面に形成さ
    れ、前記第1の励振電極と前記第1の取り出し電極とを
    接続する第1の引き出し電極、前記基板の下面の中央部
    に形成された第2の励振電極、前記基板の前記第1の側
    面に対向する第2の側面に形成された第2の側面電極、
    前記基板の上面及び下面にその前記第2の側面側の一辺
    に沿って帯状に形成された第3及び第4の取り出し電
    極、及び前記基板の下面に形成され、前記第2の励振電
    極と前記第4の取り出し電極とを接続する第2の引き出
    し電極を有してなる圧電共振子と、その上面に前記圧電
    共振子を構成する電極と電気的に接続されるべき接続電
    極を形成したパッケージ底板、及びパッケージ蓋材を用
    意し、前記パッケージ底板の前記接続電極に突起状金属
    部材を形成し、この突起状金属部材上に導電性樹脂を塗
    布した後、前記パッケージ底板の前記上面に前記圧電共
    振子を前記突起状金属部材の先端部が前記圧電基板の第
    1及び第2の主面のいずれか一方に形成されている前記
    取り出し電極の表面に当接するように載置し、続いて前
    記導電性樹脂を硬化し、しかる後、前記圧電共振子を前
    記パッケージ蓋材で覆い、このパッケージ蓋材の周縁部
    を前記パッケージ底板の上面に絶縁性樹脂により接着す
    る圧電共振部品の製造方法。
  15. 【請求項15】 パッケージ蓋材として、その内側面に
    圧電共振子を構成する電極と電気的に接続されるべき接
    続電極を形成したものを用い、突起状金属部材の形成、
    及びこれへの導電性樹脂の塗布を、圧電基板の上面に形
    成されている取り出し電極に対しても行うようにし、パ
    ッケージ蓋材のパッケージ底板への接着時に、パッケー
    ジ蓋材に設けた接続電極と圧電基板の上面に形成されて
    いる取り出し電極とが、突起状金属部材と導電性樹脂と
    により、電気的かつ機械的に接続されるようにした請求
    項13または14に記載の圧電共振部品の製造方法。
  16. 【請求項16】 パッケージ蓋材として、その内側面に
    圧電共振子を構成する電極と電気的に接続されるべき接
    続電極を形成したものを用い、突起状金属部材の形成、
    及びこれへの導電性樹脂の塗布を、前記パッケージ蓋材
    に設けた接続電極に対しても行うようにし、パッケージ
    蓋材の前記パッケージ底板への接着時に、パッケージ蓋
    材に設けた接続電極と圧電基板の上面に形成されている
    取り出し電極とが、突起状金属部材と導電性樹脂とによ
    り、電気的かつ機械的に接続されるようにした請求項1
    3または14に記載の圧電共振部品の製造方法。
  17. 【請求項17】 突起状金属部材へ導電性樹脂を塗布す
    る前、または突起状金属部材の先端部を取り出し電極ま
    たは接続電極に当接させる際に、前記突起状金属部材の
    先端部を加圧により平坦化する請求項13〜16のいず
    れかに記載の圧電共振部品の製造方法。
  18. 【請求項18】 突起状金属部材の形成を金属ワイヤを
    用いたワイヤボンディング法により行う請求項13〜1
    6のいずれかに記載の圧電共振部品の製造方法。
  19. 【請求項19】 金属ワイヤの直径が35μm以上であ
    る請求項18に記載の圧電共振部品。
  20. 【請求項20】 突起状金属部材の形成をメッキ法によ
    り行う請求項13〜16にいずれかに記載の圧電共振部
    品の製造方法。
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