JPH09164863A - いねむり運転防止用座席振動装置 - Google Patents
いねむり運転防止用座席振動装置Info
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- JPH09164863A JPH09164863A JP8278344A JP27834496A JPH09164863A JP H09164863 A JPH09164863 A JP H09164863A JP 8278344 A JP8278344 A JP 8278344A JP 27834496 A JP27834496 A JP 27834496A JP H09164863 A JPH09164863 A JP H09164863A
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Abstract
(57)【要約】
【課題】効果的にいねむり運転を防止する。
【解決手段】床面１２に設けた座席支受部３に防振材４
を介して座席１を固定し、この座席１の下部に振動モー
タ６を固定し、座席を振動させるようにする。
を介して座席１を固定し、この座席１の下部に振動モー
タ６を固定し、座席を振動させるようにする。
Description
【０００１】
【発明の属する技術分野】本発明は、いねむり運転防止
のため自動車の運転座席等に用いられるいねむり運転防
止用座席振動装置に関するものである。
のため自動車の運転座席等に用いられるいねむり運転防
止用座席振動装置に関するものである。
【０００２】
【従来の技術】自動車等の運転者のいねむり運転を防止
するため各種の装置が提案されている。これらの装置
は、通常、運転者がいねむりをしかけたことを感知する
感知手段と、この感知手段からのいねむり感知信号を受
けて運転者の目を覚まさせる目覚まし手段とを備えてい
る。例えば、感知手段としては、運転者がいねむりをし
かけた場合こくりこくりと頭を前方に傾けるようになる
ため、単位時間当たりに頭を傾けた回数，頭を傾けてい
る時間等からいねむりを感知し、これをいねむり感知信
号として目覚まし手段に送るものがあり、目覚まし手段
としては、上記いねむり感知信号が送られると作動し、
運転者の耳元で大きな音をたてて目を覚まさせるものが
ある。したがって、この装置によると、運転者がいねむ
りをしかけると、頭の傾き具合により運転者がいねむり
をしかけたことを感知し、これにより、目覚まし手段を
作動させて運転者の目を覚まさせることができる。
するため各種の装置が提案されている。これらの装置
は、通常、運転者がいねむりをしかけたことを感知する
感知手段と、この感知手段からのいねむり感知信号を受
けて運転者の目を覚まさせる目覚まし手段とを備えてい
る。例えば、感知手段としては、運転者がいねむりをし
かけた場合こくりこくりと頭を前方に傾けるようになる
ため、単位時間当たりに頭を傾けた回数，頭を傾けてい
る時間等からいねむりを感知し、これをいねむり感知信
号として目覚まし手段に送るものがあり、目覚まし手段
としては、上記いねむり感知信号が送られると作動し、
運転者の耳元で大きな音をたてて目を覚まさせるものが
ある。したがって、この装置によると、運転者がいねむ
りをしかけると、頭の傾き具合により運転者がいねむり
をしかけたことを感知し、これにより、目覚まし手段を
作動させて運転者の目を覚まさせることができる。
【０００３】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記装
置は、運転者がいねむりをしかけてから目を覚まさせる
ものであるから、運転者が感知手段で感知できない程度
にいねむりをしかけたときに、眠気のため集中力がなく
なって、事故を起こすことがある。
置は、運転者がいねむりをしかけてから目を覚まさせる
ものであるから、運転者が感知手段で感知できない程度
にいねむりをしかけたときに、眠気のため集中力がなく
なって、事故を起こすことがある。
【０００４】本発明は、このような事情に鑑みなされた
もので、効果的にいねむり運転を防止することのできる
いねむり運転防止用座席振動装置の提供をその目的とす
る。
もので、効果的にいねむり運転を防止することのできる
いねむり運転防止用座席振動装置の提供をその目的とす
る。
【０００５】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、本発明は、床面に設けた座席支受部に防振材を介し
て座席を固定し、この座席の下部に振動モータを固定し
座席を振動させるようにしたいねむり運転防止用座席振
動装置を第１の要旨とし、床面に設けた座席支受部に防
振材を介して座席を固定し、この座席の下部に回転体支
持部を固定し、この回転体支持部に回転体を回転自在に
取り付け、かつ、上記回転体支持部に振動モータを防振
材を介して固定し、上記回転体と振動モータの回転軸と
をベルトを介して連結したいねむり運転防止用座席振動
装置を第２の要旨とし、床面に設けた座席支受部に防振
材を介して座席を固定し、この座席の下部に回転体支持
部を固定し、この回転体支持部に回転体の回転軸を回転
自在に取り付けるとともにこの回転軸にアンバランスウ
エイトを設け、かつ、上記回転体支持部にモータを防振
材を介して固定し、上記回転体とモータの回転軸とをベ
ルトを介して連結したいねむり運転防止用座席振動装置
を第３の要旨とする。
め、本発明は、床面に設けた座席支受部に防振材を介し
て座席を固定し、この座席の下部に振動モータを固定し
座席を振動させるようにしたいねむり運転防止用座席振
動装置を第１の要旨とし、床面に設けた座席支受部に防
振材を介して座席を固定し、この座席の下部に回転体支
持部を固定し、この回転体支持部に回転体を回転自在に
取り付け、かつ、上記回転体支持部に振動モータを防振
材を介して固定し、上記回転体と振動モータの回転軸と
をベルトを介して連結したいねむり運転防止用座席振動
装置を第２の要旨とし、床面に設けた座席支受部に防振
材を介して座席を固定し、この座席の下部に回転体支持
部を固定し、この回転体支持部に回転体の回転軸を回転
自在に取り付けるとともにこの回転軸にアンバランスウ
エイトを設け、かつ、上記回転体支持部にモータを防振
材を介して固定し、上記回転体とモータの回転軸とをベ
ルトを介して連結したいねむり運転防止用座席振動装置
を第３の要旨とする。
【０００６】すなわち、この発明者は、運転者のいねむ
り運転を効果的に防止する装置について、一連の研究を
重ねた結果、運転者がいねむりをしかけてから、これを
感知手段で感知して運転者の目を覚まさせるというので
はいねむり運転による事故を完全に無くすことはできな
いことを想起し、さらに研究を重ねて、運転座席を適度
に振動させることにより、運転者が全くいねむりできな
い状態にしておけば、いねむり運転が全く無くなってい
ねむり運転による事故を完全に無くせることを見いだし
本発明に到達した。
り運転を効果的に防止する装置について、一連の研究を
重ねた結果、運転者がいねむりをしかけてから、これを
感知手段で感知して運転者の目を覚まさせるというので
はいねむり運転による事故を完全に無くすことはできな
いことを想起し、さらに研究を重ねて、運転座席を適度
に振動させることにより、運転者が全くいねむりできな
い状態にしておけば、いねむり運転が全く無くなってい
ねむり運転による事故を完全に無くせることを見いだし
本発明に到達した。
【０００７】
【発明の実施の形態】つぎに、本発明を実施例にもとづ
いて詳しく説明する。
いて詳しく説明する。
【０００８】
【実施例】図１は本発明の一実施例を示す構成図であ
る。図において、２は基台であり、自動車の床面１２に
固定されている。この基台２には、４箇所に座席支受部
３が立設されており、これら座席支受部３の上部に防振
ゴム４がボルト９により固定されている。また、これら
防振ゴム４の上面に、座席１を載置固定している取付板
５がボルト１０により固定されている。この取付板５の
下面には、支持板８が一体的に設けられており、この支
持板８の下面に振動モータ６が、その回転軸６ａを水平
方向に、かつ座席１に対し左右方向に（図２に示す自動
車３０の進行方向に対して直行する方向に）向けた状態
で、ボルト１１により固定されている。上記振動モータ
６には、その回転軸６ａ（この回転軸６ａの回転方向を
矢印で示す）にアンバランスウエイト７が固定されてお
り、振動モータ６そのものが振動発生源となっている。
また、上記振動モータ６は、図２に示す自動車３０の車
体前部に設けたバッテリー３１にインバータ（図示せ
ず）を介して電気的に接続されており、上記インバータ
により振動モータ６に供給される電気を交流に変換して
いる。そして、座席最大荷重１００Ｋｇで振動数２０Ｈ
ｚ，振幅１５ｍｍの振動（座席１を自動車３０の進行方
向に揺動させるような振動）を上記座席１に付与するこ
とができる。図２において、３２はコントロールパネル
であり、振動モータ６をＯＮ，ＯＦＦするスイッチ（図
示せず）が配置されている。３３はハンドルである。
る。図において、２は基台であり、自動車の床面１２に
固定されている。この基台２には、４箇所に座席支受部
３が立設されており、これら座席支受部３の上部に防振
ゴム４がボルト９により固定されている。また、これら
防振ゴム４の上面に、座席１を載置固定している取付板
５がボルト１０により固定されている。この取付板５の
下面には、支持板８が一体的に設けられており、この支
持板８の下面に振動モータ６が、その回転軸６ａを水平
方向に、かつ座席１に対し左右方向に（図２に示す自動
車３０の進行方向に対して直行する方向に）向けた状態
で、ボルト１１により固定されている。上記振動モータ
６には、その回転軸６ａ（この回転軸６ａの回転方向を
矢印で示す）にアンバランスウエイト７が固定されてお
り、振動モータ６そのものが振動発生源となっている。
また、上記振動モータ６は、図２に示す自動車３０の車
体前部に設けたバッテリー３１にインバータ（図示せ
ず）を介して電気的に接続されており、上記インバータ
により振動モータ６に供給される電気を交流に変換して
いる。そして、座席最大荷重１００Ｋｇで振動数２０Ｈ
ｚ，振幅１５ｍｍの振動（座席１を自動車３０の進行方
向に揺動させるような振動）を上記座席１に付与するこ
とができる。図２において、３２はコントロールパネル
であり、振動モータ６をＯＮ，ＯＦＦするスイッチ（図
示せず）が配置されている。３３はハンドルである。
【０００９】上記実施例において、運転者が少し眠気を
感じたら、コントロールパネル３２に配置したスイッチ
を押して振動モータ６をＯＮ作動させる。これにより、
振動モータ６が駆動し、この振動モータ６そのものが振
動発生源となって振動し、この振動が支持板８，取付板
５を介して座席１に伝達される。したがって、この座席
１に座る運転者は、座席１の振動により眠気が覚めて、
いねむり運転をしなくなる。
感じたら、コントロールパネル３２に配置したスイッチ
を押して振動モータ６をＯＮ作動させる。これにより、
振動モータ６が駆動し、この振動モータ６そのものが振
動発生源となって振動し、この振動が支持板８，取付板
５を介して座席１に伝達される。したがって、この座席
１に座る運転者は、座席１の振動により眠気が覚めて、
いねむり運転をしなくなる。
【００１０】このように、上記実施例によれば、振動モ
ータ６により発生させられた振動が座席１に伝達されて
座席１が振動するため、運転者はいねむりをすることが
なくなり、いねむり運転による事故を完全に無くすこと
ができる。
ータ６により発生させられた振動が座席１に伝達されて
座席１が振動するため、運転者はいねむりをすることが
なくなり、いねむり運転による事故を完全に無くすこと
ができる。
【００１１】図３は本発明の他の実施例を示す構成図で
あり、図４はその要部の説明図である。この実施例で
は、支持板８の下面に振動モータ６がボルト１５によ
り、上記振動モータ６のボルト取付部６ｂの上面と支持
板８のボルト取付部８ｃの下面間に防振ゴム１６を介装
した状態で、固定されている。また、上記支持板８の左
右の側壁８ａ，８ｂに回転軸１７ａが水平に向けた状態
で回転自在に取り付けられており、この回転軸１７ａに
取り付けたプーリー１７と上記振動モータ６の回転軸６
ａに取り付けたプーリー１９とがベルト１８で連結され
ている。それ以外の部分は上記実施例と同様であり、同
様の部品には同じ番号を付している。図４において、２
０および２１は軸受である。
あり、図４はその要部の説明図である。この実施例で
は、支持板８の下面に振動モータ６がボルト１５によ
り、上記振動モータ６のボルト取付部６ｂの上面と支持
板８のボルト取付部８ｃの下面間に防振ゴム１６を介装
した状態で、固定されている。また、上記支持板８の左
右の側壁８ａ，８ｂに回転軸１７ａが水平に向けた状態
で回転自在に取り付けられており、この回転軸１７ａに
取り付けたプーリー１７と上記振動モータ６の回転軸６
ａに取り付けたプーリー１９とがベルト１８で連結され
ている。それ以外の部分は上記実施例と同様であり、同
様の部品には同じ番号を付している。図４において、２
０および２１は軸受である。
【００１２】この実施例によれば、振動モータ６を防振
ゴム１６を介して支持板８に固定したため、上記振動モ
ータ６により発生させられた振動は、主に、ベルト１８
を介してプーリー１７に伝達され、さらにプーリー１７
から回転軸１７ａ，支持板８，取付板５を介して座席１
に伝達される。また、支持板８側の振動は上記防振ゴム
１６により振動モータ６に伝達されにくい。このため、
振動モータ６そのものがあまり振動せず、振動モータ６
の耐久性が向上する。
ゴム１６を介して支持板８に固定したため、上記振動モ
ータ６により発生させられた振動は、主に、ベルト１８
を介してプーリー１７に伝達され、さらにプーリー１７
から回転軸１７ａ，支持板８，取付板５を介して座席１
に伝達される。また、支持板８側の振動は上記防振ゴム
１６により振動モータ６に伝達されにくい。このため、
振動モータ６そのものがあまり振動せず、振動モータ６
の耐久性が向上する。
【００１３】図５は本発明のさらに他の実施例を示す構
成図であり、図６はその要部の説明図である。この実施
例では、支持板８の下面にモータ２３がボルト１５によ
り、上記モータ２３のボルト取付部２３ｂの上面と支持
板８のボルト取付部８ｃの下面間に防振ゴム１６を介装
した状態で、固定されている。また、上記支持板８の左
右の側壁８ａ，８ｂに回転軸２５ａが水平に向けた状態
で、回転自在に取り付けられており、この回転軸２５ａ
にアンバランスウエイト２６が取り付けられている。そ
して、上記回転軸２５ａに取り付けたプーリー２５とモ
ータ２３の回転軸２３ａに取り付けたプーリー２４とが
ベルト１８で連結されている。それ以外の部分は図１に
示す実施例と同様であり、同様の部品には同じ番号を付
している。
成図であり、図６はその要部の説明図である。この実施
例では、支持板８の下面にモータ２３がボルト１５によ
り、上記モータ２３のボルト取付部２３ｂの上面と支持
板８のボルト取付部８ｃの下面間に防振ゴム１６を介装
した状態で、固定されている。また、上記支持板８の左
右の側壁８ａ，８ｂに回転軸２５ａが水平に向けた状態
で、回転自在に取り付けられており、この回転軸２５ａ
にアンバランスウエイト２６が取り付けられている。そ
して、上記回転軸２５ａに取り付けたプーリー２５とモ
ータ２３の回転軸２３ａに取り付けたプーリー２４とが
ベルト１８で連結されている。それ以外の部分は図１に
示す実施例と同様であり、同様の部品には同じ番号を付
している。
【００１４】この実施例によれば、プーリー２５の回転
軸２５ａにアンバランスウエイト２６が取り付けられて
いるため、モータ２３の回転がプーリー２５に伝達され
てこのプーリー２５の回転軸２５ａが回転するようにな
ると、この部分で振動が発生し、この振動は支持板８，
取付板５を介して座席１に伝達される。また、モータ２
３は支持板８に防振ゴム１６を介して取り付けられてい
る。このため、モータ２３にはほとんど上記振動が伝達
されず、モータ２３の耐久性が大幅に向上する。
軸２５ａにアンバランスウエイト２６が取り付けられて
いるため、モータ２３の回転がプーリー２５に伝達され
てこのプーリー２５の回転軸２５ａが回転するようにな
ると、この部分で振動が発生し、この振動は支持板８，
取付板５を介して座席１に伝達される。また、モータ２
３は支持板８に防振ゴム１６を介して取り付けられてい
る。このため、モータ２３にはほとんど上記振動が伝達
されず、モータ２３の耐久性が大幅に向上する。
【００１５】なお、上記各実施例において、振動モータ
６、モータ２３、図３の回転軸１７ａおよび図５の回転
軸２５ａを自動車３０の進行方向に対して直交する方向
に取り付けているが、これに限定するものではなく、上
記振動モータ６、モータ２３および回転軸１７ａ，２５
ａを自動車３０の進行方向に対して平行となる方向に取
り付けてもよい。この場合には、座席１は左右に（自動
車３０の進行方向に対して直交する方向に）振動する。
６、モータ２３、図３の回転軸１７ａおよび図５の回転
軸２５ａを自動車３０の進行方向に対して直交する方向
に取り付けているが、これに限定するものではなく、上
記振動モータ６、モータ２３および回転軸１７ａ，２５
ａを自動車３０の進行方向に対して平行となる方向に取
り付けてもよい。この場合には、座席１は左右に（自動
車３０の進行方向に対して直交する方向に）振動する。
【００１６】また、上記各実施例では、基台２を自動車
の床面１２に固定しているが、これに限定するものでは
なく、上記基台２を床面１２に対し前後方向にスライド
自在に取り付けてもよい。
の床面１２に固定しているが、これに限定するものでは
なく、上記基台２を床面１２に対し前後方向にスライド
自在に取り付けてもよい。
【００１７】
【発明の効果】以上のように、本発明のいねむり運転防
止用座席振動装置は、床面に設けた座席支受部に防振材
を介して座席を固定し、この座席の下部に振動モータを
固定したため、また、床面に設けた座席支受部に防振材
を介して座席を固定し、この座席の下部に回転体支持部
を固定し、この回転体支持部に回転体を回転自在に取り
付け、かつ、上記回転体支持部に振動モータを防振材を
介して固定し、上記回転体と振動モータの回転軸とをベ
ルトを介して連結したため、振動モータにより発生した
振動が座席に伝達されて座席が振動するようになる。し
かも、上記のように、振動モータを用いて振動を発生さ
せているため、この振動モータの回転軸の向きを選択す
ることによって座席の振動方向も選択することができ
る。すなわち、上記振動モータの回転軸（もしくは振動
モータの回転軸と回転体の回転軸）を自動車の進行方向
に対して直行する方向に向ける場合には、座席を上下振
動させながらも、この上下振動に、自動車の進行方向に
沿って揺動させるような振動を付与することができる。
また、振動モータの回転軸（もしくは振動モータの回転
軸と回転体の回転軸）を自動車の進行方向に対して沿う
方向に向ける場合には、座席を上下振動させながらも、
この上下振動に、自動車の進行方向に対して直交する方
向に揺動させるような振動を付与することができる。し
たがって、運転者は、自分の好み（眠気を覚ましやすい
揺れ等）に合わせて振動方向を選択することができる。
また、床面に設けた座席支受部に防振材を介して座席を
固定し、この座席の下部に回転体支持部を固定し、この
回転体支持部に回転体の回転軸を回転自在に取り付ける
とともにこの回転軸にアンバランスウエイトを設け、か
つ、上記回転体支持部にモータを防振材を介して固定
し、上記回転体とモータの回転軸とをベルトを介して連
結したため、回転体の回転軸の回転により発生した振動
が座席に伝達されて座席が振動するようになる。したが
って、この座席に座る運転者はいねむりをすることがな
く、いねむり運転による事故を完全に無くすことができ
る。しかも、上記したように、運転者は、自分の好みに
合わせて振動方向を選択することができるという効果も
ある。また、本願発明では、座席そのものが振動するた
め、運転者がどのような姿勢であろうとも、また、運転
者が眠気を催して頭をこくりこくりと振っていても、座
席に座っているかぎり、必ず振動が運転者に伝達され
る。このため、効果的にいねむり運転を防止することが
できるという効果もある。
止用座席振動装置は、床面に設けた座席支受部に防振材
を介して座席を固定し、この座席の下部に振動モータを
固定したため、また、床面に設けた座席支受部に防振材
を介して座席を固定し、この座席の下部に回転体支持部
を固定し、この回転体支持部に回転体を回転自在に取り
付け、かつ、上記回転体支持部に振動モータを防振材を
介して固定し、上記回転体と振動モータの回転軸とをベ
ルトを介して連結したため、振動モータにより発生した
振動が座席に伝達されて座席が振動するようになる。し
かも、上記のように、振動モータを用いて振動を発生さ
せているため、この振動モータの回転軸の向きを選択す
ることによって座席の振動方向も選択することができ
る。すなわち、上記振動モータの回転軸（もしくは振動
モータの回転軸と回転体の回転軸）を自動車の進行方向
に対して直行する方向に向ける場合には、座席を上下振
動させながらも、この上下振動に、自動車の進行方向に
沿って揺動させるような振動を付与することができる。
また、振動モータの回転軸（もしくは振動モータの回転
軸と回転体の回転軸）を自動車の進行方向に対して沿う
方向に向ける場合には、座席を上下振動させながらも、
この上下振動に、自動車の進行方向に対して直交する方
向に揺動させるような振動を付与することができる。し
たがって、運転者は、自分の好み（眠気を覚ましやすい
揺れ等）に合わせて振動方向を選択することができる。
また、床面に設けた座席支受部に防振材を介して座席を
固定し、この座席の下部に回転体支持部を固定し、この
回転体支持部に回転体の回転軸を回転自在に取り付ける
とともにこの回転軸にアンバランスウエイトを設け、か
つ、上記回転体支持部にモータを防振材を介して固定
し、上記回転体とモータの回転軸とをベルトを介して連
結したため、回転体の回転軸の回転により発生した振動
が座席に伝達されて座席が振動するようになる。したが
って、この座席に座る運転者はいねむりをすることがな
く、いねむり運転による事故を完全に無くすことができ
る。しかも、上記したように、運転者は、自分の好みに
合わせて振動方向を選択することができるという効果も
ある。また、本願発明では、座席そのものが振動するた
め、運転者がどのような姿勢であろうとも、また、運転
者が眠気を催して頭をこくりこくりと振っていても、座
席に座っているかぎり、必ず振動が運転者に伝達され
る。このため、効果的にいねむり運転を防止することが
できるという効果もある。
【図１】本発明の一実施例を示す構成図である。
【図２】自動車の概略説明図である。
【図３】本発明の他の実施例を示す構成図である。
【図４】その要部の説明図である。
【図５】本発明のさらに他の実施例を示す構成図であ
る。
る。
【図６】その要部の説明図である。
１ 座席 ３ 座席支受部 ４ 防振ゴム ６ 振動モータ ７ アンバランスウエイト １２ 床面 １６ 防振ゴム １７ プーリー １８ ベルト ２３ モータ ２５ プーリー ２６ アンバランスウエイト
Claims (10)
- 【請求項１】 床面に設けた座席支受部に防振材を介し
て座席を固定し、この座席の下部に振動モータを固定し
座席を振動させるようにしたことを特徴とするいねむり
運転防止用座席振動装置。 - 【請求項２】 振動モータの回転軸が自動車の進行方向
に対して直交する方向に向いている請求項１記載のいね
むり運転防止用座席振動装置。 - 【請求項３】 振動モータの回転軸が自動車の進行方向
に沿う方向に向いている請求項１記載のいねむり運転防
止用座席振動装置。 - 【請求項４】 床面に設けた座席支受部に防振材を介し
て座席を固定し、この座席の下部に回転体支持部を固定
し、この回転体支持部に回転体を回転自在に取り付け、
かつ、上記回転体支持部に振動モータを防振材を介して
固定し、上記回転体と振動モータの回転軸とをベルトを
介して連結したことを特徴とするいねむり運転防止用座
席振動装置。 - 【請求項５】 振動モータの回転軸および回転体の回転
軸が自動車の進行方向に対して直交する方向に向いてい
る請求項４記載のいねむり運転防止用座席振動装置。 - 【請求項６】 振動モータの回転軸および回転体の回転
軸が自動車の進行方向に沿う方向に向いている請求項４
記載のいねむり運転防止用座席振動装置。 - 【請求項７】 振動モータが、モータの回転軸にアンバ
ランスウエイトを設けたものからなる請求項１または４
記載のいねむり運転防止用座席振動装置。 - 【請求項８】 床面に設けた座席支受部に防振材を介し
て座席を固定し、この座席の下部に回転体支持部を固定
し、この回転体支持部に回転体の回転軸を回転自在に取
り付けるとともにこの回転軸にアンバランスウエイトを
設け、かつ、上記回転体支持部にモータを防振材を介し
て固定し、上記回転体とモータの回転軸とをベルトを介
して連結したことを特徴とするいねむり運転防止用座席
振動装置。 - 【請求項９】 モータの回転軸および回転体の回転軸が
自動車の進行方向に対して直交する方向に向いている請
求項８記載のいねむり運転防止用座席振動装置。 - 【請求項１０】 モータの回転軸および回転体の回転軸
が自動車の進行方向に沿う方向に向いている請求項８記
載のいねむり運転防止用座席振動装置。
Priority Applications (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8278344A JPH09164863A (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | いねむり運転防止用座席振動装置 |
Applications Claiming Priority (1)
| Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
|---|---|---|---|
| JP8278344A JPH09164863A (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | いねむり運転防止用座席振動装置 |
Related Parent Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP3163895A Division JP2726577B2 (ja) | 1991-06-08 | 1991-06-08 | いねむり運転防止用座席振動装置 |
Publications (1)
| Publication Number | Publication Date |
|---|---|
| JPH09164863A true JPH09164863A (ja) | 1997-06-24 |
Family
ID=17596029
Family Applications (1)
| Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
|---|---|---|---|
| JP8278344A Pending JPH09164863A (ja) | 1996-10-21 | 1996-10-21 | いねむり運転防止用座席振動装置 |
Country Status (1)
| Country | Link |
|---|---|
| JP (1) | JPH09164863A (ja) |
Cited By (4)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016158759A1 (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-06 | テイ・エス テック株式会社 | 椅子 |
| JP2016185256A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | テイ・エス テック株式会社 | 椅子 |
| JP2016193038A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-17 | テイ・エス テック株式会社 | 椅子 |
| JP2020006183A (ja) * | 2019-08-07 | 2020-01-16 | テイ・エス テック株式会社 | 椅子 |
-
1996
- 1996-10-21 JP JP8278344A patent/JPH09164863A/ja active Pending
Cited By (6)
| Publication number | Priority date | Publication date | Assignee | Title |
|---|---|---|---|---|
| WO2016158759A1 (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-06 | テイ・エス テック株式会社 | 椅子 |
| JP2016185256A (ja) * | 2015-03-27 | 2016-10-27 | テイ・エス テック株式会社 | 椅子 |
| US10486571B2 (en) | 2015-03-27 | 2019-11-26 | Ts Tech Co., Ltd. | Chair |
| US11465540B2 (en) | 2015-03-27 | 2022-10-11 | Ts Tech Co., Ltd. | Chair |
| JP2016193038A (ja) * | 2015-03-31 | 2016-11-17 | テイ・エス テック株式会社 | 椅子 |
| JP2020006183A (ja) * | 2019-08-07 | 2020-01-16 | テイ・エス テック株式会社 | 椅子 |
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Legal Events
| Date | Code | Title | Description |
|---|---|---|---|
| A02 | Decision of refusal |
Free format text: JAPANESE INTERMEDIATE CODE: A02 Effective date: 19991108 |