JPH09170772A - 熱電変換素子の冷却システム - Google Patents

熱電変換素子の冷却システム

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Publication number
JPH09170772A
JPH09170772A JP7329253A JP32925395A JPH09170772A JP H09170772 A JPH09170772 A JP H09170772A JP 7329253 A JP7329253 A JP 7329253A JP 32925395 A JP32925395 A JP 32925395A JP H09170772 A JPH09170772 A JP H09170772A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
water
cooling
thermoelectric conversion
heat
cooling fluid
Prior art date
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Pending
Application number
JP7329253A
Other languages
English (en)
Inventor
Mikio Yoshihara
原 幹 夫 吉
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Aisin Corp
Original Assignee
Aisin Seiki Co Ltd
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Aisin Seiki Co Ltd filed Critical Aisin Seiki Co Ltd
Priority to JP7329253A priority Critical patent/JPH09170772A/ja
Publication of JPH09170772A publication Critical patent/JPH09170772A/ja
Pending legal-status Critical Current

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  • Devices For Blowing Cold Air, Devices For Blowing Warm Air, And Means For Preventing Water Condensation In Air Conditioning Units (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 放熱効率の良好な熱電変換素子の冷却システ
ムの提供を課題とする。 【解決手段】 熱電変換素子17の放熱面を冷却する冷
却システムにおいて、冷却流体を蓄える貯蔵タンク29
と、貯蔵タンクと熱電変換素子の放熱面とを連通させ、
冷却流体が貯蔵タンクと放熱面とを循環するように構成
した閉回路と、冷却流体を閉回路内に循環させるための
ポンプ30と、貯蔵タンク内に配設され、冷却流体より
も溶融潜熱が大きい冷媒体31とを備えたことを特徴と
する熱電変換素子の冷却システム。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は、熱電変換素子の放熱面
を冷却する冷却システムに関する。
【0002】
【従来の技術】近年、熱電変換素子を利用して物質を冷
却する構成の装置が知られている。例えば、実開平1−
109771に開示される技術は、熱電変換素子を用い
て冷蔵庫を構成したものである。
【0003】上記公報に開示される技術では、熱電変換
素子の放熱面に放熱フィンが固定されており、表面積を
大きくすることによって放熱効果を向上させたものであ
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】上記した従来技術にお
いては、放熱面に放熱フィンを接触させて空冷すること
で放熱を行っているが、放熱効率が悪いものであった。
【0005】本発明は、放熱効率の良好な熱電変換素子
の冷却システムの提供を技術的課題とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】上記した技術的課題を解
決するため本発明において講じた技術的手段は、熱電変
換素子の放熱面を冷却する冷却システムにおいて、冷却
流体を蓄える貯蔵タンクと、貯蔵タンクと熱電変換素子
の放熱面とを連通させ、冷却流体が貯蔵タンクと放熱面
とを循環するように構成した閉回路と、冷却流体を閉回
路内に循環させるためのポンプと、貯蔵タンク内に配設
され、冷却流体よりも溶融潜熱量が大きい冷媒体とを備
えたことである。
【0007】上記構成の本発明においては、ポンプによ
り閉回路内を冷却流体が還流されることで熱電変換素子
の放熱面が冷却される。更に、貯蔵タンク内には、冷却
流体よりも溶融潜熱量が大きい冷媒体が配設されている
ため、貯蔵タンク内の冷却流体の貯蔵量を少なくするこ
とができ、貯蔵タンクの小型化も図れる。
【0008】
【発明の実施形態】本発明に係る実施形態を図面に基づ
いて説明する。
【0009】図1は、本実施形態の冷却システムを冷風
装置に採用した場合のシステム図である。同図におい
て、蓄冷タンク10は、互いに結合された水槽11、1
2と、水槽11、12を覆う断熱材13、14とから構
成されている。水槽11、12内には、蓄冷流体となる
水が封入されている。更に、水槽11、12は、補助タ
ンク部15を備え、この補助タンク部15の上面近傍ま
で水が充満している。尚、32は水抜き栓を示してい
る。
【0010】水槽12には、熱電変換素子16が装着さ
れている。熱電変換素子16の図中上面は放熱面となっ
ており、放熱部材17が接触している。一方、熱電変換
素子16の図中下面は吸熱面となっており、吸熱部材で
あるフィン18が接触している。更に、水槽12には、
ポンプ19と、吸水路20及び排水路21が設けられて
いる。ポンプ19は、モータ19aにより駆動される。
【0011】吸水路20及び排水路21は、熱交換器
(株式会社東洋ラジエータ製の50ccカブ用)22に
接続されている。熱交換器22は、送風手段となる送風
ファン23と、ヒータ24と、風向きを変えるルーバー
25とが配設されたハウジング26内に配設されてい
る。
【0012】更に、水槽12には、放熱部材18を放熱
するための冷却媒体である水が通る流路27、28が設
けられている。流路27、28は、トイレの給水タンク
29に接続されており、冷却水の閉回路を構成してい
る。冷却水は、水ポンプ30にて給水タンク29内の水
を放熱部材18に当てて放熱を行う構成となっている。
また、給水タンク29内には、冷媒体31が入れられて
いる。この冷媒体31は、例えばLiNO3 ・3H2
等である。冷媒体31として利用できるものは、少なく
とも冷却媒体(本実施形態では水)よりも溶融潜熱が大
きく、融点が高いもの(30〜35℃)が好ましい。
【0013】上記構成の本実施形態においては、熱電変
換素子16に常時電流を流しておくことにより、蓄冷媒
体である水が冷却される。この冷却された水は、ポンプ
19によって閉回路内に還流される。蓄冷流体は、熱交
換器22を通ることにより空気を冷却し、この冷却され
た空気が送風ファン23の作動によりルーバー25から
送風される。
【0014】一方、冬場に温風を得たいときには、ヒー
タ24を作動させることで容易に温風を得ることもでき
る。
【0015】本実施形態においては、熱電変換素子16
により冷却された蓄冷流体を閉回路に循環させ、熱交換
器22により外部の空気を冷却する構成であるため、送
風ファン23を作動させることにより直ぐに冷風を得る
ことができる。また、水回路を循環する蓄冷媒体の流量
を変化させるだけで、容易に冷却効果を制御することが
できる。このため、冷却効果を向上させるために熱電変
換素子16をたくさん設ける必要が無くなり、コストア
ップ、電源装置の大型化、消費電力の増大を引き起こす
こともない。
【0016】更に、閉回路内に蓄冷流体を還流させて水
位が下がっても、補助タンク15は閉回路の容積以上の
容量を持っているため、フィン18が水面上に出ること
がなく、効率のよいものである。
【0017】更に、熱交換器22として、他分野で開発
された高効率の熱交換器を使用することができて、安価
である。
【0018】更に、貯蔵タンク29内に冷却水よりも比
熱が高い冷媒体31が配設されているため、貯蔵タンク
29内の冷却流体の貯蔵量を少なくすることができ、貯
蔵タンクの小型化が図れる。
【0019】
【発明の効果】本発明においては、貯蔵タンク内に融点
が高く(30〜35℃)、冷却流体よりも溶融潜熱が大
きい冷媒体が配設されているため、貯蔵タンク内の冷却
流体の貯蔵量を少なくすることができ、貯蔵タンクの小
型化が図れる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る熱電変換素子の冷却システムを採
用した冷風装置のシステム図を示す。
【符号の説明】
16・・・熱電変換素子 17・・・放熱部材 30・・・水ポンプ(放熱手段) 31・・・冷媒体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 熱電変換素子の放熱面を冷却する冷却シ
    ステムにおいて、 冷却流体を蓄える貯蔵タンクと、 該貯蔵タンクと前記熱電変換素子の放熱面とを連通さ
    せ、前記冷却流体が前記貯蔵タンクと前記放熱面とを循
    環するように構成した閉回路と、 前記冷却流体を前記閉回路内に循環させるためのポンプ
    と、 前記貯蔵タンク内に配設され、前記冷却流体よりも溶融
    潜熱が大きい冷媒体とを備えたことを特徴とする熱電変
    換素子の冷却システム。
JP7329253A 1995-12-18 1995-12-18 熱電変換素子の冷却システム Pending JPH09170772A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
CN102620467A (zh) * 2012-03-21 2012-08-01 美的集团有限公司 可蓄冷的电子制冷装置
JP2020073846A (ja) * 2020-01-15 2020-05-14 三菱電機株式会社 冷却装置

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* Cited by examiner, † Cited by third party
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CN102620467A (zh) * 2012-03-21 2012-08-01 美的集团有限公司 可蓄冷的电子制冷装置
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