JPH09165913A - 建築用パネル洗浄機 - Google Patents

建築用パネル洗浄機

Info

Publication number
JPH09165913A
JPH09165913A JP7326891A JP32689195A JPH09165913A JP H09165913 A JPH09165913 A JP H09165913A JP 7326891 A JP7326891 A JP 7326891A JP 32689195 A JP32689195 A JP 32689195A JP H09165913 A JPH09165913 A JP H09165913A
Authority
JP
Japan
Prior art keywords
panel
cleaning liquid
rollers
roller
brush
Prior art date
Legal status (The legal status is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the status listed.)
Pending
Application number
JP7326891A
Other languages
English (en)
Inventor
Hidefumi Komada
秀文 駒田
Current Assignee (The listed assignees may be inaccurate. Google has not performed a legal analysis and makes no representation or warranty as to the accuracy of the list.)
Individual
Original Assignee
Individual
Priority date (The priority date is an assumption and is not a legal conclusion. Google has not performed a legal analysis and makes no representation as to the accuracy of the date listed.)
Filing date
Publication date
Application filed by Individual filed Critical Individual
Priority to JP7326891A priority Critical patent/JPH09165913A/ja
Publication of JPH09165913A publication Critical patent/JPH09165913A/ja
Pending legal-status Critical Current

Links

Landscapes

  • Forms Removed On Construction Sites Or Auxiliary Members Thereof (AREA)
  • Cleaning In General (AREA)
  • Cleaning By Liquid Or Steam (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 建築用パネル洗浄機に関し、一人の作業員で
効率良く建築用パネルを洗浄できるようにした建築用パ
ネル洗浄機を提供することを目的とする。 【解決手段】 パネルP を面方向に搬送する搬送装置3
と、この搬送装置3 で搬送される上記パネルP に転接さ
せる回転ブラシ4 と、この回転ブラシ4 を駆動するブラ
シ駆動装置5 とを備える。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、建築用パネル洗浄
機に関し、特に効率よくサッシ、コンパネ、コンクリー
ト用型枠等の建築用パネルを自動洗浄できるようにした
建築用パネル洗浄機に関する。
【0002】
【従来の技術】建築現場事務所、飯場などの建物を解体
し、次の現場で再利用する場合、その建物に使用される
アルミサッシ、コンパネなどが次の現場で再利用される
ことが少なくない。この中古のアルミサッシ、コンパネ
などの建築用パネルは先に使用している間に汚れてお
り、再利用に際して人手によって洗浄される。
【0003】建築用パネルの一種であるコンクリートの
型枠も再利用される場合には、人手によって少なくとも
その型面が洗われる。
【0004】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、このよ
うな人手による建築用パネルの洗浄作業は作業性が悪
く、短期間内で処理しようとすれば多数の作業員を確保
しなければならない。しかし、この作業は汚れやすい作
業であるため人手が集め難く、特に慢性的な人手不足が
生じている今日では、このような作業のために多数の人
手を確保することは一層困難になっている。
【0005】本発明は、上記の事情を鑑みてなされたも
のであり、少数の作業員で効率良く建築用パネルを洗浄
できるようにした建築用パネル洗浄機を提供することを
目的とするものである。
【0006】
【課題を解決するための手段】本発明に係る建築用パネ
ル洗浄機は、上記の目的を達成するため、建築用パネル
PをこのパネルPの面方向に搬送する搬送装置3と、こ
の搬送装置3で搬送される上記パネルPに転接させる回
転ブラシ4と、この回転ブラシ4を駆動するブラシ駆動
装置5とを備える。
【0007】本発明によれば、作業員がパネルPを1枚
ずつ搬送装置3に送り込めば、搬送装置3がこのパネル
Pを搬送し、このパネルPが搬送される間に回転ブラシ
4がこのパネルPに転接することにより洗浄され、非常
に効率よくパネルPが洗浄されることになる。
【0008】又、作業員は洗浄するパネルPを搬送装置
3に送り込み、洗浄されたパネルPを搬送装置3から取
り出せばよく、パネルPを手洗いする場合に比べると作
業員の作業は格段に簡単で楽になり、少数、例えば一人
の作業員で多量のパネルPの洗浄処理を短時間で行える
ようなる。
【0009】本発明においては、例えば予め洗浄液に浸
漬しておいたパネルPを洗浄するようにしてもよく、
又、上記搬送装置で搬送される上記パネルに洗浄液を噴
射する洗浄液噴射装置8を設けて、パネルPを洗浄する
際にパネルPに洗浄液を噴射するようにしてもよい。
【0010】本発明において洗浄液噴射装置8を設ける
場合には、上記回転ブラシ4に送り込まれる前のパネル
Pに洗浄液を噴射するようにしても、回転ブラシ4で洗
浄中のパネルPに洗浄液を噴射するようにしても、パネ
ルPを往復させて回転ブラシ4で2度洗いする間に洗浄
液を噴射するようにしても、パネルPの進行方向に複数
の回転ブラシ4を配置し、この複数の回転ブラシ4の間
で洗浄液を噴射するようにしてもよい。
【0011】又、本発明においては、搬送装置3から送
り出される洗浄済みのパネルPに乾燥用の風を供給する
乾燥装置9を設け、搬送装置から送り出される洗浄済み
のパネルが乾燥状態で送り出されるようにすることがそ
の後の作業の作業性を高める上で有利である。
【0012】もっとも、この乾燥装置9は、搬送装置3
内に設けずに搬送装置3の排出側の外部に設けてもよい
が、乾燥装置9を搬送装置3内に設けた場合には敷設床
面積を拡大せずに済むので有利である。
【0013】更に、本発明においては、上記搬送装置3
の搬送方向の一方又は両方に搬送装置3に送り込む上記
パネルP及び/又は搬送装置3から送り出されたパネル
Pが載置される待機部2を設け、作業員がパネルPを搬
送装置3に送り込んだり、搬送装置3らパネルPを取り
出すことを容易にすることが好ましい。
【0014】即ち、例えば上記搬送装置3の搬送方向の
一方に待機部2が設けられる場合には、作業員は搬送装
置3に送り込むパネルPをこの待機部2に載せ、例えば
手で押すことにより待機部2から搬送装置3に送り込め
ばよい。又、搬送装置3で搬送されているパネルPが回
転ブラシ4及び洗浄液噴射装置8を通過した後、搬送装
置3を逆作動させると、パネルPが再び洗浄されて上記
待機部2に送り返され、作業員はこの待機部2からパネ
ルを取り出せばよい。
【0015】又、上記搬送装置3の搬送方向の両方に待
機部2が設けられる場合には、作業員は搬送装置3に送
り込むパネルPを搬送装置3の一方側の待機部2に載
せ、例えば手で押すことによりこの待機部2から搬送装
置3に送り込めばよい。そして、搬送装置3で搬送され
ているパネルPは回転ブラシ4及び洗浄液噴射装置8を
通過した後、搬送装置3の他方側の待機部2に送り出さ
れ、作業員はこの搬送装置3の他方側の待機部2からパ
ネルを取り出せばよい。
【0016】上記搬送装置3は上記パネルPをその面方
向に搬送するように構成してあればよいが、洗浄を確実
に行うためにパネルPの面に直角な方向への移動をなく
すことが好ましく、又、ハンガーやベルトのように洗浄
の妨げになるものがない方が好ましいので、上記搬送装
置3としては上記パネルPを挿んで互いに対向する複数
対のローラR4〜R9を備えるローラコンベアで構成す
ることが好ましい。
【0017】この場合、各ローラR4〜R9はパネルP
の表面或いは裏面との摩擦係数を高めるため、その表面
をゴム又は合成樹脂で被覆することが好ましく、又、こ
の場合には、厚さが異なる複数種類のパネルPを洗浄で
きるようにするため、上記パネルPを挿んで互いに対向
するローラR4〜R9のうちの一方のローラR4〜R9
が他方のローラR4〜R9に対して進退可能に設けら
れ、この一方のローラR4〜R9を他方のローラR4〜
R9に接近する方向に付勢する付勢手段10が設けられ
ることが好ましい。
【0018】この付勢手段10としては、板バネ、圧縮
コイルバネ、引っ張りコイルバネ、つる巻きバネ、空気
バネなど任意の付勢手段を用いることができるが、これ
らの中ではコスト的に最も有利である板バネを用いるこ
とが推奨される。
【0019】又、この付勢手段10として板バネを用い
る場合、その板の面をローラR4〜R9の軸と平行に位
置させ、あるいは、ローラR4〜R9の軸をその板の面
又は延長面上に位置させることにより、ローラR4〜R
9の軸に直交する方向への弾性変形が充分に得られると
同時にローラR4〜R9の軸方向へはほとんど弾性変形
せず、従って、ローラR4〜R9を軸方向へ移動させる
ことなく支持でき、ローラR4〜R9の支持構造を簡単
にできると言う利点も得られる。
【0020】なお、互いに対向するローラR4〜R9を
互いに他方に対して進退可能に設けることも可能ではあ
るが、この場合にはパネルPの搬送面が不安定になる恐
れがあるので好ましくない。
【0021】更に、本発明において、上記回転ブラシ4
及び洗浄液噴射装置8は搬送装置2で送られるパネルP
の片面側のみに配置してもよいが、搬送装置3により搬
送されるパネルPの両側にそれぞれ上記回転ブラシ4と
洗浄液噴射装置8とを設け、パネルPの両面を同時に洗
浄して作業時間を短縮することが好ましい。
【0022】
【発明の実施の形態】本発明の一実施例に係る建築用パ
ネル洗浄機を図面に基づいて具体的に説明すれば、以下
の通りである。
【0023】この建築用パネル洗浄機は、図1の側面図
及び図2の横断平面図に示すように梯子型のフレーム1
と、このフレーム1の長手方向の一側部(図上、右側
部)に回転自在に支持させた3本の縦軸のフリーローラ
ーR1,R2,R3及び4本の横軸のガイドローラ13
を備える待機部2と、上記フレーム1の長手方向の中央
部及び他側部に回転可能に支持させた6対の縦軸のコン
ベアローラR4〜R9及び12本の横軸のガイドローラ
14とを備える搬送装置3と、搬送装置3の中央部で上
記フレーム1に回転可能に支持させた回転ブラシ4と、
この回転ブラシを駆動するブラシ駆動装置5とを備えて
いる。
【0024】そして、これらフリーローラーR1,R
2,R3、コンベアローラR4〜R9、ガイドローラ1
3及びガイドローラ14の周面は摩擦係数を高めるた
め、その表面をゴム又は合成樹脂で被覆してある。
【0025】洗浄されるパネルPは上下に立てた状態
で、待機部2の右側(図1では紙背側)から待機部2の
フリーローラーR1,R2,R3に接するようにしてガ
イドローラ13の上に載せられ、この後、搬送装置3の
第1のコンベアローラR4の位置まで手で押し込まれる
と、搬送装置3に引き込まれ、フレーム1の他端側に送
られる。
【0026】もちろん、これら待機部のフリーローラー
R1,R2,R3やガイドローラ13をモータで駆動し
たり、モータを内蔵したローラで構成したりして待機部
2からパネルPを搬送装置3に自動的に送り込むように
することは可能である。
【0027】上記搬送装置3は回転ブラシ4よりも待機
部2側の第1搬送部6と、回転ブラシ4よりも待機部2
と反対側の第2搬送部7とからなり、図2に示すよう
に、第1搬送部6の右側のコンベアローラR4,R5,
R6は右側のモータM1にチェーン伝動機構6aによっ
て互いに連動連結され、第1搬送部6の左側のコンベア
ローラR4,R5,R6は左側のモータM2にチェーン
伝動機構6bによって互いに連動連結されている。そし
て、これらのモータM1,M2を同じ速度で互いに逆方
向に正転方向又は逆転方向に切替え駆動することにより
左右のコンベアローラR4,R5,R6が互いに逆方向
に同じ速度で正転又は逆転するようにしている。
【0028】第2搬送部7は、第1搬送部6と同様に、
その右側のコンベアローラR7,R8,R9は右側のモ
ータM3にチェーン伝動機構7aによって互いに連動連
結され、第2搬送部7の左側のコンベアローラR7,R
8,R9は左側のモータM4にチェーン伝動機構7bに
よって互いに連動連結されている。そして、これらのモ
ータM3,M4を同じ速度で互いに逆方向に正転方向又
は逆転方向に切替え駆動することにより上下のコンベア
ローラR7,R8,R9が互いに逆方向に同じ速度で正
転又は逆転するようにしている。
【0029】上記搬送装置3の左右各対をなすコンベア
ローラR4〜R9のうち一方は、例えば図3ないし図5
に示すコンベアローラR7,R8の右側のコンベアロー
ラR7,R8のように、板バネ10を介して左右に進退
可能にフレーム1に支持させてある。従って、板バネ1
0が自然状態である時のコンベアローラR7,R8の間
の左右間隔よりもパネルPの厚さが分厚い場合には、板
バネ10が撓んでコンベアローラR7,R8の間の左右
間隔が自然に広げられると共に、パネルPは左右のコン
ベアローラR7,R8の間の確実に挟持され、左右に移
動することはない。
【0030】もっとも、洗浄するパネルPの厚さを検出
する手段を設け、この手段の検出結果に対応して左右の
コンベアローラR7,R8の間隔を自動調整するように
構成して同様の効果を得ることが可能であり、又、手動
操作によりパネルPの厚さに対応して左右のコンベアロ
ーラR7,R8の間隔を調整できるように構成すること
も可能である。
【0031】なお、搬送装置3内でパネルPを下側から
受け止めるガイドローラ14はフリーローラで構成して
いるが、このガイドローラ14をモータで駆動したり、
モータを内蔵したローラで構成したりすることは可能で
ある。又、上記コンベアローラR4〜R9をモータを内
蔵したローラで構成することも可能である。
【0032】図2に示すように、上記回転ブラシ4は搬
送装置3の搬送ラインを挟んで左右1対設けられ、それ
ぞれブラシ駆動装置5によって互いに逆方向に正転方向
又は逆転方向に切替え駆動される。このブラシ4の回転
方向は、ブラシの摩耗を少なくするためにパネルPの搬
送方向に対して同じ方向でブラシの先端がパネルPに接
触するようにしてもよいが、この実施例では、洗浄力を
大きくするためにパネルPの搬送方向に対して逆方向で
ブラシの先端がパネルPに接触するようにしている。
【0033】つまり、図2において、パネルPが待機部
2側から搬送装置3側に送られる場合には右側の回転ブ
ラシ4は反時計回り方向に、左側の回転ブラシ4は時計
回り方向にそれぞれ回転し、パネルPが搬送装置3側か
ら待機部2側に送られる場合には右側の回転ブラシ4は
時計回り方向に、左側の回転ブラシ4は反時計回り方向
にそれぞれ回転する。
【0034】上記搬送装置3で搬送されているパネルP
はこれら左右の回転ブラシ4を通過する間に回転ブラシ
4で清掃されるが、更に、この回転ブラシ4の他側、即
ち、第2搬送部7の一側端のコンベアローラR7の左右
両外方に配置された洗浄液噴射装置8のノズルから噴射
される洗浄液を受ける。又、このノズルから噴射された
洗浄液の一部分は回転ブラシ4に当たって細かい霧状に
なり、ノズルと回転ブラシ4との間及び回転ブラシ4内
の空間に漂う。
【0035】ここで、洗浄液としては、水、洗剤溶液、
有機溶媒あるいはこれらを加熱したものを使用すること
ができるが、ここでは、安全性が高く、しかも、回転ブ
ラシ4による清掃作用を容易にする温水を用いている。
又、洗浄液の噴射圧力は特に限定されないが、ここでは
4kgf/cm2 程度の低圧で噴射している。
【0036】なお、上記洗浄液噴射装置8は、水道、プ
ール、タンクなどの洗浄液供給源から洗浄液を圧送する
手段と、この手段から圧送される洗浄液を上記ノズルに
導く配管とを備える。この配管に開閉弁を介在させるこ
とによりノズルからの洗浄液の噴射をオンオフさせるこ
とができ、この配管に可変圧力設定弁を介在させること
により洗浄液の噴射圧力を連続的に変化ないし調整する
ことができる。又、この配管に定圧の圧力設定弁を介在
させると共に、この圧力設定弁の上流側とリリーフ路と
をノズルに選択的に接続する方向切換弁を設けることに
より洗浄液の噴射圧力を強弱2段階に切換ることができ
る。更に、この配管の上流から下流に順に設定圧が低く
なる複数の圧力設定弁を前段の圧力設定弁のリリーフ路
に接続するように直列に接続し、最初の圧力設定弁の上
流側の部分と、各圧力設定弁のリリーフ路を択一的にノ
ズルに接続させるように構成すれば、洗浄液の噴射圧力
を更に多段階に切換ることができる。
【0037】さて、上記搬送装置3によってパネルPが
回転ブラシ4及び洗浄液噴射装置8を通過すると、搬送
装置3が逆転され、パネルPは他端側から一端側に送り
返されるが、このパネルPの逆送時には洗浄液の噴射は
停止し、回転ブラシ4による清掃のみを行った後、パネ
ルPをブロア式乾燥装置9により乾燥させてから上記待
機部2に送り出すようにしている。
【0038】このブロア式乾燥装置9が噴き出す風は冷
風でもよいが、この実施例では、乾燥効果を高めるため
に例えば50℃以上、好ましくは100℃以上の高温の
温風を噴出させている。又、この乾燥装置9の噴出口の
形状は特に限定されないが、この実施例では、一層乾燥
効果を高めるために、噴出口をスリットに形成して温風
の熱を集中させると共に風圧により水滴を吹き飛ばすよ
うにしている。
【0039】なお、この建築用パネル洗浄機の運転速度
は任意に設定することができ、例えば送り方向の寸法が
1800mm程度のパネルPを処理する場合、このパネ
ルPが搬送装置2の第1のコンベアローラR4に噛み込
んだ後、約45秒程度でパネルPが往復して待機部2に
戻されるようにしている。又、汚れの酷いパネルPの場
合には、待機部2に戻されたパネルPを再び搬送装置2
に押し込み、洗浄を繰り返せばよい。
【0040】要するに、作業員はパネルPを待機部2に
載せて、搬送装置3に押し込み、搬送装置3から待機部
2に送り出されてきたパネルPを待機部2から取り出せ
ばよいのである。
【0041】上記回転ブラシ4から跳ね飛ばされる液滴
や異物は、必要に応じて設けられたカバー11と、ゴム
板などからなるスプラッシュガード12によって周囲に
飛散しないようにしているので、作業中に作業員に回転
ブラシ4から跳ね飛ばされる汚物が飛んで来ることもな
い。
【0042】上記の一実施例では、洗浄液噴射装置8の
ノズルが回転ブラシ4の第2搬送部7側に設けてある
が、洗浄液噴射装置8のノズルは回転ブラシ4の第1搬
送部6側に設けてもよく、又、回転ブラシ4の第1搬送
部6側と第2搬送部7側との両側に設けてもよい。そし
て、回転ブラシ4の第1搬送部6側と第2搬送部7側と
の両側に洗浄液噴射装置8のノズルを設ける場合には、
第1搬送部6側の洗浄液の噴射圧と第2搬送部7側の洗
浄液の噴射圧とを異ならせてもよい。
【0043】このように噴射圧の異なる複数のノズルを
設ける場合には、圧送圧が異なる複数の圧送手段(例え
ばポンプ)を設けることも可能であるが、この場合に
は、設備コスト及びランニングコストが増大すると共
に、構成が複雑になり、装置の小型化及びコンパクト化
を図る上で不利になる。
【0044】かかる問題を解消するためには、単一の圧
送手段に設定圧の異なる圧力設定弁を介在させた複数系
統の配管を接続し、各配管を対応する噴出圧のノズルに
接続したり、単一の圧送手段から導出された配管に上流
から下流に順に設定圧が低くなる複数の圧力設定弁を前
段の圧力設定弁のリリーフ路に接続するように直列に接
続し、最初の圧力設定弁の上流側の部分と、各圧力設定
弁のリリーフ路とをそれぞれ対応する噴出圧のノズルに
接続させたりすればよい。
【0045】又、上記の一実施例では、パネルPを立て
た状態で処理するようにしているが、これは例えばアル
ミサッシのように寝かせて処理するとその部品が脱落す
る恐れがあるパネルPを洗浄するためであり、水平に寝
かせて支障なく洗浄できるパネルPに対応する機種とし
ては、平面視が図1と同様になり、縦断側面視が図2と
同様になるよう構成すればよい。この場合、上記の一実
施例の説明の右を上に、左を下に、裏側を上側にそれぞ
れ読み替えれば良い。
【0046】もちろん、パネルPの片面だけを洗浄ため
に、上記の一実施例の左側又は右側の回転ブラシ4及び
洗浄液噴射装置8を省略することは可能である。
【0047】
【発明の効果】以上に説明したように、本発明の建築用
パネル洗浄機は、建築用パネルをこのパネルの面方向に
搬送する搬送装置と、この搬送装置で搬送される上記パ
ネルに転接させる回転ブラシと、この回転ブラシを駆動
するブラシ駆動装置と、上記搬送装置で搬送される上記
パネルに洗浄液を噴射する洗浄液噴射装置とを備えるの
で、作業員が洗浄するパネルを搬送装置に送り込むと、
自動的に搬送装置がパネルを移動させ、パネルは移動す
る間に洗浄液噴射装置から洗浄液が噴射され、回転ブラ
シで効率良く清掃される。
【0048】本発明において、上記搬送装置の回転ブラ
シよりもパネル排出側にパネルに乾燥用の風を供給する
ブロア式乾燥装置が設けられる場合には、更に洗浄後の
パネルがこの乾燥装置で乾燥されて搬送装置から排出さ
れるので、洗浄後のパネルの処理が簡単になる。
【0049】又、本発明において、上記搬送装置の搬送
方向の一方又は両方に搬送装置に送り込む上記パネル及
び/又は搬送装置から送り出された上記パネルが載置さ
れる待機部が設けられる場合には、作業員は一旦この待
機部にパネルを置き、このパネルを搬送装置に例えば手
で押して送り込むことができ、又、搬送装置から送り出
され、待機部上で待機しているパネルを取り出せばよい
ので、パネルの搬送装置への仕込み及びパネルの取り出
しが容易になる。
【0050】更に、本発明において、上記搬送装置が上
記パネルを挿んで互いに対向する複数対のローラを備え
る場合には、搬送中のパネルの面に直交する方向の移動
が防止されるので、確実にパネルを洗浄することができ
る。
【0051】この場合、上記パネルを挿んで互いに対向
する各対をなすローラのうちの一方のローラが他方のロ
ーラに対して進退可能に設けられ、この一方のローラを
他方のローラに接近する方向に付勢する付勢手段が設け
られる場合には、パネルの厚さに対応してローラの間隔
が自動的に変更され、厚さの異なる複数種類のパネルを
洗浄できるようになるとともに、パネルの面に直交する
方向への移動を防止して確実にパネルを洗浄することが
できる。
【0052】又この場合に、上記ローラがその表面をゴ
ム又は合成樹脂で被覆することにより、パネルとローラ
との間の摩擦係数を高くして、確実にパネルを搬送でき
るようになる。
【0053】又更に、本発明において、上記パネルの両
側にそれぞれ上記回転ブラシと上記洗浄液噴射装置とが
設けられる場合には、パネルの両面を同時に洗浄するこ
とができ、一層効率よくパネルを洗浄できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】本発明の側面図である。
【図2】本発明の横断平面図である。
【図3】本発明の要部の平面図である。
【図4】本発明の要部の平面図である。
【図5】本発明の要部の側面図である。
【符号の説明】
2 待機部 3 搬送装置 4 回転ブラシ 5 ブラシ駆動装置 6 第1搬送部 7 第2搬送部 8 洗浄液噴射装置 9 乾燥装置 10 板バネ

Claims (8)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 建築用パネルをこのパネルの面方向に搬
    送する搬送装置と、この搬送装置で搬送される上記パネ
    ルに転接させる回転ブラシと、この回転ブラシを駆動す
    るブラシ駆動装置とを備えることを特徴とする建築用パ
    ネル洗浄機。
  2. 【請求項2】 上記搬送装置で搬送される上記パネルに
    洗浄液を噴射する洗浄液噴射装置を設けた請求項1に記
    載の建築用パネル洗浄機。
  3. 【請求項3】 上記搬送装置から排出されるパネルに乾
    燥用の風を供給する乾燥装置が設けられる請求項1又は
    2に記載の建築用パネル洗浄機。
  4. 【請求項4】 上記搬送装置の搬送方向の一方又は両方
    に搬送装置に送り込む上記パネル及び/又は搬送装置か
    ら送り出された上記パネルが載置される待機部が設けら
    れる請求項1又は2もしくは3に記載の建築用パネル洗
    浄機。
  5. 【請求項5】 上記搬送装置が上記パネルを挿んで互い
    に対向する複数対のローラを備える請求項1乃至4のい
    ずれか1項に記載の建築用パネル洗浄機。
  6. 【請求項6】 上記パネルを挿んで互いに対向するロー
    ラのうちの一方のローラが他方のローラに対して進退可
    能に設けられ、この一方のローラを他方のローラに接近
    する方向に付勢する付勢手段が設けられる請求項5に記
    載の建築用パネル洗浄機。
  7. 【請求項7】 上記ローラがその表面をゴム又は合成樹
    脂で被覆された請求項5又は6に記載の建築用パネル洗
    浄機。
  8. 【請求項8】 上記パネルの両側にそれぞれ上記回転ブ
    ラシと上記洗浄液噴射装置とが設けられる請求項1ない
    し7のいずれか1項に記載の建築用パネル洗浄機。
JP7326891A 1995-12-15 1995-12-15 建築用パネル洗浄機 Pending JPH09165913A (ja)

Priority Applications (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7326891A JPH09165913A (ja) 1995-12-15 1995-12-15 建築用パネル洗浄機

Applications Claiming Priority (1)

Application Number Priority Date Filing Date Title
JP7326891A JPH09165913A (ja) 1995-12-15 1995-12-15 建築用パネル洗浄機

Publications (1)

Publication Number Publication Date
JPH09165913A true JPH09165913A (ja) 1997-06-24

Family

ID=18192905

Family Applications (1)

Application Number Title Priority Date Filing Date
JP7326891A Pending JPH09165913A (ja) 1995-12-15 1995-12-15 建築用パネル洗浄機

Country Status (1)

Country Link
JP (1) JPH09165913A (ja)

Cited By (5)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008006314A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Asahi Kasei Homes Kk 配管洗浄装置及び配管洗浄方法
KR100954691B1 (ko) * 2010-02-04 2010-04-27 이성주 박스세척기
CN106040674A (zh) * 2016-07-21 2016-10-26 深圳市联得自动化装备股份有限公司 触摸屏自动清洁装置
CN107583903A (zh) * 2017-09-22 2018-01-16 芜湖鸣人热能设备有限公司 热能设备钢板清洗装置
CN109013424A (zh) * 2018-09-07 2018-12-18 广州景兴建筑科技有限公司 一种建材模板清洗装置

Cited By (6)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2008006314A (ja) * 2006-06-27 2008-01-17 Asahi Kasei Homes Kk 配管洗浄装置及び配管洗浄方法
KR100954691B1 (ko) * 2010-02-04 2010-04-27 이성주 박스세척기
CN106040674A (zh) * 2016-07-21 2016-10-26 深圳市联得自动化装备股份有限公司 触摸屏自动清洁装置
CN106040674B (zh) * 2016-07-21 2018-04-20 深圳市联得自动化装备股份有限公司 触摸屏自动清洁装置
CN107583903A (zh) * 2017-09-22 2018-01-16 芜湖鸣人热能设备有限公司 热能设备钢板清洗装置
CN109013424A (zh) * 2018-09-07 2018-12-18 广州景兴建筑科技有限公司 一种建材模板清洗装置

Similar Documents

Publication Publication Date Title
US4475259A (en) Ultrasonic cleaning apparatus
US4926520A (en) Method and apparatus for cleaning carpet tiles
KR20110029615A (ko) 계란세척기
US7392558B2 (en) Method and apparatus for cleaning sails
CN212494434U (zh) 一种玻璃清洗设备
JPH09165913A (ja) 建築用パネル洗浄機
KR101134484B1 (ko) 팔레트 자동 세척장치 및 세척방법
JPH08182972A (ja) 網体洗浄装置
KR0138683Y1 (ko) 복층유리 세척, 건조장치
KR101876979B1 (ko) 컨베이어 벨트 세척장치
CN215754895U (zh) 一种具有清洁功能的食品输送用平面皮带机
US3511251A (en) Automatic car wash
CN212424492U (zh) 一种用于纸板烘干机输送带的清理装置
CN212952796U (zh) 一种皮带冲洗装置
JP2801082B2 (ja) カーペットの洗滌機械
JP3122044B2 (ja) コーナー設置型食器洗浄機
CN218282803U (zh) 一种玻璃无尘干燥装置
CN211812004U (zh) 一种柔性线工装装置
KR100636709B1 (ko) 로터리식 세정기
CN210089274U (zh) 一种印制板酸洗后的烘干装置
KR200277223Y1 (ko) 차량용 발판깔개 세척장치
JP3289189B2 (ja) 水耕パネルの洗浄装置
JP2000044287A (ja) 洗滌板ガラスの水切り装置
JPH0728952Y2 (ja) 箱の洗浄装置
JPH0512319Y2 (ja)

Legal Events

Date Code Title Description
A977 Report on retrieval

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A971007

Effective date: 20040714

A131 Notification of reasons for refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A131

Effective date: 20040727

A02 Decision of refusal

Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02

Effective date: 20041221