JPH09166344A - 換気装置 - Google Patents

換気装置

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JPH09166344A
JPH09166344A JP32710595A JP32710595A JPH09166344A JP H09166344 A JPH09166344 A JP H09166344A JP 32710595 A JP32710595 A JP 32710595A JP 32710595 A JP32710595 A JP 32710595A JP H09166344 A JPH09166344 A JP H09166344A
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JP
Japan
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suction port
main body
ventilation device
gap
side wall
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JP32710595A
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Masayuki Ando
昌之 安藤
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Mitsubishi Electric Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Corp
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Abstract

(57)【要約】 【課題】 バスユニットなど湿度の高い部屋の換気装置
は天井に開口を設けると換気装置を運転中に、換気装置
の内部等に水蒸気が結露して水滴となって落下し人に冷
たい不快な感じを与える。又、側壁に開口を設け壁の中
にダクトを設けると特別な寸法や形状のものが必要であ
り、また、点検修理などが容易にできないという課題が
あった。 【解決手段】 室内の空気を吸い込む吸込口28と、こ
の空気を排出する排出口30を有し、吸込口28と排出
口30との間を連通する連通部31からなる本体26
と、この本体26の吸込口28を浴室等の側壁22に取
付けてパネル29で固定する換気装置で、本体26は浴
室等の側壁22と建屋の壁20の間に形成される隙間2
4に連通部31を配置するように取り付け、連通部31
の断面形状を隙間24の間隔方向を厚みとし、隙間24
の浴室等の側壁22の面に沿った方向を横幅として、こ
の横幅を厚みより大きく延設した断面形状を吸込口28
側から排出口30側へ延設して、連通部30を偏平形状
とした換気装置。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】この発明は壁取付用の換気装
置に関するものである。
【0002】
【従来の技術】従来住宅の換気装置は図19及び図20
に示すように特開平4−273937号公報や特開平4
−141018号公報に記載されたものが知られてい
る。図19は天井6の開口に設けたもので内部に送風フ
ァン3を有する換気装置1を天井裏側に突設して開口4
側を室内側に向けて、ルーバー5を設けたものである。
このような構成の装置はモーター2を運転して送風ファ
ン3を回転させると室内の空気はルーバー5の開口部か
ら吸い込まれて屋外へ排出される。この場合、換気装置
が浴室等湿度の高い場所で使用されると、換気装置の内
部又はルーバの表面に結露が発生し、水滴となって落下
する。
【0003】また図20に示す場合は壁7の中に換気用
筒8を設け、この筒の一方を室内の壁面に開口させ、他
方を外壁面に開口させてこの壁の中の筒に換気装置(図
示せず)を設けたもので、筒8の外面を壁面7で覆って
いる。室内側の開口にはガラリ10が設けられており、
換気装置を運転するとこのガラリ10の開口部9より室
内空気が吸い込まれ換気用筒8を通って室外へ排気され
る。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】これらの構成において
図19のものは送風ファンの運転により結露した冷たい
水滴が落下して、下にいる人に当って不快感を与えると
いう課題があり、また、従来のダクトを使用してダクト
の吸い込み口をユニットバスの側壁等に接続すると、ダ
クトの径の太さ又は、ダクトの接続のための曲げR部等
によりユニットバスの側壁と建屋の壁との間の隙間が大
きくなり無駄な空間ができる。
【0005】このような無駄な空間を少なくする方法と
して図20に示すような方法があるが、壁の中に設けて
いるため筒が壁の中に納めるための特別な形状、寸法と
なり、製造コストが高くなるとともに点検修理等が発生
した場合、壁の中にあることにより分解、点検修理等が
容易にできないという課題があった。
【0006】本発明は係る課題を解決するためになされ
たもので、換気装置の開口から結露した水滴をユニット
バスの側壁に伝って流れるようにして、下にいる人に掛
からないようにして不快感を与えないようにすると共
に、ユニットバスの側壁と建屋の壁との隙間を利用して
特別なダクトや送風装置を使用しなくても、入手が容易
な送風装置やダクトを使用して施工が出来、また、ユニ
ットバスの側壁と建屋の壁との隙間を極力小さくして無
駄な空間を少なくする換気装置を提供することを目的と
するものである。
【0007】
【課題を解決するための手段】本発明に係る換気装置は
上記の課題を解決するためになされたもので、室内の空
気を吸い込む吸込口と、この空気を排出する排出口を有
し、前記吸込口と前記排出口との間を連通する連通部か
らなる本体と、この本体の前記吸込口を浴室等の側壁に
取付けて固定する手段とからなり、前記本体は前記浴室
等の側壁と建屋の壁の間に形成される隙間に連通部を配
置するように取り付け、前記連通部の断面形状を前記隙
間の間隔方向を厚みとし、前記隙間の前記浴室の側壁面
に沿った方向を横幅として、この横幅を厚みより大きく
延設した断面形状を吸込口側から排出口側へ延設して、
連通部を偏平形状としたものである。
【0008】また、換気装置本体を浴室の側壁に固定す
る手段を、前記本体の吸込口にパネルを装着組み合わ
せ、浴室内側から前記パネルを介して着脱可能に設けた
ものである。また、換気装置本体の吸込口又はパネルに
水を排出する排出部を設けたものである。
【0009】また、換気装置本体の吸込口から連通部ま
での幅を略同一としたものである。また、換気装置本体
の吸込口に水を排出する凹部を設け、この凹部の外郭部
を吸込口の外径に対して凸部状に形成したものである。
また、換気装置本体を連通部で分割し、この分割した本
体の排出口側の連通部を吸込口側の連通部に挿入した構
造としたものである。
【0010】また、換気装置本体の分割した排出側と吸
込口側の連通部の間にシール部材を装着したものであ
る。また、換気装置本体の吸込口から連通部及び排出口
までの内部を仕切り複数の風路を形成したものである。
また、換気装置本体の排出口を任意の方向に回動可能に
構成したものである。
【0011】
【発明の実施の形態】
発明の実施の形態1.図1から図5に本発明の換気装置
の構成を示す。図において20は建屋の壁面、21はユ
ニットバス、22はユニットバスの側壁、23はユニッ
トバスの天井である。建屋の壁面20とユニットバスの
側壁22との間には隙間24が形成されている。また、
ユニットバスの天井23の上部には空間25がある。
【0012】ユニットバスの側壁22の上部には換気装
置26が設けられており、この換気装置26を取り付け
るための開孔27が設けられている。開孔27は換気装
置26の吸込口28の外郭である嵌合部28bの形状に
合わせて明けるが、本図の場合は水平方向に長い長穴形
状となっている。
【0013】換気装置26は建屋の壁面20とユニット
バスの側壁21との間の隙間24にて、吸込口の嵌合部
28bをユニットバス側壁の開口27に挿入し、次にパ
ネル29を吸込口28の内側にユニットバスの室内側か
らはめ込んで側壁22を挟むように取り付けられる。換
気装置26は一方側に室内の空気を吸い込む吸込口28
を、他方に排出口30を有し、吸込口28と排出口30
との間は両者を連通して連結する連通部31が構成され
ている。
【0014】吸込口28と排出口30は同方向に向って
開口しており、側面方向から見た形状は排出口30の端
面30aは吸込口28の端面28aより連通部の表面3
1aからの突き出し長さが長くなっている。吸込口28
の端面28aの連通部の表面31aからの長さは、ユニ
ットバスの側壁22の厚さに合わせて略同一かまたは浴
室内側に若干突出する寸法になっている。
【0015】吸込口28はその外郭にユニットバスの開
口27に嵌り込む嵌合部28bを有し、内側にパネル2
9を組合わせて固定するためのネジ穴38bを連通部に
近い部分に有している。ネジ穴はメクラ穴となってい
る。吸込口28の形状は正面から見たときの形状が水平
方向に長い長穴形状となっている。側面から見たときの
断面形状は嵌合部27の部分が直線状で、この部分と連
通部31との間をRで形成して空気を流れ易くしてい
る。
【0016】吸込口28と連通部31はほぼ同じ幅で形
成され、連通部31の空気の流れる風路の断面積は吸込
口28の断面積と略同等に形成されている。連通部31
は断面形状を隙間24の間隔方向を厚みとし、隙間24
のユニットバスの側壁22に沿った方向を横幅として、
この横幅を厚みより大きく延設した断面形状(即ち厚み
を薄くして横幅を広くし風路断面積を確保した形状)
を、吸込口28と排出口30との間に偏平状に形成して
いる。
【0017】連通部31を正面から見た形状は横幅が広
く吸込口28と略同等に形成され、吸込口28の続きか
ら排気口30の下方に続くR部まで連通部31の偏平面
が続き、ユニットバスの側壁22に取り付けられたと
き、このR部が天井23より高い位置になるように形成
されている。
【0018】排出口30は円形でダクト33が接続され
る接続部30bを有している。連通部31及び吸込口2
8の空気の流れる内部の風路断面積は排出口の接続部3
0bの内径断面積より略同等かもしくはそれ以上として
風路抵抗を下げている。
【0019】換気装置26は合成樹脂にて型で成形して
作る。換気装置26はユニットバスの側壁22の外側か
ら吸込口の嵌合部28bを開口27に嵌め込み、ユニッ
トバスの室内側からパネル29を吸込口28にはめ込ん
でネジ32で締め付けて固定する。
【0020】図4、図5は吸込口28に固定するパネル
29を示す。嵌合部34の外周部に結露水排出のための
凹部34aを有している。尚、吸込口28側に凹部を設
けても同様に結露水を排出することができる。
【0021】パネル29は吸込口28の内側に嵌合する
部分34と、ユニットバスの壁面22に当接するフラン
ジ部35と、それらを貫通する通気孔36を有してい
る。また、嵌合部34の内側の通気孔36側には固定の
ためのネジを締め付ける座38とネジ穴38aを有して
いる。
【0022】また、パネル29のフランジ35の一部に
は図5に示すような凹部35aが設けられており、吸込
口28から凹部34aを通って流れパネルのフランジ3
5の内側に溜った結露水を排出するようになっている。
この凹部35aを通った水はユニットバスの側壁22を
伝って下に流れるので、落下した水が飛散して人に掛か
ることがない。
【0023】換気装置26の排出口30はダクト33が
接続され、ダクトのもう一方の端は送風機37の吸込口
に接続され、送風機37の吹出口から屋外へは別のダク
ト33aを設けて排気する構成となっている。ダクトの
接続は換気装置26の排気口の接続部32bは市販の標
準ダクトが挿入できるように寸法を構成しており、ダク
トは排気口の接続部32bの内径に挿入嵌合される。送
風機37の吸込口及び吹出口にはダクトは外側に嵌り込
む状態となり結露水が換気装置26側及び屋外へ流れや
すくしている。
【0024】上記のように構成された換気装置26はユ
ニットバスの側壁22と建屋の壁20との間の隙間24
を利用して換気装置の吸込口28をユニットバスの側壁
22に設けたので、送風機37が稼動し排気が始まると
ユニットバス21内の湿度の高い空気は換気装置26の
吸込口28に取り付けたパネル29の通気孔36から入
って連通部31、排気口30、ダクト33、送風機3
7、ダクト33aを経由して屋外へ排出される。
【0025】このとき空気に含まれる水分は換気装置等
の内面に結露して、大きくなると下へ流れ吸込口28か
らパネル29の凹部34a及び35aを通過してユニッ
トバスの側壁22を伝って下へ流れ、人が入浴中でも人
に詰めたい水滴がかかることがない。
【0026】また、換気装置26のユニットバスへの取
り付けは吸込口の嵌合部28bを開口27に勘合して、
浴室内側からパネル29を嵌め合せてネジ32を2本で
締め付けることで固定が容易にでき、また逆に取り外し
も容易にできる。ダクト33、33a、送風装置37は
一般に市販されているメーカ標準のものを使用するので
入手が容易でコストも安価にできる。
【0027】また、点検修理時のこれらの構成機器の着
脱も容易にでき、ユニットバスの天井等に設けた点検口
によりこれらの作業が容易にできる。換気装置の連通部
31はユニットバスの側壁22の面の横方向に延設して
風路を広くしたことにより厚みを薄くでき、ユニットバ
スの側壁22と建屋の壁面20との間の隙間が小さく出
来、スペースの無駄が少なくなりユニットバスの室内が
広き出来て面積が有効に活用できる。
【0028】また、換気装置の連通部31の風路は厚み
が隙間24に取り付くように薄くしても、排出口30や
ダクト33、33aの内径の断面積より同等以上の断面
積を有するように横幅を大きくして十分な風路断面積を
確保しているので圧損が高くならず、低騒音で使用でき
る。
【0029】また、吸込口28の幅が連通部31の幅と
略同じにすることにより、換気装置の形状が単純化でき
成形型などが作り易く製作コストが安くなる。連通部3
1の風路断面を隙間24に合わせて薄くするには、連通
部31の隙間24のユニットバスの側壁22の面の横方
向に連通部31の寸法を長く延設することにより風路断
面積を確保しながら厚みを薄く出来るので、建屋の壁2
0とユニットバスの側壁22との間の隙間24をより狭
い隙間にすることが可能となる。
【0030】発明の実施の形態2.図6〜8はこの発明
の実施を示す換気装置の吸込口の風路断面を円形状とし
たものである。図において28cは吸込口で風路断面が
円形状をなし、吸込口28cに連結する連通部31の風
路断面は吸込口の風路断面積より同等またはそれ以上に
なるように薄形で横幅の広い偏平形状に形成してある。
【0031】連通部31の風路断面積は図1、2と同じ
ように風路の厚みを薄くしながら、横幅を大きくするこ
とにより吸込口の風路断面積以上を確保して風路抵抗を
下げるとともに、換気装置としての厚みを薄くして小さ
い隙間に装着が出来るようにしている。
【0032】吸込口28cの内径にはパネル39を締め
付けるためのメネジ28eが設けられ、そのネジの一部
を分断するように凹部28dが最下部になる位置に設け
られ吸込口28c内の結露水が排出できるようになって
いる。凹部28dの外郭部は吸込口28cの外径部に対
して凸状に外側へ出るように形成されている。換気装置
26はユニットバスの側壁22の外側から吸込口28c
の外径部分を開口27aに嵌め込み、ユニットバスの室
内側からパネル39を吸込口28cにネジ込んで締め付
けて固定する。
【0033】開口27aは吸込口28cの外径に合わせ
て凹部28dの外郭部の凸部に合う形状が設けてあり、
吸込口28cの凹部28dの外郭部を合わせて取り付け
る。パネル39は吸込口形状に合わせて円形状にし、吸
込口との嵌合部39b及びフランジ部39aを有し、嵌
合部39bの外周にはオネジを設け、吸込口28cに螺
合させて締め付けることにより、換気装置をユニットバ
スの側壁22に固定させる。
【0034】吸込口28cの外径に設けた凹部28dの
外郭部の凸部は、パネル39を螺合させて締め付けると
き、吸込口28cの回り止めになりパネル39の締め付
けが容易になる。また、換気装置26の取り付け姿勢の
位置決めにもなり、換気装置の取り付け姿勢を容易に決
めることができ、ダクト33などの取り付けが容易にな
る。
【0035】フランジ39aの外周表面には凹凸(図示
せず)を設けてパネルを回し易くして締め付けが出来る
ようにしている。また、フランジ部39aの側壁22に
当接する部分には複数箇所に切り欠き部39cが設けら
れて結露水が側壁22を伝って下へ流れるようになって
いる。吸込口28cを円形状にしたことにより、内径に
パネル締め付けのためのネジを設けることができ図1の
ような締め付けようのネジを必要とせず、部品点数を減
らすことが出来る。
【0036】発明の実施の形態3.図9〜図11はこの
発明の実施を示す換気装置を吸込側と排出側との分割で
きる構成にしたものである。以下記述以外は発明の実施
の形態1と同じであり説明を省略する。図において換気
装置40は吸込側本体41と排出側本体42とから構成
され、吸込側本体41の連通部43に排出側本体42の
連通部44が嵌り込んで、連通部が形成される。
【0037】連通部43及び44の端面の角43a及び
44aは、組立時挿入しやすくするためRが設けられて
いる。連通部43に連通部44を勘合させたとき両者の
間に微小隙間がある。この隙間は空気の漏れは問題とな
らない大きさであるが、連通部の歪みにより隙間が出来
る場合が有り、分解や摺動が可能な接着しないシール材
を連通部44の外周部に塗布して組み合わせる。
【0038】ダクト33を接続するとき排出口30の高
さ方向の位置が連通部44を出し入れして調整できるの
で施工時高さの誤差があっても取り付けが無理なく容易
にできる。なお、ダクト33及び排出口30の高さ方向
の位置が確定したら排出口30と天井23の間にホルダ
(図示せず)を設けて換気装置を支持する。また、換気
装置内に発生した結露水が上方から流れてきても、連通
部43と44の接続部分は44が43に上から深く嵌合
されているため水漏れの心配がない。
【0039】また、ユニットバス21を据え付けする工
事のとき、初めに吸込側本体41のみをユニットバスの
側面に取り付けておきユニットバスの設置後に排出側本
体42及びダクト、送風機などを取り付けることができ
るので、工事への対応が柔軟にでき、換気装置がユニッ
トバスの天井23より上に出ないので、工事中に資材が
当って損傷するようなことがなく工事が容易にでき、作
業性が良い。
【0040】図11に連通部にシール部材を設けた方法
を示す。この方法は連通部43と44との間の隙間が大
きい場合に前述したシール材の代わりにその隙間を詰め
て空気の漏れを防ぐものである。シール部材46は弾力
性のある変形量が大きい部材からなり、通常連通部43
の内側または44の外側に装着して用いる。シール部材
を装着する方法としては、接着剤を塗って張り付けるか
両面粘着テープにて張り付けるなどの方法が有る。
【0041】発明の実施の形態4.図12〜13はこの
発明の実施を示す換気装置内に仕切りを設けた2つの風
路を構成するものである。記述以外は発明の実施の形態
1と同じであり、説明を省略する。
【0042】図において換気装置本体47およびパネル
50には内部に仕切り48および51を設け、2つの風
路を形成している。本体側の仕切り48は排出口30の
端面30aから吸込口の端面まで設けられており、排出
口30には二重管ダクト53を仕切り48及び53aを
一致させて当接させ、二重管ダクト53および排出口3
0の外周を接続バンド54にて締め付けて接続固定され
る。
【0043】パネル50にもうけられた仕切り51は本
体に取り付けたとき本体の仕切り48の端面と一致して
当接する位置に設けられている。仕切り51の風路52
aから52bの方向に切断した断面形状は、本体の仕切
り48に当接する側から浴室内側に向って開くV字形を
している。これは片方の風路から吹き出された空気がも
う一方の風路の吸い込まれる空気に吸い込まれないよう
に二つの風路の空気の流れを接近させないようにするも
ので、これにより換気の効率をよくすることが出来る。
【0044】このように組合わされた換気装置47は本
体側49aからパネル側52aへと、パネル側52bか
ら本体側49bへと2つの風路が形成される(この逆で
も可能)。2つの風路は一方側を給気用風路とし、もう
一方を排気用風路として、給排気を同時に行なうことが
できる。
【0045】ユニットバスは密閉性が高いので排気のみ
の場合効率が悪く、効率よく換気するために通常は入口
の扉等にガラリ(図3の55)を設けて扉の下方から給
気をする方法があるが、洗い場など浴槽の外に人がいる
場合、給気された冷気に触れてより寒さを感じるが、本
発明のようにユニットバスの側壁21に設けた換気装置
により給排気を行なうことで、扉に給気用のガラリを設
ける必要もない。
【0046】換気装置を設ける位置としては、浴槽に近
接した側壁が最も望ましい。この位置は給気された冷気
と浴槽からの暖気が混合して空気の冷たさを感じ難くす
る。また、ガラリを扉に設けないのでガラリからの冷気
で寒さを感じることがなく、また、ガラスの扉のように
ガラリを設けることが出来ない扉の使用も可能となる。
【0047】発明の実施の形態5.図15〜図19はこ
の発明の実施を示す換気装置の排出口部分が旋回可能に
構成したものである。説明なき部分は発明の実施の形態
1と同じであり説明を省略する。
【0048】図において換気装置60は吸込口側の本体
61と排出口側の本体62とからなり、61と62は連
通部61aと62aで旋回可能に接続されている。接続
方法は図17に示すように、連通部61aと62aは円
筒状に形成され連結用の溝61b、62bが全周に設け
られており、排出口側の溝62bを吸込口側の溝61b
の内側に合うように嵌め合わされている。
【0049】排出側の連通部62aの先端側には複数の
スリット62cが溝62bまで設けられており、連通部
61aに62aを押し込むとき先端が逃げて径が小さく
なるようになっている。溝61bと62bの嵌合状態は
互いの溝形状が密着しながら互いが円周方向に旋回する
ことができ、また、引き抜き方向に対して位置決めの機
能も有して一定の力で保持しており、それ以上の力で引
くと抜けるようになっている。
【0050】また、図18に示す接続方法は吸込口側の
連通部61aの内径または排出口側の連通部62aの外
周に弾力性のあるシール部材63を設けて組合わせたも
ので、挿脱方向に摺動および円周方向に旋回可能となっ
ている。この方法の場合は連通部62aの引き抜き方向
には強い保持力がないので、高さ方向の位置が確定した
ら排出口30と天井23との間にホルダ(図示せず)を
設けて換気装置を支持する。
【0051】上記のように構成された換気装置60は排
出口の本体62が旋回できるので送風機37などとの位
置関係に誤差があってもダクトの接続が容易にでき、ま
た送風機37の取付位置が換気装置69の正面位置より
横方向にもダクトの接続ができ、位置変更に対しても対
応することができる。また図18のように挿脱方向に摺
動できるようにすれば高さ方向の調整がしやすく据付工
事や点検、修理が容易にできる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の換気装置の正面図である。
【図2】本発明の換気装置の側面図である。
【図3】本発明の換気装置の取付状態の斜視図である。
【図4】本発明の換気装置の吸込口部分の断面図であ
る。
【図5】本発明の換気装置のパネルの斜視図である。
【図6】本発明の吸込口を円形状にした換気装置の正面
図である。
【図7】本発明の吸込口を円形状にした換気装置の断面
図である。
【図8】本発明の吸込口を円形状にした換気装置吸込口
とのパネルの斜視図である。
【図9】本発明の本体を分割にした換気装置の正面図で
ある。
【図10】本発明の本体を分割にした換気装置の側面図
である。
【図11】本発明の本体を分割にした換気装置の要部拡
大断面図である。
【図12】本発明の風路を2つに仕切った換気装置の正
面図である。
【図13】本発明の風路を2つに仕切った換気装置の下
平面図である。
【図14】本発明の風路を2つに仕切った換気装置の仕
切りの要部拡大断面図である。
【図15】本発明の排出口側が旋回する換気装置の正面
図である。
【図16】本発明の排出口側が旋回する換気装置の側面
図である。
【図17】本発明排出口側が旋回する換気装置の要部拡
大断面図である。
【図18】本発明排出口側が旋回する換気装置の要部断
面拡大図である。
【図19】従来の換気装置の断面図である。
【図20】従来の換気装置の部分拡大斜視図である。
【符号の説明】
26 換気装置 28 吸込口 31 連通部 32 排出口 29 パネル 34a 凹部 41 吸込口側本体 42 排出口側本体 43 連通部 44 連通部 48 仕切板 52 仕切板 61b 溝 62b 溝

Claims (9)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 室内の空気を吸い込む吸込口と、この空
    気を排出する排出口を有し、前記吸込口と前記排出口と
    の間を連通する連通部からなる本体と、この本体の前記
    吸込口を浴室等の側壁の開口に取付けて固定する手段と
    からなり、前記本体は前記浴室等の側壁と建屋の壁の間
    に形成される隙間に連通部を配置するように取り付け、
    前記連通部の断面形状を前記隙間の間隔方向を厚みと
    し、前記隙間の前記浴室の側壁面に沿った方向を横幅と
    して、この横幅を厚みより大きく延設した断面形状を吸
    込口側から排出口側へ延設して、連通部を偏平形状とし
    たことを特徴とする換気装置。
  2. 【請求項2】 換気装置本体を浴室の側壁に固定する手
    段を、前記本体の吸込口にパネルを装着組み合わせ、浴
    室内側から前記パネルを介して着脱可能に設けたことを
    特徴とする請求項1記載の換気装置。
  3. 【請求項3】 換気装置本体の吸込口又はパネルに水を
    排出する排出部を設けたことを特徴とする請求項1及び
    2記載の換気装置。
  4. 【請求項4】 換気装置本体の吸込口から連通部までの
    幅を略同一としたことを特徴とする請求項1から請求項
    3記載の換気装置。
  5. 【請求項5】 換気装置本体の吸込口に水を排出する凹
    部を設け、この凹部の外郭部を吸込口の外径に対して凸
    部状に形成したことを特徴とする請求項1から請求項3
    記載の換気装置。
  6. 【請求項6】 換気装置本体を連通部で分割し、この分
    割した本体の排出口側の連通部を吸込口側の連通部に挿
    入した構造を特徴とする請求項1から請求項5記載の換
    気装置。
  7. 【請求項7】 換気装置本体の分割した排出側と吸込口
    側の連通部の間にシール部材を装着した事を特徴とする
    請求項6記載の換気装置。
  8. 【請求項8】 換気装置本体の吸込口から連通部及び排
    出口までの内部を仕切り複数の風路を形成したことを特
    徴とする請求項1から請求項7記載の換気装置。
  9. 【請求項9】 換気装置本体の排出口を任意の方向に回
    動可能に構成したことを特徴とする請求項1から請求項
    8記載の換気装置。
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