JPH09165575A - 砂場材及び砂場用副材料 - Google Patents
砂場材及び砂場用副材料Info
- Publication number
- JPH09165575A JPH09165575A JP7326063A JP32606395A JPH09165575A JP H09165575 A JPH09165575 A JP H09165575A JP 7326063 A JP7326063 A JP 7326063A JP 32606395 A JP32606395 A JP 32606395A JP H09165575 A JPH09165575 A JP H09165575A
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- JP
- Japan
- Prior art keywords
- sandbox
- sand
- siox
- mixture
- sio
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- Pending
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Landscapes
- Soil Conditioners And Soil-Stabilizing Materials (AREA)
- Apparatus For Disinfection Or Sterilisation (AREA)
Abstract
(57)【要約】
【課題】 抗菌作用を有する砂場材及び砂場用副材料を
提供すること。 【解決手段】 既に完成している砂場に、砂全体の量に
対して約１割の割合となるように、マイナスイオン化さ
れている粒状のＳｉ又はＳｉＯX （０＜ｘ＜２）を散布
する。または砂場に投入される前の砂場材に、全体の量
に対して約１割の割合となるように、マイナスイオン化
されている粒状のＳｉ又はＳｉＯX （０＜ｘ＜２）を混
合し、その混合物を砂場領域に投入する。Ｓｉ又はＳｉ
ＯX を混入することにより、その近傍の空間に殺菌作用
がある活性酸素が発生する。この活性酸素により菌が死
滅せしめられる。
提供すること。 【解決手段】 既に完成している砂場に、砂全体の量に
対して約１割の割合となるように、マイナスイオン化さ
れている粒状のＳｉ又はＳｉＯX （０＜ｘ＜２）を散布
する。または砂場に投入される前の砂場材に、全体の量
に対して約１割の割合となるように、マイナスイオン化
されている粒状のＳｉ又はＳｉＯX （０＜ｘ＜２）を混
合し、その混合物を砂場領域に投入する。Ｓｉ又はＳｉ
ＯX を混入することにより、その近傍の空間に殺菌作用
がある活性酸素が発生する。この活性酸素により菌が死
滅せしめられる。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、抗菌作用を有する
砂場材及び砂場用副材料に関する。
砂場材及び砂場用副材料に関する。
【０００２】
【従来の技術及び発明が解決しようとする課題】公園，
幼稚園，学校，遊園地等には、主に子供の遊び場として
砂場がある。しかしながら砂場は、屋外にあるため犬，
猫，鳥等の動物の糞尿により汚染されていることが多
い。また風雨に曝されていることからも雑菌の混入は避
けられない。ところがここで遊ぶ子供は大人に比べ抵抗
力があまりないため、砂場における雑菌、特に大腸菌
は、従来から衛生上の大きな問題であった。
幼稚園，学校，遊園地等には、主に子供の遊び場として
砂場がある。しかしながら砂場は、屋外にあるため犬，
猫，鳥等の動物の糞尿により汚染されていることが多
い。また風雨に曝されていることからも雑菌の混入は避
けられない。ところがここで遊ぶ子供は大人に比べ抵抗
力があまりないため、砂場における雑菌、特に大腸菌
は、従来から衛生上の大きな問題であった。
【０００３】そこで従来は、殺菌剤を散布する、又は抗
菌砂を使用することにより、衛生上の改善を図ってい
る。これらは、第１に大腸菌に対して効果及び持続力が
あること、第２に回虫卵，トキソプラズマ，赤痢菌，コ
レラ菌，皮膚系状菌に対して効果があることを目的とし
て、管轄する役所が業者から提出される技術資料を検討
して選択される。現状では銀イオンを添加した抗菌砂が
1/3 を占めており、その他はゼオライトから放射される
イオン，又は塩素イオンを利用したもの、忌避剤を使用
したもの、オゾン水を含むもの、熱処理を施したもの等
がある。しかしながらこれらの殺菌剤は、体内に摂取さ
れると毒性を示す危険性がある。
菌砂を使用することにより、衛生上の改善を図ってい
る。これらは、第１に大腸菌に対して効果及び持続力が
あること、第２に回虫卵，トキソプラズマ，赤痢菌，コ
レラ菌，皮膚系状菌に対して効果があることを目的とし
て、管轄する役所が業者から提出される技術資料を検討
して選択される。現状では銀イオンを添加した抗菌砂が
1/3 を占めており、その他はゼオライトから放射される
イオン，又は塩素イオンを利用したもの、忌避剤を使用
したもの、オゾン水を含むもの、熱処理を施したもの等
がある。しかしながらこれらの殺菌剤は、体内に摂取さ
れると毒性を示す危険性がある。
【０００４】本発明は、斯かる事情に鑑みてなされたも
のであり、抗菌作用を有しており、衛生的で害がない砂
場材及び砂場用副材料を提供することを目的とする。
のであり、抗菌作用を有しており、衛生的で害がない砂
場材及び砂場用副材料を提供することを目的とする。
【０００５】
【課題を解決するための手段】請求項１記載の発明は、
砂場用主材料中に、抗菌性を有する砂場用副材料を少な
くとも0.３重量％含むことを特徴とする。
砂場用主材料中に、抗菌性を有する砂場用副材料を少な
くとも0.３重量％含むことを特徴とする。
【０００６】請求項２記載の発明は、請求項１記載の砂
場用副材料がＳｉ又はＳｉＯX （０＜ｘ＜２）であるこ
とを特徴とする。
場用副材料がＳｉ又はＳｉＯX （０＜ｘ＜２）であるこ
とを特徴とする。
【０００７】砂場材中に、少なくとも0.３％の砂場用副
材料が含まれていないと、十分な抗菌作用が得られず、
実用上５％以上含まれていることが望ましい。また上限
は規定しないが、２５％以上混入させることは、経済的
な負担が大きく、現実性に欠ける。所定の効果が得られ
経済的な含有率は約７％である。
材料が含まれていないと、十分な抗菌作用が得られず、
実用上５％以上含まれていることが望ましい。また上限
は規定しないが、２５％以上混入させることは、経済的
な負担が大きく、現実性に欠ける。所定の効果が得られ
経済的な含有率は約７％である。
【０００８】
【発明の実施の形態】以下、本発明について説明する。
図１は、本発明に係る砂場材又は砂場用副材料を使用し
た砂場を示す図である。既に砂が投入されて砂場が完成
している場合は、砂全体の量に対して約１割の割合とな
るように粒状のＳｉ又はＳｉＯX （０＜ｘ＜２）を砂場
用副材料として散布し、撹拌する。また砂場領域に砂が
投入される前段階である場合は、砂場用主材料に、全体
の量に対して約１割の割合となるように粒状のＳｉ又は
ＳｉＯX（０＜ｘ＜２）を砂場用副材料として混合し、
その混合物である砂場材を砂場領域に投入する。いずれ
の場合も粒径は、通常0.５mm程度とするが、実際には0.
０００１〜５mm程度のものが含まれる。
図１は、本発明に係る砂場材又は砂場用副材料を使用し
た砂場を示す図である。既に砂が投入されて砂場が完成
している場合は、砂全体の量に対して約１割の割合とな
るように粒状のＳｉ又はＳｉＯX （０＜ｘ＜２）を砂場
用副材料として散布し、撹拌する。また砂場領域に砂が
投入される前段階である場合は、砂場用主材料に、全体
の量に対して約１割の割合となるように粒状のＳｉ又は
ＳｉＯX（０＜ｘ＜２）を砂場用副材料として混合し、
その混合物である砂場材を砂場領域に投入する。いずれ
の場合も粒径は、通常0.５mm程度とするが、実際には0.
０００１〜５mm程度のものが含まれる。
【０００９】実際に、細菌数及び大腸菌群数を測定した
結果について説明する。砂場用主材料として海岸で採取
した砂と、この砂に７％の割合となるように珪素（Ｓ
ｉ）を混入させた砂場材と、既に殺菌処理された幼稚園
の砂場で採取した砂と、この砂に７％の割合となるよう
に珪素（Ｓｉ）を混入させた砂場材との４つのサンプル
について測定した結果を表１に示す。
結果について説明する。砂場用主材料として海岸で採取
した砂と、この砂に７％の割合となるように珪素（Ｓ
ｉ）を混入させた砂場材と、既に殺菌処理された幼稚園
の砂場で採取した砂と、この砂に７％の割合となるよう
に珪素（Ｓｉ）を混入させた砂場材との４つのサンプル
について測定した結果を表１に示す。
【００１０】
【表１】
【００１１】海岸で採取した砂は殺菌処理されていない
ため、大腸菌が多く存在するが、珪素を混入させると感
度以下となった。細菌数についても減少した。また幼稚
園の砂場は既に殺菌処理されているため、大腸菌は少な
いが、細菌が多く存在する。しして珪素を混入させると
細菌数は略半分に減少した。
ため、大腸菌が多く存在するが、珪素を混入させると感
度以下となった。細菌数についても減少した。また幼稚
園の砂場は既に殺菌処理されているため、大腸菌は少な
いが、細菌が多く存在する。しして珪素を混入させると
細菌数は略半分に減少した。
【００１２】これは、珪素（Ｓｉ又はＳｉＯX ）を混入
すると、その近傍の空間に殺菌作用がある活性酸素が発
生し、この活性酸素により菌が死滅せしめられるためで
あると考えられる。本発明に係る砂場用副材料（Ｓｉ又
はＳｉＯX ）は、広範囲の菌種に有効であるが、特に大
腸菌に対して有効である。またＳｉ又はＳｉＯX 自体に
は毒性がなく、安全性が高いので、従来の薬剤とは異な
り安心して使用することができる。さらにこのような無
機物である、本発明に係る砂場材及び砂場用副材料は、
有機系の殺菌剤のように揮発することがないので、抗菌
効果は永続的である。
すると、その近傍の空間に殺菌作用がある活性酸素が発
生し、この活性酸素により菌が死滅せしめられるためで
あると考えられる。本発明に係る砂場用副材料（Ｓｉ又
はＳｉＯX ）は、広範囲の菌種に有効であるが、特に大
腸菌に対して有効である。またＳｉ又はＳｉＯX 自体に
は毒性がなく、安全性が高いので、従来の薬剤とは異な
り安心して使用することができる。さらにこのような無
機物である、本発明に係る砂場材及び砂場用副材料は、
有機系の殺菌剤のように揮発することがないので、抗菌
効果は永続的である。
【００１３】ここで特定の処理を施していないＳｉ又は
ＳｉＯX でも抗菌作用は得られるが、マイナスイオン化
の度合いが高いほど大きな効果が得られる。これには、
Ｓｉ又はＳｉＯX を、マイナスイオン化された石英坩堝
内に投入し、所定時間（７〜３０分間）放置しておけば
よい。
ＳｉＯX でも抗菌作用は得られるが、マイナスイオン化
の度合いが高いほど大きな効果が得られる。これには、
Ｓｉ又はＳｉＯX を、マイナスイオン化された石英坩堝
内に投入し、所定時間（７〜３０分間）放置しておけば
よい。
【００１４】ＳｉＯX の組成としては、ｘ＝1.00〜1.95
で良好な抗菌効果が得られ、ｘ＝1.5 で最良の抗菌効果
が得られる。ｘ＝2.00では抗菌効果が低下する。
で良好な抗菌効果が得られ、ｘ＝1.5 で最良の抗菌効果
が得られる。ｘ＝2.00では抗菌効果が低下する。
【００１５】
【発明の効果】以上のように本発明に係る砂場材及び砂
場用副材料は、Ｓｉ又はＳｉＯX （０＜ｘ＜２）の近傍
の空間に殺菌作用がある活性酸素が発生し、この活性酸
素により菌が死滅せしめられるので、砂場が衛生的に改
善される等、本発明は優れた効果を奏する。
場用副材料は、Ｓｉ又はＳｉＯX （０＜ｘ＜２）の近傍
の空間に殺菌作用がある活性酸素が発生し、この活性酸
素により菌が死滅せしめられるので、砂場が衛生的に改
善される等、本発明は優れた効果を奏する。
【図１】 本発明に係る砂場材又は砂場用副材料を使用
した砂場を示す図である。
した砂場を示す図である。
───────────────────────────────────────────────────── フロントページの続き (72)発明者 ▲高▼松 邦明 山形県上山市高松55 (72)発明者 大原 豊子 奈良県奈良市あやめ池南７丁目538の18 (72)発明者 菊池 英明 大阪府大阪市旭区太子橋１−25−25 (72)発明者 堀川 智弘 山形県上山市矢来四丁目15−３
Claims (2)
- 【請求項１】 砂場用主材料中に、抗菌性を有する砂場
用副材料を少なくとも0.３重量％含むことを特徴とする
砂場材。 - 【請求項２】 Ｓｉ又はＳｉＯX （０＜ｘ＜２）である
ことを特徴とする請求項１記載の砂場用副材料。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7326063A JPH09165575A (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 砂場材及び砂場用副材料 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP7326063A JPH09165575A (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 砂場材及び砂場用副材料 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09165575A true JPH09165575A (ja) | 1997-06-24 |
Family
ID=18183702
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP7326063A Pending JPH09165575A (ja) | 1995-12-14 | 1995-12-14 | 砂場材及び砂場用副材料 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09165575A (ja) |
Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6335506A (ja) * | 1986-07-30 | 1988-02-16 | Nissan Chem Ind Ltd | 砂場用殺菌浄化剤 |
| JPH06305922A (ja) * | 1993-04-23 | 1994-11-01 | Nikko:Kk | 加工砂、抗菌材および抗菌材の製造方法 |
| JPH0717819A (ja) * | 1993-06-30 | 1995-01-20 | Sunstar Inc | ヨード配合砂場用殺菌剤組成物 |
| JPH07267810A (ja) * | 1994-03-28 | 1995-10-17 | Toagosei Co Ltd | 砂場用粒状抗菌剤 |
| JPH0881319A (ja) * | 1994-09-14 | 1996-03-26 | Shinagawa Fuel Co Ltd | 砂場用抗菌剤 |
-
1995
- 1995-12-14 JP JP7326063A patent/JPH09165575A/ja active Pending
Patent Citations (5)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| JPS6335506A (ja) * | 1986-07-30 | 1988-02-16 | Nissan Chem Ind Ltd | 砂場用殺菌浄化剤 |
| JPH06305922A (ja) * | 1993-04-23 | 1994-11-01 | Nikko:Kk | 加工砂、抗菌材および抗菌材の製造方法 |
| JPH0717819A (ja) * | 1993-06-30 | 1995-01-20 | Sunstar Inc | ヨード配合砂場用殺菌剤組成物 |
| JPH07267810A (ja) * | 1994-03-28 | 1995-10-17 | Toagosei Co Ltd | 砂場用粒状抗菌剤 |
| JPH0881319A (ja) * | 1994-09-14 | 1996-03-26 | Shinagawa Fuel Co Ltd | 砂場用抗菌剤 |
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