JPH09170863A - 冷水器 - Google Patents

冷水器

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JPH09170863A
JPH09170863A JP27358396A JP27358396A JPH09170863A JP H09170863 A JPH09170863 A JP H09170863A JP 27358396 A JP27358396 A JP 27358396A JP 27358396 A JP27358396 A JP 27358396A JP H09170863 A JPH09170863 A JP H09170863A
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JP
Japan
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water
cooling means
heat
cold water
cooling
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Application number
JP27358396A
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English (en)
Inventor
Hideo Watanabe
日出男 渡辺
Motohiro Sakai
基弘 酒井
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SAAMOBONITSUKU KK
Thermovonics Co Ltd
Original Assignee
SAAMOBONITSUKU KK
Thermovonics Co Ltd
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Publication date
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Publication of JPH09170863A publication Critical patent/JPH09170863A/ja
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Priority to DE69721176T priority patent/DE69721176T2/de
Priority to US08/951,111 priority patent/US5956965A/en
Priority to AU41039/97A priority patent/AU4103997A/en
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 冷水が得られるまでの時間を短縮するととも
に、耐用寿命の長い冷水器を提供する。 【解決手段】 水1を収容する容器2と、その容器2中
の水1を沸騰させるためのヒータ3と、沸騰水を汲み上
げるポンプ10と、そのポンプ10から汲み上げられた
沸騰水を一次冷却する一次冷却手段(空冷伝熱管15、
ファン19)と、一次冷却された水を熱電変換素子21
を用いて二次冷却する二次冷却手段(ファン19、放熱
側熱導体20、熱電変換素子21、吸熱側熱導体22、
冷水パイプ25)と、二次冷却された冷水を取り出す取
出手段28とを備えたことを特徴とするものである。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、例えば家庭、オフ
ィス、事業所、店舗などで用いられる冷水器に係り、特
に一旦沸騰した水を冷却して冷水にする冷水器、ならび
に水を蒸発させ、その蒸気を凝縮させた後に冷却して冷
水にする冷水器に関するものである。
【0002】
【従来の技術】近年、カルキやトリハロメタンなどを除
去した美味しくて冷たい水を得るために、一旦沸騰させ
た水を冷却して冷水にする沸騰タイプの冷水器、あるい
は水を蒸発させ、その蒸気を凝縮させた後に冷却して冷
水にする蒸留タイプの冷水器の研究、開発が盛んに行わ
れ、種々の提案がなされている。
【0003】図9は従来の沸騰タイプ冷水器の概略構成
図である。ポット100内に収容された水101はポッ
ト100の下部から循環ポンプ102で抜き出され、冷
水−温水切替バルブ103に送られて、冷水パイプ10
4または温水パイプ105に切り替えて循環されるよう
になっている。
【0004】冷水パイプ104の外周の一部は金属など
の熱導体からなる冷却ブロック106で覆われ、冷却ブ
ロック106には熱電変換素子107の吸熱側が密着さ
れ、熱電変換素子107の放熱側には放熱フィン108
が密着されて、その近傍にファン109が設置されてい
る。
【0005】一方、温水パイプ104の外周の一部は、
ヒータ110を内蔵した加熱部111によって覆われて
いる。
【0006】ポット100の下部には取出ポンプ112
を介してガラス管からなる取出バイプ113が設けら
れ、この取出バイプ113はポット100内の水101
の量を表示する水位計を兼ねている。
【0007】この沸騰タイプの冷水器で冷水を作る場
合、最初、冷水−温水切替バルブ103を温水側に切り
替え(点線の矢印で表示)、循環ポンプ102を駆動し
て水101を温水パイプ105に送りながら加熱部11
1で加熱する。この循環を繰り返すことによってポット
100内の水101の全体の温度が除々に上がり、遂に
は沸騰点に達し、煮沸を一定時間(例えば5〜8分間)
続ける。この煮沸により水101中に含まれているカル
キやトリハロメタンなどが図示しない除去手段によって
ポット100内から除去される。
【0008】煮沸が一定時間行われた後、加熱部111
への通電を切り、熱電変換素子107に通電するととも
に、ファン109を駆動し、冷水−温水切替バルブ10
3を冷水側に切り替える(実線の矢印で表示)。そして
沸騰水を冷水パイプ104に通して循環することによ
り、熱電変換素子107のペルチェ効果で沸騰水の温度
が徐々に下がり、やがて水101が適温の冷水になる。
冷水は取出パイプ113から必要量取り出すことができ
る。
【0009】
【発明が解決しようとする課題】ところがこの沸騰タイ
プの冷水器では、ポット100内の水101を循環させ
ながら一定時間沸騰させ、次に水101を循環させなが
ら所定の温度まで下げるシステムになっており、水10
1の全体を冷水にしてからしか取り出せないため、冷水
が得られるまでに時間がかかり、すぐに冷水が欲しい場
合には不向きである。
【0010】また、冷水−温水切替バルブ103を冷水
側に切り替えて沸騰水を冷水パイプ104に通して循環
する際、熱電変換素子107に急激に大きな熱負荷がか
かり、そのため熱電変換素子107内での例えば吸熱側
電極と半導体層とを接合している半田層ならびに吸熱側
基板と吸熱側電極とを接合している半田層に熱ストレス
がかかりダメージを受け、その結果、各部の接合状態が
悪くなり、熱電変換素子107の耐用寿命が短いなどの
欠点を有している。
【0011】本発明の目的は、このような従来技術の欠
点を解消し、冷水が得られるまでの時間を短縮するとと
もに、耐用寿命の長い冷水器を提供することにある。
【0012】
【課題を解決するための手段】前記目的を達成するた
め、第1の本発明は、水を収容する例えば断熱層で包囲
されたポットなどの容器と、その容器中の水を沸騰させ
るためのヒータと、沸騰水を汲み上げるポンプと、その
ポンプから汲み上げられた沸騰水を一次冷却する例えば
空冷手段、水冷手段あるいは気化潜熱を利用した冷却手
段などの一次冷却手段と、一次冷却された水を熱電変換
素子を用いて二次冷却する二次冷却手段と、二次冷却さ
れた冷水を取り出す取出手段とを備えたことを特徴とす
るものである。
【0013】前記目的を達成するため、第2の本発明
は、水を収容する例えば断熱層で包囲されたポットなど
の容器と、その容器中の水を沸騰させるためのヒータ
と、沸騰によって発生した水蒸気を凝縮せしめる例えば
空冷の凝縮パイプからなる凝縮部と、その凝縮部から得
られた凝縮水を熱電変換素子を用いて冷却する冷却手段
と、その冷却手段によつて得られた冷水を取り出す取出
手段とを備えたことを特徴とするものである。
【0014】
【発明の実施の形態】前記第1の本発明によれば、容器
中の水を循環させないでヒータによって一気に沸騰させ
るため、沸騰水が効率よく得られる。また、沸騰水の一
部を取り出して冷却手段で冷却してそのまま冷水にする
から、温度を下げる沸騰水の量が少く、直ちに冷水が得
られる。
【0015】また沸騰水は一次冷却手段によって温度が
下げられ、その後で熱電変換素子を用いた二次冷却手段
で適温に冷却されるから、熱電変換素子に対する熱的ダ
メージが軽減され、そのため熱電変換素子(冷水器)の
耐用寿命を大幅に延長することができる。
【0016】また前記第2の本発明によれば、凝縮部で
一次的に冷却されて温度の下がった凝縮水が得られ、そ
れが熱電変換素子を用いた冷却手段で適温に冷却される
から、熱電変換素子に対する熱的ダメージが軽減され、
そのため熱電変換素子(冷水器)の耐用寿命を大幅に延
長することができる。
【0017】次に本発明の具体例について図とともに説
明する。図1は第1具体例に係る冷水器の概略断面図、
図2はその冷水器の1次冷却手段に使用される空冷伝熱
管の加工前の一部斜視図、図3は冷水を得るときの各部
のタイミングチャートである。
【0018】この沸騰タンクの冷水器は図1に示すよう
に、飲料水1(以下、単に水と略記する)を収容するポ
ット2の底部には発熱容量が複数段に切り替えられる電
気ヒータ3が設置され、ポット2の外周は断熱層4で覆
われている。ポット2の上方開口部は断熱層5を有する
蓋6で気液密に閉塞され、ポット2の外周面にはガラス
などの透明材料からなる水位計7が付設されている。蓋
6には、水1の沸騰時にカルキやトリハロメタンなどの
有害物質を除去する開口部8が設けられている。
【0019】ポット2内には汲み上げパイプ9が垂直方
向に配置され、汲み上げパイプ9の下端はポット2の底
部付近まで延びており、上端は満水時の水面より若干上
位置にあって汲み上げポンプ10に接続されている。ポ
ンプ10にはオーバーフローパイプ11を一端に設けた
パイプ12が接続され、パイプ12はポット2(断熱層
4)の周壁を貫通して外側に延びて切替バルブ13に接
続されている。前記オーバーフローパイプ11の一端
は、ポット2内の空間部に向けて開放している。切替バ
ルブ13には温水パイプ14と空冷伝熱管15が接続さ
れており、図示していないが温水パイプ14は断熱層で
被覆されている。空冷伝熱管15の一部には、水1が空
冷伝熱管15を通過したことを検知する例えば温度セン
サや圧力センサなどからなる通水センサ16が取り付け
られている。
【0020】空冷伝熱管15は図2に示すように、細長
い管体17と、その管体17の外周に取り付けられたフ
ィン18から構成され、フィン18の形状としては円
形、四角形あるいは螺旋形など適宜な形状が選択可能で
ある。この空冷伝熱管15は図1に示すように複数段に
わたって蛇行状に折り曲げられたり、あるいは螺旋状に
折り曲げて、それを単層または複数層に接続される。
【0021】空冷伝熱管15の下方にはファン19が配
置され、その下に放熱側熱導体20、熱電変換素子21
ならびに吸熱側熱導体22が上下方向に密着された状態
で配置されている。
【0022】前記放熱側熱導体20は熱電変換素子21
に密着する基体23と、基体23から多数立設された板
状またはピン状など適宜な形状をした放熱フィン24と
から構成され、この放熱フィン24が前記フアン19に
近接して配置されている。
【0023】前記熱電変換素子21は図示していない
が、放熱側熱導体20側に配置された放熱側基板と、吸
熱側熱導体22側に配置された吸熱側基板と、その放熱
側基板と吸熱側基板との間に介在された多数のP型半導
体層とN型半導体層とから主に構成されている。前記放
熱側基板ならびに吸熱側基板としては、例えば表面にア
ルマイトなどの電気絶縁性被膜を形成したアルミニウ
ム、セラミック、窒化アルミニウムなどが用いられる。
【0024】前記吸熱側熱導体22は、例えばアルミニ
ウム、銅、銅合金などの金属のブロックで構成され、前
記空冷伝熱管15から延びた冷水パイプ25が蛇行状あ
るいは螺旋状の形で吸熱側熱導体22中に埋設されてい
る。冷水パイプ25を埋設する方法として、吸熱側熱導
体22を2つ割れにして、その間に冷水パイプ25を挟
み込むことによって冷水パイプ25を吸熱側熱導体22
中に埋設する方法、又は、アルミニウムなどからなる吸
熱側熱導体22を鋳造する際に、その中に冷水パイプ2
5を鋳込むなどの方法がある。本具体例においては、前
記吸熱側熱導体22の金属ブロックによって低温状態を
保持した保冷層が形成されるが、金属ブロックの他に水
あるいは不凍液などの液体によって保冷層を形成するこ
とも可能である。
【0025】前記ファン19は回転数が予冷却時と本冷
却時とで2段階に切り替えられ、熱電変換素子21は電
流値が予冷却時と本冷却時とで2段階に切り替えられる
ように構成されている。このように本実施の形態では回
転数ならびに電流値が2段階に切り替えられているが、
これに限定されるものではなく、3段階以上の多段階
に、または無段階に調整できるようにしてもよい。
【0026】空冷伝熱管15と冷水パイプ25を結ぶ管
路途中には、交換可能なようにカートリッジ式になった
フィルター26が介在されている。フィルター26は例
えば抗菌活性炭、中空繊維体、麦飯石などを単層あるい
は複数層に組み合わせたものからなり、またこのフィル
ター26中に麦飯石やサンゴ石などようにミネラル成分
を抽出する物質を加えることもできる。
【0027】前記冷水パイプ25の先端部には自動切替
バルブ27が接続され、その切替バルブ27には冷水を
取り出す冷水取出用蛇口28と、途中に還流ポンプ29
を付設した還流パイプ30が接続され、還流パイプ30
はポット2内に延びている。前記吸熱側熱導体22なら
びに還流パイプ30は、断熱層31によって被覆されて
いる。
【0028】前記温水パイプ14の先端には、温水取出
用蛇口32が接続されている。またポット2内には、水
1の温度を検出する温度センサ33が配置されている。
【0029】なお、水1が溜まったり流れたりする所
で、例えばゴムや合成樹脂などで構成されている部分に
は、抗菌処理された材料を用いることができる。
【0030】図示していないが、冷水器の側面など適当
な位置に操作パネルが設けられ、そのパネルには冷水ま
たは温水が欲しいときに押圧する薄膜状の冷水スイッ
チ、温水スイッチ、水1が沸騰状態(スタンバイ状態)
にあることを表示するランプや液晶表示部などからなる
表示手段、水1の補給を報知する液晶表示部、ランプあ
るいはブザーなどからなる報知手段などがコンパクトに
配置されている。
【0031】この具体例の場合、前記空冷伝熱管15と
ファン19によって一次冷却手段が構成され、前記ファ
ン19と放熱側熱導体20と熱電変換素子21と吸熱側
熱導体22と冷水パイプ25によって二次冷却手段が構
成され、ファン19は両方の冷却手段に兼用されてい
る。
【0032】次にこの沸騰タイプ冷水器の動作原理につ
いて、図1ならびに図3を用いて説明する。
【0033】ヒータ3に通電することによりポツト2内
の水1が加熱され、やがて沸騰点に達し、そのことを温
度センサ33で検出して、タイマーにより所定の時間経
過した後にヒータ3への通電を切る。このように温度セ
ンサ33の検出でヒータ3のON/OFF制御を行うこ
とにより、ポツト2内の水1は沸騰状態もしくはそれに
近い状態に保持され、水1に含まれているカルキやトリ
ハロメタンなどは図示していないフィルターと開口部8
を通して排除され、水1が浄化される。
【0034】水1が沸騰状態もしくはそれに近い状態に
保持されていることを温度センサ33で確認して、すな
わちポット2への給水直後の状態を除いて、ファン19
と熱電変換素子21に断続的にあるいは連続的に通電さ
れ(本具体例の場合は断続的に通電)、ファン19は低
速で回転し、熱電変換素子21には低電流が流される。
これにより吸熱側熱導体22と冷水パイプ25が常に冷
却され、その冷却状態が断熱層31で保持されている。
なお、吸熱側熱導体22と冷水パイプ25の冷却によっ
て放熱側熱導体20に移行した熱は、ファン19の回転
で放熱側熱導体20から奪い去られて器外へ排出され
る。
【0035】前記操作パネル上の冷水スイッチまたは温
水スイッチを押すと汲み上げポンプ10が駆動され、温
水スイッチを押した場合には沸騰水が温水パイプ14側
に流れるように、冷水スイッチを押した場合には汲み上
げられた沸騰水が空冷伝熱管15側に流れるように、切
替バルブ13が自動的に切り替えられる。
【0036】そして温水スイッチを押した場合には、沸
騰水が温水パイプ14を通して温水取出用蛇口32から
所定量取り出せる。蛇口32からの取出量が汲み上げ量
よりも少ない場合、余剰の沸騰水はポット2内において
オーバーフローパイプ11から戻される。この余剰の沸
騰水のオーバーフローは、冷水を取り出す場合も同じで
ある。
【0037】冷水スイッチを押した場合には、切替バル
ブ13の切り替えで沸騰水が空冷伝熱管15側に流れ、
それを通水センサ16で検出し、その検出信号に基づい
てファン19が高速回転するとともに、熱電変換素子2
1に規定の大電流が流され、吸熱側熱導体22を介して
冷水パイプ25がさらに冷却され、水の冷却に備えられ
る。
【0038】空冷伝熱管15は管体17の長さとフィン
18の付設により十分な放熱面積を有し、しかもファン
19を高速回転することにより空冷伝熱管15を通過す
る沸騰水の温度が急激に下がり、低温になった水がフィ
ルター26に供給される。このフィルター26中の抗菌
活性炭、中空繊維体、麦飯石などのろ過材で水中に含ま
れている微生物類、有機物質類、錆などの微粒子が除去
でき、さらに麦飯石やサンゴ石などでカルシウムやマグ
ネシウムなどのミネラル成分をバランスよく水中に溶出
させることができ、美味しい水となる。
【0039】フィルター26を通過した水は、すでに低
温状態に保持されている冷水パイプ25中を通ることに
より設定まで冷却され、冷水取出用蛇口28を開く動作
を検出して自動切替バルブ27を排出側に切り替え、蛇
口28から冷たい水が取り出せる。
【0040】蛇口28を閉めるとそれを検出して自動切
替バルブ27を還流側に切り替えると同時に、汲み上げ
ポンプ10の駆動を停止し、還流ポンプ29を駆動して
オーバーフローパイプ11、バイプ12、空冷伝熱管1
5、冷水パイプ25ならびに還流パイプ30内に残って
いる水をポット2に戻して水抜きを行う。還流ポンプ2
9は一定時間駆動すると自動的に停止するようになつて
いる。このように冷水の取り出し毎に水抜きを行うた
め、水路内に雑菌類が繁殖することがなく衛生的であ
る。
【0041】本具体例では常時、温水と冷水が供給でき
る装置になっているが、特に夏期で冷水のみを使いたい
場合は、始めに所定時間水を沸騰させた後はヒータに通
電せず、保温のための電力を供給しない。このようにす
れば、温水の温度が徐々に降下し、冷水を作るためのエ
ネルギーがより削減される。
【0042】図4は、第2具体例の冷水器における一次
冷却手段の断面図である。同図に示すようにケーシング
35には入口管36と出口管37とがほぼ対向する位置
に設けられている。ジグザグ状に折り曲げらけた複数の
コルゲートフィンブロック38がケーシング35内に所
定の隙間39をおいて横に配列されている。各コルゲー
トフィンブロック38内には図面に向かって垂直方向に
延びた多数の冷却用空気の流通路40が形成されてお
り、この流通路40にファンから送られてきた冷却用空
気が流されるようになっている。
【0043】ポット2から汲み出された沸騰水をケーシ
ング35の入口管36から入れ、狭い通路となっている
各隙間39に分散して流すことにより、コルゲートフィ
ンブロック38によって効率的に冷やされ、温度の下が
った水が出口管37からフィルター26側に向けて流出
される。
【0044】冷水器の他の構成などは前記第1具体例と
ほぼ同じであるので、それらの説明は省略する。
【0045】図5は、第3具体例の冷水器における一次
冷却手段を説明するための断面図である。本具体例では
一次冷却手段として水の気化潜熱を利用している。
【0046】同図に示すように比較的浅くて面積の広い
水槽41には水42が入れてあり、そこに伝熱管43が
蛇行状あるいは螺旋状に折り曲げられて浸漬されてい
る。伝熱管43の出口側は冷水パイプ25に接続され、
冷水パイプ25は保冷層となる吸熱側熱導体22に埋設
され、吸熱側熱導体22の上には熱電変換素子21、放
熱側熱導体20ならびにファン19が配置されている。
【0047】このファン19の上方には通風路44を介
してダクト45が配置され、ダクト45の先端部は前記
水槽41側に延びている。従ってファン19の回転によ
って生じた風は矢印で示すようにダクト45に案内され
ながら通風路44を通り、水槽41の水面に沿って流れ
ることにより水42の気化が促進される。
【0048】ポット2から汲み上げられた沸騰水は伝熱
管43の中を通ることにより、まず水42によって冷や
され、さらに水面付近での気化潜熱によって低温に冷や
される。
【0049】図中の46は補水パイプで、通常の水ある
いは図1において還流ポンプ29で水抜きされた冷水の
一部を補給水として使用し、水42の補給は水槽41の
水位を検出して自動的に行われる。
【0050】この具体例では伝熱管43を水42中に浸
漬したが、水を保持したゲル状物質、布、不織布などか
らなる保水層で伝熱管43の外表面を覆い、それにファ
ン19からの風を当て、気化潜熱で伝熱管43中を流れ
る沸騰水を冷却することもできる。
【0051】図6は第4具体例を示す図で、この水冷器
は蒸留タイプのものである。ポット2内にある水1はヒ
ータ3によって加熱され、やがて沸騰状態となり、発生
した水蒸気50は凝縮パイプ51側に送られる。凝縮パ
イプ51には無数のフィンが取り付けられているととも
に、下方からファン19によって送風されているから、
前述の水蒸気50は凝縮パイプ51内で冷却、凝縮され
て水となる。そしてフィルター26で有機物質などの除
去とミネラル成分の供給が行われ、保冷状態にある冷水
パイプ25を通る間に冷水52となり、冷水ボトル53
に順次溜められる。冷水ボトル53には冷水取出用蛇口
28が付設されているから、その蛇口28を開けば所望
量の冷水が得られる。冷水ボトル53内の冷水52の量
は冷水水位計54よって表示される。
【0052】同図に示すように、放熱側熱導体22から
冷水ボトル53にかけて断熱層31が施されて、保冷状
態を維持している。
【0053】冷水ボトル53内の水位を検出するために
上限水位センサ55と下限水位センサ56とが設けら
れ、冷水52の水位が上限水位センサ55の所まで達す
ると前記ヒータ3への通電が自動的に切れ、また冷水5
2の水位が下限水位センサ56の所まで下がるとヒータ
3への通電が自動的に再開されて、冷水52の生成が行
われる。また、ポット2内の水位が設定位置まで下がる
とヒータ3への通電が自動的に切れるとともに、操作パ
ネル上の報知手段によって水1を補給する旨の報知動作
がなされる。
【0054】図7は、第5具体例に係る蒸留タイプ冷水
器の冷水ボトル付近の断面図である。この具体例の場
合、金属ブロックから構成されている吸熱側熱導体22
の一部が冷水ボトル53と広い面積で接触しており(本
具体例の場合、冷水ボトル53の上面ならびに周面が吸
熱側熱導体22と面接触している)、冷水ボトル53の
保冷に寄与している。他の構成などは前記第4具体例と
同じであるので、それらの説明は省略する。
【0055】図8は、第6具体例に係る蒸留タイプ冷水
器の概略断面図である。ポット2の底部から1本あるい
は複数本のヒートパイプ58が立設され、そのヒートパ
イプ58の上方にヒータ3が設置されている。ポット2
に供給される水1のレベルは常にヒータ3より上にある
ように水位センサ59で監視され、水1の蒸発により水
位がセンサ59の所まで下がると水位センサ59からの
検出信号に基づいて自動バルブ60が開き、補給ボトル
61内の水1が一定量ポット2に補給される仕組みにな
っている。
【0056】ヒータ3により水1が加熱され、やがて沸
騰状態に達すると、発生した水蒸気50は凝縮パイプ5
1に導かれる。凝縮パイプ51は渦巻き状に巻かれた伝
熱管を複数段に接続したものからなり、無数のフィンが
付設されて空冷式になっている。この具体例ではファン
は使用されていないが、ファンを使用して水蒸気をより
迅速に冷却、凝縮することもできる。
【0057】凝縮水を通過させるフィルター26は、抗
菌活性炭、中空繊維体、麦飯石などを装填した上流層2
6aと、麦飯石、サンゴ石などを装填した下流層26b
とから構成されている。
【0058】フィルター26を通過した水は予め保冷状
態にある冷水パイプ25の中を通すことにより冷却さ
れ、冷水52として冷水ボトル53内に溜められる。吸
熱側熱導体22の一部は冷水ボトル53側に延びて冷水
ボトル53の固定と保冷に役立っている。
【0059】吸熱側熱導体22に密着されている熱電変
換素子21はカスケード構造になっており、本具体例で
は放熱側熱導体20に密着する第1熱電変換素子21a
と、吸熱側熱導体22に密着する第2熱電変換素子21
bとから構成されている。この第1熱電変換素子21a
と第2熱電変換素子21bは直列に接続されておらず、
電流値が個別にコントロール可能となつている。
【0060】例えば10℃程度の冷水52を得るために
は、第1熱電変換素子21aならびに第2熱電変換素子
21bでそれぞれ40℃程度の温度差が得られるよう
に、各素子21a,21bへの電流値が設定される(な
お、本具体例では各素子21a,21bに使用される半
導体チップの大きさや設置個数は同じにしている)。
【0061】そうすれば放熱側熱導体20の温度は約9
0℃となり、前記ヒートパイプ58の蒸発部(下部)は
放熱側熱導体20に密着しているから、前述の高温(約
90℃)でヒートパイプ58内の作動媒体(例えばアル
コール類などの揮発性液体で構成)が蒸発し、その蒸気
はヒートパイプ58の凝縮部(上部)まで上昇して、周
囲にある水1との熱交換により冷やされて凝縮する。凝
縮した液体はヒートパイプ58の内壁に設けられたウイ
ック内を毛細管現象によって、あるいはヒートパイプ5
8の内壁に沿って下部の蒸発部に移動する。このような
作動媒体の蒸発と凝縮を繰り返すことにより、放熱側熱
導体20の熱がヒートパイプ58を介して迅速に水1に
伝達される。
【0062】このように冷却手段によって奪った熱を利
用してポット2内の水1を加温することができるから、
水1の蒸発が促進され、省エネルギーに寄与することが
できる。このヒートパイプの利用は、前述した沸騰タイ
プの冷水器にも適用可能である。
【0063】図10は、第7具体例に係る水温調節器の
要部断面図である。この水温調節器で前記図7に示した
冷水器と相違する主な点は、吸熱側熱導体22によって
生成した冷水が冷水パイプ25を通ってボトル53aに
溜められ、その貯留水52aの温度を外部より好みの温
度に任意に設定できる温度調節用熱電変換素子70が、
前記吸熱側熱導体22とボトル53aの間に介在されて
いる点である。
【0064】従ってこの温度調節用熱電変換素子70に
より更に冷却したり、吸熱側熱導体22によって生成し
た冷水の温度を保持したり、あるいは加熱したりして、
好みの温度に調節された水が蛇口28aから得られる。
【0065】なお、貯留水52aの加熱には、ヒータを
用いることも可能である。
【0066】図11は、第8具体例に係る水温調節器の
要部断面図である。この水温調節器で前記図11に示し
た水温調節器と相違する主な点は、ボトル53aが吸熱
側熱導体22より離れて独立して断熱層31に囲まれて
おり、そのボトル53aの外面に取りつけられた温度調
節用熱電変換素子70に対してフィン71やファン72
が併設されている点である。
【0067】前記第4ないし第8具体例では水蒸気を凝
縮するのに空冷手段を用いたが、水冷手段あるいは気化
潜熱による冷却手段を用いることもできる。
【0068】
【発明の効果】前記請求項1記載の第1の本発明によれ
ば、容器中の水を循環させないでヒータによって一気に
沸騰させるため、沸騰水が効率よく得られる。また、沸
騰水の一部を取り出して冷却手段で冷却してそのまま冷
水にするから、温度を下げる沸騰水の量が少く、直ちに
冷水が得られる。
【0069】また沸騰水は一次冷却手段によって温度が
下げられ、その後で熱電変換素子を用いた二次冷却手段
で適温に冷却されるから、熱電変換素子に対する熱的ダ
メージが軽減され、そのため熱電変換素子(冷水器)の
耐用寿命を大幅に延長することができる。
【0070】請求項2記載によれば、一次冷却手段と二
次冷却手段の放熱を1つのファンで共用していることか
ら、構造が簡単で小型化が可能である。
【0071】請求項3記載によれば、二次冷却手段の吸
熱側に予め低温状態に維持された予冷槽が設けられ、そ
の予冷槽中に一次冷却された水を通過させるように構成
されているから、多量の水が通過しても短時間で冷水に
することができる。
【0072】請求項4記載によれば、予冷槽が二次冷却
手段に設けられた金属ブロックで構成されているから、
熱容量が大で、水の冷却効率が高い。
【0073】請求項5記載の第2の本発明によれば、凝
縮部で一次的に冷却されて温度の下がった凝縮水が得ら
れ、それが熱電変換素子を用いた冷却手段で適温に冷却
されるから、熱電変換素子に対する熱的ダメージが軽減
され、そのため熱電変換素子(冷水器)の耐用寿命を大
幅に延長することができる。
【0074】請求項6記載によれば、凝縮部と冷却手段
の放熱を1つのファンで共用していることから、構造が
簡単で小型化が可能である。
【0075】請求項7記載によれば、冷却手段の吸熱側
に予め低温状態に維持された予冷槽が設けられ、その予
冷槽中に前記凝縮水を通過させるように構成されている
から、多量の水が通過しても短時間で冷水にすることが
できる。
【0076】請求項8記載によれば、予冷槽が冷却手段
に設けられた金属ブロックで構成されているから、熱容
量が大で、水の冷却効率が高い。
【0077】請求項9記載によれば、容器の底部からヒ
ートパイプが立設され、そのヒートパイプの上方にヒー
タが配置され、ヒートパイプの蒸発部が冷却手段の放熱
側に密着しているから、冷却手段で奪った熱を利用して
水を加温することができ、省エネに役立つ。
【0078】請求項10記載によれば、冷却手段の熱電
変換素子が複数層重ねて設けられ、各層の熱電変換素子
への電流値が個別に制御可能に構成されているから、各
熱電変換素子の効率を高く維持することができる。
【0079】請求項11記載によれば、冷却手段によっ
て生成した冷水を溜める冷水ボトルを設け、冷却手段の
吸熱側熱導体の一部がその冷水ボトルと接触させること
により、冷水ボトルの保冷状態が良好に維持できる。
【0080】請求項12記載によれば、冷却手段によっ
て生成した冷水を更に冷却したり、生成した冷水の温度
を保持したり、あるいは加熱したりして、好みの温度の
水を得ることができるという便利さがある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の第1具体例に係る冷水器の概略断面図
である。
【図2】その冷水器に使用される空冷伝熱管の加工前の
一部斜視図である。
【図3】その冷水器で冷水をつくる際の各部のタイミン
グチャートである。
【図4】本発明の第2具体例に係る冷水器の一次冷却手
段の断面図である。
【図5】本発明の第3具体例に係る冷水器の一次冷却手
段付近の断面図である。
【図6】本発明の第4具体例に係る冷水器の概略断面図
である。
【図7】本発明の第5具体例に係る冷水器の冷水ボトル
付近の断面図である。
【図8】本発明の第6具体例に係る冷水器の概略断面図
である。
【図9】従来の冷水器の概略断面図である。
【図10】本発明の第7具体例に係る水温調節器の要部
断面図である。
【図11】本発明の第8具体例に係る水温調節器の要部
断面図である。
【符号の説明】
1 水 2 ポット 3 ヒータ 9 汲み上げパイプ 10 汲み上げポンプ 15 空冷伝熱管 16 通水センサ 19 ファン 20 放熱側熱導体 21 熱電変換素子 22 吸熱側熱導体 24 放熱フィン 25 冷水パイプ 26 フィルター 28 冷水取出用蛇口 29 還流ポンプ 33 温度センサ 35 ケーシング 38 コルゲートフィンブロック 39 隙間 40 水路 41 水槽 42 水 43 伝熱管 44 通風路 45 ダクト 50 水蒸気 51 凝縮パイプ 52 冷水 53 冷水ボトル 58 ヒートパイプ 70 温度調節用熱電変換素子 71 フィン 72 ファン

Claims (12)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 水を収容する容器と、 その容器中の水を沸騰させるためのヒータと、 沸騰水を汲み上げるポンプと、 そのポンプから汲み上げられた沸騰水を一次冷却する一
    次冷却手段と、 一次冷却された水を熱電変換素子を用いて二次冷却する
    二次冷却手段と、 二次冷却された冷水を取り出す取出手段とを備えたこと
    を特徴とする冷水器。
  2. 【請求項2】 請求項1記載において、前記一次冷却手
    段と二次冷却手段の放熱を1つのファンで共用している
    ことを特徴とする冷水器。
  3. 【請求項3】 請求項1記載において、前記二次冷却手
    段の吸熱側に予め低温状態に維持された予冷槽が設けら
    れ、その予冷槽中に前記一次冷却された水を通過させる
    ように構成されていることを特徴とする冷水器。
  4. 【請求項4】 請求項3記載において、前記予冷槽が二
    次冷却手段に設けられた金属ブロックであることを特徴
    とする冷水器。
  5. 【請求項5】 水を収容する容器と、 その容器中の水を沸騰させるためのヒータと、 沸騰によって発生した水蒸気を凝縮せしめる凝縮部と、 その凝縮部から得られた凝縮水を熱電変換素子を用いて
    冷却する冷却手段と、 その冷却手段によつて得られた冷水を取り出す取出手段
    とを備えたことを特徴とする冷水器。
  6. 【請求項6】 請求項5記載において、前記凝縮部と冷
    却手段の放熱を1つのファンで共用していることを特徴
    とする冷水器。
  7. 【請求項7】 請求項5記載において、前記冷却手段の
    吸熱側に予め低温状態に維持された予冷槽が設けられ、
    その予冷槽中に前記凝縮水を通過させるように構成され
    ていることを特徴とする冷水器。
  8. 【請求項8】 請求項7記載において、前記予冷槽が冷
    却手段に設けられた金属ブロックであることを特徴とす
    る冷水器。
  9. 【請求項9】 請求項5記載において、前記容器の底部
    からヒートパイプが立設され、そのヒートパイプの上方
    にヒータが配置され、ヒートパイプの蒸発部が前記冷却
    手段の放熱側に密着していることを特徴とする冷水器。
  10. 【請求項10】 請求項9記載において、前記冷却手段
    の熱電変換素子が複数層重ねて設けられ、各層の熱電変
    換素子への電流値が個別に制御可能に構成されているこ
    とを特徴とする冷水器。
  11. 【請求項11】 請求項5記載において、前記冷却手段
    によって生成した冷水を溜める冷水ボトルを設け、冷却
    手段の吸熱側熱導体の一部がその冷水ボトルと接触して
    いることを特徴とする冷水器。
  12. 【請求項12】 請求項1または5記載において、前記
    冷却手段によって生成した冷水を溜めるボトルを設け、
    そのボトル内の貯留水を任意の温度に設定できる手段を
    備えたことを特徴とする水温調節装置。
JP27358396A 1995-10-19 1996-10-16 冷水器 Pending JPH09170863A (ja)

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DE69721176T DE69721176T2 (de) 1996-10-16 1997-10-13 Wasserkühler
US08/951,111 US5956965A (en) 1996-10-16 1997-10-15 Watercooler
AU41039/97A AU4103997A (en) 1996-10-16 1997-10-15 Watercooler
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