JPH0916972A - 情報再生装置及び情報再生方法 - Google Patents

情報再生装置及び情報再生方法

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JPH0916972A
JPH0916972A JP7161319A JP16131995A JPH0916972A JP H0916972 A JPH0916972 A JP H0916972A JP 7161319 A JP7161319 A JP 7161319A JP 16131995 A JP16131995 A JP 16131995A JP H0916972 A JPH0916972 A JP H0916972A
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tracks
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JP7161319A
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English (en)
Inventor
Hirokazu Ishii
裕和 石井
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Nikon Corp
Original Assignee
Nikon Corp
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Abstract

(57)【要約】 【目的】ランド/グルーブの両トラックに対して任意に
情報の再生を行う。 【構成】情報が記録されている第1グループの情報トラ
ック2と第2グループの情報トラック3が同心状又は螺
旋状に存在し、トラック2とトラック3は半径方向に交
互に段差がつけられて存在し、かつトラック2とトラッ
ク3のそれぞれは、情報の記録単位である複数のセクタ
に分割されており、前記セクタの所定の位置に所定のマ
ークが記録されており、前記マークはトラック2とトラ
ック3とで異なるディスク形状の情報記録媒体1から、
情報を再生する情報再生装置であって、記録媒体1のト
ラック面にレーザ光を照射することにより、前記マーク
を検出する検出手段と4と、検出手段4で検出されたマ
ークにより、レーザ光が照射されている情報トラックが
前記第1グループと第2グループの何れのグループのト
ラックであるかを判定する判定手段20とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】本発明は光ディスク等の情報記録
媒体に記録された情報を再生するための情報記録媒体再
生装置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来の情報記録媒体再生装置の例とし
て、コンパクトディスク(CD)の再生装置がある。図
6は、CDの構成を示す図である。図6に示すように、
CDは、厚さ1.2mmの透明基板81にレリーフ状の位相
ピット列82が螺旋状に形成されている。これが情報ト
ラックである。そして、音声情報を位相ピットの長さに
対応させることによって、音声情報が記録されている。
【0003】CDに記録されている情報を再生する際
は、まず、CDを回転させる。そして、再生ヘッドから
照射される光ビームによって、位相ピットよりも少し半
径が大きい光スポットが情報トラック上に形成される。
そして、情報トラック上に照射された光スポットの反射
光の回折状態が検出されることによって、情報が再生さ
れる。
【0004】光スポットの位置に位相ピットがない場
合、情報トラックからの反射光はすべて再生ヘッドに戻
る。そのため、再生ヘッドに内蔵された情報検出器は、
大きい値を検出する。光スポットの位置に位相ピットが
ある場合、情報トラックからの反射光は位相ピットによ
って回折される。そのため、反射光の一部は再生ヘッド
の外側に反射し再生ヘッドに戻らない。反射光の残りの
一部が再生ヘッドに戻る。すなわち、光スポットの位置
に位相ピットがある場合、再生ヘッドに内蔵された情報
検出器は、小さい値を検出する。
【0005】一般的に、再生ヘッドからの光ビームの半
径は、回折限界までしぼり込むことができる。そのた
め、波長が830nmのレーザ光源を内蔵した情報再生ヘッ
ドを使用すると、情報トラックに照射される光スポット
の半径を、1μm以下まで絞り込むことができる。したが
って、情報トラックのピッチを1.6μmとすることがで
き、大量の情報を記録することができる。
【0006】他の情報記録媒体再生装置の例として光磁
気ディスク装置や相変化ディスク装置がある。これらの
装置の再生原理は、媒体からの反射光のカー回転効果や
反射率変化効果を利用することを除いてはCDの再生装
置と同じであるので詳細説明を省略する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】ところが、情報記録媒
体に、より多くの情報を記録したいという潜在的要求は
極めて高い。発明者は、この要求に応えるために多くの
検討を重ねた。一般的には、再生ヘッドの光源の波長を
短くすることによって再生ビーム径をより小さくし、狭
トラックピッチ化することが提案されている。
【0008】ところが、再生ヘッドの光源の波長には制
約があり、無限に波長を短くすることは不可能である。
一方、再生ビームの大きさを一定にして狭トラック化を
すると、再生ビームによる光スポットが隣接トラックの
情報ピットにも照射されてしまう。その結果、対象の再
生トラック以外の情報以外に、隣接トラックの情報が読
み出されてしまうという問題が生じる。
【0009】そこで、隣接トラックからの情報読み出し
を抑制し、対象とするトラックからの情報のみを再生で
きる情報再生装置が求められている。多くの検討が重ね
られた結果、このような隣接トラックからの情報読み出
し抑制策として、ランド/グルーブ再生方式が発見され
た。一般に光磁気ディスク等の記録媒体のトラックは、
同心円状あるいは螺旋状の溝によって形成されている。
したがって、記録面には凸部と凹部が存在する。従来の
記録媒体では、凸部か凹部のいずれか一方が情報されて
いた。これに対して、ランド/グルーブ再生方式では、
凸部(ランド)と凹部(グルーブ)の両方に情報が記録
されたディスクを用いる。
【0010】この方式はトラックピッチを約半分にでき
るという極めて優れた方式である。ランド/グルーブ再
生方式による隣接トラックからの情報読み出し抑制効果
については以下の文献で説明されているのでここでは詳
細説明を省略する。相変化ディスクに関する技術は、
「ランド&グルーブ記録による高密度相変化ディスク
(第5回相変化記録研究会シンポジウム講演会予稿
集)」に記載されている。また、光磁気ディスクに関す
る技術は、"CROSSTALK ANALYSIS OF LAND/GROOVE MAGNE
T-OPTICAL RECODING(SYMPOSIUM ON OPTICAL MEMORY 199
4)"に記載されている。
【0011】また、本件出願時点で未公開であるが、特
願平6-190695号、特願平6-215137号、特願平6-215138号
(いずれも本件出願人による出願)でもランド/グルー
ブ再生方式における隣接トラックからの情報読み出し抑
制効果について記載されている。しかしながら、このラ
ンド/グルーブ再生方式はランドトラックとグルーブト
ラックの2種類の情報トラックが存在するため、従来の
技術では自由に任意のトラックの情報を再生することが
できない。
【0012】たとえば、記録媒体から情報を再生する際
には、光スポットを情報トラック上で相対的に移動させ
ることにより、情報トラック上に記録された情報を順次
再生していく。具体的には、CDの再生においては、デ
ィスクを回転させた状態で、光スポットの照射位置を制
御することにより、光スポットが常に情報トラック上に
あるようにする。このような制御をトラッキング制御と
いう。
【0013】従来の装置におけるトラッキング制御機構
は、ランドトラックあるいはグルーブトラックのいずれ
か一方のトラックに対してのトラッキングにしか対応で
きない。なぜなら、ランドトラックとグルーブトラック
では、トラッキングの特性が異なるため、一方のトラッ
クの特性に合わせたトラッキング制御を行おうとする
と、他方のトラックのトラッキング制御には適合しない
からである。
【0014】本発明は、上記問題点を考慮してなされた
ものであり、ランド/グルーブの両トラックに対して任
意に情報の再生を行うことができる情報記録媒体再生装
置を提供することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題の解決のため、
本発明は、情報が記録されている第1グループの情報ト
ラックと第2グループの情報トラックが同心状又は螺旋
状に存在し、前記第1グループのトラックと前記第2グ
ループのトラックは半径方向に交互に段差がつけられて
存在し、かつ前記第1グループのトラックと前記第2グ
ループのトラックのそれぞれは、情報の記録単位である
複数のセクタに分割されており、前記セクタの所定の位
置に所定のマークが記録されており、前記マークは前記
第1グループの情報トラックと第2グループの情報トラ
ックとで異なるディスク形状の情報記録媒体から、情報
を再生する情報再生装置であって、前記記録媒体のトラ
ック面にレーザ光を照射することにより、前記マークを
検出する検出手段と、前記検出手段で検出されたマーク
により、レーザ光が照射されている情報トラックが前記
第1グループと第2グループの何れのグループのトラッ
クであるかを判定する判定手段とを備えた構成とした。
【0016】また、本発明は、情報が記録されている第
1グループの情報トラックと第2グループの情報トラッ
クが同心状又は螺旋状に存在し、前記第1グループのト
ラックと前記第2グループのトラックは半径方向に交互
に段差がつけられて存在し、かつ前記第1グループのト
ラックと前記第2グループのトラックのそれぞれは、情
報の記録単位である複数のセクタに分割されており、前
記セクタの所定の位置に所定のマークが記録されてお
り、前記マークは前記第1グループの情報トラックと第
2グループの情報トラックとで異なるディスク形状の情
報記録媒体から、情報を再生する情報再生装置であっ
て、前記記録媒体を回転させる回転手段と、前記記録媒
体のトラック面にレーザ光を照射することにより記録さ
れている情報を読み出すヘッドと、前記レーザ光の照射
位置を前記第1グループのトラックあるいは前記第2グ
ループのトラックに追従させるトラッキング制御手段
と、前記トラッキング制御手段における制御条件を、前
記第1グループのトラックに対するトラッキング制御の
条件あるいは前記第2グループのトラックに対するトラ
ッキング制御の条件に設定する設定手段と、前記ヘッド
よって読み出された情報より、前記マークを検出する検
出手段と、前記検出手段によって検出されたマークによ
り、レーザ光が照射されている情報トラックが前記第1
グループと第2グループの何れのグループのトラックで
あるかを判定し、その判定結果に従って前記制御条件を
設定する判定手段とを備えた構成とした。
【0017】また、前記設定手段におけるトラッキング
制御の条件の設定は、前記トラッキング制御時に用いら
れるトラックエラー信号の極性を切り替える設定であっ
てもよい。また、本発明は、情報が記録されている第1
グループの情報トラックと第2グループの情報トラック
が同心状又は螺旋状に存在し、前記第1グループのトラ
ックと前記第2グループのトラックは半径方向に交互に
段差がつけられて存在し、かつ前記第1グループのトラ
ックと前記第2グループのトラックのそれぞれは、情報
の記録単位である複数のセクタに分割されており、前記
セクタの所定の位置に所定のマークが記録されており、
前記マークは前記第1グループの情報トラックと第2グ
ループの情報トラックとで異なるディスク形状の情報記
録媒体から、情報を再生する情報再生方法であって、光
ビームを前記記録媒体の任意のトラック面に照射するこ
とにより、前記マークを検出し、検出された前記マーク
によって、前記光ビームが照射されているトラックが前
記第1グループと第2グループの何れのグループのトラ
ックかを判定することとした。
【0018】また、本発明は、情報が記録されている第
1グループの情報トラックと第2グループの情報トラッ
クが同心状又は螺旋状に存在し、前記第1グループのト
ラックと前記第2グループのトラックは半径方向に交互
に段差がつけられて存在し、かつ前記第1グループのト
ラックと前記第2グループのトラックのそれぞれは、情
報の記録単位である複数のセクタに分割されており、前
記セクタの所定の位置に所定のマークが記録されてお
り、前記マークは前記第1グループの情報トラックと第
2グループの情報トラックとで異なるディスク形状の情
報記録媒体から、情報を再生する情報再生方法であっ
て、前記記録媒体を回転させ、光ビームを前記記録媒体
の任意のトラック面に照射することにより、前記マーク
を検出し、検出された前記マークによって、前記光ビー
ムが照射されているトラックが前記第1グループと第2
グループの何れのグループのトラックかを判定し、前記
判定の結果に従って、トラッキング制御の条件を、前記
第1グループのトラックに対するトラッキング制御の条
件あるいは前記第2グループのトラックに対するトラッ
キング制御の条件に設定することとした。
【0019】
【作用】本発明は、互いに段差がある第1グループのト
ラックと第2グループのトラックを有する記録媒体から
情報の再生を行う。各トラックに記録されたマークを検
出することにより、現在光ビームが照射されているトラ
ックが第1グループのトラックであるか第2グループの
トラックであるかを判別することができる。
【0020】また、第1グループのトラックに対するト
ラッキング制御の制御条件と第2グループのトラックに
対するトラッキング制御の制御条件をそれぞれ設定可能
であり、光ビームが照射されているトラックが第1グル
ープか第2グループかによって、制御条件を切り替える
ことができる。
【0021】
【実施例】図2は本発明の実施例による情報記録媒体再
生装置に用いる情報記録媒体のトラック構造を示す図で
ある。図2は、ディスク状記録媒体の記録トラックの構
成を示している。ディスク状記録媒体1には、ランドト
ラック2とグルーブトラック3があり、それぞれの段差
は、およそ1/7λになっている。なお、λは、再生の
ためにこれらのトラックに照射する光ビームの波長であ
る。
【0022】それぞれのトラックには、位相ピット41
によって情報が記録されている領域と、光磁気ピット4
2によって情報が記録されている領域とがある。位相ピ
ット41によって情報が記録されている領域にはアドレ
ス情報が記録されており、光磁気ピット42によって情
報が記録されている領域には記録対象となる情報(ユー
ザが利用する情報)が記録されている。
【0023】図3は、本発明の実施例による情報記録媒
体再生装置に用いる情報記録媒体のトラック形状を示す
図である。ディスク状記録媒体1の記録面には、ランド
トラック2とグルーブトラック3が半径方向に交互にな
らんでいる。それぞれのトラックは螺旋状に形成されて
いる。すなわち、凸凹の2重螺旋トラックが形成されて
いる。なお、ランドトラック、グルーブトラックを同心
円状にし、半径方向に交互に形成してもよい。
【0024】螺旋状トラックの場合、ランドトラック2
とグルーブトラック3はそれぞれ、最周側から最外周ま
で1本の連続したトラックとして形成されているが、ト
ラック1周を1本のトラックとみなすことにする。図3
に示すように、各トラックは、アドレス部43,45と
情報記録部44、46から構成されている。連続するア
ドレス部と情報記録部の組をセクタと呼ぶ(たとえばア
ドレス部43と情報記録部44の組)。トラック内に
は、複数のセクタが、トラック方向に連続して並べられ
ている。アドレス部43,45には、位相ピットによっ
てアドレス情報が記録されている。このアドレス部の先
頭部分にはセクタマークがある。セクタマークは、セク
タの先頭部分であることを示すマークであり、再生装置
は、このマークを検出すると、次に記録されているセク
タアドレス情報の再生を開始する。本実施例では、ラン
ドトラックとグルーブトラックとで、異なるセクタマー
クが記録されている。ランドトラック同志、グルーブト
ラック同志では、同じセクタマークが記録されている。
【0025】また、情報記録部44,46には、光磁気
ピットによってユーザが利用する情報が記録されてい
る。各セクタのアドレス部には、トラックアドレスとセ
クタアドレスが記録される。トラックアドレスは、たと
えば最内周トラックから順に昇順に付される。なお、1
トラック(トラック1周)の各セクタには、同一のトラ
ックアドレスが記録される。
【0026】本実施例においては、ランドトラックには
奇数のトラックアドレスが、グルーブトラックには偶数
のトラックアドレスが記録されている。たとえば、最内
周トラック(ランドトラック)のトラックアドレスを”
1”とし、その1つ外側のトラック(グルーブトラッ
ク)のトラックアドレスを”2”とする。以降、外側へ
いくに従って、”3”、”4”、”5”、・・・という
ようにトラックアドレスを付していく。
【0027】このように各トラックにアドレスを付せ
ば、奇数アドレスがランドトラック、偶数アドレスがグ
ルーブトラックとなる。ランドトラックとグルーブトラ
ックの段差は、隣接トラック読み出しを抑制する効果の
ある値に設定する。この値は、CD、光磁気ディスク、
相変化ディスク等に依って多少異なるが、概ね1/7波
長程度(照射する光ビームの波長の1/7程度)であ
る。すなわち、照射する光ビームの波長830nm、イ
ンデックス(屈折率)1.5の透明基板を使用した場合、
80nmの段差とするのが好ましい。
【0028】情報ピットの性質は、隣接トラック読み出
しを抑制する効果のある値に設定する。この値は、C
D、光磁気ディスク、相変化ディスク等ディスクの種類
によって異なる。例えば、CDでは位相差1/4波長と
することが好ましい。また、光磁気ディスクでは複素カ
ー回転角χk=0゜とすることが好ましい。すなわち、
光磁気ディスクであれば、カー回転角θk=1゜、複素
カー回転角χk=0゜の磁気ピットを情報ピットとすれ
ばよい。
【0029】図2に示すように、本実施例では、ランド
トラックとグルーブトラックのディスク半径方向の幅を
同一にしている。トラックピッチは、ランドトラックの
中央に再生ビームを照射した際に、その再生ビームが、
隣接するランドトラックに当たらないように設定する。
このようにするとグルーブトラックの中央に再生ビーム
を照射した際も、その再生ビームは、隣接グルーブトラ
ックに照射されなくなる。
【0030】この時、ランドトラックに照射された再生
ビームは隣接グルーブトラックに、グルーブトラックに
照射された再生ビームは隣接ランドトラックにそれぞれ
照射されるが、それはかまわない。すなわち、照射する
光ビームの波長830nm、光ヘッドの対物レンズの開
口数NA=0.55の場合では、ランドトラックから隣接グ
ルーブトラックへのトラックピッチは800nmとすれ
ばよい。
【0031】図1は、本発明の実施例による情報記録媒
体再生装置の構成を示す図である。ディスク状記録媒体
1は、図示していないスピンドルモータによって例えば
1800rpmで回転している。ディスク状記録媒体1
には、ランドトラック2とグルーブトラック3があり、
それぞれの段差は、およそ1/7λ(λは照射される光
ビームの波長)になっている。基板1の表面2には、金
属(アルミ等)からなる反射層が形成されている。
【0032】なお、ここでは、光ビームの照射方向から
見て凸部になっているトラックをランドトラックと呼
び、凹部になっているトラックをグルーブトラックと呼
ぶ。ディスク状記録媒体1は光磁気ディスクである。ラ
ンドトラック2とグルーブトラック3には、磁気ピット
と位相ピットによって情報が記録されている。情報が記
録された記録面を覆う保護膜15は、高分子材料からな
る。
【0033】記録媒体1に記録された情報を再生するた
めの光ヘッド4は、以下のような構成である。光ヘッド
4内の半導体レーザ5から出射される光ビームは、ビー
ムスプリッタ7を通って、対物レンズ6によって収束さ
れ、記録媒体1のトラック面で光スポットを形成してい
る。トラック面で反射した光は、再び対物レンズ6を通
り、ビームスプリッタ7で反射し、ディテクタ(光電変
換器、たとえばフォトダイオード)8に入射する。
【0034】反射光は、ディテクタ8によって電気信号
に変換されて電気回路9に入る。電気回路9はディテク
タ8からの電気信号を処理して、トラックエラー信号
(TE),フォーカスエラー信号(FE),位相ピット
信号(PPS),光磁気信号(MoS)を出力する。ト
ラックエラー信号TEは、ディスク状記録媒体1のトラ
ック上に形成された光スポットとトラックの半径方向の
中心線とのずれ量を示す信号である。フォーカスエラー
信号FEは、光ビームの収束点位置と、トラック面との
ずれ量を示す信号である。位相ピット信号PPSは、ト
ラック上の位相ピットによって記録された情報の再生信
号である。光磁気信号MoSは、トラック上の磁気ピッ
トによって記録された情報の再生信号である。
【0035】トラックエラー信号TE及びフォーカスエ
ラー信号FEは、サーボコントローラ10に入力され信
号処理されて、トラッキング信号,ポジショニング信
号,フォーカス信号に変換されて出力される。トラッキ
ング信号は、トラッキングアクチュエータ11を駆動す
るための信号である。トラッキング信号は、トラックエ
ラー信号TEのレベル(光スポットとトラックの半径方
向の中心線とのずれ量)に応じたレベルの信号である。
トラッキングアクチュエータ11は、トラッキング信号
のレベルに応じた量だけ、対物レンズ6を記録媒体1の
半径方向に動かす。このことによって、光スポットの位
置をトラックの中心に位置決めする。
【0036】ポジショニング信号は、ポジショナ12を
駆動するための信号である。ポジショナ12は、ポジシ
ョニング信号のレベルに応じて、光ヘッド6を記録媒体
1のの半径方向に動かす。フォーカス信号は、フォーカ
スアクチュエータ13を駆動するための信号である。フ
ォーカス信号は、フォーカスエラー信号FEのレベル
(光ビームの収束点位置とトラック面とのずれ量)に応
じたレベルの信号である。フォーカスアクチュエータ1
3は、フォーカス信号のレベルに応じた量だけ、対物レ
ンズ6を記録媒体1の記録面に対して垂直方向に動か
す。このことによって、光スポットをトラック面上に焦
点合わせする。
【0037】一方、位相ピット信号PPSと光磁気信号
MOSは、システムコントローラ20に入力される。こ
れらの信号は、記録媒体1から読み出された情報とし
て、ホストコンピュータ30へ出力される。システムコ
ントローラ20は、ホストコンピュータ30と通信を行
い、ホストコンピュータ30からのコマンドに応じて、
読み出された情報をホストコンピュータ30へ送る。
【0038】さらに、システムコントローラ20は、位
相ピット信号PPSと光磁気信号MOSを基にして制御
信号を作成し、サーボコントローラ10に送る。図4
は、図1のサーボコントローラ10とシステムコントロ
ーラ20の構成図である。サーボコントローラ10は、
図4のランドトラック制御回路14、グルーブトラック
制御回路15、フォーカス制御回路16、スイッチ回路
17,18、ポジショナ制御回路19から構成されてい
る。また、システムコントローラ20は図4のアドレス
検出回路21、情報再生回路22、セクタマーク識別回
路25、コントロール回路24から構成されている。
【0039】トラックエラー信号TEは、ランドトラッ
ク制御回路14とグルーブトラック制御回路15に入力
される。それぞれの制御回路は、制御定数が同じで出力
信号の極性が反対である。スイッチ回路17は、ランド
トラック制御回路14とグルーブトラック制御回路15
からの出力信号を入力する。そして、システムコントロ
ーラ20からの信号によって、入力された2つの信号の
うちの一方を選択的に出力する。スイッチ回路17から
の出力信号はトラッキング信号として、トラッキングア
クチュエータ11に出力される。
【0040】スイッチ回路17からのトラッキング信号
の一部は、ポジショナ制御回路19を介して、ポジショ
ニング信号としてポジショナ12ヘ出力される。フォー
カスエラー信号は、フォーカス制御回路16及びスイッ
チ回路18を介してフォーカスアクチュエータを制御す
る。スイッチ回路18は、システムコントローラ20か
らの信号によって開状態と閉状態に制御される。すなわ
ち、スイッチ回路18からの出力の有無が制御される。
スイッチ回路18から出力される信号はフォーカシング
信号として、フォーカスアクチュエータ13へ出力され
る。
【0041】位相ピット信号(PPS)は、アドレス検
出回路21に入力される。アドレス検出回路21では、
位相ピット信号中よりアドレス情報を示す信号(アドレ
ス信号)が検出される。このアドレス信号中には、光磁
気ディスク1のセクタフォーマット中のアドレス部43
あるいは45(図3参照)に記録されているセクタマー
クの再生信号も含まれている。
【0042】アドレス検出回路21から出力されるアド
レス信号は、セクタマーク識別回路26に入力される。
セクタマーク識別回路26では、アドレス信号中のセク
タマークの再生信号を抽出し、そのセクタマークがラン
ドトラックのものであるかグルーブトラックのものであ
るかを識別する。図6は、本実施例で用いる、ランドト
ラックとグルーブトラックとで異なったセクタマークを
有するディスクの構成例を示す図である。図6(a)は
ディスク1に形成されたトラックのセクタフォーマット
を示している。図6(a)において、ディスク1上に
は、ランドトラック2とグルーブトラック3が半径方向
に交互に並んでいる。そして、各トラックには、複数の
セクタに分割されている。各セクタは、アドレス部(4
3、45)と情報記録部(44、46)とからなる。
【0043】図6(b)は、図6(a)のアドレス部を
拡大して描いた図である。各トラックのアドレス部の先
頭部分にはセクタマーク(47、48)が記録されてい
る。そして、セクタマークの次にアドレスデータが3回
繰り返して記録されている。図6(c)は、図6(b)
のセクタマークの部分を拡大して描いたものである。セ
クタマークは、位相ピット(斜線部分)によって形成さ
れている。図6(c)に示すように、ランドトラック2
のセクタマーク47とグルーブトラック3のセクタマー
ク48とは異なっている。
【0044】従って、セクタマークを読み取って生成さ
れた再生信号もランドトラックからの再生信号とグルー
ブトラックからの再生信号とでは当然異なる。セクタマ
ーク識別回路26では、再生信号中から抽出されたセク
タマークの再生信号がランドトラックからの再生信号か
グルーブトラックからの再生信号かを識別することがで
きる。
【0045】図4に戻って説明すると、セクタマーク識
別回路26では、ヘッドの位置(すなわち、光スポット
が照射されている位置)がランドトラック上かグルーブ
トラック上かが判別される。セクタマーク識別回路26
は、その判別信号を出力する。また、光磁気信号(Mo
S)は、情報再生回路22に入力される。そして、光磁
気信号MoSは、情報再生回路22によって再生データ
とされる。セクタマーク識別回路26から出力される判
別信号と、情報再生回路22から出力される再生データ
はコントロール回路24に入力される。コントロール回
路24は、判別信号を基にスイッチ17を制御する。ま
た、再生データは、ホストコンピュータ30に送る。
【0046】図5は、トラックエラー信号の変化を示す
図である。図5(a)は、光ヘッド6を内周側から外周
側へ半径方向に移動させたときに検出されるトラックエ
ラー信号の時間的変化を示している。図5(a)中、符
号(d)で示す部分は、光スポットがランドトラックを
通過しているときである。符号(e)で示す部分は、光
スポットがランドトラックとグルーブトラックの境目を
通過しているときである。符号(f)で示す部分は、光
スポットがグルーブトラックを通過しているときであ
る。
【0047】図5(b)は、反射率の変化を示す。反射
率とは、照射された光量に対する、ディテクタ8で受光
される光量の割合である。光スポットがランドトラック
を通過しているときとグルーブトラックを通過している
ときに比べて、光スポットがランドトラックとグルーブ
トラックの境目を通過しているときは反射率が低下す
る。
【0048】図5(c)は、トラッキングエラー検出に
プッシュプル法を用いたときのトラックエラー信号の波
形を示している。光スポットがランドトラックを通過し
ているときはトラックエラー信号レベルの時間経過に応
じた変化の傾きは正となる。すなわち、レベルが単調に
増加する。また、グルーブトラックを通過しているとき
はトラックエラー信号レベルの時間経過に応じた変化の
傾きは負となる。
【0049】図5からわかるように、光スポットがラン
ドトラックを通過しているときとグルーブトラックを通
過しているときとでは、トラッキングエラー信号の極性
が逆になる。ランドトラック制御回路14及びグルーブ
トラック検出回路15から出力されるトラッキング信号
は、トラッキングエラー信号のレベルが0になるように
トラッキングアクチュエータを制御するための信号であ
る。光スポットがランドトラックにあるときとグルーブ
トラックにあるときとでは、トラッキングエラー信号の
極性が逆になるのであるから、トラッキング信号の極性
も逆にすれば、それぞれのトラックでのトラッキング制
御が良好に行われることになる。したがって、本実施例
では、ランドトラック制御回路14の出力とグルーブト
ラック検出回路15の出力とは極性を逆にしている。
【0050】次に、本実施例の情報記録媒体再生装置の
動作を説明する。まず、情報記録媒体再生装置に記録媒
体が挿入される。コントロール回路24が、スピンドル
モータ40(図4に示す)に制御信号を送ることによ
り、スピンドルモータ40が回転を開始し、ターンテー
ブル上に設置された記録媒体も回転する。再生装置は、
挿入された記録媒体がランド/グルーブ記録媒体である
か否かを検出する。
【0051】この検出は、以下のようにして行うことが
できる。情報記録媒体はケースに格納されている。その
ケースの一部にセンサホールを設けておく。再生装置
は、記録媒体が挿入されると、ケースのセンサホールを
検出する。再生装置は、センサホールが検出されれば、
挿入された記録媒体がランド/グルーブ記録媒体である
ことを認識することができる。
【0052】あるいは、情報記録媒体の記録面に、ラン
ド/グルーブ記録媒体であることを示す標識を付けてお
いてもよい。たとえば、一般に光磁気ディスクの記録面
には、PEP(位相変調部)と呼ばれる領域がある。こ
こには、媒体に関する種々の情報が記録されているが、
この領域にランド/グルーブ記録媒体であることを示す
情報を記録しておいてもよい。また、他の所定のトラッ
クの所定の領域にランド/グルーブ記録媒体であること
を示す情報を記録しておいてもよい。
【0053】再生装置は、記録媒体が挿入されるとスピ
ンドルモータ40によって情報記録媒体を所定の回転数
で回転させる。次に、再生装置は、光ヘッド6のフォー
カスアクチュエータ13を駆動して、記録媒体上の任意
のトラックに対してフォーカスの引き込み制御を行う。
このフォーカスの引き込み制御は、システムコントロー
ラ20内のコントロール回路24が制御信号を出力する
ことによって、スイッチ回路18が閉状態となることに
より行われる。スイッチ回路18が閉状態となると、ス
イッチ回路18からフォーカシング信号が、フォーカス
アクチュエータ13へ出力される。そして、フォーカス
アクチュエータ13の動作により、光スポットがトラッ
ク面上に焦点合わせされる。
【0054】このようなフォーカス引き込み制御を行う
ときは、スイッチ17を開にしておく。すなわち、ラン
ドトラック制御回路14、グルーブトラック制御回路1
5のいずれからのトラッキング信号もトラッキングアク
チュエータ11に出力されないようにしておく。この状
態は、トラッキングサーボループが開(サーボオフ)と
なっている状態である。
【0055】次に、焦点合わせされたトラックに記録さ
れているセクタマークを読み取る。この時点では、焦点
合わせされたトラックが、ランドトラックであるかグル
ーブトラックであるかはわからない。したがって、セク
タマーク識別回路26で判定し、現在光スポットが存在
しているトラックがランドトラックかグルーブトラック
かを判別する。この判別信号に従って、コントロール回
路24は、読み取られたセクタマークがランドトラック
のものであれば、スイッチ回路17をランドトラック制
御回路14側に閉じ、グルーブトラックのものであれ
ば、スイッチ回路17をグルーブトラック制御回路15
側に閉じる。
【0056】この結果、光スポットが位置しているトラ
ックに応じたトラッキング信号がトラッキングアクチュ
エータ11に出力され、トラッキング制御が開始され
る。そして、光スポットは、焦点合わせされたトラック
(ランドトラックあるいはグルーブトラック)を追従し
続けることができる。なお、上記のように、最初トラッ
キングサーボをオフにして、セクタマークを読もうとす
る場合、トラッキング信号が出力されていないので、光
スポットの絶対位置は変化しない。しかし、ディスク1
のトラックは偏心を持っているため、ディスク1の回転
により、光スポットとディスク1のトラックとの相対的
な位置は半径方向にずれる。したがって、光スポットは
同じトラック上に照射され続けない。しかしながら、デ
ィスク1上の1つのセクタマークの記録領域のトラック
方向の長さはさほど長くない。光スポットがトラックを
横断しながらでも、光スポットがセクタマークの記録領
域を読み取る期間だけ同じトラック上に照射されていれ
ば、そのトラックのセクタマークを読み取ることができ
る。
【0057】たとえば、読み取られたセクタマークがラ
ンドトラックのものであったとすると、トラッキングの
条件がランドトラックに対応した条件に設定される。そ
して、ランドトラックに対してトラッキングの引き込み
制御が行われる。この制御は、システムコントローラ2
0内のコントロール回路24から制御信号が出力される
ことにより、スイッチ回路17からの出力が選択される
ことによって行われる。コントロール回路24は、ラン
ドトラック制御回路14からの出力をトラッキング信号
としてスイッチ回路17から出力させるための制御信号
を出力する。その結果、スイッチ回路17からは、ラン
ドトラックのトラッキング制御に適合した極性のトラッ
キング信号が出力される。このトラッキング信号がトラ
ッキングアクチュエータ11へ送られ、トラッキングア
クチュエータ11は、ランドトラックに対してトラッキ
ングの引き込み制御を行い、以後、光スポットはそのラ
ンドトラックを追従し続けることになる。
【0058】以上の動作により、光スポットは、あるラ
ンドトラックに対してトラッキング制御とフォーカス制
御がかかる。そして、光スポットは、そのランドトラッ
クを追従し続け、そのランドトラック面にフォーカス制
御をかけ続ける。このように光スポットがランドトラッ
クを追従した状態で、再生装置の外部に設置されたホス
トコンピュータ30からの指示を待つ。そして、ホスト
コンピュータ30から所定のセクタの情報を読み出す指
示を受ける。この指示は、システムコントローラ20内
のコントロール回路24に入力される。コントロール回
路24は、読み出し指示を受けたセクタがランドトラッ
クに存在するか、グルーブトラックに存在するかを判別
する。
【0059】そして、コントロール回路24は、現在の
ヘッド位置(現在トラック)と読み出し指示を受けたセ
クタの位置(目標トラック)との相対位置の違いを求め
る。コントロール回路24は、トラッキングサーボルー
プを開ループ(サーボオフ)にする。この制御はスイッ
チ回路17を開とし、スイッチ回路17からのトラッキ
ング信号が出力されないようにすればよい。
【0060】次に、コントロール回路24は、ポジショ
ナ制御回路19に制御信号を送ることにより、光ヘッド
4を目標トラックの方向に移動させる制御を行う。光ヘ
ッド4の移動中は、図5(a)に示すようなトラックエ
ラー信号が出力される。カウンタ回路25は、このトラ
ックエラー信号のパルス数をカウントする。このカウン
ト値は、コントロール回路24に入力される。このカウ
ント値によって、光スポットが横断するトラック本数が
わかる。そして、目標トラックまでのトラック数だけ横
断したとき(光スポットの位置が、ちょうど目標トラッ
クの真上に来たとき)、光ヘッド4の移動を止め、トラ
ッキングサーボを閉ループ(サーボオン)にする。光ヘ
ッド4の移動を止めるのは、コントロール回路24がポ
ジショナ制御回路19に制御信号を送ることにより行
う。トラッキングサーボを閉ループにするのは、コント
ロール回路24がスイッチ回路17を制御することによ
り行う。このとき、スイッチ回路17からは、目標トラ
ックがランドトラックであるならば、ランドトラックの
トラッキング制御に適合した極性のトラッキング信号を
出力させる。すなわち、スイッチ回路17をランドトラ
ック制御回路14からの出力側に接続する。目標トラッ
クがグルーブトラックであるならば、グルーブトラック
のトラッキング制御に適合した極性のトラッキング信号
を出力させる。すなわち、スイッチ回路17をグルーブ
トラック制御回路15からの出力側に接続する。今、目
標トラックはグルーブトラックであるとする。
【0061】再生装置は、トラッキング制御によって光
スポットが追従したトラックから情報を再生し、トラッ
クアドレスを検出する。コントロール回路24は、検出
されたトラックアドレスがグルーブトラックのものであ
り、かつ読み出し指示を受けたセクタが存在するトラッ
クであることを確認する。
【0062】もし、異なっていた場合は、現在のトラッ
クアドレスと読み出し指示を受けたセクタが存在するト
ラック(目標トラック)との相対位置の違いをを再び求
める。そして、上記動作を再度行う。そして、現在のト
ラックアドレスと読み出し指示を受けたセクタが存在す
るトラックのアドレスが一致したら、再生装置は、読み
出し指示を受けたセクタの情報を再生し、外部のホスト
コンピュータに読み出し情報を転送する。この動作は、
情報再生回路22からの再生データを、コントロール回
路24がホストコンピュータ30へ転送することによっ
て行われる。
【0063】その後、再生装置は、再びホストコンピュ
ータからの指示を待つ。
【0064】
【発明の効果】以上のように、本発明によれば、記録媒
体のトラックピッチを実質的に従来の半分にすることが
できる。従って、記録媒体に従来の2倍の情報を記録で
きる。さらに本発明によれば、第1グループのトラック
及び第2グループのトラックを任意に再生できる。した
がって、ランダムアクセス型の記憶装置として使用でき
る。
【0065】また、ヘッドも特殊な構成は必要とせず、
コストアップにもならない。また、CDの様な再生専用
媒体ばかりでなく、書き換え型の媒体への応用もでき
る。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の実施例による情報記録媒体再生装置の
構成を示す図。
【図2】本発明の実施例による情報記録媒体再生装置に
用いる情報記録媒体のトラック構造を示す図。
【図3】本発明の実施例による情報記録媒体再生装置の
構成を示す図。
【図4】本発明の実施例による情報記録媒体再生装置の
サーボコントローラ及びシステムコントローラの構成を
示す図。
【図5】本発明の実施例による情報記録媒体再生装置の
トラックエラー信号の極性の変化を示す図。
【図6】本発明の実施例による情報記録媒体再生装置に
用いる情報記録媒体のセクタフォーマットを示す図。
【図7】従来のCD(コンパクトディスク)の構成を示
す図。
【符号の説明】
1:ディスク形状記録媒体(光磁気ディスク)、 2:ランドトラック、 3:グルーブトラック、 4:光ヘッド、 5:光源(半導体レーザ)、 6:対物レンズ、 8:ディテクタ、 10:サーボコントローラ、 14:ランドトラック制御回路、 15:グルーブトラック制御回路、 16:フォーカス制御回路、 17、18:スイッチ回路、 20:システムコントローラ、 21:アドレス検出回路、 22:情報再生回路、 26:セクタマーク識別回路、 24:コントロール回路、 30:ホストコンピュータ、 40:スピンドルモータ、 41:位相ピット、 42:光磁気ピット、 43、45:アドレス部、 44、46:情報記録部。 47:ランドトラックのセクタマーク、 48:グルーブトラックのセクタマーク。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】情報が記録されている第1グループの情報
    トラックと第2グループの情報トラックが同心状又は螺
    旋状に存在し、前記第1グループのトラックと前記第2
    グループのトラックは半径方向に交互に段差がつけられ
    て存在し、かつ前記第1グループのトラックと前記第2
    グループのトラックのそれぞれは、情報の記録単位であ
    る複数のセクタに分割されており、前記セクタの所定の
    位置に所定のマークが記録されており、前記マークは前
    記第1グループの情報トラックと第2グループの情報ト
    ラックとで異なるディスク形状の情報記録媒体から、情
    報を再生する情報再生装置であって、 前記記録媒体のトラック面にレーザ光を照射することに
    より、前記マークを検出する検出手段と、 前記検出手段で検出されたマークにより、レーザ光が照
    射されている情報トラックが前記第1グループと第2グ
    ループの何れのグループのトラックであるかを判定する
    判定手段とを備えたことを特徴とする情報再生装置。
  2. 【請求項2】情報が記録されている第1グループの情報
    トラックと第2グループの情報トラックが同心状又は螺
    旋状に存在し、前記第1グループのトラックと前記第2
    グループのトラックは半径方向に交互に段差がつけられ
    て存在し、かつ前記第1グループのトラックと前記第2
    グループのトラックのそれぞれは、情報の記録単位であ
    る複数のセクタに分割されており、前記セクタの所定の
    位置に所定のマークが記録されており、前記マークは前
    記第1グループの情報トラックと第2グループの情報ト
    ラックとで異なるディスク形状の情報記録媒体から、情
    報を再生する情報再生装置であって、 前記記録媒体を回転させる回転手段と、 前記記録媒体のトラック面にレーザ光を照射することに
    より記録されている情報を読み出すヘッドと、 前記レーザ光の照射位置を前記第1グループのトラック
    あるいは前記第2グループのトラックに追従させるトラ
    ッキング制御手段と、 前記トラッキング制御手段における制御条件を、前記第
    1グループのトラックに対するトラッキング制御の条件
    あるいは前記第2グループのトラックに対するトラッキ
    ング制御の条件に設定する設定手段と、 前記ヘッドよって読み出された情報より、前記マークを
    検出する検出手段と、 前記検出手段によって検出されたマークにより、レーザ
    光が照射されている情報トラックが前記第1グループと
    第2グループの何れのグループのトラックであるかを判
    定し、その判定結果に従って前記制御条件を設定する判
    定手段とを備えたことを特徴とする情報再生装置。
  3. 【請求項3】前記設定手段におけるトラッキング制御の
    条件の設定は、前記トラッキング制御時に用いられるト
    ラックエラー信号の極性を切り替える設定であることを
    特徴とする請求項1記載の情報再生装置。
  4. 【請求項4】情報が記録されている第1グループの情報
    トラックと第2グループの情報トラックが同心状又は螺
    旋状に存在し、前記第1グループのトラックと前記第2
    グループのトラックは半径方向に交互に段差がつけられ
    て存在し、かつ前記第1グループのトラックと前記第2
    グループのトラックのそれぞれは、情報の記録単位であ
    る複数のセクタに分割されており、前記セクタの所定の
    位置に所定のマークが記録されており、前記マークは前
    記第1グループの情報トラックと第2グループの情報ト
    ラックとで異なるディスク形状の情報記録媒体から、情
    報を再生する情報再生方法であって、 光ビームを前記記録媒体の任意のトラック面に照射する
    ことにより、前記マークを検出し、 検出された前記マークによって、前記光ビームが照射さ
    れているトラックが前記第1グループと第2グループの
    何れのグループのトラックかを判定することを特徴とす
    る情報再生方法。
  5. 【請求項5】情報が記録されている第1グループの情報
    トラックと第2グループの情報トラックが同心状又は螺
    旋状に存在し、前記第1グループのトラックと前記第2
    グループのトラックは半径方向に交互に段差がつけられ
    て存在し、かつ前記第1グループのトラックと前記第2
    グループのトラックのそれぞれは、情報の記録単位であ
    る複数のセクタに分割されており、前記セクタの所定の
    位置に所定のマークが記録されており、前記マークは前
    記第1グループの情報トラックと第2グループの情報ト
    ラックとで異なるディスク形状の情報記録媒体から、情
    報を再生する情報再生方法であって、 前記記録媒体を回転させ、 光ビームを前記記録媒体の任意のトラック面に照射する
    ことにより、前記マークを検出し、 検出された前記マークによって、前記光ビームが照射さ
    れているトラックが前記第1グループと第2グループの
    何れのグループのトラックかを判定し、 前記判定の結果に従って、トラッキング制御の条件を、
    前記第1グループのトラックに対するトラッキング制御
    の条件あるいは前記第2グループのトラックに対するト
    ラッキング制御の条件に設定することを特徴とする情報
    再生方法。
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EP1220213A1 (en) * 1998-02-16 2002-07-03 Hitachi Ltd. Optical head

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Publication number Priority date Publication date Assignee Title
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