JPH09168115A - 撮像装置 - Google Patents
撮像装置Info
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- JPH09168115A JPH09168115A JP7347126A JP34712695A JPH09168115A JP H09168115 A JPH09168115 A JP H09168115A JP 7347126 A JP7347126 A JP 7347126A JP 34712695 A JP34712695 A JP 34712695A JP H09168115 A JPH09168115 A JP H09168115A
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- JP
- Japan
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- data
- correction
- adjustment
- memory
- signal processing
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Abstract
(57)【要約】
【課題】例えばカメラ一体型ビデオテープレコーダ等の
撮像装置に適用して、工場出荷時等の調整作業を簡略化
する。 【解決手段】基本の調整用データを補正用データにより
補正して信号処理回路の動作を設定する際に、この補正
用データを階層構造により形成し、オペレータの操作に
対応するこの階層構造の優先順位に従って、この補正用
データを一部、又全部使用して調整用データを補正す
る。
撮像装置に適用して、工場出荷時等の調整作業を簡略化
する。 【解決手段】基本の調整用データを補正用データにより
補正して信号処理回路の動作を設定する際に、この補正
用データを階層構造により形成し、オペレータの操作に
対応するこの階層構造の優先順位に従って、この補正用
データを一部、又全部使用して調整用データを補正す
る。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、撮像装置に関し、
例えばカメラ一体型ビデオテープレコーダに適用して、
基本の調整用データを補正用データにより補正して信号
処理回路の動作を設定する際に、この補正用データを階
層構造により形成し、オペレータの操作に対応するこの
階層構造の優先順位に従って、この補正用データを一
部、又全部使用して調整用データを補正することによ
り、工場出荷時に設定する調整データを、簡易に設定で
きるようにする。
例えばカメラ一体型ビデオテープレコーダに適用して、
基本の調整用データを補正用データにより補正して信号
処理回路の動作を設定する際に、この補正用データを階
層構造により形成し、オペレータの操作に対応するこの
階層構造の優先順位に従って、この補正用データを一
部、又全部使用して調整用データを補正することによ
り、工場出荷時に設定する調整データを、簡易に設定で
きるようにする。
【0002】
【従来の技術】従来、カメラ一体型ビデオテープレコー
ダにおいては、撮像結果をディジタル信号処理すること
により、メモリに記録した調整データに従ってブラック
バランス等を調整するようになされたものがある。この
種のカメラ一体型ビデオテープレコーダでは、工場出荷
時、この調整データを更新することにより、機器間のば
らつきを吸収するようになされている。
ダにおいては、撮像結果をディジタル信号処理すること
により、メモリに記録した調整データに従ってブラック
バランス等を調整するようになされたものがある。この
種のカメラ一体型ビデオテープレコーダでは、工場出荷
時、この調整データを更新することにより、機器間のば
らつきを吸収するようになされている。
【0003】またこの種のカメラ一体型ビデオテープレ
コーダでは、別途メモリに格納した補正用データによ
り、工場出荷時の調整データを補正できるように形成さ
れ、この補正用データを更新して、例えば放送局内の複
数のカメラ一体型ビデオテープレコーダ間で、放送局独
自の輪郭強調レベル、色再現性等を設定することができ
るようになされ、また必要に応じて各カメラ一体型ビデ
オテープレコーダでカメラマンが独自にビューファイン
ダ内の表示等を切り換えることができるようになされて
いる。
コーダでは、別途メモリに格納した補正用データによ
り、工場出荷時の調整データを補正できるように形成さ
れ、この補正用データを更新して、例えば放送局内の複
数のカメラ一体型ビデオテープレコーダ間で、放送局独
自の輪郭強調レベル、色再現性等を設定することができ
るようになされ、また必要に応じて各カメラ一体型ビデ
オテープレコーダでカメラマンが独自にビューファイン
ダ内の表示等を切り換えることができるようになされて
いる。
【0004】このためこの補正用データにおいては、規
定のメニュー画面をビューファインダの表示画面に表示
して簡易に更新できるように形成され、これによりカメ
ラ一体型ビデオテープレコーダでは、ユーザの使い勝手
を向上できるようになされている。これに対して工場出
荷時に設定する調整データにおいては、種々の調整装置
を用いて撮像結果を観察しながら、例えば専用の書き込
み装置によりメモリにデータを書き込んで設定できるよ
うに形成され、これによりカメラ一体型ビデオテープレ
コーダでは、機器間のばらつきを確実に低減できるよう
になされていた。
定のメニュー画面をビューファインダの表示画面に表示
して簡易に更新できるように形成され、これによりカメ
ラ一体型ビデオテープレコーダでは、ユーザの使い勝手
を向上できるようになされている。これに対して工場出
荷時に設定する調整データにおいては、種々の調整装置
を用いて撮像結果を観察しながら、例えば専用の書き込
み装置によりメモリにデータを書き込んで設定できるよ
うに形成され、これによりカメラ一体型ビデオテープレ
コーダでは、機器間のばらつきを確実に低減できるよう
になされていた。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】ところでこの種のカメ
ラ一体型ビデオテープレコーダにおいては、修理等によ
り例えば光学ブロックを交換するような場合があり、こ
の場合には、この工場出荷時の調整データを更新する必
要がある。
ラ一体型ビデオテープレコーダにおいては、修理等によ
り例えば光学ブロックを交換するような場合があり、こ
の場合には、この工場出荷時の調整データを更新する必
要がある。
【0006】この場合、従来のカメラ一体型ビデオテー
プレコーダでは、工場出荷時と同様の調整工程によりこ
の工場出荷時の調整データを更新する必要があり、その
分調整作業が煩雑かつ大掛かりになる問題があった。
プレコーダでは、工場出荷時と同様の調整工程によりこ
の工場出荷時の調整データを更新する必要があり、その
分調整作業が煩雑かつ大掛かりになる問題があった。
【0007】本発明は以上の点を考慮してなされたもの
で、工場出荷時に設定する調整データを、簡易に設定す
ることができる撮像装置を提案しようとするものであ
る。
で、工場出荷時に設定する調整データを、簡易に設定す
ることができる撮像装置を提案しようとするものであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】かかる課題を解決するた
め本発明においては、調整用データに応じた特性により
規定の信号処理回路で撮像結果を信号処理して出力する
撮像装置に適用する。この撮像装置において、先の調整
用データの基本の値を格納する基本メモリと、この調整
用データを補正する補正用データを階層構造により格納
する補正用メモリと、先の調整用データを補正用データ
で補正して信号処理回路に出力する制御回路とを備える
ようにする。さらにこのとき、先の制御回路が、操作子
の操作に対応して、先の階層構造の優先順位に従って、
この階層構造の補正データの一部、又は全部により先の
調整用データを補正する。
め本発明においては、調整用データに応じた特性により
規定の信号処理回路で撮像結果を信号処理して出力する
撮像装置に適用する。この撮像装置において、先の調整
用データの基本の値を格納する基本メモリと、この調整
用データを補正する補正用データを階層構造により格納
する補正用メモリと、先の調整用データを補正用データ
で補正して信号処理回路に出力する制御回路とを備える
ようにする。さらにこのとき、先の制御回路が、操作子
の操作に対応して、先の階層構造の優先順位に従って、
この階層構造の補正データの一部、又は全部により先の
調整用データを補正する。
【0009】具体的に、先の補正用メモリが、調整用デ
ータを補正して、機器間で、信号処理のばらつきを補正
する補正用データを格納する第1の補正用メモリと、調
整用データを補正して、規定グループの機器間で、信号
処理の特性を設定する補正用データを格納する第2の補
正用メモリと、調整用データを補正して、機器固有で、
信号処理の特性を設定する第3の補正用メモリとで形成
されるようにする。このようにして制御手段が、操作子
の操作に応動して動作モードを切り換え、通常の動作モ
ードにおいて、基本メモリに格納した調整用データを第
1、第2、第3の補正用メモリに格納した補正用データ
により補正して信号処理回路に出力し、第1の調整モー
ドにおいて、操作子の操作に応動して、第1の補正用メ
モリの内容を更新し、基本メモリに格納した調整用デー
タを第1の補正用メモリに格納した補正用データにより
補正して信号処理回路に出力すると共に、第2、第3の
補正用メモリに格納した補正用データを初期値に更新す
る。さらに第2の調整モードにおいて、操作子の操作に
応動して、第2の補正用メモリの内容を更新し、基本メ
モリに格納した調整用データを第1、第2の補正用メモ
リに格納した補正用データにより補正して信号処理回路
に出力すると共に、第3の補正用メモリに格納した補正
用データを初期値に更新し、第3の調整モードにおい
て、操作子の操作に応動して、第3の補正用メモリの内
容を更新し、基本メモリに格納した調整用データを第
1、第2、第3の補正用メモリに格納した補正用データ
により補正して信号処理回路に出力する。
ータを補正して、機器間で、信号処理のばらつきを補正
する補正用データを格納する第1の補正用メモリと、調
整用データを補正して、規定グループの機器間で、信号
処理の特性を設定する補正用データを格納する第2の補
正用メモリと、調整用データを補正して、機器固有で、
信号処理の特性を設定する第3の補正用メモリとで形成
されるようにする。このようにして制御手段が、操作子
の操作に応動して動作モードを切り換え、通常の動作モ
ードにおいて、基本メモリに格納した調整用データを第
1、第2、第3の補正用メモリに格納した補正用データ
により補正して信号処理回路に出力し、第1の調整モー
ドにおいて、操作子の操作に応動して、第1の補正用メ
モリの内容を更新し、基本メモリに格納した調整用デー
タを第1の補正用メモリに格納した補正用データにより
補正して信号処理回路に出力すると共に、第2、第3の
補正用メモリに格納した補正用データを初期値に更新す
る。さらに第2の調整モードにおいて、操作子の操作に
応動して、第2の補正用メモリの内容を更新し、基本メ
モリに格納した調整用データを第1、第2の補正用メモ
リに格納した補正用データにより補正して信号処理回路
に出力すると共に、第3の補正用メモリに格納した補正
用データを初期値に更新し、第3の調整モードにおい
て、操作子の操作に応動して、第3の補正用メモリの内
容を更新し、基本メモリに格納した調整用データを第
1、第2、第3の補正用メモリに格納した補正用データ
により補正して信号処理回路に出力する。
【0010】さらにこのとき、第1、第2及び第3の調
整モードが、ほぼ同一のメニュー画面を表示した状態
で、操作子の操作に応動してこのメニュー画面に表示さ
れた調整項目を示すメニューを選択して実行されるよう
にする。
整モードが、ほぼ同一のメニュー画面を表示した状態
で、操作子の操作に応動してこのメニュー画面に表示さ
れた調整項目を示すメニューを選択して実行されるよう
にする。
【0011】これらの手段により、この撮像装置におい
て、基本メモリに格納した調整用データを補正用データ
で補正し、この補正用データを階層構造により形成し、
操作子の操作に対応して、この階層構造の優先順位に従
って、この階層構造の補正データの一部、又は全部によ
り先の調整用データを補正すれば、例えばこの階層の最
上位層に、工場出荷時に調整する調整用データの補正用
データを割り当てて、他の補正用データと同様の更新処
理により更新することができる。
て、基本メモリに格納した調整用データを補正用データ
で補正し、この補正用データを階層構造により形成し、
操作子の操作に対応して、この階層構造の優先順位に従
って、この階層構造の補正データの一部、又は全部によ
り先の調整用データを補正すれば、例えばこの階層の最
上位層に、工場出荷時に調整する調整用データの補正用
データを割り当てて、他の補正用データと同様の更新処
理により更新することができる。
【0012】具体的に、この補正用メモリが、調整用デ
ータを補正して、機器間で、信号処理のばらつきを補正
する補正用データを格納する第1の補正用メモリと、調
整用データを補正して、規定グループの機器間で、信号
処理の特性を設定する補正用データを格納する第2の補
正用メモリと、調整用データを補正して、機器固有で、
信号処理の特性を設定する第3の補正用メモリとで形成
されるようにすれば、それぞれ第1の補正用メモリを工
場出荷時の調整内容に、第2の補正用メモリを放送局に
よる調整内容に、第3の補正用メモリをカメラマンの調
整内容に割り当てることができる。
ータを補正して、機器間で、信号処理のばらつきを補正
する補正用データを格納する第1の補正用メモリと、調
整用データを補正して、規定グループの機器間で、信号
処理の特性を設定する補正用データを格納する第2の補
正用メモリと、調整用データを補正して、機器固有で、
信号処理の特性を設定する第3の補正用メモリとで形成
されるようにすれば、それぞれ第1の補正用メモリを工
場出荷時の調整内容に、第2の補正用メモリを放送局に
よる調整内容に、第3の補正用メモリをカメラマンの調
整内容に割り当てることができる。
【0013】従ってこの場合には、通常の動作モードに
おいて、基本メモリに格納した調整用データを第1、第
2、第3の補正用メモリに格納した補正用データにより
補正して信号処理回路に出力して、工場出荷時の調整内
容に、放送局による調整内容を加味し、さらにカメラマ
ンの意図する調整内容により使用することができる。ま
た、第1の調整モードにおいて、操作子の操作に応動し
て、第1の補正用メモリの内容を更新し、基本メモリに
格納した調整用データを第1の補正用メモリに格納した
補正用データにより補正して信号処理回路に出力すると
共に、第2、第3の補正用メモリに格納した補正用デー
タを初期値に更新すれば、例えばメンテナンス時に、他
の調整作業と同様の作業により、工場出荷時の状態に設
定することができる。さらに、第2の調整モードにおい
て、操作子の操作に応動して、第2の補正用メモリの内
容を更新し、基本メモリに格納した調整用データを第
1、第2の補正用メモリに格納した補正用データにより
補正して信号処理回路に出力すると共に、第3の補正用
メモリに格納した補正用データを初期値に更新すれば、
工場出荷時の調整内容に、放送局固有の色再現性等を自
由に設定、加味することができる。さらに第3の調整モ
ードにおいて、操作子の操作に応動して、第3の補正用
メモリの内容を更新し、基本メモリに格納した調整用デ
ータを第1、第2、第3の補正用メモリに格納した補正
用データにより補正して前記信号処理回路に出力すれ
ば、工場出荷時、放送局により設定した調整内容にカメ
ラマンの好みを加味することができる。
おいて、基本メモリに格納した調整用データを第1、第
2、第3の補正用メモリに格納した補正用データにより
補正して信号処理回路に出力して、工場出荷時の調整内
容に、放送局による調整内容を加味し、さらにカメラマ
ンの意図する調整内容により使用することができる。ま
た、第1の調整モードにおいて、操作子の操作に応動し
て、第1の補正用メモリの内容を更新し、基本メモリに
格納した調整用データを第1の補正用メモリに格納した
補正用データにより補正して信号処理回路に出力すると
共に、第2、第3の補正用メモリに格納した補正用デー
タを初期値に更新すれば、例えばメンテナンス時に、他
の調整作業と同様の作業により、工場出荷時の状態に設
定することができる。さらに、第2の調整モードにおい
て、操作子の操作に応動して、第2の補正用メモリの内
容を更新し、基本メモリに格納した調整用データを第
1、第2の補正用メモリに格納した補正用データにより
補正して信号処理回路に出力すると共に、第3の補正用
メモリに格納した補正用データを初期値に更新すれば、
工場出荷時の調整内容に、放送局固有の色再現性等を自
由に設定、加味することができる。さらに第3の調整モ
ードにおいて、操作子の操作に応動して、第3の補正用
メモリの内容を更新し、基本メモリに格納した調整用デ
ータを第1、第2、第3の補正用メモリに格納した補正
用データにより補正して前記信号処理回路に出力すれ
ば、工場出荷時、放送局により設定した調整内容にカメ
ラマンの好みを加味することができる。
【0014】さらにこのとき、第1、第2及び第3の調
整モードが、ほぼ同一のメニュー画面を表示した状態
で、操作子の操作に応動してこのメニュー画面に表示さ
れた調整項目を示すメニューを選択して実行されるよう
にすれば、第1〜第3の調整モードにおいて同一の作業
手順により各調整項目を調整することができる。
整モードが、ほぼ同一のメニュー画面を表示した状態
で、操作子の操作に応動してこのメニュー画面に表示さ
れた調整項目を示すメニューを選択して実行されるよう
にすれば、第1〜第3の調整モードにおいて同一の作業
手順により各調整項目を調整することができる。
【0015】
【発明の実施の形態】以下、適宜図面を参照しながら本
発明の実施の形態を詳述する。
発明の実施の形態を詳述する。
【0016】図2は、本発明の実施の形態に係るカメラ
一体型ビデオテープレコーダ1を示すブロック図であ
る。このカメラ一体型ビデオテープレコーダ1におい
て、レンズ2は、被写体からの入射光を集光した後、続
くダイクロィックプリズム3により赤色、緑色、青色の
入射光に分解し、これら入射光を続くCCD固体撮像素
子4R、4G、4Bの撮像面に集光する。このときレン
ズ2は、制御部7から出力される制御データに応じてフ
ォーカス、倍率、絞りを可変する。
一体型ビデオテープレコーダ1を示すブロック図であ
る。このカメラ一体型ビデオテープレコーダ1におい
て、レンズ2は、被写体からの入射光を集光した後、続
くダイクロィックプリズム3により赤色、緑色、青色の
入射光に分解し、これら入射光を続くCCD固体撮像素
子4R、4G、4Bの撮像面に集光する。このときレン
ズ2は、制御部7から出力される制御データに応じてフ
ォーカス、倍率、絞りを可変する。
【0017】CCD固体撮像素子4R、4G、4Bは、
それぞれ赤色用、緑色用、青色用の撮像素子により赤
色、緑色、青色の入射光を受光し、受光結果を出力す
る。プリアンプ5は、これらCCD固体撮像素子4R、
4G、4Bの出力信号を規定利得で増幅して出力し、続
く図示しない相関二重サンプリング回路で、これら出力
信号をそれぞれ赤色、緑色、青色の色信号に変換して出
力する。
それぞれ赤色用、緑色用、青色用の撮像素子により赤
色、緑色、青色の入射光を受光し、受光結果を出力す
る。プリアンプ5は、これらCCD固体撮像素子4R、
4G、4Bの出力信号を規定利得で増幅して出力し、続
く図示しない相関二重サンプリング回路で、これら出力
信号をそれぞれ赤色、緑色、青色の色信号に変換して出
力する。
【0018】ビデオアンプ6は、これら赤色、緑色、青
色の色信号を規定利得で増幅して出力する。このときビ
デオアンプ6は、制御部7からの制御データに応じて利
得を切り換えると共に、信号レベルを補正し、これによ
りゲンイ調整、ホワイトバランス調整、ブラックバラン
ス調整、ブラックレベル調整、シェーディング補正等の
各種処理を実行する。アナログディジタル変換回路(A
/D)8は、ディジタルビデオプロセス回路9より出力
されるシステムクロックを基準にして、各色信号をアナ
ログディジタル変換処理し、ディジタル色信号を形成し
て出力する。
色の色信号を規定利得で増幅して出力する。このときビ
デオアンプ6は、制御部7からの制御データに応じて利
得を切り換えると共に、信号レベルを補正し、これによ
りゲンイ調整、ホワイトバランス調整、ブラックバラン
ス調整、ブラックレベル調整、シェーディング補正等の
各種処理を実行する。アナログディジタル変換回路(A
/D)8は、ディジタルビデオプロセス回路9より出力
されるシステムクロックを基準にして、各色信号をアナ
ログディジタル変換処理し、ディジタル色信号を形成し
て出力する。
【0019】ディジタルビデオプロセス回路9は、これ
らディジタル色信号を受け、先のビデオアンプ6にて処
理して残る、ビデオ信号の生成に必要な各種信号処理を
実行して出力する。具体的に、ディジタルビデオプロセ
ス回路9は、ガンマ補正、ニー処理、ホワイトクリップ
等の処理を実行して出力する。このときディジタルビデ
オプロセス回路9は、制御部7より出力される制御デー
タに従って動作を切り換え、ガンマ補正処理の特性、ニ
ー処理の特性等を切り換える。さらにディジタルビデオ
プロセス回路9は、このようにして生成されたディジタ
ル色信号をマトリックス演算してディジタル輝度信号、
ディジタル色差信号を生成し、これらディジタル輝度信
号、ディジタル色差信号をディジタルアナログ変換回路
(D/A)10及びレート変換回路11に出力する。こ
のときディジタルビデオプロセス回路9は、制御部7よ
り出力される制御データに従ってマトリクス演算の係数
を切り換え、これにより色再現性を可変する。
らディジタル色信号を受け、先のビデオアンプ6にて処
理して残る、ビデオ信号の生成に必要な各種信号処理を
実行して出力する。具体的に、ディジタルビデオプロセ
ス回路9は、ガンマ補正、ニー処理、ホワイトクリップ
等の処理を実行して出力する。このときディジタルビデ
オプロセス回路9は、制御部7より出力される制御デー
タに従って動作を切り換え、ガンマ補正処理の特性、ニ
ー処理の特性等を切り換える。さらにディジタルビデオ
プロセス回路9は、このようにして生成されたディジタ
ル色信号をマトリックス演算してディジタル輝度信号、
ディジタル色差信号を生成し、これらディジタル輝度信
号、ディジタル色差信号をディジタルアナログ変換回路
(D/A)10及びレート変換回路11に出力する。こ
のときディジタルビデオプロセス回路9は、制御部7よ
り出力される制御データに従ってマトリクス演算の係数
を切り換え、これにより色再現性を可変する。
【0020】ディジタルアナログ変換回路10は、これ
らディジタル輝度信号及びディジタル色差信号をディジ
タルアナログ変換処理して輝度信号及び色差信号を生成
し、これら輝度信号及び色差信号をインターフェース回
路(I/F)12に出力する。インターフェース回路1
2は、これら輝度信号及び色差信号をビューファインダ
(VF)13に出力し、これによりビューファインダ1
3を介して撮像結果を表示する。またインターフェース
回路12は、レート変換回路11より出力されるディジ
タル信号を規定のフォーマットのシリアルディジタルビ
デオ信号により、さらには規定フォーマットのアナログ
ビデオ信号により出力し、これにより必要に応じて撮像
結果を外部機器に出力する。
らディジタル輝度信号及びディジタル色差信号をディジ
タルアナログ変換処理して輝度信号及び色差信号を生成
し、これら輝度信号及び色差信号をインターフェース回
路(I/F)12に出力する。インターフェース回路1
2は、これら輝度信号及び色差信号をビューファインダ
(VF)13に出力し、これによりビューファインダ1
3を介して撮像結果を表示する。またインターフェース
回路12は、レート変換回路11より出力されるディジ
タル信号を規定のフォーマットのシリアルディジタルビ
デオ信号により、さらには規定フォーマットのアナログ
ビデオ信号により出力し、これにより必要に応じて撮像
結果を外部機器に出力する。
【0021】このためレート変換回路11は、ディジタ
ルビデオプロセス回路9より出力されるディジタル輝度
信号及びディジタル色差信号を規定フォーマットにより
インターフェース回路12に出力し、また伝送レートを
変換して続くVTR部のディジタルビデオプロセス回路
14に出力する。
ルビデオプロセス回路9より出力されるディジタル輝度
信号及びディジタル色差信号を規定フォーマットにより
インターフェース回路12に出力し、また伝送レートを
変換して続くVTR部のディジタルビデオプロセス回路
14に出力する。
【0022】このディジタルビデオプロセス回路14
は、VTRシステム制御回路15により制御されて動作
し、レート変換回路11より出力されるディジタル輝度
信号及びディジタル色差信号をデータ圧縮した後、誤り
訂正符号等を付加して規定のデータ構造に変換した後、
磁気テープの記録に適した符号化方式により符号化して
出力する。
は、VTRシステム制御回路15により制御されて動作
し、レート変換回路11より出力されるディジタル輝度
信号及びディジタル色差信号をデータ圧縮した後、誤り
訂正符号等を付加して規定のデータ構造に変換した後、
磁気テープの記録に適した符号化方式により符号化して
出力する。
【0023】VTRメカデッキ16は、サーボ制御回路
17により制御されて動作し、回転ドラムを規定の回転
速度で回転駆動すると共に、テープカセットTより磁気
テープを引き出してこの回転ドラムに巻き付けて保持す
る。さらにVTRメカデッキ16は、この磁気テープを
規定の走行速度で走行させ、この磁気テープに順次斜め
に記録トラックを形成してディジタルビデオプロセス回
路14より出力されるデータ列を記録する。これにより
カメラ一体型ビデオテープレコーダ1では、撮像結果を
磁気テープに順次記録する。
17により制御されて動作し、回転ドラムを規定の回転
速度で回転駆動すると共に、テープカセットTより磁気
テープを引き出してこの回転ドラムに巻き付けて保持す
る。さらにVTRメカデッキ16は、この磁気テープを
規定の走行速度で走行させ、この磁気テープに順次斜め
に記録トラックを形成してディジタルビデオプロセス回
路14より出力されるデータ列を記録する。これにより
カメラ一体型ビデオテープレコーダ1では、撮像結果を
磁気テープに順次記録する。
【0024】サーボ制御回路17は、このようにして磁
気テープを走行させ、また回転ドラムを回転駆動する際
に、これらの駆動系に配置されたセンサより磁気テープ
走行速度、回転ドラム回転速度を検出し、これら走行速
度及び回転速度が規定値に保持されるようにVTRメカ
デッキ16を制御する。
気テープを走行させ、また回転ドラムを回転駆動する際
に、これらの駆動系に配置されたセンサより磁気テープ
走行速度、回転ドラム回転速度を検出し、これら走行速
度及び回転速度が規定値に保持されるようにVTRメカ
デッキ16を制御する。
【0025】VTRシステム制御回路15は、このVT
R部全体の動作を制御するマイクロコンピュータで形成
され、タイムコード制御回路18を介してこのVTR部
に関する操作子19の操作が検出されると、また制御部
7との間のデータ通信に従って、各回路ブロックに制御
データを出力し、これによりこれら操作子19の操作に
応動して、また制御部7により制御されてディジタルビ
デオプロセス回路14、サーボ制御回路17等の動作を
切り換える。
R部全体の動作を制御するマイクロコンピュータで形成
され、タイムコード制御回路18を介してこのVTR部
に関する操作子19の操作が検出されると、また制御部
7との間のデータ通信に従って、各回路ブロックに制御
データを出力し、これによりこれら操作子19の操作に
応動して、また制御部7により制御されてディジタルビ
デオプロセス回路14、サーボ制御回路17等の動作を
切り換える。
【0026】このためタイムコード制御回路18は、こ
れら操作子19の操作を検出してVTRシステム制御回
路15に通知すると共に、必要に応じてタイムコードを
生成して出力し、カメラ一体型ビデオテープレコーダ1
では、撮像結果と共にこのタイムコードを磁気テープに
順次記録するようになされている。
れら操作子19の操作を検出してVTRシステム制御回
路15に通知すると共に、必要に応じてタイムコードを
生成して出力し、カメラ一体型ビデオテープレコーダ1
では、撮像結果と共にこのタイムコードを磁気テープに
順次記録するようになされている。
【0027】このVTR部の制御系に対して、撮像系に
おいて、制御部7は、カメラシステム制御回路20によ
り撮像系全体の動作を制御し、またVTR部の制御系を
介してVTR部を制御することにより、このカメラ一体
型ビデオテープレコーダ1全体の動作を制御する。すな
わちカメラシステム制御回路20は、マイクロコンピュ
ータで形成され、入出力回路(I/O)21を介して操
作子22、23の操作を検出し、この検出結果に応じて
各種制御データを出力する。
おいて、制御部7は、カメラシステム制御回路20によ
り撮像系全体の動作を制御し、またVTR部の制御系を
介してVTR部を制御することにより、このカメラ一体
型ビデオテープレコーダ1全体の動作を制御する。すな
わちカメラシステム制御回路20は、マイクロコンピュ
ータで形成され、入出力回路(I/O)21を介して操
作子22、23の操作を検出し、この検出結果に応じて
各種制御データを出力する。
【0028】図3は、この撮像系の制御部7をその周辺
構成と共に示すブロック図である。この制御部7におい
て、中央処理ユニット(CPU)30は、リードオンリ
メモリ31、ランダムアクセスメモリ(RAM)32と
共に、カメラシステム制御回路20を形成し、ランダム
アクセスメモリ32にワークエリアを確保してリードオ
ンリメモリ31に格納された規定の処理手順を実行す
る。これにより中央処理ユニット30は、ビデオアンプ
6等でなるアナログ系信号処理回路33、ディジタルビ
デオプロセス回路9等でなるディジタル系信号処理回路
34に制御データを出力し、このカメラ一体型ビデオテ
ープレコーダ1の撮像系の動作を制御し、また必要に応
じてVTRシステム制御回路15との間でデータ通信し
て全体の動作を制御する。
構成と共に示すブロック図である。この制御部7におい
て、中央処理ユニット(CPU)30は、リードオンリ
メモリ31、ランダムアクセスメモリ(RAM)32と
共に、カメラシステム制御回路20を形成し、ランダム
アクセスメモリ32にワークエリアを確保してリードオ
ンリメモリ31に格納された規定の処理手順を実行す
る。これにより中央処理ユニット30は、ビデオアンプ
6等でなるアナログ系信号処理回路33、ディジタルビ
デオプロセス回路9等でなるディジタル系信号処理回路
34に制御データを出力し、このカメラ一体型ビデオテ
ープレコーダ1の撮像系の動作を制御し、また必要に応
じてVTRシステム制御回路15との間でデータ通信し
て全体の動作を制御する。
【0029】また中央処理ユニット30は、入出力回路
(I/O)21を介してキャラクタジェネレータ36に
制御データを出力し、キャラクタジェネレータ36は、
この制御データに従って対応する文字画像を形成する。
表示用インターフェース回路(表示I/F)37は、こ
のキャラクタジェネレータ36より出力される文字画像
をビューファインダ13に出力し、撮像結果と共に表示
する。これにより中央処理ユニット30は、制御データ
を出力してビューファインダ13の表示画面上に、種々
の情報(例えばレンズ2の倍率等)を表示するようにな
されている。
(I/O)21を介してキャラクタジェネレータ36に
制御データを出力し、キャラクタジェネレータ36は、
この制御データに従って対応する文字画像を形成する。
表示用インターフェース回路(表示I/F)37は、こ
のキャラクタジェネレータ36より出力される文字画像
をビューファインダ13に出力し、撮像結果と共に表示
する。これにより中央処理ユニット30は、制御データ
を出力してビューファインダ13の表示画面上に、種々
の情報(例えばレンズ2の倍率等)を表示するようにな
されている。
【0030】この制御において、中央処理ユニット30
は、リードオンリメモリ31に格納された調整用の基本
データと、補正データメモリ35A、35B、35Cに
格納された補正用データに基づいて、アナログ系信号処
理回路33、ディジタル系信号処理回路34、キャラク
タジェネレータ36に制御データを出力し、これにより
これらのランダムアクセスメモリ31、補正データメモ
リ35A〜35Cに記録された内容に従って、アナログ
系信号処理回路33、ディジタル系信号処理回路34の
動作を設定し、またビューファインダ13において撮像
結果と共に表示する情報の内容を切り換える。
は、リードオンリメモリ31に格納された調整用の基本
データと、補正データメモリ35A、35B、35Cに
格納された補正用データに基づいて、アナログ系信号処
理回路33、ディジタル系信号処理回路34、キャラク
タジェネレータ36に制御データを出力し、これにより
これらのランダムアクセスメモリ31、補正データメモ
リ35A〜35Cに記録された内容に従って、アナログ
系信号処理回路33、ディジタル系信号処理回路34の
動作を設定し、またビューファインダ13において撮像
結果と共に表示する情報の内容を切り換える。
【0031】すなわちこのカメラ一体型ビデオテープレ
コーダ1において、リードオンリメモリ31は、中央処
理ユニット30の処理プログラムを格納すると共に、こ
のカメラ一体型ビデオテープレコーダ1の基本的な調整
データでなる基本データを格納する。ここでこれら調整
データは、ブラックバランス、ホワイトバランス、シェ
ーディング補正等の各種信号レベルを規定するレベルデ
ータと、例えばビューファインダ内に各種表示を設定す
る2値のオンオフデータとで形成される。この調整デー
タに対して基本データは、アナログ系信号処理回路3
3、ディジタル系信号処理回路34の動作特性、ビュー
ファインダ13の表示内容を工場出荷時の特性、内容に
設定するために必要なデータで形成される。
コーダ1において、リードオンリメモリ31は、中央処
理ユニット30の処理プログラムを格納すると共に、こ
のカメラ一体型ビデオテープレコーダ1の基本的な調整
データでなる基本データを格納する。ここでこれら調整
データは、ブラックバランス、ホワイトバランス、シェ
ーディング補正等の各種信号レベルを規定するレベルデ
ータと、例えばビューファインダ内に各種表示を設定す
る2値のオンオフデータとで形成される。この調整デー
タに対して基本データは、アナログ系信号処理回路3
3、ディジタル系信号処理回路34の動作特性、ビュー
ファインダ13の表示内容を工場出荷時の特性、内容に
設定するために必要なデータで形成される。
【0032】これに対して補正データメモリ35A、3
5B、35Cは、書換え可能な不揮発性メモリの領域を
分割して形成され、レベルデータについては、基本デー
タに対して相対値で表される補正用データを、基本デー
タに対応してそれぞれ格納する。またオンオフデータに
ついては、同様に基本データに対応して、基本データと
同一のデータ構造によりそれぞれ格納するようになされ
ている。
5B、35Cは、書換え可能な不揮発性メモリの領域を
分割して形成され、レベルデータについては、基本デー
タに対して相対値で表される補正用データを、基本デー
タに対応してそれぞれ格納する。またオンオフデータに
ついては、同様に基本データに対応して、基本データと
同一のデータ構造によりそれぞれ格納するようになされ
ている。
【0033】またこれら補正データメモリ35A、35
B、35Cは、順次優先順位が設定されて階層構造によ
り形成され、最も優先順位の高い補正データメモリ35
Aは、工場出荷時のセット固有データが補正用データと
して割り当てられるように形成され、レベルデータにつ
いては、基本データをこのセット固有データで補正して
得られる制御データによりこのカメラ一体型ビデオテー
プレコーダ1を駆動した状態で、このセット固有データ
を更新して工場出荷時、機器間のばらつきを補正できる
ようになされている。またオンオフデータについては、
セット固有データにより工場出荷時の基本的な設定を種
々に変更できるようになされている。
B、35Cは、順次優先順位が設定されて階層構造によ
り形成され、最も優先順位の高い補正データメモリ35
Aは、工場出荷時のセット固有データが補正用データと
して割り当てられるように形成され、レベルデータにつ
いては、基本データをこのセット固有データで補正して
得られる制御データによりこのカメラ一体型ビデオテー
プレコーダ1を駆動した状態で、このセット固有データ
を更新して工場出荷時、機器間のばらつきを補正できる
ようになされている。またオンオフデータについては、
セット固有データにより工場出荷時の基本的な設定を種
々に変更できるようになされている。
【0034】これに対して続く優先順位の補正データメ
モリ35Bは、エンジニアデータが補正用データとして
割り当てられるように形成され、レベルデータについて
は、基本データをセット固有データ及びエンジニアデー
タで補正して得られる制御データによりこのカメラ一体
型ビデオテープレコーダ1を駆動した状態で、放送局等
において、このエンジニアデータを更新して、複数台の
カメラ一体型ビデオテープレコーダ間で放送局独自の色
再現性等を設定できるようになされている。またオンオ
フデータについては、基本データに代えてこのエンジニ
アデータを選択して工場出荷時の基本的な設定を放送局
特有の設定に変更できるようになされている。
モリ35Bは、エンジニアデータが補正用データとして
割り当てられるように形成され、レベルデータについて
は、基本データをセット固有データ及びエンジニアデー
タで補正して得られる制御データによりこのカメラ一体
型ビデオテープレコーダ1を駆動した状態で、放送局等
において、このエンジニアデータを更新して、複数台の
カメラ一体型ビデオテープレコーダ間で放送局独自の色
再現性等を設定できるようになされている。またオンオ
フデータについては、基本データに代えてこのエンジニ
アデータを選択して工場出荷時の基本的な設定を放送局
特有の設定に変更できるようになされている。
【0035】また最も優先順位の低い補正データメモリ
35Cは、ユーザーデータが補正用データとして割り当
てられるように形成され、レベルデータについては、基
本データをセット固有データ、エンジニアデータ及びユ
ーザーデータで補正して得られる制御データによりこの
カメラ一体型ビデオテープレコーダ1を駆動した状態
で、カメラマンにおいて、このユーザーデータを更新し
て、例えばビューファインダ13の表示等を調整して、
使い勝手を向上できるようになされている。またオンオ
フデータについては、基本データ、エンジニアデータに
代えてユーザーデータを選択して工場出荷時の基本的な
設定、放送局特有の設定をカメラマンの好みの設定に変
更できるようになされている。
35Cは、ユーザーデータが補正用データとして割り当
てられるように形成され、レベルデータについては、基
本データをセット固有データ、エンジニアデータ及びユ
ーザーデータで補正して得られる制御データによりこの
カメラ一体型ビデオテープレコーダ1を駆動した状態
で、カメラマンにおいて、このユーザーデータを更新し
て、例えばビューファインダ13の表示等を調整して、
使い勝手を向上できるようになされている。またオンオ
フデータについては、基本データ、エンジニアデータに
代えてユーザーデータを選択して工場出荷時の基本的な
設定、放送局特有の設定をカメラマンの好みの設定に変
更できるようになされている。
【0036】さらに補正データメモリ35B及び35C
は、中央処理ユニット30により制御されてICカード
37に記録されたエンジニアデータ、ユーザーデータに
より内容を更新するようになされ、またこれとは逆に記
録されたエンジニアデータ、ユーザーデータをICカー
ド37に書き込むことができるようになされている。こ
こでこのICカード37は、このカメラ一体型ビデオテ
ープレコーダ1より取り外して、他のカメラ一体型ビデ
オテープレコーダに装着できるように形成されている。
は、中央処理ユニット30により制御されてICカード
37に記録されたエンジニアデータ、ユーザーデータに
より内容を更新するようになされ、またこれとは逆に記
録されたエンジニアデータ、ユーザーデータをICカー
ド37に書き込むことができるようになされている。こ
こでこのICカード37は、このカメラ一体型ビデオテ
ープレコーダ1より取り外して、他のカメラ一体型ビデ
オテープレコーダに装着できるように形成されている。
【0037】これにより図1(A)に示すように、レベ
ルデータについて、中央処理ユニット30は、リードオ
ンリメモリ31に格納された基本データを、ユーザの選
択した動作モードに応じて、セット固有データ、エンジ
ニアデータ、ユーザーデータで補正して最終的な制御デ
ータを生成し、この最終的な制御データによりアナログ
系信号処理回路33、ディジタル系信号処理回路34の
動作を設定し、ビューファインダ13の文字表示等を切
り換える。
ルデータについて、中央処理ユニット30は、リードオ
ンリメモリ31に格納された基本データを、ユーザの選
択した動作モードに応じて、セット固有データ、エンジ
ニアデータ、ユーザーデータで補正して最終的な制御デ
ータを生成し、この最終的な制御データによりアナログ
系信号処理回路33、ディジタル系信号処理回路34の
動作を設定し、ビューファインダ13の文字表示等を切
り換える。
【0038】これによりカメラ一体型ビデオテープレコ
ーダ1においては、工場出荷時の調整作業、放送局にお
ける調整作業、撮影現場における調整作業において、そ
れぞれ対象となる補正データメモリ35A、35B、3
5Cを切り換えて内容を更新することができ、これによ
り工場出荷時の調整作業においても、他の調整作業と同
様に簡易に実行できるようになされている。
ーダ1においては、工場出荷時の調整作業、放送局にお
ける調整作業、撮影現場における調整作業において、そ
れぞれ対象となる補正データメモリ35A、35B、3
5Cを切り換えて内容を更新することができ、これによ
り工場出荷時の調整作業においても、他の調整作業と同
様に簡易に実行できるようになされている。
【0039】さらにこのとき各補正データメモリ35
A、35B、35Cにおいて、基本データに対する相対
値で表される補正用データを、基本データに対応して格
納することにより、中央処理ユニット30において、各
調整作業でほぼ同一の処理手順により対象とする補正デ
ータメモリ35A、35B、35Cの内容を更新するこ
とができ、その分このカメラ一体型ビデオテープレコー
ダ1の構成を簡略化することができる。
A、35B、35Cにおいて、基本データに対する相対
値で表される補正用データを、基本データに対応して格
納することにより、中央処理ユニット30において、各
調整作業でほぼ同一の処理手順により対象とする補正デ
ータメモリ35A、35B、35Cの内容を更新するこ
とができ、その分このカメラ一体型ビデオテープレコー
ダ1の構成を簡略化することができる。
【0040】具体的に、中央処理ユニット30は、第1
の操作子S1がセットされた状態で電源が立ち上げられ
ると、動作モードをセット固有データモードに設定す
る。このセット固有データモードにおいて、中央処理ユ
ニット30は、レベルデータについては、基本データを
セット固有データにより補正して制御データを生成し、
この制御データにより全体の動作を制御し、ビューファ
インダ13の文字表示等を設定する。
の操作子S1がセットされた状態で電源が立ち上げられ
ると、動作モードをセット固有データモードに設定す
る。このセット固有データモードにおいて、中央処理ユ
ニット30は、レベルデータについては、基本データを
セット固有データにより補正して制御データを生成し、
この制御データにより全体の動作を制御し、ビューファ
インダ13の文字表示等を設定する。
【0041】これに対して中央処理ユニット30は、第
2の操作子S2がセットされた状態で電源が立ち上げら
れると、動作モードをエンジニアデータモードに設定す
る。この動作モードにおいて、中央処理ユニット30
は、レベルデータについては、基本データをセット固有
データ及びエンジニアデータにより補正して制御データ
を生成し、この制御データにより全体の動作を制御し、
ビューファインダ13の文字表示等を設定する。
2の操作子S2がセットされた状態で電源が立ち上げら
れると、動作モードをエンジニアデータモードに設定す
る。この動作モードにおいて、中央処理ユニット30
は、レベルデータについては、基本データをセット固有
データ及びエンジニアデータにより補正して制御データ
を生成し、この制御データにより全体の動作を制御し、
ビューファインダ13の文字表示等を設定する。
【0042】さらに中央処理ユニット30は、第1及び
第2の操作子S1及びS2の何れもがセットされない状
態で電源が立ち上げられると、動作モードをユーザーデ
ータモードに設定する。この動作モードにおいて、中央
処理ユニット30は、レベルデータについては、基本デ
ータをセット固有データ、エンジニアデータ及びユーザ
ーデータにより補正して制御データを生成し、この制御
データにより全体の動作を制御し、ビューファインダ1
3の文字表示等を設定する。
第2の操作子S1及びS2の何れもがセットされない状
態で電源が立ち上げられると、動作モードをユーザーデ
ータモードに設定する。この動作モードにおいて、中央
処理ユニット30は、レベルデータについては、基本デ
ータをセット固有データ、エンジニアデータ及びユーザ
ーデータにより補正して制御データを生成し、この制御
データにより全体の動作を制御し、ビューファインダ1
3の文字表示等を設定する。
【0043】これに対して中央処理ユニット30は、こ
のカメラ一体型ビデオテープレコーダ1の筐体側面に取
り付けられた規定の操作子S4が押圧操作された状態
で、このカメラ一体型ビデオテープレコーダ1の電源が
立ち上げられると、動作モードを調整モードに切り換
え、オペレータの操作に応動して補正データメモリ35
A、35B、35Cの内容を更新する。このとき中央処
理ユニット30は、第1の操作子S1がセットされた状
態で電源が立ち上げられると、調整モードをセット固有
データ調整モードに設定し、オペレータの操作に応動し
てセット固有データを更新する。
のカメラ一体型ビデオテープレコーダ1の筐体側面に取
り付けられた規定の操作子S4が押圧操作された状態
で、このカメラ一体型ビデオテープレコーダ1の電源が
立ち上げられると、動作モードを調整モードに切り換
え、オペレータの操作に応動して補正データメモリ35
A、35B、35Cの内容を更新する。このとき中央処
理ユニット30は、第1の操作子S1がセットされた状
態で電源が立ち上げられると、調整モードをセット固有
データ調整モードに設定し、オペレータの操作に応動し
てセット固有データを更新する。
【0044】このセット固有データ調整モードにおいて
(図1(B))、中央処理ユニット30は、補正データ
メモリ35B及び35Cをイニシャライズしてエンジニ
アデータ、ユーザーデータを値0に設定し、これにより
基本データをセット固有データのみで補正した状態で、
このセット固有データを更新する。
(図1(B))、中央処理ユニット30は、補正データ
メモリ35B及び35Cをイニシャライズしてエンジニ
アデータ、ユーザーデータを値0に設定し、これにより
基本データをセット固有データのみで補正した状態で、
このセット固有データを更新する。
【0045】これに対して中央処理ユニット30は、第
2の操作子S2がセットされた状態で電源が立ち上げら
れて調整モードに設定されると、調整モードをエンジニ
アデータ調整モードに設定し、オペレータの操作に応動
してエンジニアデータを更新する。このエンジニアデー
タ調整モードにおいて(図1(C))、中央処理ユニッ
ト30は、補正データメモリ35Cをイニシャライズし
てユーザーデータを値0に設定し、基本データをセット
固有データ及びエンジニアデータで補正した状態で、こ
のエンジニアデータを更新する。
2の操作子S2がセットされた状態で電源が立ち上げら
れて調整モードに設定されると、調整モードをエンジニ
アデータ調整モードに設定し、オペレータの操作に応動
してエンジニアデータを更新する。このエンジニアデー
タ調整モードにおいて(図1(C))、中央処理ユニッ
ト30は、補正データメモリ35Cをイニシャライズし
てユーザーデータを値0に設定し、基本データをセット
固有データ及びエンジニアデータで補正した状態で、こ
のエンジニアデータを更新する。
【0046】また中央処理ユニット30は、第1及び第
2の操作子S1及びS2の何れもがセットされない状態
で電源が立ち上げられて調整モードに設定されると、調
整モードをユーザーデータ調整モードに設定し、オペレ
ータの操作に応動してユーザーデータを更新する。この
ユーザーデータ調整モードにおいて(図1(D))、中
央処理ユニット30は、基本データをセット固有デー
タ、エンジニアデータ、ユーザーデータで補正した状態
で、このユーザーデータを更新する。
2の操作子S1及びS2の何れもがセットされない状態
で電源が立ち上げられて調整モードに設定されると、調
整モードをユーザーデータ調整モードに設定し、オペレ
ータの操作に応動してユーザーデータを更新する。この
ユーザーデータ調整モードにおいて(図1(D))、中
央処理ユニット30は、基本データをセット固有デー
タ、エンジニアデータ、ユーザーデータで補正した状態
で、このユーザーデータを更新する。
【0047】これにより中央処理ユニット30は、各調
整作業でほぼ同一の処理手順を実行して補正データメモ
リ35A、35B、35Cの内容を更新するようになさ
れている。具体的に、中央処理ユニット30は、これら
何れかの調整モードに設定された状態で、操作子S3及
び23の操作に応動して、対応するデータを更新する。
整作業でほぼ同一の処理手順を実行して補正データメモ
リ35A、35B、35Cの内容を更新するようになさ
れている。具体的に、中央処理ユニット30は、これら
何れかの調整モードに設定された状態で、操作子S3及
び23の操作に応動して、対応するデータを更新する。
【0048】ここで操作子23は、中央にプッシュスイ
ッチを配置し、その周囲に中点自動復帰型のロータリー
スイッチを配置して形成され、このロータリースイッチ
の右回転及び左回転の接点によりそれぞれアップダウン
スイッチを形成するようになされている。これに対して
操作子S3は、上下方向に可動する中点自動復帰型のス
ライドスイッチで形成され、それぞれ上下の接点でメニ
ューのオンオフスイッチとキャンセルスイッチとを形成
するようになされている。
ッチを配置し、その周囲に中点自動復帰型のロータリー
スイッチを配置して形成され、このロータリースイッチ
の右回転及び左回転の接点によりそれぞれアップダウン
スイッチを形成するようになされている。これに対して
操作子S3は、上下方向に可動する中点自動復帰型のス
ライドスイッチで形成され、それぞれ上下の接点でメニ
ューのオンオフスイッチとキャンセルスイッチとを形成
するようになされている。
【0049】中央処理ユニット30は、操作子S3、2
3が操作されると、図4に示すメニュー処理を実行す
る。ここで中央処理ユニット30は、メニューのオンオ
フスイッチが操作された場合、ビューファインダ13に
メニュー画面を表示していない状態にあってはメニュー
画面を表示し(ST1)、ビューファインダ13にメニ
ュー画面を表示している状態にあってはこの表示を中止
する(ST2)。
3が操作されると、図4に示すメニュー処理を実行す
る。ここで中央処理ユニット30は、メニューのオンオ
フスイッチが操作された場合、ビューファインダ13に
メニュー画面を表示していない状態にあってはメニュー
画面を表示し(ST1)、ビューファインダ13にメニ
ュー画面を表示している状態にあってはこの表示を中止
する(ST2)。
【0050】ここでこのメニュー画面は、図5(A)に
示すように、調整項目を示すメニューを順次配置し、左
上隅に各調整モードを識別する記号を表示して形成され
る。なおここではセット固有データ調整モードであるこ
とを示す、記号Sが表示されている。またメニューの先
頭には、調整項目選択の為のカーソルKが表示され、各
調整項目の右端には調整内容を示す相対値の表示、又は
オンオフを示す表示が形成される。またこれらの調整項
目のうち、例えシェーデング調整のように、調整内容を
詳細に設定する必要がある調整項目については、メニュ
ー画面上では調整項目の右端に調整内容を示す表示は形
成されず、別画面のメニューを選択して各詳細項目の個
々について調整内容を設定できるようになされている。
示すように、調整項目を示すメニューを順次配置し、左
上隅に各調整モードを識別する記号を表示して形成され
る。なおここではセット固有データ調整モードであるこ
とを示す、記号Sが表示されている。またメニューの先
頭には、調整項目選択の為のカーソルKが表示され、各
調整項目の右端には調整内容を示す相対値の表示、又は
オンオフを示す表示が形成される。またこれらの調整項
目のうち、例えシェーデング調整のように、調整内容を
詳細に設定する必要がある調整項目については、メニュ
ー画面上では調整項目の右端に調整内容を示す表示は形
成されず、別画面のメニューを選択して各詳細項目の個
々について調整内容を設定できるようになされている。
【0051】なおこの図4(A)に示すメニュー画面で
は、レベルデータに対応する黒レベルの設定メニュー
(MASTER BLACK)、ガンマ特性の設定メニ
ュー(MASTER GAMMA)、ニー特性のスロー
プ設定メニュー(KNEE SLOPE)、ニー特性の
ニーポイント設定メニュー(KNEE POINT)、
オンオフデータに対応するニー処理を実行するか否かの
設定メニュー(KNEE)、ホワイトクリップ処理を実
行するか否かの設定メニュー(WHITE CLI
P)、ホワイトクリップのレベル設定メニュー(WHT
CLIP LEVEL)が順次配列されて形成される
ようになされている。
は、レベルデータに対応する黒レベルの設定メニュー
(MASTER BLACK)、ガンマ特性の設定メニ
ュー(MASTER GAMMA)、ニー特性のスロー
プ設定メニュー(KNEE SLOPE)、ニー特性の
ニーポイント設定メニュー(KNEE POINT)、
オンオフデータに対応するニー処理を実行するか否かの
設定メニュー(KNEE)、ホワイトクリップ処理を実
行するか否かの設定メニュー(WHITE CLI
P)、ホワイトクリップのレベル設定メニュー(WHT
CLIP LEVEL)が順次配列されて形成される
ようになされている。
【0052】中央処理ユニット30は、このようなメニ
ュー画面を単に表示した状態では、動作モードをページ
変更モードに設定し、操作子23のアップダウンスイッ
チが操作されると、図4(B)及び(C)に示すように
メニュー画面を順次切り換える(ST3)。これにより
中央処理ユニット30は、アップダウンスイッチを操作
してメニュー画面を選択できるようになされている。
ュー画面を単に表示した状態では、動作モードをページ
変更モードに設定し、操作子23のアップダウンスイッ
チが操作されると、図4(B)及び(C)に示すように
メニュー画面を順次切り換える(ST3)。これにより
中央処理ユニット30は、アップダウンスイッチを操作
してメニュー画面を選択できるようになされている。
【0053】なおこの図4(B)に示すメニュー画面
は、オンオフデータに対応するビューファインダ内の表
示に関するメニュー画面で、表示モードの設定メニュー
(DISP MODE)、拡大レンズの使用未使用の表
示設定メニュー(EXTENDER)、ズームレンズの
倍率表示設定メニュー(ZOOM)により形成されるよ
うになされている。また図4(C)に示すメニュー画面
は、同様にビューファインダ内の表示に関するメニュー
画面で、オンオフデータに対応するフィルタの表示設定
メニュー(FILTER)、ホワイトバランスのメモリ
表示設定メニュー(WHITE)、ゲンイの表示設定メ
ニュー(GAIN)、シャッター速度の表示設定メニュ
ー(SHUTTER)、磁気テープ残量の表示設定メニ
ュー(TAPE)、音声レベルの表示設定メニュー(A
UDIO)、絞りの値の表示設定メニュー(IRI
S)、録画IDの表示のメニュー(REC.ID)によ
り形成されるようになされている。
は、オンオフデータに対応するビューファインダ内の表
示に関するメニュー画面で、表示モードの設定メニュー
(DISP MODE)、拡大レンズの使用未使用の表
示設定メニュー(EXTENDER)、ズームレンズの
倍率表示設定メニュー(ZOOM)により形成されるよ
うになされている。また図4(C)に示すメニュー画面
は、同様にビューファインダ内の表示に関するメニュー
画面で、オンオフデータに対応するフィルタの表示設定
メニュー(FILTER)、ホワイトバランスのメモリ
表示設定メニュー(WHITE)、ゲンイの表示設定メ
ニュー(GAIN)、シャッター速度の表示設定メニュ
ー(SHUTTER)、磁気テープ残量の表示設定メニ
ュー(TAPE)、音声レベルの表示設定メニュー(A
UDIO)、絞りの値の表示設定メニュー(IRI
S)、録画IDの表示のメニュー(REC.ID)によ
り形成されるようになされている。
【0054】このようにしてメニュー画面を表示した状
態で、操作子23のプッシュスイッチが押圧操作される
と、中央処理ユニット30は、動作モードをページ変更
モードから項目選択モードに切り換える(ST4)。こ
の項目選択モードにおいて、中央処理ユニット30は、
操作子S3のキャンセルスイッチが操作されると、動作
モードを元のページ変更モードに戻す(ST5)。
態で、操作子23のプッシュスイッチが押圧操作される
と、中央処理ユニット30は、動作モードをページ変更
モードから項目選択モードに切り換える(ST4)。こ
の項目選択モードにおいて、中央処理ユニット30は、
操作子S3のキャンセルスイッチが操作されると、動作
モードを元のページ変更モードに戻す(ST5)。
【0055】この項目選択モードにおいて、操作子23
のアップダウンスイッチが操作されると、中央処理ユニ
ット30は、カーソルKの位置を上方向又は下方向に順
次移動させる(ST6)。これにより中央処理ユニット
30は、メニュー画面を選択した後、プッシュスイッチ
を操作して動作モードを切り換え、続いてアップダウン
スイッチを操作して所望の調整項目を選択できるように
なされている。
のアップダウンスイッチが操作されると、中央処理ユニ
ット30は、カーソルKの位置を上方向又は下方向に順
次移動させる(ST6)。これにより中央処理ユニット
30は、メニュー画面を選択した後、プッシュスイッチ
を操作して動作モードを切り換え、続いてアップダウン
スイッチを操作して所望の調整項目を選択できるように
なされている。
【0056】これに対して項目選択モードに設定された
状態で、操作子23のプッシュスイッチが操作される
と、中央処理ユニット30は、動作モードを項目選択モ
ードからデータ更新モードに切り換える(ST7)。こ
のデータ更新モードにおいて、中央処理ユニット30
は、調整用モードに対応する補正データメモリ35A、
35B、35Cから、カーソルKにより指定される調整
項目の補正用データをランダムアクセスメモリ32に退
避した後、操作子23のアップダウンスイッチが操作さ
れると、この調整項目について、対応する補正データメ
モリ35A、35B、35Cの調整データを更新する
(ST8)。
状態で、操作子23のプッシュスイッチが操作される
と、中央処理ユニット30は、動作モードを項目選択モ
ードからデータ更新モードに切り換える(ST7)。こ
のデータ更新モードにおいて、中央処理ユニット30
は、調整用モードに対応する補正データメモリ35A、
35B、35Cから、カーソルKにより指定される調整
項目の補正用データをランダムアクセスメモリ32に退
避した後、操作子23のアップダウンスイッチが操作さ
れると、この調整項目について、対応する補正データメ
モリ35A、35B、35Cの調整データを更新する
(ST8)。
【0057】すなわち調整項目に対応する基本データ
が、信号レベル等のディジタル値により規定されるデー
タの場合(図4(A)のブラックレベル、ガンマ特性等
の調整項目に対応する)、アップダウンスイッチの操作
方向に対応して対応する補正用データを増大又は減少さ
せ、対応する補正データメモリ35A、35B、35C
の内容を更新する(ST9)。また調整項目に対応する
基本データが、ニー処理を実行するか否かのような2値
の設定内容の場合、このアップダウンスイッチの操作に
対応してこの設定を順次循環的に切り換える。
が、信号レベル等のディジタル値により規定されるデー
タの場合(図4(A)のブラックレベル、ガンマ特性等
の調整項目に対応する)、アップダウンスイッチの操作
方向に対応して対応する補正用データを増大又は減少さ
せ、対応する補正データメモリ35A、35B、35C
の内容を更新する(ST9)。また調整項目に対応する
基本データが、ニー処理を実行するか否かのような2値
の設定内容の場合、このアップダウンスイッチの操作に
対応してこの設定を順次循環的に切り換える。
【0058】これによりカメラ一体型ビデオテープレコ
ーダ1では、各調整モードで共通のメニュー画面によ
り、さらには共通の作業手順により、補正データメモリ
35A、35B、35Cの内容を更新することができる
ように形成され、その分工場出荷時、故障等のメンテナ
ンス時の調整作業を簡略化するようになされている。
ーダ1では、各調整モードで共通のメニュー画面によ
り、さらには共通の作業手順により、補正データメモリ
35A、35B、35Cの内容を更新することができる
ように形成され、その分工場出荷時、故障等のメンテナ
ンス時の調整作業を簡略化するようになされている。
【0059】かくしてこのようにして補正用データを更
新して操作子23のプッシュスイッチが押圧操作される
と、中央処理ユニット30は、この補正用データについ
ては更新処理が確定したとして(ST10)、ランダム
アクセスメモリ32に退避した補正用データを削除す
る。
新して操作子23のプッシュスイッチが押圧操作される
と、中央処理ユニット30は、この補正用データについ
ては更新処理が確定したとして(ST10)、ランダム
アクセスメモリ32に退避した補正用データを削除す
る。
【0060】これに対して項目選択モードにおいて、こ
のような確定の操作を実行する前に、操作子S3のキャ
ンセルスイッチが操作されると、中央処理ユニット30
は、ランダムアクセスメモリ32に退避した補正用デー
タにより対応する補正データメモリ35A、35B、3
5Cを書き換え、これにより補正用データを元の状態に
戻す(ST11)。続いて中央処理ユニット30は、動
作モードを元の項目選択モードに戻す(ST12)。
のような確定の操作を実行する前に、操作子S3のキャ
ンセルスイッチが操作されると、中央処理ユニット30
は、ランダムアクセスメモリ32に退避した補正用デー
タにより対応する補正データメモリ35A、35B、3
5Cを書き換え、これにより補正用データを元の状態に
戻す(ST11)。続いて中央処理ユニット30は、動
作モードを元の項目選択モードに戻す(ST12)。
【0061】以上の構成において、レンズ2を介して入
射するこのカメラ一体型ビデオテープレコーダ1の入射
光は(図2)、ダイクロィックプリズム3により赤色、
緑色、青色の入射光に分解され、各赤色、緑色、青色の
入射光がCCD固体撮像素子4R、4G、4Bにより受
光される。このCCD固体撮像素子4R、4G、4Bの
出力信号は、プリアンプ5により増幅された後、色信号
に変換され、ビデオアンプ6において、ゲンイ調整、ホ
ワイトバランス調整、ブラックバランス調整、ブラック
レベル調整、シェーディング補正等の各種処理を受け、
続くアナログディジタル変換回路8によりディジタル色
信号に変換される。
射するこのカメラ一体型ビデオテープレコーダ1の入射
光は(図2)、ダイクロィックプリズム3により赤色、
緑色、青色の入射光に分解され、各赤色、緑色、青色の
入射光がCCD固体撮像素子4R、4G、4Bにより受
光される。このCCD固体撮像素子4R、4G、4Bの
出力信号は、プリアンプ5により増幅された後、色信号
に変換され、ビデオアンプ6において、ゲンイ調整、ホ
ワイトバランス調整、ブラックバランス調整、ブラック
レベル調整、シェーディング補正等の各種処理を受け、
続くアナログディジタル変換回路8によりディジタル色
信号に変換される。
【0062】これらディジタル色信号は、ディジタルビ
デオプロセス回路9において、ビデオアンプ6にて処理
して残るビデオ信号の生成に必要な、ガンマ補正、ニー
処理、ホワイトクリップ等の処理を受けた後、マトリッ
クス演算によりディジタル輝度信号、ディジタル色差信
号に変換される。これらディジタル輝度信号、ディジタ
ル色差信号は、レート変換回路11を介してディジタル
ビデオプロセス回路14に出力され、ここで規定のデー
タ構造に変換されて符号化された後、VTRメカデッキ
16を介して磁気テープに記録される。これによりカメ
ラ一体型ビデオテープレコーダ1では、ビデオアンプ
6、ディジタルビデオプロセス回路14に設定された特
性により撮像結果が処理された後、磁気テープに記録さ
れる。
デオプロセス回路9において、ビデオアンプ6にて処理
して残るビデオ信号の生成に必要な、ガンマ補正、ニー
処理、ホワイトクリップ等の処理を受けた後、マトリッ
クス演算によりディジタル輝度信号、ディジタル色差信
号に変換される。これらディジタル輝度信号、ディジタ
ル色差信号は、レート変換回路11を介してディジタル
ビデオプロセス回路14に出力され、ここで規定のデー
タ構造に変換されて符号化された後、VTRメカデッキ
16を介して磁気テープに記録される。これによりカメ
ラ一体型ビデオテープレコーダ1では、ビデオアンプ
6、ディジタルビデオプロセス回路14に設定された特
性により撮像結果が処理された後、磁気テープに記録さ
れる。
【0063】さらにこのディジタル輝度信号、ディジタ
ル色差信号は、レート変換回路11を介してインターフ
ェース回路12に出力され、このインターフェース回路
12から外部機器に、規定フォーマットのシリアルディ
ジタルビデオ信号、又はアナログビデオ信号が出力され
る。これによりカメラ一体型ビデオテープレコーダ1で
は、ビデオアンプ6、ディジタルビデオプロセス回路1
4に設定された特性により撮像結果が処理された後、外
部機器に出力される。
ル色差信号は、レート変換回路11を介してインターフ
ェース回路12に出力され、このインターフェース回路
12から外部機器に、規定フォーマットのシリアルディ
ジタルビデオ信号、又はアナログビデオ信号が出力され
る。これによりカメラ一体型ビデオテープレコーダ1で
は、ビデオアンプ6、ディジタルビデオプロセス回路1
4に設定された特性により撮像結果が処理された後、外
部機器に出力される。
【0064】またこのディジタル輝度信号、ディジタル
色差信号は、ディジタルアナログ変換回路10によりア
ナログ信号に変換された後、インターフェース回路12
を介してビューファインダ13に出力され、これにより
撮像結果がビューファインダ13に表示される。
色差信号は、ディジタルアナログ変換回路10によりア
ナログ信号に変換された後、インターフェース回路12
を介してビューファインダ13に出力され、これにより
撮像結果がビューファインダ13に表示される。
【0065】この表示の制御等において(図1及び図
3)、カメラ一体型ビデオテープレコーダ1では、操作
子S1がセットされて電源が立ち上げられると、セット
固有データモードに設定され、階層構造において最も優
先される補正データメモリ35Aに格納されたセット固
有データのうちの、オンオフデータに従ってビューファ
インダ13の文字表示、ニー処理の有無等が設定され
る。またレベルデータにおいては、リードオンリメモリ
31に格納された基本データが、同様に補正データメモ
リ35Aに格納されたセット固有データにより補正され
て制御データが生成され、この制御データに従ってブラ
ックレベル、ホワイトバランス、ニー特性、ガンマ特性
等が設定される。
3)、カメラ一体型ビデオテープレコーダ1では、操作
子S1がセットされて電源が立ち上げられると、セット
固有データモードに設定され、階層構造において最も優
先される補正データメモリ35Aに格納されたセット固
有データのうちの、オンオフデータに従ってビューファ
インダ13の文字表示、ニー処理の有無等が設定され
る。またレベルデータにおいては、リードオンリメモリ
31に格納された基本データが、同様に補正データメモ
リ35Aに格納されたセット固有データにより補正され
て制御データが生成され、この制御データに従ってブラ
ックレベル、ホワイトバランス、ニー特性、ガンマ特性
等が設定される。
【0066】これに対して第2の操作子S2がセットさ
れた状態で電源が立ち上げられると、エンジニアデータ
モードにされ、階層構造の中間層でなる補正データメモ
リ35Bに格納されたエンジニアデータのうちの、オン
オフデータに従ってビューファインダ13の文字表示、
ニー処理の有無等が設定される。またレベルデータにお
いては、リードオンリメモリ31に格納された基本デー
タが、最優先の補正データメモリ35Aに格納されたセ
ット固有データ、続いて優先される補正データメモリ3
5Bに格納されたエンジニアデータにより補正されて制
御データが生成され、この制御データに従ってブラック
レベル、ホワイトバランス、ニー特性、ガンマ特性等が
設定される。
れた状態で電源が立ち上げられると、エンジニアデータ
モードにされ、階層構造の中間層でなる補正データメモ
リ35Bに格納されたエンジニアデータのうちの、オン
オフデータに従ってビューファインダ13の文字表示、
ニー処理の有無等が設定される。またレベルデータにお
いては、リードオンリメモリ31に格納された基本デー
タが、最優先の補正データメモリ35Aに格納されたセ
ット固有データ、続いて優先される補正データメモリ3
5Bに格納されたエンジニアデータにより補正されて制
御データが生成され、この制御データに従ってブラック
レベル、ホワイトバランス、ニー特性、ガンマ特性等が
設定される。
【0067】また第1及び第2の操作子S1及びS2の
何れもがセットされない状態で電源が立ち上げられる
と、ユーザーデータモードに設定され、最下層の補正デ
ータメモリ35Cに格納されたユーザーデータのうち
の、オンオフデータに従ってビューファインダ13の文
字表示、ニー処理の有無等が設定される。またレベルデ
ータにおいては、リードオンリメモリ31に格納された
基本データが、この全て階層構造でなる補正データメモ
リ35A、35B、35Cに格納されたセット固有デー
タ、エンジニアデータ、ユーザーデータにより補正され
て制御データが生成され、この制御データに従ってブラ
ックレベル、ホワイトバランス、ニー特性、ガンマ特性
等が設定される。
何れもがセットされない状態で電源が立ち上げられる
と、ユーザーデータモードに設定され、最下層の補正デ
ータメモリ35Cに格納されたユーザーデータのうち
の、オンオフデータに従ってビューファインダ13の文
字表示、ニー処理の有無等が設定される。またレベルデ
ータにおいては、リードオンリメモリ31に格納された
基本データが、この全て階層構造でなる補正データメモ
リ35A、35B、35Cに格納されたセット固有デー
タ、エンジニアデータ、ユーザーデータにより補正され
て制御データが生成され、この制御データに従ってブラ
ックレベル、ホワイトバランス、ニー特性、ガンマ特性
等が設定される。
【0068】これに対して調整モード設定の操作子S4
が操作されると、調整モードに設定される。この調整モ
ードにおいては、通常の動作モードの場合と同様に、操
作子S1、S2の設定に対応して、セット固有データ調
整モード、エンジニアデータ調整モード、ユーザーデー
タ調整モードに設定される。
が操作されると、調整モードに設定される。この調整モ
ードにおいては、通常の動作モードの場合と同様に、操
作子S1、S2の設定に対応して、セット固有データ調
整モード、エンジニアデータ調整モード、ユーザーデー
タ調整モードに設定される。
【0069】このセット固有データ調整モードにおいて
は、最優先の補正データメモリ35Aを除く補正データ
メモリ35B、35Cに格納されたエンジニアデータ、
ユーザーデータが初期化され、レベルデータについて
は、リードオンリメモリ31に格納された基本データ
を、最優先のセット固有データで補正した状態で、この
セット固有データが更新され、これにより工場出荷時の
ばらつきが補正される。またオンオフデータについて
は、このセット固有データがオペレータの操作に応動し
て更新される。
は、最優先の補正データメモリ35Aを除く補正データ
メモリ35B、35Cに格納されたエンジニアデータ、
ユーザーデータが初期化され、レベルデータについて
は、リードオンリメモリ31に格納された基本データ
を、最優先のセット固有データで補正した状態で、この
セット固有データが更新され、これにより工場出荷時の
ばらつきが補正される。またオンオフデータについて
は、このセット固有データがオペレータの操作に応動し
て更新される。
【0070】これに対してエンジニアデータ調整モード
においては、最も優先度の低い補正データメモリ35C
に格納されたユーザーデータが初期化され、レベルデー
タについては、リードオンリメモリ31に格納された基
本データを、この補正データメモリ35Cより優先度の
高いセット固有データ、エンジニアデータで補正した状
態で、このエンジニアデータが更新され、これにより放
送局固有の色再現性等が設定される。またオンオフデー
タについては、このエンジニアデータがオペレータの操
作に応動して更新される。
においては、最も優先度の低い補正データメモリ35C
に格納されたユーザーデータが初期化され、レベルデー
タについては、リードオンリメモリ31に格納された基
本データを、この補正データメモリ35Cより優先度の
高いセット固有データ、エンジニアデータで補正した状
態で、このエンジニアデータが更新され、これにより放
送局固有の色再現性等が設定される。またオンオフデー
タについては、このエンジニアデータがオペレータの操
作に応動して更新される。
【0071】さらに最も優先度の低いユーザーデータ調
整モードにおいては、レベルデータについて、リードオ
ンリメモリ31に格納された基本データをセット固有デ
ータ、エンジニアデータ、ユーザーデータで補正した状
態で、このユーザーデータが更新され、これによりカメ
ラ一体型ビデオテープレコーダ1がカメラマンの好みの
状態に設定される。またオンオフデータについては、こ
のユーザーデータがカメラマンの操作に応動して更新さ
れる。
整モードにおいては、レベルデータについて、リードオ
ンリメモリ31に格納された基本データをセット固有デ
ータ、エンジニアデータ、ユーザーデータで補正した状
態で、このユーザーデータが更新され、これによりカメ
ラ一体型ビデオテープレコーダ1がカメラマンの好みの
状態に設定される。またオンオフデータについては、こ
のユーザーデータがカメラマンの操作に応動して更新さ
れる。
【0072】これらの調整モードにおいて、カメラ一体
型ビデオテープレコーダ1は、何れの調整モードにおい
ても、操作子23、S3の操作に応動して共通のメニュ
ー画面を表示し(図4及び図5)、またこの共通のメニ
ュー画面において、調整項目、調整内容が指定され、こ
の指定された内容に従って、各調整モードに対応する補
正データメモリ35A、35B、35Cの内容が更新さ
れる。これによりカメラ一体型ビデオテープレコーダ1
においては、工場出荷時、メンテナンス時においても、
ユーザーデータ調整モードと同一の条件により調整する
ことができ、調整作業を簡略化することができる。
型ビデオテープレコーダ1は、何れの調整モードにおい
ても、操作子23、S3の操作に応動して共通のメニュ
ー画面を表示し(図4及び図5)、またこの共通のメニ
ュー画面において、調整項目、調整内容が指定され、こ
の指定された内容に従って、各調整モードに対応する補
正データメモリ35A、35B、35Cの内容が更新さ
れる。これによりカメラ一体型ビデオテープレコーダ1
においては、工場出荷時、メンテナンス時においても、
ユーザーデータ調整モードと同一の条件により調整する
ことができ、調整作業を簡略化することができる。
【0073】以上の構成によれば、撮像系信号処理回路
の基本的な特性を設定する基本データに対して、セット
間のばらつき補正用のセット固有データ、放送局独自の
色再現性等を設定するエンジニアデータ、カメラマン独
自の調整項目を設定するユーザーデータを階層構造によ
り形成し、選択された調整モードに対応してセット固有
データ、エンジニアデータ、ユーザーデータにより基本
データを補正してアナログ系信号処理回路等に制御デー
タを出力したことにより、工場出荷時の調整作業におい
ても、ユーザー側にて実行する調整作業と同一の調整器
具により簡易に実行することができる。
の基本的な特性を設定する基本データに対して、セット
間のばらつき補正用のセット固有データ、放送局独自の
色再現性等を設定するエンジニアデータ、カメラマン独
自の調整項目を設定するユーザーデータを階層構造によ
り形成し、選択された調整モードに対応してセット固有
データ、エンジニアデータ、ユーザーデータにより基本
データを補正してアナログ系信号処理回路等に制御デー
タを出力したことにより、工場出荷時の調整作業におい
ても、ユーザー側にて実行する調整作業と同一の調整器
具により簡易に実行することができる。
【0074】またこのとき各調整モードにおいて、ほぼ
共通のメニュー画面により補正用のデータを更新するこ
とにより、調整作業自体も簡略化することができる。
共通のメニュー画面により補正用のデータを更新するこ
とにより、調整作業自体も簡略化することができる。
【0075】なお上述の実施の形態においては、基本デ
ータに対する補正用データを3層の階層構造により形成
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、必
要に応じて複数の階層構造により設定する場合に広く適
用することができる。
ータに対する補正用データを3層の階層構造により形成
する場合について述べたが、本発明はこれに限らず、必
要に応じて複数の階層構造により設定する場合に広く適
用することができる。
【0076】また上述の実施の形態においては、本発明
をカメラ一体型ビデオテープレコーダに適用する場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、テレビジョン
カメラ等、種々の撮像装置に広く適用することができ
る。
をカメラ一体型ビデオテープレコーダに適用する場合に
ついて述べたが、本発明はこれに限らず、テレビジョン
カメラ等、種々の撮像装置に広く適用することができ
る。
【0077】
【発明の効果】上述のように本発明によれば、基本の調
整用データを補正用データにより補正して信号処理回路
の動作を設定する際に、この補正用データを階層構造に
より形成し、オペレータの操作に対応するこの階層構造
の優先順位に従って、この補正用データを一部、又全部
使用して調整用データを補正することにより、例えばこ
の階層構造の最も優先度の高い補正用データを工場出荷
時の調整に割り当てて、工場出荷時の調整作業を他の調
整時と同様に実行でき、これにより工場出荷時の調整作
業を簡略化することができる。
整用データを補正用データにより補正して信号処理回路
の動作を設定する際に、この補正用データを階層構造に
より形成し、オペレータの操作に対応するこの階層構造
の優先順位に従って、この補正用データを一部、又全部
使用して調整用データを補正することにより、例えばこ
の階層構造の最も優先度の高い補正用データを工場出荷
時の調整に割り当てて、工場出荷時の調整作業を他の調
整時と同様に実行でき、これにより工場出荷時の調整作
業を簡略化することができる。
【図1】本発明の実施の形態に係る補正用データの階層
構造の説明に供する略線図である。
構造の説明に供する略線図である。
【図2】図1の補正用データを適用したカメラ一体型ビ
デオテープレコーダを示すブロック図である。
デオテープレコーダを示すブロック図である。
【図3】図2のカメラ一体型ビデオテープレコーダの制
御部を中心にした構成を示すブロック図である。
御部を中心にした構成を示すブロック図である。
【図4】図1のカメラ一体型ビデオテープレコーダの操
作子の操作の説明に供する略線図である。
作子の操作の説明に供する略線図である。
【図5】図4の操作子の操作に対応するメニュー画面を
示す略線図である。
示す略線図である。
1 カメラ一体型ビデ
オテープレコーダ 6 ビデオアンプ 7 制御部 9、14 ディジタルビデオ
プロセス回路 13 ビューファインダ 19、22、21、S1〜S4 操作子 30 中央処理ユニット 31 リードオンリメモ
リ 33 アナログ系信号処
理回路 34 ディジタル系信号
処理回路 35A〜35B 補正データメモリ 37 ICカード
オテープレコーダ 6 ビデオアンプ 7 制御部 9、14 ディジタルビデオ
プロセス回路 13 ビューファインダ 19、22、21、S1〜S4 操作子 30 中央処理ユニット 31 リードオンリメモ
リ 33 アナログ系信号処
理回路 34 ディジタル系信号
処理回路 35A〜35B 補正データメモリ 37 ICカード
Claims (3)
- 【請求項1】 調整用データに応じた特性により規定の
信号処理回路で撮像結果を信号処理して出力する撮像装
置において、 前記調整用データの基本の値を格納する基本メモリと、 前記調整用データを補正する補正用データを階層構造に
より格納する補正用メモリと、 前記調整用データを前記補正用データで補正して前記信
号処理回路に出力する制御回路とを備え、 前記制御回路は、 操作子の操作に対応して、前記階層構造の優先順位に従
って、前記階層構造の補正データの一部、又は全部によ
り前記調整用データを補正することを特徴とする撮像装
置。 - 【請求項2】 前記補正用メモリは、 前記調整用データを補正して、機器間で、前記信号処理
のばらつきを補正する補正用データを格納する第1の補
正用メモリと、 前記調整用データを補正して、規定グループの機器間
で、前記信号処理の特性を設定する補正用データを格納
する第2の補正用メモリと、 前記調整用データを補正して、機器固有で、前記信号処
理の特性を設定する第3の補正用メモリとで形成され、 前記制御手段は、 操作子の操作に応動して動作モードを切り換え、 通常の動作モードにおいて、 前記基本メモリに格納した調整用データを前記第1、第
2、第3の補正用メモリに格納した補正用データにより
補正して前記信号処理回路に出力し、 第1の調整モードにおいて、 操作子の操作に応動して、前記第1の補正用メモリの内
容を更新し、前記基本メモリに格納した調整用データを
前記第1の補正用メモリに格納した補正用データにより
補正して前記信号処理回路に出力すると共に、前記第
2、第3の補正用メモリに格納した補正用データを初期
値に更新し、 第2の調整モードにおいて、 操作子の操作に応動して、前記第2の補正用メモリの内
容を更新し、前記基本メモリに格納した調整用データを
前記第1、第2の補正用メモリに格納した補正用データ
により補正して前記信号処理回路に出力すると共に、前
記第3の補正用メモリに格納した補正用データを初期値
に更新し、 第3の調整モードにおいて、 操作子の操作に応動して、前記第3の補正用メモリの内
容を更新し、前記基本メモリに格納した調整用データを
前記第1、第2、第3の補正用メモリに格納した補正用
データにより補正して前記信号処理回路に出力すること
を特徴とする請求項1に記載の撮像装置。 - 【請求項3】 上記第1、第2及び第3の調整モード
は、 ほぼ同一のメニュー画面を表示した状態で、操作子の操
作に応動して前記メニュー画面に表示された調整項目を
示すメニューを選択して実行されることを特徴とする請
求項2に記載の撮像装置。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7347126A JPH09168115A (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 撮像装置 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP7347126A JPH09168115A (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 撮像装置 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09168115A true JPH09168115A (ja) | 1997-06-24 |
Family
ID=18388088
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP7347126A Pending JPH09168115A (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 撮像装置 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09168115A (ja) |
Cited By (1)
Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
---|---|---|---|---|
JP2005303609A (ja) * | 2004-04-09 | 2005-10-27 | Canon Inc | レンズ装置 |
-
1995
- 1995-12-15 JP JP7347126A patent/JPH09168115A/ja active Pending
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Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
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JP2005303609A (ja) * | 2004-04-09 | 2005-10-27 | Canon Inc | レンズ装置 |
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