JPH09165185A - エスカレータの化粧パネル保持具 - Google Patents

エスカレータの化粧パネル保持具

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JPH09165185A
JPH09165185A JP32862995A JP32862995A JPH09165185A JP H09165185 A JPH09165185 A JP H09165185A JP 32862995 A JP32862995 A JP 32862995A JP 32862995 A JP32862995 A JP 32862995A JP H09165185 A JPH09165185 A JP H09165185A
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JP
Japan
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decorative panel
handrail
escalator
handrail fixing
panel receiving
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JP32862995A
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Shimesu Sasaki
告 佐々木
Takeshi Matsumoto
松本  剛
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Mitsubishi Electric Building Solutions Corp
Original Assignee
Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd
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    • BPERFORMING OPERATIONS; TRANSPORTING
    • B66HOISTING; LIFTING; HAULING
    • B66BELEVATORS; ESCALATORS OR MOVING WALKWAYS
    • B66B23/00Component parts of escalators or moving walkways
    • B66B23/22Balustrades
    • B66B23/225Lighting systems therefor

Landscapes

  • Escalators And Moving Walkways (AREA)

Abstract

(57)【要約】 【課題】 エスカレータのスリムライン・ランプの取替
え時に、化粧パネルを一時的にその場に保持・保管する
化粧パネル保持具を提供する。 【解決手段】 化粧パネル保持具は、手摺固定部1と化
粧パネル受け部2とを一対として、2対の手摺固定部1
と化粧パネル受け部2とからなる。手摺固定部1は、そ
れぞれ所定の間隔を開けてエスカレータの移動する手摺
20に着脱可能に固定される。一方、長さの異なる2つ
化粧パネル受け部2は、それぞれ一端が手摺固定部1の
連結部1aに装着され、他端には化粧パネル12を載せ
る折返し部4が設けられている。手摺固定部1に化粧パ
ネル受け部2を取り付ける際に、長めの化粧パネル受け
部2をエレベータの上部に、短めの化粧パネル受け部2
をエレベータの下部になるように、それぞれ対になる手
摺固定部1に装着することによって、2点で水平に化粧
パネル12を保持して一時的に保管することができる。

Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明はエスカレータの化粧
パネル保持具、特にエスカレータ・スリムライン・ラン
プの取替え時に側壁から取り外された化粧パネルを一時
的にその場に保持・保管する化粧パネル保持具に関す
る。
【0002】
【従来の技術】図8には、エレベータのスリムライン・
ランプの取替え作業をすべく化粧パネルを取り外した時
の状態が示されている。ここで、化粧パネルとは、例え
ばガラスパネルの内面に半透明のアクリル板が装着され
たパネルをいう。
【0003】エレベータのスリムライン・ランプ10
は、図7に示すように、エレベータの手摺20が設置さ
れている側壁内に装着されおり、通常時は、このスリム
ライン・ランプ10を覆うように、複数枚の化粧パネル
12が側壁に装着されている。このスリムライン・ラン
プ10は、エレベータの運行時に踏段22を照らし、乗
客の足元の安全確保を図る照明器具である。従って、ス
リムライン・ランプ10は、定期的に点検され、ランプ
が劣化した場合には、速やかに交換する必要がある。
【0004】スリムライン・ランプ10の交換に際して
は、まず化粧パネル12を1枚ずつ取り外し、化粧パネ
ル12の保持安定性が良いエスカレータの上部又は下部
の平坦な場所まで化粧パネル12を移動させ、その平坦
な場所にて保持・保管していた。一般に、エスカレータ
の踏段22の傾斜角は約30°であるため、外した化粧
パネル12を踏段22上に置けないからである。
【0005】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、作業者
は、取り外した化粧パネル12を両手で抱えながら踏段
22上を移動するため、例えば作業者が踏段22につま
ずいて、化粧パネル12を落下させて破損するおそれが
あった。また、化粧パネル12をエレベータの上部又は
下部の平坦な場所に移動させた時、化粧パネル12の置
き方や置き場所が悪いと、化粧パネル12が破損してし
まうおそれもあった。
【0006】本発明は上記従来の課題に鑑みたものであ
り、その目的は、エスカレータのスリムライン・ランプ
の取替え時に、化粧パネルを一時的にその場に保持・保
管する化粧パネル保持具を提供することである。
【0007】
【課題を解決するための手段】以上のような課題を解決
するために、本発明に係るエスカレータの化粧パネル保
持具は、以下の特徴を有する。
【0008】(1)エスカレータの手摺に着脱可能に固
定される手摺固定部と、前記手摺固定部に一端が装着さ
れ他端に化粧パネルを載せる折返し部が設けられた化粧
パネル受け部と、を有する。
【0009】従って、エスカレータの手摺に手摺固定部
を固定し、更に手摺固定部に化粧パネル受け部の一端を
装着した後、取り外した化粧パネルを化粧パネル受け部
の折返し部に載せれば、作業者は取り外した化粧パネル
を持ち運ぶことなく、その場に保持・保管することがで
きる。従って、作業者が踏段につまづいて化粧パネルを
破損するおそれも、また平坦な場所に移動させた後、化
粧パネルの置き方や置き場所が悪いために化粧パネルが
破損するおそれもない。
【0010】(2)上記(1)に記載の化粧パネル保持
具において、前記手摺固定部は、前記手摺に跨がる手摺
掴み部と、前記手摺掴み部に摺動自在に支持され先端が
前記手摺を圧接するようにバネ付勢された押圧ピンと、
を有する。
【0011】従って、手摺掴み部を手摺に跨ぐように置
き、その後押圧ピンを前後に摺動させて手摺に圧接又は
手摺より離脱させることによって、化粧パネル保持具の
手摺固定部を手摺に着脱自在に固定することができる。
【0012】(3)上記(1)に記載の化粧パネル保持
具において、前記手摺固定部は、前記手摺に跨がる手摺
掴み部と、前記手摺掴み部に螺入され先端が前記手摺を
圧接する止めネジと、を有する。
【0013】手摺掴み部を手摺に跨ぐように置き、その
後止めネジを手摺掴み部に螺入又は螺出されて止めネジ
の先端を手摺に圧接又は離脱させることによって、化粧
パネル保持具の手摺固定部を手摺に着脱自在に固定する
ことができる。
【0014】(4)上記(1)に記載の化粧パネル保持
具において、前記手摺固定部に少なくとも2つ以上の前
記化粧パネル受け部が着脱可能に装着され、前記化粧パ
ネルを水平に保持する。
【0015】従って、1つの手摺固定部を手摺に着脱自
在に固定した後、複数の化粧パネル受け部に手摺固定部
を装着して、複数の化粧パネル受け部で取り外した化粧
パネルを水平に保持すれば、安定して化粧パネルを保持
・保管することができる。
【0016】(5)上記(1)に記載の化粧パネル保持
具において、長さの異なる少なくとも2つ以上の化粧パ
ネル受け部と、前記化粧パネル受け部をそれぞれ装着す
る少なくとも2つ以上の手摺固定部と、を有し、前記化
粧パネル受け部と手摺固定部とを対として、少なくとも
2対以上で前記化粧パネルを水平に保持する。
【0017】従って、長さの異なる化粧パネル受け部を
用い、かつ手摺固定部と化粧パネル受け部とが対になっ
ているので、長めの化粧パネル受け部がエレベータの上
部に、短めの化粧パネル受け部がエレベータの下部にな
るようにそれぞれの手摺固定部を装着すれば、左右どち
ら側の手摺にも自在に化粧パネル保持具を装着すること
ができる。従って、1つの化粧パネル保持具で、左右両
方の化粧パネルの一時保管が可能となる。
【0018】
【発明の実施の形態】以下、本発明の好適な一実施の形
態を説明する。
【0019】実施形態1.図1は、本発明に係る化粧パ
ネル保持具の第1実施形態の使用状況を示す正面図であ
る。また、図2は、本発明に係る第1実施形態の化粧パ
ネル保持具の構造を示す断面図である。図3は、本発明
に係る第1実施形態の化粧パネル保持具の手摺固定部の
取り付け前の状態を示す断面図であり、図4は、本発明
に係る第1実施形態の化粧パネル保持具の手摺固定部の
取り付け時の状態を示す断面図である。尚、上述したエ
レベータの構造と同様の構成要件には、同一の符号を付
しその説明を省略する。
【0020】図1に示すように、本実施形態の化粧パネ
ル保持具の手摺固定部1は、エスカレータの手摺20に
着脱可能に固定され、一方本実施形態の化粧パネル保持
具の化粧パネル受け部2は、手摺固定部1に一端が装着
され他端に化粧パネル12を載せる折返し部4が設けら
れている。更に、本実施形態の化粧パネル保持具は、手
摺固定部1と化粧パネル受け部2とを一対として、少な
くとも2対の手摺固定部1と化粧パネル受け部2とから
なる。
【0021】図2に示すように、手摺固定部1は、手摺
20に跨がる手摺掴み部11と、手摺掴み部11に摺動
自在に支持され先端が手摺20を圧接するようにバネ1
cが付勢された押圧ピン1bと、を有する。手摺掴み部
11には、化粧パネル受け部2を装着するための連結部
1aが設けられており、連結部1aの先端には、装着さ
れた化粧パネル受け部2の脱落防止のためのストッパ1
4が設けられている。また、連結部1aの付け根とスト
ッパ14との間には、化粧パネル受け部2と接合する板
13が取り付けられている。そして、連結部1aの付根
と板13は、バネ6により連結されている。このバネ6
は、化粧パネル受け部2を連結部1aに取り付けた後
に、化粧パネル受け部2をストッパ14方向に付勢す
る。また、手摺掴み部11の裏面には、手摺20への装
着時に手摺20を傷付けないため、及び手摺20に対す
る滑り止めとして機能する緩衝材8(例えばゴム等)が
取り付けられている。更に、押圧ピン1bの先端にも、
手摺20を傷付けないように、また手摺20に対する滑
り止めとして機能する例えばゴム等の緩衝材9が取り付
けられている。
【0022】一方、化粧パネル受け部2の一端には、連
結部1aに嵌着するための孔が設けられている。更に、
化粧パネル受け部2の裏面、すなわち化粧パネル12と
接する面には、化粧パネル12を傷付けないように、緩
衝材16が取り付けられており、折返し部4の内面、す
なわち化粧パネルを載せる面にも、同様に緩衝材14が
取り付けられている。ここで、緩衝材14及び緩衝材1
6は、例えばゴム等である。
【0023】次に、本実施形態の化粧パネル保持具の着
脱動作について、図1〜図4を用いて説明する。特に、
手摺固定部1の装着動作については、図3及び図4を用
いて説明する。
【0024】例えば、図1に示すように、エレベータの
左側のスリムライン・ランプを取り替える場合には、ま
ず作業者は、2つの手摺固定部1の手摺掴み部11を、
それぞれ所定の間隔を開けて押圧ピン1bが踏段側にな
るように、取り外すべき化粧パネルの近傍の手摺20に
跨がるように載せる。この時、手摺固定部1の押圧ピン
1bは、バネ1cにより図3の矢印方向に寄っている。
そこで、図4に示すように押圧ピン1bを手前側(矢印
方向)に摺動させながら、押圧ピン1bの先端が手摺2
0の側面に当接する位置まで手摺掴み部11を手摺20
に嵌め込み、押圧ピン1bを解放する。これにより、バ
ネ1cに付勢された押圧ピン1bの先端が手摺20に圧
接し、2つの手摺固定部1が手摺20に固定される。次
に、手摺掴み部11の連結部1aに化粧パネル受け部2
の孔を嵌着させて、手摺固定部1に化粧パネル受け部2
を取り付ける。その際、長めの化粧パネル受け部2がエ
レベータの上部に、短めの化粧パネル受け部2がエレベ
ータの下部になるように、それぞれ対になる手摺固定部
1に装着する。その後、図1に示すように、取り外した
化粧パネル12を化粧パネル受け部2の折返し部4に載
せて、2点で水平に化粧パネル12を保持して一時的に
保管する。
【0025】また、スリムライン・ランプの取替え作業
が終了した場合には、作業者は、折返し部4から化粧パ
ネル12を持ち上げ、この化粧パネル12を元の位置に
装着する。次いで、作業者は、化粧パネル受け部2を手
摺掴み部11の連結部1aより取り外し、最後に、押圧
ピン1bを手前側に摺動させながら、手摺掴み部11を
手摺20から取り外す。更に、スリムライン・ランプの
取替え作業を続行する場合には、次の取替え場所に、作
業者は手摺固定部1を移動させて上述の動作を繰り返
す。
【0026】以上、エレベータの左側の取り外された化
粧パネルの一時保管動作について説明したが、本実施形
態の化粧パネル保持具によれば、エレベータの右側の取
り外された化粧パネルの一時保管も上記同様の動作で行
うことができる。すなわち、手摺掴み部11の連結部1
aが踏段側になるようにして、2つの手摺固定部1をそ
れぞれ所定の間隔を開けて手摺20に固定し、長めの化
粧パネル受け部2がエレベータの上部に、短めの化粧パ
ネル受け部2がエレベータの下部になるように、それぞ
れ対になる手摺固定部1に装着すれば、エレベータの右
側の取り外された化粧パネルも同様にその場で一時保管
することができる。従って、1つの化粧パネル保持具
で、左右両方の化粧パネルの一時保管が可能となり、装
置コストが削減できる。
【0027】更に、本実施形態の化粧パネル保持具によ
れば、手摺に対する手摺固定部の着脱が簡便であり、か
つその場で取り外した化粧パネルを保管することができ
るので、作業者は、化粧パネル12を抱えてエレベータ
の上部又は下部の平坦な場所に移動させる必要がない。
従って、従来のように、化粧パネルの運搬作業中に化粧
パネルを落下させて破損させるおそれも、化粧パネルの
置き場所が悪くて破損させるおそれもなくなる。
【0028】尚、本実施形態では、2対の手摺固定部1
と化粧パネル受け部2とからなる化粧パネル保持具につ
いて述べたが、2対以上あってもよく、かかる場合に
は、化粧パネル12を保持する支点が複数になるので、
更に安定して化粧パネルを保持することができる。
【0029】実施形態2.図5は、本発明に係る化粧パ
ネル保持具の第2実施形態の手摺固定部の取り付け前の
状態を示す断面図である。また、図6は、本発明に係る
第2実施形態の化粧パネル保持具の手摺固定部の取り付
け時の状態を示す断面図である。尚、上述したエレベー
タの構造、第1実施形態と同様の構成要件には、同一の
符号を付しその説明を省略する。
【0030】第1実施形態の手摺固定部1は、図3に示
すように、バネ1cが付勢された押圧ピン1bの先端が
手摺20を圧接することによって、手摺20に手摺固定
部1を固定していたが、本実施形態の手摺固定部1は、
止めネジ11bを手摺掴み部11の軸方向に螺入し、止
めネジ11bの先端を手摺20に圧接させることによっ
て、手摺20に手摺固定部1を固定するものである。
【0031】すなわち、手摺固定部1を手摺20に固定
する場合には、図6に示すように矢印方向に止めネジ1
1bを螺入して行き、手摺20に止めネジ11bの先端
を圧接させる。止めネジ11bの先端には、手摺20を
傷付けないように、また手摺20に対する滑り止めとし
て機能する例えばゴム等の緩衝材9が取り付けられてい
る。
【0032】一方、止めネジ11bを固定時と逆方向に
ねじ回し、図5の矢印方向に引き出すことによって、止
めネジ11bの先端が手摺20より離れるため、手摺固
定部1を手摺20より取り外すことができる。
【0033】従って、本実施形態の化粧パネル保持具に
よれば、手摺掴み部を手摺に跨ぐように置き、その後止
めネジを手摺掴み部に螺入されて止めネジの先端を手摺
に圧接させたり、螺出させて手摺から先端を離脱させた
りすることによって、化粧パネル保持具の手摺固定部を
手摺に着脱自在に固定することができる。
【0034】実施形態3.図7は、本発明に係る化粧パ
ネル保持具の第3実施形態の使用状況を示す正面図であ
る。尚、上述したエレベータの構造、第1実施形態と同
様の構成要件には、同一の符号を付しその説明を省略す
る。
【0035】第1実施形態の化粧パネル保持具は、2対
の手摺固定部1と化粧パネル受け部2とからなる化粧パ
ネル保持具であったが、本実施形態の化粧パネル保持具
は、1つの手摺固定部に少なくとも2つ以上の化粧パネ
ル受け部2が取り付けられている構造となっている。
【0036】図7に示すように、1つの手摺固定部1に
長さの異なる2つの化粧パネル受け部2,32が装着さ
れる。そして、化粧パネル受け部2は、第1実施形態と
同様の形状を有し、手摺固定部1より垂直に吊り下げら
れる。一方、化粧パネル受け部32の折返し部34は、
エレベータの傾斜角度(例えば30°)に合わせて左斜
め下に折返し形成されている。
【0037】次に、本実施形態の化粧パネル保持具の動
作について、説明する。
【0038】図7に示すように、エレベータの左側のス
リムライン・ランプを取り替える場合には、まず作業者
は、手摺固定部1を取り外すべき化粧パネルの近傍の手
摺20に跨ぐように載せ、固定する。次に、手摺固定部
1の手摺掴み部の連結部1aに化粧パネル受け部32の
孔を嵌着させ、更に化粧パネル受け部2の孔を嵌着させ
て、手摺固定部1に化粧パネル受け部32、化粧パネル
受け部2を取り付ける。その後、化粧パネル受け部32
を連結部1aを支点として回動させて斜めに吊り下げる
ようにして、化粧パネル受け部2の折返し部4に対して
化粧パネル受け部32の折返し部34が水平に位置する
ようにセットしながら、取り外した化粧パネル12を折
返し部4,34に載せる。これにより、化粧パネル12
は、2点で保持されその場で水平に一時的に保管され
る。
【0039】一方、スリムライン・ランプの取替え作業
が終了した場合には、作業者は、折返し部4,34から
化粧パネル12を持ち出し、この化粧パネル12を元の
位置に装着する。次いで、作業者は、化粧パネル受け部
2,32を順次手摺固定部1の連結部1aより取り外
し、最後に、手摺固定部1を手摺20から取り外す。更
に、スリムライン・ランプの取替え作業を続行する場合
には、次の取替え場所に、作業者は手摺固定部1を移動
させて上述の動作を繰り返す。
【0040】以上、エレベータの左側の取り外された化
粧パネルの一時保管動作について説明したが、本実施形
態の化粧パネル保持具は、エレベータの右側の取り外さ
れた化粧パネルも上記同様の動作で一時保管することが
できる。かかる場合には、長さの異なる2つ化粧パネル
受け部の内、連結部1aを支点に回動させる方の化粧パ
ネル受け部の折返し部を、エレベータの傾斜角度(例え
ば30°)に合わせて右斜め下に折返し形成しておけば
よい。
【0041】更に、本実施形態の化粧パネル保持具によ
れば、手摺に対する手摺固定部の着脱が簡便であり、か
つその場で取り外した化粧パネルを保管することができ
るので、作業者は、化粧パネル12を抱えてエレベータ
の上部又は下部の平坦な場所に移動させる必要がない。
従って、従来のように、化粧パネルの運搬作業中に化粧
パネルを落下させて破損させるおそれも、化粧パネルの
置き場所が悪くて破損させるおそれもなくなる。
【0042】尚、本実施形態では、1つの手摺固定部1
に2つの化粧パネル受け部2,32を装着する化粧パネ
ル保持具について述べたが、2つ以上の化粧パネル受け
部を手摺固定部に装着してもよい。かかる場合には、化
粧パネル12を保持する支点が複数になるので、更に安
定して化粧パネルを保持することができる。
【0043】
【発明の効果】以上のように、本発明に係るエスカレー
タの化粧パネル保持具によれば、エスカレータの手摺に
手摺固定部を固定し、更に手摺固定部に化粧パネル受け
部の一端を装着した後、取り外した化粧パネルを化粧パ
ネル受け部の折返し部に載せれば、作業者は取り外した
化粧パネルを持ち運ぶことなく、その場に保持・保管す
ることができる。従って、作業者が踏段につまづいて化
粧パネルを破損するおそれも、また平坦な場所に移動さ
せた後、化粧パネルの置き方や置き場所が悪いために化
粧パネルが破損するおそれもない。
【0044】更に、化粧パネル保持具の手摺固定部は、
手摺掴み部を手摺に跨ぐように置き、その後押圧ピンを
前後に摺動させて手摺に圧接又は手摺より離脱させるこ
とによって、化粧パネル保持具の手摺固定部を手摺に着
脱自在に固定することができる。
【0045】また、押圧ピンの代わりに止めネジも用い
ることができ、かかる場合には、止めネジを手摺掴み部
に螺入又は螺出されて止めネジの先端を手摺に圧接又は
離脱させることによって、化粧パネル保持具の手摺固定
部を手摺に着脱自在に固定することができる。
【0046】また、長さの異なる化粧パネル受け部を有
し、かつ手摺固定部と化粧パネル受け部とを対として2
対の手摺固定部と化粧パネル受け部からなる化粧パネル
保持具を用いれば、長めの化粧パネル受け部をエレベー
タの上部に、短めの化粧パネル受け部をエレベータの下
部になるようにそれぞれ対になる手摺固定部に装着する
ことによって、左右どちら側の手摺にも自在に化粧パネ
ル保持具を装着することができる。従って、1つの化粧
パネル保持具で、左右両方の化粧パネルの一時保管が可
能となり、かつ装置コストも削減できる。
【0047】更に、1つの手摺固定部に複数の化粧パネ
ル受け部を装着する化粧パネル保持具によれば、装置を
コンパクト化できる。
【図面の簡単な説明】
【図1】 本発明に係る化粧パネル保持具の第1実施形
態の使用状況を示す正面図である。
【図2】 本発明に係る第1実施形態の化粧パネル保持
具の構造を示す断面図である。
【図3】 本発明に係る第1実施形態の化粧パネル保持
具の手摺固定部の取り付け前の状態を示す断面図であ
る。
【図4】 本発明に係る第1実施形態の化粧パネル保持
具の手摺固定部の取り付け時の状態を示す断面図であ
る。
【図5】 本発明に係る化粧パネル保持具の第2実施形
態の手摺固定部の取り付け前の状態を示す断面図であ
る。
【図6】 本発明に係る第2実施形態の化粧パネル保持
具の手摺固定部の取り付け時の状態を示す断面図であ
る。
【図7】 本発明に係る化粧パネル保持具の第3実施形
態の使用状況を示す正面図である。
【図8】 エレベータのスリムライン・ランプの取替え
作業をすべく化粧パネルを取り外した時の状態を示す図
である。
【符号の説明】 1 手摺固定部、1a 連結部、2 化粧パネル受け
部、4 折返し部、12化粧パネル、20 手摺、22
踏段。

Claims (5)

    【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 エスカレータの手摺に着脱可能に固定さ
    れる手摺固定部と、 前記手摺固定部に一端が装着され他端に化粧パネルを載
    せる折返し部が設けられた化粧パネル受け部と、 を有することを特徴とするエスカレータの化粧パネル保
    持具。
  2. 【請求項2】 請求項1に記載の化粧パネル保持具にお
    いて、 前記手摺固定部は、前記手摺に跨がる手摺掴み部と、 前記手摺掴み部に摺動自在に支持され先端が前記手摺を
    圧接するようにバネ付勢された押圧ピンと、 を有することを特徴とするエスカレータの化粧パネル保
    持具。
  3. 【請求項3】 請求項1に記載の化粧パネル保持具にお
    いて、 前記手摺固定部は、前記手摺に跨がる手摺掴み部と、 前記手摺掴み部に螺入され先端が前記手摺を圧接する止
    めネジと、 を有することを特徴とするエスカレータの化粧パネル保
    持具。
  4. 【請求項4】 請求項1に記載の化粧パネル保持具にお
    いて、 前記手摺固定部に少なくとも2つ以上の前記化粧パネル
    受け部が着脱可能に装着され、前記化粧パネルを水平に
    保持することを特徴とするエスカレータの化粧パネル保
    持具。
  5. 【請求項5】 請求項1に記載の化粧パネル保持具にお
    いて、 長さの異なる少なくとも2つ以上の化粧パネル受け部
    と、 前記化粧パネル受け部をそれぞれ装着する少なくとも2
    つ以上の手摺固定部と、 を有し、 前記化粧パネル受け部と手摺固定部とを対として、少な
    くとも2対以上で前記化粧パネルを水平に保持すること
    を特徴とするエスカレータの化粧パネル保持具。
JP32862995A 1995-12-18 1995-12-18 エスカレータの化粧パネル保持具 Pending JPH09165185A (ja)

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Cited By (2)

* Cited by examiner, † Cited by third party
Publication number Priority date Publication date Assignee Title
JP2010168188A (ja) * 2009-01-23 2010-08-05 Mitsubishi Electric Building Techno Service Co Ltd 乗客用コンベアシステム
JP2017145112A (ja) * 2016-02-18 2017-08-24 三菱電機ビルテクノサービス株式会社 スカートガード取付構造

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