JP2622441B2 - 座席振動装置 - Google Patents

座席振動装置

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JP2622441B2
JP2622441B2 JP3163898A JP16389891A JP2622441B2 JP 2622441 B2 JP2622441 B2 JP 2622441B2 JP 3163898 A JP3163898 A JP 3163898A JP 16389891 A JP16389891 A JP 16389891A JP 2622441 B2 JP2622441 B2 JP 2622441B2
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iron core
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Inventor
政廣 福岡
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福岡化学株式会社
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Description

【発明の詳細な説明】
【0001】
【産業上の利用分野】この発明は、いねむり運転防止の
ため自動車の運転座席等に用いられる座席振動装置に関
するものである。
【0002】
【従来の技術】自動車等の運転者のいねむり運転を防止
するため各種の装置が提案されている。これらの装置
は、通常、運転者がいねむりをしかけたことを感知する
感知手段と、この感知手段からのいねむり感知信号を受
けて運転者の目を覚まさせる目覚まし手段とを備えてい
る。例えば、感知手段としては、運転者がいねむりをし
かけた場合こくりこくりと頭を前方に傾けるようになる
ため、単位時間当たりに頭を傾けた回数,頭を傾けてい
る時間等からいねむりを感知し、これをいねむり感知信
号として目覚まし手段に送るものがあり、目覚まし手段
としては、上記いねむり感知信号が送られると作動し、
運転者の耳元で大きな音をたてて目を覚まさせるものが
ある。したがつて、この装置によると、運転者がいねむ
りをしかけると、頭の傾き具合により運転者がいねむり
をしかけたことを感知し、これにより、目覚まし手段を
作動させて運転者の目を覚まさせることができる。
【0003】
【発明が解決しようとする課題】しかしながら、上記装
置は、運転者がいねむりをしかけてから目を覚まさせる
ものであるから、運転者が感知手段で感知できない程度
にいねむりをしかけたときに、眠気のため集中力がなく
なつて、事故を起こすことがある。
【0004】この発明は、このような事情に鑑みなされ
たもので、効果的にいねむり運転を防止することのでき
る座席振動装置の提供をその目的とする。
【0005】
【課題を解決するための手段】上記の目的を達成するた
め、この発明の座席振動装置は、鉄心と、上記鉄心の内
部に上下に2段形成される環状の励磁コイル配設用空間
と、上記各励磁コイル配設用空間内にそれぞれ同心状に
配設され直流電流が流される各環状の励磁コイルと、上
記鉄心の上面から上側の励磁コイル配設用空間まで延び
る複数の連通孔と、上記両励磁コイルと同心状に形成さ
れ両励磁コイルより内側で両励磁コイル配設用空間同士
を連通する環状の空隙と、上記鉄心の中央に形成される
上面開口状の縦孔と、上記空隙を上下方向に貫通する状
態で上記両励磁コイルと同心状に配設され交流電流が流
される環状の駆動コイルと、上記鉄心の上側に配設され
座席を支受する基台と、上記基台の下部中央から下方に
延び上記縦孔に上下方向に摺動自在に挿入される棒状体
と、上記縦孔の底部に配設され上記棒状体の下端を受け
止めるばねと、上記基台の下部から下方に延び上記連通
孔を通つて上記駆動コイルに連結される複数の連結片と
を設けたという構成をとる。
【0006】
【作用】すなわち、この発明者は、運転者のいねむり運
転を効果的に防止する装置について、一連の研究を重ね
た結果、運転者がいねむりをしかけてから、これを感知
手段で感知して運転者の目を覚まさせるというのではい
ねむり運転による事故を完全に無くすことはできないこ
とを想起し、さらに研究を重ねて、運転座席を適度に振
動させることにより、運転者が全くいねむりできない状
態にしておけば、いねむり運転が全く無くなつていねむ
り運転による事故を完全に無くせることを見いだしこの
発明に到達した。
【0007】つぎに、この発明を実施例にもとづいて詳
しく説明する。
【0008】
【実施例】図1はこの発明の一実施例を示す一部切欠き
斜視図であり、図2はこの発明の原理図である。これら
の図において、27は支持台であり、その軸支受部(図
示せず)には動電式振動発生機2の左右から水平方向に
延びる支持軸3が回動自在に支受されている。上記動電
式振動発生機2には、座席1を固定する基台5が鉄心4
に支受されている。すなわち、鉄心4は、環状の本体磁
極6と、この本体磁極6の上側に固定されている環状の
上部継鉄7と、上記本体磁極6の下側に固定されている
環状の下部継鉄8と、上部中心磁極9と、下部中心磁極
10を有し、これらが同心状に配設されており、これら
で形成される上下2段の空間11,12内に環状の励磁
コイル13,14が同心状に配設されている。両励磁コ
イル13,14は図3に示す自動車30の車体前部に設
けたバツテリ31に電気的に接続されており、両励磁コ
イル13,14に直流電流が供給されるようになつてい
る。
【0009】また、上記本体磁極6の中央環状突出部6
aには、上下2段の両空間11,12を連通する環状の
空隙15が、上記両励磁コイル13,14と同心状に形
成され、上記上部中心磁極9の中央に縦孔16が貫通状
に形成され、この縦孔16の上部にリニアーボールベア
リング19が固定されている。さらに、上記上部継鉄7
には所定間隔をあけて上記上側の空間11に連通する連
通孔21が形成されている。また、上記下部中心磁極1
0には、その上部に小径の孔と、この孔の下側に大径の
孔が形成され、上記小径の孔にリニアーボールベアリン
グ17が固定され、大径の孔に空気ばね18が設けられ
ている。
【0010】上記基台5は、その下面中央から支受棒
(棒状体)20が下方に向けて延び、上記上部中心磁極
9の縦孔16および下部中心磁極10の小径の孔を通つ
て上記空気ばね18に支受されており、上記両リニアー
ボールベアリング17,19で上下方向に摺動自在に支
持されている。また、上記基台5の下部には、上記連通
孔21に対応する位置から連結片22が下方に延びてお
り、これらの連結片22が上記連通孔21を通つて環状
の駆動コイル23に連結されている。この駆動コイル2
3は上記空隙15に上記励磁コイル13,14と同心状
に配設されている。この駆動コイル23は、上記バツテ
リ31にインバータを介して電気的に接続されており、
このインバータにより上記駆動コイル23に供給される
電気を交流電流に変換している。また、コントロールパ
ネル32には上記両励磁コイル13,14および駆動コ
イル23への電流供給をON,OFF制御するスイツチ
(図示せず)が配置されている。これらの図において、
24はエアシールで、25はループばねで、基台5のま
わり止めの役目を果たしており、26は底部カバーで、
33はハンドルである。
【0011】上記構成において、コントロールパネル3
2のスイツチをON作動させると、励磁コイル13,1
4に直流電流が流れて直流磁束(この直流磁束の流れ方
向を矢印Aで示す)を形成し、この直流磁束と直交する
ように駆動コイル23に交流電流が流れるようになり、
このため、フレミングの左手の法則に従つて矢印B方向
に励振力が作用し、これにより座席1が上下方向に振動
する。したがつて、運転者が少し眠気を感じたら、上記
スイツチを操作してON作動させることにより座席1を
振動させることができ、このため、運転者はいねむりを
することがなくなり、いねむり運転による事故を完全に
無くすことができる。
【0012】上記実施例では、座席最大荷重100kg
で振動数20Hz,振幅15mmの上下振動を座席1に
付与することができる。なお、上記実施例では、コント
ロールパネル32に、励磁コイル13,14および駆動
コイル23への電力供給をON,OFFするスイツチを
配置し、運転者が少し眠気を感じたら、上記スイツチを
押して上記コイル13,14,23に電力を流すように
しているが、これに限定するものではなく、上記スイツ
チに代えて、コントロールパネル32にタイマーを配置
するようにしてもよい。この場合には、上記タイマーの
スイツチを車の発進時等に押しておくことにより、タイ
マーの設定時間(例えば、10分)が経過したときに、
上記コイル13,14,23に電力を流すことができ、
こののち所定時間(例えば、5分)が経過したときに、
自動的に上記コイル13,14,23への電力供給を停
止することができるようになる。このようなタイマー
は、車の発進後所定時間(例えば、10分程度)が経過
したときに、眠気を感じることがこれまでの経験等で予
め判つている場合に、便利である。
【0013】
【発明の効果】以上のように、この発明の座席振動装置
によれば、励磁コイルに直流電流を流し、駆動コイルに
交流電流を流すことにより発生させられた振動が座席に
伝達されて座席が振動するようになる。したがつて、こ
の座席に座る運転者はいねむりをすることがなく、いね
むり運転による事故を完全に無くすことができる。
【図面の簡単な説明】
【図1】この発明の一実施例を示す一部切欠き斜視図で
ある。
【図2】この発明の原理図である。
【図3】自動車の概略説明図である。
【符号の説明】
1 座席 2 動電式振動発生機 4 鉄心 5 基台 11,12 空間 13,14 励磁コイル 15 空隙 16 縦孔 18 空気ばね 20 支受棒 21 連通孔 22 連結片 23 駆動コイル

Claims (1)

    (57)【特許請求の範囲】
  1. 【請求項1】 鉄心と、上記鉄心の内部に上下に2段形
    成される環状の励磁コイル配設用空間と、上記各励磁コ
    イル配設用空間内にそれぞれ同心状に配設され直流電流
    が流される各環状の励磁コイルと、上記鉄心の上面から
    上側の励磁コイル配設用空間まで延びる複数の連通孔
    と、上記両励磁コイルと同心状に形成され両励磁コイル
    より内側で両励磁コイル配設用空間同士を連通する環状
    の空隙と、上記鉄心の中央に形成される上面開口状の縦
    孔と、上記空隙を上下方向に貫通する状態で上記両励磁
    コイルと同心状に配設され交流電流が流される環状の駆
    動コイルと、上記鉄心の上側に配設され座席を支受する
    基台と、上記基台の下部中央から下方に延び上記縦孔に
    上下方向に摺動自在に挿入される棒状体と、上記縦孔の
    底部に配設され上記棒状体の下端を受け止めるばねと、
    上記基台の下部から下方に延び上記連通孔を通つて上記
    駆動コイルに連結される複数の連結片とを設けたことを
    特徴とする座席振動装置。
JP3163898A 1991-06-08 1991-06-08 座席振動装置 Expired - Lifetime JP2622441B2 (ja)

Priority Applications (1)

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JP3163898A JP2622441B2 (ja) 1991-06-08 1991-06-08 座席振動装置

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Publication Number Publication Date
JPH05170016A JPH05170016A (ja) 1993-07-09
JP2622441B2 true JP2622441B2 (ja) 1997-06-18

Family

ID=15782913

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