JPH09168306A - 畦塗機 - Google Patents

畦塗機

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Publication number
JPH09168306A
JPH09168306A JP33197495A JP33197495A JPH09168306A JP H09168306 A JPH09168306 A JP H09168306A JP 33197495 A JP33197495 A JP 33197495A JP 33197495 A JP33197495 A JP 33197495A JP H09168306 A JPH09168306 A JP H09168306A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
ridge
levee
spraying
vibrator
pump
Prior art date
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Pending
Application number
JP33197495A
Other languages
English (en)
Inventor
Eiichi Okamoto
栄一 岡本
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Yanmar Co Ltd
Original Assignee
Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
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Filing date
Publication date
Application filed by Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd filed Critical Yanmar Agricultural Equipment Co Ltd
Priority to JP33197495A priority Critical patent/JPH09168306A/ja
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 畦を形成することができて、しかも、この畦
形成時に、畦草除草剤を散布することができるようにす
る。 【解決手段】 畦整形体5で形成する畦に処理剤を散布
する散布装置6を設けて、畦形成時、散布装置6から畦
に処理剤を散布することができるようにした。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は畦塗機、詳しくは圃
場などの畦を連続的に形成する畦塗機に関する。
【0002】
【従来の技術】従来、此の種畦塗機は、特公平5−90
41号公報に示されているように、畦整形体を上下に振
動させて上面及び該上面の幅方向端部に連続する傾斜状
の法面をもった畦を形成していた。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】所が畦塗機により形成
された畦には、雑草などの草木が生え、手入れの必要が
あった。このため、畦塗機で形成する畦には、原動機と
該原動機で駆動されるポンプ及び該ポンプから吐出され
た液体を噴霧ノズルに圧送する可撓性の送液ホースとを
備えた防除機を使用し、この防除機の送液ホースを、畦
整形体で形成した畦に沿って引出し、該送液ホース先端
の噴霧ノズルから前記畦に畦草除草剤を散布していたの
である。
【0004】従って、防除機で畦草除草剤を散布する場
合は、畦塗機とは別に専用の防除機を必要とするだけで
なく、畦形成後に、該畦に沿って散布作業を行うことか
ら、作業能率が悪く、更に作業者の疲労も大きいという
不具合があった。
【0005】本発明は、畦を形成することができて、し
かも、この畦形成時に、畦草除草剤を散布することがで
きる畦塗機を提供することを主目的とする。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明は、以上の主目的
を達成するため、請求項1記載の発明は、図3に示すよ
うに、畦の上面及び法面を形成する畦整形体5を備えた
畦塗機において、畦整形体5で形成する畦に処理剤を散
布する散布装置6を設けた。
【0007】
【発明の作用効果】請求項1記載の発明では、図1に示
すように、畦整形体5により上面及び法面をもった畦を
形成できて、しかも、この畦形成時、散布装置6から畦
に処理剤を散布することができるから、散布作業の手間
を省略でき、散布作業能率を向上できると共に作業者の
疲労を少なくできるのである。
【0008】
【発明の実施の形態】図1〜図3に示した実施形態の畦
塗機は、トラクタのロワリンクL及びトップリンクTを
もつ昇降装置Sに着脱自在に連結する機体1の左右方向
一側部に耕耘用のロータリ爪21及び投てき用のロータ
リブレード22を備えた土寄せロータリ2を前後方向に
延びる駆動軸を中心に背面視反時計方向(図2矢印方
向)に回転可能に設け、この土寄せロータリ2の上方
に、該土寄せロータリ2の上方部を覆うロータリカバー
11と、該ロータリカバー11の左右方向一側に続く、
泥カバー12とを配置すると共に、前記機体1の後方
に、昇降シリンダ13により昇降自在とした昇降フレー
ム14と該昇降フレーム14に平行リンク15,16を
もつフローティング機構を介して連結するバイブレータ
アーム17とを設け、このバイブレータアーム17の右
端部で、前記土寄せロータリ2の後方部に、フレキシブ
ルワイヤ3を介して駆動するバイブレータ4と、該バイ
ブレータ4の下部に取付けてバイブレータ4の振動で新
畦Aを形成する畦整形体5とを配設する一方、前記機体
1の前部で、かつ、左右方向一側部に、畦草除草剤など
の処理剤を収容する液タンク61と該液タンク61内の
処理剤を吸引加圧して吐出するポンプ62とを備えた散
布装置6を着脱可能に配設し、この散布装置6の散布ノ
ズル63、即ち、前記ポンプ62の吐出口に可撓性の送
液ホース64を介して連通連結された散布ノズル63
を、前記畦整形体5の後部上方に配設したものである。
【0009】前記土寄せロータリ2は、トラクタのPT
O軸にユニバーサルジョイントを介して連動する入力軸
7に伝動機構を介して連動させ、図2矢印方向への回転
で、元畦一側方の田面をロータリ爪21で削って土を砕
き、泥土を形成し、このロータリ爪21の後側で回転さ
せるロータリブレード22から飛散する泥を泥カバー1
2の案内によって元畦の上面に落下させ、盛り土するよ
うにしている。
【0010】また、バイブレータ4は、前後左右4本の
揺振バネ41を介してバイブレータ取付座42に吊下
げ、この取付座42を1本の角パイプ製の前記バイブレ
ータアーム17の右端に固定し、前記入力軸7からの駆
動力を、折曲自在な第1及び第2伝動ケース18,19
内の伝動機構を介して前記フレキシブルワイヤ3に伝
え、バイブレータ4を駆動して、畦整形体5を上下方向
に振動させ、この畦整形体5の畦塗り作用により、前記
泥カバー12の案内によって元畦の上面に落下して盛土
した泥を締め固めて整形し新畦Aを形成するようにして
いる。尚、バイブレータ4は、油圧駆動タイプのものを
用いてもよい。
【0011】また、バイブレータアーム17の左端は、
機体1と該機体1に回転自在に取付けた第1伝動ケース
18との間に配置する第2伝動ケース19に回転自在に
連結し、このバイブレータアーム17と第2伝動ケース
19との連結部にフレキシブルワイヤ3の入力側を連結
し、バイブレータアーム17とフレキシブルワイヤ3と
の相対姿勢を略一定に保つようにしている。
【0012】また、前記バイブレータアーム17の中間
部に前記平行リンク15,16の一端側を連結すると共
に、各平行リンク15,16の他端側をT字形昇降フレ
ーム14の横フレーム14aの両端部に連結して、該横
フレーム14aと一方の平行リンク15との間に、平行
リンク15の揺動を規制する筋違リンク100を設ける
と共に、機体1の後面に2本のパイプ柱101,102
を介してガイドフレーム103を個設し、ガイドフレー
ム103に前記昇降フレーム14の縦フレーム14bを
上下摺動自在に貫挿させており、図2の如くバイブレー
タアーム17を左右方向に略水平に延設させると共に、
新畦Aの法面に対して略平行となるように右傾させて前
記縦フレーム14bを取付け、元畦に対しトラクタの走
行方向が多少側方にずれても前記フローティング機構に
より畦整形体5を元畦に的確に押し付けることができる
ようにしている。
【0013】また、1本のパイプ柱102に設けたシリ
ンダ取付座104に電動モータ付の前記昇降シリンダ1
3を取付け、該昇降シリンダ13のピストン13a先端
を前記縦フレーム14b下端部の結合軸105に連結
し、電動モータの正逆転操作により昇降シリンダ13の
ピストン13aを進退させ、昇降フレーム14を上下動
させて、バイブレータアーム17及び畦整形体5などを
昇降させ、畦高さを調節可能にすると共に、昇降フレー
ム14に一端を固定する泥カバーフレーム106他端に
泥カバー12を固設させ、機体1の右側面に固定した泥
飛散防止カバー107を泥カバー12の上面及び前後面
に重合させるように延設させている。
【0014】畦整形体5は、左右方向に延びて畦Aの上
面a1を形成する上側整形片51と、この上側整形片5
1の左側端に連続して斜め下方に垂下し畦Aの内法面a
2を形成する内側整形片52とを備えている。
【0015】更に前記散布装置6は、図4,図5に示す
ように機体1の右側前部に着脱可能に取付ける側面視略
L字形架台8の底部8aに液タンク61を載置し、底部
8aと側部8bとの間に架設した逆L字形受杆81と、
液タンク61の上面に載置される左右に延びる押え板8
2とこの押え板82の両端部から上下に延びる2本の締
付軸83とで液タンク61をガタつきなく着脱可能に取
付けると共に、架台8の底部8aに、トラクタのバッテ
リを電源とする電動小型モータ付きの小型ポンプ62を
支持し、このポンプ62の吸入口を前記液タンク61の
内底に連通させる一方、吐出口を可撓性の送液ホース6
4に接続して、ポンプ62の駆動により液タンク61内
の処理剤を吸込み、加圧して可撓性の送液ホース64か
ら散布ノズル63に圧送するようにしている。尚、前記
液タンク61は、機体1の右側前部で機体1に対し昇降
フレーム14を上下動させて畦高さを調節する場合及び
トラクタの昇降装置Sで昇降させる場合等に他物と干渉
しない位置に配設するのである。また、ポンプ62を駆
動するモータ(図示せず)は、トラクタのバッテリを電
源とするため、散布装置専用の電源が不要であり、液タ
ンク61、ポンプ62のレイアウトを自由にできるので
あり、また、ポンプ62を液タンク61の真下に配置し
て吸込口を液タンク61の内底に開口させることによ
り、エアーの吸込みを防止でき、ポンプ62のキャビテ
ーションを防止できる。さらに、ポンプ62と散布ノズ
ル63とを可撓性を有する送液ホース64で連通させる
ことにより、散布ノブル63を昇降フレーム14の上下
動に追従させることができる。
【0016】散布ノズル63は、図1,図2に示すよう
に2本のノズル杆65先端に取付け、これらノズル杆6
5の基端を、可撓性の中継ホース66,66と二又分配
継手67とを介して送液ホース64の先端に連通させる
と共に、各ノズル杆65の中間部を、前記バイブレータ
取付座42の後端部に固定された左右方向の支軸横軸6
8に取付具69,69を介して位置調節自在に取付けて
いる。尚、散布ノズル63は、畦の上面及び法面それぞ
れに1個又は複数個設けるのである。
【0017】支持横軸68の両端部には、図6に示すよ
うに環状の係止溝68aを長さ方向に所定間隔を隔てて
複数個設ける一方、取付具69を、支持横軸68に挿通
する挿通孔に対し直交するねじ孔69aをもった筒状ス
ライド体69bと、両端部に貫通孔をもち、ノズル杆6
5を挿通保持するU字形緊締板69c及び該緊締板69
cの貫通孔に挿通する締付ねじ69dとを備え、この締
付ねじ69dの前記ねじ孔69aへの締込みにより、緊
締板69cにノズル杆65を角度変更とスライドとを自
在に挾着し、さらに締付ねじ69dの先端部を任意の係
止溝68aに係合させることにより、ノズル杆65を角
度変更とスライドとを自在に係止するようにしている。
斯くすることにより、散布ノズル63の機体1に対する
角度と上下、左右及び前後位置を任意に変更でき、畦に
対する散布方向の変更が行ない易いのである。このた
め、散布ノズル63の畦に対する距離、位置、角度を自
由に変更でき、畦の高さ、土質、圃場への水入れ時の水
深などの畦状態に対応した散布ができる。尚、前記ノズ
ル杆65にコックなどの開閉弁を設けることにより、畦
上面と法面との両面散布または片面散布を選択的に行な
うことができる。
【0018】また一方、機体1の左右方向他方側下部に
は、田面を滑動させる丸パイプ形ソリ108を上下調節
自在に支持し、このソリ108の後端部に、後方に向か
って延びる支持アーム109を高さ調節自在に取付け、
この支持アーム109の後端部に、ソリ108によって
押圧した田面上を接地抵抗で回転する接地駆動輪9を転
動自由に軸支し、この接地駆動輪9の回転数を、該接地
駆動輪9に同調する回転ケーブル10を介してポンプ駆
動モータ側に取り出し、スライダックなどのFV変換装
置により接地駆動輪9の回転数を電圧に変換し、ポンプ
駆動モータの入力電圧を、接地駆動輪9の回転数、ひい
ては畦塗作業時におけるトラクタの走行速度に同調して
変化させるようにしている。斯くすることにより、ポン
プ62の吐出流量、ひいては散布ノズル63からの散布
量をトラクタによる畦塗作業速度に同調して変化させる
ことができるため、畦塗作業速度に係わらず、畦面積
(距離)当たり適正量の処理剤を散布でき、散布過多及
び散布不足を有効に防止できる。尚、前記接地駆動輪9
は、ソリ108による押圧面以外の田面上を転動させる
ようにしてもよい。この場合、ソリ108は必ずも必要
でない。
【0019】以上の構成において、新しい畦を形成する
場合、トラクタの後部に昇降自在に装着した機体1を下
降させると共に、形成畦の高さに応じて昇降フレーム1
4の機体1に対する高さを調節し、土寄せロータリ2及
びバイブレータ4を駆動し、土寄せロータリ2で元畦一
側方の田面を削って砕いた泥土を泥カバー12の案内に
より元畦上面に落下させて盛り上げ、バイブレータ4に
よる畦整形体5の振動で新畦Aを形成する。このときポ
ンプ駆動モータでポンプ62を駆動し、散布ノズル63
から新畦Aの上面及び法面に畦草除草剤を散布する。こ
のように畦塗りと同一行程で畦塗り直後に畦草除草剤を
畦に散布するため、草がはえるのを有効に防止できる。
また、バイブレータ取付座42に散布ノズル63を取付
けているから、この散布ノズル63を、畦高さ調節及び
元畦に対しトラクタの走行方向が多少ずれた場合におけ
るフローティングモーションに追従させることができ、
畦に適確に散布できる。
【0020】尚、以上の実施形態では、液剤を散布する
散布装置を設けたが、その他粉剤、粒剤を散布する散布
装置であってもよい。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明畦塗機の一部を省略した斜視図。
【図2】同全体の背面図。
【図3】同全体の平面図。
【図4】同散布装置部分の側面図。
【図5】同散布装置部分の平面図。
【図6】同散布ノズルの取付部構造を示す断面図。
【図7】同機体に装着したソリ及び接地駆動輪部分の側
面図。
【符号の説明】 【符号の説明】
3……溝切刃 31……ロータリ刃 31b……切爪 7……揚土体

Claims (1)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 畦の上面及び法面を形成する畦整形体
    (5)を備えた畦塗機において、畦整形体(5)で形成
    する畦に処理剤を散布する散布装置(6)を設けたこと
    を特徴とする畦塗機。
JP33197495A 1995-12-20 1995-12-20 畦塗機 Pending JPH09168306A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33197495A JPH09168306A (ja) 1995-12-20 1995-12-20 畦塗機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP33197495A JPH09168306A (ja) 1995-12-20 1995-12-20 畦塗機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09168306A true JPH09168306A (ja) 1997-06-30

Family

ID=18249737

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP33197495A Pending JPH09168306A (ja) 1995-12-20 1995-12-20 畦塗機

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JP (1) JPH09168306A (ja)

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010075163A (ja) * 2008-09-29 2010-04-08 Matsuyama Plow Mfg Co Ltd 畦塗り機

Cited By (1)

* Cited by examiner, † Cited by third party
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