JPH09167123A - オブジェクト指向プログラム実行環境での通信管理装置及び方法 - Google Patents

オブジェクト指向プログラム実行環境での通信管理装置及び方法

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JPH09167123A
JPH09167123A JP7325512A JP32551295A JPH09167123A JP H09167123 A JPH09167123 A JP H09167123A JP 7325512 A JP7325512 A JP 7325512A JP 32551295 A JP32551295 A JP 32551295A JP H09167123 A JPH09167123 A JP H09167123A
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Application number
JP7325512A
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English (en)
Inventor
Hidetaka Oto
英隆 大戸
Takashi Otsu
隆史 大津
Masaki Mukai
雅樹 向井
Junichi Hirai
純一 平位
Kazuo Okamura
和男 岡村
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Panasonic Holdings Corp
Original Assignee
Matsushita Electric Industrial Co Ltd
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Publication date
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 オブジェクト指向プログラム実行環境により
動作する通信機器の通信管理装置おいて、無駄なオブジ
ェクト送受信を避けることにより通信効率の向上を図
る。 【解決手段】 送信に先立ち、送信先に送信対象として
いる各オブジェクトが既に存在するか否か、その処理能
力等を有しているか否か等を問い合わせる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、通信管理装置及び
方法に関し、特にオブジェクト指向プログラム実行環境
を持つ通信管理装置と方法に関する。
【0002】
【従来の技術】近年、プログラミングの生産性、再利用
性の向上等を背景として、オブジェクト指向プログラミ
ング実行環境を用いたソフトウェアの開発例えば、P
C,WSなどでのアプリケーション、オペレーションシ
ステム(OPERATION SYSTEM)などが盛んになってきてい
る。ただし、オブジェクト指向そのものについては、例
えば、小暮 裕明 著、CQ出版社刊(1990年)
「オブジェクト指向のすべて」,B.J.コックス/
A.J.ノボビルスキ共著 松本 正雄訳 トッパン
K.K.刊(1992年) 「オブジェクト指向のプロ
グラミング」等に記載されている、いわば周知の技術で
あるため、その説明は省略する。
【0003】次に、オブジェクト指向のプログラム作成
に使用されるプログラム言語、例えばC,C++,Ob
jective−C、そして特にC++(OOP)等に
ついても、河西 朝雄著 技術評論社刊(1989年)
「Microsoft C」,脇 英世著 講談社刊
(1988年) 「パソコンC言語入門」、その他前掲
の「オブジェクト指向のプログラミング」の74頁他、
等に記載されている技術である。このため、これについ
ても説明を省略する。
【0004】次に、「オブジェクト」とは、メモリのc
hunk(かたまり)であり、データとそのデータを用
いて処理を行う手続(サブルーチン)の対を言う。これ
を、図29の(a)に概念的に示す。本図に示すよう
に、オブジェクトは、通常数十バイト(Bytes)程
度の小さい領域を占めるデータ1と関数への参照(ポイ
ンタクト)2が併せて記憶され、更に通常は機器のメモ
リ3上に多数存在している。次に、図29の(b)にそ
の内部の一例を概念的に示す。本図に示すように、デー
タ1(属性の配列)は、いくつかのデータ型を持つ。ま
た、データ型には整数型、文字列型、識別子型がある。
そして、識別子型には他のオブジェクトを示すポインタ
が格納されている。そして、オブジェクト指向プログラ
ミング実行環境においては、動的なプログラムメモリに
存在する、そしてお互いに識別子で参照されあい、これ
によりグラフ状に連結されている。これを図30に概念
的に示す。本図に示すように各データ1は、識別子4に
よる参照をしあっている。ただし、これらについても、
いわゆる周知技術であるため、これ以上の説明は省略す
る。
【0005】さて、この実行状態にあるオブジェクトの
集合を記号表現(テキストデータ)などの動的なプログ
ラムメモリに依存しない形式へ変換して、フロッピーデ
ィスク、ハードディスク等のファイル中へ保存すること
ができるものがある。これは、実行時の状態を一時保存
する際や前述のファイルを他のマシンへ持っていき、そ
こで再びそれを図30に概念的に示すように、実行可能
な動的なプログラムメモリに存在するグラフ状に連結さ
れたオブジェクトの集合として再構築することに用いら
れる。その処理の内容であるが、これは、クラス情報と
して保持される各オブジェクトの種別やサイズなどの情
報を用いて、個々のオブジェクト中に保持される動的な
プログラムメモリ中のアドレス情報などで構成されるオ
ブジェクト間の連結関係を、ファイル中でのオフセット
情報などに変換することによりなされる。(詳しくは、
前掲の「オブジェクト指向のプログラミング」アクティ
ベーションパッシベーション 184頁至188頁及び
229頁と300頁を参照。) そして、こうして作成された記号表現を格納したファイ
ルをフロッピーディスクなどのリムーバブルメディア
(可搬型記憶媒体機器)や、ネットワークのファイル転
送プログラムなどを用いて他の装置へ送り、そこで、前
述の処理を行い、再び他の装置で実行を再開することが
できる。
【0006】なお、ネットワークでのファイル転送プロ
グラム(FTP,File Transfer Protocol)等については、
例えばトッパン社刊 「UNIX ネットワーク プロ
グラミング」等に記載されている、いわば周知の技術で
あるため、それについての説明も省略する。以上の他、
機器本体に備えつけの機器をオブジェクト使用する態様
で制御するメインプログラム、オブジェクトをのせるコ
ンテナプログラム、オブジェクトをメモリ上に配置した
りする各種のオブジェクト管理プログラムの内容、その
他いわゆるオブジェクト指向プログラム等によるオブジ
ェクトの認識や処理あるいは管理や利用は、機器のメモ
リ内での記憶、格納位置やオブジェクトの識別子を基に
してなされること、等も、いわゆる周知技術であるた
め、その説明は省略する。
【0007】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、単に以
上のような処理による送受信若しくは転送では、送信
(移動)元でファイル化したオブジェクト群を受信(移
動)先の装置で展開する際に、そのメモリ(記憶媒体)
の容量等が十分でないときには、ファイルの展開ができ
ず、このため実行再開が不可能となる。
【0008】また、送信先(受信側)の装置に存在する
オブジェクトであっても、ファイルへ保存(記憶)して
移動先に持っていくこととなるため、どうしても通信デ
ータ量が増加する。また、送信先の装置において実行不
可能なオブジェクトであっても、ファイルへ保存して持
っていくこととなるため、単に通信データ量が増えるだ
けでなく、オブジェクトの実行を行う際に、エラー発生
の原因となりかねない。
【0009】また、各オブジェクトの保持する全ての属
性についても、わざわざ転送等されなくても、送信先単
独で再生が可能な属性も含めてファイルへの保存を行っ
て移動先に持っていくこととなるため、通信データ量が
増加する。また、有料オブジェクトの場合には、既に送
信したオブジェクトを再度送信することは、受信者(受
信側、送信先のユーザ)に無駄な経費を強いることとも
なる。
【0010】また、送信済、ハードウェア若しくはソフ
トウェア資源が存在しない等とあらかじめわかっている
送信不用のオブジェクトを送信したり、受信したりする
ことは、送信側、受信側共に不経済である。有料オブジ
ェクトや通信費が効果となる場合が特にそうである。ま
た、例えば、送信先からカラー画像を送ったが、送信先
ではモノクロ(白黒)画像しか扱えないといったよう
に、送信先と送信元とのハードウェア資源、ソフトウェ
ア資源の仕様が必ずしも整合しているとは限らないが、
このことへの配慮がなされておらず、ひいては不必要な
データの送信を行うこともある。
【0011】また、一般的に必要なハードを備えていな
い受信側機器は処理速度が遅いことが多いため、ハード
にあわせて受信情報を処理するのも時間がかかり、好ま
しいことではない。本発明は、以上の課題に鑑みなされ
たものであり、使用状況により使用可能なサイズ容量が
絶えず変化する、あるいは変化することがある送信先の
メモリに対応して、オブジェクト等を適切に送信を行う
通信管理装置を提供することを目的とする。
【0012】また、わざわざ送信しなくても、送信先単
独で実行が可能なオブジェクト群を除外して送信するこ
とにより、送信データ量を削減する通信管理装置を提供
することを目的とする。また、本来送信したいオブジェ
クト群中に送信先では実行不可能なオブジェクトがあれ
ば、それを除外して送信することにより、送信データ量
を削減し、かつ、余計な送信に基づくエラーの発生を回
避する通信管理装置を提供することを目的とする。
【0013】また、送信先単独で再生可能なものを除外
して送ることにより、送信データ量を削減する通信管理
装置を提供することを目的とする。また、送信先、送信
元において異なるハードウェア/ソフトウェア資源を持
つ場合において、これに対応して適切に変換等して送る
ことにより、送信データ量を削減することが可能、しか
も、トータルでの送信速度を向上した通信管理装置を提
供することを目的とする。
【0014】また、送信先でのオブジェクトの受け入れ
にハードウェア、ソフトウェアに制限がある場合、一般
に処理能力の優れた送信側で必要な処理を施して送信す
ることにより、送信効率、受信効率を高めた通信管理装
置を提供することを目的とする。また、自機器で処理不
能、時間がかかるあるいは自機器に存在するオブジェク
ト等が送信されてこないようにした通信管理装置を提供
することを目的とする。
【0015】
【課題を解決するための手段】上記課題を解決するた
め、オブジェクト指向プログラム実行環境により動作す
る通信機器の通信管理装置において、自機器の実行状態
にあるオブジェクト群を保持しているオブジェクト群保
持部と、上記オブジェクト群に含まれる各オブジェクト
の種別、サイズ等の情報を保持しているオブジェクト情
報保持部と、上記各オブジェクトを送信するか否かを前
記オブジェクト情報保持部の保持する情報を使用する所
定の手順で判定する送信判定部と、前記送信判定部で送
信すると判定された実行状態にあるオブジェクトについ
て、これを送信可能な形式のデータへ変換する送信可能
形式変換部と、上記変換されたデータを送信する送信部
とを備えたことを特徴とするオブジェクト指向プログラ
ム実行環境での通信管理装置とするのを基本としてい
る。
【0016】その他、出願の各請求項の発明において
は、真に送信する価値のあるオブジェクトのみを送信
し、若しくは真に受信する価値のあるオブジェクトのみ
を受信するようにしている。そして、その価値判断の手
法として、常駐オブジェクトの認識、送信に先立っての
各種の問い合わせ、優先度の設定等を行うようにしてい
る。
【0017】また、送信元で送信先(のハードウェアや
ソフトウェア資源)にあわせてのオブジェクト変換処理
を施して送受信するようにしている。
【0018】
【発明の実施の形態】この課題を解決するために、請求
項1の発明においては、オブジェクト指向プログラム実
行環境により動作する通信機器の通信管理装置におい
て、ユーザが送信を計画している(そして送信側の通信
管理装置、自機器の実行状態にある、送信態勢に入って
いる)オブジェクト群を保持しているRAM,ROM等
からなるオブジェクト群保持部と、上記オブジェクト群
に含まれる各オブジェクトの種別、サイズ等の情報を例
えば一覧表型のメモリで保持しているオブジェクト情報
保持部と、上記各オブジェクトを送信するか否かを前記
オブジェクト情報保持部の保持する情報を使用して所定
の手順で判定するCPU等を含む送信判定部と、前記送
信判定部で送信すると判定されたオブジェクトについ
て、これを単に通信網にのせられるという処理にとどま
らず受信側で受信しえ、使用しうる送信可能な形式のデ
ータへ変換する送信可能形式変換部と、上記変換された
データを送信する送信機、アンテナ、モデム等を有する
送信部とを備えたことを特徴としている。
【0019】上記構成により、オブジェクト指向プログ
ラム実行環境により動作する通信機器の通信管理装置に
おいて、オブジェクト群保持部は、ユーザが送信を計画
している、そして通信管理装置としての自機器の実行状
態にあるオブジェクト群を保持している。オブジェクト
情報保持部は、上記オブジェクト群に含まれる各オブジ
ェクトの種別、サイズ等の情報を例えば一覧表の形式で
保持している。送信判定部は、上記各オブジェクトを送
信するか否かを前記オブジェクト情報保持部の保持する
情報を使用する所定の手順で、例えばあらかじめのプロ
グラムにのっとって判定する(含む、結果的に全てを送
信しないと判定する。)。送信可能形式変換部は、前記
送信判定部で送信すると判定されたオブジェクトについ
て、これを送信可能な形式のデータへ変換する。必要な
プログラムをROMに組み込んでいる送信部は、上記変
換されたデータを送信する。(勿論、何も送信されない
ことも生じえる。) 請求項2の発明においては、オブジェクト指向プログラ
ム実行環境により動作する通信機器の通信管理装置にお
いて、自機器が実行可能な状態での各オブジェクト群
(今現在保持しているか否かは不問)の各オブジェクト
の種別、サイズ等の情報を保持しているオブジェクト情
報保持部と、送信可能な形式に変換されて送信されてき
たオブジェクトデータを受信するアンテナ、通信回線と
の接続手段等を有する受信部と、前記オブジェクト情報
保持部の保持している情報を参照して、前記受信部の受
信したオブジェクトデータに含まれるオブジェクトを実
行状態のオブジェクトへ展開する実行展開部とを備えた
ことを特徴としている。
【0020】上記構成により、オブジェクト指向プログ
ラム実行環境により動作する通信機器の通信管理装置に
おいて、オブジェクト情報保持部は、自機器が実行可能
な状態での各オブジェクト群の各オブジェクトの種別、
サイズ等の情報を、あらかじめのユーザの入力、製造者
の設定したプログラムの作用のもとで保持している。受
信部は、送信可能な形式に変換されて送信されてきたオ
ブジェクトデータを通信規約、通信プログラムにのっと
って受信する。実行展開部は、前記オブジェクト情報保
持部の保持している情報を参照して、前記受信部の受信
したオブジェクトデータに含まれるオブジェクトを実行
状態のオブジェクトへ展開する。
【0021】請求項3の発明においては、ユーザが送信
を計画しているオブジェクト群に含まれる各オブジェク
トの送信(発信)に際しての優先度を保持している送信
優先度保持部と、オブジェクトの送信先で受信可能なオ
ブジェクトのサイズを問い合わせるサイズ問い合わせ部
を備え、前記送信判定部は、上記サイズ問い合わせによ
り受信先(送信先)で受信可能なオブジェクトのサイズ
を獲得した後、前記送信優先度保持手段の保持している
優先度と上記問い合わせ結果を使用して各オブジェクト
を送信するか否かを判定するサイズ、優先度反映手段を
有していることを特徴としている。
【0022】上記構成により、送信優先度保持部は、送
信を計画しているオブジェクト群に含まれる各オブジェ
クトの送信に際しての優先度をオブジェクト送信に先立
って保持している。サイズ問い合わせ部は、オブジェク
トの受信先で受信可能なオブジェクトのサイズをプログ
ラム等にのっとって問い合わせる。サイズ、優先度反映
手段の前記送信判定部は、上記サイズ問い合わせにより
受信先で受信可能なオブジェクトのサイズを獲得した
後、前記送信優先度保持手段の保持している優先度と上
記問い合わせ結果を使用して各オブジェクトを送信する
か否かを判定する。具体的には、例えば送信先のサイズ
が足りなければ、優先度の低いものを送信しないと判定
する。
【0023】請求項4の発明においては、受信先(送信
先、問い合わせ先)で受信可能なオブジェクトのサイズ
を問い合わせるサイズ問い合わせ部と、上記サイズ問い
合わせの結果、受信先のサイズが足りないとされた場合
に、前記オブジェクト情報保持部を参照して、図形デー
タを含むオブジェクトが存在するか否かを判断する図形
データ検出部と、前記図形データ検出部の検出したオブ
ジェクト中の図形データに対して、寸法の縮小化、カラ
ー図形ならば白黒図形とすること等を行うことにより、
当該オブジェクトのサイズの縮小を行う図形オブジェク
トサイズ縮小部とを有し、前記送信判定部は、上記図形
データを含むオブジェクトについては、それに替えて前
記図形オブジェクトサイズ縮小部によりサイズの縮小さ
れたオブジェクトを送信するよう作用するサイズ縮小オ
ブジェクト送信判定手段を有していることを特徴として
いる。
【0024】上記構成により、サイズ問い合わせ部は、
受信先で受信可能なオブジェクトのサイズを問い合わせ
る。図形データ検出部は、上記サイズ問い合わせの結
果、受信先のサイズが足りないとされた場合に、前記オ
ブジェクト情報保持部を参照して、図形データを含むオ
ブジェクトが存在するか否かを判断する。図形オブジェ
クトサイズ縮小部は、前記図形データ検出部の検出した
オブジェクト中の図形データに対して、寸法の1/2や
1/3への縮小化、カラー図形ならば白黒図形とするこ
と等により、当該オブジェクトのサイズの縮小を行う。
前記送信判定部内のサイズ縮小オブジェクト送信判定手
段は、上記図形データを含むオブジェクトについては、
それに替えて前記図形オブジェクトサイズ縮小部により
サイズの縮小されたオブジェクトを送信する(発信す
る)よう作用する。
【0025】請求項5の発明においては、受信先(送信
先)で受信可能なオブジェクトのサイズを問い合わせる
サイズ問い合わせ部と、上記サイズ問い合わせの結果、
受信先のサイズが足りないとされた場合に、前記オブジ
ェクト情報保持部を参照して、文書データを含むオブジ
ェクトが存在するか否かを判断する文書データ検出部
と、前記文書データ検出部の検出したオブジェクト中の
文書データに対して、標題の抽出、文頭部の摘出の少く
も1を行う等により、当該オブジェクトのサイズの縮小
を行う文書オブジェクトサイズ縮小部とを有し、前記送
信判定部は、上記文書データを含むオブジェクトについ
ては、それに替えて前記文書オブジェクトサイズ縮小部
によりサイズの縮小されたオブジェクトを送信するよう
作用するサイズ縮小オブジェクト送信判定手段を有して
いることを特徴としている。
【0026】上記構成により、サイズ問い合わせ部は、
受信先で受信可能なオブジェクトのサイズを問い合わせ
る。文書データ検出部は、上記サイズ問い合わせの結
果、受信先のサイズが足りないとされた場合に、前記オ
ブジェクト情報保持部を参照して、文書データを含むオ
ブジェクトが存在するか否かを判断する。文書オブジェ
クトサイズ縮小部は、前記文書データ検出部の検出した
オブジェクト中の文書データに対して、所定の符号を基
にしての標題の抽出、文末部をカットする等しての文頭
部の摘出等を行うことにより、当該オブジェクトのサイ
ズの縮小を行う。前記送信判定部内のサイズ縮小オブジ
ェクト送信判定手段は、上記文書データを含むオブジェ
クトについては、それに替えて前記文書オブジェクトサ
イズ縮小部によりサイズの縮小されたオブジェクトを送
信するよう作用する。
【0027】請求項6の発明においては、オブジェクト
の送信元(発信元)からの受信可能なオブジェクト群の
サイズについての問い合わせを受信するサイズ問い合わ
せ受信部と、自機器が新たに実行状態としえるオブジェ
クトのサイズについての情報をメモリ内の空きを調べる
配置プログラム等から入手して保持している新規オブジ
ェクトサイズ保持部と、前記サイズ問い合わせ受信部が
サイズ問い合わせを受信した場合に、前記新規オブジェ
クトサイズ保持部を参照して受信可能なサイズについて
の回答をするサイズ応答部を備えたこと特徴としてい
る。
【0028】上記構成により、サイズ問い合わせ受信部
は、オブジェクトの送信元からの受信可能なオブジェク
ト群のサイズ問い合わせを受信する。新規オブジェクト
サイズ保持部は、自機器が新たに実行状態としえるオブ
ジェクトのサイズについての情報を保持している(含
む、調べて得る。)。サイズ応答部は、前記サイズ問い
合わせ受信部がサイズ問い合わせを受信した場合に、前
記新規オブジェクトサイズ保持部を参照して受信可能な
サイズについての回答をする。
【0029】請求項7の発明においては、ユーザが送信
を計画しているオブジェクト群の各オブジェクトが常駐
オブジェクトか否か、送信不用オブジェクトか否かの少
なくも1についての情報を保持している常駐不用オブジ
ェクト情報保持部を備え、前記送信判定部は、上記各オ
ブジェクトを送信するか否かを判定する際に、前記常駐
不用オブジェクト情報保持部を参照して常駐のオブジェ
クト、送信不用オブジェクトは送信不要と判定する常駐
不用オブジェクト送信不要判定手段を有していることを
特徴としている。
【0030】上記構成により、常駐不用オブジェクト情
報保持部は、ユーザが送信を計画しているオブジェクト
群の各オブジェクトが常駐オブジェクトか否か、送信不
用オブジェクトか否かの少なくも一についての情報を保
持している。前記送信判定部内の常駐不用オブジェクト
送信不要判定手段は、上記各オブジェクトを送信するか
否かを判定する際に、前記常駐不用オブジェクト情報保
持部を参照して常駐のオブジェクト、送信不用のオブジ
ェクトは送信不要と判定する。
【0031】請求項8の発明においては、ユーザが送信
を計画しているオブジェクト群の各オブジェクトが常駐
オブジェクトか否かについての情報を保持している常駐
オブジェクト情報保持部と、送信を行おうとするオブジ
ェクト群の各オブジェクトが受信先において常駐オブジ
ェクトか否かを問い合わせる常駐オブジェクト問い合わ
せ部を備え、前記送信判定部は、前記常駐オブジェクト
問い合わせ部を通じて受信先から常駐オブジェクトと回
答されたオブジェクトについては送信不要と判定する常
駐オブジェクト送信不要判定手段を有していることを特
徴としている。
【0032】上記構成により、常駐オブジェクト情報保
持部は、ユーザが送信を計画しているオブジェクト群の
各オブジェクトが常駐オブジェクトか否かについての情
報をあらかじめ保持している。常駐オブジェクト問い合
わせ部は、送信を行おうとするオブジェクト群の各オブ
ジェクトが送信先において常駐オブジェクトか否かをオ
ブジェクトの送信に先立って問い合わせる。前記送信判
定部内の常駐オブジェクト送信不要判定手段は、前記常
駐オブジェクト問い合わせ部を通じて受信先から常駐オ
ブジェクトと回答されたオブジェクトについては送信不
要と判定する。
【0033】請求項9の発明においては、自機器の実行
状態にあるオブジェクト群の各オブジェクトが常駐オブ
ジェクトか否かについての情報を保持する常駐オブジェ
クト情報保持部と、オブジェクトの送信元からの送信対
象とするオブジェクト群の各オブジェクトが常駐オブジ
ェクトか否かの問い合わせを受信する常駐問い合わせ受
信部と、前記常駐問い合わせ受信部が常駐オブジェクト
か否かの問い合わせを受信した場合に、前記常駐オブジ
ェクト情報保持部を参照して常駐オブジェクトについて
その回答をする常駐オブジェクト応答部を備えたこと特
徴としている。
【0034】上記構成により、常駐オブジェクト情報保
持部は、自機器の実行状態にあるオブジェクト群の各オ
ブジェクトが常駐オブジェクトか否かについての情報を
オブジェクト受信に先立って、ユーザ等により入力され
たりして保持している。常駐問い合わせ受信部は、オブ
ジェクトの送信元からの送信対象とするオブジェクト群
の各オブジェクトが常駐オブジェクトか否かの送信に先
立っての問い合わせを受信する。常駐オブジェクト応答
部は、前記常駐問い合わせ受信部が常駐オブジェクトか
否かの問い合わせを受信した場合に、前記常駐オブジェ
クト情報保持部を参照して常駐オブジェクトについては
その旨を回答をする。
【0035】請求項10の発明においては、送信を行お
うするオブジェクト群の各オブジェクトがオブジェクト
の受信先において必要若しくは受信可能なオブジェクト
か否かを問い合わせる必要オブジェクト問い合わせ部を
備え、前記送信判定部は、前記必要オブジェクト問い合
わせ部を通じて受信先から送信不要若しくは受信不可能
なオブジェクトと回答されたオブジェクトについては送
信不要と判定する不用オブジェクト送信不要判定手段を
有していることを特徴としている。
【0036】上記構成により、必要オブジェクト問い合
わせ部は、送信を行おうするオブジェクト群の各オブジ
ェクトが受信先において必要若しくは受信可能なオブジ
ェクトか否かを問い合わせる。前記送信判定部内の不用
オブジェクト送信不要判定手段が、前記必要オブジェク
ト問い合わせ部を通じて受信先から送信不要若しくは受
信不可能なオブジェクトと回答されたオブジェクトにつ
いては送信不要と判定する。
【0037】請求項11の発明においては、自機器が送
信不要若しくは受信不可能な各オブジェクトについての
情報を保持する不用オブジェクト情報保持部と、オブジ
ェクトの送信元からの送信対象とするオブジェクト群の
各オブジェクトは送信不要若しくは受信不可能なオブジ
ェクトか否かの問い合わせを受信する不用問い合わせ受
信部と、該問い合わせを前記不用問い合わせ受信部が受
信した場合に、前記不用オブジェクト情報保持部を参照
して送信不要若しくは受信不可能なオブジェクトについ
てはその旨を回答をする不用オブジェクト応答部を備え
たことを特徴としている。
【0038】上記構成により、不用オブジェクト情報保
持部が、自機器が送信不要若しくは受信不可能な各オブ
ジェクトについての情報を保持する。不用問い合わせ受
信部が、オブジェクトの送信元からの送信対象とするオ
ブジェクト群の各オブジェクトは送信不要若しくは受信
不可能なオブジェクトか否かの問い合わせを受信する。
不用オブジェクト応答部が、該問い合わせを前記不用問
い合わせ受信部が受信した場合に、前記不用オブジェク
ト情報保持部を参照して送信不要若しくは受信不可能な
オブジェクトについてはその旨を回答をする。
【0039】請求項12の発明においては、上記送信を
行おうとするオブジェクト群の各オブジェクトが受信先
において実行時に必要なハードウェア及びソフトウェア
資源が存在するか否かを受信先に問い合わせる実行資源
問い合わせ部を備え、前記送信判定部は、上記各オブジ
ェクトを送信するか否かを判定する際に、上記問い合わ
せに対して、実行時に必要なハードウェア及びソフトウ
ェア資源が存在しないと回答されたオブジェクトについ
ては送信不要と判定する存在オブジェクト送信不要判定
手段を有していることを特徴としている。
【0040】上記構成により、実行資源問い合わせ部
は、上記送信を行おうとするオブジェクト群の各オブジ
ェクトが受信先において実行時に必要なハードウェア及
びソフトウェア資源が存在するか否かを受信先に問い合
わせる。存在オブジェクト送信不要判定手段の前記送信
判定部は、上記各オブジェクトを送信するか否かを判定
する際に、上記問い合わせに対して、実行時に必要なハ
ードウェア及びソフトウェア資源が存在しないと回答さ
れたオブジェクトについては送信不要と判定する。
【0041】請求項13の発明においては、上記送信を
行おうとするオブジェクト群の各オブジェクトが受信先
において実行時に必要なハードウェア及びソフトウェア
資源が存在するか否かと、受信側に存在するハードウェ
ア及びソフトウェア資源の内容を受信先に問い合わせる
実行資源問い合わせ部と、上記問い合わせに対して、実
行時に必要なハードウェア及びソフトウェア資源の少く
も1が存在しないと回答された所定のオブジェクトにつ
いては受信先に存在するハードウェア及びソフトウェア
資源の内容に応じての変換を行う変換機等を有するオブ
ジェクト変換部を備え、前記送信判定部は、上記所定の
オブジェクトについては、当該オブジェクトに替えて前
記オブジェクト変換部にて変換後のオブジェクトを送信
するよう判定する変換オブジェクト代送信手段を有して
いることを特徴としている。
【0042】上記構成により、実行資源問い合わせ部
が、上記送信を行おうとするオブジェクト群の各オブジ
ェクトが受信先において実行時に必要なハードウェア及
びソフトウェア資源が存在するか否かと、送信側に存在
するハードウェア及びソフトウェア資源の内容を受信先
に問い合わせる。オブジェクト変換部が、上記問い合わ
せに対して、実行時に必要なハードウェア及びソフトウ
ェア資源の少くも1が存在しないと回答された所定のオ
ブジェクトについては受信先に存在するハードウェア及
びソフトウェア資源の内容に応じての変換、例えばD/
A変換、A/D変換、VHS/β変換、適用プログラム
に併せての変換等を行う。前記送信判定部内の変換オブ
ジェクト代送信手段は、上記所定のオブジェクトについ
ては、当該オブジェクトに替えて前記オブジェクト変換
部にて変換後のオブジェクトを送信するよう判定する。
【0043】請求項14の発明においては、自機器が各
オブジェクトを実行するため有しているハードウェア及
びソフトウェア資源についての情報を保持している実行
資源情報保持部と、オブジェクトの送信元からの各オブ
ジェクトについて実行時に必要なハードウェア及びソフ
トウェア資源が存在するか否かの問い合わせを受信する
実行資源情報問い合わせ受信部と、前記実行資源情報問
い合わせ受信部が実行資源情報の問い合わせを受信した
場合に、前記実行資源情報保持部を参照して上記ハード
ウェア及びソフトウェア資源についての情報を回答する
実行資源応答部を備えたこと特徴としている。
【0044】上記構成により、実行資源情報保持部は、
自機器が各オブジェクトを実行するため有しているハー
ドウェア及びソフトウェア資源についての情報を保持し
ている。実行資源情報問い合わせ受信部は、オブジェク
トの送信元からの各オブジェクトについて実行時に必要
なハードウェア及びソフトウェア資源が存在するか否か
の問い合わせを受信する。実行資源応答部は、前記実行
資源情報問い合わせ受信部が実行資源情報の問い合わせ
を受信した場合に、前記実行資源情報保持部を参照して
上記ハードウェア及びソフトウェア資源についての情報
を回答する。
【0045】請求項15の発明においては、前記オブジ
ェクト情報保持部は、上記各オブジェクトについて当該
オブジェクトを構成する各属性スロットを送信するか否
かについての情報を保持する属性スロット情報保持手段
を有し、前記送信判定部は、前記属性スロット情報保持
手段を参照し、各オブジェクト中の各属性スロットにつ
いて、当該属性スロットを送信しない旨の情報となって
いるときには、当該属性スロットの指すオブジェクトを
送信不要と判定する属性スロット参照送信不要判定手段
を有していることを特徴としている。
【0046】上記構成により、属性スロット情報保持手
段の前記オブジェクト情報保持部は、上記各オブジェク
トについて当該オブジェクトを構成する各属性スロット
を送信するか否かについての情報を保持する。属性スロ
ット参照送信不要判定手段の前記送信判定部は、前記属
性スロット情報保持手段を参照し、各オブジェクト中の
各属性スロットについて、当該属性スロットを送信しな
い旨の情報となっているときには、当該属性スロットの
指すオブジェクトを送信不要と判定する。
【0047】請求項16の発明においては、前記オブジ
ェクト情報保持部は、上記各オブジェクトについて実行
時に必要な画面サイズ、カラー白黒、グレイスケールデ
ィスプレイ等のハードウェア及びソフトウェア資源の仕
様を保持する実行仕様情報保持手段を有し、送信を行お
うとするオブジェクト群の各オブジェクト若しくは送信
すると判定された各オブジェクトがオブジェクトの受信
先において実行時に必要な画面サイズ、カラー・白黒・
グレイスケールディスプレイ等のハードウェア及びソフ
トウェア資源の仕様を有しているか否かを受信先に問い
合わせる実行仕様問い合わせ部と、前記実行仕様問い合
わせ部による実行時に必要なハードウェア及びソフトウ
ェア資源の問い合わせ結果に応じて送信するオブジェク
ト中に含まれるデータを送信先の実行仕様に変換するオ
ブジェクト変換部を有していることを特徴としている。
【0048】上記構成により、実行仕様情報保持手段の
前記オブジェクト情報保持部は、上記各オブジェクトに
ついて実行時に必要な画面サイズ、カラー白黒、グレイ
スケールディスプレイ等のハードウェア及びソフトウェ
ア資源の仕様を保持する。実行仕様問い合わせ部は、送
信を行おうとするオブジェクト群の各オブジェクト若し
くは送信すると判定された各オブジェクトが受信先にお
いて実行時に必要な画面サイズ、カラー・白黒・グレイ
スケールディスプレイ等のハードウェア及びソフトウェ
ア資源の仕様を有しているか否かを受信先に問い合わせ
る。オブジェクト変換部は、前記実行仕様問い合わせ部
による実行時に必要なハードウェア及びソフトウェア資
源の問い合わせ結果に応じて送信するオブジェクト中に
含まれるデータを送信先の実行仕様に変換する。
【0049】請求項17の発明においては、前記オブジ
ェクト変換部は、問い合わせ結果に応じて、カラー画像
を白黒画像とするカラー画像データ白黒化手段を有して
いることを特徴としている。上記構成により、前記オブ
ジェクト変換部内のカラー画像データ白黒化手段は、問
い合わせ結果に応じて、カラー画像を各画素毎にR,
B,G各原色の平均の輝度を採る等して白黒画像とす
る。
【0050】請求項18の発明においては、前記オブジ
ェクト変換部は、問い合わせ結果に応じて、画像データ
を縮小する画像データ縮小手段を有していることを特徴
としている。上記構成により、前記オブジェクト変換部
内の画像データ縮小手段は、問い合わせ結果に応じて、
2×2の画素をRBG毎にその平均をとって1×1の画
素とする等して画像データを受信側の表示手段の寸法に
整合させて縮小する。
【0051】請求項19の発明においては、前記オブジ
ェクト変換部は、問い合わせ結果に応じて、文書データ
を構成するコードデータをビットマップデータに変換す
るコードデータ図形化手段を有していることを特徴とし
ている。上記構成により、前記オブジェクト変換部内の
コードデータ図形化手段は、問い合わせ結果に応じて、
文書データを構成するコードデータをビットマップデー
タに変換し、あらかじめの文字フォントを用意していな
くても文字データを表示可能とする。
【0052】請求項20の発明においては、各オブジェ
クトを実行するための自機器の有するハードウェア及び
ソフトウェア資源の仕様を保持する実行仕様保持部と、
オブジェクトの送信元からの、各オブジェクトを実行す
るためのハードウェア及びソフトウェア資源の仕様問い
合わせを受信する実行仕様問い合わせ受信部と、前記実
行仕様問い合わせ受信部が実行仕様の問い合わせを受信
した場合に、前記仕様保持部を参照して実行仕様を回答
する実行仕様応答部とを備えたこと特徴としている。
【0053】上記構成により、実行仕様保持部は、各オ
ブジェクトを実行するための自機器の有するハードウェ
ア及びソフトウェア資源の仕様を保持する。実行仕様問
い合わせ受信部は、オブジェクトの送信元からの、各オ
ブジェクトを実行するためのハードウェア及びソフトウ
ェア資源の仕様問い合わせを受信する。実行仕様応答部
は、前記実行仕様問い合わせ受信部が実行仕様の問い合
わせを受信した場合に、前記仕様保持部を参照して実行
仕様を回答する。
【0054】請求項21の発明においては、オブジェク
ト指向プログラム実行環境により動作する通信機器の通
信管理方法において、ユーザが送信(発信)を意図す
る、そして自機器の実行状態にあるオブジェクト群をあ
らかじめ保持するオブジェクト群保持ステップと、上記
オブジェクト群に含まれる各オブジェクトの種別、サイ
ズ等の情報をあらかじめ保持するオブジェクト情報保持
ステップと、上記各オブジェクトを送信するか否かを前
記オブジェクト情報保持ステップにて保持した情報を使
用して判定する送信判定ステップと、前記送信判定ステ
ップで送信すると判定されたオブジェクトについて、こ
れを送信可能な形式のデータへ変換する送信可能形式変
換部ステップと、上記変換されたデータを送信(発信)
する送信ステップとを備えたことを特徴としている。
【0055】上記構成により、オブジェクト群保持ステ
ップにて、送信対象とされる、自機器の実行状態にある
オブジェクト群を主プログラム、管理プログラム等の管
轄するメモリ中等にあらかじめ保持する。オブジェクト
情報保持ステップにて、上記オブジェクト群に含まれる
各オブジェクトの種別、サイズ等の情報をあらかじめ保
持する。送信判定ステップにて、上記各オブジェクトを
送信するか否かを前記オブジェクト情報保持ステップに
て保持した情報を使用して判定する。送信可能形式変換
部ステップにて、前記送信判定ステップで送信すると判
定された実行状態にあるオブジェクトについて、これを
送信可能な形式のデータへ変換する。送信ステップに
て、上記変換されたデータを送信する。
【0056】請求項22の発明においては、オブジェク
ト指向プログラム実行環境により動作する通信機器の通
信管理方法において、自機器が実行可能な状態での各オ
ブジェクト群の各オブジェクトの種別、サイズ等の情報
をあらかじめ保持するオブジェクト情報保持ステップ
と、送信可能な形式に変換されて送信されてきたオブジ
ェクトデータを受信する受信ステップと、前記オブジェ
クト情報保持ステップにて保持した情報を参照して、前
記受信ステップにて受信したオブジェクトデータに含ま
れるオブジェクトを実行状態のオブジェクトへ展開する
実行展開ステップとを備えたことを特徴としている。
【0057】上記構成により、オブジェクト情報保持ス
テップにて、自機器が実行可能な状態での各オブジェク
ト群の各オブジェクトの種別、サイズ等の情報をオブジ
ェクト受信に先立ってあらかじめ保持している。受信ス
テップにて、送信可能な形式に変換されて送信されてき
たオブジェクトデータを受信する。実行展開ステップに
て、前記オブジェクト情報保持ステップにて保持した情
報を参照して、前記受信ステップにて受信したオブジェ
クトデータに含まれるオブジェクトを、オブジェクト指
向プログラムの管轄するメモリへ移す等して実行状態の
オブジェクトへ展開する。
【0058】請求項23の発明においては、ユーザが送
信を計画している、そして実行状態にあるオブジェクト
群に含まれる各オブジェクトの送信に際しての優先度を
あらかじめ保持している送信優先度保持ステップと、オ
ブジェクトの受信先で受信可能なオブジェクトのサイズ
をオブジェクトの送信に先立って問い合わせるサイズ問
い合わせステップを備え、前記送信判定ステップは、上
記サイズ問い合わせにより受信先で受信可能なオブジェ
クトのサイズを獲得した後、前記送信優先度保持ステッ
プにて保持した優先度と上記問い合わせ結果を使用して
各オブジェクトを送信するか否かを判定するサイズ、優
先度反映小ステップを有していることを特徴としてい
る。
【0059】上記構成により、送信優先度保持ステップ
にて、実行状態にあるオブジェクト群に含まれる各オブ
ジェクトの送信に際しての優先度をあらかじめメモリ等
に保持している。サイズ問い合わせステップにて、オブ
ジェクトの受信先で受信可能なオブジェクトのサイズを
オブジェクトの送信に先立って問い合わせる。前記送信
判定ステップのサイズ、優先度反映小ステップにて、上
記サイズ問い合わせにより受信先で受信可能なオブジェ
クトのサイズを獲得した後、受信先でのメモリ容量が足
りない場合には、前記送信優先度保持ステップにて保持
した優先度と上記問い合わせ結果を使用する所定の手順
で各オブジェクトを送信するか否かを判定する。
【0060】請求項24の発明においては、受信先で受
信可能なオブジェクトサイズをオブジェクト送信に先立
って問い合わせるサイズ問い合わせステップと、上記サ
イズ問い合わせの結果、受信先のサイズが足りないとさ
れた場合に、前記オブジェクト情報保持ステップにて保
持した情報を参照して、図形データを含むオブジェクト
が存在するか否かを判断する図形データ検出ステップ
と、前記図形データ検出ステップにて検出したオブジェ
クト中の図形データに対して、寸法の縮小化、カラー図
形ならば白黒図形とすること等により、当該オブジェク
トのサイズの縮小を行う図形オブジェクトサイズ縮小ス
テップとを有し、前記送信判定ステップは、上記図形デ
ータを含むオブジェクトについては、それに替えて前記
図形オブジェクトサイズ縮小ステップにてサイズの縮小
されたオブジェクトを送信するよう作用するサイズ縮小
オブジェクト送信判定小ステップを有していることを特
徴としている。
【0061】上記構成により、サイズ問い合わせステッ
プにて、受信先で受信可能なオブジェクトサイズをオブ
ジェクト送信に先立って問い合わせる。図形データ検出
ステップにて、上記サイズ問い合わせの結果、受信先の
サイズが足りないとされた場合に、前記オブジェクト情
報保持ステップにて保持した情報を参照して、図形デー
タを含むオブジェクトが存在するか否かを判断する。図
形オブジェクトサイズ縮小ステップにて、前記図形デー
タ検出ステップにて検出したオブジェクト中の図形デー
タに対して、寸法の縮小化、カラー図形ならば白黒図形
とする等により、当該オブジェクトのサイズの縮小を行
う。前記送信判定ステップ中のサイズ縮小オブジェクト
送信判定小ステップにて、上記図形データを含むオブジ
ェクトについては、それに替えて前記図形オブジェクト
サイズ縮小ステップにてサイズの縮小されたオブジェク
トを送信するよう作用する。
【0062】請求項25の発明においては、オブジェク
トの受信先で受信可能なオブジェクトのサイズをオブジ
ェクト送信に先立って問合わせるサイズ問い合わせステ
ップと、上記サイズ問い合わせの結果、受信先のサイズ
が足りないとされた場合に、前記オブジェクト情報保持
ステップにて保持した情報を参照して、文書データを含
むオブジェクトが存在するか否かを判断する文書データ
検出ステップと、前記文書データ検出ステップで検出し
たオブジェクト中の文書データに対して、標題の抽出、
文頭部の摘出を行う等により、当該オブジェクトのサイ
ズの縮小を行う文書オブジェクトサイズ縮小ステップと
を有し、前記送信判定ステップは、上記文書データを含
むオブジェクトについては、それに替えて前記文書オブ
ジェクトサイズ縮小ステップによりサイズの縮小された
オブジェクトを送信するよう作用するサイズ縮小オブジ
ェクト送信判定小ステップを有していることを特徴とし
ている。
【0063】上記構成により、サイズ問い合わせステッ
プにて、受信先で受信可能なオブジェクトのサイズをオ
ブジェクト送信に先立って問合わせる。文書データ検出
ステップにて、上記サイズ問い合わせの結果、受信先の
サイズが足りないとされた場合に、前記オブジェクト情
報保持ステップにて保持した情報を参照して、文書デー
タを含むオブジェクトが存在するか否かを判断する。文
書オブジェクトサイズ縮小ステップにて、前記文書デー
タ検出ステップで検出したオブジェクト中の文書データ
に対して、標題の抽出、文頭部の摘出等を行うことによ
り、当該オブジェクトのサイズの縮小を行う。前記送信
判定ステップ中のサイズ縮小オブジェクト送信判定小ス
テップにて、上記文書データを含むオブジェクトについ
ては、それに替えて前記文書オブジェクトサイズ縮小ス
テップによりサイズの縮小されたオブジェクトを送信す
るよう作用する。
【0064】請求項26の発明においては、オブジェク
ト受信に先立ってのオブジェクトの送信元からの、通信
回線を通して等の受信可能なオブジェクト群のサイズ問
い合わせを受信するサイズ問い合わせ受信ステップと、
自機器が新たに実行状態としえるオブジェクトのサイズ
についての情報をあらかじめ保持する新規オブジェクト
サイズ保持ステップと、前記サイズ問い合わせ受信ステ
ップにてのサイズ問い合わせを受信した場合に、前記新
規オブジェクトサイズ保持ステップにて保持した情報を
参照して受信可能なサイズについての回答をするサイズ
応答ステップを備えたこと特徴としている。
【0065】上記構成により、サイズ問い合わせ受信ス
テップにて、オブジェクト受信に先立ってのオブジェク
トの送信を計画している側からの受信可能なオブジェク
ト群のサイズ問い合わせを受信する。新規オブジェクト
サイズ保持ステップにて、自機器が新たに実行状態とし
えるオブジェクトのサイズについての情報をあらかじめ
保持する。サイズ応答ステップにて、前記サイズ問い合
わせ受信ステップにてのサイズ問い合わせを受信した場
合に、前記新規オブジェクトサイズ保持ステップにて保
持した情報を参照して受信可能なサイズについての回答
をする。
【0066】請求項27の発明においては、通信管理装
置が送信をするため実行状態にあるオブジェクト群の各
オブジェクトが常駐オブジェクトか否か、送信不用オブ
ジェクトか否かの少なくも1についての情報をあらかじ
め保持する常駐不用オブジェクト情報保持ステップを備
え、前記送信判定ステップは、上記各オブジェクトを送
信するか否かを判定する際に、前記常駐不用オブジェク
ト情報保持ステップにて保持した情報を参照して常駐の
オブジェクト、送信不用オブジェクトについては送信不
要と判定する常駐不用オブジェクト送信不要判定小ステ
ップを有していることを特徴としている。
【0067】上記構成により、常駐オブジェクト情報保
持ステップにて、自機器の実行状態にあるオブジェクト
群の各オブジェクトが常駐オブジェクトか否か、送信不
用オブジェクトか否かの少なくも一についての情報をあ
らかじめ保持する。前記送信判定ステップ中の常駐オブ
ジェクト送信不要判定小ステップにて、上記各オブジェ
クトを送信するか否かを判定する際に、前記常駐不用オ
ブジェクト情報保持ステップにて保持した情報を参照し
て常駐のオブジェクト、送信不用のオブジェクトについ
ては送信不要と判定する。
【0068】請求項28の発明においては、自機器の実
行状態にあるオブジェクト群の各オブジェクトが常駐オ
ブジェクトか否かについての情報をあらかじめ保持する
常駐オブジェクト情報保持ステップと、オブジェクト送
信に先立って、送信を行おうとするオブジェクト群の各
オブジェクトが受信先において常駐オブジェクトか否か
を問い合わせる常駐オブジェクト問い合わせステップを
備え、前記送信判定ステップは、前記常駐オブジェクト
問い合わせステップにて受信先から常駐オブジェクトと
回答されたオブジェクトについては送信不要と判定する
常駐オブジェクト送信不要判定小ステップを有している
ことを特徴としている。
【0069】上記構成により、常駐オブジェクト情報保
持ステップにて、自機器の実行状態にあるオブジェクト
群の各オブジェクトが常駐オブジェクトか否かについて
の情報をあらかじめ保持する。常駐オブジェクト問い合
わせステップにて、オブジェクト送信に先立って、送信
を行おうとするオブジェクト群の各オブジェクトが受信
先において常駐オブジェクトか否かを問い合わせる。前
記送信判定ステップ中の常駐オブジェクト送信不要判定
小ステップにて、前記常駐オブジェクト問い合わせステ
ップにおいて受信先から常駐オブジェクトと回答された
オブジェクトについては、送信不要と判定する。
【0070】請求項29の発明においては、オブジェク
ト受信に先立って、自機器の実行状態にあるオブジェク
ト群の各オブジェクトが常駐オブジェクトか否かについ
ての情報をあらかじめ保持する常駐オブジェクト情報保
持ステップと、オブジェクト発信を計画している送信元
からの送信対象として計画しているオブジェクト群の各
オブジェクトが常駐オブジェクトか否かの問い合わせを
受信する常駐問い合わせ受信ステップと、前記常駐問い
合わせ受信ステップにて常駐オブジェクトか否かの問い
合わせを受信した場合に、前記常駐オブジェクト情報保
持ステップにて保持した情報を参照して常駐オブジェク
トについてはその旨回答をする(含む、そうでないオブ
ジェクトについて常駐でない旨回答する)常駐オブジェ
クト応答ステップを備えたこと特徴としている。
【0071】上記構成により、常駐オブジェクト情報保
持ステップにて、オブジェクト受信に先立って、自機器
の実行状態にあるオブジェクト群の各オブジェクトが常
駐オブジェクトか否かについての情報をあらかじめ保持
する。常駐問い合わせ受信ステップにて、送信元からの
送信対象とするオブジェクト群の各オブジェクトが常駐
オブジェクトか否かの問い合わせを受信する。常駐オブ
ジェクト応答ステップにて、前記常駐問い合わせ受信ス
テップにおいて常駐オブジェクトか否かの問い合わせを
受信した場合に、前記常駐オブジェクト情報保持ステッ
プにおいて保持した情報を参照して常駐オブジェクトに
ついては、その旨の回答をする。
【0072】請求項30の発明においては、オブジェク
ト受信に先立って、送信を行おうとするオブジェクト群
の各オブジェクトが受信先において必要若しくは受信可
能なオブジェクトか否かを問い合わせる必要送信オブジ
ェクト問い合わせステップを備え、前記送信判定ステッ
プは、前記必要オブジェクト問い合わせステップにて受
信先から送信不要若しくは受信不可能なオブジェクトと
回答されたオブジェクトについては送信不要と判定する
不用オブジェクト送信不要判定小ステップを有している
ことを特徴としている。
【0073】上記構成により、必要送信オブジェクト問
い合わせステップにて、送信側が本来のオブジェクトを
送信するのに先立って、送信を行おうとするオブジェク
ト群の各オブジェクトが受信先において必要若しくは受
信可能なオブジェクトか否かを問い合わせる。前記送信
判定ステップ中の不用オブジェクト送信不要判定小ステ
ップにて、前記必要オブジェクト問い合わせステップに
て受信先から送信不要若しくは受信不可能なオブジェク
トと回答されたオブジェクトについては送信不要と判定
する。
【0074】請求項31の発明においては、自機器が送
信不要若しくは受信不可能な各オブジェクトについての
情報をあらかじめ保持する不用オブジェクト情報保持ス
テップと、送信元からの送信対象とするオブジェクト群
の各オブジェクトが送信不要若しくは受信不可能なオブ
ジェクト否かの問い合わせを受信する不用問い合わせ受
信ステップと、該問い合わせを前記不用問い合わせ受信
ステップにて受信した場合に、前記不用オブジェクト情
報保持ステップにて保持した送信不要若しくは受信不可
能なオブジェクトについてはその旨を回答をする不用オ
ブジェクト応答ステップを備えたことを特徴としてい
る。
【0075】上記構成により、不用オブジェクト情報保
持ステップにて、自機器が送信不要若しくは受信不可能
な各オブジェクトについての情報をあらかじめ保持す
る。不用問い合わせ受信ステップにて、送信元からの送
信対象とするオブジェクト群の各オブジェクトが送信不
要若しくは受信不可能なオブジェクト否かの問い合わせ
を受信する。不用オブジェクト応答ステップが、該問い
合わせを前記不用問い合わせ受信ステップにて受信した
場合に、前記不用オブジェクト情報保持ステップにて保
持した情報を参照して送信不要若しくは受信不可能なオ
ブジェクトについてはその旨を回答をする。
【0076】請求項32の発明においては、オブジェク
ト送信に先立って、上記送信を行おうとするオブジェク
ト群の各オブジェクトがオブジェクトの送信先において
実行時に必要なハードウェア及びソフトウェア資源が存
在するか否かを受信先に問い合わせる実行資源問い合わ
せステップを備え、前記送信判定ステップは、上記各オ
ブジェクトを送信するか否かを判定する際に、上記問い
合わせに対して、実行時に必要なハードウェア及びソフ
トウェア資源が存在しないと回答されたオブジェクトに
ついては送信不要と判定する存在オブジェクト送信不要
判定小ステップを有していることを特徴としている。
【0077】上記構成により、実行資源問い合わせステ
ップにて、本来のオブジェクト送信に先立って、上記送
信を行おうとするオブジェクト群の各オブジェクトが受
信先において実行時に必要なハードウェア及びソフトウ
ェア資源が存在するか否かを受信先に問い合わせる。前
記送信判定ステップ中の存在オブジェクト送信不要判定
小ステップにて、上記各オブジェクトを送信するか否か
を判定する際に、上記問い合わせに対して、実行時に必
要なハードウェア及びソフトウェア資源が存在しないと
回答されたオブジェクトについては送信不要と判定す
る。請求項33の発明においては、上記送信を行おうと
するオブジェクト群の各オブジェクトが計画しているオ
ブジェクトの受信先において実行時に必要なハードウェ
ア及びソフトウェア資源が存在するか否かと、受信側に
存在するハードウェア及びソフトウェア資源の内容を受
信先に問い合わせる実行資源問い合わせステップと、上
記問い合わせに対して、実行時に必要なハードウェア及
びソフトウェア資源の少くも1が存在しないと回答され
た所定のオブジェクトについては受信先に存在するハー
ドウェア及びソフトウェア資源の内容に応じての変換を
行うオブジェクト変換ステップを備え、前記送信判定ス
テップは、上記所定のオブジェクトについては、当該オ
ブジェクトに替えて前記オブジェクト変換ステップにて
変換後のオブジェクトを送信するよう判定する変換オブ
ジェクト代送信小ステップを有していることを特徴とし
ている。
【0078】上記構成により、実行資源問い合わせステ
ップにて、送信を行おうとするオブジェクト群の各オブ
ジェクトが受信先において実行時に必要なハードウェア
及びソフトウェア資源が存在するか否かと、受信側に存
在するハードウェア及びソフトウェア資源の内容を受信
先に問い合わせる。オブジェクト変換ステップにて、上
記問い合わせに対して、実行時に必要なハードウェア及
びソフトウェア資源の少くも一が存在しないと回答され
た所定のオブジェクトについては受信先からの現に存在
するハードウェア及びソフトウェア資源の内容に応じて
の変換を行う。前記送信判定ステップ内の変換オブジェ
クト代送信小ステップにて、上記所定のオブジェクトに
ついては、当該オブジェクトに替えて前記オブジェクト
変換ステップにて変換後のオブジェクトを送信するよう
判定する。
【0079】請求項34の発明においては、自機器が各
オブジェクトを実行するため有しているハードウェア及
びソフトウェア資源についての情報をあらかじめ保持す
る実行資源情報保持ステップと、本来のオブジェクトの
受信に先立って、オブジェクトの送信元からの各オブジ
ェクトについて実行時に必要なハードウェア及びソフト
ウェア資源が存在するか否かの問い合わせを受信する実
行資源情報問い合わせ受信ステップと、前記実行資源情
報問い合わせ受信ステップにて実行資源情報の問い合わ
せを受信した場合に、前記実行資源情報保持ステップに
て保持した情報を参照して上記ハードウェア及びソフト
ウェア資源についての情報を回答する実行資源応答ステ
ップを備えたこと特徴としている。
【0080】上記構成により、実行資源情報保持ステッ
プにて、自機器が各オブジェクトを実行するため有して
いるハードウェア及びソフトウェア資源についての情報
をあらかじめ保持する。実行資源情報問い合わせ受信ス
テップにて、オブジェクト受信に先立って、オブジェク
トの送信元からの各オブジェクトについて実行時に必要
なハードウェア及びソフトウェア資源が存在するか否か
の問い合わせを受信する。実行資源応答ステップにて、
前記実行資源情報問い合わせ受信ステップにて実行資源
情報の問い合わせを受信した場合に、前記実行資源情報
保持ステップにて保持した情報を参照して、上記ハード
ウェア及びソフトウェア資源についての情報を回答す
る。
【0081】請求項35の発明においては、前記オブジ
ェクト情報保持ステップは、上記各オブジェクトについ
て当該オブジェクトを構成する各属性スロットを送信す
るか否かについての情報をあらかじめ保持する属性スロ
ット情報保持小ステップを有し、前記送信判定ステップ
は、前記属性スロット情報保持小ステップにて保持した
情報を参照し、各オブジェクト中の各属性スロットにつ
いて、当該属性スロットを送信しない旨の情報となって
いるときには、当該属性スロットの指すオブジェクトを
送信不要と判定する属性スロット参照送信不要判定小ス
テップを有していることを特徴としている。
【0082】上記構成により、前記オブジェクト情報保
持ステップ中の属性スロット情報保持小ステップにて、
上記各オブジェクトについて当該オブジェクトを構成す
る各属性スロットを送信するか否かについての情報をあ
らかじめ保持する。前記送信判定中ステップの属性スロ
ット参照送信不要判定小ステップにて、前記属性スロッ
ト情報保持小ステップにて保持した情報を参照し、各オ
ブジェクト中の各属性スロットについて、当該属性スロ
ットが送信しない旨の情報となっている、あるいはその
旨のフラグがついているときには、当該属性スロットの
指すオブジェクトを送信不要と判定する。
【0083】請求項36の発明においては、前記オブジ
ェクト情報保持ステップは、上記各オブジェクトについ
て実行時に必要な画面サイズ、カラー白黒、グレイスケ
ールディスプレイ等のハードウェア及びソフトウェア資
源の仕様をあらかじめ保持する実行仕様情報保持小ステ
ップを有し、オブジェクト送信に先立って送信を行おう
とするオブジェクト群の各オブジェクト若しくは送信す
ると判定された各オブジェクトがその受信先において実
行時に必要な画面サイズ、カラー・白黒・グレイスケー
ルディスプレイ等のハードウェア及びソフトウェア資源
の仕様を有しているか否かを受信先に問い合わせる実行
仕様問い合わせステップと、前記実行仕様問い合わせス
テップによる実行時に必要なハードウェア及びソフトウ
ェア資源の問い合わせ結果に応じて、送信するオブジェ
クト中に含まれるデータを受信先の実行仕様に変換する
オブジェクト変換ステップを有していることを特徴とし
ている。
【0084】上記構成により、前記オブジェクト情報保
持ステップの実行仕様情報保持小ステップにて、上記各
オブジェクトについて実行時に必要な画面サイズ、カラ
ー白黒、グレイスケールディスプレイ等のハードウェア
及びソフトウェア資源の仕様をあらかじめ保持する。実
行仕様問い合わせステップにて、オブジェクト送信に先
立って送信を行おうとするオブジェクト群の各オブジェ
クト若しくは送信すると判定された各オブジェクトが受
信先において実行時に必要な画面サイズ、カラー・白黒
・グレイスケールディスプレイ等のハードウェア及びソ
フトウェア資源の仕様を有しているか否かを受信先に問
い合わせる。オブジェクト変換ステップにて、前記実行
仕様問い合わせステップによる実行時に必要なハードウ
ェア及びソフトウェア資源の問い合わせ結果に応じて、
送信するオブジェクト中に含まれるデータを必要な機器
を作用させたり、プログラム的に処理したりして、受信
先の実行仕様に変換する。
【0085】請求項37の発明においては、前記オブジ
ェクト変換ステップは、問い合わせ結果に応じて、カラ
ー画像を白黒画像とするカラー画像白黒化小ステップを
有していることを特徴としている。上記構成により、前
記オブジェクト変換ステップ中のカラー画像白黒化小ス
テップにて、問い合わせ結果に応じて、カラー画像を各
画素毎にR,B,G各原色の平均の輝度を採る等して白
黒画像とする。
【0086】請求項38の発明においては、前記オブジ
ェクト変換ステップは、問い合わせ結果に応じて、画像
データを縮小する画像データ縮小小ステップを有してい
ることを特徴としている。上記構成により、前記オブジ
ェクト変換ステップ中の画像データ縮小小ステップに
て、問い合わせ結果に応じて、2×2の画素をRBG毎
にその平均をとって1×1の画素とする等して画像デー
タを受信側の表示手段の寸法に整合させて縮小する。
【0087】請求項39の発明においては、前記オブジ
ェクト変換ステップは、問い合わせ結果に応じて、文書
データを構成するコードデータをビットマップデータに
変換するコードデータ図形化小ステップを有しているこ
とを特徴としている。上記構成により、前記オブジェク
ト変換ステップ中のコードデータ図形化小ステップに
て、問い合わせ結果に応じて、文書データを構成するコ
ードデータをビットマップデータに変換し、あらかじめ
の文字フォントを用意していなくても文字データを表示
可能とする。
【0088】請求項40の発明においては、各オブジェ
クトを実行するための自機器の有するハードウェア及び
ソフトウェア資源の仕様をあらかじめ保持する実行仕様
保持ステップと、オブジェクト受信に先立って、オブジ
ェクトの送信元からの各オブジェクトを実行するための
ハードウェア及びソフトウェア資源の仕様問い合わせを
受信する実行仕様問い合わせ受信ステップと、前記実行
仕様問い合わせ受信ステップにて実行仕様の問い合わせ
を受信した場合に、前記実行仕様保持ステップにて保持
した情報を参照して実行仕様を回答する実行仕様応答ス
テップとを備えたこと特徴としている。
【0089】上記構成により、実行仕様保持ステップに
て、各オブジェクトを実行するための自機器の有するハ
ードウェア及びソフトウェア資源の仕様をあらかじめ保
持する。実行仕様問い合わせ受信ステップにて、本来の
オブジェクト受信に先立って、オブジェクトの送信元か
らの各オブジェクトを実行するためのハードウェア及び
ソフトウェア資源の仕様問い合わせを受信する。実行仕
様応答ステップにて、前記実行仕様問い合わせ受信ステ
ップにて実行仕様の問い合わせを受信した場合に、前記
実行仕様保持ステップにて保持した情報を参照して実行
仕様を回答する。
【0090】
【実施例】以下、本発明を実施例に基づいて説明する。 (第1実施例)本第1実施例は、本願発明に係る通信管
理装置を、いわゆるニュートン、ザウルス(いずれも商
品商標名)等と言われている携帯型端末やPHSに応用
した場合を想定したものである。ただし、各種携帯型端
末、PHSあるいはその他ノート型パソコン等はいわゆ
る周知の技術である。また、これら機器が各種通信に使
用する通信規約等もいわゆる周知の技術である。同じ
く、既述のごとく広義のオブジェクト指向プログラミン
グとしての、各オブジェクトをいわばパッケージ化され
た部品として扱う、あるいは円滑に作用させたり、送受
信したりするメインプログラム、コンテナプログラム、
通信用の転送プログラム等も同じく周知技術である。従
って、これらについての説明は省略する。
【0091】なお、本発明に固有の構成、例えば送信に
際しての各オブジェクトを送信するか否かの判定、その
送受信に先立っての問い合わせや回答をなしたりするこ
と等については、必要なプログラムが本通信管理装置の
製作者等の手により作成され、あらかじめROMに記憶
されている。また、同じく送信側と受信側とでは、送受
信に共通するプログラム、ハード等は調整され、可能な
限り共通化されている。
【0092】次に、本実施例のみならず後の実施例にお
いても、自機器が目下実行状態にある、あるいは保持し
ている各オブジェクト、その種別やサイズ等をたえず認
識しておく必要がある。このため、メインプログラム、
コンテナプログラム等は、自機器が実行状態にある各オ
ブジェクト及びそれらのサイズ並びに各オブジェクトを
実行するために必要な自機器のメモリ容量等のハードウ
ェアについての登録管理プログラムを有し、その作用の
もとで、それらをいわば一覧表的に登録している。更
に、それらの適切な機能発揮のため、必要なメモリ、一
覧表的な記憶用枠等をも有している。
【0093】なおこの際、登録管理プログラムによる各
オブジェクトの識別は、本実施例では記憶している領域
で行う。また、サイズの管理は同じく新規追加毎にCo
llectionオブジェクトプログラム部分がその記
憶している領域の大きさ、あるいは占める番地(add
ress)の数を報告するようarrayオブジェクト
プログラム部分に要求することによりなされる。
【0094】また、実行に必要なハードやソフトウェア
の認識は、各オブジェクトの有する映像情報、文書、音
声等の属性、属性スロット等によりなされる。またこの
ため、各オブジェクトは、作成時にこれらの属性等が作
成者(例えば、本通信管理装置が備えられている機器の
ユーザ、所有者)の操作により、あるいは操作に応じて
自動的に付されるようになっている。すなわち、キーボ
ード操作による文書データが入力されれば、これを検知
したメインプログラム等の作用のもと属性「文書」が付
される、作成者による宛先、住所である旨の特定、指示
のもとでの宛先の識別番号が入力されれば、「住所」、
「宛先」の旨の属性が付される等である。
【0095】そして、このことは他の実施例でも同じで
ある。図1及び図2は、各々、本発明に係る通信管理装
置の第1実施例の構成図である。図1は、送信側の通信
管理装置を示す。本図において、11はオブジェクト指
向プログラム実行環境により動作する通信機器におい
て、自機器が実行状態にあるオブジェクト群を保持して
いるオブジェクト群保持部である。12は、オブジェク
ト群保持部11の保持している各オブジェクトの種別、
各オブジェクトが常駐オブジェクトか否かを示す情報等
を保持しているオブジェクト情報保持部である。13
は、所定の各種データを送信する送信部である。14
は、オブジェクト情報保持部12を参照しながらオブジ
ェクト群保持部11に含まれる各オブジェクトを送信す
るか否かを所定の手順で判定する送信判定部である。1
5は、送信判定部で送信すると判定したオブジェクトを
送信可能な形式のデータへ変換する送信可能形式変換部
である。
【0096】図2は、受信側の通信管理装置を示す。本
図において、22は自機器が実行可能な状態の各オブジ
ェクトの種別、各オブジェクトが常駐オブジェクトか否
かを示す情報等を保持するオブジェクト情報保持部であ
る。26は、送信されてきた各種データを受信する受信
部である。25は、送信可能な形式のデータとされて送
信されてきたオブジェクト群を受信後、オブジェクト情
報保持部22を参照しながら、このデータに含まれる各
オブジェクトを実行状態へ展開する実行展開部である。
【0097】以上の他、送信側及び受信側の機器ともユ
ーザ(操作者)の操作を受け付ける押ボタン等を有する
入力部やテンキー部、LCD等からなる表示部その他必
要に応じてNCU(回線制御部)、モデル(変復調
部)、オートダイヤラ等を有するのは勿論である。ま
た、例えば送信側の通信管理装置も第三の通信管理装置
からオブジェクト群の送信を受けることも有りえ、この
ため実行展開部を装備していたりもする。ただし、これ
らはいわば自明のことであり、繁雑ともなるためわざわ
ざの記載や説明は原則として省略する。
【0098】次に、本実施例の動作を説明する。図1に
示す送信側の通信管理装置は、図2に示す受信側の通信
管理装置に対して、図11に示す電子メール1101を
送信するものとする。本図に示すように、この電子メー
ル1101は、テキスト(文書)1102、静止画11
03及び音声1104を含んでいる。
【0099】このとき、送信対象となる、そして送信に
含まれることとなるオブジェクト群を図12に示す。本
図に示すように、各オブジェクトはその種別を表わすク
ラス名、オブジェクト名、サイズ、オブジェクトの実体
であるデータを保持する。そして、本図におけるオブジ
ェクト(オブジェクト名Nenga1)1206、(オブジェ
クト名Eto5)1207、(オブジェクト名Aisatsu1)1
208が、それぞれ図11におけるテキスト1102、
静止画1103、音声1104に対応している。
【0100】また、各オブジェクトが属するクラスによ
りサイズが固定長である場合には、サイズはクラスの中
に保持される。ここに、クラスとはオブジェクトを生成
するための情報を保持するデータである。その内容は、
図13に示すように、メタクラス名、スーパークラス
名、クラス名、クラスから生成されるオブジェクトの固
定長部分のサイズ、オブジェクトを構成する属性の型情
報(プログラム言語におけるデータ型、Cならば「In
t:整数型、Char*:ポインタ型」等、あるいは、
整数か、文字列か、オブジェクト識別子か、可変長部分
かを表わす情報。ここではそれぞれ、"I","S","@","E"
で表わされ、出現する属性の順に表現される。)、メソ
ッド情報などからなる。
【0101】オブジェクト情報保持部12及び22は、
ともに図14に示される常駐オブジェクト表1401を
保持している。ここに、常駐オブジェクト表1401
は、各クラス毎の常駐オブジェクトの名前を管理する表
である。なお、常駐オブジェクトか否かの認識は、根源
的にはユーザ(アプリケーション開発者、人による(プ
ログラム)指示)により、すなわちメインプログラム、
管理プログラムの所掌するメモリへの記憶をなすような
操作によりなされる。本図において、たとえば行140
2は、クラスTextの名前Nenga1で示されるオブジェクト
は常駐オブジェクトであることを示し、行1405は、
クラスImageの名前Eto1で示されるオブジェクトは常駐
オブジェクトであることを示している。他の行について
も同様である。 本実施例においては、常駐オブジェク
ト表1401及び各オブジェクトが保持するクラス名、
オブジェクト名、サイズ、送信省略に際しての識別番
号、等の情報を含めてオブジェクト情報保持部12が管
理しているものとする。
【0102】なお、常駐オブジェクトの具体例として
は、各種の挨拶文、年賀状に使用される各干支の絵等を
挙げられよう。また、本通信管理装置の装備される機器
本体のユーザは、この常駐オブジェクトを利用して、送
信対象となる、そして実行状態の各種オブジェクトを作
成することとなる。
【0103】またこのため、本実施例における常駐オブ
ジェクトは、実行状態のオブジェクトとは別に、ROM
内に別途記憶されている。以上の元で、本実施例の通信
管理装置のみによりなされる一般的な手順を、抽象的で
はあるが図15のフローチャートを用いて説明する。ま
ず、送信側の通信管理装置の動作を説明する。
【0104】(ステップa1)送信開始がユーザにより
指示されると、メインプログラム、送信プログラム等の
作用のもとで、実行状態の各オブジェクトの認識がなさ
れ、更に送信判定部14はオブジェクト群の各オブジェ
クトが常駐オブジェクトか否かを常駐オブジェクト表を
参照して順に判定し、送信先での常駐オブジェクトにマ
ーク付けを行う。
【0105】(ステップa2)全オブジェクトについて
の判定の終了後、マーク付けされたオブジェクト以外の
オブジェクト群の送信を送信可能形式変換部15へ依頼
する。 (ステップa3)送信可能形式変換部15は、主記憶部
(図示せず)上に散在するオブジェクトを送信部13で
送信することが可能な形式へ変換する。
【0106】(ステップa4)これは、ポインタで表わ
されるオブジェクト識別子をマシンに非依存な番号へ付
け替えたり、リトルエンディアン(PC)とビッグエン
ディアン(WS)間のエンディアン、すなわちバイトオ
ーダーの変換を行う等の処理である。(なお、これにつ
いては、前掲の「UNIX ネットワークプログラミン
グ」の「XDR」の章に詳しい。) (ステップa5)送信可能形式変換部15によるオブジ
ェクト群の送信可能形式データへの変換の後、送信しな
い常駐オブジェクトについて、その送信省略に際しての
識別符号、その旨を示す通信規約プログラムにのっとっ
ての信号(いわば、特許出願の明細書における「〔」、
「〕」類似の記号に似た作用をなすもの。)等必要な情
報が管理プログラムにより付される。この上で、送信部
13から受信側の受信部26へデータが送信される。
【0107】図29に、上記ステップa1とa6の内容
を中心とした処理な流れを示す。図30は、形式変換の
内容を概念的に示したものである。本図において、上は
形式変換直前、すなわち上述のステップa1の終了直後
の実行状態のオブジェクトを、下は形式変換後すなわち
ステップa5の終了直後のオブジェクト群を示す。な
お、ここに実線の四角は実行状態であることを、破線の
四角は形式の変換がなされたことを示すものとする。ま
た、実際には、各オブジェクトの情報量等(四角の大き
さ)は同一とは限らず、更に各種属性等についての情報
をも有しているが、これらは煩雑となるため図示は省略
してある。
【0108】実行状態のオブジェクト群は、オブジェク
ト群全体の名称、作成日時等を有する管理情報及び1か
ら8の8つのオブジェクトからなり、このうち6と7の
オブジェクトが常駐オブジェクトである。このため、直
前の常駐オブジェクト(6)及び(7)には、その旨を
示す「丸で囲んだ常」のマークが付加されている。ま
た、形式変換後においては、この2つのオブジェクトに
ついてはそれを示す識別符号ID6、同7が送信管理情
報内に付加され、形式変換されたデータは作成されてい
ない。また、他のオブジェクト1〜5、8及び管理情報
については、破線で示すように送信可能な形式のデータ
に変換されている。
【0109】次に、受信側の通信管理装置の動作を説明
する。 (ステップa6)受信部26がデータを受信する。 (ステップa7)実行展開部25により、受信した送信
可能形式データを実行可能なオブジェクト群へ展開す
る。これは、図示しない受信用メモリに記憶されたオブ
ジェクトをメモリ上へ持っていくべく、オブジェクト情
報保持部22に保持される各オブジェクトサイズにした
がったメモリの確保、マシン非依存の番号づけをポイン
タへ戻すなどの処理により行われる。またこのため、実
行展開部25には、展開用のプログラムがあらかじめ記
憶、格納されているのは勿論である。
【0110】(ステップa8)管理プログラムは、送信
を省略された常駐オブジェクトについては受信したデー
タ中の常駐オブジェクトについての識別符号等をもと
に、自己の常駐オブジェクト表と照合等して、実行状態
とする。 次に、以上の手順の内容を、図11に示す電子メールを
例にとって、送信側と受信側とを一体的に、そしてより
具体的に説明する。
【0111】まず、送信側の動作を説明する。 (1)送信判定部14が、図12に示される各オブジェ
クトに関する情報と図14に示す常駐オブジェクト表1
401とを参照して、常駐オブジェクトに対してマーク
づけを行う。ここでは、オブジェクト1206(Nenga1)
及びオブジェクト1207(Eto5)が常駐オブジェクトで
あることがわかるので、これらにマークづけを行う。こ
れらは、図11におけるテキスト1102と静止画11
03に対応するオブジェクトである。
【0112】(2)送信判定部14が、マークづけされ
たオブジェクト以外のオブジェクト群、つまり、オブジ
ェクト1201、1202、1203、1204、12
05、1208の送信を送信可能形式変換部15に指示
する。マーク付けしていないオブジェクトについては、
送信を省略する旨の識別符号の獲得がなされる。 (3)送信可能形式変換部15が、オブジェクト120
1、1202、1203、1204、1205、120
8を送信可能な形式のデータに変換する。この後、送信
を省略する常駐オブジェクトについての識別符号等が付
加される。
【0113】(4)送信部13が、得られた送信可能な
形式のデータ及び付加された識別符号等からなる送信デ
ータを送信する。次に、受信側の動作を説明する。 (5)受信部26が、データの受信を行う。 (6)実行展開部25が、受信した送信可能な形式に変
換されたデータを実行可能なオブジェクト群に展開す
る。また、送信を省略された常駐オブジェクトについて
の識別符号等をもとに、該当する常駐オブジェクトの自
己のメモリからの必要な呼び出し等がなされる。ここで
は、オブジェクト1201、1202、1203、12
04、1205、1208に対応するオブジェクトは、
受信したデータから抽出し、常駐オブジェクトである1
206及び1207に対しては、受信側が保持するオブ
ジェクト(図示せず)を結合して展開する。
【0114】以上説明してきたように、本実施例によれ
ば、送信側と受信側とが同一機種である場合等には、共
通に保持する常駐オブジェクト等の送信を省くことが可
能となり、送信量が削減される。なお、同一機種の場合
には、バイトオーダーの変換等既述の処理の一部はなさ
れないことが多いであろう。なおまた、本実施例では常
駐オブジェクトか否かの情報を常駐オブジェクト表14
01のようなクラスと名前の組の形式で保持することと
したが、オブジェクトを一意に識別しえるならば、他の
形式であってもよいのは勿論である。
【0115】また、実行状態の各オブジェクトのうち、
常駐オブジェクトについては実行状態のオブジェクト記
憶用のメモリ(RAMそして消去可能な記憶素子からな
ることが多い)に全てを記憶するのでなく、その旨の識
別番号を記憶し、必要なときにはROMから呼び出して
くるようにしていてもよい。そしてこの場合には、送信
に際しての常駐オブジェクトであるか否かの判定は、送
信指示の有無にかかわらず、既になされていることとな
る。
【0116】以上の他、本実施例の変形例として、既に
送信したオブジェクトについての記録を保持しておき、
送信済のオブジェクトについては送信しないようにして
もよい。これは、テレビゲームのプログラム、ゲーム内
容、教材等からなるオブジェクトの有料販売等におい
て、基本オブジェクトの送信後付加オブジェクト、変形
オブジェクトを送信する等の際に、不必要な経費を送信
先(購入者)に負担させないためにも重要である。な
お、この場合には、送信元(発信者、販売者)は、複数
の送信先につき、各送信先毎に、常駐オブジェクト表の
一部となる送信履歴表を保持しているのは勿論である。 (第2実施例)図3及び図4は、それぞれ、本発明に係
る通信管理装置の第2実施例の構成図である。
【0117】図3は、送信側の通信管理装置を示す。本
図において、オブジェクト群保持部11、オブジェクト
情報保持部12、送信部13、送信可能形式変換部15
は、第1実施例のものと同じである。このため、同じ符
号を付すことにより、その説明は省略する。16は、問
い合わせ結果等を受信する受信部である。17は、送信
先で受信可能なオブジェクト群のサイズを送信部13、
受信部16を用いて送信先に問い合わせるサイズ問い合
わせ部である。
【0118】送信判定部14は、第1実施例のものと構
造、作用等は基本的には同じであり、サイズ問い合わせ
部17から送信先で受信可能なオブジェクト群のサイズ
を獲得し、オブジェクト情報保持部を参照しながら、各
オブジェクトを送信するか否かを判定する。図4は、受
信側の通信管理装置を示す。本図において、受信部26
は、第1実施例のものと同じである。このため、同じ符
号を付すことにより、その説明は省略する。
【0119】オブジェクト情報保持部22は、オブジェ
クト群に含まれる各オブジェクトの種別、サイズを保持
する。実行展開部25は、送信可能形式データ受信後、
オブジェクト情報保持部を参照しながら、送信可能形式
データに含まれるオブジェクト群を実行状態へ展開す
る。このため、第1実施例のものと基本的に同じであ
る。23は、問いあわせへの回答を送信する送信部であ
る。27は、送信元からの送信先での受信可能なオブジ
ェクト群のサイズ問い合わせに対して自装置の送信部2
3、受信部26を用いて送信元に答えるサイズ応答部で
ある。
【0120】なお、送信元、送信先とも送信部13、2
3、受信部16、26は、サイズの問い合わせ後必要な
処理を施したオブジェクトの送受信がなされるまでの間
通信回線を接続した状態としておく機能を有している
が、これは返信通知機能付きのファクシミリ装置等にて
実用化されているいわゆる周知技術であるため、その説
明は省略する。
【0121】次に、以上の構成の本実施例の動作を説明
する。今、第1実施例と同様に、図3に示す送信側の通
信管理装置が、図4に示す受信側の通信管理装置に、図
11に示す電子メール1101を送信するものとする。
この電子メールは、同じくテキスト(文書)1102、
静止画1103、音声1104を含んでいる。
【0122】このとき送信側に含まれる送信対象となる
オブジェクト群を図16に示す。これらのオブジェクト
群は、送信元の通信機器での電子メールの表示、作成、
編集等の実行時にはその主記憶部(図示せず)上に置か
れて実行対象となっているものである。送信対象となる
オブジェクトはMailオブジェクト1601である。Mail
オブジェクトは、そのMailの送信先情報を保持するAddr
essオブジェクト1602、メールの内容を複数個保持
する可変長配列であるIdArrayオブジェクト1603を
表わすオブジェクト識別子を属性address, mediaとして
持つ。ここで、オブジェクト識別子はそのオブジェクト
の主記憶部上でのアドレスであるとする。またAddress
オブジェクト1602は、送信先のアドレス情報と送信
先のユーザ名を表わすTextオブジェクト1604、16
05のオブジェクト識別子を属性phone,senderとして持
ち、IdArrayオブジェクト1603は、メールの内容物
としてテキストを保持するTextオブジェクト1606、
静止画を保持するImageオブジェクト1607、音声デ
ータを保持するVoiceオブジェクト1608のオブジェ
クト識別子を属性media1,media2,media3として持つ。そ
して、Mailオブジェクトを送信する際には、以上のすべ
てのオブジェクトから構成されるオブジェクト群が本来
の送信対象とされる。更に、オブジェクト指向実行環境
による通信管理装置における通信は、送信元で表示、編
集などに用いられている実行時の主記憶部に展開された
これらのオブジェクト群を受信側で復元することにより
行われる。なお、本実施例では、オブジェクトの優先度
は、あらかじめユーザ(編集者等)が管理プログラムに
選定の基準を教え込んでいるものとしている。
【0123】各オブジェクトは、オブジェクトの種別を
表わすクラス名、送信優先度、サイズ、オブジェクトの
実体であるデータを保持する。また、各オブジェクトが
属するクラスによりサイズが固定長である場合には、サ
イズはクラスの中に保持される。図17に、本実施例で
出現するMailクラス、Addressクラス、IdArrayクラス、
Textクラス、Imageクラス、Voiceクラスの内容を多少模
式的ではあるが具体的に示す。そして、図16と図17
のハッチング部分が、オブジェクト情報保持部12を表
す。このため、本実施例においてはオブジェクト情報保
持部12は、各オブジェクトのサイズ、型を保持するの
に、メモリ中の管理テーブルでなく、クラス中及び各オ
ブジェクト中に散在して存在することとしている。
【0124】またこのため、基本的には先の第1実施例
と同じである。ただし、図16に示すように各オブジェ
クトに送信優先度が付されているのが大きく異なる。以
上の元で、本実施例の送信側及び受信側の通信管理装置
の動作を説明する。送信側で送信開始がユーザにより指
示されると、サイズ問い合わせ部17は送信部13を用
いて送信先へ受信可能なオブジェクト群のサイズを問い
合わせる。受信側は、送信側からのサイズ問い合わせを
自装置の受信部26で受信し、サイズ応答部27に受信
内容を流す。サイズ応答部27は、自装置で保持してい
る主記憶部(図示せず)の本来のサイズ容量から現在利
用しているサイズ分を引くことにより受信可能なオブジ
ェクト群のサイズ、例えばmax=6000を得る。またこの処
理を便ならしめるためもあり、本実施例の通信管理装置
では、送信側、受信側ともオブジェクトは図29の
(a)に示すようにメモリ内に順に記憶していくものと
している。ところで、このmax=6000であるが、これは、
受信可能なオブジェクト群のサイズは、受信側の通信管
理装置が現在いくつの電子メールを受信しているかなど
の実行状況により変化するが、今この値を仮に6000とし
たものである。受信側は、この値を送信部23を用いて
送信側へ通知する。
【0125】送信判定部14が、この通知を受けて送信
するオブジェクトを定めることとなるが、この際の一連
の動作の流れを図18のフローチャートを用いて説明す
る。 (b1)既述のごとく送信開始操作に伴い、送信先へ送
信部13を介して、受信可能なデータサイズの問い合わ
せがなされる。 (b2)送信可能なオブジェクト群のサイズとしてmax=
6000の回答を得る。
【0126】(b3)、(b4)送信優先度が1のもの
を選択してそのオブジェクトのサイズを合計する。この
結果、送信優先度1のオブジェクト群のサイズの合計は
167となる。この値は、上記各オブジェクトに対応する
クラス情報に含まれる固定長サイズとそのオブジェクト
中に属性として含まれる可変長サイズの合計により計算
される。この計算は、各オブジェクトに対してサイズを
計算するメソッドの実行を行うメッセージを送信するこ
とにより計算される。
【0127】(b5)送信優先度1のオブジェクト群の
サイズの合計と上述のサイズmax 6000の大小の比較を行
う。 (b6)前者は後者よりも小さいため、送信優先度1の
全てのオブジェクトにマーク付けを行う。 (b7)サイズに余裕があるため、送信優先度2のオブ
ジェクトが取り出される。
【0128】(b4)送信優先度2のオブジェクト群に
対してサイズの合計を計算する。そして、送信優先度2
のものの合計のサイズが送信優先度1のもののサイズに
合計する。 (b5)合計値と上述のサイズmax 6000との大小が比較
される。 (b6)この値5299もmax値6000より小さいため、送信
優先度2のオブジェクトにマーク付けを行う。
【0129】(b7)送信優先度3のオブジェクト群が
取り出され、既述の(b4)、(b5)と同じ処理を行
う。 (b5)この値15551 は、上述のmax 6000より大きくな
る。このため、この繰り返し処理を終了する。 (b8)マーク付けされたオブジェクトである送信優先
度1〜2のオブジェクト群の送信を送信可能形式変換部
15へ依頼する。
【0130】(b9)送信可能形式変換部15は、図1
1に示すように主記憶部上に散在するオブジェクトを送
信部13で送信可能な形式へ変換する。これは、ポイン
タで表わされるオブジェクト識別子をマシンに非依存な
番号へ付け替えたり、バイトオーダーの変換を行うなど
の処理である。 (b10)送信可能形式変換部15がオブジェクト群の
送信可能形式データへの変換し、その後送信部13から
受信側の受信部26へデータを送信する。
【0131】次に、以上の処理がなされた後の受信側の
動作の説明をする。受信側の通信管理装置は、以上の手
順で送信されてきたデータを受信後、実行展開部25に
より送信可能形式データを実行可能なオブジェクト群へ
展開する。これは、各オブジェクトのオブジェクト情報
保持部22に保持されている各オブジェクトサイズにし
たがったメモリの確保、マシン非依存の番号づけをポイ
ンタへ戻すなどの処理により行われる。
【0132】以上説明してきたように本実施例によれ
ば、その時点での使用状況により使用可能サイズが変化
する送信先のメモリに対応して、受信可能なサイズに要
約してオブジェクト群を送ることが可能となる。なお、
本実施例において、第1実施例の常駐オブジェクトか否
かを確認して、そのの送信をなさない処理を付加しても
よいのは勿論である。
【0133】また、本実施例に思想的に類似した変形例
として、各オブジェクトの有する可変長のデータを、送
信先のメモリのサイズにあわせて縮小して送信するよう
にしたものがある。例えば、画像データならば2×2
画素を4画素の平均値をとって1×1画素とする。
【0134】カラー画像データならば、赤、青、緑
(R,B,G)各色のデータをその輝度の平均値をとっ
て白黒のデータとする。また、多階調の白黒画像データ
ならば、階調度をおとす。 文書データならば、あらかじめ定められている識別子
をもとに標題部のみ取り出したり、重要な記載が有るこ
とが多い文先頭部のみ摘出したりする、あるいは後から
送信可能な文非先頭部は削除する等である。そして、こ
れらの場合には、別途そのような処理をした旨を送信
側、受信側のユーザに表示するしたり通知したりする機
能が付加されているのがなお便利であろう。
【0135】なお、ここに画像データに注目したのは必
要なメモリが多い反面縮小化でも意味内容が失われ難い
こと、文書データに注目したのは縮小の処理が容易なこ
と、この反面、音響データはこれらの性質を有していな
いことが多いことによる。これにより、送信側では送信
されてきたオブジェクトをもとにとりあえずの処理を行
うことも可能となる。
【0136】図31は、この変形例におけるオブジェク
トの形式の変換の様子を概念的に示したものである。本
図の上は、変換前であり、各オブジェクトには通しのオ
ブジェクト番号と優先度が付されている。また、他の属
性は煩雑となるので図示は省略してある。本図の下は、
変形後である。この場合送信先のメモリの要領にあわせ
て、優先度の最も低い番号3と6のオブジェクトは送信
対象とされず、また優先度が下位(3位)の番号4と5
のオブジェクトはデータ部が半分に圧縮されている。一
方、優先度の高い番号1と2のオブジェクトは圧縮され
ずに送信するものとされ、データ部全てが送信可能なよ
うに変形されている。
【0137】また、送信管理情報には送信省略となった
オブジェクトについての情報が付され、更に圧縮された
番号4と5のオブジェクトについてはその旨の情報が付
されている。送信管理情報中の識別番号に付されたa,
bは送信元と送信先のあらかじめの取り極めに従って付
された圧縮処理の内容を示す符号である。具体的には、
aは画像を1/2にしたことを、bは色彩画像を白黒画
像とした等である。
【0138】なお、本図に示すごとく優先度については
送信先では不必要であるため送信対象とされず、また本
図においても他の属性についての情報等は図示していな
い。また、他の変形例として、相手型が移動式というよ
りも携帯式であるためメモリ容量に余裕がないことが予
想され、一方送信元にメモリ容量に余裕がある場合に
は、あらかじめデータを縮小したオブジェクトを作成し
ておき、反答の如何によっては、そのあらかじめ縮小し
たオブジェクトを送信するようにしてもよい。これによ
り、国際通信等回線費用が決して安価とはいえない場合
には、データの縮小処理に要する時間分の回線費の節減
ともなる。 (第3実施例)図5及び図6は、各々、本発明に係る通
信管理装置の第3実施例の構成図である。
【0139】図5は、送信側の通信管理装置を示す。本
図において、オブジェクト群保持部11、オブジェクト
情報保持部12、送信部13、送信判定部14、送信可
能形式変換部15及び受信部16は、既に説明した各実
施例のものと同じであるため、同じ符号を付すことによ
り、その説明は省略する。18は、オブジェクトを指定
して、それが常駐オブジェクトか否かを自装置の送信部
13、受信部16を用いて送信先に問い合わせる常駐オ
ブジェクト問い合わせ部である。またこのため、後に説
明する受信側とあらかじめ、問い合わせ内容、通信規
約、各常駐オブジェクト毎の識別記号、等につき統一、
調整を図っているのは勿論である。図6は、受信側の通
信管理装置を示す。本図において、オブジェクト情報保
持部22、受信部26、実行展開部25及び送信部23
は、既に説明した各実施例のものと同じであるため、同
一の符号を付すことにより、その説明は省略する。
【0140】28は、指定されたオブジェクトが常駐オ
ブジェクトか否かについての問い合わせに対して、自装
置の送信部23、受信部26を用いて送信元に答える常
駐オブジェクト応答部である。以下、本実施例の通信管
理装置の動作を説明する。今、図5に示す送信側の通信
管理装置が、図6に示す受信側の通信管理装置に対し
て、先の各実施例と同様、図11に示す電子メールを送
信するものとする。そして、このとき、更に送信側に含
まれる送信対象となるオブジェクト群は、第1実施例と
同様に、図12に示したものとする。
【0141】送信側のオブジェクト情報保持部12は、
第1実施例と同じく、図14に示される常駐オブジェク
ト表1401を保持しているものとする。また、同じく
受信側のオブジェクト情報保持部22は、図19に示す
常駐オブジェクト表1901を保持しているものとす
る。なお、この表の意味については、常駐オブジェクト
表1401の場合と同でなので、その説明は省略する。
【0142】さて、本実施例においては、常駐オブジェ
クト表1401、1901及び各オブジェクトが保持す
るクラス名、オブジェクト名、サイズ等の情報を含めて
オブジェクト情報保持部12、22が管理しているもの
とする。以上の元で、本実施例の通信管理装置の動作の
流れを、図20のフローチャートを参照しつつ説明す
る。
【0143】まず、図20の(a)に示す送信側の通信
管理装置の動作を説明する。 (ステップc1)送信側で送信開始がユーザにより指示
されると、常駐オブジェクト問い合わせ部18は、送信
先へ送信部13を用いて実行状態にあるオブジェクト群
中の各オブジェクトが常駐オブジェクトか否かを問い合
わせる。 (ステップc2)送信側の送信判定部14は、上記問い
合わせへの回答をもとに送信先での常駐オブジェクトに
マーク付けを行う。なお、この処理は、常駐オブジェク
ト表を参照することに換えて送信先から返信されてきた
常駐オブジェクト名を参照することによりなされる以外
は第1実施例(図29)と同じである。
【0144】(ステップc3)その後、マーク付けされ
たオブジェクト以外のオブジェクト群の送信を送信可能
形式変換部15へ指示する。 (ステップc4)送信可能形式変換部15は、主記憶部
上に散在するオブジェクトを送信部13で送信可能な形
式のデータへ変換する。これは、ポインタで表わされる
オブジェクト識別子をマシンに非依存な番号へ付け替え
たり、バイトオーダーの変換を行う等の処理によりなさ
れる。
【0145】(ステップc5)送信可能形式変換部15
によるオブジェクト群の送信可能な形式のデータへの変
換の後、送信部13から受信側の受信部26へデータが
送信される。次に、図20の(b)に示す送信側からの
常駐オブジェクトの問い合わせに対する受信側の通信管
理装置の動作を説明する。
【0146】(ステップc6)送信側からの常駐オブジ
ェクトについての問い合わせを、受信部26で受信し、
常駐オブジェクト応答部28へこの受信内容を流す。 (ステップc7)常駐オブジェクト応答部28は、常駐
オブジェクト表1901を検索することにより、問い合
わせのなされた各オブジェクトが、自機器の常駐オブジ
ェクトか否かを判断する。なおこのため、常駐オブジェ
クトは受信側の通信管理装置が現在いくつの常駐オブジ
ェクトを保持しているかなどのインストール状況により
変化することになる。
【0147】(ステップc8)受信側は、常駐オブジェ
クトか否かの判定結果を、自装置の送信部23を用いて
送信側へ送る。上記c7とc8のステップの詳細な手順
を図32に示す。本図の処理の内容も基本的には、常駐
オブジェクト表の逐一の参照と同じである。次に、以上
の手順を基に、送信側から送信可能形式データとして送
信されてきたオブジェクトに対して、受信側の通信管理
装置の行う動作を図20の(c)を基に説明する。
【0148】(ステップc9)データを受信する。 (ステップc10)その後、実行展開部25により送信
可能形式データを実行可能なオブジェクト群へ展開す
る。これは、各オブジェクトのメモリ確保、マシン非依
存の番号づけをポインタへ戻す等の処理によりなされ
る。次に、先に示した図11の電子メールを送信する場
合を例にとって、送信側と受信側の全体の動作の流れを
より具体的に説明する。
【0149】(1)送信側の通信管理装置が、常駐オブ
ジェクト問い合わせ部18が、送信部13を用いて、図
12に示すすべてのオブジェクトが各々受信側の常駐オ
ブジェクトか否かを問い合わせる。((C1)の前半に
相当する。) (2)受信側の通信管理装置の受信部26が、この問い
合わせを受信する。((C6)に相当する。) (3)受信側の通信管理装置の常駐オブジェクト応答部
28が、常駐オブジェクト表1901を参照し、問い合
わせのあったすべてのオブジェクトについて常駐オブジ
ェクトか否かの判定を行う。ここでは、オブジェクト1
206(Nenga1)に対応するオブジェクトのみ常駐オブジ
ェクトであると判定する。((C7)に相当する。)そ
して、その判定結果を送信部23に通知する。((C
8)に相当する。) (4)受信側の通信管理装置の送信部23が、常駐オブ
ジェクトか否かについての判定結果を、送信側の通信管
理装置へ送信する。
【0150】(5)送信側の通信管理装置の受信部16
が、その判定結果を受信する。((C1)の後半に相当
する。) (6)その内容に基づいて、送信判定部14が、図12
に示される各オブジェクトのうち常駐オブジェクトに対
してマークづけを行う。ここでは、オブジェクト120
6(Nenga1)が常駐オブジェクトであるので、これに対し
てマークづけを行う。これは、図11におけるテキスト
1102に対応するオブジェクトである。((C2)に
相当する。) (7)送信側の通信管理装置の送信判定部14が、マー
クづけされたオブジェクト以外のオブジェクト群、つま
り、オブジェクト1201、1202、1203、12
04、1205、1207、1208の送信のための変
換を送信可能形式変換部15に指示する。((C3)に
相当する。) (8)送信側の通信管理装置の送信可能形式変換部15
が、オブジェクト1201、1202、1203、12
04、1205、1207、1208を送信可能な形式
のデータに変換する。((C4)に相当する。) (9)送信側の通信管理装置の送信部13が、得られた
送信可能な形式のデータを送信する。((C5)に相当
する。) (10)受信側の通信管理装置の受信部26が、データ
の受信を行う。
【0151】(11)受信側の通信管理装置の実行展開
部25が、受信したデータを実行可能なオブジェクト群
に展開する。ここでは、オブジェクト1201、120
2、1203、1204、1205、1207、120
8に対応するオブジェクトを、受信したデータから抽出
し、常駐オブジェクトである1206に対しては、受信
側が保持するオブジェクト(図示せず)を結合して展開
する。((C10)に相当する。) 以上説明してきたように、本実施例によれば、異なる機
種である等のため、送信元と送信先とで常駐オブジェク
トが相違する場合でも、送信先の常駐オブジェクトにつ
いて問い合わせを行うことにより、その送信の省略が可
能となり、送信量が削減される。
【0152】次に、本実施例の変形例として、送信側が
必要なオブジェクトか否かの問い合わせを行ったり、受
信側がその問い合わせに対して送信して欲しくないオブ
ジェクトについては直接若しくは間接に、例えば常駐オ
ブジェクトと送信先に回答して、送信を断ったりできる
ようにすることが考えられる。これにより、例えば聴覚
に障害のある送信先のユーザは、音響についてのオブジ
ェクトやそのデータのみ送信を受けないようにすること
も可能である。なお、この場合には送信先からの問い合
わせ内容に、オブジェクト名のみならずその属性をも付
加していることが必要となる。 (第4実施例)図7及び図8は、各々、本発明に係る通
信管理装置の第4実施例の構成図である。
【0153】図7は、送信側の通信管理装置である。本
図において、オブジェクト群保持部11、送信部13、
送信可能形式変換部15、受信部16は、先の第1実施
例等と同じであるため、同一の符号を付して、その説明
は省略する。オブジェクト情報保持部12は、オブジェ
クト群に含まれる各オブジェクトの種別、各オブジェク
トが実行時に必要とする資源を示す情報等を保持する。
送信判定部14は、後に説明する実行資源問い合わせ部
19の問い合わせ結果に基づいて、オブジェクト群保持
部11に含まれる各オブジェクトを送信するか否かの判
定を行う。このため、両部12、14は第1実施例等の
ものと基本的には同じである。
【0154】19は、オブジェクト情報保持部12を参
照しながら、送信部13、受信部16を用いて、オブジ
ェクト群保持部11に含まれる各オブジェクトが実行時
に必要とする資源が送信先に存在するか否かを受信側に
問い合わせる実行資源問い合わせ部である図8は、受信
側の通信管理装置である。本図において、受信部22、
実行展開部23、送信部24については、先の第1実施
例と同じであるため、同一の符号を付して、その説明は
省略する。オブジェクト情報保持部21は、その一部に
受信側の通信機器に備わっている実行資源を示す情報
を、ユーザの入力によりあらかじめ保持している。この
ため、先の各実施例とほぼ同じものである。
【0155】29は、実行資源情報保持部を参照しなが
ら、送信部23、受信部26を用いて送信側からの実行
資源問い合わせに応答する実行資源応答部である。以
下、以上の構成の本実施例の通信管理装置の動作を、よ
り具体的に説明する。図7に示す通信管理装置が、図8
に示す通信管理装置に図11に示す内容の電子メールを
送信するものとする。そして、このとき、送信側に含ま
れる送信対象となるオブジェクト群は図12に示したも
のとする。
【0156】送信側のオブジェクト情報保持部12は、
図21の(a)に示されるオブジェクト実行資源要求表
2101を保持している。ここに、オブジェクト実行資
源要求表2101は、各オブジェクトごとの実行時に必
要とする実行資源の名前を管理する表である。図21の
(a)において、例えば行2102は、名前Eto15で
示されるオブジェクトはその実行時に名前Bitmap Displ
ayで示される実行資源を必要とすることを示し、行21
03は、名前Aisatsu1で示されるオブジェクトは実行時
に名前Speakerで示される実行資源を必要とすることを
示す。他の行についても同様である。更に、この表に名
前が記載されていないオブジェクトは、実行時にいかな
る資源も必要としないことをも示す。
【0157】本実施例においては、実行資源要求表21
01(正確には、問い合わせ用の実行資源要求表)及び
各オブジェクトが保持するクラス名、オブジェクト名、
サイズ等の情報は全て、オブジェクト情報保持部12が
管理しているものとする。ここに、実行資源要求表21
02の作成、あるいは表内の枠、欄への記入であるが、
常駐オブジェクトについては、本通信管理装置及び該装
置が装備されている本来の機器の製造者、アプリケーシ
ョン開発者により図示しない原本作成用のROMへ、製
造時等販売に先立ってあらかじめ原本として直接記載さ
れている。
【0158】また、使用者により販売後作成されたオブ
ジェクトについては、作成時に操作する機器、例えばキ
ーボード、マイクロフォン、マウス等を検知してマスタ
ープログラム、管理プログラムが原本として図示しない
原本作成用のRAMの部分へ記入する。また販売後受信
したオブジェクトについては、オブジェクトに付された
属性、データの内容をもとにマスタープログラム、管理
プログラムが同じくRAMの部分へ記入する。
【0159】またこのため、マスタープログラム、管理
プログラムは製造者等により原本の作成、追加記載、更
には送信に際しての必要な部分の読み出し等本実施例の
作用機能発揮に必要不可欠な作用をなすよう作成されて
いる。送信先のオブジェクト情報保持部21内の実行資
源情報保持部分(図示せず)は、図21の(b)に示す
実行資源装備表2104を保持している。ここに、実行
資源装備表2104は受信側通信機器に備わっている実
行資源を管理する表である。なお、本実行資源装備表2
104も、製造者等によりあらかじめ作成されており、
販売後機器本体へ追加部品等が付加された場合には、原
則としてユーザにより追加記載がなされる。ただし、新
規のプログラムを読み込んだ場合であって該プログラム
に必要な処理手順が組み込んであるとき等には、メイン
プログラム、管理プログラム等が追加記載を行う。
【0160】本実行資源装備表2104において、行2
105は受信側通信管理装置には、名前Bitmap Display
で表される実行資源が、行2106は名前KeyBoardで表
される実行資源が備わっていることを示す。他の行も同
様である。以上の元で、本実施例の通信管理装置の動作
の流れを図22のフローチャートを用いて説明する。
【0161】まず、図22の(a)を基に送信側の通信
管理装置の基本的な動作を説明する。 (ステップd1)送信側で、送信開始がユーザにより指
示されると、実行資源問い合わせ部19はオブジェクト
情報保持部12が保持するオブジェクト実行資源要求表
を検索し、オブジェクト群保持部11中の各オブジェク
トが実行時に必要とする実行資源を得る。
【0162】(ステップd2)その後、送信部13を用
いて、受信側へ今から送信しようとするオブジェクト群
の実行に必要とする実行資源が受信側に存在するか否
か、言葉を換えて言うならば有しているか否かを問い合
わせる。 (ステップd3)送信側の送信判定部14は、問い合わ
せの結果を基に、受信側に実行資源の存在するオブジェ
クトにマーク付けを行う。
【0163】(ステップd4)その後、マーク付けされ
たオブジェクト群の送信を送信可能形式変換部15へ依
頼する。 (ステップd5)送信可能形式変換部15は、主記憶部
上に散在するオブジェクトを送信部13で送信可能な形
式へ変換する。これは、ポインタで表わされるオブジェ
クト識別子をマシンに非依存な番号へ付け替えたり、バ
イトオーダーの変換を行うなどの処理によりなされる。
【0164】(ステップd6)送信可能形式変換部15
によるオブジェクト群の送信可能形式データへの変換の
後、送信部13から受信側の受信部22へデータが送信
される。次に、図22の(b)を基に、送信側からの実
行資源の問い合わせに対してなされる受信側の通信管理
装置の動作について説明する。
【0165】(ステップd7)受信側は、送信側からの
実行資源についての問い合わせを受信部22で受信し、
実行資源応答部29に問い合わせ内容を流す。 (ステップd8)実行資源応答部29は、実行資源情報
保持部分が保持する実行資源装備表を検索し、問い合わ
せのなされた実行資源が受信側通信機器に、即ち自機器
に備わっているか否かを得る。
【0166】(ステップd9)受信側は、実行資源が備
わっているか否かの調査結果を自装置の送信部23を用
いて送信側へ送る。以上の応答の結果、受信側には、自
機器の備えた実行資源に相応した各オブジェクトが送信
可能な形式のデータとして変換されて送信されてくる
が、その結果なされる処理を図22の(c)を基に説明
する。
【0167】(ステップd10)受信側は、まず受信部
22を用いてデータを受信する。 (ステップd11)受信後、実行展開部23が、オブジ
ェクト情報保持部21を参照しながら、送信可能形式デ
ータを実行可能なオブジェクト群へ展開する。これは、
各オブジェクトのメモリ確保、マシン非依存の番号づけ
をポインタへ戻すなどの処理により行われる。
【0168】上記d1のステップにおける問い合わせに
使用する実行資源要求表2101の作成手順を図33に
示す。なお、d3のステップ、d9のステップ等につい
ては、先の実施例において示した常駐オブジェクトの照
合等と同様であるので、詳細なフローチャートは省略す
る。次に、図11の電子メールを送信する場合を例にと
って、より具体的に全体の動作を説明する。
【0169】(1)送信側の実行資源問い合わせ部19
が、オブジェクト実行資源要求表2101を検索し、図
12に示されている全てのオブジェクトについて、実行
時にそれらが必要とする実行資源を得る。((d1)に
相当する。) (2)同じく、送信部13を用いて、これら各実行資源
を受信側の機器が備えているか否かを問い合わせる。
((d2)の前半に相当する。) (3)受信側の通信管理装置の受信部26が、この実行
資源の問い合わせを受信する。((d7)に相当す
る。) (4)同じく、常駐オブジェクト応答部29が、実行資
源情装備表2104を検索し、問い合わせのあったすべ
ての実行資源について、受信側に存在するか否かの判定
を行う。ここでは、オブジェクト1608(Aisatsu1)の
実行時に必要な名前Speakerで示される実行資源のみ存
在しないと判定され、図16中のその他のオブジェクト
の実行時に必要な実行資源は存在するものと判定され
る。((d8)に相当する。) (5)受信側通信管理装置の送信部23が、実行資源の
有無についての判定結果を送信する。((d9)に相当
する。) (6)送信側通信管理装置の受信部16が、この判定結
果を受信する。((d2)の後半に相当する。) (7)受信した内容に基づいて、送信判定部14が、図
16に示される各オブジェクトのうち、実行時に必要な
実行資源が受信側に存在するオブジェクトに対してのみ
マークづけを行う。ここでは、オブジェクト1608(A
isatsu1)以外の全てのオブジェクトは、実行時に必要と
する資源が受信側に存在するので、これらに対してマー
ク付けを行う。((d3)に相当する。) (8)同じく、送信判定部14が、マークづけされたオ
ブジェクト群、すなわちオブジェクト1601、160
2、1603、1604、1605、1606、160
7の送信を送信可能形式変換部15に指示する。((d
4)に相当する。) (9)同じく、送信可能形式変換部15が、オブジェク
ト1601、1602、1603、1604、160
5、1606、1607を送信可能な形式のデータに変
換する。((d5)に相当する。) (10)同じく、送信側通信管理装置の送信部13が、
変換された送信可能な形式のデータを送信する。((d
6)に相当する。) (11)受信側の通信管理装置の受信部21が、データ
の受信を行う。((d10)に相当する。) (12)同じく、実行展開部23が、オブジェクト情報
保持部21を参照して、受信したデータを実行可能なオ
ブジェクト群に展開する。((d11)に相当する。) 以上説明してきたように、本実施例によれば、異なる機
種である等のため送信側と受信側とで備わっている実行
資源が異なる場合であっても、オブジェクト送信に際し
て実行時に必要な資源について問い合わることにより、
受信側の実行に必要な資源の備わっていないオブジェク
トのみの送信が可能となり、送信量が削減される。
【0170】なお、本実施例では、オブジェクト実行時
に必要とする資源の情報を実行資源要求表2101のよ
うなオブジェクトの名前と実行資源の名前の組の形式で
保持することとしたが、オブジェクトと実行資源の組を
一意に識別できるならば他の形式であってもよい。また
同じく、オブジェクト1つに対して実行資源1つを対応
づける形式で実行時に必要な資源の情報を保持したが、
オブジェクト1つに対して、複数の実行資源を対応づけ
る、あるいは複数の実行資源を表す論理式を対応づける
等、より柔軟な形式を採用してもよい。
【0171】また同じく、通信機器に備わっている実行
資源の情報を実行資源装備表2104のような実行資源
の名前の表の形式で保持することとしたが、通信機器に
備わる実行資源を一意に識別できる他の方法でもよい。
また、オブジェクトが属するクラスによっては、オブジ
ェクトが実行時に必要とする実行資源が固定的となる
が、この場合には、クラスの名前と実行資源の名前の組
の表の形式で保持したり、あるいはクラスのなかに実行
時に必要な実行資源の名前を保持するなどクラスと実行
資源の組を一意に識別できる形式で保持していてもよ
い。
【0172】また、本実施例の応用例として、送信元と
送信先とで、オブジェクトを処理するプログラムそのも
のが相違する場合にオブジェクトを送信先のプログラム
にあわせて変更すること、送信先にスピーカ等音響デー
タを処理するハードウェア及びソフトウェア資源がない
場合に、音響データを有するオブジェクトについて音響
データを省略し併せてその旨の文字情報を付加するこ
と、特に音響データが「荒城の月」や「荒城の月からな
るバックグラウンドミュージック等」文字にて特定しう
る若しくはかなり絞り込みが可能な場合はその旨の記載
を付加する、映像データについてD/A変換やA/D変
換を行う、フォント情報のない送信先のためにコードデ
ータからなる文書データを画像データとする等オブジェ
クトの内容そのものを変化させるようにしてもよい。こ
れは、特に送信先が比較的豊富な変換用設備を有する、
そしてソフトウェアのバージョンアップに迅速に対応可
能なオブジェクト情報販売者であり、受信先がハードウ
ェア及びソフトウェア資源が豊富とはいえず、かつそれ
らの内容も多様なオブジェクト購入者の場合に重要であ
る。 (第5実施例)本実施例の基本的構成は、先の各実施例
と同じである。このため、先の図1及び図2を、本実施
例の構成図として代用する。また、可能な限り本実施例
固有の構成、動作等に限定して説明する。
【0173】今、図1に示す送信側の通信管理装置か
ら、図2に示す受信側通信管理装置に、図11に示す電
子メール1101を送信するものとする。このとき送信
側に含まれる送信対象となるオブジェクト群を図23に
示す。本図に示すように各オブジェクトは、その種別を
表わすクラス名、送信優先度、サイズ、オブジェクトの
実体であるデータを保持する。なお、本図においても、
クラス名、送信優先度、(可変長)サイズは、オブジェ
クト情報保持部12の構成要素となっている。
【0174】更に、先の各実施例と異なり、オブジェク
ト情報保持部12は、送信時に参照するオブジェクトを
圧縮するためのヒント情報をも保持している。ここに、
ヒント情報とは、送信対象のオブジェクト群中の各オブ
ジェクトを構成する各属性に対して、送信するか否かの
フラグを対応させた情報である。ヒント情報は、オブジ
ェクト情報保持部12に各送信対象オブジェクトの先頭
となるオブジェクト(ここではMailオブジェクト)のク
ラスに対応して保持される。
【0175】以上のもとで、本実施例の通信管理装置
は、以下のように動作する。まず、送信側で送信開始が
ユーザにより指示されると、送信側の送信判定部14は
オブジェクト群中の各オブジェクトの各属性を送信する
か否かをオブジェクト情報保持部12に保持されている
ヒント情報にしたがって判定する。図23に示す送信対
象オブジェクトの場合には、ハッチングした属性が送信
対象となる。図24は、図23の送信対象オブジェクト
に対応するヒント情報を示す。
【0176】また、図24においては、各フラグの下に
それがどのオブジェクトの属性に対応しているかを記述
している。ところで、図23において、ハッチングした
属性部分は、送信後に受信側で各属性を初期化する際の
情報として必須の部分である。つまり、この必須の部分
以外をヒント情報によって送信カットとすることができ
るようにすることがヒント情報を保持する目的である。
なお、ここでは、ヒント情報は各オブジェクト中の各属
性を幅優先探索により検索、判定するようにしている。
【0177】さて、送信動作の説明にもどるが、送信可
能形式変換部15は、各オブジェクトの属性のうち、送
信判定部14から送信を依頼された部分のみを送信可能
な形式へ変換する。これは、ポインタで表わされるオブ
ジェクト識別子をマシンに非依存な番号へ付け替えた
り、バイトオーダーの変換を行うなどの処理によりなさ
れる。
【0178】送信可能形式変換部15によるオブジェク
ト群の送信可能形式データへの変換の後、送信側通信管
理装置の送信部13から受信側通信管理装置の受信部2
6へデータが送信される。受信側では、データの受信
後、その実行展開部23により、送信可能な形式のデー
タを実行可能なオブジェクト群へ展開する。これは、オ
ブジェクト情報保持部22に保持される各オブジェクト
サイズにしたがったメモリの確保、マシン非依存の番号
づけをポインタへ戻すなどの処理によりなされる。
【0179】このメモリの確保の際には、送信されてき
た属性の分のみではなく、各オブジェクトのサイズがそ
のまま復元される。実行展開部25は、受信側のオブジ
ェクト情報保持部22にも保持されているヒント情報を
参照しながら、各オブジェクトに対して初期化メソッド
の実行をおこなった後、同時に必要な属性を元に復元を
行う。
【0180】なお、本実施例においてなされる処理は、
基本的には今までの実施例と同じであるため、わざわざ
のフローチャートを使用しての説明等は省略する。以上
説明してきたように、本実施例によれば、送信に際して
オブジェクト全てを送るのではなく、オブジェクトを構
成する属性の中で送信先で再生可能なものについては、
オブジェクト情報を利用して除外することにより、送信
データ量の削減が可能となる。
【0181】なお、本実施例では受信側は自分のオブジ
ェクト情報保持部22にも保持されているヒント情報を
参照しながら必要な属性を元に復元するものとしたが、
極力参照しなくて済むように、送信側でカットした部分
の位置やカットした部分の識別子を付して、順に送信す
るようにしているのは勿論である。また、本実施例の変
形例として、テレビニュース的なオブジェクトやファク
シミリ、新聞的なオブジェクトの有料販売(含む、局、
販売者相互間の販売)において、既に送信したニュース
の部分については、その旨の信号と、その識別信号を付
して送信し、送信先では既に受信済のニュースについて
はそれらの信号をもとにメモリ中から取り出してテレビ
ニュース番組や新聞面を組み立てる。もう既にメモリか
ら消去してあれば無視して新しく送信されてきたデータ
のみでテレビニュース番組や新聞面を組み立てるように
してもよい。
【0182】更に、文書データを含むオブジェクトにつ
いて、当該文書データの内容、種類に応じて定まってい
る定型的な図や注意書き等、例えばファクシミリ新聞的
なオブジェクトんにおける「夕日新聞」、「毎朝新聞」
等の文書データ(新聞)名等、は送信先にあらかじめ用
意しておき、それを利用するようにしてもよい。テレビ
ニュース番組的オブジェクトにおける、ニュース開始時
の音楽や表紙的な映像、気象予報欄における全国地図等
についても同様である。なお、気象予報の場合、各地域
の降水確率等のみ送信され、受信側の処理であらかじめ
の地図に重ねて表示されることとなる。 (第6実施例)図9及び図10は、それぞれ、本発明に
係る通信管理装置の第6実施例の構成図である。
【0183】図9は、送信側の通信管理装置である。本
図において、オブジェクト群保持部11、オブジェクト
情報保持部12、送信部13、送信可能形式変換部1
5、受信部16については、第1実施例等と同じなの
で、同一の符号を付して、その説明は省略する。実行仕
様問い合わせ部110は、送信を行おうとするオブジェ
クト群に含まれる各オブジェクトを送信先において実行
の際に必要な画面サイズ、カラー・白黒・グレイスケー
ルディスプレイ等のハードウェア及びソフトウェア資源
の仕様を送信部13、受信部16を用いて送信先に問い
合わせる。このため、第4実施例の実行資源問い合わせ
部19と基本的には同じ目的、作用をなすものである。
【0184】111は、実行資源問い合わせ部による実
行時に必要なハードウェア及びソフトウェア資源の問い
合わせ結果に対応して、送信する各オブジェクト中に含
まれるデータを送信先用に変換するオブジェクト変換部
である。図10は、受信側の通信管理装置である。本図
において、受信部22、実行展開部25、送信部26
は、第1実施例等と同じなので、同一の符号を付して、
その説明は省略する。
【0185】オブジェクト情報保持部22は、オブジェ
クト群に含まれる各オブジェクトの種別、サイズを保持
する。実行仕様応答部210は、データを送信する送信
部と、送信元からの、各オブジェクトを実行するための
ハードウェアおよびソフトウェア資源の仕様問い合わせ
に対して、あらかじめユーザの入力等により自機器の実
行資源を知得しており、それをもとに送信部、受信部を
用いて送信元に答える。このため、第4実施例の実行資
源応答部29のものと基本的には同じ目的、作用をなす
ものである。
【0186】次に、以上の構成の本実施例の通信管理装
置の具体的な動作を説明する。今、図9に示す送信側の
通信管理装置が、図10に示す受信側の通信管理装置
に、図11に示す電子メール1101を送信するものと
する。このとき、送信側に含まれる送信対象となるオブ
ジェクト群の構成を図25に示す。本図において、送信
対象となるオブジェクト群は、オブジェクト2501〜
2508から構成される。オブジェクト2501は、図
12に示すオブジェクトと同様に、送信先情報のための
オブジェクト2502とメールの内容を保持するオブジ
ェクト2503から構成される。オブジェクト2502
は、図12のものと同様に、属性 phoneと、属性sender
とを保持する。オブジェクト2502の属性 phoneは、
図12と同様に電話番号情報を保持するオブジェクト2
504を参照し、オブジェクト2502の属性 sender
は、図12と同様に送信元の名称情報を保持するオブジ
ェクト2505を参照する。図25のオブジェクト25
03は、電子メールの内容物として3つのオブジェクト
を参照するため3つの属性、media1、media2、media3を
保持する。以下、オブジェクト2504により参照され
る複数のオブジェクトを送信文オブジェクト群と呼ぶも
のとする。本実施例では、送信文オブジェクト群は、
{オブジェクト2506、オブジェクト2507、オブ
ジェクト2508}である。オブジェクト2503の属
性media1により参照されるオブジェクト2506は、連
絡文情報を保持する。オブジェクト2503の属性medi
a2により参照されるオブジェクト2507は、静止画情
報を保持する。オブジェクト2503の属性media3によ
り参照されるオブジェクト2508は、音声情報を保持
する。
【0187】オブジェクト2501〜2508は、図1
2と同様にオブジェクトの種別を表わすクラス名と送信
優先度とが先頭より保持される。特に可変長クラスを示
す IdArray、Voice、Image のクラス名を持つオブジェ
クト2503〜2508は、上記の送信優先度情報に続
いて、オブジェクトの大きさを示すサイズ情報と可変長
実データ情報が続く。Text クラス名情報を持つオブジ
ェクト2504、2505、2506は、上記サイズ情
報に続いて、テキスト文字数を保持する。テキスト文字
数は、Asscii文字列の場合には、サイズ情報と一致し、
日本語文字列の場合にはサイズ情報の1/2の値とな
る。Image クラス名情報を持つオブジェクト2507
は、上記サイズ情報に続いて、静止画データのプレーン
数を示すプレーン数情報が保持され、続いて静止画実デ
ータが、第1プレーンから最終プレーンまで順に配置さ
れる。ここでクラスとは、図12で用いたものと同じ定
義とする。
【0188】以上の元で、本実施例の通信管理装置の動
作を図9を参照しつつ説明する。まず、送信元で送信開
始がユーザによって指示されると、実行仕様問い合わせ
部110は、送信部13を用いて送信先のText表示仕様
情報及びImage表示仕様情報を問い合わる。ここに、Tex
t表示仕様情報は、図11のテキスト表示領域1105
に表示することができる最大の文字数を表わす。また、
Image 表示仕様情報は、図11の静止画表示領域110
6に表示することができる静止画の深さ、大きさを表わ
す。一方、受信側では、このText表示仕様情報及びImag
e表示仕様情報についての問い合わせを受信部26で受
信し、自装置の実行仕様応答部29を起動させる。実行
仕様応答部210は、自装置で保持しているText表示仕
様情報「10」と、Image 表示仕様情報「1」とを同じ
く自装置のオブジェクト情報保持部22より得て、送信
部23により送信元に回答する。
【0189】送信元では、受信側通信管理装置からのTe
xt表示仕様情報「10」とImage表示仕様情報「1」と
を自装置の受信部16にて受信し、これらの情報を実行
仕様問い合わせ結果として実行仕様問い合わせ部110
に送る。実行仕様問い合わせ結果を獲得した実行仕様問
い合わせ部110は、自装置のオブジェクト変換部11
1を呼び出す。
【0190】次に、送信元のオブジェクト変換部111
の動作について、図26の流れ図を参照しつつ説明す
る。 (ステップe1)送信側のオブジェクト変換部111
は、自装置の実行仕様問い合わせ部19より、受信側通
信管理装置への実行仕様の問い合わせの結果を獲得す
る。本実施例では、Text表示仕様情報「10」とImage
表示仕様情報「1」とを獲得する。また、図25で示し
た送信対象となるオブジェクト群をオブジェクト群保持
部11より獲得する。
【0191】(ステップe2)獲得した実行問い合わせ
結果にText表示情報が含まれ、かつ送信対象オブジェク
ト群にTextクラス名を保持するオブジェクトが含まれる
ならステップe3へ進み、いずれも含まれないならばス
テップe7へ進む。 (ステップe3)Textクラス名を保持し、かつ送信対象
オブジェクト群に含まれるオブジェクトを獲得する。本
実施例では、図25のオブジェクト2506を獲得す
る。
【0192】(ステップe4)ステップe1で得られた
実行仕様問い合わせ情報に含まれるText表示仕様情報
「10」を獲得する。ステップe3で獲得したオブジェ
クトのテキスト文字数情報「31」を獲得する。 (ステップe5)ステップe4で得られた2つの情報を
比較し、ステップe1で得られた実行仕様問い合わせ情
報に含まれるText表示仕様情報が、ステップe3で獲得
したオブジェクトのテキスト文字数情報よりも小さけれ
ばステップe6に進み、そうでなければステップe7に
進む。本実施例では、目下「10」<「31」となるの
で、ステップe6に進む。
【0193】(ステップe6)ステップe1で得られた
実行仕様問い合わせ情報に含まれるText表示仕様情報と
同じテキスト文字数になるように、ステップe3で得ら
れたオブジェクトのテキスト実データを切り詰める。本
実施例では、「あけましておめでとう」の10文字を残
し、それ以降のテキスト実データを棄却する。次に、ス
テップe3で得られたオブジェクトのテキスト文字数情
報を、ステップe1で得られた実行仕様問い合わせ情報
に含まれる Text 表示仕様情報に変更する。本実施例で
は、「10」に変更する。ステップe7に進む。
【0194】(ステップe7)ステップe1で獲得した
実行問い合わせ結果にImage 表示情報が含まれ、かつス
テップe1で獲得した送信対象オブジェクト群にImage
クラス名を保持するオブジェクトが含まれるならステッ
プe8へ進み、いずれも含まれないならばオブジェクト
変換を終了する。本実施例では、ステップe8へ進む。
【0195】(ステップe8)Image クラス名を保持
し、かつ送信対象オブジェクト群に含まれるオブジェク
トを獲得する。本実施例では、図25のオブジェクト2
507を獲得する。ステップe9に進む。 (ステップe9)ステップe1で得られた実行仕様問い
合わせ情報にふくまれるImage 表示仕様情報「1」を獲
得する。ステップe8で獲得したオブジェクトのプレー
ン数情報「2」を獲得する。ステップe10に進む。
【0196】(ステップe10)ステップe9で得られ
た2つの情報を比較し、ステップe1で得られた実行仕
様問い合わせ情報に含まれるImage 表示仕様情報が、ス
テップe8で獲得したオブジェクトのプレーンサイズ情
報よりも小さければステップe11に進み、そうでなけ
ればオブジェクト変換を終了する。本実施例では「1」
<「2」となるので、ステップe11に進む。
【0197】(ステップe11)ステップe1で得られ
た実行仕様問い合わせ情報に含まれるImage 表示仕様情
報と同じプレーン数 (i1) になるように、ステップe8
で得られたオブジェクトの静止画実データのうち第i1 +
1プレーンから最終プレーンまでを棄却する。本実施例
では、オブジェクト2507の静止画実データのうち第
2プレーンを棄却する。次に、ステップe8で得られた
オブジェクトのプレーン数情報を、ステップe1で得ら
れた実行仕様問い合わせ情報に含まれるImage表示仕様
情報に変更する。本実施例では、「1」に変更する。以
上で、オブジェクト変換を終了する。
【0198】以下、再び送信側通信管理装置の各機器の
動作を図9を参照しつつ説明する。図26に示したステ
ップにより、送信側通信機器のオブジェクト群保持部1
1に格納されかつ図25で示した送信対象となるオブジ
ェクト群は、図27に示したオブジェクト群に変換さ
れ、オブジェクト群保持部11に格納される。オブジェ
クト変換部は111は、オブジェクト変換が終了し、送
信準備ができたことを表わすオブジェクト変換終了通知
を送信可能形式変換部15へ送る。
【0199】送信可能形式変換部15は、主記憶部(図
示せず)上に散在するオブジェクトを送信部13で送信
が可能な形式へ変換する。これは、ポインタで表わされ
るオブジェクト識別子をマシンに非依存な番号へ付け替
えたり、バイトオーダーの変換を行う等の処理によりな
される。送信可能形式変換部15によるオブジェクト群
の送信可能形式データへの変換の後、送信部13から送
信先の受信部26へデータが送信される。
【0200】受信側の通信管理装置は、このデータを受
信後、自装置の実行展開部25により、送信可能な形式
のデータを、実行可能なオブジェクト群へ展開する。こ
れは、各オブジェクトのオブジェクト情報保持部22に
保持される各オブジェクトサイズにしたがったメモリの
確保、マシン非依存の番号づけをポインタへ戻すなどの
処理により行われる。以上の結果、展開された実行可能
なオブジェクト群は、図28に示す電子メールとして送
信先で表示される。以上説明してきたように、本実施例
によれば、送信先、受信先において異なるハードウェア
/ソフトウェア資源を持つ場合においても、オブジェク
ト中に含まれるデータを送信先で使用可能な形式に変換
して送ることにより、送信データ量を削減することがで
きる。なお、データの型式の変換形式としては、受信側
通信機器の表示部面積が小さい場合には、送信する図
を、その2×2の画素の平均値をとって1×1の画素と
する、同じく表示部が色彩表示が不能の場合に送信する
図の各画素のR,B,G(赤、青、緑)の輝度をもとに
相応する白黒からなる画素とする等種々のものが用意さ
れているのは勿論である。
【0201】また、送信先が送信元に比べて貧弱な実行
環境である場合にも、変換処理の速い送信元で変換作業
を行うことでトータルでの送信速度を向上することがで
きる。以上、本発明をいくつかの実施例にもとづいて説
明してきたが、本発明は何も上記各実施例に限定されな
いのは勿論である。すなわち、以下のようにしてもよ
い。
【0202】(1)製造等の都合で、本発明の必要不可
欠の1の構成要素(要件、部)を物理的、機械的に別体
としたり、逆に複数のものを一体としたり、あるいは適
宜これらを組み合わせたりしている。具体的には、送信
側、受信側とも送信部及び受信部はアンテナや通信回線
との接続部を共有する等である。 (2)一部を素子に記憶させたり、あるいは組み込んだ
り等して、プログラム的なものとしている。
【0203】(3)各実施例を通じて、オブジェクト群
を実行可能形式としたものを送信する送信側と、送信さ
れてきた送信可能形式データを実行可能形式として実行
を再開する受信側とは、異なる構成の通信管理装置とし
たが、両者の機能を組み込んだ通信管理装置としてい
る。 (4)送信オブジェクト判定部は、各実施例にて示した
送信オブジェクトの送信判定機能を有したものとしてい
る。
【0204】(5)各実施例を組み合わせた通信管理装
置としている。 (6)送受信は、光ファイバー等の通信回線でなく、無
線によりなされるようにしている。 (7)通信管理装置の付設されている機器としては、フ
ァクシミリ装置、ゲームマシン、家庭用マイクロコンピ
ュータ等である。また、オブジェクトとしては、基本プ
ラス各種オプションが後に付加可能なゲーム内容、同じ
く学習用教材、等としている。
【0205】(8)受信側通信管型装置等にポーリング
機能が付加されており、これにより受信した内容等の概
要を送信側に通知可能等としている。 (9)本来送信すべきオブジェクト若しくはその一部属
性に対して、送信先でのハードウェア若しくはソフトウ
ェア資源の都合等で所定の変換を行って送信した場合に
は、その処理の内容を別途送信元若しくは送信先のユー
ザに「映像圧縮」、「文の前半のみ」等簡略表示する機
能を付加している。
【0206】(10)同じく、本来送信する筈であった
が、常駐オブジェクトである等のため送信しなかったオ
ブジェクトやその一部属性等については、別途送信元若
しくは送信先のユーザにそれらを表示する機能を付加し
ている。 (11)送信側通信管理装置は、複数の送信先に応じて
の常駐オブジェクト管理表を有する等、送信側、受信側
ともども処理内容は必ずしも一対一でないようになって
いる。
【0207】(12)文書データを含むオブジェクトに
ついては、文字フォントのサイズの相違は無視する、漢
字は平仮名とする、平仮名はアルファベットとする等、
必要なハードウェア、ソフトウェア資源の有無の判断や
送信側の機器に整合しての処理について柔軟な機能が付
加されている。 (13)送信先の通信管理装置のハードウェア及びソフ
トウェア資源の都合等で送信しえなかったオブジェクト
やその内部データ等については、あらかじめの送信元と
送信先のユーザの取り極め等に基づいて別途の手段で自
動送信する機能が付加されている。例えば、画像情報な
らば、ファクシミリ装置等を使用して−別途送受信する
等である。
【0208】(14)放送型のオブジェクト通信、例え
ば教材用のオブジェクト通信等、では、各送信先のハー
ドやソフト等の条件を想定してあらかじめ幾つかのオブ
ジェクトを用意しておき、送信に先立っての問い合わせ
に対する返答の内容に応じて、各端末へ最適のものを送
信するようにしている。
【0209】
【発明の効果】以上説明してきたように、本発明によれ
ば、オブジェクト指向プログラム実行環境に含まれる情
報を保持するオブジェクト情報保持部や問い合わせを利
用して、送信先の様々の実行状態やハードウェア資源/
ソフトウェア資源のスペックに合わせた送信を行うこと
が可能となる。
【0210】また、その時点での使用状況により、動的
に使用可能サイズの変化する送信先のメモリに対応し
て、受信可能なサイズに要約して送ることが可能とな
る。また、送信先に実行可能なオブジェクト群の一部が
常駐して存在する場合や送信先が送信を欲しないオブジ
ェクトが存在する場合には、それらのオブジェクトを除
外して送ることにより、送信データ量を削減することが
可能となる。
【0211】また、送信対象のオブジェクト群中に、送
信先では実行不可能なオブジェクトが存在する場合に、
それを除外して送ることにより、送信データ量を削減す
ることが可能となる。また、同じく、かかる場合に、送
信元で実行可能なように変換処理等をして行うことによ
り、オブジェクト送信の有効性向上ともなる。
【0212】また、送信先での受け入れ能力に限界があ
る場合にも、真に必要なオブジェクトについては送信す
ることが可能となる。また、オブジェクト全てを送るの
ではなく、オブジェクト情報を利用して、オブジェクト
を構成する属性の中で送信先で再生可能なものや送信を
不用とされるのについては除外して送ることにより、送
信データ量を削減することが可能となる。
【0213】また、送信先、送信元において異なるハー
ドウェア/ソフトウェア資源を持つ場合において、オブ
ジェクト中に含まれるデータを送信先で使用可能な形式
に変換して送ることにより、送信データ量を削減するこ
とが可能となる。併せて、送信先が送信元に比べて貧弱
な実行環境である場合にも、変換処理の速い送信元で変
換作業を行うことでトータルでの送信速度を向上するこ
とが可能となる。
【0214】また、通信回線費の低減を図ることも可能
となる。また、有料オブジェクトの場合には、購入者た
る送信先の購入費用低減ともなる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明に係る通信管理装置の第1(第5)実施
例の送信側の構成図である。
【図2】上記実施例の受信側の構成図である。
【図3】本発明に係る通信管理装置の第2実施例の送信
側の構成図である。
【図4】上記実施例の受信側の構成図である。
【図5】本発明に係る通信管理装置の第3実施例の送信
側の構成図である。
【図6】上記実施例の受信側の構成図である。
【図7】本発明に係る通信管理装置の第4実施例の送信
側の構成図である。
【図8】上記実施例の受信側の構成図である。
【図9】本発明に係る通信管理装置の第6実施例の送信
側の構成図である。
【図10】上記実施例の受信側の構成図である。
【図11】各実施例における送信対象の電子メールの摸
式図である。
【図12】上記第1実施例等の送信対象オブジェクト群
の摸式図である。
【図13】第1実施例におけるクラスの構造の摸式図で
ある。
【図14】上記実施例における通信管理装置に含まれる
常駐オブジェクト表である。
【図15】上記実施例における送信側及び受信側の動作
流れ図である。
【図16】上記第2実施例における送信対象となるオブ
ジェクト群の概念図である。
【図17】第2実施例におけるオブジェクトの各クラス
の内容の模式図である。
【図18】上記実施例における送信側の通信管理装置の
動作流れ図である。
【図19】上記第3実施例における通信管理装置に含ま
れる常駐オブジェクト表である。
【図20】上記実施例における通信管理装置の動作流れ
図である。
【図21】上記第4実施例における各通信管理装置に含
まれる実行資源要求表である。
【図22】上記実施例における送信側及び受信側の通信
管理装置の動作流れ図である。
【図23】第5実施例における送信対象オブジェクト群
の摸式図である。
【図24】上記実施例におけるヒント情報の摸式図であ
る。
【図25】上記第6実施例における送信側に含まれる送
信対象となるオブジェクト群の構成の摸式図である。
【図26】上記実施例における動作流れ図である。
【図27】上記実施例における変換後のオブジェクト群
の摸式図である。
【図28】上記実施例における受信後の電子メールの摸
式図である。
【図29】第1実施例における、送信を計画している実
行状態のオブジェクトが常駐オブジェクトか否かを順に
判定していくのを中心とした流れ図である。
【図30】上記実施例におけるオブジェクトの形式の変
換の様子を概念的に示した図である。
【図31】第2実施例の変形例におけるオブジェクト形
式の変換の様子を概念的に示した図である。
【図32】第3実施例における常駐オブジェクトか否か
の問い合わせに対する返答作製の手順を中心とした流れ
図である。
【図33】第4実施例における実行資源要求表の作成を
中心とした流れ図である。
【図34】オブジェクトのメモリ中での記憶、格納の様
子及びオブジェクトの構造、内容を概念的に示した図で
ある。
【図35】実行状態にある各オブジェクトの連結の様子
を概念的に示した図である。
【符号の説明】
11 送信側オブジェクト群保持部 12 送信側オブジェクト情報保持部 13 送信側送信部 14 送信判定部 15 送信可能形式変換部 16 送信側受信部 17 サイズ問い合わせ部 18 常駐オブジェクト問い合わせ部 19 実行資源問い合わせ部 110 実行仕様問い合わせ部 111 オブジェクト変換部 21 受信側オブジェクト情報保持部 23 受信側送信部 25 実行展開部 26 受信側受信部 27 サイズ応答部 28 常駐オブジェクト応答部 29 実行資源応答部 210 実行仕様応答部
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 平位 純一 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内 (72)発明者 岡村 和男 大阪府門真市大字門真1006番地 松下電器 産業株式会社内

Claims (40)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 オブジェクト指向プログラム実行環境に
    より動作する通信機器の通信管理装置において、 ユーザが送信を計画しているオブジェクト群を保持して
    いるオブジェクト群保持部と、 上記オブジェクト群に含まれる各オブジェクトの種別、
    サイズ等の情報を保持しているオブジェクト情報保持部
    と、 上記各オブジェクトを送信するか否かを前記オブジェク
    ト情報保持部の保持する情報を使用して判定する送信判
    定部と、 前記送信判定部で送信すると判定されたオブジェクトに
    ついて、これを送信可能な形式のデータへ変換する送信
    可能形式変換部と、 上記変換されたデータを送信する送信部とを備えたこと
    を特徴とするオブジェクト指向プログラム実行環境での
    通信管理装置。
  2. 【請求項2】 オブジェクト指向プログラム実行環境に
    より動作する通信機器の通信管理装置において、 自機器が実行可能な状態での各オブジェクト群の各オブ
    ジェクトの種別、サイズ等の情報を保持しているオブジ
    ェクト情報保持部と、 送信可能な形式に変換されて送信されてきたオブジェク
    トデータを受信する受信部と、 前記オブジェクト情報保持部の保持している情報を参照
    して、前記受信部の受信したオブジェクトデータに含ま
    れるオブジェクトを実行状態のオブジェクトへ展開する
    実行展開部とを備えたことを特徴とするオブジェクト指
    向プログラム実行環境での通信管理装置。
  3. 【請求項3】 ユーザが送信を計画しているオブジェク
    ト群に含まれる各オブジェクトの送信に際しての優先度
    を保持している送信優先度保持部と、 オブジェクトの受信先で受信可能なオブジェクトのサイ
    ズを問い合わせるサイズ問い合わせ部を備え、 前記送信判定部は、 上記サイズ問い合わせにより受信先で受信可能なオブジ
    ェクトのサイズを獲得した後、前記送信優先度保持手段
    の保持している優先度と上記問い合わせ結果を使用して
    各オブジェクトを送信するか否かを判定するサイズ、優
    先度反映手段を有していることを特徴とする請求項1記
    載のオブジェクト指向プログラム実行環境での通信管理
    装置。
  4. 【請求項4】 オブジェクトの受信先で受信可能なオブ
    ジェクトのサイズを問い合わせるサイズ問い合わせ部
    と、 上記サイズ問い合わせの結果、受信先のサイズが足りな
    いとされた場合に、前記オブジェクト情報保持部を参照
    して、図形データを含むオブジェクトが存在するか否か
    を判断する図形データ検出部と、 前記図形データ検出部の検出したオブジェクト中の図形
    データのサイズの縮小を行う図形オブジェクトサイズ縮
    小部とを有し、 前記送信判定部は、 上記図形データを含むオブジェクトについては、それに
    替えて前記図形オブジェクトサイズ縮小部によりサイズ
    の縮小されたオブジェクトを送信するよう作用するサイ
    ズ縮小オブジェクト送信判定手段を有していることを特
    徴とする請求項1記載のオブジェクト指向プログラム実
    行環境での通信管理装置。
  5. 【請求項5】 オブジェクトの受信先で受信可能なオブ
    ジェクトのサイズを問い合わせるサイズ問い合わせ部
    と、 上記サイズ問い合わせの結果、受信先のサイズが足りな
    いとされた場合に、前記オブジェクト情報保持部を参照
    して、文書データを含むオブジェクトが存在するか否か
    を判断する文書データ検出部と、 前記文書データ検出部の検出したオブジェクト中の文書
    データに対してサイズの縮小を行う文書オブジェクトサ
    イズ縮小部とを有し、 前記送信判定部は、 上記文書データを含むオブジェクトについては、それに
    替えて前記文書オブジェクトサイズ縮小部によりサイズ
    の縮小されたオブジェクトを送信するよう作用するサイ
    ズ縮小オブジェクト送信判定手段を有していることを特
    徴とする請求項1記載のオブジェクト指向プログラム実
    行環境での通信管理装置。
  6. 【請求項6】 オブジェクトの送信元からの受信可能な
    オブジェクト群のサイズ問い合わせを受信するサイズ問
    い合わせ受信部と、 自機器が新たに実行状態としえるオブジェクトのサイズ
    についての情報を保持している新規オブジェクトサイズ
    保持部と、 前記サイズ問い合わせ受信部がサイズ問い合わせを受信
    した場合に、前記新規オブジェクトサイズ保持部を参照
    して受信可能なサイズについての回答をするサイズ応答
    部を備えたこと特徴とする請求項2記載のオブジェクト
    指向プログラム実行環境での通信管理装置。
  7. 【請求項7】 ユーザが送信を計画しているオブジェク
    ト群の各オブジェクトが常駐オブジェクトか否か、送信
    不用オブジェクトか否かの少くも1についての情報を保
    持している常駐不用オブジェクト情報保持部を備え、 前記送信判定部は、 上記各オブジェクトを送信するか否かを判定する際に、
    前記常駐不用オブジェクト情報保持部を参照して常駐の
    オブジェクト、送信不用オブジェクトは送信不要と判定
    する常駐不用オブジェクト送信不要判定手段を有してい
    ることを特徴とする請求項1記載のオブジェクト指向プ
    ログラム実行環境での通信管理装置。
  8. 【請求項8】 ユーザが送信を計画しているオブジェク
    ト群の各オブジェクトが常駐オブジェクトか否かについ
    ての情報を保持している常駐オブジェクト情報保持部
    と、 送信を行おうとするオブジェクト群の各オブジェクトが
    オブジェクトの受信先において常駐オブジェクトか否か
    を問い合わせる常駐オブジェクト問い合わせ部を備え、 前記送信判定部は、 前記常駐オブジェクト問い合わせ部を通じて受信先から
    常駐オブジェクトと回答されたオブジェクトについては
    送信不要と判定する常駐オブジェクト送信不要判定手段
    を有していることを特徴とする請求項1記載のオブジェ
    クト指向プログラム実行環境での通信管理装置。
  9. 【請求項9】 自機器の実行状態にあるオブジェクト群
    の各オブジェクトが常駐オブジェクトか否かについての
    情報を保持する常駐オブジェクト情報保持部と、 オブジェクトの送信元からの送信対象とするオブジェク
    ト群の各オブジェクトが常駐オブジェクトか否かの問い
    合わせを受信する常駐問い合わせ受信部と、 前記常駐問い合わせ受信部が常駐オブジェクトか否かの
    問い合わせを受信した場合に、前記常駐オブジェクト情
    報保持部を参照して常駐オブジェクトについてその回答
    をする常駐オブジェクト応答部を備えたこと特徴とする
    請求項2記載のオブジェクト指向プログラム実行環境で
    の通信管理装置。
  10. 【請求項10】 送信を行おうするオブジェクト群の各
    オブジェクトが受信先において必要若しくは受信可能な
    オブジェクトか否かを問い合わせる必要オブジェクト問
    い合わせ部を備え、 前記送信判定部は、 前記必要オブジェクト問い合わせ部を通じて受信先から
    送信不要若しくは受信不可能なオブジェクトと回答され
    たオブジェクトについては送信不要と判定する不用オブ
    ジェクト送信不要判定手段を有していることを特徴とす
    る請求項1記載のオブジェクト指向プログラム実行環境
    での通信管理装置。
  11. 【請求項11】 自機器が送信不要若しくは受信不可能
    なオブジェクトについての情報を保持する不用オブジェ
    クト情報保持部と、 オブジェクトの送信元からの送信対象とするオブジェク
    ト群の各オブジェクトは送信不要若しくは受信不可能な
    オブジェクトか否かの問い合わせを受信する不用問い合
    わせ受信部と、 該問い合わせを前記不用問い合わせ受信部が受信した場
    合に、前記不用オブジェクト情報保持部を参照して送信
    不要若しくは受信不可能なオブジェクトについてはその
    旨を回答をする不用オブジェクト応答部を備えたことを
    特徴とする請求項2記載のオブジェクト指向プログラム
    実行環境での通信管理装置。
  12. 【請求項12】 上記送信を行おうとするオブジェクト
    群の各オブジェクトが受信先において実行時に必要なハ
    ードウェア及びソフトウェア資源が存在するか否かを受
    信先に問い合わせる実行資源問い合わせ部を備え、 前記送信判定部は、 上記各オブジェクトを送信するか否かを判定する際に、
    上記問い合わせに対して、実行時に必要なハードウェア
    及びソフトウェア資源が存在しないと回答されたオブジ
    ェクトについては送信不要と判定する存在オブジェクト
    送信不要判定手段を有していることを特徴とする請求項
    1記載のオブジェクト指向プログラム実行環境での通信
    管理装置。
  13. 【請求項13】 上記送信を行おうとするオブジェクト
    群の各オブジェクトが受信先において実行時に必要なハ
    ードウェア及びソフトウェア資源が存在するか否かと、
    受信先に存在するハードウェア及びソフトウェア資源の
    内容を受信先に問い合わせる実行資源問い合わせ部と、 上記問い合わせに対して、実行時に必要なハードウェア
    及びソフトウェア資源の少くも1が存在しないと回答さ
    れた所定のオブジェクトについては受信先に存在するハ
    ードウェア及びソフトウェア資源の内容に応じての変換
    を行うオブジェクト変換部を備え、 前記送信判定部は、 上記所定のオブジェクトについては、当該オブジェクト
    に替えて前記オブジェクト変換部にて変換後のオブジェ
    クトを送信するよう判定する変換オブジェクト代送信手
    段を有していることを特徴とする請求項1記載のオブジ
    ェクト指向プログラム実行環境での通信管理装置。
  14. 【請求項14】 自機器が各オブジェクトを実行するた
    め有しているハードウェア及びソフトウェア資源につい
    ての情報を保持している実行資源情報保持部と、 オブジェクトの送信元からの各オブジェクトについて実
    行時に必要なハードウェア及びソフトウェア資源が存在
    するか否かの問い合わせを受信する実行資源情報問い合
    わせ受信部と、 前記実行資源情報問い合わせ受信部が実行資源情報の問
    い合わせを受信した場合に、前記実行資源情報保持部を
    参照して上記ハードウェア及びソフトウェア資源につい
    ての情報を回答する実行資源応答部を備えたこと特徴と
    する請求項2記載のオブジェクト指向プログラム実行環
    境での通信管理装置。
  15. 【請求項15】 前記オブジェクト情報保持部は、 上記各オブジェクトについて当該オブジェクトを構成す
    る各属性スロットを送信するか否かについての情報を保
    持する属性スロット情報保持手段を有し、 前記送信判定部は、 前記属性スロット情報保持手段を参照し、各オブジェク
    ト中の各属性スロットについて、当該属性スロットを送
    信しない旨の情報となっているときには、当該属性スロ
    ットの指すオブジェクトを送信不要と判定する属性スロ
    ット参照送信不要判定手段を有していることを特徴とす
    る請求項1記載のオブジェクト指向プログラム実行環境
    での通信管理装置。
  16. 【請求項16】 前記オブジェクト情報保持部は、 上記各オブジェクトについて実行時に必要な画面サイ
    ズ、カラー白黒、グレイスケールディスプレイ等のハー
    ドウェア及びソフトウェア資源の仕様を保持する実行仕
    様情報保持手段を有し、 送信を行おうとするオブジェクト群の各オブジェクト若
    しくは送信すると判定された各オブジェクトがオブジェ
    クトの受信先において実行時に必要な画面サイズ、カラ
    ー・白黒・グレイスケールディスプレイ等のハードウェ
    ア及びソフトウェア資源の仕様を有しているか否かをオ
    ブジェクトの受信先に問い合わせる実行仕様問い合わせ
    部と、 前記実行仕様問い合わせ部による実行時に必要なハード
    ウェア及びソフトウェア資源の問い合わせ結果に応じ
    て、送信するオブジェクト中に含まれるデータを受信先
    の実行仕様に変換するオブジェクト変換部を有している
    ことを特徴とする請求項1記載のオブジェクト指向プロ
    グラム実行環境での通信管理装置。
  17. 【請求項17】 前記オブジェクト変換部は、 問い合わせ結果に応じて、カラー画像を白黒画像とする
    カラー画像データ白黒化手段を有していることを特徴と
    する請求項16記載のオブジェクト指向プログラム実行
    環境での通信管理装置。
  18. 【請求項18】 前記オブジェクト変換部は、 問い合わせ結果に応じて、画像データを縮小する画像デ
    ータ縮小手段を有していることを特徴とする請求項16
    記載のオブジェクト指向プログラム実行環境での通信管
    理装置。
  19. 【請求項19】 前記オブジェクト変換部は、 問い合わせ結果に応じて、文書データを構成するコード
    データをビットマップデータに変換するコードデータ図
    形化手段を有していることを特徴とする請求項16記載
    のオブジェクト指向プログラム実行環境での通信管理装
    置。
  20. 【請求項20】 各オブジェクトを実行するための自機
    器の有するハードウェア及びソフトウェア資源の仕様を
    保持する実行仕様保持部と、 オブジェクトの送信元からの、各オブジェクトを実行す
    るためのハードウェア及びソフトウェア資源の仕様問い
    合わせを受信する実行仕様問い合わせ受信部と、 前記実行仕様問い合わせ受信部が実行仕様の問い合わせ
    を受信した場合に、前記仕様保持部を参照して実行仕様
    を回答する実行仕様応答部とを備えたこと特徴とする請
    求項2記載のオブジェクト指向プログラム実行環境での
    通信管理装置。
  21. 【請求項21】 オブジェクト指向プログラム実行環境
    により動作する通信機器の通信管理方法において、 ユーザが送信を計画しているオブジェクト群をあらかじ
    め保持するオブジェクト群保持ステップと、 上記オブジェクト群に含まれる各オブジェクトの種別、
    サイズ等の情報をあらかじめ保持するオブジェクト情報
    保持ステップと、 上記各オブジェクトを送信するか否かを前記オブジェク
    ト情報保持ステップにて保持した情報を使用して判定す
    る送信判定ステップと、 前記送信判定ステップで送信すると判定されたオブジェ
    クトについて、これを送信可能な形式のデータへ変換す
    る送信可能形式変換ステップと、 上記変換されたデータを送信する送信ステップとを備え
    たことを特徴とするオブジェクト指向プログラム実行環
    境での通信管理方法。
  22. 【請求項22】 オブジェクト指向プログラム実行環境
    により動作する通信機器の通信管理方法において、 自機器が実行可能な状態での各オブジェクト群の各オブ
    ジェクトの種別、サイズ等の情報をあらかじめ保持する
    オブジェクト情報保持ステップと、 送信可能な形式に変換されて送信されてきたオブジェク
    トデータを受信する受信ステップと、 前記オブジェクト情報保持ステップにて保持した情報を
    参照して、前記受信ステップにて受信したオブジェクト
    データに含まれるオブジェクトを実行状態のオブジェク
    トへ展開する実行展開ステップとを備えたことを特徴と
    するオブジェクト指向プログラム実行環境での通信管理
    方法。
  23. 【請求項23】 ユーザが送信を計画しているオブジェ
    クト群に含まれる各オブジェクトの送信に際しての優先
    度をあらかじめ保持する送信優先度保持ステップと、 オブジェクトの受信先で受信可能なオブジェクトのサイ
    ズをオブジェクトの送信に先立って問い合わせるサイズ
    問い合わせステップを備え、 前記送信判定ステップは、 上記サイズ問い合わせにより受信先で受信可能なオブジ
    ェクトのサイズを獲得した後、前記送信優先度保持ステ
    ップにて保持した優先度と上記問い合わせ結果を使用し
    て各オブジェクトを送信するか否かを判定するサイズ、
    優先度反映小ステップを有していることを特徴とする請
    求項21記載のオブジェクト指向プログラム実行環境で
    の通信管理方法。
  24. 【請求項24】 オブジェクトの受信先で受信可能なオ
    ブジェクトサイズを問い合わせるサイズ問い合わせステ
    ップと、 上記サイズ問い合わせの結果、受信先のサイズが足りな
    いとされた場合に、前記オブジェクト情報保持ステップ
    で保持した情報を参照して、図形データを含むオブジェ
    クトが存在するか否かを判断する図形データ検出ステッ
    プと、 前記図形データ検出ステップにて検出したオブジェクト
    中の図形データのサイズの縮小を行う図形オブジェクト
    サイズ縮小ステップとを有し、 前記送信判定ステップは、 上記図形データを含むオブジェクトについては、それに
    替えて前記図形オブジェクトサイズ縮小ステップにてサ
    イズの縮小されたオブジェクトを送信するよう作用する
    サイズ縮小オブジェクト送信判定小ステップを有してい
    ることを特徴とする請求項21記載のオブジェクト指向
    プログラム実行環境での通信管理方法。
  25. 【請求項25】 オブジェクトの受信先で受信可能なオ
    ブジェクトのサイズを問合わせるサイズ問い合わせステ
    ップと、 上記サイズ問い合わせの結果、受信先のサイズが足りな
    いとされた場合に、前記オブジェクト情報保持ステップ
    で保持した情報を参照して、文書データを含むオブジェ
    クトが存在するか否かを判断する文書データ検出ステッ
    プと、 前記文書データ検出ステップにて検出したオブジェクト
    中の文書データのサイズの縮小を行う文書オブジェクト
    サイズ縮小ステップとを有し、 前記送信判定ステップは、 上記文書データを含むオブジェクトについては、それに
    替えて前記文書オブジェクトサイズ縮小ステップにより
    サイズの縮小されたオブジェクトを送信するよう作用す
    るサイズ縮小オブジェクト送信判定小ステップを有して
    いることを特徴とする請求項21記載のオブジェクト指
    向プログラム実行環境での通信管理方法。
  26. 【請求項26】 オブジェクト受信に先立ってのオブジ
    ェクトの送信元からの受信可能なオブジェクト群のサイ
    ズ問い合わせを受信するサイズ問い合わせ受信ステップ
    と、 自機器が新たに実行状態としえるオブジェクトのサイズ
    についての情報をあらかじめ保持する新規オブジェクト
    サイズ保持ステップと、 前記サイズ問い合わせ受信ステップにてのサイズ問い合
    わせを受信した場合に、前記新規オブジェクトサイズ保
    持ステップにて保持した情報を参照して受信可能なサイ
    ズについての回答をするサイズ応答ステップを備えたこ
    と特徴とする請求項22記載のオブジェクト指向プログ
    ラム実行環境での通信管理方法。
  27. 【請求項27】 ユーザが送信を計画しているオブジェ
    クト群の各オブジェクトが常駐オブジェクトか否か、送
    信不用オブジェクトか否かの少くも1についての情報を
    あらかじめ保持する常駐不用オブジェクト情報保持ステ
    ップを備え、 前記送信判定ステップは、 上記各オブジェクトを送信するか否かを判定する際に、
    前記常駐不用オブジェクト情報保持ステップにて保持し
    た情報を参照して常駐のオブジェクト、送信不用オブジ
    ェクトは送信不要と判定する常駐不用オブジェクト送信
    不要判定小ステップを有していることを特徴とする請求
    項21記載のオブジェクト指向プログラム実行環境での
    通信管理方法。
  28. 【請求項28】 ユーザが送信を計画しているオブジェ
    クト群の各オブジェクトが常駐オブジェクトか否かにつ
    いての情報をあらかじめ保持する常駐オブジェクト情報
    保持ステップと、 オブジェクト送信に先立って、送信を行おうとするオブ
    ジェクト群の各オブジェクトがオブジェクトの受信先に
    おいて常駐オブジェクトか否かを問い合わせる常駐オブ
    ジェクト問い合わせステップを備え、 前記送信判定ステップは、 前記常駐オブジェクト問い合わせステップにて受信先か
    ら常駐オブジェクトと回答されたオブジェクトについて
    は送信不要と判定する常駐オブジェクト送信不要判定小
    ステップを有していることを特徴とする請求項21記載
    のオブジェクト指向プログラム実行環境での通信管理方
    法。
  29. 【請求項29】 オブジェクト受信に先立って、自機器
    の実行状態にあるオブジェクト群の各オブジェクトが常
    駐オブジェクトか否かについての情報をあらかじめ保持
    する常駐オブジェクト情報保持ステップと、 オブジェクトの送信元からの送信対象とするオブジェク
    ト群の各オブジェクトが常駐オブジェクトか否かの問い
    合わせを受信する常駐問い合わせ受信ステップと、 前記常駐問い合わせ受信ステップにて常駐オブジェクト
    か否かの問い合わせを受信した場合に、前記常駐オブジ
    ェクト情報保持ステップにて保持した情報を参照して常
    駐オブジェクトについてその回答をする常駐オブジェク
    ト応答ステップを備えたこと特徴とする請求項22記載
    のオブジェクト指向プログラム実行環境での通信管理方
    法。
  30. 【請求項30】 オブジェクトの送信に先立って、送信
    を行おうとするオブジェクト群の各オブジェクトがオブ
    ジェクトの受信先において必要若しくは受信可能なオブ
    ジェクトか否かを問い合わせる必要送信オブジェクト問
    い合わせステップを備え、 前記送信判定ステップは、 前記必要オブジェクト問い合わせステップにて受信先か
    ら送信不要若しくは受信不可能なオブジェクトと回答さ
    れたオブジェクトについては送信不要と判定する不用オ
    ブジェクト送信不要判定小ステップを有していることを
    特徴とする請求項21記載のオブジェクト指向プログラ
    ム実行環境での通信管理方法。
  31. 【請求項31】 自機器が送信不要若しくは受信不可能
    な各オブジェクトについての情報をあらかじめ保持する
    不用オブジェクト情報保持ステップと、 オブジェクトの送信元からの送信対象とするオブジェク
    ト群の各オブジェクトが送信不要若しくは受信不可能な
    オブジェクト否かの問い合わせを受信する不用問い合わ
    せ受信ステップと、 該問い合わせを前記不用問い合わせ受信ステップにて受
    信した場合に、前記不用オブジェクト情報保持ステップ
    にて保持した送信不要若しくは受信不可能なオブジェク
    トについてはその旨を回答をする不用オブジェクト応答
    ステップを備えたことを特徴とする請求項22記載のオ
    ブジェクト指向プログラム実行環境での通信管理方法。
  32. 【請求項32】 オブジェクト送信に先立って、上記送
    信を行おうとするオブジェクト群の各オブジェクトがオ
    ブジェクトの受信先において実行時に必要なハードウェ
    ア及びソフトウェア資源が存在するか否かを受信先に問
    い合わせる実行資源問い合わせステップを備え、 前記送信判定ステップは、 上記各オブジェクトを送信するか否かを判定する際に、
    上記問い合わせに対して、実行時に必要なハードウェア
    及びソフトウェア資源が存在しないと回答されたオブジ
    ェクトについては送信不要と判定する存在オブジェクト
    送信不要判定小ステップを有していることを特徴とする
    請求項21記載のオブジェクト指向プログラム実行環境
    での通信管理方法。
  33. 【請求項33】 上記送信を行おうとするオブジェクト
    群の各オブジェクトがオブジェクトの受信先において実
    行時に必要なハードウェア及びソフトウェア資源が存在
    するか否かと、受信先に存在するハードウェア及びソフ
    トウェア資源の内容を受信先に問い合わせる実行資源問
    い合わせステップと、 上記問い合わせに対して、実行時に必要なハードウェア
    及びソフトウェア資源の少くも1が存在しないと回答さ
    れた所定のオブジェクトについては受信先に存在するハ
    ードウェア及びソフトウェア資源の内容に応じての変換
    を行うオブジェクト変換ステップを備え、 前記送信判定ステップは、 上記所定のオブジェクトについては、当該オブジェクト
    に替えて前記オブジェクト変換ステップにて変換後のオ
    ブジェクトを送信するよう判定する変換オブジェクト代
    送信小ステップを有していることを特徴とする請求項2
    1記載のオブジェクト指向プログラム実行環境での通信
    管理方法。
  34. 【請求項34】 自機器が各オブジェクトを実行するた
    め有しているハードウェア及びソフトウェア資源につい
    ての情報をあらかじめ保持する実行資源情報保持ステッ
    プと、 オブジェクト受信に先立って、オブジェクトの送信元か
    らの各オブジェクトについて実行時に必要なハードウェ
    ア及びソフトウェア資源が存在するか否かの問い合わせ
    を受信する実行資源情報問い合わせ受信ステップと、 前記実行資源情報問い合わせ受信ステップにて実行資源
    情報の問い合わせを受信した場合に、前記実行資源情報
    保持ステップにて保持した情報を参照して上記ハードウ
    ェア及びソフトウェア資源についての情報を回答する実
    行資源応答ステップを備えたこと特徴とする請求項22
    記載のオブジェクト指向プログラム実行環境での通信管
    理方法。
  35. 【請求項35】 前記オブジェクト情報保持ステップ
    は、 上記各オブジェクトについて当該オブジェクトを構成す
    る各属性スロットを送信するか否かについての情報をあ
    らかじめ保持する属性スロット情報保持小ステップを有
    し、 前記送信判定ステップは、 前記属性スロット情報保持小ステップにて保持した情報
    を参照し、各オブジェクト中の各属性スロットについ
    て、当該属性スロットを送信しない旨の情報となってい
    るときには、当該属性スロットの指すオブジェクトを送
    信不要と判定する属性スロット参照送信不要判定小ステ
    ップを有していることを特徴とする請求項21記載のオ
    ブジェクト指向プログラム実行環境での通信管理方法。
  36. 【請求項36】 前記オブジェクト情報保持ステップ
    は、 上記各オブジェクトについて実行時に必要な画面サイ
    ズ、カラー白黒、グレイスケールディスプレイ等のハー
    ドウェア及びソフトウェア資源の仕様をあらかじめ保持
    する実行仕様情報保持小ステップを有し、 オブジェクト送信に先立って送信を行おうとするオブジ
    ェクト群の各オブジェクト若しくは送信すると判定され
    た各オブジェクトがオブジェクトの受信先において実行
    時に必要な画面サイズ、カラー・白黒・グレイスケール
    ディスプレイ等のハードウェア及びソフトウェア資源の
    仕様を有しているか否かを受信先に問い合わせる実行仕
    様問い合わせステップと、 前記実行仕様問い合わせステップによる実行時に必要な
    ハードウェア及びソフトウェア資源の問い合わせ結果に
    応じて、送信するオブジェクト中に含まれるデータを受
    信先の実行仕様に変換するオブジェクト変換ステップを
    有していることを特徴とする請求項21記載のオブジェ
    クト指向プログラム実行環境での通信管理方法。
  37. 【請求項37】 前記オブジェクト変換ステップは、 問い合わせ結果に応じて、カラー画像を白黒画像とする
    カラー画像白黒化小ステップを有していることを特徴と
    する請求項36記載のオブジェクト指向プログラム実行
    環境での通信管理方法。
  38. 【請求項38】 前記オブジェクト変換ステップは、 問い合わせ結果に応じて、画像データを縮小する画像デ
    ータ縮小小ステップを有していることを特徴とする請求
    項36記載のオブジェクト指向プログラム実行環境での
    通信管理方法。
  39. 【請求項39】 前記オブジェクト変換ステップは、 問い合わせ結果に応じて、文書データを構成するコード
    データをビットマップデータに変換するコードデータ図
    形化小ステップを有していることを特徴とする請求項3
    6記載のオブジェクト指向プログラム実行環境での通信
    管理方法。
  40. 【請求項40】 各オブジェクトを実行するための自機
    器の有するハードウェア及びソフトウェア資源の仕様を
    あらかじめ保持する実行仕様保持ステップと、 オブジ
    ェクト受信に先立って、オブジェクトの送信元からの各
    オブジェクトを実行するためのハードウェア及びソフト
    ウェア資源の仕様問い合わせを受信する実行仕様問い合
    わせ受信ステップと、 前記実行仕様問い合わせ受信ステップにて実行仕様の問
    い合わせを受信した場合に、前記実行仕様保持ステップ
    にて保持した情報を参照して実行仕様を回答する実行仕
    様応答ステップとを備えたこと特徴とする請求項22記
    載のオブジェクト指向プログラム実行環境での通信管理
    方法。
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