JPH09164525A - 木質材入り熱可塑性樹脂組成物の製造方法 - Google Patents
木質材入り熱可塑性樹脂組成物の製造方法Info
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- JPH09164525A JPH09164525A JP34769595A JP34769595A JPH09164525A JP H09164525 A JPH09164525 A JP H09164525A JP 34769595 A JP34769595 A JP 34769595A JP 34769595 A JP34769595 A JP 34769595A JP H09164525 A JPH09164525 A JP H09164525A
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- Japan
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- mixing
- thermoplastic resin
- resin composition
- cooling
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Abstract
(57)【要約】 (修正有)
【課題】 均一形状の造粒品とすることができる木質材
入り熱可塑性樹脂組成物を得る。 【解決手段】 熱媒体ジャケット付き容器固定形加熱混
合機によって、熱可塑性樹脂組成物とセルロース系破砕
物とを攪拌混合することにより、熱可塑性樹脂組成物の
軟化温度(溶融温度)以上に昇温させつつ、軟化混合が
行われる第1の混合工程、および該第1の混合工程にお
いて軟化混合された混合物を冷却媒体ジャケット付きの
容器固定形冷却混合機により冷却混合する第2の混合行
程により予備混合物を得る予備混合行程と、該予備混合
行程により得られた予備混合物を、連続式二本ロール型
混練装置の原材料供給部3に定量供給を行い、両ロール
1、2を通過する間に溶融・混練を行い、温度調節可能
な造粒化装置4による造粒品製造行程よりなる。
入り熱可塑性樹脂組成物を得る。 【解決手段】 熱媒体ジャケット付き容器固定形加熱混
合機によって、熱可塑性樹脂組成物とセルロース系破砕
物とを攪拌混合することにより、熱可塑性樹脂組成物の
軟化温度(溶融温度)以上に昇温させつつ、軟化混合が
行われる第1の混合工程、および該第1の混合工程にお
いて軟化混合された混合物を冷却媒体ジャケット付きの
容器固定形冷却混合機により冷却混合する第2の混合行
程により予備混合物を得る予備混合行程と、該予備混合
行程により得られた予備混合物を、連続式二本ロール型
混練装置の原材料供給部3に定量供給を行い、両ロール
1、2を通過する間に溶融・混練を行い、温度調節可能
な造粒化装置4による造粒品製造行程よりなる。
Description
【0001】
【発明の属する技術分野】本発明は、熱可塑性樹脂組成
物と木破砕物等のセルロース系破砕物を予備混合行程に
おいて予備混合物を得、引き続く溶融・混練および造粒
品製造行程において該予備混合物を連続式二本ロール型
混練機により溶融・混練を行ない、造粒化装置にてほぼ
均一形状の造粒品を得る木質材入り熱可塑性樹脂の製造
方法に関する。
物と木破砕物等のセルロース系破砕物を予備混合行程に
おいて予備混合物を得、引き続く溶融・混練および造粒
品製造行程において該予備混合物を連続式二本ロール型
混練機により溶融・混練を行ない、造粒化装置にてほぼ
均一形状の造粒品を得る木質材入り熱可塑性樹脂の製造
方法に関する。
【0002】より詳しくは、木質材、例えばセルロース
系破砕物の性質を損なわずに、射出成形、異形押出成
形、プレス成形のハンドリング性、成形性、計量安定性
などに優れるセスロース系破砕物20〜60wt%含有
熱可塑性木質樹脂組成物の均一形状の造粒品を得る木質
材入り熱可塑性樹脂組成物の製造方法に関するものであ
る。
系破砕物の性質を損なわずに、射出成形、異形押出成
形、プレス成形のハンドリング性、成形性、計量安定性
などに優れるセスロース系破砕物20〜60wt%含有
熱可塑性木質樹脂組成物の均一形状の造粒品を得る木質
材入り熱可塑性樹脂組成物の製造方法に関するものであ
る。
【0003】
【従来の技術】セルロース系破砕物の利用分野は、パー
チクルボードなどが知られており、これは、木材小薄片
に接着剤ならびに必要に応じ硬化促進剤を加え、所定形
状に圧縮して作られる。
チクルボードなどが知られており、これは、木材小薄片
に接着剤ならびに必要に応じ硬化促進剤を加え、所定形
状に圧縮して作られる。
【0004】木材小薄片の代わりに木材チップを解繊し
て得たファイバーに上記結合剤、および硬化促進剤を加
え、圧縮して作られたファイバーボードも知られてい
る。
て得たファイバーに上記結合剤、および硬化促進剤を加
え、圧縮して作られたファイバーボードも知られてい
る。
【0005】パーチクルボードやファイバーボードは、
その使い勝手の良さからテーブル、カウンター、家具な
どの木製什器、あるいは床材、壁材などの木製建材の表
面材として用いられている。ただし、これらはいずれも
圧縮により得られた板材を木工工作機などにより加工し
て利用されている。
その使い勝手の良さからテーブル、カウンター、家具な
どの木製什器、あるいは床材、壁材などの木製建材の表
面材として用いられている。ただし、これらはいずれも
圧縮により得られた板材を木工工作機などにより加工し
て利用されている。
【0006】また、セルロース系破砕物含有木質樹脂組
成物の製造方法としてバンバリー、加圧ニーダー、加圧
ブレンダーなどのバッチ式ブレンダーで、乾燥した木粉
と樹脂組成物を溶融・混練した後、粉砕機により粉砕処
理し、異形成形、射出成形、プレス成形するという技術
については幾つか提案されている。
成物の製造方法としてバンバリー、加圧ニーダー、加圧
ブレンダーなどのバッチ式ブレンダーで、乾燥した木粉
と樹脂組成物を溶融・混練した後、粉砕機により粉砕処
理し、異形成形、射出成形、プレス成形するという技術
については幾つか提案されている。
【0007】しかしながら、それらの方法で得られたセ
ルロース系破砕物入り熱可塑性樹脂組成物は、形状が粉
砕品のため、粒度分布が広く、射出成形、異形押出し成
形、プレス成形等の際の前工程(材料搬送、材料乾燥工
程)においてのハンドリング性が悪く、また成形性(計
量安定性)にも悪影響を及ぼす。つまり、上記の問題を
解決するためには、均一形状の造粒品を得ることが必要
である。
ルロース系破砕物入り熱可塑性樹脂組成物は、形状が粉
砕品のため、粒度分布が広く、射出成形、異形押出し成
形、プレス成形等の際の前工程(材料搬送、材料乾燥工
程)においてのハンドリング性が悪く、また成形性(計
量安定性)にも悪影響を及ぼす。つまり、上記の問題を
解決するためには、均一形状の造粒品を得ることが必要
である。
【0008】
【発明が解決しようとする課題】本発明の目的は、上述
のような従来技術の欠点を解消し、セルロース系破砕物
のような木質材を含みかつ均一形状の木質材入り熱可塑
性樹脂組成物をえるための製造方法を提供することであ
る。
のような従来技術の欠点を解消し、セルロース系破砕物
のような木質材を含みかつ均一形状の木質材入り熱可塑
性樹脂組成物をえるための製造方法を提供することであ
る。
【0008】
【課題を解決するための手段】本発明の課題は、熱媒体
ジャケット付き容器固定形加熱混合機によって、熱可塑
性樹脂組成物とセルロース系破砕物とを攪拌混合するこ
とにより、前記熱媒体による加熱と攪拌の際の剪断発熱
とにより、前記混合物に含まれる熱可塑性樹脂組成物の
軟化温度(溶融温度)以上に昇温させつつ、軟化混合が
行われる第1の混合行程、および該第1の混合行程にお
いて軟化混合された混合物を冷却媒体ジャケット付きの
容器固定形冷却混合機により冷却混合する第2の混合行
程、により、予備混合物を得る予備混合行程と、該予備
混合行程により得られた予備混合物を、個別に温度調節
ならびに回転速度調節可能な、互いに内側に回転する前
ロール1ならびに後ロール2を備えた連続式二本ロール
型混練装置の原材料供給部3に定量供給を行ない、前記
両ロール1、2を通過する間に溶融・混練を行ない、温
度調節可能な造粒化装置4による造粒品製造行程と、よ
りなる木質材入り熱可塑性樹脂組成物の製造方法によっ
て解決される。
ジャケット付き容器固定形加熱混合機によって、熱可塑
性樹脂組成物とセルロース系破砕物とを攪拌混合するこ
とにより、前記熱媒体による加熱と攪拌の際の剪断発熱
とにより、前記混合物に含まれる熱可塑性樹脂組成物の
軟化温度(溶融温度)以上に昇温させつつ、軟化混合が
行われる第1の混合行程、および該第1の混合行程にお
いて軟化混合された混合物を冷却媒体ジャケット付きの
容器固定形冷却混合機により冷却混合する第2の混合行
程、により、予備混合物を得る予備混合行程と、該予備
混合行程により得られた予備混合物を、個別に温度調節
ならびに回転速度調節可能な、互いに内側に回転する前
ロール1ならびに後ロール2を備えた連続式二本ロール
型混練装置の原材料供給部3に定量供給を行ない、前記
両ロール1、2を通過する間に溶融・混練を行ない、温
度調節可能な造粒化装置4による造粒品製造行程と、よ
りなる木質材入り熱可塑性樹脂組成物の製造方法によっ
て解決される。
【0009】すなわち、熱媒体ジャケット付き高速攪拌
形加熱混合機と冷却媒体ジャケット付き高速攪拌冷却混
合機とを組み合わせたユニット型混合装置により、木質
材と熱可塑性樹脂とからなる原材料の混合を行うことに
より予備混合品を得、得られた予備混合品を、個別に温
度調節ならびに回転速度調節が可能であって互いに内側
に回転する2本のロール1、2を有する連続式二本ロー
ル型混練装置の材料供給部3に定量供給しつつ、溶融・
混練を行ない、温度調節可能な造粒化装置4によって造
粒品を得る、木質材入り熱可塑性樹脂組成物の製造方法
によって解決される。
形加熱混合機と冷却媒体ジャケット付き高速攪拌冷却混
合機とを組み合わせたユニット型混合装置により、木質
材と熱可塑性樹脂とからなる原材料の混合を行うことに
より予備混合品を得、得られた予備混合品を、個別に温
度調節ならびに回転速度調節が可能であって互いに内側
に回転する2本のロール1、2を有する連続式二本ロー
ル型混練装置の材料供給部3に定量供給しつつ、溶融・
混練を行ない、温度調節可能な造粒化装置4によって造
粒品を得る、木質材入り熱可塑性樹脂組成物の製造方法
によって解決される。
【0010】高速攪拌形加熱混合機および高速攪拌型冷
却混合機としては、ヘンシェルミキサーがある。また、
その他の混合装置であるマイクロスピードミキサー、ス
ーパーミキサー、リボン型混合機、遊星運動型混合機等
の加熱混合機とすることができ、さらに冷却混合機と
を、同一形式または異なる形式の混合機を組み合わせる
こともできる。
却混合機としては、ヘンシェルミキサーがある。また、
その他の混合装置であるマイクロスピードミキサー、ス
ーパーミキサー、リボン型混合機、遊星運動型混合機等
の加熱混合機とすることができ、さらに冷却混合機と
を、同一形式または異なる形式の混合機を組み合わせる
こともできる。
【0011】これらの熱媒体ジャケット付き容器固定形
加熱混合機はいずれも、非密閉・非加圧状態で混合する
ことにより、該配合物を加熱した際に発生する揮発ガス
(水蒸気、分解ガスなど)の除去が容易である。
加熱混合機はいずれも、非密閉・非加圧状態で混合する
ことにより、該配合物を加熱した際に発生する揮発ガス
(水蒸気、分解ガスなど)の除去が容易である。
【0012】また、図1に示す、熱媒体ジャケット付き
高速攪拌形加熱混合機と冷却媒体ジャケット付き高速攪
拌冷却混合機を組み合わせたユニット型混合装置(三井
鉱山(株)製;ヘンシェル フルダイゼーダ(商品
名))にて予備混合物を得ることも好ましい。
高速攪拌形加熱混合機と冷却媒体ジャケット付き高速攪
拌冷却混合機を組み合わせたユニット型混合装置(三井
鉱山(株)製;ヘンシェル フルダイゼーダ(商品
名))にて予備混合物を得ることも好ましい。
【0013】得られた混合物を、図2に示した表面に螺
旋状の溝を有し、互いに内側に回転する2本の円筒形状
の前ロール1および後ロール2を有する連続式二本ロー
ル型混練機の材料供給部3に定量供給機を用い連続供給
し混練を行う。
旋状の溝を有し、互いに内側に回転する2本の円筒形状
の前ロール1および後ロール2を有する連続式二本ロー
ル型混練機の材料供給部3に定量供給機を用い連続供給
し混練を行う。
【0014】連続式2本ロール型混練機の各ロールは中
空状になっており、蒸気、油などの熱媒体により各ロー
ル表面部分の温度を任意にコントロールすることができ
る構造となっている。
空状になっており、蒸気、油などの熱媒体により各ロー
ル表面部分の温度を任意にコントロールすることができ
る構造となっている。
【0015】また、各ロールの原材料供給部3に供給さ
れたセルロース系破砕物、および熱可塑性樹脂組成物を
それぞれ、部分的に破断された矢印Aのように移動す
る。この間、予備混練物は、ロール表面温度により加熱
されると同時に、ロールの回転に伴い、2本のロール間
の隙間部で急激な圧縮力、剪断力が与えられ発熱しなが
ら溶融し、ロール表面に付着した状態でロール間の隙間
部で繰り返し圧縮剪断を受けて混練される。
れたセルロース系破砕物、および熱可塑性樹脂組成物を
それぞれ、部分的に破断された矢印Aのように移動す
る。この間、予備混練物は、ロール表面温度により加熱
されると同時に、ロールの回転に伴い、2本のロール間
の隙間部で急激な圧縮力、剪断力が与えられ発熱しなが
ら溶融し、ロール表面に付着した状態でロール間の隙間
部で繰り返し圧縮剪断を受けて混練される。
【0016】次いで、ロール排出側の造粒化装置4のロ
ールに圧縮され、造粒化装置ロールに均等に開けられて
いる均一直径の穴から圧縮された該混練物が押し出さ
れ、それを裁断することにより、ロールに開けられた穴
の直径に依存する均一形状の造粒品を得ることができ
る。つまり、造粒化装置の温度設定、穴直径の選定によ
り出来上がりの造粒品の直径を任意に選択できる。
ールに圧縮され、造粒化装置ロールに均等に開けられて
いる均一直径の穴から圧縮された該混練物が押し出さ
れ、それを裁断することにより、ロールに開けられた穴
の直径に依存する均一形状の造粒品を得ることができ
る。つまり、造粒化装置の温度設定、穴直径の選定によ
り出来上がりの造粒品の直径を任意に選択できる。
【0017】この様に、連続式二本ロール混練装置にて
得られた木質材入り熱可塑性樹脂組成物の造粒品は、従
来の方法(加圧ブレンダーにて混練した後、粉砕して得
た材料)にて得られた粉砕品形状の材料にくらべ、射出
成形、異形成形、プレス成形のハンドリング性、成形
性、計量安定性等に優れる均一な粒度分布を示す。
得られた木質材入り熱可塑性樹脂組成物の造粒品は、従
来の方法(加圧ブレンダーにて混練した後、粉砕して得
た材料)にて得られた粉砕品形状の材料にくらべ、射出
成形、異形成形、プレス成形のハンドリング性、成形
性、計量安定性等に優れる均一な粒度分布を示す。
【0018】一方、本発明で使用されるセルロース系破
砕物には、破砕チップ、パルプ、木材加工工程から生じ
る廃材、おがくず、もみ殻やそれを破砕した紛状にした
もの、あるいは強い剪断力にて解繊して繊維状にしたも
のなどが挙げられる。
砕物には、破砕チップ、パルプ、木材加工工程から生じ
る廃材、おがくず、もみ殻やそれを破砕した紛状にした
もの、あるいは強い剪断力にて解繊して繊維状にしたも
のなどが挙げられる。
【0019】また、熱可塑性樹脂組成物成分としては、
特に制限はないが、例えば、ポリフェニレンエーテルに
ポリスチレンを任意の量で加えたもの(以下、変性PP
E樹脂)、公知のポリスチレン樹脂、ポリカーボネート
樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレン
テレフタレート樹脂、PMMA樹脂、各種のアクリロニ
トリルスチレン共重合体。例えば公知のAS樹脂、AE
S樹脂、ASA樹脂(アクリレート成分はとくに制限は
無いが好ましくはブチルアクリレートが良い)、塩化ビ
ニル樹脂、ポリプロピレン樹脂等を単独または併用にて
用いられる。好ましくは、変性PPE樹脂組成物が用い
られる。また物性を損なわない限りにおいて、顔料、ゴ
ム、補強材、その他添加剤などを添加することができ
る。
特に制限はないが、例えば、ポリフェニレンエーテルに
ポリスチレンを任意の量で加えたもの(以下、変性PP
E樹脂)、公知のポリスチレン樹脂、ポリカーボネート
樹脂、ポリブチレンテレフタレート樹脂、ポリエチレン
テレフタレート樹脂、PMMA樹脂、各種のアクリロニ
トリルスチレン共重合体。例えば公知のAS樹脂、AE
S樹脂、ASA樹脂(アクリレート成分はとくに制限は
無いが好ましくはブチルアクリレートが良い)、塩化ビ
ニル樹脂、ポリプロピレン樹脂等を単独または併用にて
用いられる。好ましくは、変性PPE樹脂組成物が用い
られる。また物性を損なわない限りにおいて、顔料、ゴ
ム、補強材、その他添加剤などを添加することができ
る。
【0020】
【発明の実施の形態】以下、本発明を実施例により詳細
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。
に説明するが、本発明はこれらの実施例に限定されるも
のではない。
【0021】 配合表の内容 配合1.変性PPE樹脂 Noryl115(登録商標;日本ジーイープラ スチックス(株)製) 50重量部 セルロース系破砕物(100メッシュ以下に粉砕された木粉) 50重量部 酸化チタン R680(商品名:石原産業(株)製)10重量部 配合2.変性PPE樹脂 Noryl115(登録商標;日本ジーイープラ スチックス(株)製) 55重量部 セルロース系破砕物(100メッシュ以下に粉砕された木粉) 25重量部 ゴム成分(Kraton G1651(登録商標:シェルケミカ ルズ製) 14重量部 酸化チタン R680(商品名:石原産業(株)製)10重量部 配合3.変性PPE樹脂 Noryl115(登録商標;日本ジーイープラ スチックス(株)製) 50重量部 セルロース系破砕物(200メッシュ以下に粉砕された木粉) 25重量部 ゴム成分(Kraton G1651(登録商標:シェルケミカ ルズ製) 14重量部 酸化チタン R680(商品名:石原産業(株)製)10重量部 配合4.ポリスチレン樹脂 HT644(商品名:三菱化学(株)製) 50重量部 セルロース系破砕物(200メッシュ以下に選別した木粉) 50重量部 酸化チタン R680(商品名:石原産業(株)製)10重量部
【0022】
【表1】 表中の符号の対応: FT:前ロール供給側 FD:前ロール排出側 BT:後ロール供給側 BD:後ロール排出側 FR:前ロール BR:後ロール
【0023】製造装置 第1行程(予備混合装置:図1) ヘンシェル フルダイゼーダ FD500(商標:三井
鉱山(株)製) 媒体種類 加熱混合機: 蒸気ジャケット付き 冷却混合機: 水冷ジャケット付き
鉱山(株)製) 媒体種類 加熱混合機: 蒸気ジャケット付き 冷却混合機: 水冷ジャケット付き
【0024】第2工程(連続式二本ロール型混練機:図
2) ニーデックスmos210−1500(商標:三井鉱山
(株)製) 各ロール全長 : 1486mm 各ロールの直径 : 210mm 造粒化装置の穴直径: 4.00mm
2) ニーデックスmos210−1500(商標:三井鉱山
(株)製) 各ロール全長 : 1486mm 各ロールの直径 : 210mm 造粒化装置の穴直径: 4.00mm
【0025】
【表2】
【0026】実施例1〜4 上記配合表1の割合で計算された原料(合計90kg)
を、蒸気により80℃に加熱された500リットル ヘ
ンシェル フルダイゼーダ(加熱混合機段)に投入し
た。そして、適切な回転数にて攪拌すると摩擦熱により
昇温し、生産条件表に示す軟化温度にて配合された樹脂
組成物が軟化し、軟化混合される。
を、蒸気により80℃に加熱された500リットル ヘ
ンシェル フルダイゼーダ(加熱混合機段)に投入し
た。そして、適切な回転数にて攪拌すると摩擦熱により
昇温し、生産条件表に示す軟化温度にて配合された樹脂
組成物が軟化し、軟化混合される。
【0027】軟化混合を数秒行った後、軟化混合材料を
水により冷却された1050リットル ヘンシェル フ
ルダイゼーダ(冷却混合機段)に投入し、冷却攪拌する
ことにより、配合1の粉末状混合物を得た。
水により冷却された1050リットル ヘンシェル フ
ルダイゼーダ(冷却混合機段)に投入し、冷却攪拌する
ことにより、配合1の粉末状混合物を得た。
【0028】得られた混合物を定量供給機にて図2に示
した連続式二本ロール混練機に定量供給し、生産条件表
1に示す条件にて、溶融・混練し、穴直径φ4.00m
m造粒化装置により造粒品を得た。
した連続式二本ロール混練機に定量供給し、生産条件表
1に示す条件にて、溶融・混練し、穴直径φ4.00m
m造粒化装置により造粒品を得た。
【0029】得られた造粒品100個の直径を測定し、
表2のような統計値を得た。表1の2、3、4の配合に
おいても、上記と同様の方法にて造粒品を得、同様の評
価を行った。その結果は、表2に示す通りである。
表2のような統計値を得た。表1の2、3、4の配合に
おいても、上記と同様の方法にて造粒品を得、同様の評
価を行った。その結果は、表2に示す通りである。
【0030】比較例1 上記配合表1の割合で計算された原料(合計90kg)
を蒸気により80℃に加熱された500リットル ヘン
シェル フルダイゼーダ(加熱混合機)に投入し、適切
な回転数にて攪拌すると摩擦熱により昇温し、生産条件
表1に示す軟化温度にてそれぞれ配合された樹脂組成物
が軟化し、軟化混合される。
を蒸気により80℃に加熱された500リットル ヘン
シェル フルダイゼーダ(加熱混合機)に投入し、適切
な回転数にて攪拌すると摩擦熱により昇温し、生産条件
表1に示す軟化温度にてそれぞれ配合された樹脂組成物
が軟化し、軟化混合される。
【0031】実施例1と同じ様に、数秒間の軟化混合で
冷却用のヘンシェルフルダイゼーダ(冷却混合機)に排
出すると粉末状の混合物が得られる。ため、加熱混合機
(昇温ミキサー)内にて軟化混合の状態をさらに継続
し、溶融混合状態になるまで攪拌し、攪拌後、水により
冷却された1050リットル ヘンシェル フルダイゼ
ーダ(冷却混合機)に材料を投入し、冷却攪拌し、得ら
れたそれぞれの混合物(最大50mm程度の固まり)を
直径8mmのスクリーンを入れた粉砕機にて粉砕した。
冷却用のヘンシェルフルダイゼーダ(冷却混合機)に排
出すると粉末状の混合物が得られる。ため、加熱混合機
(昇温ミキサー)内にて軟化混合の状態をさらに継続
し、溶融混合状態になるまで攪拌し、攪拌後、水により
冷却された1050リットル ヘンシェル フルダイゼ
ーダ(冷却混合機)に材料を投入し、冷却攪拌し、得ら
れたそれぞれの混合物(最大50mm程度の固まり)を
直径8mmのスクリーンを入れた粉砕機にて粉砕した。
【0032】得られた粉砕品は、非定形形状であり、直
径の測定は、困難なため、50kgを目開き5mm2、
目開き2mm2のフルイ機により分級し、それぞれの比
率を測定し、実施例と比較した。
径の測定は、困難なため、50kgを目開き5mm2、
目開き2mm2のフルイ機により分級し、それぞれの比
率を測定し、実施例と比較した。
【0033】
【発明の効果】以上説明したように、従来の製法により
得られる熱可塑性木質樹脂組成物の造粒物は、粉砕品で
あるため、非定形形状である。
得られる熱可塑性木質樹脂組成物の造粒物は、粉砕品で
あるため、非定形形状である。
【0034】本発明の製法を用いることにより、熱可塑
性木質樹脂組成物の均一形状の造粒品を容易に得ること
ができ、得られた造粒品は、その均一な形状により、優
れた成形ハンドリング性、成形性、計量安定性を示し
た。
性木質樹脂組成物の均一形状の造粒品を容易に得ること
ができ、得られた造粒品は、その均一な形状により、優
れた成形ハンドリング性、成形性、計量安定性を示し
た。
【図1】図1は、予備混合装置の構成原理を示す説明図
である。
である。
【図2】図2は、連続式二本ロール型混練装置の構成原
理を示す説明図である。
理を示す説明図である。
1 前ロール 2 後ロール 3 原材料供給部 4 造粒化装置
フロントページの続き (51)Int.Cl.6 識別記号 庁内整理番号 FI 技術表示箇所 B29B 13/04 9350−4F B29B 13/04 // B29K 101:12 311:14
Claims (2)
- 【請求項1】 熱媒体ジャケット付き容器固定形加熱混
合機によって、熱可塑性樹脂組成物とセルロース系破砕
物とを攪拌混合することにより、前記熱媒体による加熱
と攪拌の際の剪断発熱とにより、前記混合物に含まれる
熱可塑性樹脂組成物の軟化温度(溶融温度)以上に昇温
させつつ、軟化混合が行われる第1の混合行程、および
該第1の混合行程において軟化混合された混合物を冷却
媒体ジャケット付きの容器固定形冷却混合機により冷却
混合する第2の混合行程、により、予備混合物を得る予
備混合行程と、 該予備混合行程により得られた予備混合物を、個別に温
度調節ならびに回転速度調節可能な、互いに内側に回転
する前ロール(1)ならびに後ロール(2)を備えた連
続式二本ロール型混練装置の原材料供給部(3)に定量
供給を行ない、前記両ロール(1、2)を通過する間に
溶融・混練を行ない、温度調節可能な造粒化装置(4)
による溶融・混練および造粒品製造行程と、よりなるこ
とを特徴とする、木質材入り熱可塑性樹脂組成物の製造
方法。 - 【請求項2】 熱媒体ジャケット付き高速攪拌形加熱混
合機と冷却媒体ジャケット付き高速攪拌冷却混合機とを
組み合わせたユニット型混合装置により木質材と熱可塑
性樹脂とからなる原材料の予備混合を行うことにより予
備混合品を得、得られた予備混合品を、個別に温度調節
および回転速度調節可能であって互いに内側に回転する
2本のロール(1、2)を有する連続式二本ロール型混
練装置の原材料供給部(3)に定量供給しつつ、溶融・
混練を行ない、温度調節可能な造粒化装置(4)によっ
て造粒品を得ることを特徴とする、木質材入り熱可塑性
樹脂組成物の製造方法。
Priority Applications (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34769595A JPH09164525A (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 木質材入り熱可塑性樹脂組成物の製造方法 |
Applications Claiming Priority (1)
Application Number | Priority Date | Filing Date | Title |
---|---|---|---|
JP34769595A JPH09164525A (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 木質材入り熱可塑性樹脂組成物の製造方法 |
Publications (1)
Publication Number | Publication Date |
---|---|
JPH09164525A true JPH09164525A (ja) | 1997-06-24 |
Family
ID=18391955
Family Applications (1)
Application Number | Title | Priority Date | Filing Date |
---|---|---|---|
JP34769595A Pending JPH09164525A (ja) | 1995-12-15 | 1995-12-15 | 木質材入り熱可塑性樹脂組成物の製造方法 |
Country Status (1)
Country | Link |
---|---|
JP (1) | JPH09164525A (ja) |
-
1995
- 1995-12-15 JP JP34769595A patent/JPH09164525A/ja active Pending
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