JPH09167638A - 残量表示機能付電池および残量表示機能付組電池 - Google Patents

残量表示機能付電池および残量表示機能付組電池

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JPH09167638A
JPH09167638A JP7326671A JP32667195A JPH09167638A JP H09167638 A JPH09167638 A JP H09167638A JP 7326671 A JP7326671 A JP 7326671A JP 32667195 A JP32667195 A JP 32667195A JP H09167638 A JPH09167638 A JP H09167638A
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liquid crystal
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JP7326671A
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Shiyuuko Yamauchi
修子 山内
Masanori Yoshikawa
正則 吉川
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Hitachi Ltd
Original Assignee
Hitachi Ltd
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 電池の残容量を検出のための消費電流を定常
的に流すことなく、機器使用前に確認できるようにする
こと。 【解決手段】 単電池であって、該単電池の外部から視
認可能な箇所に該単電池の電圧変化により液晶の配向を
変え、その配向変化により色が変わる液晶呈色表示部を
備えた残量表示機構付電池。本発明を適用することで電
池容量への影響の少ない残容量表示が可能になり、電池
系のメモリー効果も予防可能となり、電池の寿命を延ば
すことが可能となる。また組電池に適用することで、保
守点検が容易になり、電池系を有効に使用することが可
能となる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、一次電池、二次電
池、特に民生用の携帯機器、OA機器、電気自動車等の
電源に用いられ、その電池の残存容量を外部から判断可
能なる残量表示機能付電池および残量表示機能付組電
池、更にその電池が組み込まれた電気自動車用電源、電
気自動車、電子機器又は電気機器に関する。
【0002】
【従来の技術】従来の一次電池例えば乾電池などの電池
においては、電池の残存容量は、使用する機器が動作す
るかしないかでしか残容量状態が判断できない。また二
次電池においても、自動車用バッテリーや、携帯用の電
話や、携帯用AV機器、ビデオレコーダ、コンピュータ
に内蔵する電池は、システムにセットしてはじめて残容
量状態がわかる仕組になっており、電池そのものをセッ
トする前には、電池の残容量に関する情報は得られな
い。また、コンピュータのバックアップ電源に使われる
二次電池や、カメラ用の大容量の二次電池は、何本かの
小型電池を複数接続し、所望の電圧、容量を得る組電池
の構成となっているが、容量の表示は機器側にあること
が多い。
【0003】複数の電池の充電を制御する保護回路を持
ち、その一部に容量をチェックするものとして、いくつ
かのLEDインジケータの点灯の個数により残容量の目
安を得るものがわずかにある。しかし放電容量を内蔵の
マイクロコンピュータで積算するための回路が必要であ
るし、LED素子の消費電流も大きい。
【0004】残存容量検出装置 や充電状態を検知する
装置として、エレクトロクロミズム材料を用いた例(特
開昭60-66170号公報、特開平2-86075号公報、特開平5-9
3767号公報)がある。これらは、定常的に電流を流す構
成となっていて、浅い放電で充電するものであり、しか
も二次電池に限定されている。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】従来、電池が消耗して
いるかどうかの判断は、使用される機器にセットしてみ
なければならず、複数本の一次電池を使用する機器の場
合、各電池のそれぞれの消耗度が違っていると、電流の
分布ができてしまい、電池の有効な容量が利用できない
という問題や、使用済みの電池かそうでないかの判断は
機器にセットしてみなければわからない手間がかかっ
た。
【0006】また、ニッケル−カドミウム二次電池のよ
うな二次電池は、少量放電した後に充電することを繰り
返すと放電できる容量が次第に減少するメモリー効果が
あるが、パーソナルコンピュータのバックアップ電源や
コードレス電話や、携帯用カセットの電源として使用さ
れた場合、特にバックアップ電源の場合、電池の容量が
まだ残っているにもかかわらず、電池の容量を電池本体
をみて即座に判断することができないため、全放電容量
を放電する前に充電する使い方を知らず知らずのうちに
していまい電池そのものの寿命を短くしてしまってい
る。また手にとった電池の容量がいくらあるかわから
ず、いちいち充電してから使うという不便さがあった。
【0007】また組電池は、複数の単電池を直列、並
列、あるいは直並列に接続し、必要な高電圧、大容量の
電池システムとしているが、単電池にはばらつきがある
ため複数の単電池のうち、1つでも充電不良の電池があ
ると組電池全体の容量が低下する。このことは、換言す
れば組電池の電池性能が低下してもまだ使用可能な電池
が多数含まれていることを示している。しかしながら、
どの電池が劣化しているのかわからない状態であるた
め、現状では組電池そのものを交換してしまっている。
このような状況を考えるとシステムに組み込む前に残存
容量が判断できる機能を有する電池の開発が課題であ
る。
【0008】エレクトロクロミズム材料を用いた前記従
来例は、残存容量が一応判断できるが、定常的に電流を
流すものであるため、電池残存容量の検出のために電池
の電流が定常的に消費され、電池寿命が低下しやすい問
題があった。更に詳しく説明すると、エレクトロクロミ
ズム材料による呈色表示は、酸化還元反応によるもの
で、例えば酸化タングステン(WO3)は、そのもの自
体は無色ないしは淡黄色であるが、これを一部還元する
ことにより、濃青色のタングステンブロンズとなる。還
元状態では、電解液中から薄膜内にカチオンが取り込ま
れる。カチオンは活物質内の結晶構造の空隙内に取り込
まれ、酸化状態では放出される。このような機構をとる
エレクトロクロミズム材料は、イオンの出入りを伴うた
め酸化還元の繰り返しによって格子の膨張収縮のため構
造の劣化が起こる問題がある。また電池の発色表示素子
として使用される場合は、エレクトロクロミズム材料は
明確な色調変化を示すためにはその量を多くしなければ
ならないが、酸化還元反応による二次電池を形成してい
るために、機器を使用した放電時には、電池本体から取
り出せる電流を、機器と発色表示素子との並列回路に流
すことになり、機器使用時の電池の容量を有効に使用す
ることができない問題がある。更に特開平5-93767号公
報に開示されたものは、エレクトロクロミズム材料が特
定の電位で呈色するため、電池が新品であることの表示
用、まだ使える時の表示用、交換又は充電しなければな
らない時の表示用との3種のものを付けており、その表
示の材料は異なるため工程は複雑となるものである。
【0009】本発明の課題は、上記問題を解決すること
にあり、検出のための電流の損失がほとんど無視でき、
または消費電流を定常的に流すことなく、電池の残容量
をシステムにセットする前に視覚により容易に判断する
ことを可能にすることを目的とするものである。
【0010】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、本願第1発明は、単電池であって、該単電池の外部
から視認可能な箇所に該単電池の電圧変化により液晶の
配向を変え、その配向変化により色が変わる液晶呈色表
示部を備えた残量表示機構付電池である。
【0011】また本願第2発明は、複数の単電池からな
る組電池であって、該組電池の外部から視認可能な箇所
に各単電池及び/又は当該組電池の電圧変化により液晶
の配向を変え、その配向変化により色が変わる液晶呈色
表示部を備えた残量表示機能付組電池である。
【0012】また本願第3発明は、第1発明において、
当該電池は外面にスイッチを具備し、このスイッチをオ
ンすることにより該単電池からパルス電流が流れて前記
液晶呈色表示部が呈色するものであることを特徴とする
ものである。
【0013】また本願第4発明は、第2発明において、
当該組電池は外面にスイッチを具備し、このスイッチを
オンすることにより各単電池からパルス電流が流れて前
記液晶呈色表示部が呈色するものであることを特徴とす
るものである。
【0014】また本願第5発明は、第1発明乃至第4発
明のいずれかにおいて、前記液晶呈色表示部は、当該電
池の外装体の表面全体又は一部に位置することを特徴と
するものである。
【0015】また本願第6発明は、第1発明乃至第5発
明のいずれかにおいて、前記液晶呈色表示部は、透明電
極で挟まれた液晶部と、この液晶部の当該電池の軸心側
となる面に配設されたカラー基部とを備え、反射式液晶
表示により呈色するものであることを特徴とするもので
ある。
【0016】また本願第7発明は、第1発明乃至第6発
明のいずれかにおいて、前記液晶呈色表示部は、カラー
呈色を二色性色素を混入したゲスト−ホスト型液晶を用
いることによって行うものであることを特徴とするもの
である。
【0017】また本願第8発明は、複数の単電池からな
る組電池であって、該組電池の外部から視認可能な箇所
にエレクトロクロミズム材料又はエレクトロルミネッセ
ンス材料よりなる呈色表示部を備え、別にスイッチを具
備し、このスイッチをオンすることにより各単電池から
パルス電流が流れて前記呈色表示部が呈色するものであ
る残量表示機能付組電池である。
【0018】また本願第9発明は、第1発明乃至第8発
明のいずれかにおいて、前記単電池又は組電池の電流又
は電圧を監視制御するIC制御部を備え、単電池からの
出力信号がIC制御部に入力し、その出力信号が前記呈
色表示部に送られて呈色するものであることを特徴とす
るものである。
【0019】また本願第10発明は、電気自動車に搭載
される電気自動車用電源において、該電源が第1発明乃
至第9発明のいずれかの残量表示機能付電池又は残量表
示機能付組電池を用いてなることを特徴とするものであ
る。
【0020】また本願第11発明は、電気自動車に搭載
される電源として第1発明乃至第9発明のいずれかの残
量表示機能付電池又は残量表示機能付組電池を用いてな
ることを特徴とする電気自動車である。
【0021】また本願第12発明は、第11発明におい
て、前記電池の格納部の蓋が内部の前記残量表示部分を
外部より視認可能に形成されたことを特徴とする電気自
動車である。
【0022】また本願第13発明は、電子又は電気機器
に搭載される電源として第1発明乃至第9発明のいずれ
かの残量表示機能付電池又は残量表示機能付組電池を用
いてなることを特徴とする電子又は電気機器である。
【0023】また本願第14発明は、第13発明におい
て、前記電池の格納部の蓋が機器外部より内部の前記残
量表示部分を視認可能に形成されたことを特徴とする電
子又は電気機器である。
【0024】次に作用を説明する。本発明の残量表示機
能付電池及び組電池は、単電池の集電部から微少の電流
を、表面の呈色変化する液晶呈色表示部に流し、そのか
かる電流、電圧により、呈色状況が変化し、その呈色変
化で、電圧の情報が得られ、電池の残容量を視覚により
判断できる。呈色変化をさせるための電流は、液晶を利
用しているため、微少であるばかりでなく、パルス的に
流すことで十分であるので、電池寿命の向上も図れる。
詳しく説明すると、液晶の呈色表示部の抵抗は通常10
11(ohm)と非常に高く、電圧制御で駆動するため、電
流の損失はほとんどない。また色調変化についても液晶
自体の呈色ではなく、反射式であるため明確な表示が可
能である。尚、組電池の外部から視認可能な箇所にエレ
クトロクロミズム材料よりなる呈色表示部を備えたもの
でも、別にスイッチを具備し、このスイッチをオンする
ことにより各単電池からパルス電流が流れて前記呈色表
示部が呈色するものは微小の電流で済む。
【0025】また、本発明の残量表示機能付電池及び組
電池は、電池の集電部から、微小の電流を例えばIC制
御部に流し、そのIC制御部から電圧変換した信号を液
晶呈色表示部に伝達し、液晶の配向性を利用して電圧が
かかっているときは光を反射して黒色表示で、電圧が下
がると光を透過し、カラー表示になり、電池の残容量が
わずかになったことを示すというような液晶表示を利用
するものである。液晶の配向性を利用した表示であるの
で黒色表示からカラー表示に変化することに限らず電圧
がかかっているときの光の透過率の変化を様々に変換し
て表示することが可能である。
【0026】
【発明の実施の形態】以下、本発明をその実施の形態を
示す図面に基づいて詳述する。図1は本発明を適用した
電池の全体構成図である。電池残容量を呈色変化によっ
て示す液晶呈色表示部1と電池本体3と電圧端子2とを
具備した構成である。液晶呈色表示部1は電池全体の外
側の一部あるいは全面を被覆する。液晶呈色表示部1は
電池本体3内部の容量の減少に対して影響を大きく及ぼ
さない程度の微少電流によって駆動される。図2は角型
の電池の構成図の例で、電圧端子2に対して液晶呈色表
示部1が側面の一部にある例である。また図3は角型の
電池の電池電圧端子2に対して、液晶呈色表示部1が側
面の全体にある例である。また、図4は電圧端子2と液
晶呈色表示部1が同一面上に具備された例である。いず
れも電池の電圧端子2に対して液晶呈色表示部1の位置
は、平行あるいは垂直に或はどの角度でもよい。また単
電池そのものに液晶呈色表示部1をつけてもよいし、複
数の単電池からなる電池系の外装体に液晶呈色表示部1
を設けてもよい。
【0027】〔実施の形態1〕乾電池に本発明を適用し
た具体例を示す。図5は乾電池を外から見た模式図であ
る。機器使用用の電池正極端子11と負極端子19を具
備し、液晶呈色表示部18を電池の一部或は全面に有し
ており、スイッチ窓10を手で触れることによって微少
のパルス電流が流れ、それによって液晶呈色表示部18
が呈色し、電池電圧が充分あるときと、電池電圧が降下
してしまって放電容量が少ない状態とでは、その呈色が
異なり、電池の残容量の状態がわかるようになってい
る。スイッチ窓10は、図5に示した如く、負極側に近
いところに位置してもよいし、正極端子11側に位置し
てもよい。また液晶呈色表示部18上にあってもよい。
【0028】図6は乾電池での具体例で電池の内部の断
面図を示した例である。ポリプロピレン、スチロール樹
脂、塩化ビニル樹脂、ポリウレタンなどの絶縁有機高分
子樹脂等で構成される電池缶材、あるいはアルミニウ
ム、ステンレス、ニッケルメッキ鋼板等の金属で構成さ
れているが表面に絶縁処理を施した電池缶材より成る電
池缶20上に、アルミニウム、銅などの金属或は、導電
性高分子、或は炭素等で構成された正極集電体12を具
備する。そして、有機材料または無機顔料などの無機材
料等の色素剤によって色づけされた任意の色のカラー紙
15より成るカラー基部と、ITOやガラス、樹脂など
から構成される透明電極14で挟まれた液晶16と、ポ
リイミド等で構成された偏光板膜17からなる液晶呈色
表示部18が、そのカラー紙15を該電池の軸心側とす
る配置で配設されている。更に負極集電体13を具備
し、この例では最外装にスイッチ窓10を有した透明絶
縁フィルム層21で被覆された構成より成り、スイッチ
窓10を手で触れることによって液晶呈色表示部18に
電流が流れるように形成されている。スイッチ窓10は
手でふれることにより、液晶呈色表示部18の電極集電
体の正極と負極が接触し電流が流れる構成になってい
る。この電圧が液晶16にかかることにより、液晶の配
向性を利用して、容量が充分ある状態、すなわち電圧が
充分高い状態ではカラー表示であり、容量が少量になっ
た場合に透過率が変化し、配向状態が変化するため、黒
色或は白色を呈する。ここで液晶呈色表示部18に流れ
る電流は機器動作用の電流に比べ影響がないくらい充分
小さく瞬時に流れるだけである。この呈色は、透過率変
化による色素の呈色変化を利用しており、白色、黒色に
限定するものではなく、視覚によって確認できるあらゆ
る場合を含む。液晶呈色表示部は、電池の電圧端子と平
行或は垂直に位置していてもよいし円筒上に沿っていて
もよい。
【0029】また液晶中に二色性色素を溶解させ、電界
を変化させることによって液晶分子の配向方向を変える
ことで色素の方向を制御し、色を異ならせることができ
る。このとき液晶分子をホスト、二色性色素をゲストと
呼び、この方法を用いて光の透過制御を行う方式をゲス
ト−ホスト型と呼んでいる。この方法を図6の液晶部分
に適用し、カラー紙の色を任意の色にすることにより、
電池電圧の変化をカラーで見ることができる。
【0030】表1に示すようなアゾ系二色性色素、1,4-
ビス(4-t-ブチルアニリノ)アントラキノン等のキノン系
二色性色素、1,4-ビスアニリノ-5,8-ナフトキノン等の
ナフトキノン系二色性色素などが適当であるが、これに
限定されるものではない。キノフタロン系、ペリレン
系、クマリン系、チオインジゴ系二色性色素を液晶に添
加したものなどを適用してもよい。表1のR,R’は任
意の官能基を示している。また、液晶16の部分に、該
液晶を高分子フィルム内に担持させたものを用いて、プ
ラスチックの電極14で挟み、偏光板17がない構成で
あってもよい。
【0031】
【表1】
【0032】上記では乾電池を例にとって詳述したが、
電池の形状は、角型あるいは円筒型の電池すべてに適用
可能である。
【0033】〔実施の形態2〕上記実施の形態1の電池
で液晶呈色表示部18の液晶16部分をエレクトロクロ
ミズム材料に変えて実現したものの表示部分を図7に示
す。すなわち複数の単電池からなる組電池において、該
組電池の外部から視認可能な箇所にエレクトロクロミズ
ム材料5よりなる呈色表示部18’を備え、別に図示し
ないスイッチを具備し、このスイッチをオンすることに
より各単電池からパルス電流が流れて前記呈色表示部1
8’が呈色するものである。このようにスイッチをオン
することにより各単電池からパルス電流が流れて呈色す
るものであるため、呈色表示部18’に流れる電流は機
器動作用の電流に比べ影響がないくらい充分小さい。エ
レクトロクロミズム材料は、三酸化タングステン、ビオ
ロゲン、酸化イリジウム、プルシアンブルー、ポリアニ
リン、フタロシアニン系などを用いるのが適当であるが
これに限定されるものではない。エレクトロクロミズム
材料の一例を図9に示した。
【0034】また、図8は、エレクトロルミネッセンス
材料で実現した場合の実施の形態の構成図を示す。この
図において、46は背面電極、47は誘電体層、48は
EL(エレクトロルミネッセンス)発光層、49は対向
電極、50は絶縁透明板、51は電池を示す。
【0035】〔実施の形態3〕図10に組電池において
本発明を適用した例を示す。図10は単電池をいくつか
組み合わせた組電池であり、最外装部23には、ふたに
よる開閉口22があり、最外装部が開閉可能な構成で、
各電池が交換可能である構成となっている。各電池25
から28は、実施の形態1で示したような液晶呈色表示
部24を具備し、それぞれの残容量を視覚により確認す
ることが可能である。開閉口22のふた又は組み込まれ
た各電池を外部から見えるように最外装部の適宜部所を
透明又は穴をあけるようにすれば、直接単電池25から
28の残容量、電圧を判断できるという利点もある。ま
た液晶呈色表示部24は最外装部23、開閉口22のど
の位置にあってもよい。
【0036】〔実施の形態4〕図11に本実施の形態の
構成ブロック図を示す。単電池又は組電池の電流又は電
圧を監視制御するIC制御部を備え、単電池からの出力
信号がIC制御部に入力し、その出力信号が前記呈色表
示部に送られて呈色するものである。図において、29
から32は任意の数の単電池で、各単電池からの出力信
号をIC制御部33に入力し、その出力信号が呈色表示
などを行うことができる液晶呈色表示部34に入力さ
れ、残容量表示を行うことができる構成となっている。
例えば、組電池の最外装部に本発明の液晶呈色表示部3
4を具備し、その表示面は各単電池に対応するマトリク
スになっていて、表示部位の各マトリクスから各単電池
の電圧端子を接続し、その接続は、1または複数個のI
Cを介していてもよい。そのICは、各電池の残容量表
示をパルス電流で制御する方式をとるものが望ましい。
また、過充電、過放電を制御する回路と一緒になってい
てもよい。IC回路は、各単電池それぞれ個別に具備し
ていてもよいし、各電池の情報を1つにまとめる1ある
いは複数個のIC回路に分けてあってもよい。
【0037】〔実施の形態5〕上述してきたような組電
池を用いた自動車、特に電気自動車等に載積されるバッ
テリーは、組電池のたとえば実施の形態3、4の電池を
適用した場合、バッテリー内の各単電池の容量の状態を
判断することができ、保守、点検が容易になる。また、
実施例の形態3の組電池を使用するときに、残容量表示
を、車内の全面パネル等に組み込むようにすると、走行
中、運転中等車から降りることなく、判断することが可
能になり、故障の予防にも効果がある。また電気自動車
には、バッテリーの充電スタンドが必要不可欠となる
が、この充電装置は、残容量の判断が容易であることに
より、利用者側も、充電装置も効率よく使用することが
可能となる。
【0038】〔実施の形態6〕図12に本発明を適用し
た電池系を電源とする携帯電話の模式図を示す。本体カ
バー35には電話番号等を表示する液晶表示部36、プ
ッシュボタン等の信号送信操作入力部37と、電池装着
部カバー40、容量確認ボタン39とを具備し、本発明
を適用した電池を電源として、装着している。このとき
容量確認ボタンは、本体カバーについていなくてはなら
ないものではなく任意の位置におくことが可能である。
電池に呈色表示の容量表示がついているので、本体に組
み込む前に充電容量が判断でき、満充電状態で装着する
ことが可能で、通話時間を長くできる。また本体カバー
の一部38、または電池装着部カバー40を透明にする
と、電池の呈色表示を視覚によって確認することが可能
であるため、通話中に、電源が切れることを予測するこ
とや、充電をしなくても使用可能であることが判断で
き、効率よく電池を使用することが可能となる。これ
は、メモリー効果のある電池に対して特に有用である。
【0039】〔実施の形態7〕図13に電子機器に組み
込むときの構成模式図を、図14にパーソナルコンピュ
ータに組み込むときの構成図を示す。機器本体カバー4
1と電池装着部カバー40、容量確認ボタン39とを具
備しており、本発明を適用した電池を電源として装着し
ている。電池に呈色表示の容量表示がついているので、
本体に組み込む前に充電容量が判断でき、満充電状態で
装着することが可能で、機器使用時間を長くできる。ま
た本体カバーの一部42、または電池装着部カバー40
を透明にすると、電池の呈色表示を機器外部から視覚に
よって確認することが可能であるため、機器使用中に、
電源が切れることを予測することや、充電をしなくても
使用可能であることが判断でき効率よく電池を使用する
ことが可能となる。これは、メモリー効果のある電池に
対して特に有用である。図において、43は呈色表示機
能操作部、44はその他の機能部、45は表示パネルを
示す。本実施の形態は、ビデオカメラ、テープレコー
ダ、ラジオ等に代表される携帯用あるいは据置型の磁気
記録装置、磁気記録再生装置、同じく電話、電子計算
機、電子手帳その他の電子機器に適用できる。
【0040】以上、本発明の実施の形態を詳細に説明し
たが、本発明は前記実施の形態に限定されず、特許請求
の範囲を逸脱することなく、種々の小設計変更を行うこ
とが可能である。
【0041】
【発明の効果】本発明により、検出のための消費電流を
定常的に流すことなく、電池の残容量をシステムにセッ
トする前に視覚により容易に判断することができる。す
なわち、手軽に電池の残容量の情報が得られ、満充電状
態で使用することが可能となる。また有効に電池を使用
することができる。消耗状態もわかるので、使用可能電
池とそうでない電池の区別が容易にでき誤使用を未然に
防ぐことができる。また、メモリー効果のある電池は、
最大放電状態の表示がでるまで使用してから最充電を行
うと高容量を維持したまま充放電が可能となり、放電時
間が長く使えることになり、電池の寿命が長くなる。
【0042】また複数の電池をまとめて一つの組電池に
した場合、それぞれの電池の状態が呈色によって判別で
きるため、大量の単電池の中から不良充電の電池や、過
放電の電池を見つけることができ、それぞれに対策した
り交換したりすることが可能となるため、保守も容易に
なる利点がある。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の概要構成図である。
【図2】本発明を角型電池系に適用したときの概要構成
図である。
【図3】本発明を角型電池系に適用したときの概要構成
図である。
【図4】本発明を角型電池系に適用したときの概要構成
図である。
【図5】本発明の呈色表示部を備えた電池の外観の概要
構成図である。
【図6】本発明の液晶呈色表示部を実現した例の概要構
成の断面図である。
【図7】本発明において呈色表示部にエレクトロクロミ
ズム材料を用いた場合の概要構成図である。
【図8】本発明のエレクトロクロミック材料の例を示す
図である。
【図9】本発明の表示部分をエレクトロルミネッセンス
材料を用いた方式の構成図である。
【図10】本発明を適用した組電池の概要構成図であ
る。
【図11】本発明の組電池構成ブロック図である。
【図12】本発明を適用した携帯用、据え置き型通信機
器の構成概念図である。
【図13】本発明を適用した電子機器の概念図の一例で
ある。
【図14】本発明を適用した電子機器の概念図の一例で
ある。
【符号の説明】
1 液晶呈色表示部 2 電圧端子 3 電池本体 4 透明電極 5 エレクトロクロミズム材料膜 6 電解質層 7 対向極 8 基板 9 透明板 10 スイッチ窓 11 機器使用用電池正極端子 12 表示素子用正極集電体 13 表示素子用負極集電体 14 透明電極 15 カラー紙(カラー基部) 16 液晶 17 偏向板 18 液晶呈色表示部 18’ 呈色表示部 24 液晶呈色表示部 33 IC制御部 34 液晶呈色表示部 36 液晶呈色表示部 37 信号送信操作入力部 38 本体カバーの一部

Claims (14)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 単電池であって、該単電池の外部から視
    認可能な箇所に該単電池の電圧変化により液晶の配向を
    変え、その配向変化により色が変わる液晶呈色表示部を
    備えた残量表示機構付電池。
  2. 【請求項2】 複数の単電池からなる組電池であって、
    該組電池の外部から視認可能な箇所に各単電池及び/又
    は当該組電池の電圧変化により液晶の配向を変え、その
    配向変化により色が変わる液晶呈色表示部を備えた残量
    表示機能付組電池。
  3. 【請求項3】 請求項1において、当該電池は外面にス
    イッチを具備し、このスイッチをオンすることにより該
    単電池からパルス電流が流れて前記液晶呈色表示部が呈
    色するものであることを特徴とする残量表示機構付電
    池。
  4. 【請求項4】 請求項2において、当該組電池は外面に
    スイッチを具備し、このスイッチをオンすることにより
    各単電池からパルス電流が流れて前記液晶呈色表示部が
    呈色するものであることを特徴とする残量表示機能付組
    電池。
  5. 【請求項5】 請求項1〜4のいずれかにおいて、前記
    液晶呈色表示部は、当該電池の外装体の表面全体又は一
    部に位置することを特徴とする電池。
  6. 【請求項6】 請求項1〜5のいずれかにおいて、前記
    液晶呈色表示部は、透明電極で挟まれた液晶部と、この
    液晶部の当該電池の軸心側となる面に配設されたカラー
    基部とを備え、反射式液晶表示により呈色するものであ
    ることを特徴とする電池。
  7. 【請求項7】 請求項1〜6のいずれかにおいて、前記
    液晶呈色表示部は、カラー呈色を二色性色素を混入した
    ゲスト−ホスト型液晶を用いることによって行うもので
    あることを特徴とする電池。
  8. 【請求項8】 複数の単電池からなる組電池であって、
    該組電池の外部から視認可能な箇所にエレクトロクロミ
    ズム材料又はエレクトロルミネッセンス材料よりなる呈
    色表示部を備え、別にスイッチを具備し、このスイッチ
    をオンすることにより各単電池からパルス電流が流れて
    前記呈色表示部が呈色するものである残量表示機能付組
    電池。
  9. 【請求項9】 請求項1〜8のいずれかにおいて、前記
    単電池又は組電池の電流又は電圧を監視制御するIC制
    御部を備え、単電池からの出力信号がIC制御部に入力
    し、その出力信号が前記呈色表示部に送られて呈色する
    ものであることを特徴とする電池。
  10. 【請求項10】 電気自動車に搭載される電気自動車用
    電源において、該電源が請求項1〜9のいずれかに記載
    の残量表示機能付電池又は残量表示機能付組電池を用い
    てなることを特徴とする電気自動車用電源。
  11. 【請求項11】 電気自動車に搭載される電源として請
    求項1〜9のいずれかに記載の残量表示機能付電池又は
    残量表示機能付組電池を用いてなることを特徴とする電
    気自動車。
  12. 【請求項12】 請求項11において、前記電池の格納
    部の蓋が内部の前記残量表示部分を外部より視認可能に
    形成されたことを特徴とする電気自動車。
  13. 【請求項13】 電子又は電気機器に搭載される電源と
    して請求項1〜9のいずれかに記載の残量表示機能付電
    池又は残量表示機能付組電池を用いてなることを特徴と
    する電子又は電気機器。
  14. 【請求項14】 請求項13において、前記電池の格納
    部の蓋が機器外部より内部の前記残量表示部分を視認可
    能に形成されたことを特徴とする電子又は電気機器。
JP7326671A 1995-12-15 1995-12-15 残量表示機能付電池および残量表示機能付組電池 Pending JPH09167638A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2002528850A (ja) * 1998-10-21 2002-09-03 デュラセル インコーポレイテッド 充電状態の表示器を有するバッテリパック
JP2012174458A (ja) * 2011-02-21 2012-09-10 Sharp Corp 二次電池および組電池

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