JPH09169713A - β−アミロイド蛋白生成の阻害剤としての5−アミノ−6−シクロヘキシル−4−ヒドロキシ−ヘキサンアミド誘導体 - Google Patents

β−アミロイド蛋白生成の阻害剤としての5−アミノ−6−シクロヘキシル−4−ヒドロキシ−ヘキサンアミド誘導体

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JPH09169713A
JPH09169713A JP8324904A JP32490496A JPH09169713A JP H09169713 A JPH09169713 A JP H09169713A JP 8324904 A JP8324904 A JP 8324904A JP 32490496 A JP32490496 A JP 32490496A JP H09169713 A JPH09169713 A JP H09169713A
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hydroxy
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methylethyl
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Kevin Felsenstein
フェルセンスタイン ケビン
David W Smith
ダブリュー スミス デビッド
Michael A Poss
エイ ポス マイケル
Prasad Chaturvedula
チャターベデュラ プラサド
Charles P Sloan
ピー スローン チャールス
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 本発明の化合物は、β−アミロイド前駆蛋白
からのβ−アミロイド蛋白の生成の阻害剤として、β−
アミロイド蛋白の脳の蓄積に関係する症状又は障害、例
えばアルツハイマー病及びダウン病症候群に罹った又は
罹りそうな患者を治療するのに有効な化合物である。 【解決手段】 一連の新規な5−アミノ−6−シクロヘ
キシル−4−ヒドロキシ−ヘキサンアミド誘導体、その
合成法、及びそれらを含む医薬組成物に関する。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、医薬的及び生物学
的に影響する性質を有する新規な有機化合物、それらの
製薬組成物及び使用方法に一般に関する。特に、本発明
は、6−シクロヘキシル−ヘキサンアミド誘導体に関す
る。これらの化合物は、γ−セクレターゼの独特な阻害
作用を有し、それにより脳におけるアミロイド蛋白の蓄
積を防ぐように作用する。さらに特に、本発明は、アル
ツハイマー病(AD)の治療に関する。
【0002】
【従来の技術】アルツハイマー病は、記憶の欠陥及び認
識の機能不全を特徴とする進行性且つ神経退行性の障害
である。ADは、老人(神経突起性)斑の蓄積、神経細
繊維のもつれ、神経組織及び器官におけるアミロイド沈
着、シナプスの損失、及び神経の死を病理学的に特徴と
する。それは、痴呆の殆どすべての形であり、そしてそ
れは、心血管障害及び癌に次いで第三の主要な原因とし
て現在知られている。アルツハイマー病のコストは、巨
大であり(米国では年間一千億ドルより多い)、患者の
被害、家族の被害並びに患者及び介護者が失う生産性を
含む。社会の長寿者が増大するにつれ、ADの発生数
は、顕著に増大する。もし予防及び治療の方法が見いだ
されなければ、一千万人以上の米国人が、2020年ま
でにADにかかることになるだろうと予測されている。
最近、ADは、65才より上の年令の人口の10%そし
て85才より上の人口の50%以内を悩ますと予測され
ている。
【0003】ADの病因及び発生機序について多くの理
論が存在する。これらの理論は、他の疾患及び病状との
アナロジー(例えば遅発性ウイルス及びアルミニウム理
論)に基づくか、又は病理学的観察(例えばコリン作
動、アミロイド又はもつれ理論)に基づくかの何れかで
あった。遺伝学的分析は、競合する理論間を区別できる
かも知れない。AD及びその関連障害の初期の開始の形
式にありがちな個人のβ−アミロイド前駆蛋白(β−A
PP)における変異の同定は、アミロイド病因論を強く
支持する。
【0004】ヒトを含む哺乳動物の組織に見いだされる
大きな膜にわたる糖蛋白であるβ−アミロイド前駆蛋白
(β−APP)は、ヒト染色体21の長いアームの遺伝
子によりエンコードされる。斑、もつれ及びアミロイド
沈着物の主な成分は、β−APPの約39−43個のア
ミノ酸フラグメントであるβ−アミロイドペプチド(β
−AP)として知られている。証明の二三のものは、A
Dの病変の病因におけるβ−APの関与を支持する。β
−AP及び関連するフラグメントは、PC−12細胞系
及びニューロンの一次培養物に有毒であり、さらに齧歯
動物における記憶喪失とともにニューロンの退化を生じ
させることが示されてきた。ADにおけるβ−APの役
割に関する明確な証拠は、β−APのフラグメントの放
出の部分的に変化する速度と疾患の開始との相関関係並
びに家族性アルツハイマー病(FAD)の或る形式を有
する個人における遺伝的β−APP変異の観察からな
る。
【0005】AD患者の脳におけるアミロイド斑の進展
は、β−APの過剰な生成及び/又は減少したクリアラ
ンス又は除去の結果であると現在信じられている。β−
APの生成の基礎レベルは正常なプロセスであること、
並びにβ−APPの開裂のための多数の経路が存在する
ことが知られている。しかし、最近、ADを治療するの
に有効と思われる蛋白分解酵素の群又はそれらの阻害剤
に関して一致する見解は存在しない。種々のペプチド性
の化合物及びそれらの製薬組成物は、AD及びダウン症
症候群の患者の脳におけるアミロイド蛋白の沈着を防ぐ
又は阻害するのに有用であると開示されてきた。
【0006】Daveyらは、ヨーロッパ特許出願第6
52009A1号において、細胞内のβ−生成を阻害す
るのに使用されるアスパラギン酸プロテアーゼ例えばカ
テプシン(cathepsin)Dの一連のポリアミド
阻害剤を開示した。β−APの異常な沈着を防ぐための
一連のペプチド性の化合物及び患者への投与は、ADを
治療する手段としてWO第95/09838号にCar
dellらにより開示された。
【0007】Tamburiniらは、WO第94/1
3319号において、或るアスパラギン酸及びセリンプ
ロテアーゼ例えばカテプシンDの阻害剤の使用によるβ
−APの形成を制御する方法を開示した。特に、カテプ
シンD阻害剤が好ましかった。ペプスタチン(peps
tatin)アナログに似た一連のペプチド性化合物が
開示され請求されていた。
【0008】これらの文献において、β−APの生成を
阻害する本発明の新規な化合物及びそれらの使用を全く
開示又は示唆していない。
【0009】
【発明の開示】一連の5−アミノ−6−シクロヘキシル
−4−ヒドロキシ−ヘキサンアミド誘導体が合成され
た。これらの化合物は、特に、β−アミロイド前駆蛋白
(β−APP)からのβ−アミロイド蛋白(β−AP)
の生成を阻害する。これらの化合物の薬理学的作用は、
それらを患者、例えばアルツハイマー病(AD)及びダ
ウン病症候群におけるβ−APの阻害に関係のある症状
を治療するのに有用にする。これらの症状に罹った又は
それらに罹りそうな患者にこれらの化合物を投与するこ
とを利用する療法は、これらの患者の脳における蓄積及
び沈着に利用されるβ−APを減少させることを含む。
【0010】本発明は、脳の組織におけるβ−APの蓄
積から生ずるAD又は他の障害に罹った又は罹りそうな
患者のβ−AP生成を阻害する式(1)の化合物、それ
らの製薬処方物、並びにそれらの用途を含む。式(1)
の化合物は、製薬上許容できる酸付加塩及び/又は水和
物を含む。式(1)において、記号R1 −R4 は、以下
の定義を有する。
【0011】R1 は、C4-8 アルキル、C4-8 アルケニ
ル、C1-4 アルコキシ−C1-4 アルカンジル、R5 −置
換C3-6 シクロアルキル、R5 −置換C3-6 シクロアル
キル−低級−アルカンジル、及びAr−(CH2 n
基から選ばれる。Arは、R 5 −置換フェニル及びナフ
チル環であり、R5 は水素、低級アルキル又は低級アル
コキシであり、そしてnは1−4である。「低級」によ
り、直鎖又は枝分かれ鎖であるC1-6 アルキル又はアル
コキシ基を意味する。C4-8 アルキルは、直鎖及び枝分
かれ鎖のアルキル基を含む。低級アルコキシ−低級アル
カンジルは、1−メチルエトキシエチル−R5 −置換C
3-6 シクロアルキルのような基を意味し、そしてR5
置換基を有するシクロプロパンからシクロヘキサンの環
を含むだろう。これらの環は、また低級アルカンジル基
を経て窒素原子に結合することができる。
【0012】R2 は、独立して水素及びメチルから選ば
れる。R3 は、低級アルキル、C3-6 シクロアルキル、
3-6 シクロアルキル−低級−アルカンジル、C3-6
ルケニル、及びAr−(CH2 n −から選ばれる。R
4 は、R3 、低級アルキル−チオ−低級アルキル及び式
(4)(但し、R6は低級アルキルである)の基から選
ばれる。
【0013】本発明の化合物は、立体異性体として存在
でき、個々の異性体が、それらの原子の空間的配向にお
いてのみ異なりそして配列の構造において異ならないこ
とを意味する。「立体異性体」により、エナンチオマー
(鏡像異性体)、幾何学的(シス/トランス)異性体、
及びジアステレオマー(1個より多いキラル中心を有し
そして互いの鏡像ではない異性体)を含む。ラセミ混合
物とともに個々の異性体は、本発明の範囲内にある。ラ
セミ混合物は、周知の技術、例えば光学的に活性な酸に
より形成されるジアステレオマー性塩の分離次いで光学
的に活性な塩基へ戻す変換により個々のそれらの異性体
に分離できる。
【0014】好ましい群の化合物は、式(5)に示され
る立体化学構造を有する。示されるように、本発明は、
またこれらの塩基性化合物の製薬上許容できる無毒の塩
に関する。これらの塩は、有機及び無機の酸、例えば制
限されないが、塩酸、臭化水素酸、燐酸、硫酸、メタン
スルホン酸、酢酸、酒石酸、乳酸、スルフィン酸、クエ
ン酸、マレイン酸、フマール酸、ソルビン酸、アコニチ
ン酸、サルチル酸、フタール酸などから由来するものを
含む。
【0015】本発明の化合物は、図1及び2において示
される工程により生成できる。図1は、一般的な工程を
説明し、図2は、式(5)のキラル化合物の生成を示
す。両方の図において、R1 −R6 は、前記同様であ
る。略称t−BOCは、t−ブトキシカルボニル保護基
【0016】
【化6】
【0017】に関する。式
【0018】
【化7】
【0019】のキラル中間体から式
【0020】
【化8】
【0021】のキラル化合物への他の経路は、図3に示
される。図に示される他の試薬は、有機化学の当業者に
とりよく知られており、そしてそれらの使用は、容易に
理解されるだろう。図1及び2における最後から二番目
の中間体、即ち
【0022】
【化9】
【0023】は、二つの集中する経路により到達でき
る。中間体の式
【0024】
【化10】
【0025】の化合物は、Possら(Tet.Let
t.1992、33(11)、1411−14)の一般
的なやり方を使用してR2 、R4 −ジ置換アミンにより
処理されて末端アルキルエステル基をアミド化合物即ち
【0026】
【化11】
【0027】に転換できる。オレフィン結合の接触水素
化は、式
【0028】
【化12】
【0029】の中間体をもたらし、それは、酸により開
環して式(9)の化合物を生成する。他の経路は、メチ
ル3−ヨードプロピオネート即ち
【0030】
【化13】
【0031】からの出発、及びt−BOC−シクロヘキ
シルアラニナルを用いることを利用する。式(7)の中
間体は、R3 −Li剤及びヘキサメチルジシラジドを使
用してアルキル化されて、式(8)の中間体を与える。
HNR2 4 による開環アミノ化は、次に式(9)の化
合物をもたらす。式(9)の化合物の5−アミノ置換基
は、例えばハロゲン化アルキルによるアルキル化、又は
カルボニル化合物及び水素化硼素ナトリウム試薬を使用
する還元的アルキル化の何れかにより、式(1)の本発
明のシクロヘキシル−ヘキサンアミド生成物を与える。
これらの反応スキームの修飾は、やや異なったやり方で
式(1)の化合物を生成するのに使用できる。例えば、
式(9)の化合物のR3 置換基が、オレフィン性結合を
含むとき、任意の水素化段階が利用されて、式(1)の
生成物への式(9)の化合物の変換前に、オレフィン性
置換基を脂肪族置換基に転換できる。特定の合成は、以
下の実施例に示され、そして本発明をさらに明らかにす
るだろう。これらの工程の段階に関する試薬、溶媒及び
反応条件は、これらの段階が、それらの詳細が化学の文
献から容易に入手できる標準的な有機反応を含んでいる
ため、有機合成に関する当業者にとり周知と考えられ
る。
【0032】蓄積されている発見は、β−APPからβ
−APの形成の阻害を示す化合物が、アルツハイマー
病、ダウン病症候群及び或る形の脳の退化のような障害
を治療するのに臨床的に有効であろうという理解を導
く。この点について、本発明の化合物は、β−APの形
成の阻害の可能性を示す。これらの化合物は、またγ−
セクレターゼ部位でのβ−APP開裂の阻害を示し、そ
してこの作用は、観察されるβ−AP形成における減少
に関係があると思われる。
【0033】本発明のシリーズの代表的な化合物は、γ
−セクレターゼ開裂を阻害するそれらの能力についてテ
ストされている。このスクリーニングアッセイの結果
は、実施例の表2に示される。本発明の他の局面は、次
に、治療上有効な量の式(1)の化合物又はそれらの製
薬上許容できる塩の患者への全身的投与からなる、アル
ツハイマー病又はダウン病の患者を治療する方法を提供
する。
【0034】式(1)の化合物の投与及び投与処方は、
求められているβ−AP阻害の程度に依存するだろう。
投与及び投与処方は、それぞれの場合、信頼できる専門
家の判断を利用し、そして投与されるひとの年令、体重
及び症状、投与の経路及び病気の性質及び重大さを考慮
して注意して調節されねばならないが、概して、1日当
たりの投与量は、非経口投与されるとき、約0.05−
約10mg/kg、好ましくは0.1−2mg/kgで
あり、そして経口投与されるとき、約1−約50mg/
kg、好ましくは約5−20mg/kgであろう。或る
場合には、満足すべき治療効果は、それより少ない投与
量で得ることができ、一方他の場合では、それより多い
投与量が要求されるだろう。全身的投与は、経口、鼻孔
内、直腸内及び非経口(即ち、筋肉内、静脈内及び皮
下)を意味する。一般に、本発明の化合物が経口で投与
されるとき、より多い量の活性剤が、鼻孔内、非経口、
又は経皮的に与えられる、より少い量と同じ効果を生じ
させるために必要となることが分かるだろう。良好な臨
床上の実地によれば、有害な又は目的としていない副作
用を何等生ずることなしに、有効な抗偏頭痛作用を生ず
るであろう濃度レベルで本発明の化合物を投与するのが
好ましい。
【0035】本発明の化合物は、個々の治療薬として又
は他の治療薬との混合物としての何れかで、抗アミロイ
ドの目的のために投与できる。治療上、それらは、概し
て、抗アミロイド量の式(1)の化合物又はその製薬上
許容できる塩、並びにその製薬上許容できる担体、助剤
又は希釈剤からなる製薬組成物として与えられる。単位
投与当たり約1−500mgの活性成分をもたらす製薬
組成物が好ましく、そして従来のように錠剤、トロー
チ、カプセル、粉末、水性或いは油性の懸濁物、シロッ
プ、エリキシル及び水溶液として調製される。 用いら
れる製薬組成物の性質は、もちろん、望ましい投与経路
に依存するだろう。例えば、経口組成物は、錠剤又はカ
プセルの形にでき、そして従来の助剤例えば結合剤(例
えば澱粉)及び湿潤剤(例えばナトリウムラウリルサル
フェート)を含むことができる。従来の製薬媒体との式
(1)の化合物の溶液又は懸濁物は、鼻孔内及び非経口
の組成物例えば静脈内注射用の水溶液又は筋肉内注射用
の油性の懸濁物のために使用される。
【0036】本発明を構成する化合物、それらの製造法
及びそれらの生物学的な作用は、以下の実施例の考慮か
らさらに十分に明らかであり、それらは、説明の目的の
みに示されそして趣旨又は範囲において本発明を制限す
るものとして考えてはならない。前記の合成法を説明す
るのに使用される以下の実施例において、温度は、摂氏
で表され、融点は未補正である。核磁気共鳴(NMR)
スペクトルの特徴は、参照基準としてのテトラメチルシ
ラン(TMS)に対する百万部(ppm)として表示さ
れる化学シフト(δ)である。 1H NMRスペクトル
データにおける種々のシフトについて報告される相対的
領域は、分子中の特別な機能タイプの水素原子の数に相
当する。多重度に関するシフトの性質は、広いシングレ
ット(bs)、シングレット(s)、マルチプレット
(m)、トリプレット(t)又はダブレット(d)とし
て報告される。使用される略称は、DMSO−d6 (ジ
ュウテロジメチルスルホキシド)、CDCl3 (ジュウ
テロクロロホルム)であり、そして他のものは従来通り
である。赤外線(IR)スペクトルの記載は、官能基の
同定値を有する吸収波数(cm-1)のみを含む。IRの
測定は、希釈剤として臭化カリウム(KBr)を使用し
て用いられた。元素分析は、重量%として報告される。
質量スペクトル(MS)の特徴は、電子スプレイイオン
化及び脱離化学的イオン化を使用して測定された。
【0037】以下の実施例は、式(1)の化合物の製
造、並びにそれぞれの工程における合成中間体を詳細に
記述している。物質及び方法の両方の修飾が、ここで開
示されている他の化合物の製造を行わせうることは、当
業者にとり明らかであろう。前述及び以下の実施例か
ら、当業者が本発明を十分に実施できるものと信ずる。
【0038】
【実施例】
A.中間体化合物の製造 図1及び2の工程で利用される合成中間体化合物の製造
の或る代表的なやり方は、以下に示される。或る原料及
び中間体(例えば式(13)の化合物)は、市販されて
いるか、又はそれらの合成のやり方が、有機合成化学の
当業者にとってそれらを十分に利用できる化学文献から
容易に理解されるかの何れかである。立体化学の成果を
説明するために、実施例は、キラル化合物及び工程を含
む。 実施例 1 メチル3−ヨードプロピオネート(式(13)) アセトン(600mL)中のメチル3−ブロモプロピオ
ネート(20.00g、119.75mモル)及び沃化
ナトリウム(45g、299.38mモル)の混合物
を、16時間還流加熱した。溶媒を真空下除き、残留物
をヘキサン(500mL)及び水(200mL)により
抽出した。水性層を追加のヘキサン(200mL)によ
り抽出した。合わせた有機層を20%水性チオ硫酸ナト
リウム(200mL)次に塩水により洗い、MgSO4
により乾燥し、濾過しそして真空下濃縮して、無色の液
体として表題化合物21.18g(98.97mモル、
83%)を得た。 実施例 2 [1S−[1R* 、2α(R* )]][2−シクロヘキ
シル−1−[テトラヒドロ−5−オキソ−2−フラニ
ル]エチル]カルバミン酸、1、1−ジメチルエチルエ
ステル(式(7))
【0039】
【化14】
【0040】DeCamp、A.E.、Kawaguc
hi、A.T.、Volante、R.P.及びShi
nkai、I.(Tet.Lett.1991、32
(16)1867−70)の修飾したやり方を使用し
た。メチル3−ヨードプロピオネート(実施例1:4
8.95g、228.76mモル)、亜鉛−銅カップル
(29.74g、457.52mモル)、無水トルエン
(450mL)及びジメチルアセトアミド(45mL)
を、室温で1時間、次に80℃で1.5時間撹拌し、そ
の間N2 雰囲気の下であった。混合物を室温に冷却し、
過剰の亜鉛−銅カップルを沈殿させた。機械的に撹拌す
るフラスコ中の無水トルエン(50mL)、乾燥CH2
CH2 (250mL)及びTi(OiPr)4 (14.
71mL、49.82mモル)の溶液を15℃に冷却
し、そしてTiCl4 (16.39mL、149.48
mモル)を滴下し(その間反応温度を25℃以下に保
つ)、TiCl3 (OiPr)の淡黄色の溶液を形成
し、それを15分間室温で撹拌し、次に−40℃に冷却
した。上記で製造したメチル3−ヨードプロピオネート
及びZn−Cuの反応からの上清をカニューラによりT
iCl3 (OiPr)を含む溶液に加え、その間反応混
合物を−20℃を超えないないようにした。添加が完了
した後、反応物を5分間−25℃で撹拌し、次に−40
℃に冷却した。CH2 CH 2 (100mL)中のt−B
OC−(S)−シクロヘキシルアラニナル(25.41
g、99.65mモル)の溶液を、反応温度を−35℃
に保持しつつ、反応物にカニューラにより添加した。添
加が完了した後、反応混合物を、16時間−20℃で激
しく撹拌した。反応を、0℃で水(500mL)次にエ
チルエーテル(500mL)を加えることにより停止し
た。混合物を15分間撹拌した。水性相を分離し、エチ
ルエーテル(500mL)により抽出した。合わせた有
機相を、水、飽和水性NaHCO3 、水及び塩水により
順次洗った。有機相を乾燥(MgSO4 )し、濾過しそ
して真空下濃縮した。濃縮物をトルエン(900mL)
及び氷AcOH(30mL)中に溶解し、そして3時間
還流加熱した。混合物を室温に冷却し、EtOAcによ
り希釈し、そして水(500mL)、飽和水性NaHC
3 、水及び塩水により順次洗った。有機相を乾燥(M
gSO4 )し、濾過しそして真空蒸発した。濃縮物のシ
リカゲルクロマトグラフィー(4:4:0−4:4:2
ヘキサン:CH2 CH2 :EtOAc勾配)により、白
色の無定形の固体として表題化合物12.65g(4
0.86mモル、41%)を得た。MS(ESI)m/
e 329(M+NH4 )+;m/e 304(M−
H)- 。 実施例 3 [1S−[1R* 、2α(R* )、4β(R* )]]
[2−シクロヘキシル−1−[テトラヒドロ−4−メチ
ル−5−オキソ−2−フラニル]エチル]カルバミン
酸、1、1−ジメチルエチルエステル(式(8))
【0041】
【化15】
【0042】乾燥THF(2.5mL)中のヘキサメチ
ルジシラジド(0.75mL、3.54mモル)の溶液
を0℃に冷却し、そしてヘキサン(1.53mL、3.
38mモル)中の2.2Mのn−BuLiを5分かけて
滴下した。添加完了後、反応を室温に加温させそして1
5分間静置した。溶液を−78℃に冷却し、そしてTH
F(5mL)中の[1S−[1R* 、2α(R* )]]
[2−シクロヘキシル−1−[テトラヒドロ−5−オキ
ソ−2−フラニル]エチル]カルバミン酸、1、1−ジ
メチルエチルエステル(0.5g、1.61mモル)
を、5分かけて滴下した。混合物を30分間−78℃で
撹拌し、そしてTHF(2mL)中の沃化メチル(0.
23g、1.61mモル)を2分かけて滴下した。添加
が完了した後、反応物を30分間−78℃で撹拌し、次
にTHF(2mL)中のプロピオン酸(0.4mL)に
より停止させた。5分間撹拌後、反応物を室温に加温さ
せ、そして15分間静置させた。水性10%クエン酸
(20mL)及びEtOAc(100mL)を添加し、
そして二相を分離した。水性相をEtOAc(60m
L)により抽出した。合わせた有機層を飽和水性NaH
CO3 、塩水により洗い、Na2 SO4 により乾燥し、
濾過し、そして真空濃縮した。濃縮物のシリカゲルクロ
マトグラフィー(4:4:0−4:4:2 ヘキサン:
CH2 CH2 :EtOAc勾配)により、白色の無定形
の固体として表題化合物(0.20g、38%)が得ら
れた。
【0043】適切な修飾をした実施例3のやり方を使用
して、種々の式(8)の化合物は、式(7)の化合物の
リチル化例えば実施例2、次に選択された求電子試薬に
よるアルキル化を経て製造できる。R3 =アルケニルの
式(8)の化合物の接触水素化は、アルキルR3 −置換
の式(8)の化合物をもたらすであろうが、実際には、
オレフィン含有の式(8)の化合物は、NHR2 4
HOAcにより開環して、式(9)の化合物が得られ、
次にオレフィン性R3 −置換基は水素化されて、式
(1)の生成物へ生成されるためのR3 =アルカニルの
式(9)の化合物を生成した。式(9)の化合物を得る
水素化配列は、表1に示される。
【0044】
【表1】
【0045】実施例 10 [1S−[1R* 、2α(R* )、4β(R* )]]
[2−シクロヘキシル−1−[テトラヒドロ−4−(1
−ヒドロキシ−1−メチルエチル)−5−オキソ−2−
フラニル]エチル]カルバミン酸、1、1−ジメチルエ
ステル
【0046】
【化16】
【0047】新しく蒸留したTHF(20mL)に、0
℃で、ジイソプロピルアミン(1.98mL、14.1
2mモル)、次にn−ブチルリチウム(5.65mL、
14.12mモル)を加えた。反応物を5分間撹拌し、
次に−78℃に冷却した。乾燥THF(5mL)中の
[1S−[1R* 、2α(R* )]][2−シクロヘキ
シル−1−[テトラヒドロ−5−オキソ−2−フラニ
ル]エチル]カルバミン酸、1、1−ジメチルエチルエ
ステル(実施例2:2.0g、6.42mモル)を、2
分かけて添加し、そして撹拌をさらに40分間続けた。
乾燥アセトン(1.04mL、14.16mL)を反応
混合物に加え、そして30分間撹拌した。反応をNH4
Clの飽和水溶液により停止した。反応混合物をEtO
Acにより抽出した。合わせた有機抽出物を、10%ク
エン酸、5%水性NaHCO3 、及び塩水により順次洗
った。有機相をNa2 SO4 により乾燥し、濾過し、そ
して真空下濃縮した。濃縮物のシリカゲルクロマトグラ
フィー(4:1 ヘキサン:EtOAc)により、表題
化合物(1.9g、80%)が得られ、それらの物理的
性質は、文献のデータ(Morisawa、Y.、Ka
taoaka、M.、Yabe、Y.、Koike、
H.、Takahagi、H.、Iijima、Y.、
Kokubu、T.、Hiwada、K.、ヨーロッパ
特許出願EP第0383635A2号)と一致した。 実施例 11 エタンジ酸、1−[5−[2−シクロヘキシル−1−
[[1、1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]
エチル]テトラヒドロ−2−オキソ−3−フラニル]−
1−メチルエチルメチルエステル[1S−[1R* 、3
β(R* )、5α(R* )]]
【0048】
【化17】
【0049】トリエチルアミン(0.98mL、7.0
mモル)、4−(N、N−ジメチルアミノ)ピリジン
(5mg)及び実施例10からの[1S−[1R* 、2
α(R * )、4β(R* )]][2−シクロヘキシル−
1−[テトラヒドロ−(1−ヒドロキシ−1メチルエチ
ル)−5−オキソ−2−フラニル]エチル]カルバミン
酸、1、1−ジメチルエステル(式(14):1.3
g、3.5mモル)を含む十分に撹拌したTHF(15
mL)の溶液に、0℃で、メチルオキザリルクロリド
(0.65mL、7.1mモル)を添加した。添加完了
後、反応物を室温に加温させ、そして撹拌しつつ3時間
静置した。溶媒を真空下除き、そして残留物をEtOA
cに溶解した。有機相を塩水により洗い、乾燥(Na2
SO4 )し、濾過しそして真空下濃縮した。濃縮物のシ
リカゲルクロマトグラフィー(4:1ヘキサン:EtO
Ac)により、表題化合物(1.44g、90%)を得
た。 実施例 12 [1S−[1R* 、2α(R* )、4β(R* )]]
[2−シクロヘキシル−1−[テトラヒドロ−4−(1
−メチルエチル)−5−オキソ−2−フラニル]エチ
ル]カルバミン酸、1、1−ジメチルエステル
【0050】
【化18】
【0051】実施例11からの生成物、即ちエタンジオ
ン酸、1−[5−[2−シクロヘキシル−1−[[1、
1−ジメチルエトキシ)カルボニル]アミノ]エチル]
テトラヒドロ−2−オキソ−3−フラニル]−メチルエ
チルメチルエステル[1S−[1R* 、3β(R* )、
5α(R* )]](式(15)、1.0g、2.2mモ
ル)を無水トルエン(10mL)に溶解し、そして11
0℃に加熱した。トリス(トリメチルシリル)シラン
(0.68mL、4.4mモル)及びアゾビス(イソブ
チロニトリル)(150mg)を含むトルエン(3.0
mL)溶液を、5時間かけて加熱された反応物に滴下し
た。添加完了後、反応物をさらに2時間還流した。溶媒
を真空下除いた。濃縮物のシリカゲルクロマトグラフィ
ー(95:5 ヘキサン:EtOAc)により、表題ラ
クトン化合物(582mg、75%)が得られた。スペ
クトルの性質は、報告された値(Nishiら、Che
m.Lett.1989、11、1993−6)と一致
し、そしてnOeの実験は、新しく発生した非対称中心
で立体化学性をさらに確認した。
【0052】実施例12のやり方を使用するが、求電子
試薬としてシクロペンタノン及び3−ペンタノンを使用
して、実施例13及び14の化合物を得る。 実施例 13 [1S−[1R* 、2α(R* )、4β(R* )]]
[2−シクロヘキシル−1−[テトラヒドロ−4−シク
ロペンチル−5−オキソ−2−フラニル]エチル]カル
バミン酸、1、1−ジメチルエステル
【0053】
【化19】
【0054】実施例 14 [1S−[1R* 、2α(R* )、4β(R* )]]
[2−シクロヘキシル−4−(1−エチルプロピル)−
1−[テトラヒドロ−5−オキソ−2−フラニル]エチ
ル]カルバミン酸、1、1−ジメチルエステル
【0055】
【化20】
【0056】実施例 15 5−[2−[(ブチルアミノ)カルボニル]−3−メチ
ル−1−ブテニル]−4−(シクロヘキシルメチル)−
2、2−ジメチル−3−オキサゾリジンカルボン酸、
1、1−ジメチルエチルエステル(式(10))
【0057】
【化21】
【0058】Poss、M.A.及びReid、J.
A.(Tet.Lett.1992、33(11)、1
411−14)のやり方を使用した。ヘキサン中のトリ
メチルアルミニウム(1.25mL、2.5mモル)の
2.0M溶液を、室温で、ブチルアミン(0.25m
L、2.5mモル)を含む1、2−ジクロロエタン
(1.25mL)溶液に添加し、1時間撹拌した。5−
[2−[(エトキシ)カルボニル]−3−メチル−1−
ブテニル]−4−(シクロヘキシルメチル)−2、2−
ジメチル−3−オキサゾリジンカルボン酸、1、1−ジ
メチルエチルエステル(424mg、1.0mモル)を
含む1、2−ジクロロエタン(1.25mL)溶液を、
前記で製造された反応物に加え、そして16時間70℃
で加熱した。反応物を0℃に冷却し、CHCl3 により
希釈し、そして1N Hclにより処理した。有機相を
分離し、そして水性相をCHCl3 (2×)により抽出
した。合わせた有機抽出物を乾燥(Na2 SO4 )し、
MgSO4 を通して濾過し、そして真空下濃縮した。濃
縮物のシリカゲルクロマトグラフィー(5:1 ヘキサ
ン:Et2 O)により、表題化合物(408mg、88
%)を得た。MS(ESI)m/e463(M−
H)- 。 実施例 16 5−[2−[(ブチルアミノ)カルボニル]−3−メチ
ルブチル]−4−(シクロヘキシルメチル)−2、2−
ジメチル−3−オキサゾリジンカルボン酸、1、1−ジ
メチルエチルエステル(式(11))
【0059】
【化22】
【0060】5−[2−[(ブチルアミノ)カルボニ
ル]−3−メチル−1−ブテニル]−4−(シクロヘキ
シルメチル)−2、2−ジメチル−3−オキサゾリジン
カルボン酸、1、1−ジメチルエチルエステル(236
mg、0.51mモル)及びアルミナ上のロジウム(2
4mg、10重量%、5%Rh含量)を含むTHF
(2.03mL)溶液を、16時間水素雰囲気下におい
た。THF(2.03mL)中のアルミナ上ロジウム
(24mg)をさらに添加し、反応を6時間H2雰囲気
下続けた。混合物をCHCl3 により希釈し、濾過し、
そして真空下濃縮した。濃縮物のシリカゲルクロマトグ
ラフィー(3:1−3:2 ヘキサン:Et2 O勾配)
により、表題化合物(171mg、70%)を得た。M
S(ESI)m/e465(M−H)- 、MS(ES
I)m/e467(M+H)+ 。 実施例 17 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−δ−アミノ−
N−ブチル−γ−ヒドロキシ−α−(1−メチルエチ
ル)シクロヘキサンヘキサンアミド塩酸塩(式(9))
【0061】
【化23】
【0062】5−[2−[(ブチルアミノ)カルボニ
ル]−3−メチルブチル]−4−(シクロヘキシルメチ
ル)−2、2−ジメチル−3−オキサゾリジンカルボン
酸、1、1−ジメチルエチルエステル(171mg、
0.366mモル)を、0℃で、Hcl/ジオキサン溶
液(1.37mL、4N HCl)に溶解し、そして2
時間静置させた。溶液を真空下濃縮した。濃縮物のシリ
カゲルクロマトグラフィー(35:5:0.1 CH2
CH2 :MeOH:NH4 OH)により、遊離塩基とし
て表題化合物(88.5mg、74%)が得られ、それ
は、次に塩酸塩に転換された。遊離塩基は、MeOH
(10mL)に溶解され、そして1時間1NHcl
(0.27mL)により処理された。反応物を真空下濃
縮し、水により希釈し、濾過し、そして凍結乾燥して表
題化合物(72mg、54%)を得た。 実施例 18 δ−アミノ−N−ブチル−γ−ヒドロキシ−α−メチル
−シクロヘキサンヘキサンアミド(式(9)) A.[1S−(1R* 、2R* 、4R* )][5−(ブ
チルアミノ)−1−(シクロヘキシルメチル)−2−ヒ
ドロキシ−4−メチル−5−オキソペンチル]カルバミ
ン酸、1、1−ジメチルエチルエステル
【0063】
【化24】
【0064】n−BuNH2(5.78mL、58.4
6mモル)中の[1S−[1R* 、2α(R* )、4β
(R* )]][2−シクロヘキシル−1−[テトラヒド
ロ−4−メチル−5−オキソ−2−フラニル]エチル]
カルバミン酸、1、1−ジメチルエチルエステル(0.
20g、0.62mモル)の溶液に、氷酢酸(1.10
mL)を加え、1.5時間還流加熱した。反応混合物を
室温に冷却し、そしてCH2 CH2 及び10%水性K2
CO3 により希釈した。有機層を、水、塩水により洗
い、乾燥(MgSO4 )し、濾過しそして真空下濃縮し
た。濃縮物の(95:5:0.5 CH2 Cl2 :Me
OH:NH4 OH)により、表題化合物(0.23g、
93%)を得た。 B.[αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−δ−アミ
ノ−N−ブチル−γ−ヒドロキシ−α−メチル−シクロ
ヘキサンヘキサンアミド(式(9))
【0065】
【化25】
【0066】ジオキサン(5mL)中のAからの生成物
即ち[1S−(1R* 、2R* 、4R* )][5−(ブ
チルアミノ)−1−(シクロヘキシルメチル)−2−ヒ
ドロキシ−4−メチル−5−オキソペンチル]カルバミ
ン酸、1、1−ジメチルエチルエステル(0.23g、
0.58mモル)の溶液に、0℃で、HCl(g)によ
り飽和したジオキサン溶液(15mL)を添加し、2時
間静置し、次に16時間室温に加温した。反応物を濃N
4 OHの滴下により塩基性(pH=8)にされ、次に
CH2 CH2 により抽出した。有機層を水洗し、乾燥
(Na2 CO3 )し、濾過しそして真空下濃縮した。濃
縮物のシリカゲルクロマトグラフィー(90:10:1
CH2 Cl2 :MeOH:NH4 OH)により表題化
合物(0.20g、98%)を得た。 B.式(1)の生成物の合成 実施例 19 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−N−ブチル−
γ−ヒドロキシ−α−メチル−δ−[(4−メチルペン
チル)アミノ]シクロヘキサンヘキサンアミド塩酸塩
【0067】
【化26】
【0068】CH2 Cl2 (3mL)中の[αS−(α
* 、γR* 、δR* )]−δ−アミノ−N−ブチル−
γ−ヒドロキシ−α−メチル−シクロヘキサンヘキサン
アミド(式(9)、0.17g、0.57mモル)及び
4−メチルバレルアルデヒド(0.063g、0.63
mモル)の溶液に、NaBH(OAc)3 (0.181
g、0.63mモル)及び氷酢酸(0.05mL)を加
えた。混合物を室温で16時間撹拌した。反応物を飽和
NaHCO3 の添加により塩基性(pH=8)にし、C
2 Cl2 により抽出した。有機抽出物を塩水により洗
い、乾燥(Na 2 SO4 )し、濾過しそして真空下濃縮
した。濃縮物のシリカゲルクロマトグラフィー(19:
19:1:0.05 CHCl3 :Et2 O:MeO
H:NH4OH)により、遊離アミン(0.128g、
59%)が得られ、それを1.5Nエタノール性HCl
(0.3mL)の添加により塩酸塩に転換された。真空
下の溶媒の除去により、無定形の白色の固体として表題
化合物(0.128g、59%)が得られた。mp65
℃。
【0069】1HMR(DMSOd6 )d0.86
(d、j=7.2、12H)、1.1(d、j=6.
9、3H)、1.15−1.17(q、j=7.3、5
H)、1.23−1.30(m、10H)、1.42−
1.7(m、11H)、2.47(s、3H)、2.5
6(bs、1H)、2.83(bd、j=6.75、3
H)、2.94−3.07(m、2H)、3.32
(s、3H)、3.40(bs、1H)、5.67
(d、j=6、1H)、8.03(bt、j=5.5、
2H)、8.3(bs、1H)。MS(ESI)m/e
383(MH)+。 C23462 2 、1、1、1HCl、0.2H2 O:
C、65.36;H、11.30;N、6.63。 実測値:C、65.56;H、11.68;N、6.2
5。 実施例 20 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−N−ブチル−
γ−ヒドロキシ−α−(1−メチルエチル)−δ−
[(4−メチルペンチル)アミノ]シクロヘキサンヘキ
サンアミド塩酸塩
【0070】
【化27】
【0071】[αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−
δ−アミノ−N−ブチル−γ−ヒドロキシ−α−(1−
メチルエチル)−シクロヘキサンヘキサンアミド(式
(9)、152mg、0.328mモル)、酢酸ナトリ
ウム(27mg、0.328mモル)及び4−メチルペ
ンタナル(36mg、0.36mモル)を、MeOH
(3.2mL)に溶解した。水素化シアノ硼素ナトリウ
ム(20.6mg、0.328mモル)を添加し、そし
て反応物を0℃に冷却した。酢酸(0.57mL、1
0.0mモル)を滴下した。添加完了後、反応物を3時
間かけて室温に加温させた。追加の酢酸(0.3mL)
を加え、反応を30分間続けた。反応物を、1N HC
lの添加によりpH 1にし、そして1時間撹拌を続け
た。水(10mL)を添加し、そして反応物を固体Na
HCO3 の添加により中和した。水性相をCHCl
3 (3×15mL)により抽出した。合わせた有機抽出
物を乾燥(MgSO4 )し、濾過し、そして真空下濃縮
した。濃縮物のシリカゲルクロマトグラフィー(97.
5:2.5:0.2−96:4:0.2 CH2
2 :MeOH:NH4 OH勾配)により、遊離アミン
(76mg、56%)が得られ、それは、1N HCl
(0.185mL)によるアミンのMeOH(5mL)
溶液の処理により塩酸塩に転換された。溶媒を真空下除
き、そして残留物を水(20mL)及びEtOH(2m
L)に溶解した。濾過及び凍結乾燥により、白色の固体
として表題化合物(84mg、56%)を得た。mp7
4−76℃;IR(KBr):3424、2960、2
854、1638、1450、1388、1168、1
020cm-1;MS(ES)411(M+H)+
【0072】多数の追加の式(1)の生成物は、式
(8)の中間体と一級アミンとを反応させ(実施例18
Aにおけるように)、次に5−ブトキシカルボニル保護
基を除いて(実施例18Bにおけるように)式(9)の
中間体を得ることにより製造された。これらの式(9)
の化合物は、次に適切なアルデヒドにより還元的アミノ
化されて式(1)の化合物が得られた。 実施例 21 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−N−ブチル−
γ−ヒドロキシ−α−(2−メチル−2−プロペニル)
−δ−[(4−メチルペンチル)アミノ]シクロヘキサ
ンヘキサンアミド塩酸塩
【0073】
【化28】
【0074】実施例4の生成物とブチルアミンとの反
応、次に4−メチル−バレルアルデヒドとの反応により
製造。 収率=45%;油状;IR(KBr):3276、30
74、1644、1554、1466、1378、11
50、1058cm-1;MS(ES)423(M+H)
+ 。実施例 22 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−N−ブチル−
γ−ヒドロキシ−δ−[(4−メチルペンチル)アミ
ノ]−α−(2−メチルプロピル)シクロヘキサンヘキ
サンアミド塩酸塩
【0075】
【化29】
【0076】実施例21と同じやり方で実施例5の生成
物の反応により製造された。 収率=56%;mp78−80℃;IR(KBr):3
278、2870、1782、1640、1468、1
386、1308、1228、1060、964c
-1;MS(ES)425(M+H)+ 。 実施例 23 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−N−ブチル−
γ−ヒドロキシ−δ−[(4−メチルペンチル)アミ
ノ]−α−(2−プロペニル)シクロヘキサンヘキサン
アミド塩酸塩
【0077】
【化30】
【0078】実施例21におけるように製造されたが、
実施例6の生成物から出発。 収率=55%;油状;IR(KBr):3276、30
76、1642、1554、1466、1386、13
68、1254、1150、994cm-1;MS(E
S)409(M+H)+ 。 実施例 24 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−N−ブチル−
γ−ヒドロキシ−δ−[(4−メチルペンチル)アミ
ノ]−α−(2−プロピル)シクロヘキサンヘキサンア
ミド塩酸塩
【0079】
【化31】
【0080】実施例7の生成物から出発して実施例21
に従って製造。 収率=53%;油状;IR(KBr):3276、28
72、1640、1554、1466、1450、13
86、1298、1152、1046、752cm-1
MS(ES)411(M+H)+ 。 実施例 25 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−N−ブチル−
γ−ヒドロキシ−δ−[(4−メチルペンチル)アミ
ノ]−α−(フェニルメチル)シクロヘキサンヘキサン
アミド塩酸塩
【0081】
【化32】
【0082】実施例8の生成物から出発して実施例21
に従って製造。 収率=51%;mp67℃;IR(KBr):329
2、2958、2928、2854、1640、145
0cm-1;MS(ES)459(M+H)+ 。 実施例 26 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−N−ブチル−
α−(シクロヘキシルメチル)−γ−ヒドロキシ−δ−
[(4−メチルペンチル)アミノ]シクロヘキサンヘキ
サンアミド塩酸塩
【0083】
【化33】
【0084】収率=38%;mp86℃;IR(KB
r):3300、2956、2926、2852、16
40、1448cm-1;MS(ES)465(M+H)
+ 。 実施例 27 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−α−(シクロ
ヘキシルメチル)−N−(シクロプロピルメチル)−γ
−ヒドロキシ−δ−[(4−メチルペンチル)アミノ]
シクロヘキサンヘキサンアミド塩酸塩
【0085】
【化34】
【0086】実施例21におけるように、実施例12の
生成物とシクロプロピルメチルアミン次に4−メチルバ
レルアルデヒドとの反応により製造。 収率=60%;mp74−76℃;IR(KBr)cm
-1;MS(ES)409(M+H)+ 。 実施例 28 [αS−(αR* 、γR* 、δR* 、N−(1
* ))]−γ−ヒドロキシ−α−(1−メチルエチ
ル)−δ−[(4−メチルペンチル)アミノ]−N−
(1−フェニルエチル)シクロヘキサンヘキサンアミド
塩酸塩
【0087】
【化35】
【0088】実施例27におけるように、実施例12の
生成物は、先ずα(R)−メチルベンゼンメタンアミン
そして次に4−メチルバレルアルデヒドと反応する。 収率=58%;油状;IR(KBr)3280、303
0、1640、1544、1494、1386、128
0、1170、1062cm-1;MS(ES)459
(M+H)+ 。 実施例 29 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−γ−ヒドロキ
シ−α−(1−メチルエチル)−δ−[(4−メチルペ
ンチル)アミノ]−N−(2−フェニルエチル)シクロ
ヘキサンヘキサンアミド塩酸塩
【0089】
【化36】
【0090】実施例12の生成物をベンゼンエタンアミ
ン及び4−メチルバレルアルデヒドにより処理すること
により製造。 収率=50%;mp64−65℃; IR(KBr)3
294、3064、1638、1548、1498、1
468、1388、1060cm-1;MS(ES)45
9(M+H)+ 。 実施例 30 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−γ−ヒドロキ
シ−α−(1−メチルエチル)−δ−[(4−メチルペ
ンチル)アミノ]−N−(2−メチルプロピル)シクロ
ヘキサンヘキサンアミド塩酸塩
【0091】
【化37】
【0092】実施例12の生成物と2−メチルプロパン
アミン及び4−メチルバレルアルデヒドとを反応させる
ことにより製造。 収率=60%;mp80−82℃;IR(KBr)32
96、2958、1640、1552、1468、13
68、1310、1062cm-1;MS(ES)411
(M+H)+ 。 実施例 31 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−N−(2、2
−ジメチルプロピル)−γ−ヒドロキシ−α−(1−メ
チルエチル)−δ−[(4−メチルペンチル)アミノ]
シクロヘキサンヘキサンアミド塩酸塩
【0093】
【化38】
【0094】実施例12の生成物、2、2−ジメチルプ
ロパンアミン及び4−メチルバレルアルデヒドから製
造。 収率=59%;mp95−97℃;IR(KBr)38
52、2962、1688、1636、1558、14
74、1390、1254、1126、1022c
-1;MS(ES)441(M+H)+ 。 実施例 32 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−γ−ヒドロキ
シ−α−(1−メチルエチル)−δ−[(4−メチルペ
ンチル)アミノ]−N−[3−(メチルチオ)プロピ
ル]シクロヘキサンヘキサンアミド塩酸塩
【0095】
【化39】
【0096】実施例12の生成物、3−(メチルチオ)
プロパンアミン及び4−メチルバレルアルデヒドから製
造。 収率=32%;mp57℃;IR(KBr)3278、
2958、2926、2870、2852、1640c
-1;MS(ES)443(M+H)+ 。 実施例 33 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−N−ブチル−
γ−ヒドロキシ−α−(1−メチルエチル)−δ−
[(3−メチルペンチル)アミノ]シクロヘキサンヘキ
サンアミド塩酸塩
【0097】
【化40】
【0098】実施例12の生成物、ブチルアミン及び3
−メチルペンタナルから製造。 収率=59%;mp67℃;IR(KBr)3286、
2960、2928、2874、2856、1638c
-1;MS(ES)411(M+H)+ 。 実施例 34 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−N−ブチル−
γ−ヒドロキシ−α−(1−メチルエチル)−δ−
[(5−メチルヘキシル)アミノ]シクロヘキサンヘキ
サンアミド塩酸塩
【0099】
【化41】
【0100】実施例12の生成物、ブチルアミン及び5
−メチルヘキサナルから製造。 収率=62%;mp68℃;IR(KBr)3280、
2928、2870、2854、1636、1466c
-1;MS(ES)425(M+H)+ 。 実施例 35 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−N−ブチル−
γ−ヒドロキシ−δ−[(3−メチルブチル)アミノ]
−α−(1−メチルエチル)シクロヘキサンヘキサンア
ミド塩酸塩
【0101】
【化42】
【0102】実施例12の生成物、ブチルアミン及び3
−メチルブタナルから製造。 収率=52%;mp95℃;IR(KBr)3296、
2960、2928、2874、2854、1638c
-1;MS(ES)397(M+H)+ 。 実施例 36 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−N−ブチル−
γ−ヒドロキシ−α−(1−メチルエチル)−δ−
[[(3−メチルフェニル)メチル]アミノ]シクロヘ
キサンヘキサンアミド塩酸塩
【0103】
【化43】
【0104】実施例12の生成物、ブチルアミン及び3
−メチルベンゼンカルボキシアルデヒドから製造。 収率=60%;mp136℃;IR(KBr)329
6、2960、2926、2872、2854、163
8cm-1;MS(ES)431(M+H)+ 。 実施例 37 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−N−ブチル−
γ−ヒドロキシ−δ−[[(3−メトキシフェニル)メ
チル]アミノ]−α−(1−メチルエチル)シクロヘキ
サンヘキサンアミド塩酸塩
【0105】
【化44】
【0106】実施例12の生成物、ブチルアミン及び3
−メトキシベンズアルデヒドから製造。 収率=76%;mp110℃;IR(KBr)330
0、2960、2928、2854、1638、126
8cm-1;MS(ES)447(M+H)+ 。 実施例 38 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−N−ブチル−
γ−ヒドロキシ−α−(1−メチルエチル)−δ−
[[(2−ナフチル)メチル]アミノ]シクロヘキサン
ヘキサンアミド塩酸塩
【0107】
【化45】
【0108】実施例12の生成物、ブチルアミン及び2
−ナフタレンカルボキシアルデヒドから製造。 収率=48%;mp110℃;IR(KBr)329
6、2958、2926、2872、2852、163
8cm-1;MS(ES)467(M+H)+ 。 実施例 39 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−N−ブチル−
γ−ヒドロキシ−δ−[2−(1−メチルエトキシ)エ
チル]アミノ]−α−(1−メチルエチル)シクロヘキ
サンヘキサンアミド塩酸塩
【0109】
【化46】
【0110】実施例12の生成物、ブチルアミン及び2
−(1−メチルエトキシ)エタナルから製造。 収率=53%;mpガラス状;IR(KBr)328
2、2960、2928、2872、2856、164
0cm-1;MS(ES)413(M+H)+ 。 実施例 40 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−γ−ヒドロキ
シ−δ−[(4−メチルシクロヘキシル)アミノ]−α
−(1−メチルエチル)−N−(2−メチルプロピル)
シクロヘキサンヘキサンアミド
【0111】
【化47】
【0112】[αR−(αR* 、γR* 、δS* )]−
δ−アミノ−γ−ヒドロキシ−α−(1−メチルエチ
ル)−N−(2−メチルプロピル)シクロヘキサンヘキ
サンアミド(50mg、0.153mモル)及び4−メ
チルシクロヘキサノン(19mg、0.169mモル)
をベンゼン(10mL)に溶解した。Ti(iPrO)
4 (65mg、0.23mモル)を添加し、そして混合
物を24時間N2 下に還流した。混合物を冷却し、10
mLのEtOHにより希釈し、そしてNaBH4(12
mg、0.307mモル)を加えた。混合物を次に10
時間還流加熱した。水(1mL)を加え、溶媒を真空下
除いた。残留物をCH2 Cl2 により溶解し、そして希
釈Na2 CO3 及び塩水により順次洗浄した。有機相を
Na2 SO 4 により乾燥し、濾過し、そして真空下濃縮
した。濃縮物のシリカゲルクロマトグラフィー(1:
0:0−9:1:0.1 CH2 Cl2 :MeOH:N
4 OH勾配)により、表題化合物(19mg、29
%)を得た。mp119℃。
【0113】IR(KBr)3338、2958、29
24、2870、2850、1644cm-1;MS(E
S)422(M+H)+ 。実施例40のやり方と同様に
して、以下の化合物を製造した。 実施例 41 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−γ−ヒドロキ
シ−δ−[(1、4−ジメチルペンチル)アミノ]−α
−(1−メチルエチル)−N−(2−メチルプロピル)
シクロヘキサンヘキサンアミド塩酸塩
【0114】
【化48】
【0115】5−メチル−2−ヘキサノン及び[αR−
(αR* 、γR* 、δS* )]−δ−アミノ−γ−ヒド
ロキシ−α−(1−メチルエチル)−N−(2−メチル
プロピル)シクロヘキサンヘキサンアミドから製造。 収率=38%;mp192℃;IR(KBr)332
8、2960、2928、2872、2854、164
0cm-1;MS(ES)424(M+H)+ 。 実施例 42 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−γ−ヒドロキ
シ−δ−[(3−メチルシクロヘキシル)アミノ]−α
−(1−メチルエチル)−N−(2−メチルプロピル)
シクロヘキサンヘキサンアミド
【0116】
【化49】
【0117】3−メチルシクロヘキサノン及び[αR−
(αR* 、γR* 、δS* )]−δ−アミノ−γ−ヒド
ロキシ−α−(1−メチルエチル)−N−(2−メチル
プロピル)シクロヘキサンヘキサンアミドから製造。 収率=33%;mp192℃;IR(KBr)331
0、2958、2928、2870、2854、164
0cm-1;MS(ES)422(M+H)+ 。 実施例 43 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−γ−ヒドロキ
シ−δ−[(3−メチルシクロペンチル)アミノ]−α
−(1−メチルエチル)−N−(2−メチルプロピル)
シクロヘキサンヘキサンアミド
【0118】
【化50】
【0119】3−メチルシクロヘキサノン及び[αR−
(αR* 、γR* 、δS* )]−δ−アミノ−γ−ヒド
ロキシ−α−(1−メチルエチル)−N−(2−メチル
プロピル)シクロヘキサンヘキサンアミドから製造。 収率=33%;mp192℃;IR(KBr)331
0、2958、2928、2870、2854、164
0cm-1;MS(ES)422(M+H)+ 。 実施例 44 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−N−ブチル−
γ−ヒドロキシ−α−(1−メチルエチル)−δ−
[[4−(1−メチルエチル)シクロヘキシル]アミ
ノ]シクロヘキサンヘキサンアミド塩酸塩
【0120】
【化51】
【0121】4−(1−メチルエチル)シクロヘキサノ
ン及び[αR−(αR* 、γR* 、δS* )]−δ−ア
ミノ−N−ブチル−γ−ヒドロキシ−α−(1−メチル
エチル)シクロヘキサンヘキサンアミドから製造。 収率=38%;mp69℃;IR(KBr)3286、
2958、2928、2870、1636、1450c
-1;MS(ES)450(M+H)+
【0122】以下の化合物は、アルデヒドによるアミノ
アルコールの還元的アミノ化(例えば実施例19のNa
(OAc)3 BH方法)により製造された。 実施例 45 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−N−ブチル−
γ−ヒドロキシ−α−(1−メチルエチル)−δ−(ペ
ンチルアミノ)シクロヘキサンヘキサンアミド塩酸塩
【0123】
【化52】
【0124】ペンタナルワンディス(wandith)
[αR−(αR* 、γR* 、δS*)]−δ−アミノ−
N−ブチル−γ−ヒドロキシ−α−(1−メチルエチ
ル)シクロヘキサンヘキサンアミドから製造。 収率=46%;mp油状;IR(KBr)3284、2
960、2928、2872、2856、1638cm
-1;MS(ES)396(M+H)+ 。 実施例 46 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−N−ブチル−
δ−[(3−シクロプロピル)プロピル]アミノ−γ−
ヒドロキシ−α−(1−メチルエチル)シクロヘキサン
ヘキサンアミド塩酸塩
【0125】
【化53】
【0126】シクロプロピルプロパナル及び[αR−
(αR* 、γR* 、δS* )]−δ−アミノ−N−ブチ
ル−γ−ヒドロキシ−α−(1−メチルエチル)シクロ
ヘキサンヘキサンアミドから製造。 収率=38%;mpガラス状;IR(KBr)328
4、2960、2928、2872、2854、163
8cm-1;MS(ES)408(M+H)+ 。 実施例 47 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−N−ブチル−
δ−[(3−シクロペンチル)プロピル]アミノ−γ−
ヒドロキシ−α−(1−メチルエチル)シクロヘキサン
ヘキサンアミド塩酸塩
【0127】
【化54】
【0128】シクロペンチルプロパナル及び[αR−
(αR* 、γR* 、δS* )]−δ−アミノ−N−ブチ
ル−γ−ヒドロキシ−α−(1−メチルエチル)シクロ
ヘキサ ンヘキサンアミドから製造。 収率=64%;mpガラス状;IR(KBr)328
6、2956、2928、2856、1638、155
2cm-1;MS(ES)436(M+H)+ 。 実施例 48 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−N−ブチル−
δ−[(3−シクロヘキシル)エチル]アミノ−γ−ヒ
ドロキシ−α−(1−メチルエチル)シクロヘキサンヘ
キサンアミド塩酸塩
【0129】
【化55】
【0130】シクロヘキシルエタナル及び[αR−(α
* 、γR* 、δS* )]−δ−アミノ−N−ブチル−
γ−ヒドロキシ−α−(1−メチルエチル)シクロヘキ
サンヘキサンアミドから製造。 収率=53%;mp69℃;IR(KBr)3294、
2960、2926、2852、1638、1448c
-1;MS(ES)436(M+H)+ 。 実施例 49 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−γ−ヒドロキ
シ−α−(1−メチルエチル)−δ−[(4−メチル−
3−ペンテニル)アミノ]−N−(2−メチルプロピ
ル)シクロヘキサンヘキサンアミド塩酸塩
【0131】
【化56】
【0132】この化合物は、5−ブロモ−2−メチル−
2−ペンテンによる[αR−(αR * 、γR* 、δ
* )]−δ−アミノ−γ−ヒドロキシ−α−(1−メ
チルエチル)−N−(2−メチルプロピル)シクロヘキ
サンヘキサンアミドのアルキル化により製造された。
[αR−(αR* 、γR* 、δS* )]−δ−アミノ−
γ−ヒドロキシ−α−(1−メチルエチル)−N−(2
−メチルプロピル)シクロヘキサンヘキサンアミド(8
0mg、0.245mモル)、5−ブロモ−2−メチル
−2−ペンテン(44mg、0.27mモル)及びK2
CO3 (250mg)をアセトニトリル(10mL)に
溶解し、室温で24時間撹拌し、次に8時間N2 下還流
加熱した。溶媒を真空下除いた。残留物をCH2 Cl2
に溶解し、水洗した。有機相をNa2 SO4 により乾燥
し、濾過し、そして真空下濃縮した。濃縮物のシリカゲ
ルクロマトグラフィー(1:0:0−95:5:0.5
CH2 Cl2 :MeOH:NH4 OH勾配)により、
ワックスとして表題化合物(42mg、42%)を得
た。
【0133】収率=42%;mpワックス状固体;IR
(KBr)3324、2958、2924、2870、
2852、1642cm-1;MS(ES)408(M+
H) + 。 実施例 50 培養中の細胞によりなされるβ−APの生成及び検出 β−APPの野生タイプ及び変異の形を含む構築物(c
onstruct)を安定に発現するトランスフェクト
されたH4(ヒトグリオーム)の使用は、β−AP生成
の阻害剤を同定するのに用いられている。β−APPの
スウェーデン変種は、野生タイプより5−7倍β−AP
を生成し、その増大したシグナルのために代表的に使用
される。この結果は、Haassら(1992)及びS
hojiら(1992)により既に記述された培養中の
細胞からの35S−メチオニン放射能ラベルβ−APに
関する調製培地の免疫沈降のような標準の技術により、
又はSeubertら(1992)により立証されたよ
うな酵素結合イムノソルベント検定法(ELISA)に
より非放射能的に示すことができる。捕獲抗体は、概し
てマウスモノクローナル(IgG1/kβ−APPa)
である。抗体は、β−APのカルボキシル末端エピトー
プを認識する。捕獲抗体の特異性は、β−APとアミノ
酸配列(β−AP1−16)と同じくする他の分泌され
たβ−APPフラグメントとの干渉なしに、β−APの
測定を確実にする。検出抗体は、概してβ−APのアミ
ノ末端に特異的なアフィニティーにより精製されたウサ
ギのポリクローナル抗体である。細胞に基づく検定で
は、H4細胞からの調製された培地は、存在するβ−A
Pの量に関するELISAによりテストされる。細胞に
基づく検定は、β−AP生成を阻害する化合物を同定す
るのに使用できる。検定は、β−セクレターゼ及び/又
はγ−セクレターゼ開裂部位における開裂を阻害し、さ
らにβ−APの生成及び/又は放出と干渉する総ての剤
を検出する剤を検出しなければならない。
【0134】代表的なELISAに基づく検定は、96
穴のフォーマットにおける分泌されたβ−APの迅速な
検出に十分な密度でのトランスフェクトされた細胞の平
板培養(特別な安定な細胞集団について実験的に予め決
定される)を必要とする。細胞は、テスト化合物の導入
前少なくとも6時間平板培養され、そのとき、成長培地
は、テストされるべき剤を含む新鮮な培地により置換さ
れる。テスト剤は、概して、合成化合物、細菌性又はか
び性の発酵抽出物からの二次代謝物、又は植物或いは海
産サンプルからの抽出物からなる。総ての合成剤は、1
0−100μMに及ぶ投与量で、又は抽出物の場合、細
胞毒性を最小にするのに十分な希釈度で最初スクリーニ
ングされる。テスト剤による細胞のインキュベーション
は、約16時間続けられ、そのとき、それぞれのサンプ
ルからの等量の培地を取り出し、そしてβ−APの定量
のための既に調製したELISAプレート中に入れる。
ELISAは、他の人(Haassら、1992;Ha
wlow及びLane、1988)により記述されたや
り方で実施され、そしてβ−APシグナルは定量され
る。結果は、既知の量のβ−APが標準の濃度曲線を構
築するために添加されたサンプル及び模擬的に処理され
た細胞集団との比較並びに成長後ELISAプレートの
分析により得られる。正に作用する化合物は、最初にテ
ストされた濃度で少なくとも50%コントロールサンプ
ルに関してβ−APを阻害するものであり、そして細胞
毒性を示さない。もし化合物が活性であることが分かっ
たならば、投与量依存の実験が行われて、β−APの生
成の阻害を引き出すのに必要な化合物の最低投与量を決
定する。
【0135】
【表2】
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の一般的な工程を説明する。
【図2】本発明の式(5)のキラル化合物の生成を示
す。
【図3】本発明のキラル中間体からキラル化合物への他
の経路を示す。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 デビッド ダブリュー スミス アメリカ合衆国コネチカット州 06443 マジソン ベックマン プレイス 29 (72)発明者 マイケル エイ ポス アメリカ合衆国ニュージャージー州 08648 ローレンスビル バレリー レー ン 15 (72)発明者 プラサド チャターベデュラ アメリカ合衆国コネチカット州 06410 チエシャー ランカスター ウエー 190 (72)発明者 チャールス ピー スローン アメリカ合衆国コネチカット州 06492 ウォーリングフォード ワード ストリー ト 419

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】式 【化1】 (式中、R1 は、C4-8 アルキル、C4-8 アルケニル、
    1-4 アルコキシ−C1- 4 アルカンジル、R5 −置換C
    3-6 シクロアルキル、R5 −置換C3-6 シクロアルキル
    −低級−アルカンジル、及びAr−(CH2 n −(但
    し、Arは 【化2】 及び 【化3】 であり、R5 は水素、低級(C1-6 )アルキル、及び低
    級アルコキシであり、そしてnは1−4である)であ
    り、R2 は、独立して水素及びメチルから選ばれ、R3
    は、低級アルキル、C3-6 シクロアルキル、C3-6 シク
    ロアルキル−低級−アルカンジル、C3-6 アルケニル、
    及びAr−(CH2 n −であり、そしてR4 は、
    3 、低級アルキル−チオ−低級アルキル及び 【化4】 (但し、R6 は低級アルキルである)から選ばれる)の
    化合物及びその製薬上許容できる酸付加塩及び水和物。
  2. 【請求項2】式 【化5】 の立体化学構造を有する式(1)の化合物。
  3. 【請求項3】 R1 はC4-8 アルキル、又はR5 −置換
    3-6 シクロアルキルアルカンジルであり、R2 は水素
    であり、そしてR3 は低級アルキルである請求項1の化
    合物。
  4. 【請求項4】 R1 はC4-8 アルキル、又はR5 −置換
    3-6 シクロアルキルアルカンジルであり、R2 は水素
    であり、そしてR3 は低級アルキルである請求項2の化
    合物。
  5. 【請求項5】 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]
    −N−ブチル−γ−ヒドロキシ−α−(1−メチルエチ
    ル)−δ−[(4−メチルペンチル)アミノ]シクロヘ
    キサンヘキサンアミド、[αS−(αR* 、γR* 、δ
    * )]−N−ブチル−γ−ヒドロキシ−δ−[(4−
    メチルペンチル)アミノ]−α−(2−メチルプロピ
    ル)シクロヘキサンヘキサンアミド、[αS−(α
    * 、γR* 、δR* )]−N−ブチル−γ−ヒドロキ
    シ−δ−[(4−メチルペンチル)アミノ]−α−(2
    −プロピル)シクロヘキサンヘキサンアミド、[αS−
    (αR* 、γR* 、δR* )]−α−(シクロヘキシル
    メチル)−N−(シクロプロピルメチル)−γ−ヒドロ
    キシ−δ−[(4−メチルペンチル)アミノ]シクロヘ
    キサンヘキサンアミド、[αS−(αR* 、γR* 、δ
    * 、N−(1S* ))]−γ−ヒドロキシ−α−(1
    −メチルペンチル)−δ−[(4−メチルペンチル)ア
    ミノ]−N−(1−フェニルエチル)シクロヘキサンヘ
    キサンアミド、[αS−(αR* 、γR* 、δR* )]
    −γ−ヒドロキシ−α−(1−メチルエチル)−δ−
    [(4−メチルペンチル)アミノ]−N−(2−フェニ
    ルエチル)シクロヘキサンヘキサンアミド、[αS−
    (αR* 、γR* 、δR* )]−γ−ヒドロキシ−α−
    (1−メチルエチル)−δ−[(4−メチルペンチル)
    アミノ]−N−(2−メチルプロピル)シクロヘキサン
    ヘキサンアミド、[αS−(αR* 、γR* 、δ
    * )]−N−(2、2−ジメチルプロピル)−γ−ヒ
    ドロキシ−α−(1−メチルエチル)−δ−[(4−メ
    チルペンチル)アミノ]シクロヘキサンヘキサンアミ
    ド、[αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−γ−ヒド
    ロキシ−α−(1−メチルエチル)−δ−[(4−メチ
    ルペンチル)アミノ]−N−[3−(メチルチオ)プロ
    ピル]シクロヘキサンヘキサンアミド、[αS−(αR
    * 、γR* 、δR* )]−N−ブチル−γ−ヒドロキシ
    −α−(1−メチルエチル)−δ−[(3−メチルペン
    チル)アミノ]シクロヘキサンヘキサンアミド、[αS
    −(αR* 、γR* 、δR* )]−N−ブチル−γ−ヒ
    ドロキシ−α−(1−メチルエチル)−δ−[(5−メ
    チルヘキシル)アミノ]シクロヘキサンヘキサンアミ
    ド、[αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−N−ブチ
    ル−γ−ヒドロキシ−δ−[(3−メチルブチル)アミ
    ノ]−α−(1−メチルエチル)シクロヘキサンヘキサ
    ンアミド、[αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−γ
    −ヒドロキシ−δ−[(4−メチルシクロヘキシル)ア
    ミノ]−α−(1−メチルエチル)−N−(2−メチル
    プロピル)シクロヘキサンヘキサンアミド、[αS−
    (αR* 、γR* 、δR* )]−γ−ヒドロキシ−δ−
    [(1、4−ジメチルペンチル)アミノ]−α−(1−
    メチルエチル)−N−(2−メチルプロピル)シクロヘ
    キサンヘキサンアミド塩酸塩、[αS−(αR* 、γR
    * 、δR* )]−γ−ヒドロキシ−δ−[(3−メチル
    シクロヘキシル)アミノ]−α−(1−メチルエチル)
    −N−(2−メチルプロピル)シクロヘキサンヘキサン
    アミド、[αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−γ−
    ヒドロキシ−δ−[(3−メチルシクロペンチル)アミ
    ノ]−α−(1−メチルエチル)−N−(2−メチルプ
    ロピル)シクロヘキサンヘキサンアミド、[αS−(α
    * 、γR* 、δR* )]−N−ブチル−γ−ヒドロキ
    シ−α−(1−メチルエチル)−δ−[[4−(1−メ
    チルエチル)シクロヘキシル]アミノ]シクロヘキサン
    ヘキサンアミド塩酸塩、[αS−(αR* 、γR* 、δ
    * )]−N−ブチル−γ−ヒドロキシ−α−(1−メ
    チルエチル)−δ−(ペンチルアミノ)シクロヘキサン
    ヘキサンアミド塩酸塩、[αS−(αR* 、γR* 、δ
    * )]−N−ブチル−δ−[(3−シクロプロピル)
    プロピル]アミノ−γ−ヒドロキシ−α−(1−メチル
    エチル)シクロヘキサンヘキサンアミド塩酸塩、[αS
    −(αR* 、γR* 、δR* )]−N−ブチル−δ−
    [(3−シクロペンチル)プロピル]アミノ−γ−ヒド
    ロキシ−α−(1−メチルエチル)シクロヘキサンヘキ
    サンアミド塩酸塩、[αS−(αR* 、γR* 、δ
    * )]−N−ブチル−δ−[(3−シクロヘキシル)
    エチル]アミノ−γ−ヒドロキシ−α−(1−メチルエ
    チル)シクロヘキサンヘキサンアミド塩酸塩、並びに
    [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]−γ−ヒドロキ
    シ−α−(1−メチルエチル)−δ−[(4−メチル−
    3−ペンテニル)アミノ]−N−(2−メチルプロピ
    ル)シクロヘキサンヘキサンアミドから選ばれる請求項
    4の化合物。
  6. 【請求項6】 [αS−(αR* 、γR* 、δR* )]
    −N−ブチル−γ−ヒドロキシ−α−(1−メチルエチ
    ル)−δ−[(4−メチルペンチル)アミノ]シクロヘ
    キサンヘキサンアミドである請求項5の化合物。
  7. 【請求項7】 有効なγ−セクレターゼ阻害量の請求項
    1の化合物を宿主に投与することからなるγ−セクレタ
    ーゼを阻害する方法。
  8. 【請求項8】 有効なβ−アミロイド蛋白阻害量の請求
    項1の化合物を宿主に投与することからなるβ−アミロ
    イド蛋白の生成を阻害する方法。
  9. 【請求項9】 請求項1の化合物及び製薬上許容できる
    担体からなる製薬組成物。
JP8324904A 1995-12-05 1996-12-05 β−アミロイド蛋白生成の阻害剤としての5−アミノ−6−シクロヘキシル−4−ヒドロキシ−ヘキサンアミド誘導体 Pending JPH09169713A (ja)

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